JP2000186040A - 抗hiv感染症剤 - Google Patents

抗hiv感染症剤

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JP2000186040A JP36344198A JP36344198A JP2000186040A JP 2000186040 A JP2000186040 A JP 2000186040A JP 36344198 A JP36344198 A JP 36344198A JP 36344198 A JP36344198 A JP 36344198A JP 2000186040 A JP2000186040 A JP 2000186040A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HIV感染症により起こるCD4陽性リンパ
球の減少による生体免疫システムの低下を改善する医薬
の提供。 【解決手段】 一般式(I)で表される化合物及び一般
式(II)で表される化合物(式中、R1 、R2 及びR
3 は同一又は異なっていてもよく、それぞれ炭素数1〜
4のアルキル基を表し、R4 、R5 及びR6 は同一又は
異なっていてもよく、それぞれ炭素数5〜10のアルキ
ル基を表し、X- は生理学的に許容しうる一価のアニオ
ンである。)からなる群より選ばれる少なくとも一種の
感光色素を有効成分として含有する抗HIV感染症剤。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はHIV感染症の治
療、予防に有用な医薬に関する。詳細には、本発明は感
光色素を有効成分として含有する抗HIV感染症剤に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、後天性免疫不全症候群(acquired
immunodeficiency syndrome、以下エイズと略する) は
世界的に爆発的な流行をみせている。エイズはヒト免疫
不全ウイルス(human immunodeficiency virus、以下H
IVと略する)の感染により引きおこされる。そのた
め、HIV感染症とよぶのがむしろ正しい。HIVに感
染しただけではエイズは発症せず、無症候の期間が数カ
月から数年ある。そして、無症候の期間が終わると、H
IVによって免疫システムが急速に破壊されはじめ、リ
ンパ節腫脹、食欲不振、下痢、体重減少、発熱、倦怠感
等の症状が出現する。これらはエイズ関連症候群(AIDS
-related complex、以下ARCと略する)と呼ばれる。
さらに免疫力が低下すると、通常は無害の微生物(細
菌、ウイルス、真菌、原虫等)が体に深刻な影響を与え
始め、日和見感染症などがみられる。このような免疫が
低下するとあらわれる感染症をエイズとよぶ。エイズと
は、後天性免疫不全症候群を発症するまで免疫が低下し
たHIV感染症の末期の状態をいうのである。エイズを
含めてHIVに感染している病態全体をHIV感染症と
よぶ。
【0003】本来、ヒトは病原体などの異物を認識し排
除する機構として免疫システムを持っている。そして、
この免疫システムを動かす細胞として、CD4陽性リン
パ球がよく知られている。体内に侵入したHIVはCD
4陽性リンパ球のCD4蛋白に結合して細胞内に潜り込
む。このHIVは逆転写酵素を持っているので自身のR
NAをDNAに読み替えて細胞の核内のDNAに組み込
むことができる。このため、HIVに感染したCD4陽
性リンパ球はウイルスを製造しながら、徐々に死んでい
く。こうして、免疫システムを動かす細胞が減少して免
疫システムの破壊がおこる。そして、HIV感染症では
厄介なことに生体がウイルスに対して免疫システムをも
って対応しようとすればするほど、感染細胞内ではウイ
ルスの産生が盛んになり、CD4陽性リンパ球の減少と
いう逆効果になってしまうのである。
【0004】HIV感染症に関しては、臨床的に有効な
抗ウイルス剤やワクチン剤を目指し、現在多くの精力的
な研究が行われている。そして、現在臨床で用いられて
いる薬や臨床試験中のものは、逆転写酵素阻害剤、吸着
阻害剤、脱殻阻害剤、Tat阻害剤、翻訳阻害剤、プロ
テアーゼ阻害剤(ウイルス粒子合成阻害剤)、プロウイ
ルス活性化阻害剤、HIV蛋白分解酵素阻害剤等があ
る。
【0005】これらのうち、現在最も用いられている薬
の一つにアジドチミジン(以下AZTと略する)があ
る。AZTは、投与を行うと死亡率が有意に低下するこ
とから抗HIV剤として認可された。しかしAZTは好
中球の減少、貧血、不眠、吐き気、頭痛等の副作用があ
り、またエイズの発症をしばし遅らせるだけである。ま
た、他の治療薬も試されてはいるが、未だ根本的な治療
薬とはなっていないのが現状である。
【0006】ところで、免疫システムを考えた場合、マ
クロファージの活性化は極めて重要である。例えば、バ
クテリアが侵入したとき、マクロファージはそれを貪食
し活性化しながら抗原提示細胞になる。抗原の情報はマ
クロファージからCD4陽性リンパ球を経てBリンパ球
に伝わり、Bリンパ球は抗体を産生する。また、抗体の
結合したバクテリア即ち免疫複合体はマクロファージに
よって特異的にスピーディーに貪食排除される。このと
き活性化マクロファージは免疫複合体を捕捉するための
Fcレセプターを表示し、貪食活性の著しい上昇を示し
たり、取り込まれた異物を分解するための活性酸素の産
生能を上昇させたり、抗原提示機能を増強したり、各種
サイトカインを分泌する。また、最終的には活性化マク
ロファージはNK細胞などと共同して癌細胞やウイルス
感染細胞を破壊しているのである。このように、活性化
マクロファージによって免疫力が増強されることはよく
知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したようにCD4
陽性リンパ球はヒトの免疫システム全体(アレルギーや
細菌感染に関する体液性免疫、癌やウイルス疾患に関す
る細胞性免疫、さらにマクロファージの活性化など)を
調整している。エイズの発症はこの命令を下すCD4陽
性リンパ球が減少することで説明できる。しかし本当の
原因はマクロファージの活性化が起こらず、細胞性免疫
が作動できなくなることであろう。ところが、免疫系を
持たない下等動物ではマクロファージのような貪食細胞
によって異物排除が行われている。そこで、CD4陽性
リンパ球が減少してもマクロファージを活性化すること
ができれば、細胞性免疫機能が改善されウイルスの除去
が可能になると考えられる。
【0008】このマクロファージの活性化は前述のCD
4陽性リンパ球の産生するマクロファージ活性化因子
(インターフェロンγなど)によって起こることはよく
知られている。しかし、CD4陽性リンパ球が減少する
ことによりマクロファージ活性化因子の量も減少するの
であるから、それに代わる活性化因子を補う必要があ
る。本発明はこのような観点から研究をすすめ完成され
たものである。
【0009】本発明の目的はHIV感染症の治療、予防
に有用な新規医薬を提供することにある。また本発明の
目的はHIV感染症の治療、予防に有用な医薬の投与量
を明確にすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意研究した結果、感光色素である一般式
(I)
【0011】
【化3】
【0012】(式中、R1 、R2 及びR3 は同一又は異
なっていてもよく、それぞれ炭素数1〜4のアルキル基
を表し、X- は生理学的に許容しうる一価のアニオンで
あり、好ましくはハロゲンアニオンであり、更に好まし
くはヨードアニオンを表す。)で表される化合物及び一
般式(II)
【0013】
【化4】
【0014】(式中、R4 、R5 及びR6 は同一又は異
なっていてもよく、それぞれ炭素数5〜10のアルキル
基を表し、好ましくは炭素数7の直鎖状のアルキル基を
表す。X- は生理学的に許容しうる一価のアニオンであ
り、好ましくはハロゲンアニオンであり、更に好ましく
はヨードアニオンを表す。)で表される化合物からなる
群より選ばれる少なくとも一種をHIV感染者に投与し
た場合、ARCの症状の改善あるいは治癒、CD4陽性
リンパ球の増加がおこり、HIV感染症の治療に有効で
あることを見いだした。
【0015】すなわち、本発明は以下に関する。 (1)一般式(I)
【0016】
【化5】
【0017】(式中、R1 、R2 及びR3 は同一又は異
なっていてもよく、それぞれ炭素数1〜4のアルキル基
を表し、X- は生理学的に許容しうる一価のアニオンで
あり、好ましくはハロゲンアニオンであり、更に好まし
くはヨードアニオンを表す。)で表される化合物及び一
般式(II)
【0018】
【化6】
【0019】(式中、R4 、R5 及びR6 は同一又は異
なっていてもよく、それぞれ炭素数5〜10のアルキル
基を表し、好ましくは炭素数7の直鎖状のアルキル基を
表す。X- は生理学的に許容しうる一価のアニオンであ
り、好ましくはハロゲンアニオンであり、更に好ましく
はヨードアニオンを表す。)で表される化合物からなる
群より選ばれる少なくとも一種の感光色素を有効成分と
して含有する抗HIV感染症剤。 (2)一般式(I)で表される化合物及び一般式(I
I)で表される化合物からなる群より選ばれる少なくと
も一種の感光色素の1日当たりの投与量が体重1kg当
たり2μg〜100μgである上記(1)の抗HIV感
染症剤。 (3)一般式(I)で表される化合物及び一般式(I
I)で表される化合物からなる群より選ばれる少なくと
も一種の感光色素の1日当たりの投与量が体重1kg当
たり5μg〜40μgである上記(1)の抗HIV感染
症剤。 (4)経口用剤である上記(1)〜(3)のいずれかに
記載の抗HIV感染症剤。 (5)X- がハロゲンアニオンである上記(1)の抗H
IV感染症剤。 (6)X- がヨードアニオンである上記(1)の抗HI
V感染症剤。 (7)R1 、R2 及びR3 がエチル基であり、R4 、R
5 及びR6 が炭素数7の直鎖状のアルキル基であり、X
- がヨードアニオンである上記(1)の抗HIV感染症
剤。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。R1 、R2 及びR3 における炭素数1〜4
のアルキル基は直鎖状又は分枝鎖状であってよく、例え
ば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、sec−ブチル又はtert−ブチル
が挙げられる。
【0021】R4 、R5 及びR6 における炭素数5〜1
0のアルキル基は直鎖状又は分枝鎖状であってよく、例
えば、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ter
t−ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、デシル等が挙げられ、好ましくは炭素
数7の直鎖状のアルキル基である。
【0022】X- における生理学的に許容しうる一価の
アニオンとしては、ハロゲンアニオン(例えば、ヨード
アニオン、クロロアニオン、ブロモアニオン、フルオロ
アニオン)、アルキル硫酸イオン(ここでアルキルは好
ましくは炭素数1〜4のアルキル基である)、硝酸イオ
ン、過塩素酸イオン等の無機アニオン、p−トルエンス
ルホン酸イオン、ベンゼンスルホン酸イオン等の有機ス
ルホン酸アニオン、酢酸イオン、プロピオン酸イオン、
安息香酸イオン等の有機カルボン酸アニオン、ニコチン
酸イオン、オロト酸イオン等のその他の有機酸アニオン
が挙げられ、好ましくはハロゲンアニオンであり、更に
好ましくはヨードアニオンである。
【0023】本発明の抗HIV感染症剤に用いられる有
効成分の好ましい例としては、一般式(I)において、
1 、R2 及びR3 がエチル基、X- がヨードアニオン
である化合物、一般式(II)においてR4 、R5 及び
6 が−(CH2 6 CH3、X- がヨードアニオンで
ある化合物が挙げられる。
【0024】本発明の有効成分である感光色素は単独で
使用しても、又は2種類以上を組み合わせて使用しても
よい。
【0025】本発明に用いられる感光色素は、すでによ
く知られた化合物であり、Kendall,J.D. and Majer,J.
R., J. Chem. Soc., 690 (1948)などに記載の方法又は
それに類似の方法により製造することができる。また、
アニオンは既知のアニオン交換法を用いて導入すること
もできる。一般式(I)においてR1 、R2 及びR3
エチル基、X- がヨードアニオンである化合物(以下、
有効成分Aという)は特開平3−90025号公報に、
一般式(II)においてR4 、R5 及びR6 が−(CH
2 6 CH3 、X- がヨードアニオンである化合物(以
下、有効成分Bという)は特開昭58−90510号公
報に記載されている。本発明に用いられる一般式(I)
の化合物及び一般式(II)の化合物は、これらの公報
に記載されている通り、毒性が極めて低く、副作用が極
めて少なく、安全性に優れているものである。例えば、
有効成分Bの腹腔内投与のLD50値は54mg/kgで
あり、経口投与のLD50値は1.5g/kgである。有
効成分Aに関しては、4g/kgの高濃度の経口投与で
も何ら中毒症状等の副作用は認められない。なお、経口
投与剤の場合には、感光色素は必ずしも高度に精製され
ておらずともよく、ヒトを含む哺乳類に経口投与して所
望の抗HIV感染症作用を発揮するものであれば、その
製法、性状、純度は問わない。
【0026】本発明の抗HIV感染症剤に用いられる感
光色素は、例えばCancer Immunology Immunotherapy,
37, 157-162 (1993) 及びJ. Photochem. Photobiol.
B:Biol., 295-306 (1992) で示されるようにマクロフ
ァージ活性化作用を有することが明らかにされている。
本発明者らは一般式(I)で表される化合物及び一般式
(II)で表される化合物からなる群より選ばれる少な
くとも一種の感光色素を有効成分として含有する抗HI
V感染症剤が、ウイルス除去が困難である難病のHIV
感染症に対して、極めて優れた臨床的効果を発揮するこ
とを発見したのである。
【0027】本発明者らは、まず有効成分A及び有効成
分BのHIVに対する抗ウイルス作用を調べた。その結
果、これらの化合物にはHIVの複製を抑制する抗ウイ
ルス作用がないことがわかった。しかし、驚くべきこと
に本発明に用いられる感光色素にHIV感染症患者のC
D4陽性リンパ球数の増加効果及びHIV感染症患者の
ARCの改善あるいは治癒という臨床的効果がみられ
た。本発明の抗HIV感染症剤に、エイズ発症の抑制あ
るいはエイズ発症後の延命という効果が期待できるので
ある。本発明の抗HIV感染症剤の投与と共に輸血を行
うと更に治療効果は増大する。これは、Cancer Researc
h, 57, 295-297 (1997) に示されているように、マクロ
ファージの活性化に血清中のGC−グロブリンが必要で
あることと関係があると考えられる。本発明の抗HIV
感染症剤の特徴であるマクロファージの活性化は、リン
パ球(Tリンパ球、Bリンパ球)、及びGC−グロブリ
ンの存在によって発現するので、本発明の抗HIV感染
症剤と通常のエイズの治療のために行う輸血とは相乗的
な効果が期待できるのである。
【0028】本発明の抗HIV感染症剤はヒト、サル、
ウシ及びネコを含む哺乳類に投与することができる。
【0029】本発明の抗HIV感染症剤は経口投与又は
注射投与、直腸内投与、点鼻投与、経皮投与、経粘膜投
与、舌下投与等の非経口投与のいずれでも使用すること
ができる。本発明の有効成分は、経口投与、直腸内投
与、注射投与、点鼻投与、経皮投与、経粘膜投与、舌下
投与等の投与方法に適した固体又は液体の医薬的に許容
される無毒性の担体と混合して慣用の医薬製剤の形態で
投与することができる。経口投与の場合は特に利用価値
が高く、錠剤あるいは散剤などを症状にあわせて1日1
回〜数回、適量(通常体重1kg当たり2μg〜12μ
g程度)の有効成分を投与すればよい。有効成分の1日
当たりの投与量(好適には経口投与における1日当たり
の投与量)は通常体重1kg当たり2μg〜100μ
g、好ましくは体重1kg当たり5μg〜40μgであ
る。経口投与の場合、本発明の抗HIV感染症剤を空腹
時に口に含んで口内で溶かして服用する形態が好適であ
る。この有効な投与量には個人差があるが、本発明の抗
HIV感染症剤は毒性が極めて低く、副作用が極めて少
なく、安全性に優れているので、服用する患者の「活力
感、食欲、睡眠、利尿、バイオリズム、便秘の解消、そ
の他の発現する有用な自覚的反応」を目安にして投与量
の増減が可能である。本発明の抗HIV感染症剤は、生
体のバイオリズムを整え、「本人の自覚症状によって適
切な服用量を自分で判断できる」という利点を持ち合わ
せている。
【0030】本発明の抗HIV感染症剤の剤型として
は、経口用剤(例えば、錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、カ
プセル剤、トローチ剤、シロップ剤等)、注射剤、坐
薬、点鼻薬、経皮投与用製剤(例えば、軟膏剤、クリー
ム剤、貼付剤等)、経粘膜投与用製剤、舌下剤、噴霧
剤、吸入剤等が挙げられる。
【0031】医薬的に許容される担体としては、乳糖、
コーンスターチ、白糖、ブドウ糖、ソルビトール、マン
ニトール、マルトース、トレハロース、結晶セルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースカルシウム、炭酸水素ナトリウム、デキストリ
ン等の賦形剤、メチルセルロース、アラビアゴム、トラ
ガント、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリ
ドン、プルラン、ショ糖脂肪酸エステル等の結合剤、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチ
ルセルロースカルシウム、ポリビニルピロリドン、ヒド
ロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチル
セルロース、メチルセルロース等の増粘剤、ステアリン
酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、軽
質無水ケイ酸等の滑沢剤、ポリエチレングリコール、カ
カオ脂等の坐剤基剤、蒸留水、注射用蒸留水、滅菌精製
水、生理食塩水、植物油(オリーブ油、ゴマ油、ダイズ
油、トウモロコシ油、ラッカセイ油)、グリセリン、エ
タノール、プロピレングリコール等の無機又は有機溶剤
等が挙げられる。さらに本発明の医薬製剤には、安息香
酸ナトリウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニ
ウム、p−ヒドロキシ安息香酸メチル、p−ヒドロキシ
安息香酸エチル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、p
−ヒドロキシ安息香酸ブチル、ソルビン酸、ソルビン酸
カリウム等の保存剤、モノステアリン酸グリセリン等の
乳化剤、塩酸、クエン酸、酢酸、酒石酸、炭酸水素ナト
リウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム等の緩衝剤
を含むpH調整剤等の添加剤を添加してもよい。
【0032】また、本発明の抗HIV感染症剤と他の薬
剤とを組み合わせて用いることも可能である。そのよう
な他の薬剤としては、抗ウイルス剤、抗生物質、解熱鎮
痛剤、粘膜保護剤、免疫増強剤、ビタミン剤、皮膚保護
剤等が挙げられる。
【0033】本発明の抗HIV感染症剤と組み合わせて
用いることができる抗ウイルス剤は、HIV感染症の治
療に用いられる抗HIV剤であれば特に限定されるもの
ではない。好適な抗ウイルス剤の例としては、AZT、
ジデオキシイノシン(ddI)、ジデオキシシチジン
(ddC)、ラミブジン(3TC)、スタブジン(d4
T)等のヌクレオシド誘導体、インジナビル(ID
V)、サキナビル、リトナビル(RTV)、ネルフィナ
ビル等のプロテアーゼ阻害剤、インターフェロンα、イ
ンターフェロンβ、インターフェロンγ等のインターフ
ェロンが挙げられる。これらの抗ウイルス剤の1種又は
2種以上と本発明の抗HIV感染症剤とを組み合わせて
用いることができる。
【0034】本発明の抗HIV感染症剤と組み合わせて
用いることができる抗生物質としては、抗菌剤、抗真菌
剤(カンジダ症、カリニ肺炎などに対する抗真菌剤を含
む)などが挙げられる。
【0035】本発明において「HIV感染症」とはエイ
ズ、症候性又は無症候性のHIV感染症(ARCを含
む)を含めてHIVに感染している病態をいう。本発明
において「抗HIV感染症剤」とは、HIV感染症の予
防及び/又は治療用の薬剤を意味する。「治療」とは症
状の改善、緩和又は治癒を目的とする処置を含む。「H
IV感染症の治療」とは、HIV感染による症状の改
善、緩和又は治癒、エイズ発症の予防又は遅延を目的と
した処置を含む。具体的には、CD4陽性リンパ球数の
増加又は減少の抑制、NK細胞活性の増加又は低下の抑
制、ARCの予防、改善、緩和又は治癒、エイズ発症の
予防又は遅延、日和見感染症の予防、改善、緩和又は治
癒、エイズの症状の改善、緩和又は治癒を目的とした処
置を含む。ARCの症状には、リンパ節腫脹、食欲不
振、下痢、体重減少、発熱、倦怠感、発疹、気管支喘息
等が含まれる。
【0036】本発明の抗HIV感染症剤による治療効果
は、HIV感染症患者におけるARCの症状の改善又は
治癒、特に体重の増加又は減少抑制により、あるいはH
IV感染患者のCD4陽性リンパ球数の増加又は減少抑
制、あるいは細胞性免疫活性(NK細胞活性、T/B
比)の増減を測定することにより確認することができ
る。
【0037】
【実施例】以下、本発明の製剤例、実験例、臨床試験例
を示し、本発明を更に詳細に説明する。 上記処方において、感光色素として有効成分A又は有効
成分Bを用いて2種類の錠剤を常法により調製した。
【0038】 上記処方のトローチ剤を常法により調製した。
【0039】 上記処方において、感光色素として有効成分A又は有効
成分Bを用いて2種類の注射用粉末を常法により調製し
た。
【0040】 上記処方のトローチ剤を常法により調製した。
【0041】実験例1 HIV感染細胞に対する効果を調べるため、ポウエルズ
らの方法[Pauels, R.et al., J. Virol. Methods, 16,
171-185 (1987)]に従い、anti-HIVアッセイを行ったM
T−4細胞(培養開始細胞数1×104 /well)に
HIVとしてHTLV−IIIB(200CCID50
/well)を感染させ、37℃、4日間培養し、HI
Vの複製の抑制効果を測定した。コントロールとしてス
ラミンを用いた。結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】この結果からわかるように、有効成分A及
び有効成分Bは試験をした濃度においてはHIVの複製
を抑制しなかった。
【0044】次に本発明の抗HIV感染症剤を使用した
臨床試験例を説明する。なお、以下に述べる臨床試験は
患者に有効成分である感光色素の化合物名、化学構造等
について明かすことなく、タイ国内で実施されたもので
ある。
【0045】臨床試験例1 ARCの患者(男性、39才)に本発明の抗HIV感染
症剤の投与を行った。この患者は、5年前にHIVに感
染していることが判明し、1年2ヵ月前からAZT/d
dI/RTVの投与を開始した。本発明の抗HIV感染
症剤の投与前のCD4陽性リンパ球(以下CD4と略す
る)数は121/mm3 、体重55.6kgであった。
【0046】この患者に有効成分Aを用いた本発明の処
方1の抗HIV感染症剤(有効成分Aの投与量1日50
0μg)を8週間投与したところ、CD4数が181/
mm 3 に増加し、体重が56.9kgに増加した。それ
に伴い、食欲増加、胸筋増加がみられた。
【0047】続いてこの患者に有効成分Aを用いた本発
明の処方1の抗HIV感染症剤(有効成分Aの投与量1
日1000μg)を16週間投与した。CD4数が19
2/mm3 に増加し、体重が57.1kgに増加した。
またARCの症状である気管支喘息が治癒した。
【0048】臨床試験例2 7名のARC又はエイズ発症患者に対して、有効成分A
を用いた本発明の処方1の抗HIV感染症剤の投与を行
った。それぞれの患者の治療前の経歴は次に示す通りで
ある。
【0049】患者No.1(男性、35才)は、2年4
ヵ月前にHIVに感染していることが判明し、7ヵ月前
からAZT/3TC/IDVの投与を開始した。本発明
の抗HIV感染症剤の投与前のCD4数は165/mm
3 、体重76.3kgであった。
【0050】患者No.2(男性、42才)は、3年5
ヵ月前にHIVに感染していることが判明し、その後直
ちにAZT/3TC/IDVの投与を開始した。本発明
の抗HIV感染症剤の投与前のCD4数は92/m
3 、体重76.2kgであった。
【0051】患者No.3(男性、32才)は、1年9
ヵ月前にHIVに感染していることが判明し、エイズを
発症していた。AZT/3TCの投与を過去21週間受
けており、本発明の抗HIV感染症剤の投与前のCD4
数は180/mm3 、体重53.8kgであった。
【0052】患者No.4(男性、54才)は、7年2
ヵ月前にHIVに感染していることが判明した。2年1
0カ月前からAZT/ddIを投与開始し、1年11カ
月前からRTVを追加した。抗HIV剤の投与開始当初
はCD4数が増加したが徐々に減少しており、本発明の
抗HIV感染症剤の投与前のCD4数は222/m
3 、体重76kgであった。
【0053】患者No.5(男性、32才)は、7年前
にHIVに感染していることが判明した。本発明の抗H
IV感染症剤の投与前のCD4数は317/mm3 であ
った。
【0054】患者No.6(女性、33才)は、4年2
ヵ月前にHIVに感染していることが判明し、1年8ヵ
月前からAZT/ddIの投与を開始した。本発明の抗
HIV感染症剤の投与前のCD4数は353/mm3
体重45.6kgであった。
【0055】患者No.7(男性、32才)は、3年4
ヵ月前にHIVに感染していることが判明し、AZT/
ddIの投与を開始した。9ヵ月前からIDV/d4T
/3TCに変更した。本発明の抗HIV感染症剤の投与
前のCD4数は254/mm 3 、体重58.2kgであ
った。
【0056】それぞれの患者に有効成分Aを用いた本発
明の処方1の抗HIV感染症剤(有効成分Aの投与量1
日500μg)を8週間投与したところ、殆どの患者に
おいて、CD4数が増加し、体重も増加した。それに伴
い、食欲増加がみられ、ARCの症状の一つでもある発
疹が減少し、痔が治癒し、不眠も改善された。結果を表
2に示す。
【0057】
【表2】
【0058】この結果からわかるように、本発明の抗H
IV感染症剤の効果は顕著である。なお、処方2〜4に
おいても同様の効果が認められた。
【0059】
【発明の効果】HIV感染者は毎年その6%がエイズを
発症していくとされている。エイズ発症患者は細胞性免
疫が極度に低下し、カリニ肺炎などの日和見感染症、カ
ポジ肉腫、脳障害(痴呆状態)などを合併し、死に至る
のである。こうしたエイズ発症患者又は発症前のHIV
感染症患者の治療において、本発明の抗HIV感染症剤
は幾つかの効果をあげることができる。その一つはCD
4陽性リンパ球数を増加させる効果である。また、エイ
ズ関連症候群(ARC)を治癒する効果である。さら
に、食欲増加、体重増加などの効果も挙げられる。これ
らの効果により、エイズ発症を予防又は遅延させ、HI
V感染者に延命をもたらすことができる。当然、HIV
感染症の治療は長期的なものになるが、本発明の抗HI
V感染症剤は毒性が極めて低く、副作用が極めて少な
く、安全性に優れているのでHIV感染症の治療に極め
て有用な薬剤である。
【0060】本発明の抗HIV感染症剤は、マクロファ
ージを活性化し、その結果、生体の異物排除機能を向上
させ、CD4陽性リンパ球数を増加し、そしてARCを
治癒するものと考えられる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 277/22 C07D 277/22 Fターム(参考) 4C031 BA03 4C033 AD06 AD16 AD17 AD20 4C086 AA01 AA02 AA03 BC28 BC82 GA13 MA01 MA04 MA52 NA14 ZC55

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1 、R2 及びR3 は同一又は異なっていても
    よく、それぞれ炭素数1〜4のアルキル基を表し、X-
    は生理学的に許容しうる一価のアニオンである。)で表
    される化合物及び一般式(II) 【化2】 (式中、R4 、R5 及びR6 は同一又は異なっていても
    よく、それぞれ炭素数5〜10のアルキル基を表し、X
    - は生理学的に許容しうる一価のアニオンである。)で
    表される化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種
    の感光色素を有効成分として含有する抗HIV感染症
    剤。
  2. 【請求項2】 一般式(I)で表される化合物及び一般
    式(II)で表される化合物からなる群より選ばれる少
    なくとも一種の感光色素の1日当たりの投与量が体重1
    kg当たり2μg〜100μgである請求項1に記載の
    抗HIV感染症剤。
  3. 【請求項3】 一般式(I)で表される化合物及び一般
    式(II)で表される化合物からなる群より選ばれる少
    なくとも一種の感光色素の1日当たりの投与量が体重1
    kg当たり5μg〜40μgである請求項1に記載の抗
    HIV感染症剤。
  4. 【請求項4】 経口用剤である請求項1〜3のいずれか
    に記載の抗HIV感染症剤。
  5. 【請求項5】 X- がハロゲンアニオンである請求項1
    記載の抗HIV感染症剤。
  6. 【請求項6】 X- がヨードアニオンである請求項1記
    載の抗HIV感染症剤。
  7. 【請求項7】 R1 、R2 及びR3 がエチル基であり、
    4 、R5 及びR6が炭素数7の直鎖状のアルキル基で
    あり、X- がヨードアニオンである請求項1記載の抗H
    IV感染症剤。
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