JP2000183010A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2000183010A
JP2000183010A JP10362252A JP36225298A JP2000183010A JP 2000183010 A JP2000183010 A JP 2000183010A JP 10362252 A JP10362252 A JP 10362252A JP 36225298 A JP36225298 A JP 36225298A JP 2000183010 A JP2000183010 A JP 2000183010A
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cup
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板から振り切られた薬液をカップで回収し
て循環利用する際に、リンス液の混入による薬液の濃度
変化を抑える。 【解決手段】 本発明の基板処理装置は基板Wの回転軸
芯周りの外側に薬液回収用カップ15を、内側にリンス
液回収用カップ16を備える。カップ15の開口15a
は基板Wの回転軸芯に沿った上側に、カップ16の開口
16aは下側にそれぞれ配置される。カップ15、16
を隔てる中間カップ壁30は昇降自在に構成される。薬
液処理のときは中間カップ壁30を下降させて薬液をカ
ップ15で回収する。一方、リンス液処理のときは中間
カップ壁30を上昇させて開口15aを閉塞するととも
に、下側の開口16aを大きく開いてリンス液をカップ
16で回収する。リンス液処理のときに閉塞された開口
15aは基板Wよりも高い位置にあるので、薬液回収用
カップ15にリンス液が侵入することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハや液
晶表示器用のガラス基板などの基板を回転させながら基
板上に薬液やリンス液を順に供給して基板の処理を行う
基板処理装置に係り、特に、基板周縁から振り切られた
薬液やリンス液を分離して回収する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の基板処理装置として、例
えば実公平4−34902号公報に記載されたものがあ
る。この基板処理装置は図7に示すように、基板Wを水
平姿勢で保持するスピンチャック1を備えている。スピ
ンチャック1はモータ2の出力軸に連結されている。モ
ータ2はエアーシリンダ3で昇降駆動されて、スピンチ
ャック1が上昇位置と下降位置とに設定される。スピン
チャック1の上方には薬液やリンス液などを基板Wに供
給するためのノズル4が設けられている。また、スピン
チャック1の周囲には、基板Wの周縁から振り切られた
薬液やリンス液を分離回収するためのカップ5および6
が設けられている。カップ5の開口5aは上昇位置にあ
る基板Wに、カップ6の開口6aは下降位置にある基板
Wに、それぞれ対向するように設定されている。
【0003】この基板処理装置は、基板Wを回転させな
がら基板Wに薬液を供給して所要の薬液処理を行った後
に、基板Wに純水などのリンス液を供給して薬液をリン
ス液で置換し、続いて基板Wを高速回転させて基板Wを
乾燥させるという一連の処理を行っている。一般に薬液
処理はミストの発生を防止する観点から基板Wを比較的
に低速回転させて行われるのに対して、リンス液処理や
乾燥処理は薬液処理のときよりも基板Wを高速に回転さ
せて行われる。したがって、薬液処理中の薬液はそれほ
ど勢いよく基板Wから振り切られないのに対して、リン
ス液処理や乾燥処理中のリンス液は基板Wの周縁から勢
いよく水平に振り切られる。そのため、基板Wから振り
切られた薬液やリンス液を分離回収する上で、薬液は内
側のカップ6で回収し、リンス液は外側のカップ5で回
収するようにしている。つまり基板Wを下降位置に設定
して薬液処理を行うと、基板Wから振り切られた薬液は
内側のカップ6に確実に受け止め回収され、続いて基板
Wを上昇位置に設定してリンス・乾燥処理を行うと、基
板Wから振り切られたリンス液の多くは外側のカップ5
に回収される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。最近、この種の基板処理装置では、省資源の観点
からカップに回収された薬液を装置内の薬液タンクに集
め、このタンク内の薬液をフィルタなどを通して再びノ
ズルに送って利用するという形態を採るものが多くなっ
ている。このような薬液循環タイプの基板処理装置にお
いて、図7に示したようなカップ配置構造にすると次の
ような問題が生じる。
【0005】すなわち、リンス・乾燥処理のとき基板W
は高速回転されるが、基板Wの周縁から振り切られたリ
ンス液のいくらが内側のカップ6に入ることは避けられ
ない。特に基板Wの回転数が十分に上昇していないよう
な回転の立ち上がりの段階では内側のカップ6に入るリ
ンス液の量は少なくない。カップ6に入ったリンス液は
装置内の薬液タンクに流入して薬液の濃度を下げるとい
う不都合を引き起こす。もちろん基板処理装置内の薬液
の濃度は管理されており、濃度低下を起こした場合は薬
液が補充されるように構成されてはいるが、上記のよう
なバラツキのある薬液濃度低下は極力避けたいという要
請がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、基板から振り切られた薬液をカップで
回収して循環利用するにあたり、薬液の濃度変化を極力
抑えることができる基板処理装置を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、基板に薬液およびリンス
液を順に供給して基板の処理を行う基板処理装置におい
て、基板を保持して回転させる基板回転保持手段と、前
記基板回転保持手段に保持された基板にリンス液を供給
するリンス液供給手段と、前記基板回転保持手段に保持
された基板に薬液を供給する薬液供給手段と、基板を保
持している前記基板回転保持手段の外周側に配置され、
基板の周縁から振り切られたリンス液を回収するための
開口を有するリンス液回収用カップと、基板を保持して
いる前記基板回転保持手段の外周側に配置され、基板の
周縁から振り切られた薬液を回収するための開口を前記
リンス液回収用カップの開口より上側に有する薬液回収
用カップと、薬液処理時には基板周縁と前記薬液回収用
カップの開口とが、リンス液処理時には基板周縁と前記
リンス液回収用カップの開口とが、それぞれ対向するよ
うに、前記基板回転保持手段と前記両カップとを相対的
に昇降させる昇降手段と、前記薬液回収用カップに回収
された薬液を循環させて前記薬液供給手段に与える薬液
循環手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の基板処理装置において、前記昇降手段が基板回転保持
手段を昇降させるものである。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の基板処理装置において、前記昇降手段が前記薬液回収
用カップおよび前記リンス液回収用カップを一体に昇降
させるものである。
【0010】請求項4に記載の発明は、基板に薬液およ
びリンス液を順に供給して基板の処理を行う基板処理装
置において、基板を保持して回転させる基板回転保持手
段と、前記基板回転保持手段に保持された基板にリンス
液を供給するリンス液供給手段と、前記基板回転保持手
段に保持された基板に薬液を供給する薬液供給手段と、
基板を保持している前記基板回転保持手段の外周側に配
置され、基板の周縁から振り切られたリンス液を回収す
るための開口を有するリンス液回収用カップと、基板を
保持している前記基板回転保持手段の外周側に配置さ
れ、基板の周縁から振り切られた薬液を回収するための
開口を前記リンス液回収用カップの開口より上側に有す
る薬液回収用カップと、前記両カップを隔てる昇降自在
の中間カップ壁と、薬液処理時には前記中間カップ壁を
下降させて前記薬液回収用カップの開口を大きく開き、
この開口を基板周縁に対向させる一方、リンス液処理時
には前記中間カップ壁を上昇させて前記リンス液回収用
カップの開口を大きく開き、この開口を基板周縁に対向
させる中間カップ壁昇降手段と、前記薬液回収用カップ
に回収された薬液を循環させて前記薬液供給手段に与え
る薬液循環手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、基板に薬液およ
びリンス液を順に供給して基板の処理を行う基板処理装
置において、基板を保持して回転させる基板回転保持手
段と、前記基板回転保持手段に保持された基板にリンス
液を供給するリンス液供給手段と、前記基板回転保持手
段に保持された基板に薬液を供給する薬液供給手段と、
基板を保持している前記基板回転保持手段の外周側に配
置され、基板の周縁から振り切られたリンス液を回収す
るための開口を有するリンス液回収用カップと、基板を
保持している前記基板回転保持手段の外周側に配置さ
れ、基板の周縁から振り切られた薬液を回収するための
開口を前記リンス液回収用カップの開口より上側に有す
る薬液回収用カップと、前記両カップを隔てる昇降自在
の中間カップ壁と、薬液処理時には前記中間カップ壁を
下降させて、基板周縁から振り切られた薬液が前記薬液
回収用カップの開口に到達するのを許容する一方、リン
ス液処理時には前記中間カップ壁を上昇させて、前記基
板周縁から振り切られたリンス液を受け止めて前記リン
ス液回収用カップの開口に案内する中間カップ壁昇降手
段と、前記薬液回収用カップに回収された薬液を循環さ
せて前記薬液供給手段に与える薬液循環手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項4または
5に記載の基板処理装置において、前記中間カップ壁
が、リンス液処理時に上昇されたときに、薬液回収用カ
ップの開口を閉塞するものである。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。薬液処理時には、昇降手段が基板回転保持手段と両
カップとを相対的に昇降させて基板周縁と薬液回収用カ
ップの開口とを対向させる。この状態で基板回転保持手
段が基板を回転させるとともに、薬液供給手段が基板に
薬液を供給する。基板周縁から振り切られた薬液は基板
周縁に対向している薬液回収用カップの開口に入って回
収される。薬液回収用カップに回収された薬液は薬液循
環手段によって循環されて薬液供給手段に送られて再利
用される。薬液処理が終わるとリンス液処理に移る。リ
ンス液処理時には、昇降手段が基板回転保持手段と両カ
ップとを相対的に昇降させて基板周縁とリンス液回収用
カップの開口とを対向させる。この状態で基板回転保持
手段が基板を回転させるとともに、リンス液供給手段が
基板にリンス液を供給する。基板周縁から振り切られた
リンス液は基板周縁に対向しているリンス液回収用カッ
プの開口に入って回収される。リンス液処理の間、薬液
回収用カップの開口は、リンス液回収用カップの開口よ
りも上側、すなわち基板周縁よりも上側に位置している
ので、基板周縁から振り切られたリンス液が薬液回収用
カップの開口に入ることがない。したがって、循環利用
される薬液の濃度がリンス液の混入によって変動するこ
とがない。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、薬液処理
時には、昇降手段か基板回転保持手段を上昇させること
により、基板周縁を薬液回収用カップの開口に対向させ
る。リンス液処理時には、昇降手段が基板回転保持手段
を下降させることにより、基板周縁をリンス液回収用カ
ップの開口に対向させる。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、薬液処理
時には、昇降手段か薬液回収用カップおよびリンス液回
収用カップを一体に下降させることにより、薬液回収用
カップの開口を基板周縁に対向させる。リンス液処理時
には、昇降手段が薬液回収用カップおよびリンス液回収
用カップを一体に上昇させることにより、リンス液回収
用カップの開口を基板周縁に対向させる。
【0016】請求項4に記載の発明の作用は次のとおり
である。薬液処理時には、中間カップ壁昇降手段が中間
カップ壁を下降させて薬液回収用カップの開口を大きく
開き、この開口を基板周縁に対向させる。この状態で基
板回転保持手段が基板を回転させるとともに、薬液供給
手段が基板に薬液を供給する。基板周縁から振り切られ
た薬液は基板周縁に対向している薬液回収用カップの開
口に入って回収される。薬液回収用カップに回収された
薬液は薬液循環手段によって循環されて薬液供給手段に
送られて再利用される。薬液処理が終わるとリンス液処
理に移る。リンス液処理時には、中間カップ壁昇降手段
が中間カップ壁を上昇させてリッス液回収用カップの開
口を大きく開き、この開口を基板周縁に対向させる。こ
の状態で基板回転保持手段が基板を回転させるととも
に、リンス液供給手段が基板にリンス液を供給する。基
板周縁から振り切られたリンス液は基板周縁に対向して
いるリンス液回収用カップの開口に入って回収される。
リンス液処理の間、中間カップが上昇することによって
狭められた薬液回収用カップの開口は基板端縁よりも上
側に位置するので、基板周縁から振り切られたリンス液
が薬液回収用カップの開口へ侵入することがない。した
がって、循環利用される薬液の濃度がリンス液の混入に
よって変動することがない。
【0017】請求項5に記載の発明の作用は次のとおり
である。薬液処理時には、中間カップ壁昇降手段が中間
カップ壁を下降させる。この状態で基板回転保持手段が
基板を回転させるとともに、薬液供給手段が基板に薬液
を供給する。基板周縁から振り切られた薬液は、内側に
あるリッス液回収用カップの開口および下降位置にある
中間カップ壁を飛び越えて、外側にある薬液回収用カッ
プの開口に入る。薬液回収用カップに回収された薬液は
薬液循環手段によって循環されて薬液供給手段に送られ
て再利用される。薬液処理が終わるとリンス液処理に移
る。リンス液処理時には、中間カップ壁昇降手段が中間
カップ壁を上昇させる。この状態で基板回転保持手段が
基板を回転させるとともに、リンス液供給手段が基板に
リンス液を供給する。基板周縁から振り切られたリンス
液は上昇位置にある中間カップ壁に案内されてリンス液
回収用カップの開口に入って回収される。リンス液処理
の間、中間カップが上昇して基板周縁から振り切られた
リンス液が薬液回収用カップの開口に到達するのを阻止
するので、リンス液が薬液回収用カップ内へ侵入するこ
とがない。したがって、循環利用される薬液の濃度がリ
ンス液の混入によって変動することがない。
【0018】請求項6に記載の発明によれば、リンス液
処理時に中間カップ壁が上昇したときに、この中間カッ
プ壁が薬液回収用カップの開口を閉塞するので、薬液回
収用カップの開口から漏れ出た薬液雰囲気によって基板
が汚染されることがない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。 <第1実施例>図1は本発明に係る基板処理装置の第1
実施例の概略構成を示した縦断面図である。本実施例の
基板処理装置は、図7に示した従来装置と同様に、半導
体ウエハなどの基板Wを水平姿勢で吸着保持するスピン
チャック11と、このスピンチャック11を回転駆動す
るモータ12を備えている。スピンチャック11および
モータ12は本発明における基板回転保持手段に相当す
る。なお、基板回転保持手段は、基板Wを吸着保持する
ものに限らず、回転台上に立設された複数本の支持ピン
で基板Wの端縁を係止保持するものであってもよい。
【0020】モータ12はエアーシリンダ13で昇降駆
動されて、スピンチャック11が上昇位置と下降位置と
に設定される。エアーシリンダ13は本発明における昇
降手段に相当する。スピンチャック11の上方には三方
弁VLの切り換えにより薬液や、純水などのリンス液を
選択的に基板Wに供給するためのノズル14が設けられ
ている。このノズル14は本発明における薬液供給手段
およびリンス液供給手段に相当する。なお、薬液供給手
段およびリンス液供給手段は、もちろん個別のノズルで
構成されてもよい。
【0021】スピンチャック1の周囲には、基板Wの周
縁から振り切られた薬液やリンス液を分離回収するため
の薬液回収用カップ15およびリンス液回収用カップ1
6が設けられている。
【0022】本実施例の特徴的な構成として、薬液回収
用カップ15は基板Wの回転軸芯周りの外側に設けら
れ、基板Wの周縁から振り切られた薬液を回収するため
の開口15aが基板Wの回転軸芯に沿った上側に設定さ
れている。また、リンス液回収用カップ16は基板Wの
回転軸芯周りの内側に設けられ、基板Wの周縁から振り
切られたリンス液を回収するための開口16aが基板W
の回転軸芯に沿った下側に設定されている。そして、上
昇位置にある基板Wの周縁が薬液回収用カップ15の開
口15aに、下降位置にある基板Wの周縁がリンス液回
収用カップ16の開口16aに、それぞれ対向するよう
にエアーシリンダ13の昇降ストロークが設定されてい
る。
【0023】本実施例の基板処理装置は薬液回収用カッ
プ15に回収された薬液を循環して利用するように構成
されている。具体的には薬液回収用カップ15の廃液口
15bから導出された薬液廃液は管路17を通って薬液
タンク18に集められる。薬液タンク18内の薬液はポ
ンプ19によって管路20に送りだされ、管路20の途
中に設けられたパーティクル除去用のフィルタ21など
を介してノズル14に戻される。管路17および20、
薬液タンク18、ポンプ19などは本発明における薬液
循環手段に相当する。
【0024】次に、上述した構成を備えた実施例装置を
使って薬液処理、リンス液処理、および乾燥処理をその
順に行うときの動作を説明する。処理対象となる基板W
は図示しない基板搬送ロボットなどによってスピンチャ
ック11上に搭載されて吸着保持される。薬液処理のと
きエアーシリンダ13が伸張して基板Wを上昇位置(図
1中に鎖線で示す基板Wの位置)に持ち上げる。この状
態で基板Wを回転させながら、ノズル14から基板W上
に薬液が供給されて薬液処理が行われる。基板Wの回転
に伴って基板周縁から振り切られた薬液は、基板周縁に
対向する開口15aから薬液回収用カップ15に回収さ
れる。回収された薬液は管路17を介して薬液タンク1
8に集められ、続いてポンプ19によって管路20に送
りだされてノズル14に再び戻される。
【0025】所定時間の薬液処理が終わるとリンス液処
理に移る。リンス液処理ではエアーシリンダ13が収縮
して基板Wを下降位置(図1中に実線で示した基板Wの
位置)にまで下げる。この状態で基板Wを回転させなが
ら、三方弁VLを切り換えてノズル14から基板W上に
リンス液が供給される。基板Wの回転に伴って基板周縁
から振り切られたリンス液は、基板周縁に対向する開口
16aからリンス液回収用カップ16に回収される。回
収されたリンス液はリンス液回収用カップ16の廃液口
16bから排出される。
【0026】リンス液処理のとき、薬液回収用カップ1
5の開口15aは基板Wよりも上側の高い位置にあるの
で、基板周縁から振り切られたリンス液が薬液回収用カ
ップ15に侵入することがない。したがって、循環利用
される薬液にリンス液が混入しないので、薬液の濃度変
動を抑えることができる。
【0027】所定時間のリンス液処理が終わるとリンス
液の供給を停止して、下降位置にある基板をその状態で
高速回転させることにより、基板Wから余剰のリンス液
を振り切って基板Wを乾燥させる。乾燥された基板Wは
基板搬送ロボットによって装置外へ搬出される。以上で
一連の基板処理が終了し、続いて新たな基板の処理が同
様に繰り返し行われる。
【0028】<第2実施例>図2は本発明に係る基板処
理装置の第2実施例の概略構成を示した縦断面図であ
る。図2において図1中の各符号と同一の符号で示した
構成部分は第1実施例と同様であるので、ここでの説明
は省略する。
【0029】第1実施例では基板Wを昇降させて基板周
縁をカップ15、16の各開口15a、16aに対向さ
せるようにしたが、第2実施例では基板Wの位置を変え
ずに薬液回収用カップ15およびリンス液回収用カップ
16を一体に昇降させるようにしている。具体的には一
体に形成された薬液回収用カップ15およびリンス液回
収用カップ16を支持アーム22を介してリング状のベ
ース部材23に取り付け、このベース部材23を複数本
のエアーシリンダ24で昇降駆動するようにしてある。
これらエアーシリンダ24は本発明における昇降手段に
相当する。また、カップ15、16が昇降する関係で、
各カップ15、16の廃液口15b、16bを大径の繋
ぎ管25にそれぞれ緩く挿入してある。
【0030】本実施例装置によれば、薬液処理のとき、
エアーシリンダ24が収縮して薬液回収用カップ15お
よびリンス液回収用カップ16が一体に下降することに
より、薬液回収用カップ15の開口15aがスピンチャ
ック11上の基板Wの周縁に対向する。この状態で第1
実施例と同様に薬液処理されることにより、基板Wから
振り切られた薬液は薬液回収用カップ15に回収されて
薬液タンク18に集められる。リンス液処理のときは、
図3に示すように、エアーシリンダ24が伸張すること
により、薬液回収用カップ15およびリンス液回収用カ
ップ16が一体に上昇して、リンス液回収用カップ16
の開口16aが基板Wの周縁に対向する。この状態で第
1実施例と同様にリンス液処理と乾燥処理が順に行われ
て、基板周縁から振り切られたリンス液がリンス液回収
用カップ16に回収される。
【0031】本実施例によっても第1実施例と同様に、
図3に示したリンス液処理のときに、薬液回収用カップ
15の開口15aは基板Wよりも高い位置にあるので、
基板周縁から振り切られたリンス液が薬液回収用カップ
15に侵入することがない。
【0032】<第3実施例>図4は本発明に係る基板処
理装置の第3実施例の概略構成を示した縦断面図であ
る。図4において図1ないし図3中の各符号と同一の符
号で示した構成部分は第1および第2実施例と同様であ
るので、ここでの説明は省略する。
【0033】本実施例装置は、第1および第2実施例装
置と同様に、基板Wの回転軸芯周りの外側に設けられ、
基板周縁から振り切られた薬液を取り込む開口15aが
基板Wの回転軸芯に沿った上側にある薬液回収用カップ
15と、基板Wの回転軸芯周りの内側に設けられ、基板
周縁から振り切られたリンス液を取り込む開口16aが
基板Wの回転軸芯に沿った下側にあるリンス液回収用カ
ップ16とを備えている。そして、本実施例の特徴とし
て、両カップ15および16を隔てる中間カップ壁30
が昇降自在に構成されている。
【0034】具体的には、中間カップ壁30は、上端部
が内側に傾斜するように絞り込まれた筒状体であって、
その基端部には2重のリング状の裾部30a、30bが
形成されている。この裾部30a、30bが、カップ1
5、16の底面に2重に形成されたリング状の案内壁3
1a、31bの外側に緩く嵌め込まれている。中間カッ
プ壁30の裾部30a、30bの内側中程に複数個のエ
アーシリンダ32のロッド32aが連結されている。各
エアーシリンダ32のロッド32aの周囲はベローズ3
3で遮蔽されており、カップ15、16内の雰囲気が装
置外へ漏れたり、あるいは装置外からカップ15、16
内へパーティクルが侵入しないようになっている。これ
らのエアーシリンダ32が伸縮することにより中間カッ
プ壁30が昇降する。このエアーシリンダ32は本発明
における中間カップ壁昇降手段に相当する。
【0035】なお、本実施例装置は薬液およびリンス液
を個別に供給する2つのノズル14aおよび14bを備
えている。また、モータ12の下部には、装置内へ基板
Wを搬入するときにスピンチャック11を基板搬入位置
にまで上昇させるためのエアーシリンダ34が設けられ
ている。さらに、リンス液回収用カップ16の内側に
は、カップ15、16内を排気するための排気口35
(ただし、図1ないし図3では図示を省略してある)が
設けられている。
【0036】次に上述した構成を備えた第3実施例装置
の動作を説明する。まず、基板Wを装置内に搬入するた
めにエアーシリンダ34が伸張してスピンチャック11
が上昇する。スピンチャック11に基板Wが搭載される
と、エアーシリンダ34が収縮して基板Wを処理位置
(図4中に実線で示す基板Wの位置)にまで下降させ
る。
【0037】薬液処理のときエアーシリンダ32は収縮
し、中間カップ壁30は下降位置にある。その結果、薬
液回収用カップ15の開口15aが大きく開いて基板W
の周縁に対向する。この状態で基板Wを回転させなが
ら、ノズル14aから薬液を基板W上に供給することに
より薬液処理が行われる。基板Wの回転に伴って基板周
縁から振り切られた薬液は開口15aを通って薬液回収
用カップ15に回収される。回収された薬液は第1およ
び第2実施例装置と同様に循環されてノズル14aに戻
される。
【0038】薬液処理が終わると薬液の供給が停止され
てリンス液処理に移る。リンス液処理では、エアーシリ
ンダ32が伸張して中間カップ壁30が上昇する。図5
に示すように、中間カップ壁30が上昇してその上端部
が薬液回収用カップ15の上部内壁に当接することによ
り、薬液回収用カップ15の開口15aが閉塞されると
ともに、リンス液回収用カップ16の開口16aが大き
く開いて基板Wの周縁に対向する。この状態で基板Wを
回転させながら、ノズル14bからリンス液を基板W上
に供給することによりリンス液処理が行われる。基板W
の回転に伴って基板周縁から振り切られたリンス液は開
口16aを通ってリンス液回収用カップ16に回収され
る。リンス液処理が終わるとリンス液の供給が停止され
るとともに、開口16aを大きく開いた状態のままで基
板Wが高速回転されて基板Wが乾燥される。
【0039】リンス液処理および乾燥処理のとき、上昇
した中間カップ壁30によって薬液回収用カップ15の
開口15aが閉塞され、また中間カップ壁30の上端部
と薬液回収用カップ15の上部内壁との突き合わせ部は
基板Wよりも高い位置にあるので、基板周縁から振り切
られたリンス液が薬液回収用カップ15と中間カップ壁
30との隙間から薬液回収用カップ15に侵入すること
がない。また、薬液回収用カップ15の開口15aが閉
塞されているので、薬液回収用カップ15から漏れ出た
薬液雰囲気によってリンス液処理あるいは乾燥処理を受
けている基板Wが汚染されることがない。
【0040】なお、中間カップ壁30が下降していると
きに、中間カップ壁30でリンス液回収用カップ16の
開口16aを閉塞するように構成すれば、薬液処理のと
きにリンス液回収用カップ16に入り込む薬液の量が軽
減されるので、その分だけ薬液を節約することもでき
る。
【0041】<第4実施例>図6は本発明に係る基板処
理装置の第4実施例の概略構成を示した縦断面図であ
る。図6において図1ないし図5中の各符号と同一の符
号で示した構成部分は第1ないし第3実施例と同様であ
るので、ここでの説明は省略する。
【0042】本実施例装置も第1ないし第3実施例装置
と同様に、基板Wの回転軸芯周りの外側に設けられた薬
液回収用カップ15と、基板Wの回転軸芯周りの内側に
設けられたリンス液回収用カップ16とを備えている。
そして、本実施例装置では、基板周縁から振り切られた
薬液を取り込む薬液回収用カップ15の開口15aが基
板Wの回転軸芯周りの外側に、基板周縁から振り切られ
たリンス液を取り込むリンス液回収用カップ16の開口
16aが基板Wの回転軸芯周りの内側に、それぞれ配置
されている。そして、基板Wの回転軸芯に対して同芯状
に配置された開口15aおよび16aを隔てる中間カッ
プ壁30が昇降自在に設けられている。
【0043】本実施例装置によれば、薬液処理のときに
中間カップ壁30が下降することにより、基板周縁から
振り切られた薬液は、その勢いによってリンス液回収用
カップ16の開口16aおよび中間カップ壁30を飛び
越えて薬液回収用カップ15の開口15aに入って回収
される。一方、リンス液処理および乾燥処理のときは、
中間カップ壁30が上昇することにより、基板周縁から
振り切られたリンス液が中間カップ壁30によって全て
受け止められてリンス液回収用カップ16に回収され
る。本実施例装置によっても、基板周縁から振り切られ
たリンス液が薬液回収用カップ15に侵入することがな
いので、循環利用される薬液の濃度変動を防止すること
ができる。
【0044】なお、本実施例装置においても、薬液回収
用カップ15の上端部を内側に張り出して形成すれば、
リンス液処理や乾燥処理中に中間カップ壁30を上昇さ
せることにより、薬液回収用カップ15の開口15aを
閉塞することができる。
【0045】本発明は上述の各実施例に限らず次のよう
に変形実施することもできる。上述した各実施例では、
薬液回収用カップ15とリンス液回収用カップ16の2
つのカップを備えた基板処理装置を例に採ったが、複数
種類の薬液を用いて各薬液を分離して循環利用するよう
な場合には、3つ以上のカップを基板の回転軸芯周りに
同芯状に配置して構成することもできる。このような場
合もリンス液回収用カップを基板の回転軸芯に最も近い
内側に配置し、その外側に各薬液に対応した複数個のカ
ップを同芯状に配置すればよい。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次の効果を奏する。請求項1に記載の発明によ
れば、基板の回転軸芯周りの外側に設けられた薬液回収
用カップの開口が基板の回転軸芯に沿った上側にあると
ともに、基板の回転軸芯周りの内側に設けられたリンス
液回収用カップの開口が基板の回転軸芯に沿った下側に
あるので、基板周縁とリンス液回収用カップの開口とを
対向させた状態でリンス液処理を行ったときに、基板か
ら振り切られたリンス液が上側の薬液回収用カップの開
口に侵入することがない。したがって、請求項1に記載
の発明によれば、リンス液の混入にする薬液濃度の変動
を防止することができる。
【0047】請求項2に記載の発明によれば、昇降手段
が基板回転保持手段を昇降させているので、薬液処理時
には基板周縁を薬液回収用カップの開口に対向させる一
方、リンス液処理時には基板周縁をリンス液回収用カッ
プの開口に対向させることにより請求項1記載の発明と
同様の効果が得られる。
【0048】請求項3に記載の発明によれば、昇降手段
が薬液回収用カップおよびリンス液回収用カップを一体
に昇降させているので、薬液処理時には薬液回収用カッ
プの開口を基板周縁に対向させる一方、リンス液処理時
にはリンス液回収用カップの開口を基板周縁に対向させ
ることにより請求項1記載の発明と同様の効果が得られ
る。
【0049】請求項4に記載の発明によれば、薬液処理
時には中間カップ壁を下降させて上側の薬液回収用カッ
プの開口を大きく開く一方、リンス液処理時には中間カ
ップ壁を上昇させて下側のリンス液回収用カップの開口
を大きく開いて、各開口を基板周縁に対向させているの
で、薬液回収用カップにリンス液が侵入することがな
く、薬液の濃度変動を防止することができる。
【0050】請求項5に記載の発明によれば、薬液処理
時には中間カップ壁を下降させて基板周縁から振り切ら
れた薬液を外側の薬液回収用カップの開口に到達させる
一方、リンス液処理時には中間カップ壁を上昇させて基
板周縁から振り切られたリンス液を内側のリンス液回収
用カップの開口に案内しているので、薬液回収用カップ
にリンス液が侵入することがなく、薬液の濃度変動を防
止することができる。
【0051】請求項6に記載の発明によれば、リンス液
処理時に中間カップ壁によって薬液回収用カップの開口
を閉塞しているので、薬液回収用カップの開口から漏れ
出た薬液雰囲気によって基板が汚染されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板処理装置の第1実施例の概略
構成を示す縦断面図である。
【図2】第2実施例装置の概略構成を示す縦断面図であ
る。
【図3】第2実施例装置のリンス液処理の状態を示す縦
断面図である。
【図4】第3実施例装置の概略構成を示す縦断面図であ
る。
【図5】第3実施例装置のリンス液処理の状態を示す縦
断面図である。
【図6】第4実施例装置の概略構成を示す縦断面図であ
る。
【図7】従来装置の概略構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
11…スピンチャック 12…モータ 13…エアーシリンダ 14…ノズル 15…薬液回収用カップ 15a…開口 16…リンス液回収用カップ 16a…開口 18…薬液タンク 24…エアーシリンダ 30…中間カップ壁3 32…エアーシリンダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に薬液およびリンス液を順に供給し
    て基板の処理を行う基板処理装置において、 基板を保持して回転させる基板回転保持手段と、 前記基板回転保持手段に保持された基板にリンス液を供
    給するリンス液供給手段と、 前記基板回転保持手段に保持された基板に薬液を供給す
    る薬液供給手段と、 基板を保持している前記基板回転保持手段の外周側に配
    置され、基板の周縁から振り切られたリンス液を回収す
    るための開口を有するリンス液回収用カップと、 基板を保持している前記基板回転保持手段の外周側に配
    置され、基板の周縁から振り切られた薬液を回収するた
    めの開口を前記リンス液回収用カップの開口より上側に
    有する薬液回収用カップと、 薬液処理時には基板周縁と前記薬液回収用カップの開口
    とが、リンス液処理時には基板周縁と前記リンス液回収
    用カップの開口とが、それぞれ対向するように、前記基
    板回転保持手段と前記両カップとを相対的に昇降させる
    昇降手段と、 前記薬液回収用カップに回収された薬液を循環させて前
    記薬液供給手段に与える薬液循環手段とを備えたことを
    特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、 前記昇降手段は基板回転保持手段を昇降させるものであ
    る基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、 前記昇降手段は前記薬液回収用カップおよび前記リンス
    液回収用カップを一体に昇降させるものである基板処理
    装置。
  4. 【請求項4】 基板に薬液およびリンス液を順に供給し
    て基板の処理を行う基板処理装置において、 基板を保持して回転させる基板回転保持手段と、 前記基板回転保持手段に保持された基板にリンス液を供
    給するリンス液供給手段と、 前記基板回転保持手段に保持された基板に薬液を供給す
    る薬液供給手段と、 基板を保持している前記基板回転保持手段の外周側に配
    置され、基板の周縁から振り切られたリンス液を回収す
    るための開口を有するリンス液回収用カップと、 基板を保持している前記基板回転保持手段の外周側に配
    置され、基板の周縁から振り切られた薬液を回収するた
    めの開口を前記リンス液回収用カップの開口より上側に
    有する薬液回収用カップと、 前記両カップを隔てる昇降自在の中間カップ壁と、 薬液処理時には前記中間カップ壁を下降させて前記薬液
    回収用カップの開口を大きく開き、この開口を基板周縁
    に対向させる一方、リンス液処理時には前記中間カップ
    壁を上昇させて前記リンス液回収用カップの開口を大き
    く開き、この開口を基板周縁に対向させる中間カップ壁
    昇降手段と、 前記薬液回収用カップに回収された薬液を循環させて前
    記薬液供給手段に与える薬液循環手段とを備えたことを
    特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 基板に薬液およびリンス液を順に供給し
    て基板の処理を行う基板処理装置において、 基板を保持して回転させる基板回転保持手段と、 前記基板回転保持手段に保持された基板にリンス液を供
    給するリンス液供給手段と、 前記基板回転保持手段に保持された基板に薬液を供給す
    る薬液供給手段と、 基板を保持している前記基板回転保持手段の外周側に配
    置され、基板の周縁から振り切られたリンス液を回収す
    るための開口を有するリンス液回収用カップと、 基板を保持している前記基板回転保持手段の外周側に配
    置され、基板の周縁から振り切られた薬液を回収するた
    めの開口を前記リンス液回収用カップの開口より上側に
    有する薬液回収用カップと、 前記両カップを隔てる昇降自在の中間カップ壁と、 薬液処理時には前記中間カップ壁を下降させて、基板周
    縁から振り切られた薬液が前記薬液回収用カップの開口
    に到達するのを許容する一方、リンス液処理時には前記
    中間カップ壁を上昇させて、前記基板周縁から振り切ら
    れたリンス液を受け止めて前記リンス液回収用カップの
    開口に案内する中間カップ壁昇降手段と、 前記薬液回収用カップに回収された薬液を循環させて前
    記薬液供給手段に与える薬液循環手段とを備えたことを
    特徴とする基板処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の基板処理装置
    において、 前記中間カップ壁は、リンス液処理時に上昇されたとき
    に、薬液回収用カップの開口を閉塞するものである基板
    処理装置。
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