JP2000180891A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2000180891A
JP2000180891A JP10353195A JP35319598A JP2000180891A JP 2000180891 A JP2000180891 A JP 2000180891A JP 10353195 A JP10353195 A JP 10353195A JP 35319598 A JP35319598 A JP 35319598A JP 2000180891 A JP2000180891 A JP 2000180891A
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liquid crystal
wiring
display device
gate
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Toshiteru Kaneko
寿輝 金子
Kikuo Ono
記久雄 小野
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アクティブマトリクス基板のゲート配線とドレ
イン配線の交差部、あるいは引出し端子部分での電蝕を
防止する。 【解決手段】アクティブマトリクス基板1上のゲート配
線とドレイン配線の交差部が、基板1側から順にゲート
配線2、ゲート絶縁層3、半導体層4、コンタクト層
5、ドレイン配線6、パッシベーション層8を成膜して
なり、アクティブマトリクス基板1のゲート配線2とド
レイン配線6の交差部のパッシベーション層8の上層に
画素電極層と同層のITO膜から構成されたキャッピン
グ層12を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に係
り、特に薄膜トランジスタ(TFT)方式等のアクティ
ブマトリクス型の液晶表示装置における配線積層部分あ
るいは端子引出し部分の断線を無くして歩留りを向上さ
せた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、小型・軽量、かつ高コ
ントラストで応答速度が早く動画対応で陰極線管に匹敵
する高解像度であることから、ノートパソコンやディス
クトップパソコン、その他の電子機器のディスプレイデ
バイスとして広く用いられている。
【0003】液晶表示装置は、基本的には少なくとも一
方が透明なガラス等からなる二枚の基板の間に液晶層を
挟持し、上記基板に形成した画素形成用の各種電極に選
択的に電圧を印加して所定画素の点灯と消灯を行う型式
(所謂、単純マトリクス型)と、上記各種電極と画素選
択用のスイッチング素子を形成してこのスイッチング素
子を選択することにより所定画素の点灯と消灯を行う型
式(所謂、薄膜トランジスタ(TFT)や所謂MIM型
ダイオード等をスイッチング素子として用いるアクティ
ブマトリクス型)とに分類される。
【0004】特に、後者のアクティブマトリクス型の液
晶表示装置は、コントラスト性能、高速表示性能等から
液晶表示装置の主流となっている。
【0005】このアクティブマトリクス型液晶表示装置
は、一方の基板にゲート配線、ゲート絶縁層、半導体
層、コンタクト層、ソース及びドレイン配線、パッシベ
ーション層、画素電極層を順に成膜してなるアクティブ
マトリクス基板と、他方の絶縁基板上に複数色のカラー
フィルタ層と各カラーフィルタ層を区画するブラックマ
トリクスおよび共通電極層等を成膜してなるカラーフィ
ルタ基板と、アクティブマトリクス基板とカラーフィル
タ基板の対向間隙に封入された液晶層とからなる液晶パ
ネルと、アクティブマトリクス基板とカラーフィルタ基
板に形成した各種の電極に前記液晶層の分子配向方向を
制御するための表示信号を印加する駆動回路とを少なく
とも具備し、アクティブマトリクス基板に形成した電極
と他方の基板に形成した電極との間に液晶層を構成する
液晶分子の配向方向を変えるための電界を印加する縦電
界方式が一般的である。
【0006】なお、最近は液晶に印加する電界の方向を
基板面とほぼ平行な方向とする横電界方式(In−Pl
ane Switching Mode:IPS方式)
の液晶表示装置も実用化されている。この横電界方式の
液晶表示装置は、上記他方の基板(カラーフィルタ基
板)側に形成する共通電極をアクティブマトリクス基板
側に対向電極として形成し、画素電極とこの対向電極と
を櫛歯状に配列して液晶分子の配向方向を基板と平行な
面内で制御するようにしている。
【0007】この種の液晶表示装置では、そのアクティ
ブマトリクス基板に各画素間にゲート配線とドレイン配
線の交差部が形成され、その間のパッシベーション膜
(CVD絶縁層)の絶縁耐圧が十分に高いことが重要で
ある。
【0008】図9は薄膜トランジスタをスイッチング素
子として用いた従来の液晶表示装置の画素領域における
ゲート配線とドレイン配線の交差部の構成例を説明する
要部平面図、図10は図9のA−A’線に沿った断面図
である。
【0009】ゲート配線とドレイン配線の交差部は図9
のA−A’線で切断した図10に示したように、アクテ
ィブマトリクス基板である下側の透明絶縁基板1上にゲ
ート配線2、ゲート絶縁層3、半導体層4、SiN膜で
形成したコンタクト層5、ドレイン層6、ソース電極
7、およびパッシベーション層8が形成されている。
【0010】なお、図8における符号9は画素電極10
とソース電極7を接続するためのコンタクトホール、符
号11は遮光層である。
【0011】また、液晶が封入されている液晶パネルの
画素領域の外側に形成される端子引出し配線の表面には
樹脂等の絶縁材が被覆されており、外的衝撃や空気中の
水分から隔離している。
【0012】図11は液晶パネルの画素領域の外側部分
の構成例を説明する概略断面図、図12は図11の要部
拡大断面図であって、1はアクティブマトリクス基板、
14はカラーフィルタ基板である上側の透明絶縁基板、
15は液晶層、16はシール材、17はドライバチッ
プ、18はエポキシ樹脂、19は導体層、20はバンプ
を示す。
【0013】図11と図12に示したように、アクティ
ブマトリクス基板1とカラーフィルタ基板14の間に液
晶層15が挟持され、周辺をシール材16で封止してあ
る。アクティブマトリクス基板1の外周にはドライバチ
ップ17が搭載され、シール材の内側にある画素領域か
ら引き出された端子配線と接続される。
【0014】液晶パネルのシール材側とドライバチップ
17側には、エポキシ樹脂が被覆されており、画素領域
とドライバチップを外的衝撃や空気中の水分から隔離し
ている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】図10に示したよう
に、画素領域の各画素におけるゲート配線とドレイン配
線の交差部のゲート絶縁層3に微小欠陥が存在すると、
矢印Cに示したように両者に電圧を印加しても絶縁耐圧
が低いため電気的にショートしたり、またリーク電流が
流れてしまう。このような欠陥はドレイン配線6がゲー
ト配線2をのりこえるエッジ部分に多発する。
【0016】その際、パッシベーション層8にも矢印A
で示したように欠陥が存在すると、その欠陥部から空気
中の水分が侵入し、矢印Bに示したように電蝕作用でド
レイン配線6が断線するという問題があった。
【0017】また、図12に示したように、液晶パネル
の外周部では、エポキシ樹脂の外縁で当該エポキシ樹脂
の応力等により矢印Aで示したようにパッシベーション
層8にクラックが入り、そこから空気中の水分が侵入し
てドレイン配線6に電蝕が発生して断線に至るという問
題があった。
【0018】なお、ゲート配線の引出しし端子側でも同
様の問題がある。すなわち、図12において、アクティ
ブマトリクス基板1の外周に引き出された端子配線(ド
レイン配線6)には、ドライバチップ17のバンプ20
がパッシベーション層8に形成したスルーホールまで貫
通する導体層19を介して接続される、このドライバチ
ップ搭載部分にも、当該ドライバチップ17と共に覆っ
てエポキシ樹脂等の絶縁膜18が塗布される。そのた
め、エポキシ樹脂の外縁で当該エポキシ樹脂の応力等に
より矢印Aで示したようにパッシベーション層8にクラ
ックが入り、そこから空気中の水分が侵入してドレイン
配線6に電蝕が発生して断線に至るという問題があっ
た。
【0019】本発明の目的は、上記従来技術の諸問題を
解消し、アクティブマトリクス基板のゲート配線とドレ
イン配線の交差部、あるいは引出し端子部分での電蝕を
防止して、信頼性の高い液晶表示装置を提供することに
ある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、パッシベーション層をITOで被覆する
ことで当該パッシベーション層を通した電極あるいは引
出し端子部への水分の侵入を防止した。
【0021】すなわち、本発明による液晶表示装置は、
下記の(1)〜(5)に記載した構成とした点に特徴を
有する。
【0022】(1)一方の絶縁性基板上に形成されたゲ
ート配線とドレイン配線の交差部が、当該基板側から順
にゲート配線、ゲート絶縁層、半導体層、コンタクト
層、ドレイン配線、パッシベーション層の積層構造で構
成され、複数色のカラーフィルタ層と各カラーフィルタ
層を区画するブラックマトリクスおよび共通電極層を成
膜してなる他方の絶縁基板との対向間隙に液晶層を封入
してなる液晶パネルと、前記液晶パネルに形成した各種
の電極に前記液晶層の分子配向方向を制御するための表
示信号を印加する駆動回路とを少なくとも具備した液晶
表示装置に、前記一方の基板に形成した前記ゲート配線
とドレイン配線の交差部の前記パッシベーション層の上
層に前記画素電極層と同層のITO膜からなるキャッピ
ング層を有せしめた。
【0023】この構成により、前記ゲート配線やドレイ
ン配線を形成する一方の基板の製造工程において、空気
中の水分がパッシベーション層を通してゲート配線とド
レイン配線に侵入するのが防止され、特にドレイン配線
の電蝕が発生せず、信頼性の高い液晶表示装置を提供で
きる。
【0024】(2)一方の絶縁性基板上に形成されたゲ
ート配線とドレイン配線の交差部が、当該基板側から順
にゲート配線、ゲート絶縁層、半導体層、コンタクト
層、ドレイン配線、パッシベーション層の積層構造で構
成され、複数色のカラーフィルタ層と各カラーフィルタ
層を区画するブラックマトリクスおよび共通電極層を成
膜してなる他方の絶縁基板との対向間隙に液晶層を封入
してなる液晶パネルと、前記液晶パネルに形成した各種
の電極に前記液晶層の分子配向方向を制御するための表
示信号を印加する駆動回路とを少なくとも具備した液晶
表示装置に、前記一方の基板の画素領域の外周の端子引
出し配線上に形成されたパッシベーション層上にITO
膜からなるキャッピング層を有せしめた。
【0025】この構成により、液晶パネルの製造後に画
素領域の外周に引き出される端子引出し配線に電蝕ある
いはクラックが発生せず、信頼性の高い液晶表示装置を
提供できる。
【0026】(3)一方の絶縁性基板上に形成されたゲ
ート配線とドレイン配線の交差部が、当該基板側から順
にゲート配線、ゲート絶縁層、半導体層、コンタクト
層、ドレイン配線、パッシベーション層の積層構造で構
成され、複数色のカラーフィルタ層と各カラーフィルタ
層を区画するブラックマトリクスおよび共通電極層を成
膜してなる他方の絶縁基板との対向間隙に液晶層を封入
してなる液晶パネルと、前記液晶パネルに形成した各種
の電極に前記液晶層の分子配向方向を制御するための表
示信号を印加する駆動回路とを少なくとも具備した液晶
表示装置に、前記一方の基板に形成した前記ゲート配線
とドレイン配線の交差部の前記パッシベーション層の下
層かつ前記ソース電極の上層に前記画素電極層と同層の
ITO膜からなるキャッピング層を有せしめた。
【0027】この構成により、前記ゲート配線やドレイ
ン配線を形成する一方の基板の製造工程において、空気
中の水分がゲート配線とドレイン配線に侵入するのが防
止され、特にドレイン配線の電蝕が発生せず、信頼性の
高い液晶表示装置を提供できる。
【0028】(4)一方の絶縁性基板上に形成されたゲ
ート配線とドレイン配線の交差部が、当該基板側から順
にゲート配線、ゲート絶縁層、半導体層、コンタクト
層、ドレイン配線、パッシベーション層の積層構造で構
成され、複数色のカラーフィルタ層と各カラーフィルタ
層を区画するブラックマトリクスおよび共通電極層を成
膜してなる他方の絶縁基板との対向間隙に液晶層を封入
してなる液晶パネルと、前記液晶パネルに形成した各種
の電極に前記液晶層の分子配向方向を制御するための表
示信号を印加する駆動回路とを少なくとも具備した液晶
表示装置に、前記液晶パネルの画素領域の外周の端子引
出し配線上に形成されたパッシベーション層の下層かつ
端子引出し配線の間にITO膜からなるキャッピング層
を有せしめた。
【0029】この構成により、液晶パネルの製造後に画
素領域の外周に引き出される端子引出し配線に電蝕ある
いはクラックが発生せず、信頼性の高い液晶表示装置を
提供できる。
【0030】(5)(1)(2)(3)(4)における
前記キャッピング層が、下層の導体層の配線幅と同等ま
たはそれより広く形成した。
【0031】この構成により、前記一方の基板の製造工
程中でのゲート配線やドレイン配線に空気中からの水分
の侵入が阻止され、また液晶パネルのシール材による封
止後に空気中から水分が引出し端子部に侵入することが
防止されて電蝕による断線が生じたり、液晶パネルの外
周やドライバチップ搭載部分に塗布される樹脂の硬化に
伴う応力により引出し端子に断線が生じることを防止で
き、信頼性の高い液晶表示装置を提供できる。
【0032】上記本発明の各構成により、画素領域のゲ
ート配線とドレイン配線の交差部あるいは引出し端子の
導体層への水分の侵入に起因する電蝕、応力による断線
等が効率よく防止される。
【0033】ゲート配線とドレイン配線の交差部近傍に
異物が存在し、ゲート絶縁層に電流のリークがあると、
その異物を核としてパッシベーション膜が異常成長し、
そこにピンホールが形成される場合がある。ピンホール
の形成はCVD膜のカバレージを悪いゲート配線部で高
い可能性がある。ゲート配線とドレイン配線の交差部で
は、ピンホールの上にドレイン配線が形成され、その上
のパッシベーション層にもピンホールが形成される可能
性がある。
【0034】ピンホールが形成されると、大気中の水分
がピンホールからパッシベーション層の下部へ侵入し易
く、そこにアクティブマトリクス基板の製作中に生じる
静電気や、製作後の導通試験で配線に通電した際の電気
化学的腐蝕反応(電蝕)が生じ、配線が破壊される。こ
れを防止するためには、電蝕の要因の一つである水分の
供給を絶てばよい。
【0035】本発明では、画素電極を形成するのと同時
に、電蝕の発生し易い部分のパッシベーション層の上に
透明導電層からなるキャッピング層(保護層:キャップ
層とも言う)を設ける。ピンホールが形成された場合、
その部分に透明導電層のパターンを有することにより、
そのピンホールが透明導電層で埋められ、水分の供給を
遮断する。ピンホールの発生個所を完全にキャッピング
(被覆)するためには、ドレイン配線よりもキャッピン
グ層の幅を広く形成すればよい。
【0036】また、上記のキャッピング層をピンホール
部分に配置することで、パッシベーション層下部のアク
ティブマトリクス基板から配向膜および液晶層への不純
物の拡散も防止することができる。ピンホールから液晶
層へ、汚染物質であるアルカリ金属イオン、配線を形成
する金属層からの金属イオンが混入すると、液晶層の導
電率が低下し、表示不良をもたらす。このような混入イ
オン源は、凹凸が大きいため汚染元素が溜り易く、さら
に、電蝕で金属イオンが供給され易いゲート配線とドレ
イン配線の交差部で上記の電蝕が発生する可能性が大き
い。したがって、この部分を電気的に安定な酸化物透明
導電膜(インジウム チン オキサイド:ITO等)で
キャッピングすることにより、表示不良を低減できる。
【0037】なお、画素領域に形成するキャッピング層
は、上記したように画素電極と同層である必要は必ずし
もなく、画素電極を形成する際のITO層と関係なく形
成することもできる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、実施例を参照して詳細に説明する。
【0039】図1は薄膜トランジスタをスイッチング素
子として用いた本発明による液晶表示装置の1実施例を
説明する画素領域におけるゲート配線とドレイン配線の
交差部の構成例を説明する要部平面図、図2は図1のA
−A’線に沿った断面図である。
【0040】ゲート配線とドレイン配線の交差部は図1
のA−A’線で切断した図2に示したように、アクティ
ブマトリクス基板である下側の透明絶縁基板1上にゲー
ト配線2、ゲート絶縁層3、半導体層4、SiN膜で形
成したコンタクト層5、ドレイン層6、ソース電極7、
およびパッシベーション層8が形成されている。
【0041】なお、図1における符号9は画素電極10
とソース電極7を接続するためのコンタクトホール、符
号11は遮光層である。ここまでの層構成は前記図9と
同様である。
【0042】本実施例では、ゲート配線2とドレイン配
線6の交差部にITOからなるキャッピング層12を形
成し、パッシベーション層8にオンホールが形成されて
いても空気中の水分が侵入するのを防止している。
【0043】なお、このキャッピング層12の幅(縦横
共)はゲート配線2およびドレイン配線6の幅と同等ま
たはそれ以上とすることにより、キャッピング効果をさ
らに大きくすることができる。
【0044】図3は本発明による液晶表示装置の他の実
施例を説明する画素領域におけるゲート配線とドレイン
配線の交差部の構成例を説明する前記図2と同様の断面
図である。
【0045】本実施例は、アクティブマトリクス基板の
ゲート配線とドレイン配線の交差部の層構成が、絶縁基
板1側からゲート配線1、ゲート絶縁層3、半導体層
4、コンタクト層5、ドレイン配線6、ITOのキャッ
ピング層12、パッシベーション層の順に成層したもの
である。
【0046】この構成では、パッシベーション層8の仮
想にキャッピング層12が介挿されているため、パッシ
ベーション層8にピンホールが発生してこのピンホール
から水分が侵入してもドレイン配線までは達しないた
め、ドレイン配線に電蝕は発生しない。
【0047】なお、このキャッピング層12も、その幅
(縦横共)はドレイン配線6の幅と同等またはそれ以上
とすることにより、キャッピング効果をさらに大きくす
ることができる。
【0048】また、液晶が封入されている液晶パネルの
画素領域の外側に形成される端子引出し配線の表面には
樹脂等の絶縁材が被覆されており、外的衝撃や空気中の
水分から隔離している。
【0049】図4は液晶パネルの画素領域の外側部分の
構成例を説明する図12と同様の要部拡大断面図であっ
て、1はアクティブマトリクス基板である下側基板、1
4はカラーフィルタ基板である上側の透明絶縁基板、1
6はシール材、17はドライバチップ、18はエポキシ
樹脂、19は導体層、20はバンプを示す。
【0050】図4に示したように、アクティブマトリク
ス基板1とカラーフィルタ基板14の間に液晶層が挟持
され、周辺をシール材16で封止してある。アクティブ
マトリクス基板1の外周にはドライバチップ17が搭載
され、シール材の内側にある画素領域から引き出された
端子配線とバンプ20および導体層19を介して接続さ
れる。
【0051】液晶層を封入してシール材16で封止して
液晶パネルとした後は、前記したゲート配線とドレイン
配線の交差部を含めて表示領域は外界から隔離されるの
で大気中の水分が電極配線に侵入することはないが、液
晶パネルの外周に引き出してある引出し端子およびドラ
イバチップの実装部分は外気に曝されており、この部分
の配線導体に水分が侵入する可能性がある。
【0052】液晶パネルのシール材側とドライバチップ
17側には、エポキシ樹脂18が被覆されており、画素
領域とドライバチップを外的衝撃や空気中の水分から隔
離している。しかし、エポキシ樹脂18の硬化時に、下
地のパッシベーション層8に応力がかかり、エポキシ樹
脂18の外縁部分で亀裂、あるいはピンホールが生じる
ことがある。
【0053】本構成例では、引出し配線となるドレイン
配線6を覆うパッシベーション層8の上層にITO膜で
構成したキャッピング層12を形成した。このキャッピ
ング層12を形成したことにより、エポキシ樹脂18の
硬化時の収縮に起因するパッシベーション層8への応力
印加が緩和され、パッシベーション層8に亀裂やピンホ
ールが生じるのを防止している。エポキシ樹脂18の硬
化時の応力でキャッピング層12が破壊されても、この
キャッピング層12を構成するITO膜は電気的な役割
を担っていないため問題ない。
【0054】さらに、ゲート・ドレイン配線交差部の場
合と同様に、パッシベーション層8に元々存在していた
微小クラックに関しても、キャッピング層12がクラッ
クをカバーし、水分の侵入を防止することができる。
【0055】図5は液晶パネルの画素領域の外側部分の
他の構成例を説明する図4と同様の要部拡大断面図であ
る。この構成例では、引出し配線となるドレイン配線6
を覆うパッシベーション層8の下層にITO膜で構成し
たキャッピング層12を形成した。このキャッピング層
12を形成したことにより、エポキシ樹脂18の硬化時
の収縮に起因するパッシベーション層8に亀裂やピンホ
ールが生じても下層の引出し配線(ドレイン配線)6は
外気から遮断され、空気中の水分によって電蝕が生じる
ことが回避される。このキャッピング層12を構成する
ITO膜も電気的な役割を担っていないため問題ない。
【0056】さらに、ゲート・ドレイン配線交差部の場
合と同様に、パッシベーション層8に元々存在していた
微小クラックに関しても、キャッピング層12が可能の
導体層をカバーし、水分の侵入を防止することができ
る。
【0057】このようなキャッピング層を構成するIT
Oの膜厚は厚いほうが効果が大であるが、ITOのエッ
チング速度は比較的遅いため、余り厚くすることはでき
ないので、50nm〜200nm程度とすることが現実
的である。好ましくは、60nm以上で140nm以下
程度であれば下地へのカバレージが良好で、かつエッチ
ングに要する時間も妥当である。
【0058】このように、アクティブマトリクス基板上
のピンホールが発生し易い個所にITO膜でキャッピン
グすることにより、電蝕を抑制すると共に画像不良の発
生が防止できる。画素領域でピンホールが発生する原因
としては、パッシベーション層の形成後のドレイン配線
からのヒロック成長でパッシベーション層が穿孔され、
そのピンホールを通して汚染元素である微量の金属イオ
ンが配線から液晶中に溶け出し、液晶層の導電率を局部
的に低下させ、これが画質不良を招く。
【0059】キャッピング層であるITOは、このヒロ
ックに対してパッシベーション層を防護すると共に、仮
に汚染物質の金属イオンが溶け出しても液晶層に対して
ストッパとして機能し、長期間の使用でも良好な画質を
維持することができる。
【0060】次に、上記キャッピング層をもつ液晶パネ
ルの製造方法の一例を図1、図2及び図4で説明した実
施例を例として説明する。
【0061】アクティブマトリクス基板を構成する下側
の絶縁基板1上にクロムCr、モリブデンMo等の金属
膜をスパッタリング法で約200mm厚で成膜する。ホ
トグラフィ技法でレジストパターンを金属膜に焼付け、
硝酸第2セリウム・アンモニウム水溶液を用いたウエッ
トエッチングでゲート外線2を加工する。
【0062】CVD法を用いてゲート絶縁膜3および半
導体層4を成膜し、コンタクト層としてSiN膜、a−
Si膜およびn+a−Si膜を成膜する。ホトエッチン
グによりa−Si膜を加工し、半導体パターン4を形成
する。
【0063】ソース、ドレイン電極としてクロムCrと
モリブデンMo膜をスパッタリング法で成膜する。ゲー
ト配線と同様にホトエッチングでソース配線(ソース電
極)7ドレイン配線(ドレイン電極)6を形成する。
【0064】ソース配線7とドレイン配線6をマスクと
してコンタクト層5のn+a−Si膜をエッチング除去
する。
【0065】パッシベーション層8として、CVD法を
用いてSiN膜を約300nm厚に成膜する。ホトエッ
チングによりゲート配線とドレイン配線の端子部、画素
部のソース電極上にスルーホール9を形成する。
【0066】透明導電膜として、インジウム チン オ
キサイド(ITO)膜をスパッタリングで膜厚約70n
mに成膜する。各画素電極10をゲート配線と同一膜で
形成した遮光層11と画素電極端部が一致するように形
成し、周辺の端子部分にもITOパターンを形成する。
その際、下部電極と直接コンタクトしない部分として、
ゲート配線とドレイン配線の交差部と基板周辺部のエポ
キシ樹脂が塗布される部分のパッシベーション層の上に
ゲート配線の乗り越え部分のドレイン配線が全部覆われ
るようにキャッピング層12を形成する。
【0067】キャッピング層12を構成するITO膜は
フローティング状態であるため、電気的な作用はしな
い。前記したように、ゲート配線とドレイン配線の交差
部では凹凸が大きいため、パッシベーション層のカバレ
ージ不足によるピンホールが発生し易い。特に、アクテ
ィブマトリクス基板の完成後の検査工程では、ゲート配
線とドレイン配線の短絡検査を直流印加状態で実施する
場合は、電蝕の程度も激しくなる傾向がある。本発明に
よるキャッピング層はパッシベーション層に生成するピ
ンホール等をカバレージするため、電蝕の原因である水
分の侵入が遮断される。
【0068】アクティブマトリクス基板でゲート配線が
二又化して形成されている場合は、4個所のゲート配線
乗り越え部全てに跨がるようにITOパターンを配置す
る。なお、このとき、開口率を決める画素面積は広く保
ちつつ、画素電極との距離を十分に確保し、2つ以上の
画素電極が短絡して連結点欠陥が生じないようにする。
【0069】以上は前記図1、図2及び図4の実施例で
説明した構成の液晶パネルにキャッピング層を形成する
ための製造方法の一例を説明したが、図3および図5の
実施例で説明した構造の液晶パネルに本発明を適用する
場合は、パッシベーション層の成膜前にキャッピング層
を構成するITO膜を成膜する。
【0070】なお、上記した各実施例は所謂TN方式の
液晶表示装置の本発明を適用した場合について説明した
が、本発明は、アクティブマトリクス基板側にドレイン
電極と対向電極(共通電極:コモン電極とも言う)を櫛
歯状に形成したIPS方式の液晶表示装置にも同様に適
用できる。
【0071】このIPS方式の液晶表示装置の場合は、
TN方式と同様の個所にキャッピング層を形成すること
も可能であるが、画素部にはITO膜を形成しないため
ゲート・ドレイン交差部を含めた全てのゲート配線とド
レイン配線および櫛歯状の電極部にキャッピング層を形
成することで、金属イオンの溶出を完全に抑制し、開口
率とは無関係に画質不良を防止することができる。
【0072】なお、本発明は上記したドレイン配線の電
蝕防止に限るものではなく、上記と同様のキャッピング
層の形成が可能な他の金属配線、電極等に対しても同様
の目的で適用できる。
【0073】図6は本発明の液晶表示装置の駆動回路を
含む液晶パネルの画素領域の等価回路とその周辺回路の
結線図である。この図は回路図であるが、実際の幾何学
的配置に対応して描かれている。ARは複数の画素を二
次元状に配列した画素領域(マトリクスアレイ)であ
る。
【0074】図中、Xは映像信号線DL(前記実施例の
ドレイン配線6)を意味し、添字G,BおよびRはそれ
ぞれ緑、装置および赤画素に対応して付加されている。
Yは走査信号線GL(同じくゲート配線2)を意味し、
添字1,2,3,・・・,endは走査タイミングの順
序に従って付加されている。
【0075】映像信号線X(添字省略)は上側の映像信
号駆動回路Heに接続されている。すなわち、映像信号
線Xは、走査信号線Yと同様に、液晶パネルの画素領域
ARの片側のみに端子が引き出されている。また、走査
信号線Y(添字省略)は垂直走査回路Vに接続されてい
る。
【0076】SUPは1つの電圧源から複数に分圧して
安定化された電圧源を得るための電源回路やホスト(上
位演算処理装置)からのCRT(陰極線管)用の情報を
TFT液晶表示装置用の情報に交換する回路を含む回路
である。
【0077】図7は本発明による液晶表示装置の全体構
成例を説明する展開斜視図であって、液晶パネルの背面
に照明光源を設置したバックライト方式の液晶表示装置
である。
【0078】この液晶表示装置は液晶パネル、回路基
板、バックライト、その他の構成部材を一体化した液晶
表示装置(モジュール:MDLと称する)の具体的構造
を説明するものである。
【0079】図7において、SHDは金属板からなる上
フレーム(シールドケース、メタルフレームとも言
う)、WDは表示窓、INS1〜3は絶縁シート、PC
B1〜3は回路基板(PCB1はドレイン側回路基板:
映像信号線駆動用回路基板、PCB2はゲート側回路基
板、PCB3はインターフェース回路基板)、JN1〜
3は回路基板PCB1〜3同士を電気的に接続するジョ
イナ、TCP1,TCP2はテープキャリアパッケー
ジ、PNLは前記実施例の何れかの構造を有する液晶パ
ネル、POLは上偏光板、GCはゴムクッション、IL
Sは遮光スペーサ、PRSはプリズムシート、SPSは
拡散シート、GLBは導光板、RFSは反射シート、M
CAは一体化成形により形成された下フレーム(下側ケ
ース:モールドフレーム)、MOはMCAの開口、BA
Tは両面粘着テープであり、図示の配置関係で拡散板部
材を積み重ねて液晶表示モジュールMDLが組立てられ
る。なお、導光板GLBの1辺に沿って蛍光管LPと反
射シートLSからなる光源組立が設置され、蛍光管LP
の端部に設けたゴムクッションGC部分から引き出され
るランプケーブルLPCを介して図示しないバックライ
ト電源から給電される。この導光板GLBと光源組立と
でバックライトBLが構成される。なお、光源組立は導
光板GLBの2辺または4辺にも設置できる。
【0080】この液晶表示装置(液晶表示モジュールM
DL)は、下フレームMCAと上フレームSHDの2種
の収納・保持部材からなる筺体を有し、絶縁シートIN
S1〜3、回路基板PCB1〜3、液晶パネルPNLを
収納固定し、導光板GLB等から構成されるバックライ
トを収納した下フレームMCAを上フレームSHDに合
体させてなる。
【0081】映像信号線駆動用回路基板PCB1には液
晶パネルPNLの各画素を駆動するための集積回路チッ
プ等の電子部品が搭載され、またインターフェース回路
基板PCB3には外部ホストコンピュータからの映像信
号の受入れ、タイミング信号等の制御信号を受け入れる
集積回路チップ、およびタイミングを加工してクロック
信号を生成するタイミングコンバータ(TCON)、低
電圧差動信号チップ、その他のコンデンサや抵抗器等の
電子部品が搭載される。
【0082】上記タイミングコンバータで生成されたク
ロック信号は映像信号線駆動用回路基板PCB1に搭載
された集積回路チップに供給される。
【0083】インターフェース回路基板PCB3および
映像信号線駆動用回路基板PCB1は多層配線基板であ
り、上記クロック信号ラインCLLはインターフェース
回路基板PCB3および映像信号線駆動用回路基板PC
B1の内層配線として形成される。
【0084】なお、液晶パネルPNLにはTFTを駆動
するためのドレイン側回路基板PCB1、ゲート側回路
基板PCB2およびインターフェース回路基板PCB3
がテープキャリアパッケージTCP1,TCP2で接続
され、各回路基板間はジョイナJN1,2,3で接続さ
れている。
【0085】図8は本発明による液晶表示装置を実装し
た電子機器の一例であるノートパソコンの外観図であ
る。
【0086】このノートパソコンは、キーボード部と表
示部とをヒンジで接続してなり、キーボード部にはCP
U等からなるホストコンピュータが搭載され、表示部に
は前記した本発明にかかる液晶表示装置が液晶表示モジ
ュール(MDL)として実装されている。
【0087】この液晶表示モジュールを構成する液晶パ
ネルPNLの周辺には駆動回路基板PCB1,PCB
2,PCB3、バックライト用のインバータ電源IV等
が搭載されている。なお、CTはホスト側と接続するコ
ネクタ、TCONはホスト側から入力する表示信号に基
づいて液晶パネルPNLに画像を表示するための信号処
理、タイミング信号等を生成する制御回路である。
【0088】本発明による液晶表示装置は、図8に示し
たようなノート型等の可搬型パソコンに限らず、ディス
クトップ型モニター等の据え置き型パソコン、その他の
機器の表示デバイスにも使用できることは言うまでもな
い。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液晶表示装置を構成する液晶パネルのアクティブマトリ
クス基板の製造工程での様々な処理におけるパッシベー
ション層のピンホール等から侵入する水分と静電気によ
る電蝕に起因するドレイン断線、アクティブマトリクス
基板の完成後のゲート配線とドレイン配線の短絡検査工
程での通電時のパッシベーション層のピンホール等から
侵入する水分による電蝕に起因するドレイン断線、およ
び化フィルタ基板との貼り合わせ封止後とドライバチッ
プ搭載後に塗布されるエポキシ樹脂の効果による応力に
起因するパッシベーション層のピンホール等からの水分
侵入に起因する配線引出し端子の断線が回避され、か
つ、画素領域に形成される金属配線からの金属イオンの
液晶層への溶出に起因する液晶層の導電率低下による表
示不良を防止でき、信頼性の高い高品質の液晶表示装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】薄膜トランジスタをスイッチング素子として用
いた本発明による液晶表示装置の1実施例を説明する画
素領域におけるゲート配線とドレイン配線の交差部の構
成例を説明する要部平面図である。
【図2】図1のA−A’線に沿った断面図である。
【図3】本発明による液晶表示装置の他の実施例を説明
する画素領域におけるゲート配線とドレイン配線の交差
部の構成例を説明する前記図2と同様の断面図である。
【図4】液晶パネルの画素領域の外側部分の構成例を説
明する要部拡大断面図である。
【図5】液晶パネルの画素領域の外側部分の他の構成例
を説明する図4と同様の要部拡大断面図である。
【図6】本発明の液晶表示装置の駆動回路を含む液晶パ
ネルの画素領域の等価回路とその周辺回路の結線図であ
る。
【図7】本発明による液晶表示装置の全体構成例を説明
する展開斜視図である。
【図8】本発明による液晶表示装置を実装した電子機器
の一例であるノートパソコンの外観図である。
【図9】薄膜トランジスタをスイッチング素子として用
いた従来の液晶表示装置の画素領域におけるゲート配線
とドレイン配線の交差部の構成例を説明する要部平面図
である。
【図10】図9のA−A’線に沿った断面図である。
【図11】液晶パネルの画素領域の外側部分の構成例を
説明する概略断面図である。
【図12】図11の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 アクティブマトリクス基板 2 ゲート配線 3 ゲート絶縁層 4 半導体層および半導体パターン 5 コンタクト層 6 ドレイン配線 7 ソース電極 8 パッシベーション層 9 コンタクトホール 10 画素電極 11 遮光層 12 キャップ層 14 カラーフィルタ基板 15 液晶層 16 シール材 17 ドライバチップ 18 エポキシ樹脂 19 導体層 20 バンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 JA28 JA34 JA37 JA41 JA46 JB38 JB57 KA11 KB24 KB26 NA15 5F110 AA21 AA26 BB01 CC07 EE04 EE23 EE44 HK01 HK09 HK16 HL06 NN04 NN24 NN27 NN46 QQ05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の絶縁性基板上に形成されたゲート配
    線とドレイン配線の交差部が、当該基板側から順にゲー
    ト配線、ゲート絶縁層、半導体層、コンタクト層、ドレ
    イン配線、パッシベーション層の積層構造で構成され、 複数色のカラーフィルタ層と各カラーフィルタ層を区画
    するブラックマトリクスおよび共通電極層を成膜してな
    る他方の絶縁基板との対向間隙に液晶層を封入してなる
    液晶パネルと、 前記液晶パネルに形成した各種の電極に前記液晶層の分
    子配向方向を制御するための表示信号を印加する駆動回
    路とを少なくとも具備した液晶表示装置であって、 前記一方の基板に形成した前記ゲート配線とドレイン配
    線の交差部の前記パッシベーション層の上層に前記画素
    電極層と同層のITO膜からなるキャッピング層を有す
    ることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】一方の絶縁性基板上に形成されたゲート配
    線とドレイン配線の交差部が、当該基板側から順にゲー
    ト配線、ゲート絶縁層、半導体層、コンタクト層、ドレ
    イン配線、パッシベーション層の積層構造で構成され、 複数色のカラーフィルタ層と各カラーフィルタ層を区画
    するブラックマトリクスおよび共通電極層を成膜してな
    る他方の絶縁基板との対向間隙に液晶層を封入してなる
    液晶パネルと、 前記液晶パネルに形成した各種の電極に前記液晶層の分
    子配向方向を制御するための表示信号を印加する駆動回
    路とを少なくとも具備した液晶表示装置であって、 前記一方の基板の画素領域の外周の端子引出し配線上に
    形成されたパッシベーション層上にITO膜からなるキ
    ャッピング層を有することを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】一方の絶縁性基板上に形成されたゲート配
    線とドレイン配線の交差部が、当該基板側から順にゲー
    ト配線、ゲート絶縁層、半導体層、コンタクト層、ドレ
    イン配線、パッシベーション層の積層構造で構成され、 複数色のカラーフィルタ層と各カラーフィルタ層を区画
    するブラックマトリクスおよび共通電極層を成膜してな
    る他方の絶縁基板との対向間隙に液晶層を封入してなる
    液晶パネルと、 前記液晶パネルに形成した各種の電極に前記液晶層の分
    子配向方向を制御するための表示信号を印加する駆動回
    路とを少なくとも具備した液晶表示装置であって、 前記一方の基板に形成した前記ゲート配線とドレイン配
    線の交差部の前記パッシベーション層の下層かつ前記ソ
    ース電極の上層に前記画素電極層と同層のITO膜から
    なるキャッピング層を有することを特徴とする液晶表示
    装置。
  4. 【請求項4】一方の絶縁性基板上に形成されたゲート配
    線とドレイン配線の交差部が、当該基板側から順にゲー
    ト配線、ゲート絶縁層、半導体層、コンタクト層、ドレ
    イン配線、パッシベーション層の積層構造で構成され、 複数色のカラーフィルタ層と各カラーフィルタ層を区画
    するブラックマトリクスおよび共通電極層を成膜してな
    る他方の絶縁基板との対向間隙に液晶層を封入してなる
    液晶パネルと、 前記液晶パネルに形成した各種の電極に前記液晶層の分
    子配向方向を制御するための表示信号を印加する駆動回
    路とを少なくとも具備した液晶表示装置であって、 前記液晶パネルの画素領域の外周の端子引出し配線上に
    形成されたパッシベーション層の下層かつ端子引出し配
    線の間にITO膜からなるキャッピング層を有すること
    を特徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】前記キャッピング層が、当該キャッピング
    層でキャッピングされる下層の導体層の配線幅と同等ま
    たはそれより広く形成されていることを特徴とする請求
    項1、2、3または4に記載の液晶表示装置。
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