JP2000184034A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JP2000184034A
JP2000184034A JP10362292A JP36229298A JP2000184034A JP 2000184034 A JP2000184034 A JP 2000184034A JP 10362292 A JP10362292 A JP 10362292A JP 36229298 A JP36229298 A JP 36229298A JP 2000184034 A JP2000184034 A JP 2000184034A
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JP10362292A
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English (en)
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Shiyouji Okabe
将二 岡部
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信端末装置と端局間の加入者回線の状態
を、通信端末装置自らが確実に診断でき、また、その診
断結果により回線に係る設定値を通信端末装置自らが最
適に設定できる通信端末装置を提供すること。 【解決手段】 自装置に接続された複数の加入者回線の
うちの特定の加入者回線を発呼側とし、当該発呼側加入
者回線を使用して、自装置に接続された複数の加入者回
線のうちの当該発呼側加入者回線とは別の着呼側加入者
回線に対応する電話番号に発呼して回線接続し、その相
互接続された発呼側加入者回線と着呼側加入者回線との
間で通信を行い、自装置に接続された加入者回線の状態
を診断することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公衆電話網の複数
の加入者回線を接続する、ファクシミリ装置等の通信端
末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】公衆電話網に接続されるファクシミリ装
置等のモデムを備えた通信端末装置は、公衆網電話網の
最寄りの端局(加入者交換機)に加入者回線を介して接
続される。しかし、通信端末装置と、最寄りの端局との
距離、すなわち、加入者回線の長さや、加入者回線の設
置状態等が、各通信端末装置の設置場所により異なるた
め、加入者回線の状態は、各通信端末装置により異な
る。また、同一の通信端末装置であっても、設置場所の
変更により、加入者回線の状態は変化する。
【0003】具体的には、加入者回線の線路抵抗は、一
般に、加入者回線のケーブル長が長いほど大きなる特性
があり、また、加入者回線の周波数対減衰量の特性は、
加入者回線のケーブル長が長いほど、高周波成分の減衰
量が多くなる傾向がある。
【0004】そのため、加入者回線の状態による、通信
信号のレベルや波形の変動をなくすためには、加入者回
線の線路抵抗による信号レベルの減衰を相殺するように
送信アッテネータを調整して、通信信号の送出レベルを
上げたり、ケーブルイコライザの特性を、加入者回線の
減衰特性を相殺するのに最適な逆特性に設定する必要が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、送出
レベルや送受信イコライザ等の回線に関わる設定値は、
装置の設置時にサービスマンがユーザの回線環境を自ら
判断し、または、公衆網電話番号の運営者に加入者回線
の直流抵抗値を確認して設定変更いなければならず、手
間がかかるという問題点があった。
【0006】回線状態を診断する公知技術としては、特
開平8−228249号公報に示されるもののように、
遠隔の診断装置で回線状態を診断させるものがあるが、
その場合、診断対象の装置と診断装置との間には、場合
により公衆電話網の幾つかの中継局を経由するため、診
断対象の装置と端局間の加入者回線の状態のみを正確に
診断できないだけでなく、診断結果は、診断装置により
得られるものであるため、診断対象の装置において診断
後の回線に関わる設定値を変更できないという欠点があ
る。
【0007】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、通信端末装置と端局間の加入者回線の状態を、通
信端末装置自らが確実に診断でき、また、その診断結果
により回線に係る設定値を通信端末装置自らが最適に設
定できる通信端末装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の通信端末装置は、公衆電話網の複数
の加入者回線を接続する通信端末装置において、自装置
に接続された複数の加入者回線のうちの特定の加入者回
線を発呼側とし、当該発呼側加入者回線を使用して、自
装置に接続された複数の加入者回線のうちの当該発呼側
加入者回線とは別の着呼側加入者回線に対応する電話番
号に発呼して回線接続する自己回線接続手段と、その自
己回線接続手段により相互接続された発呼側加入者回線
と着呼側加入者回線との間で通信を行い、自装置に接続
された加入者回線の状態を診断する自己回線診断手段と
を備えたことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の通信端末装置は、請求項1
に記載の通信端末装置において、前記自己回線診断手段
による診断結果に応じて、回線に関わる設定値を自動的
に変更する回線自動設定手段を更に備えたことを特徴と
する。
【0010】請求項3記載の通信端末装置は、請求項1
または2のいずれかに記載の通信端末装置において、前
記自己回線診断手段の診断結果及び/または前記回線自
動設定手段の設定結果を可視出力する回線診断結果出力
手段を更に備えたことを特徴とする。
【0011】請求項4記載の通信端末装置は、請求項3
に記載の通信端末装置において、前記自己回線診断手段
の診断結果及び/または前記回線自動設定手段の設定結
果をメモリに記憶する回線診断結果記憶手段を更に備え
たことを特徴とする。
【0012】請求項5記載の通信端末装置は、請求項
1、2、3または4のいずれかに記載の通信端末装置
は、前記自己回線接続手段は、所定の操作入力があった
ときに、自装置に接続された複数の加入者回線のうちの
特定の加入者回線を発呼側とし、当該発呼側加入者回線
を使用して、自装置に接続された複数の加入者回線のう
ちの当該発呼側加入者回線とは別の着呼側加入者回線に
対応する電話番号に発呼して回線接続して、自装置に接
続された加入者回線の状態の診断を前記自己回線診断手
段に行わせるものであることを特徴とする。
【0013】請求項6記載の通信端末装置は、請求項
1、2、3または4のいずれかに記載の通信端末装置に
おいて、時刻を計時する計時手段を更に備え、前記自己
回線接続手段は、前記計時手段により所定の時間の経過
が計時されるごとに、自装置に接続された複数の加入者
回線のうちの特定の加入者回線を発呼側とし、当該発呼
側加入者回線を使用して、自装置に接続された複数の加
入者回線のうちの当該発呼側加入者回線とは別の着呼側
加入者回線に対応する電話番号に発呼して回線接続し
て、自装置に接続された加入者回線の状態の診断を前記
自己回線診断手段に行わせるものであることを特徴とす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0015】先ず、図1に本発明の実施の形態に係る通
信端末装置としてのファクシミリ装置1のブロック構成
について示す。
【0016】同図において、ファクシミリ装置1は、メ
イン構成10とサブ構成50とにより構成されていい
る。
【0017】メイン構成10は、主制御部11、ROM
13、RAM13、時計部14、操作部15、表示部1
6、読取部17、記録部18、モデム19、網制御部2
0、及びシステムバス21により構成されている。ま
た、サブ構成50は、副制御部51、DPRAM(デュ
アルポートRAM)52、ROM53、RAM54、モ
デム55、網制御部56及びシステムバス57により構
成されている。メイン構成10側の網制御部20は、公
衆電話網の端局80に第1加入者回線60を介して接続
され、サブ構成50側の網制御部56も、公衆電話網の
端局80に第2加入者回線70を介して接続されてい
る。
【0018】メイン構成10は、ファクシミリ装置とし
ての主機能を実現するもので、メイン構成10のみで
も、通常の、単一の加入者回線に接続されたファクシミ
リ装置として動作可能であるが、追加する加入者回線数
分のサブ構成50を備えることで、ファクシミリ装置1
に複数の加入者回線を接続することができる。本実施の
形態では、サブ構成50を1つだけ備え、第1加入者回
線60及び第2加入者回線70の2回線を接続する場合
を例に説明する。もっとも、接続する加入者回線数分の
モデム及び網制御部をメイン構成10のみで制御するよ
うにしてもよいのはいうまでもない。
【0019】先ずメイン構成10について説明する。メ
イン構成10において、主制御部11は、装置全体の制
御を行うマイクロコンピュータである。ROM12は、
主制御部11により読み出されるリードオンリメモリ
で、主制御部11が装置全体の制御を行うための制御プ
ログラムが格納されている。また、その制御プログラム
には、本発明に係る自己回線診断プログラムも含まれ
る。
【0020】RAM13は、主制御部11により読み書
きされるランダムアクセスメモリで、送受信画情報を記
憶するバッファメモリ領域,ファクシミリ装置全体制御
のワークエリア領域等を含む。また、RAM13には、
本発明に係る記憶内容として、図2に示すように、第1
加入者回線60に対応した電話番号である第1自局番号
13a、第2加入者回線70に対応した電話番号である
第2自局番号13b、自己回線診断の診断結果13c、
第1加入者回線60にかかわる設定値である第1回線設
定値13cが記憶される。
【0021】時計部14は、時刻の計時を行うもので、
主制御部11は、時計部14を読み出すことで、現在の
時刻を知ることができる。操作部15は、本実施の形態
と直接関係する部分以外は、図示を省略した図3に示す
ように、相手先ファクシミリ番号を指定するためのテン
キー15a、ファクシミリ送信動作等の開始を指示する
ための[スタート]キー15b、各種動作の強制的な停
止を指示するための[ストップ]キー15c、[ファン
クション]キー15d等により構成されている。[ファ
ンクション]キー15dは、ワンタッチダイヤルの登録
機能、短縮ダイヤルの登録機能、自局番号の登録機能、
時刻合わせ機能等の、ファクシミリ装置1の標準的なフ
ァクシミリ装置としての機能以外の、拡張的な機能を呼
び出すためのもので、この[ファンクション]キー15
dを押下して、テンキー15aにより、各機能に対応し
た番号を入力することで、各機能が呼び出されて実行さ
れる。また、表示部16は、ユーザに知らせるべき装置
の動作状態や、各種メッセージを表示するもので、本発
明に係る自己回線診断の結果の画面表示も行う。
【0022】読取部17は、ファックス送信の時にセッ
トされた原稿を縦み取るためのものである。記録部18
は、受信されたファックス原稿、及び、本発明に係る自
己回線診断の結果を用紙に印刷するためのものである。
モデム19は、送受信画情報の変調/復調を行うと共
に、自己回線診断を行う際の試験信号の送出,試験信号
の測定も行い、自己回線診断の開始/終了信号の送出、
及び、その応答信号の検出も行う。網制御部20は、接
続された第1加入者回線60の直流ループの閉結、切
断、指定された相手先電話番号に対応した選択信号の送
出、呼出信号の検出等、公衆電話網との接続制御を行
う。モデム19と網制御部20との間のアナログ信号の
やりとりは直接行われる。システムバス21は上記各部
がデータをやりとりすための信号ラインである。
【0023】次にサブ構成50について説明する。サブ
構成50において、副制御部51は、サブ構成50全体
の制御を行うマイクロコンピュータである。DPRAM
52は、メイン構成10とサブ構成50とにより共有さ
れるデュアルポートのRAMで、システムバス21を介
して主制御部11からアクセスされる一方、システムバ
ス57を介して副制御部51からアクセスされるもので
あり、一方の制御部がDPRAM52に書き込んだ内容
を他方の制御部が読み出すことで、主制御部11及び副
制御部51の間で情報の交換を行える。
【0024】ROM53は、副制御部11により読み出
されるリードオンリメモリで、副制御部51がサブ構成
の制御を行うための制御プログラムが格納されている。
また、その制御プログラムには、本発明に係る自己回線
診断プログラムも含まれ、メイン構成10側の自己回線
診断プログラムと協調動作してDPRAM52を介した
情報交換を自己回線診断処理中または処理の前後に行
い、お互いの同期をとっている。
【0025】RAM54は、副主制御部51により読み
書きされるランダムアクセスメモリで、送受信画情報を
記憶するバッファメモリ領域,サブ構成50に関わる制
御ののワークエリア領域等を含む。また、RAM54に
は、本発明に係る記憶内容として、図4に示すように、
第2加入者回線70にかかわる設定値である第2回線設
定値54aが記憶される。
【0026】モデム55は、送受信画情報の変調/復調
を行うと共に、自己回線診断を行う際の試験信号の送
出,試験信号の測定も行い、自己回線診断の開始/終了
信号の送出、及び、その応答信号の検出も行う。網制御
部56は、接続された第2加入者回線70の直流ループ
の閉結、切断、指定された相手先電話番号に対応した選
択信号の送出、呼出信号の検出等、公衆電話網との接続
制御を行う。システムバス57は上記各部がデータをや
りとりすための信号ラインである。
【0027】以上の構成で、ファクシミリ装置1は、最
寄りの加入者構内交換機である端局80に、第1加入者
回線60または第2加入者回線70を介して接続される
ことで、公衆電話網内の中継局を経て相手先の装置とフ
ァクシミリ通信を行え、第1加入者回線60を使用して
ファクシミリ受信中に、第2加入者回線70を使用して
ファクシミリ送信を行うことができる。
【0028】また、第1加入者回線60を使用して第2
自局番号13bに発呼すると、中継局を介さずに、第1
加入者回線及び第2加入者回線70が端局80で直結さ
れた通信路が形成され、その通信路の状態を診断すれ
ば、それは、純粋に加入者回線の状態を診断したことに
なる。
【0029】そこで、ファクシミリ装置1は、図5に示
すシーケンスで回線接続動作を行い、自装置に選択され
た加入者回線の状態を診断する。なお、図5において
は、メイン構成10側が送信側となり、サブ構成50が
受信側となる場合を例に説明するが、その逆でも同様の
動作が可能であるのはいうまでもない。
【0030】図5において、先ず、メイン構成10側の
網制御部20により回線の直流ループを閉結すると(フ
ェーズF1)、次に、第2自局番号13bに対応したD
TMF信号またはダイヤルパルスによる選択信号を端局
80に送出する(フェーズF2)。それを受けた端局8
0は、呼出信号を第2加入者回線70に送出し、それを
受けたサブ構成50側の網制御部56は、回線の直流ル
ープを閉結する(フェーズF4)。これにより、メイン
構成10とサブ構成50とが、端局80を介して回線接
続される。フェーズF1ないしF4は、通常の電話やフ
ァックスの回線選択動作と同じである。
【0031】続いて、メイン側のモデム19より網制御
部20を介して回線診断開始信号、つまりメイン側とサ
ブ側とで予め互いに取り決めたPB信号やV21モデム
信号等が送出され、サブ側のモデム55により、網制御
部56を介して受信される(フェーズF5)。フェーズ
F5で回線診断開始信号を受信したサブ側のモデム55
は、回線診断開始信号を認識したことを示す応答信号を
メイン側に送出し、メイン側のモデム19が受信する
(フェーズF6)。これにより、メイン側及びサブ側の
双方は、今回の通信が、自己回線診断処理のためのもの
であることを相互に認識し、自己回線診断処理が実行さ
れる(フェーズF7)。
【0032】フェーズF7の自己回線診断処理は、試験
信号を送出してどのように変化して受信されるか等であ
り、モデム19・主制御部11、及び、モデム55・副
制御部51で主に処理される。フェーズF7の自己回線
診断処理が終了すると、メイン側のモデム19より回線
診断終了信号が送出され(フェーズF8)、その回線診
断終了信号を、サブ側のモデム55が検出すると、今度
は逆に、回線診断終了信号に対する応答信号をモデム5
5が送出し、サブ側のモデム19により検出され(フェ
ーズF9)、メイン側及びサブ側の双方は、回線診断処
理の終了を、相互に認識し、サブ側の網制御部56が第
2加入者回線70の直流ループを断すると共に(フェー
ズF10)、メイン側の網制御部2が第1加入者回線6
0の直流ループを断して(フェーズF11)、回線診断
のための通信が終了する。
【0033】図6及び図7に、図5に示した動作シーケ
ンスを含む、ファクシミリ装置1における自己回線診断
制御手順について示す。
【0034】それらの図において、メイン側の主制御部
11は、時計回路14を読み出して得られる時刻情報に
より、自己回線診断を行う定期時刻になったかを監視
し、また、自己回線診断の開始を指示する操作手順であ
る[ファンクション]キー15dの押下と、テンキー1
5aによる番号「50」の入力があるかを監視している
(判断101のNo、判断102のNoループ)。
【0035】定期時刻になった場合(判断101のYe
s)、または、[ファンクション]キー15dの押下
と、テンキー15aによる番号「50」の入力の組み合
わせ操作があった場合は(判断102のYes)、処理
103以降の自己回線診断の処理を開始する。これによ
り、定期的にまたはユーザの所望するときに自己回線診
断を行えるため、加入者回線の状態に変化に随時対応で
き、また、ユーザの必要なときにのみ自己回線診断を行
うことができる。
【0036】処理103においては、事前検証を行う。
この事前検証は、RAM13に記憶されているメイン側
の第1加入者回線60の設定値である第1回線設定値1
3dや、RAM54に記憶されているサブ側の第2加入
者回線70の設定値である第2回線設定値54aのDP
RAM52を介した再確認等である。そして、処理10
3の事前検証の結果に基づいて、どの様な方法及び項目
等を自己回線診断するのかの事前情報をDPRAM52
を介してサブ側の副制御部51に伝達する(処理10
4)。サブ側では、メイン側の処理104に対応して事
前情報を伝達され(処理201)、その伝達された事前
情報とRAM54に記憶されている第2回線設定値54
aなどを照らし合わせて事前確認し(処理202)、網
制御部56により呼出信号が検出されるかを監視する
(判断203)。
【0037】一方メイン側では、処理104で事前情報
をサブ側に伝達後、第1加入者回線の直流ループを閉結
して、RAM13から第2自局番号13bを読み出して
発呼する(処理106)。その処理106に対応して端
局80により第2加入者回線70に呼出信号が送出さ
れ、判断203がYesとなり、サブ側は、第2加入者
回線70の直流ループを閉結し(処理204)、回線診
断開始信号がモデム55により検出されるかを監視する
(判断205のNoループ)。
【0038】メイン側は処理107でモデム19により
回線診断開始信号を送出し(処理107)、応答信号が
モデム19により検出されるかを監視する(判断108
のNoループ)。メイン側の処理107に対応してサブ
側では判断205がYesとなり、モデム55により応
答信号を送出すると(処理206)、その処理206に
対応して、メイン側の判断108がYesとなり、メイ
ン側及びサブ側は、自己回線診断処理を行う(処理10
9、処理207)。
【0039】この自己回線診断処理は、メイン側のモデ
ム19から送出した信号をサブ側のモデム55により受
信して、受信信号レベルの送出信号レベルに対する減衰
量を測定したり、メイン側のモデム19から送出した各
周波数成分の信号をサブ側のモデム55により受信し
て、各周波数成分ごとの減衰量を測定したり、伝送エラ
ー数を測定したりする処理である。
【0040】自己回線診断処理が終了するとサブ側はモ
デム55により回線診断終了信号が検出されるかを監視
する一方(判断208のNoループ)、メイン側は、モ
デム19により回線診断終了信号を送出してから(処理
110)、応答信号がモデム19により検出されるかを
監視する(判断111のNoループ)。メイン側の処理
110に対応して、サブ側の判断208がYesとなる
と、モデム55により応答信号を送出し(処理20
9)、第2加入者回線70の直流ループを断して(処理
210)、自己回線診断のための通信を終了する。
【0041】一方メイン側では、サブ側の処理209に
対応して判断111がYesとなり、第1加入者回線6
0の直流ループを断して(処理113)、自己回線診断
のための通信を終了する。
【0042】そして、サブ側が処理207における診断
結果をDPRAM52を介してメイン側に伝達する(処
理211、処理113)。処理113で診断結果をサブ
側から伝達されたメイン側の主制御部11は、診断結果
を解析する。すなわち、送出側の信号と受信側の情号が
加入者回線60及び70を伝わることによりどのように
変化するか解析する(処理114)、次に、その解析結
果に基づいて、モデムの送出レベルはどの値に設定すれ
ば最適であるか、送信・受信イコライザはどのくらいに
設定すれば最適であるか等を逆算して求め、回線設定値
を変更する必要がある場合には(判断115のYe
s)、RAM13に記憶している第1回線設定値を変更
すると共に(処理116)、第2回線設定値をサブ側に
伝達し(処理117)、処理118に移行する。回線設
定値を変更する必要のない場合には(判断115のN
o)、何もしなで処理118に移行する。
【0043】一方サブ側でも、回線設定値を変更する必
要がある場合には(判断212のYes)、メイン側の
処理117に対応して、第2回線設定値のメイン側から
の伝達をうけ(処理213)、RAM54に記憶されて
いる第2回線設定値54aを、その伝達された第2回線
設定値に変更する(処理214)。回線設定値を変更す
る必要のない場合には(判断212のNo)、処理を終
了する。
【0044】メイン側の処理118では、処理108及
び処理207における診断結果、処理114における解
析結果、回線設定値の変更項目、変更前後の回線設定値
等の全診断結果を、診断結果13cとしてRAM13に
記憶する。その診断結果13cは、操作表示部15から
の所定の操作、例えば、[ファンクション]キー15d
の押下と、テンキー15aにより所定の番号の入力操作
に応じて、読み出されて、表示部16に画面表示された
り、記録部18により用紙に記録される。これにより、
後に全診断結果をユーザが参照する必要が生じたときに
対応できる。
【0045】そして、処理118でRAM13に記憶し
た全診断結果を、診断結果レポートとして、表示部16
に表示し、または、記録部18により用紙に記録する
(処理119)。これにより、今回行われた自己回線診
断処理の結果をユーザに提示でき、診断結果をユーザに
確認させることができる。
【0046】以上説明した自己回線診断処理手順により
第1加入者回線60についての回線設定値及び第2加入
者回線70についての回線設定値をファクシミリ装置1
自らが自動設定でき、以後の通信においては、実際に接
続されている第1加入者回線60や第2加入者回線70
の線路抵抗や周波数特性に最適な送出レベルや送受信イ
コライザの設定等を、回線設定値を参照して行え、加入
者回線の状態の変動の影響をうけない高品質な通信を行
うことができるようになる。
【0047】なお、以上説明した実施の形態において
は、本発明を通信端末装置の1つであるファクシミリ装
置に適用したが、本発明はそれに限らず、公衆電話網の
複数の加入者回線を接続可能で、かつ、周波数対電力レ
ベル等、回線状態を自己判断できるモデム等を備えた通
信端末装置であれば同様に適用可能なものである。
【0048】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、自装置に
接続さたた加入者回線間で通信を行って回線状態を診断
できるため、通信端末装置と端局間の加入者回線の状態
を、通信端末装置自らが確実に診断することが可能とな
る効果が得られる。
【0049】請求項2に係る発明によれば、自装置に接
続さたた加入者回線間で通信を行って得た回線状態の診
断結果によりを回線に関わる設定値を自動的に変更でき
るため、回線に係る設定値を通信端末装置自らが自動的
に最適に設定することが可能となる効果が得られる。
【0050】請求項3に係る発明によれば、自己回線診
断の結果や、その診断結果に基づく回線に関わる設定値
の変更結果を表示器への表示や用紙への記録により可視
出力することができるため、ユーザやサービスマン等に
診断情報を確認させることか可能となる効果が得られ
る。
【0051】請求項4に係る発明によれば、診断情報を
記憶しているので、ユーザーやサービスマン等に何時で
もその情報を確認させることが可能となる効果が得られ
る。
【0052】請求項5に係る発明によれば、自己回線診
断は、一定の決められた操作により開始されるため、ユ
ーザーやサービスマン等がファクシミリ装置の設置・移
動時や回線問題の糸口を探る時等、必要な時のみに自己
回線診断を行う事が可能となる効果が得られる。
【0053】請求項6に係る発明によれば、自己回線診
断を定期的に行っているため、変化する加入者回線の状
態に随時対応することが可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る通信端末装置として
のファクシミリ装置のブロック構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
メイン構成側のRAMの記憶内容について示す図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
操作部及び表示部の配置構成について示す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
サブ構成側のRAMの記憶内容について示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置に
おける自己回線診断のための動作シーケンスについて示
す図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置に
おける自己回線診断制御手順について示すフローチャー
トである。
【図7】図6と共に、本発明の実施の形態に係るファク
シミリ装置における自己回線診断制御手順について示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 10 メイン構成 11 主制御部 12 ROM 13 RAM 13a 第1自局番号 13b 第2自局番号 13c 診断結果 13d 第1回線設定値 14 時計部 15 操作部 16 表示部 17 読取部 18 記録部 19 モデム 20 網制御部 50 サブ構成 51 副制御部 52 DPRAM 53 ROM 54 RAM 54a 第2回線設定値 55 モデム 56 網制御部 57 システムバス 60 第1加入者回線 70 第2加入者回線 80 端局

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆電話網の複数の加入者回線を接続す
    る通信端末装置において、 自装置に接続された複数の加入者回線のうちの特定の加
    入者回線を発呼側とし、当該発呼側加入者回線を使用し
    て、自装置に接続された複数の加入者回線のうちの当該
    発呼側加入者回線とは別の着呼側加入者回線に対応する
    電話番号に発呼して回線接続する自己回線接続手段と、
    その自己回線接続手段により相互接続された発呼側加入
    者回線と着呼側加入者回線との間で通信を行い、自装置
    に接続された加入者回線の状態を診断する自己回線診断
    手段とを備えたことを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記自己回線診断手段による診断結果に
    応じて、回線に関わる設定値を自動的に変更する回線自
    動設定手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記
    載の通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記自己回線診断手段の診断結果及び/
    または前記回線自動設定手段の設定結果を可視出力する
    回線診断結果出力手段を更に備えたことを特徴とする請
    求項1または2のいずれかに記載の通信端末装置。
  4. 【請求項4】 前記自己回線診断手段の診断結果及び/
    または前記回線自動設定手段の設定結果をメモリに記憶
    する回線診断結果記憶手段を更に備えたことを特徴とす
    る請求項3に記載の通信端末装置。
  5. 【請求項5】 前記自己回線接続手段は、所定の操作入
    力があったときに、自装置に接続された複数の加入者回
    線のうちの特定の加入者回線を発呼側とし、当該発呼側
    加入者回線を使用して、自装置に接続された複数の加入
    者回線のうちの当該発呼側加入者回線とは別の着呼側加
    入者回線に対応する電話番号に発呼して回線接続して、
    自装置に接続された加入者回線の状態の診断を前記自己
    回線診断手段に行わせるものであることを特徴とする請
    求項1、2、3または4のいずれかに記載の通信端末装
    置。
  6. 【請求項6】 時刻を計時する計時手段を更に備え、前
    記自己回線接続手段は、前記計時手段により所定の時間
    の経過が計時されるごとに、自装置に接続された複数の
    加入者回線のうちの特定の加入者回線を発呼側とし、当
    該発呼側加入者回線を使用して、自装置に接続された複
    数の加入者回線のうちの当該発呼側加入者回線とは別の
    着呼側加入者回線に対応する電話番号に発呼して回線接
    続して、自装置に接続された加入者回線の状態の診断を
    前記自己回線診断手段に行わせるものであることを特徴
    とする請求項1、2、3または4のいずれかに記載の通
    信端末装置。
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JP2012213168A (ja) * 2001-03-20 2012-11-01 Thomson Licensing 遠隔診断の方法および遠隔診断を実行するセットトップ・ボックス
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