JP2000182172A - テナントビルの入退室管理装置 - Google Patents

テナントビルの入退室管理装置

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JP2000182172A
JP2000182172A JP10362836A JP36283698A JP2000182172A JP 2000182172 A JP2000182172 A JP 2000182172A JP 10362836 A JP10362836 A JP 10362836A JP 36283698 A JP36283698 A JP 36283698A JP 2000182172 A JP2000182172 A JP 2000182172A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テナント毎に異なる記載形式で記載された個
人識別カードを各テナントによって共通に使用されるカ
ードリーダで読み取ってテナントビルの通用口の入退室
管理を可能とするテナントビルの入退室管理装置を得
る。 【解決手段】各テナント毎に異なる記載形式で個人情報
が記載された個人識別カードCR1、CR2を、各テナ
ントに共通のカードリーダ15で読み取って上記記載形
式に則して解読し、該当するテナントを識別してテナン
トビルBLの通用口ENの施解錠制御をすることにより
入退室管理をするようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】この発明は、複数のテナン
トが入居したテナントビルに入退する通用口における入
退室管理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数のテナントが入居したテナントビル
の通用口における入退室管理装置の従来例として、例え
ば、特開平3−77199号公報には、各テナントの入
居している部屋が所定数以上無人となったとき、通用口
を施錠して入退室管理を行うものが開示されている。こ
の場合、通用口の個人識別端末であるカードリーダは各
テナントによって共通して使用される。このため、その
個人識別カードは必然的に同一の記載形式で個人情報が
記載されているものと推定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、入居してい
るテナントには、大企業であって多数の職員を擁するも
のと、少数の職員しか居ないもの等区々であり、各テナ
ントの特色を活かして個人識別カードを構成したい、と
いう要請がある。しかし、従来のテナントビルの入退室
管理装置は上記のとおり構成されているので、同一の記
載形式で記載された個人識別カードを使用して個人識別
を行う、という従来のテナントビルの入退室管理装置で
は上記の要請に応えることができない、という問題があ
った。また、個人識別カードは各テナントに共通した記
載形式で記載されるため、例えば、各職制とその職制に
配属されている人数等秘密にすべき事項が外部に漏洩し
易いという問題もあった。更に、他所から新たに転入し
てきたテナントが、それ迄使用していたカードリーダと
個人識別カードを引き続いて使用したい、という要請に
も応えることができないという問題もあった。
【0004】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、テナント毎に異なる記載形式で記
載された個人識別カードを各テナントによって共通に使
用されるカードリーダで読み取ってテナントビルの通用
口の入退室管理をするようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るテナント
ビルの入退室管理装置は、各テナント毎に異なる記載形
式で個人情報が記載された個人識別カードを、各テナン
トに共通のカードリーダで読み取って上記記載形式に則
して解読し、該当するテナントを識別してテナントビル
の通用口の施解錠制御をすることにより入退室管理をす
るようにしたものである。
【0006】また、この発明に係るテナントビルの入退
室管理装置は、各テナント毎の記載形式とテナント番号
とを予め記載形式記憶手段に記憶しておいて、外部操作
によってテナント番号が入力されると、この入力された
テナント番号に対応する記載形式を上記記載形式記憶手
段から読み出し、この読み出された記載形式に基いて個
人識別カードに記載のテナント番号を解読し、上記入力
手段によって入力されたテナント番号と比較することに
よりテナントビルの通用口の施解錠制御をして入退室管
理をするようにしたものである。
【0007】更に、この発明に係るテナントビルの入退
室管理装置は、各テナント毎の記載形式とテナント番号
とが予め記録された記載形式記憶手段と、この記載形式
記憶手段から読み取られた一のテナント番号に対応する
記載形式に基いて読み取られた個人識別カードに記載の
テナント番号と、上記一のテナント番号とを比較するこ
とによりテナントビルの通用口の施解錠制御をして入退
室管理をするようにしたものである。
【0008】更にまた、この発明に係るテナントビルの
入退室管理装置は、記載形式記憶手段を、建物を集中管
理する中央管理装置に組み込んだものである。
【0009】更にまた、この発明に係るテナントビルの
入退室管理装置は、記載形式記憶手段を、テナント識別
手段に組み込み、建物を集中管理する中央管理装置から
のダウンロードにより各テナント毎の記載形式とテナン
ト番号とを記録するようにしたものである。
【0010】更にまた、この発明に係るテナントビルの
入退室管理装置は、記載形式記憶手段を、テナント識別
手段に組み込み、通用口のカードリーダによって各テナ
ント毎の記載形式とテナント番号とを記録するようにし
たものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1から図8は実
施の形態1を示す。この実施の形態1では、図2に示す
とおり、テナントビルBLには部屋R1と部屋R2があ
り、それぞれに異なるテナントが入居している。以下、
部屋R1に入居しているテナントをテナント1、部屋R
2のテナントをテナント2という。各テナントは図4及
び図5に示すとおり、それぞれ異なる記載形式の個人識
別カード(以下、図ではIDカードともいう。)CR1
及びCR2によって通用口ENからテナントビルBLへ
入退館するものとする。図1から図3において、1はテ
ナントビルBLを集中管理する中央管理装置で、CPU
2と、プログラムが書き込まれたROM3と、データ等
が一時的に書き込まれるRAM4と、個人識別カードC
R1及びCR2の記載形式とテナント番号TN1及びT
N2を読み取って入出力装置5aを介して中央管理装置
1に入力するカードリーダ5と、外部操作によって入力
するテンキー6とからなる。なお、テナント番号TN1
及びTN2は、それぞれTN21及びTN22としてR
AM14に記録される。7はテナントビルBLに設置さ
れている他の機器の動作状態を検知するセンサで、入出
力装置5aを介して中央管理装置1に入力されて集中管
理に供される。
【0012】11は通用口ENから入退館する通行者が
このテナントビルBLに入居しているテナントの職員か
否かを識別するテナント識別手段で、CPU12と、プ
ログラムが書き込まれたROM13と、データ等が一時
的に書き込まれるRAM14と、個人識別カードCR1
及びCR2を読み取って入出力装置15aを介して入力
するカードリーダ15と、外部操作によって入力される
テンキー16と、中央処理装置1のカードリーダ5で読
み取られた個人識別カードCR1及びCR2の記載形式
とテナント番号TN21及びTN22がインターフェー
ス18を介してダウンロードされる記載形式記憶手段1
7とからなる。ここで、個人識別カードCR1及びCR
2に記載のテナント番号をTN1及びTN2とし、ま
た、テンキー16から入力されるテナント番号であって
テナント番号TN1に対応するものをTN11とし、同
様にテナント番号TN2に該当するものをTN12とす
る。更に、記載形式記憶手段17に記載されたテナント
番号であってテナント番号TN1に対応するテナント番
号をTN21とし、同様にテナント番号TN2に対応す
るテナント番号をTN11、TN22とする。この実施
の形態1では、テナント番号TN1とテナント番号TN
11及びTN21、また、テナント番号TN2とテナン
ト番TN12及び号TN22は、それぞれ同値とする。
19は通用口ENを開閉する扉ENDを施解錠する電気
錠で、入出力装置15aを介してテナント識別手段11
によって制御される。
【0013】21は部屋R1から入退室する通行者が部
屋R1のテナント1の職員か否かを識別する個人識別手
段で、CPU22と、プログラムが書き込まれたROM
23と、データ等が一時的に書き込まれるRAM24
と、個人識別カードを読み取って入出力装置25aを介
して入力するカードリーダ25と、中央処理装置1のカ
ードリーダ5で読み取られた個人識別カードCR1の記
載内容がインターフェース28を介して書き込まれるカ
ード内容記憶手段27とからなる。29は部屋R1の出
入口を開閉する扉R1Dを施解錠する電気錠で、入出力
装置25aを介して個人識別手段21によって制御され
る。
【0014】31は部屋R2から入退室する通行者が部
屋R2のテナント2の職員か否かを識別する個人識別手
段で、個人識別手段21と同様に構成されている。即
ち、CPU32と、ROM33と、RAM34と、カー
ドリーダ35と、入出力装置35aと、インターフェー
ス38と、カード内容記憶手段37とからなる。39は
部屋R2の出入口を開閉する扉R2Dを施解錠する電気
錠である。
【0015】図2はテナントビルBLの全容を示し、入
退館が行われる通用口ENと、テナント識別手段11に
よって制御されて通用口ENを開閉する扉ENDと、こ
の扉ENDを施解錠する電気錠19と、テナント1及び
テナント2が入居している部屋R1及び部屋R2と、そ
れぞれの出入口を開閉する扉R1D及びR2Dと、これ
らの扉R1D及びR2Dには個人識別手段21及び31
によって制御される電気錠29及び39が装着されてい
る。図3は、通用口ENの正面図で、通用口ENの側部
にはカードリーダ15とテンキー16が取り付けられて
いる。扉ENDには電気錠19が装着されている。図4
(a)は、テナント1が使用している個人識別カードC
R1の記載形式を示し、72バイトのメモリ容量を有し
ている。第1バイトには開始符号、第10バイトから第
19バイトにはテナント番号TN1、第20バイトから
第29バイトには個人識別番号ID1、第71バイトに
は終了符号、第72バイトにはLRC(水平偶数パリテ
ィ)が記録され、他はスペースである。図4(b)は、
テナント2が使用している個人識別カードCR2の記載
形式を示し、同様に72バイトの記憶容量を有してい
る。テナント番号TN2は第20バイトから第24バイ
トに記録され、第25バイトから第29バイトには所属
番号SN2が記録され、個人識別番号ID2は第30バ
イトから第49バイトに記録されている。
【0016】次に、上記構成に係る実施の形態1の動作
を、図5から図7に示す流れ図に従って説明する。ここ
で、各流れ図の処理は、所定時間毎に発生する割込み信
号によって時分割で処理されるものとする。図5は、中
央管理装置1のテンキー6で個人識別カードCR1及び
CR2の記載形式を入力してテナント識別手段11の記
載形式記憶手段17にダウンロードする処理を示す。即
ち、手順S11で、中央管理装置1のテンキー6を操作
して、個人識別カードCR1及びCR2のテナント番号
TN1及びTN2と同値のテナント番号TN21及びT
N22と、テナント番号TN1及びTN2が記録されて
いるメモリ番地からなる記載形式を入力する。手順S1
2で、入力されたテナント番号TN21及びTN22と
記載形式とをテナント識別手段11の記載形式記憶手段
17にダウンロードするようにテンキー6で指示し、手
順S13で、テナント番号TN21及びTN22と記載
形式が中央管理装置1からテナント識別手段11の記載
形式記憶手段17に書き込まれる。図4に則して説明す
ると、テナント番号TN1は第10バイトから第19バ
イトに記載されている旨を、テナント番号21と関連付
けて、また、テナント番号TN2は第20バイトから第
24バイトに記載されている旨を、テナント番号22と
関連付けてテンキー6によって入力する。
【0017】図6は、中央管理装置1のカードリーダ5
で個人識別カードCR1及びCR2を読み取って、テン
キー6の指示により、その記載内容をそれぞれ該当する
個人識別手段21及び31のカード内容記憶手段27及
び37にダウンロードするための処理を示す。即ち、手
順S21で中央管理装置1のカードリーダ5で個人識別
カードCR1及びCR2を読み取る。手順S22で、読
み取った内容をそれぞれ該当する個人識別手段21及び
31にダウンロードするようにテンキー6で指示する。
手順S23で、テンキー6の指示に従い、それぞれ該当
する個人識別手段21及び31のカード内容記憶手段2
7及び37に個人識別カードCR1及びCR2の内容が
書き込まれる。即ち、カード内容記憶手段27には個人
識別カードCR1の内容が、また、カード内容記憶手段
37には個人識別カードCR2の内容が、それぞれ書き
込まれる。
【0018】図7は、テナント識別手段11による通用
口ENの通行管理を示す。即ち、カードリーダ15に個
人識別カードCR1を挿入した場合はテナント1と判断
し、個人識別カードCR2を挿入した場合はテナント2
と判断し、いずれの場合も電気錠19が解錠されて通行
できる。個人識別カードCR1及びCR2以外のカード
が挿入された場合は、電気錠19は解錠されず通行でき
ない。手順S31で、テンキー16によってテナント番
号TN11又はTN12が入力されたとする。このテナ
ント番号TN11又はTN12は手順S32で一旦RA
M14に格納される。手順S33でテナント番号TN1
1の場合はテナント番号TN21が対応し、TN12の
場合はテナト番号TN22が対応して、それぞれ該当す
る記載形式を記載形式記憶手段17から読み取る。手順
S34で該当する記載形式が無い場合、例えば誤ったテ
ナント番号の場合は処理を終了する。該当する記載形式
が有る場合は手順S35に移り、カードリーダ15に個
人識別カードCR1又はCR2が挿入されると、手順S
36でその内容を読み取ってRAM14に格納する。こ
こでの読取りは、図4に示す個人識別カードCR1又は
CR2を第1バイトから第72バイトまで記載されてい
るそのままを読み込む。手順S37でテナント番号TN
11又はTN12に該当する記載形式でRAM14に格
納された個人識別カードCR1又はCR2に記載された
テナント番号TN1又はTN2を解読する。即ち、テナ
ント番号TN11の場合は、図4に示すとおり第10バ
イトから第19バイトまでをテナント番号TN1として
読みとり、テナント番号TN12の場合は、第20バイ
トから第24バイトまでをテナント番号TN2として読
みとる。手順S38でテナント番号TN11又はTN1
2とテナント番号TN1又はTN2が等しいかチェック
する。等しくない場合は電気錠19を施錠したまま処理
を終了する。等しい場合は手順S39で電気錠19を解
錠して入館させる。
【0019】なお、通用口ENから入館した者が部屋R
1に入室するには、従来と同様に個人識別カードCR1
をカードリーダ25に読み取らせ、そこに記載されたテ
ナント番号TN1及び個人識別番号ID1が、カード内
容記憶手段27に記録されているテナント番号及び個人
識別番号と同一の場合は、電気錠29が解錠されて部屋
R1に入室できる。個人識別カードCR2をカードリー
ダ25に挿入した場合、図4に示すとおり、第10バイ
トから第19バイトまではスペースとなっており、この
ようなテナント番号はカード内容記憶手段27に記録さ
れていないので、電気錠29は施錠されたままとなり入
室できない。個人識別カードCR2をカードリーダ35
に読み取らせて部屋R2に入室する場合も同様であり、
説明を省略する。
【0020】上記実施の形態1によれば、テンキー16
で入力されたテナント番号TN11又はTN12に対応
する記載形式をテナント番号TN21、TN22を介し
て記載形式記憶手段17から読み取り、この記載形式に
基いて個人識別カードCR1又はCR2に記載のテナン
ト番号TN1又はTN2を解読するようにしたので、個
人識別カードCR1及びCR2がそれぞれ異なる記載形
式であっても、同一のカードリーダ15を使用すること
ができる。また、個人識別カードCR1又はCR2に記
載のテナント番号TN1又はTN2とテンキー16で入
力されたテナント番号TN11又はTN12を比較し、
この比較結果に基いて通用口ENの電気錠19の施解錠
制御をするようにしたので、テンキー16で入力された
テナント番号TN11又はTN12がテナント番号TN
1又はTN2と等しい場合のみ電気錠19を解錠し、テ
ナント番号TN11又はTN12がテナント番号TN1
及びTN2のいずれでもない場合、並びに個人識別カー
ドCR1及びCR2以外のものが使用された場合、いず
れも電気錠19は施錠されたままとなり、意図したテナ
ントビルBLの入退室管理ができる。更に、記載形式記
憶手段17及びカード内容記憶手段27,37への書込
みは中央管理装置1から行うようにしたので、一個所か
ら集中して処理することができる、という利便性があ
る。
【0021】実施の形態2.図8は、実施の形態2を示
す。上記実施の形態1では、テンキー16でテナント番
号TN11又はTN12を入力することとしたが、この
実施の形態2ではテンキー16による入力を不要とした
ものである。従って、実施の形態2の全体構成は、図1
においてテナント識別手段11からテンキー16を省い
たものが相当する。従って、以下の説明おいて、図1と
同符号のものは同一部分を示す。図8において、手順S
51でカードリーダ15に個人識別カードCR1又はC
R2が挿入されると、手順S52で個人識別カードCR
1又はCR2の内容が読み込まれてRAM14に格納さ
れる。ここでの読取りは、図4に示す個人識別カードC
R1又はCR2を第1バイトから第72バイトまで記載
されているそのままを読み込む。手順S53で記載形式
記憶手段17に記憶されているテナント番号TN21及
びTN22を「TN21」→「TN22」の順番に読み
取る。手順S54で、テナント番号TN21又はTN2
2に該当する記載形式でRAM14に格納されたテナン
ト番号TN1又はTN2を解読する。即ち、個人識別カ
ードが図4に示すCR1か又はCR2であるかに関係な
く、テナント番号TN21の場合は、図4に示すとおり
第10バイトから第19バイトまでをテナント番号TN
1であるとして読みとり、テナント番号TN22の場合
は、第20バイトから第24バイトまでをテナント番号
TN2であるとして読みとる。
【0022】こうして読み取ったテナント番号TN1又
はTN2を手順S55で比較処理をする。即ち、テナン
ト番号TN21の場合はテナント番号TN1と、テナン
ト番号TN22の場合はテナント番号TN2と、それぞ
れ比較する。等しくない場合は手順S56に移り、記載
形式記憶手段17に記憶されている最後のテナント番号
TN22までチェックされたか否かを調べる。最後のテ
ナント番号TN22までチェックされていない場合は、
手順S53に戻り、以下、手順S54から手順S56ま
での処理を繰り返す。記載形式記憶手段17に記憶され
ている最後のテナント番号TN22まで処理したが、個
人識別カードCR1又はCR2に記載のテナント番号T
N1又はTN2が記載形式記憶手段17に記憶されてい
るテナント番号TN21及びTN22の何れにも等しく
ない場合は手順S56で「Y」となって電気錠19を施
錠したまま処理を終了する。手順S55で等しいとされ
た場合は手順S57に移り、電気錠19を解錠して入館
させる。
【0023】上記実施の形態2によっても、それぞれ異
なる記載形式の個人識別カードCR1及びCR2を同一
のカードリーダ15で読み取ってテナントビルBLの入
退室管理ができると共に、特に個人識別カードCR1又
はCR2をカードリーダ15に挿入するのみで入退館の
管理ができるので、テンキー16を操作する手間を省く
ことができ、迅速な処理が可能となる。
【0024】実施の形態3.なお、上記実施の形態1及
び実施の形態2では、記載形式記憶手段17はテナント
識別手段11に組み込まれるものとしたが、中央管理装
置1に組み込んでもよいものである。カード内容記憶手
段27,37についても同様である。これにより、中央
管理装置1においてカードリーダ5又はテンキー6から
直接書き込むことができ、集中管理による利便性が向上
する。
【0025】実施の形態4.また、上記実施の形態1及
び実施の形態2では、記載形式記憶手段17はテナント
識別手段11に、また、カード内容記憶手段27,37
はそれぞれ個人識別手段21,31に組み込まれるもの
とし、それらへの書込みはいずれも中央管理装置1から
ダウンロードするものとしたが、記載形式記憶手段17
へはテナント識別手段11のテンキー16又はカードリ
ーダ15によって書き込むこととしてもよい。また、カ
ード内容記憶手段27及び37への書込みもそれぞれ個
人識別手段21及び31のカードリーダ25及び35に
よってそれぞれ行うこととしてもよい。これによって、
テナント識別手段11並びに個人識別手段21及び31
がそれぞれ独立した装置となって、中央管理装置1との
連絡ケーブルの敷設が不要となり移設に便利である。
【0026】実施の形態5.更に、上記実施の形態1で
はテンキー16で入力されたテナント番号TN11又は
TN12は、個人識別カードCR1又はCR2に記載の
テナント番号TN1又はTN2と等しい場合に電気錠1
9を解錠するものとしたが、これに限られるものではな
く、テナント番号TN11及びテナント番号21とテナ
ント番号TN1が、また、テナント番号TN12及びテ
ナント番号22とテナント番号TN2が、それぞれ一対
一に対応しておればよいものである。従って、テナント
番号TN1又はTN2が仮に既知となっても、上記対応
を採っておけばテンキー16で入力されたテナント番号
TN11又はTN12を機密化することができ、この機
密化によってテナントビルの通用口の入退室管理の機密
性を保持できる。仮に、テナント番号TN11又はTN
12が既知となった場合でも、新たな番号を設定して記
載形式記憶手段17に再記録することにより、機密を維
持できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係るテナ
ントビルの入退室管理装置は、各テナント毎に異なる記
載形式で個人情報が記載された個人識別カードを、各テ
ナントに共通のカードリーダで読み取って上記記載形式
に則して解読し、該当するテナントを識別してテナント
ビルの通用口の入退室管理をするようにしたものであ
る。このため、各テナント毎に個人識別カードがそれぞ
れ異なる記載形式であっても、同一のカードリーダを使
用することができる、という効果を奏する。
【0028】また、この発明に係るテナントビルの入退
室管理装置は、各テナント毎の記載形式とテナント番号
とを予め記載形式記憶手段に記憶しておいて、外部操作
によって入力されたテナント番号に対応する記載形式を
上記記載形式記憶手段から読み出し、この読み出された
記載形式に基いて個人識別カードに記載のテナント番号
を解読し、上記外部操作によって入力されたテナント番
号と比較することによりテナントビルの通用口の入退室
管理をするようにしたものである。このため、上記効果
に併せて個人識別カードに記載のテナント番号が既知と
なっても、外部入力されたテナント番号を機密化するこ
とにより、テナントビルの通用口の入退室管理を向上す
ることができる、という効果も奏する。
【0029】更に、この発明に係るテナントビルの入退
室管理装置は、各テナント毎の記載形式とテナント番号
とを予め記載形式記憶手段に記録しておいて、この記載
形式記憶手段から読み取られた一のテナント番号に対応
する記載形式に基いて個人識別カードに記載のテナント
番号を読み取って、上記一のテナント番号と比較するこ
とによりテナントビルの通用口の入退室管理をするよう
にしたものである。このため、テンキーを操作する手間
を省くことができ、迅速な処理ができる、という効果も
奏する。
【0030】更にまた、この発明に係るテナントビルの
入退室管理装置は、記載形式記憶手段を、建物を集中管
理する中央管理装置に組み込んだものである。このた
め、中央管理装置による集中管理が可能となり利便性が
増す、という効果も奏する。
【0031】更にまた、この発明に係るテナントビルの
入退室管理装置は、記載形式記憶手段を、テナント識別
手段に組み込み、建物を集中管理する中央管理装置から
のダウンロードにより各テナント毎の記載形式とテナン
ト番号とを記録するようにしたものである。このものに
あっても、同様に中央管理装置による集中管理が可能と
なり利便性が増す、という効果も奏する。
【0032】更にまた、この発明に係るテナントビルの
入退室管理装置は、記載形式記憶手段を、テナント識別
手段に組み込み、通用口のカードリーダによって各テナ
ント毎の記載形式とテナント番号とを記録するようにし
たものである。このため、テナント識別手段が独立した
装置となって、中央管理装置との連絡ケーブルの敷設が
不要となり移設に便利である、という効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の全体構成を示すブ
ロック図。
【図2】 この発明を適用したテナントビルの平面図。
【図3】 この発明を適用したテナントビルの通用口の
正面図。
【図4】 個人識別カードの記載形式を示す図。
【図5】 この発明の実施の形態1による記載形式記憶
手段への書込み処理を示す流れ図。
【図6】 この発明の実施の形態1によるカード内容記
憶手段への書込み処理を示す流れ図。
【図7】 この発明の実施の形態1による通用口の入退
管理を示す流れ図。
【図8】 この発明の実施の形態2による通用口の入退
管理を示す流れ図。
【符号の説明】
1 中央管理装置、 2 CPU、 3 ROM、 4
RAM、 5 カードリーダ、 6 テンキー、 1
1 テナント識別手段、 12 CPU、 13 RO
M、 14 RAM、 15 カードリーダ、 16
テンキー、 19 電気錠、 BL テナントビル、
EN 通用口、 END 扉、 R1部屋、 R2 部
屋、 CR1 個人識別カード、 CR2 個人識別カ
ード。
フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA04 AA05 EE16 FF06 FF44 3E038 AA01 BA09 BB03 CA02 CA06 CA07 CC03 FA02 GA02 HA02 JA03 5C087 CC43 CC52 DD06 DD23 EE06 FF01 FF04 FF20 FF25 FF30 GG19 GG21 GG24 GG57

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各テナント毎に異なる記載形式で個人情
    報が記載された個人識別カードで上記各テナントが入居
    する部屋の施解錠制御を行うようにしたテナントビルの
    入退室管理装置において、上記テナントビルの通用口か
    ら入退する上記各テナントによって共用されて上記個人
    識別カードを読み取るカードリーダと、このカードリー
    ダによって読み取られた上記個人識別カードを上記記載
    形式に則して解読することにより該当する上記テナント
    を識別して上記通用口の施解錠制御をするテナント識別
    手段とを備えたテナントビルの入退室管理装置。
  2. 【請求項2】 テナント識別手段を、各テナント毎の記
    載形式とテナント番号とが予め記録された記載形式記憶
    手段と、外部操作によってテナント番号を入力する入力
    手段と、この入力手段によって入力されたテナント番号
    に対応する記載形式を上記記載形式記憶手段から読み取
    り、この記載形式に基いて読み取られた個人識別カード
    に記載のテナント番号と、上記入力手段によって入力さ
    れたテナント番号とを比較する比較手段とを備え、この
    比較手段の比較結果に基いて通用口の施解錠制御をする
    ものとした請求項1に記載のテナントビルの入退室管理
    装置。
  3. 【請求項3】 テナント識別手段を、各テナント毎の記
    載形式とテナント番号とが予め記録された記載形式記憶
    手段と、この記載形式記憶手段から読み取られた一のテ
    ナント番号に対応する記載形式に基いて読み取られた個
    人識別カードに記載のテナント番号と、上記一のテナン
    ト番号とを比較する比較手段とを備え、この比較手段の
    比較結果に基いて通用口の施解錠制御をするものとした
    請求項1に記載のテナントビルの入退室管理装置。
  4. 【請求項4】 記載形式記憶手段を、テナントビルを集
    中管理する中央管理装置に組み込まれるものとした請求
    項2又は請求項3に記載のテナントビルの入退室管理装
    置。
  5. 【請求項5】 記載形式記憶手段を、テナント識別手段
    に組み込まれ、テナントビルを集中管理する中央管理装
    置からのダウンロードにより各テナント毎の記載形式と
    テナント番号とが記録されるものとした請求項2又は請
    求項3に記載のテナントビルの入退室管理装置。
  6. 【請求項6】 記載形式記憶手段を、テナント識別手段
    に組み込まれて、通用口のカードリーダによって各テナ
    ント毎の記載形式とテナント番号とが記録されるものと
    した請求項2又は請求項3に記載のテナントビルの入退
    室管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110910543A (zh) * 2019-12-12 2020-03-24 京东方科技集团股份有限公司 智能开锁系统及其开锁方法
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