JP2000192335A - 極細繊維発生可能繊維、これから発生した極細繊維及びこの極細繊維を用いた繊維シート - Google Patents

極細繊維発生可能繊維、これから発生した極細繊維及びこの極細繊維を用いた繊維シート

Info

Publication number
JP2000192335A
JP2000192335A JP10364904A JP36490498A JP2000192335A JP 2000192335 A JP2000192335 A JP 2000192335A JP 10364904 A JP10364904 A JP 10364904A JP 36490498 A JP36490498 A JP 36490498A JP 2000192335 A JP2000192335 A JP 2000192335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
polymethylpentene
component
fibers
island
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10364904A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3741886B2 (ja
Inventor
Toshio Aikawa
登志夫 相川
Noriko Miyaguchi
典子 宮口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Vilene Co Ltd
Original Assignee
Japan Vilene Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Vilene Co Ltd filed Critical Japan Vilene Co Ltd
Priority to JP36490498A priority Critical patent/JP3741886B2/ja
Publication of JP2000192335A publication Critical patent/JP2000192335A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3741886B2 publication Critical patent/JP3741886B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Artificial Filaments (AREA)
  • Multicomponent Fibers (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Cell Separators (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 裁断しても圧着することのない極細繊維発生
可能繊維、これから発生した極細繊維及びこの極細繊維
を用いた繊維シートを提供すること。 【解決手段】 本発明の極細繊維発生可能繊維は、ポリ
メチルペンテンを含む極細繊維発生可能繊維であり、繊
維径が5μm以下の極細繊維を発生可能なものである。
本発明の極細繊維は上記のような極細繊維発生可能繊維
から発生した、ポリメチルペンテンを含むものである。
本発明の繊維シートは上記極細繊維を含むものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は極細繊維発生可能繊
維、これから発生した極細繊維及びこの極細繊維を用い
た繊維シートに関する。
【0002】
【従来の技術】繊維径が5μm以下程度の極細繊維は繊
維径が小さいため、濾過材を構成する繊維として使用す
ると、より微細な固体を分離することができる。このよ
うに、極細繊維の繊維径が小さければ小さい程、より分
離性能が向上すると考えられるため、濾過材を構成する
繊維として、繊維径のより小さい極細繊維を使用するの
が好ましい。また、この極細繊維は耐薬品性やエレクト
レット性などの点で優れるポリオレフィンを含んでいる
のが好ましい。
【0003】この好適であるポリオレフィン極細繊維を含む
濾過材(不織布)は、例えば、ポリオレフィンを島成分
とする海島繊維を紡糸し、所望長さに裁断した後に海成
分を溶解除去し、次いで繊維ウエブを作成した後に、こ
の繊維ウエブを結合することによって製造することがで
きる。しかしながら、この製造方法によると、ポリオレ
フィン極細繊維の繊維径が小さくなればなる程、海島繊
維を裁断する際に島成分同士が圧着する傾向があるた
め、均一な地合いの繊維ウエブが得られず、その結果と
して均一な地合いの濾過材(不織布)が得られない、と
いう問題があった。このような傾向は島成分の直径が2
μm以下の場合に顕著であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決するためになされたものであり、裁断しても圧着
することのない極細繊維発生可能繊維、これから発生し
た極細繊維及びこの極細繊維を用いた繊維シートを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の極細繊維発生可
能繊維は、ポリメチルペンテンを含む極細繊維発生可能
繊維であり、繊維径が5μm以下の極細繊維を発生可能
なものである。このように、極細繊維発生可能繊維中に
ポリメチルペンテンが含まれていると、裁断しても圧着
しないことを見い出したのである。
【0006】本発明の極細繊維は上記のような極細繊維発生
可能繊維から発生した、ポリメチルペンテンを含むもの
であるため、裁断しても極細繊維同士が圧着しないか、
裁断された極細繊維同士が圧着していないものである。
そのため、均一に分散可能である。
【0007】本発明の繊維シートは上記極細繊維を含むもの
であるため、極細繊維が均一に分散した、地合いの優れ
るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の極細繊維発生可能繊維は
ポリメチルペンテンを含むものである。このポリメチル
ペンテンは、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)を主体
とするものであり、その中には、エチレンやプロピレン
などのオレフィン成分が共重合成分として存在していて
も良い。このようなポリメチルペンテンは極細繊維発生
可能繊維を裁断した際に圧着しないように、極細繊維発
生可能繊維中、5mass%以上含まれているのが好ま
しく、10mass%以上含まれているのがより好まし
い。なお、極細繊維を発生できるように、90mass
%以下であるのが好ましい。
【0009】本発明の極細繊維発生可能繊維はポリメチルペ
ンテンを含むものであるが、ポリメチルペンテンの存在
状態は特に限定されるものではない。例えば、図1に示
すように、海島状の繊維断面形状を有する海島繊維の島
成分1又は海成分2として存在する状態、図2に示すよ
うに、オレンジ状の繊維断面形状を有するオレンジ繊維
の第1成分3又は第2成分4として存在する状態、図3
に示すように、樹脂成分を積層した繊維断面形状を有す
る多重バイメタル繊維の第1成分3又は第2成分4とし
て存在する状態、などがある。これらの中でも、繊維径
のより小さい極細繊維を発生可能な海島状の繊維断面形
状を有する海島繊維の島成分中にポリメチルペンテンが
含まれているのが好ましい。
【0010】なお、繊維径が5μm以下の極細繊維を発生で
きるように、海島繊維の場合には島成分の直径が、オレ
ンジ繊維及び多重バイメタル繊維の場合には第1成分又
は第2成分の直径が、5μm以下である。本発明におい
ては、ポリメチルペンテンを含んでいるため、前記直径
(島成分、第1成分、第2成分)が2μm以下であって
も、圧着することなく裁断することができる。なお、本
発明において、極細繊維、島成分、第1成分或いは第2
成分の断面形状が非円形である場合には、これらの繊維
径又は直径は断面積が同じ円の直径をいう。
【0011】このポリメチルペンテンが海島繊維の島成分と
して存在する場合や、オレンジ繊維又は多重バイメタル
繊維の第1成分又は第2成分として存在する場合、これ
ら成分(島成分、第1成分、第2成分)はポリメチルペ
ンテンのみから構成されていても良いし、ポリメチルペ
ンテン以外のポリマーを含んでいても良い。例えば、ポ
リメチルペンテン以外にポリメチルペンテンよりも低融
点のポリマーを含み、この低融点のポリマーがこれら成
分(島成分、第1成分、第2成分)の表面の少なくとも
一部を構成していると、極細繊維発生可能繊維から島成
分、第1成分或いは第2成分からなる極細繊維を発生さ
せた後に、低融点のポリマーを接着させることにより繊
維シートに強度を付与したり、繊維を固定したりするこ
とができる。また、ポリメチルペンテン以外にポリメチ
ルペンテンとは熱による収縮率の異なるポリマーを含
み、この収縮率の異なるポリマーが偏在(例えば、貼り
合わせ状、偏芯状)していると、極細繊維発生可能繊維
から島成分、第1成分或いは第2成分からなる極細繊維
を発生させた後に、熱処理により巻縮を発現させて、繊
維シートに柔軟性や伸縮性を付与することができる。
【0012】前述のポリメチルペンテンよりも低融点のポリ
マーの融点は、接着する際にポリメチルペンテンが溶融
しないように、ポリメチルペンテンの融点よりも10℃
以上低いのが好ましく、20℃以上低いのがより好まし
い。ポリメチルペンテンの融点は230〜240℃程度
であるため、低融点のポリマーとしては、例えば、ポリ
エチレン(例えば、高密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレ
ン、共重合ポリエチレンなど)、ポリプロピレン、プロ
ピレン共重合体、ポリアミド(例えば、ナイロン6、共
重合ナイロンなど)、共重合ポリエステル、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、共重合ポリ
メチルペンテン或いはポリブチレンサクシネートなどが
ある。なお、本発明における融点は、示差走査熱量計を
用い、昇温速度10℃/分で室温から昇温して得られる
融解吸熱曲線の極大値を与える温度をいう。なお、極大
値が2つ以上ある場合には、最も高温の極大値を融点と
する。
【0013】この低融点のポリマーは接着できるように、島
成分、第1成分或いは第2成分の表面の少なくとも一部
を構成しているのが好ましい。この低融点のポリマーは
接着性に優れるように、島成分、第1成分或いは第2成
分の表面の30%以上を占めているのが好ましく、60
%以上占めているのがより好ましい。なお、ポリメチル
ペンテンの比率が低くなると、裁断した際に圧着しやす
くなる傾向があるため、ポリメチルペンテンは島成分、
第1成分或いは第2成分中、25mass%以上含まれ
ているのが好ましい。
【0014】本発明の極細繊維発生可能繊維を構成するポリ
メチルペンテンやポリメチルペンテンよりも低融点のポ
リマー以外のポリマー(例えば、海島繊維の海成分を構
成するポリマー、オレンジ繊維又は多重バイメタル繊維
の第1成分又は第2成分を構成するポリマー)として
は、例えば、海島繊維の海成分を除去する場合のように
ポリマーを除去する場合には、ポリメチルペンテン(ポ
リメチルペンテンよりも低融点のポリマーを含んでいる
場合には低融点のポリマーも含む)は5mass%以下
しか除去しない溶媒に対して、95mass%以上除去
できるポリマーを使用することができ、オレンジ繊維や
多重バイメタル繊維を外力によって分割するような場合
には、ポリメチルペンテン(ポリメチルペンテンよりも
低融点のポリマーを含んでいる場合には低融点のポリマ
ーも含む)と貧相溶性のポリマーを使用することができ
る。より具体的には、前者の場合、アルカリ水溶液の溶
媒に対して除去可能なポリエステル(例えば、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート系共
重合体、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート系共重合体、ポリグリコール酸、グリコー
ル酸共重合体、ポリ乳酸、乳酸共重合体など)を組み合
わせることができる。これらの中でも、紡糸可能温度が
ポリメチルペンテンと同じ領域である、ポリエチレンテ
レフタレートやポリエチレンテレフタレート系共重合体
と組み合わせるのが好ましく、除去性に優れるポリエチ
レンテレフタレート系共重合体と組み合わせるのがより
好ましい。また、後者の場合、ポリアミド(例えば、ナ
イロン6、ナイロン66、ナイロン系共重合体など)、
ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレンテレフタレート系共重合体、ポリブチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート系共重合
体、ポリグリコール酸、グリコール酸共重合体、ポリ乳
酸、乳酸共重合体など)、ポリプロピレン、プロピレン
共重合体、ポリエチレン、エチレン共重合体などと組み
合わせることができる。
【0015】本発明の極細繊維発生可能繊維から発生する極
細繊維の直径がほぼ同じであると、この極細繊維を分散
させた不織布は均一な孔径を有し、分離性能などの点で
優れるものであるため、島成分、第1成分或いは第2成
分の直径がほぼ同じであるのが好ましい。つまり、島成
分、第1成分或いは第2成分の直径の標準偏差値を、島
成分、第1成分或いは第2成分の直径の平均値で除した
値が0.2以下(好ましくは0.18以下)であるのが
好ましい。この島成分、第1成分或いは第2成分の直径
の平均値は、極細繊維発生可能繊維又は発生させた極細
繊維の電子顕微鏡写真を撮影し、この電子顕微鏡写真の
100個以上(n個)の極細繊維、島成分、第1成分或
いは第2成分の直径を計測した、その平均値をいい、標
準偏差値は計測した直径(χ)を次の式から算出した値
をいう。 標準偏差={(nΣχ2−(Σχ)2)/n(n−1)}
1/2 n:測定した極細繊維、島成分、第1成分或いは第2成
分の数 χ:測定したそれぞれの極細繊維、島成分、第1成分或
いは第2成分の直径
【0016】なお、本発明の極細繊維発生可能繊維の断面形
状は円形である必要はなく、非円形(例えば、楕円状、
長円状、T状、Y状、+状、中空状、多角形状など)で
あっても良いし、極細繊維発生可能繊維が海島繊維であ
る場合には、その島成分の断面形状も円形である必要は
なく、非円形(例えば、楕円状、長円状、T状、Y状、
+状、中空状、多角形状など)であっても良い。また、
極細繊維発生可能繊維を構成するポリマー(例えば、ポ
リメチルペンテン)中に、吸湿剤、艶消し剤、顔料、難
燃剤、安定剤、帯電防止剤、着色剤、染色剤、導電剤、
親水化剤、脱臭剤、或いは抗菌剤などの機能性物質を混
合し、各種機能を付加することもできる。
【0017】また、極細繊維発生可能繊維の繊度は特に限定
するものではないが、0.8〜10デニール程度が適当
である。また、繊維長も特に限定するものではないが、
湿式不織布を構成する極細繊維を発生させる場合には、
0.5〜30mm程度が適当であり、乾式不織布を構成
する極細繊維を発生させる場合には、25〜160mm
程度が適当である。
【0018】このような本発明の極細繊維発生可能繊維は、
常法の複合紡糸法及び/又は混合紡糸法を利用して紡糸
することができる。例えば、島成分がポリメチルペンテ
ンからなり、海成分が共重合ポリエチレンテレフタレー
トからなる海島繊維は、溶融紡糸温度を280〜320
℃とすることにより紡糸した後、延伸して極細繊維発生
可能繊維を製造することができる。なお、本発明の極細
繊維発生可能繊維を使用して不織布などを製造しやすい
ように、延伸後に裁断しても良い。本発明の極細繊維発
生可能繊維はポリメチルペンテンを含んでいるため、裁
断部において圧着していない極細繊維発生可能短繊維を
得ることができる。この裁断は、例えば、ギロチンカッ
ター、ロータリーカッター、押切りカッターなど公知の
方法により実施することができる。また、極細繊維発生
可能繊維を乾式不織布の原料として、又は紡績糸として
使用する場合には、機械的に又は熱的に5〜50個/イ
ンチ程度の巻縮を付与するのが好ましい。
【0019】なお、前述のような島成分、第1成分或いは第
2成分の直径がほぼ同じ極細繊維発生可能繊維は公知の
複合紡糸法によって得ることができる。例えば、島成分
の直径がほぼ同じ海島繊維は、紡糸口金部で海成分中に
口金規制して島成分を押出して複合する方法により製造
することができる。
【0020】本発明の極細繊維は、上述のような極細繊維発
生可能繊維から発生した、ポリメチルペンテンを含むも
のであるため、裁断しても極細繊維同士が圧着しない
か、裁断された極細繊維同士が圧着していないものであ
る。そのため、均一に分散可能なものである。
【0021】この極細繊維の発生方法は極細繊維発生可能繊
維により異なり、例えば、極細繊維発生可能繊維がある
溶媒に対して95mass%以上除去可能なポリマー
と、その溶媒に対して5mass%以下しか除去されな
いポリメチルペンテンからなる場合、その溶媒浴中に浸
漬することにより、ポリメチルペンテンからなる極細繊
維を発生させることができ、極細繊維発生可能繊維がポ
リメチルペンテンとポリメチルペンテンと貧相溶性ポリ
マーとの組み合わせからなる場合には、例えば、流体
流、カレンダーロール、フラットプレスなどの外力を作
用させることにより、極細繊維を発生させることができ
る。
【0022】本発明の繊維シートは、上述の極細繊維発生可
能繊維から発生した極細繊維を含むものである。上述の
極細繊維発生可能繊維から発生した極細繊維は均一に分
散可能であるため、この極細繊維を含む繊維シート(特
に不織布)は地合いの優れるものである。なお、極細繊
維が接着した状態にあれば、引張り強さや剛性の優れる
繊維シートであり、極細繊維が巻縮を発現した状態にあ
れば、柔軟性又は伸縮性に優れる繊維シートである。こ
の繊維シートの態様としては、例えば、織物、編物、不
織布、或いはこれらの複合体などがある。
【0023】本発明の繊維シートにおいては、上述のような
極細繊維は極細繊維が存在していることによる性能、例
えば、分離性能、柔軟性、緻密性などに優れるように、
10mass%以上含まれているのが好ましく、20m
ass%以上含まれているのがより好ましく、30ma
ss%以上含まれているのが最も好ましい。
【0024】この極細繊維以外の繊維としては通常の繊維を
使用することができ、例えば、ガラス繊維や炭素繊維な
どの無機繊維、絹、羊毛、綿、麻などの天然繊維、レー
ヨン繊維などの再生繊維、アセテート繊維などの半合成
繊維、ポリアミド繊維、ポリビニルアルコール繊維、ア
クリル繊維、ポリエステル繊維、ポリ塩化ビニル系繊
維、ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリウレタン繊維、ポリ
エチレン繊維、ポリメチルペンテン繊維、芳香族ポリア
ミド繊維、又は2種類以上の樹脂成分からなり、巻縮発
現性、熱接着性、或いは分割性を有する複合繊維などの
合成繊維を使用できる。
【0025】本発明の繊維シートは常法により製造すること
ができる。例えば、上述のような極細繊維発生可能繊維
から発生した極細繊維を含む湿式不織布は、次のように
して製造することができる。まず、上述のような極細繊
維を用意する。この極細繊維が短繊維でない場合には、
例えば、ギロチンカッター、ロータリーカッター、押切
りカッターなど公知の方法により、所望の長さに裁断す
る。
【0026】次いで、この極細繊維(必要により他の繊維
も)を常法の湿式法(例えば、水平長網方式、短網方
式、傾斜ワイヤー型長網方式、円網方式、又は長網・円
網コンビネーション方式など)により繊維ウエブを形成
し、次いで、この繊維ウエブを結合して湿式不織布を製
造することができる。この結合方法としては、例えば、
(1)水流などの流体流によって絡合する方法、(2)
極細繊維によって接着する方法、(3)混合した熱接着
性繊維によって接着する方法、(4)バインダーを塗布
又は散布して接着する方法、などがある。なお、これら
結合方法は併用することができる。
【0027】本発明の繊維シートは極細繊維が均一に分散し
た地合いの優れるものであるため、各種用途、例えば、
衣料用芯地、衣料用中入綿、内装材、気体又は液体の濾
過材、各種クリーニングシート、土木用シート、電池用
セパレータ、貼付材用基布、壁紙用基材、合成皮革用基
布、人工皮革用基布、透湿防水布などに使用することが
できる。なお、本発明の繊維シートを染色処理、顔料に
よる着色処理、起毛処理、ラミネート処理、成形加工、
エンボス処理、或いは化学的又は物理的表面処理を実施
することによって各種機能を付加して、各種用途に適合
させることができる。
【0028】以下に、本発明の実施例を記載するが、以下の
実施例に限定されるものではない。なお、ポリプロピレ
ンのメルトインデックスはJIS K6758に準じて
測定した値であり、ポリエチレン及びポリメチルペンテ
ンのメルトインデックスはASTM D1238に準じ
て、それぞれ190℃、260℃で測定した値である。
【0029】
【実施例】(実施例1)海島繊維を紡糸できる常法の複
合紡糸装置(61島の海島繊維を紡糸可能)を使用し、
海成分として5−スルホイソフタル酸を共重合成分とす
るポリエチレンテレフタレートを、島成分としてポリメ
チルペンテン(メルトインデックス:100)を、ギア
ポンプ比91:39、温度300℃の条件下で押し出
し、繊度2.7デニールの未延伸糸を紡糸した。次い
で、この未延伸糸を温度90℃で2倍延伸を行った後、
ギロチンカッターで裁断して、繊度1.5デニール、繊
維長3mmの極細繊維発生可能短繊維(断面:円形、島
成分の直径:1.4μm以下、島成分の直径の標準偏差
値を島成分の直径の平均値で除した値:0.14(計測
数:100)、島成分の断面形状:円形)を製造した。
この極細繊維発生可能短繊維の断面を電子顕微鏡写真に
より観察したところ、圧着することなく裁断された表面
を有していた。
【0030】次いで、この極細繊維発生可能短繊維を温度8
0℃、1M−水酸化ナトリウム水溶液中に45分間浸漬
して、海成分である共重合ポリエチレンテレフタレート
を分解除去して、平均繊維径1.0μm、極細繊維の繊
維径の標準偏差値を極細繊維の繊維径の平均値で除した
値が0.14(計測数:100)のポリメチルペンテン
極細短繊維(断面:円形)を製造した。
【0031】次いで、このポリメチルペンテン極細短繊維
を、アクリルアミド−アクリル酸ナトリウム共重合体
(増粘剤)とポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル(界面活性剤)とを含む水中に分散させたところ、繊
維の塊がなく、均一に分散させることができた。
【0032】(実施例2)海島繊維を紡糸できる常法の複合
紡糸装置(25島の海島繊維を紡糸可能)を使用し、海
成分として5−スルホイソフタル酸を共重合成分とする
ポリエチレンテレフタレートを、島成分としてポリメチ
ルペンテン(メルトインデックス:100)と高密度ポ
リエチレン(メルトインデックス:20)とを4:6で
ブレンドしたものを、ギアポンプ比65:15、温度2
95℃の条件下で押し出し、繊度3.6デニールの未延
伸糸を紡糸した。次いで、この未延伸糸を温度90℃で
2倍延伸を行った後、ギロチンカッターで裁断して、繊
度2デニール、繊維長3mmの極細繊維発生可能短繊維
(断面:円形、島成分の直径:1.7μm以下、島成分
の直径の標準偏差値を島成分の直径の平均値で除した
値:0.11(計測数:100)、島成分の断面形状:
円形)を製造した。この極細繊維発生可能短繊維の断面
を電子顕微鏡写真により観察したところ、圧着すること
なく裁断された表面を有していた。
【0033】次いで、実施例1と全く同様に海成分の分解除
去を実施して、平均繊維径1.3μm、極細繊維の繊維
径の標準偏差値を極細繊維の繊維径の平均値で除した値
が0.11(計測数:100)のポリメチルペンテン−
高密度ポリエチレン混合極細短繊維(断面:円形)を製
造した。次いで、このポリメチルペンテン−高密度ポリ
エチレン混合極細短繊維を実施例1と同様に分散させた
ところ、繊維の塊がなく、均一に分散させることができ
た。
【0034】(実施例3)海島繊維を紡糸できる常法の複合
紡糸装置(61島の海島繊維を紡糸可能)を使用し、海
成分として5−スルホイソフタル酸を共重合成分とする
ポリエチレンテレフタレートを、島成分としてポリメチ
ルペンテン(メルトインデックス:100)とポリプロ
ピレン(メルトインデックス:65)とを4:6でブレ
ンドしたものを、ギアポンプ比91:39、温度300
℃の条件下で押し出し、繊度5.5デニールの未延伸糸
を紡糸した。次いで、この未延伸糸を温度90℃で2.
1倍延伸を行った後、ギロチンカッターで裁断して、繊
度2.4デニール、繊維長3mmの極細繊維発生可能短
繊維(断面:円形、島成分の直径:1.7μm以下、島
成分の直径の標準偏差値を島成分の直径の平均値で除し
た値:0.11(計測数:100)、島成分の断面形
状:円形)を製造した。この極細繊維発生可能短繊維の
断面を電子顕微鏡写真により観察したところ、圧着する
ことなく裁断された表面を有していた。
【0035】次いで、実施例1と全く同様に海成分の分解除
去を実施して、平均繊維径1.3μm、極細繊維の繊維
径の標準偏差値を極細繊維の繊維径の平均値で除した値
が0.11(計測数:100)のポリメチルペンテン−
ポリプロピレン混合極細短繊維(断面:円形、ポリプロ
ピレン融点:162.6℃)を製造した。次いで、この
ポリメチルペンテン−ポリプロピレン混合極細短繊維を
実施例1と同様に分散させたところ、繊維の塊がなく、
均一に分散させることができた。
【0036】(比較例1)海島繊維を紡糸できる常法の複合
紡糸装置(25島の海島繊維を紡糸可能)を使用し、海
成分として5−スルホイソフタル酸を共重合成分とする
ポリエチレンテレフタレートを、島成分としてポリプロ
ピレン(メルトインデックス:21)を、ギアポンプ比
91:39、温度295℃の条件下で押し出し、繊度3
デニールの未延伸糸を紡糸した。次いで、この未延伸糸
を温度90℃で1.9倍延伸を行った後、ギロチンカッ
ターで裁断して、繊度1.7デニール、繊維長3mmの
極細繊維発生可能短繊維(断面:円形、島成分の直径:
1.8μm以下、島成分の直径の標準偏差値を島成分の
直径の平均値で除した値:0.14(計測数:10
0)、島成分の断面形状:円形)を製造した。この極細
繊維発生可能短繊維の断面を電子顕微鏡写真により観察
したところ、島成分同士が圧着した表面を有していた。
【0037】次いで、実施例1と全く同様に海成分の分解除
去を実施して、平均繊維径1.1μm、極細繊維の繊維
径の標準偏差値を極細繊維の繊維径の平均値で除した値
が0.14(計測数:100)のポリプロピレン極細短
繊維(断面:円形、融点:164.4℃)を製造した。
次いで、このポリプロピレン極細短繊維を実施例1と同
様に分散させたところ、繊維が分散されずに繊維束状に
残ったり、絡んで塊となった分散性の悪いものであっ
た。
【0038】(比較例2)海島繊維を紡糸できる常法の複合
紡糸装置(25島の海島繊維を紡糸可能)を使用し、海
成分としてポリ乳酸を、島成分として高密度ポリエチレ
ン(メルトインデックス:20)を、ギアポンプ比7
5:25、温度240℃の条件下で押し出し、繊度5デ
ニールの未延伸糸を紡糸した。次いで、この未延伸糸を
温度90℃で3.8倍延伸を行った後、ギロチンカッタ
ーで裁断して、繊度1.5デニール、繊維長3mmの極
細繊維発生可能短繊維(断面:円形、島成分の直径:
1.7μm以下、島成分の直径の標準偏差値を島成分の
直径の平均値で除した値:0.12(計測数:10
0)、島成分の断面形状:円形)を製造した。この極細
繊維発生可能短繊維の断面を電子顕微鏡写真により観察
したところ、島成分同士が圧着した表面を有していた。
【0039】次いで、この極細繊維発生可能短繊維を温度8
0℃、1M−水酸化ナトリウム水溶液中に30分間浸漬
して、海成分であるポリ乳酸を分解除去して、平均繊維
径1.2μm、極細繊維の繊維径の標準偏差値を極細繊
維の繊維径の平均値で除した値が0.12(計測数:1
00)の高密度ポリエチレン極細短繊維(断面:円形)
を製造した。次いで、この高密度ポリエチレン極細短繊
維を実施例1と同様に分散させたところ、繊維が分散さ
れずに繊維束状に残ったり、絡んで塊となった分散性の
悪いものであった。
【0040】(実施例4)実施例3と同様にして形成したポ
リメチルペンテン−ポリプロピレン混合極細短繊維と、
芯成分がポリプロピレン(融点:158℃)からなり、
鞘成分(接着成分)が高密度ポリエチレン(融点:13
1℃)からなる芯鞘型複合接着短繊維(繊維径11.8
μm、繊維長10mm)とを用意した。
【0041】次いで、前記ポリメチルペンテン−ポリプロピ
レン混合極細短繊維と芯鞘型複合接着短繊維とを、質量
比1:1でアクリルアミド−アクリル酸ナトリウム共重
合体(増粘剤)とポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル(界面活性剤)とを含む水からなる分散浴に分散
させ、角型手抄き抄紙機により抄造した後、温度140
℃で乾燥すると同時に芯鞘型複合接着短繊維の接着成分
である高密度ポリエチレン成分のみを接着して不織布を
製造した。この不織布は均一な地合いを有し、孔径の均
一なものであったため、気体又は液体の濾過材或いは電
池用セパレータとして好適なものであった。
【発明の効果】本発明の極細繊維発生可能繊維はポリメ
チルペンテンを含んでいるため、裁断しても圧着しない
ものである。また、本発明の極細繊維発生可能繊維から
発生したポリメチルペンテンを含む極細繊維は、裁断し
ても極細繊維同士が圧着しないか、裁断された極細繊維
同士が圧着していないものである。そのため、均一に分
散可能である。更に、本発明の繊維シートはこの極細繊
維を含むものであるため、極細繊維が均一に分散した地
合いの優れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の極細繊維発生可能繊維の模式的断面
【図2】(a) 本発明の別の極細繊維発生可能繊維の
模式的断面図 (b) 本発明の別の極細繊維発生可能繊維の模式的断
面図
【図3】 本発明の別の極細繊維発生可能繊維の模式的
断面図
【符号の説明】 1 島成分 2 海成分 3 第1成分 4 第2成分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 11/38 D06M 7/02 A // D06M 101:20 Fターム(参考) 4L031 AA14 AB01 AB11 BA11 CA01 DA00 DA21 4L035 AA09 BB31 BB89 BB91 CC20 DD19 FF05 LA02 MA01 MA06 MA10 4L041 AA07 AA20 BA04 BA05 BA11 BA13 BA16 BA27 BA49 BD06 BD11 BD20 CA12 CA37 CA38 CA39 DD01 DD05 DD11 DD14 DD18 EE06 EE15 EE20 4L047 AA14 AB02 AB08 BA21 BD01 CC12 EA22

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリメチルペンテンを含む極細繊維発生
    可能繊維であり、繊維径が5μm以下の極細繊維を発生
    可能であることを特徴とする極細繊維発生可能繊維。
  2. 【請求項2】 極細繊維発生可能繊維が海島状の繊維断
    面形状を有し、その島成分がポリメチルペンテンのみか
    らなることを特徴とする、請求項1記載の極細繊維発生
    可能繊維。
  3. 【請求項3】 極細繊維発生可能繊維が海島状の繊維断
    面形状を有し、その島成分がポリメチルペンテンと、こ
    のポリメチルペンテンよりも低融点のポリマーとを含
    み、この低融点のポリマーが島成分の表面の少なくとも
    一部を構成していることを特徴とする、請求項1記載の
    極細繊維発生可能繊維。
  4. 【請求項4】 島成分の直径が2μm以下であることを
    特徴とする、請求項2又は請求項3のいずれかに記載の
    極細繊維発生可能繊維。
  5. 【請求項5】 島成分の直径の標準偏差値を、島成分の
    直径の平均値で除した値が0.2以下であることを特徴
    とする、請求項2〜請求項4のいずれかに記載の極細繊
    維発生可能繊維。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
    極細繊維発生可能繊維から発生した、ポリメチルペンテ
    ンを含む極細繊維。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の極細繊維を含むことを
    特徴とする繊維シート。
JP36490498A 1998-12-22 1998-12-22 極細繊維発生可能繊維、これから発生した極細繊維及びこの極細繊維を用いた繊維シート Expired - Fee Related JP3741886B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36490498A JP3741886B2 (ja) 1998-12-22 1998-12-22 極細繊維発生可能繊維、これから発生した極細繊維及びこの極細繊維を用いた繊維シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36490498A JP3741886B2 (ja) 1998-12-22 1998-12-22 極細繊維発生可能繊維、これから発生した極細繊維及びこの極細繊維を用いた繊維シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000192335A true JP2000192335A (ja) 2000-07-11
JP3741886B2 JP3741886B2 (ja) 2006-02-01

Family

ID=18482952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36490498A Expired - Fee Related JP3741886B2 (ja) 1998-12-22 1998-12-22 極細繊維発生可能繊維、これから発生した極細繊維及びこの極細繊維を用いた繊維シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3741886B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002155458A (ja) * 2000-09-08 2002-05-31 Japan Vilene Co Ltd 極細繊維分散不織布、その製法、その製造装置、及びそれを含むシート材料
US6468651B2 (en) 1998-11-17 2002-10-22 Japan Vilene Company, Ltd. Nonwoven fabric containing fine fiber, and a filter material
JP2003109568A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Japan Vilene Co Ltd 電池用セパレータ及びこれを用いた電池
JP2004115980A (ja) * 2002-09-30 2004-04-15 Japan Vilene Co Ltd 不織布及びリチウムイオン二次電池用セパレータ
JP2007092235A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Teijin Fibers Ltd 短繊維、その製造方法及びその発生前駆体
JP2008190089A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Mitsui Chemicals Inc 合成パルプ、その製造方法及び合成パルプを含む不織布
WO2011122657A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 ダイワボウホールディングス株式会社 ポリオレフィン系分割型複合繊維とこれを用いた繊維集合物及び電池セパレータ、並びにその製造方法
WO2014132895A1 (ja) * 2013-02-28 2014-09-04 東レ株式会社 ポリメチルペンテン繊維を含有してなる紡績糸およびそれからなる繊維構造体
JP2020026594A (ja) * 2018-08-16 2020-02-20 帝人フロンティア株式会社 海島型複合繊維及び極細繊維束
CN113677840A (zh) * 2019-04-16 2021-11-19 陶氏环球技术有限责任公司 非织造纤网及其制造方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6468651B2 (en) 1998-11-17 2002-10-22 Japan Vilene Company, Ltd. Nonwoven fabric containing fine fiber, and a filter material
JP4744747B2 (ja) * 2000-09-08 2011-08-10 日本バイリーン株式会社 極細繊維分散不織布、その製法、その製造装置、及びそれを含むシート材料
JP2002155458A (ja) * 2000-09-08 2002-05-31 Japan Vilene Co Ltd 極細繊維分散不織布、その製法、その製造装置、及びそれを含むシート材料
JP2003109568A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Japan Vilene Co Ltd 電池用セパレータ及びこれを用いた電池
JP2004115980A (ja) * 2002-09-30 2004-04-15 Japan Vilene Co Ltd 不織布及びリチウムイオン二次電池用セパレータ
JP2007092235A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Teijin Fibers Ltd 短繊維、その製造方法及びその発生前駆体
JP2008190089A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Mitsui Chemicals Inc 合成パルプ、その製造方法及び合成パルプを含む不織布
WO2011122657A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 ダイワボウホールディングス株式会社 ポリオレフィン系分割型複合繊維とこれを用いた繊維集合物及び電池セパレータ、並びにその製造方法
JP5560324B2 (ja) * 2010-03-30 2014-07-23 ダイワボウホールディングス株式会社 ポリオレフィン系分割型複合繊維とこれを用いた繊維集合物及び電池セパレータ、並びにその製造方法
US9356272B2 (en) 2010-03-30 2016-05-31 Daiwabo Holdings Co., Ltd. Polyolefin-based split-type conjugate fiber, fiber assembly and battery separator using the same and method for producing the same
WO2014132895A1 (ja) * 2013-02-28 2014-09-04 東レ株式会社 ポリメチルペンテン繊維を含有してなる紡績糸およびそれからなる繊維構造体
JP2020026594A (ja) * 2018-08-16 2020-02-20 帝人フロンティア株式会社 海島型複合繊維及び極細繊維束
JP7176886B2 (ja) 2018-08-16 2022-11-22 帝人フロンティア株式会社 海島型複合繊維及び極細繊維束
CN113677840A (zh) * 2019-04-16 2021-11-19 陶氏环球技术有限责任公司 非织造纤网及其制造方法
CN113677840B (zh) * 2019-04-16 2023-09-08 陶氏环球技术有限责任公司 非织造纤网及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3741886B2 (ja) 2006-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6468651B2 (en) Nonwoven fabric containing fine fiber, and a filter material
JP2783602B2 (ja) 熱接着用極細複合繊維およびその織布または不織布
US3716614A (en) Process of manufacturing collagen fiber-like synthetic superfine filament bundles
JP5272229B2 (ja) 分割型複合繊維、その集合体および該分割型複合繊維を用いた繊維成形体
JP2002525444A (ja) 不織布
WO1994008083A1 (en) Nonwoven cloth of ultrafine fibers and method of manufacturing the same
JP2000192335A (ja) 極細繊維発生可能繊維、これから発生した極細繊維及びこの極細繊維を用いた繊維シート
JP4369572B2 (ja) 不織布及びそれを用いた濾過材
JP3725716B2 (ja) 極細繊維発生可能繊維、これから発生した極細繊維及びこの極細繊維を用いた繊維シート
JP2002061060A (ja) 不織布及び不織布加工品
JPH10331063A (ja) 複合不織布およびその製造方法
JPH04194013A (ja) 極細繊維発生繊維
JP3957355B2 (ja) 海島型繊維及びこれを用いた不織布
JPH08284021A (ja) ポリビニルアルコールとセルロース系ポリマーよりなる易フィブリル化繊維
JP2001159026A (ja) ポリプロピレン含有繊維及び繊維シート
KR101429681B1 (ko) 마이크로 기모가공 원단 및 그의 제조방법
JP2000178865A (ja) 衛生材用不織布
JPH04126815A (ja) 極細繊維発生複合繊維
JPH10280262A (ja) 不織布およびその製造方法
JP2833784B2 (ja) 水分散溶解性能を有する嵩高紙及びその製造方法
JPH10102322A (ja) 易フィブリル化繊維
JP2765947B2 (ja) 嵩高紙
JP3185098U (ja) 化粧用パフ
JPH11158763A (ja) 複合不織布およびその製造方法
JPH08109567A (ja) 積層不織構造体及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050916

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081118

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091118

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101118

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111118

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111118

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121118

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121118

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121118

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121118

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131118

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees