JP2000044054A - 基板の自動取り出し装置 - Google Patents

基板の自動取り出し装置

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JP2000044054A
JP2000044054A JP10211476A JP21147698A JP2000044054A JP 2000044054 A JP2000044054 A JP 2000044054A JP 10211476 A JP10211476 A JP 10211476A JP 21147698 A JP21147698 A JP 21147698A JP 2000044054 A JP2000044054 A JP 2000044054A
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JP
Japan
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substrate
stage
substrates
separating
transport
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JP10211476A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kimata
一夫 木全
Kanji Baba
寛次 馬場
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Asyst Japan Inc
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Asyst Japan Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 梱包された複数の基板を安定した状態で自動
的に1枚ごと取り出して支持する自動取り出し装置を提
供すること。 【解決手段】 自動取り出し装置Mは、開梱ステージ1
1と基板投入ステージ12を有する基板投入部1と、基
板装着ステージ21、分離ステージ24を含むとともに
垂直状態に配置された基板組WSを搬送パレット40に
装着して搬送する搬送部2と、分離ステージ24から1
枚ごと基板Wを取り出し水平状態に支持する展開ステー
ジ70を有する枚葉搬送部6と、を有して構成される。
展開ステージ70に配置された反転ロボット60は、分
離ステージ24に搬送された搬送パレット40から垂直
状態の基板Wを1枚ごと取り出し反転し、水平状態に変
換して位置決めガイド71上に載置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基板、特に薄型
に形成された複数のガラス基板を開梱して分離して取り
出すための自動取り出し装置に関し、さらに取り出した
基板をカセットに収納することに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガラス基板は各種の加工が施さ
れて液晶ディスプレイ用基板として製造されている。液
晶ディスプレイはワードプロセッサ、ポータブルパソコ
ンまたは車載用の各種の計測機類やナビゲータ等の普及
により広い分野に進出するとともに高精度・大型化が要
求されてきている。ガラス基板の加工工程やそのための
搬送工程はほとんどが自動化されるとともに、高精度・
大型化の要求に合わせて改良がなされている。通常、ガ
ラス基板を搬送して加工するためにガラス基板は多段に
形成されたカセットに収納され、ロボットでカセットか
ら取り出されて次工程に搬送される。
【0003】各種の工程で自動化がなされているにもか
かわらず、ガラス基板をカセットに収納する作業は従来
においては手作業で行なわれている。ガラス基板は所定
の大きさで矩形に加工されて1個のカセットに収納され
る分をまとめて梱包され、開梱した後1枚ごと手作業に
よりカセット内に収納される。そのため、人手を要する
とともにガラス基板へのゴミの付着があったり傷をつけ
やすく、また、カセットに収納される基板の位置精度が
ばらつきやすい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の手作業
に代わって自動化を行なう場合、次の課題が挙げられて
いた。第1には、大型化されたガラス基板は水平面に対
して撓みが大きく、ガラス基板を保持しにくい。そのた
めカセットに搬送する際に、カセットの壁に干渉して傷
をつけたりあるいは落下させてしまう。第2に、1個の
カセット分まとめて収納されるため、1枚のガラス基板
を分離して把持するためには他のガラス基板を傷つけず
に行なわなければならない。さらに、設備投資をするた
めに生産性を向上させなければならない。
【0005】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、ガラス基板の安定した保持を可能とし、他のガラ
ス基板を傷つけることなくカセットあるいは加工ライン
に搬送でき、しかも生産性の向上を可能とする基板の自
動取り出し装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわる基板
の自動取り出し装置では、上記の課題を解決するために
以下のように構成するものである。即ち、垂直方向に配
置された複数の基板を並設する基板組が、開梱された
後、1枚ごとの基板に分離されて前記基板を水平方向に
支持する基板の自動取り出し装置であって、開梱された
基板組を搬送する搬送手段と、前記基板組内の基板を1
枚づつ把持して分離する分離手段と、分離された1枚の
基板を垂直方向から水平方向に変換する基板反転手段
と、前記基板を水平方向に支持する基板支持手段と、を
有して構成されることを特徴とするものである。
【0007】また、この発明による基板の自動取り出し
装置は、垂直方向に配置された複数の基板を並設する基
板組が、開梱された後1枚ごとの基板に分離されて、前
記基板をカセットに収納する基板の自動取り出し装置で
あって、開梱された基板組を搬送する搬送手段と、前記
基板組内の基板を1枚づつ把持して分離する分離手段
と、分離された1枚の基板を垂直方向から水平方向に変
換する基板反転手段と、前記基板を水平方向に支持する
基板支持手段と、前記基板を前記カセットに収納する基
板収納手段と、を有して構成されることを特徴とするも
のである。
【0008】また好ましくは、前記搬送手段が、前記基
板組を支持する支持ベースと前記支持ベース上に配設さ
れ前記基板組を固定するロック手段とを有する搬送パレ
ットと、前記搬送パレットを搬送するコンベアロール
と、を備えて構成されることを特徴とするものであれば
よい。
【0009】さらに好ましくは、前記ロック手段が、前
記基板の側部を把持する回転ローラを有していることを
特徴とするものであればなおよい。
【0010】また、前記分離手段が、前記基板の上端と
下端とを把持するクランプ手段を有して構成されること
を特徴とするものであってもよい。
【0011】また、この基板の自動取り出し装置は、垂
直方向に配置された複数の基板を1枚ごと分離するとと
もに反転して水平方向に支持するように構成されること
を特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0013】本形態の基板の自動取り出し装置(以下自
動取り出し装置という)Mは、図1〜9に示すように複
数のガラス基板(以下、基板という)Wが並設されサポ
ータSにより支持された基板組WSを開梱した後、基板
組WSごと搬送し基板Wを1枚づつ取り出して生産カセ
ット(以下、カセットという)Cあるいは加工コンベア
ラインに自動的に収納するものである。以下の説明にあ
たっては、特に取り出した基板をカセットC内に収納す
る形態で説明する。なお、図2に示すように、基板組W
S内に並設される基板Wは垂直方向に配置され4隅をL
字形に形成されたサポータSにより梱包状態において分
離するのを防止している。そして開梱状態においては、
4個のサポータSの回りをロープRで結束しビニールシ
ートBで覆うようにカバーされている。
【0014】自動取り出し装置Mは、図1に示すよう
に、開梱された基板組WSを搬送準備する基板投入部1
と、基板組WSを搬送パレット40に装着して搬送する
搬送パレット搬送部(以下、搬送部という)2と、垂直
方向に配置された基板組WSから1枚ごとの基板Wを分
離して水平方向に配置する枚葉搬送部6とを有して構成
される。
【0015】基板投入部1は、開梱されていない基板組
WSを載置して開梱する開梱ステージ11と開梱された
基板組WSを搬送部2に投入する押し込みステージ12
とを有し、開梱ステージに11は基板組WSを押込ステ
ージ12に搬送案内するガイド壁13が搬送方向に沿っ
て装着され、押し込みステージ12には開梱された基板
組WSを搬送部2に投入案内するガイド壁14が投入方
向に沿って装着されるとともに、基板組WSを押し出す
ためのプッシャー15が図示しないエアシリンダまたは
手動によって搬送部2に向かってスライド可能に装着さ
れている。
【0016】搬送部2は、搬送プレート40を枚葉搬送
部6側に向かって基板組WSを搬送する往路側と基板組
WSが空になった搬送パレットを戻す復路側に分れて構
成され、往路側においては、プッシャー15で押し込ま
れた基板組WSを搬送プレート40に装着する基板装着
ステージ21と、基板組WSが装着された搬送プレート
ごと搬送する搬送コンベアステージ22と、基板組WS
が装着された予備の搬送パレットを貯溜するストックス
テージ23と、ストックステージ23から搬送され基板
組WSから1枚の基板Wを分離する分離ステージ24と
を有し、復路側においては、分離ステージ24の隣に位
置される回収ステージ24Aと、基板組WSが装着され
ない予備の搬送パレット40を貯溜する空パレットスト
ックステージ25と、基板Wが分離された後の下側サポ
ータSを除去するサポータ除去ステージ26と、基板装
着ステージ21の隣に位置する回収ステージ21Aと、
を有して構成されている。また、基板装着ステージ21
と分離ステージ24は、いずれも図示しないエアシリン
ダまたはモータ等の作動により基板装着ステージ21と
回収ステージ21A間及び分離ステージ24と回収ステ
ージ24A間を往復移動するシャトルベース27とシャ
トルベース27上に配置されモータの駆動によって回転
する複数個のコンベアロール28とを有して構成されて
いる。
【0017】また、搬送コンベアステージ22、ストッ
クステージ23及び空パレットストックステージ26に
はモータの駆動によって回転する複数個のコンベアロー
ル28が固着され、サポータ除去ステージ25には搬送
方向に沿って両側にモータ駆動の短ロール29と下部に
サポータSを排出するために外部に向かって下傾斜する
排出コンベア30が配設されている。
【0018】さらに、分離ステージ24には、図3に示
すように、基板Wを下側のサポータから一括して持ち上
げるリフタ32が配置されている。リフタ32は基板W
の下面に当接するリフトハンド33とリフトハンド33
に接続するエアシリンダ34とを有している。
【0019】搬送プレート40は、図4〜5に示すよう
に、各ステージ上を走行するコ字形の支持ベース41と
支持ベース上に基板組WSの両側に平行に配置される位
置決めガイド壁42と基板組WSを両側から固定する基
板ロック部43とを有して構成され、基板装着ステージ
21において基板ロック部43に基板組WSを装着した
後コンベアロール28を駆動することによって各ステー
ジ間を搬送する。
【0020】基板ロック部43は装着された基板組WS
を両側から挟むように2組のロック部44を有してそれ
ぞれ基板組WSに向かってスライド可能に配置されてい
る。それぞれのロック部44は、支持ブロック45と支
持ブロック45の内方に向かって取り付けられる2段の
把持ローラ46と下部のサポータSの上面を押圧するサ
ポータ押え47とを有し、把持ローラ46とサポータ押
え47は連結杆48に接続され連結杆48が支持ブロッ
ク45に回動可能に支持されたロックアーム49と従動
アーム50に支承されている。ロックアーム49を作動
することによってロックアーム49と従動アーム50が
回動しこれによって2段の把持ローラ46が垂直状態を
維持しながら基板Wのロック位置と非ロック位置間を移
動することになる。
【0021】把持ローラ46は樹脂で形成されそれぞれ
の基板Wの側面を把持する部分にテーパ状の溝46aが
形成されるとともに上下の把持ローラ46をブラケット
51で連結させ、さらに基板Wが上方に移動する際に摩
擦を小さくするように把持ローラ46自体が中心軸に対
して回転する。
【0022】従動アーム50と支持ブロック45間には
戻りばね52が係止され把持ローラ46が非ロック位置
にある時にロック位置に向かって付勢するように取り付
けられ、支持ブロック45の下部には下側のサポータS
を除去するためのサポータプッシャー53が図示しない
エアシリンダにより移動可能に配置されている。サポー
タプッシャー53の先端は位置決めガイド壁42に取り
付けられ、サポータプッシャー53を作動させて位置決
めガイド壁42を同時に移動させる。
【0023】なお、基板装着ステージ21で基板組WS
が搬送パレット40に装着されて位置決め固定されると
上側のサポータSは取り除かれる。
【0024】枚葉搬送部6は、図1及び図6〜7に示す
ように、分離ステージ24で一括して持ち上げられた基
板Wを1枚ごと水平状態にして配置させる反転ロボット
60と、基板Wを水平状態に維持する位置決めガイド7
1を有する展開ステージ70とから構成され、展開ステ
ージ70の近傍に装着されたロボット80が水平状態の
基板Wを吸着してカセットCに収納したり、加工する基
板Wと区別されるダミーの基板をダミーカセットDCに
収納したりすることになる。
【0025】反転ロボット60は、垂直状態の基板Wを
把持するクランプ部61と、クランプ部61を水平状態
に反転する反転部66と、クランプ部61と反転部66
を接続する連結部材69とを有し、分離ステージ24と
展開ステージ70間を水平方向に移動するとともに上下
方向に移動可能に配置される。水平方向の移動は本形態
においてはボールねじとモータによって駆動され上下移
動はシリンダによって駆動されるがこれに限定するもの
ではない。
【0026】クランプ部61は、図7のように、正面略
H字形に形成される支持板62と、支持板62の上下端
部に基板W側に向かって配設されそれぞれ中央部に向か
って移動可能に形成される上爪部63・下爪部64と、
を有し、支持板62は把持する基板Wの横方向の長さよ
り短尺に形成され、上爪部63・下爪部64は図示しな
いエアシリンダで駆動される。そして、反転ロボット6
0が分離ステージ24側に向かって移動し最先端の基板
Wを、上爪部63と下爪部64が基板W側に移動するこ
とにより、上爪部63と下爪部64間で把持する。な
お、上爪部63と下爪部64には基板Wを把持するため
のテーパ状の溝部63a・64aが形成されている。
【0027】反転部66は、L字形に形成された連結部
材69の下部で連結部材69を回転可能に軸支する反転
支持部67(図1参照)と連結部材69を反転駆動する
図示しない駆動部とを有している。反転支持部67は本
形態では連結部材69を挟むように連結部材69の両側
に支持部67aを配置させ、支持部67aと連結部材6
9とを軸68で接続する。軸68は連結部材69に固着
してもよくまた、回動可能に枢着してもよい。駆動部が
例えば、軸68をプーリとベルトを介してモータで駆動
させるかあるいは直接モータで駆動するように構成され
ていれば、軸68は連結部材69に固着し、連結部材6
9にシリンダを取り付けて回転するように構成すれば軸
68は連結部材69に枢着させることになる。そして連
結部材69を軸68の回りで回転することによりクラン
プ部61で把持した垂直状態に配置された基板Wを展開
ステージ側に水平状態に変換して支持させる。
【0028】展開ステージ70は、位置決めガイド71
と位置決めガイド71を支持するとともに反転ロボット
60を囲うように形成される架台72とを有し、図8に
示すように、位置決めガイド71は、反転ロボット60
の支持板62が反転された際に、支持板62が下方に挿
通できるように中央部が解放され、挿通される支持板6
2の回りに略コ字形に形成されるベース板73と、ベー
ス板73の上面に基板Wの四面を受けるように配置され
る複数のガイド74とを有している。
【0029】ガイド74は、図9に示すように、基板W
を落とし込むことによって位置決めされるように形成さ
れる。つまり、それぞれのガイド74は支持面74aを
有する断面L字形に形成され、上面から下方に向かって
傾斜面74bが形成されている。そのため、基板Wは紙
面に配置されたガイドの傾斜面に沿って落下し支持面に
支持する際には位置決めされた状態になる。また、架台
72の内部には、反転ロボット60が水平及び垂直方向
に移動し支持板62が反転するための空間部が形成され
ている。なお、ガイド74は基板Wを傾斜面74bで案
内するものでなく、ガイド74にローラを軸支させ、該
ローラで基板Wを支持面74aに案内するように形成し
てもよい。
【0030】図1に示すように、展開ステージ70の右
隣近傍には搬送ロボット80が装着されている。搬送ロ
ボット80は一般的によく知られた構成のものが採用さ
れ、基板Wを吸着保持するハンド81を有している。ハ
ンド81は直線的に移動されるとともに本体に対して回
動可能に構成される。搬送ロボット80の本体部は架台
83内に埋設されハンド81が架台83上面に配置され
る。ハンド81はフォーク状に形成され、位置決めガイ
ド71とカセットC及びダミーカセットDCに対向する
ように回動されさらに、位置決めガイド71、カセット
C、ダミーカセットDCに向かって進退可能に作動す
る。
【0031】次に上記の自動取り出し装置Mの作用につ
いて説明する。ビニールシートBで梱包された基板組W
Sが開梱ステージ11に搬入されると、オペレータによ
り開梱される。開梱された基板組WSはガイド壁13に
沿って搬送され押し込みステージ12に搬入される。こ
の作業はオペレータにより行なわれる。
【0032】押し込みステージ12にセットされた基板
組WSはプッシャー15によりガイド壁14に案内され
ながら基板装着ステージ21に搬入される。この際にお
いては、搬送パレット40を載置したシャトルベース2
7はシリンダの駆動により基板装着ステージ21側に移
動されている。そして、プッシャー15で押し出された
基板組WSは、搬送パレット40のガイド壁42間に搬
入され、基板組WSの両側からロック部44が基板組W
S側に向かって移動し把持ローラ46が基板Wに当接す
るとロックアーム49を回転させて基板組WSを位置決
め固定する。基板組WSが固定されると上側のサポータ
Sは基板組WSから取り除かれ、基板Wの上方は解放さ
れる。このロック操作は基板の締め付け状態を判断する
ためオペレータの作業で行なわれる。もちろんシリンダ
操作で自動で行なうことも可能である。
【0033】上側のサポータSのない基板組WSが装着
された搬送パレット40は、コンベアロール28の回転
駆動により、搬送コンベアステージ22に搬送され、さ
らにストックステージ23に送られる。なお、ストック
ステージ23は基板組WSが装着される予備の搬送パレ
ットが予めストックされていれば、すでに分離ステージ
24に搬送されて基板Wが取り出されてカセットCに収
納されていることになり、空の搬送パレット40はシャ
トルベース27により回収ステージ24Aに移動されて
空パレットストッカステージ25に送られる。
【0034】シャトルベース27が分離ステージ24側
に移動され、新規の基板組WSが装着された搬送パレッ
ト40がストックステージ23のコンベアロール28の
駆動により分離ステージ23に搬送されると、基板組W
Sはリフタ32の上昇で一括して上方に持ち上げられ
る。基板ロック部43でロックされている複数の基板W
はリフタ32の押圧力により把持ローラ46を回転させ
ることによって無理なく上方に移動することができる。
なお、リフタ32で基板Wを一括で持ち上げる際、リフ
タ32は、サポータSの装着状態によって横方向に移動
可能に配置されているため、つまりリフタ32が基板W
の下面を押圧する位置は基板W中心位置にあるとは限ら
ず偏心した位置にあることが多い。しかし基板Wの側面
を押圧する2段の把持ローラの中心線を結ぶ線は、常に
垂直方向を維持するように構成されているため、基板W
は横ずれを発生することなく垂直方向に移動する。
【0035】反転ロボット60が基板Wを取り出して水
平状態に変換する作用は図10〜14によって示され
る。垂直状態の基板Wが一括して持ち上げられると、図
10に示すように、反転ロボット60のクランプ部61
がモータまたはモータの作動によって基板Wに向かって
前進する。クランプ部61の上爪部63と下爪部64が
最先端位置にある基板Wの上下面に達すると(図1
1)、上爪部63及び下爪部64が共に基板Wに向かっ
て移動し基板Wを把持する(図12)。基板Wを上爪部
63・下爪部64で把持するのを確認するとクランプ部
61は一端上昇し、その後、図13に示すように、基板
Wを把持したまま基板組WSから離れるように後退す
る。
【0036】反転ロボット60が僅かに後退すると、図
14に示すように、反転ロボット60の連結部材69
が、軸68を中心に展開ステージ70の位置決めガイド
71側に向かってクランプ部61の支持板62(基板
W)が水平方向に位置するまで回転し、反転ロボット6
0はさらに後退する。反転ロボット60の最後退位置
は、クランク部61(基板W)が位置決めガイド71の
上方に達する位置になる(図15)。クランク部61が
最後退位置に達すると、クランプ部61は位置決めガイ
ド71に向かって下降し基板Wが位置決めガイド71の
ガイド74の支持面上に達すると基板Wを把持していた
上爪部63及び下爪部64が基板Wを解放する方向に移
動し(図16)、基板Wを把持していないクランプ部6
1は反転ロボット60の下方への移動により位置決めガ
イド71の下方にさらに移動する。(図17)。
【0037】基板Wを解放したクランプ部61は、再び
前進し(図18)、位置決めガイド71から離れた位置
で水平方向から垂直方向に反転される。同時に位置決め
ガイド71に支持された基板Wは搬送ロボット80のハ
ンド81に吸着支持されて上昇し搬送される(図1
9)。ハンド80に吸着支持された基板Wはロボット8
0の作動によりカセットCまたはダミーカセットDCに
収納される。なお、搬送ロボット80の作動は一般的に
行なわれるものと同様なためここでは説明を省略する。
【0038】分離ステージ24ですべての基板Wが取り
出された搬送パレット40は、シャトルベース27と共
に回収ステージ24Aに移動され、回収ステージ24A
において空パレットストックステージ25に搬送されて
復路を移動することになる。搬送パレット40を排出し
たシャトルベース27は再び分離ステージ24に移動さ
れ次の搬送パレット40が搬送されるまで待機してい
る。
【0039】搬送パレット40は、次に空パレットスト
ックステージ25でコンベアロール28に駆動されてサ
ポータ除去ステージ26に搬送されると、搬送パレット
40に装着されたサポータプッシャ53が作動され、基
板Wが取り出されて残された下側のサポータSを内方に
押し出すと、コ字形に形成された搬送プレート40の支
持ベース41の開口部から下方に落下される。サポータ
除去ステージ26では排出コンベア30が外側に向かっ
て下傾斜状態で配置されているので、排出コンベア30
上に落下したサポータSは外部に排出される(図1参
照)。
【0040】サポータ除去ステージ26でサポータSを
除去した搬送パレット40は、基板装着ステージ21か
ら移動されたシャトルベース27に搬送されて、シャト
ルベース27と共に再び基板装着ステージ21で次の基
板組WSが搬送されるまで待機している。
【0041】なお、ストッカステージ23及び空パレッ
トストッカステージ25に予備の搬送パレットが待機し
ていれば本装置の稼働を効率よくすることができる。こ
のストッカステージ23及び空パレットストッカステー
ジ25は必要に応じて増設することが可能である。
【0042】なお、搬送パレット40の各動作あるいは
反転ロボット60・搬送ロボット80の動作の指令等は
図示しない制御装置によって行なわれる。
【0043】また、上記装置の構成あるいは作用の説明
は上記形態に限らず、要旨を変更しない範囲で必要に応
じて変更できるものである。
【0044】さらに、位置決めガイド71に水平状態に
支持された基板Wをカセットではなく搬送ロボットによ
って直接加工ラインに搬送することもできる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、基板の自動取り出し装
置は、垂直方向に配置された複数の基板を並設する基板
組が、開梱された後、1枚ごとの基板に分離されて前記
基板を水平方向に支持するものであって、開梱された基
板組を搬送する搬送手段と、前記基板組内の基板を1枚
づつ把持して分離する分離手段と、分離された1枚の基
板を垂直方向から水平方向に変換する基板反転手段と、
前記基板を水平方向に支持する基板支持手段と、を有し
て構成されている。従って、垂直状態で配置された複数
の基板を垂直状態で搬送し、1枚ごと分離して水平状態
に自動的に支持できるため、撓みやすい基板を安定して
搬送し取り出すことができる。また、前記分離手段と前
記基板反転手段を制御装置の指令によって自動化するこ
とが可能であるため人手を要することなく、安定した精
度で基板を水平状態に支持することができる。
【0046】また、この基板の自動取り出し装置は、垂
直方向に配置された複数の基板を並設する基板組が、開
梱された後1枚ごとの基板に分離されて、前記基板をカ
セットに収納するものであって、開梱された基板組を搬
送する搬送手段と、前記基板組内の基板を1枚づつ把持
して分離する分離手段と、分離された1枚の基板を垂直
方向から水平方向に変換する基板反転手段と、前記基板
を水平方向に支持する基板支持手段と、前記基板を前記
カセットに収納する基板収納手段と、を有して構成され
ている。従って、垂直状態で配置された複数の基板を垂
直状態で搬送し、1枚ごと分離して水平状態に支持して
カセットに収納することができるため、撓みやすい基板
を安定して取り出しカセットに収納することができる。
また、前記分離手段と前記基板反転手段及び前記基板収
納手段を制御装置の指令によって自動化することが可能
であるため人手を要することなく、安定した精度で基板
をカセットに収納することができる。
【0047】さらにこの基板の自動取り出し装置は、垂
直方向に配置された複数の基板を1枚ごと分離するとと
もに反転して水平方向に支持するように構成されている
ため、撓みやすい基板を落下させることなく安定して1
枚づつ取り出すことが可能となる。しかも、分離・反転
作用は自動的に行なうことが可能であるため、人手を要
することなく安定した精度で基板を取り出すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態の自動取り出し装置を示す全体
斜視図
【図2】梱包された基板組を示す斜視図
【図3】図1における分離ステージの簡略正面図
【図4】基板組を装着した搬送パレットを示す斜視図
【図5】図4における搬送パレットの正面図
【図6】図1における分離ステージと展開ステージを示
す簡略斜視図
【図7】反転ロボットのクランプ部を示す図
【図8】図6における位置決めガイドの詳細を示す平面
【図9】図8におけるガイドを示す図
【図10】基板を基板組から分離する作用を示す図
【図11】基板を基板組から分離する作用を示す図
【図12】基板を基板組から分離する作用を示す図
【図13】基板を基板組から分離する作用を示す図
【図14】基板を水平状態に反転する作用を示す図
【図15】基板を位置決めガイドに挿入する作用を示す
【図16】基板を位置決めガイドに挿入する作用を示す
【図17】基板を位置決めガイドに挿入する作用を示す
【図18】クランプ部が再び前進する作用を示す図
【図19】基板をハンドで吸着して搬送する作用を示す
【符号の説明】
M…自動取り出し装置 W…基板 WS…基板組 S…サポータ 1…基板投入部 2…搬送パレット搬送部 6…枚葉搬送部 11…開梱ステージ 12…押し込みステージ 21…基板装着ステージ 22…搬送コンベアステージ 23…ストックステージ 24…分離ステージ 27…シャトルベース 28…コンベアロール 32…リフタ 40…搬送プレート 41…支持ベース 43…基板ロック部 46…把持ローラ 60…反転ロボット 61…クランプ部 63…上爪部 64…下爪部 66…反転部 69…連結部材 70…展開ステージ 71…位置決めガイド 74…ガイド 80…搬送ロボット 81…ハンド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直方向に配置された複数の基板を並設
    する基板組が、開梱された後、1枚ごとの基板に分離さ
    れて前記基板を水平方向に支持する基板の自動取り出し
    装置であって、 開梱された基板組を搬送する搬送手段と、 前記基板組内の基板を1枚づつ把持して分離する分離手
    段と、 分離された1枚の基板を垂直方向から水平方向に変換す
    る基板反転手段と、 前記基板を水平方向に支持する基板支持手段と、を有し
    て構成されることを特徴とする基板の自動取り出し装
    置。
  2. 【請求項2】 垂直方向に配置された複数の基板を並設
    する基板組が、開梱された後1枚ごとの基板に分離され
    て、前記基板をカセットに収納する基板の自動取り出し
    装置であって、 開梱された基板組を搬送する搬送手段と、 前記基板組内の基板を1枚づつ把持して分離する分離手
    段と、 分離された1枚の基板を垂直方向から水平方向に変換す
    る基板反転手段と、 前記基板を水平方向に支持する基板支持手段と、 前記基板を前記カセットに収納する基板収納手段と、を
    有して構成されることを特徴とする基板の自動取り出し
    装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段が、前記基板組を支持する
    支持ベースと前記支持ベース上に配設され前記基板組を
    固定するロック手段とを有する搬送パレットと、前記搬
    送パレットを搬送するコンベアロールと、を備えて構成
    されることを特徴とする請求項1または2記載の基板の
    自動取り出し装置。
  4. 【請求項4】 前記ロック手段が、前記基板の側部を把
    持する回転ローラを有していることを特徴とする請求項
    3記載の基板の自動取り出し装置。
  5. 【請求項5】 前記分離手段が、前記基板の上端と下端
    とを把持するクランプ手段を有して構成されることを特
    徴とする請求項1または2記載の基板の自動取り出し装
    置。
  6. 【請求項6】 垂直方向に配置された複数の基板を1枚
    ごと分離するとともに反転して水平方向に支持するよう
    に構成されることを特徴とする基板の自動取り出し装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101961073B1 (ko) * 2018-11-30 2019-03-21 김정숙 자동차 디스크 소재 공급장치

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