JP2000192721A - 走行装置および扉装置 - Google Patents

走行装置および扉装置

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JP2000192721A
JP2000192721A JP10372640A JP37264098A JP2000192721A JP 2000192721 A JP2000192721 A JP 2000192721A JP 10372640 A JP10372640 A JP 10372640A JP 37264098 A JP37264098 A JP 37264098A JP 2000192721 A JP2000192721 A JP 2000192721A
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door
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shaft
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉体の上下方向および前後方向への調整が少
ない部品点数でき、製造性を向上でき小型化する扉装置
を提供する。 【解決手段】 扉体に埋設するケース体6の一端面に、
軸支孔部22および嵌挿孔41を開口する。軸支孔部22に雄
ねじ部24を有した調整子23を回転自在に嵌挿する。調整
子23に回転にて扉体の移動方向に移動する板状の移動子
30を螺合して上下調整手段35を配設する。嵌挿孔41に偏
芯する係合凹部52を有した前後調整手段47を回動可能に
嵌挿する。ケース体6内に移動子30が係合する切欠部65
および係合凹部52に係合する係止突部68を設けた位置調
整体60を扉体の移動方向に回動および厚さ方向に移動可
能に配設する。位置調整体60にガイドレール2に係合す
る走行輪64を有した走行輪64を連結する。前後調整手段
47の回動および調整子23の回転にて位置調整体60を扉体
の厚さ方向および走行方向に移動し、扉体を位置調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被走行物をガイド
レールに走行可能に支持する走行装置およびこの走行装
置が扉体に取り付けられた扉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建造物の間口や家具の開口を開閉
する扉装置として、例えば建造物の床面や家具の底板な
どに沿って取り付けられた長手状のガイドレールに、扉
体の下端部に設けた戸車である走行輪を転動可能に係合
するとともに、扉体の上端縁をガイドレールに沿って建
造物の天井や家具などの天板などに設けたガイド溝に係
合して、扉体を走行可能に支持して建造物の間口や家具
の開口を開閉する構成が知られている。
【0003】そして、従来の扉装置では、一般に使用さ
れる扉体は、走行輪を軸支する車軸は扉体に対して走行
輪が進退、すなわち上下方向に移動可能に設けられ、建
造物の間口や家具などの開口に対して確実に閉塞でき、
かつ走行時に他の部位と干渉することなく扉体を安定し
て走行可能に調整可能となっている。しかしながら、扉
体は、移動させて建造物の間口や家具などの開口を開閉
するため、扉体の厚さ寸法を大きくできないことから、
他の部位と干渉することなく安定して走行できるととも
に確実に開閉できる構成とするために走行輪を扉体に対
して厚さ寸法に沿って移動可能とする構成は、限られた
扉体の厚さ寸法内では困難である。
【0004】一方、扉体を吊り下げ支持する構成ではあ
るが、扉体を上下方向に移動調整できるとともに、扉体
の厚さ方向である前後方向にも移動できる構成として、
特開平9−279934号公報に記載の構成が知られて
いる。
【0005】この特開平9−279934号公報に記載
の扉装置は、扉体の上端一側面に位置してガイドレール
上を走行可能に係合し扉体を吊り下げ支持する吊り下げ
支持装置を設けている。
【0006】そして、吊り下げ支持装置は、扉体の端部
に固着して取り付けられるケース体を有している。ま
た、このケース体には、扉体のガイドレールに沿った移
動方向に軸方向を沿って配設した一対の調整ボルトの一
方の回動により扉体の移動方向に沿ってケース体内を移
動するプレート調整体が配設されている。そして、この
プレート調整体には、移動方向に斜めに交差する案内溝
が設けられている。また、ケース体には、上端部にガイ
ドレール上を走行可能なガイドローラを有し下端部にプ
レート調整体の案内溝に係合する連結片を突設した走行
手段が設けられ、調整ボルトの回動により移動するプレ
ート調整体により、走行手段は扉体の移動方向に対して
直交方向に移動する。さらに、ケース体には、他方の調
整ボルトの回動により扉体の移動方向に沿ってケース体
内を移動する上下調整ブロックが配設されている。ま
た、ケース体には、回動自在に上下調整ブロックが係合
するとともに走行手段が連結されて走行手段をケース体
に支持する上下調整体が配設され、他方の調整ボルトの
回動により移動する上下調整ブロックにより、上下調整
体が回動し、連結された走行手段がケース体に対して上
下方向に移動する。
【0007】そして、この特開平9−279934号公
報に記載の扉装置の上下方向および前後方向へ移動させ
る構成を、扉体の下部に設けて走行可能にする構成が考
えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平9−279934号公報に記載の扉装置では、扉体
に取り付けられるケース体に対して、ケース体を吊り下
げ支持する走行手段を上下方向および前後方向に移動さ
せるために多くの部材を用いるので、走行移動させる扉
体に設ける構成としても製造性の向上および軽量小型化
が図りにくい。
【0009】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、被走行物の上下方向および前後方向への調整が
少ない部品点数で可能となり、製造性が向上し小型化す
る走行装置および扉装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の走行装置
は、被走行物をガイドレール上で走行可能に支持する走
行装置において、前記被走行物に取り付けられるケース
体と、このケース体内に前記被走行物の走行方向に対し
て略直交かつ略水平方向に移動可能でかつこの移動方向
に沿って軸方向を有するシャフトにて回動可能に軸支さ
れ、係止部を有した位置調整体と、前記ケース体に回動
可能に設けられ、回動軸心に対して偏芯した位置に前記
位置調整体の係止部を係合する係合部を有し、回動によ
り前記位置調整体を前記走行物の走行方向に対して略直
交かつ略水平方向に移動させる前後調整手段と、前記ケ
ース体に配設され、回転可能に設けられた調整子および
前記位置調整体に係合し前記調整子の回転により前記被
走行物の走行方向に沿って移動して前記位置調整体を前
記シャフトを回転軸として回動させる移動子を備えた上
下調整手段と、前記位置調整体に回転自在に軸支され前
記ガイドレール上を走行する走行輪とを具備したもので
ある。
【0011】そして、被走行物を走行方向に対して略直
交かつ略水平方向である前後方向に移動調整する場合に
は、前後調整手段を回動し、位置調整体の係止部が係止
される前後調整手段の偏芯した位置の係合部が円弧状に
回動してシャフトに軸支された位置調整体がシャフトに
案内されて前後方向の移動に変換され、位置調整体がケ
ース体内を前後方向に移動する。この位置調整体の移動
により、位置調整体に軸支されガイドレール上を走行す
る走行輪もケース体に対して前後方向に移動し、被走行
物が前後方向に移動調整される。また、被走行物を上下
方向に移動調整する場合には、上下調整手段のケース体
に回転可能に設けた調整子を回転してこの調整子に係合
する移動子を被走行物の走行方向に移動させ、移動子が
係合する位置調整体を被走行物の走行方向に対して略直
交かつ略水平方向に軸方向を有するシャフトを回転軸と
して回動させる。この位置調整体の回動により、位置調
整体に軸支する走行輪も連動して移動し、位置調整体の
回動軌跡の上下方向に沿ったベクトル分により走行輪が
ケース体に対して上下方向に移動し、被走行物が上下方
向に移動調整される。したがって、被走行物の走行方向
に対して略直交かつ略水平方向に移動可能でかつこの移
動方向に軸方向を有するシャフトにて回動可能に軸支し
た位置調整体に前後調整手段および上下調整手段を直接
係合させ、これら前後調整手段の回動および上下調整手
段の回転により位置調整体を移動および回動させるた
め、部品点数が減少し、容易に製造性が向上するととも
に小型軽量化する。
【0012】請求項2記載の走行装置は、請求項1記載
の走行装置において、位置調整体の係止部は、被走行物
の走行方向に向けて突出して設けられ、前後調整手段の
係合部は、前記係止部が係合可能に凹状に窪んで形成さ
れたものである。
【0013】そして、被走行物の走行方向に向けて突設
した位置調整体の係止部を、前後調整手段の凹状に窪ん
で形成した係合部に係合させる。したがって、簡単な構
造で扉体の前後方向への調整移動が容易となる。
【0014】請求項3記載の走行装置は、請求項1また
は2記載の走行装置において、走行輪は、位置調整体に
設けられシャフトに対して略水平方向に位置して略並列
に軸方向を有した車軸により回転自在に軸支されたもの
である。
【0015】そして、位置調整体の回動軸となるシャフ
トに対して略水平方向に位置して略並列に軸方向を有し
て設けた車軸により位置調整体に走行輪を回転自在に軸
支するので、位置調整体の回動軌跡が車軸の位置で略上
下方向に沿った回動となり、位置調整体の回動距離が走
行輪の上下方向の移動となる。したがって、上下調整の
効率が向上する。
【0016】請求項4記載の走行装置は、請求項1ない
し3いずれか一記載の走行装置において、上下調整手段
の調整子は、雄ねじ部を有し軸方向が被走行物の走行方
向に沿って軸方向へ移動することなく回転可能に配設さ
れ、上下調整手段の移動子は、前記雄ねじ部に螺合する
雌ねじ部を有し平面方向が前記走行物の走行方向に対し
て略直交方向に沿った舌片状の係止爪部を備え、位置調
整体は、前記被走行物の走行方向に対して略直交かつ略
水平方向に沿って凹溝状に設けられ、前記係止爪部が前
記被走行物の走行方向に対して略直交方向に移動可能に
係合する係合溝部を備えたものである。
【0017】そして、被走行物を上下方向に移動調整す
るために上下調整手段の調整子を回転させた際、被走行
物の走行方向に沿って軸方向を有し軸方向に移動不可能
に配設した調整子の雄ねじ部に係合する雌ねじ部を設け
た移動子が被走行物の走行方向に沿って移動し、移動子
の舌片状の係止爪部が係合する位置調整体を回動させて
上下方向に移動調整させる。また、位置調整体が前後調
整手段により前後方向に移動される場合には、移動子の
係止爪部は平面方向が被走行物の走行方向に対して略直
交方向に沿って設けられ、係止爪部が位置調整体に被走
行物の走行方向に対して略直交かつ略水平方向に沿って
凹溝状に設けた係合溝部を相対的に移動するので、上下
方向の位置が可変することなく前後移動する。したがっ
て、簡単な構造で位置調整体の前後方向の移動および上
下方向の移動が互いに関与することなく移動可能とな
る。
【0018】請求項5記載の走行装置は、請求項1ない
し4いずれか一記載の走行装置において、ケース体は、
前後調整手段を回動可能に嵌挿し内周面に周方向に沿っ
て凹凸状の係止手段を設けた嵌挿孔を有し、前記前後調
整手段は、嵌挿孔に嵌挿可能に周面が円筒状に形成され
前記係止手段に係脱可能に係止される爪部を有したもの
である。
【0019】そして、被走行物を前後方向へ移動調整す
るために前後調整手段を回動した際、周面が円筒状の前
後調整手段を嵌挿するケース体の嵌挿孔の内周面に周方
向に沿って凹凸状の係止手段を、前後調整手段の爪部が
凹凸を乗り越えるように係脱することによりクリック感
が得られ、所定位置に被走行物を移動調整して前後調整
手段の回動を停止することにより、係止手段に爪部が係
止されて前後調整手段の回動が規制される。したがっ
て、簡単な構造で前後調整手段の回動および回動規制に
よる位置決めが容易となる。
【0020】請求項6記載の走行装置は、請求項1ない
し5いずれか一記載の走行装置において、前後調整手段
および上下調整手段は、ケース体の一面側に臨んで配設
されたものである。
【0021】そして、前後調整手段および上下調整手段
をケース体の一面側に臨んで配設したため、ケース体の
一面を外方に臨ませてケース体を被走行物に取り付ける
ことにより、被走行物の前後方向への移動調整および上
下方向への移動調整が一面側からの操作により可能とな
る。
【0022】請求項7記載の扉装置は、ガイドレール
と、このガイドレールに走行輪が走行可能に係合する請
求項1ないし6いずれか一記載の走行装置と、この走行
装置に取り付けられる扉体とを具備したものである。
【0023】そして、部品点数が少なく製造性の向上お
よび軽量小型化が容易な請求項1ないし6いずれか一記
載の走行装置に扉体を取り付け、この走行装置の走行輪
をガイドレールに係合して扉体をガイドレールに沿って
移動させる。また、ガイドレールに案内走行される扉体
は、走行装置の前後調整手段および上下調整手段を操作
して扉体のガイドレールに対する位置を調整し、例えば
扉体の開閉位置の調整や移動の際の他部位との干渉の防
止のための調整などをする。したがって、部品点数が少
なく製造性の向上および軽量小型化が容易な請求項1な
いし6いずれか一記載の走行装置が取り付けられる扉体
の小型化が図れる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の扉
装置を図面を参照して説明する。
【0025】図4において、1は扉装置で、この扉装置
1は、図示しない建造物の床板や家具などの底板などに
沿って取り付けられた長手状のガイドレール2と、この
ガイドレール2に略平行に建造物の天井や家具などの天
板などに沿って凹溝状に設けられた図示しないガイド溝
とを備えている。
【0026】そして、ガイドレール2は、例えば押出成
形されたアルミニウム合金製で、床板あるいは底板など
に沿って凹溝状に設けられたレール取付溝2a内に圧入さ
れて取り付けられる台座部2bを有している。なお、台座
部26は、硬質合成樹脂や硬質ゴムなどの衝撃吸収部材な
どにて形成してもよい。また、この台座部2bの上面に
は、レール取付溝2aの幅方向に沿った断面で上方に凹状
に湾曲する長手方向に沿った溝状のレール溝2cが設けら
れている。さらに、台座部2bの長手方向の両側上縁に
は、レール取付溝2aの縁に係合するガイド縁部2dが設け
られている。また、ガイド縁部2dのレール溝2c側の縁に
は、脱輪防止段差部2eが設けられている。なお、ガイド
レール2は、例えばねじやボルト、接着剤などの取付部
材にて取り付けてもよい。
【0027】一方、4は例えば被走行物としての引戸で
ある扉体で、この扉体4は、図示しない建造物の間口や
家具の開口を開閉可能な平板状に形成され、下端面4aお
よび一側面4bの2面に亘って開口する矩形状の埋設凹部
4cを例えば下端両側に2箇所設けている。そして、埋設
凹部4cには走行装置5が固着され、扉体4は下端面4aか
ら一部が突出してガイドレール2のレール溝2cに係合す
る走行装置5によりガイドレール2に沿って走行可能に
支持される。
【0028】また、走行装置5は、扉体4の埋設凹部4c
内に例えば圧入されて埋設されるケース体6を備えてい
る。このケース体6は、合成樹脂などにて一対の側板6
a,6aと一対の端板6b,6bと上板部6cとにて下面に開口
部6dを開口する内室7を有し扉体4の埋設凹部4cに対応
する形状の略偏平箱状に形成されている。そして、ケー
ス体6の上板部6cは、埋設凹部4cへのケース体6の装着
の際にケース体6を案内して装着が容易となるように上
面が埋設凹部4cの上面に対応して円弧状に形成され補強
用に肉厚に形成されている。
【0029】また、ケース体6の上板部6cには、扉体4
の走行方向となる扉体4の幅方向であるケース体6の長
手方向に沿って通孔状、すなわち扉体4の埋設凹部4c内
に取り付けられた際に扉体4の一側面に臨む一方の端板
6bから反対側の他方の端板6bに取付手段としての木ねじ
などの図示しないねじを貫通する通孔状のねじ孔9が設
けられている。このねじ孔9は、ねじの頭部を嵌挿し扉
体4の一側面に臨む一方の端板6bに開口する径大孔部9a
とねじの雄ねじ部が嵌挿されねじの頭部が嵌挿不可能で
反対の他方の端板6bに開口する径小孔部9bとが同軸状に
形成され、径大孔部9aと径小孔部9bとの間にはねじの頭
部が当接する段差状にねじ頭当接部9cが設けられてい
る。そして、ねじ孔9に貫通するねじの雄ねじがケース
体6の反対側の端板6bから突出して扉体4に螺着し、ケ
ース体6が一方の端板6bを扉体4の一側面4bに面して取
り付け固定される。
【0030】さらに、ケース体6の上板部6cの下面に
は、下方に向けて突出し扉体4の走行方向となるケース
体6の長手方向である端板6b,6bの対向方向に対向する
一対の移動規制リブ11,11が突設され、これら移動規制
リブ11,11間に凹溝状の案内凹部12が設けられている。
また、ケース体6の上板部6cの下面には、移動規制リブ
11,11より埋設凹部4c側のケース体6の他方の端板6b側
に位置して下方に向けて突出する軸支リブ13が突設され
ている。さらに、軸支リブ13の下部には、下端面から移
動規制リブ11側の一側面に亘って開口する凹状のねじ止
め凹部14が設けられている。
【0031】また、ケース体6の他方の端板6bには、軸
支リブ13に対向する位置に装着孔部15が開口形成されて
いる。そして、この装着孔部15には、ねじ止め体16が取
り付けられている。このねじ止め体16は、装着孔部15に
嵌挿されて閉塞する略柱状に形成されている。そして、
ねじ止め体16には、先端部が自由端で弾性を有した舌片
状に形成され、先端部に装着孔部15の内側縁に係合する
取付爪部17を有した装着片部18が複数、例えば3つ設け
られている。また、ねじ止め体16の先端部には、軸方向
に沿って突設され軸支リブ13の下端面に当接するととも
に軸支リブ13のねじ止め凹部14の下方に突出してねじ止
め凹部14とにて軸受部19を構成するねじ保持片20が設け
られている。
【0032】一方、扉体4の一側面4bに臨むケース体6
の一方の端板6bには、軸受部19に対向する位置に内室7
に連通する円形通孔状の軸支孔部22が設けられている。
そして、この軸支孔部22には、略ねじ状の調整子23が回
転自在に軸支されている。この調整子23は、先端側とな
る一端を除く外周面に雄ねじ部24を有した略円柱状の軸
部25と、この軸部25の基端側となる他端に軸支孔部22に
嵌挿可能に径大に設けられた操作頭部26とを備えてい
る。また、調整子23には、軸部25の操作頭部26側である
基端に座金27が一体に設けられている。なお、座金27
は、一体成形に限らず、例えば別途回転自在に抜止め嵌
挿して一体的に取り付けた構成でもよい。さらに、操作
頭部26の端面には、例えばプラスドライバなどの治具が
係合可能な操作溝部28が設けられている。
【0033】そして、調整子23は、軸支リブ13とねじ止
め体16のねじ保持片20とにて挟持されるように軸受部19
に軸部25の先端が回転自在に軸支されるとともに、軸部
25が一体に設けられた座金27が軸支孔部22の縁に係止さ
れた状態で操作頭部26が軸支孔部22内に嵌挿され、雄ね
じ部24がケース体6に接触することなく、軸支リブ13と
座金27とにて軸方向に移動規制されて回転自在に軸支さ
れている。
【0034】また、調整子23には、移動子30が取り付け
られている。この移動子30は、扉体4の走行方向に対し
て直交方向である扉体4の厚さ方向となるケース体6の
幅狭方向、すなわちケース体6の側板6a,6aの対向方向
に沿った平面を有する平板状に形成されている。また、
移動子30の略中央には、調整子23の軸部25の雄ねじ部24
が螺合する雌ねじ部31が設けられている。そして、移動
子30は、ケース体6に設けられた案内凹部12内に上端部
が扉体4の走行方向に移動可能に係合され、下端部が扉
体4の走行方向に対して直交方向に平面を有する舌片状
の係止爪部32を構成し、調整子23の回転により移動子30
が扉体4の走行方向に沿って案内凹部12内の範囲で移動
する。
【0035】なお、調整子23の雄ねじ部24および移動子
30の雌ねじ部31は、調整子23の回転により移動子30が移
動するが移動子30に移動される力が加わっても調整子23
は回転しないように、進み角が小さく形成されてセルフ
ロック機構を有する。そして、調整子23と移動子30とに
て上下調整手段35が構成されている。
【0036】また、ケース体6の一方の端板には、内室
7に連通する略円形通孔状の嵌挿孔41が設けられてい
る。この嵌挿孔41は、外面側の縁が径大に形成されて嵌
挿凹部42が設けられ、内室7側の内周面が嵌挿凹部42側
に向けてラッパ状に拡開するテーパ面43が設けられ、嵌
挿孔41の内室7側の縁が抜止爪部44となっている。さら
に、嵌挿凹部42の内周面には、周方向に沿って凹凸状、
すなわち内周面に係止手段としての内歯車45が設けられ
ている。
【0037】そして、この嵌挿孔41には、前後調整手段
47が設けられている。この前後調整手段47は、嵌挿凹部
42内に嵌挿され一面略中央に例えばプラスドライバなど
の治具が係合可能な操作窪み部48を有した略円板状の操
作板部49と、この操作板部49の他面略中央に略同軸上に
設けられ嵌挿孔41に回転自在に嵌挿される略円柱状の軸
支部50と、軸支部50の端部周縁に径大に鍔状に形成され
ケース体6の抜止爪部44に係止されるフランジ部51と、
軸支部50の端面に偏位した位置に周縁に連続して切欠形
成された係合部としての係合凹部52とを備えている。ま
た、操作板部49の外周面の一部には、内歯車45に係脱、
すなわち内歯車45の歯を乗り越え可能に係合する爪部53
が設けられている。そして、前後調整手段47は、係合凹
部52が内室7内に向けて圧入され、フランジ部51がケー
ス体6の抜止爪部44に係止されて嵌挿孔41に回転可能に
嵌挿され、爪部53が内歯車45の歯を乗り越えることによ
りクリック感が付与されて回転し、爪部53が内歯車45の
歯に係止されて回転規制される。
【0038】なお、操作板部49の一面には、矢印状の表
示部54が設けられている。この表示部54は、係合凹部52
の変位する位置に対応して設けられ、係合凹部52が最下
位置、すなわち操作板部49を回転操作することにより移
動する円周軌跡の軸支部50の中心の下方に位置する最下
位置となる際に上方に矢印が向くように設けられてい
る。
【0039】一方、ケース体6には、下面の開口部6dの
近傍でかつ一方の端板6b側に位置して、扉体4の走行方
向に対して直交かつ水平方向である扉体4の厚さ方向、
すなわち側板6a,6aの対向方向に沿って軸方向を有する
シャフト55を軸支する軸受孔56を内室7を介して側板6
a,6aに貫通形成されている。また、ケース体6には、
下面の開口部6dの近傍で軸受孔56と反対側には、開口部
6dの縁に連続して上下方向に沿って溝状の軸受溝部57が
側板6a,6aの対向面に対向して設けられている。
【0040】そして、ケース体6の内室7内には、シャ
フト55に回転自在かつシャフト55の軸方向に摺動自在に
位置調整体60が軸支されて配設されている。この位置調
整体60は、例えば鋼板などにて折曲形成され、対向する
一対の側板部60a ,60a と、これら側板部60a ,60a の
一縁にそれぞれを連結する端板部60b とにて断面略コ字
状に形成されている。また、一対の側板部60a ,60a に
は、端板部60b 側で端板部60b の一端側である下端側に
位置してシャフト55を回転自在に貫通するシャフト孔61
が設けられている。そして、位置調整体60は、端板部60
b がケース体6の端板6bに対向され、ケース体6に軸支
されたシャフト55を回転軸としてケース体6内で回動自
在かつシャフト55の軸方向にシャフト55に案内されるよ
うに移動自在に軸支されている。
【0041】また、側板部60a ,60a には、シャフト孔
61と略水平方向で反対側でケース体6の軸受溝部57に対
応する位置に、車軸62をシャフト55に対して略平行に軸
支する連結軸孔63が設けられている。さらに、車軸62に
は、外周の一部が位置調整体の下端縁から突出、すなわ
ち位置調整体60の回動外端縁より突出するように、ガイ
ドレール2のレール溝2cに転動自在に係合する走行輪64
が回転自在に軸支されている。なお、車軸62は、位置調
整体60の回動に伴って両端部がケース体6の内面に接触
しないように軸受溝部57,57に対応する位置で上下方向
に移動する。
【0042】さらに、位置調整体60には、側板部60a ,
60a の端板部60b 側で端板部60b の他端側である上端
側、すなわちシャフト孔61と反対側に位置して、上方で
あるシャフト孔61と反対側の側板60a の縁からシャフト
孔61に向けて係合溝部としての切欠部65がそれぞれ対向
して切欠形成されている。これら切欠部65,65は、端板
部60b と反対側の一縁がさらに凹状に切り欠かれ、移動
子30の係止爪部32の先端部分をかわすように挿入可能な
逃げ部66がそれぞれ設けられている。
【0043】そして、これら切欠部65,65には上下調整
手段35の移動子30がケース体6の幅方向に沿って相対的
に移動可能に係合し、この移動子30が係合した状態で位
置調整体60がシャフト55の軸方向に沿って移動可能であ
るとともに、移動子30の移動によりシャフト55を中心軸
として位置調整体60が回動する。
【0044】なお、位置調整体60は、シャフト55にて軸
支された位置と車軸62の軸支位置とが略水平方向に略並
列となるようにケース体6内に配設されている。すなわ
ち、位置調整体60は、移動子30の水平方向である扉体4
の走行方向に沿った移動により車軸62が最も大きく上下
方向へ移動する状態に配設することが好ましい。
【0045】また、位置調整体60の端板部60b には、上
下方向である端板部60b の長手方向に沿って長手状に窓
部67が開口形成されている。さらに、この窓部67のシャ
フト孔61側の縁である下端縁には、シャフト孔61側と反
対側である外方に突出する係止部としての係止突部68が
切り起こし形成されている。
【0046】そして、この係止突部68は、前後調整手段
47の係合凹部52内にこの係合凹部52内を移動可能に係合
され、前後調整手段47の操作板部49の回動操作により偏
芯した位置に設けられ係止突部68を係合する係合凹部52
が円周軌道上を移動するように回行することで、この回
行がケース体6の幅方向である前後方向に沿った移動に
変換されて位置調整体60がシャフト55の軸方向に沿って
移動する。
【0047】次に、上記実施の形態の組立動作を説明す
る。
【0048】まず、あらかじめ移動子30を取り付けた調
整子23を、ケース体6内の案内凹部12に移動子30の一縁
を挿入して係合するとともに、調整子23の操作頭部26を
軸支孔部22内に嵌挿し、あらかじめ座金27と一体に設け
た調整子23をケース体6の開口部6dから挿入し、座金27
をケース体6の軸支孔部22の内側縁に係止させつつ調整
子23の軸部25の先端部を軸支リブ13のねじ止め凹部14に
係合する。この状態で、ケース体6の装着孔部15にねじ
止め体16を、ねじ止め体16のねじ保持片20が軸支リブ13
とにて調整子23の軸部25の先端を挟持して保持するよう
に嵌挿し、ねじ止め体16の装着片部18の取付爪部17を装
着孔部15の内側縁に係合させて取り付け、調整子23を軸
方向に移動不可能に回転自在に軸支してケース体6に上
下調整手段35を配設する。
【0049】一方、位置調整体60の側板部60a ,60a 間
に走行輪64を位置させ、車軸62を走行輪64を貫通するよ
うに位置調整体60の連結軸孔63,63に軸支して、位置調
整体60にあらかじめ走行輪64を回転自在に軸支してお
く。そして、走行輪64を取り付けた位置調整体60を、車
軸62の両端部をケース体6の軸受溝部57,57にそれぞれ
位置させ、位置調整体60の端板部60b をケース体6の端
板6bに対向させて内室7内に挿入する。この後、あらか
じめケース体6に配設した上下調整手段35の移動子30の
下端部分である係止爪部32を位置調整体60の切欠部65に
係合させて挿入し、ケース体6の軸受孔56と位置調整体
60のシャフト孔61とを位置合わせして、軸受孔56とシャ
フト孔61とにシャフト55を嵌挿して固定し、位置調整体
60をケース体6内に配設する。
【0050】さらに、ケース体6の嵌挿孔41に前後調整
手段47の係合凹部52側から嵌挿し、フランジ部51が抜止
爪部44を乗り越えるように圧入して前後調整手段47をケ
ース体6に取り付けて、走行装置5を組立形成する。な
お、この前後調整手段47の取付の際、前後調整手段47の
表示部54が上方に矢印が向く状態で圧入し、位置調整体
60を適宜前後方向に移動しつつ前後調整手段47の係合凹
部52に位置調整体60の係止突部68を係合させる。
【0051】そして、走行装置5のケース体6を、あら
かじめ形成した扉体4の埋設凹部4d内に、前後調整手段
47および上下調整手段35が臨むケース体6の一方の端板
6bを扉体4の一側面4bに臨ませ、かつ、ケース体6の下
端が扉体4の下端面4aから突出しないように圧入する。
この後、図示しないねじをねじ孔9に嵌挿し、扉体4に
ねじをねじ込んで走行装置5を扉体4に取り付ける。な
お、この走行装置5は、例えば扉体4の下端部の両側に
位置して一対、すなわち2個取り付けられる。
【0052】また、ガイドレール2に走行装置5により
扉体4を走行可能に支持する場合には、扉体4の上端部
を建造物の天井や家具などの天板などに設けた図示しな
いガイド溝に係合させるとともに、走行装置5の走行輪
64をガイドレール2のレール溝2cに係合させてガイドレ
ール2とガイド溝とにて扉体4を支持する。そして、扉
体4は、ガイドレール2のレール溝2c上に係合する走行
輪64が転動することによる走行にて、扉体4の上端部を
ガイド溝内で摺動させつつガイドレール2に沿って走行
移動する。
【0053】次に、上記実施の形態の調整動作を説明す
る。
【0054】扉体4の上端縁が図示しないガイド溝の上
面に圧接するなどにより扉体4の移動の障害を生じる場
合や、扉体4をガイドレール2に支持できないなどの場
合、あるいは建造物の間口や家具の開口の上端縁を閉塞
できずに隙間が開いてしまう場合などには、ガイドレー
ル2に対して扉体4を上方あるいは下方に移動させて調
整する。
【0055】すなわち、上下調整手段35の調整子23を所
定方向、例えば扉体4を上方に移動させたい場合には調
整子23を反時計回りに回転させ、扉体4を下方に移動さ
せたい場合には調整子23を時計回りに回転させる。この
調整子23の回転により、例えば調整子23を反時計回りに
回転させることにより移動子30がケース体6の端板6bに
遠ざかる方向に移動し、時計回りに回転させることによ
り移動子30が端板6bに近付く方向に移動する。
【0056】そして、この移動子30の移動により、この
移動子30の下端部分である係止爪部32が切欠部65に係合
する位置調整体60が、移動子30の移動方向に沿ってシャ
フト55を中心軸として回動する。すなわち、例えば移動
子30がケース体6の端板6bから遠ざかる方向に移動させ
た場合には、位置調整体60の端板部60b が端板6bから遠
ざかるように回動し、移動子30が端板6bに近付く方向に
移動させた場合には、位置調整体60の端板部60b が端板
6bに近付く方向に回動する。
【0057】さらに、この位置調整体60の回動により、
位置調整体60に設けた走行輪64を軸支する車軸62が上下
方向に移動、すなわち位置調整体60の端板部60b が端板
6bから遠ざかる方向に回動することにより車軸62が下方
に移動して走行輪64がケース体6の開口部6dから進出
し、位置調整体60の端板部60b が端板6bに近付く方向に
回動することにより車軸62が上方に移動して走行輪64が
ケース体6の開口部6dから内室7内に後退に向けて移動
する。
【0058】そして、この走行輪64の上下方向への移動
により、走行輪64が係合してガイドレール2に支持され
た状態の扉体4が上下方向に移動、すなわち走行輪64の
下方への移動により扉体4が相対的に上方に持ち上げら
れるように移動し、走行輪64の上方への移動により扉体
4が相対的に下方に移動される。
【0059】このようにして、上下調整手段35の調整子
23の操作により、扉体4の上下方向の位置を調整する。
【0060】一方、扉体4が移動の際に図示しない建造
物や家具などの壁や間仕切りなどに接触して建造物や家
具、扉体4を損傷するおそれがある場合、あるいは建造
物の間口や家具の開口との間隔が広すぎて閉塞できなく
なる場合などには、ガイドレール2に対して扉体4を前
後、すなわち扉体4の走行方向に対して略直交かつ略水
平方向となる扉体4の平面に対して略垂直方向である厚
さ方向に移動させて調整する。
【0061】すなわち、前後調整手段47の操作板部49を
所定方向、例えば扉体4を後方である扉体4を建造物の
間口や家具の開口に近付く方向に移動させたい場合には
操作板部49を時計回りに回転させ、扉体4を前方である
建造物の間口や家具の開口との間隔を広げる方向に移動
させたい場合には操作板部49を反時計回りに回転させ
る。この操作板部49の回転により、例えば操作板部49を
時計回りに回転させることにより前後調整手段47の係合
凹部52が扉体4の厚さ方向に沿って最下位置から前方に
向けて円周軌道上を移動するように回行し、反時計回り
に回転させることにより前後調整手段47の係合凹部52が
扉体4の厚さ方向に沿って最下位置から後方に向けて円
周軌道上を移動するように回行する。
【0062】そして、この係合凹部52の回行により、こ
の係合凹部52が係合する係止突部68を有した位置調整体
60は、係合凹部52の回行が扉体4の厚さ方向への移動に
変換されて前後方向に移動する。すなわち、位置調整体
60は、係合凹部52が前方に回行することによりケース体
6内を走行輪64とともに前方に移動し、係合凹部52が後
方に回行することによりケース体6内を後方に移動す
る。
【0063】なお、位置調整体60に係合する上下調整手
段35の移動子30は、位置調整体60の側板部60a ,60a に
対向して同形状に形成し位置調整体60の前後方向への移
動方向に溝状の切欠部65,65に係合している。このた
め、位置調整体60の前後方向への移動の際に、移動子30
は位置調整体60の切欠部65,65内を相対的に移動する状
態となるので、移動子30が係合した状態でも位置調整体
60は前後方向へ移動可能となる。
【0064】そして、位置調整体60が走行輪64とともに
前後方向へ移動することによって、ガイドレール2に走
行輪64が係合して支持された状態の扉体4が前後方向に
移動する。すなわち、走行輪64の前方への移動により扉
体4が相対的に建造物の間口や家具の回行に近付く方向
である後方に移動され、走行輪64の後方への移動により
扉体4が相対的に間口や回行から遠ざかる方向の前方に
移動される。
【0065】このようにして、前後調整手段47の操作に
より、扉体4の前後方向への位置を調整する。
【0066】上述したように、上記実施の形態では、扉
体4の移動方向に沿って回動可能でかつ扉体4の走行方
向に対して直交かつ水平方向に移動可能に軸支した位置
調整体60に前後調整手段47および上下調整手段35を直接
係合させ、これら前後調整手段47の回動および上下調整
手段35の回転操作により位置調整体60を前後方向あるい
は上下方向に移動させて扉体4の位置を調整するため、
部品点数を減少でき、容易に製造性を向上できるととも
に小型軽量化できる。したがって、ガイドレール2に支
持する扉体4を走行装置5に合わせて小型化できる。
【0067】さらに、ケース体6の嵌挿孔41の内周面に
内歯車45を設け、この嵌挿孔41に嵌挿する前後調整手段
47の外周面に内歯車45に係脱可能な爪部53を設けたた
め、簡単な構成で前後調整手段47の回転操作の際にクリ
ック感が得られ、操作性を向上できるとともに、回転操
作しないときには内歯車45に爪部53が係合して回転規制
して回り止めするので、位置決めが簡単な構成で容易に
できる。
【0068】そして、嵌挿孔41に係止爪部44を設け、前
後調整手段47にフランジ部51を設けたため、前後調整手
段47をケース体6の端板6bの外面から押し込むように取
り付けることができ、一部品で容易に一動作で取り付け
できる。
【0069】また、上下調整手段35の調整子23を雄ねじ
部24を有し軸方向が扉体4の走行方向に沿って軸方向へ
移動することなく回転可能に配設し、上下調整手段35の
移動子30に雄ねじ部24に螺合する雌ねじ部31を設け、位
置調整体60に扉体4の走行方向に対して直交方向に沿っ
て平面を有する移動子30の舌片状の係止爪部32が扉体4
の走行方向に対して直交かつ水平方向に移動可能に係合
する切欠部65,65を設けたため、簡単な構造で位置調整
体60の前後方向の移動および上下方向の移動が互いに関
与することなくできる。
【0070】そして、位置調整体60に係止突部68を突設
し、前後調整手段47に係止突部68が直接係合する係合凹
部52を設け、前後調整手段47の回動により位置調整体60
を直接前後方向に移動させるので、簡単な構造で容易に
扉体4を前後方向に移動調整できる。
【0071】また、位置調整体60の回動軸となるシャフ
ト55に対して略水平方向に略並列に軸方向を有して設け
た車軸62により位置調整体60に走行輪64を回転自在に軸
支したため、位置調整体60の回動軌跡が車軸62の位置で
略上下方向に沿った回動となり、位置調整体60の回動距
離が走行輪64の上下方向の移動となるので、効率よく上
下調整できる。
【0072】一方、前後調整手段47および上下調整手段
35をケース体6の一面側である一方の端板6bに臨んで配
設したため、ケース体6の一面を外方に臨ませてケース
体6を扉体4に取り付けることにより、扉体4の前後方
向への移動および上下方向への移動が一面側からの操作
のみによりでき、操作性を向上できるとともに、扉体4
の目立たない一側面4bに前後調整手段47および上下調整
手段35が臨むため、美観が低下することを防止できる。
【0073】さらに、前後調整手段47および上下調整手
段35を扉体4の一側面4bに臨むように偏平型のケース体
6の端面に臨ませて配設したため、シャフト55による位
置調整体60の回動中心から走行輪64の軸支位置までの距
離を長く設定でき、上下調整手段35の調整子23の回転操
作により、効率よく上下方向への移動ができる。
【0074】また、位置調整体60に窓部67を設けて係止
突部68を切り起こし形成したため、位置調整体60を軽量
化できる。なお、係止突部68は、前後調整手段47の回動
方向と交差する上下方向に先端部が突出するように設け
たため、切り起こし形成でも係止突部68が前後調整によ
り変形することを防止でき、製造が容易な切り起こし成
形により製造性を向上できる。
【0075】なお、上記実施の形態において、扉体4を
ガイドレール2に走行可能に支持する構成について説明
したが、扉体4に限らず、例えばコンベヤなどの搬送装
置のように、いずれの物品をガイドレール2に走行可能
に支持するものでもよい。
【0076】また、木ねじなどのねじにて走行装置5を
扉体4に取り付け固定して説明したが、あらかじめ扉体
4の埋設凹部4dに臨んで埋設したナットにねじを螺合し
て取り付けたり、ケース体4に埋設凹部4dへの取り付け
方向に順目で埋設凹部4dから取り外す方向に逆目となる
爪状の突起などを設けて圧入のみで取り付けたり、接着
剤などにて取り付けるなどいずれの取り付け方法でもよ
く、さらに別途取付固定する構成を設けてもよい。
【0077】さらに、走行輪64をガイドレール2のレー
ル溝2cに係合させる構成について説明したが、例えば走
行輪64の周面を凹溝状に形成してリブ状のガイドレール
2を係合する構成など、走行輪64の構成はいずれのもの
でもできる。
【0078】一方、前後調整手段47の係合凹部52に切り
起こし形成した位置調整体60の係止突部68を係合させて
説明したが、例えば図5ないし図8に示すように、係止
突部70を円柱状に突設し、この円柱状の係止突部70を前
後調整手段47の係合凹部71内に移動可能に係合させる構
成、あるいは位置調整体60の係止部を上下方向に長孔状
に形成し、この係止部に前後調整手段60に偏位した位置
に突設した略円柱状の係合突部を係合させるなどいずれ
の構成でもできる。なお、図5ないし図8に示す係止部
を円柱状に形成することにより、位置調整体60の強度を
向上できる。
【0079】そして、調整子23の雄ねじ部24および移動
子30の雌ねじ部31を進み角が小さくなるように設定して
セルフロック機構を付与したため、別途調整子23の回転
を規制するストッパなどの構成が不要となり、構造を簡
略化できる。なお、例えば嵌挿孔41の内歯車45に係合す
る前後調整手段47の爪部53のように、別途ストッパなど
の回転を規制する構成を設けてもよい。
【0080】また、位置調整体60にシャフト55を回転自
在に嵌挿するシャフト孔61を設けて説明したが、シャフ
ト孔61の位置にシャフト状に略円柱状のシャフトとして
の軸部材を一体的にそれぞれ同軸上に設け、これら軸部
材をケース体6の軸受孔56に回転自在にそれぞれ軸支し
て位置調整体60を回転自在に軸支してもよい。
【0081】
【発明の効果】請求項1記載の走行装置によれば、被走
行物の走行方向に対して略直交かつ略水平方向に移動可
能でかつこの移動方向に軸方向を有するシャフトにて回
動可能に軸支した位置調整体の係止部に、回動可能な前
後調整手段に偏芯した位置に設けた係合部を直接係合さ
せるとともに、上下調整手段の調整子の回転により移動
する移動子を直接係合させ、前後調整手段の回動操作お
よび上下調整手段の回転操作により位置調整体を適宜前
後方向に移動あるいは上下方向に回動させるため、部品
点数を減少でき、容易に製造性を向上できるとともに小
型軽量化できる。
【0082】請求項2記載の走行装置によれば、請求項
1記載の走行装置の効果に加え、被走行物の走行方向に
向けて突設した位置調整体の係止部を、前後調整手段の
凹状に窪んで形成した係合部に係合させるため、簡単な
構造で扉体の前後方向への調整移動が容易にできる。
【0083】請求項3記載の走行装置によれば、請求項
1または2記載の走行装置の効果に加え、シャフトに対
して略水平方向に位置して略並列に設けた車軸により位
置調整体に走行輪を回転自在に軸支したため、位置調整
体の回動軌跡が車軸の位置で略上下方向に沿った回動と
なり、位置調整体の回動距離が走行輪の上下方向の移動
となるので、効率よく上下調整できる。
【0084】請求項4記載の走行装置によれば、請求項
1ないし3いずれか一記載の走行装置の効果に加え、上
下調整手段の調整子に雄ねじ部を設けて軸方向を被走行
物の走行方向に沿って軸方向へ移動することなく回転可
能に配設し、上下調整手段の移動子に雄ねじ部に螺合す
る雌ねじ部および平面方向が被走行物の走行方向に対し
て略直交方向に沿った舌片状の係止爪部を設け、位置調
整体に被走行物の走行方向に対して略直交かつ略水平方
向に沿って係止爪部が被走行物の走行方向に対して略直
交かつ略水平方向に移動可能に係合する凹溝状の係合溝
部を設けたため、係止爪部が位置調整体に被走行物の走
行方向に対して略直交かつ略水平方向に沿って凹溝状の
係合溝部を相対的に移動するので、位置調整体の上下方
向への位置を可変することなく前後移動し、簡単な構造
で位置調整体の前後方向の移動および上下方向の移動が
互いに関与することなく移動できる。
【0085】請求項5記載の走行装置によれば、請求項
1ないし4いずれか一記載の走行装置の効果に加え、ケ
ース体の前後調整手段を回動可能に嵌挿する嵌挿孔の内
周面に周方向に沿って凹凸状の係止部を設け、嵌挿孔に
嵌挿可能に周面を円筒状に形成した前後調整手段に係止
部に係脱可能に係止される爪部を設けたため、被走行物
を前後方向へ移動させるために前後調整手段を回動した
際、前後調整手段の爪部が係止部の凹凸を乗り越えるよ
うに係脱してクリック感が得られ、前後調整手段を回動
させない場合には、爪部が係止部に係止されて前後調整
手段の回動が規制されることから、簡単な構造で前後調
整手段の回動および回動規制による位置決めが容易にで
きる。
【0086】請求項6記載の走行装置によれば、請求項
1ないし5いずれか一記載の走行装置の効果に加え、前
後調整手段および上下調整手段をケース体の一面側に臨
んで配設したため、ケース体の一面を外方に臨ませてケ
ース体を被走行物に取り付けることにより、被走行物の
前後方向への移動の操作および上下方向への移動の操作
を一面側からの操作のみによりできる。
【0087】請求項7記載の扉装置によれば、部品点数
が少なく製造性の向上および軽量小型化が容易な請求項
1ないし6いずれか一記載の走行装置に扉体を取り付
け、この走行装置の走行輪をガイドレールに係合して扉
体をガイドレールに沿って移動させるため、扉体を容易
に小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す走行装置の分解斜
視図である。
【図2】同上上下方向の移動状況を示す走行装置の側面
断面図である。
【図3】同上前後方向の移動状況を示す走行装置の端面
断面図である。
【図4】同上ガイドレールに扉体を支持した状態を示す
端面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す走行装置の分解
斜視図である。
【図6】同上上下方向の移動状況を示す走行装置の側面
断面図である。
【図7】同上前後方向の移動状況を示す走行装置の端面
断面図である。
【図8】同上ガイドレールに扉体を支持した状態を示す
端面図である。
【符号の説明】
1 扉装置 2 ガイドレール 4 被走行物としての扉体 6 ケース体 23 調整子 24 雄ねじ部 30 移動子 31 雌ねじ部 32 係止爪部 35 上下調整手段 41 嵌挿孔 45 係止手段としての内歯車 47 前後調整手段 52,71 係合部としての係合凹部 53 爪部 55 シャフト 60 位置調整体 62 車軸 64 走行輪 65 係合溝部としての切欠部 68,70 係止部としての係止突部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被走行物をガイドレール上で走行可能に
    支持する走行装置において、 前記被走行物に取り付けられるケース体と、 このケース体内に前記被走行物の走行方向に対して略直
    交かつ略水平方向に移動可能でかつこの移動方向に沿っ
    て軸方向を有するシャフトにて回動可能に軸支され、係
    止部を有した位置調整体と、 前記ケース体に回動可能に設けられ、回動軸心に対して
    偏芯した位置に前記位置調整体の係止部を係合する係合
    部を有し、回動により前記位置調整体を前記走行物の走
    行方向に対して略直交かつ略水平方向に移動させる前後
    調整手段と、 前記ケース体に配設され、回転可能に設けられた調整子
    および前記位置調整体に係合し前記調整子の回転により
    前記被走行物の走行方向に沿って移動して前記位置調整
    体を前記シャフトを回転軸として回動させる移動子を備
    えた上下調整手段と、 前記位置調整体に回転自在に軸支され前記ガイドレール
    上を走行する走行輪とを具備したことを特徴とする走行
    装置。
  2. 【請求項2】 位置調整体の係止部は、被走行物の走行
    方向に向けて突出して設けられ、 前後調整手段の係合部は、前記係止部が係合可能に凹状
    に窪んで形成されたことを特徴とする請求項1記載の走
    行装置。
  3. 【請求項3】 走行輪は、位置調整体に設けられシャフ
    トに対して略水平方向に位置して略並列に軸方向を有し
    た車軸により回転自在に軸支されたことを特徴とする請
    求項1または2記載の走行装置。
  4. 【請求項4】 上下調整手段の調整子は、雄ねじ部を有
    し軸方向が被走行物の走行方向に沿って軸方向へ移動す
    ることなく回転可能に配設され、 上下調整手段の移動子は、前記雄ねじ部に螺合する雌ね
    じ部を有し平面方向が前記走行物の走行方向に対して略
    直交方向に沿った舌片状の係止爪部を備え、 位置調整体は、前記被走行物の走行方向に対して略直交
    かつ略水平方向に沿って凹溝状に設けられ、前記係止爪
    部が前記被走行物の走行方向に対して略直交方向に移動
    可能に係合する係合溝部を備えたことを特徴とする請求
    項1ないし3いずれか一記載の走行装置。
  5. 【請求項5】 ケース体は、前後調整手段を回動可能に
    嵌挿し内周面に周方向に沿って凹凸状の係止手段を設け
    た嵌挿孔を有し、 前記前後調整手段は、嵌挿孔に嵌挿可能に周面が円筒状
    に形成され前記係止手段に係脱可能に係止される爪部を
    有したことを特徴とする請求項1ないし4いずれか一記
    載の走行装置。
  6. 【請求項6】 前後調整手段および上下調整手段は、ケ
    ース体の一面側に臨んで配設されたことを特徴とする請
    求項1ないし5いずれか一記載の走行装置。
  7. 【請求項7】 ガイドレールと、 このガイドレールに走行輪が走行可能に係合する請求項
    1ないし6いずれか一記載の走行装置と、 この走行装置に取り付けられる扉体とを具備したことを
    特徴とする扉装置。
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