JP2003117784A - ワーク研削装置およびワーク研削方法 - Google Patents
ワーク研削装置およびワーク研削方法Info
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Abstract
効率よく高精度に研削できるワーク研削装置およびワー
ク研削方法を提供すること。 【解決手段】 ワーク1を保持するワーク保持ポケット
30を複数備え、待機位置から研削位置Gへワーク保持
ポケット30の一つを移動させるとともに、研削位置G
のワーク保持ポケット30を待機位置へ移動させる。少
なくとも一方が回転駆動する一対のローラ46aおよび
46bでワーク1を挟み付けることによって、ワーク1
の両面の研削すべきすべての部分が一対の砥石14aお
よび14b間を通過するようにワーク1を自転させる。
間隔をあけて配置されかつ回転する一対の砥石14aお
よび14bを砥石切込装置24aおよび24bによって
ワーク1に対して切り込ませてワーク1を研削する。ワ
ークはたとえばピストンリングである。
Description
およびワーク研削方法に関し、より特定的には一対の砥
石を回転させてワークの両面を研削するワーク研削装置
およびワーク研削方法に関する。
して、たとえばピストンリングが挙げられる。ピストン
リングは、一般的に、特殊合金鋼を曲げ加工して製造さ
れるものと鋳物から製造されるものとに大別される。こ
れらのうち鋳物から製造されるピストンリング用のワー
クは、図10(a)に示すように、環状に形成される。
ワーク1は、両面粗研削、外周面研削、内周面研削、合
口切断加工、熱処理、表面処理、両面仕上研削などの工
程を経て、図10(b)に示すような製品としてのピス
トンリング2に形成される。
を気密保持することを主目的とするため、極めて高精度
な加工を要求される。近年は特に環境対策や省エネの問
題で、より一層高精度な加工を要求されるようになって
いる。高精度な加工のため両面粗研削工程には、従来か
ら図11に示すようなロータリーキャリヤ式両頭平面研
削装置3が使用されている。
は、連続回転するロータリーキャリヤプレート4と、ロ
ータリーキャリヤプレート4に設けられる複数のワーク
保持ポケット5と、間隔をあけて配置されかつ回転する
一対の砥石6とを含む。研削装置3では、連続回転する
ロータリーキャリヤプレート4内の複数のワーク保持ポ
ケット5に供給位置Aでワーク1を順次供給し、一対の
砥石6間を通過させてワーク1の両面を研削し、排出位
置Bでワーク1を排出する。
ーク1は、両面粗研削工程では両面にそれぞれ2〜5m
m程度の取代がある。そのため一回の砥石6間の通過で
は所定の寸法まで研削することが出来ず、2〜3回の通
過が必要となっている。砥石6間を複数回通過させるに
は、それと同回数のワーク1の供給・排出作業が必要と
され、作業効率が悪い。また、研削装置3では、ワーク
1の外径が砥石6の研削面の幅Sより大きい場合は、ワ
ーク1が一対の砥石6間からはみ出てしまい研削できな
いため、ワーク1の外径は砥石6の研削面の幅Sより小
さくなければならないという制約がある。
削装置3では、砥石6の研削面の幅Sに対して、高精度
に研削可能なワーク1の外径は、約S/2程度とされ
る。一般的に市販されている研削装置3の砥石6の研削
面の幅Sは、180〜280mm程度である。したがっ
て、研削装置3によって高精度に研削可能なワーク1の
外径は、最大でもS/2=140mm程度である。
大型エンジンなどに使用される外径600mm程度の大
型リングと称されるものもある。当然ロータリーキャリ
ヤ式両頭平面研削装置3では研削できないので、一般的
な片面平面研削盤を用いて片面ずつ反転させて研削して
いる。このため、作業効率が悪く加工精度にも限界があ
る。また、外径150〜300mm程度のピストンリン
グ2が最も需要が多く、このようなピストンリング2用
のワーク1でも効率よく高精度に研削できるワーク研削
装置およびワーク研削方法が求められている。
の大きいワークや種々の寸法のワークを効率よく高精度
に研削できるワーク研削装置およびワーク研削方法を提
供することである。
に、請求項1に記載のワーク研削装置は、ワークを研削
するために間隔をあけて配置されかつ回転する一対の砥
石、ワークを保持する保持手段、保持手段に保持された
ワークの少なくとも一部を一対の砥石間に送り込む送り
込み手段、ワークの両面の研削すべきすべての部分が一
対の砥石間を通過するようにワークを自転させる駆動手
段、および一対の砥石間に送り込まれたワークの両面を
研削するために一対の砥石をワークに対して切り込ませ
る砥石切込手段を備える。
項1に記載のワーク研削装置において、保持手段を複数
備え、送り込み手段は、ワークを供給および排出可能な
待機位置からワークを研削する研削位置へ保持手段の一
つを移動させるとともに、研削位置の保持手段を待機位
置へ移動させることを特徴とする。請求項3に記載のワ
ーク研削装置は、請求項1または2に記載のワーク研削
装置において、保持手段は孔を有し、ワークは孔の内側
面によって保持されることを特徴とする。
項3に記載のワーク研削装置において、孔の内側面は断
面円形に形成されることを特徴とする。請求項5に記載
のワーク研削装置は、請求項1から4のいずれかに記載
のワーク研削装置において、保持手段のうちワークとの
接触部分は超硬合金部材からなることを特徴とする。
項1から5のいずれかに記載のワーク研削装置におい
て、駆動手段は、ワークを両面から挟み付け可能に配置
される一対のローラを含み、一対のローラのうち少なく
とも一方が回転駆動することによってワークを自転させ
ることを特徴とする。請求項7に記載のワーク研削装置
は、請求項6に記載のワーク研削装置において、一対の
ローラの少なくともいずれか一方は、ワークに対して進
退可能であることを特徴とする。
項6または7に記載のワーク研削装置において、一対の
ローラは、様々な寸法のワークを挟み付けることができ
るようにそれぞれ所定の幅を有することを特徴とする。
請求項9に記載のワーク研削装置は、請求項6から8の
いずれかに記載のワーク研削装置において、一対のロー
ラの表面はそれぞれ超硬合金からなることを特徴とす
る。
求項1から9のいずれかに記載のワーク研削装置におい
て、一対の砥石はそれぞれ対向面に凹部を有し、研削中
のワークを凹部内で案内する案内手段をさらに含むこと
を特徴とする。請求項11に記載のワーク研削装置は、
請求項10に記載のワーク研削装置において、案内手段
は、一対の砥石の外方で両端が支持される支持バー、支
持バーの両側に取り付けられ凹部内でワークを案内する
一対の案内プレート、および案内プレートと支持バーと
の間に介挿され一対の案内プレートの間隔を調整する調
整間座を含むことを特徴とする。請求項12に記載のワ
ーク研削装置は、請求項11に記載のワーク研削装置に
おいて、支持バーをたるまないように引っ張る引っ張り
手段をさらに含むことを特徴とする。
隔をあけて配置されかつ回転する一対の砥石によってワ
ークを研削するワーク研削方法であって、ワークを保持
する保持工程、ワークの少なくとも一部を一対の砥石間
に送り込む送り込み工程、ワークの両面の研削すべきす
べての部分が一対の砥石間を通過するようにワークを自
転させる自転工程、および一対の砥石間に送り込まれた
ワークに対して一対の砥石を切り込みワークの両面を研
削する砥石切込工程を備える。
求項13に記載のワーク研削方法において、送り込み工
程では、ワークを供給および排出可能な待機位置からワ
ークを研削する研削位置へワークの一つを移動させると
ともに、研削位置のワークを待機位置へ移動させること
を特徴とする。請求項15に記載のワーク研削方法は、
請求項13または14に記載のワーク研削方法におい
て、保持工程では、ワークを囲むように保持することを
特徴とする。
求項13から15のいずれかに記載のワーク研削方法に
おいて、自転工程では、少なくとも一方が回転駆動する
一対のローラでワークを両面から挟み付けることによっ
てワークを自転させることを特徴とする。請求項17に
記載のワーク研削方法は、請求項13から16のいずれ
かに記載のワーク研削方法において、一対の砥石はそれ
ぞれ対向面に凹部を有し、砥石切込工程では、ワークを
凹部内で案内しながら一対の砥石によって研削すること
を特徴とする。請求項18に記載のワーク研削方法は、
請求項13から17のいずれかに記載のワーク研削方法
において、ワークはピストンリングであることを特徴と
する。
面同時に研削するため効率がよいとともに、ワークを強
制的に自転させながら研削するため、ワークの研削され
る面の各部を平均的に研削することができ、極めて高精
度な厚み寸法および平行度に研削することができる。ま
た、一対の砥石間からはみ出てしまうような大きな寸法
のワークであっても、ワークの両面の研削すべきすべて
の部分が一対の砥石間を通過するようにワークを強制的
に自転させることによって、ワークの研削すべきすべて
の面を一対の砥石によって研削することができる。した
がって、ワークの寸法にかかわらず種々の寸法のワーク
を高精度に研削することができる。
な径の砥石で研削可能となるため、従来よりも砥石の径
を小さくすることができる。このため、低コストで研削
することができる。また、一対の砥石をワークに対して
切り込ませてインフィード研削することによって、一回
の研削で大きな取代を研削することができる。このた
め、一回の研削で仕上げ寸法まで研削することができ、
何度もワークを供給・排出する必要がなく、作業効率が
よくなる。また、ワークの取代にばらつきがある場合で
も効率よく高精度に研削することができる。なお、請求
項13に記載のワーク研削方法についても同様である。
削位置においてワークを研削するのと同時に、待機位置
において研削済みのワークを排出するとともに研削待ち
のワークを供給することができる。このため、次々と連
続してワークを研削することができ、効率がよい。な
お、請求項14に記載のワーク研削方法についても同様
である。
持手段の内部でワークを保持するため、種々の形状、大
きさのワークを保持し自転させることができる。なお、
請求項15に記載のワーク研削方法についても同様であ
る。請求項4に記載のワーク研削装置では、断面円形の
内側面でワークを保持することによって、さらに円滑に
ワークを自転させることができる。
ワークを保持するため、自転するワークとの接触によっ
て磨耗しやすい。請求項5に記載のワーク研削装置で
は、保持手段のうちワークとの接触部分が超硬合金部材
からなることによって、自転するワークとの接触部分の
耐磨耗性を向上させることができ、大幅に寿命を延ばす
ことができる。
対のローラによってワークを両面から挟み付けて自転さ
せるため、ワークを確実に自転させることができる。ま
た、両方のローラを回転駆動させれば、より大きな力で
ワークを自転させることができる。なお、請求項16に
記載のワーク研削方法についても同様である。請求項7
に記載のワーク研削装置では、少なくとも一方のローラ
がワークに対して進退可能であるため、ワークの厚みに
かかわらず一対のローラでワークを挟み付けて自転させ
ることができる。すなわち、種々の厚みのワークの研削
に対応することができる。請求項8に記載のワーク研削
装置では、ローラは所定の幅を有するため、段取り換え
することなく様々な外径寸法のワークを挟み付けて自転
させることができる。
ワークに回転力を与えるため、ローラの表面は磨耗しや
すい。特にワークが鋳物の場合は表面が粗く硬いため、
ワークの表面が一通り研削されるまでは特にローラの表
面に強い力がかかる。請求項9に記載のワーク研削装置
では、ローラの表面が超硬合金からなることによって、
ローラの表面を極めて硬くかつ耐磨耗性に優れたものと
することができる。
が大きく、ワークが砥石の研削面よりも内周側に張り出
して回転するような場合、ワークが不安定となって振動
するために十分な研削精度を得ることができない場合が
ある。請求項10に記載のワーク研削装置では、一対の
砥石のそれぞれの対向面に設けられる凹部内でワークを
案内し支持するため、ワークが振動することなく、高精
度にワークを研削することができる。なお、請求項17
に記載のワーク研削方法についても同様である。
支持バーの両端が砥石の外方で支持され、支持バーに取
り付けられる一対の案内プレートでワークを挟持するよ
うに案内するため、研削中のワークの振動を抑え、研削
精度を向上させることができる。また、調整間座によっ
て一対の案内プレートの間隔をワークの厚みに応じて調
整することができる。
であり、支持バーの厚みはその構造上ワークの仕上がり
厚み寸法よりも薄く形成される必要があるため撓みやす
く、支持バーは案内プレートを取り付けられるとたるん
でしまう危惧がある。しかし、請求項12に記載のワー
ク研削装置では、支持バーがたるまないように引っ張り
手段によって引っ張られるため、支持バーはたるむこと
なく常に所定位置で案内プレートを支持する。このため
案内プレートは常に所定位置でワークを案内することが
でき、ワークを高精度に研削することができる。本願発
明は請求項18に記載のようにワークがピストンリング
である場合に特に有効となる。
の実施の形態について説明する。図1を参照して、この
発明の一実施形態のワーク研削装置10は、立型両頭平
面研削装置であり、側面に開口部(図示せず)を有する
コラム12を含む。コラム12の開口部を臨む位置に
は、ワーク1を研削するための一対の砥石14aおよび
14bが間隔をあけて同軸上に対向配置される。
砥石軸16aおよび16bによって支持される。砥石軸
16aおよび16bはそれぞれ、砥石軸ユニット18a
および18bによって回転自在かつ上下移動可能に支持
されるとともに、ベルト20aおよび20bを介して駆
動モータ22aおよび22bに連動する。したがって、
駆動モータ22aおよび22bの回転駆動力がベルト2
0aおよび20bを介して砥石軸16aおよび16bに
伝達され、これによって砥石14aおよび14bが回転
駆動する。
石切込装置24aおよび24bによって上下方向に移動
可能である。砥石軸16aおよび16bが砥石切込装置
24aおよび24bによって上下方向に移動することに
よって、一対の砥石14aおよび14bがそれぞれ研削
位置Gのワーク1に対して進退する。なお、研削位置G
とは、ワーク1を研削可能な位置をいい、具体的には少
なくとも一部が一対の砥石14aおよび14b間に配置
されたワーク1の所定位置を意味する。また、通常の研
削時には、下側の砥石14bの高さは、後述するインデ
ックスキャリヤプレート28の下面に近接する所定高さ
に固定され、砥石14bが磨耗したとき等には上下方向
に移動されて微調整される。
ム26が配置される。フロントコラム26上には鉄製の
円板状のインデックスキャリヤプレート28が配置され
る。インデックスキャリヤプレート28には、ワーク1
を保持するための3つのワーク保持ポケット30が設け
られる。3つのワーク保持ポケット30は同一円上に等
間隔に配置される。ワーク保持ポケット30の詳細につ
いては後述する。
プレート28は、フランジ32によってキャリヤ軸34
の上端部に固定される。キャリヤ軸34は、軸受けによ
って回転自在に支持される。キャリヤ軸34にはウォー
ムホイール36が取り付けられる。ウォームホイール3
6とキャリヤ軸34とはキー38によって噛み合わさ
れ、両者は滑ることなくともに回転する。ウォームホイ
ール36には、水平方向に配置されるウォームシャフト
40が噛み合う。ウォームシャフト40は、図示しない
サーボモータによって間欠的に回転される。ウォームシ
ャフト40の回転に連動してウォームホイール36が回
転され、同時にキャリヤ軸34も回転される。これによ
って、インデックスキャリヤプレート28が回転され
る。すなわち、インデックスキャリヤプレート28は、
サーボモータによって間欠的に回転駆動される。この実
施形態では、ワーク保持ポケット30が3つ設けられる
ため、それぞれのワーク保持ポケット30が研削位置G
で停止するように、インデックスキャリヤプレート28
が120度ずつ間欠的に回転するように設定される。な
お、研削位置Gに停止したワーク保持ポケット30の一
部は一対の砥石14aおよび14b間に配置され、ワー
ク保持ポケット30の他の部分は一対の砥石14aおよ
び14b間からはみ出た状態となる。
うち研削位置G以外の位置は待機位置である。待機位置
のうち研削位置Gの上流側に、ワーク保持ポケット30
に研削待ちのワーク1を供給するための供給位置Lが設
定される。待機位置のうち研削位置Gの下流側に、ワー
ク保持ポケット30から研削済みのワーク1を排出する
ための排出位置Uが設定される。研削済みのワーク1は
排出位置Uのワーク保持ポケット30から図示しないア
ンローディング装置によって排出され、それと同時に、
研削待ちのワーク1が供給位置Lのワーク保持ポケット
30に図示しないローディング装置によって供給され
る。
側には、ワーク保持ポケット30内に供給されたワーク
1の下面を支持するとともにワーク1を案内するロアー
ガイドプレート42が配置される。インデックスキャリ
ヤプレート28の上面側には、研削位置Gにおいて研削
中のワーク1がワーク保持ポケット30から飛び出さな
いように上側からワーク1を案内するアッパーガイドプ
レート44が配置される。アッパーガイドプレート44
は、上下方向に移動可能に構成され、研削するワーク1
の厚みに合わせて高さ調整することができる。
び14bの前方には、一対のローラ46aおよび46b
が配置される。一対のローラ46aおよび46bは、研
削位置Gのワーク1を上下両面から挟み付け可能に配置
される。上側のローラ46aは、フレーム48に回転自
在に支持される。ローラ46aの回転軸には歯車50が
設けられる。歯車50は、アイドル歯車52を介して駆
動モータ54の駆動軸に設けられる歯車56に連動す
る。したがって、ローラ46aは駆動モータ54によっ
て回転駆動される。この実施形態では駆動モータ54に
油圧モータが用いられるが電気モータを用いてもよい。
駆動モータ54はフレーム48に固定される。
が設けられる。転がり軸受け58は、コラム12に上下
方向に設けられるレール60上を走行する。フレーム4
8にはシリンダ62の一端が固定され、シリンダ62の
他端はコラム12に固定される。したがって、フレーム
48は、シリンダ62の伸縮駆動によって上下方向に移
動し、それにともなってローラ46aも上下方向に移動
する。これによってローラ46aはワーク1に圧接可能
とされる。
転自在に支持される。フレーム64の下端部には雄ネジ
部66が形成される。コラム12側面には固定部材68
が設けられ、固定部材68には雌ネジ孔が形成される。
雄ネジ部66を所望の位置まで固定部材68の雌ネジ孔
に嵌め合わせてナット70で固定することによって、フ
レーム64の高さすなわちローラ46bの高さを調整す
ることができる。ローラ46bは、ワーク1と接触する
ローラ46bの表面と下側の砥石14bの研削面とが面
一となる高さに設定される。
れ、ローラ46aが下降することによって、ローラ46
aと46bとの間にワーク1を所定圧力で挟み付ける。
すると、ローラ46aの回転駆動力が摩擦力によってワ
ーク1に伝達されワーク1がワーク保持ポケット30内
で自転する。
材としての合金工具鋼(SKD−11)と、合金工具鋼
の表面に溶射法によってコーティングされる超硬合金と
を含む。このため、ローラ46aおよび46bの表面は
極めて硬く耐磨耗性に優れている。したがって、鋳物の
ような表面が粗く非常に硬いものと接触し摩擦しても非
常に長い寿命を有することができる。
な外径寸法のワーク1を挟み付けて自転させることがで
きるようにそれぞれ所定の幅Wを有する。この実施形態
では、ローラ46aおよび46bの幅Wは、たとえば1
00mmに設定される。なお、ワーク1の中心がワーク
保持ポケット30の中心に位置決めされた状態でワーク
1を自転させて研削する場合には、ローラ46aおよび
46bの幅Wは、数1を満たす値であることが好まし
い。
するすべてのワーク1を、ローラ46aおよび46bを
取り替える等の段取り換えをすることなく自転させるこ
とができる。なお、この場合、ワーク1の中心がワーク
保持ポケット30の中心に位置決めされた状態でワーク
1を自転させるために、たとえば図示しない超硬合金製
の内側面を有し、かつワーク1を保持可能なドーナツ形
のアダプタを用いるとよい。
6bの幅Wは、数2を満たす値である。
く、ワーク研削装置10で研削するすべてのワーク1
を、段取り換えすることなく自転させることができる。
aのみが駆動モータ54によって回転駆動する構成とし
たが、下側のローラ46bにも駆動モータを設けるか若
しくは駆動モータ54によってローラ46bをも回転駆
動させる構成とすることもできる。これによれば、ロー
ラ46aおよび46bとワーク1とのスリップをさらに
防止でき、ワーク1を効率よく自転させることができ
る。
るワーク保持ポケット30が磨耗しやすいため、ワーク
保持ポケット30は耐磨耗性を有するように形成され
る。具体的には、図4を参照して、ワーク保持ポケット
30は、インデックスキャリヤプレート28を貫通する
真円形の孔によって形成される断面真円形の内側面72
と、内側面72に沿って配置される断面真円形の内側面
74aを有する超硬合金リング74とを含む。ワーク1
は、超硬合金リング74の内側の孔75の内側面すなわ
ち超硬合金リング74の内側面74aで囲まれるように
保持される。超硬合金リング74は、円弧状の4つの弧
状部材76から構成される。ワーク保持ポケット30
は、超硬合金リング74の内側面74aによってワーク
1を囲むように保持するため、ワーク保持ポケット30
のワーク1との接触部は極めて硬く耐磨耗性に優れてい
る。
よび14bはそれぞれ、対向面に凹部78aおよび78
bを有しカップ形に形成される基板80aおよび80b
と、基板80aおよび80bの縁部に設けられる砥粒8
2aおよび82bとを含む。コラム12の内側面のうち
砥石14aおよび14bを挟んで対向する位置に、それ
ぞれベース84および86が設けられる。ベース86に
はレバー88の一端が支点ピン90によってスイング可
能に取り付けられる。レバー88の他端は、バネ92に
よってベース84から遠ざかる方向に引っ張られる。一
対の砥石14aおよび14b間には支持バー94が配置
され、支持バー94の一端はベース84にボルト96に
よって固定され、支持バー94の他端はレバー88に取
り付けられる。したがって、支持バー94は常にバネ9
2によって張力が加えられ、たるむことなく張ってい
る。
ク1の仕上がり厚み寸法よりも小さく設定される。支持
バー94の上下にはそれぞれ、調整間座98aおよび9
8bを介して一対の案内プレート100aおよび100
bが対向配置される。一対の案内プレート100aおよ
び100bはそれぞれ、砥石14aおよび14bの凹部
78aおよび78bの内側面に沿った半円形に形成さ
れ、調整間座98aおよび98bを介してボルト102
によって支持バー94に取り付けられる。案内プレート
100aと100bとの間隔は、調整間座98aおよび
98bの厚み寸法をワーク1の厚み寸法に応じて変える
ことによって調整される。
周側に張り出して回転するインデックスキャリヤプレー
ト28およびワーク1は、一対の案内プレート100a
および100bで挟持されるように、凹部78aおよび
78b内で案内される。なお、上述のように、支持バー
94はたるむことなく常に所定位置で案内プレート10
0aおよび100bを支持するため、案内プレート10
0aおよび100bは常に所定位置でインデックスキャ
リヤプレート28およびワーク1を案内し支持すること
ができる。これによって、インデックスキャリヤプレー
ト28およびワーク1の振動が抑制され、ワーク1を高
精度に研削することができる。
%の楕円形の環状をし、合口切断加工等がされ製品とし
てのピストンリング2となった際に合口を閉じると真円
となるように形成される。ワーク研削装置10は、主と
してワーク1からピストンリング2を作製するための粗
研削工程において用いられる。
要動作について説明する。まず、図示しないローディン
グ装置によって供給位置Lのワーク保持ポケット30に
研削待ちのワーク1が供給される(ステップS1)。イ
ンデックスキャリヤプレート28が120度回転し、研
削待ちのワーク1が研削位置Gへ移動される(ステップ
S3)。
転駆動しながら下降し、下側のローラ46bとの間でワ
ーク1を挟み、さらに所定圧力で加圧される(ステップ
S5)。すると、ローラ46aの回転駆動力が摩擦力に
よってワーク1に伝達されワーク1がワーク保持ポケッ
ト30内で自転する(ステップS7)。ワーク1が自転
し始めると、上側の砥石14aがワーク1に対して急速
アプローチ下降し(ステップS9)、予め設定される所
定位置すなわち砥石14aがワーク1に当たる寸前の位
置まで下降すると、上側の砥石14aが所定速度に切り
替わり粗研インフィードして(ステップS11)上下一
対の砥石14aおよび14bによって粗研削を開始す
る。このとき、一対の砥石14aおよび14bで一時に
挟み付けられるのはワーク1の一部のみであるが、ワー
ク1が強制的に自転されることによってワーク1の研削
されるべきすべての面が一対の砥石14aおよび14b
間を通過し研削される。
が終了すると、上側の砥石14aがさらに所定速度に切
り替わり精研インフィードして(ステップ13)、上下
一対の砥石14aおよび14bによってワーク1の所定
の狙い寸法まで切り込んで停止し、スパークアウトに入
る(ステップS15)。所定のスパークアウト時間が経
過すると、上側の砥石14aが急速で元の位置まで上昇
し(ステップS17)、つぎのワークの研削まで待機す
る。上側の砥石14aが元の位置まで上昇すると、上側
のローラ46aが元の位置まで上昇し、回転が停止する
(ステップS19)。
が研削されるのと同時に、排出位置Uでは、アンローデ
ィング装置によってワーク保持ポケット30から研削済
みのワーク1が排出される(ステップS21)。また、
供給位置Lでは、ローディング装置によってワーク保持
ポケット30に研削待ちのワーク1が供給される(ステ
ップS23)。
ックスキャリヤプレート28が120度回転し(ステッ
プS3)、研削済みのワーク1を研削位置Gから排出位
置Uへ移動させるとともに、供給位置Lの研削待ちのワ
ーク1を研削位置Gへ移動させる。以下、ステップS3
からステップS23までの動作が繰り返されて、ワーク
1が順次研削される。
両面を同時に研削するため効率がよいとともに、ワーク
1を強制的に自転させながら研削するため、ワーク1の
研削される面の各部を平均的に研削することができ、極
めて高精度な厚み寸法および平行度に研削することがで
きる。また、一対の砥石14aおよび14b間からはみ
出てしまうような大きなワーク1であっても、ワーク1
の両面の研削すべきすべての部分が一対の砥石14aお
よび14b間を通過するようにワーク1を強制的に自転
させることによって、ワーク1の研削すべきすべての面
を一対の砥石14aおよび14bによって研削すること
ができる。したがって、ワーク1の寸法にかかわらず種
々の寸法のワーク1を高精度に研削することができる。
また、これによって、一対の砥石間からはみ出てしまう
ような大きな寸法のワーク1であってもインフィード研
削が可能となる。
さな径の砥石14aおよび14bで研削可能となるた
め、従来よりも砥石14aおよび14bの径を小さくす
ることができる。このため、コストを低下させることが
できる。また、ワーク保持ポケット30は孔75の内側
面74aによってワーク1を囲むように保持し自転させ
るため、ワーク保持ポケット30と同じ形状、大きさで
ない種々の形状、大きさのワーク1でも保持し自転させ
ることができる。したがって、たとえばワーク1が真円
形でなくたとえば楕円形であっても円滑に自転させるこ
とができる。
て、一対の砥石14aおよび14b間を一回通過させて
研削するだけで大きな取代を研削することができる。こ
のため、一回の研削で仕上げ寸法まで研削することがで
き、何度もワーク1を供給・排出する必要がなく、作業
効率がよくなる。また、ワーク1の取代にばらつきがあ
る場合でも効率よく高精度に研削することができる。さ
らに、研削位置Gにおいてワーク1を研削するのと同時
に、排出位置Uにおいて研削済みのワーク1を排出する
とともに供給位置Lにおいて研削待ちのワーク1を供給
することができる。このため、次々と連続してワーク1
を研削することができ、効率がよい。
退可能であるため、ワーク1の厚みにかかわらず一対の
ローラ46aおよび46bでワーク1を挟み付けて自転
させることができる。すなわち、種々の厚みのワーク1
の研削に対応することができる。なお、ローラ46bも
ローラ46aと同様にワーク1に対して進退可能に形成
してもよい。さらに、ローラ46aおよび46bは所定
の幅Wを有するため、段取り換えすることなく様々な外
径寸法のワーク1を挟み付けて自転させることができ
る。また、ワーク1の外径寸法が既設のワーク保持ポケ
ット30では対応できない寸法である場合は、インデッ
クスキャリヤプレート28を、対応する寸法のワーク保
持ポケットを備えたインデックスキャリヤプレートに交
換するのみで対応することができ、作業効率がよいとと
もにコストを低下させることができる。
従来の研削装置3(図11参照)の研削精度とを、平行
度を比較することによって検証した実験例の結果を図8
に示す。この実験例では、直径150mm、厚み6mm
で、両面にそれぞれ2mmの取代を有するワーク1を研
削した。なお、ワーク研削装置10では上述のように一
対の砥石14aおよび14b間を1回通過させるだけで
研削できたのに対し、従来の研削装置3では3回の通過
を要した。このようにして研削した200本のワーク1
のうち無作為に20本を抜き取って、それぞれの平行度
を測定した。なお、この実験例では、ワーク1の厚み寸
法を所定の複数点で測定し、その最大値から最小値を減
じたものを平行度としている。したがって、平行度の値
が小さいほど平行度の精度が高いことを意味している。
3によって研削した場合には、12〜27μmの平行度
を有するのに対して、ワーク研削装置10によって研削
した場合には、1〜7mmの平行度を得ることができ
た。この結果から分かるように、ワーク研削装置10に
よれば、非常に高精度な平行度が得られる。
ケット30の耐磨耗性を向上させるために超硬合金リン
グ74を用いたが、超硬合金が適していることを裏付け
る実験例の結果を図9に示す。なお、ワーク保持ポケッ
ト30は1mm程度までは磨耗しても機能上問題なく使
用可能である。従って1mm磨耗するまでの寿命期間で
比較した。寿命期間は1日につき10時間ずつ使用した
ものとして月数であらわす。
耗性の優秀さおよびインデックスキャリヤプレート28
への固定性等の観点から選択した以下に示す3種類の素
材を用いて比較した。1つは、JIS規格のSK,SK
S,SKD,SKT,SKH等の合金工具鋼の中からS
KDの焼入材を用いた。他の1つは、SKD材に窒化処
理をして表面硬度を上げたものを用いた。残りの1つ
は、超硬合金を用いた。超硬合金はヤング率44.1〜
68.6MPaの範囲のWC−Ti系のものを使用し
た。
では約半月、SKD材に窒化処理したものでは約1ヶ月
しか寿命を有しなかったのに対して、超硬合金では他の
2つと比較して飛躍的に長い約6ヶ月もの寿命を有し
た。このことから、超硬合金が大幅に優れていることが
わかる。
としての合金工具鋼(SKD−11)のそれぞれの表面
を3種類の方法で加工して、それぞれの寿命および機械
的性質(硬度)を比較した実験例の結果を表1に示す。
の方法があるが、この実験例ではその中でも耐磨耗性を
重視した代表的な3つの方法、すなわち、PVD法、イ
オン窒化法および溶射法で表面処理をして比較した。P
VD法は、500℃以下の温度で強固な膜を形成させる
処理方法である。物理的な方法でコーティング材料(T
iN,TiCN等)を蒸発させ、窒化ガス等と反応させ
て成膜する。硬度は超硬合金にも勝るが膜厚が薄い。こ
こでは、コーティング材料としてTiNを用いた。
ス雰囲気中で、グロー放電を発生させ、その際のイオン
衝撃により被処理物を加熱すると同時に窒化を進行させ
る表面硬化法である。窒化後は焼入れの必要がなくその
ままで硬化する。硬度は高いが硬化層は浅い。溶射法
は、超硬合金やセラミックス等のコーティング材料をプ
ラズマ、アーク等の熱源により溶融させ、微粒子状にし
て加速し被覆対象物に衝突させて硬い皮膜を成形する表
面硬化法である。皮膜は衝突の圧縮応力で形成されるの
で厚みのある硬化皮膜を形成できる。ここではコーティ
ング材料として超硬合金を用いた。
比較した結果、表1に示すように、溶射法によって超硬
合金の皮膜を形成した場合は約10ヶ月の寿命を有し、
他の2つの1ヶ月に比較して飛躍的に寿命を長くするこ
とができることがわかった。
るものではなく、以下のような構成であってもよい。上
述の実施形態では、通常の研削時には下側の砥石14b
は所定高さに固定されているが、上下一対の砥石14a
および14bをともにワーク1に対して進退させること
によって研削してもよく、さらに、一対の砥石14aお
よび14bをワーク1に対して対称的に切り込ませて研
削してもよい。
ーク1をアンローディング装置によって排出する構成と
したが、これに限定されるものではない。たとえば、排
出位置Uにはロアーガイドプレート42を設けず、イン
デックスキャリヤプレート28の回転によってワーク保
持ポケット30が排出位置Uにくると研削済みのワーク
1がワーク保持ポケット30から抜け落ちて排出される
構成とすることもできる。これによれば、インデックス
キャリヤプレート28が回転する際に研削済みのワーク
1が排出され、排出のために別途時間を必要とせずに作
業を進められるため効率がよい。
1を、その外径寸法に応じて複数の区分に分類し、それ
ぞれの区分に応じたワーク研削装置を作製してもよい。
ワーク研削装置10は、ピストンリング2を作製するた
めに用いられるだけではなく、たとえばブレーキディス
ク等その他の環状または円板状のワークの研削に用いら
れても有効な効果を奏するものである。
度な厚み寸法および平行度に研削することができる。ま
た、種々の寸法のワークを高精度に研削することができ
る。さらに、大きな径のワークであっても小さな径の砥
石で研削可能となるため、従来よりも砥石の径を小さく
することができる。このため、低コストで研削すること
ができる。また、一回の研削で仕上げ寸法まで研削する
ことができ、作業効率がよくなる。さらに、ワークの取
代にばらつきがある場合でも効率よく高精度に研削する
ことができる。
(a)はC−C線断面図を示し、(b)は正面図を示
す。
る。
(a)は図5のD−D線断面図であり、(b)は(a)
の右側面方向から見た断面図である。
である。
違いを比較する実験例の結果を示すグラフである。
クを示す斜視図であり、(b)は加工されて製品化され
たピストンリングを示す斜視図である。
(a)は平面図であり、(b)は正面図である。
27)
に、請求項1に記載のワーク研削装置は、ピストンリン
グを研削するために間隔をあけて配置されかつ回転する
一対の砥石、ピストンリングを保持する保持手段、保持
手段に保持されたピストンリングの少なくとも一部を一
対の砥石間に送り込む送り込み手段、ピストンリングの
両面の研削すべきすべての部分が一対の砥石間を通過す
るようにピストンリングを自転させる駆動手段、および
一対の砥石間に送り込まれたピストンリングの両面を研
削するために一対の砥石を前記ピストンリングに対して
切り込ませる砥石切込手段を備え、駆動手段は、ピスト
ンリングを両面から挟み付け可能に配置される一対のロ
ーラを含み、一対のローラは、それぞれ円筒形状をしか
つ様々な寸法のピストンリングを挟み付けることができ
るようにそれぞれ所定の幅を有し、一対のローラのうち
少なくとも一方が回転駆動することによってピストンリ
ングを自転させることを特徴とする。
トンリングを研削するために間隔をあけて配置されかつ
回転する一対の砥石、ピストンリングを保持する保持手
段、保持手段に保持されたピストンリングの少なくとも
一部を一対の砥石間に送り込む送り込み手段、ピストン
リングの両面の研削すべきすべての部分が一対の砥石間
を通過するようにピストンリングを自転させる駆動手
段、および一対の砥石間に送り込まれたピストンリング
の両面を研削するために一対の砥石をピストンリングに
対して切り込ませる砥石切込手段を備え、駆動手段は、
ピストンリングを両面から挟み付け可能に配置される一
対のローラを含み、一対のローラの表面はそれぞれ超硬
合金からなり、一対のローラのうち少なくとも一方が回
転駆動することによってピストンリングを自転させるこ
とを特徴とする。
形の環状をしたピストンリングを研削するために間隔を
あけて配置されかつ回転する一対の砥石、ピストンリン
グを保持する保持手段、保持手段に保持されたピストン
リングの少なくとも一部を一対の砥石間に送り込む送り
込み手段、ピストンリングの両面の研削すべきすべての
部分が一対の砥石間を通過するようにピストンリングを
自転させる駆動手段、および一対の砥石間に送り込まれ
たピストンリングの両面を研削するために一対の砥石を
ピストンリングに対して切り込ませる砥石切込手段を備
える。
項1から3のいずれかに記載のワーク研削装置におい
て、保持手段を複数備え、送り込み手段は、ピストンリ
ングを供給および排出可能な待機位置から前記ピストン
リングを研削する研削位置へ保持手段の一つを移動させ
るとともに、研削位置の保持手段を待機位置へ移動させ
ることを特徴とする。請求項5に記載のワーク研削装置
は、請求項1から4のいずれかに記載のワーク研削装置
において、保持手段は孔を有し、ピストンリングは孔の
内側面によって保持されることを特徴とする。請求項6
に記載のワーク研削装置は、請求項5に記載のワーク研
削装置において、孔の内側面は断面円形に形成されるこ
とを特徴とする。請求項7に記載のワーク研削装置は、
請求項1から6のいずれかに記載のワーク研削装置にお
いて、保持手段のうちピストンリングとの接触部分は超
硬合金部材からなることを特徴とする。
項1または2に記載のワーク研削装置において、一対の
ローラの少なくともいずれか一方は、ピストンリングに
対して進退可能であることを特徴とする。請求項9に記
載のワーク研削装置は、ワークを研削するために間隔を
あけて配置されかつ回転する一対の砥石、ワークを保持
する保持手段、保持手段に保持されたワークの少なくと
も一部を一対の砥石間に送り込む送り込み手段、ワーク
の両面の研削すべきすべての部分が一対の砥石間を通過
するようにワークを自転させる駆動手段、および一対の
砥石間に送り込まれたワークの両面を研削するために一
対の砥石をワークに対して切り込ませる砥石切込手段を
備え、一対の砥石はそれぞれ対向面に凹部を有し、研削
中のワークを凹部内で案内する案内手段をさらに含み、
案内手段は、一対の砥石間に配置される支持バー、支持
バーの両側に取り付けられ凹部内でワークを案内する一
対の案内プレート、および案内プレートと支持バーとの
間に介挿され一対の案内プレートの間隔を調整する調整
間座を含むことを特徴とする。請求項10に記載のワー
ク研削装置は、請求項9に記載のワーク研削装置におい
て、支持バーをたるまないように引っ張る引っ張り手段
をさらに含むことを特徴とする。
隔をあけて配置されかつ回転する一対の砥石によってピ
ストンリングを研削するワーク研削方法であって、ピス
トンリングを保持する保持工程、ピストンリングの少な
くとも一部を一対の砥石間に送り込む送り込み工程、ピ
ストンリングの両面の研削すべきすべての部分が一対の
砥石間を通過するようにピストンリングを自転させる自
転工程、および一対の砥石間に送り込まれたピストンリ
ングに対して一対の砥石を切り込みピストンリングの両
面を研削する砥石切込工程を備え、自転工程では、少な
くとも一方が回転駆動する一対のローラでピストンリン
グを両面から挟み付けることによってピストンリングを
自転させ、一対のローラは、それぞれ円筒形状をしかつ
様々な寸法のピストンリングを挟み付けることができる
ようにそれぞれ所定の幅を有することを特徴とする。
隔をあけて配置されかつ回転する一対の砥石によってピ
ストンリングを研削するワーク研削方法であって、ピス
トンリングを保持する保持工程、ピストンリングの少な
くとも一部を一対の砥石間に送り込む送り込み工程、ピ
ストンリングの両面の研削すべきすべての部分が一対の
砥石間を通過するようにピストンリングを自転させる自
転工程、および一対の砥石間に送り込まれたピストンリ
ングに対して一対の砥石を切り込みピストンリングの両
面を研削する砥石切込工程を備え、自転工程では、少な
くとも一方が回転駆動する一対のローラでピストンリン
グを両面から挟み付けることによってピストンリングを
自転させ、一対のローラの表面はそれぞれ超硬合金から
なることを特徴とする。
隔をあけて配置されかつ回転する一対の砥石によって楕
円形の環状をしたピストンリングを研削するワーク研削
方法であって、ピストンリングを保持する保持工程、ピ
ストンリングの少なくとも一部を一対の砥石間に送り込
む送り込み工程、ピストンリングの両面の研削すべきす
べての部分が一対の砥石間を通過するようにピストンリ
ングを自転させる自転工程、および一対の砥石間に送り
込まれたピストンリングに対して一対の砥石を切り込み
ピストンリングの両面を研削する砥石切込工程を備え
る。
求項11から13のいずれかに記載のワーク研削方法に
おいて、送り込み工程では、ピストンリングを供給およ
び排出可能な待機位置からピストンリングを研削する研
削位置へピストンリングの一つを移動させるとともに、
研削位置のピストンリングを待機位置へ移動させること
を特徴とする。請求項15に記載のワーク研削方法は、
請求項11から14のいずれかに記載のワーク研削方法
において、保持工程では、ピストンリングを囲むように
保持することを特徴とする。請求項16に記載のワーク
研削方法は、請求項11から15のいずれかに記載のワ
ーク研削方法において、一対の砥石はそれぞれ対向面に
凹部を有し、砥石切込工程では、ピストンリングを凹部
内で案内しながら一対の砥石によって研削することを特
徴とする。
では、両面同時に研削するため効率がよいとともに、ワ
ークを強制的に自転させながら研削するため、ワークの
研削される面の各部を平均的に研削することができ、極
めて高精度な厚み寸法および平行度に研削することがで
きる。また、一対の砥石間からはみ出てしまうような大
きな寸法のワークであっても、ワークの両面の研削すべ
きすべての部分が一対の砥石間を通過するようにワーク
を強制的に自転させることによって、ワークの研削すべ
きすべての面を一対の砥石によって研削することができ
る。したがって、ワークの寸法にかかわらず種々の寸法
のワークを高精度に研削することができる。
な径の砥石で研削可能となるため、従来よりも砥石の径
を小さくすることができる。このため、低コストで研削
することができる。また、一対の砥石をワークに対して
切り込ませてインフィード研削することによって、一回
の研削で大きな取代を研削することができる。このた
め、一回の研削で仕上げ寸法まで研削することができ、
何度もワークを供給・排出する必要がなく、作業効率が
よくなる。また、ワークの取代にばらつきがある場合で
も効率よく高精度に研削することができる。なお、請求
項11〜13に記載のワーク研削方法についても同様で
ある。また、請求項1,2に記載のワーク研削装置で
は、一対のローラによってワークを両面から挟み付けて
自転させるため、ワークを確実に自転させることができ
る。また、両方のローラを回転駆動させれば、より大き
な力でワークを自転させることができる。なお、請求項
11,12に記載のワーク研削方法についても同様であ
る。さらに、請求項1に記載のワーク研削装置では、ロ
ーラは所定の幅を有するため、段取り換えすることなく
様々な外径寸法のワークを挟み付けて自転させることが
できる。ローラはワークを直接挟み付けて摩擦力でワー
クに回転力を与えるため、ローラの表面は磨耗しやす
い。特にワークが鋳物の場合は表面が粗く硬いため、ワ
ークの表面が一通り研削されるまでは特にローラの表面
に強い力がかかる。請求項2に記載のワーク研削装置で
は、ローラの表面が超硬合金からなることによって、ロ
ーラの表面を極めて硬くかつ耐磨耗性に優れたものとす
ることができる。
削位置においてワークを研削するのと同時に、待機位置
において研削済みのワークを排出するとともに研削待ち
のワークを供給することができる。このため、次々と連
続してワークを研削することができ、効率がよい。な
お、請求項14に記載のワーク研削方法についても同様
である。
持手段の内部でワークを保持するため、種々の形状、大
きさのワークを保持し自転させることができる。なお、
請求項15に記載のワーク研削方法についても同様であ
る。請求項6に記載のワーク研削装置では、断面円形の
内側面でワークを保持することによって、さらに円滑に
ワークを自転させることができる。
ワークを保持するため、自転するワークとの接触によっ
て磨耗しやすい。請求項7に記載のワーク研削装置で
は、保持手段のうちワークとの接触部分が超硬合金部材
からなることによって、自転するワークとの接触部分の
耐磨耗性を向上させることができ、大幅に寿命を延ばす
ことができる。
なくとも一方のローラがワークに対して進退可能である
ため、ワークの厚みにかかわらず一対のローラでワーク
を挟み付けて自転させることができる。すなわち、種々
の厚みのワークの研削に対応することができる。
が大きく、ワークが砥石の研削面よりも内周側に張り出
して回転するような場合、ワークが不安定となって振動
するために十分な研削精度を得ることができない場合が
ある。請求項9に記載のワーク研削装置では、一対の砥
石のそれぞれの対向面に設けられる凹部内でワークを案
内し支持するため、ワークが振動することなく、高精度
にワークを研削することができる。なお、請求項16に
記載のワーク研削方法についても同様である。
は、一対の砥石間に支持バーが配置され、支持バーに取
り付けられる一対の案内プレートでワークを挟持するよ
うに案内するため、研削中のワークの振動を抑え、研削
精度を向上させることができる。また、調整間座によっ
て一対の案内プレートの間隔をワークの厚みに応じて調
整することができる。
であり、支持バーの厚みはその構造上ワークの仕上がり
厚み寸法よりも薄く形成される必要があるため撓みやす
く、支持バーは案内プレートを取り付けられるとたるん
でしまう危惧がある。しかし、請求項10に記載のワー
ク研削装置では、支持バーがたるまないように引っ張り
手段によって引っ張られるため、支持バーはたるむこと
なく常に所定位置で案内プレートを支持する。このため
案内プレートは常に所定位置でワークを案内することが
でき、ワークを高精度に研削することができる。本願発
明はワークがピストンリングである場合に特に有効とな
る。
び14bの前方には、一対のローラ46aおよび46b
が配置される。一対のローラ46aおよび46bは、そ
れぞれ円筒形状をし、研削位置Gのワーク1を上下両面
から挟み付け可能に配置される。上側のローラ46a
は、フレーム48に回転自在に支持される。ローラ46
aの回転軸には歯車50が設けられる。歯車50は、ア
イドル歯車52を介して駆動モータ54の駆動軸に設け
られる歯車56に連動する。したがって、ローラ46a
は駆動モータ54によって回転駆動される。この実施形
態では駆動モータ54に油圧モータが用いられるが電気
モータを用いてもよい。駆動モータ54はフレーム48
に固定される。
Claims (18)
- 【請求項1】 ワークを研削するために間隔をあけて配
置されかつ回転する一対の砥石、 前記ワークを保持する保持手段、 前記保持手段に保持された前記ワークの少なくとも一部
を前記一対の砥石間に送り込む送り込み手段、 前記ワークの両面の研削すべきすべての部分が前記一対
の砥石間を通過するように前記ワークを自転させる駆動
手段、および前記一対の砥石間に送り込まれた前記ワー
クの両面を研削するために前記一対の砥石を前記ワーク
に対して切り込ませる砥石切込手段を備える、ワーク研
削装置。 - 【請求項2】 前記保持手段を複数備え、 前記送り込み手段は、前記ワークを供給および排出可能
な待機位置から前記ワークを研削する研削位置へ前記保
持手段の一つを移動させるとともに、前記研削位置の前
記保持手段を前記待機位置へ移動させる、請求項1に記
載のワーク研削装置。 - 【請求項3】 前記保持手段は孔を有し、前記ワークは
前記孔の内側面によって保持される、請求項1または2
に記載のワーク研削装置。 - 【請求項4】 前記孔の内側面は断面円形に形成され
る、請求項3に記載のワーク研削装置。 - 【請求項5】 前記保持手段のうち前記ワークとの接触
部分は超硬合金部材からなる、請求項1から4のいずれ
かに記載のワーク研削装置。 - 【請求項6】 前記駆動手段は、前記ワークを両面から
挟み付け可能に配置される一対のローラを含み、前記一
対のローラのうち少なくとも一方が回転駆動することに
よって前記ワークを自転させる、請求項1から5のいず
れかに記載のワーク研削装置。 - 【請求項7】 前記一対のローラの少なくともいずれか
一方は、前記ワークに対して進退可能である、請求項6
に記載のワーク研削装置。 - 【請求項8】 前記一対のローラは、様々な寸法の前記
ワークを挟み付けることができるようにそれぞれ所定の
幅を有する、請求項6または7に記載のワーク研削装
置。 - 【請求項9】 前記一対のローラの表面はそれぞれ超硬
合金からなる、請求項6から8のいずれかに記載のワー
ク研削装置。 - 【請求項10】 前記一対の砥石はそれぞれ対向面に凹
部を有し、 研削中の前記ワークを前記凹部内で案内する案内手段を
さらに含む、請求項1から9のいずれかに記載のワーク
研削装置。 - 【請求項11】 前記案内手段は、前記一対の砥石の外
方で両端が支持される支持バー、 前記支持バーの両側に取り付けられ前記凹部内で前記ワ
ークを案内する一対の案内プレート、および前記案内プ
レートと前記支持バーとの間に介挿され前記一対の案内
プレートの間隔を調整する調整間座を含む、請求項10
に記載のワーク研削装置。 - 【請求項12】 前記支持バーをたるまないように引っ
張る引っ張り手段をさらに含む、請求項11に記載のワ
ーク研削装置。 - 【請求項13】 間隔をあけて配置されかつ回転する一
対の砥石によってワークを研削するワーク研削方法であ
って、 前記ワークを保持する保持工程、 前記ワークの少なくとも一部を前記一対の砥石間に送り
込む送り込み工程、 前記ワークの両面の研削すべきすべての部分が前記一対
の砥石間を通過するように前記ワークを自転させる自転
工程、および前記一対の砥石間に送り込まれた前記ワー
クに対して前記一対の砥石を切り込み前記ワークの両面
を研削する砥石切込工程を備える、ワーク研削方法。 - 【請求項14】 前記送り込み工程では、前記ワークを
供給および排出可能な待機位置から前記ワークを研削す
る研削位置へ前記ワークの一つを移動させるとともに、
前記研削位置の前記ワークを前記待機位置へ移動させ
る、請求項13に記載のワーク研削方法。 - 【請求項15】 前記保持工程では、前記ワークを囲む
ように保持する、請求項13または14に記載のワーク
研削方法。 - 【請求項16】 前記自転工程では、少なくとも一方が
回転駆動する一対のローラで前記ワークを両面から挟み
付けることによって前記ワークを自転させる、請求項1
3から15のいずれかに記載のワーク研削方法。 - 【請求項17】 前記一対の砥石はそれぞれ対向面に凹
部を有し、 前記砥石切込工程では、前記ワークを前記凹部内で案内
しながら前記一対の砥石によって研削する、請求項13
から16のいずれかに記載のワーク研削方法。 - 【請求項18】 前記ワークはピストンリングである、
請求項13から17のいずれかに記載のワーク研削方
法。
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