JP2000186986A - スライサ装置 - Google Patents
スライサ装置Info
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- JP2000186986A JP2000186986A JP10364090A JP36409098A JP2000186986A JP 2000186986 A JP2000186986 A JP 2000186986A JP 10364090 A JP10364090 A JP 10364090A JP 36409098 A JP36409098 A JP 36409098A JP 2000186986 A JP2000186986 A JP 2000186986A
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Abstract
タを順次取り込むスライサ装置において、発生した切り
屑が試料の表面に再付着することを防止する。 【解決手段】 平面形状が四角形の加工室21の中に、
旋回式のカッタ12が設けられている。カッタの刃12
aは、旋回軸12dに対して垂直な平面内にあり、側壁
21aの内側を旋回する。試料10は、試料ホルダ14
で保持され、開口部15を通って加工室11内に所定量
づつ送り込まれる。試料10の正面には、試料の切断面
を撮影するカメラ17が配置されている。加工室21の
四隅には、側壁21aとカッタ12の旋回軌道の外周と
の間の底面に、それぞれ切り屑用の回収槽23a〜23
dが設けられている。試料10をスライスすることによ
って発生した切り屑は、カッタ12の回転に伴いカッタ
ブレード12aの正面方向に飛ばされ、試料10の前方
にある回収槽23a等の中に落下する。
Description
定対象の試料の表層部分のスライスを繰り返しながら、
スライスの都度現れた切断面のデータ(例えば、画像)
を検出し、順次、データとして取り込むスライサ装置に
係る。
す。なお、図3(a)は平面図(但し、天井部11bは
取り除かれている)、図3(b)は軸方向断面図であ
る。
11内には旋回式のカッタ12が設けられている。カッ
タ12は、カッタブレード12a、クランプ12b、ブ
レードホルダ12c及び旋回軸12dなどから構成され
る。カッタブレード12aは、クランプ12bを介して
ブレードホルダ12cの先に装着され、ブレードホルダ
12cは、旋回軸12dによって支持されている。な
お、図示されてはいないが、旋回軸12dは旋回方向に
沿う案内面とアクチュエータを有している。カッタブレ
ード12aは、旋回軸12dに対して垂直な平面内にあ
り、旋回軸12dの回りを加工室の側壁11aの内面に
沿って旋回する。
れ、この開口部15の下に、試料ホルダ14が配置され
ている。試料10は、試料ホルダ14の上面に保持され
る。なお、図示されてはいないが、試料ホルダ14は図
の上下方向に沿う案内面とアクチュエータを有してい
る。試料10は、試料ホルダ14によって開口部15を
通って加工室11内に所定量づつ送り込まれる。
上方に当たる部分には、観察用の窓16が設けられ、こ
の窓16の上方には、試料の切断面を撮影するカメラ1
7が配置されている。
スライスを行うため、加工室11の側壁11aの内部に
は冷媒の経路(図示せず)が形成され、加工室11内
は、通常、−10℃〜−50℃程度の温度に維持され
る。
回軌道の下側に当たる部分には、切り屑回収用の回収槽
13が設けられている。
断面のデータの取り込みは、次の様に行われる。即ち、
試料10を試料ホルダ14の上に保持し、試料10の上
端部を加工室11の中に挿入する。次に、カッタ12の
旋回を開始する。更に、カッタ12の旋回運動に同期さ
せて、試料ホルダ14を用いて試料10を所定量づつ上
方へ送り出すことによって、試料10の表層部分のスラ
イスを繰り返す。スライスの都度現れた試料切断面を、
カメラ17を用いて撮影する。この様にして撮影された
画像を、順次、記録装置18に取り込んで行く。なお、
試料10の送り出し量は、通常、1回当たり数μm〜数
十μm程度である。
屑20は、カッタ12の旋回運動に伴い回収槽13の上
方まで運ばれ、その中に落下して回収される。また、そ
の一部は、回収槽13内に落下せずに加工室11内に散
乱する。
イサ装置において、カッタブレード12aは、切れ味を
増すため、図4に示す様に、被加工物(試料10)に対
して引き角θを有している。また、ブレードホルダ12
cとクランプ12bは、スライスの際に発生する抵抗力
によってブレード12a先端の軌道が変化しない様に、
剛性を確保すべく、ある程度の厚さを有している。
よって発生した切り屑20の一部は、カッタブレード1
2a及びクランプ12bの上面に乗り上げ、カッタ12
の回転に伴い、カッタブレード12aの正面方向(即
ち、旋回軌道の接線方向から径方向外側に傾いた方向)
に飛ばされる。このとき、カッタ12の旋回軌道の外側
に沿って加工室の側壁11aがあるので、結局、切り屑
20はカッタブレード12aの上面に付着することにな
る。このため、発生した切り屑20は、回収槽13の中
に完全には回収されず、カッタブレード12aによって
運ばれて、加工室11の底面に散乱することになる。
ッタブレード12aの回転に伴って生じる気流により運
ばれ、あるいは、カッタブレード12aの正面または下
面に付着して運ばれ、試料10の切断面に再付着するこ
とがある。試料10の切断面に切り屑20が再付着する
と、切断面の観察の際に支障となる。また、再付着によ
って切断面を傷付けると、観察の精度を損なうことにも
なる。
従来のスライサ装置の問題点に鑑み成されたもので、本
発明の目的は、スライサ装置において、試料表層のスラ
イスによって発生した切り屑を確実に回収槽内に回収す
ることによって、試料切断面への切り屑の再付着を防止
し、これにより、試料切断面の観察あるいは測定の精度
を良好に保つことことにある。
は、旋回軸に対して垂直な平面内に刃を有する旋回式の
カッタと、このカッタを収容し、カッタの旋回軌道の外
側に側壁を有する加工室と、測定対象の試料を保持し、
これを加工室の底部から加工室内に送り込む試料ホルダ
と、加工室内に送り込まれた試料の正面に配置され、試
料の切断面の状態を検出するセンサと加工室の底部に設
けられ、試料の切り屑を回収するための回収槽とを備
え、カッタの旋回運動に同期させて試料ホルダを用いて
試料を所定量づつ加工室内に送り込むことによって、試
料の表層部分のスライスを繰り返し、スライスの都度現
れた切断面の状態をセンサにより検出し、順次、データ
として取り込むスライサ装置において、前記回収槽は、
前記カッタの旋回軌道と前記側壁との間に設けられてい
ることを特徴とする。
上記の位置に設けられているので、試料をスライスする
ことによって発生した切り屑は、カッタの回転に伴いカ
ッタの刃の正面方向に飛ばされ、あるいはカッタの刃の
上に乗って運ばれた後、遠心力によってカッタの刃から
離れ、回収槽の中に落下する。
切り屑が加工室の底面に散乱することがなく、切り屑が
試料の切断面に再付着して切断面の観察精度を損なう問
題がない。
工室の底部に対して着脱可能な回収容器によって構成す
る。
スライサ装置の一例を示す。なお、図1(a)は平面図
(但し、天井部21bは取り除かれている)、図1
(b)は軸方向断面図である。図中、10は試料、12
はカッタ、21は加工室、23a〜23dは切り屑用の
回収槽、17はカメラを表す。なお、図1に示したスラ
イサ装置は、加工室21の側壁21aの形状及び回収槽
23a〜23dの配置を除いて、図3に示した従来のス
ライサ装置と同一なので、共通の構成要素については同
一の符号を付してその説明を省略する。
は四角形であり、その四隅において、側壁21aとカッ
タ12の旋回軌道の外周との間の底面に、それぞれ、切
り屑用の回収槽23a〜23dが設けられている。
した切り屑は、カッタ12の回転に伴いカッタブレード
12aの正面方向に飛ばされ、試料10の前方にある回
収槽23aの中に落下する。また、一部の切り屑は、カ
ッタブレード12aの上に乗って運ばれた後、遠心力に
よってカッタブレード12aから離れ、他の回収槽23
b〜23dの中に落下する。
装置の他の例を示す。なお、図2(a)は平面図(但
し、天井部31bは取り除かれている)、図2(b)は
軸方向断面図である。図中、10は試料、12はカッ
タ、31は加工室、33は切り屑の回収槽、17はカメ
ラを表す。なお、図2に示したスライサ装置は、加工室
31の側壁31aの形状及び回収槽33の配置を除い
て、図3に示した従来のスライサ装置と同一なので、共
通の構成要素については同一の符号を付してその説明を
省略する。
は、円形の一部(角度90度相当部分)を四角形の一隅
で置き換えた形状で、その四角形部分の隅において、側
壁31aとカッタ12の旋回軌道の外周との間の底面
に、切り屑用の回収槽33が設けられている。
た切り屑は、カッタ12の回転に伴いカッタブレード1
2aの正面方向に飛ばされ、試料10の前方にある回収
槽33の中に落下する。
及び試料10の機械的性質によって異なる。従って、カ
ッタブレード12aの上に切り屑が付着しにくいケース
では、この例の様に、試料10の前方の一個所のみに回
収槽33を設けるだけでも十分である。
回収槽23a〜23d)を、加工室31の底部に対して
着脱可能な回収容器によって構成すれば、回収された切
り屑の廃棄作業が容易になる。
スライスすることによって発生する切り屑を、確実に回
収槽の中に回収することができる。これによって、試料
切断面への切り屑の再付着が防止され、切り屑の再付着
によって検出データの精度が損なわれる問題を解決する
ことができる。
(a)は天井部を取り除いた状態の平面図、(b)は縦
方向断面図。
図、(a)は天井部を取り除いた状態の平面図、(b)
は縦方向断面図。
天井部を取り除いた状態の平面図、(b)は縦方向断面
図。
示す図。
Claims (2)
- 【請求項1】 旋回軸に対して垂直な平面内に刃を有す
る旋回式のカッタと、 このカッタを収容し、カッタの旋回軌道の外側に側壁を
有する加工室と、 測定対象の試料を保持し、これを加工室の底部から加工
室内に送り込む試料ホルダと、 加工室内に送り込まれた試料の正面に配置され、試料の
切断面の状態を検出するセンサと 加工室の底部に設けられ、試料の切り屑を回収するため
の回収槽とを備え、 カッタの旋回運動に同期させて試料ホルダを用いて試料
を所定量づつ加工室内に送り込むことによって、試料の
表層部分のスライスを繰り返し、スライスの都度現れた
切断面の状態をセンサにより検出し、順次、データとし
て取り込むスライサ装置において、 前記回収槽は、前記カッタの旋回軌道と前記側壁との間
に設けられていることを特徴とするスライサ装置。 - 【請求項2】 前記回収槽は、前記加工室の底部に対し
て着脱可能な回収容器によって構成されていることを特
徴とする請求項1に記載のスライサ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36409098A JP3583935B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | スライサ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36409098A JP3583935B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | スライサ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000186986A true JP2000186986A (ja) | 2000-07-04 |
JP3583935B2 JP3583935B2 (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=18480951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36409098A Expired - Lifetime JP3583935B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | スライサ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3583935B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014102147A (ja) * | 2012-11-20 | 2014-06-05 | Dastech Inc | 生体試料の切断装置及び切断方法並びに細胞観察方法 |
CN113146711A (zh) * | 2021-02-07 | 2021-07-23 | 广西融安颖丰科技开发有限公司 | 一种金桔处理装置 |
-
1998
- 1998-12-22 JP JP36409098A patent/JP3583935B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014102147A (ja) * | 2012-11-20 | 2014-06-05 | Dastech Inc | 生体試料の切断装置及び切断方法並びに細胞観察方法 |
CN113146711A (zh) * | 2021-02-07 | 2021-07-23 | 广西融安颖丰科技开发有限公司 | 一种金桔处理装置 |
CN113146711B (zh) * | 2021-02-07 | 2023-03-14 | 广西融安颖丰科技开发有限公司 | 一种金桔处理装置 |
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JP3583935B2 (ja) | 2004-11-04 |
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