JP2000188548A - データ収集装置 - Google Patents
データ収集装置Info
- Publication number
- JP2000188548A JP2000188548A JP10364361A JP36436198A JP2000188548A JP 2000188548 A JP2000188548 A JP 2000188548A JP 10364361 A JP10364361 A JP 10364361A JP 36436198 A JP36436198 A JP 36436198A JP 2000188548 A JP2000188548 A JP 2000188548A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- multiplexer
- converter
- signal
- amplifier
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 マルチプレクサ1以降A/D変換器3の入力
までの回路で発生するオフセット量を排除できるととも
に、アナログ信号の振幅の大小に拘わらずA/D変換の
高い分解能を確保できるデータ収集装置を得る。 【解決手段】 データ収集装置は、複数のアナログ信号
のうちの1つを選択する第1マルチプレクサ1と、第1
マルチプレクサと同期して動作し、予め設定された複数
の別の信号を選択する第2マルチプレクサ5と、第1及
び第2マルチプレクサから出力される信号により演算す
る増幅器3と、増幅器から出力されるアナログ信号をデ
ィジタル値に変換するA/D変換器3と、A/D変換器
により得られた値により信号処理を行うとともに、第1
及び第2マルチプレクサにどの信号を選択するかを指示
する演算処理装置4とを備える。増幅器2は、第2マル
チプレクサの出力信号に応じて第1マルチプレクサから
の信号の増幅率を変更する。
までの回路で発生するオフセット量を排除できるととも
に、アナログ信号の振幅の大小に拘わらずA/D変換の
高い分解能を確保できるデータ収集装置を得る。 【解決手段】 データ収集装置は、複数のアナログ信号
のうちの1つを選択する第1マルチプレクサ1と、第1
マルチプレクサと同期して動作し、予め設定された複数
の別の信号を選択する第2マルチプレクサ5と、第1及
び第2マルチプレクサから出力される信号により演算す
る増幅器3と、増幅器から出力されるアナログ信号をデ
ィジタル値に変換するA/D変換器3と、A/D変換器
により得られた値により信号処理を行うとともに、第1
及び第2マルチプレクサにどの信号を選択するかを指示
する演算処理装置4とを備える。増幅器2は、第2マル
チプレクサの出力信号に応じて第1マルチプレクサから
の信号の増幅率を変更する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のアナログ
信号をディジタル信号に変換し CPUで処理するため
のデータ収集装置に関するものである。
信号をディジタル信号に変換し CPUで処理するため
のデータ収集装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えばバーブラウン社マルチプ
レクサの応用例に示された従来のデータ収集装置を示す
図である。図7において、1はマルチプレクサ、2はこ
のマルチプレクサ1で選択されたアナログ信号が後段の
回路に干渉されないようにインピーダンス変換するバッ
ファ増幅器、3はこのバッファ増幅器2からのアナログ
信号をディジタル値に変換するA/D変換器、4はA/
D変換器3からの出力により信号処理演算を行う演算処
理装置としてのCPUである。
レクサの応用例に示された従来のデータ収集装置を示す
図である。図7において、1はマルチプレクサ、2はこ
のマルチプレクサ1で選択されたアナログ信号が後段の
回路に干渉されないようにインピーダンス変換するバッ
ファ増幅器、3はこのバッファ増幅器2からのアナログ
信号をディジタル値に変換するA/D変換器、4はA/
D変換器3からの出力により信号処理演算を行う演算処
理装置としてのCPUである。
【0003】次に、この従来のデータ収集装置の動作に
ついて説明する。一般に、A/D変換器3は比較的高価
なため複数のアナログ信号を収集してCPU4により信
号処理するシステムでは、図7のように、複数のアナロ
グ信号をマルチプレクサ1により順次切り替え選択し、
1個のA/D変換器3で複数のアナログ信号をディジタ
ル信号に変換する。
ついて説明する。一般に、A/D変換器3は比較的高価
なため複数のアナログ信号を収集してCPU4により信
号処理するシステムでは、図7のように、複数のアナロ
グ信号をマルチプレクサ1により順次切り替え選択し、
1個のA/D変換器3で複数のアナログ信号をディジタ
ル信号に変換する。
【0004】まず、CPU4よりS0という信号をマル
チプレクサ1に出力し、チャネル0のアナログ信号を選
択する。この信号がバッファ増幅器2を経由してA/D
変換器3に入力される。図7では、バッファ増幅器2に
付随する抵抗R1及び抵抗R2の抵抗値が等しいとする
と、マルチプレクサ1からの信号がバッファ増幅器2で
インピーダンス変換されるとともに倍率が2倍となって
A/D変換器3に入力され、CPU4に送られる。この
ようにして、順次チャネル0からチャネル3までのアナ
ログ信号を繰り返しA/D変換する。CPU4では、こ
のディジタル値で信号処理を行う。
チプレクサ1に出力し、チャネル0のアナログ信号を選
択する。この信号がバッファ増幅器2を経由してA/D
変換器3に入力される。図7では、バッファ増幅器2に
付随する抵抗R1及び抵抗R2の抵抗値が等しいとする
と、マルチプレクサ1からの信号がバッファ増幅器2で
インピーダンス変換されるとともに倍率が2倍となって
A/D変換器3に入力され、CPU4に送られる。この
ようにして、順次チャネル0からチャネル3までのアナ
ログ信号を繰り返しA/D変換する。CPU4では、こ
のディジタル値で信号処理を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ収集装置
は以上のように構成されているので、入力信号の振幅が
大きいアナログ信号も小さい信号も同じA/D変換器3
で変換する。
は以上のように構成されているので、入力信号の振幅が
大きいアナログ信号も小さい信号も同じA/D変換器3
で変換する。
【0006】例えば、入力電圧範囲が+10Vから−1
0Vの12ビットのA/D変換器を用いた場合は、全振
幅範囲が+10Vから−10Vの信号では、全振幅に対
する分解能は12ビットあるが、全振幅範囲が+2.5
Vから−2.5Vの信号では全振幅に対しては10ビッ
ト(5/(20/212)=5・212/20=21 2
/4=210)相当の分解能しか有せず、信号振幅の小
さい信号の全振幅に対するA/D変換の分解能は信号振
幅の大きい信号のそれに比べ悪くなる。
0Vの12ビットのA/D変換器を用いた場合は、全振
幅範囲が+10Vから−10Vの信号では、全振幅に対
する分解能は12ビットあるが、全振幅範囲が+2.5
Vから−2.5Vの信号では全振幅に対しては10ビッ
ト(5/(20/212)=5・212/20=21 2
/4=210)相当の分解能しか有せず、信号振幅の小
さい信号の全振幅に対するA/D変換の分解能は信号振
幅の大きい信号のそれに比べ悪くなる。
【0007】また、マルチプレクサ1以降A/D変換器
3の入力までの回路で発生するオフセット量も含めてA
/D変換されるため、本来のアナログ信号に対して誤差
を持ったディジタル値を入力する等の問題点があった。
3の入力までの回路で発生するオフセット量も含めてA
/D変換されるため、本来のアナログ信号に対して誤差
を持ったディジタル値を入力する等の問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、オフセット量を排除できる
とともに、アナログ信号の振幅の大小に拘わらず高分解
能を確保できるデータ収集装置を得ることを目的とす
る。
ためになされたものであり、オフセット量を排除できる
とともに、アナログ信号の振幅の大小に拘わらず高分解
能を確保できるデータ収集装置を得ることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の一側面に係るデ
ータ収集装置は、複数のアナログ信号のうちいずれか1
つを選択する第1マルチプレクサと、前記マルチプレク
サと同期して動作し、予め設定された複数の別の信号を
選択する第2マルチプレクサと、前記第1マルチプレク
サ及び第2マルチプレクサから出力される信号により演
算する増幅器と、前記増幅器から出力されるアナログ信
号をディジタル値に変換するA/D変換器と、前記A/
D変換器により変換されて得られた値により信号処理を
行うとともに、前記第1マルチプレクサ及び第2マルチ
プレクサにどの信号を選択するかを指示する演算処理装
置とから構成される。
ータ収集装置は、複数のアナログ信号のうちいずれか1
つを選択する第1マルチプレクサと、前記マルチプレク
サと同期して動作し、予め設定された複数の別の信号を
選択する第2マルチプレクサと、前記第1マルチプレク
サ及び第2マルチプレクサから出力される信号により演
算する増幅器と、前記増幅器から出力されるアナログ信
号をディジタル値に変換するA/D変換器と、前記A/
D変換器により変換されて得られた値により信号処理を
行うとともに、前記第1マルチプレクサ及び第2マルチ
プレクサにどの信号を選択するかを指示する演算処理装
置とから構成される。
【0010】前記増幅器は、前記第2マルチプレクサか
ら出力される信号に応じて前記第1マルチプレクサから
の信号の増幅率を変更するように構成することができ
る。
ら出力される信号に応じて前記第1マルチプレクサから
の信号の増幅率を変更するように構成することができ
る。
【0011】本発明の他の側面に係るデータ収集装置
は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選択する
第1マルチプレクサと、前記第1マルチプレクサと同期
して動作し、予め設定された複数の別の信号を選択する
第2マルチプレクサと、前記第1マルチプレクサから出
力される信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、
前記第2マルチプレクサから出力される信号分を前記増
幅器からの信号から減算する減算器と、前記減算器から
出力されるアナログ信号をディジタル値に変換するA/
D変換器と、前記A/D変換器により変換されて得られ
た値により信号処理を行うとともに、前記第1マルチプ
レクサ及び第2マルチプレクサにどの信号を選択するか
を指示する演算処理装置とから構成される。
は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選択する
第1マルチプレクサと、前記第1マルチプレクサと同期
して動作し、予め設定された複数の別の信号を選択する
第2マルチプレクサと、前記第1マルチプレクサから出
力される信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、
前記第2マルチプレクサから出力される信号分を前記増
幅器からの信号から減算する減算器と、前記減算器から
出力されるアナログ信号をディジタル値に変換するA/
D変換器と、前記A/D変換器により変換されて得られ
た値により信号処理を行うとともに、前記第1マルチプ
レクサ及び第2マルチプレクサにどの信号を選択するか
を指示する演算処理装置とから構成される。
【0012】本発明の更に他の側面に係るデータ収集装
置は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選択す
るマルチプレクサと、前記マルチプレクサから出力され
る信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、D/A
変換器と、前記増幅器から出力される信号と前記D/A
変換器から出力される信号とを減算する減算器と、前記
減算器から出力されるアナログ信号をディジタル値に変
換するA/D変換器と、前記A/D変換器により変換さ
れて得られた値で信号処理を行うとともに前記マルチプ
レクサにどの信号を選択するかを指示し、さらに前記D
/A変換器に減算値を設定する演算処理装置とから構成
される。
置は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選択す
るマルチプレクサと、前記マルチプレクサから出力され
る信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、D/A
変換器と、前記増幅器から出力される信号と前記D/A
変換器から出力される信号とを減算する減算器と、前記
減算器から出力されるアナログ信号をディジタル値に変
換するA/D変換器と、前記A/D変換器により変換さ
れて得られた値で信号処理を行うとともに前記マルチプ
レクサにどの信号を選択するかを指示し、さらに前記D
/A変換器に減算値を設定する演算処理装置とから構成
される。
【0013】本発明の更にまた他の側面に係るデータ収
集装置は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選
択するマルチプレクサと、前記マルチプレクサから出力
される信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、前
記増幅器から出力されるアナログ信号をディジタル値に
変換するA/D変換器と、前記A/D変換器により変換
されて得られた値から所定の値を減算する減算器と、前
記減算器からの出力により信号処理を行うとともに前記
マルチプレクサにどの信号を選択するかを指示する演算
処理装置とから構成される。
集装置は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選
択するマルチプレクサと、前記マルチプレクサから出力
される信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、前
記増幅器から出力されるアナログ信号をディジタル値に
変換するA/D変換器と、前記A/D変換器により変換
されて得られた値から所定の値を減算する減算器と、前
記減算器からの出力により信号処理を行うとともに前記
マルチプレクサにどの信号を選択するかを指示する演算
処理装置とから構成される。
【0014】前記減算器への減数は前記演算処理装置か
ら与えられる。
ら与えられる。
【0015】データ収集装置は、前記演算処理装置から
の信号を受けて前記A/D変換器からのディジタル値を
保持し、前記減算器へ減数を与えるレジスタを更に備え
る。
の信号を受けて前記A/D変換器からのディジタル値を
保持し、前記減算器へ減数を与えるレジスタを更に備え
る。
【0016】本発明の外の側面に係るデータ収集装置
は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選択する
マルチプレクサと、前記マルチプレクサから出力される
信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、D/A変
換器と、前記増幅器から出力されるアナログ信号と前記
D/A変換器からの出力とを乗算する乗算器と、前記乗
算器からの信号をディジタル値に変換するA/D変換器
と、前記A/D変換器により変換されて得られた値によ
り信号処理を行うとともに前記マルチプレクサにどの信
号を選択するかを指示し、さらに前記D/A変換器に乗
数を設定する演算処理装置とから構成される。
は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選択する
マルチプレクサと、前記マルチプレクサから出力される
信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、D/A変
換器と、前記増幅器から出力されるアナログ信号と前記
D/A変換器からの出力とを乗算する乗算器と、前記乗
算器からの信号をディジタル値に変換するA/D変換器
と、前記A/D変換器により変換されて得られた値によ
り信号処理を行うとともに前記マルチプレクサにどの信
号を選択するかを指示し、さらに前記D/A変換器に乗
数を設定する演算処理装置とから構成される。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を添付図面に基づいて説明する。図1にお
いて、1は第1マルチプレクサ、2は増幅器としてのバ
ッファ増幅器、3はA/D変換器、4は演算処理装置と
してのCPUである。5は第2マルチプレクサであり、
CPU4からの信号を受けて第1マルチプレクサ1に同
期して動作する。第2マルチプレクサ5の入力には、そ
れぞれ所定の抵抗R3,R4,R5,R6がグランドと
の間に挿入されている。
実施の形態1を添付図面に基づいて説明する。図1にお
いて、1は第1マルチプレクサ、2は増幅器としてのバ
ッファ増幅器、3はA/D変換器、4は演算処理装置と
してのCPUである。5は第2マルチプレクサであり、
CPU4からの信号を受けて第1マルチプレクサ1に同
期して動作する。第2マルチプレクサ5の入力には、そ
れぞれ所定の抵抗R3,R4,R5,R6がグランドと
の間に挿入されている。
【0018】次に、この実施の形態1の動作について説
明する。第1マルチプレクサ1からCPU4までは従来
例と同じ動作をする。上記従来例では、バッファ増幅器
2に付随する抵抗がR1とR2とすると、増幅率が(R
1+R2)/R1となる。従って、R1=R2のとき
は、倍率は2倍となる。
明する。第1マルチプレクサ1からCPU4までは従来
例と同じ動作をする。上記従来例では、バッファ増幅器
2に付随する抵抗がR1とR2とすると、増幅率が(R
1+R2)/R1となる。従って、R1=R2のとき
は、倍率は2倍となる。
【0019】第1マルチプレクサ1のチャネル0が選択
されている場合は、同時に第2マルチプレクサ5のチャ
ネル0も選ばれ、抵抗R1と並列に抵抗R3が挿入され
たことになる。そのためA/D変換器3に入力される値
は、本来のアナログ信号の(R1//R3+R2)/
(R1//R3)倍されたものとなる。なお、ここで、
R1//R3は抵抗R1と抵抗R3の並列合成抵抗値を
示す。
されている場合は、同時に第2マルチプレクサ5のチャ
ネル0も選ばれ、抵抗R1と並列に抵抗R3が挿入され
たことになる。そのためA/D変換器3に入力される値
は、本来のアナログ信号の(R1//R3+R2)/
(R1//R3)倍されたものとなる。なお、ここで、
R1//R3は抵抗R1と抵抗R3の並列合成抵抗値を
示す。
【0020】第1マルチプレクサ1でチャネル1のアナ
ログ信号が選ばれるときは、R1//R4は抵抗R1と
抵抗R4の並列合成抵抗値とすると、バッファ増幅器2
の増幅率は(R1//R4+R2)/(R1//R4)
となり、R3とR4を異なった値に選べば、チャネル0
とは違った倍率で増幅されたアナログ信号がA/D変換
器3で変換される。
ログ信号が選ばれるときは、R1//R4は抵抗R1と
抵抗R4の並列合成抵抗値とすると、バッファ増幅器2
の増幅率は(R1//R4+R2)/(R1//R4)
となり、R3とR4を異なった値に選べば、チャネル0
とは違った倍率で増幅されたアナログ信号がA/D変換
器3で変換される。
【0021】このため入力信号の振幅が小さい信号に対
しては増幅率が大きくなるように第2マルチプレクサ5
に付随する抵抗を選ぶことにより、信号振幅の小さい信
号の全振幅に対するA/D変換の分解能をあげることが
できる。
しては増幅率が大きくなるように第2マルチプレクサ5
に付随する抵抗を選ぶことにより、信号振幅の小さい信
号の全振幅に対するA/D変換の分解能をあげることが
できる。
【0022】実施の形態2.図2に示すように、バッフ
ァ増幅器2とA/D変換器3との間に、反転増幅器6と
加算器として動作する加算用増幅器7とを挿入し、これ
らの反転増幅器6と加算用増幅器7とにより減算器20
を構成する。
ァ増幅器2とA/D変換器3との間に、反転増幅器6と
加算器として動作する加算用増幅器7とを挿入し、これ
らの反転増幅器6と加算用増幅器7とにより減算器20
を構成する。
【0023】減算器20への減算値として第2マルチプ
レクサ5の出力を入力し、その第2マルチプレクサ5の
入力側には、それぞれ所定の抵抗R3,R4,R5,R
6が一定電圧Ev8との間に挿入されている。
レクサ5の出力を入力し、その第2マルチプレクサ5の
入力側には、それぞれ所定の抵抗R3,R4,R5,R
6が一定電圧Ev8との間に挿入されている。
【0024】第2マルチプレクサ5も、上記実施の形態
1と同様に、CPU4からの信号を受け、第1マルチプ
レクサ1に同期して動作する。
1と同様に、CPU4からの信号を受け、第1マルチプ
レクサ1に同期して動作する。
【0025】第1マルチプレクサ1のチャネル0が選択
されている場合は、同時に第2マルチプレクサ5のチャ
ネル0も選ばれ、加算用増幅器7に入力されるEv*R
7/R3の電圧分が減算される。そのため、A/D変換
器3に入力される値は、本来のアナログ信号にEv*R
7/R3の電圧が減算された値となり、このアナログ信
号がA/D変換器3でディジタル信号に変換される。
されている場合は、同時に第2マルチプレクサ5のチャ
ネル0も選ばれ、加算用増幅器7に入力されるEv*R
7/R3の電圧分が減算される。そのため、A/D変換
器3に入力される値は、本来のアナログ信号にEv*R
7/R3の電圧が減算された値となり、このアナログ信
号がA/D変換器3でディジタル信号に変換される。
【0026】第1マルチプレクサ1でチャネル1のアナ
ログ信号が選ばれるときは、Ev*R7/R4の電圧が
減算され、チャネル0とは異なった電圧が減算されたア
ナログ信号がA/D変換器3で変換される。
ログ信号が選ばれるときは、Ev*R7/R4の電圧が
減算され、チャネル0とは異なった電圧が減算されたア
ナログ信号がA/D変換器3で変換される。
【0027】そのためオフセット分が重畳されたアナロ
グ信号をA/D変換する場合には、そのオフセット分を
この減算器でキャンセルすることによりオフセット分の
ないアナログ信号をA/D変換できる。
グ信号をA/D変換する場合には、そのオフセット分を
この減算器でキャンセルすることによりオフセット分の
ないアナログ信号をA/D変換できる。
【0028】また、この実施の形態2では、アナログ信
号に重畳されたオフセット分が各チャネル毎に異なって
いても、それぞれ独立に且つ自動的にオフセット量をキ
ャンセルできる。
号に重畳されたオフセット分が各チャネル毎に異なって
いても、それぞれ独立に且つ自動的にオフセット量をキ
ャンセルできる。
【0029】実施の形態3.上記実施の形態2では、各
チャネル毎にオフセット分が異なる場合の構成を説明し
たが、マルチプレクサ1からA/D変換器3までの経路
で発生するオフセット分は各チャネル共通で同じ量だけ
重畳される。このように各チャネルに重畳されるオフセ
ット量が予め分かっている場合は、図3に示すように、
その量をCPU4からD/A変換器10に出力し、その
値を加算用増幅器7で加算することによりオフセット分
をキャンセルすることができる。
チャネル毎にオフセット分が異なる場合の構成を説明し
たが、マルチプレクサ1からA/D変換器3までの経路
で発生するオフセット分は各チャネル共通で同じ量だけ
重畳される。このように各チャネルに重畳されるオフセ
ット量が予め分かっている場合は、図3に示すように、
その量をCPU4からD/A変換器10に出力し、その
値を加算用増幅器7で加算することによりオフセット分
をキャンセルすることができる。
【0030】オフセット量をCPU4で予め知る方法
は、いずれかのチャネルをグランドに接続し、そのとき
のA/D変換値とアナログ信号が0Vの場合のA/D変
換値との差がオフセット量である。その値をCPU4か
らD/A変換器10に出力することでオフセット量が常
にキャンセルでき、CPU4においてA/D変換値が入
力された後、オフセット量の補正をする必要がなくな
る。
は、いずれかのチャネルをグランドに接続し、そのとき
のA/D変換値とアナログ信号が0Vの場合のA/D変
換値との差がオフセット量である。その値をCPU4か
らD/A変換器10に出力することでオフセット量が常
にキャンセルでき、CPU4においてA/D変換値が入
力された後、オフセット量の補正をする必要がなくな
る。
【0031】上記実施の形態2では、経時的に変化する
オフセット量に対しては、第2マルチプレクサ5に付随
する抵抗値を変更する必要があり、このため物理的に抵
抗を取り替える必要がある。
オフセット量に対しては、第2マルチプレクサ5に付随
する抵抗値を変更する必要があり、このため物理的に抵
抗を取り替える必要がある。
【0032】しかし、本実施の形態3では、定期的に前
記方法によりその時点のオフセット量を知ることで、経
時的に変化するオフセット分もCPU4によるD/A変
換器10への設定のみで変更できる。
記方法によりその時点のオフセット量を知ることで、経
時的に変化するオフセット分もCPU4によるD/A変
換器10への設定のみで変更できる。
【0033】なお、チャネル設定自体もCPU4が指示
するため、チャネル設定と同時にチャネル毎にD/A変
換器10への設定を変化させれば、各チャネルのアナロ
グ信号毎にオフセット量が異なっている場合にも、その
オフセット量をキャンセルできる。
するため、チャネル設定と同時にチャネル毎にD/A変
換器10への設定を変化させれば、各チャネルのアナロ
グ信号毎にオフセット量が異なっている場合にも、その
オフセット量をキャンセルできる。
【0034】実施の形態4.上記実施の形態3では、減
算をアナログ量で実現していたが、図4のように、A/
D変換器3の出力側にディジタルの減算器9を設け、C
PU4からオフセット量を減算器9に与え、A/D変換
器3の出力から常に一定量を減ずることにより、CPU
4はオフセット分をキャンセルされたディジタル値を得
ることができる。これによりCPU4でのオフセット量
補正が不要となる。
算をアナログ量で実現していたが、図4のように、A/
D変換器3の出力側にディジタルの減算器9を設け、C
PU4からオフセット量を減算器9に与え、A/D変換
器3の出力から常に一定量を減ずることにより、CPU
4はオフセット分をキャンセルされたディジタル値を得
ることができる。これによりCPU4でのオフセット量
補正が不要となる。
【0035】また、アナログの減算器に比べて、ディジ
タルの減算器は集積化しやすく、この機能をA/D変換
器3の中に組み込むことも容易である。
タルの減算器は集積化しやすく、この機能をA/D変換
器3の中に組み込むことも容易である。
【0036】なお、上記実施の形態3と同様、チャネル
設定と同時にチャネル毎に減算器9の減算値を変化させ
れば、各チャネルのアナログ信号毎にオフセット量が異
なっている場合にも、そのオフセット量をキャンセルで
きる。
設定と同時にチャネル毎に減算器9の減算値を変化させ
れば、各チャネルのアナログ信号毎にオフセット量が異
なっている場合にも、そのオフセット量をキャンセルで
きる。
【0037】実施の形態5.上記実施の形態4及び5で
は、装置起動時もしくは定期的にマルチプレクサ1の任
意のチャネルをグランドに接続するという操作が必要で
ある。
は、装置起動時もしくは定期的にマルチプレクサ1の任
意のチャネルをグランドに接続するという操作が必要で
ある。
【0038】そこで、図5に示すように、複数のチャネ
ルのうちいずれか1チャネル(図5ではチャネル0)を
グランドに予め接続しておく。CPU4がチャネル0か
らチャネル3までを順次A/D変換するうちで、チャネ
ル0をA/D変換した結果をレジスタ11に格納する。
この時格納される値は、マルチプレクサ1からA/D変
換器3までに発生するオフセット量となる。
ルのうちいずれか1チャネル(図5ではチャネル0)を
グランドに予め接続しておく。CPU4がチャネル0か
らチャネル3までを順次A/D変換するうちで、チャネ
ル0をA/D変換した結果をレジスタ11に格納する。
この時格納される値は、マルチプレクサ1からA/D変
換器3までに発生するオフセット量となる。
【0039】このようにして、本来のアナログ信号であ
るチャネル1からチャネル3の出力がA/D変換され、
得られたディジタル値からレジスタ10に格納された値
すなわちオフセット量が減算器9で常に減算されてキャ
ンセルされる。
るチャネル1からチャネル3の出力がA/D変換され、
得られたディジタル値からレジスタ10に格納された値
すなわちオフセット量が減算器9で常に減算されてキャ
ンセルされる。
【0040】本実施の形態5では、オフセット量を自動
的に検知することができるため、CPU4はオフセット
量を知る必要がなく、また経時的に変化するオフセット
量も自動的にキャンセルすることができる。
的に検知することができるため、CPU4はオフセット
量を知る必要がなく、また経時的に変化するオフセット
量も自動的にキャンセルすることができる。
【0041】実施の形態6.図6に示すように、この実
施の形態6では、バッファ増幅器2とA/D変換器3と
の間に、乗算器11を挿入する。一方、CPU4には、
D/A変換器10が接続され、そのD/A変換器の出力
と前記バッファ増幅器2の出力とを乗算器12で乗算
し、その出力をA/D変換器3に入力する。
施の形態6では、バッファ増幅器2とA/D変換器3と
の間に、乗算器11を挿入する。一方、CPU4には、
D/A変換器10が接続され、そのD/A変換器の出力
と前記バッファ増幅器2の出力とを乗算器12で乗算
し、その出力をA/D変換器3に入力する。
【0042】CPU4はマルチプレクサ1でチャネルを
選択する度に、チャネルに応じた乗数をD/A変換器1
0から出力させる。このようにすることにより、各チャ
ネル毎にA/D変換器3に入力する信号の倍率を変更す
ることができる。
選択する度に、チャネルに応じた乗数をD/A変換器1
0から出力させる。このようにすることにより、各チャ
ネル毎にA/D変換器3に入力する信号の倍率を変更す
ることができる。
【0043】そのため入力信号の振幅が小さい信号に対
しては、増幅率が大きくなるようにD/A変換器10か
ら大きな値を出力することにより増幅率を大きくし、信
号振幅の小さい信号の全振幅に対するA/D変換の分解
能をあげることができる。
しては、増幅率が大きくなるようにD/A変換器10か
ら大きな値を出力することにより増幅率を大きくし、信
号振幅の小さい信号の全振幅に対するA/D変換の分解
能をあげることができる。
【0044】上記実施の形態1では、その効果を抵抗を
変更することにより実現しており、図1での抵抗R3か
らR6までの増幅率の組み合わせを他の増幅率の組み合
わせに変更するためには、抵抗を取り替える必要がある
が、本実施の形態6では、増幅率の変更はソフトウェア
により容易に行うことができる。
変更することにより実現しており、図1での抵抗R3か
らR6までの増幅率の組み合わせを他の増幅率の組み合
わせに変更するためには、抵抗を取り替える必要がある
が、本実施の形態6では、増幅率の変更はソフトウェア
により容易に行うことができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、この発明の一側面による
データ収集装置は、複数のアナログ信号のうちいずれか
1つを選択する第1マルチプレクサと、前記マルチプレ
クサと同期して動作し、予め設定された複数の別の信号
を選択する第2マルチプレクサと、前記第1マルチプレ
クサ及び第2マルチプレクサから出力される信号により
演算する増幅器と、前記増幅器から出力されるアナログ
信号をディジタル値に変換するA/D変換器と、前記A
/D変換器により変換されて得られた値により信号処理
を行うとともに、前記第1マルチプレクサ及び第2マル
チプレクサにどの信号を選択するかを指示する演算処理
装置とを備えるので、マルチプレクサ以降A/D変換器
の入力までの回路で発生するオフセット量を排除でき
る。
データ収集装置は、複数のアナログ信号のうちいずれか
1つを選択する第1マルチプレクサと、前記マルチプレ
クサと同期して動作し、予め設定された複数の別の信号
を選択する第2マルチプレクサと、前記第1マルチプレ
クサ及び第2マルチプレクサから出力される信号により
演算する増幅器と、前記増幅器から出力されるアナログ
信号をディジタル値に変換するA/D変換器と、前記A
/D変換器により変換されて得られた値により信号処理
を行うとともに、前記第1マルチプレクサ及び第2マル
チプレクサにどの信号を選択するかを指示する演算処理
装置とを備えるので、マルチプレクサ以降A/D変換器
の入力までの回路で発生するオフセット量を排除でき
る。
【0046】また、前記増幅器により前記第2マルチプ
レクサから出力される信号に応じて前記第1マルチプレ
クサからの信号の増幅率を変更することにより、入力信
号の振幅が小さい信号に対しては増幅率が大きくなるよ
うにして、信号振幅の小さい信号の全振幅に対するA/
D変換の分解能をあげることができる。
レクサから出力される信号に応じて前記第1マルチプレ
クサからの信号の増幅率を変更することにより、入力信
号の振幅が小さい信号に対しては増幅率が大きくなるよ
うにして、信号振幅の小さい信号の全振幅に対するA/
D変換の分解能をあげることができる。
【0047】本発明の他の側面によるデータ収集装置
は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選択する
第1マルチプレクサと、前記第1マルチプレクサと同期
して動作し、予め設定された複数の別の信号を選択する
第2マルチプレクサと、前記第1マルチプレクサから出
力される信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、
前記第2マルチプレクサから出力される信号分を前記増
幅器からの信号から減算する減算器と、前記減算器から
出力されるアナログ信号をディジタル値に変換するA/
D変換器と、前記A/D変換器により変換されて得られ
た値により信号処理を行うとともに、前記第1マルチプ
レクサ及び第2マルチプレクサにどの信号を選択するか
を指示する演算処理装置とを備えるので、前記減算器に
より前記第2マルチプレクサから出力される信号分を前
記増幅器の出力信号から減算することによって、オフセ
ット分が重畳されたアナログ信号をA/D変換する場合
には、そのオフセット分を減算器でキャンセルすること
ができ、前記A/D変換器ではオフセット分のないアナ
ログ信号をA/D変換することができる。また、アナロ
グ信号に重畳されたオフセット分が各アナログ信号毎に
異なっていても、それぞれ独立に且つ自動的にオフセッ
ト量をキャンセルすることができる。
は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選択する
第1マルチプレクサと、前記第1マルチプレクサと同期
して動作し、予め設定された複数の別の信号を選択する
第2マルチプレクサと、前記第1マルチプレクサから出
力される信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、
前記第2マルチプレクサから出力される信号分を前記増
幅器からの信号から減算する減算器と、前記減算器から
出力されるアナログ信号をディジタル値に変換するA/
D変換器と、前記A/D変換器により変換されて得られ
た値により信号処理を行うとともに、前記第1マルチプ
レクサ及び第2マルチプレクサにどの信号を選択するか
を指示する演算処理装置とを備えるので、前記減算器に
より前記第2マルチプレクサから出力される信号分を前
記増幅器の出力信号から減算することによって、オフセ
ット分が重畳されたアナログ信号をA/D変換する場合
には、そのオフセット分を減算器でキャンセルすること
ができ、前記A/D変換器ではオフセット分のないアナ
ログ信号をA/D変換することができる。また、アナロ
グ信号に重畳されたオフセット分が各アナログ信号毎に
異なっていても、それぞれ独立に且つ自動的にオフセッ
ト量をキャンセルすることができる。
【0048】本発明の更に他の側面によるデータ収集装
置は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選択す
るマルチプレクサと、前記マルチプレクサから出力され
る信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、D/A
変換器と、前記増幅器から出力される信号と前記D/A
変換器から出力される信号とを減算する減算器と、前記
減算器から出力されるアナログ信号をディジタル値に変
換するA/D変換器と、前記A/D変換器により変換さ
れて得られた値で信号処理を行うとともに前記マルチプ
レクサにどの信号を選択するかを指示し、さらに前記D
/A変換器に減算値を設定する演算処理装置とを備える
ので、定期的に各時点でのオフセット量を知ることによ
り、経時的に変化するオフセット分も演算処理装置によ
るD/A変換器への設定のみで変更できる。また、前記
演算処理装置により、アナログ信号の選択と同時に該選
択されたアナログ信号毎にD/A変換器への設定を変化
させることにより、アナログ信号毎にオフセット量が異
なっている場合にも、そのオフセット量をキャンセルす
ることができる。
置は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選択す
るマルチプレクサと、前記マルチプレクサから出力され
る信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、D/A
変換器と、前記増幅器から出力される信号と前記D/A
変換器から出力される信号とを減算する減算器と、前記
減算器から出力されるアナログ信号をディジタル値に変
換するA/D変換器と、前記A/D変換器により変換さ
れて得られた値で信号処理を行うとともに前記マルチプ
レクサにどの信号を選択するかを指示し、さらに前記D
/A変換器に減算値を設定する演算処理装置とを備える
ので、定期的に各時点でのオフセット量を知ることによ
り、経時的に変化するオフセット分も演算処理装置によ
るD/A変換器への設定のみで変更できる。また、前記
演算処理装置により、アナログ信号の選択と同時に該選
択されたアナログ信号毎にD/A変換器への設定を変化
させることにより、アナログ信号毎にオフセット量が異
なっている場合にも、そのオフセット量をキャンセルす
ることができる。
【0049】本発明の更にまた他の側面によるデータ収
集装置は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選
択するマルチプレクサと、前記マルチプレクサから出力
される信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、前
記増幅器から出力されるアナログ信号をディジタル値に
変換するA/D変換器と、前記A/D変換器により変換
されて得られた値から所定の値を減算する減算器と、前
記減算器からの出力により信号処理を行うとともに前記
マルチプレクサにどの信号を選択するかを指示する演算
処理装置とを備えるので、前記減算器で前記A/D変換
器の出力から常に一定量を減ずることにより、前記演算
処理装置はオフセット分をキャンセルされたディジタル
値を得ることができるため、前記演算処理装置でのオフ
セット量補正が不要となる。また、アナログの減算器に
比べて、ディジタルの減算器は集積化しやすく、この機
能をA/D変換器の中に組み込むことも容易である。
集装置は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選
択するマルチプレクサと、前記マルチプレクサから出力
される信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、前
記増幅器から出力されるアナログ信号をディジタル値に
変換するA/D変換器と、前記A/D変換器により変換
されて得られた値から所定の値を減算する減算器と、前
記減算器からの出力により信号処理を行うとともに前記
マルチプレクサにどの信号を選択するかを指示する演算
処理装置とを備えるので、前記減算器で前記A/D変換
器の出力から常に一定量を減ずることにより、前記演算
処理装置はオフセット分をキャンセルされたディジタル
値を得ることができるため、前記演算処理装置でのオフ
セット量補正が不要となる。また、アナログの減算器に
比べて、ディジタルの減算器は集積化しやすく、この機
能をA/D変換器の中に組み込むことも容易である。
【0050】また、前記減算器への減数を前記演算処理
装置から与えることにより、アナログ信号の選択と同時
に該選択されたアナログ信号毎に前記減算器の減数を変
化させることができ、アナログ信号毎にオフセット量が
異なっている場合にも、そのオフセット量をキャンセル
することができる。
装置から与えることにより、アナログ信号の選択と同時
に該選択されたアナログ信号毎に前記減算器の減数を変
化させることができ、アナログ信号毎にオフセット量が
異なっている場合にも、そのオフセット量をキャンセル
することができる。
【0051】さらに、前記演算処理装置からの信号を受
けて前記A/D変換器からのディジタル値を保持し、前
記減算器へ減数を与えるレジスタを更に備えることによ
り、本来のアナログ信号出力がA/D変換され、得られ
たディジタル値から前記レジスタに格納された値すなわ
ちオフセット量が前記減算器で常に減算されてキャンセ
ルされるので、オフセット量を自動的に検知することが
でき、従って前記演算処理装置はオフセット量を知る必
要がなく、また経時的に変化するオフセット量も自動的
にキャンセルすることができる。
けて前記A/D変換器からのディジタル値を保持し、前
記減算器へ減数を与えるレジスタを更に備えることによ
り、本来のアナログ信号出力がA/D変換され、得られ
たディジタル値から前記レジスタに格納された値すなわ
ちオフセット量が前記減算器で常に減算されてキャンセ
ルされるので、オフセット量を自動的に検知することが
でき、従って前記演算処理装置はオフセット量を知る必
要がなく、また経時的に変化するオフセット量も自動的
にキャンセルすることができる。
【0052】本発明の外の側面によるデータ収集装置
は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選択する
マルチプレクサと、前記マルチプレクサから出力される
信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、D/A変
換器と、前記増幅器から出力されるアナログ信号と前記
D/A変換器からの出力とを乗算する乗算器と、前記乗
算器からの信号をディジタル値に変換するA/D変換器
と、前記A/D変換器により変換されて得られた値によ
り信号処理を行うとともに前記マルチプレクサにどの信
号を選択するかを指示し、さらに前記D/A変換器に乗
数を設定する演算処理装置とを備えるので、前記演算処
理装置により、前記マルチプレクサで複数のアナログ信
号のうちの何れか1つを選択する度に、該選択されたア
ナログ信号に応じた乗数を前記D/A変換器から出力さ
せることにより、各アナログ信号毎に前記A/D変換器
に入力する信号の倍率を変更することができ、従って、
入力信号の振幅が小さい信号に対しては、増幅率が大き
くなるようにD/A変換器から大きな値を出力すること
により増幅率を大きくし、信号振幅の小さい信号の全振
幅に対するA/D変換の分解能をあげることができる。
また、増幅率の変更はソフトウェア等により容易に行う
ことができる。
は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選択する
マルチプレクサと、前記マルチプレクサから出力される
信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、D/A変
換器と、前記増幅器から出力されるアナログ信号と前記
D/A変換器からの出力とを乗算する乗算器と、前記乗
算器からの信号をディジタル値に変換するA/D変換器
と、前記A/D変換器により変換されて得られた値によ
り信号処理を行うとともに前記マルチプレクサにどの信
号を選択するかを指示し、さらに前記D/A変換器に乗
数を設定する演算処理装置とを備えるので、前記演算処
理装置により、前記マルチプレクサで複数のアナログ信
号のうちの何れか1つを選択する度に、該選択されたア
ナログ信号に応じた乗数を前記D/A変換器から出力さ
せることにより、各アナログ信号毎に前記A/D変換器
に入力する信号の倍率を変更することができ、従って、
入力信号の振幅が小さい信号に対しては、増幅率が大き
くなるようにD/A変換器から大きな値を出力すること
により増幅率を大きくし、信号振幅の小さい信号の全振
幅に対するA/D変換の分解能をあげることができる。
また、増幅率の変更はソフトウェア等により容易に行う
ことができる。
【図1】 この発明の実施の形態1を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】 この発明の実施の形態2を示すブロック図で
ある。
ある。
【図3】 この発明の実施の形態3を示すブロック図で
ある。
ある。
【図4】 この発明の実施の形態4を示すブロック図で
ある。
ある。
【図5】 この発明の実施の形態5を示すブロック図で
ある。
ある。
【図6】 この発明の実施の形態6を示すブロック図で
ある。
ある。
【図7】 従来のデータ収集装置を示すブロック図であ
る。
る。
1 第1マルチプレクサ、2 バッファ増幅器(増幅
器)、3 A/D変換器、4 CPU(演算処理装
置)、5 第2マルチプレクサ、6 反転増幅器、7加
算用増幅器、8 一定電圧、9 減算器、10 D/A
変換器、11 レジスタ、12 乗算器、20 減算
器。
器)、3 A/D変換器、4 CPU(演算処理装
置)、5 第2マルチプレクサ、6 反転増幅器、7加
算用増幅器、8 一定電圧、9 減算器、10 D/A
変換器、11 レジスタ、12 乗算器、20 減算
器。
Claims (8)
- 【請求項1】 複数のアナログ信号のうちいずれか1つ
を選択する第1マルチプレクサと、 前記マルチプレクサと同期して動作し、予め設定された
複数の別の信号を選択する第2マルチプレクサと、 前記第1マルチプレクサ及び第2マルチプレクサから出
力される信号により演算する増幅器と、 前記増幅器から出力されるアナログ信号をディジタル値
に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器により変換されて得られた値により信
号処理を行うとともに、前記第1マルチプレクサ及び第
2マルチプレクサにどの信号を選択するかを指示する演
算処理装置と、 を備えるデータ収集装置。 - 【請求項2】 前記増幅器は前記第2マルチプレクサか
ら出力される信号に応じて前記第1マルチプレクサから
の信号の増幅率を変更することができる請求項1記載の
データ収集装置。 - 【請求項3】 複数のアナログ信号のうちいずれか1つ
を選択する第1マルチプレクサと、 前記第1マルチプレクサと同期して動作し、予め設定さ
れた複数の別の信号を選択する第2マルチプレクサと、 前記第1マルチプレクサから出力される信号に対しイン
ピーダンス変換する増幅器と、 前記第2マルチプレクサから出力される信号分を前記増
幅器からの信号から減算する減算器と、 前記減算器から出力されるアナログ信号をディジタル値
に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器により変換されて得られた値により信
号処理を行うとともに、前記第1マルチプレクサ及び第
2マルチプレクサにどの信号を選択するかを指示する演
算処理装置と、 を備えるデータ収集装置。 - 【請求項4】 複数のアナログ信号のうちいずれか1つ
を選択するマルチプレクサと、 前記マルチプレクサから出力される信号に対しインピー
ダンス変換する増幅器と、 D/A変換器と、 前記増幅器から出力される信号と前記D/A変換器から
出力される信号とを減算する減算器と、 前記減算器から出力されるアナログ信号をディジタル値
に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器により変換されて得られた値で信号処
理を行うとともに前記マルチプレクサにどの信号を選択
するかを指示し、さらに前記D/A変換器に減算値を設
定する演算処理装置と、 を備えるデータ収集装置。 - 【請求項5】 複数のアナログ信号のうちいずれか1つ
を選択するマルチプレクサと、 前記マルチプレクサから出力される信号に対しインピー
ダンス変換する増幅器と、 前記増幅器から出力されるアナログ信号をディジタル値
に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器により変換されて得られた値から所定
の値を減算する減算器と、 前記減算器からの出力により信号処理を行うとともに前
記マルチプレクサにどの信号を選択するかを指示する演
算処理装置と、 を備えるデータ収集装置。 - 【請求項6】 前記減算器への減数を前記演算処理装置
から与える請求項5記載のデータ収集装置。 - 【請求項7】 前記演算処理装置からの信号を受けて前
記A/D変換器からのディジタル値を保持し、前記減算
器へ減数を与えるレジスタを更に備える請求項5記載の
データ収集装置。 - 【請求項8】 複数のアナログ信号のうちいずれか1つ
を選択するマルチプレクサと、 前記マルチプレクサから出力される信号に対しインピー
ダンス変換する増幅器と、 D/A変換器と、 前記増幅器から出力されるアナログ信号と前記D/A変
換器からの出力とを乗算する乗算器と、 前記乗算器からの信号をディジタル値に変換するA/D
変換器と、 前記A/D変換器により変換されて得られた値により信
号処理を行うとともに前記マルチプレクサにどの信号を
選択するかを指示し、さらに前記D/A変換器に乗数を
設定する演算処理装置と、 を備えるデータ収集装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10364361A JP2000188548A (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | データ収集装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10364361A JP2000188548A (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | データ収集装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002324968A Division JP2003198367A (ja) | 2002-11-08 | 2002-11-08 | データ収集装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000188548A true JP2000188548A (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=18481629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10364361A Pending JP2000188548A (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | データ収集装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000188548A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006121746A (ja) * | 2005-12-21 | 2006-05-11 | Denso Corp | 信号入力装置 |
US7312733B2 (en) | 2004-10-12 | 2007-12-25 | Nec Electronics Corporation | Semiconductor apparatus with an analog-to-digital converter and amplifier |
US8139385B2 (en) | 2007-10-12 | 2012-03-20 | Renesas Electronics Corporation | Inverter control circuit and control method thereof |
CN114582109A (zh) * | 2020-11-30 | 2022-06-03 | 深圳富桂精密工业有限公司 | 终端设备 |
-
1998
- 1998-12-22 JP JP10364361A patent/JP2000188548A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7312733B2 (en) | 2004-10-12 | 2007-12-25 | Nec Electronics Corporation | Semiconductor apparatus with an analog-to-digital converter and amplifier |
JP2006121746A (ja) * | 2005-12-21 | 2006-05-11 | Denso Corp | 信号入力装置 |
US8139385B2 (en) | 2007-10-12 | 2012-03-20 | Renesas Electronics Corporation | Inverter control circuit and control method thereof |
CN114582109A (zh) * | 2020-11-30 | 2022-06-03 | 深圳富桂精密工业有限公司 | 终端设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4532676B2 (ja) | ピクセル信号ゲイン増幅回路 | |
US6900750B1 (en) | Signal conditioning system with adjustable gain and offset mismatches | |
JP2000188548A (ja) | データ収集装置 | |
JPH095160A (ja) | フーリエ分光器 | |
JP2005101870A (ja) | 信号調整回路 | |
JPH1065973A (ja) | 固体撮像装置 | |
JP4769583B2 (ja) | 歪補償増幅装置 | |
JP2003198367A (ja) | データ収集装置 | |
US6353405B1 (en) | Low distortion video analog-to-digital converter | |
JP4996992B2 (ja) | インピーダンス測定装置 | |
JP3800939B2 (ja) | ディジタルフィルタ装置における入力チャンネル間の位相補正装置 | |
US11693066B2 (en) | Signal processing circuit for reducing ripple in an output signal of a spinning current hall sensor and signal processing method | |
JP4462709B2 (ja) | オフセット補正方法 | |
JP2002125138A (ja) | 画像信号の自動利得制御装置及びログリニア乗算回路並びに撮像装置 | |
JPS6037826A (ja) | A/d変換装置 | |
JPS631068A (ja) | 電荷結合素子の信号処理回路 | |
JPH0547132B2 (ja) | ||
JPS60197016A (ja) | アナログ・デジタル変換回路装置 | |
JP4103901B2 (ja) | 固体撮像装置 | |
JPH1127146A (ja) | アナログ入力信号の入力装置 | |
KR100243309B1 (ko) | 잡음제거기능을 구비한 외부신호 입력장치 | |
JP3139039B2 (ja) | Nmr装置の受信装置 | |
JPH11234130A (ja) | オフセットキャンセル機能を有するd/a変換器 | |
JPS5961308A (ja) | ゲインスイツチ制御方式 | |
JP2538627B2 (ja) | ゴ―スト除去装置 |