JP2000193347A - 圧力制御弁 - Google Patents

圧力制御弁

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JP2000193347A
JP2000193347A JP10367417A JP36741798A JP2000193347A JP 2000193347 A JP2000193347 A JP 2000193347A JP 10367417 A JP10367417 A JP 10367417A JP 36741798 A JP36741798 A JP 36741798A JP 2000193347 A JP2000193347 A JP 2000193347A
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diaphragm
control valve
refrigerant
pressure control
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Yoshitaka Tomatsu
義貴 戸松
Sadatake Ise
貞武 伊勢
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Fujikoki Corp
Denso Corp
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Fujikoki Corp
Denso Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/06Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide
    • F25B2309/061Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide with cycle highest pressure above the supercritical pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2341/00Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/06Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/063Feed forward expansion valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B9/00Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point
    • F25B9/002Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the refrigerant
    • F25B9/008Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the refrigerant the refrigerant being carbon dioxide

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイヤフラムの湾曲部の疲労破壊を防止す
る。 【解決手段】 ダイヤフラム325と上側支持部材32
6との間に、湾曲部325aの曲率が所定範囲外となる
まで(湾曲部325aが略平板状となるまで)ダイヤフ
ラム325が変形することを抑制する変形抑制部328
aを有するプレート328を配設する。これにより、湾
曲部325aが大きく変形することを防止できる。した
がって、圧縮機100(冷凍サイクル)の起動・停止を
繰り返しても、湾曲部325aが早期に疲労破壊してし
まうことを防止できるので、ダイヤフラム325の耐久
性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気圧縮式冷凍サ
イクルの放熱器出口側の冷媒圧力を制御する圧力制御弁
に関するもので、二酸化炭素(CO2 )等の超臨界域で
冷媒を使用す超臨界冷凍サイクルに用いて有効である。
【0002】
【従来の技術】圧力制御弁(膨張弁)は、例えば特開平
7−133972号公報に記載のごとく、ダイヤフラム
を挟んで一方側に形成された密閉空間内に冷媒等のガス
を封入するとともに、他方側に減圧する前の高圧冷媒の
圧力を作用させることにより、ダイヤフラムを変位させ
て弁体を可動させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、密閉空間内
の圧力は、密閉空間内の冷媒温度に応じて変化するのに
対して、ダイヤフラムの他方側には、圧縮機の吐出圧
(放熱器出口側の冷媒圧力)が直接作用する。したがっ
て、例えば、密閉空間内の冷媒温度が室温まで低下して
いるときに、圧縮機を起動すると、密閉空間内の冷媒圧
力と圧縮機の吐出圧との差圧が大きくなるため、ダイヤ
フラムが過度に変形変位してしまう。
【0004】一方、ダイヤフラムの外縁部には、密閉空
間内外の圧力差に対して応答性良くダイヤフラムが変位
するようにその厚み方向に突出して湾曲する湾曲部が形
成されている。このため、ダイヤフラムが変形変位する
と、湾曲部に応力が集中してしまうので、圧縮機(冷凍
サイクル)の起動・停止を繰り返すと、湾曲部が早期に
疲労破壊してしまうおそれが高い。
【0005】本発明は、上記点に鑑み、湾曲部の疲労破
壊を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の技術的手段を用いる。請求項1〜
4に記載の発明では、変位部材(325)の厚み方向他
端側には、放熱器(200)出口側の冷媒圧力が作用
し、変位部材(325)の外縁部には、その厚み方向に
突出して湾曲する湾曲部(325a)が形成され、さら
に、変位部材(325)の厚み方向一端側には、湾曲部
(325a)の曲率が所定範囲外となるまで変位部材
(325)が変位することを抑制する変形抑制部(32
8a)が設けられていることを特徴とする。
【0007】これにより、湾曲部(325a)が大きく
変形することを防止できるので、蒸気圧縮式冷凍サイク
ルの起動・停止を繰り返しても、湾曲部(325a)が
早期に疲労破壊してしまうことを防止できる。延いて
は、変位部材(325)の耐久性を向上させることがで
きる。因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する
実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例で
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は、
本発明に係る圧力制御弁を二酸化炭素(CO2 )を冷媒
とする超臨界冷凍サイクル(CO2 サイクル)に適用し
たものであって、図1は超臨界冷凍サイクル(以下、サ
イクルと略す。)の模式図である。
【0009】図1中、100は冷媒を吸入圧縮する圧縮
機であり、200は圧縮機100にて圧縮された冷媒を
冷却する放熱器(ガスクーラ)である。そして、放熱器
200の出口側には、放熱器200の出口側の冷媒温度
に基づいて放熱器200の出口側の冷媒圧力を制御する
圧力制御弁300が配設されており、この圧力制御弁3
00は高圧の冷媒を減圧する減圧器も兼ねている。
【0010】400は圧力制御弁300にて減圧された
液相冷媒を蒸発させる蒸発器であり、500は気相冷媒
と液相冷媒とを分離するとともに、サイクル中の余剰冷
媒を一時的に蓄えるアキュームレータ(タンク手段)で
ある。なお、600は放熱器200から流出する冷媒を
圧力制御弁300を迂回させて蒸発器400側に導くバ
イパス通路であり、このバイパス通路600には、放熱
器200出口側の圧力が所定値(本実施形態では約15
[MPa])以上となったときに開くリリーフ弁(弁手
段)610が配設されている。
【0011】そして、圧縮機100、放熱器200、圧
力制御弁300、蒸発器400及びアキュームレータ5
00は、それぞれ配管Pによって接続されて閉回路を形
成している。次に、圧力制御弁300の詳細構造につい
て図2を用いて述べる。310は放熱器200から蒸発
器400に至る冷媒流路の一部を形成するとともに、制
御弁本体320を収納するケーシングであり、このケー
シング310は、放熱器200側に接続される流入口3
13が形成された第1ケーシング311、及び蒸発器4
00側に接続される流出口314が形成された第2ケー
シング312から形成されている。
【0012】321は、制御弁本体320のケーシング
の一部を兼ねるとともに、制御弁本体320を第2ケー
シング312にネジ止め固定すための取付部(隔壁部)
であり、この取付部(隔壁部)321は、ケーシング3
10内の空間(冷媒流路)を上流側空間315と下流側
空間316とに仕切っている。そして、取付部(隔壁
部)321には、両空間315、316とを連通させる
弁口322が形成されており、この弁口322は、針状
のニードル弁体(以下、弁体と略す。)323により開
閉される。
【0013】また、上流側空間315には、密閉空間
(ガス封入室)324が形成されており、この密閉空間
324は、密閉空間324内外の圧力差に応じて変形変
位する、ステンレス材からなる薄膜状のダイヤフラム
(変位部材)325、及びダイヤフラム325の厚み方
向一端側に配設されたダイヤフラム上側支持部材(第1
部材)326から形成されている。
【0014】一方、ダイヤフラム325の厚み方向他端
側には、ダイヤフラム上側支持部材(以下、上側支持部
材と略す。)326と共にダイヤフラム325の外縁部
を挟み込んでダイヤフラム325を保持するダイヤフラ
ム下側支持部材(保持部材)327が配設されており、
このダイヤフラム下側支持部材(以下、下側支持部材と
略す。)327のうち、ダイヤフラム325の外縁部に
形成された湾曲部(変形促進部)325aに対応する部
位には、図3に示すように、湾曲部325aの湾曲形状
に沿う形状に形成された凹部327aが形成されてい
る。
【0015】なお、湾曲部325aとは、ダイヤフラム
325の径外方側の一部をその厚み方向(本実施形態で
は下側支持部材327側)に向けて突出するように湾曲
させたもので、ダイヤフラム325が密閉空間324内
外の圧力差に略比例して変形変位するようにするための
ものである。また、ダイヤフラム325と上側支持部材
326との間には、湾曲部325aの曲率が所定範囲外
となるまで(湾曲部325aが略平板状となるまで)ダ
イヤフラム325が変形変位することを抑制すべく、上
側支持部材326と別に設けられた金属製のプレート3
28が配設されている。
【0016】そして、プレート328は、湾曲部325
aの湾曲形状に沿うような形状にプレス成形されている
とともに、このプレート328のうち湾曲形状に沿うよ
うに下側支持部材327側に向けて突出するように湾曲
した部位(以下、この部位を変形抑制部328aと呼
ぶ。)は、ダイヤフラム325の剛性と同等又はそれよ
り高い剛性を有するように、材質及び板厚等が選定され
ている。
【0017】また、ダイヤフラム325は、ダイヤフラ
ム325が中立状態から弁体304側(ダイヤフラム3
25の厚み方向他端側)に向けて変位したときに、弁体
323が弁口322を閉じる向きに変位し、一方、ダイ
ヤフラム325が厚み方向一端側(密閉空間324側)
に向けて変位したときに、弁体323が弁口322を開
く向きに変位するように、弁体323の長手方向一端側
にステンレス材料からなる補強部材332と共に溶接さ
れている。
【0018】ここで、ダイヤフラム325が中立状態で
あるとは、ダイヤフラム325が変形変位しておらず、
変形変位に伴う応力が略0の状態をいう。また、ダイヤ
フラム325の厚み方向他端側には、圧力導入口329
を介して放熱器200出口側の冷媒圧力(圧縮機100
の吐出圧)が作用する。一方、ダイヤフラム325の厚
み方向一端側には、図2に示すように、弁体323を介
してコイルバネ(弾性部材)330の弾性力が作用する
とともに、密閉空間324の内圧が作用しており、密閉
空間324の内圧は、上流側空間315内の冷媒温度に
応じて変化する。
【0019】したがって、圧力制御弁300(弁体32
3)は、上流側空間315に位置する密閉空間324に
より放熱器200出口側の冷媒温度を感知して、その内
圧による力とコイルバネ330の弾性力との和(以下、
この和を閉弁力と呼ぶ。)と、放熱器200出口側の冷
媒圧力による力(以下、この力を開弁力と呼ぶ)との釣
り合いにより可動する。
【0020】ところで、本実施形態では、密閉空間32
4内には、冷媒(CO2 )がその温度が0℃での飽和液
密度から臨界点での飽和液密度に至る範囲の密度(本実
施形態では約600kg/m3 )で封入され、一方、コ
イルバネ330の初期設定荷重(弁口322を閉じた状
態での弾性力)は、冷媒が臨界圧力以下の凝縮域におい
て、所定の過冷却度(本実施形態では約10℃)を有す
るように設定されている。
【0021】因みに、初期設定荷重は、密閉空間324
内での圧力換算で約0.5〜1[MPa]であり、初期
設定加重は、調整ナット331を回すことにより調節す
る。このため、圧力制御弁300は、図4の太い実線η
max に示すように、超臨界領域では、600kg/m3
の等密度線に沿うように、放熱器200出口側の冷媒温
度に基づいて放熱器200出口側の冷媒圧力(図4のC
点)を制御する。一方、臨界圧力以下では、600kg
/m3 の等密度線は、飽和液線SLに略沿って変化す
る。このとき、コイルバネ330によって弁体323に
初期荷重が与えられているので、放熱器200出口側の
冷媒が約10℃の過冷却度(サブクール)を有するよう
に放熱器200出口側の冷媒圧力が制御される。
【0022】なお、324aは密閉空間324(感温
部)に冷媒を封入する封入管であり、この封入管324
aは、上流側空間315内の冷媒温度に対して密閉空間
324内の冷媒温度を時間差無く追従させるべく、銅な
どの熱伝導率の高い金属にて形成されている。次に、本
実施形態の特徴を述べる。
【0023】本実施形態によれば、ダイヤフラム325
と上側支持部材326との間には、湾曲部325aの曲
率が所定範囲外となるまで(湾曲部325aが略平板状
となるまで)ダイヤフラム325が変形変位することを
抑制する変形抑制部328aが設けられているので、湾
曲部325aが大きく変形することを防止できる。した
がって、圧縮機100(冷凍サイクル)の起動・停止を
繰り返しても、湾曲部325aが早期に疲労破壊してし
まうことを防止できるので、ダイヤフラム325の耐久
性を向上させることができる。
【0024】また、ダイヤフラム325は、ダイヤフラ
ム325が中立状態からその厚み方向他端側に向けて変
位したときに弁口322を閉じる向きに変位し、厚み方
向一端側に向けて変位したときに弁口322を開く向き
に変位するように構成されているので、ダイヤフラム3
25は中立状態からダイヤフラム325の厚み方向他端
側及び一方側に変形変位することとなる。
【0025】したがって、弁体322の最大変位量に比
べて、ダイヤフラム325の最大変形変位量を小さくす
ることができるので、ダイヤフラム325を中立状態か
ら厚み方向一方側及び他方側のいずれか一方側のみで変
形変位させる場合に比べて、ダイヤフラム325に発生
する最大応力を小さくすることができる。延いては、ダ
イヤフラム325の耐久性を向上させることができる。
【0026】ところで、制御弁本体320単体を大気中
に放置したとき、すなわち組立て工程における密閉空間
324内外の圧力差(大気圧と密閉空間324との圧力
差)は、冷凍サイクル中に圧力制御弁300を配設した
場合における密閉空間324内外の圧力差(上流側空間
315と密閉空間324との圧力差)に比べて非常に大
きいので、組立て工程にダイヤフラム325が破損する
可能性が高い。
【0027】これに対して、本実施形態では、下側支持
部材327に湾曲部325aに沿う形状に形成された凹
部327aが形成されているので、組立て工程中に、密
閉空間324内外の圧力差により湾曲部325aにてダ
イヤフラム325が大きく変形することを防止すること
ができる。延いては、組み立て工程時に、ダイヤフラム
325が湾曲部325aにて破損することを防止でき
る。
【0028】また、変形抑制部328aは、金属製のプ
レート328にプレス加工を施すことにより形成されて
いるので、例えば上側支持部材326の内壁に直接に変
形抑制部328aを形成する場合に比べて、容易に変形
抑制部328aを設けることができる。 (第2実施形態)第1実施形態では、金属製のプレート
328にプレス加工を施して変形抑制部328aを設け
たが、本実施形態は、図5に示すように、樹脂又はゴム
にてプレートを形成したものである。
【0029】なお、このとき、プレート328(変形抑
制部328a)の剛性は、第1実施形態と同様に、ダイ
ヤフラム325と同等又はそれ以上とする必要がある。 (第3実施形態)本実施形態は、通常の冷房負荷におい
ては、弁体323(ダイヤフラム325)の変位量(リ
フト量)は微少であることに基づいてなされたものであ
る。具体的には、図6に示すように、ダイヤフラム32
5が中立状態にあるときに、湾曲部325aに変形抑制
部328aが接触するように構成したものである。
【0030】そして、本実施形態では、ダイヤフラム3
25が中立状態にあるときに、弁口322が所定の開度
を有するように、弁体323及びダイヤフラム325の
位置を設定するとともに、通常の圧力制御時において
は、ダイヤフラム325を中立状態にある位置より下側
支持部材327側にて使用するように構成したものであ
る。
【0031】これにより、圧縮機100(冷凍サイク
ル)の起動時に、ダイヤフラム325が中立状態を越え
て大きく変形変位することを防止できるので、湾曲部3
25aが早期に疲労破壊してしまうことを確実に防止で
きる。 (第4実施形態)本実施形態は、図7に示すように、弁
体323のうち弁口322の弁座(エッジ部)322a
に接触する弁部323aに、弁体323が弁口322を
開く向きに所定量だけ変位(リフト)したときに、それ
以前に比べて、弁体323の変位量(リフト量)に対す
る実際の弁口322の開口面積の増加量が大きくなるよ
うに、弁部323aのテーパ角度θを弁体323の長手
方向部位によって変化させた(θ1 >θ2 )としたもの
である。
【0032】これにより、弁体323が弁口322を開
く向きに所定量だけ変位(リフト)したときに、それ以
前に比べて、弁口322の開口面積が大きく増加するの
で、放熱器200出口側の冷媒圧力(吐出圧)が大きく
上昇することが防止される。したがって、密閉空間32
4内外の圧力差が増大することを防止できるので、湾曲
部325a(ダイヤフラム325)が大きく変形変位す
ることが防止され、ダイタフラム325の耐久性を向上
させることができる。
【0033】ところで、本発明に係る圧力制御弁は、二
酸化炭素を使用した冷凍サイクルに使用が限定されるも
のではなく、例えば、エチレン、エタン、酸化窒素等の
超臨界域で使用する冷媒を用いた冷凍サイクルは勿論、
フロンを冷媒とする冷凍サイクルにも適用することがで
きる。また、上側支持部材326の内壁に直接に変形抑
制部328aを形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷凍サイクルの模式図である。
【図2】第1実施形態に係る圧力制御弁の断面図であ
る。
【図3】第1実施形態に係る圧力制御弁の拡大図であ
る。
【図4】二酸化炭素のp−h線図である。
【図5】第2実施形態に係る圧力制御弁の拡大図であ
る。
【図6】第3実施形態に係る圧力制御弁の拡大図であ
る。
【図7】第4実施形態に係る圧力制御弁の弁体を示す拡
大図である。
【符号の説明】
324…密閉空間、325…ダイヤフラム(変位部
材)、325a…湾曲部、326…上側支持部材(第1
部材)、327…下側支持部材(第2部材)、328…
プレート、328a…変形抑制部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊勢 貞武 東京都世田谷区等々力7丁目17番24号 株 式会社不二工機内 Fターム(参考) 3H106 EE48 GC29 KK23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気圧縮式冷凍サイクルの放熱器(20
    0)から蒸発器(400)まで至る冷媒流路に配置さ
    れ、前記放熱器(200)出口側の冷媒温度に応じて前
    記放熱器(200)出口側の冷媒圧力を制御する圧力制
    御弁であって、 前記冷媒流路内に位置し、前記冷媒流路を上流側空間
    (315)と下流側空間(316)とに仕切るととも
    に、前記上流側空間(315)と前記下流側空間(31
    6)と連通させる弁口(322)が形成された隔壁部
    (321)と、 前記上流側空間(315)内に密閉空間(324)を形
    成し、前記密閉空間(324)内外の圧力差に応じて変
    位する、薄膜状の変位部材(325)、 前記変位部材(325)の厚み方向一端側に配設され、
    前記変位部材(325)と共に前記密閉空間(324)
    を形成する第1部材(326)と、 前記変位部材(325)の厚み方向他端側に配設され、
    前記第1部材(326)と共に前記変位部材(325)
    を保持する第2部材(327)と、 前記変位部材(325)の厚み方向他端側にて前記変位
    部材(325)に接触して前記変位部材(325)と連
    動して変位し、前記弁口(322)を開閉する弁体(3
    23)とを備え、 前記変位部材(325)の厚み方向他端側には、前記放
    熱器(200)出口側の冷媒圧力が作用し、 前記変位部材(325)の外縁部には、その厚み方向に
    突出して湾曲する湾曲部(325a)が形成され、 さらに、前記変位部材(325)の厚み方向一端側に
    は、前記湾曲部(325a)の曲率が所定範囲外となる
    まで前記変位部材(325)が変位することを抑制する
    変形抑制部(328a)が設けられていることを特徴と
    する圧力制御弁。
  2. 【請求項2】 前記変形抑制部(328a)は、前記変
    位部材(325)以上の剛性を有し、かつ、前記湾曲部
    (325a)の湾曲形状に沿うような形状に形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の圧力制御弁。
  3. 【請求項3】 前記変形抑制部(328a)は、前記変
    位部材(325)が中立状態にあるときに前記湾曲部
    (325a)に接触していることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の圧力制御弁。
  4. 【請求項4】 前記変形抑制部(328a)は、前記第
    1部材(326)と別体に設けられたプレート(32
    8)に形成されていることを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれか1つに記載の圧力制御弁。
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