JP2000188798A - スピーカ及びスピーカ装置 - Google Patents

スピーカ及びスピーカ装置

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JP2000188798A
JP2000188798A JP10365148A JP36514898A JP2000188798A JP 2000188798 A JP2000188798 A JP 2000188798A JP 10365148 A JP10365148 A JP 10365148A JP 36514898 A JP36514898 A JP 36514898A JP 2000188798 A JP2000188798 A JP 2000188798A
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ring
plate
shaped
magnetic
magnet
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JP10365148A
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Masao Fujihira
正男 藤平
Akira Yamagishi
亮 山岸
Takayuki Mizuuchi
崇行 水内
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Original Assignee
Sony Corp
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R9/00Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
    • H04R9/02Details
    • H04R9/025Magnetic circuit
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/20Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
    • H04R1/22Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired frequency characteristic only 
    • H04R1/28Transducer mountings or enclosures modified by provision of mechanical or acoustic impedances, e.g. resonator, damping means
    • H04R1/2807Enclosures comprising vibrating or resonating arrangements
    • H04R1/2815Enclosures comprising vibrating or resonating arrangements of the bass reflex type
    • H04R1/2823Vents, i.e. ports, e.g. shape thereof or tuning thereof with damping material
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で磁気シールド型のスピーカを得
ると共に振動板を駆動する磁気空隙の磁気の力を増大す
るようにしたスピーカを提案せんとするものである。 【解決手段】 センターポール20aを有する壺形ヨー
ク20と、外周部がこの壺形ヨーク20の上端部に当接
すると共に内周面とこのセンターポール20aの外周面
と間に第1の磁気空隙22を形成する如く配した第1の
プレート21と、この第1のプレート21上に配した第
1のリング状マグネット23と、この第1のリング状マ
グネット23上に内周面とこのセンターポール20aの
外周面と間に第2の磁気空隙25を形成する如く配した
第2のプレート24と、この第1のプレート21の下面
に配したこの第1のリング状マグネット23と同方向に
着磁した第2のリング状マグネット26と、この第2の
リング状マグネット26の下面に内周面とこのセンター
ポール20aの外周面と間に第3の磁気空隙28を形成
する如く配した第3のプレート27とを有し、この第2
及び第3の磁気空隙25及び28により振動板6を駆動
するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小形スピーカに適用
して好適なスピーカ及びこのスピーカを使用したスピー
カ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小形のスピーカとして、図6に示
す如きものが提案されている。このスピーカは図6に示
す如く、上下方向にN極及びS極が着磁されたリング状
マグネット1と、このリング状マグネット1を挾むよう
に取付けられたリング状のプレート2及びセンターポー
ル3aとフランジ3bとを一体成形されたヨーク3とを
設け、プレート2の内周面とこのヨーク3のセンターポ
ール3aの外周面と間に磁気空隙4を形成する。
【0003】また、プレート2にはスピーカのフレーム
5が取付けられ、振動板6の外周部にはエッジ7が設け
られ、このエッジ7によってコーン型の振動板6の外周
部がフレーム5に保持されている。8はガスケットであ
る。
【0004】一方、振動板6の内周部にボイスコイルボ
ビン9が取付られており、このボイスコイルボビン9に
はボイスコイル10が巻装され、このボイスコイル10
はプレート2及びヨーク3のセンターポール3aによっ
て形成された磁気空隙4内に挿入するようになされてい
る。
【0005】また、図6において、11はこのボイスコ
イル10をこの磁気空隙4内に保持するためのダンパー
である。このダンパー11として例えば布に合成樹脂を
含浸させた渦巻ダンパーを使用する。
【0006】また、12は入力端子を示し、この入力端
子12よりの音響信号を錦糸線13を介して、ボイスコ
イル10に供給する如くする。14はボイスコイルボビ
ン9の上面を覆うダスト侵入防止用のキャップである。
【0007】斯る図6に示す如き、スピーカにおいて
は、リング状マグネット1→プレート2→磁気空隙4→
ヨーク3のセンターポール3a→フランジ3b→リング
状マグネット1の磁気回路を構成するが、プレート2と
ヨーク3とが異極性であるので、図6に示す如く、プレ
ート2からヨーク3のフランジ3bに直接に磁束が流れ
る漏洩磁束を生じ、振動板6を駆動するのにこのリング
状マグネット1の磁気の力の1/3程度しか利用してい
ない不都合があった。
【0008】斯る漏洩磁束をなくすようにしたスピーカ
として、図7に示す如きキャンセルマグネットを用いた
スピーカが提案されている。この図7につき説明するに
図6に対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明
は省略する。
【0009】この図7においては、図6のヨーク3のフ
ランジ3bの下面外周近傍に主駆動用のリング状マグネ
ット1と反対方向に着磁されたリング状のキャンセルマ
グネット15を取付け、更にプレート2からこのキャン
セルマグネット15を覆う形で有底円筒状のシールドカ
バー16を取付け漏洩磁束を無くすようにしている。そ
の他は図6と同様に構成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】斯る、図7に示す如き
スピーカにおいては、磁気シールド型とするために、キ
ャンセルマグネット15を必要とし、このキャンセルマ
グネット15を主のリング状マグネット1と逆極性に着
磁してこの主のリング状マグネット1の後面に接着し、
なおかつ磁気シールドカバー16を設ける必要があり、
この磁気回路構成が大きくなると共に磁気シールド型の
スピーカの振動板6を駆動する磁気空隙4の磁気の力
(磁束)があまり増大しない例えば10%程度しか増大
せず且つこのキャンセルマグネット15の磁気の力をこ
の振動板6の駆動に何ら使用しない不都合があった。
【0011】本発明は斯る点に鑑み、簡単な構成で磁気
シールド型のスピーカを得ると共に振動板を駆動する磁
気空隙の磁気の力(磁束)を増大するようにしたスピー
カ及びスピーカ装置を提案せんとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明スピーカは、セン
ターポールを有する壺形ヨークと、外周部がこの壺形ヨ
ークの上端部に当接すると共に内周面とこのセンターポ
ールの外周面と間に第1の磁気空隙を形成する如く配し
た第1のプレートと、この第1のプレート上に配した第
1のリング状マグネットと、この第1のリング状マグネ
ット上に内周面とこのセンターポールの外周面と間に第
2の磁気空隙を形成する如く配した第2のプレートと、
この第1のプレートの下面に配したこの第1のリング状
マグネットと同方向に着磁した第2のリング状マグネッ
トと、この第2のリング状マグネットの下面に内周面と
このセンターポールの外周面と間に第3の磁気空隙を形
成する如く配した第3のプレートとを有し、この第2及
び第3の磁気空隙により振動板を駆動するようにしたも
のである。
【0013】斯る、本発明によれば第1及び第2のリン
グ状マグネットの夫々のN極からの磁束は、第1、第2
及び第3のプレートとセンターポールを有する壺形ヨー
クを通って、この第1及び第2のリング状マグネットの
夫々のS極にもどる磁気回路を構成するので、簡単な構
成で、磁気シールド型のスピーカを得ることができる。
【0014】また、本発明によれば漏洩磁束が少なくな
り且つ2つのリング状マグネットよりの磁束が夫々集中
する第2及び第3の磁気空隙により振動板を駆動するよ
うにしているので、この振動板を駆動する磁気の力が増
大し、感度及び音質が向上すると共にスピーカの低音の
最低共振周波数における共振鋭度Qを小さくでき、小形
のスピーカボックスを使用したときの、低音の再生帯域
を拡大できるスピーカ装置を得ることができる。
【0015】また、本発明スピーカは、センターポール
を有する壺形ヨークと、この壺形ヨークの底部上に配し
た第1のリング状マグネットと、この第1のリング状マ
グネット上に内周面とこのセンターポールの外周面と間
に第1の磁気空隙を形成する如く配した第1のプレート
と、この第1のプレート上に配したこの第1のリング状
マグネットと逆方向に着磁した第2のリング状マグネッ
トと、この第2のリング状マグネット上に内周面とこの
センターポールの外周面と間に第2の磁気空隙を形成す
ると共に外周部がこの壺形ヨークの上端部に当接する如
く配した第2のプレートと、この第2のプレート上に配
したこの第2のリング状マグネットと同方向に着磁した
第3のリング状マグネットと、この第3のリング状マグ
ネット上に、内周面とこのセンターポールの外周面と間
に第3の磁気空隙を形成する如く配した第3のプレート
とを有し、この第1の磁気空隙により振動板を駆動する
ようにしたものである。
【0016】斯る本発明によれば、第1、第2及び第3
のリング状マグネットの夫々のN極よりの磁束は、第
1、第2及び第3のプレートとセンターポールを有する
壺形ヨークを通って、この第1、第2及び第3のリング
状マグネットの夫々のS極にもどる磁気回路を構成する
ので、簡単な構成で、磁気シールド型のスピーカを得る
ことができる。
【0017】また、本発明によれば漏洩磁束が少なくな
り且つ3つのリング状マグネットよりの磁束が同方向に
流れる第1の磁気空隙により振動板を駆動するようにし
ているので、この振動板を駆動する磁気の力が増大し、
感度及び音質が向上すると共にスピーカの低音の最低共
振周波数における共振鋭度Qを小さくでき、小形のスピ
ーカボックスを使用したときの、低音の再生帯域を拡大
できるスピーカ装置を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照して本発明スピ
ーカの実施の形態の一例につき説明しよう。この図1に
おいて、図6に対応する部分には同一符号を付して示
す。
【0019】図1例においては、比較的長いセンターポ
ール20aを一体成形した壺形ヨーク20の側壁20c
の円形の上端面にリング状のプレート21の外周縁部を
接着固定すると共にこのプレート21の内周面と壺形ヨ
ーク20のセンターポール20aの外周面と間で磁気空
隙22を形成する如くする。
【0020】このプレート21の内周側上に、上下方向
にN極及びS極が着磁されたリング状マグネット23を
S極がこのプレート21上に当接する如く接着固定す
る。この場合、リング状マグネット23をセンターポー
ル20aが貫通する如くなす。
【0021】このリング状マグネット23のN極上にリ
ング状のプレート24を接着固定すると共にこのプレー
ト24の内周面とセンターポール20aの外周面との間
で磁気空隙25を形成する如くする。
【0022】また、プレート21の下面に、上下方向に
N極及びS極が着磁されたリング状マグネット26をN
極がこのプレート21の下面に当接する如く接着固定す
る。この場合、このリング状マグネット26をリング状
マグネット23と略同一形状とし、またこのリング状マ
グネット26とリング状マグネット23とは同一方向に
着磁したものとなる。
【0023】このリング状マグネット26のS極の下面
にリング状のプレート27を接着固定すると共にこのプ
レート27の内周面とセンターポール20aの外周面と
の間で磁気空隙28を形成する如くする。
【0024】また、プレート21の外周側の上面にスピ
ーカのフレーム5を取付け、このフレーム5の外周部
に、エッジ7が設けられたコーン型の振動板6の外周部
をガスケット8により保持する如くする。
【0025】一方、この振動板6の内周部にボイスコイ
ルボビン9を取付け、このボイスコイルボビン9に互に
逆方向に巻線した2つのボイスコイル10a及び10b
を巻装して設ける如くし、この2つのボイスコイル10
a及び10bを夫々磁気空隙25及び28に挿入する如
くする。
【0026】本例においては、リング状マグネット23
のN極よりの磁束は、リング状マグネット23のN極→
プレート24→磁気空隙25→センターポール20a→
磁気空隙22→プレート21→リング状マグネット23
のS極の磁気回路と、リング状マグネット23のN極→
プレート24→磁気空隙25→センターポール20a→
磁気空隙28→プレート27→リング状マグネット26
のS極→N極→プレート21→リング状マグネット23
のS極の磁気回路(この磁気回路はリング状マグネット
26の磁束も加算される。)と、リング状マグネット2
3のN極→プレート24→磁気空隙25→センターポー
ル20a→壺形ヨーク20の底部20b→側壁20c→
プレート21→リング状マグネット23のS極の磁気回
路とを流れる。
【0027】また、リング状マグネット26のN極より
の磁束は、リング状マグネット26のN極→プレート2
1→磁気空隙22→センターポール20a→磁気空隙2
8→プレート27→リング状マグネット26のS極の磁
気回路と、リング状マグネット26のN極→プレート2
1→壺形ヨーク20の側壁20c→底部20b→センタ
ーポール20a→磁気空隙28→プレート27→リング
状マグネット26のS極の磁気回路とを流れる。
【0028】従って、磁気空隙25及び28にリング状
マグネット23及び26よりの磁束が集中的に流れ、こ
の磁気空隙25及び28の磁気の力(磁束)が増大す
る。
【0029】また、このボイスコイル10a及び10b
を夫々磁気空隙25及び28内にダンパー11により保
持する如くする。このダンパー11として例えば布に合
成樹脂を含浸させた渦巻ダンパーを使用する。また、こ
のボイスコイルボビン9の上面を覆う如く、ダスト侵入
防止用のキャップ14を設ける。また、フレーム5の所
定位置に設けた入力端子12よりの音響信号を錦糸線1
3を介して、ボイスコイル10a及び10bに供給する
如くする。
【0030】本例は上述の如く構成されているので、リ
ング状マグネット23及び26の夫々のN極からの磁束
はプレート21,24及び27とセンターポール20a
を有する壺形ヨーク20を通って、このリング状マグネ
ット23及び26の夫々のS極にもどる磁気回路を構成
するので、簡単な構成で、磁気シールド型のスピーカを
得ることができる。
【0031】また、本例によれば漏洩磁束が少なくなり
且つ2つのリング状マグネット23及び26よりの磁束
が夫々集中する磁気空隙25及び28により振動板6を
駆動するボイスコイル10a及び10bを駆動するよう
にしているので、この振動板6を駆動する磁気の力が増
大し、感度及び音質が向上すると共にスピーカの低音の
最低共振周波数における共振鋭度Qを小さくでき、小形
のスピーカボックスを使用したときの、低音の再生帯域
を拡大できるスピーカ装置を得ることができる。
【0032】図2及び図3は夫々本発明スピーカの実施
の形態の他の例を示す。この図2及び図3例につき説明
するに、図1例に対応する部分には同一符号を付して示
し、その詳細説明は省略する。
【0033】図2例は、図1例において、リング状マグ
ネット26を着磁方向が逆のリング状マグネット29と
したものである。
【0034】即ち、図2例においては、比較的長いセン
ターポール20aを一体成形した壺形ヨーク20の側壁
20cの円形の上端面にリング状のプレート21の外周
縁部を接着固定すると共にこのプレート21の内周面と
壺形ヨーク20のセンターポール20aの外周面と間で
磁気空隙22を形成する如くする。
【0035】このプレート21の内周側上に、上下方向
にN極及びS極が着磁されたリング状マグネット23を
S極がこのプレート21上に当接する如く接着固定す
る。この場合、このリング状マグネット23をセンター
ポール20aが貫通する如くなす。
【0036】このリング状マグネット23のN極上にリ
ング状のプレート24を接着固定すると共にこのリング
状プレート24の内周面とセンターポール20aの外周
面との間で磁気空隙25を形成する如くする。
【0037】この図2例においては、このプレート21
の下面に、上下方向にN極及びS極が着磁されたリング
状マグネット29をS極がこのプレート21の下面に当
接する如く接着固定する。この場合、このリング状マグ
ネット29をリング状マグネット23と略同一形状と
し、またこのリング状マグネット29とリング状マグネ
ット23とは逆方向に着磁したものとなる。
【0038】このリング状マグネット29のN極の下面
にリング状のプレート27を接着固定すると共にこのプ
レート27の内周面とセンターポール20aの外周面と
の間で磁気空隙28を形成する如くする。この図2例に
おいて、その他は図1例と同様に構成する。
【0039】斯る図2例においては、リング状マグネッ
ト23のN極よりの磁束は、リング状マグネット23の
N極→プレート24→磁気空隙25→センターポール2
0a→磁気空隙22→プレート21→リング状マグネッ
ト23のS極の磁気回路と、リング状マグネット23の
N極→プレート24→磁気空隙25→センターポール2
0a→壺形ヨーク20の底部20b→側壁20c→プレ
ート21→リング状マグネット23のS極の磁気回路と
を流れる。
【0040】また、リング状マグネット29のN極より
の磁束は、リング状マグネット29のN極→プレート2
7→磁気空隙28→センターポール20a→磁気空隙2
2→プレート21→リング状マグネット29のS極の磁
気回路と、リング状マグネット29のN極→プレート2
7→磁気空隙28→センターポール20a→壺形ヨーク
20の底部20b→側壁20c→プレート21→リング
状マグネット29のS極の磁気回路とを流れる。
【0041】従って、磁気空隙25及び28にリング状
マグネット23及び29よりの磁束が集中的に流れ、こ
の磁気空隙25及び28の磁気の力(磁束)が増大す
る。この為、この図2例においても、図1例と同様の作
用効果が得られることは容易に理解できよう。
【0042】図3例は、比較的長いセンターポール20
aを一体成形した壺形ヨーク20の底部20b上に、上
下方向にN極及びS極が着磁されたリング状マグネット
30をこのN極が壺形ヨーク20の底部20b上に当接
する如く接着固定する。この場合、このリング状マグネ
ット30をセンターポール20aが貫通する如くなす。
【0043】このリング状マグネット30のS極上にリ
ング状のプレート27を接着固定すると共にこのプレー
ト27の内周面とセンターポール20aの外周面との間
で磁気空隙28を形成する如くする。
【0044】このプレート27上に、上下方向にN極及
びS極が着磁されたリング状マグネット26をこのS極
がこのプレート27上に当接する如く接着固定する。こ
の場合、このリング状マグネット26とリング状マグネ
ット30とは同一形状とすると共にこのリング状マグネ
ット26とリング状マグネット30とは互に逆方向に着
磁したものとする。
【0045】このリング状マグネット26のN極上にリ
ング状のプレート21を接着固定すると共にこのプレー
ト21の内周面とセンターポール20aの外周面との間
で磁気空隙22を形成する如くし、更にこのプレート2
1の外周縁部を壺形ヨーク20の円形の上端面上に接着
固定する如くする。
【0046】このプレート21の内周側上に、上下方向
にN極及びS極が着磁されたリング状マグネット23を
このS極がこのプレート21上に当接する如く接着固定
する。この場合このリング状マグネット23をセンター
ポール20aが貫通する如くする。
【0047】このリング状マグネット23のN極上にリ
ング状のプレート24を接着固定すると共にこのプレー
ト24の内周面とセンターポール20aの外周面との間
で磁気空隙25を形成する如くする。
【0048】また、この図3例においては振動板6の内
周部に取付けたボイスコイルボビン9にボイスコイル1
0を巻装し、このボイスコイル10を磁気空隙28内に
挿入する如くする。この図3例はその他は図1例と同様
に構成する。
【0049】図3例においては、リング状マグネット2
3のN極よりの磁束は、リング状マグネット23のN極
→プレート24→磁気空隙25→センターポール20a
→磁気空隙22→プレート21→リング状マグネット2
3のS極の磁気回路と、リング状マグネット23のN極
→プレート24→磁気空隙25→センターポール20a
→磁気空隙28→プレート27→リング状マグネット2
6のS極→N極→プレート21→リング状マグネット2
3のS極の磁気回路(この磁気回路はリング状マグネッ
ト26の磁束も加算される。)と、リング状マグネット
23のN極→プレート24→磁気空隙25→センターポ
ール20a→壺形ヨーク20の底部20b→側壁20c
→プレート21→リング状マグネット23のS極の磁気
回路とを流れる。
【0050】また、リング状マグネット26のN極より
の磁束は、リング状マグネット26のN極→プレート2
1→磁気空隙22→センターポール20a→磁気空隙2
8→プレート27→リング状マグネット26のS極の磁
気回路と、リング状マグネット26のN極→プレート2
1→壺形ヨーク20の側壁20c→底部20b→センタ
ーポール20a→磁気空隙28→プレート27→リング
状マグネット26のS極の磁気回路とを流れる。
【0051】また、リング状マグネット30のN極より
の磁束は、リング状マグネット30のN極→壺形ヨーク
20の底部20b→センターポール20a→磁気空隙2
8→プレート27→リング状マグネット30のS極の磁
気回路を流れる。
【0052】従って、この磁気空隙28には3つのリン
グ状マグネット23,26及び30よりの同方向の磁束
が流れ、この磁気空隙28の磁気の力(磁束)が増大す
る。
【0053】斯る、図3例によれば、3つのリング状マ
グネット23,26及び30の夫々のN極よりの磁束
は、3つのプレート21,24及び27とセンターポー
ル20aを有する壺形ヨーク20を通って、この3つの
リング状マグネット23,26及び30の夫々のS極に
もどる磁気回路を構成するので、簡単な構成で、磁気シ
ールド型のスピーカを得ることができる。
【0054】また、本例によれば、漏洩磁束が少なくな
り且つ3つのリング状マグネット23,26及び30よ
りの磁束が同方向に流れる磁気空隙28により振動板6
を駆動するようにしているので、この振動板6を駆動す
る磁気の力が増大し、感度及び音質が向上すると共にス
ピーカの低音の最低共振周波数における共振鋭度Qを小
さくでき、小形のスピーカボックスを使用したときの、
低音の再生帯域を拡大できるスピーカ装置を得ることが
できる。
【0055】また、図4及び図5は夫々本発明スピーカ
装置の実施の形態の例を示す。この図4例は、図1例の
スピーカを小形のスピーカボックス40に取付けた位相
反転形のスピーカ装置の例を示す。この図4例につき説
明するに、図4においては、ABS樹脂等で略直方体に
成形したスピーカボックス40の前面に設けたバッフル
板41に穿ったスピーカ放音孔41aに対向して、この
図1例に示す如きスピーカを固定する。
【0056】また、スピーカボックス40の外部の所定
位置に設けられた入力端子42よりの音響信号を接続線
43を介してスピーカの入力端子12に供給し、この入
力端子12よりの音響信号を錦糸線13と介してボイス
コイル10a及び10bに供給する如くする。
【0057】また、バッフル板41のスピーカ放音孔4
1aと同一面に開口44aを有する第1のダクト44を
設けると共にこの第1のダクト44よりダクト径の大き
い第2のダクト45をこの第1のダクト44の所定長内
でオーバーラップし、且つ同心円状断面が形成されるよ
うに後面板と一体に植立させ、この第2のダクト45の
開口45aを通して第1のダクト44の開口44aより
空気を放射する如く構成する。所謂折り返しダクト構成
とする。
【0058】この場合、第1及び第2のダクト44及び
45のダクト放射力FD1及びFD2の反作用力−FD1及び
−FD2は夫々互に相殺され、この第1及び第2のダクト
44及び45のダクト放射力FD1及びFD2によってはこ
のスピーカボックス40は揺動しない。
【0059】また、このスピーカの振動板6の背面から
出た音の位相を反転して、この第1及び第2のダクト4
4及び45からスピーカボックス40の外に放射し、こ
の振動板6の前面から出る音の低音域を広げる如くして
いる。
【0060】本例によるスピーカ装置は、上述の如く、
スピーカの振動板6を駆動する磁気の力が強いので、こ
のスピーカ装置の感度及び音質が向上すると共にスピー
カの低音の最低共振周波数における共振鋭度Qを小さく
でき、小形のスピーカボックス40を使用したときの低
音の再生帯域を拡大できるスピーカ装置を得ることがで
きる。
【0061】また、図5例は、図3例のスピーカを小形
のスピーカボックス40に取付けた位相反転型のスピー
カ装置である。この図5例において、図4例及び図3例
に対応する部分には同一符号を付して示し、その詳細説
明は省略する。
【0062】この図5例においても図4例と同様の作用
効果が得られることは容易に理解できよう。また図2例
に示すスピーカを図4例同様に小形のスピーカボックス
40に取付けたときにも図4例同様の作用効果が得られ
ることは容易に理解できよう。
【0063】尚、本発明は上述例に限ることなく本発明
の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が採り得
ることは勿論である。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、リング状マグネットの
N極からの磁束は、第1、第2及び第3のプレートとセ
ンターポールを有する壺形ヨークを通って、このリング
状マグネットのS極にもどる磁気回路を構成するので、
簡単な構成で、磁気シールド型のスピーカを得ることが
できる。
【0065】また、本発明によれば漏洩磁束が少なくな
り且つリング状マグネットからの磁束が集中する磁気空
隙により振動板を駆動するようにしているので、この振
動板を駆動する磁気の力が増大し、感度及び音質が向上
すると共にスピーカの低音の最低共振周波数における共
振鋭度Qを小さくでき、小形のスピーカボックスを使用
したときの、低音の再生帯域を拡大できるスピーカ装置
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明スピーカの実施の形態の一例を示す断面
図である。
【図2】本発明スピーカの実施の形態の他の例を示す断
面図である。
【図3】本発明スピーカの実施の形態の他の例を示す断
面図である。
【図4】本発明スピーカ装置の実施の形態の一例を示す
断面図である。
【図5】本発明スピーカ装置の実施の形態の他の例を示
す断面図である。
【図6】従来のスピーカの例を示す断面図である。
【図7】従来のスピーカの例を示す断面図である。
【符号の説明】
5‥‥フレーム、6‥‥振動板、10,10a,10b
‥‥ボイスコイル、20‥‥壺形ヨーク、20a‥‥セ
ンターポール、20b‥‥底部、20c‥‥側壁、2
1,24,27‥‥プレート、22,25,28‥‥磁
気空隙、23,26,30‥‥リング状マグネット、4
0‥‥スピーカボックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水内 崇行 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D012 BB03 BB04 BB05 BB09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センターポールを有する壺形ヨークと、
    外周部が前記壺形ヨークの上端部に当接すると共に内周
    面と前記センターポールの外周面と間に第1の磁気空隙
    を形成する如く配した第1のプレートと、該第1のプレ
    ート上に配した第1のリング状マグネットと、該第1の
    リング状マグネット上に内周面と前記センターポールの
    外周面と間に第2の磁気空隙を形成する如く配した第2
    のプレートと、前記第1のプレートの下面に配した前記
    第1のリング状マグネットと同方向に着磁した第2のリ
    ング状マグネットと、該第2のリング状マグネットの下
    面に内周面と前記センターポールの外周面と間に第3の
    磁気空隙を形成する如く配した第3のプレートとを有
    し、前記第2及び第3の磁気空隙により振動板を駆動す
    るようにしたことを特徴とするスピーカ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスピーカにおいて、 前記第1及び第2のリング状マグネットを互に逆方向に
    着磁したことを特徴とするスピーカ。
  3. 【請求項3】 センターポールを有する壺形ヨークと、
    該壺形ヨークの底部上に配した第1のリング状マグネッ
    トと、該第1のリング状マグネット上に内周面と前記セ
    ンターポールの外周面と間に第1の磁気空隙を形成する
    如く配した第1のプレートと、該第1のプレート上に配
    した前記第1のリング状マグネットと逆方向に着磁した
    第2のリング状マグネットと、該第2のリング状マグネ
    ット上に内周面と前記センターポールの外周面と間に第
    2の磁気空隙を形成すると共に外周部が前記壺形ヨーク
    の上端部に当接する如く配した第2のプレートと、該第
    2のプレート上に配した前記第2のリング状マグネット
    と同方向に着磁した第3のリング状マグネットと、該第
    3のリング状マグネット上に、内周面と前記センターポ
    ールの外周面と間に第3の磁気空隙を形成する如く配し
    た第3のプレートとを有し、前記第1の磁気空隙により
    振動板を駆動するようにしたことを特徴とするスピー
    カ。
  4. 【請求項4】 スピーカボックスの前面に、バッフル板
    に取付けられたスピーカを有するスピーカ装置におい
    て、 前記スピーカが請求項1、2又は3記載のスピーカであ
    ることを特徴とするスピーカ装置。
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