JP2000187405A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000187405A
JP2000187405A JP11286243A JP28624399A JP2000187405A JP 2000187405 A JP2000187405 A JP 2000187405A JP 11286243 A JP11286243 A JP 11286243A JP 28624399 A JP28624399 A JP 28624399A JP 2000187405 A JP2000187405 A JP 2000187405A
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toner
transfer roll
roll
brush
transfer
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JP11286243A
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Naoto Yoshino
直人 吉野
Tatsuya Soga
達也 曽我
Naoto Nishi
直人 西
Yukio Hayashi
幸男 林
Takashi Kawabata
隆 川端
Hideji Izeki
秀二 井関
Keiji Yamamoto
啓司 山本
Nobuyoshi Komatsu
伸嘉 小松
Norio Hokari
則雄 保苅
Masaaki Takahashi
政明 高橋
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写ロールの表面を極力劣化させずに、用紙
の裏面汚れを防止することができる画像形成装置を提供
する。 【解決手段】 トナーによって可視化されたトナー像を
担持する中間転写ベルト7と、この中間転写ベルト7に
対して圧接可能に設けられ、中間転写ベルト7に担持さ
れたトナー像を用紙に転写させる転写ロール12と、こ
の転写ロール12に接触する状態で回転可能に設けら
れ、中間転写ベルト7との接触によって転写ロール12
に付着したトナーtをかき乱すクリーニング用のブラシ
26とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体ベルトを
用いて画像形成を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を利用した複写機、
プリンタ等の画像形成装置のなかには、ベルト状の像担
持体(以下、「像担持体ベルト」と言う)を用いて画像
形成を行うものがある。この種の画像形成装置では、感
光体上に形成した静電潜像をトナーで現像し、これによ
って可視化したトナー像を像担持体ベルトに転写したの
ち、像担持体ベルト上のトナー像を用紙(記録媒体)に
一括転写する方式を採用している。この方式は、一般に
「中間転写方式」と呼ばれ、これに用いられる像担持体
ベルトは「中間転写ベルト」と呼ばれている。
【0003】また、上記中間転写方式を採用したフルカ
ラー複写機等では、複数色のトナー像、例えばY(イエ
ロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラッ
ク)の4色のトナー像を像担持体ベルト上に順次重ね合
わせて転写することにより、一つのカラー画像を形成し
ている。このとき、各色のトナー像の転写位置にずれが
生じたり、トナー像の濃度が規定濃度からずれていたり
すると、色ずれや色ムラなどの弊害を招く。そこで、特
にカラー画像を形成する場合においては、像担持体ベル
トに対して、用紙に転写される通常のトナー像の形成領
域とは別の領域(以下、「無効領域」と言う)に、トナ
ー像の位置合わせや濃度制御のためのパッチ画像(以
下、「プロコンパッチ」と言う)を形成し、そのパッチ
画像の読取結果に基づいて各種の制御パラメータを適宜
設定・変更することにより、色ずれや色ムラのないカラ
ー画像を形成するようにしている。
【0004】ところで、像担持体ベルトの走行経路上に
は、感光体から像担持体ベルトへのトナー像の転写位置
となる「一次転写位置」と、像担持体ベルトから用紙へ
のトナー像の転写位置となる「二次転写位置」とが設定
されており、そのいずれにも転写ロールが配置されてい
る。このうち、一次転写位置に配置された転写ロール
は、像担持体ベルトを介して感光体表面に圧接状態に支
持され、二次転写位置に配置された転写ロールは、像担
持体ベルトを内周側から支持するバックアップロールに
対して接離可能に支持されている。
【0005】ここで上記二次転写位置においては、バッ
クアップロールにて支持された像担持体ベルトの表面側
(トナー像が転写される面側)に用紙を介して転写ロー
ルが圧接し、この状態でバックアップロール及び転写ロ
ールのいずれか一方または両方に転写バイアスが印加さ
れることで、像担持体ベルト上のトナー像が用紙の表面
に転写される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、像担持体ベ
ルトの無効領域に形成されたプロコンパッチは、用紙を
介在せずに直に転写ロールに接触することから、プロコ
ンパッチを構成するトナーが像担持体ベルトから転写ロ
ールへと付着(転写)する。一方、像担持体ベルトと転
写ロールとの間に用紙がニップされた状態では、用紙の
裏面側に転写ロールが圧接することから、上述のように
転写ロールに付着したトナーが用紙の裏面に転写(再転
写)され、これによって用紙の裏面汚れを引き起こすと
いう問題がある。特に、プロコンパッチの場合はそのシ
ャープエッジが強調されることから、これがそのまま用
紙の裏面に転写されると汚れの度合いがひどくなる。ま
た、プロコンパッチ以外にも、像担持体ベルトに担持さ
れたトナー像とその転写対象となる用紙との間にサイズ
のミスマッチがあると、像担持体ベルト上のトナーが転
写ロールに付着して用紙の裏面汚れを引き起こすことが
ある。
【0007】この対策として、例えば特開平8−328
401号公報には、像担持体ベルトから用紙にトナー像
を転写する際に印加される転写バイアスと逆極性のバイ
アス(以下、「逆バイアス」と略称する)を転写ロール
に印加することで、転写ロールに付着したトナーをクリ
ーニングする技術が開示されている。また、特開平9−
218623号公報には、転写ロールにクリーニング用
のブレード押し当てて、ロール表面からトナーを取り除
く技術が開示されている。
【0008】しかしながら、上記2つの公報に開示され
た技術には、以下のような不具合があった。先ず、特開
平8−328401号公報に開示された技術では、ジャ
ム(用紙詰まり)が発生したときや、温湿度等の環境変
化などによってクリーニング性が左右されるため、転写
ロールに逆バイアスを印加するだけではトナーを完全に
クリーニングすることが困難であった。
【0009】また、特開平9−218623号公報に開
示された技術では、(1)ブレードの押し当てによって
転写ロールの表面が劣化し、転写ロールの寿命が短くな
る、(2)転写ロールの表面には、用紙との剥離性及び
クリーニング性を良好にするためのコーティング処理
(フッ素コーティング等)が施されているが、このコー
ティング被膜がブレードによって徐々に剥がれてしまう
ため、転写ロールに用紙が巻き付いてジャムが発生しや
すくなる、(3)コーティング被膜を含めた転写ロール
表面の摩耗やブレード自体の摩耗により、ブレードによ
るクリーニング効果が低下する、などの問題があった。
【0010】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、転写ロールの表
面を極力劣化させずに、用紙の裏面汚れを防止すること
ができる画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置においては、トナーによって可視化されたトナー像を
担持する像担持体ベルトと、像担持体ベルトに対して圧
接可能に設けられ、像担持体ベルトに担持されたトナー
像を記録媒体に転写させる転写ロールと、像担持体ベル
トとの圧接によって転写ロールに付着したトナーをかき
乱すトナー拡散手段とを備えた構成を採用している。さ
らに、トナー拡散手段によってかき取られたトナーを回
収するトナー回収容器を具備するとともに、転写ロー
ル、トナー拡散手段及びトナー回収容器を単一ユニット
として構成している。
【0012】上記構成からなる画像形成装置において
は、像担持体ベルトとの圧接によって転写ロールの付着
したトナーをトナー拡散手段でかき乱すことにより、転
写ロールの面上でトナーが広範囲に拡散されて濃度的に
薄められるため、例えば記録媒体の裏面汚れを顕著に引
き起こすプロコンパッチを構成するトナーが転写ロール
に付着した場合でも、上記トナーの拡散作用により、そ
のシャープエッジがぼかされた形でイレースされる。こ
れにより、記録媒体の裏面に転写ロールが圧接した際に
も、転写ロールに付着したトナーが記録媒体の裏面汚れ
として顕在化することが皆無となる。また、従来のよう
にブレードの突き当てによってトナーを強制的に掻き取
るクリーニング方式とは異なり、転写ロールに付着した
トナーをかき乱すことで、記録媒体の裏面汚れを問題に
ならない程度(目視で確認できないレベル)に抑えるク
リーニング方式であるため、転写ロールに過度のダメー
ジを与えることもない。さらに、転写ロール、トナー拡
散手段及びトナー回収容器を単一ユニットとして構成す
ることにより、転写ロール上でかき乱したトナーによる
装置内の汚染を防止することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明が適
用される画像形成装置の構成例を示す側面概略図であ
る。図1において、感光体ドラム1の周囲には、帯電装
置2、露光装置3、ロータリー式の現像装置4、中間転
写ロール5及び感光体クリーナー6が配置されている。
また現像装置4には、イエロー(Y),マゼンタ
(M),シアン(C),ブラック(K)の各色に対応し
た現像器4a,4b,4c,4dが組み込まれている。
【0014】一方、感光体ドラム1の下方には、無端状
の中間転写ベルト(像担持体ベルト)7が張設されてい
る。この中間転写ベルト7は、駆動ロール8、従動ロー
ル9テンションロール10、バックアップロール11に
よって支持されている。このうち、駆動ロール8は図示
せぬモータ等の駆動力を受けて回転し、この回転に従っ
て中間転写ベルト7が図のA矢視方向に走行駆動する構
成となっている。
【0015】ちなみに、中間転写ベルト7は、例えばポ
リイミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリプロ
ピレン等の樹脂又は各種ゴムにカーボンブラック等の帯
電防止剤を適当量含有された材料を用いて、体積抵抗率
が106 〜1010Ω・cmとなるように形成され、その
厚みは0.1mm程度に設定される。
【0016】また、中間転写ベルト7の走行経路上に
は、一次転写位置P1と二次転写位置P2とが設定され
ている。一次転写位置P1では、感光体ドラム1と中間
転写ロール5との間に中間転写ベルト7が通されてい
る。一方、二次転写位置P2では、バックアップ11と
の対向位置に転写ロール12が配置され、この転写ロー
ル12とバックアップロール11との間に中間転写ベル
ト7が通されている。
【0017】ちなみに、バックアップロール11は、例
えば表面にカーボンを分散したEPDM(エチレンプロ
ピレンゴム)とNBR(ニトリルゴムブタジエンゴム)
のブレンドゴムのチューブによって構成され、その内部
はEPDMによって構成される。また、バックアップロ
ール11は、その表面抵抗率が107 〜1010Ω/□
で、ロール径がφ28mmとなるように形成され、硬度
は例えば65°(アスカC)に設定される。
【0018】一方、転写ロール12は、例えば表面にカ
ーボンを分散したウレタンゴムのチューブによって構成
され、その内部はカーボンを分散した発砲ウレタンゴム
によって構成される。また、転写ロール12は、ロール
表面にフッ素コーティングを施し、その体積抵抗率が1
3 〜1010Ω・cmで、ロール径がφ28mmとなる
ように形成され、硬度は例えば20°(アスカC)に設
定される。
【0019】さらに、中間転写ベルト7の内周側には、
ベルト走行方向における中間転写ベルト7の位置を検出
するための位置検出センサ13と、環境変化を検出する
ための湿度センサ14とが配置されている。また、駆動
ロール8の近傍には、中間転写ベルト7上に残留付着し
たトナーを取り除くためのベルトクリーナー15が配置
されている。
【0020】これに対して、記録媒体となる用紙は、ト
レイ17に積載されてセットされている。トレイ17か
ら二次転写位置P2(バックアップロール11と転写ロ
ール12のニップ位置)に至る用紙搬送経路(図中破線
で示す)には、その上流側から下流側に向かってフィー
ドロール18、レジロール19及び用紙検知センサ20
が順に配置されている。フィードロール18は、トレイ
17にセットされた用紙を1枚ずつ呼び出して搬送経路
に送り出すもので、レジロール19は、そこに到達した
用紙を所定のタイミングで二次転写位置P2へと送り出
すものである。また、用紙検知センサ20は、レジロー
ル19によって送り出された用紙の通過タイミングを検
知するものである。さらに二次転写位置P2の下流側に
は、用紙搬送経路に沿って電極部材21、案内部材2
2、用紙搬送用ベルト23及び定着器24が順に配置さ
れている。
【0021】続いて、上記構成からなる画像形成装置の
動作について説明する。先ず、感光体ドラム1が回転し
た状態で、帯電装置3により感光体ドラム1の表面が一
様に帯電されるとともに、露光装置3から感光体ドラム
1に向けてレーザービームが照射されることにより、画
像情報に対応した静電潜像が感光体ドラム1の表面に形
成される。
【0022】このとき、感光体ドラム1に形成された静
電潜像がイエローの画像情報に対応したものであれば、
この静電潜像はイエロー(Y)のトナーを内包する現像
器4aによって現像される。これにより、感光体ドラム
1には、イエローのトナーによって可視化されたトナー
像が形成され、このトナー像が感光体ドラム1に担持さ
れて一次転写位置P1へと送られる。
【0023】一次転写位置P1では、中間転写ロール5
によって感光体ドラム1の表面に中間転写ベルト7が圧
接され、この状態で感光体ドラム1と中間転写ベルト7
とが互いに同期して回転している。感光体ドラム1に担
持されたトナー像が一次転写位置に到達する際には、ト
ナーの帯電極性と逆極性のバイアスが中間転写ロール5
に印加され、これに伴う静電吸引力と中間転写ロール5
の加圧作用により、中間転写ベルト7上のトナー像が中
間転写ベルト7へと転写される。
【0024】その後、中間転写ベルト7に転写されたイ
エローのトナー像は、従動ロール9、テンションロール
10、バックアップロール11及び駆動ロール8を経て
再び一次転写位置P1へと送られる。この間、転写ロー
ル12は、バックアップロール11及び中間転写ベルト
7から離間した状態に保持される。
【0025】一方、感光体ドラム1の表面はドラムクリ
ーナー6によってクリーニングされる。そして、上記同
様の手順で感光体ドラム1の表面に再び静電潜像が形成
される。ただし、このとき形成される静電潜像は、先に
形成したイエロー以外の色、例えばマゼンタに対応した
ものとなる。したがって、現像装置4においては、それ
自身の回転動作によって、感光体ドラム1との対向位置
にマゼンタ(M)のトナーを内包する現像器4bを配置
し、感光体ドラム1上の静電潜像をマゼンタのトナーで
現像する。
【0026】こうして可視化されたマゼンタのトナー像
は、感光体ドラム1に担持されて一次転写位置P1へと
送られ、そこで、先ほど中間転写ベルト7に転写された
イエローのトナー像の上に重ね合わせて転写される。以
降は、上記同様の動作の繰り返しによってシアン(C)
及びブラック(K)のトナー像が一次転写位置P1で順
に中間転写ベルト7に転写され、これによって中間転写
ベルト7上には、4色分(Y,M,C,K)のトナー像
を重ね合わせたフルカラーのトナー像(以下、「カラー
トナー像」と言う)が得られる。ちなみに、モノクロ
(単色)の画像(白黒画像等)を形成する場合において
は、中間転写ベルト7に転写されたトナー像が直ちに二
次転写位置P2で用紙に転写されることになる。
【0027】続いて、中間転写ベルト7上のカラートナ
ー像は、用紙搬送路に面した二次転写位置P2へと送ら
れる。このとき、二次転写位置P2へのカラートナー像
の到達に先立って転写ロール11がバックアップロール
11側に接近移動し、そのバックアップロール11との
間で中間転写ベルト7を挟持した状態となる。一方、ト
レイ17からはフィードロール18によって用紙が送り
出され、この用紙がレジロール19によって所定のタイ
ミングで二次転写位置P2へと搬送される。
【0028】二次転写位置P2では、バックアップロー
ル11と転写ロール12のいずれか一方または両方に転
写バイアスが印加され、これによって中間転写ベルト7
上のカラートナー像が用紙25に静電転写される。こう
してカラートナー像が転写された用紙25は、中間転写
ベルト7から分離された後、電極部材21、案内板22
及び用紙搬送用ベルト23を経て定着器24に送り込ま
れ、そこで最終的なカラートナー像の定着処理がなされ
る。
【0029】ここで、先の従来技術の述べたように、中
間転写ベルト7にプロコンパッチを形成したり、中間転
写ベルト7上のトナー像と用紙25とのサイズミスマッ
チが発生したりすると、二次転写位置P2において、中
間転写ベルト7上のトナーがこれに圧接する転写ロール
12に付着し、これが用紙の裏面に再転写することによ
り、用紙の裏面汚れが発生する。
【0030】そこで本実施形態においては、図2に示す
ような装置構成を採用している。図2においては、転写
ロール12の近傍に、これに接触する状態で円筒状のブ
ラシ26が配置されている。このブラシ26は、例えば
合成樹脂(ポリカーボネート等)から成る円筒状の芯体
の外周部に、ポリプロピレンやナイロンなどの絶縁性の
繊維を植毛した構造をなすもので、そのブラシ先端部
(毛先部分)が転写ロール12に接触するように配置さ
れている。なお、ブラシ26における植毛の形態とし
て、ブラシ外周に均一にあるいはスパイラル状に植毛す
るなど、種々の形態を採用することができる。
【0031】また、ブラシ26については、転写ロール
26に接触する毛の部分が適度な可撓性を有し、かつ毛
先部分が転写ロール26に均一に接触するよう、例えば
その植毛密度が30000〜60000本/inc
2 、毛足の長さが7±3mm、単糸繊度が17(d/
f:デニール/フィラメント)、ヤング率が330〜1
000kg/cm2 に設定されている。
【0032】さらに、ブラシ26の周辺部には駆動モー
タ27が設けられ、この駆動モータ27の駆動力をギア
28を介して伝達することにより、ブラシ28を転写ロ
ール12の回転方向(図の時計廻り方向)と順方向(図
の反時計廻り方向)に回転し得る構成となっている。た
だし、駆動モータ27の回転速度とギア28による減速
比とを適宜設定することにより、転写ロール12に対し
てはブラシ26が所定の速度差(周速差)をもって回転
するものとなっている。
【0033】ここで、転写ロール12とブラシ26との
間の速度差については、例えば転写ロール12が回転す
るときの周速を「1」とすると、ブラシ26の周速はそ
の1.5〜2倍に設定されている。ただし、両者の速度
差に関しては、回転する転写ロール12の表面をブラシ
26の毛先で満遍なく撫で付けることができるよう、ブ
ラシ26の植毛密度との兼ね合いで適宜設定するのが良
い。
【0034】また、転写ロール12の回転軸は図示せぬ
ブラケットに支持されている。このブラケットは、図示
せぬアクチュエータの動作に連動したかたちで転写ロー
ル12を上下動させ、これによりバックアップロール1
1に対して転写ロール12を接離移動させるものであ
る。そこで本形態では、転写ロール12とブラシ26の
各回転軸を共通のブラケットで支持し、これによって転
写ロール12が接離動作した際にも、転写ロール12と
ブラシ26との間の軸間距離及び両者の相対的な位置関
係が常に一定に保持されるように構成してある。
【0035】上記構成から成る画像形成装置において
は、転写ロール12に接触する状態でブラシ26が設け
られ、しかもこのブラジ26が転写ロール12と速度差
をもって回転することから、二次転写位置P2で転写ロ
ール12に付着したトナーtがブラシ26によりかき乱
されるようになる。これにより、転写ロール12の面上
でブラシ26によりトナーtが拡散されるため、例えば
プロコンパッチを構成するトナー像pが転写ロール12
に接触し、これによって転写ロール12にトナーが付着
した場合でも、プロコンパッチのシャープエッジ等が濃
度的に薄くぼかされる形でイレースされる。また、トナ
ー像と用紙のサイズミスマッチで転写ロール12に付着
したトナーについても、同様の原理でイレースされる。
【0036】その結果、転写ロール12の表面(外周
面)が用紙の裏面に接触した場合でも、目視で確認でき
る程度の裏面汚れが発生しなくなる。また、ブラシ26
でかき乱されたトナーは、用紙の裏面に付着する以外
に、中間転写ベルト7に再転写されてベルトクリーナー
15により除去され回収されるため、二次転写位置P2
の近傍に従来ほど大型のトナー回収ボックスを設置する
必要もなくなる。
【0037】さらに、ブラシ26によるクリーニング機
能に加えて、転写ロール12が中間転写ベルト7を介し
てバックアップロール11に圧接しかつ中間転写ベルト
7と転写ロール12の間に用紙がニップされていない状
況で、転写バイアスと逆極性のバイアスを転写ロール1
2に印加する機能を付加するようにすれば、二次転写位
置P2で中間転写ベルト7から転写ロール12にトナー
が付着(転写)しにくくなるため、転写ロール12のク
リーニング性を一層アップさせることができる。
【0038】また本実施形態においては、転写ロール1
2に付着したトナーを従来のようにブレードを押し当て
て強制的に掻き取るハードなクリーニング方式とは異な
り、ブラシ12の先端を軽く接触させてトナーをかき乱
すことにより、転写ロール12上でトナーを拡散させて
用紙の裏面汚れを顕在化させないソフトなクリーニング
方式を採用しているため、転写ロール12に過度のダメ
ージを与えることがない。これにより、転写ロール12
表面の経時的な劣化を最小限に抑えて、その寿命を延ば
すことができる。
【0039】また、転写ロール12の表面に施されたフ
ッ素コーティング膜の剥がれも有効に防止できるため、
長期間にわたって用紙の剥離性を良好に維持することが
できる。さらに、ブラシ26によってかき乱されたトナ
ー(粉末)が転写ロール12の表面に均一かつ疎らに付
着した状態となるため、フッ素コーティング膜とその表
層のトナーの相乗効果により、用紙の剥離性は益々良好
なものとなる。その結果、転写ロール12への用紙の巻
き付きジャムを長期にわたって確実に防止することが可
能となる。
【0040】さらに、ブレードを用いたクリーニング方
式(従来方式)の場合には、ブレードの突き当てによっ
て転写ロール12の回転負荷が大幅に増加するため、中
間転写ベルト7を駆動する駆動源(モータ等)とは別個
に、転写ロール12を回転させるための駆動源が必要と
なるが、本実施形態の場合には、転写ロール12の表面
にブラシ26の毛先を軽く接触させるだけで所望のクリ
ーニング効果が得られるため、上記従来方式に比較して
転写ロール12の回転負荷を大幅に低減することができ
る。これにより、中間転写ベルト7を駆動する駆動源を
もって転写ロール12を回転させることが可能となる。
【0041】加えて、転写ロール12とブラシ26の各
回転軸、あるいはバックアップロール11とブラシ26
の各回転軸に、それぞれ動力伝達部材(ギア、ベルト、
プーリ等)を取り付けて、転写ロール12からブラシ2
6へ、あるいはバックアップロール11からブラシ26
への動力伝達を行うこともできる。この場合、転写ロー
ル12やバックアップロール11は、中間転写ベルト7
の走行に従って回転するものであることから、中間転写
ベルト7を走行駆動させるための駆動源をもってブラシ
26をも回転させることが可能となる。その結果、メカ
機構の簡素化とともに、駆動源の共用化を図ることがで
きる。
【0042】なお、上記実施形態においては、転写ロー
ル12の回転方向に対してそれと順方向にブラシ26を
回転させる構成を採用したが、これは転写ロール12の
回転負荷を出来るだけ小さくすることを主眼としたもの
であり、特に回転負荷トルクに問題がなければ、転写ロ
ール12の回転方向に対してそれに逆らう方向にブラシ
26を回転させるようにしてもよい。この場合は、転写
ロール12とブラシ26との速度差(周速差)が格段に
大きくなるため、ブラシ26の植毛密度を低くしても、
回転する転写ブラシ26の表面をブラシ26の毛先で満
遍なく撫で付けることが可能となる。
【0043】また、回転する転写ロール12の表面に、
回転しないブラシ26を接触させるだけでも、両者の間
に速度差が生じて所期の目的を達成することができるた
め、ブラシ26については必ずしも回転させる必要はな
く、さらにブラシ構造についても必ずしも円筒状に形成
する必要はなく、例えばブラシの毛先部分が一様な平面
或いは転写ロール12の周面に倣った湾曲面を形成する
ようなブラシ構造を採用してもよい。ただし、転写ロー
ル12に対して常にブラシの同一箇所を接触させるよう
にすると、ブラシの毛足部分にトナーが蓄積されて転写
ロール12上でのトナーの拡散効果が低下することも懸
念されるため、上記実施形態のようにブラシ26を回転
させるか、あるいはブラシを転写ロール12の円周方向
またはロール外周縁の接線方向に往復移動させて、転写
ロール12に対するブラシ26の接触箇所を適宜変化さ
せるようにした方が好適である。
【0044】図3は本実施形態における画像形成装置の
応用例を説明する図である。図3においては、バックア
ップロール11にバイアス給電ロール29が圧接してい
るのに対し、転写ロール12はグラウンドに接地(アー
ス)されている。これに対して、クリーニング用のブラ
シ26には、トナーの帯電極性(マイナス)と逆極性
(プラス)のバイアスを印加するバイアス印加部30が
電気的に接続されている。またブラシ26の毛には、そ
の抵抗値が102 〜104 Ωcmの導電性素材、例えば
ナイロンに導電性材料を付与したブラシで、単糸繊度1
0(d/f)、ヤング率200〜450kg/cm2
素材が単独、または絶縁性素材からなる毛との混合で採
用されている。
【0045】さらに、ブラシ26の近傍には、ブラシ軸
方向と平行に長尺状のフリッカーバー(トナー除去部
材)31が設けられている。このフリッカーバー31の
端部は、ブラシ26の全幅にわたってその植毛部分に接
触する状態で配置されている。また、ブリッカーバー3
1は、転写ロール12及びブラシ26を支持するブラケ
ット(不図示)に取り付けられている。
【0046】この応用例においては、ブラシ26による
転写ロール12のクリーニングに際して、トナーの帯電
極性と逆極性のバイアスをバイアス印加部30によりブ
ラシ26に印加することで、転写ロール12上のトナー
がブラシ26に付着しやすくなる。これにより、転写ロ
ール12に付着したトナーをブラシ26でかき乱しなが
ら、転写ロール12からブラシ26へとトナーを取り込
むことができるため、ブラシ26によるクリーニング効
果を高めることができる。
【0047】また、転写ロール12からブラシ26へと
付着したトナーが、そのブラシ26に接触するフリッカ
ーバー31で取り除かれるようになるため、ブラシ26
に付着したトナーが転写ロール12に再付着することを
防止することができる。これにより、ブラシ26による
クリーニング効果を良好に維持することが可能となる。
さらに、フリッカーバー31によって除去されるトナー
の量は、従来のようにブレードを用いて転写ロールから
直にトナーを除去する場合に比較すると極少量となるた
め、たとえトナー回収ボックスを設置するにしても、そ
のボックスサイズは非常に小さなものとなる。したがっ
て、ブラシ26によるクリーニング効果の向上と、二次
転写位置P2近傍でのメカ機構の小型化及び低コスト化
を同時に実現することができる。
【0048】さらに、図4に示すように、転写ロール1
2とブラシ26のハウングを兼ねるトナー回収ボックス
34にて、ブラシ26によりかき取られたトナーを回収
可能とし、かつ転写ロール12、ブラシ26及びトナー
回収ボッス34を単一ユニットとして一体に構成するこ
とにより、転写ロール26上のトナーをかき乱した際の
トナー飛散による装置内の汚染を防止できるとともに、
複数のユニットで構成する際に使用されるシーリング部
材なども不要となる。また、転写ロール12やブラシ2
6を交換する際にも、これらの交換部品をトナー回収ボ
ッス34と単一ユニットとして装置本体(フレーム等)
から一体に着脱可能となるため、転写ロール12やブラ
シ26の交換時においても、トナー飛散による装置内の
汚染を防止することが可能となる。
【0049】ここで、本実施形態によるクリーニング性
の改善効果につき、具体的な事例を挙げて説明する。図
5は、温湿度の環境変化に対して、転写ロールに逆バイ
アスを印加してクリーニングした場合(以下、「逆バイ
アスのみの場合」と言う)の用紙の裏面汚れの度合い
と、転写ロールに逆バイアスを印加しかつブラシ26を
接触させてクリーニングした場合(以下、「逆バイアス
+ブラシの場合」と言う)の用紙の裏面汚れの度合いを
示す測定結果である。
【0050】この図5においては、高温高湿(28℃/
85%)、常温常湿(22℃/55%)、低温低湿(1
0℃/15%)といった3つの環境において、逆バイア
スのみの場合(従来の場合)と逆バイアス+ブラシの場
合(本実施形態の場合)の裏面汚れを度合いをグレード
(G)で表示してある。また、裏面汚れのグレードにつ
いては、その目安として、G0がルーペで見てトナーを
確認できないレベル、G1がルーペで見てトナーを確認
できるレベル、G1.5が目視で見てトナーの確認が困
難なレベル、G2がパッチのエッジ部を目視で確認でき
るレベル、G2.5がパッチ全体を目視で容易に確認で
きるレベルである。
【0051】図5から明らかなように、逆バイアスのみ
の場合は、低温低湿の環境で裏面汚れがG1.5とOK
レベルになっているものの、高温高湿及び常温常湿の環
境では、いずれも裏面汚れがG2.5とNGレベルにな
っている。これに対して、逆バイアス+ブラシの場合
は、低温低湿の環境で裏面汚れがG1で、高温高湿及び
常温常湿の環境では裏面汚れがG1.5といった具合
に、全ての環境で裏面汚れがOKレベルになっている。
【0052】図6は、画像形成装置におけるプリント数
(KPV)の増加に対して、転写ロールにブレードを押
し当ててクリーニングした場合(以下、「ブレードの場
合」と言う)の用紙の裏面汚れの推移と、転写ロールに
逆バイアスを印加しかつブラシ26を接触させたクリー
ニングした場合(以下、「逆バイアス+ブラシの場合」
と言う)の用紙の裏面汚れの推移を示す測定結果であ
る。なお、用紙の裏面汚れについては上記図5と同様に
その度合いをグレード(G)で表示してある。
【0053】図6から明らかなように、ブレードの場合
は、プリント数が少ないうちは裏面汚れのグレードが低
く良好な結果が得られているものの、プリント数が40
KPVに達すると裏面汚れのグレードがG2まで悪化し
ている。さらに、プリント数が40〜60KPVの間で
は裏面汚れのグレードがG2→G5と急激に悪化し、そ
れ以降はG5のまま推移している。これに対して、逆バ
イアス+ブラシの場合は、プリント数が20KPV以下
と少ないうちはブレードの場合に比較して裏面汚れのグ
レードが高いものの、レベル的にはG1.5と問題にな
らない程度(目視で確認できないレベル)に抑えられて
いる。さらに、プリント数が40KPV,60KPV,
80KPV…と増えても、裏面汚れのグレードはG1.
5と問題にならないレベルのまま推移している。以上の
結果からも、本実施形態の装置構成を採用することが、
用紙の裏面汚れを防止するうえで非常に有効であること
が分かる。
【0054】なお、上記実施形態においては、中間転写
ベルト7との圧接によって転写ロール12に付着したト
ナーをブラシ26によってかき乱すようにしたが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば図7に示す
ように、転写ロール12の近傍に送風ファン32を設
け、この送風ファン32から転写ロール12にエアーを
吹き付けることにより、転写ロール12に付着したトナ
ーtをかき乱すようにしてもよい。また、この場合にお
いても、転写ロール12に付着したトナーtがエアーの
吹き付けによって周辺部に飛散しないよう、送風ファン
32及び転写ロール12の一部を囲むようにトナー回収
ボッスス33を設けるとともに、これらの送風ファン3
2、転写ロール12及びトナー回収ボックス33を単一
ユニットとして一体化することが望ましい。
【0055】また、上記実施形態においては、一つの感
光体ドラム1上に各色のトナー像を順に形成し、これを
中間転写ベルト7に順に転写することでカラー画像を得
る画像形成装置への適用例について説明したが、これ以
外にも、例えば各色毎に独立した画像形成ユニット(感
光体ドラムとその周辺機器から成る作像ユニット)を備
えた4タンデム方式の画像形成装置、或いは2つの独立
した画像形成ユニットにそれぞれ2色ずつ割り当てた2
タンデム方式の画像形成装置、さらにはモノクロタイプ
の画像形成装置などでも、像担持体ベルトで担持したト
ナー像を、転写ロールとの間でニップした用紙(記録媒
体)に転写する中間転写方式を採用したものであれば同
様に適用可能である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置によれば、転写ロールに付着したトナーをかき乱すト
ナー拡散手段を設けたことにより、従来のようにブレー
ドを用いて転写ロールの表面からトナーを取り除かなく
ても、転写ロールに付着したトナーをトナー拡散手段で
かき乱して拡散させることにより、転写ロールの表面を
極力劣化させずに、用紙の裏面汚れを有効に防止するこ
とが可能となる。また、トナー拡散手段によってかき取
られたトナーを回収するトナー回収容器を設けて、この
トナー回収容器を転写ロールとトナー拡散手段と共に単
一ユニットとして構成することにより、装置の動作中は
勿論、転写ロール等の部品交換時においても、トナー飛
散による装置内の汚染を防止することができ、これによ
って保守性に優れた画像形成装置を提供することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される画像形成装置の構成例を
示す側面概略図である。
【図2】 本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示
す要部側面図である。
【図3】 実施形態に係る画像形成装置の応用例を説明
する図である。
【図4】 本発明に係る画像形成装置の他の実施形態を
説明する図である。
【図5】 実施形態によるクリーニング改善効果の事例
を示す図(その1)である。
【図6】 実施形態によるクリーニング改善効果の事例
を示す図(その2)である。
【図7】 本発明に係る画像形成装置の他の実施形態を
示す図である。
【符号の説明】
7…中間転写ベルト(像担持体ベルト)、12…転写ロ
ール、26…ブラシ、30…バイアス印加部、31…フ
リッカーバー(トナー除去部材)、33,34…トナー
回収ボックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 直人 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 林 幸男 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 川端 隆 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 井関 秀二 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 山本 啓司 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 小松 伸嘉 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 保苅 則雄 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 高橋 政明 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーによって可視化されたトナー像を
    担持する像担持体ベルトと、 前記像担持体ベルトに対して圧接可能に設けられ、前記
    像担持体ベルトに担持されたトナー像を記録媒体に転写
    させる転写ロールと、 前記像担持体ベルトとの圧接によって前記転写ロールに
    付着したトナーをかき乱すトナー拡散手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 転写バイアスと逆極性のバイアスを前記
    転写ロールに印加する手段を具備することを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記トナー拡散手段は回転可能に構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記トナー拡散手段は前記転写ロールに
    接触する状態で設けられるとともに、このトナー拡散手
    段に対して前記トナーの帯電極性と逆極性のバイアスを
    印加する手段を有することを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記トナー拡散手段によってかき取られ
    たトナーを回収するトナー回収容器を具備するととも
    に、前記転写ロール、前記トナー拡散手段及び前記トナ
    ー回収容器を単一ユニットとして構成してなることを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記トナー拡散手段は前記転写ロールに
    対して速度差をもって回転可能に構成されていることを
    特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記像担持体ベルトを走行駆動させるた
    めの駆動源をもって前記トナー拡散手段を回転可能に構
    成してなることを特徴とする請求項3記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記転写ロールとの接触によって前記ト
    ナー拡散手段に付着したトナーを取り除くトナー除去部
    材を有することを特徴とする請求項4記載の画像形成装
    置。
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