JP2000187977A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2000187977A
JP2000187977A JP10362369A JP36236998A JP2000187977A JP 2000187977 A JP2000187977 A JP 2000187977A JP 10362369 A JP10362369 A JP 10362369A JP 36236998 A JP36236998 A JP 36236998A JP 2000187977 A JP2000187977 A JP 2000187977A
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power supply
signal
supply line
sub
decode signal
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JP10362369A
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Takaharu Tsuji
高晴 辻
Shigeki Tomishima
茂樹 冨嶋
Tsukasa Oishi
司 大石
Masatoshi Ishikawa
正敏 石川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速動作が可能な半導体記憶装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 ロウデコーダRDのそれぞれは、メモリ
ブロックのそれぞれに対応して設けられる。ロウデコー
ダRDのそれぞれは、メイン電源線とサブ電源線とから
構成される階層電源システムにより動作電源電圧を受け
て動作する。バンク活性化信号ACTを用いて、全ての
階層電源システムにおけるメイン電源線とサブ電源線と
をショートさせ、サブ電源線の電圧を回復させる。その
後、デコード動作により出力されるブロック選択信号B
Sにより、非選択のメモリブロックに対するロウデコー
ダRDに対しては、メイン電源線とサブ電源線とをカッ
トオフさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶装置に関
し、特にアドレスをデコードした結果に基づきメモリア
レイの動作を制御する回路を有する半導体記憶装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体記憶装置について、図19
を用いて説明する。図19は、従来の半導体記憶装置の
主要部の構成を示す図である。図19を参照して、従来
の半導体記憶装置は、アドレスをデコードするデコーダ
901、内部回路902♯0〜902♯nおよび電源制
御回路904♯0〜904♯nを備える。
【0003】デコーダ901は、バンク活性化信号AC
Tに応答してアドレスをデコードして、デコード信号B
1(0)〜B1(n)およびB2(0)〜B2(m)
(図中m=2)を出力する(以下総称的に、デコード信
号B1(0)〜B1(n)をデコード信号B1と、デコ
ード信号B2(0)〜B2(m)をデコード信号B2と
称す)。電源制御回路904♯0〜904♯nのそれぞ
れは、内部回路902♯0〜902♯nのそれぞれに対
応して設けられる。電源制御回路904♯0〜904♯
nのそれぞれはデコード信号B1に応答して活性化す
る。デコード信号B1に基づき、電源制御回路904♯
0〜904♯nから出力される電源信号V(0)〜V
(n)のうちのいずれか1つが活性化する(以下総称的
に、電源信号V(0)〜V(n)を電源信号Vと称
す)。
【0004】内部回路902♯0〜902♯nのそれぞ
れは、対応するデコード信号B1およびB2、ならびに
対応する電源信号Vのすべてが活性した場合に活性化さ
れる。電源制御回路は、内部回路の一部に電源を供給す
る回路であり、内部回路の待機電流の低減ならびに内部
回路の素子数の低減のために用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の半導体記憶装置の構成では、以下に示す問題があ
る。従来の半導体記憶装置の問題点を、タイミングチャ
ートである図20を用いて説明する。図20は、従来の
半導体記憶装置における問題点を説明するためのタイミ
ングチャートである。図20において、記号Bは、デコ
ード信号(図19におけるデコーダ901の出力に対
応)を、記号ACTは、メモリセルアレイを活性化させ
るためのバンク活性信号を、記号Vは、電源信号(図1
9における電源信号V(0)〜V(n)のいずれかに対
応)を、記号STATEは、デコード信号Bに基づき動
作する内部回路(図19における内部回路902♯0、
…、902♯nのいずれかに対応)の状態をそれぞれ表
わしている。
【0006】図20では、時刻t1においてスタンバイ
サイクルからアクティブサイクルへ遷移する。バンク活
性化信号ACTは、アクティブサイクルでHレベル(V
CC)、スタンバイサイクルにおいてLレベル(GN
D)に設定される。スタンバイサイクルでは、全てのデ
コード信号BはLレベルであり、内部回路は、動作停止
状態にある(状態STATEがLレベル)。
【0007】図20を参照して、アクティブサイクルに
おいて、バンク活性化信号ACTがHレベルに立上が
る。これに応答して、時刻t2(>t1)にデコード信
号BがHレベルに立上がる。これに応答して、時刻t3
(>t2)において電源信号Vが活性化する。これに応
答して、時刻t4(>t4)において内部回路が活性化
する(状態STATEがHレベル)。
【0008】上述したように、電源信号Vはデコード信
号B1に応答して活性化する。このため、電源信号Vは
デコード信号B1の活性化時刻t2よりも遅い時刻t3
にならなければ活性化されない。したがって、内部回路
の状態STATEが決定するのは、時刻t3以降の時刻
t4になる。
【0009】すなわち、従来の半導体記憶装置の構成で
は、内部回路を所望の状態にする(状態STATEをH
レベルにする)ためには少なくとも(t4−t2)の時
間が必要であり、高速動作が実現できないという問題が
あった。
【0010】そこで、本発明は、このような問題を解決
するためになされたものであり、その目的はデコード信
号を用いて動作する電源制御回路に起因する遅延を回避
し、高速動作が可能な半導体記憶装置を提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体記
憶装置は、複数のメモリブロックを備え、複数のメモリ
ブロックのの各々は複数のメモリセルを含み、外部アド
レスに応答して、複数のメモリブロックのうち特定のメ
モリブロックを選択するためのデコード信号を出力する
デコード手段と、複数の内部回路とをさらに備え、複数
の内部回路のそれぞれは、複数のメモリブロックのそれ
ぞれに対応して設けられ、デコード手段から出力される
対応するデコード信号に基づき選択的に対応するメモリ
ブロックの動作を制御し、アクティブサイクルにおい
て、複数の内部回路のそれぞれが、デコード手段におけ
るデコード動作に先行して活性状態となり、デコード信
号に基づき選択的に活性状態を維持し、または非活性状
態になるように制御する制御手段をさらに備える。
【0012】請求項2に係る半導体記憶装置は、請求項
1に係る半導体記憶装置であって、複数の内部回路のそ
れぞれは、動作電源電圧の供給を受けて動作する論理回
路を含み、制御手段は、複数の電源制御手段を含み、複
数の電源制御手段のそれぞれは、複数の内部回路のそれ
ぞれに対応して設けられ、アクティブサイクルにおい
て、対応する論理回路に対して、対応するデコード信号
より速いタイミングで活性化する特定の活性化信号に応
答して動作電源電圧を供給し、対応するデコード信号に
基づき選択的に動作電源電圧の供給を停止する。
【0013】請求項3に係る半導体記憶装置は、請求項
2に係る半導体記憶装置であって、複数の電源制御手段
のそれぞれは、高電位側の動作電源電圧を受ける第1の
メイン電源線と、第1のサブ電源線と、低電位側の動作
電源電圧を受ける第2のメイン電源線と、第2のサブ電
源線と、第1のメイン電源線と第1のサブ電源線とを接
続する第1のスイッチ段と、第2のメイン電源線と第2
のサブ電源線とを接続する第2のスイッチ手段と、アク
ティブサイクルにおいて、第1のスイッチ手段および第
2のスイッチ手段を、特定の活性化信号に応答してオン
し、非活性状態の対応するデコード信号に応答してオフ
する手段とを含み、論理回路は、第1のメイン電源線お
よび第2のサブ電源線から受ける動作電源電圧に基づき
動作し、与えられた入力に対して所定の論理処理を施し
て出力する第1の論理ゲートと、第1のサブ電源線およ
び第2のメイン電源線から受ける動作電源電圧電圧に基
づき動作し、与えられた入力に対して所定の論理処理を
施して出力する第2の論理ゲートとを含む。
【0014】請求項4に係る半導体記憶装置は、請求項
1に係る半導体記憶装置であって、複数の内部回路のそ
れぞれは、アクティブサイクルにおいて、デコード信号
より速いタイミングで活性化する特定の活性化信号に応
答して動作可能な状態となり、対応するデコード信号が
非活性状態であればリセット状態になるワード線駆動手
段を含む。
【0015】請求項5に係る半導体記憶装置は、請求項
4に係る半導体記憶装置であって、複数のメモリブロッ
クのそれぞれは、複数のメモリセルのうち、行方向に並
ぶ複数のメモリセルを選択するための複数のワード線を
さらに含み、ワード線駆動手段は、複数のワード線のう
ち対応するワード線を選択状態/非選択状態とし、制御
手段は、複数のリセット制御手段を含み、複数のリセッ
ト制御手段のそれぞれは、複数の内部回路のそれぞれに
対応して設けられ、アクティブサイクルにおいて、対応
するワード線駆動手段を、対応するデコード信号より速
いタイミングで活性化する特定の活性化信号に応答して
立上げ可能な状態とし、対応するデコード信号に基づき
リセット状態にする。
【0016】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]本発明の実施の
形態1における半導体記憶装置の全体構成について、図
1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に
おける半導体記憶装置1000の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【0017】図1を参照して、半導体記憶装置1000
は、タイミングレジスタ1、ロウアドレスバッファ2、
ロウプリデコーダ3、階層電源コントローラ10、ロウ
デコーダユニット11、ワードドライバ14♯0、14
♯1、…、14♯n、アレイ部、コラムデコーダ4、お
よびデータ入出力バッファ5を備える。
【0018】タイミングレジスタ1は、外部信号(外部
ロウアドレスストローブ信号/RAS、外部コラムアド
レスストローブ信号/CAS、外部チップセレクト信号
/CS、外部ライトイネーブル信号/WE等)を受け
て、内部制御信号を出力する。具体例として、タイミン
グレジスタ1は、アレイ部を活性化させるバンク活性化
信号ACTを出力する。ロウアドレスバッファ2は、外
部アドレス信号A0〜Aiに応答して、内部ロウアドレ
ス信号を出力する。
【0019】アレイ部は、複数のメモリブロック12♯
1〜12♯nから構成され、複数のメモリブロック12
♯1〜12♯n(以下、総称的にメモリブロック12と
記す)の各々を挟むようにセンスアンプブロック13を
配置する。隣接するメモリブロック12同士は、センス
アンプブロック13を共有する。
【0020】データ入出力バッファ5は、データ入出力
ピンDQ0〜DQnとアレイ部との間で信号の授受を行
なう。コラムデコーダ4は、データ入出力バッファ5と
アレイ部との間に配置される。
【0021】ロウプリデコーダ3は、ロウアドレスバッ
ファ2の出力をプリデコードしてデコード信号を出力す
る。ロウプリデコーダ3から、メモリブロックを選択す
るためのブロック選択信号BS(0)、BS(1)…が
出力される(以下、総称的にブロック選択信号BSと記
す)。
【0022】ロウデコーダユニット11は、複数のロウ
デコーダRD♯0、RD♯1、…、RD♯nを含む(以
下総称的にロウデコーダRDと記す)。ロウデコーダR
Dのそれぞれは、メモリブロックのそれぞれに対応して
配置される。ワードドライバ14♯0、14♯1、…、
14♯nのそれぞれ(以下総称的にワードドライバ14
と記す)は、メモリブロック12のそれぞれに対応して
配置される。ワードドライバ14のそれぞれは、対応す
るロウデコーダRDの出力(図中記号RX)を受けて、
対応するメモリブロック12のワード線WLを活性化す
る。
【0023】ロウデコーダRDは、メイン電源線および
サブ電源線の2つ電源線から構成される階層電源システ
ムにより動作電源電圧を受けて動作する。ここで、ロウ
デコーダRDと階層電源システムとの関係を、図2を用
いて説明する。図2は、ロウデコーダRDと階層電源シ
ステムとの関係を説明するための図である。
【0024】図2を参照して、ロウデコーダRDは、N
AND回路61、ならびにインバータ62および63を
含む。NAND回路61、ならびにインバータ62およ
び63は、直列に接続される。
【0025】NAND回路61およびインバータ63
は、メイン電源電圧線L1およびサブ接地電圧線L4か
ら動作電源電圧(VCC、SubVSS)を受けて論理
処理を行なう。インバータ62は、サブ電源電圧線L2
およびメイン接地電圧線L3から動作電源電圧(Sub
VCC、VSS)を受けて論理処理を行なう。以下、総
称的に、メイン電源電圧線L1およびメイン接地電圧線
L3をメイン電源線と、サブ電源電圧線L2およびサブ
接地電圧線L4をサブ電源線と称す。NAND回路61
は、ロウプリデコーダ3からプリデコード信号を受け
る。インバータ63の出力に基づき、対応するワードド
ライバ14が駆動される。
【0026】図1を参照して、階層電源コントローラ1
0は、ロウデコーダRDのそれぞれにおけるサブ電源線
の電圧をコントロールする。より具体的には、ロウデコ
ーダRD♯0に対するサブ電源電圧線の電圧SubVC
C(0)およびサブ接地電圧線の電圧SubVSS
(0)、ロウデコーダRD♯1に対するサブ電源電圧線
の電圧SubVCC(1)およびサブ接地電圧線の電圧
SubVSS(1)、そしてロウデコーダRD♯nに対
するサブ電源電圧線の電圧SubVCC(n)およびサ
ブ接地線電圧SubVSS(n)等をコントロールす
る。
【0027】ここで、図1に示す階層電源コントローラ
10とサブ電源線の電圧との関係について、図3を用い
て説明する。図3は、図1に示す階層電源コントローラ
10の概要を示すブロック図である。
【0028】図3を参照して階層電源コントローラ10
は、電源制御回路18♯0、18♯1、…、18♯nを
備える(以下、総称的に電源制御回路18と記す)。電
源制御回路18のそれぞれは、メモリブロック12のそ
れぞれ対応して配置される。
【0029】電源制御回路18は、タイミングレジスタ
1から受けるバンク活性化信号ACTと、ロウプリデコ
ーダ3から受けるブロック選択信号BSとに基づき、対
応するサブ電源線の電圧を制御する。
【0030】たとえば、電源制御回路18♯0は、バン
ク活性化信号ACTとブロック選択信号BS(0)とに
基づき、ロウデコーダRD♯0におけるサブ電源線の電
圧(電圧SubVCC(0)および電圧SubVSS
(0))を制御する。
【0031】ここで、電源制御回路18♯0〜18♯n
の具体的構成を、図4および図5を用いて説明する。図
4および図5は、図3に示す電源制御回路の具体的構成
を説明するための回路図である。図5には、参考のため
ロウデコーダRDを併せて記載してある。
【0032】図4を参照して、電源制御回路は、遅延回
路20、インバータ21、23および25、NOR回路
22、ならびにNAND回路24を含む。遅延回路20
は、バンク活性化信号ACTを遅延して出力する。イン
バータ21は、遅延回路20の出力を反転する。NOR
回路22は、インバータ21の出力と対応するブロック
選択信号BSとを受ける。インバータ23は、NOR回
路22の出力を反転する。NAND回路24は、バンク
活性化信号ACTとインバータ23の出力とを受ける。
インバータ25は、NOR回路24の出力を反転して電
源制御信号SVcntを出力する。
【0033】図5を参照して、電源制御回路はさらに、
インバータ26、ならびにスイッチトランジスタ27お
よび28を含む。スイッチトランジスタ27は、PMO
Sトランジスタであり、スイッチトランジスタ28は、
NMOSトランジスタで構成される。
【0034】インバータ26は、電源制御信号SVcn
tを反転して、電源制御信号/SVcntを出力する。
スイッチトランジスタ27は、電源制御信号/SVcn
tに応答してオンする。スイッチトランジスタ28は、
電源制御信号SVcntに応答してオンする。スイッチ
トランジスタ27がオンすると、電源電圧VCCを供給
するメイン電源電圧線L1とサブ電源電圧線L2とが電
気的に接続状態になる。スイッチトランジスタ28がオ
ンすると、接地電圧VSSを供給するメイン接地電圧線
L3とサブ接地電圧線L4とが電気的に接続状態にな
る。
【0035】図5に示す回路のスタンバイサイクルでの
動作を図6を用いて説明する。図6は、図5に示す回路
のスタンバイサイクルでの動作を説明するための図であ
る。図中記号(H)、(L)は、スタンバイサイクルで
の各ノードの状態を表わしている。
【0036】図6を参照して、インバータ62は、PM
OSトランジスタ121およびNMOSトランジスタ1
22を含む。インバータ63は、PMOSトランジスタ
125およびNMOSトランジスタ126を含む。PM
OSトランジスタ125は、メイン電源電圧線L1と接
続され、NMOSトランジスタ126は、サブ接地電圧
線L4と接続される。PMOSトランジスタ121は、
サブ電源電圧線L2と接続され、NMOSトランジスタ
122は、メイン接地電圧線L3と接続される。
【0037】スタンバイサイクルにおいて、インバータ
62の入力ノードはHレベル、インバータ63の入力ノ
ードはLレベルの状態にある。この場合、スイッチトラ
ンジスタ27および28をオフして、メイン電源線とサ
ブ電源線とをカットオフ状態にする。サブ電源線はフロ
ーティング状態になる。これにより、PMOSトランジ
スタ121を通じて流れるリーク電流およびNMOSト
ランジスタ126を通じて流れるリーク電流が抑えられ
る。
【0038】ここで、本発明の実施の形態1における階
層電源コントローラ10による制御の効果を、図7〜図
10を用いて説明する。図7は、階層電源システムをデ
コード信号で制御した場合の全体構成図であり、図8
は、図7における階層電源システムを説明するための図
である。
【0039】図7に示す半導体記憶装置1500は、半
導体記憶装置1000の階層電源コントローラ10に代
わって、階層電源コントローラ70を備える。階層電源
コントローラ70は、ロウプリデコーダ3から受けるブ
ロック選択信号BS(0)、BS(1)…に基づき、各
サブ電源線の電圧をコントロールする。より具体的に
は、ブロック選択信号BSに基づき電源制御信号を発生
する(電源制御信号をDSVと記す)。図8に示すよう
に、スイッチトランジスタ27および28のオン/オフ
は、この電源制御信号DSVに基づき行う。
【0040】図9は、本発明の実施の形態1における階
層電源コントローラ10の効果を説明するためのタイミ
ングチャートである。図10は、デコード信号を用いて
サブ電源線の電圧を制御した場合の効果を説明するため
のタイミングチャートであり、図7の半導体記憶装置に
対応している。
【0041】図9および図10において、記号RXi
(0)は、ロウデコーダRD♯0から出力されるデコー
ド信号を、記号WLj(0)は、デコード信号RXi
(0)により駆動されるワード線をそれぞれ表わしてい
る。
【0042】図9において、記号SVcnt(0)は、
ロウデコーダRD♯0に対応する電源制御信号を、記号
SVcnt(1)は、ロウデコーダRD♯1に対応する
電源制御信号をそれぞれ表わしている。図10におい
て、記号DSV(0)は、ロウデコーダRD♯0に対応
する電源制御信号を、記号DSV(1)は、ロウデコー
ダRD♯1に対応する電源制御信号をそれぞれ表わして
いる。
【0043】図9および図10では、時刻t0およびt
2において、アクティブサイクルからスタンバイサイク
ルへ遷移し、時刻t1においてスタンバイサイクルから
アクティブサイクルへ遷移する。バンク活性化信号AC
Tは、アクティブサイクルでHレベル(VCC)、スタ
ンバイサイクルにおいてLレベル(GND)に設定され
る。スタンバイサイクルでは、全てのブロック選択信号
BS(0)、BS(1)は、Lレベルであり、全ての電
源制御信号SVcnt(0)、SVcnt(1)、DS
V(0)、DSV(1)は、Lレベルである。
【0044】図9を参照して、アクティブサイクルから
スタンバイサイクルへの遷移時点(時刻t0、t2)に
おいて、バンク活性化信号ACTがLレベルに立下が
る。電源制御信号SVcnt(0)およびSVcnt
(1)がLレベルになる。全てのスイッチトランジスタ
27および28はオフする。全てのロウデコーダRDに
対して、メイン電源電圧線とサブ電源電圧線L2とがカ
ットオフ状態になり、またメイン接地電圧線L3とサブ
接地電圧線L4とがカットオフ状態になる。サブ電源線
はフローティング状態になる。
【0045】これにより、サブ電源電圧線の電圧Sub
VCC(0)およびSubVCC(1)は、電源電圧V
CCから電圧値αだけ低下した(VCC−α)レベルに
なる。サブ接地電圧線の電圧SubVSS(0)、Su
bVSS(1)は、接地電圧VSSから電圧値βだけ高
い(VSS+β)レベルになる。これによりスタンバイ
サイクルにおけるリーク電流が抑制される。
【0046】スタンバイサイクルからアクティブサイク
ルへの遷移時点(時刻t1)において、バンク活性化信
号ACTがHレベルに立上がる。直後に、電源制御信号
SVcnt(0)およびSVcnt(1)がHレベルに
立上がる。スイッチトランジスタ27および28がオン
する。全てのロウデコーダRDに対して、メイン電源電
圧線L1とサブ電源電圧線L2とがショート状態にな
り、またメイン接地電圧線L3とサブ接地電圧線L4と
がショート状態になる。
【0047】ショートした直後のサブ電源電圧線L2の
電圧レベルは、メイン電源電圧線L1の電圧レベルより
低く、サブ接地電圧線L4の電圧レベルはメイン接地電
圧線L3の電圧レベルよりも高くなっており、論理回路
(インバータ)の電源−グランド間の電位差は通常状態
よりも低い。したがって、各電源線の電圧レベルが所望
の値に回復するにはある程度の時間が必要とされる。
【0048】時刻tx(ただし、t1<tx<t2)に
おいて、ロウプリデコーダ3からデコード結果が出力さ
れる。この時点で、電圧SubVCC(0)およびSu
bVCC(1)は、(VCC−α)レベルから、電源電
圧レベルVCCになる。電圧SubVSS(0)および
SubVSS(1)は、(VSS+β)レベルから接地
電圧レベルVSSになる。すなわち、サブ電源線の電圧
が回復している。内部回路であるロウデコーダRDは、
デコード動作より先行して動作可能な状態になってい
る。
【0049】時刻txに、ブロック選択信号BS(0)
がHレベルに立上がる。その他のブロック選択信号(た
とえば、ブロック選択信号BS(1))はLレベルを保
持する。ロウデコーダRD♯0からは、デコード結果を
受けた直後にHレベルのデコード信号RXi(0)が出
力される。この結果、対応するワード線WLj(0)の
電圧が昇圧電源電圧VPPに立上がる。
【0050】一方、ロウデコーダRD♯0を除く他のロ
ウデコーダRDの電源制御信号(ロウデコーダRD♯1
に対する電源制御信号SVcnt(1))は、デコード
結果に基づきLレベルに立下がる。したがって、電圧S
Vcnt(1)は、電源電圧VCCから電圧値αだけ低
下した(VCC−α)レベルに、電圧SubVSS
(1)は、接地電圧VSSから電圧値βだけ高い(VS
S+β)レベルになる。非選択のメモリブロックについ
ての内部回路に関しては、リーク電流が抑制される。
【0051】図10を参照して、デコード信号に基づき
サブ電源線の電圧を回復させた場合、電源制御信号DS
V(0)は、ブロック選択信号BS(0)の立上がりの
後(時刻tx以降)にHレベルに立上がる。これに基づ
き、サブ電源線とメイン電源線とがショートする。
【0052】ところが、上述したように、各電源線の電
圧レベルが所望の値に回復するにはある程度の時間が必
要とされる。したがって、時刻txからさらにt0時間
経過した後でなければ、ロウデコーダRDは所望の動作
電源電圧を受けることができない。これにより、ロウデ
コーダRDにおけるデコード動作が遅れる。
【0053】したがって、デコード信号に基づきロウデ
コーダRDに動作電源電圧を供給する構成に対し、デコ
ード動作に先行してロウデコーダRDに動作電源電圧を
供給する構成をとることにより、ロウデコーダの動作が
高速化する。
【0054】なお、非選択のメモリブロックに対するサ
ブ電源線およびサブ接地線については、一旦活性化した
後すぐに非活性化することによりリーク電流は低減され
る。
【0055】このように、本発明の実施の形態1におけ
る半導体記憶装置では、サブ電源線電圧の回復を高速化
し、当該回復の期間とロウデコーダRDでのデコード動
作とが重なることによる遅延を回避する構成について説
明したが、本構成は、ロウデコーダRDのみならず、ワ
ードドライバ等のその他の内部回路における階層電源シ
ステムについても適用可能である。
【0056】[実施の形態2]本発明の実施の形態2に
おける半導体記憶装置について説明する。本発明の実施
の形態2における半導体記憶装置は、バンク活性化信号
に応答して全てのワードドライバを立上げ可能な状態に
設定し、その後、非選択のメモリブロックに対するワー
ドドライバをリセット状態に戻すことにより、高速動作
を可能とするものである。
【0057】本発明の実施の形態2における半導体記憶
装置2000について、図11を用いて説明する。図1
1は、本発明の実施の形態2における半導体記憶装置2
000の主要部の構成を示すブロック図である。図1に
示す半導体記憶装置1000と同じ構成要素には、同じ
記号および符号を付しその説明を省略する。
【0058】図11を参照して、半導体記憶装置200
0は、タイミングレジスタ1、ロウアドレスバッファ
2、ロウプリデコーダ3、メモリブロック12♯0およ
び12♯1、センスアンプブロック13、ならびにワー
ドドライバ24♯0および24♯1を備える。
【0059】ワードドライバ24♯0、24♯1のそれ
ぞれは、メモリブロックのそれぞれに対応して設けられ
る(以下総称的に、ワードドライバ24と記す)。ワー
ドドライバ24♯0は、バンク活性化信号ACTとロウ
プリデコーダ3から出力されるデコード信号RX3
(0)、RX1、およびRX2とに応答してメモリブロ
ック12♯0におけるワード線WLを選択状態にする。
ワードドライバ24♯1は、バンク活性化信号ACTと
ロウプリデコーダ3から出力されるデコード信号RX3
(1)、RX1、およびRX2とに応答してメモリブロ
ック12♯1におけるワード線WLを選択状態にする。
【0060】ここで、ワードドライバ24♯0、24♯
1の具体的構成を、図12を用いて説明する。図12
は、図11に示すワードドライバの構成を説明するため
の回路図である。なお、参考のためのロウプリデコーダ
3を併せて記載している。
【0061】図12を参照して、ワードドライバ24
は、レベル変換回路32、インバータ33、38、39
および40、PMOSトランジスタ34および35、な
らびにNMOSトランジスタ36および37を備える。
【0062】ロウプリデコーダ3はロウアドレスバッフ
ァ2から受けるロウアドレスに基づき、デコード信号R
X1、RX2、およびRX3を出力する。ここで、デコ
ード信号RX3は、図11におけるデコード信号RX3
(0)、RX3(1)に相当する。なお、信号RX3
は、ロウアドレスの最上位に対応している。
【0063】レベル変換回路32は、バンク活性化信号
ACTとデコード信号RX3とに応じて、ワード線リセ
ット信号RSTを出力する。インバータ33は、ロウプ
リデコーダ3の出力ノードとノードNBとの間に接続さ
れる。インバータ33は、デコード信号RX3を反転し
て、デコード信号/RX3を出力する。
【0064】PMOSトランジスタ34は、昇圧電源電
圧VPPとノードNAとの間に接続され、ゲート電極は
ワード線リセット信号RSTを受ける。NMOSトラン
ジスタ36および37は、ノードNAとノードNBとの
間に直列に接続される。NMOSトランジスタ36のゲ
ート電極は、デコード信号RX1を受ける。NMOSト
ランジスタ37のゲート電極は、デコード信号RX2を
受ける。
【0065】PMOSトランジスタ35は、昇圧電源電
圧VPPとノードNAとの間に接続される。インバータ
38は、ノードNAとPMOSトランジスタ35のゲー
ト電極との間に接続される。インバータ38は、ノード
NAの信号を反転して、接地電位レベルまたは昇圧電源
電圧レベルVPPの信号を出力する。インバータ39
は、インバータ38の出力を反転して、接地電位レベル
または昇圧電源電圧レベルVPPの信号を出力する。イ
ンバータ40は、インバータ39の出力を反転して、接
地電位レベルまたは昇圧電源電圧レベルVPPの信号を
ワード線WLに供給する。
【0066】ワード線リセット信号RSTをLレベルに
設定すると、ノードNAはHレベルになる。ノードNA
をHレベルに固定すると、インバータ40の出力がLレ
ベルに維持される。すなわち、ワードドライバ24はリ
セット状態を維持する。
【0067】ワード線リセット信号RSTをHレベルに
立上げると、PMOSトランジスタ34からのノードN
Aへの充電が停止する。この状態でデコード信号RX3
がHレベル(ノードNBがLレベル)であれば、デコー
ド信号RX1およびRX2によって、ノードNAを接地
電圧レベルに落とせる状態となる。すなわち、ワードド
ライバが立上げ可能な状態となる。
【0068】ここで、図12に示すレベル変換回路32
の具体的構成を、図13を用いて説明する。図13は、
図12に示すレベル変換回路32の具体的構成を示す回
路図である。図13を参照して、レベル変換回路32
は、遅延回路40、インバータ41、43および45、
NOR回路42ならびにNAND回路44を含む。
【0069】遅延回路40は、バンク活性化信号ACT
を遅延して出力する。インバータ41は、遅延回路40
の出力を反転する。NOR回路42は、インバータ41
の出力とデコード信号RX3とを受ける。インバータ4
3は、NOR回路42の出力を反転する。NAND回路
44は、バンク活性化信号ACTとインバータ43の出
力とを受ける。インバータ45は、NAND回路44の
出力を反転して、接地電位レベルまたは昇圧電源電圧レ
ベルVPPのワード線リセット信号RSTを出力する。
【0070】次に、図13に示すレベル変換回路32の
動作を、タイミングチャートである図14および図15
を用いて説明する。図14および図15は、図13に示
すレベル変換回路32の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。図14および図15では、時刻t0
およびt2において、アクティブサイクルからスタンバ
イサイクルへ遷移し、時刻t1においてスタンバイサイ
クルからアクティブサイクルへ遷移する。バンク活性化
信号ACTは、アクティブサイクルでHレベル(VC
C)、スタンバイサイクルにおいてLレベル(GND)
に設定される。スタンバイサイクルでは、全てのワード
ドライバにおいてワード線リセット信号RSTはLレベ
ルの状態にある。
【0071】図14を参照して、時刻t1においてスタ
ンバイサイクルからアクティブサイクルに遷移した後、
時刻tx(<t2)でデコード信号RX3がHレベルに
立上がった場合を説明する。この場合、ワード線リセッ
ト信号RSTは、時刻t1の直後に、Hレベルに立上が
る。そして、時刻t2においてアクティブサイクルから
スタンバイサイクルに遷移すると、ワード線リセット信
号RSTはLレベルに立下がる。
【0072】図15を参照して、時刻t1においてスタ
ンバイサイクルからアクティブサイクルに遷移した後、
デコード信号RX3がLレベルを保持した場合を説明す
る。この場合、ワード線リセット信号RSTは、時刻t
1の直後に一旦Hレベルに立上がり、所定期間経過後
(時刻tx以降)にLレベルに立下がる。
【0073】次に、本発明の実施の形態2におけるワー
ド線の立上げタイミングの効果について、図16〜図1
8を用いて説明する。
【0074】図16は、図12に示すPMOSトランジ
スタ34を、デコード信号で駆動した場合の回路図であ
る。図16に示すワードドライバ46は、レベル変換回
路32に代わって、レベル変換回路1301を備える。
レベル変換回路1301は、昇圧電源電圧VPPを動作
電源とし、ロウプリデコーダ3から出力されるデコード
信号RX3のレベルを変換してワード線リセット信号R
STを出力する。
【0075】図17は、本発明の実施の形態2に係るワ
ードドライバ24の効果を説明するためのタイミングチ
ャートである。また図18は、デコード信号を用いてワ
ードドライバを駆動させた場合の効果を説明するための
タイミングチャートであり、図16に示すワードドライ
バ46に対応している。
【0076】図17において、記号RX3(0)は、ワ
ードドライバ14♯0に対するデコード信号を、記号R
X3(1)は、ワードドライバ14♯1に対するデコー
ド信号をそれぞれ表わす。また記号RST(0)は、ワ
ードドライバ14♯0に対するワード線リセット信号
を、RST(1)は、ワードドライバ14♯1に対する
ワード線リセット信号をそれぞれ表わす。さらに、記号
WLj(0)は、ワードドライバ14♯0が駆動するワ
ード線の状態を、記号WLj(1)は、ワードドライバ
14♯1が駆動するワード線の状態をそれぞれ表わして
いる。
【0077】なお、図18は、ワードドライバ14♯
0、14♯1のそれぞれにワードドライバ46を適用し
た場合を表わしている。
【0078】図17および図18では、時刻t0および
t2において、アクティブサイクルからスタンバイサイ
クルへ遷移し、時刻t1においてスタンバイサイクルか
らアクティブサイクルへ遷移する。バンク活性化信号A
CTは、アクティブサイクルでHレベル(VCC)、ス
タンバイサイクルにおいてLレベル(GND)に設定さ
れる。スタンバイサイクルでは、全てのワードドライバ
においてワード線リセット信号(RST(0)、RST
(1))はLレベルの状態にある。
【0079】図17を参照して、アクティブサイクルに
おいて時刻tx(t1<tx<t2)にデコード信号R
X3(0)がHレベルに立上がり、デコード信号RX3
(1)がLレベルを維持したとする。時刻t1において
スタンバイサイクルからアクティブサイクルに遷移した
直後に、ワード線リセット信号RST(0)、RST
(1)は、Hレベルに立上がる。これにより、ワードド
ライバ14♯0および14♯1が立上げ可能な状態にな
る。
【0080】ワード線リセット信号RST(0)はその
後、Hレベルを維持する。ワードドライバ14♯0は、
デコード信号RX1、RX2およびRX3(0)に応答
して、対応するワード線WLj(0)をHレベル(VP
P)に立上げる。なお、時刻t2においてアクティブサ
イクルからスタンバイサイクルへ遷移すると、ワード線
リセット信号RST(0)はLレベルに立下がる。
【0081】一方、ワード線リセット信号RST(1)
は、一旦Hレベルに立上がった後、デコード信号RX3
(1)に応答してLレベルに立下がる。すなわち、リセ
ット状態になる。この結果、対応するワード線WLj
(1)はLレベルを維持する。
【0082】図18を参照して、デコード信号に応答し
てワード線リセット信号RST(0)およびRST
(1)を生成した場合、ワード線リセット信号RST
(0)は、デコード信号の発生後(時刻tx以降)にH
レベルに立上がる。すなわち、デコード信号の発生後に
ワードドライバは立上げ可能な状態になる。したがっ
て、ワード線WLj(0)は、デコード信号が発生した
時点(時刻tx)より遅い時刻tyにHレベルに立上が
ることになる。したがって、図17の場合に比べて、ワ
ード線の立上がりタイミングが遅れる。
【0083】このように、本発明の実施の形態2に係る
ワードドライバ24は、バンク活性化信号ACTによ
り、PMOSトランジスタ34のオフタイミングを高速
化させる。これにより、ワードドライバ24は、スタン
バイサイクルからアクティブサイクルへ移行した直後に
立上げ可能な状態になるため、高速にワード線を駆動す
ることが可能となる。
【0084】なお、バンク活性化信号ACT以外の信号
であって、デコード信号RX1、RX2、RX3より速
いタイミングで発生する信号を用いてワードドライバ2
4を立上げ可能な状態にすることにより、ワード線の立
上げタイミングを高速化させることも可能である。
【0085】なお今回開示された実施の形態はすべての
点で例示であって制限的なものではないと考えられるべ
きである。本発明の範囲は上記した実施の形態の説明で
はなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範
囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれ
ることが意図される。
【0086】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る半導体記
憶装置によれば、デコード信号に基づき制御される内部
回路に対して、デコード動作に先行して活性状態とす
る。これにより、アドレスデコード直後に所望の動作を
実行させることが可能となる。
【0087】請求項2および請求項3に係る半導体記憶
装置は、請求項1に係る半導体記憶装置であって、デコ
ード信号より速いタイミングで活性化する信号を用いて
階層電源システムをすべて活性化して、内部回路に動作
電源電圧を供給する。そして、デコード結果に応答して
階層電源システムを選択的に非活性化させる。これによ
り、電源供給を受ける内部回路の動作速度が高速化し、
非選択の内部回路に対しては、消費電流が低減される。
【0088】請求項4および請求項5に係る半導体記憶
装置は、請求項1に係る半導体記憶装置であって、デコ
ード信号より速いタイミングで活性化する信号を用いて
ワード線駆動手段(内部回路)を立上げ可能な状態と
し、デコード結果に応答して、選択的にリセット状態と
する。これにより、ワード線の立上げタイミングが高速
化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における半導体記憶装
置1000の全体構成を示すブロック図である。
【図2】 ロウデコーダRDと階層電源システムとの関
係を説明するための図である。
【図3】 図1に示す階層電源コントローラ10の概要
を示すブロック図である。
【図4】 図3に示す電源制御回路の具体的構成を説明
するための回路図である。
【図5】 図3に示す電源制御回路の具体的構成を説明
するための回路図である。
【図6】 図5に示す回路のスタンバイサイクルでの動
作を説明するための図である。
【図7】 階層電源システムをデコード信号で制御した
場合の全体構成図である。
【図8】 図7における階層電源システムを説明するた
めの図である。
【図9】 本発明の実施の形態1における階層電源コン
トローラ10の効果を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図10】 デコード信号を用いてサブ電源線の電圧を
制御した場合の効果を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図11】 本発明の実施の形態2における半導体記憶
装置2000の主要部の構成を示すブロック図である。
【図12】 図11に示すワードドライバの構成を説明
するための回路図である。
【図13】 図12に示すレベル変換回路32の具体的
構成を示す回路図である。
【図14】 図13に示すレベル変換回路32の動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【図15】 図13に示すレベル変換回路32の動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【図16】 デコード信号で動作させるワードドライバ
の構成の一例を示す回路図である。
【図17】 本発明の実施の形態2に係るワードドライ
バ24の効果を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図18】 デコード信号を用いてワードドライバを駆
動させた場合の効果を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図19】 従来の半導体記憶装置の主要部の構成を示
す図である。
【図20】 従来の半導体記憶装置における問題点を説
明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 タイミングレジスタ、2 ロウアドレスバッファ、
3 ロウプリデコーダ、4 コラムデコーダ、5 デー
タ入出力バッファ、10 階層電源コントローラ、11
ロウデコーダユニット、14,24,14♯0〜14
♯n,24♯0〜24♯n ワードドライバ、18♯0
〜18♯n 電源制御回路、RD♯0〜RD♯n ロウ
デコーダ、32 レベル変換回路、1000,2000
半導体記憶装置。
フロントページの続き (72)発明者 大石 司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 石川 正敏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B024 AA01 AA15 BA13 BA18 BA21 BA23 BA27 CA11 CA16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリブロックを備え、前記複数
    のメモリブロックの各々は複数のメモリセルを含み、 外部アドレスに応答して、前記複数のメモリブロックの
    うち特定のメモリブロックを選択するためのデコード信
    号を出力するデコード手段と、 複数の内部回路とをさらに備え、前記複数の内部回路の
    それぞれは、前記複数のメモリブロックのそれぞれに対
    応して設けられ、前記デコード手段から出力される対応
    するデコード信号に基づき選択的に対応するメモリブロ
    ックの動作を制御し、 アクティブサイクルにおいて、前記複数の内部回路のそ
    れぞれが、前記デコード手段におけるデコード動作に先
    行して活性状態となり、前記デコード信号に基づき選択
    的に前記活性状態を維持し、または非活性状態になるよ
    うに制御する制御手段をさらに備える、半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 前記複数の内部回路のそれぞれは、 動作電源電圧の供給を受けて動作する論理回路を含み、 前記制御手段は、 複数の電源制御手段を含み、 前記複数の電源制御手段のそれぞれは、前記複数の内部
    回路のそれぞれに対応して設けられ、前記アクティブサ
    イクルにおいて、対応する論理回路に対して、前記対応
    するデコード信号より速いタイミングで活性化する特定
    の活性化信号に応答して前記動作電源電圧を供給し、前
    記対応するデコード信号に基づき選択的に前記動作電源
    電圧の供給を停止する、請求項1記載の半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 前記複数の電源制御手段のそれぞれは、 高電位側の前記動作電源電圧を受ける第1のメイン電源
    線と、 第1のサブ電源線と、 低電位側の前記動作電源電圧を受ける第2のメイン電源
    線と、 第2のサブ電源線と、 前記第1のメイン電源線と前記第1のサブ電源線とを接
    続する第1のスイッチ段と、 前記第2のメイン電源線と前記第2のサブ電源線とを接
    続する第2のスイッチ手段と、 前記アクティブサイクルにおいて、前記第1のスイッチ
    手段および前記第2のスイッチ手段を、前記特定の活性
    化信号に応答してオンし、非活性状態の前記対応するデ
    コード信号に応答してオフする手段とを含み、 前記論理回路は、 前記第1のメイン電源線および前記第2のサブ電源線か
    ら受ける前記動作電源電圧に基づき動作し、与えられた
    入力に対して所定の論理処理を施して出力する第1の論
    理ゲートと、 前記第1のサブ電源線および前記第2のメイン電源線か
    ら受ける前記動作電源電圧電圧に基づき動作し、与えら
    れた入力に対して所定の論理処理を施して出力する第2
    の論理ゲートとを含む、請求項2記載の半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 前記複数の内部回路のそれぞれは、 前記アクティブサイクルにおいて、前記デコード信号よ
    り速いタイミングで活性化する特定の活性化信号に応答
    して動作可能な状態となり、前記対応するデコード信号
    が非活性状態であればリセット状態になるワード線駆動
    手段を含む、請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のメモリブロックのそれぞれ
    は、 前記複数のメモリセルのうち、行方向に並ぶ複数のメモ
    リセルを選択するための複数のワード線をさらに含み、 前記ワード線駆動手段は、 前記複数のワード線のうち対応するワード線を選択状態
    /非選択状態とし、 前記制御手段は、 複数のリセット制御手段を含み、 前記複数のリセット制御手段のそれぞれは、前記複数の
    内部回路のそれぞれに対応して設けられ、前記アクティ
    ブサイクルにおいて、対応するワード線駆動手段を、前
    記対応するデコード信号より速いタイミングで活性化す
    る特定の活性化信号に応答して立上げ可能な状態とし、
    前記対応するデコード信号に基づきリセット状態にす
    る、請求項4記載の半導体記憶装置。
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