JP2000177469A - 車両用シートにおけるフックの取付構造 - Google Patents

車両用シートにおけるフックの取付構造

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JP2000177469A
JP2000177469A JP10363387A JP36338798A JP2000177469A JP 2000177469 A JP2000177469 A JP 2000177469A JP 10363387 A JP10363387 A JP 10363387A JP 36338798 A JP36338798 A JP 36338798A JP 2000177469 A JP2000177469 A JP 2000177469A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用シートのシートバック背面側に取付け
られるフックの取付構造において、従来のブラケット、
ビスを廃止し、ワンタッチでの取付けを可能にして、作
業性を高めると共に、トリムカバーの抜け落ちを防止す
る。 【解決手段】 シートバックフレーム13、シートバッ
クパッド14に形成した角孔に取付ケース30を嵌着固
定し、その上側からトリムカバー15を被せ、トリムカ
バー15の上側からフック20を備えたフックケース4
0を内部の取付ケース30内に嵌め込み固定し、フック
ケース40の角型挿入ロッド42を取付ケース30の係
止片32間に挿入し、係止片32を拡開させてシートバ
ックフレーム13への強固な固定を図る。従って、取付
ケース30とフックケース40との2ピース体を使用す
ることにより、ブラケット、ビスを廃止して、ワンタッ
チでの取付けを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートにお
けるフックの取付構造に係り、特に、シートバックに取
付けるブラケットやビス等を廃止でき、部品点数を削減
できると共に、取付作業性を向上させることができる車
両用シートにおけるフックの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、乗用車の後席乗員が所持する荷物
類は、後部座席、あるいはリヤパーセルシェルフ等に載
置されるが、コンビニの袋等の袋状のものは、後部座席
やリヤパーセルシェルフに載置した場合、走行中の急停
車、急ハンドル等により、袋が後部座席やリヤパーセル
シェルフから落下したり、袋内の荷物類がフロアに散乱
する等の不具合があるため、従来では、図15に示すよ
うに、フロント側の車両用シート1のシートバック1a
の背面側にコンビニの袋等を係止させるためのフック2
が設けられており、袋状のものを確実に保持でき、非常
に使い勝手のよいものである。
【0003】このフック2は、図16に示すように、通
常時はベース3内に収容されて室内側に突出せず、使用
時にフック2の下端2aを手前側に引き出せるように軸
2bを中心に回動可能に取付けられている。前記フック
2並びにベース3は、図17に示すように、シートバッ
ク1aにおけるシートバックフレーム1bにブラケット
4を固定しておき、このブラケット4にビス5を介して
フック2を備えたベース3を取付固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、車両用シ
ート1のシートバック1aの背面側にフック2を取付け
る場合、シートバックフレーム1bにブラケット4を固
定し、フック2を備えたベース3をビス5により前記ブ
ラケット4に固定する必要があるため、ブラケット4や
ビス5等の部品点数が多く、且つ取付作業も面倒である
という問題点があった。
【0005】更に、ベース3廻りの車両用シート1のト
リムカバー1cは、ベース3により単に押さえられてい
るため、トリムカバー1cが脱落しやすく、室内美観の
著しい低下を招くという不具合も指摘されている。
【0006】本発明の目的は、車両用シートのシートバ
ック背面側に取付けられるフックの取付構造において、
従来のブラケット並びにビスを廃止して部品点数を削減
できると共に、ワンタッチでの取付けが可能となり、作
業性を向上でき、しかも、フック部周辺のトリムカバー
の抜け落ちも防止でき、良好な意匠性を長期に亘り維持
することができる車両用シートにおけるフックの取付構
造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用シートにおけるフックの取付構造は、車両用シートの
シートバック背面側に取付けられるフックの取付構造に
おいて、シートバックフレームに貫通形成される角孔、
及びシートバックパッドの背面側に前記角孔と連通形成
される角孔内に嵌挿され、挿入端側に二股状で矩形の係
止片を備える取付ケースと、この取付ケース内にトリム
カバーを介して嵌着され、正面側にフック、背面側に角
型挿入ロッドを備えたフックケースとから構成され、フ
ックケースを取付ケース間に収容固定した時、フックケ
ースの角型挿入ロッドが取付ケースの二股状の係止片間
に挿入されることにより、該係止片を外方に拡開させて
シートバックフレームの角孔に取付ケースを係止固定し
たことを特徴とする。
【0008】従って、請求項1に記載の発明によれば、
フックの取付部材として、取付ケースとフックケースと
の2ピース体を使用すると共に、車両用シートのシート
バックフレーム並びにシートバックパッドに設けた角孔
内に取付ケースを収容した状態でトリムカバーを介して
取付ケース内にフックケースを差し込んで、取付ケース
とフックケースとを固定すれば、簡単に車両用シートの
背面側にフックを取付けることができ、従来のブラケッ
ト並びにビスを廃止することができ、取付作業について
も取付ケースに対してフックケースをワンタッチで取付
けることができ、簡単な取付作業で済む。
【0009】本発明の請求項2に記載の車両用シートに
おけるフックの取付構造は、取付ケースのフランジと、
フックケースのフランジとの間でトリムカバーを挟持す
ると共に、両フランジ間にトリムカバーの抜け止め手段
が施されていることを特徴とする。
【0010】ここで、取付ケース並びにフックケースの
双方のフランジ間に設けられるトリムカバーの抜け止め
手段としては、双方のフランジの対向面のうち、少なく
とも一方側面に相手側に向く複数の突起を形成し、この
突起によりトリムカバーを保持するようにしてもよく、
この突起としては、ピン形状やエンボス凸条でもよく、
前記ピンに対しては、相手側のフランジに係止孔を設け
れば、更に効果があり、また、細長凸条に対しては相手
側のフランジには凹溝が形成されるのが好ましい。
【0011】更に、各フランジの対向面の少なくとも一
方側に粗面加工が施されていてもよく、また、一方側の
フランジに係止片、他方側のフランジに係止孔を設定し
てもよく、更に、一方側のフランジにピンを形成した場
合、トリムカバーに係止孔を設けるようにしてもよい。
【0012】従って、請求項2に記載の発明によれば、
取付ケースのフランジとフックケースのフランジとの間
でトリムカバーを挟持すると共に、各フランジ間にトリ
ムカバーの抜け止め手段が施されているため、トリムカ
バーが引っ張られても、フックケースのフランジ外周縁
からトリムカバーの端末が外れることがない。
【0013】本発明の請求項3に記載の車両用シートに
おけるフックの取付構造は、取付ケースとフックケース
との係合を解除するために、フックケース内部には、ド
ライバーの先端を係止部に案内するテーパーが施されて
いることを特徴とする。
【0014】従って、請求項3に記載の発明によれば、
フックケースの内部にドライバーを挿入すれば、ドライ
バーの先端はテーパーによりフックケースと取付ケース
との係止部に案内されるため、フックケースと取付ケー
スとの係合状態を簡単に解除できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用シート
におけるフックの取付構造の実施形態について、図面を
参照して詳述する。図1は本発明に係るフックの取付構
造を適用してフックを取付けた車両用シートのシートバ
ックを示す斜視図、図2,図3は本発明に係るフックの
取付構造を示す各断面図、図4は本発明に係るフックの
取付構造に使用する2ピース体からなる取付ケースとフ
ックケースとを示す斜視図、図5乃至図6は取付ケース
並びにフックケースの取付作業手順を示す各説明図、図
7はフックケースと取付ケースとの係合解除の操作を示
す説明図である。また、図8乃至図14は本発明に係る
フックの取付構造におけるトリムカバーの抜け止め手段
の各態様を示す取付ケースとフックケースとを示す各斜
視図である。
【0016】図1において、符号10は、フロント側の
車両用シートであり、この車両用シート10は、フロン
ト側の乗員が着座するシートクッション11に対して乗
員の背もたれ機能を有するシートバック12が適切なリ
クライニング角度を保てるようにリクライニング機構
(図示せず)を介して取付けられており、このシートバ
ック12の背面側には、後席乗員が例えばコンビニの袋
P等を手軽に係止できるように、フック20が取付けら
れている。
【0017】まず、フック20を取付けるシートバック
12側の構成について図2を基に説明すると、シートバ
ック12は、シートバックフレーム13をシートバック
パッド14により被覆し、更にその外表面をトリムカバ
ー15により被包した構成であり、フック20を取付け
るために、シートバックフレーム13には、図5及び図
6で示す角孔(背面側の角孔131、反対側の角孔13
2で示す)が設けられており、シートバックパッド14
にも同様に角孔141が開設され、トリムカバー15に
は、十字状のスリット151が開設されている。
【0018】次に、フック20を構成する取付ケース3
0とフックケース40との構成について、図2及び図4
を基に説明すると、本実施形態では、取付ケース30
は、ポリアセタール樹脂の射出成形体から構成され、角
筒状の中空ケース31の一端側に一対の係止片32の係
止爪321が夫々外方に向くように二股状に形成されて
おり、この係止片32は、左右方向に拡開収縮できる可
撓性を備えている。
【0019】また、この中空ケース31の反対側には、
矩形状のフランジ33が設けられ、中空ケース31の内
部には、フックケース40を係止する係止爪311が設
けられている。
【0020】一方、フックケース40は、ポリアミド樹
脂の射出成形体から構成されており、角筒状の中空ケー
ス41の一端側には、角型挿入ロッド42が突設形成さ
れていると共に、他端側には矩形状のフランジ43が形
成されており、この中空ケース41内にはフック20が
収容されており、このフック20は、軸44により回動
可能に支持されており、図示はしないが、付勢バネによ
りこのフック20は常時中空ケース41内へ収容される
方向に付勢されており、使用時には、この付勢バネに対
してフック20を手前側に引き出して使用する。
【0021】更に、このフックケース40は、取付ケー
ス30とフックケース40との確実な固定を図るよう
に、取付ケース30の中空ケース31内にフックケース
40の中空ケース41を嵌合できるように各中空ケース
31,41の寸法設定がなされていると共に、図2から
明らかなように、フックケース40と取付ケース30と
の間には、取付ケース30の係止爪311とフックケー
ス40の係止部411が係着することにより、取付ケー
ス30とフックケース40との確実な固定がなされるよ
うになっている。
【0022】また、取付ケース30の中空ケース31内
にフックケース40の中空ケース41を嵌合した際、フ
ックケース40の角型挿入ロッド42が取付ケース30
の二股状の係止片32を左右側に拡開状態とし、図3
(a),(b)に示すように拡開状態でロックできるよ
うになっている。
【0023】次いで、図5及び図6を基にフック20の
取付構造について説明する。まず、取付ケース30をシ
ートバックフレーム13並びにシートバックパッド14
に固定するが、シートバックフレーム13には、背面側
並びに正面側に夫々角孔131,132が開設されてお
り、シートバックパッド14についても角孔141が開
設されている。
【0024】従って、シートバックフレーム13をシー
トバックパッド14で覆った後、取付ケース30の中空
ケース31をシートバックパッド14の角孔141から
シートバックフレーム13の角孔131,132に嵌め
込み、図3(a)に示すように、取付ケース30の係止
片32がシートバックフレーム13の正面側の角孔13
2に係止爪321が係止した状態となる。
【0025】その後、シートバックフレーム13、シー
トバックパッド14に装着した取付ケース30の表面側
からトリムカバー15を被せ、トリムカバー15に形成
されている十字状のスリット151を通してフックケー
ス40を取付ケース30内に嵌着する。
【0026】フックケース40を所定位置まで押し込ん
だ時、図3(b)に示すように、二股状の係止片32間
にフックケース40の角型挿入ロッド42が挿入して、
係止片32は外側に向けて拡開し、各係止爪321がシ
ートバックフレーム13の角孔132縁部に確実に係止
した状態でロックされると共に、図2に示すように、取
付ケース30の係止爪311に対してフックケース40
の係止部411が係止することにより、取付ケース30
に対してフックケース40が確実に固定される。
【0027】従って、本発明に係るフック20の取付構
造によれば、シートバックフレーム13に角孔131,
132を設けるだけで従来のブラケットを廃止すること
ができ、取付ケース30とフックケース40とを嵌着固
定するだけで従来のビスも廃止することができ、ブラケ
ット並びにビス等の部品を大幅に削減できると共に、取
付ケース30に対してフックケース40をワンタッチで
取付けることができ、取付作業も簡素化でき、作業性を
著しく向上させることができる。
【0028】加えて、フック20をシートバック12か
ら取外すには、取付ケース30に対してフックケース4
0を取外せばよいが、本実施形態では、フックケース4
0の中空ケース41の内面にテーパー412が形成され
ているため、図7に示すように、フック20を手前側に
回動させた後、ドライバーdを挿入し、このテーパー4
12に沿ってドライバーdの先端を挿入していけば、係
止爪311を点線位置まで弾性変形させ、この係止爪3
11と係止部411との係合状態を簡単に解除させるこ
とができ、その係合解除状態でフックケース40、次に
取付ケース30を取外すことができ、フック20の取外
し作業を簡単に行なうことができる。
【0029】更に、図2に示すように、トリムカバー1
5は、取付ケース30のフランジ33とフックケース4
0のフランジ43との間で挟持されているが、図8乃至
図14は、取付ケース30のフランジ33とフックケー
ス40のフランジ43との間に設けられるトリムカバー
15の抜け止め手段の各バリエーションが示されてい
る。
【0030】まず、図8に示すように、取付ケース30
のフランジ33の内面にピン形状の突起50が複数個突
設されており、フックケース40においてもフランジ4
3の内面に複数個の突起51が突設されており、取付ケ
ース30にフックケース40を嵌着固定して、両フラン
ジ33,43間でトリムカバー15を挟持する際、両突
起50,51の先端によりトリムカバー15が押圧保持
されることにより、トリムカバー15の保持強度が強化
でき、トリムカバー15の抜け落ちを確実に防止でき、
トリムカバー15がフックケース40の周縁から外部に
離脱することがなく、外観意匠性を良好に長期に亘り維
持できる。尚、前記突起50,51は一方側のみに形成
しても効果がある。
【0031】次いで、図9に示すように、取付ケース3
0並びにフックケース40の各フランジ33,43の対
向面のうち、一方側、この場合はフックケース40に突
起51を突設し、他方側の取付ケース30のフランジ3
3には対応する係止孔52を形成すれば、係止孔52内
に突起51を嵌着した際、トリムカバー15も同時に嵌
り込み、同様にトリムカバー15の強固な保持が期待で
きる。
【0032】更に、図10に示すように、フックケース
40のフランジ43の内面側にエンボス凸条53を突設
する一方、他方側の取付ケース30のフランジ33の内
面側に凹溝54を設けておけば、取付ケース30内にフ
ックケース40を嵌着固定した時、両フランジ33,4
3間でトリムカバー15が挟持され、特に、凹溝54内
にエンボス凸条53が嵌まり込む際、同時にトリムカバ
ー15も嵌まり込むため、トリムカバー15の強固な保
持が行なえる。尚、前記突起51、係止孔52の組み合
わせ、並びにエンボス凸条53と凹溝54の組み合わせ
については、形成するフランジ33,43を逆にしても
よい。
【0033】次いで、図11は取付ケース30のフラン
ジ33並びにフックケース40のフランジ43の対向面
に粗面55加工を施したもので、両フランジ33,43
でトリムカバー15を挟持する際、粗面55からの抵抗
により、トリムカバー15の抜け落ちが有効に防止でき
る。
【0034】この他にも、図12に示すように、一方側
のフランジ43の内面に、係止爪56を設け、他方側の
フランジ33に係止孔57を開設し、係止爪56と係止
孔57との係着部にトリムカバー15を同時に挟み付け
て、トリムカバー15を保持するようにしてもよい。
【0035】図13に示すように、一方側のフランジ4
3の内面に係止用凸部58を設け、他方側のフランジ3
3の内面に薄い爪59を設けてトリムカバー15の強固
な保持を行なってもよい。
【0036】更に、図14に示すように、一方側のフラ
ンジ33にピン60を突設し、このピン60と対応する
トリムカバー15の開口152廻りに係止孔61を開設
し、ピン60と係止孔61との係着構造により、トリム
カバー15の保持を強固に行なってもよい。
【0037】このように、取付ケース30のフランジ3
3とフックケース40のフランジ43との間にトリムカ
バー15を挟持すると共に、両フランジ33,43間に
上述した種々のトリムカバー15の抜け落ち防止手段を
施せば、フック20取付部のトリムカバーにシワが生じ
たり脱落したりすることがなく、美麗な外観を長期に亘
り維持することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1に記載の発
明によれば、シートバックの背面側からシートバックフ
レームとシートバックパッドに取付ケースを固定し、ト
リムカバーを被包した上からフックを備えたフックケー
スを取付ケース内に嵌着固定すれば、シートバックの背
面側に簡単にフックを取付けることができ、従来のブラ
ケットやビスを廃止でき、部品点数の削減が図れると共
に、ワンタッチで簡単に取付けることができ、取付作業
性も向上するものである。
【0039】また、請求項2に記載の発明によれば、取
付ケースのフランジとフックケースのフランジ間でトリ
ムカバーを挟持固定すると共に、両フランジ間にトリム
カバーの抜け落ちを規制する抜け止め手段が設けられて
いるため、フック取付部近傍のトリムカバーにシワが生
じたりトリムカバーの端末が離脱することがなく、フッ
ク取付部の外観を長期に亘り美麗に維持できるものであ
る。
【0040】更に、請求項3に記載の発明によれば、取
付ケースとフックケースとの係合部近傍には、フックケ
ースの中空ケース内面にテーパーが設けられており、ド
ライバーを挿入すれば、このテーパーを通じて取付ケー
スとフックケースとの係合を簡単に解除することができ
るため、フックの取外し作業が簡単に行なえ、メンテナ
ンスが容易に行なえるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シートにおけるフックの取
付構造を適用した車両用シートを背面側から見た斜視
図。
【図2】本発明に係る車両用シートにおけるフックの取
付構造の実施の形態を示す断面図。
【図3】本発明に係る車両用シートにおけるフックの取
付構造を示すもので、(a)はフックケース取付前の状
態を示す断面図、(b)はフックケース取付後の状態を
示す断面図。
【図4】本発明に係る車両用シートにおけるフックの取
付構造に使用する取付ケースとフックケースとを示す斜
視図。
【図5】本発明に係る車両用シートにおけるフックの取
付構造をシートバックの正面側から見た説明図。
【図6】本発明に係る車両用シートにおけるフックの取
付構造における取付ケースとフックケースとの取付作業
手順を示す説明図。
【図7】本発明に係る車両用シートにおけるフックの取
付構造におけるフックケース、取付ケースの取外し作業
を示す説明図。
【図8】本発明に係る車両用シートにおけるフックの取
付構造におけるトリムカバーの抜け止め手段の実施の形
態を示す説明図。
【図9】本発明に係る車両用シートにおけるフックの取
付構造におけるトリムカバーの抜け止め手段の実施の形
態を示す説明図。
【図10】本発明に係る車両用シートにおけるフックの
取付構造におけるトリムカバーの抜け止め手段の実施の
形態を示す説明図。
【図11】本発明に係る車両用シートにおけるフックの
取付構造のにおけるトリムカバーの抜け止め手段の実施
の形態を示す説明図。
【図12】本発明に係る車両用シートにおけるフックの
取付構造におけるトリムカバーの抜け止め手段の実施の
形態を示す説明図。
【図13】本発明に係る車両用シートにおけるフックの
取付構造におけるトリムカバーの抜け止め手段の実施の
形態を示す説明図。
【図14】本発明に係る車両用シートにおけるフックの
取付構造におけるトリムカバーの抜け止め手段の実施の
形態を示す説明図。
【図15】従来の車両用シートに設けられるフックの正
面図。
【図16】図15中XVI −XVI 線断面図。
【図17】従来のフックの取付構造の説明図。
【符号の説明】
10 車両用シート 12 シートバック 13 シートバックフレーム 131 角孔 132 角孔 14 シートバックパッド 141 角孔 15 トリムカバー 151 スリット 20 フック 30 取付ケース 31 中空ケース 32 係止片 321 係止爪 33 フランジ 40 フックケース 41 中空ケース 42 角型挿入ロッド 43 フランジ 311 係止爪 411 係止部 412 テーパー 50 突起 51 突起 52 係止孔 53 エンボス凸条 54 凹溝 56 係止爪 57 係止孔 58 係止用凸部 59 爪 60 ピン 61 係止孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用シートのシートバック背面側に取
    付けられるフックの取付構造において、 シートバックフレームに貫通形成される角孔、及びシー
    トバックパッドの背面側に前記角孔と連通形成される角
    孔内に嵌挿され、挿入端側に二股状で矩形の係止片を備
    える取付ケースと、この取付ケース内にトリムカバーを
    介して嵌着され、正面側にフック、背面側に角型挿入ロ
    ッドを備えたフックケースとから構成され、フックケー
    スを取付ケース間に収容固定した時、フックケースの角
    型挿入ロッドが取付ケースの二股状の係止片間に挿入さ
    れることにより、該係止片を外方に拡開させてシートバ
    ックフレームの角孔に取付ケースを係止固定したことを
    特徴とする車両用シートにおけるフックの取付構造。
  2. 【請求項2】 取付ケースのフランジと、フックケース
    のフランジとの間でトリムカバーを挟持すると共に、両
    フランジ間にトリムカバーの抜け止め手段が施されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートにお
    けるフックの取付構造。
  3. 【請求項3】 取付ケースとフックケースとの係合を解
    除するために、フックケース内部には、ドライバーの先
    端を係止部に案内するテーパーが施されていることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用シート
    におけるフックの取付構造。
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