JP2000198056A - 面取り装置および面取り方法 - Google Patents

面取り装置および面取り方法

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JP2000198056A
JP2000198056A JP11002125A JP212599A JP2000198056A JP 2000198056 A JP2000198056 A JP 2000198056A JP 11002125 A JP11002125 A JP 11002125A JP 212599 A JP212599 A JP 212599A JP 2000198056 A JP2000198056 A JP 2000198056A
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chamfering
grindstone
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grinding
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JP11002125A
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Sadahiko Kondo
禎彦 近藤
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Hitachi Metals Ltd
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Sumitomo Special Metals Co Ltd
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Publication date
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 面取り作業前の準備が簡単で、多品種生産に
も対応でき、面取り作業を連続的に行える、面取り装置
および面取り方法を提供する。 【解決手段】 エッジ12aが搬送方向に揃うようにガ
イドテーブル16上に配置された各ワーク12を搬送装
置14によって連続して搬送する。ワーク12の搬送方
向に沿ってワーク12の上面をタッチバー38によって
圧接状態で追従し、タッチバー38に連結されかつ連動
する砥石36によってワーク12のエッジ12aを面取
りする。タッチバー38の先端部38aと砥石36とは
ワーク12の搬送方向に直交する同一面内に配置され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、面取り装置およ
び面取り方法に関し、特にたとえばセラミックや磁石な
どエッジが欠けやすい脆性部材の破損を防ぐために必要
な面取り加工を行う、面取り装置および面取り方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】セラミック、磁石など脆性を有するワー
クのハンドリング時や搬送時にはそのエッジが欠けるこ
とがあるが、エッジの欠けを減少させるために、エッジ
を丸く仕上げるR面加工や、エッジを各面に対して45
度に仕上げるC面加工などの面取り加工が、従来より行
なわれている。
【0003】この種の従来技術の一例が特公平5−25
605号公報において開示されている。ここでは、先端
に切削工具を取り付けた原動機を枠内に配置した装置が
開示され、その装置はロボットに取り付けられている。
【0004】また、従来技術のその他の例としてNC制
御による面取り加工装置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特公平5−25605
号公報に開示する従来技術では、バリあるいは面取り加
工を行う前には、ワーク(教示モデル)の加工面上の教
示点の位置に切削工具を接触させてその教示点の座標を
ロボットに記憶させ、さらに、ある基準線に対する角度
をも同時にロボットに教示しなければならず、実際の作
業前の準備に手間がかかってしまう。また、複数のワー
クを連続的に切削する具体的手段については何ら開示さ
れていない。
【0006】NC制御による従来技術では、面取りをす
るために砥石の圧力、研削径等を作業前にインプットし
なければならないので作業の段取りに時間がかかるだけ
ではなく、連続処理もできないため作業時間がかかり、
生産性が悪い。
【0007】また、ワークである弓形形状品を連続的に
面取り加工できる従来技術が特開平9−74035号公
報において開示されているが、面取り角度が異なるワー
クを面取りするには回転砥石を取り替えなければなら
ず、大幅に時間がかかり、多品種生産に対応できない。
【0008】それゆえにこの発明の主たる目的は、面取
り作業前の準備が簡単で、多品種生産にも対応でき、面
取り作業を連続的に行える、面取り装置および面取り方
法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の面取り装置は、各ワークの研削す
べきエッジを搬送方向に揃えてワークを連続して搬送す
る搬送手段、ワークの搬送方向に沿ってワークの主面を
接触状態で追従する接触部材、および接触部材に連結さ
れかつ接触部材に連動するようにワークのエッジを研削
する砥石を有する研削手段を備え、接触部材の先端部と
研削手段の砥石とはワークの搬送方向に直交する同一面
内に配置されるものである。
【0010】請求項2に記載の面取り装置は、請求項1
に記載の面取り装置において、ワークに対する砥石の押
圧力を調整する圧力調整手段をさらに含むものである。
【0011】請求項3に記載の面取り装置は、請求項1
または2に記載の面取り装置において、接触部材の先端
部の曲率半径はワークの主面の曲率半径以上に設定され
るものである。
【0012】請求項4に記載の面取り装置は、請求項1
ないし3のいずれかに記載の面取り装置において、搬送
手段はワークを一定間隔をあけて搬送するための位置決
め手段を含むものである。
【0013】請求項5に記載の面取り装置は、請求項1
ないし4のいずれかに記載の面取り装置において、ワー
クは焼結体であるものである。
【0014】請求項6に記載の面取り方法は、接触部材
の先端部と研削手段の砥石とがワークの搬送方向に直交
する同一面内に配置されるように接触部材に連結された
研削手段を用いる面取り方法であって、各ワークの研削
すべきエッジを搬送方向に揃えて搬送手段によってワー
クを連続して搬送する第1ステップ、および搬送されて
くるワークの主面を接触状態で追従する接触部材の動作
に連動させて砥石によってワークのエッジを研削する第
2ステップを備える。
【0015】請求項7に記載の面取り方法は、請求項6
に記載の面取り方法において、接触部材の先端部の曲率
半径はワークの主面の曲率半径以上に設定されるもので
ある。
【0016】請求項8に記載の面取り方法は、請求項6
または7に記載の面取り方法において、第1ステップで
は、搬送手段によってワークが一定間隔をあけて搬送さ
れるものである。
【0017】請求項1に記載の面取り装置では、ワーク
の主面を追従するたとえばタッチバーなどの接触部材に
連動して研削手段の砥石が、連続的に搬送されるワーク
のエッジを面取りするので、ワークのエッジに対する砥
石の押圧を安定化でき、均一な面取りを連続的に行え
る。また、各ワークのエッジを搬送方向に揃えてワーク
を連続して搬送すればよいので、作業前の準備に時間が
かからない。さらに、面取り角度が異なるワークを面取
りする場合には砥石等の研削手段を取り替えるだけでよ
いので短時間で設定が完了し、多品種生産に対応でき
る。
【0018】請求項2に記載の面取り装置では、たとえ
ばエアシリンダなどからなる圧力調整手段で面取り時の
ワークに対する砥石の押圧力を調整することによって所
望の面取りが可能となる。
【0019】請求項3に記載の面取り装置のように、接
触部材の先端部の曲率半径をワークの曲率半径以上に設
定すれば、偏りのない均一な面取りがさらに可能とな
る。
【0020】請求項4に記載の面取り装置では、各ワー
クを一定間隔をあけて搬送するので、ワークのエッジの
搬送方向両端部も良好に面取りでき、ムラのない面取り
が可能となる。
【0021】請求項6〜請求項8に記載の面取り方法に
おいても同様である。
【0022】請求項5に記載するように、ワークとして
焼結体を用いたときに効果が大きい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0024】図1および図2を参照して、この発明の実
施の形態の面取り装置10は、ワーク12の上側のエッ
ジ12aに面取り加工を施すものであり、間隔をあけな
いでワーク12を連続供給するための搬送装置14を含
む。ワーク12としては、脆性材料であるたとえば弓形
形状に成形された磁石やセラミックなどの焼結体が用い
られる。
【0025】搬送装置14は、長尺状のガイドテーブル
16を含み、ガイドテーブル16の上面の幅方向両端近
傍には長さ方向に沿ってそれぞれガイド18aおよび1
8bが形成される。ガイド18aと18bとの間隔は、
ワーク12の長さとほぼ同等に設定されることが望まし
く、ガイドテーブル16上にはガイド18aと18bと
の間に収まるように複数のワーク12が間隙なく配置さ
れる。その結果、各ワーク12は、そのエッジ12aが
搬送方向(矢印A方向)に揃うようにガイドテーブル1
6上に配置され、砥石36(後述)に接するようにワー
ク12は搬送される。
【0026】そして、各ワーク12の上側には、原車2
0a、従車22aおよび24aに装着された搬送ベルト
26aがワーク12の上面に接触しかつガイド18aお
よび18bと平行になるように設けられ、各ワーク12
の下側かつ搬送ベルト26aに対向する位置には、原車
20b、従車22bおよび24bに装着された搬送ベル
ト26bが、ワーク12の下面に接触しかつガイド18
aおよび18bに平行になるように設けられる。なお、
図示しないが、搬送ベルト26bがワーク12の下面に
接触できるように、ガイドテーブル16は一部に切欠を
有する。
【0027】原車20aは図示しないモータによって駆
動され、その回転が搬送ベルト26aに伝動され、搬送
ベルト26aの回転によってワーク12が搬送される。
同様に、原車20bは図示しないモータによって駆動さ
れ、その回転が搬送ベルト26bに伝動され、搬送ベル
ト26bの回転によってワーク12の搬送がさらに促進
される。なお、搬送ベルト26aおよび26bがワーク
12を順次搬送することによって、面取りが終わったワ
ーク12が押し出されていく。
【0028】搬送装置14に直交するように研削手段2
8が配置される。研削手段28は、砥石軸モータ30、
砥石軸モータ30に取り付けられる中空状の砥石スピン
ドル32、砥石スピンドル32の軸34の先端に回転可
能に取り付けられる砥石36を含み、研削手段28は、
ワーク12の搬送方向に対して垂直方向に移動できる。
【0029】なお、砥石スピンドル32内では、図示し
ないベアリングによって軸34が回転可能に支持され
る。砥石36は、たとえば円錐台状に形成され、ワーク
12との接触部においてワーク12の搬送方向とは逆方
向になるように回転する。図3に示すように、砥石36
のテーパ部36aの角度を調整することによって、ワー
ク12の面取り角度θを設定することができ、たとえば
テーパ36aは面取り角度θが45度になるように設定
される。なお、削り量を少なくしたいときには面取り角
度θは60度〜80度に設定される。また、砥石36
は、図示しないモータによってベルトを通じて回転する
ように設定されてもよく、また、モータに直接取り付け
られてもよい。図3において、Wは面取り幅を示す。
【0030】図1および図2に戻って、砥石スピンドル
32の外周上面には、ワーク12の搬送方向に対して垂
直に配置されるよう略L字状のタッチバー支持部37が
取り付けられ、タッチバー支持部37の先端には、着脱
可能な略I字状のタッチバー38が垂下するように取り
付けられ、タッチバー38の先端部38aはワーク12
の上面に接触するよう位置決めされる。したがって、タ
ッチバー38の先端部38aと砥石36とは、ワーク1
2の搬送方向に対して垂直な同一面内に配置される。タ
ッチバー38はワーク12の上面形状に沿って上下動
し、タッチバー支持部37、砥石スピンドル32、軸3
4を介してタッチバー38に連結されている砥石36
は、タッチバー38に連動してワーク12を面取りす
る。したがって、タッチバー38の先端部38aの曲率
半径を砥石36の砥石パスライン36bの半径以上とす
ることによってワーク12のムラのない均一な面取りが
可能となり、この実施の形態では、先端部38aの曲率
半径と砥石パスライン36bの半径とは等しく設定され
る。
【0031】なお、図4(a)に示すように、タッチバ
ー38の先端部38aの曲率半径を砥石パスライン36
bの半径よりも小さくすれば、図4(b)〜(d)から
わかるように、ワーク12のエッジ12aの搬送方向両
端部近傍における切込が大きくなり、均一な面取りが不
可能となる。
【0032】再び図1および図2に戻って、研削手段2
8には、砥石36の押圧が一定になるように調整するた
めの圧力調整装置40が取り付けられる。
【0033】圧力調整装置40は支点軸42に取り付け
られるアーム44を含み、アーム44の一端は磁石スピ
ンドル32に連結され、アーム44の他端には加工圧バ
ランシング用のエアシリンダ46が取り付けられる。エ
アシリンダ46の空圧によって、砥石36の位置に拘わ
らずワーク12に対する砥石36の押圧力を安定化でき
る。すなわち、図5に示すように、エアシリンダ46の
ピストン50は、ワーク12に対する砥石36の位置に
応じて上下動するが、第1室47aおよび第2室47b
の内圧が等しくなるように流量制御弁48aおよび48
bからの空気の流量を制御することによって、ピストン
50の位置に拘わらず砥石36の押圧力を安定化でき
る。したがって、タッチバー38に連動して砥石36に
よってワーク12のエッジ12aを良好に面取りでき
る。なお、エアシリンダ46の空圧は、図示しない空圧
設定手段によって予め設定される。図5において、矢印
Cは砥石36の回転方向を示す。
【0034】また、図6に示すように、砥石36の軌跡
は、ワーク12の上面を追従するタッチバー38の先端
部38aの軌跡によって決定され、また、追従時にタッ
チバー38の先端部38aがワーク12の上面に圧接さ
れることによって、ワーク12に対する砥石36の押圧
力が抑制されかつ安定化され、ワーク12のエッジ12
aが均一に面取りされる。
【0035】このような面取り装置10によれば、搬送
されたワーク12の上面をタッチバー38の先端部38
aが追従することによって、タッチバー38と一体化さ
れている砥石36はワーク12の上面形状に応じてワー
ク12のエッジ12aを面取りでき、その面取り量を均
一にできる。また、ワーク12のエッジ12aに対する
砥石36の接触角度は一定であるので、面取り角度を一
定に保つことができる。さらに、搬送装置14によって
ワーク12が連続的に搬送されるので、各ワーク12を
間断なく順次面取りできる。ワーク12を搬送ベルト2
6aと26bとに狭んで砥石36まで搬送することによ
って搬送速度を大きくできる。したがって、作業を停止
することなく連続的かつ高速でしかも均一に各ワーク1
2を面取りでき、生産性が向上する。
【0036】また、各ワーク12をガイドテーブル16
上のガイド18aと18bとの間に配置するだけで各ワ
ーク12の研削すべきエッジ12aを搬送方向に揃える
ことができるので、作業前の準備に時間がかからない。
【0037】さらに、面取り角度や表面形状が異なる様
々なワーク12を面取りする場合には、砥石36やタッ
チバー38、場合によってはガイド18a、18bを取
り替えるだけでよいので、設定変更に要する時間を大幅
に短縮でき、多品種生産に対応できる。また、タッチバ
ー38と砥石36とを一体化した簡易構成であるので、
製品コストを大幅に低減できる。
【0038】また、砥石36をタッチバー38と連動し
て上下動させても、砥石10とエアシリンダ46とを砥
石スピンドル32およびアーム44を介して連結させる
ことで、エアシリンダ46の空圧によってワーク12へ
の押圧は一定になり、また、エアシリンダ46によって
その押圧を調整することによって所望の面取りが可能と
なる。
【0039】因みに、セラミック焼結体を、面取り装置
10によって面取りした場合と手作業によって面取りし
た場合との比較実験を行った。その結果、1個のセラミ
ック焼結体の面取り開始から終了までの平均作業時間
は、面取り装置10によれば3秒、手作業によれば60
秒であった。この結果より、この発明によれば、高速に
ワークを面取りできることがわかる。
【0040】図7にこの発明の他の実施の形態の面取り
装置10aを示す。
【0041】面取り装置10aは、図7に示すように、
一定間隔をあけて搬送したワーク12を面取りするもの
であり、搬送装置14aを含む。
【0042】搬送装置14aは、ワーク12の搬送方向
に平行にかつ所定の間隔をおいて配置された2つの略角
棒状のガイドプレート16aおよび16bを含み、ガイ
ドプレート16aおよび16b上にはそれぞれガイド1
8aおよび18bが形成される。ガイド18aと18b
との間隔はワーク12の長さと略等しく設定される。ま
た、搬送装置14aは、原車20c、従車22cおよび
24cに装着されかつワーク12の下側に配置される搬
送ベルト26cを含む。搬送ベルト26cは、その外周
面がガイドプレート16aと16bとの間にかつ長さ方
向に沿って配置される。搬送ベルト26cの外周面に
は、ワーク12の幅Xと略等しい間隔でワーク12の位
置決め用の凸部52が形成され、凸部52間にワーク1
2が配置される。これによって、搬送されるワーク12
間が一定間隔に固定される。
【0043】このような面取り装置10によれば、ワー
ク12を一定間隔をあけて搬送するので、ワーク12の
エッジ12aの搬送方向両端も良好に面取りでき、より
均一な面取りが可能となる。特に、ワーク12が弓形形
状のときに効果的である。
【0044】なお、凸部52の幅Yはタッチバー38の
先端部38aの幅Z(図4(b)参照)より大きく設定
されることが望ましく、それによってワーク12のエッ
ジ12aの搬送方向両端をより確実に面取りすることが
できる。
【0045】その他の構成および効果については図1に
示す面取り装置10と同様であるので、その重複する説
明は省略する。
【0046】図8および図9に、さらにその他の実施形
態の面取り装置10bを示す。
【0047】面取り装置10bは、ワーク12の下側す
なわち凹側のエッジ12bを面取りするための装置であ
る。
【0048】面取り装置10bでは、タッチバー支持部
37は砥石スピンドル32の外周下面の取り付けられ、
タッチバー38はタッチバー37の先端部から立ち上が
るように取り付けられる。また、図10からよくわかる
ように、搬送装置14bに含まれるガイドテーブル16
cには、面取り作業を行う位置に切欠54が形成され、
この切欠54の位置で、ワーク12の裏側のエッジ12
bにタッチバー38の先端部38aを圧接させることが
でき、ワーク12のエッジ12bの面取りが可能とな
る。
【0049】また、ガイドテーブル16cの切欠54に
対応する位置には、ワーク12を上面から押さえるため
の、断面L字状の押さえプレート56が設けられ、この
押さえプレート56によって、ワーク12の面取り時に
おけるワーク12の上方向への移動が抑えられる。
【0050】図11に示すように、ワーク12に対する
砥石36の押圧力は、砥石36の位置に拘わらずエアシ
リンダ46によって安定化できる。すなわち、エアシリ
ンダ46のピストン50は、ワーク12に対する砥石3
6の位置に応じて上下動するが、流量制御弁48aおよ
び48bからの空気の流量を制御することによってピス
トン50の位置に拘わらず砥石36の押圧力を安定化で
きる。したがって、面取り装置10bにおいても、タッ
チバー38に連動して砥石36によってワーク12のエ
ッジ12bを良好に面取りできる。
【0051】その他の構成および効果は面取り装置10
と同様であるので、その重複する説明は省略する。
【0052】なお、タッチバー38は取り替え可能であ
るので、ワーク12の表面がいかなる曲率半径であって
も、それに適したタッチバー38を取り付けることで、
ワーク12の表面に応じてワーク12のエッジを均一に
面取りできる。
【0053】また、ワーク12が、たとえばセラミック
以外の金属などの材質によって構成されていても、砥石
36を特に変更する必要がないときは、搬送ベルト20
a〜20cの搬送速度を材質に応じて変更することで所
望の面取りが可能となる。硬度の異なるワーク12を面
取りするときも同様である。
【0054】
【発明の効果】この発明によれば、各ワークのエッジを
搬送方向に揃えてワークを連続して搬送すればよいの
で、面取り作業前の準備は簡単である。また、研削手段
は砥石を含んで簡易に構成されるので、砥石を取り替え
るだけで多品種生産に対応できる。さらに、面取り作業
を連続的に行えるので生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の実施形態の要部を示す図解図であり、
(a)は平面図、(b)はB−B断面図である。
【図3】タッチバー、砥石のワークへの接触状態を示す
図解図である。
【図4】タッチバーの先端部の曲率半径が砥石パスライ
ンの半径より小さい場合を示す図解図である。
【図5】砥石の一定加圧加工機構を示す図解図である。
【図6】一つのワークに対する砥石およびタッチバーの
先端部の軌跡を示す図解図である。
【図7】この発明の他の実施形態を示す斜視図である。
【図8】この発明のその他の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図9】図8の実施形態の要部を示す図解図であり、
(a)は平面図、(b)はD−D断面図である。
【図10】図8の実施形態に用いられるガイドテーブル
の要部を示す斜視図である。
【図11】図8の実施形態における砥石の一定加圧加工
機構を示す図解図である。
【符号の説明】
10、10a、10b 面取り装置 12 ワーク 12a、12b ワークのエッジ 14、14a、14b 搬送装置 16 ガイドテーブル 16a、16b ガイドプレート 18a、18b ガイド 26a、26b、26c 搬送ベルト 28 研削手段 32 砥石スピンドル 36 砥石 38 タッチバー 38a タッチバーの先端部 40 圧力調整装置 44 アーム 46 エアシリンダ 52 凸部 54 切欠 56 押さえプレート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ワークの研削すべきエッジを搬送方向
    に揃えて前記ワークを連続して搬送する搬送手段、 前記ワークの搬送方向に沿って前記ワークの主面を接触
    状態で追従する接触部材、および前記接触部材に連結さ
    れかつ前記接触部材に連動するように前記ワークのエッ
    ジを研削する砥石を有する研削手段を備え、 前記接触部材の先端部と前記研削手段の前記砥石とは前
    記ワークの搬送方向に直交する同一面内に配置される、
    面取り装置。
  2. 【請求項2】 前記ワークに対する前記砥石の押圧力を
    調整する圧力調整手段をさらに含む、請求項1に記載の
    面取り装置。
  3. 【請求項3】 前記接触部材の先端部の曲率半径は前記
    ワークの主面の曲率半径以上に設定される、請求項1ま
    たは2に記載の面取り装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送手段は前記ワークを一定間隔を
    あけて搬送するための位置決め手段を含む、請求項1な
    いし3のいずれかに記載の面取り装置。
  5. 【請求項5】 前記ワークは焼結体である、請求項1な
    いし4のいずれかに記載の面取り装置。
  6. 【請求項6】 接触部材の先端部と研削手段の砥石とが
    ワークの搬送方向に直交する同一面内に配置されるよう
    に前記接触部材に連結された研削手段を用いる面取り方
    法であって、 各ワークの研削すべきエッジを搬送方向に揃えて搬送手
    段によって前記ワークを連続して搬送する第1ステッ
    プ、および搬送されてくる前記ワークの主面を接触状態
    で追従する前記接触部材の動作に連動させて前記砥石に
    よって前記ワークのエッジを研削する第2ステップを備
    える、面取り方法。
  7. 【請求項7】 前記接触部材の先端部の曲率半径は前記
    ワークの主面の曲率半径以上に設定される、請求項6に
    記載の面取り方法。
  8. 【請求項8】 前記第1ステップでは、前記搬送手段に
    よって前記ワークが一定間隔をあけて搬送される、請求
    項6または7に記載の面取り方法。
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