JP2000179149A - 床付き布枠 - Google Patents

床付き布枠

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JP2000179149A
JP2000179149A JP10358587A JP35858798A JP2000179149A JP 2000179149 A JP2000179149 A JP 2000179149A JP 10358587 A JP10358587 A JP 10358587A JP 35858798 A JP35858798 A JP 35858798A JP 2000179149 A JP2000179149 A JP 2000179149A
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JP
Japan
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floor
holes
cloth frame
floor plate
frame
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JP10358587A
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English (en)
Inventor
Hideshige Murakami
秀繁 村上
Shiro Nishiguchi
司郎 西口
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Shinko North Co Ltd
Original Assignee
Shinko North Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性の向上を図る。 【解決手段】 床板41をアルミニウム合金の押出形材
によって構成する。床板41の床面をなす部分には複数
の突条45が押出成形されており、その床面に複数の穴
42が打抜き形成される。配列形成された穴42は床板
41を挟む一側から、他端に位置する対象(作業者や工
具類等)をそれら穴42を通して視認できる大きさに選
定される。床板41を通して作業者や工具類の確認が可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は建設工事現場など
において仮設される枠組足場や移動式足場(ローリング
タワー)に用いられる床付き布枠に関する。
【0002】
【従来の技術】枠組足場や移動式足場においては作業床
を構成するための機材として床付き布枠を使用してい
る。図6は枠組足場の構造の一例を示したものであり、
所定の間隔で配置され、かつ所要の段数積み上げられた
建枠11に床付き布枠12,13が架設されており、こ
の床付き布枠12,13上で作業を行えるものとなって
いる。図中、14は筋違いを示し、15は階段枠を示
す。
【0003】一方、図7は移動式足場の一例を示したも
のである。この例においても所要の段数積み上げられた
建枠21の所要の位置に床付き布枠22,23が架設さ
れており、作業床が構成されている。図中、24は巾木
を示し、25は内部昇降階段、26は筋違いを示す。ま
た、27は控枠、28はジャッキベース、29はキャス
タを示す。なお、最上段において、内部昇降階段25上
に位置する床付き布枠23はハッチ付きとされており、
ハッチを開けることにより、作業者が出入りできるもの
となっている。
【0004】図8は上記のようにして使用されている床
付き布枠の従来構造の一例を示したものである。床付き
布枠は布枠31に床板32が取り付けられて構成されて
おり、床板32には滑り止め用として例えばバーリング
加工によって形成した環状突起33が設けられている。
図9はこの環状突起33部分を拡大して示したものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構造を有
する従来の床付き布枠においては、床板32には滑り止
めとして機能する突起33が点在しており、この突起3
3の中央には図9に示したように、バーリング加工によ
る穴34が明いている。しかしながら、この穴34は小
さなものであるため、床面に対する穴34の占める割
合、即ち開口率は一般に5%程度にすぎず、よってこれ
ら穴34を通して床板32の向う側に存在するものを認
識することは困難となっていた。
【0006】このため、実際の作業時においては架設さ
れた床付き布枠の上に作業者や工具類等が乗っているの
が下から見えず、不便であり、また例えば開けようとす
るハッチ上に作業者や工具類が乗っている場合には、そ
れらを確認できないため、危険であり、不測の事故を招
く恐れがあるものとなっていた。この発明の目的は上述
した問題点に鑑み、床板を通して上下双方を視認できる
ようにし、よって安全性の向上を図ることができる床付
き布枠を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、枠組足場や移動式足場に用いられる床付き布枠は、
床板がアルミニウム合金の押出形材によって構成され、
その押出形材は床面をなす部分に複数の突条が押出成形
されたものとされ、床板に複数の穴が打抜き形成され
て、それら複数の穴を通し、床板を挟む一側から、他側
に位置する対象が視認可能とされる。
【0008】請求項2の発明では請求項1の発明におい
て、複数の穴が形成されている領域が床板の全面に渡る
構成とされる。請求項3の発明では、請求項1の発明に
おいて、複数の穴が形成されている領域が床板の一部と
される。請求項4の発明では請求項2乃至3のいずれか
の発明において、複数の穴が形成されている領域におけ
るそれら穴の占める開口率が20乃至50%とされる。
【0009】請求項5の発明では請求項1乃至4のいず
れかの発明において、穴が突条を中心として形成され
る。請求項6の発明では請求項1乃至5のいずれかの発
明において、床板の全面が開閉可能とされる。請求項7
の発明では請求項1乃至5のいずれかの発明において、
床板の一部分が開閉可能とされる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して実施例により説明する。図1はこの発明の一実施
例として、床板が全面開閉型とされた床付き布枠を示し
たものであり、図2及び図3はその要部を拡大して示し
たものである。この例では床板41はその全面に渡って
比較的大きな穴42が縦横に規則正しく密に配列形成さ
れたものとされる。まず、この床板41の構造について
説明する。
【0011】床板41はこの例では2枚の床板41a,
41bが並置されたものとされ、これら並置された床板
41a,41bの両端部には小口塞ぎ材43が配設され
て床板41a,41bが一体化されている。床板41
a,41bと小口塞ぎ材43との結合は例えば溶接によ
って行われる。床板41(41a,41b)はアルミニ
ウム合金の押出形材によって構成されており、その断面
形状は図2Bに示したような形状とされる。即ち、面板
部44の床面をなす上面側には押出方向に複数の突条4
5が成形されており、一方下面側には押出方向に複数の
補強用縦リブ46が成形されている。
【0012】突条45は滑り止めのためのもので、その
突出高さはわずかとされている。なお、面板部44の幅
方向両端部には中空支持部47が設けられ、その上面側
には突条45と同一高さとされた台形状突部48が成形
されている。上記のような形状とされた押出形材に対
し、プレス加工を施すことにより、多数の穴42が打抜
き形成される。略方形状をなす穴42はこの例では突条
45を中心として形成されており、各突条45はその長
さ方向に配列された多数の穴42によって分断された状
態となっている。これら突条45の残った部分は滑り止
めとして機能する。
【0013】床板41の布枠51への取り付けは、その
一側の中空支持部47内に軸受52を取り付け、布枠5
1に配設されている梁53に固定したボルト54の軸部
をその軸受52に挿通軸支させることによって行われ、
これにより床板41は回動し、開閉自在とされる。な
お、図1A中、一点鎖線はこの軸支部分を示す。図2及
び3中、55は軸受52を固定するためのネジを示し、
56はボルト54を梁53に固定するためのナットを示
す。
【0014】布枠51,梁53及び小口塞ぎ材43もこ
の例では床板41と同様に、アルミニウム合金の押出形
材によって構成される。なお、床板41を閉じた状態で
は布枠51の内側に設けられている段部57及び梁53
によって床板41はその4辺が支持される構造となって
いる。布枠51の両端部には建枠に架設するための部材
として、つかみ金物61がボルト62により取り付けら
れている。つかみ金物61はこの例では相手方パイプへ
の良好な係止状態が得られるように自由度のある爪63
を具備するものとなっている。
【0015】上記のような構成とされた床付き布枠にお
いて、多数配列形成された穴42は床板41を挟んで一
方の側から、他方の側に位置する対象(例えば作業者や
工具類等)を、それら穴42を通して視認できる大きさ
に選定される。穴42の大きさの具体的数値例を示せ
ば、図1に示した床付き布枠の全体の大きさを今、幅5
0cm程度、長さ180cm程度とした場合、図1に示した
ように配列された各穴42は20mm×38mm程度の大き
さを有するものとされる。
【0016】このような大きな穴42を有する床付き布
枠によれば、架設現場において、下からは作業者や工具
類等が乗っているのが容易に確認でき、また上からは例
えば他の作業者が登って来るのが容易に確認できるた
め、従来のように不測の事故を招くこともなく、その点
で安全性に優れた床付き布枠を得ることができる。ま
た、この例のように突条45を中心として穴42を明け
ることにより、突条45の残った部分によって良好な滑
り止め効果を得ることができる。なお、図8に示した従
来のバーリング加工による突起33を有する床板32の
場合、穴34が突起33内に位置するため、雨水が良好
に排水されず、床板32上に雨水が溜まって滑り易くな
るといった問題が生じていたが、この例ではそのような
問題は解消される。
【0017】上述した例では床板41の全面に渡って穴
42が形成されているが、上記した可視性及び床板41
としての強度の点から、床板41の床面に占める穴42
の開口率は20乃至50%程度に選定するのが好まし
い。図4及び5は穴42の形成領域を床板41の全面と
せず、一部とした例を示したものである。図4において
は穴42は床板41の中央部を除く領域に形成されてお
り、一方図5においては床板41の両端部を除く領域に
穴42が形成されている。必要に応じ、このような構成
を採用することも可能である。なお、これら例において
も穴42が形成されている領域における穴42の占める
開口率は20乃至50%程度に選定するのが好ましい。
【0018】床板41は上記した例に示したように、そ
の全面が開閉する構造のものに限らず、一部分のみが開
閉する構造としてもよく、また開閉しない構造としても
よく、用途に応じて適宜選択される。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による床
付き布枠によれば、床板を通して、例えば下からは作業
者や工具類等が乗っているのが確認でき、また上からは
他の作業者が登って来るのが確認できるため、従来のよ
うに床板によって視界がさえぎられることなく、良好な
視界が得られ、よって安全性の向上を図ることができ
る。
【0020】なお、床板をアルミニウム合金の押出形材
製とし、かつ多数の大きな穴を有するものとしたことに
より、軽量化が図られるため、その点で架設作業がやり
易く、取扱い易いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aはこの発明の実施例を示す平面図、Bはその
正面図。
【図2】Aは図1Aの部分拡大図、Bはその断面図。
【図3】図1Bの部分拡大断面図。
【図4】Aはこの発明の第2の実施例を示す平面図、B
はその正面図。
【図5】Aはこの発明の第3の実施例を示す平面図、B
はその正面図。
【図6】枠組足場の一例を示す斜視図。
【図7】移動式足場の一例を示す斜視図。
【図8】従来の床付き布枠を示す斜視図。
【図9】Aは図8における突起の拡大平面図、Bはその
断面図。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠組足場や移動式足場に用いられる床付
    き布枠であって、 床板がアルミニウム合金の押出形材によって構成され、 上記押出形材はその床面をなす部分に複数の突条が押出
    成形されており、 上記床板に複数の穴が打抜き形成され、 それら複数の穴を通して上記床板を挟む一側から、他側
    に位置する対象を視認可能とされていることを特徴とす
    る床付き布枠。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の床付き布枠において、 上記複数の穴が形成されている領域が上記床板の全面に
    渡っていることを特徴とする床付き布枠。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の床付き布枠において、 上記複数の穴が形成されている領域が上記床板の一部で
    あることを特徴とする床付き布枠。
  4. 【請求項4】 請求項2乃至3記載のいずれかの床付き
    布枠において、 上記複数の穴が形成されている領域におけるそれら穴の
    占める開口率が20乃至50%とされていることを特徴
    とする床付き布枠。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4記載のいずれかの床付き
    布枠において、 上記穴は上記突条を中心として形成されていることを特
    徴とする床付き布枠。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5記載のいずれかの床付き
    布枠において、 上記床板の全面が開閉可能とされていることを特徴とす
    る床付き布枠。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5記載のいずれかの床付き
    布枠において、 上記床板の一部分が開閉可能とされていることを特徴と
    する床付き布枠。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016216977A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 日鐵住金建材株式会社 鋼製床板
JP2020016144A (ja) * 2018-07-14 2020-01-30 株式会社杉孝グループホールディングス 仮設床材

Cited By (3)

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JP2016216977A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 日鐵住金建材株式会社 鋼製床板
JP2020016144A (ja) * 2018-07-14 2020-01-30 株式会社杉孝グループホールディングス 仮設床材
JP7334938B2 (ja) 2018-07-14 2023-08-29 株式会社杉孝グループホールディングス 仮設床材

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