JP2000176122A - 弾球遊技機およびそれに用いられる前面透視窓 - Google Patents

弾球遊技機およびそれに用いられる前面透視窓

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JP2000176122A
JP2000176122A JP10356188A JP35618898A JP2000176122A JP 2000176122 A JP2000176122 A JP 2000176122A JP 10356188 A JP10356188 A JP 10356188A JP 35618898 A JP35618898 A JP 35618898A JP 2000176122 A JP2000176122 A JP 2000176122A
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Koji Busujima
廣治 毒島
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Daydo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前面透視窓の安全性を向上させる。 【解決手段】 前面透視窓2の遊技領域側をガラス板3
4で構成し、遊技者側を樹脂製の透視板31で構成し、
ガラス板34を固定保持するガラス板固定部33a,3
3bと透視板31とを、樹脂成形用金型による成形時に
一体成形した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、パチン
コ遊技機やコイン遊技機等で代表される弾球遊技機およ
びそれに用いられる前面透視窓に関する。詳しくは、打
玉を遊技領域に打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機、
および、その弾球遊技機の遊技領域の前面側を透視可能
な状態で覆う前面透視窓に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弾球遊技機および前面透視窓に
関し、従来から一般的に知られているものに、たとえ
ば、打玉が打込まれる遊技領域の前面側を透視可能に覆
う透視窓が設けられたものがあった。
【0003】図5,図6は、この従来の前面透視窓20
を示す縦断面図であり、図5は金枠に組付けられた状態
を示し、図6は金枠に組付けられる以前の状態を示して
いる。
【0004】図5,図6を参照して、従来の前面透視窓
2は、外ガラス板21aと内ガラス板21bとの二重構
造に構成されており、それら両ガラス板21a,21b
の下部および左右両側部がガラス固定部23bで覆わ
れ、両ガラス板21a,21bの上部がガラス固定部2
3aで覆われている。そして、図5に示すように、前面
透視窓2の周囲が金枠22によって覆われている。この
状態で、ガラス固定部23a,23bと金枠22とによ
り両ガラス板21a,21bが固定保持される。なお、
図5中、24は乾燥剤封緘部であり、25は開口部であ
る。遊技者は、この開口部25から遊技領域を透視可能
となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の前面透視窓
2においては、遊技中の遊技者が興奮して前面透視窓を
叩く場合があり、その場合には外ガラス板21aが割れ
て遊技者が怪我をする危険性があるという欠点があっ
た。
【0006】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、前面透視窓の安全性を向上させ
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、打玉を遊技領域に打込んで遊技が行なわれる弾球遊
技機であって、前記遊技領域に設けられ、打玉が入賞す
ることによって所定の価値が付与されるように定められ
た入賞領域と、前記遊技領域の前面を透視可能な状態で
覆う前面透視窓とを含み、前記前面透視窓は、前記遊技
領域に面した側がガラス板で構成され、該ガラス板より
も遊技者側に樹脂製の透視板が設けられていることを特
徴とする。
【0008】請求項2に記載の本発明は、打玉を遊技領
域に打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機の前記遊技領
域の前面側を透視可能な状態で覆う前面透視窓であっ
て、前記遊技領域を覆った状態で前記遊技領域に面した
側がガラス板で構成され、該ガラス板よりも遊技者側に
樹脂製の透視板が設けられていることを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の発明の構成に加えて、前記ガラス板の周囲を囲って
該ガラス板を保持する樹脂製の枠部材をさらに含み、前
記枠部材と前記透視板とが、樹脂成形用金型による成形
時に一体成形されていることを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項2また
は請求項3に記載の発明の構成に加えて、前記枠部材
は、前記ガラス板を保持する保持部を有し、該保持部
は、一体成形されている前記透視板と保持している前記
ガラス板との温湿度による寸法伸縮率の差に伴う伸縮寸
法の差を吸収可能に構成されていることを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の本発明は、請求項4に記
載の発明の構成に加えて、前記保持部は、粘弾性系接着
剤により前記ガラス板を接着保持することを特徴とす
る。
【0012】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、遊技領域に
設けられた入賞領域に打玉が入賞することによって所定
の価値が付与される。その遊技領域の前面が前面透視窓
によって覆われており、その前面透視窓を通して遊技領
域前面が透視可能となる。その前面透視窓は、遊技領域
に面した側がガラス板で構成されており、そのガラス板
よりも遊技者側に樹脂製の透視板が設けられている。
【0013】請求項2に記載の本発明によれば、弾球遊
技機の遊技領域の前面側を透視可能な状態で覆っている
前面透視窓が、遊技領域を覆った状態でその遊技領域に
面した側がガラス板で構成されており、そのガラス板よ
りも遊技者側に樹脂製の透視板が設けられている。
【0014】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
2に記載の発明の作用に加えて、ガラス板を保持する樹
脂製の枠部材が設けられており、その枠部材と前記透視
板とが、樹脂成形用金型による成形時に一体成形されて
いる。
【0015】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
2または請求項3に記載の発明の作用に加えて、前記枠
部材は、前記ガラス板を保持する保持部を有しており、
その保持部は、一体成形されている透視板と保持してい
るガラス板との寸法伸縮率の差に伴う伸縮寸法の差が吸
収できるように構成されている。
【0016】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
4に記載の作用に加えて、前記保持部が、粘性および弾
性の少なくとも一方を有する接着剤によりガラス板を接
着保持している。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】なお、本実施の形態においては、弾球遊技
機の一例としてパチンコ遊技機を取上げて説明するが、
本発明はこれに限らず、たとえばコインを投入してその
コインに応じた数の打玉を遊技領域に打込むことができ
るコイン遊技機等であってもよく、打玉を遊技領域に打
込んで遊技が行なわれる弾球遊技機であればすべて対象
となる。
【0019】図1は、弾球遊技機の一例のパチンコ遊技
機の前面枠1の前面側を示す全体斜視図である。前面枠
1は、パチンコ遊技機の機枠に開閉可能に設けられてい
る。この前面枠1の裏面側から遊技盤3aが取付けられ
ており、この遊技盤3aの前面側に設けられた発射玉誘
導レール11によって囲まれた部分が遊技領域に構成さ
れている。前面枠1には、前面透視窓2が開閉自在に設
けられている。この前面透視窓2を閉鎖した状態で、遊
技領域3の前面側が透視可能に覆われた状態となる。遊
技領域3前面側をこの前面透視窓2で覆うことにより、
遊技領域3内に打込まれた打玉が外部に飛び出さないよ
うに遊技領域3内に封じ込めた状態となる。遊技場の係
員が所持している鍵により、この前面透視窓2を閉鎖状
態で施錠することが可能に構成されている。
【0020】前面枠1の前面側には、上皿4と下皿5と
打球操作ハンドル8とが設けられている。上皿4内にパ
チンコ玉が貯留されている状態で遊技者が打球操作ハン
ドル8を回動操作することにより、その貯留されている
パチンコ玉が1つずつ弾発発射されて発射玉誘導レール
11を通って遊技領域3内に打込まれるように構成され
ている。遊技領域3内には、入賞領域の一例の一般入賞
口(通常入賞口)59や入賞領域の一例の可変入賞球装
置58等が設けられており、その一般入賞口59や可変
入賞球装置58に打玉が入賞することにより、所定の価
値の一例の景品玉が賞球出口6から上皿4内に払出され
るように構成されている。なお、景品玉の払出に代え
て、入賞に伴い所定の得点を加算更新するようにし、遊
技終了時にその得点を特定可能な情報が記録された記録
媒体(カードやレシート)が遊技者に排出され、遊技者
がその記録媒体をカウンタ等に持参して景品交換できる
ようにしてもよい。
【0021】上皿4内のパチンコ玉が満杯となりそれ以
上貯留できなくなった余剰玉は、玉出口7から下皿5内
に払出される。また、弾発発射されたパチンコ玉で遊技
領域3まで到達しなかったファウル玉がアウト口10か
ら回収されて玉出口7から下皿5内に排出される。さら
に、上皿に設けられている玉抜レバー9を遊技者が操作
すれば、上皿4内に貯留されているパチンコ玉が玉出口
7から下皿5内に払出される。
【0022】図2,図3は、前面透視窓2の構造を説明
するための縦断面図である。まず、図2を参照し、前面
透視窓2は、遊技者側に位置する透明樹脂製の透視板3
1と、遊技領域側に位置するガラス板34との二重構造
で構成されている。透視板31の左右両側辺部および下
辺部はガラス固定部33bで構成されている。また透視
板31の上辺部はガラス固定部33aで構成されてい
る。
【0023】このガラス固定部33a,33bには、図
1,図3(a)に示すように、ガラス板34の外周端部
が嵌合する段部57が形成されており、図3(b)に示
すように、この段部57に弾性を保持する合成ゴム系の
接着剤38を塗布した状態でガラス板34を嵌合させて
接着し、その状態で金枠32を嵌合させる。すると、図
1に示すように、ガラス固定部33a,33bと金枠3
2とでガラス板34が挾持された状態で接着剤38によ
り接着固定される。
【0024】図1,図2中35は、透視開口部である。
遊技者はこの透視開口部35から遊技領域3を透視可能
となる。また図1中37は乾燥剤封緘部であり、この乾
燥剤封緘部37に乾燥剤(図示省略)が封緘されてい
る。透視板31とガラス板34との間に形成された空間
36と前記乾燥剤封緘部37とが図2に示すように連通
されている。よって、乾燥剤封緘部37に封緘されてい
る乾燥剤によって、透視板31とガラス板34との間の
空間36が乾燥された状態となる。
【0025】図3(a)は、図4で後述する樹脂成形用
金型によって成形された一体成形枠30を示す縦断面図
である。この一体成形枠30は、樹脂成形用金型による
成形時に、透視板31とガラス固定部33a,33bと
が一体成形されている。この一体成形枠30は、たとえ
ば透明のアクリル(PMMA:ポリメタクリル酸メチ
ル)樹脂で成形されている。透明のアクリル樹脂以外で
は、たとえば、PC(ポリカーボネイト)樹脂や、AS
(アクリルニトリル・スチレン共重合)樹脂等であって
もよく、ある程度の強度を有する透明な樹脂であれば何
でもよい。
【0026】透視板31が樹脂で構成され、ガラス板3
4と材質が異なるために、両者の温度や湿度に対する寸
法伸縮率が異なり、それに伴って両者の寸法が異なる。
ゆえに、硬化後も粘性や弾性を保持する接着剤、たとえ
ば前述した弾性力を有する合成ゴム系の接着剤で構成
し、両者の温湿度の寸法伸縮率(温度や湿度による寸法
伸縮率)に伴う伸縮寸法の差をこの接着剤38で吸収で
きるように構成されている。この接着剤38は、たとえ
ば接着硬化後も弾性を有するネオプレン/クロロプレン
系の接着剤が望ましい。
【0027】たとえば温度を例にとって説明すると、ア
クリル樹脂の熱膨張率は5〜9×10-5cm/℃であ
り、ガラスの熱膨張率は、9.9×10-6cm/℃であ
る。また、前面透視窓2の縦方向長さは約50cmと
し、遊技場で変化する最大の温度差を約25℃と考える
と、一体成形枠30とガラス板33との最大伸縮寸法差
は、25×(9×10-5−9.9×10-6)×50≒
1.0×10-1となり、約1mmとなる。よって、接着
硬化後も粘性または弾性を有する接着剤38を塗布して
この1mmの伸納寸法を吸収できるように構成する。
【0028】出願人は、本発明の一例として前述のネオ
プレン/クロロプレンを主成分とする溶剤型の合成ゴム
系接着剤を使用して良好な効果を得ることができた。
【0029】図4は、樹脂成形用金型の構成を説明する
ための概略構成図である。この樹脂成形用金型40は、
固定金型42と可動金型43とスライド金型45とで構
成されており、図3(a)に示す一体成形枠を射出成形
するためのものである。可動金型43は、固定金型42
に対し離隔する方向Aと近接して閉塞する方向Bとに移
動可能に構成されている。スライド金型45は、この例
では一体成形枠30の下辺部と上辺部と左辺部と右辺部
との4ヶ所に配置される。この4ヶ所のスライド金型4
5は、スライドガイドピン46によりそれぞれスライド
可能にガイドされている。図4では、スライドガイドピ
ン46が1ケ所しか図示されていないが、実際には4ケ
所設けられている。
【0030】スライドガイドピン46が図4に示すよう
に斜め方向に設けられているために、可動金型43を固
定金型40に対し離隔する方向Aに移動させてスライド
金型45をスライドガイドピン46に沿ってスライドさ
せることにより、スライド金型45が外方Cに広がりな
がら固定金型42から離隔する方向Cに移動する。
【0031】スライド金型45をスライドガイドピン4
6によりガイドさせながら固定金型42に接触させた状
態にし、さらに可動金型43を固定金型42側(B方
向)に移動させて可動金型43に当接させることによ
り、可動金型43,固定金型42,スライド金型45に
よって囲まれた閉空間が形成される。この状態で、固定
金型42の樹脂注入口D側から樹脂を射出注入し、スプ
ルランナー41,ゲート48を介して前述した閉空間内
に樹脂を充填する。そして、注入充填された樹脂が冷却
固化された状態で、可動金型43とスライド金型45と
を固定金型42から離隔開放される方向に移動させ、製
品を取り出す。なお、製品を取り出す際にエジェクタプ
レート44には、エジェクタピン47が複数本(図面上
では1本しか示されていない)設けられており、この複
数本のエジェクタピン47が一体成形枠30の主要部位
に位置しており、でき上がった一体成形枠30を可動金
型43から離型可能とすべく可動金型43がA方向に移
動する途中でこのエジェクターピン47が凸出して製品
を取り出すように構成されている。図4中39はゲート
の一種であるピンポイントゲートであり、このピンポイ
ントゲート39を介して樹脂が閉空間に注入される。
【0032】以上説明した実施の形態で、ガラス板34
を溶剤型合成ゴム系の接着剤38で接着固定するものを
説明したが、その他、粘弾性を有するシールタイプのシ
リコンゴム系の接着剤を使用してもよく、また、ゴムシ
ート等の弾性部材をガラス固定部33a,33bの段部
57に設け、その弾性部材と金枠32とでガラス板34
を弾性的に挟持して固定保持してもよい。その際にも、
弾性部材は、透視板31とガラス板34との温度または
湿度による寸法伸縮率の差に伴う伸縮寸法の差が吸収で
きる程度のものである必要がある。
【0033】以上の実施の形態で示した技術はすべて例
示にすぎず、本発明はこの例示に限定されるものではな
い。特に、本発明では、矩形形状の一体成形枠について
説明したが、この形状に限定されるものではなく、円形
形状の一体成形枠も応用されることは可能であり、本発
明の範囲は、あくまで特許請求の範囲に基づいて定めら
れ、特許請求の範囲と均等の範囲内のすべての変更が含
まれる。
【0034】
【課題を解決するための手段の具体例】前面透視窓2に
より、遊技領域の前面を透視可能な状態で覆う透視窓が
構成されている。ガラス板34により、前記遊技領域に
面した側に位置するガラス板が構成されている。透視板
31により、前記ガラス板よりも遊技者側に位置する樹
脂製の透視板が構成されている。ガラス固定部33a,
33b,接着剤38により、前記ガラス板の周囲を囲ん
で該ガラス板を保持する樹脂製の枠部材が構成されてい
る。この枠部材と前記透視板とは、樹脂成形用金型によ
る成形時に一体成形されている。
【0035】前述したように、接着剤38は粘性や弾性
を保持する接着剤で構成されている。そしてこのガラス
固定部33a,33bに形成されているガラス板が嵌合
する段部57およびその段部に塗布された接着剤38ま
たは前述した弾性部材により、前記ガラス板を保持する
保持部が構成されており、この保持部は、一体成形され
ている前記透視板と保持している前記ガラス板との温度
や湿度による寸法伸縮率の差に伴う伸縮寸法の差を吸収
可能に構成されている。そして、前記保持部は、粘性や
弾性を有する接着剤により前記ガラス板を接着保持す
る。
【0036】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、入賞領域が設けられた遊技領域の前面を透
視可能な状態で覆う前面透視窓が、遊技領域に面した側
がガラス板で構成されそのガラス板よりも遊技者側に樹
脂製の透視板が設けられているために、遊技者がたとえ
興奮して前面透視窓を叩いたとしても樹脂製の透視板が
叩かれることとなり、ガラス板のように割れて遊技者が
怪我をする危険性が極力防止できる。しかも、遊技領域
に面した側がガラス板で構成されているために、遊技領
域に打込まれた打玉が透視窓に接触したとしてもガラス
板に接触することとなる。その結果、たとえば、遊技領
域に面した側も樹脂製の透視板で構成した場合に比べ
て、打玉が接触した場合の傷ができる不都合を防止する
ことができる。
【0037】請求項2に関しては、前面透視窓が遊技領
域を覆った状態でその遊技領域に面した側がガラス板で
構成され、そのガラス板よりも遊技者側に樹脂製の透視
板が設けられているために、遊技者がたとえ興奮して前
面透視窓を叩いたとしても、樹脂製の透視板を叩くこと
となり、ガラス板のように割れて遊技者が怪我をする危
険性を極力防止することができる。しかも、遊技領域側
がガラス板で構成されているために、遊技領域に打込ま
れた打玉が前面透視窓に接触したとしてもガラス板に接
触することとなる。その結果、たとえば、遊技領域に面
した側も樹脂製の透視板で構成した場合に比べて、打玉
の接触により傷つく不都合を防止することができる。
【0038】請求項3に関しては、請求項2に関する効
果に加えて、ガラス板に周囲を囲んで該ガラス板を保持
する樹脂製の枠部材と前記透視板とが、樹脂成形用金型
による成形時に一体成形されているために、枠部材と透
視板との境目に隙間が生ずることがなく、境目の隙間か
らピアノ線や針金等差込んで打玉を不正入賞させる等の
不正行為を防止することが可能となる。
【0039】請求項4に関しては、請求項2または請求
項3に関する効果に加えて、一体成形されている透視板
と保持しているガラス板との温度や湿度の寸法伸縮率の
差に伴う伸縮寸法の差が吸収されるために、伸縮寸法の
差に伴い前面透視窓が撓んでしまう不都合を極力防止す
ることができる。
【0040】請求項5に関しては、請求項4に関する効
果に加えて、ガラス板を保持する保持部が、粘弾性ゴム
系の接着剤によりガラス板を接着保持するために、その
粘弾性を有する接着剤によって、樹脂製の透視板とガラ
ス板との熱膨張率の差に伴う伸縮寸法の差が吸収されて
伸縮寸法の差に伴う不都合を防止することができながら
も、ガラス板を保持部に良好に接着保持させることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機の前面枠の
前面側を示す全体斜視図である。
【図2】前面透視窓2の縦断面図である。
【図3】(a)は一体成形枠の縦断面図であり、(b)
は前面透視窓の要部の縦断面図である。
【図4】樹脂成形用金型の構成を示す概略構成図であ
る。
【図5】従来の前面透視窓を示す縦断面図である。
【図6】従来の前面透視窓の要部を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
2は前面透視窓、3は遊技領域、1は前面枠、31は透
視板、34はガラス板、33a,33bは枠部材の一例
のガラス固定部、38は接着剤、40は樹脂成形用金型
である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打玉を遊技領域に打込んで遊技が行なわ
    れる弾球遊技機であって、 前記遊技領域に設けられ、打玉が入賞することによって
    所定の価値が付与されるように定められた入賞領域と、 前記遊技領域の前面を透視可能な状態で覆う前面透視窓
    とを含み、 前記前面透視窓は、前記遊技領域に面した側がガラス板
    で構成され、該ガラス板よりも遊技者側に樹脂製の透視
    板が設けられていることを特徴とする、弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 打玉を遊技領域に打込んで遊技が行なわ
    れる弾球遊技機の前記遊技領域の前面側を透視可能な状
    態で覆う前面透視窓であって、 前記遊技領域を覆った状態で前記遊技領域に面した側が
    ガラス板で構成され、該ガラス板よりも遊技者側に樹脂
    製の透視板が設けられていることを特徴とする、前面透
    視窓。
  3. 【請求項3】 前記ガラス板の周囲を囲って該ガラス板
    を保持する樹脂製の枠部材をさらに含み、 前記枠部材と前記透視板とが、樹脂成形用金型による成
    形時に一体成形されていることを特徴とする、請求項2
    に記載の前面透視窓。
  4. 【請求項4】 前記枠部材は、前記ガラス板を保持する
    保持部を有し、 該保持部は、一体成形されている前記透視板と保持して
    いる前記ガラス板との温湿度による寸法伸縮率の差に伴
    う伸縮寸法の差を吸収可能に構成されていることを特徴
    とする、請求項2または請求項3に記載の前面透視窓。
  5. 【請求項5】 前記保持部は、粘弾性系接着剤により前
    記ガラス板を接着保持することを特徴とする、請求項4
    に記載の前面透視窓。
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