JP2000189657A - 遊技機及び遊技機のカ―ドユニット装置 - Google Patents

遊技機及び遊技機のカ―ドユニット装置

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JP2000189657A
JP2000189657A JP2000035396A JP2000035396A JP2000189657A JP 2000189657 A JP2000189657 A JP 2000189657A JP 2000035396 A JP2000035396 A JP 2000035396A JP 2000035396 A JP2000035396 A JP 2000035396A JP 2000189657 A JP2000189657 A JP 2000189657A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】共通カードとハウスカードを共に使用すること
が可能な遊技機のカードユニット装置を提供する。 【構成】パチンコ機1に付設される1つのカードユニッ
ト装置30に他の遊技場においても使用可能な共通カー
ドを投入することができる共通カード投入口35と、当
該遊技場にだけ使用可能なハウスカードを投入すること
ができるハウスカード投入口36とを併設した。 【効果】共通カードを使用する遊技者だけでなく、ハウ
スカードを使用する遊技者にも遊技を行わせることがで
き、両方のカード装置を必要とする遊技場の要望を満た
すことができることに加えて、いずれか一方のカード装
置を設置するための領域を余分に必要とすることもな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技媒体情報が記録さ
れた遊技媒体カードをカードユニット装置に投入するこ
とにより対応する遊技機に遊技媒体を貸し出して遊技を
行うことが可能な遊技機のカードユニット装置、又はそ
のカードユニット装置を一体的に組み込んだ遊技機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば、玉貸情報が記録された玉
貸カードをカードユニット装置に投入することにより対
応するパチンコ機に貸玉を貸し出して遊技を行うことが
可能なカード式のパチンコ機が市場に提供されている。
そして、カードユニット装置に投入可能な玉貸カード
は、他の遊技場でも使用できる共通カードだけが有効と
されるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遊技場の中
には、自店が発行する玉貸カード(このカードをハウス
カードという)を使用しても貸玉を貸し出して遊技を行
えるようにしたいという要望があるが、上記したように
近年設置されつつあるカードユニット装置は、共通カー
ドしか使用することができず、ハウスカードを使用する
ためには、新たにハウスカード用のカードユニット装置
をパチンコ機に付設しなければならないので、設備費が
かかるばかりでなく、設置のための領域も考慮しなけれ
ばならないという問題があった。本発明は、上記した問
題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、
カードユニット装置の改良を行う点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1に係る発明では、遊技媒体情報を記録
したカード状記録媒体が挿入される挿入口を有する処理
装置を一体に組み込んだことを特徴とする。また、請求
項2に係る発明では、請求項1の遊技機において、前記
挿入口を複数備えたことを特徴とする。また、請求項3
に係る発明では、請求項2に係る遊技機において、前記
各挿入口に挿入されて有効とされるカード状記録媒体の
種類を各挿入口毎に設定したことを特徴とする。また、
請求項4に係る発明では、遊技媒体情報を記録したカー
ド状記録媒体が挿入される挿入口を本体に有し、遊技機
に隣接して配置されるとともに、本体が縦長状に形成さ
れた遊技機のカードユニット装置において、前記本体に
は上下方向に細長く開口する複数の挿入口を設け、各挿
入口を上下に配置したことを特徴とする。さらに、請求
項5に係る発明では、請求項4の遊技機のカードユニッ
ト装置において、前記各挿入口に挿入されて有効とされ
るカード状記録媒体の種類を各挿入口毎に設定したこと
を特徴とする。
【0005】
【作用】請求項1に係る発明では、遊技機にカード状記
録媒体が挿入される挿入口を含む処理装置を一体的に組
み込んでいるので、遊技機に隣接して所謂サンドとよば
れるカードユニット装置を組み込む必要がなくなる。そ
の結果、従前の遊技機を並設する場合にはカードユニッ
ト装置の空きスペース分だけ遊技機間をつめて配置する
ことができたり、空きスペースを利用して他の関連機器
を埋め込むことも可能となる。逆に、空きスペース分だ
け遊技機を大型化してダイナミックな遊技形態を実現す
ることも可能となる。また、遊技機と挿入口との対応関
係が遊技者に明らかとなって、従来のように誤って隣の
遊技機用のカードユニット装置にカード状記録媒体を差
し込んでしまうといったトラブルも解消できる。また、
請求項2又は請求項3に係る発明のように、複数の挿入
口を備えり、各挿入口に応じてカード状記録媒体の種類
を変えた場合には、遊技場の営業形態に応じて各店に共
通の記録媒体を使用できるようにした遊技場固有の記録
媒体を使用できるようにして、遊技場毎の個性を発揮さ
せることが可能となる。さらに、請求項4に係る発明で
は、カードユニット装置の本体は遊技機に隣接して縦長
状になっているが、遊技者の利便性向上のために複数の
挿入口を設けるに際して、挿入口を上下に細長く開口す
るようにし、かつ各挿入口が上下に並ぶように配置する
ことで、カードユニット装置本体の厚みの増大を解消す
ることができ、遊技機の設置台数を減少させることな
く、カードユニット装置の機能向上を図ることができ
る。また、請求項5に係る発明は、各挿入口毎に異なる
カード状記録媒体が有効化されるように設定しておくこ
とで、記録媒体が挿入された場合における記録媒体の種
別の判定等に際し、カードユニット装置や遊技機内部で
の処理が容易になる利点もある。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図1及び図2を参照して、実施例
に係るカードユニット装置30が付設されるパチンコ機
について説明する。本実施例における遊技機としてのパ
チンコ機1は、カードユニット装置30と1対1対応す
るものであり、パチンコ機1の正面左側に位置するカー
ドユニット装置30が当該パチンコ機1と一対をなして
いるものである。
【0007】上記したパチンコ機1は、図1に示すよう
にパチンコ機1の正面構造において、額縁状に形成され
た前面枠2の開口に、金枠3が周設され、該金枠3に
は、ガラス扉枠4及び前面扉板5が開閉自在に装着され
ている。ガラス扉枠4の後方には、前記前面枠2の裏面
に固着される取付枠を介して遊技盤6が着脱自在に装着
されている。しかして、遊技盤6の表面には、図示しな
いが発射された打球で遊技を行う各種の遊技装置が配置
されている。また、前記前面扉板5の表面には、上皿1
0が固着されている。また、前面枠2の下部には、発射
位置の玉を遊技部へ打出すための操作ハンドル7と、上
皿10に貯留できない余剰の賞品玉を溜める下皿8が設
けられている。この下皿8には、灰皿9が一体的に設け
られている。
【0008】ところで、前記上皿10には、3つの7セ
グメントLEDから構成される残額表示器11と、内部
にLEDランプを内蔵した玉貸スイッチ12及び返却ス
イッチ13とが設けられている。残額表示器11は、後
述するカードユニット装置30に投入された玉貸カード
に記録された貸玉情報(本実施例においては、金額情
報)の残額又は100円未満の端数を表示するものであ
り、玉貸スイッチ12は、遊技者が操作することにより
前記残額表示器11に表示される金額の範囲内で且つ予
め定められた金額単位に相当する貸玉の排出を要求する
貸出要求信号を導出するためのものであり、返却スイッ
チ13は、遊技者が操作することによりカードユニット
装置30に投入された玉貸カードを返却要求する信号を
導出するものである。そして、残額表示器11、玉貸ス
イッチ12、及び返却スイッチ13から延びる配線14
(図2参照)は、上皿10の内部を通って前面扉板5の
後面に導き出され、更にパチンコ機1の裏面に誘導され
て後述するカードユニット制御基板37に接続されてい
る。また、残額表示器11は、3つの7セグメントLE
Dで構成され、例えば、100円単位で残額が表示され
る。したがって、例えば、残額が5400円のときは、
「54」と表示されるが、仮に100円以下の端数が残
存しているときには、端数表示スイッチ34を操作する
ことにより残額表示器11にその端数が表示されるよう
になっている。なお、残額表示器11を3つ以上の7セ
グメントLEDで構成して端数を含めたすべての残額を
表示させるようにしてもよい。
【0009】一方、図2に示すように、パチンコ機1の
裏面には、機構板15が開閉自在に装着されている。こ
の機構板15の下部には、前記遊技盤6に設けられる入
賞装置や入賞口に入賞した入賞玉を誘導する入賞玉集合
樋16、17が前後方向に積層形成されている。しかし
て、機構板15の後面側に形成される第1入賞玉集合樋
16は、遊技盤6に設けられる一部の入賞口に入賞した
玉を誘導するもので、この入賞玉によって排出される賞
品玉数は、相対的に少ない玉数(例えば、7個)とされ
る。一方、機構板15の前面側に形成される第2入賞玉
集合樋17は、上記以外の入賞口や入賞装置等に入賞し
た玉を誘導するもので、この入賞玉によって排出される
賞品玉数は、相対的に多い玉数(例えば、15個)とさ
れている。このように構成される入賞玉集合樋16、1
7の流下端には、流下する入賞玉を検出する入賞玉検出
スイッチ18、19がそれぞれ設けられている。入賞玉
検出スイッチ18、19は、後述する賞品玉排出制御基
板28に電気的に接続され、入賞玉検出スイッチ18、
19で検出された信号は、賞品玉排出制御基板28に形
成される記憶部に記憶されるようになっている。
【0010】また、機構板15の後面側上部には、賞品
玉タンク20が固着される。賞品玉タンク20の下方に
は、賞品玉を1列に整列して賞品玉排出装置22へ導く
ための賞品玉誘導樋21が形成される。賞品玉排出装置
22は、一列になって流下する賞品玉の1個づつと係合
する凹部が外周に形成されたスプロケット23と、該ス
プロケット23の回転を制御するモータ24と、賞品玉
が賞品玉排出装置22の位置まで供給されているか否か
を検出する賞品玉確認スイッチ25と、排出された賞品
玉数を計数するための排出玉検出スイッチ26(共に投
受光方式)とから構成される。しかして、賞品玉排出装
置22は、カードの金額情報の範囲内での貸出要求信号
があったとき、又は入賞玉の発生に基く入賞信号があっ
たときに、モータ24が回転制御され、スプロケット2
3の回転を許容して貸玉又は賞品玉を排出玉検出スイッ
チ26で検出しながら排出し、排出玉検出スイッチ26
の検出信号数が信号の種類に対応して予め定めされた所
定値に達するとモータ24の回転駆動を終了してスプロ
ケット23の回転を停止するようになっている。なお、
賞品玉排出装置22は、後述する賞品玉排出制御基板2
8に電気的に接続され、賞品玉排出制御基板28に形成
される制御回路によって駆動制御される。
【0011】賞品玉排出装置22の下方には、賞品玉排
出装置22から放出された賞品玉をパチンコ機前面の上
皿10又は下皿8へ導くための賞品玉排出通路27が形
成されている。
【0012】機構板15の裏面下部には、賞品玉排出制
御基板28が設けられている。この賞品玉排出制御基板
28は、前記入賞玉検出スイッチ18、19の検出信
号、及び前記玉貸スイッチ12の操作信号に基づいて、
所定個数の賞品玉又は所定個数の貸玉を排出すべく前記
賞品玉排出装置22を駆動制御するもので、後に詳述す
るようにマイクロコンピュータ40を含む排出制御回路
が形成されている。
【0013】次に、上記したパチンコ機1に隣接して設
けられるカードユニット装置30について説明する。カ
ードユニット装置30は、図1に示すように、該カード
ユニット装置30が使用可能である旨を報知する使用可
能ランプ31と、前記残額表示器11に端数を表示させ
る端数表示スイッチ32と、該カードユニット装置30
と対応するパチンコ機1を支持する連結台表示ランプ3
3と、該カードユニット装置30に玉貸カードが投入さ
れている状態であることを報知するカード挿入ランプ3
4と、共通の玉貸カードを挿入する挿入口としての共通
カード挿入口35と、その店独自の玉貸カードを挿入す
る挿入口としてのハウスカード挿入口36とが表面側に
臨むように設けられている。各挿入口35,36は図1
に示すように、それぞれ上下方向に細長く開口するもの
であって、各挿入口35,36がその上下方向に一直線
上に並ぶように上下に互いに離間して配置されている。
【0014】また、図示しないが共通カード挿入口35
の背面には、挿入された共通カードを取り込んだり排出
したり、あるいはカードに記録される情報を読み出した
り書き込んだりする共通カード装置35a(図3のブロ
ック図に表示)が内蔵され、ハウスカード挿入口36の
背面には、挿入されたハウスカードを取り込んだり排出
したり、あるいはカードに記録される情報を読み出した
り書き込んだりするハウスカード装置36a(図3のブ
ロック図に表示)が内蔵されている。
【0015】一方、カードユニット装置30の裏面に
は、図2に示すようにカードユニット装置30を制御す
るカードユニット制御基板37が設けられている。この
カードユニット制御基板37には、後述するマイクロコ
ンピュータ50を含む制御回路が形成されている。ま
た、カードユニット制御基板37と前記賞品玉排出制御
基板28との間で必要な信号、例えば、貸出要求信号や
賞品玉排出終了信号や貸玉排出終了信号等のやり取りが
行われ、更に、カードユニット制御基板37からは、遊
技場に設置される遊技場管理コンピュータ60や、共通
カードを発行しているカード会社に設置されるカード会
社コンピュータ61に所定の売上信号が導出されてい
る。
【0016】そこで、図3を参照して賞品玉排出制御基
板28、カードユニット制御基板37に形成される制御
回路と管理コンピュータ60及びカード会社コンピュー
タ61との関係について簡単に説明する。まず、賞品玉
排出制御基板28に形成される制御回路は、マイクロコ
ンピュータ40と入出力回路41とを含んで構成され
る。マイクロコンピュータ40は、プログラムが内蔵さ
れるROMや記憶領域を形成するRAM等を含んでい
る。また、入出力回路41には、検出回路42を介して
第1入賞玉スイッチ18、第2入賞玉スイッチ19、賞
品玉確認スイッチ25、及び排出玉検出スイッチ26が
接続されてそれぞれの信号がマイクロコンピュータ40
に入力されると共に、駆動回路43を介してモータ24
が接続されてマイクロコンピュータ40から駆動信号が
与えられている。
【0017】一方、カードユニット制御基板37に形成
される制御回路も同様に、マイクロコンピュータ50と
入出力回路51とを含んで構成される。入出力回路51
には、検出回路52を介して玉貸スイッチ12、返却ス
イッチ13、端数表示スイッチ34が接続されてそれぞ
れの信号がマイクロコンピュータ50に入力されてい
る。また、駆動回路53を介して残額表示器11が接続
されてマイクロコンピュータ50から駆動信号が与えら
れ、駆動回路54を介して使用可能ランプ31、連結台
表示ランプ33、カード挿入ランプ34が接続されてマ
イクロコンピュータ50から駆動信号が与えられてい
る。また、入出力回路51には、検出駆動回路55を介
して共通カード装置35a、ハウスカード装置36aが
接続されており、投入された共通カード又はハウスカー
ドに記録される情報信号等をマイクロコンピュータ50
との間でやり取りしている。更に、入出力回路51は、
前記入出力回路41と電気的に接続され、前記したよう
に相互のコンピュータ間で必要な信号等をやり取りする
ようになっている。更に、上記したマイクロコンピュー
タ50の入出力回路51から遊技場管理コンピュータ6
0及びカード会社コンピュータ61に貸出要求信号及び
排出終了信号に基づいて導出される売上信号が入力され
る。
【0018】次に、上記したカードユニット制御基板3
7のマイクロコンピュータ50によって制御される動作
について図4を参照して説明する。まず、ステップ10
において、カードユニット装置30が使用可能状態であ
るか否かが判別され、使用可能状態でなければ、ステッ
プ20で使用可能フラグがリセットされ、その後、ステ
ップ250に飛んで表示器、ランプ等の駆動処理が行わ
れる。なお、このステップ250の処理において、使用
可能フラグがリセットされた状態では、使用可能ランプ
31が消灯されている。
【0019】一方、ステップ10で使用可能状態である
と判別されたときには、ステップ30で使用可能フラグ
がセットされ、これにより使用可能ランプ31が点灯さ
れてカードユニット装置30が使用可能である旨を遊技
者に報知する。次いで、ステップ40で残額表示器11
に端数を表示しているか否か、即ち状態フラグF=1で
あるか否かが判別され、表示しているときには、後述す
るステップ230に飛ぶが、表示していないときには、
ステップ50で共通カード又はハウスカードのいずれか
が投入されているか否かが判別される。共通カード又は
ハウスカードのいずれか一方が投入されている場合に
は、ステップ60でカード投入フラグがセットされ、こ
れによりカード挿入ランプ34が点灯する。更に、ステ
ップ70でカードに記録されている残額データが読み込
まれて記憶され、この記憶値が残額表示器11に表示さ
れる。なお、共通カードとハウスカードが同時に投入さ
れている場合のステップ70における処理は、それぞれ
のカードに記録された残額データが異なる記憶領域にそ
れぞれ記憶されるようになっているが、残額表示器11
には、共通カードの残額データが優先的に表示され、共
通カードの残額データが「0」となったときにハウスカ
ードの残額データに切り換えられて表示されるようにな
っている。
【0020】次いで、ステップ80で玉貸スイッチ12
がONしたか否かが判別され、ONしていなければ、ス
テップ120に飛び、ONしていれば、ステップ90で
共通カードに残額が有るか否かが判別され、残額があれ
ば次のステップ100を飛ばしてステップ110に進
み、残額がなければ、ステップ100でハウスカードに
残額があるか否かが判別される。しかして、共通カード
にもハウスカードにも残額データがない場合には、次の
ステップ110の処理を実行しないが、いずれか一方に
残額データが有る場合には、ステップ110で貸出要求
信号を排出制御回路のマイクロコンピュータ40に導出
する。これにより、賞品玉排出装置22が駆動制御され
て賞品玉が払い出される。なお、本実施例おいては、遊
技者が共通カードとハウスカードとを同時に投入したと
きにおいて、玉貸スイッチ12を操作したときに共通カ
ードを優先的に使用するようにしたので、自店でしか使
用できないハウスカードの残額データが残る場合が多
く、このような場合には、将来遊技者がそのハウスカー
ドを持参して当該遊技場に来店することが期待でき、結
果的に遊技場の売上が増加するという遊技場にとっての
利点がある。逆に、ハウスカードを優先的に使用するよ
うに設定しても良いが、この場合には、他店でも使用で
きる共通カードの残額が残る場合が多いため、その遊技
者が共通カードで他店で遊技するかもしれないので、当
該遊技場にとって有利とは言えないが、遊技者にとって
は、利点となる。また、どちらのカードを優先して使用
するかを遊技者が選択できる選択ボタンをカードユニッ
ト装置30に設けても良い。
【0021】ところで、賞品玉排出装置22による賞品
玉の排出動作が終了したときには、排出制御回路のマイ
クロコンピュータ40からカードユニット制御回路のマ
イクロコンピュータ50に排出終了信号が送られるが、
その排出終了信号が有るか否かがステップ120で判別
される。排出終了信号がない場合には、ステップ150
に移行するが、排出終了信号が有る場合には、ステップ
130で使用しているカードの残額データを書き換える
と共に、ステップ140で外部の管理コンピュータ、即
ち、遊技場管理コンピュータ60とカード会社コンピュ
ータ61とに売上信号を導出する。この場合、使用され
ているカードが共通カードである場合には、両方のコン
ピュータ60、61に売上信号を導出しても良いが、ハ
ウスカードが使用されている場合には、遊技場管理コン
ピュータ60にだけ売上信号を導出するようにしても良
い。何故なら、ハウスカードは、共通カード発行会社と
なんら関係がなく、売上信号を送ってもあまり意味がな
いからである。
【0022】次に、ステップ150で返却スイッチ13
が操作されてONしたか否かが判別され、ONしていな
ければ、ステップ180に飛び、ONしていれば、ステ
ップ160で対応するカードが返却され、ステップ17
0でカード挿入フラグがリセットされ、これによりカー
ド挿入ランプ34が消灯する。なお、ステップ160に
おいて、対応するカードとは、残額が残っているカード
である。そして、共通カードとハウスカードとが同時に
挿入されており、しかも両方に残額が有る場合には、両
方のカードが返却される。ただし、使用途中で残額が
「0」となったカードは、その時点で自動的に返却する
ように構成されている。
【0023】次に、ステップ180において、端数表示
スイッチ32が操作されてONしたか否かが判別され、
ONしてなければ、ステップ250に飛び、ONしてい
れば、ステップ190で共通カードが投入されているか
否かが判別され、投入されていれば、ステップ200を
飛ばしてステップ210に移行し、一方、投入されてい
なければ、ステップ200でハウスカードが投入されて
いるか否かが判別される。しかして、いずれのカードも
投入されていないときには、ステップ250に移行して
端数表示スイッチ32の操作による端数表示を行わず、
いずれか一方のカードが投入されているときには、ステ
ップ210でカードから端数データを読込・記憶し、ス
テップ220でタイマTをセットすると共に状態フラグ
Fの値を1に設定する。タイマTは、ステップ210で
記憶された端数データを残額表示器11に表示する時間
であり、例えば、2秒が設定される。そして、タイマT
がタイムアップするまでステップ230→250→10
〜40→230→・・・の処理を繰り返す。ステップ2
30でタイマTがタイムアップしたと判別されたときに
は、ステップ240で状態フラグFがリセットされて0
となり、その後、ステップ250へ移行して各フラグの
状態に対応して残額表示器11、使用可能ランプ31、
カード挿入ランプ34等が駆動される。以下、ステップ
10〜ステップ250が繰り返し実行される。
【0024】以上、実施例について説明してきたが、本
実施例によれば、パチンコ機1に付設される1つのカー
ドユニット装置30に他の遊技場においても使用可能な
共通カードを投入することができる共通カード装置35
aと、当該遊技場にだけ使用可能なハウスカードを投入
することができるハウスカード装置36aとが併設され
ているので、共通カードを使用する遊技者だけでなく、
ハウスカードを使用する遊技者にも遊技を行わせること
ができ、両方のカード装置を必要とする遊技場の要望を
満たすことができることに加えて、いずれか一方のカー
ド装置を設置するための領域を余分に必要とすることも
ない。
【0025】なお、上記した実施例では、遊技機として
パチンコ機を例示したが、カードユニット装置で貸し出
されたメダルで遊技を行う遊技機であっても良い。ま
た、上記した実施例では、遊技機としてのパチンコ機1
とカードユニット装置30とを別体にしたものを示した
が、カードユニット装置を遊技機内に一体的に組み込ん
だものでも良い。このようにカードユニット装置を遊技
機内に一体的に組み込めば、上記実施例の如く遊技機に
隣接してカードユニット装置を組み込む場合と比べ、カ
ードユニット装置の空きスペース分だけ遊技機間をつめ
て配置することができたり、空きスペースを利用して他
の関連機器を埋め込むことも可能となるし、逆に、空き
スペース分だけ遊技機を大型化してダイナミックな遊技
形態を実現することも可能となるし、更には、遊技機と
挿入口との対応関係が遊技者に明らかとなって従来のよ
うに誤って隣の遊技機用のカードユニット装置にカード
状記録媒体を差し込んでしまうといったトラブルも解消
できる。更に、カードとしては、磁気カードであっても
ICカードであっても良いが、ICカードである場合に
は、遊技者が獲得した賞品玉数を記憶させておいて、次
回の来店時に使用できるようにしても良い。
【0026】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1に係る発明では、遊技機にカード状記録媒
体が挿入される挿入口を含む処理装置を一体的に組み込
んでいるので、遊技機に隣接して所謂サンドとよばれる
カードユニット装置を組み込む必要がなくなる。その結
果、従前の遊技機を並設する場合にはカードユニット装
置の空きスペース分だけ遊技機間をつめて配置すること
ができたり、空きスペースを利用して他の関連機器を埋
め込むことも可能となる。逆に、空きスペース分だけ遊
技機を大型化してダイナミックな遊技形態を実現するこ
とも可能となる。また、遊技機と挿入口との対応関係が
遊技者に明らかとなって、従来のように誤って隣の遊技
機用のカードユニット装置にカード状記録媒体を差し込
んでしまうといったトラブルも解消できる。また、請求
項2又は請求項3に係る発明のように、複数の挿入口を
備えり、各挿入口に応じてカード状記録媒体の種類を変
えた場合には、遊技場の営業形態に応じて各店に共通の
記録媒体を使用できるようにした遊技場固有の記録媒体
を使用できるようにして、遊技場毎の個性を発揮させる
ことが可能となる。さらに、請求項4に係る発明では、
カードユニット装置の本体は遊技機に隣接して縦長状に
なっているが、遊技者の利便性向上のために複数の挿入
口を設けるに際して、挿入口を上下に細長く開口するよ
うにし、かつ各挿入口が上下に並ぶように配置すること
で、カードユニット装置本体の厚みの増大を解消するこ
とができ、遊技機の設置台数を減少させることなく、カ
ードユニット装置の機能向上を図ることができる。ま
た、請求項5に係る発明は、各挿入口毎に異なるカード
状記録媒体が有効化されるように設定しておくことで、
記録媒体が挿入された場合における記録媒体の種別の判
定等に際し、カードユニット装置や遊技機内部での処理
が容易になる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る一対のパチンコ機とカードユニッ
ト装置の正面図である。
【図2】実施例に係る一対のパチンコ機とカードユニッ
ト装置の背面図である。
【図3】カードユニット制御基板に形成される制御回路
と賞品玉排出制御基板に形成される制御回路と管理コン
ピュータとの関係を示すブロック図である。
【図4】カードユニット制御回路によって制御される動
作を示すフロー図である。
【符号の説明】
1…パチンコ機(遊技機)、30…カードユニット装
置、34…カード挿入ランプ、35…挿入口としての共
通カード投入口、35a…共通カード装置、36…挿入
口としてのハウスカード投入口、36a…ハウスカード
装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技媒体情報を記録したカード状記録媒
    体が挿入される挿入口を有する処理装置を一体に組み込
    んだことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記挿入口を複数備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記各挿入口に挿入されて有効とされる
    カード状記録媒体の種類を各挿入口毎に設定したことを
    特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 遊技媒体情報を記録したカード状記録媒
    体が挿入される挿入口を本体に有し、遊技機に隣接して
    配置されるとともに、本体が縦長状に形成された遊技機
    のカードユニット装置において、 前記本体には上下方向に細長く開口する複数の挿入口を
    設け、各挿入口を上下に配置したことを特徴とする遊技
    機のカードユニット装置。
  5. 【請求項5】 前記各挿入口に挿入されて有効とされる
    カード状記録媒体の種類を各挿入口毎に設定したことを
    特徴とする請求項4記載の遊技機のカードユニット装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002066109A (ja) * 2000-08-25 2002-03-05 Mars Engineering Corp 遊技媒体貸出装置
CN105023352A (zh) * 2015-07-20 2015-11-04 南宁市庆恒游乐设备有限公司 一种游戏吞卡机
JP2018034031A (ja) * 2017-12-07 2018-03-08 グローリー株式会社 遊技管理システム

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