JP2000185782A - エアゾール製品 - Google Patents

エアゾール製品

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JP2000185782A
JP2000185782A JP10362207A JP36220798A JP2000185782A JP 2000185782 A JP2000185782 A JP 2000185782A JP 10362207 A JP10362207 A JP 10362207A JP 36220798 A JP36220798 A JP 36220798A JP 2000185782 A JP2000185782 A JP 2000185782A
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injection
hood
aerosol
valve
coated
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Kazuo Iijima
和男 飯島
Masayuki Takahashi
正行 高橋
Takuya Sakai
琢也 坂井
Haruhisa Uenoyama
晴久 上野山
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Kyowa Industrial Co Ltd
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Kyowa Industrial Co Ltd
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    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/28Nozzles, nozzle fittings or accessories specially adapted therefor
    • B65D83/30Nozzles, nozzle fittings or accessories specially adapted therefor for guiding the flow of spray, e.g. funnels, hoods
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適量の噴射が行われた際、塗布を行ったと言
う安心感が得られると共に皮膚に心地好さや清涼感をも
たらすことができ、さらに、皮膚表面の凹凸の凹部内に
塗布の段階で薬剤をより多く入り込ませることができ、
しかも、安全性を確保することのできるエアゾール製品
の提供を図る。 【解決手段】 人体の一部を被塗面とするエアゾール製
品において、有効成分溶液0.1〜30重量%及び噴射
剤70〜99.9重量%からなる内容液が、噴射機構付
バルブ2を設けたエアゾール耐圧容器1に封入され、上
記バルブのバルブステム3に設けられる噴射ボタン4
に、被塗面に当接させられる開口部51を備えたフード
5が設けられ、このフード5の開口部51を被塗面に当
接させて噴射することにより、加圧感を被塗面に与える
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、エアゾール製品、特
に、人体に内容液を噴射するのに適するエアゾール製品
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、人体に薬剤等の有効成分を塗布す
る手段として、エアゾール製品を用いることがある。こ
の種のエアゾール製品は、噴射剤によって、噴射ボタン
の噴射口から内容液を噴射するようにしたものである
が、適量を噴射することが困難である。噴射量を一定に
保つには定量噴射機構付きのバルブを用いればよいが、
人体に噴射する場合には、人の感触という不確定要素の
高い条件を考慮する必要がある。即ち、人体に対して必
要量の定量噴射を行っても、噴射を受けた皮膚感覚が
「頼り無い」と感じた場合には、もう一度噴射ボタンを
押して、必要以上の噴射を行ってしまう場合がある。即
ち、適量の噴射があっても、「頼り無い」と感じた場合
には、塗布できているのか疑問を抱いたり、効果に不安
が残ったり、噴射量が少ないと感じるのが人間である。
逆に、適度の皮膚感覚がある場合には、塗布を行った安
心感が得られることは勿論、皮膚に心地好さや清涼感が
得られものである。
【0003】また、薬剤を噴射によって塗布する場合、
同量の薬剤を同一の圧力条件で噴射しても、その浸透性
によって、薬剤の効果が異なってくる。詳しくは、細胞
内への浸透性は、その薬剤の性質によって異なり、噴射
の条件とは直接関係はない。ところが、皮膚表面には、
多数の凹凸が存在し、この凹凸の凹部内に塗布の段階で
薬剤がより多く入り込むようにすることによって、薬剤
のもつ細胞内への浸透性が皮膚表面全体にわたって確実
に発揮されることとなる。従って、薬剤の噴射に際して
は、薬剤のもつ浸透性が発揮されやすい噴射形態を採る
ことが望まれるものである。
【0004】さらに、薬剤を噴射によって人体、特に顔
面に塗布する場合、目等の不都合な部分に薬剤が入らな
いように、噴射する必要がある。このように、噴射に際
しては、目的の箇所に的確に噴射でき、不必要な部分に
薬剤等が入らないようにして安全性を確保する必要があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、適量の噴
射が行われた際、塗布を行ったと言う安心感が得られる
と共に皮膚に心地好さや清涼感をもたらすことができ、
さらに、皮膚表面の凹凸の凹部内に塗布の段階で薬剤を
より多く入り込ませることができ、しかも、安全性を確
保することのできるエアゾール製品の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、人
体の一部を被塗面とするエアゾール製品において、有効
成分溶液0.1〜30重量%及び噴射剤70〜99.9
重量%からなる内容液が、噴射機構付バルブを設けたエ
アゾール耐圧容器に封入され、上記バルブのバルブステ
ムに設けられる噴射ボタンに、被塗面に当接させられる
開口部を備えたフードが設けられ、このフードの開口部
を被塗面に当接させて噴射することにより、加圧感を被
塗面に与えるようにしたことを特徴とするエアゾール製
品を提供する。このエアゾール製品にあっては、フード
の開口部を人の皮膚等の被塗面に当接させた状態で、内
容液を噴射する。この噴射は、フードの被塗面とによっ
て制限された空間内に行われるために、加圧感を被塗面
に与えることができ、「頼り無さ」がなく、塗布を行っ
たと言う安心感が得られる。また、適度な加圧感は、皮
膚に心地好さや清涼感をもたらすことができる。しか
も、制限された空間内に噴射がなされるため、皮膚の細
かな凹凸にも、内容液を入り込ませる点で効果がある。
また、顔面に使用する場合にも、フードによって噴射成
分の分散が防止され、目等に入るおそれがなく、安全性
や安心感を高めることができたものである。
【0007】本願の第2の発明は、人体の一部を被塗面
とするエアゾール製品において、エアゾール用の耐圧容
器と、この耐圧容器に設けられた定量噴射機構付きバル
ブと、このバルブのバルブステムに設けられた噴射ボタ
ンと、噴射ボタンの噴射口に設けられたフードとを備
え、エアゾール用の耐圧容器には、有効成分溶液0.1
〜30重量%に対して70重量%以上の噴射剤が配合さ
れることにより、細かいエアゾールミストが噴霧される
ものであり、上記フードの開口部を平面に接した際に出
来る内容積の大きさと、定量噴射機構付きバルブの一回
のストローク当たりの噴射量を1気圧換算したときの噴
射体積との比率が、1対0.2〜1対30とされること
により、適度の加圧感を被塗面に与えることができるよ
うにしたことを特徴とするエアゾール製品を提供する。
上記の配合によって、細かいエアゾールミストが噴霧さ
れ、皮膚に心地好さや清涼感をもたらすことができ、皮
膚の細かな凹凸に、内容液を入り込ませる点でも効果的
である。しかも、定量噴射機構付きバルブの一回のスト
ローク当たりの噴射量を1気圧換算したときの噴射体積
との比率が、1対0.2〜1対30とされることによ
り、適度の加圧感が確実に得られるものである。
【0008】本願の第3の発明は、上記第1又は第2の
発明に係るエアゾール製品において、フードに圧力調整
用の逃がし路を形成したことを特徴とするものを提供す
る。この第3の発明にあっては、フードに圧力調整用の
逃がし路を形成することによって、加圧感の調整を行
い、より確実に適度の加圧感を与えることができるもの
である。さらに、本願の第4の発明は、上記第1の発明
に係るエアゾール製品において、上記フードの開口部を
平面に接した際に出来る内容積の大きさと、定量噴射機
構付きバルブの一回のストローク当たりの噴射量を1気
圧換算したときの噴射体積との比率が、1対2〜1対3
0であり、このフードに圧力調整用の逃がし路を形成し
たことを特徴とするものを提供する。細かいエアゾール
ミストを得るには、噴射剤を多く用いることが必要とな
る。ところで、特異な用途の製品でない限り一般的な製
品で成人が使用する場合には、上記フードの開口部を平
面に接した際に出来る内容積の大きさと、定量噴射機構
付きバルブに1回のストローク当たりの噴射量を1気圧
換算したときの噴射体積との比率が、1対2〜1対30
でほとんど問題を生じることはないが、子供や老人、そ
の他過敏な肌や、傷や湿疹等異常のあるとき、被塗布部
分である体の部分によっては刺激等を受けやすい部分が
ある。そのような場合には刺激や不安感を生じないよう
にその比は例えば1対5以下にした方が良い。そのため
には最も安全な方法として、フードに圧力調整用の逃が
し路を形成することによって、加圧感の調整を行い、よ
り確実に適度の加圧感を与えることができるようにした
のが、本願の第4の発明である。
【0009】本願発明のエアゾール製品は、顔面、腕、
足等の人体の適宜箇所を被塗面とするエアゾール製品で
あり、皮膚に対して有効成分溶液を塗布するものであ
る。有効成分溶液は、ニキビ、かゆみ止め、殺菌剤、消
毒剤、消炎剤、水虫治療薬、皮膚のトリートメント剤等
の外用薬を例示し得るが、薬事法に規定される医薬品、
医薬部外品、化粧品等の各種薬品の他、香水等、人体に
対する使用に適する物質に種々適用できる。換言すれ
ば、人体に塗布しても害がない物質であればどんなもの
にも適用できる。
【0010】この有効成分溶液は、エアゾール容器から
噴射され得る液状であればよいが、エチルアルコール、
イソプロピルアルコール等のアルコール類、水、ブタ
ン、イソペンタン、ノルマルペンタン、ヘキサンなどの
低級飽和炭化水素等を配合する事によって、噴射剤の気
化潜熱による冷却効果保持時間をより長持ちさせる事が
出来、使用時の清涼感を増大させることができる。
【0011】噴射剤としてはDME、LPG、弗化炭化
水素等の液化ガスを用いる事ができ、窒素、炭酸ガス等
の圧縮ガスを混合して用いる事も出来る。
【0012】この有効成分溶液と噴射剤とは、エアゾー
ル耐圧容器に封入される。有効成分溶液と噴射剤の比
は、有効成分溶液0.1〜30重量%、噴射剤70〜9
9.9重量%の範囲で処方する。有効成分溶液が0.1
未満のときには製品の内容物容量によっても異なるが、
通常は数百ミリリットル以下の製品であるため、有効成
分溶液の充填が難しくなる。また有効成分溶液が30重
量%を越えると、使用時の被塗面に塗布された内容物の
乾きが悪く、被塗面で液だれなどをおこすため使用感を
損なう。一般的な内容物を加味すると、有効成分溶液が
0.5〜20重量%の範囲であることが好ましい。特
に、有効成分溶液1重量部に対して4重量部以上の噴射
剤を配合することによって、より細かいエアゾールミス
トが噴霧され、使用感、皮膚表面の凹凸への浸透性の点
で有利である。
【0013】次に、エアゾール耐圧容器は、定量噴射機
構付バルブを設けたエアゾール耐圧容器を用いることが
望ましい。図1を参照して説明すると、エアゾール耐圧
容器1は、定量噴射機構付バルブ2を備え、このバルブ
2のバルブステム3に設けられる噴射ボタン4に、フー
ド5が設けられたものを用いる。このフード5は、先端
には、被塗面(図示せず)に当接させられる開口部51
を備えたものである。このフード5は、その基端に噴射
ボタン4の吐出ノズル41が嵌入される等して取りつけ
られる接続部52を備え、吐出ノズル41から吐出され
たエアゾールミストが、開口部51に当接された皮膚等
の被塗面に噴射される。
【0014】このエアゾール製品は、噴射ボタンを押す
ことにより、噴射剤の圧力によって、有効成分溶液と噴
射剤とが噴射される。このフード5の内容積(即ち、フ
ード5の開口部51を平面に接した際に出来る内容積)
と、噴射体積(定量噴射機構付きバルブの一回のストロ
ーク当たりの噴射量を1気圧換算したときの有効成分溶
液と噴射剤の体積)との比率は、1対0.2〜1対30
とすることが好ましく、より好ましくは、1対1〜1対
20とする。噴射体積は、フードの内容積の0.2倍程
度でも塗布時の噴射力によってある程度の加圧感を感
じ、30倍を越えると被塗面に加圧感が強すぎ、不快感
を感じるからである。内容成分、内容原液と噴射剤の比
などによっても異なるがl〜20倍の噴射量の時が好ま
しい使用感を示す。従って、定量噴射機構の一回のスト
ローク当たりの噴射量(液体時の噴射量)は、フード体
積、噴射剤の種類等によって決定されるが、一般には、
2.0ml以下とすればよい。
【0015】本願発明のエアゾール製品は、フードの開
口部を皮膚等の被塗面に当接させた状態で、噴射がなさ
れる。従って、フードを長さによって、噴射ボタンの噴
孔と被塗面との距離が確定するが、その距離は0.5〜
10cmが適当である。0.5cm未満の時は、フードの効
果がなく、また、塗布する時にボタンの先が皮膚に触れ
てしまう事があり、不衛生となる。ボタンの噴孔と被塗
面の距離が10cm以上のフードを作った場合には、噴射
塗布するのに大袈裟である上、取り扱うのにも不便であ
る。そのフードの径によっては、特に定量噴射の必要も
無くなるほどの噴射量が必要となることもあり、大きな
径のフードを用いる場合には、定量噴射機構付バルブと
せずに、連続噴射機構付バルブとして実施し得る。
【0016】フード5は、図2(A)に示すように、ロ
ート状とする等、基端の接続部52より先端の開口部5
1の内径が大きく形成されたものを用いることができ、
特に、その内径が徐々に大きくなるものが適当である。
但し、図2(B)のように、径の大きくならない部分5
3を設けてもよい。また、その断面形状は、円形の他、
楕円形等の種々の形状とすることもできる。
【0017】さらに、このフード5には、圧力調整用の
逃がし路54を形成することができる。特に、フードの
開口部を平面に接した際に出来る内容積の大きさと、定
量噴射機構付きバルブの一回のストローク当たりの噴射
量を1気圧換算したときの噴射体積との比率を、1対2
〜1対30とした場合には、さらに顕著な例としては1
対5〜1対30とした場合には、適当な大きさの逃がし
路54を形成して、フード内の圧力を調整することが適
当である。この圧力調整用の逃がし路54は、図2
(A)や図2(B)のように、フードの途中に開口した
孔として実施してもよく、また、図2(C)に示すよう
に、フードの開口部51に切り込みや凹凸を設けて、被
塗面hに当接した際、フードの開口部51と被塗面hと
の間の隙間が圧力調整用の逃がし路54となるようにし
てもよい。
【0018】
【実施例】次に、本願発明の理解を高めるために、実施
例を示すが、本願発明はこの実施例に限定して解釈され
るべきではない。 (実施例1) 表1に示す内容液を作成し、これを表2
に示すエアゾール耐圧容器に封入して、実施例1のエア
ゾール製品を作成した。
【0019】
【表1】 有効成分溶液(下記組成)7.0重量% (殺菌剤 ピオニン 0.002 重量%) (エチルアルコール 97.998 重量%) (グリコール 2.000 重量%) 噴射剤 (下記組成 )93.0重量% (LPG 100 重量%)
【0020】
【表2】定量噴射機構付きバルブの一回のストローク当
たりの噴射量:0.07ml フードの内容積と噴射体積との比率:1対4.0 噴射ボタンの噴孔と被塗面との距離:25mm 圧力調整用の逃がし路:なし
【0021】(比較例1) 上記と同じ条件とするもの
の、フードを用いないものとし、噴射ボタンの噴孔から
そのまま噴射させものとした。
【0022】(試験例1)東洋濾紙株式会社製濾紙 A
DVANTEC(商標、以下同じ)5A及びADVAN
TEC 1の濾紙を各々5枚ずつを重ねたものに、実施
例1と比較例1のエアゾール製品を1ストローク噴射
し、透過度のテストを行った。結果、10回(5枚重ね
で10回)の平均結果(7割以上の頻度を表示した)は
下記の様になった。尚、実施例1では、被塗面(濾紙
束)にフードの開口部を当接することにより、噴射ボタ
ンの噴孔と被塗面との距離を25mmに設定した。比較例
1では、フードを用いずに、噴孔から25mmの位置に置
いた濾紙束に噴霧した。
【0023】この試験の結果を表3、表4に示すが、実
施例1は比較例1に比して、良好な透過性を示した。
尚、評価は次の通りである。A:直径約10ミリの円状
に浸透痕あり。B:直径約5ミリメートルの円状に浸透
痕あり。C:痕跡程度に浸透痕あり。D:浸透の痕跡な
し(浸透せず)。
【0024】
【表3】
【0025】
【表4】
【0026】(実施例2)表5に示す内容液を作成し、
これを表6に示すエアゾール耐圧容器に封入して、実施
例2のエアゾール製品を作成した。 (実施例3)同様に、表5に示す内容液を作成し、これ
を表7に示すエアゾール耐圧容器に封入して、実施例3
のエアゾール製品を作成した。
【0027】
【表5】 有効成分溶液(下記組成)3.0重量% (殺菌剤 ピオニン 0.002 重量%) (エチルアルコール 97.998 重量%) (グリコール 2.000 重量%) 噴射剤(下記組成) 97.0重量% (LPG 100 重量%)
【0028】
【表6】定量噴射機構付きバルブの一回のストローク当
たりの噴射量:0.20ml フードの内容積と噴射体積との比率:1対11.5 噴射ボタンの噴孔と被塗面との距離:25mm 圧力調整用の逃がし路:なし
【0029】
【表7】定量噴射機構付きバルブの一回のストローク当
たりの噴射量:0.20ml フードの内容積と噴射体積との比率:1対11.5 噴射ボタンの噴孔と被塗面との距離:25mm 圧力調整用の逃がし路:直径1.0mmの孔
【0030】(試験例2)15〜22歳の7人のパネラ
ー(イ〜ト)を用い、実施例1〜3について、清涼感及
び使用感の試験を行ったところ、表8乃至表10に示す
ように、清涼感については各実施例とも良好な結果を示
した。使用感については、実施例1及び3では良好な結
果を示したが、実施例2については、高圧で逃がし路が
ないため、ばらつきがあった。尚、評価は次の通りであ
る。清涼感については、A:清涼感がある。B:清涼感
がない。C:どちらとも言えない。使用感については、
A:不快感がない(不快感がなく、むしろ効果感がある
(効き目があるような感じを受ける)ものを含む)。
B:不快感がある。C:どちらとも言えない。
【0031】
【表8】実施例1 パネラー イ ロ ハ ニ ホ ヘ ト 清涼感 A A A A A A A 使用感 A A A A A A A
【0032】
【表9】実施例2 パネラー イ ロ ハ ニ ホ ヘ ト 清涼感 A A A A A A A 使用感 C B A A C C A
【0033】
【表10】実施例3 パネラー イ ロ ハ ニ ホ ヘ ト 清涼感 A A A A A A A 使用感 A A A A A A A
【0034】
【発明の効果】以上、本願の第1の発明は、適量の噴射
が行われた際、塗布を行ったと言う安心感が得られると
共に皮膚に心地好さや清涼感をもたらすことができ、さ
らに、皮膚表面の凹凸の凹部内に塗布の段階で薬剤をよ
り多く入り込ませることができ、しかも、安全性を確保
することのできるエアゾール製品を提供することができ
たものである。
【0035】本願の第2の発明は、上記の第1の発明と
同様の効果が発揮されると共に、細かいエアゾールミス
トによって、皮膚に心地好さや清涼感をもたらすことが
できると同時に、適度の加圧感が確実に得られるという
効果を奏するものである。
【0036】本願の第3の発明は、上記の第1、第2の
発明と同様の効果が発揮されると共に、フードによって
加圧感の調整を行い、不快感を与えることなく、適度の
加圧感を与えることができるエアゾール製品を提供する
ことができたものである。
【0037】本願の第4の発明は、上記の第2の発明と
同様の効果が発揮されると共に、噴射剤の量を多くして
細かいエアゾールミストを得た場合にも、加圧感の調整
を行い、不快感を与えることなく、適度の加圧感を与え
ることができるエアゾール製品を提供することができた
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のエアゾール製品の説明図である。
【図2】(A)乃至(C)は、各々本願発明のエアゾー
ル製品のフードの説明図である。
【符号の説明】
1 エアゾール耐圧容器 2 定量噴射機構付バルブ 3 バルブステム 4 噴射ボタン 5 フード 41 吐出ノズル 51 開口部 52 接続部 54 圧力調整用の逃がし路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野山 晴久 兵庫県宝塚市平井3丁目3−30 Fターム(参考) 3E014 PA01 PB02 PD01 PE30 PF10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の一部を被塗面とするエアゾール製
    品において、 有効成分溶液0.1〜30重量%及び噴射剤70〜9
    9.9重量%からなる内容液が、噴射機構付バルブを設
    けたエアゾール耐圧容器に封入され、 上記バルブのバルブステムに設けられる噴射ボタンに、
    被塗面に当接させられる開口部を備えたフードが設けら
    れ、 このフードの開口部を被塗面に当接させて噴射すること
    により、加圧感を被塗面に与えるようにしたことを特徴
    とするエアゾール製品。
  2. 【請求項2】 人体の一部を被塗面とするエアゾール製
    品において、 エアゾール用の耐圧容器と、この耐圧容器に設けられた
    定量噴射機構付きバルブと、このバルブのバルブステム
    に設けられた噴射ボタンと、噴射ボタンの噴射口に設け
    られたフードとを備え、 エアゾール用の耐圧容器には、有効成分溶液0.1〜3
    0重量%及び噴射剤70〜99.9重量%からなる内容
    液が封入され、 上記フードの開口部を平面に接した際に出来る内容積の
    大きさと、定量噴射機構付きバルブの一回のストローク
    当たりの噴射量を1気圧換算したときの噴射体積との比
    率が、1対0.2〜1対30とされることにより、適度
    の加圧感を被塗面に与えることができるようにしたこと
    を特徴とするエアゾール製品。
  3. 【請求項3】 上記フードに圧力調整用の逃がし路を形
    成したことを特徴とする請求項1又は2記載のエアゾー
    ル製品。
  4. 【請求項4】 上記フードの開口部を平面に接した際に
    出来る内容積の大きさと、定量噴射機構付きバルブの一
    回のストローク当たりの噴射量を1気圧換算したときの
    噴射体積との比率が、1対2〜1対30であり、このフ
    ードに圧力調整用の逃がし路を形成したことを特徴とす
    る請求項2記載のエアゾール製品。
JP10362207A 1998-12-21 1998-12-21 エアゾール製品 Pending JP2000185782A (ja)

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