JP3021756B2 - ホーン形ドライバー - Google Patents

ホーン形ドライバー

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JP3021756B2
JP3021756B2 JP3100810A JP10081091A JP3021756B2 JP 3021756 B2 JP3021756 B2 JP 3021756B2 JP 3100810 A JP3100810 A JP 3100810A JP 10081091 A JP10081091 A JP 10081091A JP 3021756 B2 JP3021756 B2 JP 3021756B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ホーン形スピーカー
駆動用ユニットとしてのホーン形ドライバーに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、動電形のスピーカー駆動用ユニ
ットとしてホーン形ドライバーが実用化されている。こ
の前面放射タイプのものを図3によって、後面放射タイ
プのものを図4によってそれぞれ具体的に説明する。
【0003】図3において、10は前面放射タイプのホ
ーン形ドライバーである。このホーン形ドライバー10
の鉄製のヨーク11,マグネット(永久磁石)12,セ
ンター・ポール13及びプレート14により磁気回路が
構成され、均一な直流磁場が作られるようになってい
る。このプレート14とスロート15との間にはゴム製
のパッキング16を介して振動板17を介在してある。
この振動板17はスロート15内において上記センター
・ポール13とイコライザー(位相等化器)18の間に
位置している。そして、この振動板17の後面にボイス
・コイル(可動コイル)19が接着剤で接着してある。
このボイス・コイル19は上記磁気回路を構成するセン
ター・ポール13とプレート14の間に挿入されてお
り、このボイル・コイル19に交流電圧(信号)を加え
フレミング左手の法則に従って振動板17を振動させる
ようになっている。また、上記イコライザー18は、振
動板17の中心部から出た音波の位相と、周辺部から出
た音波の位相のずれを揃える働きをする。尚、図3中符
号13aはボール・ガイド、符号15aは図示しないホ
ーンを接続するネジ部である。
【0004】図4において、20は後面放射タイプのホ
ーン形ドライバーである。このホーン形ドライバー20
の鉄製のヨーク21,筒状のマグネット22,センター
・ポール23及びプレート24により磁気回路が構成さ
れ、均一な直流磁場が作られるようになっている。この
プレート24と振動板カバー27aとの間にはゴム製の
パッキング26を介して振動板27を介在してある。こ
の振動板27は、上記センター・ポール23内に設けら
れたイコライザー(位相等化器)28と上記振動板カバ
ー27aの間に位置している。そして、この振動板27
の後面にボイス・コイル29が接着剤で接着してある。
このボイス・コイル29は上記磁気回路を構成するセン
ター・ポール23とプレート24の間に挿入されて上記
振動板27を振動させるようになっている。尚、図4中
符号25はフロートであり、該スロート25は筒状のマ
グネット22内からヨーク21の後面側に露出してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ホーン形ドライバー10,20では、振動板17,27
の後面の片側にのみ設けられたボイス・コイル19,2
9で上記振動板17,27を振動させているため、どう
してもボイス・コイル19,29の耐熱性に限界があ
り、耐パワー的に問題があった。ホーン形ドライバーが
高耐入力を要求されるものでは、必然的にボイス・コイ
ルが大口径となるが、ボイス・コイルが大口径となる
と、振動板の径も大径となって振動板自体の強度が落ち
るため振動板の高域限界周波数が低くなるため高域再生
問題があった。また、上記ホーン形ドライバー10,
20では構造的に高Bg(磁束密度)値が要求されるこ
とが多いが、磁気回路のヨーク11,21が磁気的に飽
和し易いため、ある値以上になると非常に効率が悪くな
り、大形なマグネットが必要となる。尚、平板形やコー
ン形のドライバーで、振動板の前,後面にボイス・コイ
ルをそれぞれ取付けたものがあるが、平板形やコーン形
のドライバーのような直接放射タイプの場合には、前面
の磁気回路部が振動板を覆うようになるため、音質・特
性の両面で不具合が多かった。そこで、この発明は、
較的小口径のボイス・コイルで高出力等を得ることがで
きるホーン形ドライバーを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】磁場を作る磁気回路の中
に置かれて音声電流に比例した力を発生するボイス・コ
イルと、このボイス・コイルの振動を空気に伝える振動
板とを備えたホーン形ドライバーにおいて、上記振動板
の前,後面側に2つの独立した磁気回路をそれぞれ設
け、これら磁気回路の中にボイス・コイルをそれぞれ配
設してある。
【0007】
【作用】振動板の前,後面側に2つの独立した磁気回路
をそれぞれ設け、これら磁気回路の中にボイス・コイル
をそれぞれ配設したので、パワーが各々のボイス・コイ
ルに2分されるためボイス・コイルの耐熱性が向上し、
ホーン形ドライバーの耐パワー性が向上する。また、ボ
イス・コイルの起振力の増加により、ホーン形ドライバ
ーによる再生領域のワイドレンジ化が図られる。又、2
つのボイス・コイルがプッシュ・プル動作となるため、
リニアリティが向上する
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面と共に詳述す
る。尚、図3,4に示す各従来例と同一構成部分には同
一符号を付して説明する。
【0009】図1において、10は前面放射タイプのホ
ーン形ドライバーであり、鉄製のヨーク11,マグネッ
ト12,センター・ポール13及びプレート14により
磁気回路が構成されて均一な直流磁場が作られるように
なっている点、上記プレート14にゴム製のパッキング
16を介して振動板17を取付けてある点、この振動板
17の後面にボイス・コイル19が接着剤で接着してあ
り、該ボイス・コイル19を上記磁気回路を構成するセ
ンター・ポール13とプレート14の間に挿入してある
点は、従来の構成と同様である。
【0010】ここで、上記ボイス・コイル19の前面側
にも鉄製のヨーク11′,筒状のマグネット12′,略
筒状のセンター・ポール13′及びプレート14′によ
り独立したもう1つの磁気回路が構成されて均一な直流
磁場が作られるようになっている。また、この振動板1
7の前面にもう1つのボイス・コイル19′が接着剤で
接着してあり、該ボイス・コイル19′が上記磁気回路
を構成するセンター・ポール13′とプレート14′の
間に挿入されて、上記振動板17を上記ボイス・コイル
19と共に振動させるようになっている。尚、図1中符
号13a′はアルミプレート、符号15は筒状のマグネ
ット12′内からヨーク11′の前面側に露出している
スロートである。
【0011】以上実施例のホーン形ドライバー10によ
れば、振動板17の前,後面にボイス・コイル19,1
9′がそれぞれ接着されており、各ボイス・コイル1
9,19′に対して各々独立の磁気回路を持っている。
これら各ボイス・コイル19,19′に信号が入力され
ると、各ボイス・コイル19,19′は同時方向に動く
ように結線されており、プッシュ・プル動作となる。こ
のプッシュ・プル構造によりリニアリティの向上を図る
ことができる。また、この時の2つの磁気回路は同じ極
性に着磁されており、ギャップ部からの漏洩磁束は互い
に反発するため、結果として、漏洩磁束は減少し、ギャ
ップの磁束密度も増加することとなる。
【0012】このように、ボイス・コイルの振動を空気
に伝える振動板17の前,後面に2つの独立した磁気回
路をそれぞれ設け、これら磁気回路の中にボイス・コイ
ル19,19′をそれぞれ配設したことにより、従来の
ボイス・コイルが1つのドライバーに比べて、同じ電力
では各ボイス・コイル19,19′に発生する熱は半分
になるので、上記ボイス・コイル19,19′の耐熱性
を向上させることができる。この各ボイス・コイル1
9,19′の耐熱性の向上により、ドライバー10の高
出力化(耐パワー化)をより一段と向上させることがで
きる。また、上記振動板17の前,後面にボイス・コイ
ル19,19′を設けたことにより、ボイス・コイルの
小口径化及びマグネットの小形化を図ることができると
共に、振動板17の強度も落ちることがなく音質等を向
上させることができる。さらに、ボイス・コイルの起振
力の増加により、ホーン形ドライバー10の再生帯域の
ワイドレンジ(広領域)化をより一段と図ることができ
る。
【0013】図2は他の実施例を示す。図2において、
20は後面放射タイプのホーン形ドライバーであり、鉄
製のヨーク21,筒状のマグネット22,センター・ポ
ール23及びプレート24により磁気回路が構成されて
均一な直流磁場が作られるようになっている点、このプ
レート24にゴム製のパッキング26を介して振動板2
7を取付けてある点、この振動板27の後面にボイス・
コイル29を接着剤で接着してあり、該ボイス・コイル
29を上記磁気回路を構成するセンター・ポール23と
プレート24の間に挿入してある点、スロート25を上
記筒状のマグネット22内からヨーク22の後面側に露
出してある点は、従来の構成と同様である。
【0014】ここで、上記ボイス・コイル29の前面側
にも鉄製のヨーク21′,筒状のマグネット22′,略
筒状のセンター・ポール23′及びプレート24′によ
り独立したもう1つの磁気回路が構成されて均一な直流
磁場が作られるようになっている。また、この振動板2
7の前面にもう1つのボイス・コイル29′が接着剤で
接着してあり、該ボイス・コイル29′が上記磁気回路
を構成するセンター・ポール23′とプレート24′の
間に挿入されて上記振動板27を上記ボイス・コイル2
9と共に振動させるようになっている。これにより、前
記実施例と同様の作用,効果を奏する。
【0015】尚、前記各実施例では、振動板の前,後面
側にボイス・コイルを1つずつそれぞれ配設したが、振
動板の振動の邪魔にならない該振動板の前,後面の位置
に2つ以上のボイス・コイルをそれぞれ配設するように
してもよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明のホーン形ドラ
イバーによれば、ボイス・コイルの振動を空気に伝える
振動板の前後面側に2つの独立した磁気回路をそれぞれ
設け、これら磁気回路の中にボイス・コイルをそれぞれ
配設したことにより、ボイス・コイルの放熱面積を増加
させてホーン形ドライバーの耐パワー性を向上させるこ
とができる。また、ボイス・コイルの起振力の増加によ
り、ホーン形ドライバーの再生帯域のワイドレンジ化を
より一段と図ることができる。又、2つのボイス・コイ
ルがプッシュ・プル動作となるため、リニアリティが向
上する
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す前面放射タイプのホー
ン形ドライバーの断面図。
【図2】この発明の他の実施例を示す後面放射タイプの
ホーン形ドライバーの断面図。
【図3】従来例の前面放射タイプのホーン形ドライバー
の断面図。
【図4】他の従来例の後面放射タイプのホーン形ドライ
バーの断面図。
【符号の説明】
10,20…ホーン形ドライバー、17,27…振動
板、19,19′…ボイル・コイル、29,29′…ボ
イル・コイル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁場を作る磁気回路の中に置かれて音声
    電流に比例した力を発生するボイス・コイルと、このボ
    イス・コイルの振動を空気に伝える振動板とを備えたホ
    ーン形ドライバーにおいて、上記振動板の前,後面側に
    2つの独立した磁気回路をそれぞれ設け、これら磁気回
    路の中にボイス・コイルをそれぞれ配設したことを特徴
    とするホーン形ドライバー。
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JP4630319B2 (ja) * 2007-09-10 2011-02-09 宏一 平岡 ホーンスピーカ

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