JP2000183619A - 携帯電話装置 - Google Patents

携帯電話装置

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JP2000183619A
JP2000183619A JP10359210A JP35921098A JP2000183619A JP 2000183619 A JP2000183619 A JP 2000183619A JP 10359210 A JP10359210 A JP 10359210A JP 35921098 A JP35921098 A JP 35921098A JP 2000183619 A JP2000183619 A JP 2000183619A
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antenna
mobile phone
phone device
gear
motor
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JP10359210A
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English (en)
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Kiichiro Wakamatsu
喜一朗 若松
Kazuaki Ishihara
和明 石原
Masaki Ono
正貴 大野
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者に面倒をかけることなく、通信状態を
良好に保持可能な携帯電話装置を提供する。 【解決手段】 携帯電話装置が基地局を介し電話回線網
に接続される(S45)と、ロッドアンテナ3が収納状
態にあるか否かを判断する(S60)。ロッドアンテナ
3が収納状態であると判断した場合(S60:YES)
には、ロッドアンテナ3を突出させる(S70)。その
後、携帯電話装置が終話状態となると(80:YE
S)、ロッドアンテナ3を筐体1aに収納させる(S9
0)。その結果、使用者にアンテナを引き出させること
なく、通信状態を良好に保つことができる。また、通話
後はアンテナを自動的に筐体内に収納させるので便利で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、筐体内に、引出
し可能に収納されたアンテナを備える携帯電話装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、持ち運び可能な、いわゆる携
帯電話装置が知られている。この携帯電話装置は、電話
回線網に接続された基地局との電波の送受信を、自己に
設けられたアンテナを介して行う。この際、アンテナは
電話装置の筐体から突出された状態の方が、受信感度が
向上して良好な通信状態を保つことができ、一方、当該
装置を持ち運ぶ際には、短い方が邪魔にならず好まし
い。そこで、アンテナは、筐体からの引き出し及び筐体
への収納が自由にできるよう構成されたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうしたアン
テナを、持ち運びの際には収納し、通話の際にいちいち
筐体から引き出すのは面倒である。また、アンテナの引
出しは片手では難しいので、両手がふさがっている場
合、例えば一方の手に携帯電話装置を持ち、他方の手で
鉛筆等でメモを取ろうとしている場合等には特に面倒で
ある。そのため、アンテナが引き出されずに携帯電話装
置が使用され、良好な通信状態を保ちにくいことがあっ
た。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、使用者に面倒をかけることなく、通信状態を良好
に保持可能な携帯電話装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するためになされた本発明(請求項1記載)の携
帯電話装置においては、筐体内に引出し可能に収納され
たアンテナを筐体から突出させるアンテナ駆動手段が設
けられ、アンテナ駆動制御手段が、当該携帯電話装置と
基地局との通信状態に基き、そのアンテナ駆動手段を制
御して、アンテナを突出させる。
【0006】つまり、従来は、良好な通信状態を保つた
めには、使用者自らにアンテナを筐体から引き出すとい
う面倒な操作をさせる必要があった。しかし本発明(請
求項1)の携帯電話装置においては、基地局との通信状
態に基いてアンテナを突出させるようにしたので、使用
者の手を煩わせることなく、通信状態を良好に保つこと
ができる。
【0007】アンテナを突出させるか否かの判断基準と
する通信状態としては、様々考えられるが、例えば、基
地局からの呼出信号が当該携帯電話装置に着信した際に
アンテナを突出させるようにしてもよい。しかし、使用
者が呼出しに対して応答するかどうか分からないので、
請求項2に記載の様に、アンテナ駆動制御手段を、当該
携帯電話装置が基地局に接続されると、アンテナ駆動手
段を制御して、アンテナを突出させるよう構成するとよ
い。こうすれば、当該装置が基地局に接続された際、例
えば着信時に使用者が応答した場合や、使用者が相手先
を呼出す場合に、自動的にアンテナが突出されることと
なり、使用者に面倒をかけることがなく良好な通話状態
を保つことができる。特に、着信時に使用者が応答する
場合には、使用者自らがアンテナを引き出すための時間
が省かれるので、呼出しに対して早く応答でき好まし
い。
【0008】また、通話中に受信レベルが低下した場合
でも、携帯電話装置は耳に当てていなければならないの
で、アンテナを引き出すのは大変面倒である。また、受
信レベルの低下により、予期せずして回線の接続が断た
れてしまうおそれもある。そこで、請求項3に記載の様
に、アンテナ駆動制御手段に、基地局からの送信電波の
受信レベルを検出する受信レベル検出手段を設け、当該
携帯電話装置が基地局に接続されると、その受信レベル
検出手段による検出結果に応じて、受信レベルが低いと
きに、アンテナ駆動手段を制御して、アンテナを突出さ
せるように構成するとよい。こうすれば、通話中に受信
レベルが低下しても、自動的にアンテナが突出されて、
通信状態を良好に保つことができる。
【0009】ところで従来より、着信音により周囲に迷
惑かけないように使用者を呼び出す手段として、装置本
体を振動させる振動手段を備えたものが知られている。
こうした振動手段はモータを駆動源とし、例えば回転軸
に対して偏心した(即ち回転軸に重心が一致しない)偏
心部材を回転させることにより振動を発生したり、カム
機構により重りを往復動させて振動を発生するものであ
る。
【0010】携帯電話装置がこうした振動手段を備えて
いる場合、アンテナ駆動手段の駆動源を、振動手段のモ
ータとは別個に設けるようにしても良いが、それでは、
装置全体が大型化してしまい、携帯に不便である。そこ
で、着信時に振動手段を振動させて使用者を呼び出すた
めのモータを備えた携帯電話装置においては、請求項4
に記載の様に、アンテナ駆動手段を、モータの駆動力を
アンテナに伝達してアンテナを突出させるよう構成し、
アンテナ駆動制御手段を、モータを駆動させ、アンテナ
駆動手段にそのモータの駆動力をアンテナに伝達させ
て、アンテナを突出させるよう構成すると良い。
【0011】即ち、振動手段の駆動源であるモータを、
アンテナ駆動手段の駆動源としても利用するのである。
こうすれば振動手段及びアンテナ駆動手段の夫々に別個
のモータが必要なくなるので、装置の大型化を招くおそ
れがなく、携帯にも不便を生じない。また、別々にモー
タを備える場合に比べて、その数が少なくて良いので製
造コストを抑制できる。
【0012】しかし、単にモータを共用化したのでは、
振動手段が駆動されると同時にアンテナも突出される。
そして例えば、狭い鞄の中に携帯電話が入れられた状態
で着信すると、装置が振動すると共にアンテナが突出さ
れ、その結果、アンテナが損傷する可能性も考えられ
る。そこで、請求項5に記載の様に、アンテナ駆動制御
手段に、アンテナ駆動手段によるモータの駆動力の伝達
を断続可能な断続手段を設け、アンテナを突出させる
際、その断続手段を接続させた状態で、モータを駆動さ
せるよう構成すると良い。こうすれば、振動手段を振動
させる際には、断続手段を遮断することにより、上記の
ような不都合を防止できる。
【0013】なお、アンテナを突出させる際には、振動
を発生させる必要はないので、モータと振動手段との間
に第2断続手段を設けるとよい。そして、アンテナを突
出させる際には、断続手段を接続した状態とすると共に
その第2断続手段を遮断した状態でモータを駆動させれ
ば、モータの駆動力をアンテナの突出に効率的に利用で
きる。
【0014】以上の様な構成によれば、使用者に引き出
させることなくアンテナを突出させて、通信状態を良好
に保つことができるが、通話の終了後は、アンテナを突
出させておく必要がない。また、ポケットや鞄にしまう
際には、アンテナを装置筐体内に収納する必要がある。
【0015】そこで、請求項6に記載の様に、アンテナ
駆動手段を、アンテナを筐体に収納可能に構成し、アン
テナ駆動制御手段を、当該携帯電話装置と基地局との接
続が遮断されると、そのアンテナ駆動手段を制御して、
アンテナを筐体内に収納させるようにすると良い。こう
すれば、通話終了後、使用者自らがわざわざアンテナを
収納する必要がないので好ましい。
【0016】また、アンテナは、筐体から完全に引き出
された(突出された)状態もしくは筐体に完全に収納さ
れた状態の時に、アンテナの上部および最下部に設けら
れた端子の一方が当該携帯電話の送受信部と接続される
ことによって、アンテナとしての機能を発揮するもので
ある。アンテナに設けられた何れの端子も送受信部と接
続されていない状態、すなわちアンテナが中間位置にあ
る状態においては、アンテナとしての機能を果たしてい
ない状態となってしまう。
【0017】そこで請求項7に記載の様に、アンテナ駆
動制御手段を、次のように構成すると良い。すなわち、
アンテナ駆動手段を制御して、アンテナを筐体から完全
に引き出された引出位置もしくは筐体に完全に収納され
た収納位置に駆動させるように構成するのである。こう
すれば、アンテナが中間位置に配置されることを防止し
て、アンテナとしての機能を確実に発揮させることがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1実施例を図
面と共に説明する。図1は、第1実施例としての携帯電
話装置1内部における、振動発生動作およびロッドアン
テナ3の突出および収納を行うためのギア機構部4の構
成を示す説明図である。
【0019】図1に示す様に、携帯電話装置1は、電話
回線網側の基地局との間で電波の送受信を行うためのロ
ッドアンテナ3、回転軸を中心に回転可能かつ回転軸に
対して偏心して設けられた偏心部材9、偏心部材9の回
転およびロッドアンテナ3の突出・収納を行うために、
後述するモータにより正逆両方向(α方向およびβ方
向)に回転駆動可能な駆動歯車11を備えている。偏心
部材9には第1歯車13が固着されている。また、ロッ
ドアンテナ3の上部および下部には、携帯電話装置1の
送受信部(後述する)に接続される端子3a,3bが設
けられ、その下側の端子3bの更に下方には、ロッドア
ンテナ3をその軸方向に移動させるラック15が設けら
れている。即ち、ロッドアンテナ3は、筐体内に、引出
し可能に収納されたアンテナに相当するものである。
【0020】偏心部材9および第1歯車13は、その回
転軸に沿った両方向(即ち、図1中のAおよびBの双方
向)に移動可能に設けられている。これらが、A方向に
移動されると、第1歯車13と駆動歯車11とは互いに
噛合い、B方向に移動されるとその噛合いは解かれる。
そして、第1歯車13は、通常、図示しない付勢部材に
よりA方向に移動された状態にあり、駆動歯車11と歯
合されている。また、偏心部材9は強磁性体(本実施例
では鉄を使用。)で形成され、その回転軸のB方向の延
長線上には、後述する制御部の制御により励磁可能な第
1電磁石17が設けられている。従って、第1電磁石1
7が励磁されると、偏心部材9は第1電磁石17からの
引力を受けてB方向に移動され、第1歯車13と駆動歯
車11との歯合が解かれることになる。なお、偏心部材
9および第1歯車13は、振動手段として機能し、ま
た、第1歯車13、偏心部材9および第1電磁石17
は、第2断続手段として機能する。
【0021】次に、ロッドアンテナ3に設けられたラッ
ク15と駆動歯車11との間には、駆動歯車11の回転
駆動力をラック15に伝達するための第2歯車19が設
けられている。第2歯車19も、その回転軸方向(即
ち、図1中のCおよびDの双方向)に移動可能に設けら
れており、C方向に移動されると駆動歯車11と互いに
噛合い、D方向に移動されるとその噛合いは解かれる。
そして、第2歯車19は、通常、図示しない付勢部材に
よりC方向に移動された状態にあり、駆動歯車11と歯
合されている。また、第2歯車19には、強磁性体(本
実施例では鉄を使用。)で形成された円板部材21が固
着され、その回転軸のD方向の延長線上には、制御部5
の制御により励磁可能な第2電磁石23が設けられてい
る。従って、第2電磁石23が励磁されると、円板部材
21は第2電磁石23からの引力を受けてD方向に移動
され、第2歯車19と駆動歯車11との歯合が解かれる
ことになる。尚、第2歯車19は、その位置に関わらず
常にラック15に噛合っている。
【0022】この様に構成された駆動歯車11、ラック
15および第2歯車19はアンテナ駆動手段として機能
する。また、第2歯車19、円板部材21および第2電
磁石23は、断続手段として機能する。次に、図2は本
実施例の携帯電話装置1の電気的構成を示す説明図であ
る。図2に示す様に、本携帯電話装置1には、上述した
第1電磁石17、第2電磁石23の他、駆動歯車11を
回転駆動させるモータ7、使用者がキー操作によって呼
出先の電話番号や各種指令を入力するためのキー入力部
32、携帯電話装置1の通信状態や使用者に対する各種
メッセージを表示するための表示部34、ロッドアンテ
ナ3を介して電話回線網の基地局との間で無線通信を行
う送受信部36、ロッドアンテナ3の位置を検出するた
めのアンテナ位置検出部42、上記各部に接続された制
御部5等が設けられている。また、送受信部36には、
着信音を発生したり、通話時に相手の電話装置から送信
されてきた音声を発生するためのスピーカ38、通話時
に使用者が音声を入力するためのマイクロフォン40が
接続されているほか、その内部には、ロッドアンテナ3
による電波の受信レベルを検出可能な受信レベル検出部
36aが備えられている。受信レベル検出部36aは受
信レベル検出手段の一部として機能する。
【0023】制御部5は、CPU,ROM,RAM等か
らなるマイクロコンピュータを中心に構成されており、
一般的な携帯電話装置としての機能を実現するための各
種制御処理、例えば、電話回線網を介して通話先の電話
装置を呼び出す発呼処理、基地局から呼出信号が送信さ
れてくるとスピーカ38から着信音を発生させる着信処
理、着信音の発生により使用者が当該装置を電話回線網
に接続する指令を入力した際に、送受信部36を介して
当該装置を電話回線網に接続させる接続処理等を実行す
る。
【0024】発呼処理により呼出先の電話装置が電話回
線網に接続されるか、接続処理により当該装置が電話回
線網に接続されると、送受信部36は、使用者がマイク
ロフォン40から入力した音声信号を無線通信用の信号
に変換して基地局側に送信すると共に、通話先の電話装
置からの送信信号を音声信号に変換して、スピーカ38
から音声を発生させる。
【0025】アンテナ位置検出部42は、図3に示す様
に、ロッドアンテナ3の近傍に設けられている。アンテ
ナ位置検出部42は、具体的には、図3に示す様に、ロ
ッドアンテナ3が挿通される筐体1aの開口1bの近傍
に設けられ、一端が接地されると共に他端が抵抗42b
を介して携帯電話装置1の電源Vに接続された第1位置
検出スイッチ42a、抵抗42b両端の電位差を検出す
るオペアンプ42cを備えている。ロッドアンテナ3が
筐体1a外部に向けて突出する方向(図の上方向)に移
動されると、ロッドアンテナ3下部の端子3bが、開口
1bに設けられた電極36bを介して送受信部36に接
続された状態(即ち、ロッドアンテナ3が筐体1aから
完全に引き出された状態)となる。この状態において
は、ラック15の上端部が第1位置検出スイッチ42a
に接触してオンさせ、抵抗42b両端に電位差が発生さ
れる。そして抵抗42b両端の電位差の変化はオペアン
プ42cを介して制御部5に検出される。
【0026】また、アンテナ位置検出部42は、ラック
15が最も低い位置にある場合の、ラック15下端部近
傍にも、一端が接地されると共に他端が抵抗42eを介
して電源Vに接続された第2位置検出スイッチ42d、
抵抗42e両端の電位差を検出するオペアンプ42fを
備えている。ロッドアンテナ3が筐体1a内部に向けて
収納される方向(図の下方向)に移動されると、ロッド
アンテナ3上部の端子3aが開口1bに設けられた電極
36bを介して送受信部36に接続された状態(即ち、
ロッドアンテナ3が筐体1aに完全に収納された状態)
となる。この状態においては、ラック15の下端部が第
2位置検出スイッチ42dに接触してオンさせ、抵抗4
2e両端に電位差が発生される。そして抵抗42e両端
の電位差の変化はオペアンプ42fを介して制御部5に
検出される。
【0027】制御部5は、この様に構成されたアンテナ
位置検出部42により、ロッドアンテナ3が、筐体1a
から完全に突出された(引き出された)状態か否か、そ
して、筐体1aに完全に収納された状態か否かを判断す
る。本携帯電話装置1においては、ロッドアンテナ3を
通信状態に応じて突出・収納させる動作モードとして、
接続状態対応モードおよび受信レベル対応モードが用意
されている。まず、その内の接続状態対応モード時にお
いて実行される処理(接続状態対応処理)について説明
する。
【0028】図4に示す様に、接続状態対応処理が開始
されると、まず、基地局から呼出信号が送信されている
か、即ち、本携帯電話装置1に着信しているか(即ち、
基地局から呼出信号が送信されているか)否かを判断す
る(ステップ10:以下「ステップ」を単に「S」と記
す)。着信していないと判断している間(S10:N
O)は当該判断処理を続けて行い、着信していると判断
した場合(S10:YES)には、次に本携帯電話装置
1が、着信を振動の発生により使用者に知らせる振動発
生モードに設定されているか否かを判断する(S2
0)。
【0029】ここで振動発生モードは、当該携帯電話装
置1の動作モードの1つであり、着信があると、装置を
振動を発生して使用者を呼び出すよう動作するモードで
ある。即ち、当該携帯電話装置1が振動発生モードであ
ると判断した場合(S20:YES)には、偏心部材9
の回転駆動による振動発生を開始する(S30)。具体
的には、第1電磁石17をオフ状態にして、駆動歯車1
1と第1歯車13とを噛合せると共に、第2電磁石23
をオン状態にして励磁させ、駆動歯車11と第2歯車1
9との歯合を解除する。そして、モータ7を駆動させる
ことにより第1歯車13および偏心部材9を回転させる
のである。すると偏心部材9は、その重心が回転軸から
ずれているため、回転により振動を発生する。
【0030】こうして振動を開始させた後(S30)お
よび振動発生モードでないと判断した(S20:NO)
後は、着信に対して、応答キー(図示せず)がオンされ
たか否かを判断する(S40)。応答キーはキー入力部
32に設けられたキーの1つであり、着信時に押下する
ことにより、制御部5に基地局との接続処理を指示する
ためのものである。即ち、応答キーがオンされたと判断
するまでは(S40:NO)、振動発生動作を継続した
まま、接続処理の実行を待機し、オンされたと判断され
ると(S40:YES)、接続処理を行う(S45)と
共にモータ7を停止させて振動発生を停止する(S5
0)。
【0031】当該携帯電話装置1が基地局を介し電話回
線網に接続される(S45)と、次にロッドアンテナ3
が、収納された状態にあるか否かを判断する(S6
0)。具体的には、ロッドアンテナ3により第1位置検
出スイッチ42aがオンされていない場合には収納状態
であると判断し、オンされている場合には収納状態でな
い(即ち突出された状態)であると判断する。
【0032】ここで、ロッドアンテナ3が収納状態であ
ると判断した場合(S60:YES)には、ロッドアン
テナ3を突出させる動作を行う(S70)。具体的に
は、第1電磁石17をオン状態にして励磁させ、駆動歯
車11と第1歯車13との歯合を解除すると共に、第2
電磁石23をオフ状態にして、駆動歯車11と第2歯車
19とを噛合せる。そして、モータ7を、正方向(図1
においてα方向)に回転駆動させることにより、第2歯
車19を介して、ラック15およびロッドアンテナ3を
筐体1aの外部方向に移動させるのである。その後、ロ
ッドアンテナ3およびラック15の移動により第1位置
検出スイッチ42aがオンされると、モータ7を停止し
突出動作を終了する。なお、このS70の処理は、断続
手段を接続させた状態でモータを駆動させ、アンテナ駆
動手段にモータの駆動力をアンテナに伝達させて、アン
テナを突出させるアンテナ駆動制御手段として機能して
いる。
【0033】アンテナの突出動作を起動させた後(S7
0)およびアンテナが収納状態でない(既に突出状態で
ある)と判断した(S60:NO)後は、当該携帯電話
装置1が終話状態となったか否か、すなわち基地局との
接続が遮断されたかどうかを判断する(S80)。携帯
電話装置1が終話状態となっていないと判断している間
(S80:NO)は、この判断を繰り返し行い、終話状
態となったと判断される(80:YES)と、ロッドア
ンテナ3を筐体1aに収納させる動作を起動(S90)
して、S10に戻る。
【0034】即ち、回線接続後(S45)、切断される
までは、ロッドアンテナ3の収納動作を待機し、基地局
との接続が遮断されると、その収納動作を行うのであ
る。ロッドアンテナ3の収納動作は、具体的には次の様
にして行われる。即ち、第1電磁石17をオン状態にし
て励磁させ、駆動歯車11と第1歯車13との歯合を解
除すると共に、第2電磁石23をオフ状態にして、駆動
歯車11と第2歯車19とを噛合せる。そして、モータ
7を、逆方向(図1においてβ方向)に回転駆動させる
ことにより、第2歯車19を介して、ラック15および
ロッドアンテナ3を筐体1aの内部方向に移動させるの
である。その後、ロッドアンテナ3およびラック15の
移動により第2位置検出スイッチ42dがオンされる
と、モータ7を停止し収納動作を終了する。
【0035】この様に接続状態対応処理では、基地局と
の回線が接続されると、ロッドアンテナ3を筐体1aか
ら突出させた状態とし、その接続が遮断されると筐体1
aに収納された状態とするのである。この接続状態対応
処理において、S45、S60およびS70の処理は、
当該携帯電話装置1が基地局に接続されると、アンテナ
駆動手段を制御してアンテナを突出させるアンテナ駆動
制御手段として機能する。そして、S80およびS90
の処理は、当該携帯電話装置1と基地局との接続が遮断
されると、アンテナ駆動手段を制御して、アンテナを前
記筐体内に収納させるアンテナ駆動制御手段として機能
している。
【0036】次に、受信レベル対応モード時における携
帯電話装置1の動作について説明する。図5は受信レベ
ル対応モードにおいて、基地局との回線が接続されると
起動される受信レベル対応処理を示すフローチャートで
ある。この受信レベル対応処理が起動されると、まず、
受信レベル検出部36aにより、基地局からの送信電波
の受信レベルを検出する(S100)。このS100の
処理は、受信レベル検出手段の一部として機能してい
る。
【0037】そして、その検出結果が、予め比較のため
に定められた基準値以下であるか否かを判断する(S1
10)。ここで、受信レベルの検出結果が基準値よりも
大きいと判断した場合(S110:NO)には、再び受
信レベルの検出を行う(S100)が、基準値以下であ
ると判断した場合には、ロッドアンテナ3が、収納され
た状態にあるか否かを判断する(S120)。この判断
は、図4のS60の処理と同様であるので、その説明を
省略する。
【0038】ロッドアンテナ3が、収納状態でない(即
ち突出状態である)と判断した場合(S120:NO)
には、本受信レベル対応処理を速やかに終了するが、収
納状態であると判断した場合(S120:YES)、突
出動作を起動(S130)した後、本受信レベル対応処
理を終了する。この突出動作は、図4のS70の処理場
合と同様であるので、その説明を省略する。
【0039】この様に受信レベル対応処理では、基地局
との回線が接続されているとき、受信レベルが基準値以
下となると、ロッドアンテナ3を筐体1aから突出させ
るのである。即ち、この受信レベル対応処理は、携帯電
話装置1が基地局に接続されると、基地局からの送信電
波の受信レベルを検出する受信レベル検出手段の検出結
果に応じて、アンテナ駆動手段を制御して前記アンテナ
を突出させるアンテナ駆動制御手段として機能してい
る。
【0040】以上の様に本実施例の携帯電話装置1にお
いては、次の〜の効果を奏する。 着信時に偏心部材9を振動させて使用者を呼び出すた
めのモータ7を、ロッドアンテナ3を突出させるための
駆動源としても利用していることから、装置の大型化を
招くおそれがなく、携帯にも不便を生じない。また、別
々にモータを備える場合に比べて、その数が少なくて良
いので製造コストを抑制できる。
【0041】ロッドアンテナ3へのモータ7の駆動力
の伝達を、断続可能に構成され、ロッドアンテナ3を突
出させる際には、モータ7からロッドアンテナ3への駆
動力の伝達を接続させた状態で、モータ7を駆動させる
ようにしている。そして、振動を発生させる際には、モ
ータ7からロッドアンテナ3への駆動力の伝達を遮断す
るようにしている。そのため、例えば、狭い鞄の中に携
帯電話が入れられた状態で着信しても、装置が振動する
と共にロッドアンテナ3が突出されて損傷してしまうお
それがない。
【0042】モータ7から偏心部材9への駆動力の伝
達も、断続可能に構成され、振動を発生させる際には、
モータ7から偏心部材9への駆動力の伝達を接続させた
状態で、モータ7を駆動させるようにしている。そし
て、ロッドアンテナ3を突出させる際には、モータ7か
ら偏心部材9への駆動力の伝達を遮断した状態で、モー
タ7を駆動させるので、効率的にモータ7の駆動力をロ
ッドアンテナ3の突出動作に利用できる。
【0043】当該携帯電話装置1が接続状態対応モー
ドであるときには、携帯電話装置1が基地局に接続され
ると、ロッドアンテナ3を突出させるよう構成している
ことから、通話時には、自動的にアンテナが突出される
こととなり使用者に面倒をかけずに、通信状態を良好に
保つことができる。
【0044】当該携帯電話装置1が受信レベル対応モ
ードであるときには、受信レベル検出部36aにより、
基地局からの送信電波の受信レベルを検出し、基地局と
接続中に受信レベルが低下した場合に、ロッドアンテナ
3を突出させるようにしたので、例え、通話中に受信レ
ベルが低下しても、自動的にアンテナが突出されて、通
信状態を良好に保つことができる。
【0045】モータ7の回転を、ロッドアンテナ3を
突出させる時とは逆の方向に回転(β方向の回転)させ
て、収納できるようにも構成している。そして、基地局
との接続が遮断された際には、モータ7を逆回転させて
ロッドアンテナ3を筐体1a内に収納させるようにして
いるので、使用者自らにわざわざアンテナを収納させる
ことがないので好ましい。
【0046】ロッドアンテナ3を突出させる際には、
ロッドアンテナ3下部の端子3bが送受信部36に接続
されるよう、ロッドアンテナ3を、完全に引き出された
引出位置まで駆動させ、一方、収納する際には、ロッド
アンテナ3上部の端子3aが送受信部36に接続される
よう、ロッドアンテナ3を、完全に収納された収納位置
まで駆動させるようにしている。これにより、ロッドア
ンテナ3が上記引出位置と収納位置との中間位置に配置
されることを防止して、ロッドアンテナ3に、アンテナ
としての機能を確実に発揮させることができる。
【0047】次に第2実施例の携帯電話装置について説
明する。図6は、第2実施例としての携帯電話装置内部
における、振動発生動作およびロッドアンテナ3の突出
および収納を行うためのギア機構部104の構成を示す
説明図である。図6に示す様に、ギア機構部104は、
モータ7の回転軸に接続された第1駆動歯車111aお
よび第2駆動歯車111bと、偏心部材109に固着さ
れ、第1駆動歯車111aの駆動力を偏心部材109に
伝達するための振動発生歯車113と、ラック15に噛
み合って第2駆動歯車111bの駆動力を伝達するため
のアンテナ駆動歯車119と、第2駆動歯車111bの
駆動力をアンテナ駆動歯車119に伝達するための第1
伝達歯車123および第2伝達歯車125を備えてい
る。なお、これらの歯車の内、第1駆動歯車111a、
第2駆動歯車111b、振動発生歯車113、第1伝達
歯車123および第2伝達歯車125は、かさ歯車で構
成されている。
【0048】振動発生歯車113および偏心部材109
の内部には貫通孔が形成されており、振動発生歯車11
3および偏心部材109は、その貫通孔を貫通する支軸
127によって支持されている。振動発生歯車113お
よび偏心部材109の貫通孔の内径は支軸127の外径
よりも大きく、振動発生歯車113および偏心部材10
9は支軸127に固定されていない。即ち、振動発生歯
車113および偏心部材109は、支軸127とは独立
して自由に回転できるよう、支軸127に支持されてい
るのである。また支軸127には、振動発生歯車113
および偏心部材109を挟むようにして鍔部127a,
127bが設けられており、これらが、振動発生歯車1
13および偏心部材109の支軸127に沿った移動を
制限している。
【0049】一方、第1伝達歯車123の内部にも支軸
127を貫通させる貫通孔が形成されており、第1伝達
歯車123は、その貫通孔を貫通する支軸127にて支
持されている。この第1伝達歯車123においても、そ
の貫通孔の内径は支軸127の外径よりも大きく、支軸
127に固定されていない。即ち、第1伝達歯車123
も、支軸127とは独立して回転できるよう、支軸12
7に支持されているのである。そして支軸127には、
第1伝達歯車123を挟むようにして鍔部127c,1
27dが設けられており、これらが第1伝達歯車123
の支軸127に沿った移動を制限している。
【0050】振動発生歯車113および偏心部材10
9、並びに第1伝達歯車123を支持する支軸127
は、図示しない支持部材により、モータ7の駆動軸に平
行な状態で、しかも、その軸方向(即ちA方向およびB
方向)へ移動可能に支持されている。そして、支軸12
7の両端には、強磁性体(本実施例では鉄を使用。)で
形成された円板部材129a,129bが固着されてい
る。図6(a)に示す様に、支軸127のA方向の延長
線上には第1電磁石17が設けられ、B方向の延長線上
には第2電磁石23が設けられている。
【0051】第2電磁石23が励磁されると、円板部材
129bには第2電磁石23からの引力が働く。これに
より支軸127がB方向へ移動されると、支軸127の
移動に伴って、振動発生歯車113および第1伝達歯車
123もB方向に移動され、振動発生歯車113は第1
駆動歯車111aと噛み合った状態となる。この状態に
おいて第1伝達歯車123は何れの歯車とも噛み合わな
いので、モータ7の駆動力は、ロッドアンテナ3に伝達
されることはなく、偏心部材109による振動の発生の
みに使用される。
【0052】なお、この様に構成された偏心部材109
および振動発生歯車113が振動手段として機能し、ま
た、振動発生歯車113、支軸127、円板部材129
aおよび第1電磁石17が第2断続手段として機能す
る。一方、第1電磁石17が励磁されると、円板部材1
29aに第1電磁石17からの引力が働く。これにより
支軸127がA方向へ移動されると、支軸127の移動
に伴って、振動発生歯車113および第1伝達歯車12
3もA方向に移動される。その結果、第1伝達歯車12
3は第2駆動歯車111bおよび第2伝達歯車125と
噛み合った状態となる。この状態において振動発生歯車
113は何れの歯車とも噛み合わないので、モータ7の
駆動力は、偏心部材109に伝達されることはない。
【0053】第2伝達歯車125は、アンテナ駆動歯車
119の回転軸に同軸に固定されており、第1伝達歯車
123と互いに噛み合った状態になると、第1伝達歯車
123の駆動力、即ち第2駆動歯車111bの駆動力を
アンテナ駆動歯車119に伝達する。この様に構成され
た第2駆動歯車111b、第1伝達歯車123、第2伝
達歯車125およびアンテナ駆動歯車119はアンテナ
駆動手段として機能する。また、第1伝達歯車123、
支軸127、円板部材129bおよび第2電磁石23
は、断続手段として機能する。
【0054】なお支軸127は、図示しない付勢部材に
より、第1駆動歯車111aが振動発生歯車113に噛
み合わず、かつ、第1伝達歯車123が第2伝達歯車1
25および第2駆動歯車111bに噛み合っていない中
立な状態に保たれている。そのため、両電磁石17,2
3がいずれも励磁されていない状態においては、モータ
7の駆動力は、ロッドアンテナ3の移動にも振動発生に
も使用されない。
【0055】第2実施例の携帯電話装置において、他の
構成については第1実施例と同様であり、制御処理につ
いても第1実施例と同様であるので、その説明は省略す
る。以上の様に構成されたギア機構部104において
は、S30における振動の発生は、第1電磁石17をオ
フ状態、第2電磁石23をオン状態として、第1駆動歯
車111aと振動発生歯車113とが噛み合った状態と
し、モータ7を駆動させることにより第1歯車13およ
び偏心部材9を回転させる。すると偏心部材9は、その
重心が回転軸からずれているため、回転により振動を発
生する。
【0056】また、S70、S130のアンテナの突出
動作では、まず第1電磁石17をオン状態、第2電磁石
23をオフ状態として、第1伝達歯車123を、第2駆
動歯車111bおよび第2伝達歯車125に噛み合った
状態とする。そして、モータ7を、正方向(図6におい
てα方向)に回転駆動させることにより、第1伝達歯車
123、第2駆動歯車111bおよびアンテナ駆動歯車
119を介して、ラック15およびロッドアンテナ3を
筐体1aの外部方向に移動させるのである。一方、S9
0のアンテナ収納動作では、モータ7を、逆方向(図6
においてβ方向)に回転駆動させることにより、第1伝
達歯車123、第2駆動歯車111bおよびアンテナ駆
動歯車119を介して、ラック15およびロッドアンテ
ナ3を筐体1aの内部方向に移動させる。
【0057】以上のように構成された第2実施例の携帯
電話装置によれば、上記第1実施例における〜と同
様の効果を奏する。以上、本発明の一実施例について説
明したが、本発明は上記実施例に限定される物ではな
く、種々の態様を取ることができる。
【0058】例えば、第1実施例では、第1歯車13お
よび第2歯車19と、駆動歯車11との噛合わせは、第
1歯車13および第2歯車19を移動させることに行う
ものとして説明したが、これに限られない。例えば、第
1歯車13および第2歯車19は軸方向に動かないもの
として駆動歯車11を移動させることにより、第1歯車
13および第2歯車19との歯合を選択するようにして
も良い。
【0059】また上記実施例では、ロッドアンテナ3を
完全に引き出された引出位置あるいは完全に収納された
収納位置に駆動させるために、モータ7を駆動させる期
間を、アンテナ位置検出部42の位置検出スイッチ42
a,42dがオンされるまでとしたが、これに限られる
ものではない。例えば、上記引出位置から収納位置(或
いは収納位置から引出位置)まで移動させるのに十分な
時間、継続してモータ7を駆動させるようにしてもよ
く、こうすれば、アンテナ位置検出部42によらず、簡
単にロッドアンテナ3を引出位置や収納位置に配置させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の携帯電話装置のギア機構を示す
説明図である。
【図2】 第1実施例の携帯電話装置の電気的構成を示
すブロック図である。
【図3】 第1実施例の携帯電話装置のアンテナ位置検
出部を示す説明図である。
【図4】 第1実施例の携帯電話装置において実行され
る接続状態対応処理を示すフローチャートである。
【図5】 同じく受信レベル対応処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】 (a)は、第2実施例の携帯電話装置のギア
機構を示す説明図であり、(b)は、(a)におけるC
−C断面図である。
【符号の説明】
1…携帯電話装置、1a…筐体、1b…開口、3…ロッ
ドアンテナ、4,104…ギア機構部、5…制御部、7
…モータ、9,109…偏心部材、11…駆動歯車、1
3…第1歯車、15…ラック、17…第1電磁石、19
…第2歯車、21,129a,129b…円板部材、2
3…第2電磁石、32…キー入力部、36…送受信部、
36a…受信レベル検出部、36b…電極、42…アン
テナ位置検出部、111a…第1駆動歯車、111b…
第2駆動歯車、113…振動発生歯車、119…アンテ
ナ駆動歯車、123…第1伝達歯車、125…第2伝達
歯車。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 正貴 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5J046 AA01 AB06 GA03 HA04 5K023 AA07 BB11 LL05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に、引出し可能に収納されたアン
    テナを介して、基地局との電波の送受信を行う携帯電話
    装置において、 前記アンテナを前記筐体から突出させるアンテナ駆動手
    段と、 当該携帯電話装置と基地局との通信状態に基き、前記ア
    ンテナ駆動手段を制御して、前記アンテナを突出させる
    アンテナ駆動制御手段と、 を備えたことを特徴とする携帯電話装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の携帯電話装置におい
    て、 前記アンテナ駆動制御手段は、当該携帯電話装置が基地
    局に接続されると、前記アンテナ駆動手段を制御して前
    記アンテナを突出させることを特徴とする携帯電話装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の携帯電話装置におい
    て、 前記アンテナ駆動制御手段は、基地局からの送信電波の
    受信レベルを検出する受信レベル検出手段を備え、当該
    携帯電話装置が基地局に接続されると、該受信レベル検
    出手段による検出結果に応じて、該受信レベルが低いと
    きに、前記アンテナ駆動手段を制御して前記アンテナを
    突出させることを特徴とする携帯電話装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載の携帯電話
    装置において、 当該携帯電話装置への着信時に振動手段を振動させて使
    用者を呼び出すためのモータを備え、 前記アンテナ駆動手段は、前記モータの駆動力を前記ア
    ンテナに伝達して、該アンテナを突出させるよう構成さ
    れ、 前記アンテナ駆動制御手段は、前記モータを駆動させ、
    前記アンテナ駆動手段に該モータの駆動力を前記アンテ
    ナに伝達させて、該アンテナを突出させることを特徴と
    する携帯電話装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載の携帯電話
    装置において、 前記アンテナ駆動制御手段は、前記アンテナ駆動手段に
    よる前記モータの駆動力の伝達を断続可能な断続手段を
    有し、前記アンテナを突出させる際、該断続手段を接続
    させた状態で、該モータを駆動させることを特徴とする
    携帯電話装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載の携帯電話
    装置において、 前記アンテナ駆動手段は、前記アンテナを前記筐体に収
    納可能に構成され、 前記アンテナ駆動制御手段は、当該携帯電話装置と基地
    局との接続が遮断されると、前記アンテナ駆動手段を制
    御して、前記アンテナを前記筐体内に収納させることを
    特徴とする携帯電話装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の携帯電話装置におい
    て、 前記アンテナ駆動制御手段は、前記アンテナ駆動手段を
    制御して、前記アンテナを前記筐体から完全に引き出さ
    れた引出位置もしくは該筐体に完全に収納された収納位
    置に駆動させることを特徴とする携帯電話装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002044200A (ja) * 2000-07-06 2002-02-08 Nokia Mobile Phones Ltd モーター搭載電子機器
US7363065B2 (en) 2004-04-30 2008-04-22 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Automatic sliding-type mobile communication terminal, method of automatically driving sliding-type mobile communication terminal, and method of detecting incoming call to sliding-type mobile communication terminal
JP2010124253A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Fujitsu Ltd 携帯端末装置

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