JP2000348498A - 半導体試験装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体メモリの不良ビット救済可否判定に要
する時間を短縮しかつ不良ビット記憶メモリの記憶容量
を低減する。 【解決手段】 スペア行回路に対応する行不良ビット記
憶メモリ(3)およびスペア列回路に対応する列不良ビ
ット記憶メモリ(5)を別々に設け、これらの不良ビッ
ト記憶メモリの不良ビットを行不良ビットカウンタ
(4)および列不良ビットカウンタ(6)でそれぞれカ
ウントする。不良行の救済可否および不良列の救済可否
をそれぞれの行不良ビット記憶メモリおよび列不良ビッ
ト記憶メモリを用いて判断する。
する時間を短縮しかつ不良ビット記憶メモリの記憶容量
を低減する。 【解決手段】 スペア行回路に対応する行不良ビット記
憶メモリ(3)およびスペア列回路に対応する列不良ビ
ット記憶メモリ(5)を別々に設け、これらの不良ビッ
ト記憶メモリの不良ビットを行不良ビットカウンタ
(4)および列不良ビットカウンタ(6)でそれぞれカ
ウントする。不良行の救済可否および不良列の救済可否
をそれぞれの行不良ビット記憶メモリおよび列不良ビッ
ト記憶メモリを用いて判断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体試験装置に
関し、特に、半導体記憶装置の不良メモリセル位置を特
定し、かつ冗長回路による不良救済が可能か否かを判定
するための半導体試験装置に関する。
関し、特に、半導体記憶装置の不良メモリセル位置を特
定し、かつ冗長回路による不良救済が可能か否かを判定
するための半導体試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置においては、歩留まり等
の観点から、冗長回路を設け、この冗長回路を用いて不
良箇所(不良メモリセル)を救済することが行なわれ
る。この冗長回路(以下、スペア回路と称す)は、予備
の行(X)および予備の列(Y)とから構成されてい
る。不良メモリセル(不良ビット)が存在する行または
列を、この予備の行または予備の列で置換することによ
り、不良ビットを救済する。
の観点から、冗長回路を設け、この冗長回路を用いて不
良箇所(不良メモリセル)を救済することが行なわれ
る。この冗長回路(以下、スペア回路と称す)は、予備
の行(X)および予備の列(Y)とから構成されてい
る。不良メモリセル(不良ビット)が存在する行または
列を、この予備の行または予備の列で置換することによ
り、不良ビットを救済する。
【0003】この不良ビットの救済のために、従来か
ら、半導体記憶装置(以下、半導体メモリと称す)のウ
エハプロセス完了後、半導体メモリに対する試験が行な
われる。この試験においては、不良ビットが半導体メモ
リ内に存在するか否かを検出し、かつ不良ビットが検出
された場合、スペア回路を用いてこの不良ビットを救済
することができるか否かを判定する。
ら、半導体記憶装置(以下、半導体メモリと称す)のウ
エハプロセス完了後、半導体メモリに対する試験が行な
われる。この試験においては、不良ビットが半導体メモ
リ内に存在するか否かを検出し、かつ不良ビットが検出
された場合、スペア回路を用いてこの不良ビットを救済
することができるか否かを判定する。
【0004】図21は、従来の半導体試験装置(以下、
テスタと称す)の構成を概略的に示す図である。図21
において、テスタ102は、被試験半導体メモリ1に対
し所定のシーケンスでテストパターンを発生して、被試
験半導体メモリ1に書込むパターン発生器103と、被
試験半導体メモリ1から読出されたデータを期待値と比
較し、読出されたビット(メモリセル)の良/不良(パ
ス/フェイル)を判定するパス/フェイル判定器104
と、パス/フェイル判定器104の判定結果に従って被
試験半導体メモリ1の救済が可能か否かを判定するとと
もに、不良アドレスを検出する救済可否判定装置105
を含む。
テスタと称す)の構成を概略的に示す図である。図21
において、テスタ102は、被試験半導体メモリ1に対
し所定のシーケンスでテストパターンを発生して、被試
験半導体メモリ1に書込むパターン発生器103と、被
試験半導体メモリ1から読出されたデータを期待値と比
較し、読出されたビット(メモリセル)の良/不良(パ
ス/フェイル)を判定するパス/フェイル判定器104
と、パス/フェイル判定器104の判定結果に従って被
試験半導体メモリ1の救済が可能か否かを判定するとと
もに、不良アドレスを検出する救済可否判定装置105
を含む。
【0005】図22は、図21に示す救済可否判定装置
105の構成を概略的に示す図である。半導体メモリ1
は、メモリセルが行列状に配列されるメモリアレイ1a
を含む。図22においては、メモリセルアレイ1aが、
4行4列に配列されるメモリセルを含むように示す。
105の構成を概略的に示す図である。半導体メモリ1
は、メモリセルが行列状に配列されるメモリアレイ1a
を含む。図22においては、メモリセルアレイ1aが、
4行4列に配列されるメモリセルを含むように示す。
【0006】救済可否判定装置105は、この半導体メ
モリ1のメモリアレイ1aにおける不良ビットの位置を
記憶するための不良ビット記憶メモリ106と、不良ビ
ット記憶メモリ106の各行に対応して配置されるカウ
ント回路を含み、不良ビット記憶メモリ106の各行の
不良ビットの数をカウントする行側不良ビットカウンタ
107と、不良ビット記憶メモリ106の各列に対応し
て配置されるカウント回路を含み、各列の不良ビットの
数をカウントするコラム側不良ビットカウンタ108を
含む。
モリ1のメモリアレイ1aにおける不良ビットの位置を
記憶するための不良ビット記憶メモリ106と、不良ビ
ット記憶メモリ106の各行に対応して配置されるカウ
ント回路を含み、不良ビット記憶メモリ106の各行の
不良ビットの数をカウントする行側不良ビットカウンタ
107と、不良ビット記憶メモリ106の各列に対応し
て配置されるカウント回路を含み、各列の不良ビットの
数をカウントするコラム側不良ビットカウンタ108を
含む。
【0007】不良ビット記憶メモリ106は、半導体メ
モリ1のメモリアレイ1aと同程度の記憶容量を有し、
パス/フェイル判定器104からの良否判定結果に従っ
て、不良ビットと判定されたビット位置に、不良ビット
であることを示す情報を格納する。次に、この図21お
よび図22に示すテスタ102および救済可否判定装置
105の動作について、図23に示すフロー図を参照し
て説明する。
モリ1のメモリアレイ1aと同程度の記憶容量を有し、
パス/フェイル判定器104からの良否判定結果に従っ
て、不良ビットと判定されたビット位置に、不良ビット
であることを示す情報を格納する。次に、この図21お
よび図22に示すテスタ102および救済可否判定装置
105の動作について、図23に示すフロー図を参照し
て説明する。
【0008】まず、被試験半導体メモリ1を試験する動
作が行なわれる(ステップS1)。この試験操作におい
ては、まずパターン発生器103が所定のシーケンス
で、予め定められたテストパターンを発生し、テスタ1
02が、パターン発生器103から発生されたテストパ
ターンを被試験半導体メモリ1に書込む(ステップS1
a)。
作が行なわれる(ステップS1)。この試験操作におい
ては、まずパターン発生器103が所定のシーケンス
で、予め定められたテストパターンを発生し、テスタ1
02が、パターン発生器103から発生されたテストパ
ターンを被試験半導体メモリ1に書込む(ステップS1
a)。
【0009】次いで、被試験半導体メモリ1の全ビット
にテストパターンデータを書込んだ後、被試験半導体メ
モリ1から、データの読出が行なわれる。被試験半導体
メモリ1から読出されたデータがパス/フェイル判定器
104へ与えられる。パス/フェイル判定器104は、
既にパターン発生器103から発生されたテストパター
ンに従って読出データの期待値が与えられており、被試
験半導体メモリ1から読出されるデータの期待値とこの
半導体メモリ1から読出されたデータのビット値とを比
較し、その比較結果に従って、データが読出されたメモ
リセルが不良ビットであるか否かの判定を行なう(ステ
ップS1b)。
にテストパターンデータを書込んだ後、被試験半導体メ
モリ1から、データの読出が行なわれる。被試験半導体
メモリ1から読出されたデータがパス/フェイル判定器
104へ与えられる。パス/フェイル判定器104は、
既にパターン発生器103から発生されたテストパター
ンに従って読出データの期待値が与えられており、被試
験半導体メモリ1から読出されるデータの期待値とこの
半導体メモリ1から読出されたデータのビット値とを比
較し、その比較結果に従って、データが読出されたメモ
リセルが不良ビットであるか否かの判定を行なう(ステ
ップS1b)。
【0010】不良ビットが存在する場合、このパス/フ
ェイル判定器104は、不良ビット情報を救済可否判定
装置105へ与える。救済可否判定装置105は、この
パス/フェイル判定器104からの不良ビット情報に従
って、不良ビット記憶メモリ106の、メモリアレイ1
aにおける不良ビットの位置と対応する位置に不良を示
す情報を記憶する。行側不良ビットカウンタ107およ
び列側不良ビットカウンタ108は、この不良ビット情
報が不良ビット記憶メモリ106に書込まれると、それ
ぞれ、対応の行および列上の不良ビット数を1増分する
(ステップS2)。この判定動作が、被試験半導体メモ
リのメモリアレイ1aの全ビットについて繰返し実行さ
れる(ステップS3)。
ェイル判定器104は、不良ビット情報を救済可否判定
装置105へ与える。救済可否判定装置105は、この
パス/フェイル判定器104からの不良ビット情報に従
って、不良ビット記憶メモリ106の、メモリアレイ1
aにおける不良ビットの位置と対応する位置に不良を示
す情報を記憶する。行側不良ビットカウンタ107およ
び列側不良ビットカウンタ108は、この不良ビット情
報が不良ビット記憶メモリ106に書込まれると、それ
ぞれ、対応の行および列上の不良ビット数を1増分する
(ステップS2)。この判定動作が、被試験半導体メモ
リのメモリアレイ1aの全ビットについて繰返し実行さ
れる(ステップS3)。
【0011】なお、図23に示すフロー図においては、
全ビットの判定終了前に、再びステップS1aに戻って
新たに試験パターンを印加するように示す。これは、1
つのテストパターンについて全ビットの不良検出が行な
われた後、また次の別の試験パターンが被試験半導体メ
モリ1に印加されて同様、不良ビットの検出が行なわれ
ることを示す。テストパターンには、ビット間干渉を検
出するためのテストパターン、メモリセル自体の不良を
検出するための同一データからなる試験パターンなどさ
まざまなパターンがあり、各種のテストパターンを印加
して、不良ビットの検出が行なわれる。
全ビットの判定終了前に、再びステップS1aに戻って
新たに試験パターンを印加するように示す。これは、1
つのテストパターンについて全ビットの不良検出が行な
われた後、また次の別の試験パターンが被試験半導体メ
モリ1に印加されて同様、不良ビットの検出が行なわれ
ることを示す。テストパターンには、ビット間干渉を検
出するためのテストパターン、メモリセル自体の不良を
検出するための同一データからなる試験パターンなどさ
まざまなパターンがあり、各種のテストパターンを印加
して、不良ビットの検出が行なわれる。
【0012】メモリアレイ1aの全ビットおよび全試験
パターンについての判定動作が終了すると、次に、救済
可否判定装置105による救済可否判定が実施される
(ステップS4)。今、全ビット判定動作完了時におい
て、図22に示すようにメモリアレイ1aの第1行およ
び第2行の第3列に不良ビットが存在する状態を考え
る。この状態においては、行側不良ビットカウンタ10
7の第1行および第2行のカウント回路のカウント値が
不良ビットに対応してそれぞれ1となり、一方、列側不
良ビットカウンタ108は、第3列に対応するカウント
回路のカウント値が2となる。これらの不良ビットの分
布をもとに、図示しない予め定められたアルゴリズムに
従って不良ビットの救済が可能か否かを判定する。
パターンについての判定動作が終了すると、次に、救済
可否判定装置105による救済可否判定が実施される
(ステップS4)。今、全ビット判定動作完了時におい
て、図22に示すようにメモリアレイ1aの第1行およ
び第2行の第3列に不良ビットが存在する状態を考え
る。この状態においては、行側不良ビットカウンタ10
7の第1行および第2行のカウント回路のカウント値が
不良ビットに対応してそれぞれ1となり、一方、列側不
良ビットカウンタ108は、第3列に対応するカウント
回路のカウント値が2となる。これらの不良ビットの分
布をもとに、図示しない予め定められたアルゴリズムに
従って不良ビットの救済が可能か否かを判定する。
【0013】救済可能であると判定された場合には、ウ
エハプロセスにおいて、ヒューズブローによる不良アド
レスのプログラミングを行なって、不良ビットのスペア
行回路および/またはスペア列回路との置換による救済
が行なわれる。
エハプロセスにおいて、ヒューズブローによる不良アド
レスのプログラミングを行なって、不良ビットのスペア
行回路および/またはスペア列回路との置換による救済
が行なわれる。
【0014】たとえば図22に示す構成においては、こ
のメモリアレイ1aの第3列が、スペア列と置換され
る。
のメモリアレイ1aの第3列が、スペア列と置換され
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】不良ビット記憶メモリ
105は、被試験半導体メモリ1の不良ビット位置を記
憶するために被試験半導体メモリ1の記憶容量以上の記
憶容量を有する。救済可否判定装置105は、不良ビッ
ト記憶メモリ106を参照して、不良ビットの救済可否
判定を行なっている。したがって、この被試験半導体メ
モリの記憶容量が大きくなるに従って、救済可否判定装
置105に含まれる不良ビット記憶メモリ106の記憶
容量も大きくする必要があり、この救済可否判定装置1
05の規模が大きくなる。また、不良ビット記憶メモリ
の記憶容量を増加させるために、メモリの増設およびこ
れに伴う周辺回路部の構成の変更を行なう必要があり、
この被試験半導体メモリの記憶容量が増大するごとに、
テスタ102の救済可否判定装置105の構成を変更す
る必要があり、装置のコストが増大するという問題が生
じる。
105は、被試験半導体メモリ1の不良ビット位置を記
憶するために被試験半導体メモリ1の記憶容量以上の記
憶容量を有する。救済可否判定装置105は、不良ビッ
ト記憶メモリ106を参照して、不良ビットの救済可否
判定を行なっている。したがって、この被試験半導体メ
モリの記憶容量が大きくなるに従って、救済可否判定装
置105に含まれる不良ビット記憶メモリ106の記憶
容量も大きくする必要があり、この救済可否判定装置1
05の規模が大きくなる。また、不良ビット記憶メモリ
の記憶容量を増加させるために、メモリの増設およびこ
れに伴う周辺回路部の構成の変更を行なう必要があり、
この被試験半導体メモリの記憶容量が増大するごとに、
テスタ102の救済可否判定装置105の構成を変更す
る必要があり、装置のコストが増大するという問題が生
じる。
【0016】また、従来の救済可否判定は、被試験半導
体メモリの全ビットからデータを読出した後に行なわれ
ている。したがって、被試験半導体メモリの記憶容量が
増大した場合、被試験半導体メモリからデータを読出す
時間およびパス/フェイル判定器104における判定に
要する時間が長くなり、テスト時間が増大するという問
題が生じる。
体メモリの全ビットからデータを読出した後に行なわれ
ている。したがって、被試験半導体メモリの記憶容量が
増大した場合、被試験半導体メモリからデータを読出す
時間およびパス/フェイル判定器104における判定に
要する時間が長くなり、テスト時間が増大するという問
題が生じる。
【0017】それゆえ、この発明の目的は、不良ビット
記憶メモリの容量を大幅に低減することのできる半導体
試験装置を提供することである。
記憶メモリの容量を大幅に低減することのできる半導体
試験装置を提供することである。
【0018】この発明の他の目的は、試験時間を短縮す
ることのできる半導体試験装置を提供することである。
ることのできる半導体試験装置を提供することである。
【0019】この発明のさらに他の目的は、効率的に半
導体メモリの救済可否の判定を行なうことのできる安価
な半導体試験装置を提供することである。
導体メモリの救済可否の判定を行なうことのできる安価
な半導体試験装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体試
験装置は、被試験半導体メモリの行アドレス上での不良
セル位置を記憶するための行不良ビット記憶メモリと、
この不良ビット記憶メモリと別に設けられ、被試験半導
体メモリの列アドレス上での不良メモリセル位置を記憶
するための列不良ビット記憶メモリとを備える。
験装置は、被試験半導体メモリの行アドレス上での不良
セル位置を記憶するための行不良ビット記憶メモリと、
この不良ビット記憶メモリと別に設けられ、被試験半導
体メモリの列アドレス上での不良メモリセル位置を記憶
するための列不良ビット記憶メモリとを備える。
【0021】請求項2に係る半導体試験装置は、請求項
1の装置において、行不良ビット記憶メモリは被試験半
導体メモリのスペア行回路の記憶容量以上の記憶容量を
有し、また列不良ビット記憶メモリの記憶容量が、被試
験半導体メモリのスペア列回路の記憶容量以上である。
またこれら行および列不良ビット記憶メモリの合計記憶
容量は、被試験半導体メモリの記憶容量よりも小さい。
1の装置において、行不良ビット記憶メモリは被試験半
導体メモリのスペア行回路の記憶容量以上の記憶容量を
有し、また列不良ビット記憶メモリの記憶容量が、被試
験半導体メモリのスペア列回路の記憶容量以上である。
またこれら行および列不良ビット記憶メモリの合計記憶
容量は、被試験半導体メモリの記憶容量よりも小さい。
【0022】請求項3に係る半導体試験装置は、請求項
1の行不良ビット記憶メモリは、被試験半導体メモリの
スペア行回路と列の数が同じであり、行の数が被試験半
導体メモリの行の数よりも少なく、また列不良ビット記
憶メモリは、スペア列回路と行の数が同じであり、かつ
列の数が被試験半導体のメモリセル列の数よりも少なく
される。
1の行不良ビット記憶メモリは、被試験半導体メモリの
スペア行回路と列の数が同じであり、行の数が被試験半
導体メモリの行の数よりも少なく、また列不良ビット記
憶メモリは、スペア列回路と行の数が同じであり、かつ
列の数が被試験半導体のメモリセル列の数よりも少なく
される。
【0023】請求項4に係る半導体試験装置は、請求項
1の装置が、さらに、行不良ビット記憶メモリの各行に
ついてのアドレスを不良ビット検出時設定する手段と、
列不良ビット記憶メモリの列についてのアドレスを不良
ビット検出時設定する手段とを備える。
1の装置が、さらに、行不良ビット記憶メモリの各行に
ついてのアドレスを不良ビット検出時設定する手段と、
列不良ビット記憶メモリの列についてのアドレスを不良
ビット検出時設定する手段とを備える。
【0024】請求項5に係る半導体試験装置は、請求項
3の装置が、さらに、行不良ビット記憶メモリの各行に
対応して設けられ、対応の行の不良ビットの数をカウン
トするための第1のカウンタと、列不良ビット記憶メモ
リの各列に対応して設けられ、対応の列の不良ビットの
数をカウントする第2のカウンタと、これら第1および
第2のカウンタのカウント値に従って不良ビット検出時
該検出された不良ビットの救済可否を判定する演算処理
手段を備える。
3の装置が、さらに、行不良ビット記憶メモリの各行に
対応して設けられ、対応の行の不良ビットの数をカウン
トするための第1のカウンタと、列不良ビット記憶メモ
リの各列に対応して設けられ、対応の列の不良ビットの
数をカウントする第2のカウンタと、これら第1および
第2のカウンタのカウント値に従って不良ビット検出時
該検出された不良ビットの救済可否を判定する演算処理
手段を備える。
【0025】請求項6に係る半導体試験装置は、請求項
5の演算処理手段が、行不良ビット記憶メモリおよび列
不良ビット記憶メモリ各々に対し個々に救済可否を判定
する手段を含む。
5の演算処理手段が、行不良ビット記憶メモリおよび列
不良ビット記憶メモリ各々に対し個々に救済可否を判定
する手段を含む。
【0026】請求項7に係る半導体試験装置は、請求項
5の演算処理手段が、第1および第2のカウンタのカウ
ント値に従って被試験半導体メモリ内のスペア行回路で
不良ビットを置換するかスペア列回路で不良ビットを置
換するかを判定する手段を備える。
5の演算処理手段が、第1および第2のカウンタのカウ
ント値に従って被試験半導体メモリ内のスペア行回路で
不良ビットを置換するかスペア列回路で不良ビットを置
換するかを判定する手段を備える。
【0027】請求項8に係る半導体試験装置は、請求項
7の演算処理手段が、この置換決定時使用されるスペア
回路に対応する不良ビット記憶メモリの設定可能なアド
レスをこの不良アドレスに固定する手段を含む。
7の演算処理手段が、この置換決定時使用されるスペア
回路に対応する不良ビット記憶メモリの設定可能なアド
レスをこの不良アドレスに固定する手段を含む。
【0028】請求項9に係る半導体試験装置は、請求項
7の演算処理手段がさらに、置換決定時行および列スペ
ア回路のうち使用されるスペア回路に対応して設けられ
た不良ビット記憶メモリの不良アドレスを固定しかつ相
手方不良ビット記憶メモリのこの固定不良アドレスに関
連する情報を相手方不良ビット記憶メモリの固定アドレ
ス上の情報を除いてリセットする手段を含む。
7の演算処理手段がさらに、置換決定時行および列スペ
ア回路のうち使用されるスペア回路に対応して設けられ
た不良ビット記憶メモリの不良アドレスを固定しかつ相
手方不良ビット記憶メモリのこの固定不良アドレスに関
連する情報を相手方不良ビット記憶メモリの固定アドレ
ス上の情報を除いてリセットする手段を含む。
【0029】請求項10に係る半導体試験装置は、請求
項8の演算処理手段がさらに、固定アドレスのカウント
値に従って被試験半導体メモリの不良ビットが救済可能
か否かを判定する手段を備える。
項8の演算処理手段がさらに、固定アドレスのカウント
値に従って被試験半導体メモリの不良ビットが救済可能
か否かを判定する手段を備える。
【0030】請求項11に係る半導体試験装置は、請求
項8の演算処理手段が、固定アドレスの数に従って、検
出された不良ビット情報を行および列不良ビット記憶メ
モリに格納するか否かを個々に判定する手段を備える。
項8の演算処理手段が、固定アドレスの数に従って、検
出された不良ビット情報を行および列不良ビット記憶メ
モリに格納するか否かを個々に判定する手段を備える。
【0031】救済可否判定のために行アドレス用および
列アドレス用別々に不良ビット記憶メモリを設けること
により、被試験半導体メモリからテストデータ読出を実
施したとき、行単位および列単位で不良ビット情報を格
納でき、被試験半導体メモリの全ビットの良/不良情報
を格納する必要がなく、不良ビット記憶メモリの記憶容
量を低減することができる。
列アドレス用別々に不良ビット記憶メモリを設けること
により、被試験半導体メモリからテストデータ読出を実
施したとき、行単位および列単位で不良ビット情報を格
納でき、被試験半導体メモリの全ビットの良/不良情報
を格納する必要がなく、不良ビット記憶メモリの記憶容
量を低減することができる。
【0032】また、被試験半導体装置の不良ビット情報
の不良ビット記憶メモリへの格納と並行して救済可否を
判定することができ、被試験半導体メモリの全ビットの
データ読出の後続いて救済可否を判定する手法に比べて
試験時間が短縮される。
の不良ビット記憶メモリへの格納と並行して救済可否を
判定することができ、被試験半導体メモリの全ビットの
データ読出の後続いて救済可否を判定する手法に比べて
試験時間が短縮される。
【0033】また、行単位および列単位で不良ビットを
モニタすることにより、使用されるスペア行回路および
スペア列回路の数を検出することができ、被試験半導体
メモリの救済可否を判定することができ、したがって救
済不可と判定されたとき、その時点で被試験半導体メモ
リのテストを停止することにより試験時間を短縮するこ
とができる。
モニタすることにより、使用されるスペア行回路および
スペア列回路の数を検出することができ、被試験半導体
メモリの救済可否を判定することができ、したがって救
済不可と判定されたとき、その時点で被試験半導体メモ
リのテストを停止することにより試験時間を短縮するこ
とができる。
【0034】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、この発
明に従う半導体試験装置が対象とする半導体メモリのア
レイ部の構成を概略的に示す図である。図1において被
試験半導体メモリ1は、m行n列に配列されるメモリセ
ルを有するメモリセルアレイ1aと、このメモリセルア
レイ1aの不良行を救済するためのスペア行回路1r
と、メモリセルアレイ1aの不良列を救済するためのス
ペア列回路1cを含む。スペア行回路1rはp行・n列
に配列されるメモリセルを有し、メモリセルアレイ1a
のp行の不良行を救済することができる。ここで、p<
mである。
明に従う半導体試験装置が対象とする半導体メモリのア
レイ部の構成を概略的に示す図である。図1において被
試験半導体メモリ1は、m行n列に配列されるメモリセ
ルを有するメモリセルアレイ1aと、このメモリセルア
レイ1aの不良行を救済するためのスペア行回路1r
と、メモリセルアレイ1aの不良列を救済するためのス
ペア列回路1cを含む。スペア行回路1rはp行・n列
に配列されるメモリセルを有し、メモリセルアレイ1a
のp行の不良行を救済することができる。ここで、p<
mである。
【0035】スペア列回路1cは、m行q列に配列され
るメモリセルを有し、メモリセルアレイ1aのq列の不
良列を救済することができる。ここで、q<nである。
このスペア行回路1rおよびスペア列回路1cは、メモ
リセルアレイ1a内において分散して配置されてもよ
い。すなわち、半導体メモリ1は、冗長回路として、p
行の不良行およびq列の不良列を救済する構成を備えて
いることが要求されるだけである。
るメモリセルを有し、メモリセルアレイ1aのq列の不
良列を救済することができる。ここで、q<nである。
このスペア行回路1rおよびスペア列回路1cは、メモ
リセルアレイ1a内において分散して配置されてもよ
い。すなわち、半導体メモリ1は、冗長回路として、p
行の不良行およびq列の不良列を救済する構成を備えて
いることが要求されるだけである。
【0036】図2は、この発明の実施の形態1に従うテ
スタに含まれる救済可否判定装置の構成を概略的に示す
図である。図2において、この救済可否判定装置2は、
(p+1)行・n列に配列される記憶素子を有し、各行
単位で不良ビット情報を格納する行側不良ビット記憶メ
モリ3と、この行側不良ビット記憶メモリ3の各行にお
ける不良ビットの数をカウントする行不良ビットカウン
タ4と、m行・(q+1)列に配列される記憶素子を有
し、各列単位で不良ビット位置を記憶する列側不良ビッ
ト記憶メモリ5と、この列側不良ビット記憶メモリ5の
各列の不良ビット数をカウントする列不良ビットカウン
タ6と、行側不良ビット記憶メモリ3および行不良ビッ
トカウンタ4の動作を制御するとともに、行の救済可否
を判定する行演算処理回路7と、列側不良ビット記憶メ
モリ5および列不良ビットカウンタ6の動作を制御し、
かつ不良列について救済可能であるか否かを判定する列
連続的処理回路8を含む。
スタに含まれる救済可否判定装置の構成を概略的に示す
図である。図2において、この救済可否判定装置2は、
(p+1)行・n列に配列される記憶素子を有し、各行
単位で不良ビット情報を格納する行側不良ビット記憶メ
モリ3と、この行側不良ビット記憶メモリ3の各行にお
ける不良ビットの数をカウントする行不良ビットカウン
タ4と、m行・(q+1)列に配列される記憶素子を有
し、各列単位で不良ビット位置を記憶する列側不良ビッ
ト記憶メモリ5と、この列側不良ビット記憶メモリ5の
各列の不良ビット数をカウントする列不良ビットカウン
タ6と、行側不良ビット記憶メモリ3および行不良ビッ
トカウンタ4の動作を制御するとともに、行の救済可否
を判定する行演算処理回路7と、列側不良ビット記憶メ
モリ5および列不良ビットカウンタ6の動作を制御し、
かつ不良列について救済可能であるか否かを判定する列
連続的処理回路8を含む。
【0037】行演算処理回路7および列演算処理回路8
は、互いに独立に行および列の不良を判定するととも
に、スペア回路での置換決定時においては、この行演算
処理回路7および列演算処理回路8は、その置換情報を
相手方に手渡して、救済された不良ビットについての情
報を知らせる。
は、互いに独立に行および列の不良を判定するととも
に、スペア回路での置換決定時においては、この行演算
処理回路7および列演算処理回路8は、その置換情報を
相手方に手渡して、救済された不良ビットについての情
報を知らせる。
【0038】図2に示すように、救済可否判定装置2に
含まれる行側不良ビット記憶メモリ3および列側不良ビ
ット記憶メモリ5の記憶容量は、スペア行回路1rおよ
びスペア列回路1cそれぞれの記憶容量とほぼ同等であ
る。したがって、この行側不良ビット記憶メモリ3およ
び列側不良ビット記憶メモリ5の合計の記憶容量は、被
試験半導体メモリ1の記憶容量よりも大幅に少なく、救
済可否判定装置2における不良ビット記憶メモリの記憶
容量を大幅に低減する。
含まれる行側不良ビット記憶メモリ3および列側不良ビ
ット記憶メモリ5の記憶容量は、スペア行回路1rおよ
びスペア列回路1cそれぞれの記憶容量とほぼ同等であ
る。したがって、この行側不良ビット記憶メモリ3およ
び列側不良ビット記憶メモリ5の合計の記憶容量は、被
試験半導体メモリ1の記憶容量よりも大幅に少なく、救
済可否判定装置2における不良ビット記憶メモリの記憶
容量を大幅に低減する。
【0039】行演算処理回路7および列演算処理回路8
は、それぞれたとえばCPU(中央演算処理装置)で構
成されており、以下に詳細に説明する演算アルゴリズム
に従って不良ビットの救済の可否および不良アドレスの
検出を行なう。
は、それぞれたとえばCPU(中央演算処理装置)で構
成されており、以下に詳細に説明する演算アルゴリズム
に従って不良ビットの救済の可否および不良アドレスの
検出を行なう。
【0040】図3は、被試験半導体メモリおよび不良ビ
ット記憶メモリの具体例を示す図である。図3におい
て、メモリセルアレイ1aは、8行・8列に配列される
メモリセルを有する。メモリセルアレイ1aにおいて、
メモリセルは、行アドレスa−hおよび列アドレス1−
8により指定される。
ット記憶メモリの具体例を示す図である。図3におい
て、メモリセルアレイ1aは、8行・8列に配列される
メモリセルを有する。メモリセルアレイ1aにおいて、
メモリセルは、行アドレスa−hおよび列アドレス1−
8により指定される。
【0041】スペア行回路1rは、2行・8列に配列さ
れるスペアメモリセルを有する。このスペア行回路1r
において、不良行アドレスR1およびR2が、救済可否
判定結果に従ってプログラムされる。
れるスペアメモリセルを有する。このスペア行回路1r
において、不良行アドレスR1およびR2が、救済可否
判定結果に従ってプログラムされる。
【0042】スペア列回路1cは、8行・2列に配列さ
れるスペアメモリセルを有する。このスペア列回路1c
において、不良列アドレスC1およびC2が、救済可否
判定結果に従ってプログラムされる。
れるスペアメモリセルを有する。このスペア列回路1c
において、不良列アドレスC1およびC2が、救済可否
判定結果に従ってプログラムされる。
【0043】救済可否判定装置2においては、行側不良
ビット記憶メモリ3は、3行8列に配列される記憶素子
を含む。この行側不良ビット記憶メモリ3の行アドレス
X1−X3は、それぞれ図2に示す行演算処理回路7の
制御の下に設定および変更が可能である。行不良ビット
カウンタ4は、行側不良ビット記憶メモリ3の行アドレ
スX1−X3それぞれに対応して設けられるカウント回
路4aを含む。
ビット記憶メモリ3は、3行8列に配列される記憶素子
を含む。この行側不良ビット記憶メモリ3の行アドレス
X1−X3は、それぞれ図2に示す行演算処理回路7の
制御の下に設定および変更が可能である。行不良ビット
カウンタ4は、行側不良ビット記憶メモリ3の行アドレ
スX1−X3それぞれに対応して設けられるカウント回
路4aを含む。
【0044】列側不良ビット記憶メモリ5は、8行3列
に配列される記憶素子を含む。この列側不良ビット記憶
メモリ5の列アドレスY1−Y3は、図2に示す列演算
処理回路8の制御の下に設定および変更が可能である。
列不良ビットカウンタ6は、列アドレスY1−Y3それ
ぞれに対応して設けられるカウント回路6aを含む。ま
たカウンタ4および6のカウント値は、演算処理回路7
および8の制御の下にリセット可能である。
に配列される記憶素子を含む。この列側不良ビット記憶
メモリ5の列アドレスY1−Y3は、図2に示す列演算
処理回路8の制御の下に設定および変更が可能である。
列不良ビットカウンタ6は、列アドレスY1−Y3それ
ぞれに対応して設けられるカウント回路6aを含む。ま
たカウンタ4および6のカウント値は、演算処理回路7
および8の制御の下にリセット可能である。
【0045】なお、これらの不良ビット記憶メモリ3お
よび5は、データの書込および読出を行なうことのでき
るアドレス指定可能なメモリ回路であればよい。
よび5は、データの書込および読出を行なうことのでき
るアドレス指定可能なメモリ回路であればよい。
【0046】なお、テスタの構成は、図21に示す従来
のテスタと同様、パターン発生器103およびパス/フ
ェイル判定器104を含み、このパス/フェイル判定器
104からのパス/フェイル判定結果が、図2に示す救
済可否判定装置2へ与えられる。次に、この図2および
3に示す救済可否判定装置を含むテスタの動作について
図4に示すフロー図を参照して概略的に説明する。
のテスタと同様、パターン発生器103およびパス/フ
ェイル判定器104を含み、このパス/フェイル判定器
104からのパス/フェイル判定結果が、図2に示す救
済可否判定装置2へ与えられる。次に、この図2および
3に示す救済可否判定装置を含むテスタの動作について
図4に示すフロー図を参照して概略的に説明する。
【0047】ウエハプロセス完了後、被試験半導体メモ
リ1を試験する(ステップS1)。このメモリの試験に
おいては、被試験半導体メモリ1に試験パターンをパタ
ーン発生器から印加するステップ(S1a)およびこの
被試験半導体メモリ1から情報を読出し、期待値と比較
して不良ビットを判定するステップ(S1b)が行なわ
れる。ステップS1aおよびS1bの動作は、従来と同
様である。
リ1を試験する(ステップS1)。このメモリの試験に
おいては、被試験半導体メモリ1に試験パターンをパタ
ーン発生器から印加するステップ(S1a)およびこの
被試験半導体メモリ1から情報を読出し、期待値と比較
して不良ビットを判定するステップ(S1b)が行なわ
れる。ステップS1aおよびS1bの動作は、従来と同
様である。
【0048】本実施の形態1においては、このパス/フ
ェイル判定結果に従って、救済可否判定装置に不良ビッ
トを記憶しかつ並行して救済可否判定を行なう(ステッ
プS5)。不良ビット記憶メモリ3および5に、不良ビ
ット情報が格納される。このとき、演算処理回路7およ
び8により、これらの不良ビット記憶メモリ3および5
に不良ビット情報を格納するか否かの判定が個々に行な
われる。格納不要と判定された不良ビットについては、
不良ビット記憶メモリへの書込動作は実行されない。
ェイル判定結果に従って、救済可否判定装置に不良ビッ
トを記憶しかつ並行して救済可否判定を行なう(ステッ
プS5)。不良ビット記憶メモリ3および5に、不良ビ
ット情報が格納される。このとき、演算処理回路7およ
び8により、これらの不良ビット記憶メモリ3および5
に不良ビット情報を格納するか否かの判定が個々に行な
われる。格納不要と判定された不良ビットについては、
不良ビット記憶メモリへの書込動作は実行されない。
【0049】次いで、不良ビット記憶メモリ3および5
に記憶された不良ビット情報をもとに、救済可否判定を
実行する。救済可否判定は、行不良ビットカウンタ4お
よび列不良ビットカウンタ6のカウント回路4aおよび
6aのそれぞれのカウント値に基づいて、救済を行なう
ことができるか否かの判定および救済不良アドレスの検
出が、後に詳細に説明するアルゴリズムに従って実行さ
れる。この動作が、被試験半導体メモリ1の全ビットの
試験が終了するまで繰返される(ステップS3)。ここ
で、ステップS3において全ビットのテストが終了して
いないときには、再び被試験半導体メモリ1に試験パタ
ーンが印加されている。これは、被試験半導体メモリ1
に対し、メモリバンク、またはメモリブロック単位で試
験パターンを印加してデータの読出を行なう動作フロー
を想定している。これにより、救済不可能な半導体メモ
リに対し、テストパターンデータを全ビットに書込む際
に必要とされる時間を短縮することができる。すなわ
ち、救済不可能と判定された時点で、試験パターン印加
を中止することにより、試験時間の短縮が実現される。
に記憶された不良ビット情報をもとに、救済可否判定を
実行する。救済可否判定は、行不良ビットカウンタ4お
よび列不良ビットカウンタ6のカウント回路4aおよび
6aのそれぞれのカウント値に基づいて、救済を行なう
ことができるか否かの判定および救済不良アドレスの検
出が、後に詳細に説明するアルゴリズムに従って実行さ
れる。この動作が、被試験半導体メモリ1の全ビットの
試験が終了するまで繰返される(ステップS3)。ここ
で、ステップS3において全ビットのテストが終了して
いないときには、再び被試験半導体メモリ1に試験パタ
ーンが印加されている。これは、被試験半導体メモリ1
に対し、メモリバンク、またはメモリブロック単位で試
験パターンを印加してデータの読出を行なう動作フロー
を想定している。これにより、救済不可能な半導体メモ
リに対し、テストパターンデータを全ビットに書込む際
に必要とされる時間を短縮することができる。すなわ
ち、救済不可能と判定された時点で、試験パターン印加
を中止することにより、試験時間の短縮が実現される。
【0050】したがって、この実施の形態1に従えば、
全ビットの良/不良判定実行後に、救済可否判定を行な
うのではなく、救済可否判定装置内に不良ビットを記憶
するとともに、並行して救済可否判定を行なっている。
したがって、全ビットの試験終了時には、この被試験半
導体メモリの救済可否判定も終了している。これによ
り、試験時間を大幅に短縮することができる。次に、こ
の図3に示す具体的構成を参照して、救済可否判定動作
について説明する。
全ビットの良/不良判定実行後に、救済可否判定を行な
うのではなく、救済可否判定装置内に不良ビットを記憶
するとともに、並行して救済可否判定を行なっている。
したがって、全ビットの試験終了時には、この被試験半
導体メモリの救済可否判定も終了している。これによ
り、試験時間を大幅に短縮することができる。次に、こ
の図3に示す具体的構成を参照して、救済可否判定動作
について説明する。
【0051】今、図5に示すように、被試験半導体メモ
リ1のメモリセルアレイ1aにおいて、第a行の第6列
から第8列に不良ビットが存在し、第c行から第e行に
おいては、第4列に不良ビットが存在し、また第g行に
は、第3列、第5列、および第6列に不良ビットが存在
し、また第h行には、第5列に不良ビットが存在する状
態を考える。スペア行回路により、2行の不良行を救済
することができ、またスペア列回路1cにより、2列の
不良列を救済することができる。したがって、この第a
行および第g行をスペア行回路で救済し、また第4列お
よび第5列をスペア列回路で救済することを考える。た
だし、以下の説明においては、行を優先して置換する動
作を示す。
リ1のメモリセルアレイ1aにおいて、第a行の第6列
から第8列に不良ビットが存在し、第c行から第e行に
おいては、第4列に不良ビットが存在し、また第g行に
は、第3列、第5列、および第6列に不良ビットが存在
し、また第h行には、第5列に不良ビットが存在する状
態を考える。スペア行回路により、2行の不良行を救済
することができ、またスペア列回路1cにより、2列の
不良列を救済することができる。したがって、この第a
行および第g行をスペア行回路で救済し、また第4列お
よび第5列をスペア列回路で救済することを考える。た
だし、以下の説明においては、行を優先して置換する動
作を示す。
【0052】まず、第a行のテストが実行される。ま
ず、行側不良ビット記憶メモリ3において、不良ビット
が存在するため、Xアドレスとしてアドレスaが設定さ
れる。被試験半導体メモリ1のメモリアレイ1aにおい
て、第a行には、第6列から第8列まで不良ビットが存
在する。したがって、このパス/フェイル判定結果に従
って、行側不良ビット記憶メモリの列アドレス6から8
の位置に不良ビットを示す情報が格納される。このと
き、また、行不良ビットカウンタ4において、カウント
回路4aのカウント値が不良ビットの数を示す3に設定
される。
ず、行側不良ビット記憶メモリ3において、不良ビット
が存在するため、Xアドレスとしてアドレスaが設定さ
れる。被試験半導体メモリ1のメモリアレイ1aにおい
て、第a行には、第6列から第8列まで不良ビットが存
在する。したがって、このパス/フェイル判定結果に従
って、行側不良ビット記憶メモリの列アドレス6から8
の位置に不良ビットを示す情報が格納される。このと
き、また、行不良ビットカウンタ4において、カウント
回路4aのカウント値が不良ビットの数を示す3に設定
される。
【0053】またこのとき、同時に、列側不良ビット記
憶メモリ5においては、第1列〜第3列に対し第a行に
おける不良ビット位置を示すYアドレス6、7および8
がそれぞれ設定される。また、列不良ビットカウンタ6
の各カウント回路6aは、各列の不良ビットの数をカウ
ントし、カウント値1を有する。行側不良ビット記憶メ
モリ3においては、3ビットの不良ビットが存在し、こ
れは、スペア列回路の数よりも大きい。したがって、こ
のカウント回路4aのカウント値3に従って、第a行
は、スペア行回路で置換することにより救済することを
決定する。この救済確定時においては、行側不良ビット
記憶メモリ3の第1行へは、不良アドレスaが固定的に
設定される。すなわち、行不良ビットカウンタ4のカウ
ント回路4aのカウント値がスペア列回路の数を超えた
場合には、対応の行は、スペア行回路で置換すると決定
される。
憶メモリ5においては、第1列〜第3列に対し第a行に
おける不良ビット位置を示すYアドレス6、7および8
がそれぞれ設定される。また、列不良ビットカウンタ6
の各カウント回路6aは、各列の不良ビットの数をカウ
ントし、カウント値1を有する。行側不良ビット記憶メ
モリ3においては、3ビットの不良ビットが存在し、こ
れは、スペア列回路の数よりも大きい。したがって、こ
のカウント回路4aのカウント値3に従って、第a行
は、スペア行回路で置換することにより救済することを
決定する。この救済確定時においては、行側不良ビット
記憶メモリ3の第1行へは、不良アドレスaが固定的に
設定される。すなわち、行不良ビットカウンタ4のカウ
ント回路4aのカウント値がスペア列回路の数を超えた
場合には、対応の行は、スペア行回路で置換すると決定
される。
【0054】この第a行のスペア行回路による救済確定
情報が、列側の演算処理回路へ伝達される。この状態に
おいては、不良ビット記憶メモリ5の不良ビット情報お
よび不良列アドレス情報6−8がすべてリセットされ、
また不良ビットカウンタ6aのカウント値もリセットさ
れる。第a行の不良ビットが、スペア行で置換されたた
め、スペア列回路をこれらのビット救済のために用いる
必要はないためである。
情報が、列側の演算処理回路へ伝達される。この状態に
おいては、不良ビット記憶メモリ5の不良ビット情報お
よび不良列アドレス情報6−8がすべてリセットされ、
また不良ビットカウンタ6aのカウント値もリセットさ
れる。第a行の不良ビットが、スペア行で置換されたた
め、スペア列回路をこれらのビット救済のために用いる
必要はないためである。
【0055】第a行の救済可否判定が完了すると、次い
で、次の第b行についての試験が行なわれる。図5に示
すように、メモリセルアレイ1aにおいて第b行には不
良ビットは存在しない。したがって、この救済可否判定
装置においては第b行についての操作は特に行なわれな
い。
で、次の第b行についての試験が行なわれる。図5に示
すように、メモリセルアレイ1aにおいて第b行には不
良ビットは存在しない。したがって、この救済可否判定
装置においては第b行についての操作は特に行なわれな
い。
【0056】次いで、図7に示すように、次の第c行に
ついての試験が行なわれる。まず、行側不良ビット記憶
メモリ3において第2行に行アドレス(X)として、ア
ドレスcが設定される。続いてパス/フェイル判定結果
に従ってその第4列(アドレス4)に、不良ビット情報
が書込まれ、またこのとき、対応の行不良ビットカウン
タ4において第2行に対応するカウント回路4aのカウ
ント値が1にセットされる。第1行目の内容は、カウン
ト回路4aを含めて固定されている。
ついての試験が行なわれる。まず、行側不良ビット記憶
メモリ3において第2行に行アドレス(X)として、ア
ドレスcが設定される。続いてパス/フェイル判定結果
に従ってその第4列(アドレス4)に、不良ビット情報
が書込まれ、またこのとき、対応の行不良ビットカウン
タ4において第2行に対応するカウント回路4aのカウ
ント値が1にセットされる。第1行目の内容は、カウン
ト回路4aを含めて固定されている。
【0057】一方、列側不良ビット記憶メモリ5におい
ては、行アドレスcにおいて不良ビットが存在する列ア
ドレス4が第1列目のYアドレスとして設定される。不
良ビットの設定により、列不良ビットカウンタ6におい
て第1列目のカウント回路6aのカウント値が1に設定
される。これにより、メモリセルアレイの第c行の試験
が完了する。
ては、行アドレスcにおいて不良ビットが存在する列ア
ドレス4が第1列目のYアドレスとして設定される。不
良ビットの設定により、列不良ビットカウンタ6におい
て第1列目のカウント回路6aのカウント値が1に設定
される。これにより、メモリセルアレイの第c行の試験
が完了する。
【0058】次いで、図5に示すメモリアレイ1aの第
d行についての試験が行なわれる。このときまず、行側
不良ビット記憶メモリ3の第3行に対し、行アドレスd
が割当てられる。この行側不良ビット記憶メモリ3の第
3行の第4列において不良ビットを示す情報がメモリセ
ルアレイ1aの不良ビットに応じて格納され、行側不良
ビットカウンタ4の第3行に対応するカウント回路4a
のカウント値が1に設定される。行側不良ビット記憶メ
モリ3においては、第4列において不良ビットが2ビッ
ト存在する。これらの不良ビットをスペア行回路で救済
する場合、スペア行回路は3行必要となる。しかしなが
ら、スペア行回路は2行しか救済することができないた
め、これらの第4列上の不良ビットはスペア行回路で置
換することができないため、スペア列回路で救済すると
判定される。このスペア行回路での救済不可は、列側の
演算処理回路へ報知される。
d行についての試験が行なわれる。このときまず、行側
不良ビット記憶メモリ3の第3行に対し、行アドレスd
が割当てられる。この行側不良ビット記憶メモリ3の第
3行の第4列において不良ビットを示す情報がメモリセ
ルアレイ1aの不良ビットに応じて格納され、行側不良
ビットカウンタ4の第3行に対応するカウント回路4a
のカウント値が1に設定される。行側不良ビット記憶メ
モリ3においては、第4列において不良ビットが2ビッ
ト存在する。これらの不良ビットをスペア行回路で救済
する場合、スペア行回路は3行必要となる。しかしなが
ら、スペア行回路は2行しか救済することができないた
め、これらの第4列上の不良ビットはスペア行回路で置
換することができないため、スペア列回路で救済すると
判定される。このスペア行回路での救済不可は、列側の
演算処理回路へ報知される。
【0059】一方、列側不良ビット記憶メモリ5におい
ては、行アドレスcおよびdがともに第4列に不良ビッ
トを有するため、この列アドレス4の行アドレスdの位
置に新たに不良ビットが格納され、対応のカウント回路
6aのカウント値が2に設定される。
ては、行アドレスcおよびdがともに第4列に不良ビッ
トを有するため、この列アドレス4の行アドレスdの位
置に新たに不良ビットが格納され、対応のカウント回路
6aのカウント値が2に設定される。
【0060】またこのとき、行側の演算処理回路7から
列アドレス4のスペア行回路による救済不可の情報が与
えられると、列側演算処理回路8は、列側不良ビット記
憶メモリ5の第1列の列アドレス4をスペア列アドレス
で置換すると確定し、この第1列を列アドレス4に固定
する。このスペア列回路による列アドレス4の救済確定
により、行側不良ビット記憶メモリ3においては第2行
および第3行のアドレスcおよびdの情報がリセットさ
れ、また対応のカウント回路4aのカウント値もリセッ
トされる。
列アドレス4のスペア行回路による救済不可の情報が与
えられると、列側演算処理回路8は、列側不良ビット記
憶メモリ5の第1列の列アドレス4をスペア列アドレス
で置換すると確定し、この第1列を列アドレス4に固定
する。このスペア列回路による列アドレス4の救済確定
により、行側不良ビット記憶メモリ3においては第2行
および第3行のアドレスcおよびdの情報がリセットさ
れ、また対応のカウント回路4aのカウント値もリセッ
トされる。
【0061】このd行についての試験が完了すると、次
のe行のテストが行なわれる。図5に示すように、第e
行においては第4列上に不良ビットが存在する。先の第
d行のテストにより、第4列は、スペア列回路で救済さ
れることが確定している。この情報に基づいて、図9に
示すように、行側不良ビット記憶メモリ3においては、
第4列は、スペア列回路で救済確定のため、この第e行
の第4列の不良ビット情報の取込は行なわない。一方、
列側不良ビット記憶メモリ5においては、第e行上の第
4列の不良ビット情報が格納され、対応のカウント回路
6aのカウント値が1増分され3となる。
のe行のテストが行なわれる。図5に示すように、第e
行においては第4列上に不良ビットが存在する。先の第
d行のテストにより、第4列は、スペア列回路で救済さ
れることが確定している。この情報に基づいて、図9に
示すように、行側不良ビット記憶メモリ3においては、
第4列は、スペア列回路で救済確定のため、この第e行
の第4列の不良ビット情報の取込は行なわない。一方、
列側不良ビット記憶メモリ5においては、第e行上の第
4列の不良ビット情報が格納され、対応のカウント回路
6aのカウント値が1増分され3となる。
【0062】次いで、第f行には不良ビットが存在しな
いため、第g行のテストが行なわれる。第g行において
は図5に示すように、第3列、第5列、および第6列上
に不良ビットが存在する。このとき、図10に示すよう
に、まず行側不良ビット記憶メモリ3は、第2行の行ア
ドレスを行アドレスgに設定し、第3列、第5列および
第6列上に不良ビット情報を格納する。カウンタ4の対
応のカウント回路4aのカウント値が3となる。行側演
算処理回路7は、この第2行のカウント回路4aのカウ
ント値が3となったため、スペア行回路でこの第g行を
救済すると決定し、その決定情報を列側演算処理回路8
へ伝達するとともに、行側不良ビット記憶メモリ3の第
2行のアドレスをgに固定する。また、このアドレスが
固定された第2行の内容も固定的に保持される。
いため、第g行のテストが行なわれる。第g行において
は図5に示すように、第3列、第5列、および第6列上
に不良ビットが存在する。このとき、図10に示すよう
に、まず行側不良ビット記憶メモリ3は、第2行の行ア
ドレスを行アドレスgに設定し、第3列、第5列および
第6列上に不良ビット情報を格納する。カウンタ4の対
応のカウント回路4aのカウント値が3となる。行側演
算処理回路7は、この第2行のカウント回路4aのカウ
ント値が3となったため、スペア行回路でこの第g行を
救済すると決定し、その決定情報を列側演算処理回路8
へ伝達するとともに、行側不良ビット記憶メモリ3の第
2行のアドレスをgに固定する。また、このアドレスが
固定された第2行の内容も固定的に保持される。
【0063】一方、列側不良ビット記憶メモリ5におい
ては、不良ビット情報に従って第2列および第3列に列
アドレス3および5を設定し、第g行上に、不良ビット
情報を格納する。またカウント回路6aのカウント値を
1に設定する。しかしながら、このとき行側演算処理回
路7からの第g行のスペア行回路による置換救済決定に
より、列側演算処理回路の制御の下に、列側不良ビット
記憶メモリ5の第g行の第2列および第3列の情報がク
リアされ、また第2列および第3列に割当てられていた
列アドレス3および5もリセットされる。したがって、
カウント回路6aのカウント値がこのクリア動作により
1減分され、初期値の0に設定される。このとき、列側
不良ビット記憶メモリ5において列アドレス6について
の情報は格納されないが、行側演算処理回路からの救済
確定情報に従って、この第g行の情報はクリアされるた
め、特に問題は生じない。
ては、不良ビット情報に従って第2列および第3列に列
アドレス3および5を設定し、第g行上に、不良ビット
情報を格納する。またカウント回路6aのカウント値を
1に設定する。しかしながら、このとき行側演算処理回
路7からの第g行のスペア行回路による置換救済決定に
より、列側演算処理回路の制御の下に、列側不良ビット
記憶メモリ5の第g行の第2列および第3列の情報がク
リアされ、また第2列および第3列に割当てられていた
列アドレス3および5もリセットされる。したがって、
カウント回路6aのカウント値がこのクリア動作により
1減分され、初期値の0に設定される。このとき、列側
不良ビット記憶メモリ5において列アドレス6について
の情報は格納されないが、行側演算処理回路からの救済
確定情報に従って、この第g行の情報はクリアされるた
め、特に問題は生じない。
【0064】この第g行のテスト完了時においては、行
側不良ビット記憶メモリ3の2行のアドレスは行アドレ
スaおよびgに固定されており、スペア回路を使用する
不良行は確定しており、これ以上の不良行の救済は不可
能である。このため、以下の操作においては、不良行フ
ラグを“1”にセットして、行側不良ビット記憶メモリ
への不良ビット情報の格納は行なわれない。
側不良ビット記憶メモリ3の2行のアドレスは行アドレ
スaおよびgに固定されており、スペア回路を使用する
不良行は確定しており、これ以上の不良行の救済は不可
能である。このため、以下の操作においては、不良行フ
ラグを“1”にセットして、行側不良ビット記憶メモリ
への不良ビット情報の格納は行なわれない。
【0065】次に、図11に示すように、メモリアレイ
1aが第h行のテストが行なわれる。この第h行におい
ては第5列に不良ビットが存在する。上述のように、行
側不良ビット記憶メモリは、既に2行の不良アドレスが
確定しており、これ以上不良ビットを取込むことは禁止
される。さらにスペア行回路は使えないためである。
1aが第h行のテストが行なわれる。この第h行におい
ては第5列に不良ビットが存在する。上述のように、行
側不良ビット記憶メモリは、既に2行の不良アドレスが
確定しており、これ以上不良ビットを取込むことは禁止
される。さらにスペア行回路は使えないためである。
【0066】一方、列側不良ビット記憶メモリ5におい
ては、クリアされた第2列に新たに不良列アドレス5が
割当てられ、この第h行に不良ビットを示す情報が格納
され、対応のカウント回路6aのカウント値が1に設定
される。
ては、クリアされた第2列に新たに不良列アドレス5が
割当てられ、この第h行に不良ビットを示す情報が格納
され、対応のカウント回路6aのカウント値が1に設定
される。
【0067】これにより、メモリセルアレイ1aの全ビ
ットのテスト動作が完了する。図12に示すように、テ
スト動作完了時においては、行側不良ビット記憶メモリ
3においては、第1行および第2行に不良行アドレスa
およびgが固定されており、一方、列側不良ビット記憶
メモリ5においては第1列には不良列アドレス4が固定
されている。第2列においては不良列アドレス5が割付
けられている。このとき、第3列に対応するカウント回
路6aのカウント値は0であり、救済すべき不良列は第
5列だけであるため、カウント回路6aのカウント値1
に従って、この不良列アドレス5をスペア列回路で救済
すると判定される。これにより、列側不良ビット記憶メ
モリ5の第2列に不良列アドレス5が固定される。
ットのテスト動作が完了する。図12に示すように、テ
スト動作完了時においては、行側不良ビット記憶メモリ
3においては、第1行および第2行に不良行アドレスa
およびgが固定されており、一方、列側不良ビット記憶
メモリ5においては第1列には不良列アドレス4が固定
されている。第2列においては不良列アドレス5が割付
けられている。このとき、第3列に対応するカウント回
路6aのカウント値は0であり、救済すべき不良列は第
5列だけであるため、カウント回路6aのカウント値1
に従って、この不良列アドレス5をスペア列回路で救済
すると判定される。これにより、列側不良ビット記憶メ
モリ5の第2列に不良列アドレス5が固定される。
【0068】このとき仮に、第h行において2列に不良
ビットが存在する場合、この2ビットの不良ビットはス
ペア列回路で救済することができない。この場合には、
列演算処理回路が救済不可を示す情報を発生する。これ
により、対応の被試験半導体メモリは、救済不可である
と判定される。したがって、このスペア行回路およびス
ペア列回路で救済可能な不良ビットよりも多い不良ビッ
トが検出されたときには、その時点で被試験半導体メモ
リは救済不可であると判定され、以降のテスト工程は省
略される。これにより、テスト時間が短縮される。
ビットが存在する場合、この2ビットの不良ビットはス
ペア列回路で救済することができない。この場合には、
列演算処理回路が救済不可を示す情報を発生する。これ
により、対応の被試験半導体メモリは、救済不可である
と判定される。したがって、このスペア行回路およびス
ペア列回路で救済可能な不良ビットよりも多い不良ビッ
トが検出されたときには、その時点で被試験半導体メモ
リは救済不可であると判定され、以降のテスト工程は省
略される。これにより、テスト時間が短縮される。
【0069】[一般の動作フロー]図13は、この発明
の実施の形態1に従う救済可否判定操作を示すフロー図
である。図13において、まずパス/フェイル判定器
(図21の判定器104)からのパス/フェイル情報に
従って1ビット単位でテストが行なわれる(ステップS
10)。入力されたビット情報に対しパス/フェイル判
定器からの情報に基づいて不良ビットであるか否かが判
定が行なわれる(ステップS11)。不良ビットでない
場合には、不良ビット記憶メモリへの取込は行なう必要
ないため、次いでステップS14に移り、被試験半導体
メモリの全ビットのテスト(救済可否判定)が完了した
か否かの判定が行なわれる(ステップS14)。これ
は、単に、カウンタを用いるかまたは最終アドレスに到
達したか否かの判定動作により実行される。
の実施の形態1に従う救済可否判定操作を示すフロー図
である。図13において、まずパス/フェイル判定器
(図21の判定器104)からのパス/フェイル情報に
従って1ビット単位でテストが行なわれる(ステップS
10)。入力されたビット情報に対しパス/フェイル判
定器からの情報に基づいて不良ビットであるか否かが判
定が行なわれる(ステップS11)。不良ビットでない
場合には、不良ビット記憶メモリへの取込は行なう必要
ないため、次いでステップS14に移り、被試験半導体
メモリの全ビットのテスト(救済可否判定)が完了した
か否かの判定が行なわれる(ステップS14)。これ
は、単に、カウンタを用いるかまたは最終アドレスに到
達したか否かの判定動作により実行される。
【0070】全ビットのテストが終了していない場合、
続いてステップS10に戻り、次のビット(メモリセ
ル)の情報をパス/フェイル判定器から受ける。
続いてステップS10に戻り、次のビット(メモリセ
ル)の情報をパス/フェイル判定器から受ける。
【0071】ステップS11において、不良ビットが存
在すると判定された場合、行側不良ビット記憶メモリ
(FMと以下称す)の操作を行なうステップSRおよび
列側不良ビット記憶メモリの操作を行なうステップSC
が実行される。これらのFMの操作においては、行置換
が優先される。これらのステップSR,SCにおいて不
良アドレスの検出、不良アドレスの救済可否および救済
不良アドレスの確定が行なわれる。
在すると判定された場合、行側不良ビット記憶メモリ
(FMと以下称す)の操作を行なうステップSRおよび
列側不良ビット記憶メモリの操作を行なうステップSC
が実行される。これらのFMの操作においては、行置換
が優先される。これらのステップSR,SCにおいて不
良アドレスの検出、不良アドレスの救済可否および救済
不良アドレスの確定が行なわれる。
【0072】FMの操作を行なうステップSRおよびS
Cが完了すると、次いで、ステップS12に移り、行側
FMおよび列側FMの処理がともに終了したか否かの判
定が行なわれる。この入力不良ビットについての行側F
Mおよび列側FMの処理がともに終了するまで待ち合わ
せられる。このステップSRおよびSCがともに完了す
ると、次いで、行側フラグおよび列側フラグがともに1
であるか否かの判定が行なわれる(ステップS13)。
この行側フラグは、スペア行回路がすべて使用されてい
ることを示すフラグであり、また列側フラグは、スペア
列回路がすべて使用されていることを示すフラグであ
る。したがって、行側フラグおよび列側フラグがともに
1の場合には、このスペア行回路およびスペア列回路が
すべて使用され、この不良ビットを救済することができ
ないことを示している。したがって、この場合には、被
試験半導体装置は救済不可能であるため、この被試験半
導体メモリに対するテストが終了する。
Cが完了すると、次いで、ステップS12に移り、行側
FMおよび列側FMの処理がともに終了したか否かの判
定が行なわれる。この入力不良ビットについての行側F
Mおよび列側FMの処理がともに終了するまで待ち合わ
せられる。このステップSRおよびSCがともに完了す
ると、次いで、行側フラグおよび列側フラグがともに1
であるか否かの判定が行なわれる(ステップS13)。
この行側フラグは、スペア行回路がすべて使用されてい
ることを示すフラグであり、また列側フラグは、スペア
列回路がすべて使用されていることを示すフラグであ
る。したがって、行側フラグおよび列側フラグがともに
1の場合には、このスペア行回路およびスペア列回路が
すべて使用され、この不良ビットを救済することができ
ないことを示している。したがって、この場合には、被
試験半導体装置は救済不可能であるため、この被試験半
導体メモリに対するテストが終了する。
【0073】一方、行側フラグおよび列側フラグの少な
くとも一方が“0”の場合には、不良ビットを救済する
ことができる可能性があるため、ステップS14へ移
り、次のビットのテストを実行する。したがって、この
全ビットのテスト終了時において、行側フラグおよび列
側フラグの少なくとも一方が“0”の場合には、最大、
すべてのスペア行回路およびすべてのスペア列回路が使
用された状態であり、この被試験半導体メモリの不良ビ
ットはすべて救済することができるため、救済可能であ
ると判定される。
くとも一方が“0”の場合には、不良ビットを救済する
ことができる可能性があるため、ステップS14へ移
り、次のビットのテストを実行する。したがって、この
全ビットのテスト終了時において、行側フラグおよび列
側フラグの少なくとも一方が“0”の場合には、最大、
すべてのスペア行回路およびすべてのスペア列回路が使
用された状態であり、この被試験半導体メモリの不良ビ
ットはすべて救済することができるため、救済可能であ
ると判定される。
【0074】したがって、この図13に示すように、不
良ビット記憶メモリ(FM)への不良ビット情報の書込
と、救済可否判定を並行して行なうことができるため、
テスト時間が短縮される。
良ビット記憶メモリ(FM)への不良ビット情報の書込
と、救済可否判定を並行して行なうことができるため、
テスト時間が短縮される。
【0075】図14は、図13に示す行側不良ビット記
憶メモリ(FM)の操作ステップSRの詳細フローを示
す図である。図14においては、行側FM単独での操作
を行なうフローを示す。図13に示すステップS11に
おいて不良ビットが発生した場合、行側FMにおいて
は、まず、このときに確定している救済行アドレスの数
が行スペア(スペア行回路)数に達しているか否かの判
定を行なう(ステップSR1)。確定した救済行アドレ
スは、行側FMにおいて固定された(不良)行アドレス
を示す。確定した救済行アドレスの数が行スペア数に達
している場合には、これ以上の不良行を救済することが
できないため、行側判定フラグを“0”から“1”に設
定する(ステップSR2)。この行側判定フラグが
“1”に設定されると、この不良ビットはスペア行では
救済されないため、行側FMの操作が完了する。この行
側判定フラグを1に立上げる操作は、図10に示す2つ
のスペア行回路が使用されて、次の図11に示すテスト
において行側FMへの不良ビットの取込が行なわれない
操作に対応する。
憶メモリ(FM)の操作ステップSRの詳細フローを示
す図である。図14においては、行側FM単独での操作
を行なうフローを示す。図13に示すステップS11に
おいて不良ビットが発生した場合、行側FMにおいて
は、まず、このときに確定している救済行アドレスの数
が行スペア(スペア行回路)数に達しているか否かの判
定を行なう(ステップSR1)。確定した救済行アドレ
スは、行側FMにおいて固定された(不良)行アドレス
を示す。確定した救済行アドレスの数が行スペア数に達
している場合には、これ以上の不良行を救済することが
できないため、行側判定フラグを“0”から“1”に設
定する(ステップSR2)。この行側判定フラグが
“1”に設定されると、この不良ビットはスペア行では
救済されないため、行側FMの操作が完了する。この行
側判定フラグを1に立上げる操作は、図10に示す2つ
のスペア行回路が使用されて、次の図11に示すテスト
において行側FMへの不良ビットの取込が行なわれない
操作に対応する。
【0076】ステップSR1において、スペア行回路が
すべて使用されていない場合には、その不良ビットの行
アドレスを参照して、その不良ビットがその不良行アド
レス上での初めての不良ビットであるか否かの判定が行
なわれる(ステップSR3)。この判定処理は、単に、
行側FMのXアドレスに割当てられている不良アドレス
を参照することにより行なわれる。行アドレス上での初
めての不良ビットの場合、行側FMのXアドレスにこの
不良セルの行アドレスを割付ける。これは、たとえば図
6に示す処理においてアドレスaを割付ける処理に相当
する。
すべて使用されていない場合には、その不良ビットの行
アドレスを参照して、その不良ビットがその不良行アド
レス上での初めての不良ビットであるか否かの判定が行
なわれる(ステップSR3)。この判定処理は、単に、
行側FMのXアドレスに割当てられている不良アドレス
を参照することにより行なわれる。行アドレス上での初
めての不良ビットの場合、行側FMのXアドレスにこの
不良セルの行アドレスを割付ける。これは、たとえば図
6に示す処理においてアドレスaを割付ける処理に相当
する。
【0077】一方、その不良行アドレス上で既に不良ビ
ットが検出されている場合には、次いで、この不良ビッ
トの列アドレスを参照して、その列アドレスが、確定し
た救済列アドレスと一致しているか否かの判定が行なわ
れる(ステップSR5)。この不良列アドレスが確定救
済列アドレスと一致している場合には、既に、列側FM
の操作SCにより、この不良ビットがスペア列回路によ
り救済されているため、この行側FMへの取込が行なわ
れず、行側FMの操作SRが完了する。ステップSR4
またはSR5が行なわれた後、この不良ビット情報を、
不良行アドレス上に格納する(ステップSR6)。次い
で、この取込んだ不良ビットにより、対応の不良ビット
カウント回路のカウント値を1増分する(ステップSR
7)。
ットが検出されている場合には、次いで、この不良ビッ
トの列アドレスを参照して、その列アドレスが、確定し
た救済列アドレスと一致しているか否かの判定が行なわ
れる(ステップSR5)。この不良列アドレスが確定救
済列アドレスと一致している場合には、既に、列側FM
の操作SCにより、この不良ビットがスペア列回路によ
り救済されているため、この行側FMへの取込が行なわ
れず、行側FMの操作SRが完了する。ステップSR4
またはSR5が行なわれた後、この不良ビット情報を、
不良行アドレス上に格納する(ステップSR6)。次い
で、この取込んだ不良ビットにより、対応の不良ビット
カウント回路のカウント値を1増分する(ステップSR
7)。
【0078】次いで、この不良行アドレスが確定した救
済行アドレスと一致しているか否かの判定が行なわれる
(ステップSR8)。行アドレスが、確定した救済行ア
ドレスと一致している場合には、単に、不良行上の不良
ビットの分布を記憶するだけであり、この行側FMの操
作は完了する。一方、この不良行アドレスが確定救済ア
ドレスと一致していない場合には、列側FMの操作RC
と連動して処理が行なわれる。なおステップSR6の前
にステップSR8が行なわれ、確定救済行アドレスへの
さらなる不良ビット情報の格納は行なわれないようにさ
れてもよい。
済行アドレスと一致しているか否かの判定が行なわれる
(ステップSR8)。行アドレスが、確定した救済行ア
ドレスと一致している場合には、単に、不良行上の不良
ビットの分布を記憶するだけであり、この行側FMの操
作は完了する。一方、この不良行アドレスが確定救済ア
ドレスと一致していない場合には、列側FMの操作RC
と連動して処理が行なわれる。なおステップSR6の前
にステップSR8が行なわれ、確定救済行アドレスへの
さらなる不良ビット情報の格納は行なわれないようにさ
れてもよい。
【0079】図15は、行側FMの操作のうちの列側F
Mの操作と連動して行なわれる処理フローを示す図であ
る。以下、この図15を参照して、列側FMの操作と連
動する行側FMの処理操作について説明する。
Mの操作と連動して行なわれる処理フローを示す図であ
る。以下、この図15を参照して、列側FMの操作と連
動する行側FMの処理操作について説明する。
【0080】図14に示すステップSR8において、行
アドレスが確定救済行アドレスと一致していない場合
に、列側FM操作から、不良ビットの列側FMへの取込
の報知が与えられると、次いで、行側FMにおいては、
行側FMのすべてのX側アドレスに行アドレスが割付け
られているか否かの判定が行なわれる。不良ビットの列
側FMへの取込は、この不良ビットはまだ、スペア列回
路で救済されていないことを示している。行側FMのす
べてのX側アドレスに行アドレスが割付けられている場
合は、不良行が、スペア行回路の数よりも多い状態に相
当するため、行側スペア回路での救済は不可であり、以
降の処理は、列側FMの操作に手渡される。これは図8
の操作に対応する。
アドレスが確定救済行アドレスと一致していない場合
に、列側FM操作から、不良ビットの列側FMへの取込
の報知が与えられると、次いで、行側FMにおいては、
行側FMのすべてのX側アドレスに行アドレスが割付け
られているか否かの判定が行なわれる。不良ビットの列
側FMへの取込は、この不良ビットはまだ、スペア列回
路で救済されていないことを示している。行側FMのす
べてのX側アドレスに行アドレスが割付けられている場
合は、不良行が、スペア行回路の数よりも多い状態に相
当するため、行側スペア回路での救済は不可であり、以
降の処理は、列側FMの操作に手渡される。これは図8
の操作に対応する。
【0081】行側FMのすべてのX側アドレスに行アド
レスが割付けられていない場合には、この不良行アドレ
ス上で、スペア列回路の数より多い不良ビットが存在す
るか否かの判定が行なわれる(ステップSR10)。こ
れは、たとえば図6において、第a行において3つの不
良ビットが存在している場合、不良ビットは、スペア列
回路の数よりも多く、これらの3ビットの不良ビット
は、スペア列回路で救済できないため、スペア行回路で
救済を行なうと決定する操作に対応する。したがって、
その場合には、その行アドレスを救済アドレスと判定
(確定)し(ステップSR11)、この行側FMのX側
アドレスに、その行アドレスの割付を完全固定する(ス
テップSR12)。これは、図6に示す配置において行
アドレスaを固定したことに相当する。
レスが割付けられていない場合には、この不良行アドレ
ス上で、スペア列回路の数より多い不良ビットが存在す
るか否かの判定が行なわれる(ステップSR10)。こ
れは、たとえば図6において、第a行において3つの不
良ビットが存在している場合、不良ビットは、スペア列
回路の数よりも多く、これらの3ビットの不良ビット
は、スペア列回路で救済できないため、スペア行回路で
救済を行なうと決定する操作に対応する。したがって、
その場合には、その行アドレスを救済アドレスと判定
(確定)し(ステップSR11)、この行側FMのX側
アドレスに、その行アドレスの割付を完全固定する(ス
テップSR12)。これは、図6に示す配置において行
アドレスaを固定したことに相当する。
【0082】なお、ステップSR9において、行側FM
のすべてのX側アドレスに行アドレスの割付が行なわれ
ている場合には、行側スペアでの救済不可であると判定
している。行側FMのすべてのX側アドレスに行アドレ
スが割付けられている場合、不良行の数はスペア行回路
の数よりも多く、図8に示すように、列側操作におい
て、同一列上に救済可能な不良ビットが存在するか否か
の判定が行なわれ、その処理に従って不良ビット救済が
行なわれる。
のすべてのX側アドレスに行アドレスの割付が行なわれ
ている場合には、行側スペアでの救済不可であると判定
している。行側FMのすべてのX側アドレスに行アドレ
スが割付けられている場合、不良行の数はスペア行回路
の数よりも多く、図8に示すように、列側操作におい
て、同一列上に救済可能な不良ビットが存在するか否か
の判定が行なわれ、その処理に従って不良ビット救済が
行なわれる。
【0083】この列側操作において、不良ビットの救済
が行なわれスペア列回路が使用されたことが示される
と、まず、行側FMのX側アドレスに割付けられた未確
定の行アドレスについての情報をクリアする(ステップ
SR13)。これは、図8に示す構成において、第4列
上に不良ビットが2ビット存在しており、スペア列回路
で救済することが固定したときに、この行側FMのアド
レスcおよびdの不良ビット情報がクリアされているこ
とに相当する。次いで、この対応の不良ビットカウント
回路のカウント値もクリアする(ステップSR14)。
が行なわれスペア列回路が使用されたことが示される
と、まず、行側FMのX側アドレスに割付けられた未確
定の行アドレスについての情報をクリアする(ステップ
SR13)。これは、図8に示す構成において、第4列
上に不良ビットが2ビット存在しており、スペア列回路
で救済することが固定したときに、この行側FMのアド
レスcおよびdの不良ビット情報がクリアされているこ
とに相当する。次いで、この対応の不良ビットカウント
回路のカウント値もクリアする(ステップSR14)。
【0084】これにより、行側FMの一連の操作が完了
し、列側操作と併せて、図13に示すステップS12へ
処理が移行する。
し、列側操作と併せて、図13に示すステップS12へ
処理が移行する。
【0085】図16は、列側FMの操作ステップSCの
フローを詳細に示す図である。図16においては、この
列側FMの操作ステップSCのうち、列側において行側
と独立に処理が行なわれるフローを示す。以下、図16
を参照して、列側FMの操作ステップSCについて説明
する。
フローを詳細に示す図である。図16においては、この
列側FMの操作ステップSCのうち、列側において行側
と独立に処理が行なわれるフローを示す。以下、図16
を参照して、列側FMの操作ステップSCについて説明
する。
【0086】列側FMにおいては、パス/フェイル判定
器からの不良ビット情報を受けると、まず確定した救済
列アドレスの数が、列スペア回路の数に達しているか否
かの判定を行なう(ステップSC1)。列スペア回路が
すべて救済列アドレスに割当てられている場合には、さ
らに不良ビットをスペア列回路で救済することができな
いため、この不良ビットの取込は行なわれず、列側判定
フラグを“1”に設定し(ステップSC2)、この列側
FMの操作を終了する。
器からの不良ビット情報を受けると、まず確定した救済
列アドレスの数が、列スペア回路の数に達しているか否
かの判定を行なう(ステップSC1)。列スペア回路が
すべて救済列アドレスに割当てられている場合には、さ
らに不良ビットをスペア列回路で救済することができな
いため、この不良ビットの取込は行なわれず、列側判定
フラグを“1”に設定し(ステップSC2)、この列側
FMの操作を終了する。
【0087】一方、列スペア回路がすべて使用されてい
ない場合には、まずこの不良列アドレスが初めて与えら
れた不良列アドレスであるか否かの判定が行なわれる
(ステップSC3)。初めての不良列アドレスの場合、
列側FMのY側アドレスに不良列アドレスを割付ける
(ステップSC4)。これは、図6において、不良列ア
ドレス6を割付ける動作に対応する。
ない場合には、まずこの不良列アドレスが初めて与えら
れた不良列アドレスであるか否かの判定が行なわれる
(ステップSC3)。初めての不良列アドレスの場合、
列側FMのY側アドレスに不良列アドレスを割付ける
(ステップSC4)。これは、図6において、不良列ア
ドレス6を割付ける動作に対応する。
【0088】一方、この不良列アドレス上には、既に不
良ビットが存在する場合には、この不良ビットの行アド
レスが、確定した救済行アドレスと一致するか否かの判
定が行なわれる(ステップSC5)。この不良行アドレ
スが、確定した救済行アドレスと一致する場合には、こ
の不良ビットは既にスペア行回路で救済されているた
め、新たに取込む必要はなく、列側FMの操作が終了す
る。これは、図6において、a行の救済が確定した場
合、以降この第a行上の不良ビットの列側FMでの取込
は行なわれないことに対応する。
良ビットが存在する場合には、この不良ビットの行アド
レスが、確定した救済行アドレスと一致するか否かの判
定が行なわれる(ステップSC5)。この不良行アドレ
スが、確定した救済行アドレスと一致する場合には、こ
の不良ビットは既にスペア行回路で救済されているた
め、新たに取込む必要はなく、列側FMの操作が終了す
る。これは、図6において、a行の救済が確定した場
合、以降この第a行上の不良ビットの列側FMでの取込
は行なわれないことに対応する。
【0089】処理ステップSC4またはSC5が行なわ
れた後、この不良ビットは取込む必要があるため、列側
FMに、不良ビット情報を取込む(ステップSC6)。
次いで、この不良ビットの列アドレスに対応する不良ビ
ットカウント回路のカウント値を1増分する(ステップ
SC7)。
れた後、この不良ビットは取込む必要があるため、列側
FMに、不良ビット情報を取込む(ステップSC6)。
次いで、この不良ビットの列アドレスに対応する不良ビ
ットカウント回路のカウント値を1増分する(ステップ
SC7)。
【0090】次いで、この列アドレスが確定した救済列
アドレスと一致しているか否かの判定が行なわれる(ス
テップSC8)。この確定救済列アドレス上の不良ビッ
トは既に救済が確定しているため、さらに操作を行なう
必要がなく、列側FMの操作は完了する。これは、図9
に示す構成において列側FMにおいて救済確定列アドレ
ス“4”に対し第e行に不良ビット情報が取込まれてい
る状態に対応する。なお、ステップSC6の前にステッ
プSC8が行なわれてもよい。
アドレスと一致しているか否かの判定が行なわれる(ス
テップSC8)。この確定救済列アドレス上の不良ビッ
トは既に救済が確定しているため、さらに操作を行なう
必要がなく、列側FMの操作は完了する。これは、図9
に示す構成において列側FMにおいて救済確定列アドレ
ス“4”に対し第e行に不良ビット情報が取込まれてい
る状態に対応する。なお、ステップSC6の前にステッ
プSC8が行なわれてもよい。
【0091】一方、この不良列アドレスが、確定救済列
アドレスと異なる場合、行側FMの操作と連動して処理
が行なわれる。
アドレスと異なる場合、行側FMの操作と連動して処理
が行なわれる。
【0092】図17は、この列側FM操作のロウ側FM
の操作と連動する処理を示すフロー図である。
の操作と連動する処理を示すフロー図である。
【0093】ステップSC8において、列アドレスが確
定救済列アドレスと一致していない場合には、図15に
示すロウ側FMの処理ステップSR9に処理が移行す
る。すなわち、たとえば図8に示す構成において、列ア
ドレス“4”は、まだ救済列アドレスとして確定してい
ない。したがって、前述の行側FMの操作が行なわれ
る。行側FMにおいて、この新たな不良ビットにより、
行側FMのすべてのX側アドレスに行アドレスの割付が
行なわれているときには、すなわちスペア行よりも多く
の不良行が存在する場合には、スペア行回路による救済
は不可であるという情報を列側FMへ与える(ノード
E)。
定救済列アドレスと一致していない場合には、図15に
示すロウ側FMの処理ステップSR9に処理が移行す
る。すなわち、たとえば図8に示す構成において、列ア
ドレス“4”は、まだ救済列アドレスとして確定してい
ない。したがって、前述の行側FMの操作が行なわれ
る。行側FMにおいて、この新たな不良ビットにより、
行側FMのすべてのX側アドレスに行アドレスの割付が
行なわれているときには、すなわちスペア行よりも多く
の不良行が存在する場合には、スペア行回路による救済
は不可であるという情報を列側FMへ与える(ノード
E)。
【0094】列側FMにおいては、この行側スペア救済
不可の報知を受けると、不良ビットカウント回路のうち
最もカウント値の大きな列アドレスを救済アドレスであ
ると判定(確定)する(ステップSC9)。これは、図
8に示す構成において、列側FM5において第4列のカ
ウント回路のカウント値が最も大きいため、この第4列
を救済アドレスとして確定している動作に対応する。
不可の報知を受けると、不良ビットカウント回路のうち
最もカウント値の大きな列アドレスを救済アドレスであ
ると判定(確定)する(ステップSC9)。これは、図
8に示す構成において、列側FM5において第4列のカ
ウント回路のカウント値が最も大きいため、この第4列
を救済アドレスとして確定している動作に対応する。
【0095】この救済列アドレスが確定すると、列側F
MのY側アドレスにその列アドレスの割付を完全に固定
する(ステップSC10)。処理は、図8において、列
側FM5の第1列に列アドレス“4”を固定している処
理に相当する。
MのY側アドレスにその列アドレスの割付を完全に固定
する(ステップSC10)。処理は、図8において、列
側FM5の第1列に列アドレス“4”を固定している処
理に相当する。
【0096】このステップSC10により、救済列アド
レスが確定すると、ノードHを介して、行側FMにおい
て、ステップSR13およびSR14により、対応の不
良行アドレスおよび関連情報のクリアが実行される。
レスが確定すると、ノードHを介して、行側FMにおい
て、ステップSR13およびSR14により、対応の不
良行アドレスおよび関連情報のクリアが実行される。
【0097】一方、図15に示すステップSR12によ
り救済行アドレスが確定すると、ノードFを介してその
救済行アドレスの確定が報知されると、列側FMにおい
て、この救済行上の情報のリセットが行なわれる。すな
わち、まず列側FMのY側アドレスに割付けられていた
列アドレスを、完全固定された列アドレスを除いてクリ
アする(ステップSC11)。この処理操作は、図6お
よび図10に示す操作に対応する。次いで、対応の不良
ビットカウント回路のカウント値をリセットする。これ
により、一連の列側FMの処理操作が完了する。この
後、先の図13に示すステップS12における行側およ
び列側共通の処理操作が実行される。
り救済行アドレスが確定すると、ノードFを介してその
救済行アドレスの確定が報知されると、列側FMにおい
て、この救済行上の情報のリセットが行なわれる。すな
わち、まず列側FMのY側アドレスに割付けられていた
列アドレスを、完全固定された列アドレスを除いてクリ
アする(ステップSC11)。この処理操作は、図6お
よび図10に示す操作に対応する。次いで、対応の不良
ビットカウント回路のカウント値をリセットする。これ
により、一連の列側FMの処理操作が完了する。この
後、先の図13に示すステップS12における行側およ
び列側共通の処理操作が実行される。
【0098】図18は、図2に示す行演算処理回路7お
よび列演算処理回路8の構成を概略的に示す図である。
これらの行および列演算処理回路は同様の構成を備える
ため、図18において1つの演算処理回路CPUを示
す。
よび列演算処理回路8の構成を概略的に示す図である。
これらの行および列演算処理回路は同様の構成を備える
ため、図18において1つの演算処理回路CPUを示
す。
【0099】図18において演算処理回路CPUは、所
定のアルゴリズムに従って必要な制御を行なう処理制御
回路10と、不良ビット記憶メモリに割当てられるアド
レス等を記憶するためのレジスタ回路群11と、不良ビ
ットの数および最大カウント値などを検出するための演
算回路(ALU)12と、救済可否を示すフラグを格納
するフラグレジスタ13を含む。これらの回路は、内部
バス14を介して相互接続される。
定のアルゴリズムに従って必要な制御を行なう処理制御
回路10と、不良ビット記憶メモリに割当てられるアド
レス等を記憶するためのレジスタ回路群11と、不良ビ
ットの数および最大カウント値などを検出するための演
算回路(ALU)12と、救済可否を示すフラグを格納
するフラグレジスタ13を含む。これらの回路は、内部
バス14を介して相互接続される。
【0100】処理制御回路10は、前述の図14から図
17に示すアルゴリズムを実現するプログラムに従って
所定の処理を実行する。
17に示すアルゴリズムを実現するプログラムに従って
所定の処理を実行する。
【0101】レジスタ回路群11は、たとえば、対応の
不良ビット記憶メモリに割付けられるアドレスを対応の
アドレスフラグとともに格納する。このアドレスフラグ
は、対応のアドレスが確定状態となったときにセットさ
れる。
不良ビット記憶メモリに割付けられるアドレスを対応の
アドレスフラグとともに格納する。このアドレスフラグ
は、対応のアドレスが確定状態となったときにセットさ
れる。
【0102】フラグレジスタ13は、対応の冗長回路が
すべて使用されたときに新たに不良ビット情報が与えら
れると“1”に設定される。演算回路12は、カウント
値の比較等の処理を実行する。レジスタ回路群11のア
ドレスを参照して、対応の不良ビット記憶メモリの固定
アドレスへのアクセスが禁止され、また、このアドレス
を参照して、未確定救済アドレスのクリアなどが行なわ
れる。
すべて使用されたときに新たに不良ビット情報が与えら
れると“1”に設定される。演算回路12は、カウント
値の比較等の処理を実行する。レジスタ回路群11のア
ドレスを参照して、対応の不良ビット記憶メモリの固定
アドレスへのアクセスが禁止され、また、このアドレス
を参照して、未確定救済アドレスのクリアなどが行なわ
れる。
【0103】以上のように、この発明の実施の形態1に
従えば、半導体メモリの行および列それぞれについて不
良ビット記憶メモリを設けているため、試験時間が短縮
され、また不良ビット記憶メモリの記憶容量も低減され
る。
従えば、半導体メモリの行および列それぞれについて不
良ビット記憶メモリを設けているため、試験時間が短縮
され、また不良ビット記憶メモリの記憶容量も低減され
る。
【0104】なお、この行演算処理回路7および列演算
処理回路8の両者または一方が、図13に示す4つの処
理操作すなわち処理終了の管理およびフラグ値がともに
“1”であるかの判断を行なう。
処理回路8の両者または一方が、図13に示す4つの処
理操作すなわち処理終了の管理およびフラグ値がともに
“1”であるかの判断を行なう。
【0105】[実施の形態2]図19は、この発明の実
施の形態2に従う救済可否判定装置の構成を概略的に示
す図である。この図19に示す救済可否判定装置2にお
いては、行側不良ビット記憶メモリおよび列側不良ビッ
ト記憶メモリに共通に演算処理回路20が設けられる。
行不良ビットカウンタ4および列不良ビットカウンタ6
も共通にこれらの演算処理回路20により制御される。
施の形態2に従う救済可否判定装置の構成を概略的に示
す図である。この図19に示す救済可否判定装置2にお
いては、行側不良ビット記憶メモリおよび列側不良ビッ
ト記憶メモリに共通に演算処理回路20が設けられる。
行不良ビットカウンタ4および列不良ビットカウンタ6
も共通にこれらの演算処理回路20により制御される。
【0106】1つの演算処理回路20により行および列
の不良ビット救済可否判定を行なうことにより、救済ア
ドレスの参照は、この演算処理回路20内のレジスタを
参照して行なうことができ、処理が高速化される。ま
た、1つの演算処理回路20が設けられるだけであり、
装置規模が低減される。
の不良ビット救済可否判定を行なうことにより、救済ア
ドレスの参照は、この演算処理回路20内のレジスタを
参照して行なうことができ、処理が高速化される。ま
た、1つの演算処理回路20が設けられるだけであり、
装置規模が低減される。
【0107】以上のように、この発明の実施の形態2に
従えば、不良行アドレスおよび不良列アドレス救済の可
否判定に共通の演算処理回路20を設けているため、装
置規模が低減される。
従えば、不良行アドレスおよび不良列アドレス救済の可
否判定に共通の演算処理回路20を設けているため、装
置規模が低減される。
【0108】[実施の形態3]図20は、この発明の実
施の形態3に従う不良ビット救済可否判定動作のフロー
を示す図である。この図20に示す救済可否判定処理フ
ローにおいては、不良ビットが発生した後に行なわれる
救済可否判定において、列置換が優先される。すなわ
ち、この不良ビットが発生したとステップS11におい
て判定されると、まず、列側不良ビット記憶メモリ(F
M)の操作ステップSCrと行側不良ビット記憶メモリ
(FM)の操作ステップSRcが実行される。この操作
においては、列置換が優先される。この列側不良ビット
記憶メモリ(FM)の操作ステップSCrは、先の実施
の形態1における行側不良ビット記憶メモリの操作ステ
ップにおいて行を列に置換え、かつXをYで置換える処
理ステップにより表わされる。また行側不良ビット記憶
メモリの操作ステップSRcも、先の実施の形態1にお
ける列側不良ビット記憶メモリの操作ステップSCにお
いて列を行で置換し、かつYをXで置換することにより
得られる。
施の形態3に従う不良ビット救済可否判定動作のフロー
を示す図である。この図20に示す救済可否判定処理フ
ローにおいては、不良ビットが発生した後に行なわれる
救済可否判定において、列置換が優先される。すなわ
ち、この不良ビットが発生したとステップS11におい
て判定されると、まず、列側不良ビット記憶メモリ(F
M)の操作ステップSCrと行側不良ビット記憶メモリ
(FM)の操作ステップSRcが実行される。この操作
においては、列置換が優先される。この列側不良ビット
記憶メモリ(FM)の操作ステップSCrは、先の実施
の形態1における行側不良ビット記憶メモリの操作ステ
ップにおいて行を列に置換え、かつXをYで置換える処
理ステップにより表わされる。また行側不良ビット記憶
メモリの操作ステップSRcも、先の実施の形態1にお
ける列側不良ビット記憶メモリの操作ステップSCにお
いて列を行で置換し、かつYをXで置換することにより
得られる。
【0109】この列置換を優先して行なう場合において
は、スペア列が使用された後、すなわち救済列アドレス
が確定した後、行側不良ビット記憶メモリにおいて対応
のXアドレスのクリアが実行される。スペア列回路を用
いた救済が不可と判定されたときには、最もカウント値
の大きい行アドレスが救済アドレスとして確定する。こ
の場合においても、行不良ビット記憶メモリおよび列不
良ビット記憶メモリが別々に設けられるため、先の実施
の形態1と同様の効果を得ることができる。
は、スペア列が使用された後、すなわち救済列アドレス
が確定した後、行側不良ビット記憶メモリにおいて対応
のXアドレスのクリアが実行される。スペア列回路を用
いた救済が不可と判定されたときには、最もカウント値
の大きい行アドレスが救済アドレスとして確定する。こ
の場合においても、行不良ビット記憶メモリおよび列不
良ビット記憶メモリが別々に設けられるため、先の実施
の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0110】[他の適用用途]上述の実施例においては
半導体メモリが、被試験半導体集積回路装置の一例とし
て示されている。しかしながら、たとえば、メモリとロ
ジックとが同一半導体チップ上に集積化されるメモリ内
蔵ロジックまたはロジック混載メモリであっても、この
メモリの不良ビット救済が実行されるため、本発明は適
用可能である。
半導体メモリが、被試験半導体集積回路装置の一例とし
て示されている。しかしながら、たとえば、メモリとロ
ジックとが同一半導体チップ上に集積化されるメモリ内
蔵ロジックまたはロジック混載メモリであっても、この
メモリの不良ビット救済が実行されるため、本発明は適
用可能である。
【0111】すなわち、本発明は、行アドレスと列アド
レスとでアドレス指定されるメモリセルを有するメモリ
アレイと、不良メモリセル(ビット)を救済する冗長回
路を備える半導体集積回路装置であれば適用可能であ
る。
レスとでアドレス指定されるメモリセルを有するメモリ
アレイと、不良メモリセル(ビット)を救済する冗長回
路を備える半導体集積回路装置であれば適用可能であ
る。
【0112】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、スペ
ア行回路およびスペア列回路それぞれに対応して不良ビ
ット記憶メモリを設けているため、被試験半導体メモリ
の救済可否判定に要する時間を短縮することができ、ま
た不良ビット記憶メモリの記憶容量も低減することがで
きる。
ア行回路およびスペア列回路それぞれに対応して不良ビ
ット記憶メモリを設けているため、被試験半導体メモリ
の救済可否判定に要する時間を短縮することができ、ま
た不良ビット記憶メモリの記憶容量も低減することがで
きる。
【0113】すなわち、請求項1に係る発明に従えば、
行アドレス上での不良セル位置を記憶するための行不良
ビット記憶メモリと、この不良ビット記憶メモリと別に
列アドレス上での不良セル位置を記憶するための列不良
ビット記憶メモリとを設けているため、不良ビット情報
の取込と救済可否を並行して行なうことができ、被試験
半導体メモリの救済可否の判定に要する時間を短縮する
ことができる。
行アドレス上での不良セル位置を記憶するための行不良
ビット記憶メモリと、この不良ビット記憶メモリと別に
列アドレス上での不良セル位置を記憶するための列不良
ビット記憶メモリとを設けているため、不良ビット情報
の取込と救済可否を並行して行なうことができ、被試験
半導体メモリの救済可否の判定に要する時間を短縮する
ことができる。
【0114】請求項2に係る発明に従えば、行不良ビッ
ト記憶メモリの記憶容量は少なくともスペア行回路の記
憶容量以上でありかつ列不良ビット記憶メモリの記憶容
量はスペア列回路の記憶容量以上に設定しかつ行および
列不良ビット記憶メモリの合計記憶容量は被試験半導体
メモリの記憶容量よりも小さくしているため、この不良
ビット情報を格納するための不良ビット記憶メモリの容
量を小さくすることができ、小占有面積の救済可否判定
装置を実現することができる。
ト記憶メモリの記憶容量は少なくともスペア行回路の記
憶容量以上でありかつ列不良ビット記憶メモリの記憶容
量はスペア列回路の記憶容量以上に設定しかつ行および
列不良ビット記憶メモリの合計記憶容量は被試験半導体
メモリの記憶容量よりも小さくしているため、この不良
ビット情報を格納するための不良ビット記憶メモリの容
量を小さくすることができ、小占有面積の救済可否判定
装置を実現することができる。
【0115】請求項3に係る発明に従えば、行不良ビッ
ト記憶メモリをスペア行回路と列の数は同じとしかつ行
の数をメモリセル行の数よりも少なくし、かつ列不良ビ
ット記憶メモリをスペア列回路と行の数を同一としかつ
列の数をメモリセルの列の数よりも少なくしているた
め、これらの行および列の不良ビット記憶メモリの合計
記憶容量を被試験半導体メモリの記憶容量よりも小さく
することができ、また行不良ビット記憶メモリにおいて
各行において不良ビットの位置を容易に取込むことがで
き、また列不良ビット記憶メモリにおいても各列におい
て不良ビットの位置を容易に取込むことができる。
ト記憶メモリをスペア行回路と列の数は同じとしかつ行
の数をメモリセル行の数よりも少なくし、かつ列不良ビ
ット記憶メモリをスペア列回路と行の数を同一としかつ
列の数をメモリセルの列の数よりも少なくしているた
め、これらの行および列の不良ビット記憶メモリの合計
記憶容量を被試験半導体メモリの記憶容量よりも小さく
することができ、また行不良ビット記憶メモリにおいて
各行において不良ビットの位置を容易に取込むことがで
き、また列不良ビット記憶メモリにおいても各列におい
て不良ビットの位置を容易に取込むことができる。
【0116】請求項4に係る発明に従えば、行不良ビッ
ト記憶メモリの各行についてのアドレスを不良ビット検
出時に設定する手段と列不良ビット記憶メモリの列につ
いての列アドレスを不良ビット検出時設定する手段とを
備えているため、これらの行および列不良ビット記憶メ
モリの記憶容量が小さい場合においても、容易に各不良
行および不良列についての不良ビット位置情報を格納す
ることができ、不良ビットの救済可否判定を容易に行な
うことができる。
ト記憶メモリの各行についてのアドレスを不良ビット検
出時に設定する手段と列不良ビット記憶メモリの列につ
いての列アドレスを不良ビット検出時設定する手段とを
備えているため、これらの行および列不良ビット記憶メ
モリの記憶容量が小さい場合においても、容易に各不良
行および不良列についての不良ビット位置情報を格納す
ることができ、不良ビットの救済可否判定を容易に行な
うことができる。
【0117】請求項5に係る発明に従えば、行不良ビッ
ト記憶メモリの各行の不良ビットの数をカウントする第
1のカウンタと列不良ビット記憶メモリの各列の不良ビ
ットの数をカウントする第2のカウンタとを設け、これ
ら第1および第2のカウンタのカウント値に従って不良
ビット検出時にこの不良ビット救済可否を判定するよう
に構成しているため、不必要な不良ビットについての判
定操作を行なう必要がなく、処理時間を短縮することが
できる。
ト記憶メモリの各行の不良ビットの数をカウントする第
1のカウンタと列不良ビット記憶メモリの各列の不良ビ
ットの数をカウントする第2のカウンタとを設け、これ
ら第1および第2のカウンタのカウント値に従って不良
ビット検出時にこの不良ビット救済可否を判定するよう
に構成しているため、不必要な不良ビットについての判
定操作を行なう必要がなく、処理時間を短縮することが
できる。
【0118】請求項6に係る発明に従えば、この演算処
理手段が行不良ビット記憶メモリおよび列不良ビット記
憶メモリに対し個々に判定処理を行なうように構成して
いるため、行および列の判定動作を並行して行なうこと
ができ、処理が高速化される。
理手段が行不良ビット記憶メモリおよび列不良ビット記
憶メモリに対し個々に判定処理を行なうように構成して
いるため、行および列の判定動作を並行して行なうこと
ができ、処理が高速化される。
【0119】請求項7に係る発明に従えば、第1および
第2のカウント値に従ってスペア行およびスペア列のい
ずれで置換するかを判定するように構成しているため、
効率的に不良ビット救済可否を判定することができる。
第2のカウント値に従ってスペア行およびスペア列のい
ずれで置換するかを判定するように構成しているため、
効率的に不良ビット救済可否を判定することができる。
【0120】請求項8に係る発明に従えば、冗長回路で
の置換決定時対応の不良アドレスを不良ビット記憶メモ
リに固定するように構成しているため、使用されるスペ
ア回路と対応の不良アドレスとを確実に保持することが
でき、また未使用のスペア回路の数も検出することがで
き、正確に、かつ確実に不良ビット救済可否判定を行な
うことができる。
の置換決定時対応の不良アドレスを不良ビット記憶メモ
リに固定するように構成しているため、使用されるスペ
ア回路と対応の不良アドレスとを確実に保持することが
でき、また未使用のスペア回路の数も検出することがで
き、正確に、かつ確実に不良ビット救済可否判定を行な
うことができる。
【0121】請求項9に係る発明に従えば、冗長置換決
定時、使用されるスペア回路に対応して設けられる不良
ビット記憶メモリの不良アドレスを固定しかつ相手方不
良ビット記憶メモリの固定不良アドレスに関連する情報
を相手方不良ビット記憶メモリの固定アドレス上の情報
を除いてリセットするように構成しているため、救済さ
れた不良ビットをさらに考慮して救済可否を判定する必
要がなく、効率的かつ正確な不良ビット救済可否判定を
行なうことができる。
定時、使用されるスペア回路に対応して設けられる不良
ビット記憶メモリの不良アドレスを固定しかつ相手方不
良ビット記憶メモリの固定不良アドレスに関連する情報
を相手方不良ビット記憶メモリの固定アドレス上の情報
を除いてリセットするように構成しているため、救済さ
れた不良ビットをさらに考慮して救済可否を判定する必
要がなく、効率的かつ正確な不良ビット救済可否判定を
行なうことができる。
【0122】請求項10に係る発明に従えば、行および
列不良ビット記憶メモリの固定救済アドレスの数に従っ
て被試験半導体メモリが救済可能か否かを判定するよう
に構成しているため、冗長回路使用時、この半導体メモ
リを救済不能と判定することができ、以降のテストを省
略することができ、テスト時間を短縮することができ
る。
列不良ビット記憶メモリの固定救済アドレスの数に従っ
て被試験半導体メモリが救済可能か否かを判定するよう
に構成しているため、冗長回路使用時、この半導体メモ
リを救済不能と判定することができ、以降のテストを省
略することができ、テスト時間を短縮することができ
る。
【0123】請求項11に係る発明に従えば、固定アド
レスの数に従って不良ビットの取込を決定しているた
め、不要な不良ビットの判定を行なう必要がなく、処理
が高速化される。
レスの数に従って不良ビットの取込を決定しているた
め、不要な不良ビットの判定を行なう必要がなく、処理
が高速化される。
【図1】 この発明において用いられる半導体メモリの
構成を概略的に示す図である。
構成を概略的に示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に従う救済可否判定
装置の構成を概略的に示す図である。
装置の構成を概略的に示す図である。
【図3】 図1および図2に示す被試験半導体メモリお
よび救済可否判定装置の具体例を示す図である。
よび救済可否判定装置の具体例を示す図である。
【図4】 この発明に従う不良ビット救済可否判定装置
の動作を示すフロー図である。
の動作を示すフロー図である。
【図5】 被試験半導体メモリの不良ビットの分布およ
び救済ビットを概略的に示す図である。
び救済ビットを概略的に示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1における救済可否判
定装置の状態を概略的に示す図である。
定装置の状態を概略的に示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態1における救済可否判
定装置の内部状態を例示的に示す図である。
定装置の内部状態を例示的に示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態1における救済可否判
定装置の内部状態を概略的に示す図である。
定装置の内部状態を概略的に示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態1における救済可否判
定装置の内部状態を概略的に示す図である。
定装置の内部状態を概略的に示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態1における救済可否
判定装置の内部状態を概略的に示す図である。
判定装置の内部状態を概略的に示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態1における救済可否
判定装置の内部状態を概略的に示す図である。
判定装置の内部状態を概略的に示す図である。
【図12】 テスト終了時における救済可否判定装置の
内部状態を概略的に示す図である。
内部状態を概略的に示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態1に従う救済可否判
定装置の動作を示すフロー図である。
定装置の動作を示すフロー図である。
【図14】 図13に示す行側不良ビット記憶メモリの
操作フローを示す図である。
操作フローを示す図である。
【図15】 図14に示すフローに続く行側不良ビット
記憶メモリの操作フローを示す図である。
記憶メモリの操作フローを示す図である。
【図16】 図13に示す列側不良ビット記憶メモリの
操作フローを示す図である。
操作フローを示す図である。
【図17】 図16に示すフローに続く列側不良ビット
記憶メモリの操作フローを示す図である。
記憶メモリの操作フローを示す図である。
【図18】 図2に示す演算処理回路の構成を概略的に
示す図である。
示す図である。
【図19】 この発明の実施の形態2に従う救済可否判
定装置の構成を概略的に示す図である。
定装置の構成を概略的に示す図である。
【図20】 この発明の実施の形態3に従う救済可否判
定装置の動作を示すフロー図である。
定装置の動作を示すフロー図である。
【図21】 従来の半導体試験装置の構成を概略的に示
す図である。
す図である。
【図22】 従来の救済可否判定装置の構成を概略的に
示す図である。
示す図である。
【図23】 従来の被試験半導体メモリの試験操作を示
すフロー図である。
すフロー図である。
1 被試験半導体メモリ、1a メモリセルアレイ、1
r スペア行回路、1c スペア列回路、2 救済可否
判定装置、3 行不良ビット記憶メモリ、4行不良ビッ
トカウンタ、4a カウント回路、5 列不良ビット記
憶メモリ、6列不良ビットカウンタ、6a カウント回
路、7 行演算処理回路、8 列演算処理回路、CP
U,20 演算処理回路。
r スペア行回路、1c スペア列回路、2 救済可否
判定装置、3 行不良ビット記憶メモリ、4行不良ビッ
トカウンタ、4a カウント回路、5 列不良ビット記
憶メモリ、6列不良ビットカウンタ、6a カウント回
路、7 行演算処理回路、8 列演算処理回路、CP
U,20 演算処理回路。
Claims (11)
- 【請求項1】 各々が行および列のアドレスで特定され
る複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルの不良セ
ルを救済するための冗長回路とを備える半導体記憶装置
を試験し、該試験結果に従って前記冗長回路で救済すべ
き不良セルの位置を特定しかつ前記冗長回路による救済
可否を判定するための半導体試験装置であって、 前記行アドレス上での不良セルの位置を記憶するための
行不良ビット記憶メモリと、 前記行不良ビット記憶メモリとは別に設けられ、前記列
アドレス上での不良セル位置を記憶するための列不良ビ
ット記憶メモリとを備える、半導体試験装置。 - 【請求項2】 前記冗長回路は不良行を救済するための
スペア行回路と、不良列を救済するためのスペア列回路
とを有し、 前記行不良ビット記憶メモリの記憶容量は、前記スペア
行回路の記憶容量以上であり、かつ前記列不良ビット記
憶メモリの記憶容量は前記スペア列回路の記憶容量以上
であり、かつさらに、 前記行および列不良ビット記憶メモリの合計記憶容量
は、前記複数のメモリセルによる記憶容量よりも小さ
い、請求項1記載の半導体試験装置。 - 【請求項3】 前記冗長回路は、不良行を救済するため
のスペア行回路と、不良列を救済するためのスペア列回
路とを有し、 前記行不良ビット記憶メモリは、前記スペア行回路と列
の数が同じであり、かつ行の数が前記メモリセルの行の
数よりも少なく、 前記列不良ビット記憶メモリは、前記スペア列回路と行
の数が同じであり、かつ列の数が前記メモリセルの列の
数よりも少ない、請求項1記載の半導体試験装置。 - 【請求項4】 前記行不良ビット記憶メモリの行につい
てのアドレスを不良ビット検出時に設定する手段と、 前記列不良ビット記憶メモリの列に対して不良ビット検
出時アドレスを設定するための手段とをさらに備える、
請求項3記載の半導体試験装置。 - 【請求項5】 前記行不良ビット記憶メモリの各行に対
応して設けられ、対応の行の不良ビットの数をカウント
するための第1のカウンタと、 前記列不良ビット記憶メモリの各列に対応して設けら
れ、対応の列の不良ビットの数をカウントするための第
2のカウンタと、 前記第1および第2のカウンタのカウント値に従って、
前記不良ビット検出時、前記不良ビットの救済可否を判
定するための演算処理手段をさらに備える、請求項3記
載の半導体試験装置。 - 【請求項6】 前記演算処理手段は、前記行不良ビット
記憶メモリおよび前記列不良ビット記憶メモリ各々に対
し個々に救済可否を判定する手段を含む、請求項5記載
の半導体試験装置。 - 【請求項7】 前記演算処理手段は、 前記第1および第2のカウンタのカウント値に従って前
記スペア行回路で不良行を置換するか、前記スペア列回
路で不良列を置換するかを判定する手段を備える、請求
項5記載の半導体試験装置。 - 【請求項8】 前記演算処理手段は、置換決定時、使用
されるスペア回路に対応する不良ビット記憶メモリのア
ドレスを該不良アドレスに固定する手段を含む、請求項
7記載の半導体試験装置。 - 【請求項9】 前記演算処理手段は、さらに、前記置換
決定時、前記行および列スペア回路のうち使用されるス
ペア回路に対応して設けられる不良ビット記憶メモリの
不良アドレスを固定し、かつ相手方不良ビット記憶メモ
リの該固定不良アドレスに関連する情報を前記相手方不
良ビット記憶メモリの固定アドレス上の情報を除いてリ
セットする手段を含む、請求項7記載の半導体試験装
置。 - 【請求項10】 前記演算処理手段は、 前記固定アドレスのカウント値に従って被試験半導体記
憶装置の不良ビットが救済可能か否かを判定する手段を
さらに備える、請求項8記載の半導体試験装置。 - 【請求項11】 前記演算処理手段は、前記固定アドレ
スの数に従って、検出された不良ビット情報を前記行お
よび列不良ビット記憶メモリに格納するか否かを個々に
判定する手段を備える、請求項8記載の半導体試験装
置。
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- 1999-12-16 US US09/464,768 patent/US6535993B1/en not_active Expired - Fee Related
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