JP2000198096A - スライサ装置 - Google Patents

スライサ装置

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JP2000198096A
JP2000198096A JP11000163A JP16399A JP2000198096A JP 2000198096 A JP2000198096 A JP 2000198096A JP 11000163 A JP11000163 A JP 11000163A JP 16399 A JP16399 A JP 16399A JP 2000198096 A JP2000198096 A JP 2000198096A
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JP
Japan
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sample
processing chamber
cutter
collection container
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP11000163A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Asanome
裕 浅野目
Mitsunori Kokubo
光典 小久保
Hiroshi Nanto
寛 南都
Akihiro Otomo
明宏 大友
Toshiro Higuchi
俊郎 樋口
Kenichi Kudo
謙一 工藤
Hideo Yokota
秀夫 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanagawa Academy of Science and Technology
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Kanagawa Academy of Science and Technology
Toshiba Machine Co Ltd
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Application filed by Kanagawa Academy of Science and Technology, Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Kanagawa Academy of Science and Technology
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試料をスライスしながら、その切断面のデー
タを順次取り込むスライサ装置において、発生した切り
屑が試料の表面に再付着することを防止する。 【解決手段】 円筒状の加工室11の中に、旋回式のカ
ッタ12が設けられている。カッタの刃12aは、旋回
軸12dに対して垂直な平面内にあり、加工室の側壁1
1aに沿って旋回する。試料10は、試料ホルダ18で
保持され、開口部17を通って加工室11内に所定量づ
つ送り込まれる。試料10の正面には、試料の切断面の
状態を検出するセンサ19が配置されている。加工室1
1の底部には開口部26が形成され、その下に回収容器
15が設けられている。加工室11の側壁11aに沿っ
て開口部26に対して円周方向反対側の底部にはガス噴
出口23が開口している。ブロワ21の吹出し側はガス
噴出口23に、吸込み側はフィルタ25を介して回収容
器15の天井部に、それぞれ接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カッタを用いて測
定対象の試料の表層部分のスライスを繰り返しながら、
スライスの都度現れた切断面のデータを検出し、順次、
データとして取り込むスライサ装置に係る。
【0002】
【従来の技術】図2に、従来のスライサ装置の概要を示
す。
【0003】加工室11は円筒状の形状を備え、加工室
11内には旋回式のカッタ12が設けられている。カッ
タ12は、刃12a、クランプ12b、カッタホルダ1
2c及び旋回軸12dなどから構成される。カッタの刃
12aは、クランプ12bを介してカッタホルダ12c
の先に装着され、カッタホルダ12は、旋回軸12dに
よって支持されている。カッタの刃12aは、旋回軸1
2dに対して垂直な平面内にあり、旋回軸12dの回り
を加工室の側壁11aの内面に沿って旋回する。
【0004】加工室11の底部には開口部17が形成さ
れ、この開口部17の下に、試料ホルダ18が配置され
ている。試料10は、試料ホルダ18の上面に保持さ
れ、試料ホルダ18によって開口部17を通って加工室
11内に所定量づつ送り込まれる。加工室11の天井部
の試料10の上方に当たる部分には、観察用の窓16が
設けられ、この窓16の上方には、試料の切断面の状態
(例えば、画像など)を検出するためのセンサ19が配
置されている。
【0005】加工室11の内部は、凍結状態を維持した
状態で試料10の表面のスライスを行うため、冷凍装置
(図示せず)に接続されている。更に、加工室11の底
部には、切り屑回収用の回収容器15が設けられてい
る。
【0006】上記のスライサ装置において試料10の切
断面のデータの取り込みは、次の様に行われる。即ち、
試料10を試料ホルダ18の上に保持し、試料10の上
部を加工室11の中に挿入する。カッタ12の旋回を開
始する。カッタ12の旋回運動に同期させて、試料ホル
ダ18を用いて試料10を所定量づつ上方へ送り出すこ
とによって、試料10の表層部分のスライスを繰り返
す。スライスの都度現れた試料切断面の状態を、センサ
19を用いて検出する。この様にして検出されたデータ
を、順次、データ処理装置(図示せず)に取り込んで行
く。なお、試料10の送り出し量は、通常、1回当たり
数μm〜数十μm程度である。
【0007】試料10のスライスの結果、発生した切り
屑20は、カッタ12の旋回運動に伴い回収容器15の
上方まで運ばれ、その中に落下して回収される。また、
その一部は、回収容器15内に落下せずに加工室11内
に散乱する。
【0008】(従来の装置の問題点) (a) 加工室11内における冷却能力の確保のため、
一般的に、加工室11の容積は小さく設計される。その
ため、回収容器15内に回収されなかった切り屑20
は、逃げ場が無く、加工室11内に散乱する。その一部
が、カッタ12により引きずられて加工室内を一周し、
試料10の表面に再付着することがある。試料10の切
断面に切り屑が再付着すると、切断面の観察の際に支障
となる。また、再付着によって切断面を傷付けると、観
察の精度を損なうことになる。
【0009】(b) 切り屑の一部が試料10の表面に
再付着した状態で、カッタの刃12aが試料部分を通過
すると、カッタの刃12aを傷付けるおそれがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の様な
従来のスライサ装置の問題点に鑑み成されたもので、本
発明の目的は、加工室内に落下した切り屑を回収容器内
に確実に回収することによって、試料切断面への切り屑
の再付着を防止し、これにより、試料の切断面の観察あ
るいは測定の精度を良好に保つことができるスライサ装
置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のスライサ装置
は、旋回軸に対して垂直な平面内に刃を有する旋回式の
カッタと、このカッタを収容し、カッタの旋回軌道に沿
ってその外側に側壁を有する円筒状の加工室と、測定対
象の試料を保持し、これを加工室内に送り込む試料ホル
ダと、加工室内に送り込まれた試料の正面に配置され、
試料切断面の状態を検出するセンサと、加工室の底部に
設けられ、試料の切り屑を回収するための回収容器とを
備え、カッタの旋回運動に同期させて試料ホルダを用い
て所定量づつ試料を加工室内に送り込むことによって、
試料の表層部分のスライスを繰り返し、スライスの都度
現れた切断面の状態をセンサにより検出し、順次、デー
タとして取り込むスライサ装置において、前記加工室内
に、前記回収容器に向かう気流を形成する手段を設け、
スライスによって発生した切り屑を、この気流に乗せて
回収容器に移送することを特徴とする。
【0012】本発明のスライサ装置によれば、カッタで
運ばれて直接、回収容器の中に投下されずに、加工室の
底面に落下した切り屑は、前記手段により形成された気
流によって運ばれ、最終的に回収容器の中に回収され
る。従って、切り屑が試料の切断面に再付着することが
防止される。
【0013】好ましくは、前記回収容器に向かう気流を
形成する手段は、前記加工室と前記回収容器との間を接
続する通気路を有し、前記回収容器の中に送り込まれた
気流をこの通気路を介して前記加工室へ戻す。この様に
構成すれば、前記加工室内と前記回収容器内との間に循
環気流が形成されるので、前記加工室内の雰囲気を安定
させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1に、本発明のスライサ装置の
概要を示す。
【0015】加工室11は円筒状の形状を備え、加工室
11内には旋回式のカッタ12が設けられている。カッ
タ12は、刃12a、クランプ12b、カッタホルダ1
2c及び旋回軸12dなどから構成される。カッタの刃
12aは、クランプ12bを介してカッタホルダ12c
の先に装着され、カッタホルダ12は、旋回軸12dに
よって支持されている。カッタの刃12aは、旋回軸1
2dに対して垂直な平面内にあり、旋回軸12dの回り
を加工室の側壁11aの内面に沿って旋回する。
【0016】加工室11の底部には開口部17が形成さ
れ、この開口部17の下に、試料ホルダ18が配置され
ている。試料10は、試料ホルダ18の上面に保持さ
れ、試料ホルダ18によって開口部17を通って加工室
11内に所定量づつ送り込まれる。加工室11の天井部
の試料10の上方に当たる部分には、観察用の窓16が
設けられ、この窓16の上方には、試料の切断面の状態
(例えば、画像、赤外分光測定(FT−IR)など)を
検出するためのセンサ19が配置されている。
【0017】加工室11の内部は、凍結状態を維持した
状態で試料10の表面のスライスを行うため、冷凍装置
(図示せず)に接続されている。
【0018】加工室11の底部には、切り屑回収用の開
口部26が設けられ、開口部26の下端には、回収容器
15が備えられている。更に、加工室11の側壁11a
に沿って開口部26に対して円周方向反対側の底部に
は、ガス噴出口23が開口している。このガス噴出口2
3には、通気路28を介してブロワ21の吹き出し側が
接続されている。ブロワ21の吸い込み側は、フィルタ
25及び通気路27を介して、回収容器15の天井部に
接続されている。
【0019】なお、回収容器15は、切り屑20の処理
を容易にするため、加工室11に対して着脱自在となっ
ている。また、回収容器15、ブロワ21、開口部2
6、通気路27、通気路28等の周囲は、断熱材29で
覆われている。
【0020】上記のスライサ装置において試料10の切
断面のデータの取り込みは、次の様に行われる。即ち、
試料10を試料ホルダ18の上に保持し、試料10の上
部を加工室11の中に挿入する。ブロワ21を作動さ
せ、加工室11内に、図中の矢印方向の空気の流れを発
生させる。
【0021】次に、カッタ12の旋回を開始する。カッ
タ12の旋回運動に同期させて、試料ホルダ18を用い
て試料10を所定量づつ上方へ送り出すことによって、
試料10の表層部分のスライスを繰り返す。スライスの
都度現れた試料切断面の状態を、センサ19を用いて検
出する。この様にして検出されたデータを、順次、デー
タ処理装置(図示せず)に取り込んで行く。なお、試料
10の送り出し量は、通常、1回当たり数μm〜数十μ
m程度である。
【0022】スライスによって発生した切り屑は、加工
室11内の空気の流れによって運ばれ、開口部26を介
して回収容器15の中に送り込まれる。なお、ブロワ2
1の吸い込み側にフィルタ25が設けられているので、
回収容器15の中に回収された切り屑20が、再び加工
室15内に戻ることはない。
【0023】なお、この例では、試料10のスライスを
凍結状態で行うので、加工室11内を冷却し、回収槽1
5、ブロワ21、開口部26、通気路27、通気路28
などの周囲を断熱材29で覆っている。従って、冷却さ
れた空気が、加工室11と回収容器15との間を循環す
るので、加工室11内の温度が維持される。
【0024】上記のスライサ装置によれば、切り屑20
を確実に回収槽15の中に回収することができる。従っ
て、切り屑が試料切断面に再付着することがない。
【0025】
【発明の効果】本発明のスライサ装置によれば、切り屑
を確実に回収槽の中に回収することによって、試料切断
面への切り屑の再付着を防止することができる。従っ
て、切り屑の再付着によって検出データの精度が損なわ
れる問題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくスライサ装置の一例を示す図、
(a)は平面図、(b)は縦方向断面図。
【図2】従来のスライス装置の概要を示す図、(a)は
平面図、(b)は縦方向断面図。
【符号の説明】
10・・・試料、 11・・・加工室、 12・・・カッタ、 12a・・・刃、 12b・・・クランプ、 12c・・・カッタホルダ、 12d・・・旋回軸、 15・・・回収槽、 16・・・窓、 17・・・開口部、 18・・・試料ホルダ、 19・・・センサ、 20・・・切り屑、 21・・・ブロワ、 23・・・ガス噴出口、 25・・・フィルタ、 26・・・開口部、 27、28・・・通気路、 29・・・断熱材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小久保 光典 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 (72)発明者 南都 寛 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 (72)発明者 大友 明宏 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 (72)発明者 樋口 俊郎 神奈川県横浜市都筑区荏田東3−4−26 (72)発明者 工藤 謙一 東京都豊島区巣鴨5−15−16 (72)発明者 横田 秀夫 神奈川県川崎市多摩区菅2−15−7 キャ ピタル稲田堤206 Fターム(参考) 3C021 FA00 FC03 FC04 FD07 JA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回軸に対して垂直な平面内に刃を有す
    る旋回式のカッタと、 このカッタを収容し、カッタの旋回軌道に沿ってその外
    側に側壁を有する円筒状の加工室と、 測定対象の試料を保持し、これを加工室内に送り込む試
    料ホルダと、 加工室内に送り込まれた試料の正面に配置され、試料切
    断面の状態を検出するセンサと、 加工室の底部に設けられ、試料の切り屑を回収するため
    の回収容器とを備え、 カッタの旋回運動に同期させて試料ホルダを用いて所定
    量づつ試料を加工室内に送り込むことによって、試料の
    表層部分のスライスを繰り返し、スライスの都度現れた
    切断面の状態をセンサにより検出し、順次、データとし
    て取り込むスライサ装置において、 前記加工室内に、前記回収容器に向かう気流を形成する
    手段を設け、スライスによって発生した切り屑を、この
    気流に乗せて回収容器に移送することを特徴とするスラ
    イサ装置。
  2. 【請求項2】 前記回収容器に向かう気流を形成する手
    段は、前記加工室と前記回収容器との間を接続する通気
    路を有し、前記回収容器の中に送り込まれた気流をこの
    通気路を介して前記加工室へ戻すことを特徴とする請求
    項1に記載のスライサ装置。
JP11000163A 1999-01-04 1999-01-04 スライサ装置 Pending JP2000198096A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009291852A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Takazono Sangyo Co Ltd 連続紙のスリット耳屑回収設備
CN108501100A (zh) * 2018-03-21 2018-09-07 上海爱声生物医疗科技有限公司 一种医用软管打孔机及其打孔方法

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