JP2000181915A - 画像割付装置 - Google Patents

画像割付装置

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JP2000181915A
JP2000181915A JP37563098A JP37563098A JP2000181915A JP 2000181915 A JP2000181915 A JP 2000181915A JP 37563098 A JP37563098 A JP 37563098A JP 37563098 A JP37563098 A JP 37563098A JP 2000181915 A JP2000181915 A JP 2000181915A
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JP37563098A
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Haruo Wakabayashi
治夫 若林
Yasuharu Kawahara
康晴 川原
Shigeki Torii
茂樹 鳥居
Tetsushi Koyama
哲志 小山
Kyozo Kawada
京三 河田
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ARTS TEC KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
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ARTS TEC KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トリミング作業をより簡便かつ効率的にす
る。 【解決手段】 レイアウトウインドウ表示手段10によ
り、レイアウトウインドウ110を表示し、割付作業を
行う。画像割付枠Fp内に割り付けられた画像をトリミ
ングする場合、トリミングウインドウ表示手段20によ
りトリミングウインドウ120を表示させる。ウインド
ウ120内には、画像全体とトリミング枠Ft全体とが
常に表示されるため、両者の相互位置関係を把握でき
る。トリミング枠設定手段40に指示を与えれば、トリ
ミング枠Ftに対する移動、サイズ変更、回転を行うこ
とができる。トリミング枠Ft内の画像が、画像割付枠
Fp内に割り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像割付装置に関
し、特に、割付対象となる画像を画像データとして取り
込み、この画像をトリミングした状態で、ディスプレイ
画面上の所定領域に割り付ける処理を行う画像割付装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータを利用したDTP(Desk T
op Publishing )技術の発達により、印刷物の頁をディ
スプレイ画面上に表示し、画像や文字などの割り付け
を、このディスプレイ画面上で行う方法が普及してい
る。写真などの画像については、通常、トリミング処理
により、必要な部分だけを切り抜いて割り付ける作業が
行われる。一般的なトリミング処理は、ディスプレイ画
面上にトリミング対象となる画像を表示させた状態で、
トリミング枠をこの画像上に重ねることによって行われ
る。オペレータが、トリミング枠を、画像上の所定位置
に、所定の大きさで、所定の角度で配置する作業を行え
ば、このトリミング枠内に位置する画像の一部分のみが
抽出されて割り付けられることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来用
いられている画像割付装置には、トリミング作業の操作
性が十分ではないという問題がある。従来の画像割付装
置でトリミング作業を行う場合、通常、トリミング対象
となる画像を一定のサイズで表示させておき、トリミン
グ枠のみを拡大・縮小したり、移動したり、回転したり
する操作が行われることになる。このため、トリミング
枠の一部がウインドウから食み出して表示されなくなっ
たり、画像とトリミング枠との位置関係が把握できなく
なったりすることがあった。
【0004】従来、ディスプレイ画面上での画像の割付
作業は、印刷会社の専門オペレータの手に委ねられてい
たが、今後は、DTP技術の発達により、出版社の編集
担当者などにも、このような割付作業が一般化してゆく
ものと思われる。このため、トリミング作業をより簡便
かつ効率的に行うことができる画像割付装置が望まれて
いる。
【0005】そこで本発明は、トリミング作業をより簡
便かつ効率的に行うことができる画像割付装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明の第1の態
様は、割付対象となる画像を画像データとして取り込
み、この画像をトリミングした状態で、ディスプレイ画
面上の所定領域に割り付ける処理を行う画像割付装置に
おいて、割付結果を表示するためのレイアウトウインド
ウをディスプレイ画面上に表示するレイアウトウインド
ウ表示手段と、トリミング作業を行うためのトリミング
ウインドウをディスプレイ画面上に表示するトリミング
ウインドウ表示手段と、取り込んだ画像データを格納す
る画像データ格納手段と、画像データによって示される
画像と同一平面上の所定の位置に、所定の大きさで、所
定の角度で配置されたトリミング枠を、オペレータの指
示に基づいて設定するトリミング枠設定手段と、オペレ
ータの指示および取り込むべき画像データを入力する入
力手段と、を設け、トリミングウインドウ表示手段が、
上記平面上において、画像全体とトリミング枠全体との
双方を含む包括領域を定義し、この包括領域全体を必要
に応じて拡大または縮小してトリミングウインドウ上に
表示する機能を有し、レイアウトウインドウ表示手段
が、オペレータの指示に基づいて、レイアウトウインド
ウ上に所定の画像割付枠を定義し、この画像割付枠内
に、トリミング枠によってトリミングされた画像を表示
する機能を有するようにしたものである。
【0007】(2) 本発明の第2の態様は、上述の第1
の態様に係る画像割付装置において、画像の輪郭図形と
トリミング枠の輪郭図形とを合成することにより得られ
る合成図形に外接する外接矩形を求め、この外接矩形内
の領域を包括領域として定義し、矩形のトリミングウイ
ンドウ上に矩形の包括領域を表示するようにしたもので
ある。
【0008】(3) 本発明の第3の態様は、上述の第1
または第2の態様に係る画像割付装置において、レイア
ウトウインドウ上に定義された画像割付枠を所定の態様
で指示することにより、当該画像割付枠内に画像を割り
付けるためのトリミングウインドウが自動的に表示され
るようにし、この自動的に表示されたトリミングウイン
ドウ内に、当該画像割付枠に対して相似形をなすトリミ
ング枠が自動的に表示されるようにしたものである。
【0009】(4) 本発明の第4の態様は、上述の第1
〜第3の態様に係る画像割付装置において、トリミング
枠内を3行3列の合計9つの升目に分割する分割線を表
示し、四隅に位置する4つの升目をサイズ変更用升目と
し、残りの5つの升目を移動用升目とし、サイズ変更用
升目内の1点が指示され、この指示点を移動させる操作
が行われた場合には、この指示点の移動に応じてトリミ
ング枠のサイズが変更されるようにし、移動用升目内の
1点が指示され、この指示点を移動させる操作が行われ
た場合には、この指示点の移動に応じてトリミング枠の
位置が変更されるようにしたものである。
【0010】(5) 本発明の第5の態様は、上述の第4
の態様に係る画像割付装置において、トリミング枠のサ
イズ変更により、トリミング枠の形状に変化が生じた場
合には、レイアウトウインドウ上の画像割付枠の形状と
トリミング枠の形状とが相似形をなすように、画像割付
枠の形状を自動的に変化させるようにしたものである。
【0011】(6) 本発明の第6の態様は、上述の第1
〜第3の態様に係る画像割付装置において、トリミング
枠内を3行3列の合計9つの升目に分割する分割線を表
示し、四隅に位置する4つの升目を回転用升目とし、残
りの5つの升目を移動用升目とし、回転用升目内の1点
が指示され、この指示点を移動させる操作が行われた場
合には、この指示点の移動に応じてトリミング枠の配置
角度が変更されるようにし、移動用升目内の1点が指示
され、この指示点を移動させる操作が行われた場合に
は、この指示点の移動に応じてトリミング枠の位置が変
更されるようにしたものである。
【0012】(7) 本発明の第7の態様は、上述の第1
〜第3の態様に係る画像割付装置において、トリミング
枠内を3行3列の合計9つの升目に分割する分割線を表
示し、四隅に位置する4つの升目をサイズ変更/回転用
升目とし、残りの5つの升目を移動用升目とし、トリミ
ングウインドウ内にモード選択ボタンを設け、このモー
ド選択ボタンを操作することにより、第1のモード、第
2のモード、第3のモードのいずれかを選択できるよう
にし、第1のモードが選択されている場合に、サイズ変
更/回転用升目内の1点が指示され、この指示点を移動
させる操作が行われた場合には、この指示点の移動に応
じてトリミング枠の相似を維持させたままそのサイズが
変更されるようにし、第2のモードが選択されている場
合に、サイズ変更/回転用升目内の1点が指示され、こ
の指示点を移動させる操作が行われた場合には、この指
示点の移動に応じてトリミング枠の配置角度が変更され
るようにし、第3のモードが選択されている場合に、サ
イズ変更/回転用升目内の1点が指示され、この指示点
を移動させる操作が行われた場合には、この指示点の移
動に応じてトリミング枠の形状およびサイズが変更され
るようにし、トリミング枠の形状変化に応じて、レイア
ウトウインドウ上の画像割付枠の形状とトリミング枠の
形状とが相似形をなすように、画像割付枠の形状を自動
的に変化させるようにし、移動用升目内の1点が指示さ
れ、この指示点を移動させる操作が行われた場合には、
いずれのモードが選択されている場合でも、この指示点
の移動に応じてトリミング枠の位置が変更されるように
したものである。
【0013】(8) 本発明の第8の態様は、コンピュー
タを、上述の第1〜第7の態様に係る画像割付装置とし
て機能させるためのプログラムを、コンピュータ読み取
り可能な記録媒体に記録するようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施形態
に基づいて説明する。図1は、本発明に係る画像割付装
置の基本構成を示すブロック図である。この画像割付装
置は、割付対象となる画像を画像データとして取り込
み、この画像をトリミングした状態で、ディスプレイ1
00の表示画面上の所定領域に割り付ける処理を行うこ
とができる。
【0015】この画像割付装置は、図1に示されている
とおり、割付結果を表示するためのレイアウトウインド
ウ110を、ディスプレイ100の画面上に表示するレ
イアウトウインドウ表示手段10と、トリミング作業を
行うためのトリミングウインドウ120を、ディスプレ
イ100の画面上に表示するトリミングウインドウ表示
手段20と、取り込んだ画像データを格納する画像デー
タ格納手段30と、トリミングウインドウ120内に表
示されるトリミング枠Ftを設定するトリミング枠設定
手段40と、オペレータの指示および取り込むべき画像
データを入力する入力手段50と、によって構成されて
いる。もっとも、これらの各構成要素は、いずれもコン
ピュータのハードウエアおよびソフトウエアによって実
現されるものであり、実際には、本発明に係る画像割付
装置は、汎用のコンピュータに専用のプログラムを組み
込むことによって構成されることになり、このプログラ
ムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して
配布することが可能である。
【0016】図1に示すディスプレイ100の表示画面
上には、レイアウトウインドウ表示手段10によって、
所定の位置に所定の大きさのレイアウトウインドウ11
0が表示され、トリミングウインドウ表示手段20によ
って、所定の位置に所定の大きさのトリミングウインド
ウ120が表示された状態が示されている。これら各ウ
インドウ110,120は、それぞれ独立して、位置や
大きさを調節することができる。オペレータは、マウス
などの入力機器を用いて、各ウインドウを任意の位置に
移動させることができ、また、任意の大きさに調節する
ことができる。
【0017】レイアウトウインドウ110には、この例
では、印刷物の見開き2頁分に相当する領域が示されて
おり、画像111および文字列112が所定の位置に割
り付けられた状態が示されている。オペレータは、この
レイアウトウインドウ110を見ながら、所望の位置
に、所望の割付対象物(文字や画像)を、所望の態様
(大きさ、角度)で割り付ける作業を行うことになる。
このように、ディスプレイ画面上で、文字や画像を割り
付ける作業を行うための技術は、既に公知の技術である
ため、ここでは詳しい説明は省略する。本発明に係る画
像割付装置の特徴は、画像データとして取り込んだ画像
を、トリミングした状態で、レイアウトウインドウ11
0内の所定の領域に割り付ける作業を効率的に行うこと
ができるようにした点にあり、以下、このような作業に
関連した動作について説明する。
【0018】まず、割付対象となる画像は、入力手段5
0によって画像データ格納手段30内に画像データとし
て取り込まれる。具体的には、たとえば、スキャナ装置
を用いてフィルムから画像を取り込んでもよいし、CD
−ROMなどから直接画像データを読み込むようにして
もかまわない。この実施形態に係る装置では、このよう
にして取り込んだ画像を、それぞれ画像ファイルとし
て、画像データ格納手段30内に格納しておくことがで
きる。画像データ格納手段30内に格納されている画像
をレイアウトウインドウ110上に割り付ける場合、オ
ペレータは、まず、図示されていないコマンドメニュー
から、画像取り込みコマンドを実行し、所望の画像ファ
イルを選択する。すると、レイアウトウインドウ110
内の所定位置に、画像割付枠Fpが表示され、選択され
た画像がその内部に表示されることになる。
【0019】いわば、この状態は初期状態であり、画像
割付枠Fpを表示すべき初期位置、画像割付枠Fpの初
期状態の大きさ、画像の初期割付態様(トリミング状
態)などは、適当に定めておけばよい。オペレータは、
以下のような作業を行うことにより、画像割付枠Fpの
位置、大きさ、画像の割付態様を任意に調節することが
できる。すなわち、マウスポインタで、画像割付枠Fp
内の1点を指示したまま(マウスボタンを押したま
ま)、マウスを移動させれば、画像割付枠Fpもマウス
の移動とともに移動することになり、マウスポインタ
で、画像割付枠Fpの4隅の1点を指示したまま(マウ
スボタンを押したまま)、マウスを移動させれば、画像
割付枠Fpの大きさもマウスの移動とともに変わること
になる。一方、画像の割付態様(トリミング状態)の調
整作業は、本発明の特徴となる作業であり、トリミング
ウインドウ120上で行う作業になる。
【0020】オペレータは、画像割付枠Fp内の画像の
割付態様を調整する場合、まず、トリミングウインドウ
120を表示させる作業を行う。トリミングウインドウ
120を表示させるためには、図示されていないコマン
ドメニューから、トリミングコマンドを実行すればよ
い。すると、図示のとおり、トリミングウインドウ12
0が表示され、その中には、トリミング対象となる画像
(画像データ格納手段30内に格納されているトリミン
グされていない状態の画像)が表示されるとともに、ト
リミング枠Ftが表示される。このトリミング枠Ft
は、画像割付枠Fpと相似形(図示の例では、縦横比が
同一の矩形)をなし、画像割付枠Fp内に現時点で表示
されている画像111に相当する位置に表示される。別
言すれば、トリミングウインドウ120内の画像のう
ち、トリミング枠Ftの内部の部分が、画像割付枠Fp
内に画像111として表示されることになる。
【0021】このように、本発明に係る画像割付装置で
は、トリミングウインドウ120は、常に、レイアウト
ウインドウ110内の特定の画像割付枠Fpに1対1に
対応しており、トリミング枠Ft内の画像が常に画像割
付枠Fp内に表示されることになる。これは、レイレイ
アウトウインドウ表示手段10が、オペレータの指示に
基づいて、レイアウトウインドウ110上に所定の画像
割付枠Fpを表示するとともに、この画像割付枠Fp内
に、トリミング枠Ftによってトリミングされた画像を
表示する機能を有しているためである。したがって、後
述するように、オペレータが、トリミングウインドウ1
20上で、トリミング枠Ftを移動させたり、サイズを
変更したり、回転させたりすると、画像割付枠Fp内の
画像111は、リアルタイムで変化することになる。
【0022】なお、レイアウトウインドウ110上に複
数の画像割付枠Fpが配置されている場合は、トリミン
グウインドウ120に対して、いずれの画像割付枠Fp
を対応させるかを指定する必要がある。特定の画像割付
枠Fpを対応させる旨を指定するには、単に、マウスな
どで当該画像割付枠Fpをクリックすればよい。たとえ
ば、3つの画像割付枠Fp1〜Fp3が配置されていた
場合、画像割付枠Fp1をクリックすれば、トリミング
ウインドウ120内には、この画像割付枠Fp1に割り
付けられている画像が表示されることになり、この画像
割付枠Fp1についてのトリミング作業を行う状態にな
るが、その状態で、今度は画像割付枠Fp2をクリック
すれば、トリミングウインドウ120内の画像は、画像
割付枠Fp2に割り付けられている画像に切り替わり、
この画像割付枠Fp2についてのトリミング作業を行う
状態になる。
【0023】なお、本実施形態に係る画像割付装置で
は、作業をより効率化することができるように、まだト
リミングウインドウ120が表示されていない状態であ
っても、レイアウトウインドウ100上に定義された特
定の画像割付枠Fpを所定の態様で指示することによ
り、当該画像割付枠Fpに対応したトリミングウインド
ウ120が自動的に表示されるような機能を設けてい
る。具体的には、この実施形態では、画像割付枠Fpを
マウスでダブルクリックする操作を行うと、この画像割
付枠Fpに対応したトリミングウインドウ120が自動
的に表示されるようにしている。もちろん、この自動表
示されたトリミングウインドウ120内には、画像割付
枠Fpに対して相似形をなすトリミング枠Ftが自動的
に表示されることになる。このような機能を設けておけ
ば、画像の割付態様を調整したい画像割付枠Fpを直接
ダブルクリックする操作を行えば、トリミングウインド
ウ120が直ちに表示されるので、作業効率はかなり向
上することになる。
【0024】続いて、本発明に係る画像割付装置におけ
るトリミングウインドウ120上でのトリミング作業の
特徴を述べる。図2は、トリミングウインドウ120の
拡大図である。図示のとおり、トリミングウインドウ1
20内には、画像データ格納手段30内に格納されてい
る画像Pの全体が表示されており、その上に、トリミン
グ枠Ftが重ねて表示されている。トリミング枠Ft
が、画像割付枠Fpと相似形をなすことは既に述べたと
おりであり、画像Pの中のトリミング枠Ftの内部の部
分が、画像割付枠Fp内にリアルタイムで表示される点
も既に述べたとおりである。なお、画像割付枠Fpの内
部が分割線によって分割され、3行3列の升目が形成さ
れているが、その理由については後述する。
【0025】本発明の特徴は、このトリミングウインド
ウ120内における画像Pとトリミング枠Ftとの表示
方法にある。このトリミングウインドウ120内には、
画像データ格納手段30内の画像データによって示され
る画像Pと同一平面上の所定の位置に、所定の大きさ
で、所定の角度で配置されたトリミング枠Ftが表示さ
れることになるが、トリミング枠Ftを、どの位置に、
どの大きさで、どの角度で配置するか、という事項は、
後述するようにオペレータの指示によって設定される事
項であるため、画像Pとトリミング枠Ftとの相対位置
関係は、オペレータの指示によって様々に変わることに
なる。本発明の基本思想は、このように両者の相対位置
関係が様々に変わった場合であっても、常に、この相対
位置関係をオペレータに明確に把握させるようにする、
という点にある。そのためには、トリミングウインドウ
120内に、画像Pの全体と、トリミング枠Ftの全体
とが、常に表示されている状態にする、という点が重要
である。
【0026】そこで、トリミングウインドウ表示手段2
0には、この画像Pとトリミング枠Ftとを含む共通の
平面上において、画像P全体とトリミング枠Ft全体と
の双方を含む包括領域Gを定義し、この包括領域G全体
を必要に応じて拡大または縮小してトリミングウインド
ウ120上に表示させる機能をもたせるようにしてい
る。より具体的には、画像Pの輪郭図形とトリミング枠
Ftの輪郭図形とを合成することにより得られる合成図
形に外接する外接矩形を求め、この外接矩形内の領域を
包括領域Gとして定義し、矩形状をしたトリミングウイ
ンドウ120上に、この矩形状の包括領域Gを表示する
ようにしている。
【0027】たとえば、図2に示す例では、トリミング
枠Ftは画像Pの内部に位置しているため、画像P全体
とトリミング枠Ft全体との双方を含む包括領域Gは、
画像Pの輪郭矩形に一致した領域となる。そこで、この
画像Pの輪郭矩形が、トリミングウインドウ120の表
示領域内に一杯に表示されるように拡大または縮小した
状態で表示が行われている。図示の例では、たまたま、
トリミングウインドウ120の形状と包括領域Gの形状
とが相似形ではないので、トリミングウインドウ120
の下部に空白領域Vが形成されているが、いずれにして
も、画像Pの全体とトリミング枠Ftの全体とが、トリ
ミングウインドウ120内に完全に表示された状態とな
っており、両者の相対位置関係を明確に把握することが
できる。
【0028】いま、オペレータが、トリミング枠Ftを
図3に示すような位置まで移動させる操作を行ったとし
よう。このような場合、従来の一般的な画像割付装置で
は、画像Pの表示倍率が変更されないため、トリミング
枠Ftの一部がウインドウから食み出し、部分的に表示
されない状態になり、両者の相対位置関係が把握しにく
くなる。ところが、本発明に係る画像割付装置では、上
述したように、画像P全体とトリミング枠Ft全体との
双方を含む包括領域Gが、図の破線で示すように定義さ
れる。別言すれば、この包括領域Gは、画像Pの輪郭図
形とトリミング枠Ftの輪郭図形とを合成することによ
り得られる合成図形に外接する外接矩形内の領域という
ことになる。そして、トリミングウインドウ120内に
は、この矩形状の包括領域Gが表示されるようにするの
である。
【0029】もちろん、オペレータが、トリミングウイ
ンドウ120のサイズを変更する操作を行わなければ、
トリミングウインドウ120のサイズはもとのままであ
るから、図2に示す状態において、トリミング枠Ftの
位置だけを図3に示すように変更した場合、もとのトリ
ミングウインドウ120内には、包括領域Gをこのまま
のサイズで表示することはできない。そこで、包括領域
G全体を、トリミングウインドウ120のサイズに合わ
せて縮小して表示する処理が行われる。図4は、このよ
うな処理により、トリミングウインドウ120内に包括
領域Gが表示された状態を示している。この場合も、た
またま、トリミングウインドウ120と包括領域Gとが
相似形ではないため、空白領域Vが形成されている。ト
リミングウインドウ120のサイズが変更されていなけ
れば、図2に示す表示状態に比べ、図4に示す表示状態
では、画像Pもトリミング枠Ftも若干縮小されている
ことになるが、やはり画像Pの全体とトリミング枠Ft
の全体とが表示されているため、両者の相対位置関係は
明瞭に把握することができる。
【0030】図5には、トリミング枠Ftを右遠隔上方
へと移動した状態が示されている。トリミング枠Ftと
画像Pとは完全に隔絶された状態となっており、トリミ
ング枠Ft内には、もはや画像Pは存在しない。このよ
うな状態では、画像割付枠Fp内も空になってしまうた
め、現実的には、このような位置までトリミング枠Ft
を移動することは無意味である。しかしながら、本発明
に係る画像割付装置では、このように、画像Pとトリミ
ング枠Ftとを完全に隔絶状態にした場合であっても、
トリミングウインドウ120内には、常に、画像P全体
と、トリミング枠Ft全体とが表示され、両者の相対位
置関係を明瞭に把握することができる。なお、トリミン
グウインドウ120のサイズに変更はないため、画像P
もトリミング枠Ftもかなり縮小表示された状態になっ
ており、また、トリミングウインドウ120と包括領域
Gとが相似形ではないため、空白領域Vが形成されてい
る。
【0031】図6は、トリミング枠Ftを拡大する操作
を行った状態の例である。後述するように、トリミング
枠Ftは任意の位置へ移動させることもできるし、任意
の大きさに拡大縮小することもできる。図6に示す例で
は、トリミング枠Ftは画像Pよりも大きく拡大されて
おり、画像Pがトリミング枠Ft内に完全に含まれた状
態となっている。このような状態では、トリミング枠F
t自身が包括領域Gに一致することになり、トリミング
枠Ftがトリミングウインドウ120内に一杯に表示さ
れている。やはり、トリミングウインドウ120と包括
領域G(トリミング枠Ft)とが相似形ではないため、
空白領域Vが形成されている。
【0032】図7は、トリミング枠Ftを回転する操作
を行った状態の例である。後述するように、トリミング
枠Ftは任意の向きに回転させることができる。このよ
うにトリミング枠Ftを回転させた場合であっても、本
実施形態では、画像Pの輪郭図形とトリミング枠Ftの
輪郭図形とを合成することにより得られる合成図形に外
接する外接矩形を求め、この外接矩形内の領域を包括領
域Gとするため、図示のように、やはり画像P全体とト
リミング枠Ft全体とがトリミングウインドウ120内
に表示されることになる。
【0033】続いて、本発明に係る画像割付装置におけ
るトリミング枠Ftの移動、サイズ変更、回転の操作方
法を述べる。オペレータがトリミング処理を行う際、最
も頻繁に操作される対象物はトリミング枠Ftである。
したがって、トリミング作業の効率を向上させる上で
は、このトリミング枠Ftに対する操作性を向上させる
ことは極めて重要である。本発明では、次のような2と
おりの工夫により、この操作性の向上を図っている。ま
ず、第1の工夫は、図8に示すように、トリミング枠F
t内を3行3列の合計9つの升目に分割する分割線を表
示するようにし、各升目によってそれぞれ異なる機能を
もたせるようにした点にある。そして、第2の工夫は、
図8に示すように、トリミングウインドウ120内にモ
ード指示領域125を設け(図1〜図7では、図が繁雑
になるのを避けるため、このモード指示領域125の図
示は省略してある)、3とおりのモードに切り替えるこ
とができるようにした点にある。
【0034】すなわち、モード指示領域125には、図
示のとおり、第1のモードボタン121、第2のモード
ボタン122、第3のモードボタン123が設けられて
おり、これら各ボタンをマウスでクリックすることによ
り、それぞれ第1のモード、第2のモード、第3のモー
ドに切り替えができるようにしている。オペレータは、
これから行う作業に最も適したモードを選択し、この最
適モードで種々の操作を行うことができる。なお、モー
ド指示領域125には、倍率入力欄124も設けられて
いる。この倍率入力欄124は、画像Pの表示倍率を指
定するための数値を入力するためのものであり、ここに
キーボードから所定の数値を入力することにより、トリ
ミングウインドウ120内における画像P(図8には表
示されていない)の表示倍率を変更することができる。
あるいは、倍率入力欄124の右隣にある上下の矢印ボ
タンをマウスでクリックして倍率入力欄124内の数値
を増減させることによっても、画像Pの表示倍率を変更
することができる。
【0035】さて、トリミング枠Ftの内部は、図9に
示すように、分割線によって3行3列の升目に分割さ
れ、合計9つの升目が形成されている。本発明では、こ
の9つの升目のうち、図にハッチングを施した四隅に位
置する4つの升目を「サイズ変更/回転用升目」とし、
ハッチングが施されていない残りの5つの升目を「移動
用升目」とし、両者に異なる機能を与えている。これら
の機能に基づいて、オペレータが以下に述べるような所
定の操作入力を行うと、トリミング枠設定手段40によ
って、トリミング枠Ftの移動、サイズ変更、回転処理
が行われることになる。
【0036】まず、5つの「移動用升目」は、どのモー
ドが選択されていた場合にも、常に、トリミング枠Ft
を平行移動させるために利用される。たとえば、図9に
示すように、「移動用升目」内の1点S1が指示され、
この指示点S1を点S2の位置まで移動させる操作が行
われた場合には、いずれのモードが選択されている場合
でも、この指示点の移動に応じたトリミング枠の位置変
更が行われる。具体的には、マウスポインタを指示点S
1の位置までもってゆき、ここでマウスボタンを押した
まま、マウスポインタを点S2の位置まで移動させる
と、指示点S1が矢印Aに沿って移動したことになる
が、このような操作に応じて、トリミング枠Ft全体が
矢印Aに沿って同じ距離だけ平行移動する。一般に、ト
リミング枠Ftの平行移動操作は、トリミング作業中に
最も頻繁に行われる操作である。そこで、この平行移動
操作に関しては、いずれのモードが選択されていた場合
にも、5つの「移動用升目」内を指示することにより常
に機能させることができるようにしている。
【0037】これに対して、4隅に位置する「サイズ変
更/回転用升目」内を指示する操作は、いずれのモード
が選択されているかによって、その機能が異なってく
る。まず、第1のモード(サイズ変更モード)が選択さ
れている場合を説明する。この第1のモードにおいて、
図10に示すように、「サイズ変更/回転用升目」内の
1点S3が指示され、この指示点を点S4まで移動させ
る操作が行われた場合、この指示点の移動に応じて、ト
リミング枠Ftのサイズ変更処理が行われる。しかも、
この第1のモードでサイズ変更を行った場合は、トリミ
ング枠Ftの形状自体は変化せず、サイズのみが変化す
る。別言すれば、トリミング枠Ftの相似を維持させた
ままそのサイズが変更されることになる。このようなサ
イズ変更処理は、たとえば、次のようなアルゴリズムに
基づいて行えばよい。まず、図10に示すように、指示
点S3を含む升目とは対角位置にある升目(左下の升
目)に所属するトリミング枠の隅点S0を基準点と定義
し、指示点S3と基準点S0との水平方向距離dxと垂
直方向距離dyとを認識する。続いて、移動後の指示点
S4と基準点S0との水平方向距離dXと垂直方向距離
dYとを認識する。そして、倍率dX/dxと倍率dY
/dyとを求め、たとえば、いずれか大きい方(小さい
方でもよい)の倍率を拡大率または縮小率と定め、トリ
ミング枠Ftを相似状態のまま拡大または縮小すればよ
い。拡大または縮小後のトリミング枠Ftの位置は、基
準点S0を固定点として定めるようにすればよい。
【0038】一方、第2のモード(回転モード)が選択
されている場合を説明する。この第2のモードにおい
て、図11に示すように、「サイズ変更/回転用升目」
内の1点S5が指示され、この指示点を点S6まで移動
させる操作が行われた場合、この指示点の移動に応じ
て、トリミング枠Ftの配置角度の変更処理が行われ
る。図示の例では、トリミング枠Ftが矢印で示す方向
に回転することになる。このような回転処理は、たとえ
ば、次のようなアルゴリズムに基づいて行えばよい。ま
ず、図11に示すように、指示点S5を含む升目とは対
角位置にある升目(左下の升目)に所属するトリミング
枠の隅点S0を基準点と定義し、点S5,S0,S6を
結んで形成される角度θを認識する。そして、基準点S
0を回転中心として、トリミング枠Ftを角度θだけ回
転する処理を行えばよい。
【0039】最後に、第3のモード(縦横変倍モード)
が選択されている場合を説明する。この第3のモードに
おいて、図10に示すように、「サイズ変更/回転用升
目」内の1点S3が指示され、この指示点を点S4まで
移動させる操作が行われた場合、第1のモードの場合と
同様に、この指示点の移動に応じて、トリミング枠Ft
のサイズ変更処理が行われる。ただ、第1のモードで
は、トリミング枠Ftの相似を維持させたままそのサイ
ズが変更されたのに対し、この第3のモードでは、トリ
ミング枠の形状およびサイズが変更されることになる。
別言すれば、トリミング枠Ftの縦横比が変わることに
なる。このような形状およびサイズの変更処理は、たと
えば、次のようなアルゴリズムに基づいて行えばよい。
まず、図10に示すように、指示点S3を含む升目とは
対角位置にある升目(左下の升目)に所属するトリミン
グ枠の隅点S0を基準点と定義し、指示点S3と基準点
S0との水平方向距離dxと垂直方向距離dyとを認識
する。続いて、移動後の指示点S4と基準点S0との水
平方向距離dXと垂直方向距離dYとを認識する。そし
て、倍率dX/dxと倍率dY/dyとを求め、水平方
向に関しては倍率dX/dxに応じた拡大または縮小処
理を行い、垂直方向に関しては倍率dY/dyに応じた
拡大または縮小処理を行えばよい。拡大または縮小後の
トリミング枠Ftの位置は、基準点S0を固定点として
定めるようにすればよい。
【0040】なお、このようにトリミング枠Ftの形状
が変化した場合には、このトリミング枠Ftの形状変化
に応じて、レイアウトウインドウ110上の画像割付枠
Fpの形状を自動的に変化させる処理が行われる。これ
は、本発明では、トリミング枠Ft内の画像が常に画像
割付枠Fp内に表示されることになるため、トリミング
枠Ftと画像割付枠Fpとは、常に相似形をなす必要が
あるためである。本発明では、トリミング枠Ftと画像
割付枠Fpとを連動させ、常に両者の形状が相似をなす
ように制御しているため、トリミング枠Ft内の画像を
画像割付枠Fp内に表示する際には、縦横比を固定した
状態で拡大または縮小すれば足り、画像が歪んだ状態で
割り付けられることを避けることができる。
【0041】以上、本発明を図示する実施形態に基づい
て説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるもの
ではなく、この他にも種々の態様で実施可能である。た
とえば、上述の実施形態では、レイアウトウインドウ1
10、トリミングウインドウ120、画像割付枠Fp、
トリミング枠Ftなどの形状を、いずれも矩形状として
いるが、本発明を実施する上で、これらは必ずしも矩形
状にする必要はない。
【0042】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係る画像割付装置
によれば、トリミング対象となる画像とトリミング枠と
が常に全体的に表示されるため、両者の相互位置関係の
把握が容易になり、トリミング作業をより簡便かつ効率
的に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像割付装置の基本構成を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示す画像割付装置において表示されるト
リミングウインドウ120の拡大図である。
【図3】図1に示す画像割付装置におけるトリミング対
象画像Pとトリミング枠Ftとの相互位置関係を示す平
面図である。
【図4】図3に示す相互位置関係が示されたトリミング
ウインドウ120の表示例を示す図である。
【図5】トリミング対象画像Pとトリミング枠Ftとが
隔絶位置にある状態におけるトリミングウインドウ12
0の表示例を示す図である。
【図6】トリミング枠Ftをトリミング対象画像Pより
も大きくなるように拡大した状態におけるトリミングウ
インドウ120の表示例を示す図である。
【図7】トリミング枠Ftをトリミング対象画像Pに対
して傾斜させた状態におけるトリミングウインドウ12
0の表示例を示す図である。
【図8】本発明に係る画像割付装置におけるトリミング
ウインドウ120内に設けられたモード指示領域125
を示す図である。
【図9】本発明に係る画像割付装置におけるトリミング
枠Ftの移動操作を示す図である。
【図10】本発明に係る画像割付装置におけるトリミン
グ枠Ftのサイズ変更操作を示す図である。
【図11】本発明に係る画像割付装置におけるトリミン
グ枠Ftの回転操作を示す図である。
【符号の説明】
10…レイアウトウインドウ表示手段 20…トリミングウインドウ表示手段 30…画像データ格納手段 40…トリミング枠設定手段 50…入力手段 100…ディスプレイ 110…レイアウトウインドウ 111…トリミングされて割り付けられた画像 112…割り付けられた文字列 120…トリミングウインドウ 121…第1のモードボタン 122…第2のモードボタン 123…第3のモードボタン 124…倍率入力欄 125…モード指示領域 A…移動を示す矢印 Ft…トリミング枠 Fp…画像割付枠 G…包括領域 P…トリミング対象となる画像 S0…基準点 S1〜S6…指示点 V…空白領域 θ…回転角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川原 康晴 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 鳥居 茂樹 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 小山 哲志 東京都中野区中央四丁目3番4号 株式会 社アーツテック内 (72)発明者 河田 京三 東京都中野区中央四丁目3番4号 株式会 社アーツテック内 Fターム(参考) 2H095 AB15 AC07 AC08 5B009 NC01 NC02 NC07 NG02 NG05 RB34 TB14 5B050 BA06 CA07 EA03 EA06 EA12 EA20 FA02 FA09 FA12 FA14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 割付対象となる画像を画像データとして
    取り込み、この画像をトリミングした状態で、ディスプ
    レイ画面上の所定領域に割り付ける処理を行う画像割付
    装置において、 割付結果を表示するためのレイアウトウインドウをディ
    スプレイ画面上に表示するレイアウトウインドウ表示手
    段と、 トリミング作業を行うためのトリミングウインドウをデ
    ィスプレイ画面上に表示するトリミングウインドウ表示
    手段と、 取り込んだ画像データを格納する画像データ格納手段
    と、 前記画像データによって示される画像と同一平面上の所
    定の位置に、所定の大きさで、所定の角度で配置された
    トリミング枠を、オペレータの指示に基づいて設定する
    トリミング枠設定手段と、 オペレータの指示および取り込むべき画像データを入力
    する入力手段と、 を備え、 前記トリミングウインドウ表示手段は、前記平面上にお
    いて、画像全体とトリミング枠全体との双方を含む包括
    領域を定義し、この包括領域全体を必要に応じて拡大ま
    たは縮小してトリミングウインドウ上に表示する機能を
    有し、 前記レイアウトウインドウ表示手段は、オペレータの指
    示に基づいて、レイアウトウインドウ上に所定の画像割
    付枠を定義し、この画像割付枠内に、前記トリミング枠
    によってトリミングされた画像を表示する機能を有する
    ことを特徴とする画像割付装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像割付装置におい
    て、 画像の輪郭図形とトリミング枠の輪郭図形とを合成する
    ことにより得られる合成図形に外接する外接矩形を求
    め、この外接矩形内の領域を包括領域として定義し、矩
    形のトリミングウインドウ上に矩形の包括領域を表示す
    ることを特徴とする画像割付装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の画像割付装置
    において、 レイアウトウインドウ上に定義された画像割付枠を所定
    の態様で指示することにより、当該画像割付枠内に画像
    を割り付けるためのトリミングウインドウが自動的に表
    示されるようにし、この自動的に表示されたトリミング
    ウインドウ内に、当該画像割付枠に対して相似形をなす
    トリミング枠が自動的に表示されるようにしたことを特
    徴とする画像割付装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の画像割
    付装置において、 トリミング枠内を3行3列の合計9つの升目に分割する
    分割線を表示し、四隅に位置する4つの升目をサイズ変
    更用升目とし、残りの5つの升目を移動用升目とし、 前記サイズ変更用升目内の1点が指示され、この指示点
    を移動させる操作が行われた場合には、この指示点の移
    動に応じてトリミング枠のサイズが変更されるように
    し、 前記移動用升目内の1点が指示され、この指示点を移動
    させる操作が行われた場合には、この指示点の移動に応
    じてトリミング枠の位置が変更されるようにしたことを
    特徴とする画像割付装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の画像割付装置におい
    て、 トリミング枠のサイズ変更により、トリミング枠の形状
    に変化が生じた場合には、レイアウトウインドウ上の画
    像割付枠の形状とトリミング枠の形状とが相似形をなす
    ように、画像割付枠の形状を自動的に変化させるように
    したことを特徴とする画像割付装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかに記載の画像割
    付装置において、 トリミング枠内を3行3列の合計9つの升目に分割する
    分割線を表示し、四隅に位置する4つの升目を回転用升
    目とし、残りの5つの升目を移動用升目とし、 前記回転用升目内の1点が指示され、この指示点を移動
    させる操作が行われた場合には、この指示点の移動に応
    じてトリミング枠の配置角度が変更されるようにし、 前記移動用升目内の1点が指示され、この指示点を移動
    させる操作が行われた場合には、この指示点の移動に応
    じてトリミング枠の位置が変更されるようにしたことを
    特徴とする画像割付装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3のいずれかに記載の画像割
    付装置において、 トリミング枠内を3行3列の合計9つの升目に分割する
    分割線を表示し、四隅に位置する4つの升目をサイズ変
    更/回転用升目とし、残りの5つの升目を移動用升目と
    し、 トリミングウインドウ内にモード選択ボタンを設け、こ
    のモード選択ボタンを操作することにより、第1のモー
    ド、第2のモード、第3のモードのいずれかを選択でき
    るようにし、 前記第1のモードが選択されている場合に、前記サイズ
    変更/回転用升目内の1点が指示され、この指示点を移
    動させる操作が行われた場合には、この指示点の移動に
    応じてトリミング枠の相似を維持させたままそのサイズ
    が変更されるようにし、 前記第2のモードが選択されている場合に、前記サイズ
    変更/回転用升目内の1点が指示され、この指示点を移
    動させる操作が行われた場合には、この指示点の移動に
    応じてトリミング枠の配置角度が変更されるようにし、 前記第3のモードが選択されている場合に、前記サイズ
    変更/回転用升目内の1点が指示され、この指示点を移
    動させる操作が行われた場合には、この指示点の移動に
    応じてトリミング枠の形状およびサイズが変更されるよ
    うにし、トリミング枠の形状変化に応じて、レイアウト
    ウインドウ上の画像割付枠の形状とトリミング枠の形状
    とが相似形をなすように、画像割付枠の形状を自動的に
    変化させるようにし、 前記移動用升目内の1点が指示され、この指示点を移動
    させる操作が行われた場合には、いずれのモードが選択
    されている場合でも、この指示点の移動に応じてトリミ
    ング枠の位置が変更されるようにしたことを特徴とする
    画像割付装置。
  8. 【請求項8】 コンピュータを請求項1〜7のいずれか
    に記載の画像割付装置として機能させるためのプログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010267180A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Olympus Corp 画像処理装置、電子機器、及びプログラム
CN116095249A (zh) * 2022-05-30 2023-05-09 荣耀终端有限公司 视频处理方法及电子设备

Cited By (3)

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JP2010267180A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Olympus Corp 画像処理装置、電子機器、及びプログラム
CN116095249A (zh) * 2022-05-30 2023-05-09 荣耀终端有限公司 视频处理方法及电子设备
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