JP2000181806A - 半導体装置およびその故障救済方法 - Google Patents

半導体装置およびその故障救済方法

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JP2000181806A JP10359798A JP35979898A JP2000181806A JP 2000181806 A JP2000181806 A JP 2000181806A JP 10359798 A JP10359798 A JP 10359798A JP 35979898 A JP35979898 A JP 35979898A JP 2000181806 A JP2000181806 A JP 2000181806A
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  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストの上昇を招くことなく、多様な故障の
救済を可能とし、しかも効率的に故障を救済することの
できる半導体装置およびその故障救済方法を提供するこ
と。 【解決手段】 マイクロプロセッサ1は、ROM4に格
納された故障検出プログラムを起動してRAM5を診断
し、その故障アドレスを検出する。この故障アドレスは
故障アドレスレジスタ群7に格納される。コンパレータ
群8は、故障アドレスレジスタ群に格納された故障アド
レスとマイクロプロセッサ1からRAM5に供給される
アドレスとを比較してこれらの一致を検出する。これら
アドレスの一致が検出されると、セレクタ回路9は、R
AM5に代えて、故障救済用レジスタ群6を選択してデ
ータバス3に接続する。これにより、RAM5の故障ビ
ットが故障救済用レジスタ群6で置き換えられ、RAM
5の故障が救済される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリを内蔵した
マイクロコンピュータなどの半導体装置およびその故障
救済方法に関し、更に詳しくは、内蔵されたメモリの故
障を救済するための手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロコンピュータやDSP(D
igital Signal Processor)などの半導体装置には、RA
MやROMなどのメモリが内蔵されている。近年、微細
加工技術の向上に伴って、半導体装置の高集積化が急ピ
ッチで進み、半導体装置に内蔵されるメモリの大容量化
が実現できるようになった。
【0003】この一方、微細化が進むと、製造工程にお
ける塵などに起因して欠陥が発生しやすくなり、歩留ま
りが低下する。特に大容量のメモりでは多数のメモリセ
ルが高集積化されているため、故障ビットが発生する頻
度が高く、論理回路部分と比較して微細化が歩留まりに
与える影響が大きい。このため、大容量のメモリを内蔵
するマイクロコンピュータでは、メモリの故障ビットを
救済する必要に迫られている。
【0004】ところで、従来から汎用の大容量メモリで
は、故障ビットを救済するための冗長回路を備えて故障
ビットの救済が行われている。この冗長回路は、メモリ
セルアレイ内に予備行と予備列を有し、故障アドレスを
ヒューズ回路にプログラムしておき、外部から与えられ
るアドレスが故障アドレスと一致した場合に予備行また
は予備列を選択することにより故障ビットを救済するも
のとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
冗長回路によれば、故障を救済するための製造コストの
上昇を招くという第1の問題がある。具体的には、従来
の冗長回路は、メモリに内蔵されたものであるため、メ
モリ自体の素子数や回路規模が増大してメモリ領域の面
積が増える。また、ヒューズ回路のヒューズ素子を形成
するための特別な製造工程を必要とする。さらに、故障
ビットの故障アドレスを特定するための検査工程やヒュ
ーズ切断工程などの特別な工程を必要とする。この結
果、故障を救済するための製造コストが上昇する。しか
も、故障アドレスをヒューズ回路に記憶させる場合、ヒ
ューズ素子をレーザによりトリミングするため、チップ
表面がレーザによりダメージを受け、品質に影響が及ぶ
場合がある。
【0006】また、従来の冗長回路によれば、故障の救
済が非効率的であるという第2の問題がある。具体的に
は、この冗長回路は、予備行または予備列により故障ビ
ットを置き換えるものであるため、例えば行単位または
列単位の故障については効率的な救済が可能であるが、
例えば故障ビットが少数である場合や分散して出現した
場合には効率的な救済が困難となり、多様な故障ビット
の出現に対応できない。また、故障ビットが少数である
場合、故障ビットの数に対して予備行および予備列を占
める予備ビットが相対的に多くなり、予備のビット(冗
長ビット)の使用効率が悪い。さらに、従来の冗長回路
は、全ビットの救済を前提としたものであるため、実際
には使用されないアドレス領域に故障ビットが存在して
いたとしても、全ビットが救済されない限り、故障が救
済されたことにはならい。従って実際には必要としない
ビットの救済も行われることとなり、救済率向上の妨げ
となっていた。
【0007】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、コストの上昇を招くことなく、多様な故障の救済
を可能とし、しかも効率的に故障を救済することのでき
る半導体装置およびその故障救済方法を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は以下の構成を有する。すなわち、この発
明にかかる半導体装置は、メモリ(例えばRAM5に相
当)が内蔵された半導体装置であって、前記メモリを診
断してその故障アドレスを検出する故障診断手段(例え
ばマイクロプロセッサ1,ROM4に相当)と、前記故
障診断手段による診断結果に基づき前記故障アドレスで
特定される前記メモリの故障ビットを救済する故障ビッ
ト救済手段(例えばマイクロプロセッサ1故障救済用レ
ジスタ群6,故障アドレスレジスタ群7,コンパレータ
群8,セレクタ回路9に相当)と、を備えたことを特徴
とする。
【0009】この発明にかかる半導体装置によれば、故
障診断手段が、内蔵されたメモリを自ら診断して、その
メモリに存在する故障ビットの故障アドレスを検出す
る。そして、故障ビット救済手段が故障ビットを救済す
る。つまり、この発明によれば、メモリの故障を自己診
断して故障ビットを救済するので、製造工程において故
障ビットを救済するための処理を省くことが可能とな
る。また、故障アドレスで特定される故障ビットを単位
として救済が行われるので、多様な故障の救済に対応可
能となり、効率的な救済を行うことが可能となる。
【0010】また、前記故障診断手段は、前記メモリに
記憶が予定される特定のデータ(例えばアプリケーショ
ンプログラム)のアドレス領域の範囲内で該メモリを診
断することを特徴とする。これによりデータが記憶され
ないアドレス領域についての故障診断を省くことがで
き、故障を診断するための処理を軽減することが可能と
なる。
【0011】また、前記故障診断手段は、前記メモリに
記憶が予定される特定のデータを用いて該メモリを診断
することを特徴とする。これにより、仮に故障が存在し
ていても、特定のデータ(メモリに記憶が予定されるデ
ータ)を記憶する上で支障がなければ、故障として検出
されない。従って、この特定のデータを記憶する上でメ
モリに要求される最小限の機能を診断することができ、
故障診断のための処理を必要最小限に抑えることができ
る。
【0012】また、前記故障診断手段は、さらに前記メ
モリに記憶が予定される特定のデータのアドレス領域の
範囲外で該メモリを診断してその正常アドレスを検出
し、前記故障ビット救済手段は、前記故障アドレスを前
記正常アドレスに置き換えることを特徴とする。これに
より、故障アドレスは、メモリの余剰の正常アドレスで
置き換えられ、故障ビットがメモリ内の未使用領域の正
常ビットに置き換えられて救済される。従って、メモリ
自体のビット使用効率を向上させることができる。
【0013】また、前記故障ビット救済手段は、前記故
障ビットを置き換えるためのレジスタ群(例えば故障救
済用レジスタ群6に相当)と、前記故障診断手段により
検出された故障アドレスを格納する故障アドレス格納部
(例えば故障アドレスレジスタ群7に相当)と、前記故
障アドレス格納部に格納された故障アドレスと前記メモ
リに供給されるアドレスとを比較してこれらの一致を検
出するアドレス一致検出部(例えばコンパレータ群8に
相当)と、前記アドレス一致検出手段の検出結果に基づ
き前記メモリまたは前記レジスタ群の何れかを選択して
所定のデータバス(例えばデータバス3に相当)に接続
する選択部(例えばセレクタ回路9に相当)と、を備え
たことを特徴とする。
【0014】この発明によれば、アドレス一致検出部に
より、メモリに与えられるアドレスと故障アドレス格納
部に格納された故障アドレスとが比較され、これらの一
致が検出される。この検出結果に応じて、メモリまたは
レジスタ群が所定のデータバスに接続される。したがっ
て、メモリの故障アドレスがアクセスされた場合に、こ
の故障アドレスで特定される故障ビットをレジスタ群で
置き換えて、このメモリの故障を救済することが可能と
なる。
【0015】さらに、前記故障ビット救済手段は、例え
ば前記故障アドレスで特定される故障ビットを1ビット
単位で前記レジスタ群の何れかのレジスタに置き換え
る。
【0016】次に、この発明にかかる半導体装置の故障
救済方法は、メモリ(例えばRAM5に相当)が内蔵さ
れた半導体装置の故障救済方法であって、前記メモリを
診断してその故障アドレスを検出する故障診断ステップ
(例えばマイクロプロセッサ1による処理に相当)と、
前記故障診断手段による診断結果に基づき前記故障アド
レスで特定される前記メモリの故障ビットを救済する故
障ビット救済ステップ(例えばマイクロプロセッサ1,
故障救済用レジスタ群6,故障アドレスレジスタ群7,
コンパレータ群8,セレクタ回路9による処理に相当)
と、を含むことを特徴とする。
【0017】この発明にかかる故障救済方法によれば、
内蔵されたメモリを自ら診断して、そのメモリに存在す
る故障ビットの故障アドレスを検出し、この故障アドレ
スで特定される故障ビットを救済する。つまり、この発
明によれば、メモリの故障を自己診断して故障ビットを
救済するので、製造工程において故障ビットを救済する
ための処理を省くことが可能となる。また、故障アドレ
スで特定される故障ビットを単位として救済が行われる
ので、多様な故障の救済に対応可能となり、効率的な救
済を行うことが可能となる。
【0018】また、前記故障診断ステップでは、前記メ
モリに記憶が予定される特定のデータのアドレス領域の
範囲内で該メモリを診断することを特徴とする。これに
よりデータが記憶されないアドレス領域についての故障
診断を省くことができ、故障診断のための処理を軽減す
ることが可能となる。
【0019】また、前記故障診断ステップでは、前記メ
モリに記憶が予定される特定のデータを用いて該メモリ
を診断することを特徴とする。これにより、仮に故障が
存在していても、特定のデータ(メモリに記憶が予定さ
れるデータ)を記憶する上で支障がなければ、故障とし
て検出されない。したがって、この特定のデータを記憶
する上でメモリに要求される最小限の機能を診断するこ
とができ、故障診断のための処理を必要最小限に抑える
ことができる。
【0020】また、前記故障診断ステップでは、さらに
前記メモリに記憶が予定される特定のデータのアドレス
領域の範囲外で該メモリを診断してその正常アドレスを
検出し、前記故障ビット救済ステップでは、前記故障ア
ドレスを前記正常アドレスに置き換えることを特徴とす
る。これにより、故障アドレスは、メモリの余剰の正常
アドレスで置き換えられ、故障ビットがメモリ内の未使
用領域の正常ビットに置き換えられて救済される。従っ
て、メモリ自体のビット使用効率を向上させることがで
きる。
【0021】また、前記故障ビット救済ステップは、
(a)前記故障診断ステップで検出された故障アドレス
を格納するステップ(例えば故障アドレスレジスタ群7
に故障アドレスを格納する処理に相当)と、(b)格納
された故障アドレスと前記メモリに供給されるアドレス
とを比較してこれらの一致を検出するステップ(例えば
コンパレータ群8による処理に相当)と、(c)前記故
障アドレスと前記メモリに供給されるアドレスとの一致
が検出された場合に前記メモリに代えて前記故障ビット
を置き換えるためのレジスタ群(例えば故障救済用レジ
スタ群6により故障ビットを置き換える処理に相当)を
所定のデータバス(例えばデータバス3に相当)に接続
するステップ(例えばセレクタ回路9による処理に相
当)と、を含むことを特徴とする。
【0022】この発明によれば、メモリに与えられるア
ドレスと故障アドレスとが比較され、これらの一致が検
出される。この検出結果に応じて、メモリまたはレジス
タ群が所定のデータバスに接続される。したがって、メ
モリの故障アドレスがアクセスされた場合に、この故障
アドレスで特定される故障ビットをレジスタ群で置き換
えて、このメモリの故障を救済することが可能となる。
【0023】さらに、前記故障ビット救済ステップで
は、例えば、前記故障アドレスで特定される故障ビット
を1ビット単位で前記レジスタ群の何れかのレジスタに
置き換える。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の形態の形態にかかる半導体装置およびその故障救済方
法について説明する。なお、各図において、共通する要
素には同一符号を付して、その説明を適宜省略する。 実施の形態1.図1に、この実施の形態1にかかる半導
体装置の構成を示す。同図に示す半導体装置は、例えば
マイクロコンピュータであって、各種の演算処理を実行
するためのマイクロプロセッサ1と、各種の実行プログ
ラムが格納された不揮発性メモリであるROM(Read On
ly Memory)4と、アプリケーションプログラムなどが格
納されるRAM(Random Access Memory)5と、以下に述
べる故障救済回路とを備えて構成されている。なお、こ
の実施の形態では、RAM5の故障を救済の対象とす
る。
【0025】故障救済回路は、マイクロプロセッサ1の
処理機能に加えて、故障ビットを置き換えるための故障
救済用レジスタ群6と、故障アドレスを格納するための
故障アドレスレジスタ群7と、RAM5に与えられるア
ドレスと故障アドレスとを比較して一致を検出するため
のコンパレータ群8と、コンパレータ群8の出力信号を
受けてRAM5に代えて故障救済用レジスタ群6を選択
してデータバス3に接続するセレクタ回路9とから構成
される。
【0026】マイクロプロセッサ1は、アドレスバス2
およびデータバス3を介して上述のROM4、RAM
5、および故障救済回路をなす各回路部と接続されてい
る。この実施の形態1では、RAM5は、1アドレスに
8ビットデータを記憶し、8ビットを単位としてデータ
のストア(ライト)およびロード(リード)を行うもの
とする。また、ROM4には、RAM5の故障を診断す
るための故障検出プログラムが格納されており、故障救
済に関わるマイクロプロセッサ1の機能は、この故障検
出プログラムを起動することにより実現される。
【0027】故障救済用レジスタ群6は、n(自然数)
個のレジスタ6−1〜6−nからなり、これら各レジス
タは、RAM5のデータ幅に応じたビット数(8ビッ
ト)のデータ(8ビットデータ)を格納可能なように構
成されている。また、故障アドレスレジスタ群7は、同
じくn個のレジスタ7−1〜7−nからなり、これら各
レジスタは、マイクロプロセッサ1からRAM5に与え
られるアドレスを格納可能なように構成されている。ま
た、故障救済用レジスタ群6のレジスタ6−1〜6−n
は、故障アドレスレジスタ群7のレジスタ7−1〜7−
nにそれぞれ対応づけられている。
【0028】故障アドレスレジスタ群7の各レジスタ7
−1〜7−nの内容は、コンパレータ群8の各コンパレ
ータ8−1〜8−nのそれぞれに与えられ、マイクロプ
ロセッサ1からRAM5に与えられるアドレスと比較さ
れる。コンパレータ群8の出力信号は、セレクタ回路9
に与えられる。
【0029】以下、この実施の形態1にかかる半導体装
置の故障救済動作(故障救済方法)について、図2に示
すフローチャートに沿って説明する。 ステップS1:例えば外部のリセット信号(図示なし)
の入力を契機として、上述の故障救済回路の状態を設定
するためのテストモードの設定が行われる。このテスト
モードの設定では、図1に示すセレクタ回路9がRAM
5を選択する状態に初期設定され、故障救済用レジスタ
群6および故障アドレスレジスタ群7の各レジスタの内
容が全てクリアされる。
【0030】ステップS2:次に、マイクロプロセッサ
1は、ROM4に格納された故障検出プログラムを起動
して、RAM5の全アドレス領域にわたって故障診断処
理を実行する。具体的には、RAM5に対してアドレス
バス2を介して先頭アドレスから最終アドレスまでの各
アドレスを順次与えると共に、データバス3を介して所
定のデータを与えて、このデータをRAM5にストア
(ライト)する。この後、このデータをRAM5からロ
ード(リード)して、ストアしたデータとロードしたデ
ータとの一致を各アドレス毎に評価することにより、故
障アドレスを検出する。検出された故障アドレスは、所
定のアドレスにマッピングされたレジスタ7−1〜7−
nに順次格納される。
【0031】ステップS3:次に、マイクロプロセッサ
1は、上述の故障診断処理において検出された故障の有
無を判定して次の故障救済処理を行う。 ステップS4:故障が有る場合(ステップS3:YE
S)、マイクロプロセッサ1は、上述の故障救済回路を
活性状態に設定し、後述するように故障アドレスが検出
された場合に故障救済動作が実行されるように故障救済
処理を実行する。ただし、故障が無い場合(ステップS
3:NO)には、このステップS4は実行されずに次の
ステップS5に移行する。 ステップS5:上述の各ステップを実行すると、最後に
マイクロプロセッサ1はテストモードを解除し、通常の
動作状態に移行する。
【0032】以上により、RAM5に故障ビットが存在
した場合、故障アドレスレジスタ群7には、RAM5の
故障アドレスが格納されて、この故障救済回路の回路状
態が活性状態に設定される。このとき、セレクタ回路9
はRAM5を選択した状態に初期設定される。また、R
AM5に故障ビットが存在しない場合には、故障救済回
路の回路状態が非活性状態に設定され、セレクタ回路9
は、RAM5を常時選択した状態に固定される。
【0033】次に、上述の故障救済回路の回路状態が活
性状態に設定された場合の通常時の動作として、マイク
ロプロセッサ1がRAM5をアクセスするときの動作に
ついて説明する。マイクロプロセッサ1は、例えばアプ
リケーションプログラム(特定のデータ)を外部からロ
ードしてRAM5に格納する。このとき、マイクロプロ
セッサ1は、RAM5に対して、アドレスバス2を介し
て格納先の各アドレスを与え、データバス3およびセレ
クタ回路9を介してアプリケーションプログラムのデー
タを与える。
【0034】ここで、マイクロプロセッサ1からRAM
5に与えられるアドレスが、故障アドレスレジスタ群7
の例えばレジスタ7−1に格納された故障アドレスと一
致すると、コンパレータ8−1が一致信号を出力する。
セレクタ回路9は、この一致信号を受けて、故障救済用
レジスタ群6のレジスタ6−1(レジスタ7−1に対応
するレジスタ)を選択してデータバス3に接続する。
【0035】これにより、レジスタ7−1に格納された
故障アドレスで特定されるRAM5のデータ領域(故障
ビットを含むデータ領域)がレジスタ6−1に置き換え
られ、このレジスタ6−1がマイクロプロセッサ1によ
るアクセスの対象とされる。これにより、この故障アド
レスで特定されるRAM5のデータ領域に格納される予
定のデータはレジスタ6−1に格納される。
【0036】また、マイクロプロセッサ1からRAM5
に与えられるアドレスが、故障アドレスレジスタ群7に
格納された故障アドレスの何れとも一致しない場合、故
障アドレスは検出されず、コンパレータ群8は一致信号
を出力しない。したがって、この場合、RAM5は、セ
レクタ回路9を介してデータバス3に接続され、マイク
ロプロセッサ1によるアクセスの対象とされる。
【0037】このようにして、故障アドレスが検出され
る度に、この故障アドレスで特定されるRAM5のデー
タ領域が、この故障アドレスを格納する故障アドレスレ
ジスタ群7内のレジスタに対応する故障救済用レジスタ
群6内のレジスタにより置き換えられる。以上により、
故障アドレスの故障ビットが故障救済用レジスタ群6の
レジスタで置き替えられて、RAM5にアプリケーショ
ンプログラムがストアされる。
【0038】次に、RAM5にストアされたアプリケー
ションプログラムを起動する場合、マイクロプロセッサ
1は、アドレスバス2を介してRAM5に順次アドレス
を与え、データバス3を介して各アドレスに対応するデ
ータを読み取る。
【0039】ここで、マイクロプロセッサ1からRAM
5に与えられるアドレスが、故障アドレスレジスタ群7
の例えばレジスタ7−1に格納された故障アドレスと一
致すると、コンパレータ8−1が一致信号を出力する。
セレクタ回路9は、この一致信号を受けて、故障救済用
レジスタ群6のレジスタ6−1を選択してデータバス3
に接続する。すなわち、レジスタ7−1に格納された故
障アドレスで特定されるRAM5のデータ領域(故障ビ
ットを含むデータ領域)に代えて、レジスタ6−1の内
容が読み出される。
【0040】また、マイクロプロセッサ1からRAM5
に与えられるアドレスが、故障アドレスレジスタ群7に
格納された故障アドレスと一致しない場合、コンパレー
タ群8は一致信号を出力しない。したがって、この場
合、RAM5は、セレクタ回路9を介してデータバス3
に接続され、マイクロプロセッサ1によるアクセスの対
象とされる。以上により、RAM5の故障アドレスのデ
ータが故障救済用レジスタ群6内のレジスタから読み出
される。よって、この実施の形態1によれば、半導体装
置の内部で故障を診断して救済することが可能となる。
【0041】実施の形態2.次に、この発明の実施の形
態2について説明する。上述の実施の形態1では、RA
M5の全アドレス領域にわたって、このRAM5の故障
診断処理を実行するものとしたが、この実施の形態2に
かかる半導体装置は、RAM5に格納が予定されるアプ
リケーションプログラム(特定のデータ)のアドレス領
域に応じて、故障診断の対象とするアドレス領域を指定
することにより、故障診断処理の負荷を軽減するように
構成される。すなわち、この実施の形態2にかかる半導
体装置は、図1に示す実施の形態1の構成において、マ
イクロプロセッサ1が図2に示すステップ2の処理とし
て、図3に示す一連の処理を実行するように構成され
る。
【0042】以下、図3に示すフローチャートに沿っ
て、この実施の形態2にかかる半導体装置による故障診
断処理を説明する。この故障診断処理の実行に先だっ
て、マイクロプロセッサ1に内蔵されている各種のレジ
スタ(図示なし)の設定が行われる。この実施の形態2
では、レジスタR1およびR2は変数用レジスタとさ
れ、レジスタR3は故障診断の対象とするアドレス領域
の先頭アドレスを定義し、レジスタR4は故障診断の対
象とするアドレス領域の最終アドレスを定義する。これ
らレジスタR3およびR4には、予め先頭アドレスおよ
び最終アドレスが書き込まれる。このレジスタR3およ
びR4に書き込まれるアドレスは、ROM4に格納され
た故障検出プログラム中に記述されたものでもよく、ま
た外部から直接指定するものであってもよい。
【0043】このようにマイクロプロセッサ1に内蔵さ
れた各レジスタの設定が終了すると、以下のステップが
実行される。 ステップS201:レジスタR3に定義された先頭アド
レス(例えば「00」)をレジスタR1にセットする。 ステップS202:レジスタR4に定義された最終アド
レス(例えば「F0」)をレジスタR2にセットする。
【0044】ステップS203:RAM5に対して、レ
ジスタR1にセットされたアドレス(以下、「R1番
地」と記す)にオール「1」データをストア(ライト)
する。具体的には、RAM5の先頭アドレスに全ビット
が論理値1の8ビットデータを書き込む。
【0045】ステップS204:RAM5のR1番地か
らデータをロードする。すなわち、RAM5の先頭アド
レスに書き込まれたデータを読み出す。 ステップS205:RAM5のR1番地にストアしたデ
ータとロードしたデータとを比較して、これらが一致す
るか否かを判定する。
【0046】ステップS206:ここで、ストアしたデ
ータとロードしたデータとが一致した場合、引き続きR
AM5のR1番地にオール「0」データをストアする。
すなわち、RAM5の先頭アドレスに各ビット全て論理
値0の8ビットデータを書き込む。
【0047】ステップS207:RAM5のR1番地か
らデータをロードする。すなわち、RAM5の先頭アド
レスに書き込まれたデータを読み出す。 ステップS208:RAM5のR1番地にストアしたデ
ータとロードしたデータとを比較して、これらが一致す
るか否かを判定する。
【0048】ステップS209:ここで、上述のステッ
プS205またはステップS208において、RAM5
のR1番地にストアしたデータとロードしたデータとが
不一致の場合、このときにレジスタR1に設定されてい
るアドレスを故障アドレスとして前述の故障アドレスレ
ジスタ群7内の例えばレジスタ7−1に格納する。
【0049】ステップS210:レジスタR1に設定さ
れたアドレスが、レジスタR2に設定された最終アドレ
スと一致するか否かを判定する。 ステップS211:ここで、レジスタR1に設定された
アドレスがレジスタR2に設定された最終アドレスと不
一致の場合(ステップS210:NO)、レジスタR1
に設定されたアドレスに「1」が加算され、このレジス
タR1にセットされたアドレスがインクリメントされ、
先頭アドレスの次のアドレスとなる。
【0050】そして、上述のステップS203に戻り、
インクリメント後のレジスタR1のアドレスについて同
様の故障診断処理が繰り返し実行され、レジスタR1の
アドレスが最終アドレスに等しくなると(ステップS2
10:YES)、上述の一連の故障診断処理が終了す
る。以上により、レジスタR3に設定された先頭アドレ
スからレジスタR4に設定された最終アドレスのアドレ
ス領域内で故障診断処理が実行され、このアドレス領域
での故障アドレスが検出される。
【0051】この実施の形態2によれば、RAM5のア
ドレス領域のうち、アプリケーションプログラム(特定
のデータ)の格納に使用されるアドレス領域についての
み故障診断が行われ、使用されないアドレス領域は、故
障診断の対象外とされる。したがって、使用されないア
ドレス領域についての故障診断処理を省くことができ、
故障診断処理を効率化することができる。
【0052】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態3について説明する。上述の実施の形態2では、RA
M5の故障診断の対象とするアドレス領域を指定するも
のとしたが、この実施の形態3にかかる半導体装置は、
RAM5に格納が予定されるアプリケーションプログラ
ムのデータ(特定のデータ)そのものを故障診断用のデ
ータ(以下、「テストデータ」と記す)として用いて故
障診断処理を実行するように構成される。すなわち、こ
の実施の形態3にかかる装置は、図1に示す実施の形態
1の構成において、マイクロプロセッサ1が図2に示す
ステップ2の処理として、図4に示す一連の故障診断処
理を実行するように構成される。
【0053】以下、図4に示すフローチャートに沿っ
て、この実施の形態3にかかる半導体装置による故障診
断処理を説明する。この処理の実行に先だって、上述の
実施の形態2と同様に、マイクロプロセッサ1に内蔵さ
れている各種のレジスタ(図示なし)の設定が行われ
る。すなわち、レジスタR1およびR2は、変数用レジ
スタとされ、レジスタR3は故障診断の対象とするアド
レス領域の先頭アドレスを定義し、レジスタR4は故障
診断の対象とするアドレス領域の最終アドレスを定義す
る。ただし、レジスタR3に定義される先頭アドレスは
RAM5に格納が予定されているアプリケーションプロ
グラムのデータからなるテストデータの先頭アドレスで
あり、レジスタR4に定義される最終アドレスは、その
テストデータの最終アドレスである。
【0054】このようにマイクロプロセッサ1に内蔵さ
れた各レジスタの設定が終了すると、以下のステップが
実行される。 ステップS301:レジスタR3に定義された先頭アド
レス(例えば「00」)をレジスタR1にセットする。 ステップS302:レジスタR4に定義された最終アド
レス(例えば「F0」)をレジスタR2にセットする。
【0055】ステップS303:RAM5に対して、レ
ジスタR1にセットされたアドレス(即ちR1番地)に
テストデータのR1番地の8ビットデータをストアす
る。 ステップS304:RAM5のR1番地からデータをロ
ードする。 ステップS305:RAM5のR1番地にストアしたデ
ータとロードしたデータとを比較して、これらが一致す
るか否かを判定する。
【0056】ステップS306:ここで、データが不一
致の場合(ステップS305:NO)、このときにレジ
スタR1に設定されているアドレスを故障アドレスとし
て、前述の故障アドレスレジスタ群7内の例えばレジス
タ7−1に格納する。また、データが一致した場合(ス
テップS305:YES)、このステップS306は実
行されず、次のステップS307に移行する。
【0057】ステップS307:レジスタR1に設定さ
れたアドレスがレジスタR2に設定された最終アドレス
と一致するか否かを判定する。 ステップS211:ここで、レジスタR1に設定された
アドレスが最終アドレスと不一致の場合(ステップS3
07:NO)、レジスタR1に設定されたアドレスに
「1」が加算され、このレジスタR1のアドレスがイン
クリメントされ、先頭アドレスの次のアドレスとなる。
【0058】そして、上述のステップS303に戻り、
インクリメント後のレジスタR1のアドレスについて同
様の故障診断処理が繰り返し実行され、レジスタR1の
内容が最終アドレスに等しくなると(ステップS30
7:YES)、上述の一連の故障診断処理が終了する。
【0059】以上により、レジスタR3に設定された先
頭アドレスからレジスタR4に設定された最終アドレス
のアドレス領域について、アプリケーションプログラム
のデータからなるテストデータを用いて故障診断処理が
実行され、このテストデータに対する故障アドレスが検
出される。
【0060】この実施の形態3によれば、RAM5に格
納が予定されるアプリケーションプログラムそのものを
テストデータとして故障診断が行われる。従って、実際
に格納が予定されるアプリケーションプログラムを格納
する上で救済を必要とする故障アドレスのみが検出さ
れ、故障診断処理を一層効率化することができる。
【0061】実施の形態4.前述の実施の形態2では、
指定されたアドレス領域内で故障診断を行い、RAM5
の故障ビットを故障救済用レジスタ群6で置き換えるも
のとしたが、この実施の形態4にかかる半導体装置は、
RAM5の故障ビットを、このRAM5の余剰なアドレ
ス領域上の正常ビットで置き換えるように構成される。
【0062】すなわち、この実施の形態4にかかる装置
は、図5に示すように、RAM5の正常ビットを特定す
る正常アドレスを格納するための正常アドレスレジスタ
群10と、マイクロプロセッサ1からのアドレスまたは
正常アドレスレジスタ群10に格納されたアドレス(正
常アドレス)の何れかを選択してRAM5に与えるアド
レスセレクタ回路11とを備えて構成される。
【0063】具体的には、正常アドレスレジスタ群10
の入力部は、アドレスバス2に接続され、アドレスセレ
クタ回路11の一方の入力部は、正常アドレスレジスタ
群10の出力部に接続され、他方はアドレスバス2に接
続される。RAM5のアドレス入力部は、アドレスセレ
クタ回路11の出力部に接続され、そのデータ出力部は
データバス3に直接的に接続される。また、正常アドレ
スレジスタ群10はレジスタ10−1〜10−nからな
り、各レジスタ10−1〜10−nは、故障アドレスレ
ジスタ群7の各レジスタ7−1〜7−nに対応づけられ
ている。
【0064】以下、この実施の形態4にかかる半導体装
置の故障救済動作(故障救済方法)について説明する。
この装置は、実施の形態2で援用する図2に示すフロー
チャートにおいて、ステップS2とステップS3の間
に、正常アドレスの検出処理を行うステップ(以下、
「正常アドレス検出ステップ」と記す)をさらに有す
る。この正常アドレス検出ステップでは、ステップS2
の故障診断処理が対象とするアドレス領域の範囲外のア
ドレス領域、例えばこの故障診断処理での最終アドレス
以降のアドレス領域(以下、「余剰のアドレス領域」と
記す)について故障診断を行う。そして、故障診断処理
で検出された故障アドレスは、この正常アドレスの検出
処理で得られた正常アドレスに置き換えられて故障が救
済される。故障診断処理などの他の動作は、前述の実施
の形態2にかかる装置と同様である。
【0065】以下、図6に示すフローチャートに沿っ
て、この実施の形態4の特徴部である正常アドレス検出
処理(正常アドレス検出ステップの詳細)を説明する。
この正常アドレス検出処理の実行に先だって、実施の形
態2と同様に、マイクロプロセッサ1に内蔵されている
各種レジスタ(図示なし)の設定が行われる。ただし、
この実施の形態4では、レジスタR3は前述のステップ
2での故障診断処理の対象外とする余剰のアドレス領域
(例えばアプリケーションプログラムで使用されていな
いアドレス領域)の先頭アドレスを定義し、レジスタR
4はこの余剰のアドレス領域の最終アドレスを定義す
る。
【0066】マイクロプロセッサ1に内蔵された各種レ
ジスタの設定が終了すると、以下のステップが実行され
る。 ステップS221:レジスタR3に定義された余剰のア
ドレス領域の先頭アドレスをレジスタR1にセットす
る。 ステップS222:レジスタR4に定義された余剰のア
ドレス領域の最終アドレスをレジスタR2にセットす
る。
【0067】ステップS223:RAM5に対し、レジ
スタR1にセットされたアドレス(即ちR1番地)にオ
ール「1」データをストアする。 ステップS224:RAM5のR1番地からデータをロ
ードする。 ステップS225:RAM5のR1番地にストアしたデ
ータ(オール「1」)とロードしたデータとを比較し
て、これらが一致するか否かを判定する。
【0068】ステップS226:ここで、ストアしたデ
ータとロードしたデータとが一致した場合(ステップS
225:YES)、引き続き同じR1番地にオール
「0」データをストアする。 ステップS227:RAM5のR1番地からデータをロ
ードする。 ステップS228:RAM5のR1番地にストアしたデ
ータ(オール「0」)とロードしたデータとを比較し
て、これらが一致するか否かを判定する。
【0069】ステップS229:ここで、データが一致
した場合(ステップS228:YES)、このときにレ
ジスタR1に設定されているアドレスを正常アドレスと
して検出し、正常アドレスレジスタ群10の例えばレジ
スタ10−1に格納する。また、データが一致しない場
合(ステップS228:NO)には、正常アドレスの検
出が行われず、次のステップS230に移行する。
【0070】ステップS230:レジスタR1に設定さ
れたアドレスが、レジスタR2に設定された余剰のアド
レス領域の最終アドレスと一致するか否かを判定する。 ステップS231:ここで、レジスタR1に設定された
アドレスがレジスタR2に設定された最終アドレスと不
一致の場合(ステップS230:NO)、レジスタR1
に設定されたアドレスに「1」が加算され、このレジス
タR1のアドレスがインクリメントされ、先頭アドレス
の次のアドレスになる。そして、上述のステップS22
3に戻り、インクリメント後のレジスタR1のアドレス
についてレジスタR1の内容が最終アドレスに等しくな
るまで同様の処理が繰り返し実行される。
【0071】ステップS232:レジスタR1の内容が
最終アドレス(レジスタR2の内容)に等しくなると
(ステップS230:YES)、正常アドレスが有るか
否かを判定する。 ステップS233:ここで、正常アドレスがない場合
(ステップS232:NO)、すなわち、ステップS2
29において、レジスタR1の内容が格納されなかった
場合、マイクロプロセッサ1により故障の救済が不能で
あることを報知するための処理(NG処理)が行われて
終了する。また、正常アドレスが有る場合(ステップS
232:YES)には、この処理(ステップS233)
は実行されず、上述の正常アドレスを検出するための一
連の処理が終了する。
【0072】以上により、前述の故障診断処理に加え
て、正常アドレス検出処理が行われる結果、故障アドレ
スレジスタ群7には、データの格納領域として使用され
るRAM5のアドレス領域における故障アドレスが格納
され、正常アドレスレジスタ群10には、データの格納
領域として使用されないRAM5の余剰のアドレス領域
における正常アドレスが格納される。
【0073】このように、故障アドレスと正常アドレス
とが検出されると、マイクロプロセッサ1からRAM5
に与えられるアドレスが、例えば故障アドレスレジスタ
群7のレジスタ7−1に格納されたアドレスに一致した
場合、アドレスセレクタ回路11が、正常アドレスレジ
スタ群10のレジスタ10−1(レジスタ7−1に対応
するレジスタ)を選択し、レジスタ7−1に格納された
故障アドレスを、レジスタ10−1に格納された正常ア
ドレスに差し替える。つまり、レジスタ7−1で特定さ
れるRAM5の故障アドレスが、レジスタ10−1で特
定されるRAM5の余剰の正常アドレスに置き換えら
れ、このRAM5の故障が救済される。
【0074】この実施の形態4によれば、RAM5のア
ドレス領域のうち、アプリケーションプログラムの格納
に使用される領域についてのみ故障診断が行われ、しか
も余剰のアドレス領域上の正常ビットにより故障ビット
の救済が行われる。したがって、RAM5の外部に故障
救済用のレジスタなどを設ける必要がなく、RAM5の
余剰のアドレス領域を有効に活用して故障の救済を行う
ことができる。
【0075】なお、この実施の形態4では、前述の実施
の形態2と同様に故障診断処理を行うものとしたが、前
述の実施の形態3のように、RAM5に格納が予定され
るアプリケーションプログラムそのものをテストデータ
として故障診断を行うものとしてもよい。
【0076】以上、この発明の実施の形態1ないし4を
詳細に説明したが、この発明は、これらの実施の形態に
限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範
囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、
上述の各実施の形態では、アドレスで特定される8ビッ
トデータを単位として救済するものとしたが、1ビット
単位で救済するように構成してもよい。
【0077】この場合、例えば故障アドレスレジスタ群
7は、故障アドレスに加えて、8ビットデータにおける
故障ビットの位置を特定するための情報を格納するもの
とし、故障救済用レジスタ群の各レジスタは1ビットデ
ータを格納するものとし、セレクタ回路9は、RAM5
の8ビットのデータを1ビット単位で選択して故障救済
用レジスタ群6内のレジスタで置き換えるものとすれば
よい。
【0078】また、上述の各実施の形態では、RAM5
の故障を救済するものとしたが、どのようなメモリの故
障救済にも適用することが可能である。また、上述の各
実施の形態では、ROM4に故障検出プログラムを格納
するものとしたが、外部からこのプログラムをロードし
て故障診断処理や正常アドレス検出処理を実行するよう
に変形することも可能である。
【0079】また、上述の各実施の形態では、システム
のリセット信号を契機として一連の故障救済のための処
理を実行するようにしたが、アプリケーションプログラ
ムにこの故障救済処理の実行の契機を与えるデータや、
アドレス領域を指定するデータを含ませて、新たにアプ
リケーションプログラムをロードする際に自動的に一連
の故障救済のための処理を実行させるようにしてもよ
い。
【0080】また、上述の各実施の形態では、故障救済
回路としてマイクロプロセッサ1とは別に故障救済用レ
ジスタ群6、故障アドレスレジスタ群7、コンパレータ
群8、セレクタ回路9、正常アドレスレジスタ群10、
アドレスセレクタ回路11等を設けたが、これらの各回
路の動作をソフトウェア上で実現し、マイクロプロセッ
サ1の機能として実現することも可能である。
【0081】さらに、上述の各実施の形態では、故障ア
ドレスごとに故障ビットを救済するものとしたが、例え
ば故障アドレスレジスタ群7に故障アドレス領域を格納
して、故障アドレスを含む或るアドレス領域を単位とし
て故障を救済するように構成することも可能である。こ
の場合、故障救済用レジスタ群6は、この救済の単位と
されるアドレス領域に応じたデータ領域を持つように構
成される。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、以下の効果を得ることができる。すなわち、この発
明にかかる半導体装置によれば、メモリを診断してその
故障アドレスを検出し、この診断結果に基づき前記故障
アドレスで特定される故障ビットを救済するようにした
ので、コストの上昇を招くことなく、多様な故障の救済
を可能とし、しかも効率的に故障を救済することができ
る。
【0083】また、メモリに記憶が予定される特定のデ
ータのアドレス領域の範囲内で該メモリを診断するよう
にしたので、故障診断のための処理を軽減することが可
能となる。
【0084】また、メモリに記憶が予定される特定のデ
ータを用いて該メモリを診断するようにしたので、この
特定のデータを記憶する上でメモリに要求される最小限
の機能を診断することができ、故障診断のための処理を
必要最小限に抑えることができる。
【0085】また、メモリに記憶が予定される特定のデ
ータのアドレス領域の範囲外で該メモリを診断してその
正常アドレスを検出し、前記故障アドレスを前記正常ア
ドレスに置き換えるようにしたので、メモリ自体のビッ
ト使用効率を向上させることができ、故障救済のための
回路規模を抑えることができる。
【0086】さらに、故障ビットを置き換えるためのレ
ジスタ群と、故障アドレスを格納する故障アドレス格納
部と、故障アドレスとメモリに供給されるアドレスとを
比較してこれらの一致を検出するアドレス一致検出部
と、この検出結果に基づきメモリまたは前記レジスタ群
の何れかを選択して所定のデータバスに接続する選択部
とを備えたので、故障アドレスがアクセスされた場合
に、この故障アドレスで特定される故障ビットをレジス
タ群で置き換えて、このメモリの故障を救済することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1ないし3にかかる半
導体装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1にかかる半導体装置
の動作の流れを示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2にかかる半導体装置
の動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態3にかかる半導体装置
の動作の流れを示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態4にかかる半導体装置
の構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態4にかかる半導体装置
の動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…マイクロプロセッサ、2…アドレスバス、3…デー
タバス、4…ROM(Read Only Memory)、5…RAM(R
andom Access Memry)、6…故障救済用レジスタ群、6
−1〜6−n…レジスタ、7…故障アドレスレジスタ
群、7−1〜7−n…レジスタ、8…コンパレータ群、
8−1〜8−n…コンパレータ、9…セレクタ回路、1
0…正常アドレスレジスタ群、10−1〜10−n…レ
ジスタ、11…アドレスセレクタ回路。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリが内蔵された半導体装置であっ
    て、 前記メモリを診断してその故障アドレスを検出する故障
    診断手段と、 前記故障診断手段による診断結果に基づき前記故障アド
    レスで特定される前記メモリの故障ビットを救済する故
    障ビット救済手段と、 を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記故障診断手段は、 前記メモリに記憶が予定される特定のデータのアドレス
    領域の範囲内で該メモリを診断することを特徴とする請
    求項1に記載された半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記故障診断手段は、 前記メモリに記憶が予定される特定のデータを用いて該
    メモリを診断することを特徴とする請求項1に記載され
    た半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記故障診断手段は、 さらに前記メモリに記憶が予定される特定のデータのア
    ドレス領域の範囲外で該メモリを診断してその正常アド
    レスを検出し、前記故障ビット救済手段は、前記故障ア
    ドレスを前記正常アドレスに置き換えることを特徴とす
    る請求項2または3の何れかに記載された半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記故障ビット救済手段は、 前記故障ビットを置き換えるためのレジスタ群と、 前記故障診断手段により検出された故障アドレスを格納
    する故障アドレス格納部と、 前記故障アドレス格納部に格納された故障アドレスと前
    記メモリに供給されるアドレスとを比較してこれらの一
    致を検出するアドレス一致検出部と、 前記アドレス一致検出手段の検出結果に基づき前記メモ
    リまたは前記レジスタ群の何れかを選択して所定のデー
    タバスに接続する選択部と、 を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記
    載された半導体装置。
  6. 【請求項6】 メモリが内蔵された半導体装置の故障救
    済方法であって、 前記メモリを診断してその故障アドレスを検出する故障
    診断ステップと、 前記故障診断手段による診断結果に基づき前記故障アド
    レスで特定される前記メモリの故障ビットを救済する故
    障ビット救済ステップと、 を含むことを特徴とする半導体装置の故障救済方法。
  7. 【請求項7】 前記故障診断ステップでは、前記メモリ
    に記憶が予定される特定のデータのアドレス領域の範囲
    内で該メモリを診断することを特徴とする請求項6に記
    載された半導体装置の故障救済方法。
  8. 【請求項8】 前記故障診断ステップでは、前記メモリ
    に記憶が予定される特定のデータを用いて該メモリを診
    断することを特徴とする請求項6に記載された半導体装
    置の故障救済方法。
  9. 【請求項9】 前記故障診断ステップでは、さらに前記
    メモリに記憶が予定される特定のデータのアドレス領域
    の範囲外で該メモリを診断してその正常アドレスを検出
    し、 前記故障ビット救済ステップでは、前記故障アドレスを
    前記正常アドレスに置き換えることを特徴とする請求項
    7または8の何れかに記載された半導体装置の故障救済
    方法。
  10. 【請求項10】 前記故障ビット救済ステップは、
    (a)前記故障診断ステップで検出された故障アドレス
    を格納するステップと、(b)格納された故障アドレス
    と前記メモリに供給されるアドレスとを比較してこれら
    の一致を検出するステップと、(c)前記故障アドレス
    と前記メモリに供給されるアドレスとの一致が検出され
    た場合に前記メモリに代えて前記故障ビットを置き換え
    るためのレジスタ群を所定のデータバスに接続するステ
    ップと、 を含むことを特徴とする請求項6乃至9の何れかに記載
    された半導体装置の故障救済方法。
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