JP2000183126A - 基板の自動取り出し装置 - Google Patents

基板の自動取り出し装置

Info

Publication number
JP2000183126A
JP2000183126A JP35164298A JP35164298A JP2000183126A JP 2000183126 A JP2000183126 A JP 2000183126A JP 35164298 A JP35164298 A JP 35164298A JP 35164298 A JP35164298 A JP 35164298A JP 2000183126 A JP2000183126 A JP 2000183126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
substrates
supporter
take
board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35164298A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kimata
一夫 木全
Kanji Baba
寛次 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asyst Japan Inc
Original Assignee
Asyst Japan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asyst Japan Inc filed Critical Asyst Japan Inc
Priority to JP35164298A priority Critical patent/JP2000183126A/ja
Publication of JP2000183126A publication Critical patent/JP2000183126A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】納入された基板組を自動搬送して撓みのある基
板を1枚ごと取り出すことのできる装置を提供するこ
と。 【解決手段】自動取り出し装置Mは、架台1と、架台1
上に配設され垂直状態の基板組WSを載置して送り出す
基板投入部10と、基板投入部10から搬送された基板
組WSを搬送する搬送部20と、基板組WSを位置決め
・保持して垂直状態から水平状態に反転する基板反転部
30と、垂直状態の基板組WSから1枚ごと基板Wを取
り出す基板取り出し部50と、を有して構成される。基
板取り出し部50では、取り出す基板Wの直上の基板W
を持ち上げるためのリフタ52が配置され、リフタ52
で基板Wの端面を持ち上げてロボット53のハンド53
1が挿入及び復帰移動ができるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基板、特に薄型
に形成された複数のガラス基板を開梱して分離して取り
出すための自動取り出し装置に関し、さらに取り出した
基板をカセットや下流装置に収納することに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガラス基板は各種の加工が施さ
れて液晶ディスプレイ用基板として製造されている。液
晶ディスプレイはワードプロセッサ、ポータブルパソコ
ンまたは車載用の各種の計測機類やナビゲータ等の普及
により広い分野に進出するとともに高精度・大型化が要
求されてきている。ガラス基板の加工工程やそのための
搬送工程はほとんどが自動化されるとともに、高精度・
大型化の要求に合わせて改良がなされている。通常、ガ
ラス基板を搬送して加工するためにガラス基板は多段に
形成されたカセットに収納され、ロボットでカセットか
ら取り出されて次工程に搬送される。
【0003】各種の工程で自動化がなされているにもか
かわらず、ガラス基板をカセットに収納する作業は従来
においては手作業で行なわれている。ガラス基板は所定
の大きさで矩形に加工されて1個のカセットに収納され
る分をまとめて梱包され、開梱した後1枚ごと手作業に
よりカセット内に収納される。そのため、人手を要する
とともにガラス基板へのゴミの付着があったり傷をつけ
やすく、また、カセットに収納される基板の位置精度が
ばらつきやすい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の手作業
に代わって自動化を行なう場合、次の課題が挙げられて
いた。第1には、納入されたガラス基板が複数枚の基板
をまとめた基板組として納入されるため、1枚ごと分離
して搬送することは生産性が悪く、また分離する際に他
のガラス基板を傷つけやすい。第2に、大型化されたガ
ラス基板は水平面に対して撓みが大きく保持しにくい。
第3に、上下方向に複数に並設された基板を1枚づつ取
り出す際に、取り出す直上のガラス基板が中央部で大き
く下方に撓んでいると、取り出す基板を上方に移動する
際に直上のガラス基板に干渉してしまう。
【0005】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、生産性を向上するために複数枚のガラス基板をま
とめて搬送するとともに、安定した保持手段で搬送し、
他のガラス基板を傷つけることなく1枚のガラス基板を
取り出すことのできる基板の自動取り出し装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわる基板
の自動取り出し装置では、上記の課題を解決するために
以下のように構成するものである。即ち、複数の基板が
並設された基板組が搬送され、前記基板組を水平方向に
配設した状態で、取り出す基板の少なくとも直上の基板
を、少なくともその撓み分を上方に持ち上げるリフト手
段を有して、1枚の基板を取り出すように構成されるこ
とを特徴とするものである。
【0007】また、この発明による基板の自動取り出し
装置は、開梱された基板組を次工程に投入する基板投入
手段と、前記基板組を搬送する搬送手段と、前記基板組
を垂直方向から水平方向に変換する基板反転手段と、前
記基板組を水平方向に配設した状態で、取り出す基板の
少なくとも直上の基板を、少なくともその撓み分を上方
に持ち上げるリフト手段と、持ち上げられた前記基板の
直下の基板を取り出す基板取り出し手段と、を有して構
成されることを特徴とするものである。
【0008】また好ましくは、前記リフト手段が、前記
基板組から基板を取り出す側において、複数の基板の端
部を同時に持ち上げ可能に形成されるリフタを有して構
成されることを特徴とするものであればよい。
【0009】さらに好ましくは、前記基板取り出し手段
が、前記基板を支持するロボットのハンドを有すること
を特徴とするものであればなおよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0011】本形態の基板の自動取り出し装置(以下自
動取り出し装置という)Mは、図1に示すように複数の
ガラス基板(以下、基板という)Wが並設されサポータ
Sにより支持された基板組WSを開梱した後、基板組W
Sごと搬送し基板Wを1枚づつ取り出して生産カセット
(以下、カセットという)Cあるいは図示しない下流装
置に自動的に収納するものである。なお、図2に示すよ
うに、基板組WS内に並設される基板Wは垂直状態でセ
ットされて納入され、梱包状態において各基板が分離す
るのを防止するために4隅をL字形に形成されたサポー
タSで保持されている。そして梱包状態においては、4
個のサポータSの回りをテープで結束しビニールシート
で覆われている。ビニールシートはオペレータによって
自動取り出し装置でセットされた後取り除かれる。
【0012】自動取り出し装置Mは、図1に示すよう
に、長尺状に形成された架台1上に、開梱された基板組
WSを搬送準備する基板投入部10と、基板組WSを搬
送及び待機させる搬送部20と、垂直方向に配置された
基板組WSを水平方向に反転する基板反転部30と、水
平状態の基板を1枚毎取り出してカセットCまたは下流
装置に搬送する基板取り出し部50とを有して構成され
る。
【0013】基板投入部10は、図1〜2に示すよう
に、架台1の元部側に設けられ、基板組WSを搬送部2
0に押し出すプッシャー11と、基板組WSを位置決め
する2個の案内レール12(12A、12B)と、案内
レール12A、12Bをそれぞれ上下動させる操作レバ
ー13(13A、13B)とを有している。プッシャー
11は、案内レール12によって位置決めされた基板組
WSを架台1の側部に装着されたハンドル14の操作に
よって搬送方向に向かって移動可能に配置され、案内レ
ール12A、12Bは基板組WSの両サイドを位置決め
案内するために搬送方向にそれぞれ対向して配置され、
外側に向かって開閉可能に構成される。また、それぞれ
の操作レバー13A、13Bは架台1の側部にそれぞれ
の案内レール12A、12B付近に装着されている。
【0014】搬送部20は、図1及び図3に示すよう
に、基板投入部10から基板組WSの進行先に向かって
2列に設けられ基板組WSを載置して搬送する複数のバ
ッファコンベア21と、基板組WSの各端面側をガイド
する各2組の案内ローラ体22と、基板組WSの上面側
をガイドする2本の上部案内レール23とを有してい
る。バッファコンベア21は一般的に使用されるもので
あれば、いずれであってもよく、本形態においては無限
軌道式のコンベアが使用される。もちろんローラコンベ
アでもよく、またベルトコンベアでもよい。さらには、
コンベアでなくシリンダ手段やボールねじ手段であって
もよい。
【0015】バッファコンベア21は、基板組WSを支
持搬送するために架台1内の両側に2列配置され、基板
投入部10から搬送された基板組WSを基板反転部30
に搬送する。2列に配置されたバッファコンベア21
は、同時に駆動するように1個のモータによって連動さ
れる。なお、バッファコンベア21に支持された基板組
WSは、直前の基板組の各基板の取り出しが全て終了す
るまでバッファコンベア21上で待機することができ
る。
【0016】案内ローラ体22は、基板組WSの端面側
で各基板Wを保持するサポータSの外端面を移動案内す
るために、基板組WSを挟んで両側に上下2か所づつ進
行方向に対して搬送部20の全領域に延設するように配
設され、サポータSとの当接面にそれぞれ複数のローラ
221が配設されている。そして、各案内ローラ体22
は、架台1から立設された図示しない支柱に支持され
る。上部案内レール23は、基板組WSのサポータSの
上面を移動案内及びサポータSの浮き上がり防止のため
に、基板組WSの上方で2か所搬送部20の全領域に延
設するように配置され、サポータSの上端面に僅かな隙
間を有して配設されている。
【0017】基板反転部30は、搬送部20から搬入さ
れる基板組WSを移動案内した後、前後左右のセンター
を出すために位置決めを行ない、位置決めされた基板組
WSを下方及び左右方向から保持した後、サポータSを
取り除いてから基板組WSを垂直方向から水平方向に反
転するように構成される。
【0018】基板反転部30の具体的構成は、図1及び
図4〜8に示すように、下部に搬送方向に沿って2列に
配置される搬入コンベア31と、上部に搬送方向に沿っ
て2列に配置される案内レール321を有する上部案内
体32(図1参照)と、両サイドに搬送方向に沿って案
内レール331、341を有する下サイド移動体33
(図4参照)及び上サイド移動体34(図4参照)と、
を有して基板組WSを基板反転部30のステージ内に搬
入及び搬入案内するとともに、搬入コンベア31の搬出
側に配置される下位置基準板35(図5参照)及び回動
可能な上位置基準板36(図5参照)と、搬入コンベア
31の搬入側に配置される入出可能な下押圧板37(図
6参照)及び入出可能な上押圧板38(図6参照)と、
前述の下サイド移動体33に装着される下サイド位置決
め板39及び上サイド移動体34に装着される上サイド
位置決め板40と、を有して基板組WSの位置決めを行
ない、基板組WSの両サイド側に出入して各基板Wを支
持する基板サイド保持部材41と、基板組WSの下面に
出入して各基板Wの下面を支持する基板下面保持部材4
2と、を有して基板組WSを保持する。そして、基板組
WSが保持された後、前述の下サイド移動体33にさら
に装着されるサポータ吸着部材43及び上サイド移動体
34に装着されるサポータ吸着部材44でサポータSを
基板組WSから取り外した後、基板組WSが水平方向に
反転される。
【0019】搬入コンベア31は、本形態においては搬
送部20のコンベア21と同様のものが使用され、2列
のコンベア21が同時に駆動するようにその下部におい
て1個の駆動装置に連動される。
【0020】上部案内体32は、基板組WSの上面に僅
かに隙間を有して配置される2本の案内レール321
と、各案内レール321がそれぞればねを介して取り付
けられる支持部材322とを有し、基板組WSの上面に
対して上下移動可能に架台1に装着される図示しないブ
ラケットに装着される。そして、基板組WSの搬入に対
してその上面を移動案内する。
【0021】下サイド移動体33は、基板反転部30の
両側部に形成された架台突起部3にシリンダ332によ
って移動可能に支持され、図4に示すように、平板状に
形成された本体部330の移動側前面に下方に突出して
搬送方向に案内レール331が配置され、本体部330
の上面と下面に下サイド位置決め板39とサポータ吸着
部材43とがそれぞれ別々のシリンダによって基板組W
Sに向かって移動可能に装着されている。下サイド移動
体33の基板反転部30への移動は、基板組WSが搬送
部20から搬入する前に上部案内体32の下方移動とと
もに行なわれ、その際には案内レール331、下サイド
位置決め板39及びサポータ吸着部材43が同時に移動
されるが、下サイド位置決め板39及びサポータ吸着部
材43をそれぞれ移動させるシリンダは駆動されないた
め、その進出作用は後で行なわれる。
【0022】上サイド移動体34は、下サイド移動体3
3の上方で架台突起部3にシリンダ342によって移動
可能に支持され、下サイド移動体33と同様に平板状の
本体部340の前端面下方に突出する案内レール341
と本体部340の上面と下面に装着される上サイド位置
決め板40及びサポータ吸着部材44とを有している。
上サイド移動体34の作用も下移動駆動対33の作用と
同様に行なわれる。
【0023】搬入コンベア31の搬出側に配置されてい
る下位置基準板35は、図5に示すように、基板組WS
の下部の両側に配置されたサポータSの前端面を押える
ために平板状に形成され、下方に配置される図示しない
シリンダによって上下移動可能に配置され、基板組WS
が搬入コンベア31に搬送される前に、基板組WSの前
端面に当接する位置に上方に移動される。
【0024】上位置基準板36は、基板組WSの上部の
両側に配置されたそれぞれのサポータSの前端面を押え
るために矩形状に形成されるとともに図示しないレバー
を介してそれぞれ垂直方向に開閉可能に構成され、基板
組WSが搬入コンベア31に搬送される前に、基板組W
Sの前端面に当接する位置に移動される。
【0025】搬入コンベア31の搬入側に配置される下
押圧板37は、図6に示すように、基板組WSの下部の
両側に配置されたサポータSの後端面を押えるために平
板状に形成され、下方に配置される図示しないシリンダ
によって上下方向及び前後方向に移動可能に配置されて
いる。この下押圧板37は、基板組WSが搬送部20の
バッファコンベア21から基板反転部30の搬入コンベ
ア31に搬送された後で上方及び前方への移動が行なわ
れる。上押圧板38は、基板組WSの上部の両側に配置
されたそれぞれのサポータSの後端面を押えるために、
矩形状に形成されるとともに図示しないレバーを介して
垂直方向に開閉可能に揺動される。この上押圧板38
は、基板組WSが搬送部20のバッファコンベア21か
ら基板反転部30の搬入コンベア31に搬送された後で
閉口及び前方への移動が行なわれる。
【0026】下サイド移動体33に移動可能に装着され
る下サイド位置決め板39は、図4に示すように、逆T
字形に形成され上部に下側のサポータSの上面に当接可
能な爪部391が形成され、下サイド移動体33の移動
とともに基板組WSに移動した後、前後(搬送方向)の
位置決めが行なわれた後に、シリンダ392によって基
板組WSサポータSに略当接するように進出して両サイ
ドの位置決めを行なう。この際、爪部391はサポータ
Sの上方に位置され基板下面保持部材40が基板組WS
を保持移動する際に下側サポータSの浮き上がり防止の
役目をする。
【0027】上サイド移動体34に移動可能に装着され
る上サイド位置決め板40は、図1に示すように、矩形
状に形成され、上サイド移動体34の移動とともに基板
組WSに移動した後、前後左右の位置決めが行なわれた
後に、シリンダ401によって基板WSサポータSに略
当接するように進出する。
【0028】基板サイド保持部材41は、図7に示すよ
うに、図示しない回転機枠に支持され、先端部に各基板
Wを押圧保持するように櫛状に形成された保持部411
を有して基板組WSのサイドに向かってシリンダ412
によって移動可能に装着され、ている。そして、前後左
右の位置決めが行なわれた後に、各基板Wを押圧保持す
るために移動される。
【0029】基板下面保持部材42は、図7に示すよう
に、基板組WSの下方で2個の搬入コンベア31の間に
図示しない回転機枠に支持され、上端部に各基板Wを押
圧保持するように櫛状の保持部421を有してシリンダ
422によって移動可能に装着されている。そして、基
板サイド保持部材41と同様、基板組WSの前後左右の
位置決めが行なわれた後に、上方に向かって移動され
る。
【0030】下サイド移動体33に移動可能に装着され
るサポータ吸着部材43、及び上サイド移動体34に装
着されるサポータ吸着部材44は、図1及び図4に示す
ように、それぞれ下サイド移動体33に固着されるシリ
ンダ432及び上サイド移動体34に固着されるシリン
ダ442によって基板組WSのサポータSに向かって進
出可能に移動される。それぞれのサポータ吸着部材4
3、44には2個の吸着盤431、441が取り付けら
れ、基板組WSが基板サイド保持部材41及び基板下面
保持部材42によって保持されると、各サポータSは吸
着盤431、441で吸着され、下サイド移動体33、
上サイド移動体34の復帰移動により基板組WSから取
り外され、図9に示すように、架台突起部3に設けられ
た排出溝4に収納される。さらに、サポータSは架台突
起部3に装着されたシリンダ5によって外部に排出され
る。
【0031】なお、サポータSが取り除かれた基板組W
Sは、基板サイド保持部材41と基板下面保持部材42
とで保持されたまま、図示しない回転機枠がモータによ
って90°反転されて水平状態に配置され、回転基板は
図示しないシリンダによって基板取り出しステージ51
まで搬送される。
【0032】基板取り出し部50は、基板反転部30で
垂直方向から水平方向に反転されサポータSが取り除か
れた基板組WSが配置される基板取り出しステージ51
と、取り出される基板Wの上方の基板Wを上方に持ち上
げるリフタ52と、基板Wを取り出すロボット53とを
有して構成されている。さらに、基板取り出しステージ
51の先端部(搬送方向の前方部)には、図11に示す
ように、水平状態の各基板W間に挿入可能な複数のリフ
ト爪521を有するリフタ52が架台1に固着されたブ
ラケット6(図1参照)を介して装着されている。複数
のリフト爪521は、一定ピッチ間で配設された基板W
に合わせてリフタ本体522から基板W側に向かって水
平状に突起するように形成され、リフタ52は、基板組
WSに対して接近離隔する方向に移動するシリンダ52
3と、基板Wを一定ストローク持ち上げるためのシリン
ダ524(図1参照)と、一定にピッチで配設された各
基板Wを1ピッチごと上昇移動させるためのステッピン
グモータまたはサーボモータ525によって上下移動及
び前後移動可能に配置されている。そして、基板Wをロ
ボット53で取り出す際は、取り出す基板Wの上方に位
置する基板Wをリフタ52で持ち上げることになる。
【0033】ロボット53は基板取り出しステージ51
の先端側に配置され、基板Wに対して接近離隔する方向
に移動するとともに上下移動及び水平方向に旋回可能な
ハンド531を有している。ロボット53の基板W側と
直交する方向には、カセットCステージが配置され、ロ
ボット53のハンド531で取り出された基板Wをカセ
ットCまたは下流装置に収納する。
【0034】次に上記の自動取り出し装置Mの作用につ
いて説明する。図1〜2に示すようにビニールシートで
梱包された基板組WSが基板投入部10に搬入されると
オペレータにより開梱され、操作レバー13A、13B
の操作により案内レール12A、12Bで位置決めされ
る。位置決めされた基板組WSは、図2に示すように、
ハンドル14によりプッシャー11によって案内レール
12に案内されながら搬送部20に搬入される。
【0035】搬送部20のバッファコンベア21上に載
置された基板組WSは、図3に示すように、基板投入部
10の先端部に配置された操作釦24を操作することに
よって、案内ローラ体22及び上部案内レール23に案
内されながら進行方向に沿って搬送される。基板組WS
が搬送部20の進行方向先端部に到達すると、直前に搬
送された基板組WSの基板Wの取り出しが全て終了する
まで一端待機される。直前の基板組WSが基板Wの取り
出し作業を終了すると、バッファコンベア21の先端部
でバッファコンベア21上に載置された板基板組WS
は、搬送部20の搬入コンベア31上に搬送される。
【0036】基板反転部30においては、基板組WSが
搬入される前に、案内レール321を有する上部案内体
32と、案内レール331を有する両サイドの下サイド
移動体33及び案内レール341を有する上サイド移動
体34が基板組WSの外寸法に合わせた位置まで移動さ
れる。上部案内体32は、案内レール321の下面が基
板組WSのサポータS上面より僅かに離れた位置に、そ
して、下サイド移動体33及び上サイド移動体34は、
それぞれの案内レール331及び341が基板組WSの
サポータSの外側端面にほぼ隙間のない位置に移動され
ている。また、下サイド移動体33及び上サイド移動体
34に装着された下サイド位置決め板39、上サイド位
置決め板40及びサポータ吸着部材43、44は、それ
ぞれのシリンダが作動されない状態で下サイド移動体3
3、上サイド移動体34と共に移動されている。さら
に、搬入コンベア20の先端位置に配置されている下位
置基準板35及び上位置基準板36はそれぞれの駆動源
により作動されて、基板組WSの正面位置に移動されて
いる。
【0037】基板組WSが搬入コンベア31上をそれぞ
れの案内レールに案内されて移動され、下位置基準板3
5及び上位置基準板36に当接すると、図6に示すよう
に、搬入された基板組WSの後方に配置される下押圧板
37がシリンダにより上昇されるとともに基板組WSの
サポータSの後面を押圧するように前進移動し、上押圧
板38が、閉口するとともに基板組WSのサポータSの
後面を押圧するように前進移動する。引き続いて、下サ
イド移動体33に装着された下サイド位置決め板39が
シリンダ392により、また上サイド位置決め板40が
シリンダ401の作動により、サポータSの外端面に当
接する位置まで進出する。これによって、基板組WSが
位置決めされる。
【0038】基板組WSが位置決めされてセンター出し
が行なわれると、図8に示すように、基板サイド保持部
材41が基板Wの側端面側に進出して保持部411で各
基板Wの側端面を押圧保持し、基板下面保持部材42が
上方に進出して保持部421で基板Wの下面を押圧保持
する。この際、基板下面保持部42が基板組WSを上方
に押圧するために、基板組WSを持ち上げることになる
が、下サイド位置決め板39に形成された爪部391に
より、基板組WSの上方移動は規制され、上案内体32
の案内レール321は支持部材322との間に設けられ
たばねにより吸収される。
【0039】基板組WSがそれぞれの保持部材で保持さ
れると、図10に示すように、下サイド移動体33及び
上サイド移動体34に装着されたサポータ吸着部材4
3、44(図10では図省略)がそれぞれのシリンダの
作用により、サポータSをそれぞれの吸着盤431、4
41で吸着する。サポータ吸着部材がサポータSを吸着
すると、上部案内体32、下サイド移動体33、上サイ
ド移動体34、下位置基準板35、上位置基準板36、
下押圧板37、上押圧板38は、元の位置に戻るように
作動される。
【0040】下サイド移動体33及び上サイド移動体3
4の復帰移動の際、基板組WSを保持していたそれぞれ
のサポータSは、前述のように、下サイド移動体33、
上サイド移動体34の復帰移動とともに移動され基板組
WSから取り外される。サポータSは、さらに、架台突
起部3の排出溝4に落下され、シリンダ5によって外部
に排出される。
【0041】サポータSが除かれ各保持部材41、42
で保持された基板組WSは、基板反転部30において、
各保持部材41、42を支持する回転機枠の回転によっ
て、図11に示すように、垂直方向から水平方向に反転
される。基板組WSが水平状態に配置された後、回転機
枠ごと図示しない駆動装置によって基板反転部30から
基板取り出し部50の取り出しステージ51移動され
る。
【0042】基板組WSが取り出しステージ51に搬送
されると、図12に示すように、リフタ52が、シリン
ダによって基板組WSの先端部に向かって移動され、リ
フト爪521を基板組WSの先端部に挿入する。水平状
態に配置された各基板Wは、図13に示すように、基板
サイド保持部材41で両端が保持され中央部が下方に撓
んでいる。この撓み量は、基板が大きければ大きい程大
きく、本形態の場合でも基板Wの中央部は下段の位置す
る基板Wの、撓みのない状態での位置に到達する程であ
る。基板W間に挿入するリフタ52のリフト爪521
は、取り出す基板Wの直上から上方の複数の基板Wを支
持するように移動する。そして、リフト爪521がその
突起分挿入すると、リフタ52は、図14に示すよう
に、シリンダ524によって持ち上げストローク分上昇
する。持ち上げられる基板Wは、基板下面保持部材42
で保持されている端面を中心に先端部が持ち上げられ
る。これによって、持ち上げられた基板Wは、中央部に
おける下方の撓み量が修正されてほぼ平面状態に形成さ
れる。この状態でロボット53のハンド531が最下段
の基板Wの下方に挿入して基板Wを吸着し、基板組WS
内で上方に移動する。ハンドの基板組WS内での上昇
は、直上の基板Wに干渉しない範囲で行なわれ、そのま
まもとの位置まで復帰する。そして水平旋回を行なって
カセットC内または下流装置に収納される。
【0043】最下段の基板Wが取り出されると直上の基
板Wを取り出すために、持ち上げられていた基板Wは一
端リフタ52の下方への移動により元の位置に戻され
る。リフタ52は、一旦、基板Wから離れる方向に移動
すると、1ピッチ送りを行なうステッピングモータまた
はサーボモータ525により1ピッチ分上昇する。そし
て前述と同様、取り出す直上以上の基板Wの下方に移動
して再び基板Wを持ち上げる。そして、ハンド531が
基板Wを取り出し、カセットC内または下流装置に収納
する。そしてこの作用が繰り返されると所定の枚数で構
成されていた基板組WSの基板Wが全て取り出されるこ
とになる。
【0044】なお、上記の取り出し装置Mは、あくまで
一形態であり、各部を構成する形態は上記に限るもので
はない。
【0045】各移動体を移動する手段はシリンダに限ら
ずモータとベルトあるいはチェーン等を使用してもよ
く、また、ロボットで搬送することもできる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、基板の自動取り出し装
置は、複数の基板が並設された基板組が搬送され、前記
基板組を水平方向に配設した状態で、取り出す基板の少
なくとも直上の基板を、少なくともその撓み分を上方に
持ち上げるリフト手段を有して、1枚の基板を取り出す
ように構成されている。従って、水平状態で配置された
複数の基板が撓んでいても、取り出す基板の直上以上の
基板の撓みを平面状態に修正するので、例えば、ロボッ
トのハンドを挿入して基板を取り出すために、ハンドを
上昇させても、直上の基板に干渉しない位置でハンドを
元に戻すことができ、基板組から1枚ごと分離して取り
出すことができる。
【0047】また、この基板の自動取り出し装置は、開
梱された基板組を次工程に投入する基板投入手段と、前
記基板組を搬送する搬送手段と、前記基板組を垂直方向
から水平方向に変換する基板反転手段と、前記基板組を
水平方向に配設した状態で、取り出す基板の少なくとも
直上の基板を、少なくともその撓み分を上方に持ち上げ
るリフト手段と、持ち上げられた前記基板の直下の基板
を取り出す基板取り出し手段と、を有して構成される。
従って、垂直状態で納入された基板組を自動的に搬送・
水平変換して、撓んだ基板を基板組から1枚ごと分離し
て取り出すことが可能となる。そのため、人手を要する
ことなく、安定した精度で基板をカセットに収納するこ
とができる。
【0048】さらにこの基板の自動取り出し装置は、前
記リフト手段が、前記基板組から基板を取り出す側にお
いて、複数の基板の端部を同時に持ち上げ可能に形成さ
れるリフタを有して構成されているため、撓みやすい基
板を干渉させることなく安定して1枚づつ取り出すこと
が可能となる。しかも、搬送・反転作用は自動的に行な
うことが可能であるため、人手を要することなく安定し
た精度で基板を取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態の自動取り出し装置を示す全体
斜視図
【図2】図1における基板投入部を示す斜視図
【図3】図1における搬送部を示す簡略図
【図4】図1における下サイド移動体を示す斜視図
【図5】図1の基板反転部における基準板の進出作用を
示す簡略斜視図
【図6】図1の基板反転部における押圧板の進出作用を
示す簡略斜視図
【図7】図1の基板反転部における保持部材の進出作用
を示す簡略斜視図
【図8】図1の基板反転部における基板組の保持作用を
示す平面図
【図9】図1におけるサポータ排出状態を示す簡略斜視
【図10】図1の基板反転部における各部位の退出作用
を示す簡略斜視図
【図11】図1の基板組の水平反転作用を示す簡略斜視
【図12】図1の基板取り出し部におけるリフタの進出
作用を示す簡略斜視図
【図13】基板の持ち上げ作用を示す簡略正面図
【図14】基板の持ち上げ作用及びハンドの進出作用を
示す簡略側面図
【符号の説明】
M…自動取り出し装置 W…基板 WS…基板組 S…サポータ 1…架台 10…基板投入部 20…搬送部 21…バッファコンベア 30…基板反転部 31…搬入コンベア 32…上部案内体 33…下サイド移動体 34…上サイド移動体 35…下位置基準板 36…上位置基準板 37…下押圧板 38…上押圧板 39…下サイド位置決め板 40…上サイド位置決め板 41…基板サイド保持部材 42…基板下面保持部材 50…基板取り出し部 51…取り出しステージ 52…リフタ 53…ハンド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基板が並設された基板組が搬送さ
    れ、前記基板組を水平方向に配設した状態で、取り出す
    基板の少なくとも直上の基板を、少なくともその撓み分
    を上方に持ち上げるリフト手段を有して、1枚の基板を
    取り出すように構成されることを特徴とする基板の自動
    取り出し装置。
  2. 【請求項2】 開梱された基板組を次工程に投入する基
    板投入手段と、 前記基板組を搬送する搬送手段と、 前記基板組を垂直方向から水平方向に変換する基板反転
    手段と、 前記基板組を水平方向に配設した状態で、取り出す基板
    の少なくとも直上の基板を、少なくともその撓み分を上
    方に持ち上げるリフト手段と、 持ち上げられた前記基板の直下の基板を取り出す基板取
    り出し手段と、を有して構成されることを特徴とする基
    板の自動取り出し装置。
  3. 【請求項3】 前記リフト手段が、前記基板組から基板
    を取り出す側において、複数の基板の端部を同時に持ち
    上げ可能に形成されるリフタを有して構成されることを
    特徴とする請求項1または2記載の基板の自動取り出し
    装置。
  4. 【請求項4】 前記基板取り出し手段が、前記基板を支
    持するロボットのハンドを有することを特徴とする請求
    項1,2または3記載の基板の自動取り出し装置。
JP35164298A 1998-12-10 1998-12-10 基板の自動取り出し装置 Pending JP2000183126A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35164298A JP2000183126A (ja) 1998-12-10 1998-12-10 基板の自動取り出し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35164298A JP2000183126A (ja) 1998-12-10 1998-12-10 基板の自動取り出し装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000183126A true JP2000183126A (ja) 2000-06-30

Family

ID=18418641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35164298A Pending JP2000183126A (ja) 1998-12-10 1998-12-10 基板の自動取り出し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000183126A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100622409B1 (ko) * 2004-05-20 2006-09-19 주식회사 휘닉스 디지탈테크 티에프티-엘시디 판넬 로딩장치
CN106081623A (zh) * 2016-07-28 2016-11-09 意力(广州)电子科技有限公司 用于产品自动转移料架的装置
CN107364719A (zh) * 2017-08-31 2017-11-21 东莞市李群自动化技术有限公司 一种玻璃片上料输送装置
CN108946087A (zh) * 2018-07-27 2018-12-07 江苏云天高胜机器人科技有限公司 盖片供给装置
CN109229508A (zh) * 2018-09-28 2019-01-18 蓝思智能机器人(长沙)有限公司 自动插架机及插架系统
CN109573566A (zh) * 2019-01-15 2019-04-05 蓝思智能机器人(长沙)有限公司 分盘设备
US20210082736A1 (en) * 2016-10-31 2021-03-18 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Method and apparatus for unpacking semiconductor wafer container
CN117262731A (zh) * 2023-10-09 2023-12-22 旭显未来(北京)科技有限公司 一种led显示模组自动老化设备

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100622409B1 (ko) * 2004-05-20 2006-09-19 주식회사 휘닉스 디지탈테크 티에프티-엘시디 판넬 로딩장치
CN106081623A (zh) * 2016-07-28 2016-11-09 意力(广州)电子科技有限公司 用于产品自动转移料架的装置
US20210082736A1 (en) * 2016-10-31 2021-03-18 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Method and apparatus for unpacking semiconductor wafer container
US11605553B2 (en) * 2016-10-31 2023-03-14 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Method and apparatus for unpacking semiconductor wafer container
CN107364719A (zh) * 2017-08-31 2017-11-21 东莞市李群自动化技术有限公司 一种玻璃片上料输送装置
CN108946087A (zh) * 2018-07-27 2018-12-07 江苏云天高胜机器人科技有限公司 盖片供给装置
CN109229508A (zh) * 2018-09-28 2019-01-18 蓝思智能机器人(长沙)有限公司 自动插架机及插架系统
CN109573566A (zh) * 2019-01-15 2019-04-05 蓝思智能机器人(长沙)有限公司 分盘设备
CN117262731A (zh) * 2023-10-09 2023-12-22 旭显未来(北京)科技有限公司 一种led显示模组自动老化设备
CN117262731B (zh) * 2023-10-09 2024-05-31 旭显未来(北京)科技有限公司 一种led显示模组自动老化设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2005077850A1 (ja) 板ガラスの割断システム
US20070289383A1 (en) Apparatus and method for receiving and transferring glass substrate plates
JP2000183126A (ja) 基板の自動取り出し装置
JP4282827B2 (ja) ガラス基板搬送装置
JPS6339741A (ja) 部品組付装置
JPH06176992A (ja) チップ部品の電極形成システム
JP3792868B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2976317B2 (ja) 板状体の処理装置及び板状体の搬送方法
JP3531044B2 (ja) 液晶表示装置用ガラス基板の移載方法および該方法に用いる装置
JPH0831506B2 (ja) 基板搬送装置
KR101983036B1 (ko) 2d/3d 글라스 패널 패드-인쇄장치
JP2000044054A (ja) 基板の自動取り出し装置
JPH04332129A (ja) 被洗浄体の移載方法及びその装置並びに被移載体の位置決め装置
JP2002334917A (ja) 半導体ウエハーの端面を保持するパレット式枚葉搬送コンベヤと移載ロボット、id読み取り装置、バッファーステーションからなる搬送設備
JP2002019958A6 (ja) 基板ハンドリング設備
CN211545123U (zh) 基板装卸设备及基板加工系统
CN220924775U (zh) 一种键盘自动组装线中下盖上料及贴标签机
CN217822671U (zh) 一种进出检料仓
JPH0197961A (ja) 露光用原板作成装置及び方法
JP4474672B2 (ja) 基板移載装置
JPH0133243Y2 (ja)
JP3042598B2 (ja) 基板の搬送装置
JP3081145B2 (ja) 蓋着脱装置付ストッカー設備
JPS63124545A (ja) 板体ロ−デイング装置
JP2004172438A (ja) 基板搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Effective date: 20040916

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040916

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20041117

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041117