JP2000188548A - データ収集装置 - Google Patents

データ収集装置

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JP2000188548A
JP2000188548A JP10364361A JP36436198A JP2000188548A JP 2000188548 A JP2000188548 A JP 2000188548A JP 10364361 A JP10364361 A JP 10364361A JP 36436198 A JP36436198 A JP 36436198A JP 2000188548 A JP2000188548 A JP 2000188548A
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multiplexer
converter
signal
amplifier
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JP10364361A
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Inventor
Koichi Yoshida
幸一 吉田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチプレクサ1以降A/D変換器3の入力
までの回路で発生するオフセット量を排除できるととも
に、アナログ信号の振幅の大小に拘わらずA/D変換の
高い分解能を確保できるデータ収集装置を得る。 【解決手段】 データ収集装置は、複数のアナログ信号
のうちの1つを選択する第1マルチプレクサ1と、第1
マルチプレクサと同期して動作し、予め設定された複数
の別の信号を選択する第2マルチプレクサ5と、第1及
び第2マルチプレクサから出力される信号により演算す
る増幅器3と、増幅器から出力されるアナログ信号をデ
ィジタル値に変換するA/D変換器3と、A/D変換器
により得られた値により信号処理を行うとともに、第1
及び第2マルチプレクサにどの信号を選択するかを指示
する演算処理装置4とを備える。増幅器2は、第2マル
チプレクサの出力信号に応じて第1マルチプレクサから
の信号の増幅率を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のアナログ
信号をディジタル信号に変換し CPUで処理するため
のデータ収集装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えばバーブラウン社マルチプ
レクサの応用例に示された従来のデータ収集装置を示す
図である。図7において、1はマルチプレクサ、2はこ
のマルチプレクサ1で選択されたアナログ信号が後段の
回路に干渉されないようにインピーダンス変換するバッ
ファ増幅器、3はこのバッファ増幅器2からのアナログ
信号をディジタル値に変換するA/D変換器、4はA/
D変換器3からの出力により信号処理演算を行う演算処
理装置としてのCPUである。
【0003】次に、この従来のデータ収集装置の動作に
ついて説明する。一般に、A/D変換器3は比較的高価
なため複数のアナログ信号を収集してCPU4により信
号処理するシステムでは、図7のように、複数のアナロ
グ信号をマルチプレクサ1により順次切り替え選択し、
1個のA/D変換器3で複数のアナログ信号をディジタ
ル信号に変換する。
【0004】まず、CPU4よりS0という信号をマル
チプレクサ1に出力し、チャネル0のアナログ信号を選
択する。この信号がバッファ増幅器2を経由してA/D
変換器3に入力される。図7では、バッファ増幅器2に
付随する抵抗R1及び抵抗R2の抵抗値が等しいとする
と、マルチプレクサ1からの信号がバッファ増幅器2で
インピーダンス変換されるとともに倍率が2倍となって
A/D変換器3に入力され、CPU4に送られる。この
ようにして、順次チャネル0からチャネル3までのアナ
ログ信号を繰り返しA/D変換する。CPU4では、こ
のディジタル値で信号処理を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ収集装置
は以上のように構成されているので、入力信号の振幅が
大きいアナログ信号も小さい信号も同じA/D変換器3
で変換する。
【0006】例えば、入力電圧範囲が+10Vから−1
0Vの12ビットのA/D変換器を用いた場合は、全振
幅範囲が+10Vから−10Vの信号では、全振幅に対
する分解能は12ビットあるが、全振幅範囲が+2.5
Vから−2.5Vの信号では全振幅に対しては10ビッ
ト(5/(20/212)=5・212/20=2
/4=210)相当の分解能しか有せず、信号振幅の小
さい信号の全振幅に対するA/D変換の分解能は信号振
幅の大きい信号のそれに比べ悪くなる。
【0007】また、マルチプレクサ1以降A/D変換器
3の入力までの回路で発生するオフセット量も含めてA
/D変換されるため、本来のアナログ信号に対して誤差
を持ったディジタル値を入力する等の問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、オフセット量を排除できる
とともに、アナログ信号の振幅の大小に拘わらず高分解
能を確保できるデータ収集装置を得ることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の一側面に係るデ
ータ収集装置は、複数のアナログ信号のうちいずれか1
つを選択する第1マルチプレクサと、前記マルチプレク
サと同期して動作し、予め設定された複数の別の信号を
選択する第2マルチプレクサと、前記第1マルチプレク
サ及び第2マルチプレクサから出力される信号により演
算する増幅器と、前記増幅器から出力されるアナログ信
号をディジタル値に変換するA/D変換器と、前記A/
D変換器により変換されて得られた値により信号処理を
行うとともに、前記第1マルチプレクサ及び第2マルチ
プレクサにどの信号を選択するかを指示する演算処理装
置とから構成される。
【0010】前記増幅器は、前記第2マルチプレクサか
ら出力される信号に応じて前記第1マルチプレクサから
の信号の増幅率を変更するように構成することができ
る。
【0011】本発明の他の側面に係るデータ収集装置
は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選択する
第1マルチプレクサと、前記第1マルチプレクサと同期
して動作し、予め設定された複数の別の信号を選択する
第2マルチプレクサと、前記第1マルチプレクサから出
力される信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、
前記第2マルチプレクサから出力される信号分を前記増
幅器からの信号から減算する減算器と、前記減算器から
出力されるアナログ信号をディジタル値に変換するA/
D変換器と、前記A/D変換器により変換されて得られ
た値により信号処理を行うとともに、前記第1マルチプ
レクサ及び第2マルチプレクサにどの信号を選択するか
を指示する演算処理装置とから構成される。
【0012】本発明の更に他の側面に係るデータ収集装
置は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選択す
るマルチプレクサと、前記マルチプレクサから出力され
る信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、D/A
変換器と、前記増幅器から出力される信号と前記D/A
変換器から出力される信号とを減算する減算器と、前記
減算器から出力されるアナログ信号をディジタル値に変
換するA/D変換器と、前記A/D変換器により変換さ
れて得られた値で信号処理を行うとともに前記マルチプ
レクサにどの信号を選択するかを指示し、さらに前記D
/A変換器に減算値を設定する演算処理装置とから構成
される。
【0013】本発明の更にまた他の側面に係るデータ収
集装置は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選
択するマルチプレクサと、前記マルチプレクサから出力
される信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、前
記増幅器から出力されるアナログ信号をディジタル値に
変換するA/D変換器と、前記A/D変換器により変換
されて得られた値から所定の値を減算する減算器と、前
記減算器からの出力により信号処理を行うとともに前記
マルチプレクサにどの信号を選択するかを指示する演算
処理装置とから構成される。
【0014】前記減算器への減数は前記演算処理装置か
ら与えられる。
【0015】データ収集装置は、前記演算処理装置から
の信号を受けて前記A/D変換器からのディジタル値を
保持し、前記減算器へ減数を与えるレジスタを更に備え
る。
【0016】本発明の外の側面に係るデータ収集装置
は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選択する
マルチプレクサと、前記マルチプレクサから出力される
信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、D/A変
換器と、前記増幅器から出力されるアナログ信号と前記
D/A変換器からの出力とを乗算する乗算器と、前記乗
算器からの信号をディジタル値に変換するA/D変換器
と、前記A/D変換器により変換されて得られた値によ
り信号処理を行うとともに前記マルチプレクサにどの信
号を選択するかを指示し、さらに前記D/A変換器に乗
数を設定する演算処理装置とから構成される。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を添付図面に基づいて説明する。図1にお
いて、1は第1マルチプレクサ、2は増幅器としてのバ
ッファ増幅器、3はA/D変換器、4は演算処理装置と
してのCPUである。5は第2マルチプレクサであり、
CPU4からの信号を受けて第1マルチプレクサ1に同
期して動作する。第2マルチプレクサ5の入力には、そ
れぞれ所定の抵抗R3,R4,R5,R6がグランドと
の間に挿入されている。
【0018】次に、この実施の形態1の動作について説
明する。第1マルチプレクサ1からCPU4までは従来
例と同じ動作をする。上記従来例では、バッファ増幅器
2に付随する抵抗がR1とR2とすると、増幅率が(R
1+R2)/R1となる。従って、R1=R2のとき
は、倍率は2倍となる。
【0019】第1マルチプレクサ1のチャネル0が選択
されている場合は、同時に第2マルチプレクサ5のチャ
ネル0も選ばれ、抵抗R1と並列に抵抗R3が挿入され
たことになる。そのためA/D変換器3に入力される値
は、本来のアナログ信号の(R1//R3+R2)/
(R1//R3)倍されたものとなる。なお、ここで、
R1//R3は抵抗R1と抵抗R3の並列合成抵抗値を
示す。
【0020】第1マルチプレクサ1でチャネル1のアナ
ログ信号が選ばれるときは、R1//R4は抵抗R1と
抵抗R4の並列合成抵抗値とすると、バッファ増幅器2
の増幅率は(R1//R4+R2)/(R1//R4)
となり、R3とR4を異なった値に選べば、チャネル0
とは違った倍率で増幅されたアナログ信号がA/D変換
器3で変換される。
【0021】このため入力信号の振幅が小さい信号に対
しては増幅率が大きくなるように第2マルチプレクサ5
に付随する抵抗を選ぶことにより、信号振幅の小さい信
号の全振幅に対するA/D変換の分解能をあげることが
できる。
【0022】実施の形態2.図2に示すように、バッフ
ァ増幅器2とA/D変換器3との間に、反転増幅器6と
加算器として動作する加算用増幅器7とを挿入し、これ
らの反転増幅器6と加算用増幅器7とにより減算器20
を構成する。
【0023】減算器20への減算値として第2マルチプ
レクサ5の出力を入力し、その第2マルチプレクサ5の
入力側には、それぞれ所定の抵抗R3,R4,R5,R
6が一定電圧Ev8との間に挿入されている。
【0024】第2マルチプレクサ5も、上記実施の形態
1と同様に、CPU4からの信号を受け、第1マルチプ
レクサ1に同期して動作する。
【0025】第1マルチプレクサ1のチャネル0が選択
されている場合は、同時に第2マルチプレクサ5のチャ
ネル0も選ばれ、加算用増幅器7に入力されるEv*R
7/R3の電圧分が減算される。そのため、A/D変換
器3に入力される値は、本来のアナログ信号にEv*R
7/R3の電圧が減算された値となり、このアナログ信
号がA/D変換器3でディジタル信号に変換される。
【0026】第1マルチプレクサ1でチャネル1のアナ
ログ信号が選ばれるときは、Ev*R7/R4の電圧が
減算され、チャネル0とは異なった電圧が減算されたア
ナログ信号がA/D変換器3で変換される。
【0027】そのためオフセット分が重畳されたアナロ
グ信号をA/D変換する場合には、そのオフセット分を
この減算器でキャンセルすることによりオフセット分の
ないアナログ信号をA/D変換できる。
【0028】また、この実施の形態2では、アナログ信
号に重畳されたオフセット分が各チャネル毎に異なって
いても、それぞれ独立に且つ自動的にオフセット量をキ
ャンセルできる。
【0029】実施の形態3.上記実施の形態2では、各
チャネル毎にオフセット分が異なる場合の構成を説明し
たが、マルチプレクサ1からA/D変換器3までの経路
で発生するオフセット分は各チャネル共通で同じ量だけ
重畳される。このように各チャネルに重畳されるオフセ
ット量が予め分かっている場合は、図3に示すように、
その量をCPU4からD/A変換器10に出力し、その
値を加算用増幅器7で加算することによりオフセット分
をキャンセルすることができる。
【0030】オフセット量をCPU4で予め知る方法
は、いずれかのチャネルをグランドに接続し、そのとき
のA/D変換値とアナログ信号が0Vの場合のA/D変
換値との差がオフセット量である。その値をCPU4か
らD/A変換器10に出力することでオフセット量が常
にキャンセルでき、CPU4においてA/D変換値が入
力された後、オフセット量の補正をする必要がなくな
る。
【0031】上記実施の形態2では、経時的に変化する
オフセット量に対しては、第2マルチプレクサ5に付随
する抵抗値を変更する必要があり、このため物理的に抵
抗を取り替える必要がある。
【0032】しかし、本実施の形態3では、定期的に前
記方法によりその時点のオフセット量を知ることで、経
時的に変化するオフセット分もCPU4によるD/A変
換器10への設定のみで変更できる。
【0033】なお、チャネル設定自体もCPU4が指示
するため、チャネル設定と同時にチャネル毎にD/A変
換器10への設定を変化させれば、各チャネルのアナロ
グ信号毎にオフセット量が異なっている場合にも、その
オフセット量をキャンセルできる。
【0034】実施の形態4.上記実施の形態3では、減
算をアナログ量で実現していたが、図4のように、A/
D変換器3の出力側にディジタルの減算器9を設け、C
PU4からオフセット量を減算器9に与え、A/D変換
器3の出力から常に一定量を減ずることにより、CPU
4はオフセット分をキャンセルされたディジタル値を得
ることができる。これによりCPU4でのオフセット量
補正が不要となる。
【0035】また、アナログの減算器に比べて、ディジ
タルの減算器は集積化しやすく、この機能をA/D変換
器3の中に組み込むことも容易である。
【0036】なお、上記実施の形態3と同様、チャネル
設定と同時にチャネル毎に減算器9の減算値を変化させ
れば、各チャネルのアナログ信号毎にオフセット量が異
なっている場合にも、そのオフセット量をキャンセルで
きる。
【0037】実施の形態5.上記実施の形態4及び5で
は、装置起動時もしくは定期的にマルチプレクサ1の任
意のチャネルをグランドに接続するという操作が必要で
ある。
【0038】そこで、図5に示すように、複数のチャネ
ルのうちいずれか1チャネル(図5ではチャネル0)を
グランドに予め接続しておく。CPU4がチャネル0か
らチャネル3までを順次A/D変換するうちで、チャネ
ル0をA/D変換した結果をレジスタ11に格納する。
この時格納される値は、マルチプレクサ1からA/D変
換器3までに発生するオフセット量となる。
【0039】このようにして、本来のアナログ信号であ
るチャネル1からチャネル3の出力がA/D変換され、
得られたディジタル値からレジスタ10に格納された値
すなわちオフセット量が減算器9で常に減算されてキャ
ンセルされる。
【0040】本実施の形態5では、オフセット量を自動
的に検知することができるため、CPU4はオフセット
量を知る必要がなく、また経時的に変化するオフセット
量も自動的にキャンセルすることができる。
【0041】実施の形態6.図6に示すように、この実
施の形態6では、バッファ増幅器2とA/D変換器3と
の間に、乗算器11を挿入する。一方、CPU4には、
D/A変換器10が接続され、そのD/A変換器の出力
と前記バッファ増幅器2の出力とを乗算器12で乗算
し、その出力をA/D変換器3に入力する。
【0042】CPU4はマルチプレクサ1でチャネルを
選択する度に、チャネルに応じた乗数をD/A変換器1
0から出力させる。このようにすることにより、各チャ
ネル毎にA/D変換器3に入力する信号の倍率を変更す
ることができる。
【0043】そのため入力信号の振幅が小さい信号に対
しては、増幅率が大きくなるようにD/A変換器10か
ら大きな値を出力することにより増幅率を大きくし、信
号振幅の小さい信号の全振幅に対するA/D変換の分解
能をあげることができる。
【0044】上記実施の形態1では、その効果を抵抗を
変更することにより実現しており、図1での抵抗R3か
らR6までの増幅率の組み合わせを他の増幅率の組み合
わせに変更するためには、抵抗を取り替える必要がある
が、本実施の形態6では、増幅率の変更はソフトウェア
により容易に行うことができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、この発明の一側面による
データ収集装置は、複数のアナログ信号のうちいずれか
1つを選択する第1マルチプレクサと、前記マルチプレ
クサと同期して動作し、予め設定された複数の別の信号
を選択する第2マルチプレクサと、前記第1マルチプレ
クサ及び第2マルチプレクサから出力される信号により
演算する増幅器と、前記増幅器から出力されるアナログ
信号をディジタル値に変換するA/D変換器と、前記A
/D変換器により変換されて得られた値により信号処理
を行うとともに、前記第1マルチプレクサ及び第2マル
チプレクサにどの信号を選択するかを指示する演算処理
装置とを備えるので、マルチプレクサ以降A/D変換器
の入力までの回路で発生するオフセット量を排除でき
る。
【0046】また、前記増幅器により前記第2マルチプ
レクサから出力される信号に応じて前記第1マルチプレ
クサからの信号の増幅率を変更することにより、入力信
号の振幅が小さい信号に対しては増幅率が大きくなるよ
うにして、信号振幅の小さい信号の全振幅に対するA/
D変換の分解能をあげることができる。
【0047】本発明の他の側面によるデータ収集装置
は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選択する
第1マルチプレクサと、前記第1マルチプレクサと同期
して動作し、予め設定された複数の別の信号を選択する
第2マルチプレクサと、前記第1マルチプレクサから出
力される信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、
前記第2マルチプレクサから出力される信号分を前記増
幅器からの信号から減算する減算器と、前記減算器から
出力されるアナログ信号をディジタル値に変換するA/
D変換器と、前記A/D変換器により変換されて得られ
た値により信号処理を行うとともに、前記第1マルチプ
レクサ及び第2マルチプレクサにどの信号を選択するか
を指示する演算処理装置とを備えるので、前記減算器に
より前記第2マルチプレクサから出力される信号分を前
記増幅器の出力信号から減算することによって、オフセ
ット分が重畳されたアナログ信号をA/D変換する場合
には、そのオフセット分を減算器でキャンセルすること
ができ、前記A/D変換器ではオフセット分のないアナ
ログ信号をA/D変換することができる。また、アナロ
グ信号に重畳されたオフセット分が各アナログ信号毎に
異なっていても、それぞれ独立に且つ自動的にオフセッ
ト量をキャンセルすることができる。
【0048】本発明の更に他の側面によるデータ収集装
置は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選択す
るマルチプレクサと、前記マルチプレクサから出力され
る信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、D/A
変換器と、前記増幅器から出力される信号と前記D/A
変換器から出力される信号とを減算する減算器と、前記
減算器から出力されるアナログ信号をディジタル値に変
換するA/D変換器と、前記A/D変換器により変換さ
れて得られた値で信号処理を行うとともに前記マルチプ
レクサにどの信号を選択するかを指示し、さらに前記D
/A変換器に減算値を設定する演算処理装置とを備える
ので、定期的に各時点でのオフセット量を知ることによ
り、経時的に変化するオフセット分も演算処理装置によ
るD/A変換器への設定のみで変更できる。また、前記
演算処理装置により、アナログ信号の選択と同時に該選
択されたアナログ信号毎にD/A変換器への設定を変化
させることにより、アナログ信号毎にオフセット量が異
なっている場合にも、そのオフセット量をキャンセルす
ることができる。
【0049】本発明の更にまた他の側面によるデータ収
集装置は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選
択するマルチプレクサと、前記マルチプレクサから出力
される信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、前
記増幅器から出力されるアナログ信号をディジタル値に
変換するA/D変換器と、前記A/D変換器により変換
されて得られた値から所定の値を減算する減算器と、前
記減算器からの出力により信号処理を行うとともに前記
マルチプレクサにどの信号を選択するかを指示する演算
処理装置とを備えるので、前記減算器で前記A/D変換
器の出力から常に一定量を減ずることにより、前記演算
処理装置はオフセット分をキャンセルされたディジタル
値を得ることができるため、前記演算処理装置でのオフ
セット量補正が不要となる。また、アナログの減算器に
比べて、ディジタルの減算器は集積化しやすく、この機
能をA/D変換器の中に組み込むことも容易である。
【0050】また、前記減算器への減数を前記演算処理
装置から与えることにより、アナログ信号の選択と同時
に該選択されたアナログ信号毎に前記減算器の減数を変
化させることができ、アナログ信号毎にオフセット量が
異なっている場合にも、そのオフセット量をキャンセル
することができる。
【0051】さらに、前記演算処理装置からの信号を受
けて前記A/D変換器からのディジタル値を保持し、前
記減算器へ減数を与えるレジスタを更に備えることによ
り、本来のアナログ信号出力がA/D変換され、得られ
たディジタル値から前記レジスタに格納された値すなわ
ちオフセット量が前記減算器で常に減算されてキャンセ
ルされるので、オフセット量を自動的に検知することが
でき、従って前記演算処理装置はオフセット量を知る必
要がなく、また経時的に変化するオフセット量も自動的
にキャンセルすることができる。
【0052】本発明の外の側面によるデータ収集装置
は、複数のアナログ信号のうちいずれか1つを選択する
マルチプレクサと、前記マルチプレクサから出力される
信号に対しインピーダンス変換する増幅器と、D/A変
換器と、前記増幅器から出力されるアナログ信号と前記
D/A変換器からの出力とを乗算する乗算器と、前記乗
算器からの信号をディジタル値に変換するA/D変換器
と、前記A/D変換器により変換されて得られた値によ
り信号処理を行うとともに前記マルチプレクサにどの信
号を選択するかを指示し、さらに前記D/A変換器に乗
数を設定する演算処理装置とを備えるので、前記演算処
理装置により、前記マルチプレクサで複数のアナログ信
号のうちの何れか1つを選択する度に、該選択されたア
ナログ信号に応じた乗数を前記D/A変換器から出力さ
せることにより、各アナログ信号毎に前記A/D変換器
に入力する信号の倍率を変更することができ、従って、
入力信号の振幅が小さい信号に対しては、増幅率が大き
くなるようにD/A変換器から大きな値を出力すること
により増幅率を大きくし、信号振幅の小さい信号の全振
幅に対するA/D変換の分解能をあげることができる。
また、増幅率の変更はソフトウェア等により容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すブロック図で
ある。
【図2】 この発明の実施の形態2を示すブロック図で
ある。
【図3】 この発明の実施の形態3を示すブロック図で
ある。
【図4】 この発明の実施の形態4を示すブロック図で
ある。
【図5】 この発明の実施の形態5を示すブロック図で
ある。
【図6】 この発明の実施の形態6を示すブロック図で
ある。
【図7】 従来のデータ収集装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 第1マルチプレクサ、2 バッファ増幅器(増幅
器)、3 A/D変換器、4 CPU(演算処理装
置)、5 第2マルチプレクサ、6 反転増幅器、7加
算用増幅器、8 一定電圧、9 減算器、10 D/A
変換器、11 レジスタ、12 乗算器、20 減算
器。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアナログ信号のうちいずれか1つ
    を選択する第1マルチプレクサと、 前記マルチプレクサと同期して動作し、予め設定された
    複数の別の信号を選択する第2マルチプレクサと、 前記第1マルチプレクサ及び第2マルチプレクサから出
    力される信号により演算する増幅器と、 前記増幅器から出力されるアナログ信号をディジタル値
    に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器により変換されて得られた値により信
    号処理を行うとともに、前記第1マルチプレクサ及び第
    2マルチプレクサにどの信号を選択するかを指示する演
    算処理装置と、 を備えるデータ収集装置。
  2. 【請求項2】 前記増幅器は前記第2マルチプレクサか
    ら出力される信号に応じて前記第1マルチプレクサから
    の信号の増幅率を変更することができる請求項1記載の
    データ収集装置。
  3. 【請求項3】 複数のアナログ信号のうちいずれか1つ
    を選択する第1マルチプレクサと、 前記第1マルチプレクサと同期して動作し、予め設定さ
    れた複数の別の信号を選択する第2マルチプレクサと、 前記第1マルチプレクサから出力される信号に対しイン
    ピーダンス変換する増幅器と、 前記第2マルチプレクサから出力される信号分を前記増
    幅器からの信号から減算する減算器と、 前記減算器から出力されるアナログ信号をディジタル値
    に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器により変換されて得られた値により信
    号処理を行うとともに、前記第1マルチプレクサ及び第
    2マルチプレクサにどの信号を選択するかを指示する演
    算処理装置と、 を備えるデータ収集装置。
  4. 【請求項4】 複数のアナログ信号のうちいずれか1つ
    を選択するマルチプレクサと、 前記マルチプレクサから出力される信号に対しインピー
    ダンス変換する増幅器と、 D/A変換器と、 前記増幅器から出力される信号と前記D/A変換器から
    出力される信号とを減算する減算器と、 前記減算器から出力されるアナログ信号をディジタル値
    に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器により変換されて得られた値で信号処
    理を行うとともに前記マルチプレクサにどの信号を選択
    するかを指示し、さらに前記D/A変換器に減算値を設
    定する演算処理装置と、 を備えるデータ収集装置。
  5. 【請求項5】 複数のアナログ信号のうちいずれか1つ
    を選択するマルチプレクサと、 前記マルチプレクサから出力される信号に対しインピー
    ダンス変換する増幅器と、 前記増幅器から出力されるアナログ信号をディジタル値
    に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器により変換されて得られた値から所定
    の値を減算する減算器と、 前記減算器からの出力により信号処理を行うとともに前
    記マルチプレクサにどの信号を選択するかを指示する演
    算処理装置と、 を備えるデータ収集装置。
  6. 【請求項6】 前記減算器への減数を前記演算処理装置
    から与える請求項5記載のデータ収集装置。
  7. 【請求項7】 前記演算処理装置からの信号を受けて前
    記A/D変換器からのディジタル値を保持し、前記減算
    器へ減数を与えるレジスタを更に備える請求項5記載の
    データ収集装置。
  8. 【請求項8】 複数のアナログ信号のうちいずれか1つ
    を選択するマルチプレクサと、 前記マルチプレクサから出力される信号に対しインピー
    ダンス変換する増幅器と、 D/A変換器と、 前記増幅器から出力されるアナログ信号と前記D/A変
    換器からの出力とを乗算する乗算器と、 前記乗算器からの信号をディジタル値に変換するA/D
    変換器と、 前記A/D変換器により変換されて得られた値により信
    号処理を行うとともに前記マルチプレクサにどの信号を
    選択するかを指示し、さらに前記D/A変換器に乗数を
    設定する演算処理装置と、 を備えるデータ収集装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006121746A (ja) * 2005-12-21 2006-05-11 Denso Corp 信号入力装置
US7312733B2 (en) 2004-10-12 2007-12-25 Nec Electronics Corporation Semiconductor apparatus with an analog-to-digital converter and amplifier
US8139385B2 (en) 2007-10-12 2012-03-20 Renesas Electronics Corporation Inverter control circuit and control method thereof
CN114582109A (zh) * 2020-11-30 2022-06-03 深圳富桂精密工业有限公司 终端设备

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