JP2000180770A - 光偏向器及び光走査装置 - Google Patents

光偏向器及び光走査装置

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JP2000180770A JP10361012A JP36101298A JP2000180770A JP 2000180770 A JP2000180770 A JP 2000180770A JP 10361012 A JP10361012 A JP 10361012A JP 36101298 A JP36101298 A JP 36101298A JP 2000180770 A JP2000180770 A JP 2000180770A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転多面鏡を高信頼性と低騒音性を満たして
高速回転可能とすると共に、小型かつ簡単な構造で回転
多面鏡の固定軸からの抜け出しを阻止できる光偏向器
と、この光偏向器を備えた光走査装置を得る。 【解決手段】 固定軸24の先端には、抜け防止部材5
4が取り付けられている。固定軸24と回転軸28との
間には間隙が構成されており、回転に伴う摩擦がないの
で、回転多面鏡34をより高速で回転させることができ
る。回転多面鏡34の回転に伴って騒音や振動が発生せ
ず、耐久性、信頼性も高くなる。回転体44が軸方向に
移動しても、回転体44は抜け防止部材54によって抜
けが防止され、固定軸24から不用意に離脱しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光偏向器及び、この
光偏向器を有する光走査装置に関し、例えば、レーザプ
リンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に適用
される。
【0002】
【従来の技術】図15には、画像形成装置に適用される
従来の光偏向器310の一例が示されている(特開昭6
3−259510号参照)。
【0003】この光偏向器310では、ミラー312が
取り付けられた回転軸314が固定軸316に装着され
ると共に、固定軸316の上端に設けられたスラストマ
グネット318と、ケース320の上蓋322に設けら
れた上部マグネット324との間に、回転軸314の上
端に設けられたスラストマグネット326が配置されて
いる。そして、スラストマグネット318と上部マグネ
ット324とによって互いにスラストマグネット326
を反発させることで回転体を浮上させて所定の位置に保
持している。これにより、いわゆる動圧空気軸受が構成
され、回転体を高速で安定して回転させることが可能と
なっている。また、回転軸314のスラストマグネット
326は、上蓋322の上部マグネット324に対して
わずかな隙間をあけて対向しており、結果的に回転体の
固定軸316からの抜けが防止されている。
【0004】しかし、回転体を浮上させるために3つの
マグネットが必要となるため、光偏向器310自体の部
品点数が増加し、コスト高となる。また、上部マグネッ
ト324を取り付けるためケース320に上蓋322が
必要となり、この点でもコスト高となるおそれがある。
加えて、このように固定軸316の上端近傍に3つのマ
グネットを並べて配置すると、光偏向器310を偏平な
構造とすることが難しく、光偏向器310自体が軸方向
に大型になってしまう。
【0005】これに対し、図16に示す光偏向器340
(特開平5−249398号参照)では、回転軸342
に固定されたロータヨーク344の外周に環状溝346
を設けている。そして、ハウジング348に設けた係止
部材350の一端をこの環状溝346に非接触で挿入す
ることで、回転部材の抜け出しを防止している。
【0006】また、図17に示す光偏向器380(特開
平6−165428号参照)では、ポリゴンミラー38
2とロータマグネット384との間に取り付けた抜け止
め板386によって回転体を抜け止めしている。
【0007】しかし、これらの光偏向器340、380
はいわゆる動圧流体軸受によって回転部材を回転可能に
支持しているため、図15に示す動圧空気軸受を採用し
た光偏向器310と比較して、回転部材を高速回転させ
ることが困難となる。また、動圧流体軸受では、光偏向
器340、380を例えば横置き、斜め置き、逆さ置き
等した場合に、潤滑流体が漏れ出すことを防止すべく、
動圧流体軸受の周囲をシールする必要があり、構造が複
雑になる。
【0008】さらに、動圧流体軸受ではその構造上、抜
け防止のための機構を回転部材の外周近傍(半径のより
大きい部分)に設ける必要があるため、例えば図16に
示す光偏向器340において係止部材350と環状溝3
46とが接触すると、回転部材にいわゆる回転アンバラ
ンスが発生するおそれがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事実を
考慮し、回転多面鏡を高信頼性と低騒音性を満たして高
速回転可能とすると共に、小型かつ簡単な構造で回転多
面鏡の固定軸からの抜け出しを阻止できる光偏向器と、
この光偏向器を備えた光走査装置を得ることを課題とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、固定軸と、前記固定軸と所定の間隙を保って配置さ
れこの固定軸まわりに回転可能な回転軸と、この回転軸
と一体で回転する回転多面鏡と、回転軸と回転多面鏡と
の少なくとも一方に取り付けられた駆動マグネットと、
を少なくとも備えた回転体と、前記回転体を磁力によっ
て前記固定軸の軸方向の所定の保持位置に保持する保持
マグネットと、前記固定軸の軸方向の端部付近に前記回
転体と軸方向に所定の間隙を保って設けられ、軸方向に
移動した回転体と接触して回転体の固定軸からの抜けを
防止する抜け防止部材と、を有することを特徴とする。
【0011】従って、駆動マグネットに作用した磁力
が、回転駆動力として回転体に作用し、回転体が回転す
る。回転体を構成する回転多面鏡も回転するので、この
回転多面鏡に照射された光が主走査される。
【0012】固定軸と、回転体を構成する回転軸と、の
間には、所定の間隙が保たれており、いわゆる動圧空気
軸受となっている。そして、保持マグネットの磁力によ
り、回転体は固定軸の軸方向の所定位置に保持される。
このため、回転多面鏡を高速回転させることが可能とな
り、例えば、この光偏向器を備えた光走査装置を画像形
成装置に適用した場合、高画質の画像を高速で形成する
ことが可能となる。また、固定軸と回転軸とが接触した
り、これらの間に別部材が介在されたりしないので、騒
音や振動が発生せず、耐久性、信頼性も高くなる。
【0013】また、固定軸の端部付近には抜け防止部材
が設けられている。このため、簡単な構造かつ低コスト
で、固定軸に対して軸方向に移動した回転体の、固定軸
からの抜けを阻止することができる。なお、抜け防止部
材も回転体との間に所定の間隙を保って設けられてお
り、非接触となっているので、回転体を高速回転させる
ことができる。また、騒音や振動が発生せず、高い耐久
性、信頼性が維持される。
【0014】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1には、
本発明の第1の実施の形態に係る光偏向器10が採用さ
れた光走査装置12が断面図にて示されている。
【0015】光走査装置12は、上面が開放されたハウ
ジング14と、このハウジング14の上面を覆うカバー
16と、を有している。ハウジング14の底板18には
取付孔20が形成されており、この取付孔20を覆うよ
うにして、光偏向器10のベース部材22がハウジング
14に固定されている。
【0016】ベース部材22には、略円柱形状の固定軸
24が、固定用ねじ26によって固定されている。固定
軸24の外周には、略円筒形状の回転軸28が固定軸2
4との間に僅かな間隙を保って、かつ固定軸24の軸方
向(以下、単に「軸方向」というときは、この固定軸2
4の軸方向をいうものとする)の所定の位置に保持され
ている。なお、第1の実施の形態の光偏向器10は水平
に設置されており、この軸方向が重力方向(矢印Gで示
す)及びその反対方向と一致している。
【0017】回転軸28は、軸方向略中央の位置から径
方向外側に向かうフランジ30が取付けられている。さ
らにフランジ30の上面には、固定部材32によって、
回転多面鏡34が固定されている。
【0018】また、フランジ30の下面には、マグネッ
ト部材36が固定されている。マグネット部材36は、
径方向外端位置に設けられた浮上用マグネット38と、
径方向中間位置に設けられ、多極に着磁された駆動用マ
グネット40、及び径方向内端位置に設けられ、多極に
着磁されたFGマグネット42を有している。そして、
上記した回転軸28、フランジ30、回転多面鏡34、
固定部材32、マグネット部材36(浮上用マグネット
38、駆動用マグネット40及びFGマグネット42)
によって、本発明の回転体44が構成されている。
【0019】一方、ベース部材22には、固定軸24の
周囲に壁体45が立設されており、この壁体45に、浮
上用マグネット38と対向して浮上用マグネット46が
固定されている。回転体44の浮上用マグネット38
と、ベース部材22の浮上用マグネット46と、が対に
なって、磁力により回転体44を軸方向の所定位置に浮
上させている。以下、単に「所定位置」というときは、
このように浮上用マグネット38、46の磁力によって
回転体44を浮上させた位置をいう。
【0020】さらに、ベース部材22には、回路基板4
8が取り付けられている。回路基板48上には、ホール
素子等の位置検出素子(図示省略)が設けられると共
に、この位置検出素子に対応したコイル50が、駆動用
マグネット40に対向して固定されている。位置検出素
子によって回転体44の位置が検出されると、この位置
情報に基づいてコイル50が通電切り替えされ、回転体
44が固定軸24まわりに回転駆動される。
【0021】また、回路基板48には、FGマグネット
42と対向する位置に、FGパターン等の回転数検出素
子(図示省略)が設けられると共に、コイル50を制御
する駆動用回路素子52が取り付けられている。回転数
検出素子によって回転体44の回転数が検出され、この
回転数情報に基づいて駆動用回路素子52が回転体44
を定速制御する。そして、このように定速回転している
回転多面鏡34に、画像情報に対応した光のビームが照
射されると、このビームが回転多面鏡34によって反射
されると共に、回転多面鏡34の回転によって偏向され
る。
【0022】固定軸24の先端には、抜け防止部材54
が取り付けられている。図2にも示すように、この抜け
防止部材54は、中央に孔56が形成された環状の部材
で、その外径D1が、回転体44の内径D2(より厳密
には、回転軸28の内径)よりも大きくされている。そ
して、回転体44が抜け防止部材54に向かって(第1
の実施の形態では上方向に)移動すると、回転体44は
径方向内端(それ自身の最も半径が小さい部分の近傍)
で、抜け防止部材54に接触する。
【0023】抜け防止部材54の孔56には固定用ねじ
26が挿通され、さらに固定用ねじ26は固定軸24の
中心に螺合されている。これによって、抜け防止部材5
4は固定用ねじ26で固定軸24と共に共締めされ、回
転体44の軸方向一端と抜け防止部材54と、の間の所
定の長さL1の間隙64が構成されている。
【0024】ハウジング14には、光偏向器10によっ
て偏向された光のビームを結像させる光学レンズ58及
び光学ミラー60が取り付けられている。これらの光学
レンズ58及び光学ミラー60によって結像された光の
ビームは、画像形成装置のハウジング(図示省略)に回
転可能に取り付けられた感光体ドラム62の表面に結像
される。このとき、光偏向器10によって光のビームが
偏向されることで、感光体ドラム62の表面でこのビー
ムが感光体ドラム62の軸方向に移動し、主走査され
る。また、感光体ドラム62が回転することで、このビ
ームが感光体ドラム62の表面で副走査される。そし
て、これらの主走査及び副走査が行われることで、感光
体ドラム62の表面に画像が形成される。本発明の光走
査装置12は、上記した光偏向器10、光学レンズ5
8、光学ミラー60及び感光体ドラム62によって構成
されている。
【0025】次に、第1の実施の形態に係る光偏向器1
0と、この光偏向器10を備えた光走査装置68の作用
及び効果を説明する。
【0026】回転体44は、浮上用マグネット38、4
6の磁力によって浮上され、回転多面鏡34が軸方向の
所定位置に維持される。そして、図示しない位置検出素
子によって検出された回転体44の位置情報に基づい
て、コイル50が通電切り替えされ、回転体44が固定
軸24まわりに一定の角速度で回転駆動される。このと
き、固定軸24と回転軸28との間には間隙が構成され
ており(いわゆる動圧空気軸受)、回転に伴う摩擦がな
い。また、回転体44と受け防止部材54との間にも間
隙64が構成されている。このため、従来の玉軸受や流
体軸受を使用したものと比較して、回転多面鏡34をよ
り高速で回転させることができる。この光偏向器10を
備えた光走査装置12を画像形成装置に適用して画像形
成する場合には、高画質の画像を高速で形成することが
できる。また、固定軸24と回転体44とが接触した
り、これらの間に別部材が介在されたりしないので、回
転多面鏡34の回転に伴って騒音や振動が発生せず、耐
久性、信頼性も高くなる。
【0027】また、固定軸24の先端に抜け防止部材5
4が取り付けられているので、光偏向器10(又は、こ
の光偏向器10を備えた光走査装置12や画像形成装置
等)の輸送途中あるいは使用途中での振動や衝撃によっ
て回転体44が軸方向に移動しても、回転体44は抜け
防止部材54によって抜けが防止され、固定軸24から
不用意に離脱しない。特に、第1の実施の形態の光偏向
器10では、図1から分かるように、重力方向(矢印G
方向)が、回転体44が抜ける方向と逆方向なので、回
転体44が一時的に軸方向の所定位置から抜け防止部材
54の方向へと位置ずれした場合でも、重量によって回
転体44が所定位置に復帰する。このため、その後は何
ら支障なく、光偏向器10を使用することができる。
【0028】また、回転体44は、それ自身の最も半径
が小さい部分の近傍で抜け防止部材54に接触する。こ
のため、回転体44が回転中に抜け防止部材54に接触
しても、いわゆる回転アンバランス(回転体44の回転
中心が固定軸24の軸芯から偏芯する現象)が発生せ
ず、高画質が維持される。
【0029】さらに、抜け防止部材54によって、固定
軸24と回転軸28との間隙を実質的に上方から塞いで
いる。このため、光走査装置12内の埃や塵等がこの間
隙に侵入することが防止され、いわゆる軸受かじり(固
定軸24と回転軸28との間隙に侵入した埃等によって
固定軸24と回転軸28との非接触状態が保たれなくな
り、軸受がロックされて回転軸28が回転しなくなるこ
と)等の現象が発生しなくなる。特に、回転体44の停
止直後には、回転中の回転体44の周囲を埃等が舞って
いるため、抜け防止部材54が設けられていない場合に
は、この埃等が固定軸24と回転軸28との間隙に侵入
し、次の回転時に軸受かじりを引き起こすことが考えら
れるが、第1の実施の形態の光偏向器10では、このよ
うなこともない。
【0030】このように、第1の実施の形態の光偏向器
10では、回転体44の抜けを防止するために、固定軸
24や回転体44に溝や段差などを形成したり、カバー
16の形状や取付け位置を変更したりする必要がなく、
簡単な構造かつ低コストで確実に、回転体44の抜けを
防止することができる。抜け防止部材54が取り付けら
れていない光偏向器10に対して、抜け防止部材54を
後付けすることもできる。また、カバー16等によっ
て、回転多面鏡34の上方が覆われてしまうような構造
となっていないので、このスペースを光の通路として使
用することも可能となり、光偏向器10や光走査装置1
2のレイアウトの自由度が高くなる。
【0031】[第2の実施の形態]図3(A)及び図3
(B)には、本発明の第2の実施の形態の光偏向器70
が、それぞれ横置きされた状態、逆さ置きされた状態で
示されている。第2の実施の形態の光偏向器70の基本
的構成は、第1の実施の形態の光偏向器10と同様であ
るので、同一の構成要素、部材等については同一符号を
付して説明を省略する。また、図3(A)及び図3
(B)では、光偏向器70のみを示し、光走査装置の全
体的構成は図示を省略しているが、光走査装置の全体的
構成についても、第1の実施の形態と同様である。
【0032】第2の実施の形態の光偏向器70では、回
転体44の軸方向一端と抜け防止部材54と、の間に構
成される間隙64が、光偏向器70を横置き又は逆さ置
きした場合を考慮して、それぞれ所定の長さX1又はX
2とされている。
【0033】すなわち、図3(A)に示すように、光偏
向器70を横置きした場合には、抜け防止部材54に向
かって移動した回転体44が所定位置に復帰する方向
(矢印Rで示す方向)と、重力の方向(矢印Gで示す方
向)とが直交しており、重力は回転体44を所定位置に
復帰させるように作用しない。また、図3(B)に示す
ように、光偏向器70を逆さ置きした場合には、回転体
44が所定位置に復帰する方向と重力の方向とが反対に
なるため、回転体44に作用した重力によって回転体4
4はさらに抜け防止部材54に向かって移動しようとす
る。
【0034】このため、第2の実施の形態の光偏向器7
0では、浮上用マグネット38、46から作用する磁力
によって回転体44を所定位置に復帰させることができ
るように、間隙64を所定の長さX1又はX2として、
回転体44の軸方向への移動範囲を制限している。
【0035】例えば、図3(A)に示すように光偏向器
70を横置きした場合には、間隙64の長さX1が、所
定の長さA1(図4(A)参照)よりも短くなるよう
に、抜け防止部材54を固定軸24に取り付ける。この
所定の長さA1は、図4(A)から分かるように、光偏
向器10の固定軸24と回転軸28との間に作用する摩
擦力M1よりも、浮上用マグネット38、46が回転体
44に及ぼす力が大きくなるように予め設定された長さ
とされている。これにより、横置きの光偏向器70にお
いて、回転体44が抜け防止部材54に接触した状態で
重力が作用しなくても、浮上用マグネット38、46が
回転体44を所定位置に復帰させるために十分は磁力を
回転体44に作用させ、回転体44は所定位置に復帰す
る。
【0036】また、図3(B)に示すように光偏向器7
0を逆さ置きした場合には、間隙64の長さX2が、所
定の長さA2(図4(B)参照)よりも短くなるよう
に、抜け防止部材54を固定軸24に取り付ける。この
所定の長さA2は、図4(B)から分かるように、光偏
向器70の固定軸24と回転軸28との間に作用する摩
擦力M1と、この回転体44に作用する重力G1を合わ
せた力よりも、浮上用マグネット38、46が回転体4
4に及ぼす力が大きくなるように、予め設定された長さ
とされている。これにより、逆さ置きされた光偏向器7
0において、回転体44が抜け防止部材54に接触した
状態で、回転体44を抜け防止部材54に接近させる方
向(矢印Rと反対の方向)に重力が作用しても、浮上用
マグネット38、46が回転体44を所定位置に復帰さ
せるために十分は磁力を回転体44に作用させ、回転体
44は所定位置に復帰する。
【0037】なお、この光偏向器70を斜め置きした場
合には、回転体44に作用する抜き出し方向の力(重力
G1の軸方向成分)は、重力G1自体よりも小さい。こ
のため、斜め置きされた光偏向器70においても、回転
体44が抜け防止部材54に接触した状態で、浮上用マ
グネット38、46から、回転体44を所定位置に復帰
させるために十分な磁力が作用し、回転体44は所定位
置に復帰する。
【0038】このように、第2の実施の形態の光偏向器
70では、第1の実施の形態の光偏向器10の作用及び
効果に加えて、この光偏向器70を横置き、逆さ置き又
は斜め置きした場合に、衝撃等によって回転体44が抜
け方向に移動しても、浮上用マグネット38、46の磁
力で回転体44は所定位置に復帰するので、その後は何
ら支障なく、光偏向器70を使用することができる。
【0039】[第3の実施の形態]図5(A)及び図5
(B)には、本発明の第3の実施の形態の光偏向器80
が、それぞれ横置きされた状態、逆さ置きされた状態で
示されている。第3の実施の形態の光偏向器80の基本
的構成は、第1の実施の形態の光偏向器10及び第2の
実施の形態の光偏向器70と同様であるので、同一の構
成要素、部材等については同一符号を付して説明を省略
する。また、図5(A)及び図5(B)では、光偏向器
80のみを示し、光走査装置の全体的構成は図示を省略
しているが、光走査装置の全体的構成についても、第1
の実施の形態と同様である。
【0040】第3の実施の形態の光偏向器80では、回
転体44の軸方向一端と抜け防止部材54と、の間に構
成される間隙64が、光偏向器80を横置き又は逆さ置
きした場合を考慮すると共に、さらに、回転体44がそ
の駆動時に一旦コイル50に向かって移動し、その位置
で軸方向に振動することを考慮して、所定の長さY1又
はY2とされている。
【0041】すなわち、第3の実施の形態の光偏向器8
0では、図7に示すように、回転体44を抜け防止部材
54に接触した状態で駆動させると、回転開始時にコイ
ル50と駆動用マグネット40との間に磁気による引力
が作用する。そして、回転体44はコイル50に向かっ
て一旦移動してその位置で軸方向に振動し(このときの
最大変位量をB3とする)、定常回転となったとき、軸
方向の所定位置で安定して回転するタイプとされてい
る。このため、回転体44が、駆動時の振動で浮上用マ
グネット38、46の磁力が及ぶ範囲内に入れば、この
磁力によって回転体44が所定位置に復帰する。
【0042】例えば、図5(A)に示すように、光偏向
器80を横置きした場合には、間隙64の長さY1が所
定の長さB1より短くなるように、抜け防止部材54を
固定軸24に取り付ける。この所定の長さB1は、回転
体44の振動の最大変位量B3(図7参照)及び、第2
の実施の形態の光偏向器70を横置きした場合の所定の
長さA1を考慮し、B1−A1≒B3を満たす長さとさ
れている。また、この長さB1は、A1と比較して、A
1<B1を満たしている。そして、このように、間隙6
4の長さY1が所定の長さB1より短くされていれば、
横置きされた光偏向器80において、回転体44の振動
の少なくとも極大変位時に、回転体44が浮上用マグネ
ット38、46の磁力の及ぶ範囲内に入るため、この磁
力によって回転体44が所定位置に復帰する。
【0043】また、図5(B)に示すように、光偏向器
80を逆さ置きした場合には、間隙64の長さY2が所
定の長さB2より短くなるように、抜け防止部材54を
固定軸24に取り付ける。この所定の長さB2は、回転
体44の振動の最大変位量B3(図7参照)に加えて、
第2の実施の形態の光偏向器70を逆さ置きした場合の
間隙64の長さA2を考慮し(従って、回転体44に作
用する重力G1を考慮していることになる)、B2−A
2≒B3を満たす長さとされている。ここで、重力G1
は回転体44に対し所定位置に復帰する方向と逆方向に
作用することを考えると、一般にB1<B2である。ま
た、この所定の長さB2は、A2と比較して、A2<B
2を満たしている。そして、この間隙64の長さY2が
所定の長さB2より短くされていれば、逆さ置きされた
光偏向器80において、回転体44を抜け防止部材54
に接近させる方向(矢印Rと反対の方向)に重力が作用
しても、回転体44の振動の少なくとも極大変位時に、
回転体44が浮上用マグネット38、46の磁力の及ぶ
範囲内に入るため、この磁力によって回転体44が所定
位置に復帰する。
【0044】このように、第3の実施の形態の光偏向器
80では、回転体44の駆動時の最大変位量B3の分だ
け、間隙64の間隔を第2の実施の形態の場合よりも広
くすることができる。そして、回転体44を回転駆動さ
せたときに、振動によって浮上用マグネット38、44
の磁力の及ぶ範囲内に回転体44が移動し、回転体44
は浮上用マグネット38、44の磁力で所定位置に復帰
するので、その後は何ら支障なく、光偏向器70を使用
することができる。
【0045】[第4の実施の形態]図8(A)及び図8
(B)には、本発明の第4の実施の形態の光偏向器90
が、それぞれ横置きされた状態、逆さ置きされた状態で
示されている。第4の実施の形態の光偏向器90の基本
的構成は、第1の実施の形態の光偏向器10、第2の実
施の形態の光偏向器70及び第3の実施の形態の光偏向
器80と同様であるので、同一の構成要素、部材等につ
いては同一符号を付して説明を省略する。また、図8
(A)及び図8(B)では、光偏向器90のみを示し、
光走査装置の全体的構成は図示を省略しているが、光走
査装置の全体的構成についても、第1の実施の形態と同
様である。
【0046】第4の実施の形態の光偏向器90では、回
転体44の軸方向一端と抜け防止部材54と、の間に構
成される間隙64が、光偏向器90を横置き又は逆さ置
きした場合を考慮すると共に、さらに、回転体44がそ
の駆動時に一旦抜け防止部材54に向かって移動し、抜
け防止部材54から受ける反力でコイル50に向かって
移動することを考慮して、所定の長さZ1又はZ2とさ
れている。
【0047】すなわち、第4の実施の形態の光偏向器9
0では、図10に示すように、回転体44を抜け防止部
材54に接触した状態で駆動させると、回転体44をは
回転開始時にコイル50から離間する方向(抜け防止部
材54に接近する方向)に一旦移動してその位置で軸方
向に振動し(このときの最大変位量をC3とする)、定
常回転となったとき、軸方向の所定位置で安定して回転
するタイプとされている。このタイプの光偏向器90で
は、回転体44の移動によって抜け防止部材54が押し
込まれると、抜け防止部材54の反力で、回転体44は
抜け防止部材54への接触位置からコイル50に向かっ
て移動する(以下、この現象を「揺れ戻り」と言うこと
とする)。このため、回転体44が、揺れ戻りによっ
て、浮上用マグネット38、46の磁力が及ぶ範囲内に
入れば、この磁力で回転体44が所定位置に復帰する。
【0048】例えば、図8(A)に示すように、光偏向
器90を横置きした場合には、間隙64の長さZ1が所
定の長さC1より短くなるように、抜け防止部材54を
固定軸24に取り付ける。この所定の長さC1は、回転
体44の振動の最大変位量C3(図10参照)及び、第
2の実施の形態の光偏向器70を横置きした場合の所定
の長さA1を考慮し、C1−A1≒C3を満たす長さと
されている。また、この長さC1は、A1と比較して、
A1<C1を満たしている。そして、このように、間隙
64の長さX1が所定の長さC1より短くされていれ
ば、横置きされた光偏向器90において、回転体44の
振動による揺れ戻り時に、回転体44が浮上用マグネッ
ト38、46の磁力の及ぶ範囲内に入るため、この磁力
によって回転体44が所定位置に復帰する。
【0049】また、図8(B)に示すように、光偏向器
90を逆さ置きした場合には、間隙64の長さZ2が所
定の長さC2より短くなるように、抜け防止部材54を
固定軸24に取り付ける。この所定の長さC2は、回転
体44の振動の最大変位量C3(図10参照)に加え
て、第2の実施の形態の光偏向器70を逆さ置きした場
合の間隙64の長さA2を考慮し(従って、回転体44
に作用する重力G1を考慮していることになる)、C2
−A2≒C3を満たす長さとされている。ここで、重力
G1は回転体44に対し所定位置に復帰する方向と逆方
向に作用することを考えると、一般にC1<C2であ
る。また、この所定の長さC2は、A2と比較して、A
2<C2を満たしている。そして、この間隙64の長さ
Z2が所定の長さC2よりも短くされていれば、逆さ置
きされた光偏向器90において、回転体44に抜け防止
部材54に接近させる方向(矢印Rと反対の方向)に重
力が作用しても、回転体44の振動の揺れ戻り時に、回
転体44が浮上用マグネット38、46の磁力の及ぶ範
囲内に入るため、この磁力によって回転体44が所定位
置に復帰する。
【0050】このように、第4の実施の形態の光偏向器
90では、回転体44の駆動時の最大変位量C3の分だ
け、間隙64の間隔を第2の実施の形態の場合よりも広
くすることができる。そして、回転体44が抜け防止部
材54に接触していた場合であっても、回転体44を回
転駆動させたときに、振動によって浮上マグネット3
8、46の磁力の及ぶ範囲内に回転体44が移動し、回
転体44は回転体44は浮上用マグネット38、44の
磁力で所定位置に復帰するので、その後は何ら支障な
く、光偏向器70を使用することができる。
【0051】以上説明したように、第2の実施の形態の
光偏向器70、第3の実施の形態の光偏向器80、及び
第4の実施の形態の光偏向器90は、それぞれ横置き、
斜め置き及び逆さ置きすることが可能なので、光走査装
置や画像形成装置内での光偏向器70、80、90のレ
イアウトの自由度が増す。これにより、光走査装置や画
像形成装置を全体として小型にすることが可能となる。
【0052】なお、抜け防止部材54の構造や形状につ
いては上記したものに限定されず、要するに、回転体4
4が軸方向に移動したときに、この回転体44の少なく
とも一部に接触して、回転体44の抜けを防止できるも
のであればよい。かかる観点からは、接触した回転体4
4によって押されたときに弾性変形し、その反力により
回転体44を所定位置まで復帰させることができるよう
に、抜け防止部材54は所定の弾性を有していることが
好ましい。特に、第4の実施の形態の光偏向器90は、
一旦コイル50から離間して抜け防止部材54に接触し
た回転体44を、コイル50へ接近する方向へと戻すタ
イプであるため、十分な反力を得るためには、抜け防止
部材54は所定の弾性を有していることが好ましい。
【0053】また、このような所定の弾性を有するため
の、抜け防止部材54の具体的材質としては、例えば、
ナイロン6やナイロン66等のポリアミド系の材料や、
ポリアセタール系の材料、及びポリアセタール系の材料
等が挙げられる。これらのポリアミド系、ポリアセター
ル系、ポリアセタール系の材料は、一般に摩擦係数が低
く、耐摩耗性も高いため、回転体44が接触しても、回
転体44及び抜け防止部材54のいずれも損傷を受けた
りすることがないので、特に好ましい。
【0054】また、抜け防止部材54の形状としても、
単に環状とされているものだけでなく、例えば、図11
に示すように、抜け防止部材54の板厚方向に略U字上
の切欠を形成し、この切欠の内側部分を回転体44に向
かって屈曲させて、板ばね片66を構成したものでもよ
い。この板ばね片66に回転体44が接触すると、板ば
ね片66が弾性変形するので、十分な弾性反力を回転体
44に作用させて、回転体44所定位置に復帰させるこ
とができる。
【0055】また、抜け防止部材54として、図12
(B)に示すCS止め輪102や、図12(C)に示す
プッシュナット104、さらには、図示しないEリング
等の汎用部品を使用してもよい。これらの汎用部品を使
用した場合には、固定用ねじ26によって固定軸24に
固定せず、図12(A)に示すように汎用部品を直接固
定軸24に装着してもよい。
【0056】さらに、図13に示すように、雄ねじが切
られたシャフト106を固定軸24に設けておき、この
シャフト106に、抜け防止部材54を螺合させて固定
するようにしてもよい。また、図14に示すように、抜
け防止部材54を固定用ねじ26と一体で形成してもよ
いし、固定用ねじ26の頭部が回転体44の内端よりも
大径とされて、実質的に抜け防止部材54の役割を兼ね
ているものでもよい(別言すれば、抜け防止部材54自
体に、雄ねじが切られたシャフトが形成されており、こ
のシャフトを固定軸24にねじ込んで取り付ける構成と
なっている)。
【0057】また、固定軸24の先端近傍を、回転体4
4の内端よりも大径の円板状に拡径して、この拡径部分
が実質的に抜け防止部材54のとしての機能と果たすよ
うにしてもよい。これにより、固定軸24と抜け防止部
材54とが一体的に構成されていることになるので、部
品点数が少なくなる。
【0058】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、固定軸と、
前記固定軸と所定の間隙を保って配置されこの固定軸ま
わりに回転可能な回転軸と、この回転軸と一体で回転す
る回転多面鏡と、回転軸と回転多面鏡との少なくとも一
方に取り付けられた駆動マグネットと、を少なくとも備
えた回転体と、前記回転体を磁力によって前記固定軸の
軸方向の所定の保持位置に保持する保持マグネットと、
前記固定軸の軸方向の端部付近に前記回転体と軸方向に
所定の間隙を保って設けられ、軸方向に移動した回転体
と接触して回転体の固定軸からの抜けを防止する抜け防
止部材と、を有するので、回転多面鏡を高速回転させる
ことが可能となり、高画質の画像を高速で形成すること
ができ、耐久性、信頼性も高くなると共に、簡単な構造
で、回転体の固定軸からの抜けを阻止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る光偏向器が
適用された光走査装置を示す断面図である。
【図2】 本発明の光偏向器の抜け止め防止部材を示す
斜視図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態に係る光偏向器を
示す断面図であり、(A)は光偏向器が縦置きされた状
態、(B)は光偏向器が逆さ置きされた状態である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態に係る光偏向器に
おける回転体と抜け止め防止部材との隙間の長さと、浮
上用マグネットによって作用する磁力との関係を示すグ
ラフであり、(A)は光偏向器が縦置きされた状態、
(B)は光偏向器が逆さ置きされた状態である。
【図5】 本発明の第3の実施の形態に係る光偏向器を
示す断面図であり、(A)は光偏向器が縦置きされた状
態、(B)は光偏向器が逆さ置きされた状態である。
【図6】 本発明の第3の実施の形態に係る光偏向器に
おける回転体と抜け止め防止部材との隙間の長さと、浮
上用マグネットによって作用する磁力との関係を示すグ
ラフであり、(A)は光偏向器が縦置きされた状態、
(B)は光偏向器が逆さ置きされた状態である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態に係る光偏向器に
おける回転体の回転初期の軸方向の時間振動を定性的に
示すグラフである。
【図8】 本発明の第4の実施の形態に係る光偏向器を
示す断面図であり、(A)は光偏向器が縦置きされた状
態、(B)は光偏向器が逆さ置きされた状態である。
【図9】 本発明の第4の実施の形態に係る光偏向器に
おける回転体と抜け止め防止部材との隙間の長さと、浮
上用マグネットによって作用する磁力との関係を示すグ
ラフであり、(A)は光偏向器が縦置きされた状態、
(B)は光偏向器が逆さ置きされた状態である。
【図10】 本発明の第4の実施の形態に係る光偏向器
における回転体の回転初期の軸方向の時間振動を定性的
に示すグラフである。
【図11】 板ばね片が形成された本発明の抜け防止部
材を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図12】 (A)は本発明の抜け防止部材として汎用
部品を固定軸に直接装着した状態を示す正面図であり、
(B)は抜け防止部材として使用されるCS止め輪を、
(C)は抜け防止部材として使用されるプッシュナット
をそれぞれ示す平面図である。
【図13】 本発明の抜け防止部材を固定軸に設けたシ
ャフトにねじ込んだ状態を示す断面図である。
【図14】 固定用ボルトと一体で成形された本発明の
抜け防止部材を示す正面図である。
【図15】 従来の光偏向器を示す正面図である。
【図16】 従来の光偏向器を示す正面図である。
【図17】 従来の光偏向器を示す断面図である。
【符号の説明】
10 光偏向器 12 光走査装置 24 固定軸 28 回転軸 34 回転多面鏡 38 浮上用マグネット(保持マグネット) 40 駆動用マグネット 54 抜け防止部材 58 光学レンズ(結像手段) 60 光学ミラー(結像手段) 62 感光体ドラム(像担持体) 70 光偏向器 80 光偏向器 90 光偏向器 102 CS止め輪(抜け防止部材) 104 プッシュナット(抜け防止部材)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定軸と、 前記固定軸と所定の間隙を保って配置されこの固定軸ま
    わりに回転可能な回転軸と、この回転軸と一体で回転す
    る回転多面鏡と、回転軸と回転多面鏡との少なくとも一
    方に取り付けられた駆動マグネットと、を少なくとも備
    えた回転体と、 前記回転体を磁力によって前記固定軸の軸方向の所定の
    保持位置に保持する保持マグネットと、 前記固定軸の軸方向の端部付近に前記回転体と軸方向に
    所定の間隙を保って設けられ、軸方向に移動した回転体
    と接触して回転体の固定軸からの抜けを防止する抜け防
    止部材と、 を有することを特徴とする光偏向器。
  2. 【請求項2】 前記回転体が前記抜け防止部材に接触し
    た位置が、この回転体を前記保持位置に保持可能な前記
    保持マグネットの磁力の及ぶ範囲内となるように、抜け
    防止部材が前記固定軸に取り付けられていることを特徴
    とする請求項1に記載の光偏向器。
  3. 【請求項3】 前記回転体が前記抜け防止部材に接触し
    た状態で回転駆動されて前記駆動マグネットからの吸引
    力で軸方向に移動した位置が、この回転体を前記保持位
    置に保持可能な前記保持マグネットの磁力の及ぶ範囲内
    となるように、抜け防止部材が前記固定軸に取り付けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の光偏向器。
  4. 【請求項4】 前記回転体が前記抜け防止部材に接触し
    た状態で回転駆動されて前記駆動マグネットからの反発
    力で軸方向に移動して抜け防止部材からの反力でこの反
    対方向にさらに移動した位置が、この回転体を前記保持
    位置に保持可能な前記保持マグネットの磁力の及ぶ範囲
    内となるように、抜け防止部材が前記固定軸に取り付け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の光偏向
    器。
  5. 【請求項5】 前記抜け防止部材が、前記回転体の径方
    向内端近傍でこの回転体に接触するように配置されてい
    ることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載の光偏向器。
  6. 【請求項6】 前記抜け防止部材が、前記軸方向に弾性
    を有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれ
    かに記載の光偏向器。
  7. 【請求項7】 前記抜け防止部材の少なくとも一部が樹
    脂によって成形されていることを特徴とする請求項6に
    記載の光偏向器。
  8. 【請求項8】 前記抜け防止部材を構成する樹脂が、ポ
    リアミド系、ポリイミド系又はポリアセタール系の樹脂
    であることを特徴とする請求項7に記載の光偏向器。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の
    光偏向器と、 前記光偏向器を構成する回転多面鏡によって偏向された
    光を結像させる結像手段と、 前記結像手段によって結像された光が照射され、この光
    の偏向方向と直交する方向に相対移動して画像が形成さ
    れる像担持体と、 を有することを特徴とする光走査装置。
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