JPH08261629A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH08261629A
JPH08261629A JP6928195A JP6928195A JPH08261629A JP H08261629 A JPH08261629 A JP H08261629A JP 6928195 A JP6928195 A JP 6928195A JP 6928195 A JP6928195 A JP 6928195A JP H08261629 A JPH08261629 A JP H08261629A
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JP
Japan
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defrosting
temperature
defrosting operation
refrigerator
determining
Prior art date
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Pending
Application number
JP6928195A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Tanaka
浩 田中
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH08261629A publication Critical patent/JPH08261629A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/02Sensors detecting door opening

Landscapes

  • Defrosting Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 除霜運転を着霜の多少に応じて最適に実行す
るようにして、除霜ヒータの無駄な通電を無くし、消費
電力を節約する。 【構成】 本発明の冷蔵庫は、冷却器またはその近傍の
温度を検知する除霜用温度センサと、この除霜用温度セ
ンサにより検知された検知温度が除霜終了判定用の設定
温度に達したときに除霜運転を終了する制御回路装置と
を備えて成るものにおいて、制御回路装置は、除霜運転
が終了した後、次の除霜運転が開始されるまでに扉の開
閉操作が1回もなかったときに、除霜終了判定用の設定
温度を低く設定するように構成したものである。これに
より、着霜が少ないときには、除霜時間が短くなり、節
電することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却器に付着した霜を
除去する除霜運転を自動的に実行する機能を有する冷蔵
庫に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の冷蔵庫においては、コンプレッ
サの運転時間を積算し、この積算時間が予め決めた設定
時間(具体的には、5〜10時間の適当な時間である例
えば8時間)に達したときに、除霜ヒータに通電開始し
て除霜運転を開始するように構成されている。そして、
除霜運転中においては、除霜ヒータにより冷却器が加熱
されて該冷却器に着いた霜が溶融されるようになり、除
霜が進行する。この構成の場合、冷却器の近傍である例
えばアキュームレータに温度センサを配設しており、こ
の温度センサにより検知した検知温度が除霜終了判定用
の設定温度(例えば13℃)に達したときに除霜ヒータ
を断電して除霜運転を終了するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、着
霜が多い場合や着霜状態が除霜し難い状態である場合で
も、除霜運転を終了したときに霜を全て除去しているよ
うにするために、除霜終了判定用の設定温度を高めに設
定して、除霜運転を長めに実行するように構成してい
る。このため、着霜が少ない場合には、霜を全て除去し
た後も除霜運転をしばらく続ける構成となっており、除
霜ヒータを無駄に通電していた。従って、冷蔵庫の消費
電力が多くなってしまうという欠点があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、除霜運転を着霜
の多少に応じて最適に実行するようにして、除霜ヒータ
の無駄な通電を無くし、消費電力を節約することができ
る冷蔵庫を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫は、冷却
器またはその近傍の温度を検知する温度センサと、この
温度センサにより検知された検知温度が除霜終了判定用
の設定温度に達したときに除霜運転を終了する除霜制御
手段とを備えて成る冷蔵庫において、前記除霜制御手段
は、除霜運転が終了した後、次の除霜運転が開始される
までに扉の開閉操作が1回もなかったときに、前記除霜
終了判定用の設定温度を低く設定するところに特徴を有
する。
【0006】また、上記構成の場合、除霜制御手段は、
除霜終了判定用の設定温度を低く設定した除霜運転を1
回または複数回連続して実行した後は、次の除霜運転が
開始されるまでに扉の開閉操作が1回もなくても、前記
除霜終了判定用の設定温度を元に戻すように構成するこ
とが好ましい。更に、前回の除霜運転の開始から終了ま
でに要した除霜時間が設定時間以内であるときだけ、除
霜制御手段は、除霜運転が終了した後、次の除霜運転が
開始されるまでに扉の開閉操作が1回もなかったとき
に、前記除霜終了判定用の設定温度を低く設定するよう
に構成することも良い構成である。
【0007】一方、本発明の他の冷蔵庫は、冷却器また
はその近傍の温度を検知する温度センサと、この温度セ
ンサにより検知された検知温度が除霜終了判定用の設定
温度に達したときに除霜運転を終了する除霜制御手段と
を備えて成る冷蔵庫において、前記除霜制御手段は、除
霜運転が終了した後、次の除霜運転が開始されるまでの
期間における庫内温度の上昇幅が設定値以下であったと
きに、前記除霜終了判定用の設定温度を低く設定すると
ころに特徴を有するものである。
【0008】また、上記構成の場合、除霜制御手段は、
除霜運転が終了した後、次の除霜運転が開始されるまで
に、扉の開閉操作が1回もなく、しかも、庫内温度の上
昇幅が設定値以下であったときに、前記除霜終了判定用
の設定温度を低く設定するように構成することが好まし
い。
【0009】
【作用】除霜運転が終了した後、次の除霜運転が開始さ
れるまでに扉の開閉操作が1回もなかった場合は、冷却
器への着霜が少ないことが経験的(実験的)にわかって
いる。そこで、このような場合には、除霜運転の終了時
期を早くするように構成すれば、霜を全て除去しながら
節電することができる。本発明は、この点に着目してな
されたものである。
【0010】即ち、上記手段によれば、除霜運転が終了
した後、次の除霜運転が開始されるまでに扉の開閉操作
が1回もなかったときには、除霜終了判定用の設定温度
を低く設定する構成としたので、着霜が少ない場合に
は、除霜運転が早く終了するようになる。これにより、
着霜が少ない場合には、除霜ヒータの無駄な通電を無く
すことができるから、節電することができる。尚、着霜
が普通の量の場合、即ち、上記扉の開閉操作が1回以上
行われた場合には、除霜終了判定用の設定温度を低くし
ないから、除霜運転が通常通り実行される。
【0011】ところで、上記構成の場合、除霜終了判定
用の設定温度を低く設定した除霜運転を1回または複数
回連続して実行した場合、除霜運転終了が早くなるか
ら、何等かの原因で霜が多かったようなときには、霜が
残ってしまうことが考えられる。これに対して、除霜終
了判定用の設定温度を低く設定した除霜運転を1回また
は複数回連続して実行した後は、次の除霜運転が開始さ
れるまでに扉の開閉操作が1回もなくても、除霜終了判
定用の設定温度を元に戻すように構成すると、万一霜が
残ってしまった場合にも、次の除霜運転において確実に
除霜することができる。
【0012】更に、前回の除霜運転の開始から終了まで
に要した除霜時間が設定時間以内であるときだけ、除霜
運転が終了した後、次の除霜運転が開始されるまでに扉
の開閉操作が1回もなかったときに、除霜終了判定用の
設定温度を低く設定するように構成すると、着霜が少な
いことを一層正確に判定することができ、この判定をし
たときに除霜終了判定用の設定温度を低くする除霜運転
を実行することができる。
【0013】一方、着霜が少ない場合として、除霜運転
が終了した後、次の除霜運転が開始されるまでの期間に
おける庫内温度の上昇幅が設定値以下であった場合があ
ることを、本発明者は実験により発見した。そこで、除
霜運転が終了した後、次の除霜運転が開始されるまでに
おける庫内温度の上昇幅が設定値以下であったときに、
除霜終了判定用の設定温度を低く設定する構成として、
着霜が少ない場合に、除霜運転が早く終了するように構
成した。この構成によっても、除霜ヒータの無駄な通電
を無くし得、節電することができる。
【0014】また、除霜運転が終了した後、次の除霜運
転が開始されるまでに、扉の開閉操作が1回もなく、し
かも、庫内温度の上昇幅が設定値以下であったときに、
除霜終了判定用の設定温度を低く設定するように構成す
ると、着霜が少ないことをより一層正確に判定すること
ができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図1
ないし図3を参照しながら説明する。まず、冷蔵庫の全
体構成を示す図2において、冷蔵庫本体1内の上部に
は、観音開き式のドア2a、2bにより開閉される冷蔵
室2が設けられている。この冷蔵室2の下部には、引き
出し式のドア3aにより開閉される製氷室3と、引き出
し式のドア4aにより開閉される冷凍室4とが並べて設
けられている。そして、これら製氷室3及び冷凍室4の
下部には、引き出し式のドア5aにより開閉される冷凍
室5が設けられ、更にこの冷凍室5の下部に、引き出し
式のドア6aにより開閉される野菜室6が設けられてい
る。尚、上記製氷室3内には自動製氷装置(図示しな
い)が配設され、冷蔵室2内には上記自動製氷装置の製
氷皿へ一定量の水を給水する給水装置(図示しない)が
配設されている。
【0016】また、図3は上記冷蔵庫の電気的構成を機
能ブロックの組み合わせにて概略的に示す図であり、以
下この図3に従って冷蔵庫の電気的構成を説明する。上
記図3において、制御回路装置7は、マイクロコンピュ
ータ等を含んで構成されており、冷蔵庫の冷却運転全般
を制御する機能を有していると共に、そのための制御プ
ログラムを記憶している。この制御回路装置7が除霜制
御手段としての機能を有している。
【0017】上記制御回路装置7は、冷凍室4、5内の
温度を検知する冷凍室用温度センサ8からの温度検知信
号、冷蔵室2内の温度を検知する冷蔵室用温度センサ9
からの温度検知信号、除霜運転の終了時期を判定するた
めの除霜用温度センサ10からの温度検知信号及び各扉
2a、2b、3a、4a、5a、6aの各開閉状態を検
知する各扉スイッチ11からのスイッチ信号を受けるよ
うに構成されている。ここで、上記除霜用温度センサ1
0は、冷蔵庫の庫内を冷却する冷却器(図示しない)の
一部分または上記冷却器の例えば上方に配設されたアキ
ュームレータに取付けられており、もって冷却器の温度
または冷却器の近傍の温度としてアキュームレータの温
度を検知するように構成されている。
【0018】そして、上記冷却器の下方には、冷却器に
付着した霜を溶融して除去するための除霜ヒータ12
(図3参照)が配設されている。また、上記冷却器によ
り生成された冷気は、ファン装置13(図3参照)の送
風作用によって冷蔵庫の庫内である各室2、3、4、
5、6内に循環供給されて該室2、3、4、5、6内を
冷却するように構成されている。
【0019】また、上記制御回路装置7は、除霜ヒータ
12、ファン装置13及びコンプレッサ14を駆動制御
するように構成されている。上記コンプレッサ14は、
冷蔵庫の冷凍サイクルの一部を構成する周知のものであ
り、その駆動に応じて上記冷却器に液状の冷媒を供給す
るように構成されている。また、上記制御回路装置7
は、上記コンプレッサ14の運転時間(オン時間)を積
算するタイマ機能を有している。尚、図3には、自動製
氷装置及び給水装置の電気的構成を図示することを省略
している。
【0020】次に、上記構成の作用、特には、冷蔵庫の
除霜運転の動作について図1も参照して説明する。図1
に示すフローチャートは、制御回路装置7に記憶された
制御プログラムの制御内容のうちの除霜運転の制御内容
を示すものである。この図1のステップS1に示すよう
に、まず、各扉スイッチ11からのスイッチ信号に基づ
いて各扉2a〜6aが開閉されたか否かを判断する。こ
こでは、いずれか一つの扉が1回でも開閉された場合に
は、ステップS1にて「YES」へ進む。一方、全ての
扉が1回も開閉されなかった場合には、ステップS1に
て「NO」へ進むように構成されている。
【0021】まず、いずれか一つの扉が1回でも開閉さ
れた場合の除霜運転について説明する。この場合、ステ
ップS1にて「YES」へ進み、コンプレッサ14の運
転時間の積算時間が予め決めた設定時間(例えば8時
間)に達したか否かを判定する(ステップS2)。尚、
冷蔵庫の通常の冷却運転においては、コンプレッサ14
は、冷凍室用温度センサ8による検知温度がコンプレッ
サオン温度まで上昇すると通電駆動され、冷凍室用温度
センサ8による検知温度がコンプレッサオフ温度まで下
降すると断電停止されるように運転制御されている。
【0022】この後、コンプレッサ14の運転時間の積
算時間が上記設定時間に達すると、ステップS2にて
「YES」へ進み、いわゆるプリクール運転を実行する
(ステップS3)。このプリクール運転では、コンプレ
ッサ14及びファン装置13を予め決めた時間である例
えば30分間だけ強制的に通電駆動して各室内を冷却す
るように構成されている。
【0023】そして、上記30分間のプリクール運転が
完了したら、除霜ヒータ12を通電開始して除霜運転を
開始する(ステップS4)。続いて、除霜用温度センサ
10(図1中では除霜センサと記載している)による検
知温度が予め決めた設定温度である例えば13℃まで上
昇したか否かを判断する(ステップS5)。この場合、
検知温度が13℃に達するまでは、ステップS5にて
「NO」へ進み、除霜ヒータ12の通電を続け、該除霜
ヒータ12により冷却器を加熱して該冷却器に着いた霜
の溶融除去を続けるように構成されている。
【0024】この後、除霜用温度センサ10の検知温度
が13℃に達すると、除霜が十分実行されたと判定し
て、ステップS5にて「YES」へ進み、除霜ヒータ1
2を断電して除霜運転を終了する(ステップS6)。こ
の除霜運転の終了ステップにおいては、コンプレッサ1
4の運転時間を積算するタイマ(制御回路装置7に内蔵
されたタイマ)の計時時間を零クリアするように構成さ
れている。そして、ステップS1へ戻り、上述した制御
を繰り返すようになっている。
【0025】次に、前回の除霜運転終了から次の除霜運
転が開始されるまでに、全ての扉が1回も開閉されなか
った場合の除霜運転について説明する。この場合、ステ
ップS1にて「NO」へ進み、コンプレッサ14の運転
時間の積算時間が前記設定時間(例えば8時間)に達し
たか否かを判定する(ステップS7)。この後、コンプ
レッサ14の運転時間の積算時間が上記設定時間に達す
ると、ステップS7にて「YES」へ進み、プリクール
運転を前述したように30分間実行する(ステップS
8)。そして、上記30分間のプリクール運転が完了し
たら、除霜ヒータ12を通電開始して除霜運転を開始す
る(ステップS9)。
【0026】続いて、除霜用温度センサ10による検知
温度が前記設定温度よりも低い温度である例えば10℃
まで上昇したか否かを判断する(ステップS10)。こ
の場合、検知温度が上記10℃に達するまでは、ステッ
プS10にて「NO」へ進み、除霜ヒータ12の通電を
続け、該除霜ヒータ12により冷却器を加熱して該冷却
器に着いた霜の溶融除去を続けるように構成されてい
る。この後、除霜用温度センサ10の検知温度が10℃
に達すると、除霜が十分実行されたと判定して、ステッ
プS10にて「YES」へ進み、除霜ヒータ12を断電
すると共にコンプレッサ14の運転時間を積算するタイ
マの計時時間を零クリアして除霜運転を終了する(ステ
ップS11)。そして、ステップS1へ戻るようになっ
ている。
【0027】このような構成の本実施例によれば、除霜
運転が終了した後、次の除霜運転が開始されるまでに扉
の開閉操作が1回もなかったときに、除霜終了判定用の
設定温度を13℃から10℃へ低く変更する構成とした
ので、冷却器への着霜が少ない場合に、除霜運転を早く
終了させることができる。これにより、着霜が少ない場
合には、従来構成に比べて、除霜ヒータ12の無駄な通
電を無くすことができ、節電することができる。ちなみ
に、JISのB法により冷蔵庫の消費電力を測定する試
験を行ったところ、本実施例による除霜時間は、従来構
成に比べて、5〜10分間程度短縮されるようになり、
1か月で約1KWH程度節電できるという試験結果が得
られた。尚、着霜が普通の量以上の場合、即ち、扉の開
閉操作が1回以上行われた場合には、除霜終了判定用の
設定温度を通常の温度(13℃)として低くしないか
ら、除霜運転が通常通り実行され、着霜量が普通以上で
あっても、すべての霜を確実に除去することができる。
【0028】図4は本発明の第2の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例のフローチャート(図1参照)のステップと
同一のステップには同一ステップ符号を付している。上
記第2の実施例では、除霜終了判定用の設定温度を低く
設定した除霜運転を1回実行した後は、次の除霜運転が
開始されるまでに扉の開閉操作が1回もなくても、除霜
終了判定用の設定温度を元に戻すように構成している。
【0029】具体的には、図4に示すように、除霜終了
判定用の設定温度を低く設定した除霜運転を1回実行し
て運転終了した後に(即ち、処理ステップS11の次
に)、判断ステップS101を実行するように構成して
いる。このステップS101では、コンプレッサ14の
運転時間の積算時間が設定時間(例えば8時間)に達し
たか否かを判断し、設定時間に達した場合には、該ステ
ップS101にて「YES」へ進み、ステップS3へ移
行する。これにより、除霜終了判定用の設定温度を強制
的に元に戻して除霜運転を実行するように構成されてい
る。尚、上述した以外の第2の実施例の構成は、第1の
実施例の構成と同じ構成となっている。
【0030】従って、上記第2の実施例においても、第
1の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
特に、第2の実施例では、除霜終了判定用の設定温度を
低く設定した除霜運転を1回実行した後は、次の除霜運
転が開始されるまでに扉の開閉操作が1回もなくても
(無条件に)、除霜終了判定用の設定温度を元に戻すよ
うに構成したので、前回の除霜運転(除霜終了判定用の
設定温度を低く設定した除霜運転)において万一霜が残
ってしまうことがあったとしても、次の除霜運転を実行
することにより全ての霜を確実に除霜することができ
る。
【0031】尚、上記第2の実施例では、除霜終了判定
用の設定温度を低く設定した除霜運転を1回実行した
後、除霜終了判定用の設定温度を元に戻すように構成し
たが、これに代えて、除霜終了判定用の設定温度を低く
設定した除霜運転を複数回連続して実行した後、除霜終
了判定用の設定温度を元に戻すように構成しても良い。
この構成の場合、具体的には、除霜終了判定用の設定温
度を低く設定した除霜運転を連続して実行した回数をカ
ウントするカウンタを設け、このカウンタのカウント値
が予め決めた値に達したら、除霜終了判定用の設定温度
を元に戻すように構成すれば良い。
【0032】図5は本発明の第3の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例のフローチャート(図1参照)のステップと
同一のステップには同一ステップ符号を付している。上
記第3の実施例では、前回の除霜運転の開始から終了ま
でに要した除霜時間を計時するように構成し、この除霜
時間が予め決めた設定時間(例えば30分間)以内であ
るときだけ、除霜運転が終了した後、次の除霜運転が開
始されるまでに扉の開閉操作が1回もなかったときに、
除霜終了判定用の設定温度を低く設定するように構成し
ている。
【0033】具体的には、図5に示すように、前回の除
霜運転を終了した後に(即ち、処理ステップS6及びS
11の次に)、判断ステップS201及びS202を実
行するように構成している。これら判断ステップS20
1及びS202では、前回の除霜運転の開始から終了ま
でに要した除霜時間が設定時間(例えば30分間)以下
であるか否かを判断している。そして、上記除霜時間が
設定時間以下であるときだけ、ステップS201及びS
202にてそれぞれ「YES」へ進み、ステップS1へ
移行する。これにより、これ以降(前回の除霜運転が終
了した後)、次の除霜運転が開始されるまでに扉の開閉
操作が1回もなかったときには、除霜終了判定用の設定
温度を低く設定するように構成されている。
【0034】一方、上記除霜時間が設定時間(30分
間)以下でないとき、即ち、除霜時間が30分間を越え
たときには、ステップS201及びS202にてそれぞ
れ「NO」へ進み、判断ステップS203へ移行する。
このステップS203では、コンプレッサ14の運転時
間の積算時間が設定時間(例えば8時間)に達したか否
かを判断し、設定時間に達した場合には、該ステップS
203にて「YES」へ進み、ステップS3へ移行す
る。これにより、除霜終了判定用の設定温度を元に戻し
て除霜運転を実行するように構成されている。尚、上述
した以外の第3の実施例の構成は、第1の実施例の構成
と同じ構成となっている。
【0035】これによって、上記第3の実施例において
も、第1の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることがで
きる。特に、第3の実施例では、前回の除霜運転の開始
から終了までに要した除霜時間が設定時間(30分間)
以内であるときだけ、除霜運転が終了した後、次の除霜
運転が開始されるまでに扉の開閉操作が1回もなかった
ときに、除霜終了判定用の設定温度を低く設定するよう
に構成した。この場合、除霜時間が設定時間(30分
間)以内であるときは、着霜がほとんどない場合である
ことから、冷蔵庫の庫内に湿気がほとんどないと推定す
ることができる。そして、このような場合において、こ
の後、次の除霜運転が開始されるまでに扉の開閉操作が
1回もなかったときは、着霜がきわめて少ないと考えら
れる。従って、着霜が少ないことを一層正確に判定する
ことができる。そして、この判定をしたときに除霜終了
判定用の設定温度を低くする除霜運転を実行するのであ
るから、霜が残るようなことも皆無となる。
【0036】尚、上記第3の実施例では、除霜時間の長
短を判定するための設定時間を30分間としたが、これ
に限られるものではなく、上記設定時間を機種毎に変え
ても良いし、また、室温に応じて可変させるように構成
しても良い。
【0037】図6は本発明の第4の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例のフローチャート(図1参照)のステップと
同一のステップには同一ステップ符号を付している。上
記第4の実施例では、除霜運転が終了した後、次の除霜
運転が開始されるまでにおける冷蔵庫の庫内温度の上昇
幅が設定値以下であったときに、除霜終了判定用の設定
温度を低く設定するように構成している。
【0038】具体的には、図6に示すように、判断ステ
ップS1に代えて判断ステップS301を実行するよう
に構成されている。この判断ステップS301では、庫
内温度として例えば冷蔵室2内の温度、即ち、冷蔵室用
温度センサ9による検知温度が予め決めた設定温度より
も例えば3℃以上高くなったか否かを判断している。こ
の場合、設定温度としては、いわゆる冷蔵室2内の安定
温度(具体的には、5℃)を用いることが好ましい。そ
して、冷蔵室用温度センサ9の検知温度が上記設定温度
よりも3℃以上高くならなかったとき(即ち、庫内温度
の上昇幅が設定値以下であるとき)、ステップS301
にて「NO」へ進み、ステップS7へ移行し、除霜終了
判定用の設定温度を低く設定するように構成されてい
る。尚、上述した以外の第4の実施例の構成は、第1の
実施例の構成と同じ構成となっている。
【0039】従って、上記第4の実施例においても、第
1の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
尚、第4の実施例では、着霜が少ない場合を判断するに
際して、除霜運転が終了した後、次の除霜運転が開始さ
れるまでの期間における冷蔵室2内の温度の上昇幅が設
定値以下であった場合を着霜が少ない場合であると判断
した。これは、冷蔵室2内に高温多湿の貯蔵物を収納し
た場合に、冷蔵室2内の温度が上がることに基づいてい
る。そして、本発明者は、上記したことを実験により確
認している。
【0040】また、上記第4の実施例では、冷蔵庫の庫
内温度として冷蔵室2内の温度を用いる構成としたが、
これに代えて、冷凍室4、5内の温度を用いる構成とし
ても良い。この場合、具体的には、冷凍室用温度センサ
8の検知温度が予め決めた設定温度よりも例えば5℃以
上高くなったか否かを判断するように構成することが好
ましい。上記設定温度としては、冷凍室4、5内の安定
温度(具体的には、−18℃)を用いると良い。また、
冷蔵室2内の温度の上昇幅が設定値以下であり、しか
も、冷凍室4、5内の温度の上昇幅が設定値以下である
ときに、着霜が少ない場合であると判定し、除霜終了判
定用の設定温度を低く設定するように構成しても良い。
この構成の場合、着霜が少ないことをより一層正確に判
定することができる。
【0041】図7は本発明の第5の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例のフローチャート(図1参照)のステップと
同一のステップには同一ステップ符号を付している。上
記第5の実施例では、除霜運転が終了した後、次の除霜
運転が開始されるまでに、扉の開閉操作が1回もなく、
しかも、庫内温度の上昇幅が設定値以下であったとき
に、除霜終了判定用の設定温度を低く設定するように構
成している。
【0042】具体的には、図7に示すように、ステップ
S1の「NO」の次に、判断ステップS401を実行す
るようにしている。このステップS401では、庫内温
度として例えば冷蔵室2内の温度、即ち、冷蔵室用温度
センサ9による検知温度が予め決めた設定温度(例えば
5℃)よりも例えば2℃以上高くなったか否かを判断し
ている。そして、冷蔵室用温度センサ9の検知温度が上
記設定温度よりも2℃以上高くならなかったとき(即
ち、庫内温度の上昇幅が設定値以下であるとき)、ステ
ップS401にて「NO」へ進み、ステップS7へ移行
して、除霜終了判定用の設定温度を低く設定するように
構成されている。尚、上述した以外の第5の実施例の構
成は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。
【0043】従って、上記第5の実施例においても、第
1の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
そして、第5の実施例では、除霜運転が終了した後、次
の除霜運転が開始されるまでに、扉の開閉操作が1回も
なく、しかも、庫内温度の上昇幅が設定値以下であった
ときに、着霜が少ないと判定して除霜終了判定用の設定
温度を低く設定する構成としたので、着霜が少ないこと
をより一層正確に判定することができる。この場合、判
定精度が高くなるから、冷蔵室用温度センサ9の検知温
度の設定温度からの判定用上昇幅を2℃とすることがで
き、第4の実施例に比べて、判定用上昇幅を1℃小さく
することができる。
【0044】尚、上記第5の実施例では、冷蔵庫の庫内
温度として冷蔵室2内の温度を用いる構成としたが、こ
れに代えて、冷凍室4、5内の温度を用いる構成として
も良い。また、冷蔵室2内の温度の上昇幅が設定値以下
であり、しかも、冷凍室4、5内の温度の上昇幅が設定
値以下であるときに、着霜が少ない場合であると判定し
て、除霜終了判定用の設定温度を低く設定するように構
成しても良い。
【0045】更に、前記した第2の実施例(図4参照)
または第3の実施例(図5参照)においても、上記第5
の実施例と同様にして、除霜運転が終了した後、次の除
霜運転が開始されるまでに、扉の開閉操作が1回もな
く、しかも、庫内温度の上昇幅が設定値以下であったと
きに、着霜が少ない場合であると判定し、除霜終了判定
用の設定温度を低く設定するように構成することがより
一層好ましい。
【0046】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、除霜運転が終了した後、次の除霜運転が開始される
までに扉の開閉操作が1回もなかったときに、除霜終了
判定用の設定温度を低く設定する構成としたので、着霜
が少ない場合には、除霜運転が早く終了するようにな
り、除霜ヒータの無駄な通電を無くすことができ、消費
電力を低減できるという優れた効果を奏する。
【0047】また、上記構成において、除霜終了判定用
の設定温度を低く設定した除霜運転を1回または複数回
連続して実行した後は、次の除霜運転が開始されるまで
に扉の開閉操作が1回もなくても、除霜終了判定用の設
定温度を元に戻すように構成すると、前回の除霜運転
(除霜終了判定用の設定温度を低く設定した除霜運転)
において万一霜が残ってしまった場合にも、次の除霜運
転においてすべての霜を確実に除霜することができる。
更に、前回の除霜運転の開始から終了までに要した除霜
時間が設定時間以内であるときだけ、除霜運転が終了し
た後、次の除霜運転が開始されるまでに扉の開閉操作が
1回もなかったときに、除霜終了判定用の設定温度を低
く設定するように構成すると、着霜が少ないことを一層
正確に判定することができる。
【0048】一方、除霜運転が終了した後、次の除霜運
転が開始されるまでにおける庫内温度の上昇幅が設定値
以下であったときに、除霜終了判定用の設定温度を低く
設定する構成として、着霜が少ない場合に、除霜運転が
早く終了するように構成しても、除霜ヒータの無駄な通
電を無くして節電することができる。また、除霜運転が
終了した後、次の除霜運転が開始されるまでに、扉の開
閉操作が1回もなく、しかも、庫内温度の上昇幅が設定
値以下であったときに、除霜終了判定用の設定温度を低
く設定するように構成すると、着霜が少ないことをより
一層正確に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すフローチャート
【図2】冷蔵庫全体の斜視図
【図3】ブロック図
【図4】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図5】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【図6】本発明の第4の実施例を示す図1相当図
【図7】本発明の第5の実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
1は冷蔵庫本体、2は冷蔵室、2a、2bは扉、4は冷
凍室、4aは扉、5は冷凍室、5aは扉、7は制御回路
装置(除霜制御手段)、8は冷凍室用温度センサ、9は
冷蔵室用温度センサ、10は除霜用温度センサ、11は
扉スイッチ、12は除霜ヒータを示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却器またはその近傍の温度を検知する
    温度センサと、この温度センサにより検知された検知温
    度が除霜終了判定用の設定温度に達したときに除霜運転
    を終了する除霜制御手段とを備えて成る冷蔵庫におい
    て、 前記除霜制御手段は、除霜運転が終了した後、次の除霜
    運転が開始されるまでに扉の開閉操作が1回もなかった
    ときに、前記除霜終了判定用の設定温度を低く設定する
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記除霜制御手段は、除霜終了判定用の
    設定温度を低く設定した除霜運転を1回または複数回連
    続して実行した後は、次の除霜運転が開始されるまでに
    扉の開閉操作が1回もなくても、前記除霜終了判定用の
    設定温度を元に戻すことを特徴とする請求項1記載の冷
    蔵庫。
  3. 【請求項3】 前回の除霜運転の開始から終了までに要
    した除霜時間が設定時間以内であるときだけ、前記除霜
    制御手段は、除霜運転が終了した後、次の除霜運転が開
    始されるまでに扉の開閉操作が1回もなかったときに、
    前記除霜終了判定用の設定温度を低く設定することを特
    徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 冷却器またはその近傍の温度を検知する
    温度センサと、この温度センサにより検知された検知温
    度が除霜終了判定用の設定温度に達したときに除霜運転
    を終了する除霜制御手段とを備えて成る冷蔵庫におい
    て、 前記除霜制御手段は、除霜運転が終了した後、次の除霜
    運転が開始されるまでの期間における庫内温度の上昇幅
    が設定値以下であったときに、前記除霜終了判定用の設
    定温度を低く設定することを特徴とする冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記除霜制御手段は、除霜運転が終了し
    た後、次の除霜運転が開始されるまでに、扉の開閉操作
    が1回もなく、しかも、庫内温度の上昇幅が設定値以下
    であったときに、前記除霜終了判定用の設定温度を低く
    設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の冷蔵庫。
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