JP2000183593A - フレキシブル回路基板用キャリアおよびはんだ付け方法ならびにはんだ付け装置 - Google Patents

フレキシブル回路基板用キャリアおよびはんだ付け方法ならびにはんだ付け装置

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JP2000183593A JP10357385A JP35738598A JP2000183593A JP 2000183593 A JP2000183593 A JP 2000183593A JP 10357385 A JP10357385 A JP 10357385A JP 35738598 A JP35738598 A JP 35738598A JP 2000183593 A JP2000183593 A JP 2000183593A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブル回路基板の搬送に好適なフレキ
シブル回路基板用キャリアを提供すること。 【解決手段】 フレキシブル回路基板11の少なくとも
外周部の両面を挟持可能な枠状に形成された1対の基板
12と、これらの基板12のうちの少なくとも一方に固
着され両基板12を磁力をもって相互に吸着可能な磁石
部材13とを有することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブル回路
基板用キャリアおよびはんだ付け方法ならびにはんだ付
け装置に係り、フレキシブル回路基板の搬送に好適なフ
レキシブル回路基板用キャリア、および、フレキシブル
回路基板のはんだ付けに好適なはんだ付け方法ならびに
はんだ付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から回路パターンを形成した可撓性
のフィルム基板に、チップ型コンデンサ、抵抗、コネク
タなどの電気部品を搭載したいわゆるCOF(Chip On
Film)などのフレキシブル回路基板が知られている。
【0003】このようなフレキシブル回路基板において
は、ポリイミド樹脂などの絶縁性素材からなる可撓性を
有するフィルム基板の回路パターンと電気部品とを電気
的に接続するため、はんだ付け部に供給されたはんだを
加熱して溶融するいわゆるリフロー方式のはんだ付け方
法が用いられている。
【0004】このリフロー方式のはんだ付け方法は、例
えば、図5に示すように、回路パターン(図示せず)を
形成した可撓性のフィルム基板1を用意し、このフィル
ム基板1の回路パターンの所定位置に形成されたはんだ
付けランドの形成部位である加熱を要する要加熱部とし
てのはんだ付け部2に予め浸漬法などによるはんだメッ
キを施すか、あるいは、はんだ粉末を樹脂などに混ぜて
クリーム状に形成したはんだペーストをスクリーン印刷
などにより塗布して予備はんだ層3を形成しておき、前
記メッキの予備はんだ層3についてはそのままにして電
気部品4を供給し、ついで熱線照射などによりはんだ付
け部2の予備はんだ層3を加熱して、図6に示すよう
に、はんだ付け部2の予備はんだ層3を溶融することに
より、フィルム基板1の回路パターンと電気部品4とを
はんだ付けして電気的に接続するものである。
【0005】また、他のリフロー方式のはんだ付け方法
として、フィルム基板上のはんだ付け部にフラックスを
塗布した後、電気部品を供給し、ついではんだボールを
はんだ付け部に供給してこれを熱線照射などにより加熱
して溶融させることにより、フィルム基板の回路パター
ンと電気部品とをはんだ付けして電気的に接続する方法
も用いられている。
【0006】このようなはんだリフロー方式のはんだ付
け方法を用いる場合、例えば、図7に示すように、フレ
キシブル回路基板5にポリエステルの補強板などの耐熱
性に劣る要熱保護部6が配設されている場合には、はん
だを溶融させるために全体を加熱すると、フレキシブル
回路基板5の補強板などの要熱保護部6が熱変形してし
まう。また、図示しない吸湿した異方性導電膜などの要
熱保護部は加熱するとクラックが生じる。
【0007】そこで、フレキシブル回路基板5に要熱保
護部6がある場合には、この要熱保護部6に過剰な熱が
伝わらないように、加熱を要する要加熱部としてのはん
だ付け部2のみを局所的に加熱してはんだを溶融するス
ポットはんだリフロー方式などの局所的な加熱によるは
んだ付け方法が用いられている。
【0008】また、従来のリフロー方式のはんだ付け
は、フレキシブル回路基板5を、のりやテープなどによ
りガラス強化エポキシ樹脂やアルミニウムなどにより形
成された平板状のフレキシブル回路基板用キャリア(共
に図示せず)に貼着して装着し、このフレキシブル回路
基板用キャリアを加熱手段の設置箇所を通過するように
搬送させることではんだを溶融するようにされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の局所的な加熱によるリフロー方式のはんだ付け
においては、局所的な加熱を行うために時間を要し、生
産効率がよくないという問題点があった。
【0010】また、従来のリフロー方式のはんだ付けに
おいては、フレキシブル回路基板5をのりやテープなど
によりフレキシブル回路基板用キャリアに貼着している
ので、フレキシブル回路基板5をフレキシブル回路基板
用キャリアの表面に確実に密着させることができない、
つまり、フレキシブル回路基板5が変形した状態でフレ
キシブル回路基板用キャリアに装着され、その結果、す
べての要加熱部2に対して均一な加熱を施すことができ
ず、信頼性に優れたはんだ付けを得ることができないと
いう問題点があった。
【0011】さらに、従来のはんだ付け方法において
は、フレキシブル回路基板5をのりやテープなどにより
フレキシブル回路基板用キャリアに貼着しするのに多大
な労力と時間とを要するという問題点があった。
【0012】そこで、フレキシブル回路基板の着脱を容
易に行うことができるとともに、フレキシブル回路基板
の変形を確実に防止することのできるフレキシブル回路
基板の搬送に好適なフレキシブル回路基板用キャリアが
求められている。
【0013】さらに、耐熱性に劣る要熱保護部6がある
場合においても、フレキシブル回路基板5のはんだ付け
を効率よく行うことのできるはんだ付け方法ならびには
んだ付け装置が求められている。
【0014】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、フレキシブル回路基板の搬送に好適なフレキシ
ブル回路基板用キャリア、および、フレキシブル回路基
板のはんだ付けに好適なはんだ付け方法ならびにはんだ
付け装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため特許請求の範囲の請求項1に記載の本発明のフレキ
シブル回路基板用キャリアの特徴は、フレキシブル回路
基板の少なくとも外周部の両面を挟持可能な枠状に形成
された1対の基板と、これらの基板のうちの少なくとも
一方に固着され前記両基板を磁力をもって相互に吸着可
能な磁石部材とを有する点にある。そして、このような
構成を採用したことにより、1対の基板は、フレキシブ
ル回路基板を変形を与えずに容易に挟持することがで、
磁石部材は、各基板を容易に着脱することができ、枠状
の基板は、熱容量を小さくすることができる。
【0016】また、請求項2に記載の本発明のはんだ付
け方法の特徴は、フレキシブル回路基板の耐熱性に劣る
要熱保護部を熱遮蔽部材で被覆することによって要熱保
護部を保護し、このフレキシブル回路基板を請求項1に
記載のフレキシブル回路基板用キャリアを用いて熱線照
射可能な加熱炉内を通過させることによりはんだを溶融
させる点にある。そして、このような構成を採用したこ
とにより、フレキシブル回路基板の耐熱性に劣る要熱保
護部をはんだを溶融する際の過剰な熱から確実に保護
し、かつ、フレキシブル回路基板に変形を与えないで状
態でフレキシブル回路基板のすべてのはんだ付け部のは
んだを同時に溶融することができるとともに、はんだ付
けに供する複数のフレキシブル回路基板を順次加熱する
ことができるので、信頼性に優れたはんだ付けを効率よ
く行うことができる。
【0017】また、請求項3に記載の本発明のはんだ付
け装置の特徴は、フレキシブル回路基板の耐熱性に劣る
要熱保護部を保護する熱遮蔽部材と、複数の請求項1に
記載のフレキシブル回路基板用キャリアと、熱線照射可
能な加熱炉からなる加熱手段と、各フレキシブル回路基
板用キャリアが載置可能とされかつ各フレキシブル回路
基板用キャリアが加熱手段の加熱炉内を順次通過しうる
ように形成された搬送手段とを有する点にある。そし
て、このような構成を採用したことにより、熱遮蔽部材
は、フレキシブル回路基板の耐熱性に劣る要熱保護部を
はんだを溶融する際の過剰な熱から確実に保護すること
ができ、各フレキシブル回路基板用キャリアは、フレキ
シブル回路基板を変形を与えずに容易に挟持することが
でき、搬送手段は、各フレキシブル回路基板用キャリア
が加熱手段の加熱炉内を順次通過するように搬送するこ
とができ、加熱手段は、搬送手段により順次搬送される
フレキシブル回路基板用キャリアに装着されたキシブル
回路基板の要加熱部であるはんだ付け部を順次加熱する
ことができる。さらに、熱容量の小さなフレキシブル回
路基板用キャリアは、加熱に要する熱量を少なくするこ
とができる。したがって、請求項2に記載のはんだ付け
方法を容易に実行することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態により説明する。
【0019】まず、本発明に係るフレキシブル回路基板
用キャリアの実施形態について説明する。
【0020】図1は本発明に係るフレキシブル回路基板
用キャリアの実施形態をフレキシブル回路基板とともに
示す分解斜視図である。
【0021】図1に示すように、本実施形態のフレキシ
ブル回路基板用キャリア10は、フレキシブル回路基板
11を装着して搬送に供するものであり、ほぼ四角枠状
に形成されたほぼ1対の基板12を有している。これら
の基板12のうちの図1において下方に示す一方は、フ
レキシブル回路基板11を下方から支持する支持基板1
2aとされ、図1において上方に示す他方は、支持基板
12a上に載置されたフレキシブル回路基板11を支持
基板12a上に保持する保持基板12bとされている。
【0022】前記支持基板12aと保持基板12bと
は、平面ほぼ同一形状に形成されており、それぞれの中
心側に位置する四角状の内径の大きさは、フレキシブル
回路基板11の図1においてクロスハッチングにて示す
本図には表れないはんだ付け部などの加工領域11aと
ほぼ同一あるいは若干大きく形成されており、フレキシ
ブル回路基板11の少なくとも外周部の両面を支持基板
12aと保持基板12bとの間に挟持することができる
ようになっている。すなわち、両基板12は、フレキシ
ブル回路基板11の少なくとも外周部の両面を挟持可能
に形成されている。
【0023】前記支持基板12aの上面には、複数の磁
石部材13が固着されており、各磁石部材13によって
支持基板12a上に保持基板12bを保持することがで
きるようになされている。
【0024】すなわち、本実施形態の保持基板12bは
磁石部材13の磁力によって吸着される鉄などの磁性体
を素材として形成されており、磁石部材13の磁力によ
って保持基板12bが支持基板12a上に吸着されるよ
うになされている。さらに詳しくは、支持基板12a上
に支持されたフレキシブル回路基板11を介して保持基
板12bが支持基板12a上に保持されるようになって
いる。
【0025】なお、磁石部材13は、両基板12のうち
の少なくとも一方に固着されていればよい。
【0026】また、磁石部材13の数や磁力を制御する
ことにより、支持基板12aに対する保持基板12bの
吸着力を容易に制御することができる。
【0027】さらに、各基板12の平面形状は、フレキ
シブル回路基板11の形状に応じて変更することがで
き、特に、本実施形態の平面四角枠形状に限定されるも
のではない。
【0028】さらにまた、磁石部材13を支持基板12
aと保持基板12bとの相互に対向する面のそれぞれに
配設する構成としてもよい。この場合には、支持基板1
2aと保持基板12bとの両者を、アルミニウムや耐熱
性樹脂などを素材として形成することができるので、フ
レキシブル回路基板用キャリア10の軽量化と作業性の
向上とをより容易に図ることができる。
【0029】なお、磁石は、長時間高温にさらされると
磁力が低下するので、かかる観点からは磁石部材13が
固着される基板12の材料としては、アルミニウムのよ
うな金属からなる単板あるいは金属と樹脂材料との積層
板のように放熱性に優れたものが好ましく採用される。
【0030】つぎに、前述した構成からなる本実施形態
の作用について説明する。
【0031】本実施形態のフレキシブル回路基板用キャ
リア10によれば、支持基板12a上にフレキシブル回
路基板11を載置し、その上から保持基板12bを載置
すると、支持基板12aに配設された磁石部材13の磁
力によって保持基板12bがフレキシブル回路基板11
を介して支持基板12a上に吸着され、その結果、フレ
キシブル回路基板11の外周部の両面が、支持基板12
aと保持基板12bとの間に密着した状態で挟持され、
その結果、フレキシブル回路基板11をフレキシブル回
路基板用キャリア10に容易に保持することができる。
【0032】また、保持基板12bを磁石部材13の磁
力に抗して離間させることにより、保持基板12bを支
持基板12aから容易に分離することができる。つま
り、支持基板12aに対して保持基板12bを容易に着
脱することができるので、支持基板12aと保持基板1
2bとの間に装着したフレキシブル回路基板11を容易
に取り外すことができる。
【0033】したがって、フレキシブル回路基板用キャ
リア10に対してフレキシブル回路基板11を容易に着
脱することができる。
【0034】また、本実施形態のフレキシブル回路基板
用キャリア10は、フレキシブル回路基板11を両基板
12の間に単に挟持するだけなので、フレキシブル回路
基板11に変形を与えずに容易に挟持することができ
る。
【0035】さらに、本実施形態のフレキシブル回路基
板用キャリア10は、枠状に形成されているので、従来
の平板状のものに比べて熱容量を小さくすることができ
る。
【0036】さらにまた、本実施形態のフレキシブル回
路基板用キャリア10は、はんだ付けだけでなく各種の
加工に用いることもできる。
【0037】本発明のフレキシブル回路基板用キャリア
10を用いるフレキシブル回路基板11としては、可撓
性のフィルム基板に配線パターンを形成したフレキシブ
ルプリント配線基板(FPC)、可撓性の絶縁フィルム
にプリント配線を施しその上にLSIを搭載したCOF
(Chip On Film)、駆動用回路をテープ上に実装したT
PC(Tape Carrier Package)などが挙げられる。
【0038】つぎに、本発明に係るはんだ付け方法を適
用した本発明に係るはんだ付け装置の実施形態について
説明する。
【0039】図2は本発明に係るはんだ付け方法を適用
した本発明に係るはんだ付け装置の実施形態の要部を示
す構成図、図3は熱遮蔽部材によるフレキシブル回路基
板の要熱保護部の保護状態の一例を示す分解斜視図、図
4は熱遮蔽部材によるフレキシブル回路基板の要熱保護
部の保護状態の他例を示す図3と同様の図である。
【0040】本実施形態のはんだ付け装置は、回路パタ
ーンを形成した可撓性のフィルム基板に電気部品を搭載
したフレキシブル回路基板をワークとし、このワークの
要加熱部である電気部品とフィルム基板に形成した回路
パターンとのはんだ付け部のはんだを効率よく溶融する
ことにより、リフロー方式のはんだ付けを効率よく行う
ようにしたものである。
【0041】図2に示すように、本実施形態のはんだ付
け装置20は、前述した実施形態のフレキシブル回路基
板用キャリア10(図1参照)を図2左方から右方に向
かって所定の経路に沿って移送するためのチェーンコン
ベアなどからなる搬送手段21を有している。この搬送
手段21は、図2において左方上部に示す位置が、フレ
キシブル回路基板用キャリア10を人手あるいはロボッ
トなどによって搭載する投入位置SPとされており、図
2において右方上部に示す位置がはんだを溶融した後の
フレキシブル回路基板用キャリア10を取り出す取出位
置OPとされている。そして、フレキシブル回路基板用
キャリア10が搬送手段21によって搭載位置SPから
取出位置OPへ向かう図2に矢印Aにて示す搬送方向へ
搬送される途中に加熱手段22が配設されている。この
加熱手段22は、熱線照射可能な加熱炉により構成され
ており、熱線を照射することにより、照射部の最高温度
が210〜230℃となるように形成されている。ま
た、本実施形態においては、前記搬送手段21によりフ
レキシブル回路基板用キャリア10に装着された後述す
るワーク23が1〜3分程度で加熱手段22たる加熱炉
内を通過するように形成されている。さらに、本実施形
態の加熱手段22は、熱線をフレキシブル回路基板用キ
ャリア10の上方から照射するように形成されている。
なお、加熱手段22としては、フレキシブル回路基板用
キャリア10の上下両方向から熱線を照射する構成とし
てもよい。
【0042】前記フレキシブル回路基板用キャリア10
には、フレキシブル回路基板11、詳しくは、はんだ付
けする前のフレキシブル回路基板11がワーク23とし
て装着される。そして、図3に示すように、ワーク23
の回路パターン(図示せず)を形成した可撓性のフィル
ム基板31に、電気部品33を接続する加熱を要する要
加熱部としてのはんだ付け部24と、ポリエステルの補
強板のような耐熱性に劣る要熱保護部25とがある場合
には、図3に示すように、要熱保護部25は、加熱に先
立って、熱遮蔽部材26としての磁石27を固着した2
枚のアルミニウム板28などにより挟み込まれれて被覆
されるようになっている。
【0043】なお、要熱保護部25を押さえ付けると何
らかの問題が生じる場合には、図4に示すように、要熱
保護部25が収納可能な彫り込み29を具備する全体と
してほぼ平板状に形成された熱遮蔽部材26Aによって
上方から被覆されるようになっている。
【0044】前記熱遮蔽部材26、26Aとしては、ア
ルミニウムなどの放熱性に優れかつ軽量なもので形成さ
れたものが好ましい。
【0045】つぎに、前述した構成からなる本実施形態
の作用について説明する。
【0046】本実施形態のはんだ付け装置20によれ
ば、ワーク23をフレキシブル回路基板用キャリア10
の支持基板12aと保持基板12bとの間に挟持すると
ともに、ワーク23の要熱保護部25を熱遮蔽部材2
6,26Aにより挟持あるいは被覆する。そして、ワー
ク23を装着したフレキシブル回路基板用キャリア10
を、搬送手段21の投入位置SPに載置する。すると、
ワーク23を装着したフレキシブル回路基板用キャリア
10は、搬送手段21によって取出位置OPに向かって
搬送される。そして、ワーク23を装着したフレキシブ
ル回路基板用キャリア10は、搬送手段21によって取
出位置OPに向かって搬送される途中で熱線照射可能な
加熱炉からなる加熱手段22の内部を通過する。そし
て、ワーク23を装着したフレキシブル回路基板用キャ
リア10が加熱手段22の加熱炉内を通過する途中で、
ワーク23の要加熱部であるはんだ付け部24が210
〜230℃に加熱され、はんだ付け部24に配設された
はんだが溶融する。この時、要熱保護部25は、熱遮蔽
部材26,26Aにより熱線から保護され、耐熱性の限
界内におかれる。そして、フレキシブル回路基板用キャ
リア10が加熱手段22を通過すると、加熱されたはん
だ付け部24が冷却され、その結果、溶融したはんだが
固化し、ワーク23の可撓性のフィルム基板31に形成
された図示しない回路パターンに電気部品33が電気的
に接続する。
【0047】このように、本実施形態のはんだ付け装置
20によれば、熱遮蔽部材26,26Aは、ワーク23
の耐熱性に劣る要熱保護部25をはんだを溶融する際の
過剰な熱から確実に保護することができるとともに、ワ
ーク23に対して容易に着脱することができる。さら
に、枠状とされた熱容量の小さなフレキシブル回路基板
用キャリア10は、ワーク23の加熱に要する熱量を少
なくすることができるので、省エネルギー化を容易に図
ることができる。そして、加熱を要する要加熱部である
はんだ付け部24に位置するはんだは、加熱手段22、
つまり加熱炉内を通過する途中で同時に効率よく加熱さ
れて溶融状態となり、その後冷却されて溶融したはんだ
が固化すると、電気部品33がフィルム基板1の回路パ
ターンに電気的に確実に接続する。また、搬送手段21
は、複数のフレキシブル回路基板用キャリア10が加熱
手段22、つまり加熱炉内を順次通過するように搬送す
ることができ、その結果、加熱手段22は、複数のフレ
キシブル回路基板用キャリア10に装着されたワーク2
3の要加熱部であるはんだ付け部24を順次加熱するこ
とができるので、リフロー方式のはんだ付けの生産効率
を格段に向上させることができる。
【0048】したがって、本実施形態のはんだ付け装置
20によれば、信頼性に優れたリフロー方式のはんだ付
けを効率よく行うことができる。
【0049】なお、本実施形態のはんだ付け装置20
は、フレキシブル回路基板用キャリア10に対するワー
ク23の着脱を容易に行うことができるので、自動化を
容易に図ることもできる。
【0050】また、本発明は、前記各実施形態に限定さ
れるものではなく、必要に応じて種々変更することがで
きる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明のフレキシブル回路基板用キャリアによれば、フレ
キシブル回路基板を変形を与えずに容易に挟持すること
ができ、磁石部材は、各基板を容易に着脱することがで
き、枠状の基板は、熱容量を小さくすることができるな
どの優れた効果を奏する。
【0052】また、請求項2に記載の本発明のはんだ付
け方法によれば、フレキシブル回路基板の耐熱性に劣る
要熱保護部をはんだを溶融する際の過剰な熱から確実に
保護し、かつ、フレキシブル回路基板に変形を与えない
状態でフレキシブル回路基板のすべてのはんだ付け部の
はんだを同時に溶融することができるとともに、はんだ
付けに供する複数のフレキシブル回路基板を順次加熱す
ることができるので、信頼性に優れたリフロー方式のは
んだ付けを効率よく行うことができるなどの優れた効果
を奏する。
【0053】また、請求項3に記載の本発明のはんだ付
け装置によれば、熱遮蔽部材は、フレキシブル回路基板
の耐熱性に劣る要熱保護部をはんだを溶融する際の過剰
な熱から確実に保護することができ、各フレキシブル回
路基板用キャリアは、フレキシブル回路基板を変形を与
えずに容易に挟持することができ、搬送手段は、各フレ
キシブル回路基板用キャリアが加熱手段の加熱炉内をを
順次通過するように搬送することができ、加熱手段は、
搬送手段により順次搬送されるフレキシブル回路基板用
キャリアに装着されたキシブル回路基板の要加熱部であ
るはんだ付け部を順次加熱することができるなどの優れ
た効果を奏する。さらに、熱容量の小さなフレキシブル
回路基板用キャリアは、加熱に要する熱量を少なくする
ことができるなどの優れた効果を奏する。したがって、
請求項2に記載のはんだ付け方法を容易に実行すること
ができるので、信頼性に優れたリフロー方式のはんだ付
けを効率よく行うことができるなどの優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るフレキシブル回路基板用キャリ
アの実施形態をフレキシブル回路基板とともに示す分解
斜視図
【図2】 本発明に係るはんだ付け方法を適用した本発
明に係るはんだ付け装置の実施形態の要部を示す構成図
【図3】 熱遮蔽部材によるフレキシブル回路基板の要
熱保護部の保護状態の一例を示す分解斜視図
【図4】 熱遮蔽部材によるフレキシブル回路基板の要
熱保護部の保護状態の他例を示す図3と同様の図
【図5】 従来のリフロー方式のはんだ付け方法のはん
だを溶融する前の状態を説明する説明図
【図6】 従来のリフロー方式のはんだ付け方法のはん
だを溶融した後の状態を説明する図5と同様の図
【図7】 要熱保護部を有するフレキシブル回路基板を
示す説明図
【符号の説明】
10 フレキシブル回路基板用キャリア 11 フレキシブル回路基板 12 基板 12a 支持基板 12b 保持基板 13 磁石部材 20 はんだ付け装置 21 搬送手段 22 加熱手段 23 ワーク 24 (要加熱部としての)はんだ付け部 25 要熱保護部 26、26A 熱遮蔽部材 27 磁石 29 彫り込み 31 フィルム基板 33 電気部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/34 509 H05K 3/34 509 (72)発明者 高比良 宏士 兵庫県三田市テクノパーク18−8 オプト レックス株式会社尼崎工場三田事業所内 (72)発明者 濱口 恒夫 東京都千代田区丸の内2丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 高橋 健一 新潟県長岡市東蔵王2丁目2番34号 日本 精機株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA03 AA12 CC01 DD12 DD13 FG06 5E319 AC03 CC33 CD37

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブル回路基板の搬送に用いるフ
    レキシブル回路基板用キャリアにおいて、 前記フレキシブル回路基板の少なくとも外周部の両面を
    挟持可能な枠状に形成された1対の基板と、これらの基
    板のうちの少なくとも一方に固着され前記両基板を磁力
    をもって相互に吸着可能な磁石部材とを有することを特
    徴とするフレキシブル回路基板用キャリア。
  2. 【請求項2】 フレキシブル回路基板のはんだ付け部に
    供給されたはんだを溶融することにより電気部品とフィ
    ルム基板に形成した回路パターンとを電気的に接続する
    はんだ付け方法において、 前記フレキシブル回路基板の耐熱性に劣る要熱保護部を
    熱遮蔽部材で被覆することによって要熱保護部を保護
    し、このフレキシブル回路基板を請求項1に記載のフレ
    キシブル回路基板用キャリアを用いて熱線照射可能な加
    熱炉内を通過させることによりはんだを溶融させること
    を特徴とするはんだ付け方法。
  3. 【請求項3】 フレキシブル回路基板のはんだ付け部に
    供給されたはんだを溶融することにより電気部品とフィ
    ルム基板に形成した回路パターンとを電気的に接続する
    はんだ付け装置において、 前記フレキシブル回路基板の耐熱性に劣る要熱保護部を
    保護する熱遮蔽部材と、複数の請求項1に記載のフレキ
    シブル回路基板用キャリアと、熱線照射可能な加熱炉か
    らなる加熱手段と、前記各フレキシブル回路基板用キャ
    リアが載置可能とされかつ前記各フレキシブル回路基板
    用キャリアが前記加熱手段の加熱炉内を順次通過しうる
    ように形成された搬送手段とを有することを特徴とする
    はんだ付け装置。
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