JP2000180004A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2000180004A
JP2000180004A JP10360504A JP36050498A JP2000180004A JP 2000180004 A JP2000180004 A JP 2000180004A JP 10360504 A JP10360504 A JP 10360504A JP 36050498 A JP36050498 A JP 36050498A JP 2000180004 A JP2000180004 A JP 2000180004A
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Japan
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ice
bar
tray
making
heater
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JP10360504A
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Kumiko Arashi
久美子 嵐
Hiroshi Yamada
宏 山田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫の自動製氷装置に関し、貯氷中、離氷
した氷が引っ付かない事を図る。 【解決手段】 本体内に区画した冷凍室6と、冷凍サイ
クルの圧縮機7と、冷却器8と、冷却器8で冷却した冷
気を冷凍室6内に強制送風する送風機9と、冷凍室6内
に設けた製氷皿2と、製氷皿2を加熱する離氷ヒーター
3と、製氷皿2で製氷した氷を製氷皿2から掻き出す離
氷バー4と、離氷バー4を駆動させる離氷バー駆動装置
5と、離氷バー駆動装置5と離氷ヒーター3に離氷信号
を出力する演算処理装置10から構成され、製氷皿2で
製氷が完了した氷の表面を離氷ヒーター3で融解し、離
氷バー4で掻き出して離氷させる時は、離氷バー4を離
氷動作中に一時停止し、その後離氷バー4を再駆動させ
て離氷を行わせる自動製氷装置を備えた冷蔵庫。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動製氷装置を有す
る冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫に付加価値機能として自動
製氷機が組み込まれて使用される事が多い。また、自動
製氷装置の離氷方法として、製氷皿にヒーターを備え、
製氷が完了した際には氷表面をヒーターで融解し、その
後離氷バーを回転させる事によって氷を掻き出す方法が
ある。従来の自動製氷機を有する冷蔵庫としては、昭6
2−223582公報に示されているものがある。
【0003】以下、図面を参照しながら上記従来の自動
製氷を説明する。図16は従来の冷蔵庫の自動製氷装置
の斜視図である。図17は従来例の自動製氷装置の離氷
時の動作図である。
【0004】図16,図17において、1は離氷した氷
を貯氷する貯氷箱、2は製氷皿、3は製氷皿2に設置し
製氷皿2を昇温する離氷ヒーター、4は製氷皿2から氷
を掻き出す離氷バー、5は離氷バー4を駆動させる離氷
バー駆動装置である。
【0005】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下にその動作を説明する。離氷ヒーター3によって製氷
皿2に接触している氷表面を融解させ、さらに、離氷バ
ー駆動装置5を駆動させて離氷バー4を回転させ、製氷
皿2から表面が融解した氷を掻き出す。かき出された氷
は貯氷箱1に貯氷される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成は、離氷ヒーター3によって表面が融解した氷
を貯氷箱1に貯氷している為、貯氷している間隣り合っ
た氷同士が凍結しあい、貯氷箱1で氷同士が引っ付くと
いう欠点があった。
【0007】本発明は、従来の課題を解決するもので、
離氷バー4を駆動して離氷する時に、離氷バー4を一旦
停止し、離氷ヒーター3によって表面が融解した氷を凍
結した後、離氷動作を再開させ離氷を行うもので、貯氷
箱1で氷を貯氷する時に氷同士が引っ付かない氷を製氷
する事ができる自動製氷装置を有する冷蔵庫を提供する
事を目的とする。
【0008】また、上記従来の構造は、離氷バー4の氷
押し出し部の構造が、離氷を行う時に氷を掻き出す事に
のみ配慮がなされている為に、製氷を行う時、製氷皿2
に冷気の風が当たりやすくなるように風向きを変え、製
氷時間を短くする事ができないといった欠点があった。
【0009】本発明の他の目的は、製氷時間を短くする
自動製氷装置を有する冷蔵庫の提供である。
【0010】また、上記従来の構造は、離氷バー4の前
記氷押し出し部の構造が、氷を掻き出す事にのみ配慮さ
れている為に、製氷皿2に冷気の風が当たりやすくなる
ように風向きを変え、製氷時間を短くする事ができない
といった欠点と、製氷皿2に冷気の風が当たりにくくな
るように風向きを変え、製氷時間をさらに長くし氷の成
長時間を遅くさせ、比較的透明度の高い氷を製氷する事
がないといった欠点があった。
【0011】本発明の他の目的は、離氷バー4によって
製氷皿2に当たる風の量を調節し、製氷時間が短い製氷
と、比較的透明度の高い氷の製氷とを、用途によって使
い分けできる自動製氷装置を有する冷蔵庫の提供であ
る。
【0012】また、上記従来の構造は、離氷バー4が離
氷を行う時に製氷皿2から氷を掻き出す事にのみ配慮が
なされている為に、離氷バー4を加熱しながら製氷を行
い、時間をかけて製氷皿2の底面から氷を成長させ、透
明度の高い氷を製氷する事ができないといった欠点があ
った。
【0013】本発明の他の目的は、透明度の高い氷を製
氷する自動製氷装置を有する冷蔵庫の提供である。
【0014】また、上記従来の構造は、製氷皿2は製氷
する水を貯留する事のみに配慮がなされている為に、離
氷バー4で製氷皿2から氷を掻き出して離氷を行う時、
氷と製氷皿2との間の滑り性が悪く、氷の割れや製氷皿
2への氷残りがあるという欠点があった。
【0015】本発明の他の目的は、離氷を行う時に氷の
割れや製氷皿2への氷残りがない自動製氷装置を有する
冷蔵庫の提供である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本体内に区画した冷凍室
と、冷凍サイクルの圧縮機と、冷却器と、前記冷却器で
冷却した冷気を前記冷凍室内に強制送風する送風機と、
前記冷凍室内に設けた製氷皿と、前記製氷皿を加熱する
離氷ヒーターと、前記製氷皿で製氷した氷を前記製氷皿
から掻き出す離氷バーと、前記離氷バーを駆動させる離
氷バー駆動装置と、前記離氷バー駆動装置と前記離氷ヒ
ーターに離氷信号を出力する演算処理装置から構成さ
れ、前記製氷皿で製氷が完了した氷の表面を前記離氷ヒ
ーターで融解し、前記離氷バーで掻き出して離氷させる
時は、前記離氷バーを離氷動作中に一時停止し、その後
前記離氷バーを再駆動させて離氷を行わせる事としたの
である。
【0017】これにより、離氷を行う時に前記離氷バー
を一時停止し、前記離氷ヒーターによって表面が融解し
た氷を再凍結させる為、氷表面が凍結した状態で離氷す
る事ができ、貯氷箱で氷を貯氷する時も氷同士が引っ付
かない氷を製氷する事ができる。
【0018】また、離氷信号の出力により所定時間の経
過を計測するタイマー装置を備え、前記離氷バーの動作
開始より前記所定時間の経過後に前記離氷バーを再駆動
させて離氷を行わせる事としたのである。
【0019】これにより、離氷を行う時に前記離氷バー
が前記所定時間停止する為、前記離氷ヒーターによって
表面が融解した氷を効率良く再凍結させることができ、
貯氷箱で氷を貯氷する時も氷同士が引っ付かない氷を製
氷する事ができる。
【0020】また、前記製氷皿の温度を検知し前記演算
処理装置に離氷信号を出力する前記製氷皿の一部に設け
た温度検知手段を備え、前記製氷皿で製氷が完了した氷
の表面を前記離氷ヒーターで融解し、前記離氷バーで掻
き出して離氷させる時は、前記離氷バーを停止し、前記
温度検知手段によって前記製氷皿の温度が所定温度以下
になったのを確認した後、前記離氷バーを再駆動し、離
氷を行わせる事としたのである。
【0021】これにより、氷表面が確実に凍結した状態
で離氷させる事ができ、貯氷箱で氷を貯氷する時も氷同
士が引っ付かない氷を製氷する事ができる。
【0022】また、前記送風機に対向して設けた前記製
氷皿に冷気を強制的に送風する前記製氷ファンと、前記
製氷ファンを駆動させる製氷ファン駆動装置を備え、前
記製氷皿で製氷が完了した氷の表面を前記離氷ヒーター
で融解し、前記離氷バーで掻き出して離氷させる時は、
前記離氷バーの一時停止中に前記製氷ファンを駆動させ
前記製氷皿に冷気を送り、その後前記離氷バーを再駆動
させて離氷を行わせる事としたのである。
【0023】これにより、前記製氷ファンを駆動させ
て、前記離氷ヒーターによって表面が融解した氷をより
短い時間で再凍結させる事ができる為に、より短い時間
で効率よく離氷が行え、貯氷箱で氷を貯氷する時も氷同
士が引っ付かない氷を製氷する事ができる。
【0024】また、前記製氷皿で製氷が完了した氷の表
面を前記離氷ヒーターで融解し、前記離氷バーで掻き出
して離氷させる時は、前記離氷バーの位置時停止中に前
記圧縮機を駆動させ、その後前記離氷バーを再駆動させ
て離氷を行わせる事としたのである。
【0025】これにより、前記圧縮機を駆動し、前記冷
凍室内温度を下げ、前記離氷ヒーターによって表面が融
解した氷をより短い時間で再凍結させる事ができる為
に、より短い時間で効率良く離氷が行え、貯氷箱で氷を
貯氷する時も氷同士が引っ付かない氷を製氷する事がで
きる。
【0026】また、前記離氷バーの氷押し出し部が前記
製氷皿を冷却する冷気の風向に対して角度をつけ板状と
したのである。
【0027】これにより、製氷を行う時に前記製氷皿に
冷気の風が当たりやすくなるように風向きが変わる為
に、製氷時間を短くする事ができる。
【0028】また、前記離氷バーが180度反転した状
態からも製氷できる事としたのである。
【0029】これにより、前記離氷バーによって前記製
氷皿に当たる風の量を調節し、製氷時間が短い製氷と、
比較的透明度の高い氷の製氷とを、用途によって使い分
けする事ができる。
【0030】また、前記離氷バーに前記離氷バーヒータ
ーを備え、前記離氷バーヒーターの上部には断熱部を施
し、製氷を行う時は前記離氷バーヒーターを加熱させる
事としたのである。
【0031】これにより、製氷を行う時、時間をかけて
前記製氷皿の底面から氷を成長させ、透明度の高い氷を
製氷する事ができる。
【0032】また、前記製氷皿の表面に撥水処理したの
である。これにより、離氷を行う時に、氷と前記製氷皿
との滑り性が向上し、氷の割れや前記製氷皿への氷残り
を生じる事なく、氷の離氷性を向上させる事ができる。
【0033】
【発明の実施の形態】本体内に区画した冷凍室と、冷凍
サイクルの圧縮機と、冷却器と、前記冷却器で冷却した
冷気を前記冷凍室内に強制送風する送風機と、前記冷凍
室内に設けた製氷皿と、前記製氷皿を加熱する離氷ヒー
ターと、前記製氷皿で製氷した氷を前記製氷皿から掻き
出す離氷バーと、前記離氷バーを駆動させる離氷バー駆
動装置と、前記離氷バー駆動装置と前記離氷ヒーターに
離氷信号を出力する演算処理装置から構成され、前記製
氷皿で製氷が完了した氷の表面を前記離氷ヒーターで融
解し、前記離氷バーで掻き出して離氷させる時は、前記
離氷バーを離氷動作中に一時停止し、その後前記離氷バ
ーを再駆動させて離氷を行わせる事としたものである。
【0034】これにより、離氷を行う時に前記離氷バー
を一時停止し、前記離氷ヒーターによって表面が融解し
た氷を再凍結させる為、氷表面が凍結した状態で離氷す
る事ができ、貯氷箱で氷を貯氷する時も氷同士が引っ付
かない氷を製氷する事となる。
【0035】また、離氷信号の出力により前記所定時間
の経過を計測するタイマー装置を備え、前記離氷バーの
動作開始より前記所定時間の経過後に前記離氷バーを再
駆動させて離氷を行わせる事としたものである。
【0036】これにより、離氷を行う時に前記離氷バー
が所定時間停止する為、前記離氷ヒーターによって表面
が融解した氷を効率良く再凍結させることができ、貯氷
箱で氷を貯氷する時も氷同士が引っ付かない氷を製氷す
る事となる。
【0037】また、前記製氷皿の温度を検知し前記演算
処理装置に離氷信号を出力する前記製氷皿の一部に設け
た温度検知手段を備え、前記製氷皿で製氷が完了した氷
の表面を前記離氷ヒーターで融解し、前記離氷バーで掻
き出して離氷させる時は、前記離氷バーを停止し、前記
温度検知手段によって前記製氷皿の温度が所定温度以下
になったのを確認した後、前記離氷バーを再駆動し、離
氷を行わせる事としたものである。
【0038】これにより、氷表面が確実に凍結した状態
で離氷させる事ができ、貯氷箱で氷を貯氷する時も氷同
士が引っ付かない氷を製氷する事となる。
【0039】また、前記送風機に対向して設けた前記製
氷皿に冷気を強制的に送風する前記製氷ファンと、前記
製氷ファンを駆動させる製氷ファン駆動装置を備え、前
記製氷皿で製氷が完了した氷の表面を前記離氷ヒーター
で融解し、前記離氷バーで掻き出して離氷させる時は、
前記離氷バーの一時停止中に前記製氷ファンを駆動させ
前記製氷皿に冷気を送り、その後前記離氷バーを再駆動
させて離氷を行わせる事としたものである。
【0040】これにより、前記製氷ファンを駆動させ
て、前記離氷ヒーターによって表面が融解した氷をより
短い時間で再凍結させる事ができる為に、より短い時間
で効率よく離氷が行え、貯氷箱で氷を貯氷する時も氷同
士が引っ付かない氷を製氷する事となる。
【0041】また、前記製氷皿で製氷が完了した氷の表
面を離氷ヒーターで融解し、前記離氷バーで掻き出して
離氷させる時は、前記離氷バーの位置時停止中に前記圧
縮機を駆動させ、その後前記離氷バーを再駆動させて離
氷を行わせる事としたものである。
【0042】これにより、前記圧縮機を駆動し、前記冷
凍室内温度を下げ、前記離氷ヒーターによって表面が融
解した氷をより短い時間で再凍結させる事ができる為
に、より短い時間で効率良く離氷が行え、貯氷箱で氷を
貯氷する時も氷同士が引っ付かない氷を製氷する事とな
る。
【0043】また、前記離氷バーの氷押し出し部が前記
製氷皿を冷却する冷気の風向に対して角度をつけ板状と
したものである。
【0044】これにより、製氷を行う時に前記製氷皿に
冷気の風が当たりやすくなるように風向きが変わる為
に、製氷時間を短くする事となる。
【0045】また、前記離氷バーが180度反転した状
態からも製氷できる事としたものである。
【0046】これにより、前記離氷バーによって前記製
氷皿に当たる風の量を調節し、製氷時間が短い製氷と、
比較的透明度の高い氷の製氷とを、用途によって使い分
けする事となる。
【0047】また、前記離氷バーに前記離氷バーヒータ
ーを備え、前記離氷バーヒーターの上部には断熱部を施
し、製氷を行う時は前記離氷バーヒーターを加熱させる
事としたものである。
【0048】これにより、製氷を行う時、時間をかけて
前記製氷皿の底面から氷を成長させ、透明度の高い氷を
製氷する事となる。
【0049】また、前記製氷皿の表面に撥水処理したも
のである。これにより、離氷を行う時に、氷と前記製氷
皿との滑り性が向上し、氷の割れや前記製氷皿への氷残
りを生じる事なく、氷の離氷性を向上させる事となる。
【0050】
【実施例】以下、本発明の冷蔵庫について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同一構成について
は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0051】(実施例1)図1は本発明の実施例1によ
る冷蔵庫の断面図である。
【0052】図1において、6は冷凍室、7は冷凍サイ
クルの圧縮機、8は冷凍サイクルの冷却器、9は冷却器
8で冷却した冷気を冷凍室6に強制送風する送風機であ
る。また、10は離氷バー駆動装置5と離氷ヒーター3
に信号を出力する演算処理装置である。
【0053】以上の様に構成された自動製氷装置につい
て、以下にその動作を示す。離氷を行う時における本実
施例の自動製氷装置の離氷バー4の動作図を図2に示
す。
【0054】製氷が完了した氷を離氷ヒーター3によっ
て融解し、離氷バー4を回転させて製氷皿2から離氷さ
せる時、離氷途中で離氷バー4を一時停止させ、離氷ヒ
ーター3によって表面が融解した氷を再凍結させ、その
後離氷動作を再開し、貯氷箱1に離氷が完了した氷を貯
氷する。
【0055】以上の様に本実施例の自動製氷装置は、製
氷皿2で製氷が完了した氷を離氷させる時は、離氷バー
4を離氷動作中に一時停止し、その後前記離氷バーを再
駆動させて離氷を行わせる為、氷表面が凍結した状態で
離氷する事ができ、貯氷箱1で氷を貯氷する時も氷同士
が引っ付かない氷を製氷することができる。
【0056】(実施例2)図3は、本発明の実施例1に
よる冷蔵庫の断面図である。図4は同実施例の冷蔵庫の
自動製氷装置の動作を示すフローチャートである。
【0057】図3,図4において、11はある所定時間
の経過を測定するタイマ装置である。
【0058】本実施例は、実施例2による自動製氷装置
に、タイマ装置11を設けたものである。
【0059】以上のように構成された自動製氷装置につ
いて、以下にその動作を図4のフローチャートをもとに
して説明する。
【0060】ステップ1で、製氷が完了した製氷皿2を
演算処理装置10から離氷ヒーター3に信号を出力して
加熱し、製氷皿2で製氷が完了した氷表面を融解する。
【0061】ステップ2では、設定時間が経過したかど
うかをタイマ装置11の信号から演算処理装置10を用
いて調べる。設定時間が経過していない場合は、ステッ
プ2の処理をくり返し行う。ステップ2で所定時間経過
したと判断した場合は、次のステップ3へ進む。
【0062】ステップ3では、演算処理装置10から離
氷ヒーター3に信号を出力して加熱するのを停止する。
【0063】ステップ4では、演算処理装置10から離
氷バー駆動装置5に信号を出力して、離氷バー4を回転
させ製氷皿2から氷を掻き出し始める。
【0064】ステップ5では、設定時間が経過したかど
うかをタイマ装置11の信号から演算処理装置10を用
いて調べる。設定時間が経過していない場合は、ステッ
プ5の処理をくり返し行う。ステップ5で所定時間経過
したと判断した場合は、次のステップ6へ進む。
【0065】ステップ6では、演算処理装置10から離
氷バー駆動装置5に信号を出力して、離氷バー4を停止
させ、離氷ヒーター3によって表面が融解した氷を凍結
させる。
【0066】ステップ7では、設定時間が経過したかど
うかをタイマ装置11の信号から演算処理装置10を用
いて調べる。設定時間が経過していない場合は、ステッ
プ7の処理をくり返し行う。ステップ7で所定時間経過
したと判断した場合は、次のステップ8へ進む。
【0067】ステップ8では、離氷バー駆動装置5に信
号を出力し、離氷バー4を再び駆動させ、表面が凍結し
た氷を製氷皿2から再び掻き出し始める。
【0068】ステップ9では、設定時間が経過したかど
うかをタイマ装置11の信号から演算処理装置10を用
いて調べる。設定時間が経過していない場合は、ステッ
プ9の処理をくり返し行う。ステップ9で所定時間経過
したと判断した場合は、次のステップ10へ進む。
【0069】ステップ10では、離氷バー駆動装置5に
信号を出力し、離氷バー4を停止させる。氷表面は凍結
した状態で、製氷皿2から離氷され、貯氷箱1に貯氷さ
せる。
【0070】請求項1では、離氷を行う時に、離氷バー
4を一旦停止させるだけであり、氷表面が再凍結する時
間以下で離氷してしまう問題があった。
【0071】しかしながら、以上の様に本実施例の自動
製氷装置は、離氷バー4をタイマ装置11によって、氷
表面が凍結する時間以上の所定時間離氷バー4を停止さ
せるため、離氷ヒーター3によって表面が融解した氷を
効率良く再凍結させることができる。
【0072】(実施例3)図5は、本発明の実施例3に
よる冷蔵庫のブロック図である。図6は同実施例の冷蔵
庫の自動製氷装置の動作を示すフローチャートである。
【0073】図4において、12は製氷皿2の温度を測
定する温度検知手段である。本実施例は、実施例1によ
る自動製氷装置に、温度検知手段12を設けたものであ
る。
【0074】以上のように構成された自動製氷装置につ
いて、以下にその動作を図5のフローチャートをもとに
して説明する。
【0075】ステップ1で、製氷が完了した製氷皿2を
演算処理装置10から離氷ヒーター3に信号を出力して
加熱し、製氷皿2で製氷が完了した氷表面を融解する。
【0076】ステップ2では、設定時間が経過したかど
うかをタイマ装置11の信号から演算処理装置10を用
いて調べる。設定時間が経過していない場合は、ステッ
プ2の処理をくり返し行う。ステップ2で所定時間経過
したと判断した場合は、次のステップ3へ進む。
【0077】ステップ3では、演算処理装置10から離
氷ヒーター3に信号を出力して加熱するのを停止する。
【0078】ステップ4では、演算処理装置10から離
氷バー駆動装置5に信号を出力して、離氷バー4を回転
させ製氷皿2から氷を掻き出し始める。
【0079】ステップ5では、設定時間が経過したかど
うかをタイマ装置11の信号から演算処理装置10を用
いて調べる。設定時間が経過していない場合は、ステッ
プ5の処理をくり返し行う。ステップ5で所定時間経過
したと判断した場合は、次のステップ6へ進む。
【0080】ステップ6では、演算処理装置10から離
氷バー駆動装置5に信号を出力して、離氷バー4を停止
させ、離氷ヒーター3によって表面が融解した氷を凍結
させる。
【0081】ステップ7では、製氷皿2が所定の温度で
あるかどうかを温度検知手段12を用いて調べる。所定
の温度でない場合は、ステップ7の処理を繰り返し行
う。ステップ7で所定の温度であると判断した場合は、
次のステップ8に進む。
【0082】ステップ8では、離氷バー駆動装置5に信
号を出力し、離氷バー4を再び駆動させ、表面が凍結し
た氷を製氷皿2から再び掻き出し始める。
【0083】ステップ9では、設定時間が経過したかど
うかをタイマ装置11の信号から演算処理装置10を用
いて調べる。設定時間が経過していない場合は、ステッ
プ9の処理をくり返し行う。ステップ9で所定時間経過
したと判断した場合は、次のステップ10へ進む。
【0084】ステップ10では、離氷バー駆動装置5に
信号を出力し、離氷バー4を停止させる。氷表面は凍結
した状態で、製氷皿2から離氷され、貯氷箱1に貯氷さ
せる。
【0085】請求項1では、離氷を行う時に離氷バー4
が所定時間停止し、離氷ヒーター3によって表面が融解
した氷を再凍結させた後、離氷動作を再開させ離氷を行
っていたが、氷表面が完全に凍結したかの確認が行えて
いない為、融解したままの状態で離氷してしまう問題が
あった。
【0086】しかしながら、以上の様に本実施例の自動
製氷装置は、温度検知手段12を用いて製氷皿温度が氷
の凍結温度である事を確認してから離氷動作を再開させ
る為、氷表面が完全に凍結した状態で離氷を完了させる
事ができる。
【0087】(実施例4)図7は、本発明の実施例4に
よる冷蔵庫のブロック図である。図8は同実施例の冷蔵
庫の自動製氷装置の動作を示すフローチャートである。
【0088】図7において、13は製氷ファンであり、
14は製氷ファンを駆動させる製氷ファン駆動装置であ
る。
【0089】本実施例は、実施例4による自動製氷装置
に、さらに製氷ファン13と、製氷ファン駆動装置14
を設けたものである。
【0090】以上のように構成された自動製氷装置につ
いて、以下にその動作を図7のフローチャートをもとに
して説明する。
【0091】ステップ1で、製氷が完了した製氷皿2を
演算処理装置10から離氷ヒーター3に信号を出力して
加熱し、製氷皿2で製氷が完了した氷表面を融解する。
【0092】ステップ2では、設定時間が経過したかど
うかをタイマ装置11の信号から演算処理装置10を用
いて調べる。設定時間が経過していない場合は、ステッ
プ2の処理をくり返し行う。ステップ2で所定時間経過
したと判断した場合は、次のステップ3へ進む。
【0093】ステップ3では、演算処理装置10から離
氷ヒーター3に信号を出力して加熱するのを停止する。
【0094】ステップ4では、演算処理装置10から離
氷バー駆動装置5に信号を出力して、離氷バー4を回転
させ製氷皿2から氷を掻き出し始める。
【0095】ステップ5では、設定時間が経過したかど
うかをタイマ装置11の信号から演算処理装置10を用
いて調べる。設定時間が経過していない場合は、ステッ
プ5の処理をくり返し行う。ステップ5で所定時間経過
したと判断した場合は、次のステップ6へ進む。
【0096】ステップ6では、演算処理装置10から離
氷バー駆動装置5に信号を出力して、離氷バー4を停止
させ、離氷ヒーター3によって表面が融解した氷を凍結
させる。
【0097】ステップ7では、演算処理装置10から製
氷ファン駆動装置14に信号を出力し、製氷ファン13
を回転させる。
【0098】ステップ8では、設定時間が経過したかど
うかをタイマ装置11の信号から演算処理装置10を用
いて調べる。設定時間が経過していない場合は、ステッ
プ8の処理をくり返し行う。ステップ8で所定時間経過
したと判断した場合は、次のステップ9へ進む。
【0099】ステップ9では、演算処理装置10から製
氷ファン駆動装置14に信号を出力し、製氷ファン13
を停止させる。
【0100】ステップ10では、離氷バー駆動装置5に
信号を出力し、離氷バー4を再び駆動させ、表面が凍結
した氷を製氷皿2から再び掻き出し始める。
【0101】ステップ11では、設定時間が経過したか
どうかをタイマ装置11の信号から演算処理装置10を
用いて調べる。設定時間が経過していない場合は、ステ
ップ11の処理をくり返し行う。ステップ11で所定時
間経過したと判断した場合は、次のステップ12へ進
む。
【0102】ステップ12では、離氷バー駆動装置5に
信号を出力し、離氷バー4を停止させる。氷表面は凍結
した状態で、製氷皿2から離氷され、貯氷箱1に貯氷さ
せる。
【0103】請求項1では、離氷を行う時に離氷バー4
が所定時間停止し、離氷ヒーター3によって表面が融解
した氷を再凍結させた後、離氷動作を再開させ離氷を行
っていたが、離氷バー4を一旦停止させるだけであり、
表面が融解した氷が再凍結する時間が長くなってしまう
問題があった。
【0104】しかしながら、以上の様に本実施例の自動
製氷装置は、離氷バー4を一旦停止させる時に同時に製
氷ファン13を駆動させ氷表面に冷気を強制送風するの
で、氷表面が凍結する時間を短くする事ができる。
【0105】(実施例5)図9は、本発明の実施例5に
よる冷蔵庫のブロック図である。図10は同実施例の冷
蔵庫の自動製氷装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【0106】本実施例は、実施例1乃至3のように構成
された冷蔵庫の自動製氷装置と同一の構造である。
【0107】以上のように構成された自動製氷装置につ
いて、以下にその動作を図10のフローチャートをもと
にして説明する。
【0108】ステップ1で、製氷が完了した製氷皿2を
演算処理装置10から離氷ヒーター3に信号を出力して
加熱し、製氷皿2で製氷が完了した氷表面を融解する。
【0109】ステップ2では、設定時間が経過したかど
うかをタイマ装置11の信号から演算処理装置10を用
いて調べる。設定時間が経過していない場合は、ステッ
プ2の処理をくり返し行う。ステップ2で所定時間経過
したと判断した場合は、次のステップ3へ進む。
【0110】ステップ3では、演算処理装置10から離
氷ヒーター3に信号を出力して加熱するのを停止する。
【0111】ステップ4では、演算処理装置10から離
氷バー駆動装置5に信号を出力して、離氷バー4を回転
させ製氷皿2から氷を掻き出し始める。
【0112】ステップ5では、設定時間が経過したかど
うかをタイマ装置11の信号から演算処理装置10を用
いて調べる。設定時間が経過していない場合は、ステッ
プ5の処理をくり返し行う。ステップ5で所定時間経過
したと判断した場合は、次のステップ6へ進む。
【0113】ステップ6では、演算処理装置10から離
氷バー駆動装置5に信号を出力して、離氷バー4を停止
させ、離氷ヒーター3によって表面が融解した氷を凍結
させる。
【0114】ステップ7では、演算処理装置10から圧
縮機7に信号を出力し、圧縮機7を運転させる。
【0115】ステップ8では、設定時間が経過したかど
うかをタイマ装置11の信号から演算処理装置10を用
いて調べる。設定時間が経過していない場合は、ステッ
プ8の処理をくり返し行う。ステップ8で所定時間経過
したと判断した場合は、次のステップ9へ進む。
【0116】ステップ9では、演算処理装置10から圧
縮機7に信号を出力し、圧縮機7の運転を停止する。
【0117】ステップ10では、離氷バー駆動装置5に
信号を出力し、離氷バー4を再び駆動させ、表面が凍結
した氷を製氷皿2から再び掻き出し始める。
【0118】ステップ11では、設定時間が経過したか
どうかをタイマ装置11の信号から演算処理装置10を
用いて調べる。設定時間が経過していない場合は、ステ
ップ11の処理をくり返し行う。ステップ11で所定時
間経過したと判断した場合は、次のステップ12へ進
む。
【0119】ステップ12では、離氷バー駆動装置5に
信号を出力し、離氷バー4を停止させる。氷表面は凍結
した状態で、製氷皿2から離氷され、貯氷箱1に貯氷さ
せる。
【0120】請求項1または4では、離氷を行う時に離
氷バー4が所定時間停止し、離氷ヒーター3によって表
面が融解した氷を再凍結させた後、離氷動作を再開させ
離氷を行っていたが、離氷バー4を一旦停止させ、製氷
ファン13を回転させるだけであり、冷凍室6の温度を
下げていない為、氷表面温度が下がらず、融解した氷が
再凍結する時間が長くなってしまう問題があった。
【0121】しかしながら、以上の様に本実施例の自動
製氷装置は、離氷バー4を一旦停止させる時に同時に圧
縮機7を駆動させ、冷凍室6の温度を下げて、氷表面温
度を下げさせるので、氷表面の凍結時間を短くする事が
できる。
【0122】(実施例6)図11は、本発明の実施例6
による自動製氷装置の断面図である。
【0123】図11において4aは離氷バー4の氷押し
出し部であり、冷気が氷押出し部4aによって風向を変
え、製氷皿2に冷気が当たりやすい様に角度をつけた形
状としたものである。
【0124】以上のように構成された自動製氷装置にお
いて、以下にその動作を示す。製氷皿2に水を貯水して
冷気を製氷皿2に吹き付け製氷を行うが、離氷バー4の
氷押出し部4aが板状であり、さらに製氷皿2に対して
角度を設けてある為、冷気が氷押出し部4aによって製
氷皿2の方向に風向を変え、製氷皿2で製氷されている
氷に冷気が当たりやすくなる。これによって、製氷皿2
で製氷を行う時間が短縮される。
【0125】請求項1または4または5の自動製氷装置
では、離氷バー4の前記氷押し出し部の構造が、製氷す
る時に製氷皿2の表面に冷気が当たりやすい様に角度が
設けられていない為、製氷を行う時、製氷時間が長くな
るという問題があった。
【0126】しかしながら、以上の様に本実施例の自動
製氷装置は、前記氷押し出し部を板状とし、製氷皿2に
冷気が当たりやすい様に風向を変える様に角度をつけた
形状としたので、製氷時間を短くする事ができる。
【0127】(実施例7)図12,図13は、本発明の
実施例7による自動製氷装置の断面図である。
【0128】本実施例は、実施例1乃至5のように構成
された冷蔵庫の自動製氷装置と同一の構造である。
【0129】離氷バー4の前記氷押し出し部は板状とし
たものであり、冷気が氷押出し部4aによって風向を変
え製氷皿2に冷気が当たりやすい様に角度をつけた形状
としたものであり、離氷バー4が180度回転した状態
からも製氷できる事としたものである。
【0130】以上のように構成された自動製氷装置にお
いて、以下にその動作を示す。製氷皿2に水を貯水して
冷気を製氷皿2に吹き付け製氷を行うが、離氷バー4の
氷押出し部4aが板状であり、さらに製氷皿2に対して
角度を設けてある為、冷気が氷押出し部4aによって製
氷皿2にあたりやすい様に風向を変え、製氷皿2で製氷
されている氷に冷気がさらに当たりやすくなる。これに
よって、製氷皿2で製氷を行う時間が短縮される。さら
に、離氷バー4が180度回転した状態からも製氷を行
う事ができるため、冷気が氷押出し部4aによって製氷
皿2に当たりにくい様に風向きを変え、製氷皿2で製氷
されている氷から冷気があたりにくくなる。これによっ
て、製氷皿2で製氷を行う時間が長くなるため、氷の成
長が遅くなり、比較的透明度の高い氷を製氷する事がで
きる。以上のように、離氷バー4の位置によって、製氷
する時間を短くすることと、製氷時間を長くして比較的
透明度の高い氷を製氷する事の2種類の氷を用途によっ
て使い分けできる。
【0131】請求項6の自動製氷装置では、離氷バー4
の前記氷押し出し部の構造が、氷を掻き出す事にのみ配
慮されている為に、製氷皿2に冷気の風が当たりやすく
なるように風向きを変え、製氷時間を短くする事ができ
ないといった問題と、製氷皿2に冷気の風が当たりにく
くなるように風向きを変え、製氷時間をさらに長くし氷
の成長時間を遅くさせ、比較的透明度の高い氷が製氷で
きないといった問題があった。
【0132】しかしながら、以上の様に本実施例の自動
製氷装置は、離氷バー4の前記氷押出し部を板状とし、
前記氷押し出し部の板の角度を前記製氷皿を冷却する冷
気の風向に対して角度をつけた形状とし、さらに、離氷
バー4が180度回転した状態からも製氷できる事とし
た為、製氷皿2に当たる風の量を離氷バー4の位置によ
って調節し、製氷時間が短い製氷と、製氷時間を遅くさ
せ比較的透明度の高い氷の製氷の2種類が製氷でき、用
途によって使い分けする事ができる。
【0133】(実施例8)図14は、本発明の実施例8
による自動製氷装置の断面図である。
【0134】図14において、15は離氷バーヒーター
である。本実施例は、実施例1乃至6による自動製氷装
置に、さらに離氷バーヒーター15を設けたものであ
る。
【0135】離氷バー4に離氷バーヒーター15を備
え、製氷を行う時は離氷バーヒーター15を昇温する事
としたものである。
【0136】以上のように構成された自動製氷装置にお
いて、以下にその動作を示す。製氷皿2で製氷を行う
時、離氷バーヒーター15を昇温させながら行う。これ
によって、氷が製氷皿2の底面から時間をかけて成長
し、透明度の高い氷を製氷することができる。
【0137】請求項1または4または5または7の自動
製氷装置では、離氷バー4に離氷バーヒーター15が備
えていない為、製氷時間を遅くさせ、透明度の高い氷を
製氷できないといった問題があった。
【0138】しかしながら、以上の様に本実施例の自動
製氷装置は、前記離氷バー4に離氷バーヒーター15を
備え、製氷を行う時は離氷バーヒーター15を昇温する
事とした為、製氷時間を遅くし、透明度の高い氷を製氷
する事ができる。
【0139】(実施例9)図15は、本発明の実施例9
による自動製氷装置の断面図である。
【0140】本実施例は、実施例1乃至7のように構成
された冷蔵庫の自動製氷装置と同一の構造である。
【0141】製氷皿2の表面は、撥水処理を施してお
り、製氷が完了した氷を離氷バー4で掻き出し離氷を行
う時に、氷と製氷皿2との間の滑り性が向上する事とな
る。
【0142】また、製氷皿2の撥水処理材としては、フ
ッ素樹脂加工を施す事が、コストが安く押えられる点か
ら好ましい。
【0143】請求項1または4乃至8のいずれかの自動
製氷装置では、製氷皿2表面を撥水処理していない為、
離氷バー4で製氷皿2から氷を掻き出して離氷を行う
時、氷と製氷皿2との間に抵抗が生じ、氷の割れや製氷
皿2への氷残りがあるという問題があった。
【0144】しかしながら、以上の様に製氷皿2の表面
に撥水処理を施す事としたので、離氷を行う時に、氷と
前記製氷皿との滑り性が向上し、氷の割れや前記製氷皿
への氷残りを生じる事なく氷の離氷性を向上させる事が
できる。
【0145】
【発明の効果】この目的を達成するために本発明は、本
体内に区画した冷凍室と、冷凍サイクルの圧縮機と、冷
凍サイクルの冷却器と、前記冷却器で冷却した冷気を前
記冷凍室内に強制送風する送風機と、前記冷凍室内に設
けた前記製氷皿と、前記製氷皿を加熱する離氷ヒーター
と、前記製氷皿で製氷した氷を前記製氷皿から掻き出す
離氷バーと、前記離氷バーを駆動させる離氷バー駆動装
置と、前記離氷バー駆動装置と前記離氷ヒーターに信号
を出力する演算処理装置と、ある所定時間の経過を測定
するタイマ装置から構成され、前記製氷皿で製氷が完了
した氷の表面を前記離氷ヒーターで融解し、前記離氷バ
ーで掻き出して離氷させる時は、前記離氷バーを離氷動
作中に一時停止し、その後前記離氷バーを再駆動させて
離氷を行わせる事としたので、離氷を行う時に前記離氷
バーを一時停止し、前記離氷ヒーターによって表面が融
解した氷を再凍結させる為、氷表面が凍結した状態で離
氷する事ができ、前記貯氷箱で氷を貯氷する時も氷同士
が引っ付かない氷を製氷する事ができる。
【0146】また、離氷信号の出力により所定時間の経
過を計測するタイマー装置を備え、前記離氷バーの動作
開始より前記所定時間の経過後に前記離氷バーを再駆動
させて離氷を行わせる事としたので、離氷を行う時に前
記離氷バーが所定時間停止する為、前記離氷ヒーターに
よって表面が融解した氷を効率良く再凍結させることが
でき、前記貯氷箱で氷を貯氷する時も氷同士が引っ付か
ない氷を製氷する事ができる。
【0147】また、前記製氷皿の温度を検知し前記演算
処理装置に離氷信号を出力する前記製氷皿の一部に設け
た温度検知手段を備え、前記製氷皿で製氷が完了した氷
の表面を前記離氷ヒーターで融解し、前記離氷バーで掻
き出して離氷させる時は、前記離氷バーを停止し、前記
温度検知手段によって前記製氷皿の温度が所定温度以下
になったのを確認した後、前記離氷バーを再駆動し、離
氷を行わせる事としたので、氷表面が確実に凍結した状
態で離氷させる事ができ、前記貯氷箱で氷を貯氷する時
も氷同士が引っ付かない氷を製氷する事ができる。
【0148】また、前記送風機に対向して設けた前記製
氷皿に冷気を強制的に送風する前記製氷ファンと、前記
製氷ファンを駆動させる製氷ファン駆動装置を備え、前
記製氷皿で製氷が完了した氷の表面を前記離氷ヒーター
で融解し、前記離氷バーで掻き出して離氷させる時は、
前記離氷バーの一時停止中に前記製氷ファンを駆動させ
前記製氷皿に冷気を送り、その後前記離氷バーを再駆動
させて離氷を行わせる事としたので、前記製氷ファンを
駆動させて、前記離氷ヒーターによって表面が融解した
氷をより短い時間で再凍結させる事ができる為に、より
短い時間で効率よく離氷が行え、前記貯氷箱で氷を貯氷
する時も氷同士が引っ付かない氷を製氷する事ができ
る。
【0149】また、前記製氷皿で製氷が完了した氷の表
面を離氷ヒーターで融解し、前記離氷バーで掻き出して
離氷させる時は、前記離氷バーの位置時停止中に前記圧
縮機を駆動させ、その後前記離氷バーを再駆動させて離
氷を行わせる事としたので、離氷を行う時に前記離氷バ
ーが所定時間停止し、さらに前記圧縮機を駆動させて前
記冷凍室内温度を下げて前記離氷ヒーターによって表面
が融解した氷を、より短い時間で再凍結させる事ができ
る為に、より短い時間で効率良く離氷が行え、前記貯氷
箱で氷を貯氷する時も氷同士が引っ付かない氷を製氷す
る事ができる。
【0150】また、前記離氷バーの氷押し出し部が前記
製氷皿を冷却する冷気の風向に対して角度をつけ板状と
したので、前記離氷バーの前記氷押し出し部の構造が、
製氷を行う時に前記製氷皿に冷気の風が当たりやすくな
るように風向きが変わる為に、製氷時間を短くする事が
できる。
【0151】また、前記離氷バーが180度反転した状
態からも製氷できたので、前記離氷バーによって前記製
氷皿に当たる風の量を調節し、製氷時間が短い製氷と、
比較的透明度の高い氷の製氷とを、用途によって使い分
けする事ができる。
【0152】また、前記離氷バーに前記離氷バーヒータ
ーを備え、前記離氷バーヒーターの上部には断熱部を施
し、製氷を行う時は前記離氷バーヒーターを加熱させる
事としたので、製氷を行う時、時間をかけて前記製氷皿
の底面から氷を成長させ、透明度の高い氷を製氷する事
ができる。
【0153】また、前記製氷皿の表面に撥水処理したの
で、離氷を行う時に、氷と前記製氷皿との滑り性が向上
し、氷の割れや前記製氷皿への氷残りを生じる事なく、
氷の離氷性を向上させる事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の自動製氷装置の実施例1
の断面図
【図2】同実施例の自動製氷装置の離氷時の動作図
【図3】本発明による冷蔵庫の自動製氷装置の実施例2
の断面図
【図4】同実施例の冷蔵庫の自動製氷装置の動作を示す
フローチャート
【図5】本発明による冷蔵庫の自動製氷装置の実施例3
の断面図
【図6】同実施例の冷蔵庫の自動製氷装置の動作を示す
フローチャート
【図7】本発明による冷蔵庫の自動製氷装置の実施例4
の断面図
【図8】同実施例の冷蔵庫の自動製氷装置の動作を示す
フローチャート
【図9】本発明による冷蔵庫の自動製氷装置の実施例5
の断面図
【図10】同実施例の冷蔵庫の自動製氷装置の動作を示
すフローチャート
【図11】本発明による冷蔵庫の自動製氷装置の実施例
6の断面図
【図12】本発明による冷蔵庫の自動製氷装置の実施例
7の断面図
【図13】同実施例による自動製氷装置の断面図
【図14】本発明による冷蔵庫の自動製氷装置の実施例
8の断面図
【図15】本発明による冷蔵庫の自動製氷装置の実施例
9の断面図
【図16】従来の冷蔵庫の自動製氷装置の斜視図
【図17】従来の冷蔵庫の自動製氷装置の離氷時の動作
【符号の説明】
2 製氷皿 3 離氷ヒーター 4 離氷バー 4a 氷押出し部 5 離氷バー駆動装置 6 冷凍室 7 圧縮機 8 冷却器 9 送風機 10 演算処理装置 11 タイマ装置 12 温度検知手段 13 製氷ファン 14 製氷ファン駆動装置 15 離氷バーヒーター

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体内に区画した冷凍室と、冷凍サイクル
    の圧縮機と、冷却器と、前記冷却器で冷却した冷気を前
    記冷凍室内に強制送風する送風機と、前記冷凍室内に設
    けた製氷皿と、前記製氷皿を加熱する離氷ヒーターと、
    前記製氷皿で製氷した氷を前記製氷皿から掻き出す離氷
    バーと、前記離氷バーを駆動させる離氷バー駆動装置
    と、前記離氷バー駆動装置と前記離氷ヒーターに離氷信
    号を出力する演算処理装置から構成され、前記製氷皿で
    製氷が完了した氷の表面を前記離氷ヒーターで融解し、
    前記離氷バーで掻き出して離氷させる時は、前記離氷バ
    ーを離氷動作中に一時停止し、その後前記離氷バーを再
    駆動させて離氷を行わせる自動製氷装置を備えた冷蔵
    庫。
  2. 【請求項2】離氷信号の出力により所定時間の経過を計
    測するタイマー装置を備え、離氷バーの動作開始より前
    記所定時間の経過後に離氷バーを再駆動させて離氷を行
    わせる自動製氷装置を備えた請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】製氷皿の温度を検知し演算処理装置に離氷
    信号を出力する前記製氷皿の一部に設けた温度検知手段
    を備え、前記製氷皿で製氷が完了した氷の表面を離氷ヒ
    ーターで融解し、離氷バーで掻き出して離氷させる時
    は、前記離氷バーを停止し、前記温度検知手段によって
    前記製氷皿の温度が所定温度以下になったのを確認した
    後、前記離氷バーを再駆動し、離氷を行わせる自動製氷
    装置を備えた請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】送風機に対向して設けた製氷皿に冷気を強
    制的に送風する製氷ファンと、前記製氷ファンを駆動さ
    せる製氷ファン駆動装置を備え、前記製氷皿で製氷が完
    了した氷の表面を前記離氷ヒーターで融解し、前記離氷
    バーで掻き出して離氷させる時は、前記離氷バーの一時
    停止中に前記製氷ファンを駆動させ前記製氷皿に冷気を
    送り、その後前記離氷バーを再駆動させて離氷を行わせ
    る自動製氷装置を備えた請求項1記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】製氷皿で製氷が完了した氷の表面を離氷ヒ
    ーターで融解し、離氷バーで掻き出して離氷させる時
    は、前記離氷バーの位置時停止中に圧縮機を駆動させ、
    その後前記離氷バーを再駆動させて離氷を行わせる自動
    製氷装置を備えた請求項1記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】離氷バーの氷押し出し部が製氷皿を冷却す
    る冷気の風向に対して角度をつけ板状とした自動製氷装
    置を備えた請求項1または4に記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】離氷バーが180度反転した状態からも製
    氷できる自動製氷装置を備えた請求項6記載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】離氷バーに離氷バーヒーターを備え、前記
    離氷バーヒーターの上部には断熱部を施し、製氷を行う
    時は前記離氷バーヒーターを加熱させる自動製氷装置を
    備えた請求項1または4または5または7記載の冷蔵
    庫。
  9. 【請求項9】製氷皿の表面に撥水処理した自動製氷装置
    を備えた請求項1または4乃至7のいずれかに記載の冷
    蔵庫。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006098061A1 (ja) * 2005-03-17 2006-09-21 Sharp Kabushiki Kaisha 製氷装置及び製氷装置を備えた冷蔵庫
JP2013234810A (ja) * 2012-05-10 2013-11-21 Panasonic Corp 製氷装置および冷蔵庫
WO2018163332A1 (ja) * 2017-03-08 2018-09-13 三菱電機株式会社 自動製氷機及び冷凍冷蔵庫

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