JP2000187989A - データ記憶装置 - Google Patents
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Landscapes
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- Dram (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】DRAMモードと不揮発モードを切り換えて使
用するFeRAMにおいて、電源遮断時にただちに不揮
発モードへ移行でき、かつDRAMモード時に電圧が常
に強誘電体キャパシタに印加されることによるTDD
B、電圧インプリント等の強誘電体膜劣化の問題を解決
するデータ記憶装置を提供する。 【解決手段】DRAMモード時に電荷によってデータを
記憶する常誘電体キャパシタ24と不揮発モードでデー
タを記憶する強誘電体キャパシタ21を並列に配し、そ
れらの一方のノードを共通セルプレート4で接続し、も
う一方のノード間をスイッチ素子22で接続するととも
にそのノードとビット線5とをスイッチ素子2で接続す
る。
用するFeRAMにおいて、電源遮断時にただちに不揮
発モードへ移行でき、かつDRAMモード時に電圧が常
に強誘電体キャパシタに印加されることによるTDD
B、電圧インプリント等の強誘電体膜劣化の問題を解決
するデータ記憶装置を提供する。 【解決手段】DRAMモード時に電荷によってデータを
記憶する常誘電体キャパシタ24と不揮発モードでデー
タを記憶する強誘電体キャパシタ21を並列に配し、そ
れらの一方のノードを共通セルプレート4で接続し、も
う一方のノード間をスイッチ素子22で接続するととも
にそのノードとビット線5とをスイッチ素子2で接続す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に強誘電体を用
いた半導体記憶装置などのデータ記憶装置に関するもの
である。
いた半導体記憶装置などのデータ記憶装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】現在の代表的な半導体メモリー装置はダ
イナミックランダムアクセスメモリー(DRAM)であ
るが、最近になってそのDRAMメモリーセルの電荷蓄
積キャパシタの絶縁膜に強誘電体を使った強誘電体メモ
リー装置(FeRAM)なるものが開発された。このメ
モリー装置は、DRAMが揮発性メモリーであるのに対
し、外部電界を取り去っても分極が残る強誘電体特有の
性質によって、不揮発性メモリーとして使用できる。ま
た、既存の書換可能な不揮発性メモリー装置に対して
も、消費電力が少なく書換速度が早いなどの優れた特性
を有している。そのため次世代の主力メモリー装置とし
て関心が高まっている。
イナミックランダムアクセスメモリー(DRAM)であ
るが、最近になってそのDRAMメモリーセルの電荷蓄
積キャパシタの絶縁膜に強誘電体を使った強誘電体メモ
リー装置(FeRAM)なるものが開発された。このメ
モリー装置は、DRAMが揮発性メモリーであるのに対
し、外部電界を取り去っても分極が残る強誘電体特有の
性質によって、不揮発性メモリーとして使用できる。ま
た、既存の書換可能な不揮発性メモリー装置に対して
も、消費電力が少なく書換速度が早いなどの優れた特性
を有している。そのため次世代の主力メモリー装置とし
て関心が高まっている。
【0003】図14(a)はそれらメモリーセルキャパ
シタの電荷−電圧特性である。横軸にキャパシタ両電極
間の電圧V、縦軸にキャパシタの電極に蓄えられる電荷
量Qをとってある。なお、電圧の向きと分極の向きは図
14(b)に示すように上から下方向へ向かう向きを正
として統一する。キャパシタに蓄えられる電荷量Qはキ
ャパシタ容量Cとキャパシタ電極間の電圧Vとの積で求
められるが、常誘電体を絶縁膜に用いたDRAMメモリ
ーセルのキャパシタ(常誘電体キャパシタ)では容量C
はキャパシタ固有ものであり、一定の値をとる。また、
電圧Vが0ボルトの時は電荷量Qも0クーロンである。
図14(a)の直線で示す特性Xがその例である。それ
に対し強誘電体を絶縁膜に用いたFeRAMメモリーセ
ルのキャパシタ(強誘電体キャパシタ)では容量Cは電
圧Vの値および履歴によって変化し、電圧Vが0ボルト
の時の電荷量Qも電圧Vの履歴によって変化する。図1
4(a)の曲線で示す特性Yがその例である。
シタの電荷−電圧特性である。横軸にキャパシタ両電極
間の電圧V、縦軸にキャパシタの電極に蓄えられる電荷
量Qをとってある。なお、電圧の向きと分極の向きは図
14(b)に示すように上から下方向へ向かう向きを正
として統一する。キャパシタに蓄えられる電荷量Qはキ
ャパシタ容量Cとキャパシタ電極間の電圧Vとの積で求
められるが、常誘電体を絶縁膜に用いたDRAMメモリ
ーセルのキャパシタ(常誘電体キャパシタ)では容量C
はキャパシタ固有ものであり、一定の値をとる。また、
電圧Vが0ボルトの時は電荷量Qも0クーロンである。
図14(a)の直線で示す特性Xがその例である。それ
に対し強誘電体を絶縁膜に用いたFeRAMメモリーセ
ルのキャパシタ(強誘電体キャパシタ)では容量Cは電
圧Vの値および履歴によって変化し、電圧Vが0ボルト
の時の電荷量Qも電圧Vの履歴によって変化する。図1
4(a)の曲線で示す特性Yがその例である。
【0004】以下、図14(a)の曲線で表される強誘
電体キャパシタの電荷−電圧特性について説明する。
電体キャパシタの電荷−電圧特性について説明する。
【0005】初期状態として、強誘電体キャパシタは1
度も電界がかけられておらず、分極も発生していない図
中のO点で示す状態にあるとする。キャパシタに両極板
間の電圧Vが増加するにつれて電極に発生する電荷量Q
は曲線O−Aに示す特性を取りながらA点の状態へと変
化する。A点ではキャパシタの両極板間に電圧がかかっ
ており、その電圧のため極板には電荷が、強誘電体内に
は分極が発生している。次に、電圧を減少させ0にする
と、キャパシタの状態は曲線A−Bに示す特性を取りな
がらB点の状態へ変化する。B点ではキャパシタの両極
板間の電圧は0であるが、強誘電体内ではA点で発生し
ていた分極が残っているため(残留分極)、その分極に
よって極板には電荷が発生している。さらに、負の方向
へ電圧をかけた場合、キャパシタの状態は曲線B−Cの
経路をたどってC点の状態へ変化する。このC点ではA
点とは逆向きの電圧が極板間にかかっており、Aとは逆
極性の電荷が極板に、逆向きの分極が強誘電体内に発生
している。電圧を0に戻せば曲線C−Dの経路をたどっ
てD点の状態へ変化するが、強誘電体内にはC点で発生
していた分極が残っており、極板にはB点とは逆極性の
電荷が発生している。再び正の電圧をかけた場合は、O
点の状態には戻らず、曲線D−Aを経路をたどって経由
してA点の状態へと変化する。
度も電界がかけられておらず、分極も発生していない図
中のO点で示す状態にあるとする。キャパシタに両極板
間の電圧Vが増加するにつれて電極に発生する電荷量Q
は曲線O−Aに示す特性を取りながらA点の状態へと変
化する。A点ではキャパシタの両極板間に電圧がかかっ
ており、その電圧のため極板には電荷が、強誘電体内に
は分極が発生している。次に、電圧を減少させ0にする
と、キャパシタの状態は曲線A−Bに示す特性を取りな
がらB点の状態へ変化する。B点ではキャパシタの両極
板間の電圧は0であるが、強誘電体内ではA点で発生し
ていた分極が残っているため(残留分極)、その分極に
よって極板には電荷が発生している。さらに、負の方向
へ電圧をかけた場合、キャパシタの状態は曲線B−Cの
経路をたどってC点の状態へ変化する。このC点ではA
点とは逆向きの電圧が極板間にかかっており、Aとは逆
極性の電荷が極板に、逆向きの分極が強誘電体内に発生
している。電圧を0に戻せば曲線C−Dの経路をたどっ
てD点の状態へ変化するが、強誘電体内にはC点で発生
していた分極が残っており、極板にはB点とは逆極性の
電荷が発生している。再び正の電圧をかけた場合は、O
点の状態には戻らず、曲線D−Aを経路をたどって経由
してA点の状態へと変化する。
【0006】以上のような特性を持つ強誘電体キャパシ
タをデータ記憶装置として応用する1つの方法を図15
に示す。図15(a)は図14(a)と同じく強誘電体
キャパシタの電荷−電圧特性であるが、図15(b)と
(c)に示すメモリーセルに応用した場合に、データを
ビット線に読み出すときに起こるキャパシタの状態変化
を示したものである。また、図15(b)と(c)にお
いて1は強誘電体キャパシタ、2はNMOSトランジス
タ、3はワード線、4はセルプレート、5はビット線、
6はビット線5の浮遊容量であり、強誘電体キャパシタ
1内にある分極の向きは図14(b)と同じ様にとって
ある。以下、FeRAMのデータ記憶の原理について、
図15(a),(b),(c)を用いて説明する。
タをデータ記憶装置として応用する1つの方法を図15
に示す。図15(a)は図14(a)と同じく強誘電体
キャパシタの電荷−電圧特性であるが、図15(b)と
(c)に示すメモリーセルに応用した場合に、データを
ビット線に読み出すときに起こるキャパシタの状態変化
を示したものである。また、図15(b)と(c)にお
いて1は強誘電体キャパシタ、2はNMOSトランジス
タ、3はワード線、4はセルプレート、5はビット線、
6はビット線5の浮遊容量であり、強誘電体キャパシタ
1内にある分極の向きは図14(b)と同じ様にとって
ある。以下、FeRAMのデータ記憶の原理について、
図15(a),(b),(c)を用いて説明する。
【0007】図15(b)のメモリーセルの強誘電体キ
ャパシタ1には正方向に電圧をかけた場合の残留分極が
発生しており、その状態は図15(a)ではB点で表さ
れる。また、図15(c)では負方向に電圧をかけた場
合の残留分極が発生しており、その状態は図15(a)
のD点で表される。図15(b),(c)で示されるメ
モリーセルからデータを読み出す場合は、まずビット線
5をグランドレベルにプリチャージしておき、次にワー
ド線3のレベルを上げてNMOSトランジスタ2をON
させてセルプレート4のレベルをVBCまで上げる。する
と、強誘電体キャパシタ1は負方向の電圧がかかり、図
15(a)の状態Cへ向けて変化する。ただし、強誘電
体キャパシタ1にかかる電圧はVBCをビット線5の浮遊
容量6と強誘電体キャパシタ1との容量分割によって決
まるため、図14(a)での説明とは異なり、C点まで
の途中で強誘電体キャパシタの状態変化は止まる。図1
5(a)のB点の状態にあった場合は、曲線B−C上の
E点までであり、その時にビット線5に発生する電位は
V1 である。一方、D点の状態にあった場合は曲線D−
C上のF点まで変化し、その時のビット線5の電位はV
0 である。この時のビット線電位の関係はV1 >V0 で
ある。すなわち、図15(b)の強誘電体キャパシタの
状態をデータ1とすれば、ビット線5の電位はHiとな
り、図15(c)の状態をデータ0とすればLowとな
る。
ャパシタ1には正方向に電圧をかけた場合の残留分極が
発生しており、その状態は図15(a)ではB点で表さ
れる。また、図15(c)では負方向に電圧をかけた場
合の残留分極が発生しており、その状態は図15(a)
のD点で表される。図15(b),(c)で示されるメ
モリーセルからデータを読み出す場合は、まずビット線
5をグランドレベルにプリチャージしておき、次にワー
ド線3のレベルを上げてNMOSトランジスタ2をON
させてセルプレート4のレベルをVBCまで上げる。する
と、強誘電体キャパシタ1は負方向の電圧がかかり、図
15(a)の状態Cへ向けて変化する。ただし、強誘電
体キャパシタ1にかかる電圧はVBCをビット線5の浮遊
容量6と強誘電体キャパシタ1との容量分割によって決
まるため、図14(a)での説明とは異なり、C点まで
の途中で強誘電体キャパシタの状態変化は止まる。図1
5(a)のB点の状態にあった場合は、曲線B−C上の
E点までであり、その時にビット線5に発生する電位は
V1 である。一方、D点の状態にあった場合は曲線D−
C上のF点まで変化し、その時のビット線5の電位はV
0 である。この時のビット線電位の関係はV1 >V0 で
ある。すなわち、図15(b)の強誘電体キャパシタの
状態をデータ1とすれば、ビット線5の電位はHiとな
り、図15(c)の状態をデータ0とすればLowとな
る。
【0008】以上の様に、強誘電体キャパシタの分極の
向きにデータを対応させ記憶し、メモリーセルからビッ
ト線5にデータを読み出したときに、分極の向きによっ
てビット線に発生する電位が異なることを利用してデー
タ1と0を判別することがFeRAMのデータ記憶原理
である。
向きにデータを対応させ記憶し、メモリーセルからビッ
ト線5にデータを読み出したときに、分極の向きによっ
てビット線に発生する電位が異なることを利用してデー
タ1と0を判別することがFeRAMのデータ記憶原理
である。
【0009】図16はこれまで述べてきたFeRAMの
動作原理を用いてデータを記憶する従来の1Tr−1C
(1-Transistor 1-Capacitance) 型半導体メモリー装置
の一例である。1はメモリーセル用の強誘電体キャパシ
タ、2はメモリーセルへアクセスするNMOSトランジ
スター、3はワード線、4はセルプレート、5と7はビ
ット線、9はリファレンスセル用の強誘電体キャパシタ
で9の方が1に比べ面積が大きくしてある。10はリフ
ァレンスセルへアクセスするNMOSトランジスター、
11はリファレンスワード線、12はリファレンスセル
プレート、13と14はビット線5と7をグランド電位
にプリチャージするためのNMOSトランジスタで、1
5はその制御信号φbを伝える制御線である。16はビ
ット線5と7の電位差を増幅する差動増幅器で、図の例
では制御信号φsで活性、不活性を制御できるクロック
ドCMOSインバーター2個で構成されている。17は
データ線、19はビット線5とデータ線17を接続する
トランスファーゲートで、制御信号φtによってそれら
の電気的接続・非接続を制御することができる。
動作原理を用いてデータを記憶する従来の1Tr−1C
(1-Transistor 1-Capacitance) 型半導体メモリー装置
の一例である。1はメモリーセル用の強誘電体キャパシ
タ、2はメモリーセルへアクセスするNMOSトランジ
スター、3はワード線、4はセルプレート、5と7はビ
ット線、9はリファレンスセル用の強誘電体キャパシタ
で9の方が1に比べ面積が大きくしてある。10はリフ
ァレンスセルへアクセスするNMOSトランジスター、
11はリファレンスワード線、12はリファレンスセル
プレート、13と14はビット線5と7をグランド電位
にプリチャージするためのNMOSトランジスタで、1
5はその制御信号φbを伝える制御線である。16はビ
ット線5と7の電位差を増幅する差動増幅器で、図の例
では制御信号φsで活性、不活性を制御できるクロック
ドCMOSインバーター2個で構成されている。17は
データ線、19はビット線5とデータ線17を接続する
トランスファーゲートで、制御信号φtによってそれら
の電気的接続・非接続を制御することができる。
【0010】また、図17は図16の装置でのデータ読
みだし動作のタイミングを示したものである。WL、C
P、RWL、RCP、BL、/BL、DLはそれぞれワ
ード線3、セルプレート4、リファレンスワード線1
1、リファレンスセルプレート12、ビット線5、ビッ
ト線7、データ線17の電位であり、φb、φs、φtは
それぞれプリチャージトランジスタ13と14、差動増
幅器16、トランスファゲート19の制御信号のレベル
である。この装置でのデータの読み出し動作について、
図16と図17を用いて説明する。
みだし動作のタイミングを示したものである。WL、C
P、RWL、RCP、BL、/BL、DLはそれぞれワ
ード線3、セルプレート4、リファレンスワード線1
1、リファレンスセルプレート12、ビット線5、ビッ
ト線7、データ線17の電位であり、φb、φs、φtは
それぞれプリチャージトランジスタ13と14、差動増
幅器16、トランスファゲート19の制御信号のレベル
である。この装置でのデータの読み出し動作について、
図16と図17を用いて説明する。
【0011】初期状態として図16の各ノードは全てグ
ランド電位にあり、リファレンスキャパシタ9にはデー
タ0が書き込まれているとする。まず、ワード線3とリ
ファレンスワード線11の電位を上げてアクセストラン
ジスター2と10をオンさせ、セルプレート4とリファ
レンスセルプレート12の電位を上げる。すると、ビッ
ト線5にはメモリーセルキャパシタ1の自発分極の向き
によって異なる電位が、ビット線7にはデータ1とデー
タ0を読み出した時の電位の間にある一定の電位があら
われる。次に制御信号φs をイネーブルにして差動増幅
器16を活性化させ、ビット線7の電位をリファレンス
として、ビット線5の電位を増幅する。増幅が終わった
後に制御信号φtをイネーブルにしてトランスファーゲ
ート19をオンさせ、ビット線5の電位をデータ線17
へ送る。データの出力はここで完了するが、メモリーセ
ルキャパシタ1のデータを破壊しているので続いて再書
き込みの動作を行う。セルプレート4の電位をしばらく
Hi状態に保った後、電位を下げてLow状態をしばら
く保つ。この間にビット線の電位によって強誘電体キャ
パシタ1に読みだし前と同じ向きの分極が書き込まれ
る。次に制御信号φbをイネーブルにしてビット線5の
電位をグランドレベルにすることで強誘電体キャパシタ
から電荷を抜いた後にワード線3の電位を下げてアクセ
ストランジスタ2をオフにする。このときリファレンス
セルプレート12の電位はHi状態を保ち、ビット線7
のグランド電位との電位差でリファレンスキャパシタ9
に分極を書き込む。書き込みが終了したら、リファレン
スセルプレート12の電位を下げてリファレンスワード
線11の電位を下げ、アクセストランジスタ10をオフ
にする。以上がこの装置での読み出し動作である。
ランド電位にあり、リファレンスキャパシタ9にはデー
タ0が書き込まれているとする。まず、ワード線3とリ
ファレンスワード線11の電位を上げてアクセストラン
ジスター2と10をオンさせ、セルプレート4とリファ
レンスセルプレート12の電位を上げる。すると、ビッ
ト線5にはメモリーセルキャパシタ1の自発分極の向き
によって異なる電位が、ビット線7にはデータ1とデー
タ0を読み出した時の電位の間にある一定の電位があら
われる。次に制御信号φs をイネーブルにして差動増幅
器16を活性化させ、ビット線7の電位をリファレンス
として、ビット線5の電位を増幅する。増幅が終わった
後に制御信号φtをイネーブルにしてトランスファーゲ
ート19をオンさせ、ビット線5の電位をデータ線17
へ送る。データの出力はここで完了するが、メモリーセ
ルキャパシタ1のデータを破壊しているので続いて再書
き込みの動作を行う。セルプレート4の電位をしばらく
Hi状態に保った後、電位を下げてLow状態をしばら
く保つ。この間にビット線の電位によって強誘電体キャ
パシタ1に読みだし前と同じ向きの分極が書き込まれ
る。次に制御信号φbをイネーブルにしてビット線5の
電位をグランドレベルにすることで強誘電体キャパシタ
から電荷を抜いた後にワード線3の電位を下げてアクセ
ストランジスタ2をオフにする。このときリファレンス
セルプレート12の電位はHi状態を保ち、ビット線7
のグランド電位との電位差でリファレンスキャパシタ9
に分極を書き込む。書き込みが終了したら、リファレン
スセルプレート12の電位を下げてリファレンスワード
線11の電位を下げ、アクセストランジスタ10をオフ
にする。以上がこの装置での読み出し動作である。
【0012】図18は図16の装置でのデータ書き込み
動作のタイミング示したものである。WL、CP、RW
L、RCP、BL、/BL、DLはそれぞれワード線
3、セルプレート4、リファレンスワード線11、リフ
ァレンスセルプレート12、ビット線5、ビット線7、
データ線17の電位であり、φb、φs、φtはそれぞれ
プリチャージトランジスタ13と14、差動増幅器1
6、トランスファゲート19の制御信号のレベルであ
る。この装置でのデータの書き込み動作について、図1
6と図18を用いて説明する。
動作のタイミング示したものである。WL、CP、RW
L、RCP、BL、/BL、DLはそれぞれワード線
3、セルプレート4、リファレンスワード線11、リフ
ァレンスセルプレート12、ビット線5、ビット線7、
データ線17の電位であり、φb、φs、φtはそれぞれ
プリチャージトランジスタ13と14、差動増幅器1
6、トランスファゲート19の制御信号のレベルであ
る。この装置でのデータの書き込み動作について、図1
6と図18を用いて説明する。
【0013】初期状態として図16の各ノードは全てグ
ランド電位にあるとする。外部からのデータによってデ
ータ線17の電位が確定してから制御信号φtをイネー
ブルにしてトランスファゲート19をオンにして、ビッ
ト線5の電位をデータ線17と同じにする。制御信号φ
sをイネーブルにして差動増幅器16を活性化してデー
タをラッチしてからセルプレート4の電位を上げワード
線3の電位を上げアクセストランジスタ2をオンにす
る。しばらくその状態を保った後、セルプレート4の電
位を下げ、強誘電体キャパシタ1にデータを書き込む。
制御信号φsをディスイネーブルにして差動増幅器16
を不活性状態にして、制御信号φbをイネーブルにして
ビット線5の電位をグランドレベルにして強誘電体キャ
パシタ1から電荷を抜いた後にワード線3を下げアクセ
ストランジスタ2をオフにする。以上がこの装置での書
き込み動作である。
ランド電位にあるとする。外部からのデータによってデ
ータ線17の電位が確定してから制御信号φtをイネー
ブルにしてトランスファゲート19をオンにして、ビッ
ト線5の電位をデータ線17と同じにする。制御信号φ
sをイネーブルにして差動増幅器16を活性化してデー
タをラッチしてからセルプレート4の電位を上げワード
線3の電位を上げアクセストランジスタ2をオンにす
る。しばらくその状態を保った後、セルプレート4の電
位を下げ、強誘電体キャパシタ1にデータを書き込む。
制御信号φsをディスイネーブルにして差動増幅器16
を不活性状態にして、制御信号φbをイネーブルにして
ビット線5の電位をグランドレベルにして強誘電体キャ
パシタ1から電荷を抜いた後にワード線3を下げアクセ
ストランジスタ2をオフにする。以上がこの装置での書
き込み動作である。
【0014】以上の様な不揮発性を保ちながら読みだし
・書き込み動作させると、どうしても分極反転が発生
し、その反転した回数が一定以上になると強誘電体キャ
パシタ1の強誘電体膜が劣化してデータを保持できなく
なる不具合が発生した。その様子を図19に示す。詳し
い説明は図14(a)と同様なので説明は省略する。分
極を反転させる毎に強誘電体キャパシタの状態はB点か
らC点→D点→A点と移動し再びB点へ戻ってくる。こ
れを繰り返し行うと、初期状態では実線にあった強誘電
体キャパシタのヒステリシス曲線が、図19の破線の様
にA→B′→E′→C→F′→D′を経由する細長い形
状に変化して、その結果B′点の状態にある強誘電体キ
ャパシタ1からデータを読みだしたときにビット線5に
発生する、状態変化したE′点での電位V1 と、D′点
の状態にある強誘電体キャパシタ1からデータを読みだ
したときにビット線5に発生する、状態変化したF′点
での電位V0 との差が減少し、動作限界以下までその差
が縮小した場合、データを正しく読み出せなくなる。
・書き込み動作させると、どうしても分極反転が発生
し、その反転した回数が一定以上になると強誘電体キャ
パシタ1の強誘電体膜が劣化してデータを保持できなく
なる不具合が発生した。その様子を図19に示す。詳し
い説明は図14(a)と同様なので説明は省略する。分
極を反転させる毎に強誘電体キャパシタの状態はB点か
らC点→D点→A点と移動し再びB点へ戻ってくる。こ
れを繰り返し行うと、初期状態では実線にあった強誘電
体キャパシタのヒステリシス曲線が、図19の破線の様
にA→B′→E′→C→F′→D′を経由する細長い形
状に変化して、その結果B′点の状態にある強誘電体キ
ャパシタ1からデータを読みだしたときにビット線5に
発生する、状態変化したE′点での電位V1 と、D′点
の状態にある強誘電体キャパシタ1からデータを読みだ
したときにビット線5に発生する、状態変化したF′点
での電位V0 との差が減少し、動作限界以下までその差
が縮小した場合、データを正しく読み出せなくなる。
【0015】その様な問題を回避するため電源が供給さ
れている間は分極反転を伴わない動作方法で読みだし・
書き込みを行い、電源が遮断する前に上記の不揮発性モ
ードに切り換えて動作させる方法が考案された。その分
極反転を伴わない動作モードをDRAMモードと呼ぶこ
ととする。このDRAMモードではデータを記憶する要
素は分極でなくメモリーセルのキャパシタに蓄えられる
電圧である。図16の回路と図20、図21で示される
DRAMモードの動作方法においては、メモリーセルキ
ャパシタ1に図14で示した正の方向に電圧がある場合
をデータ1、電圧が無い(0V)場合をデータ0に対応
させている。このDRAMモードではDRAMと同様に
データをメモリーセルキャパシタに保持されている電圧
によって記憶するためリフレッシュ動作が必要で、電源
の供給が途絶えればデータは消滅する。その動作方法を
図20と図21に示す。
れている間は分極反転を伴わない動作方法で読みだし・
書き込みを行い、電源が遮断する前に上記の不揮発性モ
ードに切り換えて動作させる方法が考案された。その分
極反転を伴わない動作モードをDRAMモードと呼ぶこ
ととする。このDRAMモードではデータを記憶する要
素は分極でなくメモリーセルのキャパシタに蓄えられる
電圧である。図16の回路と図20、図21で示される
DRAMモードの動作方法においては、メモリーセルキ
ャパシタ1に図14で示した正の方向に電圧がある場合
をデータ1、電圧が無い(0V)場合をデータ0に対応
させている。このDRAMモードではDRAMと同様に
データをメモリーセルキャパシタに保持されている電圧
によって記憶するためリフレッシュ動作が必要で、電源
の供給が途絶えればデータは消滅する。その動作方法を
図20と図21に示す。
【0016】図20は図16の装置のDRAMモードで
のデータ読みだし動作のタイミング示したものである。
各信号は図17と同じ意味なので説明は省略する。図1
7の不揮発性モードと異なる点はセルプレート4とリフ
ァレンスセルプレート12を常にLow状態に保つ点
と、データを読みだした後ビット線5をグランド電位に
プリチャージする前にワード線3を下げている点であ
る。また前提条件として、図16のリファレンスキャパ
シタ9の形状を、分極によってデータを記憶する不揮発
性モードと、電圧によってデータを記憶するDRAMモ
ードの両方において、メモリーセルキャパシタ1からデ
ータ1を読みだした場合のビット線5の電位と、メモリ
ーセルキャパシタ1からデータ0を読みだした場合のビ
ット線5の電位の中間の電位をビット線7に発生させる
ように調整してあり、リファレンスキャパシタ9へビッ
ト線7を通してデータを書き込むサイクルが別途にある
こととする。
のデータ読みだし動作のタイミング示したものである。
各信号は図17と同じ意味なので説明は省略する。図1
7の不揮発性モードと異なる点はセルプレート4とリフ
ァレンスセルプレート12を常にLow状態に保つ点
と、データを読みだした後ビット線5をグランド電位に
プリチャージする前にワード線3を下げている点であ
る。また前提条件として、図16のリファレンスキャパ
シタ9の形状を、分極によってデータを記憶する不揮発
性モードと、電圧によってデータを記憶するDRAMモ
ードの両方において、メモリーセルキャパシタ1からデ
ータ1を読みだした場合のビット線5の電位と、メモリ
ーセルキャパシタ1からデータ0を読みだした場合のビ
ット線5の電位の中間の電位をビット線7に発生させる
ように調整してあり、リファレンスキャパシタ9へビッ
ト線7を通してデータを書き込むサイクルが別途にある
こととする。
【0017】図21は図16の装置のDRAMモードで
のデータ書き込み動作のタイミング示したものである。
各信号は図18と同じ意味なので説明は省略する。図1
8の不揮発性モードと異なる点はセルプレート4を常に
Low状態に保つ点と、データを書き込んだ後ビット線
5をグランド電位にプリチャージする前にワード線3を
下げている点である。
のデータ書き込み動作のタイミング示したものである。
各信号は図18と同じ意味なので説明は省略する。図1
8の不揮発性モードと異なる点はセルプレート4を常に
Low状態に保つ点と、データを書き込んだ後ビット線
5をグランド電位にプリチャージする前にワード線3を
下げている点である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置では、DR
AMモードから不揮発性モードに切り替えるためには、
一度メモリーセルから電圧によって記憶されていたデー
タを読み出した後、セルプレートを駆動して分極によっ
てデータを記憶し直す必要があった。そのため、突然の
電源遮断には対応することができず、また電源を立ち下
げる前にDRAMモードから不揮発性モードへ切り替え
るコマンドや待ち時間が必要であった。さらに大きな問
題として、DRAMモードでFeRAMを動作させれ
ば、動作中は常に強誘電体キャパシタに電圧が印加され
ているため、TDDB特性が不十分な場合、強誘電体キ
ャパシタのリーク電流が増加したり、インプリント現象
によって強誘電体のヒステリシス特性に偏りが生じ、不
揮発性データを保持するリテンション特性が劣化するな
どの、強誘電体キャパシタの特性劣化の問題が発生し
た。
AMモードから不揮発性モードに切り替えるためには、
一度メモリーセルから電圧によって記憶されていたデー
タを読み出した後、セルプレートを駆動して分極によっ
てデータを記憶し直す必要があった。そのため、突然の
電源遮断には対応することができず、また電源を立ち下
げる前にDRAMモードから不揮発性モードへ切り替え
るコマンドや待ち時間が必要であった。さらに大きな問
題として、DRAMモードでFeRAMを動作させれ
ば、動作中は常に強誘電体キャパシタに電圧が印加され
ているため、TDDB特性が不十分な場合、強誘電体キ
ャパシタのリーク電流が増加したり、インプリント現象
によって強誘電体のヒステリシス特性に偏りが生じ、不
揮発性データを保持するリテンション特性が劣化するな
どの、強誘電体キャパシタの特性劣化の問題が発生し
た。
【0019】したがって、この発明の目的は、モードを
切り換えに特別な操作を必要とせず、突然の電源遮断に
対してもデータを消失することがなく使い勝手が良く、
また動作の安定性を増し、電圧印加による強誘電体キャ
パシタのリーク電流の増加や、インプリントによる特性
劣化を防止して信頼性を向上することができるデータ記
憶装置を提供することである。
切り換えに特別な操作を必要とせず、突然の電源遮断に
対してもデータを消失することがなく使い勝手が良く、
また動作の安定性を増し、電圧印加による強誘電体キャ
パシタのリーク電流の増加や、インプリントによる特性
劣化を防止して信頼性を向上することができるデータ記
憶装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】それらの課題を解決する
ため本発明のデータ記憶装置は、DRAMモードで使用
するキャパシタと不揮発性モードで使用するキャパシタ
を別々に用意し、それらをスイッチ素子で接続すること
によって、電源遮断時にDRAMモード用キャパシタの
電圧で不揮発性モード用キャパシタの分極を書き換える
方式を有する。
ため本発明のデータ記憶装置は、DRAMモードで使用
するキャパシタと不揮発性モードで使用するキャパシタ
を別々に用意し、それらをスイッチ素子で接続すること
によって、電源遮断時にDRAMモード用キャパシタの
電圧で不揮発性モード用キャパシタの分極を書き換える
方式を有する。
【0021】請求項1記載のデータ記憶装置は、容量絶
縁膜に強誘電体を用いた第1の強誘電体キャパシタと、
容量絶縁膜に常誘電体もしくは高誘電体を用いた第2の
キャパシタと、第1の信号線と、前記第1の強誘電体キ
ャパシタの一方のノードと前記第2のキャパシタの一方
のノードとを接続するスイッチ機能を有する第1の接続
手段と、前記第2のキャパシタの前記第1の接続手段と
接続されているノードと前記第1の信号線とを接続する
スイッチ機能を有す第2の接続手段とを備えたものであ
る。
縁膜に強誘電体を用いた第1の強誘電体キャパシタと、
容量絶縁膜に常誘電体もしくは高誘電体を用いた第2の
キャパシタと、第1の信号線と、前記第1の強誘電体キ
ャパシタの一方のノードと前記第2のキャパシタの一方
のノードとを接続するスイッチ機能を有する第1の接続
手段と、前記第2のキャパシタの前記第1の接続手段と
接続されているノードと前記第1の信号線とを接続する
スイッチ機能を有す第2の接続手段とを備えたものであ
る。
【0022】請求項1記載のデータ記憶装置によれば、
DRAMモードと不揮発性モードの2つを切り換えて使
用する強誘電体メモリー装置において、モードを切り換
えに特別な操作を必要としない、突然の電源遮断に対し
てもデータを消失することのない使い勝手の良いメモリ
ーデバイスの実現が可能である。また、2つの動作モー
ド毎に最適な特性をもつキャパシタを使用することで動
作の安定性を増し、電圧印加による強誘電体キャパシタ
のリーク電流の増加やインプリントによる特性劣化を防
止して信頼性を向上させている。
DRAMモードと不揮発性モードの2つを切り換えて使
用する強誘電体メモリー装置において、モードを切り換
えに特別な操作を必要としない、突然の電源遮断に対し
てもデータを消失することのない使い勝手の良いメモリ
ーデバイスの実現が可能である。また、2つの動作モー
ド毎に最適な特性をもつキャパシタを使用することで動
作の安定性を増し、電圧印加による強誘電体キャパシタ
のリーク電流の増加やインプリントによる特性劣化を防
止して信頼性を向上させている。
【0023】請求項2記載のデータ記憶装置は、容量絶
縁膜に強誘電体を用いた第1の強誘電体キャパシタと、
容量絶縁膜に強誘電体を用いた第2の強誘電体キャパシ
タと、第1の信号線と、前記第1の強誘電体キャパシタ
の一方のノードと前記第2の強誘電体キャパシタの一方
のノードとを接続するスイッチ機能を有する第1の接続
手段と、前記第2の強誘電体キャパシタの前記第1の接
続手段と接続されているノードと前記第1の信号線とを
接続するスイッチ機能を有す第2の接続手段とを備えた
ものである。
縁膜に強誘電体を用いた第1の強誘電体キャパシタと、
容量絶縁膜に強誘電体を用いた第2の強誘電体キャパシ
タと、第1の信号線と、前記第1の強誘電体キャパシタ
の一方のノードと前記第2の強誘電体キャパシタの一方
のノードとを接続するスイッチ機能を有する第1の接続
手段と、前記第2の強誘電体キャパシタの前記第1の接
続手段と接続されているノードと前記第1の信号線とを
接続するスイッチ機能を有す第2の接続手段とを備えた
ものである。
【0024】請求項2記載のデータ記憶装置によれば、
請求項1と同様な効果がある。
請求項1と同様な効果がある。
【0025】請求項3記載のデータ記憶装置は、請求項
1または請求項2において、容量絶縁膜に強誘電体を用
いた第3の強誘電体キャパシタと、第2の信号線と、前
記第3の強誘電体キャパシタの一方のノードと前記第2
の信号線とを接続するスイッチ機能を有する第3の接続
手段と、前記第1の信号線と前記第2の信号線を入力と
する第1の差動増幅器を有するものである。
1または請求項2において、容量絶縁膜に強誘電体を用
いた第3の強誘電体キャパシタと、第2の信号線と、前
記第3の強誘電体キャパシタの一方のノードと前記第2
の信号線とを接続するスイッチ機能を有する第3の接続
手段と、前記第1の信号線と前記第2の信号線を入力と
する第1の差動増幅器を有するものである。
【0026】請求項3記載のデータ記憶装置によれば、
請求項1または請求項2と同様な効果がある。
請求項1または請求項2と同様な効果がある。
【0027】請求項4記載のデータ記憶装置は、請求項
3において、容量絶縁膜に常誘電体もしくは高誘電体を
用いた第4のキャパシタと、前記第4のキャパシタの一
方のノードと前記第2の信号線とを接続するスイッチ機
能を有する第4の接続手段を有するものである。
3において、容量絶縁膜に常誘電体もしくは高誘電体を
用いた第4のキャパシタと、前記第4のキャパシタの一
方のノードと前記第2の信号線とを接続するスイッチ機
能を有する第4の接続手段を有するものである。
【0028】請求項4記載のデータ記憶装置によれば、
請求項3と同様な効果がある。
請求項3と同様な効果がある。
【0029】請求項5記載のデータ記憶装置は、請求項
3において、容量絶縁膜に強誘電体を用いた第4の強誘
電体キャパシタと、前記第4の強誘電体キャパシタの一
方のノードと前記第2の信号線とを接続するスイッチ機
能を有する第4の接続手段を有するものである。
3において、容量絶縁膜に強誘電体を用いた第4の強誘
電体キャパシタと、前記第4の強誘電体キャパシタの一
方のノードと前記第2の信号線とを接続するスイッチ機
能を有する第4の接続手段を有するものである。
【0030】請求項5記載のデータ記憶装置によれば、
請求項3と同様な効果がある。
請求項3と同様な効果がある。
【0031】請求項6記載のデータ記憶装置は、請求項
3において、第1の差動増幅器を駆動する電源のLow
電位とHi電位の中間電位を供給する第1の電源と、前
記第1の信号線と前記第1の電源を接続するスイッチ機
能を有する第4の接続手段と、前記第2の信号線と前記
第1の電源を接続するスイッチ機能を有する第5の接続
手段を有するものである。
3において、第1の差動増幅器を駆動する電源のLow
電位とHi電位の中間電位を供給する第1の電源と、前
記第1の信号線と前記第1の電源を接続するスイッチ機
能を有する第4の接続手段と、前記第2の信号線と前記
第1の電源を接続するスイッチ機能を有する第5の接続
手段を有するものである。
【0032】請求項6記載のデータ記憶装置によれば、
請求項3と同様な効果がある。
請求項3と同様な効果がある。
【0033】請求項7記載のデータ記憶装置は、請求項
1において、容量絶縁膜に強誘電体を用いた第3の強誘
電体キャパシタと、容量絶縁膜に常誘電体もしくは高誘
電体を用いた第4のキャパシタと、第2の信号線と、前
記第3の強誘電体キャパシタの一方のノードと前記第4
のキャパシタの一方のノードとを接続するスイッチ機能
を有する第3の接続手段と、前記第4のキャパシタの前
記第3の接続手段と接続されているノードと前記第2の
信号線とを接続するスイッチ機能を有する第4の接続手
段と、第1の信号線と前記第2の信号線を入力とする第
1の差動増幅器を有するものである。
1において、容量絶縁膜に強誘電体を用いた第3の強誘
電体キャパシタと、容量絶縁膜に常誘電体もしくは高誘
電体を用いた第4のキャパシタと、第2の信号線と、前
記第3の強誘電体キャパシタの一方のノードと前記第4
のキャパシタの一方のノードとを接続するスイッチ機能
を有する第3の接続手段と、前記第4のキャパシタの前
記第3の接続手段と接続されているノードと前記第2の
信号線とを接続するスイッチ機能を有する第4の接続手
段と、第1の信号線と前記第2の信号線を入力とする第
1の差動増幅器を有するものである。
【0034】請求項7記載のデータ記憶装置によれば、
請求項1と同様な効果がある。
請求項1と同様な効果がある。
【0035】請求項8記載のデータ記憶装置は、請求項
2において、容量絶縁膜に強誘電体を用いた第3の強誘
電体キャパシタと、容量絶縁膜に強誘電体を用いた第4
の強誘電体キャパシタと、第2の信号線と、前記第3の
強誘電体キャパシタの一方のノードと前記第4の強誘電
体キャパシタの一方のノードとを接続するスイッチ機能
を有する第3の接続手段と、前記第4の強誘電体キャパ
シタの前記第3の接続手段と接続されているノードと前
記第2の信号線とを接続するスイッチ機能を有する第4
の接続手段と、前記第1の信号線と前記第2の信号線を
入力とする第1の差動増幅器を有するものである。
2において、容量絶縁膜に強誘電体を用いた第3の強誘
電体キャパシタと、容量絶縁膜に強誘電体を用いた第4
の強誘電体キャパシタと、第2の信号線と、前記第3の
強誘電体キャパシタの一方のノードと前記第4の強誘電
体キャパシタの一方のノードとを接続するスイッチ機能
を有する第3の接続手段と、前記第4の強誘電体キャパ
シタの前記第3の接続手段と接続されているノードと前
記第2の信号線とを接続するスイッチ機能を有する第4
の接続手段と、前記第1の信号線と前記第2の信号線を
入力とする第1の差動増幅器を有するものである。
【0036】請求項8記載のデータ記憶装置によれば、
請求項2と同様な効果がある。
請求項2と同様な効果がある。
【0037】請求項9記載のデータ記憶装置は、請求項
2において、第1の強誘電体キャパシタとして、一方の
電極が中心部とその周辺部に電気的に隔てられている平
面型強誘電体キャパシタの中心部を使用し、第2の強誘
電体キャパシタとして、前記平面型強誘電体キャパシタ
の周辺部を使用するものである。
2において、第1の強誘電体キャパシタとして、一方の
電極が中心部とその周辺部に電気的に隔てられている平
面型強誘電体キャパシタの中心部を使用し、第2の強誘
電体キャパシタとして、前記平面型強誘電体キャパシタ
の周辺部を使用するものである。
【0038】請求項9記載のデータ記憶装置によれば、
請求項2と同様な効果のほか、メモリーセルの面積を縮
小することができる。
請求項2と同様な効果のほか、メモリーセルの面積を縮
小することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】図1(a)は本発明の第1の実施
の形態におけるメモリーセル構造を示した図である。2
1は不揮発性データを記憶する強誘電体キャパシタ、2
2はNMOSトランジスター、23はNMOSトランジ
スター22のオン・オフを制御する不揮発性ワード線、
24は容量絶縁膜に常誘電体を用いた常誘電体キャパシ
タである。その他、図16と同じ番号を付してある構成
要素は基本的に図16と同じものなので説明は省略す
る。このメモリーセルは、(1)データの記憶に使用す
るキャパシタをDRAMモード用と不揮発性モード用に
別々に用意している、(2)DRAMモードで使用する
キャパシタに蓄えられる電荷や電圧によって、不揮発性
モードで使用するキャパシタにデータ書き込みを行う、
(3)2つのキャパシタの一方のノード間にスイッチ機
能を有する素子を設けてあり、DRAMモードでの動作
中に不揮発性モード用キャパシタに電圧は印加されな
い、ことを特徴とし、電源の供給状態によって主に以下
の3通りの動作モードを持つ。 (1)電源供給中のDRAMモードでの動作では、耐圧
やTDDB特性の優れた常誘電体キャパシタ24を用
い、そのキャパシタの極板間の電圧にデータを対応させ
て記憶する。このときの状態を図1(b)に示す。不揮
発性ワード線23の電位はLowレベルに保たれ、NM
OSトランジスタ22はオフ状態を保つ。そのため、ワ
ード線3が選択されてNMOSトランジスタ2がオン状
態になった場合でもビット線5を通して電圧が印加され
るのは常誘電体キャパシタ24のみで強誘電体キャパシ
タ21には電圧が印加されない。 (2)電源供給中の不揮発性モードでの動作では、リテ
ンション特性の優れた強誘電体キャパシタ21を用い
て、その自発分極の向きにデータを対応させて記憶す
る。このときの状態を図1(c)に示す。不揮発性ワー
ド線23の電位はHiレベルに保たれ、NMOSトラン
ジスタ22はオン状態を保つ。そのため、ワード線3が
選択されてNMOSトランジスタ2がオン状態になった
場合、強誘電体キャパシタ21に電圧が印加され、分極
の反転が可能となる。 (3)電源が遮断されるときのセーブモードでは、常誘
電体キャパシタ24に記憶されているデータを強誘電体
キャパシタ21に転記する。このときの状態を図1
(d)に示す。ワード線3の電位をLowレベルに保ち
NMOSトランジスタ2をオフ状態にしてから、不揮発
性ワード線23をHiレベルにしてNMOSトランジス
タ22をオン状態にすれば、常誘電体キャパシタ24の
電圧Vが強誘電体キャパシタ21に印加され、その電圧
Vによって強誘電体キャパシタ21の分極の反転が発生
し、電圧によって記憶されていたデータが分極によって
記憶される。
の形態におけるメモリーセル構造を示した図である。2
1は不揮発性データを記憶する強誘電体キャパシタ、2
2はNMOSトランジスター、23はNMOSトランジ
スター22のオン・オフを制御する不揮発性ワード線、
24は容量絶縁膜に常誘電体を用いた常誘電体キャパシ
タである。その他、図16と同じ番号を付してある構成
要素は基本的に図16と同じものなので説明は省略す
る。このメモリーセルは、(1)データの記憶に使用す
るキャパシタをDRAMモード用と不揮発性モード用に
別々に用意している、(2)DRAMモードで使用する
キャパシタに蓄えられる電荷や電圧によって、不揮発性
モードで使用するキャパシタにデータ書き込みを行う、
(3)2つのキャパシタの一方のノード間にスイッチ機
能を有する素子を設けてあり、DRAMモードでの動作
中に不揮発性モード用キャパシタに電圧は印加されな
い、ことを特徴とし、電源の供給状態によって主に以下
の3通りの動作モードを持つ。 (1)電源供給中のDRAMモードでの動作では、耐圧
やTDDB特性の優れた常誘電体キャパシタ24を用
い、そのキャパシタの極板間の電圧にデータを対応させ
て記憶する。このときの状態を図1(b)に示す。不揮
発性ワード線23の電位はLowレベルに保たれ、NM
OSトランジスタ22はオフ状態を保つ。そのため、ワ
ード線3が選択されてNMOSトランジスタ2がオン状
態になった場合でもビット線5を通して電圧が印加され
るのは常誘電体キャパシタ24のみで強誘電体キャパシ
タ21には電圧が印加されない。 (2)電源供給中の不揮発性モードでの動作では、リテ
ンション特性の優れた強誘電体キャパシタ21を用い
て、その自発分極の向きにデータを対応させて記憶す
る。このときの状態を図1(c)に示す。不揮発性ワー
ド線23の電位はHiレベルに保たれ、NMOSトラン
ジスタ22はオン状態を保つ。そのため、ワード線3が
選択されてNMOSトランジスタ2がオン状態になった
場合、強誘電体キャパシタ21に電圧が印加され、分極
の反転が可能となる。 (3)電源が遮断されるときのセーブモードでは、常誘
電体キャパシタ24に記憶されているデータを強誘電体
キャパシタ21に転記する。このときの状態を図1
(d)に示す。ワード線3の電位をLowレベルに保ち
NMOSトランジスタ2をオフ状態にしてから、不揮発
性ワード線23をHiレベルにしてNMOSトランジス
タ22をオン状態にすれば、常誘電体キャパシタ24の
電圧Vが強誘電体キャパシタ21に印加され、その電圧
Vによって強誘電体キャパシタ21の分極の反転が発生
し、電圧によって記憶されていたデータが分極によって
記憶される。
【0040】以上の動作モードを組み合わせることによ
り、電源供給時と電源遮断時の2つの状態において最適
な特性をもつキャパシタを使用し、突然の電源遮断に対
してもデータを消失することのないメモリーデバイスの
実現が可能である。また、電圧印加による強誘電体キャ
パシタのリーク電流の増加やインプリントによる特性劣
化を防止して信頼性を向上させている。
り、電源供給時と電源遮断時の2つの状態において最適
な特性をもつキャパシタを使用し、突然の電源遮断に対
してもデータを消失することのないメモリーデバイスの
実現が可能である。また、電圧印加による強誘電体キャ
パシタのリーク電流の増加やインプリントによる特性劣
化を防止して信頼性を向上させている。
【0041】なお、図1(a)においてNMOSトラン
ジスタ2および22を用いているが、この構成要素はス
イッチ機能も持つ素子であればNMOSトランジスタ以
外のものでも問題はない。また、図1(b)と図1
(c)において記載されているNMOSトランジスタ2
および22の状態は、本発明のメモリーセルを用いた動
作の一例であって、その他の動作方法を用いても問題は
ない。
ジスタ2および22を用いているが、この構成要素はス
イッチ機能も持つ素子であればNMOSトランジスタ以
外のものでも問題はない。また、図1(b)と図1
(c)において記載されているNMOSトランジスタ2
および22の状態は、本発明のメモリーセルを用いた動
作の一例であって、その他の動作方法を用いても問題は
ない。
【0042】図2は図1で説明した本発明のメモリーセ
ルを用いてデータを記憶する第1の実施の形態の1Tr
−1C(1-Transistor 1-Capacitance) 型半導体メモリ
ー装置である。図16および図1と同じ番号を付してあ
る構成要素は図16もしくは図1と同じものなので説明
は省略する。以下にその動作方法について、電源供給
中、電源遮断時、電源投入時の順で説明する。
ルを用いてデータを記憶する第1の実施の形態の1Tr
−1C(1-Transistor 1-Capacitance) 型半導体メモリ
ー装置である。図16および図1と同じ番号を付してあ
る構成要素は図16もしくは図1と同じものなので説明
は省略する。以下にその動作方法について、電源供給
中、電源遮断時、電源投入時の順で説明する。
【0043】:図2の回路において電源が供給されて
いる間のDRAMモードの動作は、不揮発性ワード線2
3の電位NVWLが常にLowに保たれ、NMOSトラ
ンジスタ22がオフ状態を保つ以外、図20と図21で
示す図16の従来の回路での読み出し・書き込み動作と
変わらない。ただし前提条件として、図2のリファレン
スキャパシタ9の形状を、分極によってデータを記憶す
る不揮発性モードにおいて、メモリーセルキャパシタ2
1からデータ1を読みだした場合のビット線5の電位と
メモリーセルキャパシタ21からデータ0を読みだした
場合のビット線5の電位の中間の電位を発生させ、かつ
電圧によってデータを記憶するDRAMモードにおいて
も、メモリーセルキャパシタ24からデータ1を読みだ
した場合のビット線5の電位とメモリーセルキャパシタ
24からデータ0を読みだした場合のビット線5の電位
の中間の電位をビット線7に発生させるように調整して
あるとする。また、リファレンスキャパシタ9へはビッ
ト線7を通してデータを書き込むサイクルが別途にある
こととする。このときにリファレンスキャパシタ9へ書
き込まれるデータは、図14と図15で用いた電圧の向
きとデータの種類の関係にならって説明すると、DRA
Mモード時に正の向きに電圧がかけられてデータ1が書
き込まれ、電源が遮断されて不揮発性モードに移行した
とき、DRAMモード時に発生していた分極によってそ
のままデータ1が書き込まれていることになる。
いる間のDRAMモードの動作は、不揮発性ワード線2
3の電位NVWLが常にLowに保たれ、NMOSトラ
ンジスタ22がオフ状態を保つ以外、図20と図21で
示す図16の従来の回路での読み出し・書き込み動作と
変わらない。ただし前提条件として、図2のリファレン
スキャパシタ9の形状を、分極によってデータを記憶す
る不揮発性モードにおいて、メモリーセルキャパシタ2
1からデータ1を読みだした場合のビット線5の電位と
メモリーセルキャパシタ21からデータ0を読みだした
場合のビット線5の電位の中間の電位を発生させ、かつ
電圧によってデータを記憶するDRAMモードにおいて
も、メモリーセルキャパシタ24からデータ1を読みだ
した場合のビット線5の電位とメモリーセルキャパシタ
24からデータ0を読みだした場合のビット線5の電位
の中間の電位をビット線7に発生させるように調整して
あるとする。また、リファレンスキャパシタ9へはビッ
ト線7を通してデータを書き込むサイクルが別途にある
こととする。このときにリファレンスキャパシタ9へ書
き込まれるデータは、図14と図15で用いた電圧の向
きとデータの種類の関係にならって説明すると、DRA
Mモード時に正の向きに電圧がかけられてデータ1が書
き込まれ、電源が遮断されて不揮発性モードに移行した
とき、DRAMモード時に発生していた分極によってそ
のままデータ1が書き込まれていることになる。
【0044】:電源が遮断されるときの動作は、いた
って簡単である。まずデバイスが動作中の場合はその動
作を完了させる。書き込みサイクル・読み出しサイクル
とも数μs以内で完了するので、電源が切れる瞬間の残
留電源によってデバイスを動作させることは容易であ
る。また、読み出しサイクル中の場合はリファレンスセ
ルへの書き込みも行う。つぎに、不揮発性ワード線23
の電位を上げてNMOSトランジスタ22をオンにす
る。こうすることで常誘電体キャパシタ24の電圧によ
って強誘電体キャパシタ21にデータの書き込みが行わ
れ、DRAMモードから不揮発性モードへ移行するとき
にデータを記憶する要素を電圧から分極に変換すること
が完了する。すべてのメモリーセルで一斉に行うことが
できるので、従来の様に一度DRAMモードでデータを
読み出して不揮発性モードでデータを再書き込みする動
作を全てのメモリーセルに順次行う必要が無く、DRA
Mモードから不揮発性モードへの移行は瞬時に完了す
る。そのため、電圧検知回路などで電源をモニターして
おけば、その検知回路からの制御信号によって電源が立
ち下がる瞬間に動作モードを自動的に切り換えることが
可能となり、電源切断時にモード切り換え処理をする必
要がなくなり使い勝手が向上する。また、電源を突発的
な遮断にも対応することができ、システムの信頼性が向
上する。
って簡単である。まずデバイスが動作中の場合はその動
作を完了させる。書き込みサイクル・読み出しサイクル
とも数μs以内で完了するので、電源が切れる瞬間の残
留電源によってデバイスを動作させることは容易であ
る。また、読み出しサイクル中の場合はリファレンスセ
ルへの書き込みも行う。つぎに、不揮発性ワード線23
の電位を上げてNMOSトランジスタ22をオンにす
る。こうすることで常誘電体キャパシタ24の電圧によ
って強誘電体キャパシタ21にデータの書き込みが行わ
れ、DRAMモードから不揮発性モードへ移行するとき
にデータを記憶する要素を電圧から分極に変換すること
が完了する。すべてのメモリーセルで一斉に行うことが
できるので、従来の様に一度DRAMモードでデータを
読み出して不揮発性モードでデータを再書き込みする動
作を全てのメモリーセルに順次行う必要が無く、DRA
Mモードから不揮発性モードへの移行は瞬時に完了す
る。そのため、電圧検知回路などで電源をモニターして
おけば、その検知回路からの制御信号によって電源が立
ち下がる瞬間に動作モードを自動的に切り換えることが
可能となり、電源切断時にモード切り換え処理をする必
要がなくなり使い勝手が向上する。また、電源を突発的
な遮断にも対応することができ、システムの信頼性が向
上する。
【0045】:電源が投入される時の動作は、不揮発
性モードで強誘電体キャパシタ21からデータを読み出
した後に、一旦そのデータをバッファなどにラッチして
から、その読み出したデータとは関係無く強誘電体キャ
パシタ21に不揮発性モードでデータ0を書き込み、次
にDRAMモードで常誘電体キャパシタ24に読み出し
たデータを再書き込みする。その動作タイミングを図3
に示す。図3においてNVWLは不揮発性ワード線23
の電位を表す。その他の各信号は図17と同じ意味なの
で説明は省略する。以下、図2と図3を用いて動作方法
を説明する。
性モードで強誘電体キャパシタ21からデータを読み出
した後に、一旦そのデータをバッファなどにラッチして
から、その読み出したデータとは関係無く強誘電体キャ
パシタ21に不揮発性モードでデータ0を書き込み、次
にDRAMモードで常誘電体キャパシタ24に読み出し
たデータを再書き込みする。その動作タイミングを図3
に示す。図3においてNVWLは不揮発性ワード線23
の電位を表す。その他の各信号は図17と同じ意味なの
で説明は省略する。以下、図2と図3を用いて動作方法
を説明する。
【0046】電源電圧が動作に問題がないレベルまで上
昇した後に、制御信号φb をLowにしてビット線5と
7のLowプリチャージを解除し、不揮発性ワード線2
3の電位NVWLとワード線3の電位WLをHiにし
て、続いてセルプレート4の電位CPをHiにし、強誘
電体キャパシタ21に記憶されていたデータをビット線
5に読み出す。このとき、読み出されたデータが1であ
るか0であるか判定するための基準電位を、リファレン
スワード線11の電位RWLとリファレンスセルプレー
ト12の電位RCPをHiにしてリファレンスキャパシ
タ9のデータをビット線7に読み出すことで発生させて
おく。次に、制御信号φsをHiにして差動増幅器16
を活性化させ、強誘電体キャパシタ21のデータを読み
出したビット線5の電位とビット線7の基準電位との差
を増幅する。増幅が飽和し、データの判別が完了した時
点で、制御信号φtをHiにしてトランスファゲート1
9を開き、ビット線5の電位をデータ線17にてラッチ
する。再び制御信号φtをLowにしてトランスファゲ
ート19を閉じた後に、制御信号φsをLowにして差
動増幅器16を不活性状態にして、制御信号φbをHi
にしてビット線5と7をLowレベルにチャージする。
このとき強誘電体キャパシタ21にはデータ0が書き込
まれる。この強誘電体キャパシタ21は電源遮断時に常
誘電体キャパシタ24の電圧によってデータが書き込ま
れるが、常誘電体キャパシタ24に蓄えられているデー
タが1の場合は、その電圧によって分極が反転してデー
タ1が強誘電体キャパシタ21に書き込まれ、データが
0の場合は、常誘電体キャパシタ24の電圧はゼロなの
で強誘電体キャパシタ21の分極方向は維持され、した
がってデータ0が維持される。このようにあらかじめデ
ータ0を書き込んでおくことで、常誘電体キャパシタ2
4から強誘電体キャパシタ21へデータの転記が瞬時の
うちに可能となる。強誘電体キャパシタ21へのデータ
0の書き込みが終了した後に、セルプレート4の電位C
Pと不揮発性ワード線23の電位NVWLをLowにし
て不揮発性モードでの動作を完了し、DRAMモードで
のメモリーセルへの再書き込みへ移る。制御信号φbを
Lowにして制御信号φtをHiにすることで、ビット
線Lowチャージを解除してトランスファゲート19を
開きデータ線17にてラッチしていた電位をビット線5
に導入する。制御信号φsをHiにして差動増幅器16
を活性化しビット線の電位を確定して常誘電体キャパシ
タ24へデータを書き込んだ後に、ワード線3の電位W
Lと制御信号φtと制御信号φsをLowにし、制御信号
φsをHiにしてビット線5と7をLowチャージして
DRAMモードでの再書き込み動作は終了する。
昇した後に、制御信号φb をLowにしてビット線5と
7のLowプリチャージを解除し、不揮発性ワード線2
3の電位NVWLとワード線3の電位WLをHiにし
て、続いてセルプレート4の電位CPをHiにし、強誘
電体キャパシタ21に記憶されていたデータをビット線
5に読み出す。このとき、読み出されたデータが1であ
るか0であるか判定するための基準電位を、リファレン
スワード線11の電位RWLとリファレンスセルプレー
ト12の電位RCPをHiにしてリファレンスキャパシ
タ9のデータをビット線7に読み出すことで発生させて
おく。次に、制御信号φsをHiにして差動増幅器16
を活性化させ、強誘電体キャパシタ21のデータを読み
出したビット線5の電位とビット線7の基準電位との差
を増幅する。増幅が飽和し、データの判別が完了した時
点で、制御信号φtをHiにしてトランスファゲート1
9を開き、ビット線5の電位をデータ線17にてラッチ
する。再び制御信号φtをLowにしてトランスファゲ
ート19を閉じた後に、制御信号φsをLowにして差
動増幅器16を不活性状態にして、制御信号φbをHi
にしてビット線5と7をLowレベルにチャージする。
このとき強誘電体キャパシタ21にはデータ0が書き込
まれる。この強誘電体キャパシタ21は電源遮断時に常
誘電体キャパシタ24の電圧によってデータが書き込ま
れるが、常誘電体キャパシタ24に蓄えられているデー
タが1の場合は、その電圧によって分極が反転してデー
タ1が強誘電体キャパシタ21に書き込まれ、データが
0の場合は、常誘電体キャパシタ24の電圧はゼロなの
で強誘電体キャパシタ21の分極方向は維持され、した
がってデータ0が維持される。このようにあらかじめデ
ータ0を書き込んでおくことで、常誘電体キャパシタ2
4から強誘電体キャパシタ21へデータの転記が瞬時の
うちに可能となる。強誘電体キャパシタ21へのデータ
0の書き込みが終了した後に、セルプレート4の電位C
Pと不揮発性ワード線23の電位NVWLをLowにし
て不揮発性モードでの動作を完了し、DRAMモードで
のメモリーセルへの再書き込みへ移る。制御信号φbを
Lowにして制御信号φtをHiにすることで、ビット
線Lowチャージを解除してトランスファゲート19を
開きデータ線17にてラッチしていた電位をビット線5
に導入する。制御信号φsをHiにして差動増幅器16
を活性化しビット線の電位を確定して常誘電体キャパシ
タ24へデータを書き込んだ後に、ワード線3の電位W
Lと制御信号φtと制御信号φsをLowにし、制御信号
φsをHiにしてビット線5と7をLowチャージして
DRAMモードでの再書き込み動作は終了する。
【0047】以上の様に電源供給中はDRAMモードに
て動作し、電源遮断時に不揮発性データ記憶に切り換
え、電源投入時に不揮発性モードでデータを読み出した
後にDRAMモードでデータをメモリーセルに再書き込
みすることで、DRAMとほぼ同じ特性を持ち、かつ電
源を切ってもデータを維持する不揮発性メモリーが実現
できる。
て動作し、電源遮断時に不揮発性データ記憶に切り換
え、電源投入時に不揮発性モードでデータを読み出した
後にDRAMモードでデータをメモリーセルに再書き込
みすることで、DRAMとほぼ同じ特性を持ち、かつ電
源を切ってもデータを維持する不揮発性メモリーが実現
できる。
【0048】図4は図2で説明した本発明の第1の実施
の形態の半導体メモリー装置を改良した第2の実施の形
態である。25はNMOSトランジスタ、26は常誘電
体キャパシタ、27は第2のリファレンスワード線、2
8は第2のリファレンスセルプレートであり、その他の
図2と同じ番号を付してある構成要素は図2と同じもの
なので説明は省略する。この装置は、基準電位を発生さ
せるリファレンスセル用のキャパシタを複数用意して、
DRAMモード用常誘電体キャパシタ26と不揮発性モ
ード用強誘電体キャパシタ9を使い分けることにより、
2つの動作モードにおいて1つのリファレンスキャパシ
タを共通で使用する場合に比べ、基準電位をより正確に
HiとLowの中間に発生させ、かつDRAM動作中は
リファレンスセルの強誘電体キャパシタ9を使用しない
ことで、書き換えの繰り返しによる強誘電体膜特性の劣
化やインプリントによる強誘電体膜特性の偏りなどによ
って、不揮発性モードでの基準電位が使用中に変動する
問題を解決していることを特徴とする。その動作方法は
図2の装置と比べ、データ読み出し時に、リファレンス
ワード線11(RWL)とリファレンスセルプレート1
2(RCP)の代わりに、不揮発性モードでは図4の第
1のリファレンスワード線11(RWL1)と第1のリ
ファレンスセルプレート12(RCP1)が、DRAM
モードでは図4の第2のリファレンスワード線27(R
WL2)と第2のリファレンスセルプレート28(RC
P2)が同じ動作をする以外は図2の装置と同様なので
説明は省略する。ただし、前提条件として、図4のリフ
ァレンスキャパシタ9の形状を、分極によってデータを
記憶する不揮発性モードにおいて、メモリーセルキャパ
シタ21からデータ1を読みだした場合のビット線5の
電位とメモリーセルキャパシタ21からデータ0を読み
だした場合のビット線5の電位の中間の電位を発生させ
るように調整してあるとする。また、図4のリファレン
スキャパシタ26の形状を、電圧によってデータを記憶
するDRAMモードにおいて、メモリーセルキャパシタ
24からデータ1を読みだした場合のビット線5の電位
とメモリーセルキャパシタ24からデータ0を読みだし
た場合のビット線5の電位の中間の電位をビット線7に
発生させるように調整してあるとする。また、リファレ
ンスキャパシタ9とリファレンスキャパシタ26へはビ
ット線7を通してデータを書き込むサイクルが別途にあ
ることとする。
の形態の半導体メモリー装置を改良した第2の実施の形
態である。25はNMOSトランジスタ、26は常誘電
体キャパシタ、27は第2のリファレンスワード線、2
8は第2のリファレンスセルプレートであり、その他の
図2と同じ番号を付してある構成要素は図2と同じもの
なので説明は省略する。この装置は、基準電位を発生さ
せるリファレンスセル用のキャパシタを複数用意して、
DRAMモード用常誘電体キャパシタ26と不揮発性モ
ード用強誘電体キャパシタ9を使い分けることにより、
2つの動作モードにおいて1つのリファレンスキャパシ
タを共通で使用する場合に比べ、基準電位をより正確に
HiとLowの中間に発生させ、かつDRAM動作中は
リファレンスセルの強誘電体キャパシタ9を使用しない
ことで、書き換えの繰り返しによる強誘電体膜特性の劣
化やインプリントによる強誘電体膜特性の偏りなどによ
って、不揮発性モードでの基準電位が使用中に変動する
問題を解決していることを特徴とする。その動作方法は
図2の装置と比べ、データ読み出し時に、リファレンス
ワード線11(RWL)とリファレンスセルプレート1
2(RCP)の代わりに、不揮発性モードでは図4の第
1のリファレンスワード線11(RWL1)と第1のリ
ファレンスセルプレート12(RCP1)が、DRAM
モードでは図4の第2のリファレンスワード線27(R
WL2)と第2のリファレンスセルプレート28(RC
P2)が同じ動作をする以外は図2の装置と同様なので
説明は省略する。ただし、前提条件として、図4のリフ
ァレンスキャパシタ9の形状を、分極によってデータを
記憶する不揮発性モードにおいて、メモリーセルキャパ
シタ21からデータ1を読みだした場合のビット線5の
電位とメモリーセルキャパシタ21からデータ0を読み
だした場合のビット線5の電位の中間の電位を発生させ
るように調整してあるとする。また、図4のリファレン
スキャパシタ26の形状を、電圧によってデータを記憶
するDRAMモードにおいて、メモリーセルキャパシタ
24からデータ1を読みだした場合のビット線5の電位
とメモリーセルキャパシタ24からデータ0を読みだし
た場合のビット線5の電位の中間の電位をビット線7に
発生させるように調整してあるとする。また、リファレ
ンスキャパシタ9とリファレンスキャパシタ26へはビ
ット線7を通してデータを書き込むサイクルが別途にあ
ることとする。
【0049】図5は図2で説明した本発明の第1の実施
の形態の半導体メモリー装置を改良した第3の実施の形
態である。図2と同じ番号を付してある構成要素は図2
と同じものなので説明は省略する。この装置は、DRA
Mモードで動作中はセルプレート4の電位を電源電圧の
半分の電位(VDD/2)に保持し、基準電位にビット線
7にプリチャージされたVDD/2の電位を使用すること
を特徴とする。図6、図7、図8はそれぞれ図5に示す
装置のDRAMモードでの読み出し動作タイミング、D
RAMモードでの書き込み動作タイミング、電源投入時
の不揮発性モードでの読み出しとDRAMモードでの再
書き込みタイミングを示す。図6、図7、図8の各信号
名はそれぞれ図20、図21、図3と同様なので説明は
省略する。以下、図5に示す装置の動作を図6、図7、
図8を用いて、電源供給中、電源遮断時、電源投
入時の順で説明する。なお、図5のリファレンスキャパ
シタ9の形状を、分極によってデータを記憶する不揮発
性モードにおいて、メモリーセルキャパシタ21からデ
ータ1を読みだした場合のビット線5の電位とメモリー
セルキャパシタ21からデータ0を読みだした場合のビ
ット線5の電位の中間の電位を発生させるように調整し
てあるとする。また、リファレンスキャパシタ9へはビ
ット線7を通してデータを書き込むサイクルが別途にあ
ることとする。
の形態の半導体メモリー装置を改良した第3の実施の形
態である。図2と同じ番号を付してある構成要素は図2
と同じものなので説明は省略する。この装置は、DRA
Mモードで動作中はセルプレート4の電位を電源電圧の
半分の電位(VDD/2)に保持し、基準電位にビット線
7にプリチャージされたVDD/2の電位を使用すること
を特徴とする。図6、図7、図8はそれぞれ図5に示す
装置のDRAMモードでの読み出し動作タイミング、D
RAMモードでの書き込み動作タイミング、電源投入時
の不揮発性モードでの読み出しとDRAMモードでの再
書き込みタイミングを示す。図6、図7、図8の各信号
名はそれぞれ図20、図21、図3と同様なので説明は
省略する。以下、図5に示す装置の動作を図6、図7、
図8を用いて、電源供給中、電源遮断時、電源投
入時の順で説明する。なお、図5のリファレンスキャパ
シタ9の形状を、分極によってデータを記憶する不揮発
性モードにおいて、メモリーセルキャパシタ21からデ
ータ1を読みだした場合のビット線5の電位とメモリー
セルキャパシタ21からデータ0を読みだした場合のビ
ット線5の電位の中間の電位を発生させるように調整し
てあるとする。また、リファレンスキャパシタ9へはビ
ット線7を通してデータを書き込むサイクルが別途にあ
ることとする。
【0050】:電源供給中のDRAMモードでの動作
では図2で示した装置と同様に常誘電体キャパシタ24
の電圧によってデータを記憶するが、図2の装置が電圧
が正の方向に存在する場合にデータ1を、電圧がゼロ
(存在しない)の場合にデータ0を対応させていたのに
対し、図5の装置では電圧が正の方向に存在する場合を
データ1に、電圧が負の方向に存在する場合をデータ0
に対応させている。その読み出し動作タイミングは図6
に示す様に、リファレンスワード線11の電位RWLが
常にLowで、プリチャージ中のビット線5と7の電位
BL,/BLがVDD/2で、データをセルからビット線
5へ読み出すときのビット線5の電位の変化以外は、図
20で示す従来の装置でのDRAMモードの読み出し動
作と同じである。また、書き込みタイミングは図7に示
す様に、プリチャージ中のビット線5と7の電位BL,
/BLがVDD/2である以外は、図21で示す従来の装
置でのDRAMモードの書き込み動作と同じである。
では図2で示した装置と同様に常誘電体キャパシタ24
の電圧によってデータを記憶するが、図2の装置が電圧
が正の方向に存在する場合にデータ1を、電圧がゼロ
(存在しない)の場合にデータ0を対応させていたのに
対し、図5の装置では電圧が正の方向に存在する場合を
データ1に、電圧が負の方向に存在する場合をデータ0
に対応させている。その読み出し動作タイミングは図6
に示す様に、リファレンスワード線11の電位RWLが
常にLowで、プリチャージ中のビット線5と7の電位
BL,/BLがVDD/2で、データをセルからビット線
5へ読み出すときのビット線5の電位の変化以外は、図
20で示す従来の装置でのDRAMモードの読み出し動
作と同じである。また、書き込みタイミングは図7に示
す様に、プリチャージ中のビット線5と7の電位BL,
/BLがVDD/2である以外は、図21で示す従来の装
置でのDRAMモードの書き込み動作と同じである。
【0051】:電源遮断時のセーブモードの動作は図
2で示す装置と同様に、未完了の動作があればそれを終
了させてから、不揮発性ワード線23の電位NVWLを
Hiすることであるが、その結果起こる常誘電体キャパ
シタ24から強誘電体キャパシタ21へのデータの転記
においては図2の装置とは異なる。図5の装置ではDR
AMモード時にデータ0が記憶されている場合でもメモ
リーセルの常誘電体キャパシタ24には負の電圧が存在
するため、図2の装置の様に以前に書き込まれた強誘電
体キャパシタ21のデータが維持されることはなく、デ
ータ1が書き込まれていた場合は分極の反転が起こりデ
ータ0が転記される。したがって、あらかじめ強誘電体
キャパシタ21にデータ0を書き込む必要は無い。
2で示す装置と同様に、未完了の動作があればそれを終
了させてから、不揮発性ワード線23の電位NVWLを
Hiすることであるが、その結果起こる常誘電体キャパ
シタ24から強誘電体キャパシタ21へのデータの転記
においては図2の装置とは異なる。図5の装置ではDR
AMモード時にデータ0が記憶されている場合でもメモ
リーセルの常誘電体キャパシタ24には負の電圧が存在
するため、図2の装置の様に以前に書き込まれた強誘電
体キャパシタ21のデータが維持されることはなく、デ
ータ1が書き込まれていた場合は分極の反転が起こりデ
ータ0が転記される。したがって、あらかじめ強誘電体
キャパシタ21にデータ0を書き込む必要は無い。
【0052】:電源投入時の動作は、図2の装置と異
なり不揮発性モードで強誘電体キャパシタ21からデー
タを読み出した後に、すぐにDRAMモードで常誘電体
キャパシタ24に読み出したデータを再書き込みする。
図2の装置の様に一旦そのデータをバッファなどにラッ
チしてから、その読み出したデータとは関係無く強誘電
体キャパシタ21に不揮発性モードでデータ0を書き込
む必要はない。その動作を図8に示すタイミングを使っ
て説明する。なお、図8の中でセルプレート4の電位C
Pとリファレンスセルプレート12の電位RCPのLo
wレベルはVDD/2で、ビット線5と7のプリチャージ
電位はVDD/2である。電源電圧が動作に問題がないレ
ベルまで上昇した後に、まず制御信号φbをLowにし
てビット線5と7のLowプリチャージ(VDD/2)を
解除し、不揮発性ワード線23の電位NVWLとワード
線3の電位WLをHiにして、続いてセルプレート4の
電位CPをHiにし、強誘電体キャパシタ21に記憶さ
れていたデータをビット線5に読み出す。このとき、読
み出されたデータが1であるか0であるか判定するため
の基準電位を、リファレンスワード線11の電位RWL
とリファレンスセルプレート12の電位RCPをHiに
してリファレンスキャパシタ9のデータをビット線7に
読み出すことで発生させておく。次に、制御信号φsを
Hiにして差動増幅器16を活性化させ、強誘電体キャ
パシタ21のデータを読み出したビット線5の電位とビ
ット線7の基準電位との差を増幅する。増幅が飽和し、
データの判別が完了した時点で、セルプレート4の電位
CPをLow(VDD/2)にして、不揮発性ワード線2
3の電位NVWLをLowにすることで不揮発性モード
での読み出し動作を完了するとともにDRAMモードで
のメモリーセルへの再書き込みを行う。次にワード線3
の電位WLと制御信号φsをLowにし、制御信号φbを
Hiにしてビット線5と7をLowチャージ(VDD/
2)して動作は完了する。なお、不揮発性モードによっ
てデータを強誘電体キャパシタ21からビット線5に読
み出すときに、ビット線5のプリチャージレベルをグラ
ンド電位にして、セルプレート4の電位CPをグランド
電位から電源電圧までフルスイングさせる方式を採用し
ても問題はない。
なり不揮発性モードで強誘電体キャパシタ21からデー
タを読み出した後に、すぐにDRAMモードで常誘電体
キャパシタ24に読み出したデータを再書き込みする。
図2の装置の様に一旦そのデータをバッファなどにラッ
チしてから、その読み出したデータとは関係無く強誘電
体キャパシタ21に不揮発性モードでデータ0を書き込
む必要はない。その動作を図8に示すタイミングを使っ
て説明する。なお、図8の中でセルプレート4の電位C
Pとリファレンスセルプレート12の電位RCPのLo
wレベルはVDD/2で、ビット線5と7のプリチャージ
電位はVDD/2である。電源電圧が動作に問題がないレ
ベルまで上昇した後に、まず制御信号φbをLowにし
てビット線5と7のLowプリチャージ(VDD/2)を
解除し、不揮発性ワード線23の電位NVWLとワード
線3の電位WLをHiにして、続いてセルプレート4の
電位CPをHiにし、強誘電体キャパシタ21に記憶さ
れていたデータをビット線5に読み出す。このとき、読
み出されたデータが1であるか0であるか判定するため
の基準電位を、リファレンスワード線11の電位RWL
とリファレンスセルプレート12の電位RCPをHiに
してリファレンスキャパシタ9のデータをビット線7に
読み出すことで発生させておく。次に、制御信号φsを
Hiにして差動増幅器16を活性化させ、強誘電体キャ
パシタ21のデータを読み出したビット線5の電位とビ
ット線7の基準電位との差を増幅する。増幅が飽和し、
データの判別が完了した時点で、セルプレート4の電位
CPをLow(VDD/2)にして、不揮発性ワード線2
3の電位NVWLをLowにすることで不揮発性モード
での読み出し動作を完了するとともにDRAMモードで
のメモリーセルへの再書き込みを行う。次にワード線3
の電位WLと制御信号φsをLowにし、制御信号φbを
Hiにしてビット線5と7をLowチャージ(VDD/
2)して動作は完了する。なお、不揮発性モードによっ
てデータを強誘電体キャパシタ21からビット線5に読
み出すときに、ビット線5のプリチャージレベルをグラ
ンド電位にして、セルプレート4の電位CPをグランド
電位から電源電圧までフルスイングさせる方式を採用し
ても問題はない。
【0053】以上の様に図2の装置と同様に電源供給中
はDRAMモードにて動作し、電源遮断時に不揮発性デ
ータ記憶に切り換え、電源投入時に不揮発性モードでデ
ータを読み出した後にDRAMモードでデータをメモリ
ーセルに再書き込みすることで、再びDRAMモードで
動作させる不揮発性メモリーが実現できる。
はDRAMモードにて動作し、電源遮断時に不揮発性デ
ータ記憶に切り換え、電源投入時に不揮発性モードでデ
ータを読み出した後にDRAMモードでデータをメモリ
ーセルに再書き込みすることで、再びDRAMモードで
動作させる不揮発性メモリーが実現できる。
【0054】図9は図1で説明した本発明のメモリーセ
ルを用いてデータを記憶する第4の実施の形態の2Tr
−2C(2-Transistor 2-Capacitance) 型半導体メモリ
ー装置である。29は容量絶縁膜に常誘電体を用いた常
誘電体キャパシタ、30はNMOSトランジスター、3
1は不揮発性データを記憶する強誘電体キャパシタ、3
2はNMOSトランジスターで不揮発性ワード線23に
よってそのオン・オフを制御される。その他、図16お
よび図1と同じ番号を付してある構成要素は図16もし
くは図1と同じものなので説明は省略する。以下にその
動作方法について、電源供給中、電源遮断時、電
源投入時の順で説明する。
ルを用いてデータを記憶する第4の実施の形態の2Tr
−2C(2-Transistor 2-Capacitance) 型半導体メモリ
ー装置である。29は容量絶縁膜に常誘電体を用いた常
誘電体キャパシタ、30はNMOSトランジスター、3
1は不揮発性データを記憶する強誘電体キャパシタ、3
2はNMOSトランジスターで不揮発性ワード線23に
よってそのオン・オフを制御される。その他、図16お
よび図1と同じ番号を付してある構成要素は図16もし
くは図1と同じものなので説明は省略する。以下にその
動作方法について、電源供給中、電源遮断時、電
源投入時の順で説明する。
【0055】:図10と図11はそれぞれ図9の回路
における電源が供給されている間のDRAMモード中の
読み出し動作と書き込み動作である。それらは基本的
に、リファレンスワード線の電位RWLとリファレンス
セルプレートの電位RCPが無いこと以外は、図20と
図21で示す図16の従来の回路での読み出し・書き込
み動作と変わらない。ただし、図10のメモリーセルか
らビット線へデータを読み出すときは、図16での回路
とは異なり、ビット線5にあらわれる電位BLに対し相
補的な電位/BLがビット線7にあらわれ、1Tr−1
C動作時よりも読み出しマージンの大きい安定した動作
を行う。
における電源が供給されている間のDRAMモード中の
読み出し動作と書き込み動作である。それらは基本的
に、リファレンスワード線の電位RWLとリファレンス
セルプレートの電位RCPが無いこと以外は、図20と
図21で示す図16の従来の回路での読み出し・書き込
み動作と変わらない。ただし、図10のメモリーセルか
らビット線へデータを読み出すときは、図16での回路
とは異なり、ビット線5にあらわれる電位BLに対し相
補的な電位/BLがビット線7にあらわれ、1Tr−1
C動作時よりも読み出しマージンの大きい安定した動作
を行う。
【0056】:電源が遮断されるときの動作は、まず
デバイスが動作中の場合はその動作を完了させる。書き
込みサイクル・読み出しサイクルとも数μs以内で完了
するので、電源が切れる瞬間の残留電源によってデバイ
スを動作させることは容易である。つぎに、不揮発性ワ
ード線23の電位を上げてNMOSトランジスタ22お
よび32をオンにする。こうすることで常誘電体キャパ
シタ24および29の電圧によって強誘電体キャパシタ
21および31にデータの書き込みが行われ、DRAM
モードから不揮発性モードへ移行するときにデータを記
憶する要素を電圧から分極に変換することが完了する。
すべてのメモリーセルで一斉に行うことができるので、
従来の様に一度DRAMモードでデータを読み出して不
揮発性モードでデータを再書き込みする動作を全てのメ
モリーセルに順次行う必要が無く、DRAMモードから
不揮発性モードへの移行は瞬時に完了する。そのため、
電圧検知回路などで電源をモニターしておけば、その検
知回路からの制御信号によって電源が立ち下がる瞬間に
動作モードを自動的に切り換えることが可能となり、電
源切断時にモード切り換え処理をする必要がなくなり使
い勝手が向上する。また、電源を突発的な遮断にも対応
することができ、システムの信頼性が向上する。
デバイスが動作中の場合はその動作を完了させる。書き
込みサイクル・読み出しサイクルとも数μs以内で完了
するので、電源が切れる瞬間の残留電源によってデバイ
スを動作させることは容易である。つぎに、不揮発性ワ
ード線23の電位を上げてNMOSトランジスタ22お
よび32をオンにする。こうすることで常誘電体キャパ
シタ24および29の電圧によって強誘電体キャパシタ
21および31にデータの書き込みが行われ、DRAM
モードから不揮発性モードへ移行するときにデータを記
憶する要素を電圧から分極に変換することが完了する。
すべてのメモリーセルで一斉に行うことができるので、
従来の様に一度DRAMモードでデータを読み出して不
揮発性モードでデータを再書き込みする動作を全てのメ
モリーセルに順次行う必要が無く、DRAMモードから
不揮発性モードへの移行は瞬時に完了する。そのため、
電圧検知回路などで電源をモニターしておけば、その検
知回路からの制御信号によって電源が立ち下がる瞬間に
動作モードを自動的に切り換えることが可能となり、電
源切断時にモード切り換え処理をする必要がなくなり使
い勝手が向上する。また、電源を突発的な遮断にも対応
することができ、システムの信頼性が向上する。
【0057】:電源が投入される時の動作は、不揮発
性モードで強誘電体キャパシタ21と31から相補デー
タを読み出した後に、一旦そのデータをバッファなどに
ラッチしてから、その読み出したデータとは関係無く強
誘電体キャパシタ21と31の両方に不揮発性モードで
データ0を書き込み(強誘電体キャパシタ21にはデー
タ1、31にはデータ0のような相補的なデータでは無
く、図14(b)で説明した上向きの分極を発生させる
データ0を21と31の両キャパシタに書く)、次にD
RAMモードで常誘電体キャパシタ24と29に読み出
した相補データを再書き込みする。その動作タイミング
を図12に示す。図12においてNVWLは不揮発性ワ
ード線23の電位を表す。その他の各信号は図17と同
じ意味なので説明は省略する。以下、図9と図12を用
いて動作方法を説明する。
性モードで強誘電体キャパシタ21と31から相補デー
タを読み出した後に、一旦そのデータをバッファなどに
ラッチしてから、その読み出したデータとは関係無く強
誘電体キャパシタ21と31の両方に不揮発性モードで
データ0を書き込み(強誘電体キャパシタ21にはデー
タ1、31にはデータ0のような相補的なデータでは無
く、図14(b)で説明した上向きの分極を発生させる
データ0を21と31の両キャパシタに書く)、次にD
RAMモードで常誘電体キャパシタ24と29に読み出
した相補データを再書き込みする。その動作タイミング
を図12に示す。図12においてNVWLは不揮発性ワ
ード線23の電位を表す。その他の各信号は図17と同
じ意味なので説明は省略する。以下、図9と図12を用
いて動作方法を説明する。
【0058】電源電圧が動作に問題がないレベルまで上
昇した後に、制御信号φb をLowにしてビット線5と
7のLowプリチャージを解除し、不揮発性ワード線2
3の電位NVWLとワード線3の電位WLをHiにし
て、続いてセルプレート4の電位CPをHiにし、強誘
電体キャパシタ21と31に記憶されていた相補データ
をビット線5と7に読み出す。次に、制御信号φs をH
iにして差動増幅器16を活性化させ、強誘電体キャパ
シタ21のデータを読み出したビット線5の電位と強誘
電体キャパシタ31のデータを読み出したビット線7の
電位との差を増幅する。増幅が飽和し、データの判別が
完了した時点で、制御信号φt をHiにしてトランスフ
ァゲート19を開き、ビット線5の電位をデータ線17
にてラッチする。再び制御信号φt をLowにしてトラ
ンスファゲート19を閉じた後に、制御信号φs をLo
wにして差動増幅器16を不活性状態にして、制御信号
φbをHiにしてビット線5と7をLowレベルにチャ
ージする。このとき強誘電体キャパシタ21と31には
データ0が書き込まれる。この強誘電体キャパシタ21
および31は電源遮断時にそれぞれ常誘電体キャパシタ
24および29の電圧によってデータが書き込まれる
が、常誘電体キャパシタ24もしくは29に蓄えられて
いるデータが1の場合は、その電圧によって分極が反転
してデータ1が強誘電体キャパシタ21もしくは31に
書き込まれ、データが0の場合は、常誘電体キャパシタ
24もしくは29の電圧はゼロなので強誘電体キャパシ
タ21もしくは31の分極方向は維持され、したがって
データ0が維持される。このようにあらかじめデータ0
を書き込んでおくことで、常誘電体キャパシタ24もし
くは29から強誘電体キャパシタ21もしくは31へデ
ータの転記が瞬時のうちに可能となる。強誘電体キャパ
シタ21と31へのデータ0の書き込みが終了した後に
セルプレート4の電位CPと不揮発性ワード線23の電
位NVWLをLowにして不揮発性モードでの動作を完
了し、DRAMモードでのメモリーセルへの再書き込み
へ移る。制御信号φbをLowにして制御信号φtをHi
にすることで、ビット線Lowチャージを解除してトラ
ンスファゲート19を開きデータ線17にてラッチして
いた電位をビット線5に導入する。制御信号φsをHi
にして差動増幅器16を活性化しビット線の電位を確定
して常誘電体キャパシタ24と29へ相補データを書き
込んだ後に、ワード線3の電位WLと制御信号φtと制
御信号φs をLowにし、制御信号φs をHiにしてビ
ット線5と7をLowチャージしてDRAMモードでの
再書き込み動作は終了する。
昇した後に、制御信号φb をLowにしてビット線5と
7のLowプリチャージを解除し、不揮発性ワード線2
3の電位NVWLとワード線3の電位WLをHiにし
て、続いてセルプレート4の電位CPをHiにし、強誘
電体キャパシタ21と31に記憶されていた相補データ
をビット線5と7に読み出す。次に、制御信号φs をH
iにして差動増幅器16を活性化させ、強誘電体キャパ
シタ21のデータを読み出したビット線5の電位と強誘
電体キャパシタ31のデータを読み出したビット線7の
電位との差を増幅する。増幅が飽和し、データの判別が
完了した時点で、制御信号φt をHiにしてトランスフ
ァゲート19を開き、ビット線5の電位をデータ線17
にてラッチする。再び制御信号φt をLowにしてトラ
ンスファゲート19を閉じた後に、制御信号φs をLo
wにして差動増幅器16を不活性状態にして、制御信号
φbをHiにしてビット線5と7をLowレベルにチャ
ージする。このとき強誘電体キャパシタ21と31には
データ0が書き込まれる。この強誘電体キャパシタ21
および31は電源遮断時にそれぞれ常誘電体キャパシタ
24および29の電圧によってデータが書き込まれる
が、常誘電体キャパシタ24もしくは29に蓄えられて
いるデータが1の場合は、その電圧によって分極が反転
してデータ1が強誘電体キャパシタ21もしくは31に
書き込まれ、データが0の場合は、常誘電体キャパシタ
24もしくは29の電圧はゼロなので強誘電体キャパシ
タ21もしくは31の分極方向は維持され、したがって
データ0が維持される。このようにあらかじめデータ0
を書き込んでおくことで、常誘電体キャパシタ24もし
くは29から強誘電体キャパシタ21もしくは31へデ
ータの転記が瞬時のうちに可能となる。強誘電体キャパ
シタ21と31へのデータ0の書き込みが終了した後に
セルプレート4の電位CPと不揮発性ワード線23の電
位NVWLをLowにして不揮発性モードでの動作を完
了し、DRAMモードでのメモリーセルへの再書き込み
へ移る。制御信号φbをLowにして制御信号φtをHi
にすることで、ビット線Lowチャージを解除してトラ
ンスファゲート19を開きデータ線17にてラッチして
いた電位をビット線5に導入する。制御信号φsをHi
にして差動増幅器16を活性化しビット線の電位を確定
して常誘電体キャパシタ24と29へ相補データを書き
込んだ後に、ワード線3の電位WLと制御信号φtと制
御信号φs をLowにし、制御信号φs をHiにしてビ
ット線5と7をLowチャージしてDRAMモードでの
再書き込み動作は終了する。
【0059】以上の様に電源供給中はDRAMモードに
て動作し、電源遮断時に不揮発性データ記憶に切り換
え、電源投入時に不揮発性モードでデータを読み出した
後にDRAMモードでデータをメモリーセルに再書き込
みすることで、DRAMとほぼ同じ特性を持ち、かつ電
源を切ってもデータを維持する2Tr−2C型不揮発性
メモリーが実現できる。
て動作し、電源遮断時に不揮発性データ記憶に切り換
え、電源投入時に不揮発性モードでデータを読み出した
後にDRAMモードでデータをメモリーセルに再書き込
みすることで、DRAMとほぼ同じ特性を持ち、かつ電
源を切ってもデータを維持する2Tr−2C型不揮発性
メモリーが実現できる。
【0060】これまで本発明の全ての回路の説明には、
DRAMモード時に使用する図1(a) のキャパシタ2
4の容量絶縁膜として、強誘電体ではなく常誘電体を用
いるとして説明してきた。その理由は、常誘電体には強
誘電体の電圧によるインプリントの問題がなく、強誘電
体を用いるよりもTDDBや耐圧等の特性が優れたキャ
パシタを作ることが容易で、DRAMモードでの動作に
適しており、DRAMモードと不揮発性モードで常誘電
体キャパシタと強誘電体キャパシタを使い分けることに
メリットがあるからである。また、DRAMモード時に
使用する図1(a)のキャパシタ24の容量絶縁膜とし
て、常誘電体の代わりに高誘電体を用いれば面積の小さ
いキャパシタでDRAMモード動作に必要な電荷をメモ
リーセルに蓄えることが可能になるので、チップ面積の
小さいデータ記憶装置を実現することができる。
DRAMモード時に使用する図1(a) のキャパシタ2
4の容量絶縁膜として、強誘電体ではなく常誘電体を用
いるとして説明してきた。その理由は、常誘電体には強
誘電体の電圧によるインプリントの問題がなく、強誘電
体を用いるよりもTDDBや耐圧等の特性が優れたキャ
パシタを作ることが容易で、DRAMモードでの動作に
適しており、DRAMモードと不揮発性モードで常誘電
体キャパシタと強誘電体キャパシタを使い分けることに
メリットがあるからである。また、DRAMモード時に
使用する図1(a)のキャパシタ24の容量絶縁膜とし
て、常誘電体の代わりに高誘電体を用いれば面積の小さ
いキャパシタでDRAMモード動作に必要な電荷をメモ
リーセルに蓄えることが可能になるので、チップ面積の
小さいデータ記憶装置を実現することができる。
【0061】ここで、強誘電体キャパシタの電圧による
インプリントやTDDB・耐圧特性がDRAMモードの
使用において問題がないレベルならば、図1(a)のD
RAMモード時に使用するキャパシタとして常誘電体キ
ャパシタを必ずしも用いる必要がなく、本発明の全ての
回路において常誘電体キャパシタ24および29を強誘
電体キャパシタに置き換えても問題はない。同様に図4
のDRAMモード時に使用するリファレンスセルの常誘
電体キャパシタ26を強誘電体キャパシタに置き換えて
も問題はない。また、常誘電体キャパシタ24、29の
代わりに用いる強誘電体キャパシタは不揮発性データを
記憶する強誘電体キャパシタ21、31に比べ、不揮発
性データを保持する必要がない分、残留分極の大きさ等
の必要とされるキャパシタ特性が緩和される。
インプリントやTDDB・耐圧特性がDRAMモードの
使用において問題がないレベルならば、図1(a)のD
RAMモード時に使用するキャパシタとして常誘電体キ
ャパシタを必ずしも用いる必要がなく、本発明の全ての
回路において常誘電体キャパシタ24および29を強誘
電体キャパシタに置き換えても問題はない。同様に図4
のDRAMモード時に使用するリファレンスセルの常誘
電体キャパシタ26を強誘電体キャパシタに置き換えて
も問題はない。また、常誘電体キャパシタ24、29の
代わりに用いる強誘電体キャパシタは不揮発性データを
記憶する強誘電体キャパシタ21、31に比べ、不揮発
性データを保持する必要がない分、残留分極の大きさ等
の必要とされるキャパシタ特性が緩和される。
【0062】その緩和される特性を生かし、面積の縮小
を図ったメモリーセルのレイアウトを図13(a)に示
す。図13(a)は図1(a)に示す回路のプレーナ型
メモリーセルのレイアウトで、各ノードに付した番号は
図1(a)に対応している。また、図13(b)は図1
3(a)のα−β線に沿った断面図である。図13にお
いて、40はコンタクト、41はアルミニウム配線、4
2はポリシリコン配線、43、43′はキャパシタ上電
極、44はキャパシタ下電極、45は拡散領域、46は
強誘電体である。
を図ったメモリーセルのレイアウトを図13(a)に示
す。図13(a)は図1(a)に示す回路のプレーナ型
メモリーセルのレイアウトで、各ノードに付した番号は
図1(a)に対応している。また、図13(b)は図1
3(a)のα−β線に沿った断面図である。図13にお
いて、40はコンタクト、41はアルミニウム配線、4
2はポリシリコン配線、43、43′はキャパシタ上電
極、44はキャパシタ下電極、45は拡散領域、46は
強誘電体である。
【0063】従来の不揮発性データを記憶する強誘電体
キャパシタには、上部電極の面積が下部電極より小さい
ものがあり、その上部電極の周りのエリアは、不揮発性
データを記憶するには特性が不十分なため、データの記
憶に使用されていなかった。図13(a)に示すレイア
ウトではその上部電極の周りのエリアを有効活用するた
め、不揮発性データ記憶に使う強誘電体キャパシタ21
の上部電極43の周りにDRAMモードで使う強誘電体
キャパシタ24の上部電極43′を配置してある。強誘
電体キャパシタ24は不揮発性データを記憶する必要は
ないので、残留分極等の特性が劣っていても問題はな
い。以上のような方法により面積の小さい本発明のメモ
リーセルを実現できる。
キャパシタには、上部電極の面積が下部電極より小さい
ものがあり、その上部電極の周りのエリアは、不揮発性
データを記憶するには特性が不十分なため、データの記
憶に使用されていなかった。図13(a)に示すレイア
ウトではその上部電極の周りのエリアを有効活用するた
め、不揮発性データ記憶に使う強誘電体キャパシタ21
の上部電極43の周りにDRAMモードで使う強誘電体
キャパシタ24の上部電極43′を配置してある。強誘
電体キャパシタ24は不揮発性データを記憶する必要は
ないので、残留分極等の特性が劣っていても問題はな
い。以上のような方法により面積の小さい本発明のメモ
リーセルを実現できる。
【0064】
【発明の効果】請求項1記載のデータ記憶装置によれ
ば、DRAMモードと不揮発性モードの2つを切り換え
て使用する強誘電体メモリー装置において、モードを切
り換えに特別な操作を必要としない、突然の電源遮断に
対してもデータを消失することのない使い勝手の良いメ
モリーデバイスの実現が可能である。また、2つの動作
モード毎に最適な特性をもつキャパシタを使用すること
で動作の安定性を増し、電圧印加による強誘電体キャパ
シタのリーク電流の増加やインプリントによる特性劣化
を防止して信頼性を向上させている。
ば、DRAMモードと不揮発性モードの2つを切り換え
て使用する強誘電体メモリー装置において、モードを切
り換えに特別な操作を必要としない、突然の電源遮断に
対してもデータを消失することのない使い勝手の良いメ
モリーデバイスの実現が可能である。また、2つの動作
モード毎に最適な特性をもつキャパシタを使用すること
で動作の安定性を増し、電圧印加による強誘電体キャパ
シタのリーク電流の増加やインプリントによる特性劣化
を防止して信頼性を向上させている。
【0065】請求項2記載のデータ記憶装置によれば、
請求項1と同様な効果がある。
請求項1と同様な効果がある。
【0066】請求項3記載のデータ記憶装置によれば、
請求項1または請求項2と同様な効果がある。
請求項1または請求項2と同様な効果がある。
【0067】請求項4記載のデータ記憶装置によれば、
請求項3と同様な効果がある。
請求項3と同様な効果がある。
【0068】請求項5記載のデータ記憶装置によれば、
請求項3と同様な効果がある。
請求項3と同様な効果がある。
【0069】請求項6記載のデータ記憶装置によれば、
請求項3と同様な効果がある。
請求項3と同様な効果がある。
【0070】請求項7記載のデータ記憶装置によれば、
請求項1と同様な効果がある。
請求項1と同様な効果がある。
【0071】請求項8記載のデータ記憶装置によれば、
請求項2と同様な効果がある。
請求項2と同様な効果がある。
【0072】請求項9記載のデータ記憶装置によれば、
請求項2と同様な効果のほか、メモリーセルの面積を縮
小することができる。
請求項2と同様な効果のほか、メモリーセルの面積を縮
小することができる。
【図1】(a)は本発明の1Tr−1C型FeRAMの
メモリーセル構造を示す回路図、(b)はDRAMモー
ドの説明図、(c)は不揮発性モードの説明図、(d)
は電源遮断時のセーブモードの説明図である。
メモリーセル構造を示す回路図、(b)はDRAMモー
ドの説明図、(c)は不揮発性モードの説明図、(d)
は電源遮断時のセーブモードの説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の1Tr−1C型F
eRAMのメモリーセル周辺の回路図である。
eRAMのメモリーセル周辺の回路図である。
【図3】第1の実施の形態の1Tr−1C型FeRAM
の電源投入時の動作タイミング図である。
の電源投入時の動作タイミング図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の1Tr−1C型F
eRAMのメモリーセル周辺の回路図である。
eRAMのメモリーセル周辺の回路図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の1Tr−1C型F
eRAMのメモリーセル周辺の回路図である。
eRAMのメモリーセル周辺の回路図である。
【図6】第2の実施の形態の1Tr−1C型FeRAM
のDRAMモードの読み出し動作タイミング図である。
のDRAMモードの読み出し動作タイミング図である。
【図7】第2の実施の形態の1Tr−1C型FeRAM
のDRAMモードの書き込み動作タイミング図である。
のDRAMモードの書き込み動作タイミング図である。
【図8】第2の実施の形態の1Tr−1C型FeRAM
の電源投入時の動作タイミング図である。
の電源投入時の動作タイミング図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態の2Tr−2C型F
eRAMのメモリーセル周辺の回路図である。
eRAMのメモリーセル周辺の回路図である。
【図10】第4の実施の形態の2Tr−2C型FeRA
MのDRAMモードの読み出し動作タイミング図であ
る。
MのDRAMモードの読み出し動作タイミング図であ
る。
【図11】第4の実施の形態の2Tr−2C型FeRA
MのDRAMモードの書き込み動作タイミング図であ
る。
MのDRAMモードの書き込み動作タイミング図であ
る。
【図12】第4の実施の形態の2Tr−2C型FeRA
Mの電源投入時の動作タイミング図である。
Mの電源投入時の動作タイミング図である。
【図13】(a)は第4の実施の形態のメモリーセルの
レイアウト図、(b)はそのα−β線概略断面図であ
る。
レイアウト図、(b)はそのα−β線概略断面図であ
る。
【図14】(a)はFeRAMおよびDRAMのメモリ
ーセルキャパシタ電荷−電圧特性(ヒステリシス特性)
図、(b)は電圧・電界の向きに対する分極の向きを示
すキャパシタの説明図である。
ーセルキャパシタ電荷−電圧特性(ヒステリシス特性)
図、(b)は電圧・電界の向きに対する分極の向きを示
すキャパシタの説明図である。
【図15】(a)は従来型FeRAMのデータ読み出し
時のメモリーセルキャパシタ電荷−電圧特性(ヒステリ
シス特性)図、(b)はデータ1が書き込まれたセルの
回路説明図、(c)はデータ0が書き込まれたセルの回
路説明図である。
時のメモリーセルキャパシタ電荷−電圧特性(ヒステリ
シス特性)図、(b)はデータ1が書き込まれたセルの
回路説明図、(c)はデータ0が書き込まれたセルの回
路説明図である。
【図16】従来の1Tr−1C型FeRAMのメモリー
セル周辺の回路図である。
セル周辺の回路図である。
【図17】従来の1Tr−1C型FeRAMの不揮発性
モードの読み出し動作タイミング図である。
モードの読み出し動作タイミング図である。
【図18】従来の1Tr−1C型FeRAMの不揮発性
モードの書き込み動作タイミング図である。
モードの書き込み動作タイミング図である。
【図19】FeRAMの分極反転繰り返しによるメモリ
ーセルキャパシタ電荷−電圧特性(ヒステリシス特性)
の劣化を説明する特性図である。
ーセルキャパシタ電荷−電圧特性(ヒステリシス特性)
の劣化を説明する特性図である。
【図20】従来の1Tr−1C型FeRAMのDRAM
モードの読み出し動作タイミング図である。
モードの読み出し動作タイミング図である。
【図21】従来の1Tr−1C型FeRAMのDRAM
モードの書き込み動作タイミング図である。
モードの書き込み動作タイミング図である。
1 メモリーセル用強誘電体キャパシタ 2 アクセス用NMOSトランジスタ 3 ワード線 4 セルプレート 5、7 ビット線 9 リファレンス用強誘電体キャパシタ 10 アクセス用NMOSトランジスタ 11 リファレンスワード線 12 リファレンスセルプレート 13、14 プリチャージ用NMOSトランジスタ 15 制御信号 16 差動増幅器 17 データ線 19 トランスファーゲート 21 メモリーセル用強誘電体キャパシタ 22 アクセス用NMOSトランジスタ 23 不揮発ワード線 24 メモリーセル用常誘電体キャパシタ 25 アクセス用NMOSトランジスタ 26 リファレンス用常誘電体キャパシタ 27 リファレンスワード線 28 リファレンスセルプレート 29 メモリーセル用常誘電体キャパシタ 30 アクセス用NMOSトランジスタ 31 メモリーセル用強誘電体キャパシタ 32 アクセス用NMOSトランジスタ
Claims (9)
- 【請求項1】 容量絶縁膜に強誘電体を用いた第1の強
誘電体キャパシタと、容量絶縁膜に常誘電体もしくは高
誘電体を用いた第2のキャパシタと、第1の信号線と、
前記第1の強誘電体キャパシタの一方のノードと前記第
2のキャパシタの一方のノードとを接続するスイッチ機
能を有する第1の接続手段と、前記第2のキャパシタの
前記第1の接続手段と接続されているノードと前記第1
の信号線とを接続するスイッチ機能を有す第2の接続手
段とを備えたデータ記憶装置。 - 【請求項2】 容量絶縁膜に強誘電体を用いた第1の強
誘電体キャパシタと、容量絶縁膜に強誘電体を用いた第
2の強誘電体キャパシタと、第1の信号線と、前記第1
の強誘電体キャパシタの一方のノードと前記第2の強誘
電体キャパシタの一方のノードとを接続するスイッチ機
能を有する第1の接続手段と、前記第2の強誘電体キャ
パシタの前記第1の接続手段と接続されているノードと
前記第1の信号線とを接続するスイッチ機能を有す第2
の接続手段とを備えたデータ記憶装置。 - 【請求項3】 容量絶縁膜に強誘電体を用いた第3の強
誘電体キャパシタと、第2の信号線と、前記第3の強誘
電体キャパシタの一方のノードと前記第2の信号線とを
接続するスイッチ機能を有する第3の接続手段と、前記
第1の信号線と前記第2の信号線を入力とする第1の差
動増幅器を有する請求項1または請求項2記載のデータ
記憶装置。 - 【請求項4】 容量絶縁膜に常誘電体もしくは高誘電体
を用いた第4のキャパシタと、前記第4のキャパシタの
一方のノードと前記第2の信号線とを接続するスイッチ
機能を有する第4の接続手段を有する請求項3記載のデ
ータ記憶装置。 - 【請求項5】 容量絶縁膜に強誘電体を用いた第4の強
誘電体キャパシタと、前記第4の強誘電体キャパシタの
一方のノードと前記第2の信号線とを接続するスイッチ
機能を有する第4の接続手段を有する請求項3記載のデ
ータ記憶装置。 - 【請求項6】 第1の差動増幅器を駆動する電源のLo
w電位とHi電位の中間電位を供給する第1の電源と、
前記第1の信号線と前記第1の電源を接続するスイッチ
機能を有する第4の接続手段と、前記第2の信号線と前
記第1の電源を接続するスイッチ機能を有する第5の接
続手段を有する請求項3記載のデータ記憶装置。 - 【請求項7】 容量絶縁膜に強誘電体を用いた第3の強
誘電体キャパシタと、容量絶縁膜に常誘電体もしくは高
誘電体を用いた第4のキャパシタと、第2の信号線と、
前記第3の強誘電体キャパシタの一方のノードと前記第
4のキャパシタの一方のノードとを接続するスイッチ機
能を有する第3の接続手段と、前記第4のキャパシタの
前記第3の接続手段と接続されているノードと前記第2
の信号線とを接続するスイッチ機能を有する第4の接続
手段と、第1の信号線と前記第2の信号線を入力とする
第1の差動増幅器を有する請求項1記載のデータ記憶装
置。 - 【請求項8】 容量絶縁膜に強誘電体を用いた第3の強
誘電体キャパシタと、容量絶縁膜に強誘電体を用いた第
4の強誘電体キャパシタと、第2の信号線と、前記第3
の強誘電体キャパシタの一方のノードと前記第4の強誘
電体キャパシタの一方のノードとを接続するスイッチ機
能を有する第3の接続手段と、前記第4の強誘電体キャ
パシタの前記第3の接続手段と接続されているノードと
前記第2の信号線とを接続するスイッチ機能を有する第
4の接続手段と、前記第1の信号線と前記第2の信号線
を入力とする第1の差動増幅器を有する請求項2記載の
データ記憶装置。 - 【請求項9】 第1の強誘電体キャパシタとして、一方
の電極が中心部とその周辺部に電気的に隔てられている
平面型強誘電体キャパシタの中心部を使用し、第2の強
誘電体キャパシタとして、前記平面型強誘電体キャパシ
タの周辺部を使用する請求項2記載のデータ記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10366661A JP2000187989A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | データ記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10366661A JP2000187989A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | データ記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000187989A true JP2000187989A (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=18487337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10366661A Pending JP2000187989A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | データ記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000187989A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-12-24 JP JP10366661A patent/JP2000187989A/ja active Pending
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