JP2000198064A - 研磨機用キャリヤ - Google Patents

研磨機用キャリヤ

Info

Publication number
JP2000198064A
JP2000198064A JP190199A JP190199A JP2000198064A JP 2000198064 A JP2000198064 A JP 2000198064A JP 190199 A JP190199 A JP 190199A JP 190199 A JP190199 A JP 190199A JP 2000198064 A JP2000198064 A JP 2000198064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass substrate
carrier
buffer member
polishing machine
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP190199A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Katsumi
昌高 勝見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP190199A priority Critical patent/JP2000198064A/ja
Publication of JP2000198064A publication Critical patent/JP2000198064A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨時のワーク表面の傷つきを確実に防止す
る。 【解決手段】 キャリヤ2のワーク保持穴21の内周面
全周にガラス基板1の材質よりも軟質の樹脂材等よりな
るリング状の緩衝部材5を嵌め込んで、当該緩衝部材5
に囲まれた空間内にワーク1を位置させて研磨する。研
磨の際に、硬い砥粒がガラス基板1と緩衝部材5の間に
挟まれると、軟質の緩衝部材5が変形してガラス基板1
外周面への砥粒の当りを和らげる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は研磨機用キャリヤに
関し、特に砥粒によるワーク表面の傷つきを生じない研
磨機用キャリヤの構造改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図4、図5にはワークたるガラス基板の
研磨に多用されている両面研磨機の一例を示す。図4に
おいて、上下に位置して相対回転する上定盤3と下定盤
4の間にキャリヤ2が位置している。このキャリヤ2は
図5に示すように円形の板体で、その板面には周方向へ
等間隔で円形のワーク保持穴21が設けられている。そ
して、各ワーク保持穴21内にはこれよりもやや小径の
円形ガラス基板1が挿置されている。ガラス基板1の厚
みはキャリヤ2よりも厚く(図4)、ガラス基板1の上
下面はそれぞれ上定盤3と下定盤4(実際にはこれらの
下面ないし上面に接合されたパッド)に接している。
【0003】キャリヤ2には外周に歯形22(図5)が
形成されており、この歯形22は、キャリヤ2の外方に
位置して図5の矢印方向へ回転するリング状のインター
ナルギヤ5の歯形51に噛合するとともに、内方では図
5の矢印方向へ回転する中心ギヤ6の歯形61と噛合し
ている。これにより、キャリヤ2は矢印で示すように自
転しつつ公転する遊星旋回を行ない、ワーク保持穴21
内に挿置されたガラス基板1の上下面が、これらと相対
移動する上定盤3ないし下定盤4の間に供給された研磨
剤中の砥粒によって研磨される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガラス基板
1の外周とワーク保持穴21の内周との間には図6に示
すように隙間dが生じており、この隙間dは通常0.5
mm〜0.6mm程度ある。このため、図7に示すよう
に研磨作業時に、上下の定盤3,4とガラス基板1間に
供給された砥粒Gが上記隙間dに入り込む。特にラッピ
ング(荒研磨)時には硬い砥粒Gを使用するため、砥粒
Gがガラス基板1の外周とワーク保持穴21の内周との
間に挟まれると、エポキシガラス等よりなるキャリヤ2
の材質の方がガラス基板1の材質よりも硬いために砥粒
Gがガラス基板1の外周面に押しつけられると往々にし
てガラス基板1の外周部が欠けることがあった。欠けた
基板部分Pは図7の矢印で示すようにガラス基板1の板
面と定盤4(あるいは定盤5)との間に入り込み、これ
によって基板表面に傷がつく。
【0005】そこで、本発明はこのような課題を解決す
るもので、研磨時のワーク表面の傷つきを確実に防止で
きる研磨機用キャリヤを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、研磨されるワーク
(1)を保持し定盤(3,4)上に位置させられる研磨
機用キャリヤ(2)において、キャリヤ(2)のワーク
保持穴(21)の内周面全周にワーク(1)の材質より
も軟質の材料よりなるリング状の緩衝部材(5)を設け
て、当該緩衝部材(5)に囲まれた空間内にワーク
(1)を位置させて研磨する。
【0007】請求項1に記載の発明において、研磨の際
に、硬い砥粒がガラス基板と緩衝部材の間に挟まれた場
合、緩衝部材の材質はガラス基板よりも軟質であるため
に、砥粒が当たると緩衝部材が変形する。これにより、
ガラス基板外周面への砥粒の当りが和らげられ、この結
果、ガラス基板の外周部が欠けて基板表面が傷付くおそ
れが解消される。
【0008】なお、上記カッコ内の符号は、後述する実
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1にはキャリ
ヤの平面図を示す。図において、硬質のエポキシガラス
等よりなるキャリヤ2の板面には周方向へ等間隔で円形
のワーク保持穴21が形成されており、各ワーク保持穴
21内には一定幅のリング状緩衝部材5が嵌め込まれて
いる。そして、この緩衝部材5に囲まれた円形空間内に
隙間dを形成してワークとしてのガラス基板1が挿置さ
れている。緩衝部材5の材質はガラス基板1よりも軟質
のものであるとともに、ガラス基板1や砥粒Gが衝突し
ても破片化しにくいものであることが好ましい。このよ
うな緩衝部材5の材料としては、ゴム材や樹脂材が広く
使用できるが、ガラス基板1を保持するという構造的な
制約を満たす材料である必要がある。なお、研磨機の他
の構造は既に説明した従来例と同様である。
【0010】このような緩衝部材5を設けたワーク保持
穴21内にガラス基板1を挿置して研磨すると、図2に
示すように、上下の定盤3,4とガラス基板1間に供給
されたラッピング処理時の硬い砥粒が上記隙間d内に入
り込む。ここにおいて、硬い砥粒dがガラス基板1の外
周面と緩衝部材5との間に挟まれた場合、緩衝部材5の
材質はガラス基板1よりも軟質であるために、砥粒Gが
当たると緩衝部材5が変形する。これにより、硬い砥粒
Gがガラス基板1の外周面に過度な圧力で当ることが避
けられ、その当りが和らげられるから、ガラス基板1の
外周部が欠けて基板表面が傷つけられるという従来の不
具合は解消される。
【0011】(第2実施形態)図3にはワーク保持穴2
1部の平面図を示す。図において、ワーク保持穴21に
は内周面に周方向へ等間隔で矩形の溝211が多数形成
されており、一方、リング状の緩衝部材5の外周面には
上記各溝211に対応して矩形の凸部51が形成され
て、これら凸部51がそれぞれ溝211内に嵌め込まれ
ている。このような構造によれば、第1実施形態とほぼ
同一径の緩衝部材5を使用してもその実質的な外周長が
長くなるから、摩擦力によってワーク保持穴21の内周
面に緩衝部材5がより強固に保持され、第1実施形態と
同様の作用効果が得られる。
【0012】(その他の実施形態)上記第1および第2
実施形態で、緩衝部材5をワーク保持穴21内に嵌め込
むだけでなく、緩衝部材5の外周面をワーク保持穴21
の内周面に接着するようにすれば、緩衝部材5をより確
実にワーク保持穴21内に保持させることができる。な
お、本発明は片面研磨機にも適用できることはもちろん
である。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明の研磨機用キャリ
ヤによれば、研磨時のワーク表面の傷つきを確実に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す、キャリヤの全体
平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿ったキャリヤの要部拡大断
面図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す、ワーク保持穴の
拡大平面図である。
【図4】従来例を示す、研磨機の半部垂直断面図で、図
5のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】従来例を示す、研磨機の半部水平断面図で、図
4のV−V線に沿った断面図である。
【図6】従来例を示す、ワーク保持穴の拡大水平断面図
である。
【図7】従来例を示す、ワーク研磨中のキャリヤの要部
拡大断面図である。
【符号の説明】
1…ガラス基板、2…キャリヤ、21…ワーク保持穴、
3…上定盤、4…下定盤、5…干渉部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨されるワークを保持し定盤上に位置
    させられる研磨機用キャリヤにおいて、前記キャリヤの
    ワーク保持穴の内周面全周に前記ワークの材質よりも軟
    質の材料よりなるリング状の緩衝部材を設けて、当該緩
    衝部材に囲まれた空間内に前記ワークを位置させて研磨
    することを特徴とする研磨機用キャリヤ。
JP190199A 1999-01-07 1999-01-07 研磨機用キャリヤ Pending JP2000198064A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP190199A JP2000198064A (ja) 1999-01-07 1999-01-07 研磨機用キャリヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP190199A JP2000198064A (ja) 1999-01-07 1999-01-07 研磨機用キャリヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000198064A true JP2000198064A (ja) 2000-07-18

Family

ID=11514493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP190199A Pending JP2000198064A (ja) 1999-01-07 1999-01-07 研磨機用キャリヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000198064A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012152849A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Konica Minolta Holdings Inc 研磨装置
JP2014002818A (ja) * 2012-06-19 2014-01-09 Showa Denko Kk キャリアプレートおよび円盤状基板の製造方法、円盤状基板の両面加工装置
CN112743444A (zh) * 2020-12-31 2021-05-04 沈阳鼓风机集团往复机有限公司 一种自动研磨装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012152849A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Konica Minolta Holdings Inc 研磨装置
JP2014002818A (ja) * 2012-06-19 2014-01-09 Showa Denko Kk キャリアプレートおよび円盤状基板の製造方法、円盤状基板の両面加工装置
CN112743444A (zh) * 2020-12-31 2021-05-04 沈阳鼓风机集团往复机有限公司 一种自动研磨装置
CN112743444B (zh) * 2020-12-31 2022-02-25 沈阳鼓风机集团往复机有限公司 一种自动研磨装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2042267B1 (en) Carrier for double-side polishing apparatus, double-side polishing apparatus using the same,and double-side polishing method
JP4630178B2 (ja) ワーク用チャック装置
JPH10329013A (ja) 両面研磨及び両面ラッピング用キャリア
JP2000198064A (ja) 研磨機用キャリヤ
WO2005082575A1 (ja) ラップ盤用回転定盤
JP2007098543A (ja) ワークキャリア及び両面研磨装置
JPS60249568A (ja) 半導体ウエハの研磨方法
JP2008062329A (ja) ワーク用チャック装置
JPH11254303A (ja) ラップ盤
JP2007098542A (ja) 両面研磨装置
JP2001105307A (ja) ウェハー研磨装置
JPH0731260U (ja) 被研磨体保持具
JP2001038589A (ja) ワーク外周部用研磨装置
JP4870377B2 (ja) 水晶部品のべべリング加工方法
JP2000198068A (ja) 枚葉式研磨機
JPH09155729A (ja) 平面研磨板及びこれを用いた平面研磨装置
JP2007331034A (ja) ワークキャリア及び両面研磨機
JP4169432B2 (ja) 被加工物の保持具、研磨装置及び研磨方法
JPH06179165A (ja) ラップ加工用定盤
JP2000176830A (ja) ワークの研磨方法
JPH03148124A (ja) ウェハの保持機構
JP3315793B2 (ja) 基板の研磨方法
JPS6125976Y2 (ja)
JP3917434B2 (ja) 片面研削装置
JP2950457B2 (ja) 半導体ウェーハ研磨装置