JP2002353181A - 枚葉式基板洗浄方法および枚葉式基板洗浄装置 - Google Patents

枚葉式基板洗浄方法および枚葉式基板洗浄装置

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JP2002353181A JP2001161920A JP2001161920A JP2002353181A JP 2002353181 A JP2002353181 A JP 2002353181A JP 2001161920 A JP2001161920 A JP 2001161920A JP 2001161920 A JP2001161920 A JP 2001161920A JP 2002353181 A JP2002353181 A JP 2002353181A
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wafer
chemical solution
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Yuji Ono
裕司 小野
Ryoichi Okura
領一 大蔵
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SES Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉された洗浄室内でウエハを一枚ずつカセ
ットレスで、しかもウエハの表裏両面を同時にウェット
洗浄し得る枚葉式ウェット洗浄技術を提供する。 【解決手段】 回転支持したウエハWの表裏面に対し
て、上側および下側供給ノズル25、26により複数の
薬液を上下方向から順次供給して洗浄するとともに、下
側供給ノズル26のうち、少なくとも薬液を供給してい
ない下側供給ノズルから、純水を常時流出させることに
より、各種薬液による洗浄処理間におけるクロスコンタ
ミの発生が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は枚葉式基板洗浄方
法および枚葉式基板洗浄装置に関し、さらに詳細には、
半導体や電子部品等のディバイス製造工程において、半
導体ウエハ等の基板を一枚ずつウェット洗浄処理するた
めの枚葉式ウェット洗浄技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ等の基板(以下単にウエハ
と称する)をウェット洗浄する方法としては、従来、複
数の洗浄槽が連続して配列されてなるウェットベンチタ
イプの洗浄槽に対して、キャリアカセットに収納した複
数枚のウエハを、またはキャリアカセットを省略して直
接複数枚のウエハを搬送装置により順次浸漬して処理す
るいわゆるバッチ式ウェット洗浄が主流であったが、半
導体装置もサブミクロン時代を迎え、このような装置構
造の微細化、高集積化に伴って、ウエハの表面にも非常
に高い清浄度が要求されている昨今、より高い清浄度の
要求を満足するウェット洗浄技術として、密閉された洗
浄ハウジング内でウエハを一枚ずつカセットレスでウェ
ット洗浄するいわゆる枚葉式ウェット洗浄が開発提案さ
れるに至った。
【0003】この枚葉式ウェット洗浄にあっては、パー
ティクルの再付着等もなく高い清浄度雰囲気での洗浄を
高精度に行なうことができ、しかも装置構成が単純かつ
コンパクトで多品種少量生産にも有効に対応できるとい
う利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、この枚葉式ウ
ェット洗浄においては、ウエハの表面つまり上側面に対
してのみ各種の薬液による洗浄処理が予め定められた順
序で行われていたが、ウエハの効率的な洗浄処理のた
め、近時はウエハの表裏面を同時に洗浄処理し得る洗浄
技術の開発が要請されていた。
【0005】しかしながら、ウエハの裏面つまり下側面
を洗浄処理する場合、薬液の供給は、下側から上方へ向
けての噴射供給が基本構成となるところ、このような構
成では、各種薬液による洗浄処理間にクロスコンタミが
生じる危険きわめて大きく、上記新規洗浄技術の開発に
はこの問題の解決が急務となっていた。
【0006】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、密閉され
た洗浄室内でウエハを一枚ずつカセットレスで、しかも
ウエハの表裏両面を同時にウェット洗浄し得る枚葉式ウ
ェット洗浄技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の枚葉式基板洗浄方法は、密閉された洗浄ハ
ウジング内において、ウエハを一枚ずつカセットレスで
ウェット洗浄する枚葉式基板洗浄方法であって、回転支
持したウエハの表裏面に対して、上側および下側供給ノ
ズルにより複数の薬液を上下方向から順次供給して洗浄
するとともに、上記下側供給ノズルのうち、少なくとも
薬液を供給していない下側供給ノズルから、純水を常時
流出させるようにしたことを特徴とする。
【0008】好適な実施態様として、上記複数の薬液に
よる一連の洗浄工程において、先行する薬液による洗浄
と後行する他の薬液による洗浄との間に、純水によるリ
ンス処理を行うに際して、上記先行する薬液を供給する
上側および下側供給ノズルによりリンス処理用の純水を
供給するとともに、このリンス処理完了後も、これら上
側および下側供給ノズルの少なくとも下側供給ノズルか
ら、純水を連続して流出させるようにする。この場合、
上記下側供給ノズルからの純水の流出は、その流速およ
び流量がこの下側供給ノズルから供給する薬液以外の薬
液の逆流入を防止し得る範囲でできるだけ小さくなるよ
うに設定するのが望ましい。
【0009】また、本発明の枚葉式基板洗浄装置は、上
記洗浄方法を実施するために適したものであって、洗浄
ハウジング内に、一枚のウエハを水平状態で支持回転す
る基板回転手段と、この基板回転手段の外周部に、基板
回転手段に回転支持されるウエハの洗浄処理用空間を形
成する洗浄チャンバと、上記基板回転手段に回転支持さ
れるウエハの表裏面に薬液を供給する薬液供給手段とを
備えてなり、この薬液供給手段は、上記洗浄ハウジング
内に設けられて、上記ウエハの表面に上側から薬液を供
給する上側供給ノズルと、上記ウエハの裏面に下側から
薬液を供給する下側供給ノズルとを備え、これら上側お
よび下側供給ノズルは、上記基板回転手段に回転支持さ
れるウエハの表裏面に対して、複数の薬液を上下方向か
ら順次供給して洗浄するとともに、この一連の洗浄工程
において、少なくとも薬液を供給していない上記下側供
給ノズルから純水が常時流出されるように構成されてい
ることを特徴とする。
【0010】好適な実施態様として、上記上側および下
側供給ノズルは、上記基板回転手段に回転支持されたウ
エハの表裏面に薬液を噴射供給する噴射ノズルの形態と
されるとともに、供給すべき薬液の種類に対応した数だ
け配設されている。また、上記下側供給ノズルは、上記
基板回転手段の回転可能な回転軸の上端部位において、
上向きにかつ固定的に設けられるとともに、供給すべき
薬液の供給源および純水の供給源に対して選択的に連通
可能とされている。
【0011】さらに好ましくは、上記基板回転手段の回
転軸内周と上記配管外周との間隙が、不活性気体の供給
口として機能するように構成される。
【0012】本発明の枚葉式基板洗浄においては、密閉
された洗浄ハウジング内において、ウエハを一枚ずつカ
セットレスでウェット洗浄するところ、回転支持したウ
エハの表裏面に対して、上側および下側供給ノズルによ
り複数の薬液を上下方向から順次供給して洗浄する。
【0013】この場合、上記下側供給ノズルのうち、少
なくとも薬液を供給していない下側供給ノズルから、純
水を常時流出させるようにすることにより、各種薬液に
よる洗浄処理間におけるクロスコンタミの発生が防止さ
れる。
【0014】すなわち、ウエハの裏面に対する薬液の供
給は、下側から上方へ向けての供給となることから、上
記下側供給ノズルは、構造上、上向きに開口設置されて
いることから、各下側供給ノズルには薬液が残留しやす
い。したがって、一つの薬液による洗浄処理後に他の薬
液による洗浄処理を行う場合に、各下側供給ノズルに残
留している薬液が洗浄処理中にある他の薬液に混入した
り、あるいはこの洗浄処理中の薬液が待機中の下側供給
ノズルの中に侵入してここに残留する異種薬液と混合し
て、各洗浄処理間にクロスコンタミの生じる可能性がき
わめて大きい。
【0015】この点を考慮して、本発明においては、下
側供給ノズルのうち、少なくとも薬液を供給していない
下側供給ノズルから、純水を常時流出させるようにする
ことにより、各種薬液による洗浄処理間におけるクロス
コンタミの発生の防止を図る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0017】本発明に係る枚葉式基板洗浄装置が図1に
示されており、この基板洗浄装置は、具体的には、密閉
された洗浄ハウジング1内において、ウエハWを一枚ず
つカセットレスでウェット洗浄する構造とされ、密閉可
能な上記洗浄ハウジング1内に、一枚のウエハWを水平
状態で支持回転する基板回転部(基板回転手段)2と、
相対的な上下方向移動が可能な洗浄チャンバ3と、ウエ
ハWの上下表裏面に薬液を供給する薬液供給部(薬液供
給手段)4と、酸化防止用の不活性気体を供給する不活
性気体供給部(不活性気体供給手段)5と、これらの駆
動部を相互に連動して制御する制御部6とを主要部とし
て構成されている。
【0018】洗浄ハウジング1は、上部が密閉可能な洗
浄処理用の空間とされるとともに、下部が上部空間内に
配されて各種装置駆動部の設置部とされている。洗浄ハ
ウジング1の上部空間には、具体的には図示しないが、
洗浄ハウジング1には開閉可能な基板搬入出口が設けら
れており、この基板搬入出口は、その閉塞時においてこ
の部位の気密・水密性が確保される構造とされている。
【0019】基板回転部2は、一枚のウエハWをスピン
洗浄時およびスピン乾燥時において水平状態に支持しな
がら水平回転させるもので、回転軸10の先端部分に基
板支持部11が水平状態で取付け支持されるとともに、
この回転軸10を回転駆動する駆動モータ12を備えて
なる。
【0020】基板支持部11および回転軸10は、軸受
支持筒体13を介して、洗浄ハウジング1の中央部に垂
直起立状態で回転可能に配置されており、基板支持部1
1に一枚のウエハWを水平状態に支持する構成とされて
いる。
【0021】具体的には、基板支持部11は、図3およ
び図4に示すように円盤の形態とされれるとともに、そ
の上面外周部に、ウエハWの周縁部を載置支持する複数
(図示の場合は4つ)の円柱状の支持体14,14,…
を備えてなる。
【0022】これら支持体14,14,…は、図示のご
とく、基板支持部11の円周方向へ等間隔をもって配さ
れており、その先端内周部分がウエハWの周縁部分を支
持する支持凹部14aとされている。これら支持体1
4,14,…の支持凹部14a,14a,…は、互いに
同一高さになるように設定されており、これにより、ウ
エハWの周縁部を水平状態で載置状に支持する。
【0023】また、支持凹部14aの支持面は、具体的
には図示しないが、ウエハWの周縁部の輪郭形状に対応
した断面形状を有しており、これにより、ウエハWの矩
形断面の周縁部に対して、その周縁角部を点接触状態ま
たは線接触状態で当接支持するように形成されている。
【0024】回転軸10は、軸受40により、軸受支持
筒体13を介して起立状に回転支持されるとともに、そ
の下端部が駆動モータ12にベルト駆動可能に接続され
ている。そして、回転軸10は、駆動モータ12の駆動
により回転駆動されて、上記基板支持部11が所定の回
転数をもって回転される構成とされている。回転軸10
の回転速度は、例えば、スピン洗浄処理時においては4
0〜50r.p.m.の低速に設定されるとともに、スピン乾
燥時においては約3000r.p.m.の高速に設定されてい
る。
【0025】また、上記回転軸10は図示のごとく中空
筒状とされて、その中空内部に、後述する薬液供給部4
の下側供給ノズル26の配管30が配設されている。
【0026】洗浄チャンバ3はウエハWを洗浄処理する
部位で、その内径寸法が、後述するように、基板回転部
2の基板支持部11との関係で設定されて、基板回転部
2の外周部に、この基板回転部2に回転支持されるウエ
ハWの洗浄処理用空間を形成する。
【0027】洗浄チャンバ3は、具体的には図1および
図2に示すように、その内周部に、上下方向に配列され
た複数段の円環状処理槽15〜18を備えるとともに、
上記基板回転部2に対して上下方向へ昇降動作可能な構
成とされている。
【0028】図示の実施形態においては、上記円環状処
理槽15〜18が、基板回転部2の基板支持部11に支
持されたウエハWを取り囲むように同心状に、かつ上下
方向へ4段に配列されてなる。
【0029】これら円環状処理槽15〜18の内径縁
は、上記基板回転部2の基板支持部11の外径縁と非接
触で、かつこれら両縁の間に形成される環状隙間が、薬
液等の下側への漏れを阻止する程度の微小間隔となるよ
うに設定されている。
【0030】また、洗浄チャンバ3は、図示しない昇降
ガイドを介して上下方向へ垂直に昇降可能に支持される
とともに、基板回転部2の基板支持部11に対して所定
ストローク分ずつ昇降動作する昇降機構20を備えてい
る。
【0031】この昇降機構20は、洗浄チャンバ3を支
える支持フレーム21を昇降動作させる図示しない送り
ねじ機構と、この送りねじ機構を回転駆動させる駆動モ
ータ22とからなる。
【0032】そして、洗浄処理工程に応じて、後述する
基板回転部2の動作と連動する駆動モータ22の駆動に
より、上記送りねじ機構を介して、洗浄チャンバ3が、
上下方向へ所定ストロークずつ昇降されて、洗浄処理工
程を行うべき円環状処理槽15〜18のいずれか一つの
処理槽が、上記基板回転部2の基板支持部11に支持さ
れたウエハWに対して、その高さ方向位置を選択的に位
置決めされる。
【0033】また、具体的には図示しないが、4つの円
環状処理槽15〜18には、装置外部へ連通するドレン
部がそれぞれ設けられている。これらドレン部は、各処
理槽15〜18内の薬液または不活性気体を排出しまた
は再利用のため回収するもので、洗浄処理が行われる際
のみ開口して、他の処理槽における洗浄処理が行われて
いる場合には閉塞される構成とされている。
【0034】薬液供給部4は、上記基板回転部2に回転
支持されるウエハWの表裏面に薬液を供給するもので、
ウエハWの表面に上側から薬液を供給する上側供給ノズ
ル25と、ウエハWの裏面に下側から薬液を供給する下
側供給ノズル26とを主要部として備える。
【0035】これら上側および下側供給ノズル25,2
6は、具体的には、ウエハWの表裏面に薬液を噴射供給
する噴射ノズルの形態とされ、供給すべき薬液の種類に
対応した数だけ配設されるとともに、これら両供給ノズ
ル25,26は、洗浄ハウジング1の外部に設けられた
薬液供給源27に連通可能とされている。
【0036】図示の実施形態においては、上側噴射ノズ
ル25は複数個が一体化された噴射ノズル部25Aの形
態とされており、この噴射ノズル部25Aは、洗浄ハウ
ジング1内の上部において、下向き状態で水平旋回可能
に設けられるとともに、図示しないスイング用の駆動モ
ータに駆動連結されている。
【0037】上記噴射ノズル部25Aには、供給すべき
薬液の種類に対応した数のノズル口つまり噴射ノズル2
5、25、…が設けられ、具体的には、4つの噴射ノズ
ル25、25、…が設けられており(図示省略)、それ
ぞれ後述するAPM液,純水およびDHF液の供給口と
して機能する。
【0038】そして、上記噴射ノズル部25Aの上側噴
射ノズル25は、基板回転部2の基板支持部11に水平
状態で回転支持されるウエハWの表面に対して、その外
周から中心にわたって水平旋回しながら、あるいは水平
旋回して静止後に所定の薬液を噴射供給するように構成
されている。
【0039】下側供給ノズル26は、基板回転部2の回
転可能な回転軸10の上端部位に設けられて、回転支持
されるウエハWの裏面に対して上向き状態で固定的に設
けられている。図示の実施形態においては、上側噴射ノ
ズル25、25、…に対応して、APM液,純水および
DHF液用のものがそれぞれ2つずつ、合計6つの下側
噴射ノズル26,26、…が配されている。
【0040】これら下側噴射ノズル26,26、…は、
図3〜図5に示すように、回転軸10内部に配された配
管30を介して上記薬液供給源27に連通可能とされて
いる。
【0041】具体的には、上記配管30は、中空円筒状
とされた回転軸10の中空内部に上下方向へ貫通して、
かつ図示しない支持構造により、回転軸10と非接触状
態で固定的に配されている。
【0042】この配管30の上端部には、円板状の薬液
供給部31が取付け固定されており、この薬液供給部3
1の上面に、上記6つの下側供給ノズル26,26、…
が円周方向へ等間隔をもって配されるとともに、各噴射
ノズル26は、基板回転部2に回転支持されるウエハW
の裏面中央部に対して斜め上向き状態とされている。
【0043】これら下側供給ノズル26,26、…は、
それぞれ配管30の内部に貫設された薬液供給路30
a,30a,…に連通されている。これら薬液供給路3
0a,30a,…は、配管30の下端部において、方向
制御弁32を介して、上記薬液供給源27の薬液(AP
M液およびDHF液)の供給源および純水の供給源に対
して、それぞれ選択的に連通可能とされている。なお、
上記薬液供給路30a,30a,…は、前述した上側噴
射ノズル25、25、…にもそれぞれ連通されている。
【0044】上記薬液供給源27は、上側および下側噴
射ノズル25、26、…に洗浄用の薬液を供給する供給
源で、図示の実施形態においては、選択的に、APM
(NH 4 OH+H2 2 +H2 O)液による洗浄を行う
ための構成と、DHF(HF+H2 O)液による洗浄を
行うための構成とを備える2薬液システムであり、これ
に対応して、洗浄チャンバ3における処理槽15〜18
は、それぞれ、最下段の処理槽15がAPM液による洗
浄工程用、その上の段の処理槽16がDHF液による洗
浄工程用、その上の段の処理槽17が純水によるリンス
用、および最上段の処理槽18がスピン乾燥用とされて
いる。
【0045】そして、上記薬液供給源27は、洗浄工程
にかかるレシピを適宜選択設定することにより、後述す
る不活性気体供給源37との協働により、i)APM+
DHF+(O3 +DIW)+DRY,ii)APM+DH
F+DRY,iii)APM+DRYおよびDHF+DRY
などの洗浄工程が選択的に実行可能な構成とされてい
る。
【0046】つまり、後述するように、これら上側およ
び下側供給ノズル25,26、…は、上記いずれかの選
択設定されたレシピに従って、基板回転部2に回転支持
されるウエハWの表裏面に対して、複数の薬液を上下方
向から順次供給して洗浄するとともに、この一連の洗浄
工程において、薬液を供給していない下側供給ノズル2
6から純水が常時流出されるように駆動制御される。
【0047】不活性気体供給部5は、上記基板回転部2
に回転支持されるウエハWの表裏面に酸化防止用の不活
性気体を供給するもので、ウエハWの表面に不活性気体
を供給する上側供給部35と、ウエハWの裏面に不活性
気体を供給する下側供給部36とを主要部として備え、
これら供給部35,36は、洗浄ハウジング1の外部に
設けられた不活性気体供給源37に連通可能とされてい
る。図示の実施形態においては、不活性気体としてN2
ガス(窒素)が使用されている。
【0048】上側供給部35は、洗浄ハウジング1内の
上部に設けられ、洗浄チャンバ3と協働して、基板回転
部2に回転支持されるウエハWの表面周囲に乾燥用密閉
空間を形成する円形蓋体の形態とされている。
【0049】具体的には、上記上側供給部35の外径縁
は、洗浄チャンバ3の内径縁つまり最上段の円環状処理
槽18の外径縁と密接状に係合するように設計されてお
り、これにより、基板回転部2に回転支持されるウエハ
Wの表面周囲に必要最小限の乾燥用密閉空間を形成す
る。上側供給部35は、配管38を介して上記不活性気
体供給源37に連通されている。
【0050】また、上記上側供給部35は、上記洗浄チ
ャンバ3と協働する使用位置(図示省略)と、上記薬液
供給部4と干渉しない使用待機位置つまり図1に示す高
さ位置との間で上下方向に移動可能とされるとともに、
図示しない昇降手段に駆動連結されている。
【0051】下側供給部36は、薬液供給部4の下側噴
射ノズル26と同様、基板回転部2の回転可能な回転軸
10の上端部位に設けられている。
【0052】具体的には、図5に示すように、基板回転
部2の回転軸10の上端部の中空内周と、上記配管30
外周つまり薬液供給部31との間隙39が、上記下側供
給部36の供給口として機能するように構成されてい
る。
【0053】つまり、下側供給部36の供給口39は、
図5に示すように、上記薬液供給部31の下面と基板支
持部11の上面との間から水平放射方向全周へ臨んで開
口されるとともに、薬液供給部31に水平放射方向へ貫
通された連通部31a、31a、…を介して、配管30
の内部中央に貫設された不活性気体供給路30bに連通
され、この不活性気体供給路30bは、配管30の下端
部において、方向制御弁41を介して上記不活性気体供
給源37に連通可能とされている。
【0054】なお、下側供給部36は、上記回転軸10
の中空内周と上記配管30外周との間隙39a内に薬液
が逆流して、洗浄ハウジング1の下部内の各種装置駆動
部を腐食させたりすることを防止する役目をもってお
り、したがって、下側供給部36からは、常時不活性気
体が噴射供給される。
【0055】このように構成された不活性気体供給部5
は、前述したウエハWの洗浄時および洗浄チャンバ3内
の薬液を排出置換する際に作動する構成とされている。
【0056】制御部6は、上述した基板洗浄装置の各構
成部を相互に連動して駆動制御するもので、この制御部
6により、以下の一連のウェット処理工程が全自動で実
行される。
【0057】(1)洗浄処理前のウエハWが、図示しな
い洗浄ハウジング1の基板搬入出口を介して、洗浄チャ
ンバ3内の基板支持部11上にウエハWが搬入されて、
洗浄チャンバ3が密閉されると、洗浄チャンバ3の昇降
動作により、ウエハWが洗浄チャンバ3内のウエハ洗浄
処理位置に位置決めされた後、前述した各種の洗浄処理
が予め定められた手順で実行される。
【0058】(2)例えば、上述したii)の洗浄処理工
程(APM+DHF+DRY)であれば、洗浄チャンバ
3の昇降位置決めにより、基板支持部11上のウエハW
が、まず、最下段の処理槽15に位置決め配置されて、
不活性気体供給部5の下側供給部36から不活性気体つ
まりN2 ガスが噴射供給されながら、上側および下側噴
射ノズル25,26からAPM液が噴射供給されるとと
もに、基板回転部2による低速回転によりスピン洗浄が
行われる。
【0059】この場合、薬液を供給していないつまりA
PM液用以外の下側供給ノズル26からは、純水が常時
流出されている。これら供給ノズル26からの純水の流
出は、上記の薬液噴射供給時よりも小さな流速および流
量に設定されており、その流速および流量がこの下側供
給ノズルから供給する薬液以外の薬液の逆流入を防止し
得る範囲でできるだけ小さくなるように設定されてい
る。この条件下での下側供給ノズル26からの流出は、
図5に示されるような垂れ流し状態となる。
【0060】(3)続いて、上から2段目の処理槽17
に位置決め配置されて、不活性気体供給部5の下側供給
部36からN2 ガスが噴射供給されながら、すべての上
側および下側噴射ノズル25,26から純水が噴射供給
されるとともに、基板回転部2による低速回転によりリ
ンスが行われる。
【0061】このリンス処理が完了した後、上側および
下側噴射ノズル25,26は、そのまま上述した流速・
流量での純水の流出動作に移行し、純水が連続して流出
される。
【0062】(4)さらに、上から3段目の処理槽16
に位置決め配置されて、不活性気体供給部5の下側供給
部36からN2 ガスが噴射供給されながら、上側および
下側噴射ノズル25,26からDHF液が供給されると
ともに、基板回転部2による低速回転によりスピン洗浄
が行われる。
【0063】この場合、薬液を供給していないつまりD
HF液用以外の下側供給ノズル26からは、上記の純水
の流出動作が継続されている。
【0064】(5)再び、上記処理槽17に位置決め配
置されて、不活性気体供給部5の下側供給部36からN
2 ガスが噴射供給されながら、すべての上側および下側
供給ノズル25,26から純水が供給されるとともに、
基板回転部2による低速回転によりリンスが行われる。
【0065】(6)そして最後に、最上段の処理槽18
に位置決め配置されて、不活性気体供給部5の上側およ
び下側供給部35、36からN2 ガスが噴射されなが
ら、基板回転部2による高速回転によりスピン乾燥が行
われる。
【0066】この乾燥工程においては、不活性気体供給
部5の上側供給部35は、洗浄チャンバ3と協働する使
用位置まで下降することにより、洗浄チャンバ3と協働
して乾燥用密閉空間を形成し、この乾燥用密閉空間内に
2 ガスを供給充満することになる。
【0067】したがって、乾燥用密閉空間A内がN2
スでパージされることにより、さらに場合によっては、
円環状処理槽18のドレン部からの強制排気により乾燥
用密閉空間A内に不活性気体供給部5からドレン部に至
るような経路の気流が生じることにより、ウエハWの表
面全体の周囲の酸素濃度は実質的に0となり、この状態
でスピン乾燥が行われることとなる。
【0068】(7)基板洗浄装置における一連の洗浄処
理が完了したウエハWは、再び洗浄ハウジング1の基板
搬入出口を介して搬出される。
【0069】しかして、以上のように構成された基板洗
浄装置においては、密閉された洗浄ハウジング1内にお
いて、回転支持した一枚のウエハWの表裏面に対して、
上側および下側供給ノズル25,26により複数の薬液
を上下方向から順次供給してウエット洗浄するところ、
特に、上記下側供給ノズル26,26、…のうち、少な
くとも薬液を供給していない下側供給ノズルから、純水
を常時流出させるようにすることにより、各種薬液によ
る洗浄処理間におけるクロスコンタミの発生を有効に防
止する。
【0070】すなわち、ウエハWの裏面に対する薬液の
供給は、下側から上方へ向けての供給となるところ、上
記下側供給ノズル26は、構造上、上向きに開口設置さ
れていることから、各下側供給ノズル26には薬液が残
留しやすい。これがため、一つの薬液による洗浄処理後
に他の薬液による洗浄処理を行う場合に、各下側供給ノ
ズル26に残留している薬液が洗浄処理中にある他の薬
液に混入したり、あるいはこの洗浄処理中の薬液が待機
中の下側供給ノズル26の中に侵入してここに残留する
異種薬液と混合して、各洗浄処理間にクロスコンタミの
生じる可能性がきわめて大きい。
【0071】この点を考慮して、上記洗浄装置において
は、下側供給ノズル26,26、…のうち、少なくとも
薬液を供給していない下側供給ノズルから、純水を常時
流出させるようにすることにより、各種薬液による洗浄
処理間におけるクロスコンタミの発生が有効に防止され
ることとなる。
【0072】なお、上述した実施形態はあくまでも本発
明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれ
に限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が可
能である。
【0073】例えば、図示の実施形態においては、下側
供給ノズル26は、APM液、純水およびDHF液用の
ものをそれぞれ2つずつ、合計6つ配置されているが、
APM液およびDHF液用のものを1つずつ、純水用の
ものを2つ、残る2つをウエハ裏面乾燥用のN2 ガス用
として利用してもよく、種々選択的に利用可能である。
【0074】また、図示の実施形態の基板洗浄装置は、
本装置単独での使用はもちろんのこと、ローディング
部、アンローディング部あるいは移載ロボット等の各種
装置を備えた基板洗浄システムの基本単位構成要素とし
ての使用も可能である。
【0075】さらに、本実施形態において用いた薬液
は、あくまでも一例であって、例えばHPM(HCl+
2 2 +H2 O)やSPM(H2 SO4 +H2 2
2 O)など目的に応じて他の薬液も利用可能である。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
密閉された洗浄ハウジング内において、ウエハを一枚ず
つカセットレスでウェット洗浄する枚葉式基板洗浄方法
であって、回転支持したウエハの表裏面に対して、上側
および下側供給ノズルにより複数の薬液を上下方向から
順次供給して洗浄するとともに、上記下側供給ノズルの
うち、少なくとも薬液を供給していない下側供給ノズル
から、純水を常時流出させるようにしたから、密閉され
た洗浄室内でウエハを一枚ずつカセットレスで、しかも
ウエハの表裏両面を同時にウェット洗浄し得る枚葉式ウ
ェット洗浄技術を提供することができる。
【0077】すなわち、本発明の枚葉式基板洗浄におい
ては、密閉された洗浄ハウジング内において、ウエハを
一枚ずつカセットレスでウェット洗浄するに際して、回
転支持したウエハの表裏面に対して、上側および下側供
給ノズルにより複数の薬液を上下方向から順次供給して
洗浄するところ、上記下側供給ノズルのうち、少なくと
も薬液を供給していない下側供給ノズルから、純水を常
時流出させるようにすることにより、各種薬液による洗
浄処理間におけるクロスコンタミの発生が防止され得
る。
【0078】換言すれば、ウエハの裏面に対する薬液の
供給は、下側から上方へ向けての供給となるところ、上
記下側供給ノズルは、構造上、上向きに開口設置されて
いることから、各下側供給ノズルには薬液が残留しやす
い。
【0079】したがって、一つの薬液による洗浄処理後
に他の薬液による洗浄処理を行う場合に、各下側供給ノ
ズルに残留している薬液が洗浄処理中にある他の薬液に
混入したり、あるいはこの洗浄処理中の薬液が待機中の
下側供給ノズルの中に侵入してここに残留する異種薬液
と混合して、各洗浄処理間にクロスコンタミの生じる可
能性がきわめて大きい。
【0080】本発明においては、この点を考慮して、下
側供給ノズルのうち、少なくとも薬液を供給していない
下側供給ノズルから、純水を常時流出させるようにする
ことにより、各種薬液による洗浄処理間におけるクロス
コンタミの発生を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る枚葉式基板洗浄装置
の内部構成を示す正面断面図である。
【図2】同基板洗浄装置における基板回転部、洗浄ハウ
ジングおよび薬液供給部間の配置関係を示す拡大正面断
面図である。
【図3】同基板回転部と薬液供給部の下側噴射ノズルの
構造を示す拡大正面断面図である。
【図4】同基板回転部と薬液供給部の下側噴射ノズルの
構造を示す拡大平面図である。
【図5】同下側噴射ノズルとその周囲構造をさらに拡大
して示す拡大正面図である。
【符号の説明】
W ウエハ 1 洗浄ハウジング 2 基板回転部(基板回転手
段) 3 洗浄チャンバ 4 薬液供給部(薬液供給手
段) 5 不活性気体供給部(不活性
気体供給手段) 6 制御部 10 回転軸 11 基板支持部 15〜18 円環状処理槽 20 昇降機構 25 上側噴射ノズル(上側供給
ノズル) 26 下側噴射ノズル(下側供給
ノズル) 27 薬液供給源 30 配管 30a 薬液供給路 30b 不活性気体供給路 31 薬液供給部 35 上側供給部 36 下側供給部 37 不活性気体供給源 39 下側供給部の供給口

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉された洗浄ハウジング内において、
    基板を一枚ずつカセットレスでウェット洗浄する枚葉式
    基板洗浄方法であって、 回転支持した基板の表裏面に対して、上側および下側供
    給ノズルにより複数の薬液を上下方向から順次供給して
    洗浄するとともに、 前記下側供給ノズルのうち、少なくとも薬液を供給して
    いない下側供給ノズルから、純水を常時流出させるよう
    にしたことを特徴とする枚葉式基板洗浄方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の薬液による一連の洗浄工程に
    おいて、先行する薬液による洗浄と後行する他の薬液に
    よる洗浄との間に、純水によるリンス処理を行うに際し
    て、 前記先行する薬液を供給する上側および下側供給ノズル
    によりリンス処理用の純水を供給するとともに、このリ
    ンス処理完了後も、これら上側および下側供給ノズルの
    少なくとも下側供給ノズルから、純水を連続して流出さ
    せるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の枚葉
    式基板洗浄方法。
  3. 【請求項3】 前記下側供給ノズルからの純水の流出
    は、その流速および流量がこの下側供給ノズルから供給
    する薬液以外の薬液の逆流入を防止し得る範囲でできる
    だけ小さくなるように設定することを特徴とする請求項
    1または2に記載の枚葉式基板洗浄方法。
  4. 【請求項4】 密閉された洗浄ハウジング内において、
    基板を一枚ずつカセットレスでウェット洗浄する枚葉式
    基板洗浄装置であって、 前記洗浄ハウジング内に、一枚の基板を水平状態で支持
    回転する基板回転手段と、 この基板回転手段の外周部に、基板回転手段に回転支持
    される基板の洗浄処理用空間を形成する洗浄チャンバ
    と、 前記基板回転手段に回転支持される基板の表裏面に薬液
    を供給する薬液供給手段とを備えてなり、 この薬液供給手段は、前記洗浄ハウジング内に設けられ
    て、前記基板の表面に上側から薬液を供給する上側供給
    ノズルと、前記基板の裏面に下側から薬液を供給する下
    側供給ノズルとを備え、 これら上側および下側供給ノズルは、前記基板回転手段
    に回転支持される基板の表裏面に対して、複数の薬液を
    上下方向から順次供給して洗浄するとともに、この一連
    の洗浄工程において、少なくとも薬液を供給していない
    前記下側供給ノズルから純水が常時流出されるように構
    成されていることを特徴とする枚葉式基板洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記上側および下側供給ノズルは、前記
    基板回転手段に回転支持された基板の表裏面に薬液を噴
    射供給する噴射ノズルの形態とされるとともに、供給す
    べき薬液の種類に対応した数だけ配設されていることを
    特徴とする請求項4に記載の枚葉式基板洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記下側供給ノズルは、前記基板回転手
    段の回転可能な回転軸の上端部位において、上向きにか
    つ固定的に設けられるとともに、供給すべき薬液の供給
    源および純水の供給源に対して選択的に連通可能とされ
    ていることを特徴とする請求項4または5に記載の枚葉
    式基板洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記基板回転手段の回転軸が中空筒状と
    されるとともに、この回転軸の中空内部に、複数の薬液
    供給路を備える配管が上下方向へ貫通してかつ前記回転
    軸と非接触状態で固定的に配されており、 この配管の上端部に、前記下側供給ノズルが上向きにか
    つ固定的に設けられるとともに、前記配管の薬液供給路
    に連通され、 前記配管の下端部において、前記薬液供給路が前記薬液
    の供給源および純水の供給源に対して選択的に連通可能
    とされていることを特徴とする請求項6に記載の枚葉式
    基板洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記基板回転手段の回転軸内周と前記配
    管外周との間隙が、不活性気体の供給口として機能する
    ように構成されていることを特徴とする請求項7に記載
    の枚葉式基板洗浄装置。
  9. 【請求項9】 前記洗浄チャンバは、前記基板回転手段
    に対して上下方向へ相対的に昇降動作可能とされるとと
    もに、この洗浄チャンバの内周部に、前記洗浄処理用空
    間を形成する環状洗浄槽が、前記基板回転手段に支持さ
    れた基板を取り囲むように同心状に、かつ上下方向へ複
    数段に配列されてなり、 洗浄処理工程に応じて、これら環状洗浄槽のいずれか一
    つが、前記洗浄チャンバの上下方向への昇降動作によ
    り、前記基板回転手段に支持された基板に対応した位置
    に移動して位置決めされるように構成されていることを
    特徴とする請求項4から8のいずれか一つに記載の枚葉
    式基板洗浄装置。
  10. 【請求項10】 前記洗浄チャンバは、前記環状処理槽
    の内径縁が、前記基板回転手段の基板支持部の外径縁と
    非接触で、かつこれら両縁の間に形成される環状隙間が
    薬液等の下側への漏れを阻止する程度の微小間隔となる
    ように設定されていることを特徴とする請求項9に記載
    の枚葉式基板洗浄装置。
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