JP2000177921A - 後処理装置および後処理方法 - Google Patents

後処理装置および後処理方法

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JP2000177921A
JP2000177921A JP10375297A JP37529798A JP2000177921A JP 2000177921 A JP2000177921 A JP 2000177921A JP 10375297 A JP10375297 A JP 10375297A JP 37529798 A JP37529798 A JP 37529798A JP 2000177921 A JP2000177921 A JP 2000177921A
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JP10375297A
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English (en)
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Norifumi Miyake
範書 三宅
Takeshi Moriyama
剛 森山
Masatoshi Yaginuma
雅利 柳沼
Kiyoshi Okamoto
清志 岡本
Mitsushige Murata
光繁 村田
Yasuo Fukatsu
康男 深津
Tsutomu Sato
力 佐藤
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 綴じ手段の綴じ位置への移動時間の変化に応
じて処理を最適化することができる後処理装置を提供す
る。 【解決手段】 ステイプル2箇所綴じモードにおいて、
設定された綴じ位置の間隔値に応じて、処理トレイ63
0上の束を構成する最終用紙から次の束の先頭用紙が処
理トレイ630に積載されるまでの用紙間隔時間を変更
する。上記用間隔時間が時間T1が固定的に設定されて
いる場合(図18(a))、綴じ位置A1,A2間の間
隔が50mmである場合(図18(b))においては、
時間Tdが無駄になる。そこで、1つの用紙束の最終用
紙が処理トレイ630に積載されてから次束の1枚目の
用紙が処理トレイ630に積載されるまでの時間をT2
に設定して、無駄な時間Tdを省いている(図18
(c))。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザビ
ームプリンタなどの画像形成装置から排出された転写材
を受け入れ、該受け入れた転写材に後処理を施す後処理
装置および後処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、レーザビームプリンタな
どの画像形成装置から排出された画像形成後のシートに
対して、綴じ処理、ソート処理などの後処理を施す後処
理装置を画像形成装置に装着し、転写材に対する後処理
を自動的に行う画像形成システムがある。
【0003】このような画像形成システムに用いられる
後処理装置としては、装置内に処理ステーションを設
け、この処理ステーションに複数のシートを積載してシ
ート束を形成し、このシート束に対して綴じ手段を複数
の綴じ箇所に対応する位置に順に移動させて複数の綴じ
箇所で束を綴じ、この複数箇所で綴じた束を処理ステー
ションから排出して収納段に積載するものがある。
【0004】例えば、処理ステーション上の1つのシー
ト束に対して2箇所で綴じる綴じ処理を施す場合、まず
ステイプラによりこのシート束に対して第1の綴じ位置
で綴じ処理を行い、その後ステイプラを第2の綴じ位置
に移動させ、この第2の綴じ位置でシート束に対してス
テイプラにより綴じ処理を行う。このステイプラの第1
の綴じ位置から第2の綴じ位置への移動量は予め設定さ
れており、この移動量を変えることによってシート束に
おける綴じ箇所間の間隔を変えることが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の後処理
装置では、ステイプラの移動量を変えることによって綴
じ箇所間の間隔を変ているから、ステイプラの移動に掛
る時間が変化し、その変化に伴い、シート束の綴じ動作
後次のシート束を受入れ可能になるまでの時間が変化す
る。しかし、従来の後処理装置においては、処理トレイ
上へのシート供給時間間隔が一定であり、この供給時間
間隔は最大の綴じ間隔による綴じ処理に合せて設定され
ているから、例えば、綴じ間隔を小さく設定したとして
も、全体の処理時間は変わらず、処理を最適化すること
ができない。
【0006】本発明の目的は、綴じ手段の綴じ位置への
移動時間の変化に応じて処理を最適化することができる
後処理装置および後処理方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像形成装置から排出された転写材を受け入れ、該受け
入れた転写材に後処理を施す後処理装置において、前記
受け入れた転写材を一時的に滞留させることによって複
数枚の転写材からなる束を処理段上に形成して積載する
束積載手段と、前記処理段上に積載された束を所定搬送
方向に搬送して積載段へ排出する束排出手段と、前記所
定搬送方向に直交する方向へ綴じ位置に向けて移動し、
該綴じ位置で前記処理段上の束を綴じる綴じ手段と、前
記処理段上の束を複数箇所で綴じる複数箇所綴じモード
を設定する綴じモード設定手段と、前記束に対する綴じ
位置の間隔を設定する綴じ位置間隔設定手段と、前記綴
じ手段により綴じる束を構成する転写材の内の最終に排
出される転写材と次の束を構成する転写材の内の最初に
排出される転写材間の時間間隔を設定する転写材間時間
間隔設定手段とを備え、前記複数箇所綴じモード設定時
に、前記綴じ位置間隔設定手段によって設定される綴じ
位置の間隔値に応じて、前記転写材間時間間隔設定手段
によって設定される時間を変更するように制御すること
を特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の後
処理装置において、前記綴じ手段は、単一の手段からな
ることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の後
処理装置において、前記処理段上の束を1箇所で綴じる
1箇所綴じモードを設定する1箇所綴じモード設定手段
を備えることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1記載の後
処理装置において、前記処理段上に異なる少なくとも2
箇所の整合位置を規定し、前記処理段上に前記束が形成
される毎にその束の整合位置を変えて該束を所定搬送方
向に直交する方向に整合させる束整合手段を備え、前記
綴じ手段は、前記各整合位置で整合された束を綴じるこ
とを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、画像形成装置から
排出された転写材を受け入れ、該受け入れた転写材を一
時的に滞留させることによって複数枚の転写材からなる
束を処理段上に形成して積載する束積載手段と、前記処
理段上に積載された束を所定搬送方向に搬送して積載段
へ排出する束排出手段と、前記所定搬送方向に直交する
方向へ綴じ位置で向けて移動し、該綴じ位置で前記処理
段上の束を綴じる綴じ手段とを備える後処理装置に用い
られる後処理方法において、前記処理段上の束を複数箇
所で綴じる複数箇所綴じモードを設定する工程と、前記
束に対する綴じ位置の間隔を設定する工程と、前記綴じ
手段により綴じる束を構成する転写材の内の最終に排出
される転写材と次の束を構成する転写材の内の最初に排
出される転写材間の時間間隔を設定する工程と、前記複
数箇所綴じモード設定時に、前記綴じ位置間隔設定手段
によって設定される綴じ位置の間隔値に応じて、前記転
写材間時間間隔設定手段によって設定される時間を変更
するように制御する工程とを有することを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項5記載の後
処理方法において、前記綴じ手段は、単一の手段からな
ることを特徴とする。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項5記載の後
処理方法において、前記処理段上の束を1箇所で綴じる
1箇所綴じモードを設定する工程を有することを特徴と
する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図を参照しながら説明する。
【0015】図1は本発明の後処理装置の実施の一形態
を用いた画像形成システムの構成を示す図である。
【0016】画像形成システムは、図1に示すように、
画像形成装置10と、折り装置400と、フィニッシャ
500とから構成され、画像形成装置10は原稿画像を
読み取るイメージリーダ200およびプリンタ300を
備える。
【0017】イメージリーダ200には、原稿給送装置
100が搭載されている。原稿給送装置100は、原稿
トレイ上に上向きにセットされた原稿を先頭頁から順に
1枚づつ左方向へ給紙し、湾曲したパスを介してプラテ
ンガラス102上を左から流し読取り位置を経て右へ搬
送し、その後外部の排紙トレイ112に向けて排出す
る。この原稿がプラテンガラス102上の流し読取り位
置を左から右へ向けて通過するときに、この原稿画像は
流し読取り位置に対応する位置に保持されたスキャナユ
ニット104により読み取られる。この読取り方法は、
一般的に、原稿流し読みと呼ばれる方法である。具体的
には、原稿が流し読取り位置を通過する際に、原稿の読
取り面がスキャナユニット104のランプ103の光で
照射され、その原稿からの反射光がミラー105、10
6、107を介してレンズ108に導かれる。このレン
ズ108を通過した光は、イメージセンサ109の撮像
面に結像する。
【0018】このように流し読取り位置を左から右へ通
過するように原稿を搬送することによって、原稿の搬送
方向に対して直交する方向を主走査方向とし、搬送方向
を副走査方向とする原稿読取り走査が行われる。すなわ
ち、原稿が流し読取り位置を通過する際に主走査方向に
原稿画像を1ライン毎にイメージセンサ109で読み取
りながら、原稿を副走査方向に搬送することによって原
稿画像全体の読取りが行われ、光学的に読み取られた画
像はイメージセンサ109によって画像データに変換さ
れて出力される。イメージセンサ109から出力された
画像データは、後述する画像信号制御部202において
所定の処理が施された後に露光制御部110にビデオ信
号として入力される。
【0019】なお、原稿給送装置100により原稿をプ
ラテンガラス102上に搬送して所定位置に停止させ、
この状態でスキャナユニット104を左から右へ走査さ
せることにより原稿を読み取ることも可能である。この
読取り方法は、いわゆる原稿固定読みと呼ばれる方法で
ある。
【0020】原稿給送装置100を使用しないで原稿を
読み取るときには、まず、ユーザにより原稿給送装置1
00を持ち上げてプラテンガラス102上に原稿を載置
し、そして、スキャナユニット104を左から右へ走査
させることにより原稿の読取りを行う。すなわち、原稿
給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときに
は、原稿固定読みが行われる。
【0021】露光制御部110は、入力されたビデオ信
号に基づきレーザ光を変調して出力し、該レーザ光はポ
リゴンミラー110aにより走査されながら感光ドラム
111上に照射される。感光ドラム111には走査され
たレーザ光に応じた静電潜像が形成される。ここで、露
光制御部110は、後述するように、原稿固定読み時に
は、正しい画像(鏡像でない画像)が形成されるように
レーザ光を出力する。
【0022】この感光ドラム111の静電潜像は、現像
器113から供給される現像剤によって現像剤像として
可視像化される。また、レーザ光の照射開始と同期した
タイミングで、各カセット114,115、手差給紙部
125または両面搬送パス124から用紙が給紙され、
この用紙は感光ドラム111と転写部116との間に搬
送される。感光ドラム111に形成された現像剤像は転
写部116により給紙された用紙上に転写される。
【0023】現像剤像が転写された用紙は定着部117
に搬送され、定着部117は用紙を熱圧することによっ
て現像剤像を用紙上に定着させる。定着部117を通過
した用紙はフラッパ121および排出ローラ118を経
てプリンタ300から外部(折り装置400)に向けて
排出される。
【0024】ここで、用紙をその画像形成面が下向きに
なる状態(フェイスダウン)で排出するときには、定着
部117を通過した用紙をフラッパ121の切換動作に
より一旦反転パス122内に導き、その用紙の後端がフ
ラップ121を通過した後に、用紙をスイッチバックさ
せて排出ローラ118によりプリンタ300から排出す
る。以下、この排紙形態を反転排紙と呼ぶ。この反転排
紙は、原稿給送装置100を使用して読み取った画像を
形成するときまたはコンピュータから出力された画像を
形成するときなどのように先頭頁から順に画像形成する
ときに行われ、その排紙後の用紙順序は正しい頁順にな
る。
【0025】また、手差給紙部125からOHPシート
などの硬い用紙が給紙され、この用紙に画像を形成する
ときには、用紙を反転パス122に導くことなく、画像
形成面を上向きにした状態(フェイスアップ)で排出ロ
ーラ118により排出する。
【0026】さらに、用紙の両面に画像形成を行う両面
記録が設定されている場合には、フラッパ121の切換
動作により用紙を反転パス122に導いた後に両面搬送
パス124へ搬送し、両面搬送パス124へ導かれた用
紙を上述したタイミングで感光ドラム111と転写部1
16との間に再度給紙する制御が行われる。
【0027】次に、固定原稿読みと原稿流し読みとのそ
れぞれにおける画像形成について図2を参照しながら説
明する。図2は図1の画像形成装置の固定原稿読みと原
稿流し読みとのそれぞれにおける画像形成に関する流れ
を示す図である。
【0028】固定原稿読み時には、上述したように、ス
キャナユニット104を左から右へ走査することによっ
て原稿画像を走査する。すなわち、図2(a)に示すよ
うに、原稿画像に対して、主走査方向をSy、副走査方
向をSxとする読取走査が行われ、イメージセンサ10
9により画像が読み取られる。このイメージセンサ10
9で読み取られた画像に関しては、その主走査方向Sy
に読み取った画像を露光制御部110で順にレーザ光に
変換し、そのレーザ光をポリゴンミラー110aで走査
することによって感光ドラム111上に静電潜像を形成
する。このようにして形成された静電潜像を用紙に転写
すると、用紙上には鏡像でない画像が形成されることに
なる。
【0029】これに対し、原稿流し読み時には、図2
(b)に示すように、原稿画像に対して、主走査方向を
Sy、副走査方向をSxとする読取走査が行われ、イメ
ージセンサ109により画像が読み取られる。ここで、
原稿流し読み時には、原稿が左から右に向けて搬送され
るから、副走査方向に関しては固定原稿読み時の副走査
方向と逆の方向になる。よって、イメージセンサ109
により読み取られた画像は原稿画像に対して鏡像とな
り、この鏡像を正しい画像を修正する必要がある。そこ
で、イメージセンサ109で読み取った画像に対して、
正しい画像にするための鏡像処理が施される。この鏡像
処理では、主走査方向の一方の向きに対して読み取った
画像をその主走査方向の一方の向きに対して逆向きに反
転させる。この鏡像処理によりイメージセンサ109で
読み取った画像は正しい画像に変換され、感光ドラム1
11上には鏡像処理後の静電潜像が形成される。このよ
うにして形成された静電潜像を用紙に転写すると、用紙
上には鏡像でない画像が形成されることになる。そし
て、この画像が形成された用紙は、反転排紙によりその
画像形成面を下に向けた状態で排出されることになり、
この反転排紙により排出された用紙の後端側は画像の左
端になるから、後述するように、フィニッシャ500に
より後端側を綴じれば、画像に対して用紙の左端を綴じ
ることが可能になる。
【0030】なお、副走査方向を入れ替えることによっ
て鏡像処理を行うことも可能であるが、この場合、1頁
分の画像の読取が終了しないと、鏡像処理を行うことが
できないことや、また反転排紙後の後端綴じによって用
紙の画像左端位置を綴じることを考慮すると、主走査方
向を入れ替えることによる鏡像処理が好ましい。
【0031】プリンタ300から排出された用紙は折り
装置400に送られる。この折り装置400は、用紙を
Z形に折りたたむ処理を行う。例えば、A3サイズやB
4サイズのシートでかつ折り処理が指定されているとき
には、折り装置400で折り処理を行い、それ以外の場
合、プリンタ300から排出された用紙は折り装置40
0を通過してフィニッシャ500に送られる。このフィ
ニッシャ500では、綴じ処理や穴あけ処理などを行
う。
【0032】次に、本画像形成システム全体の制御を司
るコントローラの構成について図3を参照しながら説明
する。図3は図1の画像形成システム全体の制御を司る
コントローラの構成を示すブロック図である。
【0033】コントローラは、図3に示すように、CP
U回路部150を有し、CPU回路部150は、CPU
(図示せず)、ROM151、RAM152を内蔵し、
ROM151に格納されている制御プログラムにより各
ブロック101,153,201,202,203,2
09,301,401,501を総括的に制御する。R
AM152は、制御データを一時的に保持し、また制御
に伴う演算処理の作業領域として用いられる。
【0034】原稿給送装置制御部101は、原稿給送装
置100をCPU回路部150からの指示に基づき駆動
制御する。イメージリーダ制御部201は、上述のスキ
ャナユニット104、イメージセンサ109などに対す
る駆動制御を行い、イメージセンサ109から出力され
たアナログ画像信号を画像信号制御部202に転送す
る。
【0035】画像信号制御部202は、イメージセンサ
109からのアナログ画像信号をデジタル信号に変換し
た後に各処理を施し、このデジタル信号をビデオ信号に
変換してプリンタ制御部301に出力する。また、コン
ピュータ210から外部I/F209を介して入力され
たデジタル画像信号に各種処理を施し、このデジタル画
像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部301に
出力する。この画像信号制御部202による処理動作
は、CPU回路部150により制御される。プリンタ制
御部301は、入力されたビデオ信号に基づき上述の露
光制御部110を駆動する。
【0036】操作部153は、画像形成に関する各種機
能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示す
るための表示部などを有し、各キーの操作に対応するキ
ー信号をCPU回路部150に出力するとともに、CP
U回路部150からの信号に基づき対応する情報を表示
部に表示する。
【0037】折り装置制御部401は折り装置400に
搭載され、CPU回路部150と情報のやり取りを行う
ことによって折り装置全体の駆動制御を行う。
【0038】フィニッシャ制御部501はフィニッシャ
500に搭載され、CPU回路部150と情報のやり取
りを行うことによってフィニッシャ全体の駆動制御を行
う。この制御内容については後述する。
【0039】次に、画像信号制御部202の構成につい
て図4を参照しながら説明する。図4は図3の画像信号
制御部202の構成を示すブロック図である。
【0040】画像信号制御部202は、図4に示すよう
に、イメージリーダ制御部201からのアナログ画像信
号をデジタル信号に変換し、このデジタル信号に各種処
理を施す画像処理部203を有する。この画像処理部2
03においては、シェーディング補正、操作部153に
より設定された編集処理(拡大、縮小の変倍処理な
ど)、濃度補正などの処理が行われ、この処理後の信号
はビデオデータとしてラインメモリ204に格納され
る。
【0041】ラインメモリ204は上述した鏡像処理を
行うためのメモリであり、必要に応じてこのメモリ上
で、主走査方向の一方の向きに対して読み取った1ライ
ン分のビデオデータがその主走査方向の一方の向きに対
して逆向きに入れ替えられる。ラインメモリ204から
出力されたビデオデータはページメモリ205に格納さ
れる。
【0042】ページメモリ205は所定サイズの原稿1
ページ分の記憶容量を有し、ビデオデータは、ラインメ
モリ204から出力された順にページメモリ205に格
納される。原稿固定読取り時には、この格納されたビデ
オデータは格納された順に読み出される。また、ページ
メモリ205は、コンピュータ210から外部I/F2
09を介して出力されたデータを格納する。
【0043】ページメモリ205から読み出されたビデ
オデータは、直接プリンタ制御部301に送出され、ま
た必要に応じて一旦ハードディスク206に格納された
後にプリンタ制御部301に送出される。このハードデ
ィスク206は、頁順を入れ替える処理に用いられる。
【0044】次に、折り装置400およびフィニッシャ
500の構成について図5を参照しながら説明する。図
5は図1の折り装置400およびフィニッシャ500の
構成を示す図である。
【0045】折り装置400は、図5に示すように、プ
リンタ300から排出された用紙を導入し、フィニッシ
ャ500側に導くための折り搬送水平パス402を有す
る。折り搬送水平パス402の入口部(プリンタ300
側)には、このパス上に用紙があるか否かを検出するた
めの折り搬送水平パスセンサ430が設けられている。
また、折り搬送水平パス402の出口部(フィニッシャ
500側)には、折りパス選択フラッパ410が設けら
れている。この折りパス選択フラッパ410は、折り搬
送水平パス402上の用紙を折りパス420またはフィ
ニッシャ側500に導くための切換動作を行う。
【0046】ここで、折り処理を行う場合には、折りパ
ス選択フラッパ410がオンされ、用紙が折りパス42
0に導かれる。折りパス420に導かれた用紙は、折り
ローラ421まで搬送されてZ形に折りたたまれる。折
りパス420上には、折りパスセンサ431が設けら
れ、この折りパスセンサ431は搬送タイミング/ジャ
ム検出などに用いられる。これに対し、折り処理を行わ
ない場合には、折りパス選択フラッパ410がオフさ
れ、用紙はプリンタ300から折り搬送水平パス402
を介してフィニッシャ500に直接に送られる。
【0047】フィニッシャ500は、折り装置400を
介して排出された用紙を順に取り込み、取り込んだ複数
の用紙を整合して1つの束に束ねる処理、束ねた用紙束
の後端をステイプルで綴じるステイプル処理、取り込ん
だ用紙の後端付近に孔あけをするパンチ処理、ソート処
理、ノンソート処理、製本処理などの各シート後処理を
行う。
【0048】フィニッシャ500は、図5に示すよう
に、プリンタ300から折り装置400を介して排出さ
れた用紙をサドル選択フラッパ515に向けて導く。サ
ドル選択フラッパ515は、用紙を、製本処理を行うた
めのサドル搬送パス524または搬送ローラ503へ向
う搬送パス520へ導くための切換動作を行う。サドル
選択フラッパ515の切換動作により、サドル搬送パス
524に導かれた用紙は、製本ローラ508に送られ、
この製本ローラ508により製本化処理された後にサド
ル排紙トレイ702に排出される。
【0049】これに対し、搬送パス520へ導かれた用
紙は、搬送ローラ503を介してパンチユニット550
に送られる。ここで、搬送ローラ530の入口手前に
は、入口センサ531が設けられている。パンチユニッ
ト550は、互いに噛み合うように配置されているパン
チとダイスから構成される穿孔手段を有し、パンチとダ
イスはパンチ駆動モータにより回転駆動され、搬送中の
用紙に孔をあける。この際、パンチとダイスの回転速度
を搬送ローラ503の回転速度と同じに設定することに
よって、搬送中の用紙に対して穿孔を行うことが可能に
なる。また、搬送する用紙の奥端部(用紙搬送方向に直
交する方向の端部)を検出するセンサが設けられてお
り、このセンサの検出信号に基づきパンチユニット55
0を用紙搬送方向と直交する方向に移動させ、所定位置
に停止させて穿孔を行うことにより、横方向の位置合わ
せが可能ように構成されている。パンチユニット550
は必要に応じて駆動され、穿孔が設定されていないと
き、用紙はパンチユニット550をスルーする。
【0050】パンチユニット550を通過した用紙は、
バッファローラ505に送られる。バッファローラ50
5は、その外周に送られた用紙を所定枚数積層して巻き
付け可能なローラであって、必要に応じてこのローラの
外周には各押下コロにより巻き付けられる。バッファロ
ーラ505に巻き付けられた用紙はバッファローラ50
5の回転方向に搬送される。
【0051】バッファローラ505に周囲には、切換フ
ラッパ511および切換フラッパ510が配置されてい
る。切換フラッパ511はバッファローラ505に巻き
付けられた用紙をバッファローラ505から剥離してサ
ンプルパス521に導くためのフラッパであり、切換フ
ラッパ510はバッファローラ505に巻き付けられた
用紙をバッファローラ505から剥離してソートパス5
22に、またはバッファローラ505に巻き付けられた
用紙を巻き付けられた状態でバッファパス523に導く
ためのフラッパである。
【0052】バッファローラ505に巻き付けられた用
紙をサンプルパス521に導くときには、切換フラッパ
511が動作してバッファローラ505から巻き付けら
れた用紙が剥離され、サンプルパス521に導かれる。
サンプルパス521に導かれた用紙は、排出ローラ50
9を介してサンプルトレイ701上に排紙される。サン
プルパス521の途中には、ジャム検出などのための排
紙センサ533が設けられている。サンプルトレイ70
1は、上下方向に自走可能に構成されている。
【0053】バッファローラ505に巻き付けられた用
紙をバッファパス523に導くときには、切換フラッパ
510および切換フラップ511はともに動作せず、用
紙はバッファローラ505に巻き付けられた状態でバッ
ファパス523に送られる。
【0054】バッファローラ505に巻き付けられた用
紙をソートパス522に導くときには、切換フラッパ5
11は動作せずに切換フラッパ510が動作してバッフ
ァローラ505から巻き付けられた用紙が剥離され、こ
の用紙はソートパス522に導かれる。ソートパス52
2に導かれた用紙は、搬送ローラ506,507を介し
て中間トレイ(以下、処理トレイという)630上に積
載される。各搬送ローラ506,507間には、ソート
パスセンサ534が設けられている。
【0055】処理トレイ630上に束状に積載された用
紙は、必要に応じて整合処理、スティプル処理などが施
された後に、排出ローラ680によりスタックトレイ7
00上に排出される。処理トレイ630上に束状に積載
された用紙に対する整合処理には、処理トレイ630の
上方に配置された整合手段640が用いられる。この整
合手段640の構成および動作については後述する。ま
た、処理トレイ630上に束状に積載された用紙を綴じ
るステイプル処理には、ステイプラ601が用いられ
る。このステイプラ601の動作については後述する。
スタックトレイ700は、サンプルトレイ701と同様
に、上下方向に自走可能に構成されている。
【0056】次に、フィニッシャ500における動作に
ついて図6ないし図16を参照しながら説明する。この
フィニッシャ500の動作は、フィニッシャ制御部50
1により制御され、その制御の手順はCPU回路部15
0からの指示に応じて実行される。
【0057】まず、モード判別処理について図6を参照
しながら説明する。図6は図1の画像形成システムのフ
ィニッシャにおけるモード判別処理の手順を示すフロー
チャートである。
【0058】モード判別処理では、図6に示すように、
まずステップS1において、フィニッシャ500の動作
開始を指示するスタート信号の出力を待つ。このスター
ト信号は、操作部153における複写開始を指示するス
タートキーが押されると、CPU回路部150からフィ
ニッシャ制御部501に対して出力される。このスター
ト信号が出力されるまでは、フィニッシャ500は待機
状態を続ける。
【0059】フィニッシャ500に対するスタート信号
が出力されると、ステップS2に進み、入口モータ、バ
ッファモータ、排紙モータなどの各駆動モータをオンす
る。続くステップS3では、ステイプル位置割り当て処
理を行う。この処理の詳細については、図14に基づき
後述する。
【0060】次いで、ステップS4に進み、設定された
動作モードを判別する。設定された動作モードがノンソ
ート処理であるときには、ステップS5に進み、ノンソ
ート処理を実行する。設定された動作モードがソート処
理であるときには、ステップS6に進み、ソート処理を
実行する。設定された動作モードがステイプルソート処
理であるときには、ステップS7に進み、ステイプルソ
ート処理を実行する。そして対応する処理が実行される
と、ステップS8に進み、入口モータ、バッファモー
タ、排紙モータなどの各駆動モータをオフし、再度上記
ステップS1に戻り、スタート信号の出力を待つ。
【0061】次に、上記ステップS5のノンソート処理
について図7を参照しながら説明する。図7は図6のス
テップS5におけるノンソート処理の手順を示すフロー
チャートである。
【0062】ノンソート処理では、図7に示すように、
まずステップS101において、フラッパ511を駆動
し、ノンソートパス521を選択する。このとき、サド
ル選択フラッパ515により搬送パス520が選択され
ている。続くステップS102では、フィニッシャ50
0に対するスタートがオン状態であるか否かを判定す
る。フィニッシャ500に対するスタートがオン状態で
あるときには、プリンタ300から排出された用紙がフ
ィニッシャ500内に搬入されるから、ステップS10
3で、パスセンサ531がオンであるか否かを判定し、
パスセンサ531がオンでないときには、再度上記ステ
ップS101に戻る。これに対し、パスセンサ531が
オンであるときには、フィニッシャ500内に搬入され
た用紙の先端がこのパスセンサ531まで到達したと判
断してステップS104に進み、パスセンサ531がオ
フになることを待ち、パスセンサ531がオフになる
と、用紙がパスセンサ531を通過したと判断して上記
ステップS101に戻り、パスセンサ531を用いて用
紙の搬入の有無に対する監視を続行する。
【0063】そして、上記ステップS102でフィニッ
シャ500に対するスタートがオフされたと判定する
と、プリンタ300側での画像形成が終了したと判断し
てステップS105に進み、全ての用紙がサンプルトレ
イ701上に排紙されることを待ち、全ての排紙が完了
すると、ステップS106に進み、フラッパ511をオ
フし、処理を抜ける。
【0064】次に、上記図5のステップS6におけるソ
ート処理について図8を参照しながら説明する。図8は
図5のステップS6におけるソート処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【0065】ソート処理では、図8に示すように、まず
ステップS201において、フラッパ511を駆動し、
ソートパス522を選択する。このとき、サドル選択フ
ラッパ515により搬送パス520が選択されている。
続くステップS202では、フィニッシャ500に対す
るスタートがオン状態であるか否かを判定する。フィニ
ッシャ500に対するスタートがオン状態であるときに
は、プリンタ300から排出された用紙がフィニッシャ
500内に搬入されるから、ステップS203で、パス
センサ531がオンであるか否かを判定し、パスセンサ
531がオンでないときには、再度上記ステップS20
1に戻る。これに対し、パスセンサ531がオンである
ときには、フィニッシャ500内に搬入された用紙の先
端がこのパスセンサ531まで到達したと判断してステ
ップS204に進み、ソート紙シーケンスを起動する。
そして、続くステップS205で、パスセンサ531が
オフになることを待ち、パスセンサ531がオフになる
と、用紙がパスセンサ531を通過したと判断して上記
ステップS201に戻り、パスセンサ531を用いて用
紙の搬入の有無に対する監視を続行する。
【0066】そして、上記ステップS202でフィニッ
シャ500に対するスタートがオフされたと判定する
と、プリンタ300側での画像形成が終了したと判断し
てステップS206に進み、全ての用紙がスタックトレ
イ700上に排紙されることを待ち、全ての排紙が完了
すると、ステップS207に進み、フラッパ511をオ
フし、処理を抜ける。
【0067】次に、上記図5のステップS7におけるス
テイプルソート処理について図9を参照しながら説明す
る。図9は図5のステップS7におけるソート処理の手
順を示すフローチャートである。
【0068】ステイプルソート処理では、図9に示すよ
うに、まずステップS301において、フラッパ511
を駆動し、ソートパス522を選択する。このとき、サ
ドル選択フラッパ515により搬送パス520が選択さ
れている。続くステップS302では、フィニッシャ5
00に対するスタートがオン状態であるか否かを判定す
る。フィニッシャ500に対するスタートがオン状態で
あるときには、プリンタ300から排出された用紙がフ
ィニッシャ500内に搬入されるから、ステップS30
3で、パスセンサ531がオンであるか否かを判定し、
パスセンサ531がオンでないときには、再度上記ステ
ップS301に戻る。これに対し、パスセンサ531が
オンであるときには、フィニッシャ500内に搬入され
た用紙の先端がこのパスセンサ531まで到達したと判
断してステップS304に進み、ソート紙シーケンスを
起動する。そして、続くステップS305で、パスセン
サ531がオフになることを待ち、パスセンサ531が
オフになると、用紙がパスセンサ531を通過したと判
断して上記ステップS301に戻り、パスセンサ531
を用いて用紙の搬入の有無に対する監視を続行する。
【0069】そして、上記ステップS302でフィニッ
シャ500に対するスタートがオフされたと判定する
と、プリンタ300側での画像形成が終了したと判断し
てステップS306に進み、全ての用紙がスタックトレ
イ700上に排紙されることを待ち、全ての排紙が完了
すると、ステップS307に進み、フラッパ511をオ
フし、処理を抜ける。
【0070】次に、上記図8のステップS204および
上記図9のステップS304におけるソート紙シーケン
スについて図10を参照しながら説明する。図10は図
8のステップS204および上記図9のステップS30
4におけるソート紙シーケンスを示すフローチャートで
ある。このソート紙シーケンスは搬送される用紙1枚毎
に割り当てられた処理であり、この処理のプログラムは
マルチタスクで実行される。
【0071】ソート紙シーケンスが起動されると、図1
0に示すように、まずステップS401において、紙属
性判別処理を実行する。この紙属性判別処理では、搬送
される用紙に対して、それが処理トレイ630上に束積
載された後に「束の排出を行う用紙であるか」といった
属性を決めたり、それに伴う変数の設定/クリアなどを
行う。この紙属性判別処理の詳細については後述する。
【0072】次いで、ステップS402に進み、用紙を
50mm分搬送し、続くステップS403で、バッファ
ローラ505を駆動する。すなわち、上述したように、
ソート処理またはステイプルソート処理においてはパス
センサ531がオンすると、ソート紙シーケンスが起動
されるから、用紙の先端がパスセンサ531に到達して
から用紙が50mm分搬送された時点でバッファローラ
505の駆動が開始されることになる。
【0073】次いで、ステップS404に進み、用紙を
150mm分搬送し、続くステップS405で、フラッ
パ510を駆動してソートパス522を選択する。これ
により、用紙はソートパス522を介して処理トレイ6
30へ導かれる。そして、ステップS406において、
用紙の処理トレイ630への排出完了を待ち、用紙が処
理トレイ630へ排出されると、ステップS407に進
み、排出カウンタを1インクリメントする。
【0074】次いで、ステップS408に進み、処理ト
レイ630上に排出された用紙を紙整合位置で整合さ
せ、続くステップS409で、束排出動作判別処理を行
い、そして本処理を抜ける。
【0075】次に、上記ステップS401における紙属
性判別処理について図11を参照しながら説明する。図
11は図10のステップS401における紙属性判別処
理の手順を示すフローチャートである。
【0076】紙属性判別処理では、図11に示すよう
に、まずステップS501において、バッファローラ5
05を通過した用紙の枚数をカウントするバッファ通過
カウンタを1インクリメントし、続くステップS502
で、処理トレイ630上の紙整合位置として、予め設定
されている整合位置情報を登録する。この整合位置情報
は、処理トレイ630上における用紙の搬送方向に直交
する位置を規定する情報であり、例えばこの整合位置情
報としては、各用紙サイズ毎に2つの整合位置を示す情
報が準備されている。この整合位置の具体例については
後述する。
【0077】次いで、ステップS503に進み、用紙が
1束の最終紙であるか否かを判定する。ここで、1束と
は、ソートモードであれば、仕分けを行う束の単位をい
い、ステイプルモードであれば、ステイプル処理を行う
束の単位をいう。用紙が1束の最終紙でなければ、ステ
ップS504に進み、用紙のサイズがハーフサイズであ
るか否かを判定する。用紙のサイズがハーフサイズであ
るときには、ステップS505に進み、動作モードがソ
ートモードであるか否かを判定し、動作モードがソート
モードでないすなわちステイプル動作モードであるとき
には、本処理を抜ける。
【0078】動作モードがソートモードであるときに
は、ステップS506に進み、バッファ通過カウンタの
カウント値が5に到達したか否かを判定する。ここで、
バッファ通過カウンタのカウント値が5に到達したとき
には、ステップS507に進み、この用紙に対して束排
出することを示す「束排出紙」の指定を行い、バッファ
通過カウンタを「0」にクリアし、そして本処理を抜け
る。この「束排出紙」に指定することは、この用紙が処
理トレイ630上に排出/積載された後に、処理トレイ
630からスタックトレイ700への束排出動作を開始
することを意味し、この「束排出紙」情報は、後述する
束排出動作判別処理に用いられる。これに対し、バッフ
ァ通過カウンタのカウント値が5に到達していないとき
には、本処理を抜ける。
【0079】上記ステップS504で用紙のサイズがハ
ーフサイズでないと判定されたときには、ステップS5
08に進み、動作モードがソートモードであるか否かを
判定し、動作モードがソートモードでないすなわちステ
イプル動作モードであるときには、本処理を抜ける。
【0080】動作モードがソートモードであるときに
は、ステップS509に進み、バッファ通過カウンタの
カウント値が3に到達したか否かを判定する。ここで、
バッファ通過カウンタのカウント値が3に到達したとき
には、ステップS510に進み、この用紙に対して束排
出することを示す「束排出紙」の指定を行い、バッファ
通過カウンタを「0」にクリアし、そして本処理を抜け
る。これに対し、バッファ通過カウンタのカウント値が
3に到達していないときには、本処理を抜ける。
【0081】上記ステップS503において用紙が1束
の最終紙であると判定されると、ステップS511に進
み、整合位置情報を判別し、整合位置情報が整合位置A
に設定されているときには、ステップS512で整合位
置情報を整合位置Bに設定する。整合位置情報が整合位
置Bに設定されているときには、ステップS512で整
合位置情報を整合位置Aに設定する。このように、用紙
が1束の最終紙であるときには、整合位置情報が入れ替
えられ、この入替後にステップS514に進み、この用
紙に対して束排出することを示す「束排出紙」の指定を
行い、バッファ通過カウンタを「0」にクリアし、そし
て本処理を抜ける。
【0082】次に、上記図10のステップS409にお
ける束排出動作判別処理について図12を参照しながら
説明する。図12は図10のステップS409における
束排出動作判別処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【0083】束排出動作判別処理では、図12に示すよ
うに、まずステップS601において動作モードがステ
イプルソートモードであるか否かを判別し、動作モード
がステイプルソートモードでないときには、ステップS
602に進み、処理トレイ630に排出された用紙が束
排出紙であるか否かを判定する。この用紙が束排出紙で
なければ、本処理を抜ける。この用紙が束排出紙であれ
ば、ステップS605に進み、処理トレイ630上方に
設けられた揺動ガイドを下降動作させ、続くステップS
606で束排出ローラを所定量駆動し、処理トレイ63
0上の用紙束を排出する。
【0084】次いで、ステップS607に進み、スタッ
クトレイ700を昇降させ、スタックトレイ700への
束積載を動作を完了させ、続くステップS608で、排
出カウンタを「0」にクリアし、本処理を抜ける。
【0085】これに対し、上記ステップS601におい
て動作モードがステイプルモードであると判定される
と、ステップS603に進み、用紙が束排出紙であるか
否かを判定し、用紙が束排出紙でないときには、本処理
を抜ける。用紙が束排出紙であるときには、ステップS
605に進み、処理トレイ630上方に設けられた揺動
ガイド(図示せず)を下降動作させ、続くステップS6
06で束排出ローラを所定量駆動し、処理トレイ630
上の用紙束を排出する。
【0086】次いで、ステップS607に進み、スタッ
クトレイ700を昇降させ、スタックトレイ700への
束積載動作を完了させ、続くステップS608で、排出
カウンタを「0」にクリアし、本処理を抜ける。
【0087】次に、処理トレイ630上での整合処理お
よびステイプル処理について図13ないし図16を参照
しながら説明する。図13は図12のステップS604
におけるステイプル処理の手順を示すフローチャート、
図14は図6のステップS3におけるステイプル位置割
り当て処理の手順を示すフローチャート、図15は図1
3のステップS708におけるステイプラ移動処理の手
順を示すフローチャート、図16は図5のフィニッシャ
の処理トレイ上における整合手段の動作およびステイプ
ラの動作を説明するための図である。
【0088】上記整合手段640(図5に示す)は、図
16(a),(b)に示すように、処理トレイ630上
に規定された2つの整合位置A,Bでそれぞれ用紙束を
整合させる1対の整合部材640a,640bを有す
る。各整合部材640a,640bは、互いに対向する
ように用紙搬送方向と直交する方向に間隔をおいて配置
されるとともに、処理トレイ630上を用紙搬送方向と
直交する方向に移動可能に構成されている。整合位置A
は、図16(a)に示すように、用紙束を処理トレイ6
30上の中心線Ldに対して図中の右側にオフセットし
た状態で整合させる位置であり、この整合位置Aでの整
合を行うときには、移動させる各整合部材640a,6
40bが整合位置Aで用紙束を整合させるように対応す
る位置に移動される。整合位置Bは、図16(b)に示
すように、用紙束を処理トレイ630上の中心線Ldに
対して図中の左側にオフセットした状態で整合させる位
置であり、この整合位置Bでの整合を行うときには、移
動させる各整合部材640a,640bが整合位置Bで
用紙束を整合させるように対応する位置に移動される。
【0089】このように、1束毎に整合位置A,Bを切
り換え、切り換えた整合位置で整合された用紙束をその
ままスタックトレイ700上に排出することによって、
スタックトレイ700上に各用紙束をオフセットした状
態で積載することが可能になる。すなわち、スタックト
レイ700を搬送方向と直交する方向に移動させるトレ
イシフト動作を行うことなく、オフセット状態での用紙
束の積載を行うことができ、このトレイシフト動作に起
因する用紙束の積載量の制限を回避することができると
ともに、このトレイシフト用駆動モータを削減すること
ができる。
【0090】また、用紙束を2箇所S1,S2で綴じる
ステイプル処理では、図16(a),(b)に示すよう
に、各整合位置A,Bにおいて、ステイプラ601を対
応する位置にそれぞれ移動させて用紙束を綴じる。例え
ば、図16(a)に示すように、整合位置Aにおいて用
紙束に対して2箇所綴じを行うときには、まず整合位置
Aで整合された用紙束の一方の綴じ箇所S1に対応する
位置A1にステイプラ601を移動させて停止させ、こ
の綴じ箇所S1を綴じる。次いで、ステイプラ601を
用紙束の他方の綴じ箇所S2に対応する位置A2にステ
イプラ601を移動させて、この綴じ箇所S2を綴じ
る。
【0091】この綴じられた用紙束をスタックトレイ7
00へ排出した後は、図16(b)に示すように、整合
位置が整合Aから整合位置Bに切り換えられ、この整合
位置Bで整合される用紙束の一方の綴じ箇所S2に対応
する位置B2にステイプラ601を移動させて停止さ
せ、用紙束の積載完了を待ち、用紙束の積載が完了する
と、この綴じ箇所S2を綴じる。ここで、最初に一方の
綴じ箇所S2に対応する位置B2にステイプラ601を
移動させるのは、ステイプラ601を整合位置Aにおけ
る用紙束に対する位置A2から位置B2まで移動させる
距離が短くなり、その移動時間を短縮させるためであ
る。次いで、位置Bで綴じ箇所B2を綴じると、ステイ
プラ601を用紙束の他方の綴じ箇所S1に対応する位
置B1にステイプラ601を移動させて、この綴じ箇所
S1を綴じる。そして、整合位置が整合位置Bから整合
位置Aへ切り換えられることに伴い、ステイプラ601
は位置B1から位置A1に移動され、この位置A1で次
束の綴じを行うために待機する。
【0092】よって、各整合位置A,Bにおいてステイ
プラ601を対応する位置にそれぞれ移動させて用紙束
を綴じる際には、図16(c)に示すように、ステイプ
ラ601を整合位置Aにおいて位置A1から位置A2へ
移動させ、整合位置Bへの切換に伴いステイプラ601
を位置A2から位置B2へ移動させ、そしてステイプラ
601を位置B1から位置A1に移動させる。このよう
な移動動作を繰り返しながらステイプル処理が行われる
ことになる。
【0093】このステイプル2箇所綴じモードにおける
2つの綴じ箇所の設定は、ステイプル位置割り当て処理
により行われる。このステイプル位置割り当て処理で
は、図14に示すように、ステップS800において、
整合位置Aに対する第1ステイプル位置として位置A1
を、第2ステイプル位置として位置A2をそれぞれ設定
するとともに、整合位置Bに対する第1ステイプル位置
として位置B2を、第2ステイプル位置として位置B1
をそれぞれ設定する。すなわち、上記図16に示したよ
うに、各整合位置A,Bにおける各位置A1,A2,B
1,B2が設定されている。
【0094】このステイプラ601によるステイプル処
理では、図13に示すように、まずステップS701に
おいて、ステイプラ601が現在の整合位置に対応する
ステイプル位置へ移動させる。ここでは、上述したよう
に、前束の綴じが完了後にステイプラ601の移動が行
われているから、ステイプラ601の対応するステイプ
ル位置へ移動動作が完了しているか否かを確認するのみ
である。ここで、上記ステイプル位置は綴じ箇所の箇所
数(1箇所または2箇所)に応じて予め設定されている
位置である。
【0095】次いで、ステップS702に進み、整合手
段640により処理トレイ630上に設定された整合位
置で束を整合し、続くステップS703で、ステイプラ
601によりステイプル動作を行う。そして、ステップ
S704に進み、動作モードが2つの綴じ箇所を綴じる
ステイプル2箇所綴じモードであるか否かを判定し、動
作モードがステイプル2箇所綴じモードであるときに
は、既に第1ステイプル位置における綴じ処理が完了し
ているから、ステップS705で、ステイプラ601を
第2ステイプル位置に移動させ、続くステップS706
で、この第2ステイプル位置において綴じ処理を行う。
【0096】次いで、ステップS707に進み、処理ト
レイ630上の用紙束の整合を解除し、続くステップS
708で、ステイプラ移動処理を実行し、本処理を抜け
る。このステイプル2箇所綴じモードにおけるステイプ
ラ移動処理の詳細については後述する。
【0097】上記ステップS704において動作モード
がステイプル2箇所綴じモードでないすなわちステイプ
ル1箇所綴じモードであるときには、ステップS705
およびステップS706をスキップしてステップS70
7に進み、処理トレイ630上の用紙束の整合を解除
し、続くステップS708で、ステイプラ移動処理を実
行し、本処理を抜ける。このステイプル1箇所綴じモー
ドにおけるステイプラ移動処理では、実際にステイプラ
601を移動させることはなく、単に所定位置に保持す
るための動作確認を行う。
【0098】次に、上記ステイプル2箇所綴じモードに
おけるステイプラ移動処理を説明すると、図15に示す
ように、まずステップS900において現在の整合位置
を判別し、現在の整合位置が整合位置Aであるときに
は、ステップS901に進み、ステイプラ601を整合
位置Bの第1ステイプル位置(図16の例では位置B
2)へ移動させ、本処理を抜ける。これに対し、現在の
整合位置が整合位置Bであるときには、ステップS90
2に進み、ステイプラ601を整合位置Aの第1ステイ
プル位置(図16の例では位置A1)へ移動させ、本処
理を抜ける。
【0099】次に、上記ステイプル2箇所綴じモードに
おいて、設定された綴じ位置の間隔値に応じて、処理ト
レイ630上の束を構成する最終用紙から次の束の先頭
用紙が処理トレイ630に積載されるまでの用紙間隔時
間を変更する制御の手順について図16ないし図18を
参照しながら説明する。図17は図5のフィニッシャに
おける用紙間隔時間を変更するための待ち時間処理の手
順を示すフローチャート、図18はフィニッシャにおけ
る動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【0100】まず、ステイプル2箇所綴じモードにおけ
るステイプラ601の綴じ位置の間隔に応じた動作の変
化状態ついて図16および図18を参照しながら説明す
る。ステイプル2箇所綴じモードでは、図16(c)に
示すように、整合位置Aの用紙束に対してステイプラ6
01の綴じ位置としてA1,A2が設定され、各綴じ位
置間をステイプラ601が移動する(図中の軌跡a)。
このとき、設定された綴じ位置A1,A2間の間隔に応
じて、ステイプラ601の移動量および移動時間が変化
する。
【0101】例えば、綴じ位置A1,A2間の間隔が1
00mmである場合のステイプラ601の移動量および
移動時間は、綴じ位置A1,A2間の間隔が50mmで
ある場合に比して2倍になる。
【0102】具体的には、綴じ位置A1,A2間の間隔
が100mmである場合、図18(a)に示すように、
処理トレイ630へ用紙を排出するローラ部に設けられ
たパスセンサ(SW;図示せず)が束の最終用紙を検出
する。そしてその最終の用紙の後端がパスセンサを抜け
ると、パスセンサはオフし、このパスセンサのオフから
所定時間経過後に、処理トレイ630上で整合が行われ
る。この整合後、綴じ位置A1に位置するステイプラ6
01で用紙束が綴じられる。この綴じ位置A1での綴じ
動作後、ステイプル601は次の綴じ位置A2に向けて
移動を開始し、ステイプラ601が100mm分移動し
て綴じ位置A2に到達すると、この綴じ位置A2でステ
イプラ601によって用紙束が綴じられる。この綴じ動
作が終了すると、綴じられた束は処理トレイ630から
スタックトレイ700に排出される。そして、次束の1
枚目の用紙が処理トレイに排出されることがパスセンサ
により検出される。よって、図示するように、1つの用
紙束の最終用紙が処理トレイ630に積載されてから次
束の1枚目の用紙が処理トレイ630に積載されるまで
の時間としてはT1の時間を要することになる。
【0103】これに対し、綴じ位置A1,A2間の間隔
が50mmである場合、図18(b)に示すように、パ
スセンサ(SW)が最終用紙を検出し、その最終用紙の
後端がパスセンサを抜けると、パスセンサはオフし、こ
のパスセンサのオフから所定時間経過後に、処理トレイ
630上で整合が行われる。この整合後、綴じ位置A1
に位置するステイプラ601で用紙束が綴じられる。こ
の綴じ位置A1での綴じ動作後、ステイプル601は次
の綴じ位置A2に向けて移動を開始し、ステイプラ60
1が100mm分移動して綴じ位置A2に到達すると、
この綴じ位置A2でステイプラ601によって用紙束が
綴じられる。綴じ動作が終了すると、綴じられた束は処
理トレイ630からスタックトレイ700に排出され
る。このとき、その移動量および移動時間は上述した綴
じ位置A1,A2間の間隔が100mmである場合に比
して約半分になるから、用紙束を排出してから次束の1
枚目の用紙が処理トレイに排出されるまでに時間Tdを
余分に待つことになる。よって、図示するように、1つ
の用紙束の最終用紙が処理トレイ630に積載されてか
ら次束の1枚目の用紙が処理トレイ630に積載される
までの時間としてはT1が固定的に設定されている場合
には、無駄に時間Tdを使うことになり、処理が最適化
されているとはいえない。
【0104】そこで、本実施の形態では、図18(c)
に示すように、上記ステイプル2箇所綴じモードにおい
て、設定された綴じ位置の間隔値に応じて、処理トレイ
630上の束を構成する最終用紙から次束の1枚目用紙
が処理トレイ630に積載されるまでの用紙間隔時間を
変更する。本例では、綴じ位置A1,A2間の間隔が5
0mmである場合、1つの用紙束の最終用紙が処理トレ
イ630に積載されてから次束の1枚目の用紙が処理ト
レイ630に積載されるまでの時間をT2に設定して、
無駄な時間Tdを省いている。
【0105】この用紙間隔時間の変更は、待ち時間処理
により行われる。具体的には、図17に示すように、ま
ずステップS1001において、フィニッシャスタート
信号を待ち、フィニッシャスタート信号を受けると、ス
テップS1002に進み、給紙信号の入力の有無を判定
し、給紙信号が入力されなければ、上記ステップS10
01に戻る。給紙信号が入力されると、ステップS10
09に進み、この給紙信号に基づき給紙された用紙が束
の1枚目の用紙であるか否かを判定する。給紙された用
紙が束の1枚目の用紙でないときには、上記ステップS
1001に戻り、給紙された用紙が束の1枚目の用紙で
あると、ステップS1010に進み、綴じ間隔を決定す
るためのピッチ間隔確定処理を実行する。このピッチ間
隔確定処理では、ステイプラ601の綴じ位置を設定し
て確定する。
【0106】次いで、ステップS1003に進み、モー
ド判別を行う。ここで、綴じモードとしてステイプル2
箇所綴じモードが設定されているときには、ステップS
1004に進み、綴じ位置の間隔の判別を行い、綴じ位
置の間隔が60mmより大きいときには、ステップS1
005で待ち時間をT1に設定し、再度上記ステップS
1001に戻る。これに対し、綴じ位置の間隔が60m
m以下であるときには、ステップS1006で待ち時間
をT2に設定し、再度上記ステップS1001に戻る。
ここで、この待ち時間T2とT1との間には、T1>T
2の関係が成立する。すなわち、綴じ位置間隔が小さい
とき、ステイプラ601の移動に要する時間が短くな
り、処理トレイ630上の束を構成する最終用紙から次
の束の先頭用紙が処理トレイ630に積載されるまでの
用紙間隔時間が短くなる。よって、次の束の先頭用紙が
積載されるまでの時間を無駄に待つことがなく、処理が
最適化され、処理性が向上される。
【0107】なお、本実施の形態では、待ち時間変更条
件として綴じ位置間隔60mmを用いているが、この待
つ時間変更条件となる綴じ位置間隔を更に細分化して待
ち時間を設定するようにしてよい。また、待つ時間変更
条件となる綴じ位置間隔を用いた演算処理により待ち時
間を算出するように構成することも可能である。
【0108】上記ステップS1003においてステイプ
ル1箇所綴じモードが設定されていると判定されたとき
には、ステップS1007に進み、待ち時間をT3に設
定し、再度上記ステップS1001に戻る。
【0109】上記ステップS1003において綴じモー
ドが設定されていないと判定されたときには、ステップ
S1008に進み、待ち時間をT4に設定し、再度上記
ステップS1001に戻る。
【0110】以上のように、本実施の形態によれば、ス
テイプラ601の綴じ位置への移動時間の変化に応じて
処理を最適化することができる。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし3
記載の後処理装置によれば、受け入れた転写材を一時的
に滞留させることによって複数枚の転写材からなる束を
処理段上に形成して積載する束積載手段と、処理段上に
積載された束を所定搬送方向に搬送して積載段へ排出す
る束排出手段と、所定搬送方向に直交する方向へ綴じ位
置に向けて移動し、該綴じ位置で処理段上の束を綴じる
綴じ手段と、処理段上の束を複数箇所で綴じる複数箇所
綴じモードを設定する綴じモード設定手段と、束に対す
る綴じ位置の間隔を設定する綴じ位置間隔設定手段と、
綴じ手段により綴じる束を構成する転写材の内の最終に
排出される転写材と次の束を構成する転写材の内の最初
に排出される転写材間の時間間隔を設定する転写材間時
間間隔設定手段とを備え、複数箇所綴じモード設定時
に、綴じ位置間隔設定手段によって設定される綴じ位置
の間隔値に応じて、転写材間時間間隔設定手段によって
設定される時間を変更するように制御するから、綴じ手
段の綴じ位置への移動時間の変化に応じて処理を最適化
することができる。
【0112】請求項4記載の後処理装置によれば、処理
段上に異なる少なくとも2箇所の整合位置を規定し、処
理段上に記束が形成される毎にその束の整合位置を変え
て該束を所定搬送方向に直交する方向に整合させる束整
合手段を備え、綴じ手段は、各整合位置で整合された束
を綴じるから、綴じた転写材束を積載段にオフセットし
た状態で積載することができる。
【0113】請求項5ないし7記載の後処理方法によれ
ば、処理段上の束を複数箇所で綴じる複数箇所綴じモー
ドを設定する工程と、束に対する綴じ位置の間隔を設定
する工程と、綴じ手段により綴じる束を構成する転写材
の内の最終に排出される転写材と次の束を構成する転写
材の内の最初に排出される転写材間の時間間隔を設定す
る工程と、複数箇所綴じモード設定時に、綴じ位置間隔
設定手段によって設定される綴じ位置の間隔値に応じ
て、転写材間時間間隔設定手段によって設定される時間
を変更するように制御する工程とを有するから、綴じ手
段の綴じ位置への移動時間の変化に応じて処理を最適化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の後処理装置の実施の一形態を用いた画
像形成システムの構成を示す図である。
【図2】図1の画像形成装置の固定原稿読みと原稿流し
読みとのそれぞれにおける画像形成に関する流れを示す
図である。
【図3】図1の画像形成システム全体の制御を司るコン
トローラの構成を示すブロック図である。
【図4】図3の画像信号制御部202の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】図1の折り装置400およびフィニッシャ50
0の構成を示す図である。
【図6】図1の画像形成システムのフィニッシャにおけ
るモード判別処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】図6のステップS5におけるノンソート処理の
手順を示すフローチャートである。
【図8】図5のステップS6におけるソート処理の手順
を示すフローチャートである。
【図9】図5のステップS7におけるソート処理の手順
を示すフローチャートである。
【図10】図8のステップS204および上記図9のス
テップS304におけるソート紙シーケンスを示すフロ
ーチャートである。
【図11】図10のステップS401における紙属性判
別処理の手順を示すフローチャートである。
【図12】図10のステップS409における束排出動
作判別処理の手順を示すフローチャートである。
【図13】図12のステップS604におけるステイプ
ル処理の手順を示すフローチャートである。
【図14】図6のステップS3におけるステイプル位置
割り当て処理の手順を示すフローチャートである。
【図15】図13のステップS708におけるステイプ
ラ移動処理の手順を示すフローチャートである。
【図16】図5のフィニッシャの処理トレイ上における
整合手段の動作およびステイプラの動作を説明するため
の図である。
【図17】図5のフィニッシャにおける用紙間隔時間を
変更するための待ち時間処理の手順を示すフローチャー
トである。
【図18】図5のフィニッシャにおける動作タイミング
を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 画像形成装置 150 CPU回路部 151 ROM 153 操作部 500 フィニッシャ 501 フィニッシャ制御部 505 バッファローラ 601 ステイプラ 630 処理トレイ 640 整合手段 640a,640b 整合部材 700 スタックトレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳沼 雅利 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 岡本 清志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 村田 光繁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 深津 康男 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐藤 力 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA40 ED03 ED04 ED17 ED19 EG04 FA30 3F108 GA02 GA04 GB01 GB03 GB07 HA02 HA36 HA39 HA44 9A001 BB03 DD07 DD13 EE05 FF02 HH34 JJ35 KK16 KK31 KK37 KK42 LL05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置から排出された転写材を受
    け入れ、該受け入れた転写材に後処理を施す後処理装置
    において、前記受け入れた転写材を一時的に滞留させる
    ことによって複数枚の転写材からなる束を処理段上に形
    成して積載する束積載手段と、前記処理段上に積載され
    た束を所定搬送方向に搬送して積載段へ排出する束排出
    手段と、前記所定搬送方向に直交する方向へ綴じ位置に
    向けて移動し、該綴じ位置で前記処理段上の束を綴じる
    綴じ手段と、前記処理段上の束を複数箇所で綴じる複数
    箇所綴じモードを設定する綴じモード設定手段と、前記
    束に対する綴じ位置の間隔を設定する綴じ位置間隔設定
    手段と、前記綴じ手段により綴じる束を構成する転写材
    の内の最終に排出される転写材と次の束を構成する転写
    材の内の最初に排出される転写材間の時間間隔を設定す
    る転写材間時間間隔設定手段とを備え、前記複数箇所綴
    じモード設定時に、前記綴じ位置間隔設定手段によって
    設定される綴じ位置の間隔値に応じて、前記転写材間時
    間間隔設定手段によって設定される時間を変更するよう
    に制御することを特徴とする後処理装置。
  2. 【請求項2】 前記綴じ手段は、単一の手段からなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理段上の束を1箇所で綴じる1箇
    所綴じモードを設定する1箇所綴じモード設定手段を備
    えることを特徴とする請求項1記載の後処理装置。
  4. 【請求項4】 前記処理段上に異なる少なくとも2箇所
    の整合位置を規定し、前記処理段上に前記束が形成され
    る毎にその束の整合位置を変えて該束を所定搬送方向に
    直交する方向に整合させる束整合手段を備え、前記綴じ
    手段は、前記各整合位置で整合された束を綴じることを
    特徴とする請求項1記載の後処理装置。
  5. 【請求項5】 画像形成装置から排出された転写材を受
    け入れ、該受け入れた転写材を一時的に滞留させること
    によって複数枚の転写材からなる束を処理段上に形成し
    て積載する束積載手段と、前記処理段上に積載された束
    を所定搬送方向に搬送して積載段へ排出する束排出手段
    と、前記所定搬送方向に直交する方向へ綴じ位置で向け
    て移動し、該綴じ位置で前記処理段上の束を綴じる綴じ
    手段とを備える後処理装置に用いられる後処理方法にお
    いて、前記処理段上の束を複数箇所で綴じる複数箇所綴
    じモードを設定する工程と、前記束に対する綴じ位置の
    間隔を設定する工程と、前記綴じ手段により綴じる束を
    構成する転写材の内の最終に排出される転写材と次の束
    を構成する転写材の内の最初に排出される転写材間の時
    間間隔を設定する工程と、前記複数箇所綴じモード設定
    時に、前記綴じ位置間隔設定手段によって設定される綴
    じ位置の間隔値に応じて、前記転写材間時間間隔設定手
    段によって設定される時間を変更するように制御する工
    程とを有することを特徴とする後処理方法。
  6. 【請求項6】 前記綴じ手段は、単一の手段からなるこ
    とを特徴とする請求項5記載の後処理方法。
  7. 【請求項7】 前記処理段上の束を1箇所で綴じる1箇
    所綴じモードを設定する工程を有することを特徴とする
    請求項5記載の後処理方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008297039A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Konica Minolta Business Technologies Inc 後処理装置及び画像形成システム
JP2012158423A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Ricoh Co Ltd シート処理装置、画像形成システム及びシート処理方法
US8398067B2 (en) 2010-04-28 2013-03-19 Ricoh Company, Limited Sheet processing apparatus and image forming apparatus
US8630576B2 (en) 2007-03-23 2014-01-14 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming system, post processing apparatus, sheet feed control method and sheet feed control program
US9811040B2 (en) 2015-09-29 2017-11-07 Konica Minolta, Inc. Image forming system performing predetermined processing within a certain amount of time after preparation operation, image forming apparatus, and storage medium

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