JP2000175434A - 平面モータ装置及び露光装置 - Google Patents
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Abstract
る平面モータ装置を提供する。 【解決手段】 磁極ユニット40に対向する電機子コイ
ル34に電流が供給されると、ウエハステージWSTが
電磁力により移動面32aに沿って駆動される。これに
より、それぞれの電流が供給された電機子コイル34が
発熱する。電機子コイル34はベース32内部に移動面
に沿って配置され、その電機子コイルの移動面側に層流
状態で第1の流体が流れる第1の流体通路62が、移動
面と反対側に遷移流状態で第2の流体が流れる第2の流
体通路64がそれぞれ設けられている。このため、第1
流体の流れの中に温度境界層が形成され、電機子コイル
34の熱が移動面へ伝達されるのが効果的に防止される
とともに、第2流体と固定子ヨーク58との熱伝達率が
大きくなって第2流体により電機子コイル34を効率的
に除熱することが可能となる。
Description
び露光装置に係り、さらに詳しくは、移動子(可動子)
を電磁力により2次元方向に駆動する平面モータ装置、
及び該平面モータ装置を基板ステージ装置に用いた露光
装置に関する。
を製造するためのリソグラフィ工程では、マスク又はレ
チクル(以下、「レチクル」と総称する)に形成された
パターンを投影光学系を介してレジスト等が塗布された
ウエハ又はガラスプレート等の基板上に転写する露光装
置が用いられている。
位置に位置決めする必要があるため、ウエハはウエハホ
ルダ上に真空吸着等によって保持され、このウエハホル
ダがウエハテーブル上に固定されている。
くは平面上で移動させたり、目標位置に位置決めするた
めの駆動装置として、従来は回転型モータと回転運動を
直線運動に変換する変換機構を有するものが多用いられ
ていたが、近年では、制御対象をより高速に、機械的な
案内面の精度等に影響されず高精度に位置決めするとと
もに、かつ機械的な摩擦を回避して長寿命とするため
に、制御対象を非接触で2次元方向に駆動することによ
り、制御対象を位置決めするステージ装置が開発されて
いる。かかる非接触駆動のステージ装置の駆動源とし
て、可変磁気抵抗駆動方式の平面モータが知られてい
る。
しては、現状では、ソイヤモータのように可変磁気抵抗
駆動方式のリニアパルスモータを2軸分結合させた構造
が主流である。この可変磁気抵抗駆動方式のリニアパル
スモータは、例えば、凸凹状の歯部が長手方向に沿って
等間隔に形成された板状の磁性体によって構成された固
定子と、該固定子の凸凹状の歯部と対向し、この凸凹状
歯部とは異なる位相の凸凹部を有する複数の電機子コイ
ルが永久磁石を介して連結された可動子とを備える。そ
して、各時点における固定子との可動子との間の磁気抵
抗を最小にしようとして発生する力を利用して、可動子
を駆動する。すなわち、各電機子コイルに供給されるパ
ルス電流の電流値及び位相を調整・制御することにより
可動子をステップ状に歩進動作させる。
駆動方式の平面モータを、精密位置決め装置に用いて高
速な位置決めを実現するためには、大きな駆動力を得る
ことが必要となるが、このためには電機子コイルに必然
的に大きな電流を流さなければならない。そのため、電
機子コイルの発熱が大きな問題となる。
は電機子コイルの冷却は現在採用されておらず、同平面
モータの精密位置決め装置への適用は困難である。
たローレンツ電磁力駆動による平面モータも開発されて
いる(例えば米国特許(USP)第5196745号公
報参照)。かかるローレンツ電磁力式の平面モータは、
制御性、推力線形性、位置決め性に優れていることか
ら、将来的にはステージ駆動源として有力であると言わ
れている。
動の平面モータにおいても、大きな推力を得るために
は、電機子コイルに大きな電流を流さなければならず、
電機子コイルが発熱源となる。従って、精密位置決め装
置環境を考えた場合、熱的影響を低減させる平面モータ
の実現には冷却設計が不可欠である。
等においては、通常電機子コイルへの電流供給等の都合
から、電機子コイルを含む電機子ユニットを固定子とす
るが、かかる平面モータを、投影光学系を備えた投影露
光装置の基板ステージの駆動源として採用する際には、
固定子が投影光学系を保持する本体コラムに物理的に固
定されることが多く、かかる場合に、可動子の駆動によ
り固定子に作用する反力が投影光学系の振動要因とな
り、結果的に、パターン転写位置ずれや線幅均一性の悪
化(線幅太り)の要因となる。しかしながら、平面モー
タを用いた露光装置は、その開発の緒についたばかりの
段階にあり、従って、電機子ユニット等の固定子に作用
する反力をその支持構造体に伝えないようにする機構は
知られていない。
で、その第1の目的は、周囲環境への熱的影響を抑制す
ることができる平面モータ装置を提供することにある。
ットを維持しつつ高精度な露光が可能な露光装置を提供
することにある。
係る平面モータ装置は、所定の移動面(32a)に沿っ
て移動する移動装置(40、42)と;前記移動装置と
対向する側に前記移動面が形成された固定装置(32)
とを備え、前記移動装置と前記固定装置との一方が磁極
ユニット(40)を有し、前記移動装置と前記固定装置
との他方が、電機子コイル(34)と、当該電機子コイ
ルの前記移動面側に設けられた断熱室(62)と前記電
機子コイルの前記移動面と反対側に設けられた冷却室
(64)とを有することを特徴とする。
成する電機子コイルに電流が供給されると、該電機子コ
イルと磁極ユニット(を構成する磁石)との間の電磁相
互作用によって発生する電磁力により移動装置が移動面
に沿って移動する。移動装置をある方向に移動し続ける
場合は、移動装置の移動位置に応じて磁極ユニット(磁
石)に対向する電機子コイル(ムービングマグネット型
の場合)又は全ての電機子コイル(ムービングコイル型
の場合)に電流が供給されることとなる。これにより、
それぞれの電流が供給された電機子コイルが発熱する。
この場合、電機子コイルの移動面側に断熱室が、移動面
と反対側に冷却室がそれぞれ設けられている。このた
め、断熱室の断熱作用により電機子コイルで発生した熱
が移動面側に伝達されるのが抑制ないしは防止され、冷
却室により電機子コイルが冷却される。従って、電機子
コイルを冷却できるとともに、電機子コイルで発生した
熱が周囲環境へ与える影響を抑制することができる。
々考えられ、これに応じて断熱室、冷却室の構成も種々
考えられるが、例えば、請求項2に記載の発明の如く、
前記断熱室(62)と前記冷却室(64)との内部は、
流れ条件の異なる流体が流れる流体通路となっていても
良い。かかる場合には、断熱室及び冷却室内の流体通路
内に、流れ条件の異なる同一若しくは異なる流体を流す
ようにすることにより、請求項1に記載の発明と同様
に、冷却室内の流体との熱交換により移動面と反対側か
ら電機子コイルを冷却できるとともに、電機子コイルで
発生した熱が移動面側へ伝達されるのを断熱室内の流体
の断熱作用により抑制あるいは防止して周囲環境へ与え
る熱的影響を抑制することができる。
の如く、前記断熱室の内部の流体の流れが層流となり、
前記冷却室内の流体の流れがほぼ遷移流となるように、
前記各流体通路内の流体の流れ状態を調整して前記各流
体通路内に第1、第2の流体を供給する流体供給装置
(102)を備えても良い。かかる場合には、断熱室内
の第1流体の流れの中に温度境界層が形成され、移動面
側への熱の伝達が効果的に防止されるとともに、冷却室
内の第2流体と電機子コイル側の壁との熱伝達率が大き
くなって第2流体により電機子コイルを効率的に除熱す
ることが可能となる。
の如く、前記流体供給装置(102)は、前記断熱室
(62)内を流れる流体の流れ方向と、前記冷却室(6
4)内を流れる流体の流れ方向とが、同一方向又は逆方
向になるように、前記各流体通路内に流体をそれぞれ供
給することが望ましい。断熱室内を流れる流体の流れ方
向と冷却室内を流れる流体の流れ方向とが同一方向であ
る場合には、移動装置及び固定装置の内の電機子コイル
を有する一方の装置をほぼ均一に冷却することができ、
また、断熱室内を流れる流体の流れ方向と冷却室内を流
れる流体の流れ方向とが逆方向である場合には、上記一
方の装置全体の温度を下げることができる。
て、請求項5に記載の発明の如く、前記固定装置は、前
記移動面が一側に設けられた第1の壁(57)と、当該
第1の壁を他側から支持する変形防止部材(56a、6
8)とを有していても良い。空気浮上方式の平面モータ
装置の場合、固定装置側の移動面は、通常エアガイドを
兼ねるが、この場合、変形防止部材により移動面が設け
られた第1の壁が支持されているので、移動面が空気圧
に対抗し得る剛体構造となり、移動装置を高剛性で支持
することが可能となる。
の如く、前記固定装置(32)が、その内部に前記移動
面(32a)に沿って配置された電機子コイル(34)
と、当該電機子コイルの前記移動面側に設けられた断熱
室(62)と前記電機子コイルの前記移動面と反対側に
設けられた冷却室(64)とを有する場合には、前記変
形防止部材(56a、68)の断面形状は、前記断熱室
(62)内の流体通路部分が翼形状に形成されているこ
とが望ましい。断熱室内、冷却室内の第1、第2流体の
流れ内に変形防止部材が存在するので、この変形防止部
材により第1、第2流体の流れが乱れることがあり得る
が、かかる場合に断熱室内部の流体通路内の流体の流れ
が遷移流あるいは乱流状態となるのを抑制できるからで
ある。
の如く、前記電機子コイル(34)前記移動面(32
a)側に板状の仕切り部材(60)を設け、前記移動面
が一側に設けられた第1の壁(57)と前記仕切り部材
との間に前記断熱室内の流体通路(62)が形成されて
いても良い。
て、請求項8に記載の発明の如く、前記各流体の温度
を、予め前記ベース(32)の雰囲気温度よりも低い温
度に制御する温度制御装置(106、108)を備えて
いても良い。かかる場合には、より効率的に電機子コイ
ルを除熱することができる。
て、請求項9に記載の発明の如く、前記移動面(32
a)が設けられた第1部材(56A)と振動に関して絶
縁され、前記固定装置(32)を構成する電機子コイル
又は磁極ユニットを保持する保持部材(56B、72)
を更に備えていても良い。かかる場合には、移動装置が
移動すると、その反力が固定装置を構成する電機子コイ
ル又は磁極ユニットに作用するが、この電機子コイル又
は磁極ユニットは第1部材と振動に関して絶縁された保
持部材に保持されているので、前記反力は電機子コイル
又は磁極ユニットを介して第1部材に伝達されることが
ない。従って、移動装置の駆動に伴う第1部材(移動
面)の振動を防止することができる。請求項10に記載
の発明は、所定の移動面(32a)に沿って電磁力によ
り移動する移動子(40、42)と、前記移動子と対向
する側に前記移動面が形成された第1部材(56A)を
有し、その内部に前記移動面に沿って配設された固定子
(34、58)を有するベース(32)とを備えた平面
モータ装置において、前記移動子と前記固定子との一方
が磁極ユニットを有し、前記移動子と固定子との他方が
電機子コイルを有しており、前記第1部材と振動に関し
て絶縁され、前記固定子を保持する保持部材(56B、
72)を備えたことを特徴とする。
て移動子が移動すると、その反力にをベース内の固定子
が受けるが、該固定子は移動面が形成された第1部材と
振動に関して絶縁された保持部材に保持されているの
で、前記反力は固定子及び保持部材を介して大地(床
面)に伝達されるのみで、第1部材に伝わることがな
い。従って、移動子の駆動に伴う第1部材(移動面)の
振動を防止することができる。
ンを基板(W)上に転写する露光装置であって、前記基
板を駆動する基板ステージ装置(30)に請求項1〜1
0のいずれか一項に記載の平面モータ装置を用いたこと
を特徴とする。
一項に記載の平面モータ装置が基板ステージ装置に用い
られていることから、基板を非接触で、かつ電磁力によ
り駆動することができ、また、電機子コイルの発熱によ
る熱的影響を効果的に低減することができるので、基板
の位置を計測する干渉計ビームの空気揺らぎ等を抑制す
ることができる。従って、高速かつ高精度な基板の位置
制御が可能となり、結果的にスループットを向上しつつ
高い露光精度で露光を行うことが可能になる。特に、投
影光学系を備えた投影露光装置の場合には、請求項9又
は10に記載の平面モータ装置を基板ステージ装置に用
いることが望ましい。かかる場合には、投影光学系を保
持する本体コラムに移動面が設けられた第1部材が固定
されても、移動装置(移動子)を含む基板ステージが移
動する際に、固定装置(固定子)に作用する反力によ
り、第1部材及び本体コラム、更には本体コラムに保持
された投影光学系が振動することがないので、パターン
転写位置ずれや線幅均一性の悪化等が生じることがなく
なり、一層露光精度を向上させることができる。
〜図7に基づいて説明する。図1には、本発明に係る平
面モータ装置が基板ステージ装置に用いられた、一実施
形態の露光装置100の全体的な構成が概略的に示され
ている。この露光装置100は、いわゆるステップ・ア
ンド・スキャン露光方式の走査型露光装置である。後述
するように、本実施形態では、投影光学系PLが設けら
れているので、以下においては、その投影光学系PLの
光軸AX方向をZ軸方向、これに直交する面内でレチク
ルRとウエハWとが相対走査される方向をY軸方向、こ
れらZ軸及びY軸に直交する方向をX軸方向として説明
を行う。
マスクとしてのレチクルRを保持するレチクルステージ
RST、投影光学系PL、前記レチクルステージRST
及び投影光学系PLを保持する本体コラム12、ベース
プレートBP、及び基板としてのウエハWをXY平面内
で駆動する基板ステージ装置30等を備えている。
温度・湿度が高精度に調整され、高度に防塵された不図
示のエンバイロメンタル・チャンバ内に収納されてい
る。この露光装置の露光用光源としては、波長248n
m(又は193nm)のパルス紫外光を発生する不図示
のKrFエキシマレーザ光源(又はArFエキシマレー
ザ光源)が用いられている。このエキシマレーザ光源
は、実際には、露光装置100が設置される超クリーン
ルームに比べてクリーン度の低いサービスルームに設置
されている。このエキシマレーザ光源は、不図示のビー
ムマッチングユニットを介して照明光学系10に接続さ
れている。
−214783号公報に開示されように、シャッタ、ビ
ームエキスパンダ、2次光源形成光学系(フライアイレ
ンズ系)、振動ミラー、集光レンズ系、レチクルブライ
ンド、及び結像レンズ系等(いずれも不図示)から構成
され、露光用照明光(パルス紫外光)ILによりレチク
ルR上の矩形(あるいは円弧状)の照明領域IARを均
一な照度で照明する。
ルRが、例えば真空吸着により固定されている。また、
このレチクルステージRSTは、レチクルベース盤14
上をリニアモータ等で構成されたレチクル駆動部15
(図1では図示省略、図6参照)により、所定の走査方
向(ここではY軸方向)に指定された走査速度で移動可
能となっている。なお、レチクル駆動部15は、レチク
ルステージRSTに接続された移動子(可動子)と、こ
の移動子と協働する(例えば電磁相互作用により電磁力
を発生する)固定子とを有している。この固定子は本体
コラム12とは振動的に絶縁されたフレーム(図示省
略)に配設されている。このため、レチクルステージR
STを駆動した際に上記固定子に作用する反力が本体コ
ラム12に伝わることはない。また、このレチクルステ
ージRSTは、XY面内でY軸方向、X軸方向及びθz
方向(Z軸回りの回転方向)に微少駆動可能な構成とな
っている。ここで、前記レチクルベース盤14は、後述
する本体コラム12の一部を構成するものである。
は、レチクルベース盤14上に固定された位置検出装置
であるレチクルレーザ干渉計(以下、「レチクル干渉
計」という)16によって例えば0.5〜1nm程度の
分解能で常時検出される。このレチクル干渉計16から
のレチクルステージRSTの位置情報は、制御装置50
(図1では図示省略、図6参照)に送られ、制御装置5
0ではレチクルステージRSTの位置情報に基づいてレ
チクル駆動部15を介してレチクルステージRSTを駆
動する。なお、前述したように、レチクルステージRS
Tを駆動した際に発生する反力が本体コラム12に伝わ
らないので、レチクルベース盤14上にレチクル干渉計
16を配設しても何らの不都合はなく、高精度な位置検
出が可能である。
RSTの図1における下方に配置され、その光軸AXの
方向がZ軸方向とされ、ここでは両側テレセントリック
な光学配置となるように光軸AX方向に沿って所定間隔
で配置された複数枚のレンズエレメントから成る屈折光
学系が使用されている。この投影光学系PLは所定の投
影倍率、例えば1/5(あるいは1/4)を有する縮小
光学系である。このため、照明光学系10からの照明光
ILによってレチクルRの照明領域IARが照明される
と、このレチクルRを通過した照明光により、投影光学
系PLを介してレチクルRの照明領域IAR内の回路パ
ターンの縮小像(部分倒立像)が表面にフォトレジスト
が塗布されたウエハW上の照明領域IARに共役な露光
領域IAに形成される。
された装置の基準となるベースプレートBPの上面に複
数(ここでは4つ)の防振台18を介して載置された第
1コラム22と、この第1コラム22の上部に投影光学
系PLを囲む状態で配置された第2コラム24とを備え
ている。
上にそれぞれ搭載され、鉛直方向に延びる4本の柱25
(但し、紙面手前側の2本の柱は図示省略)と、これら
の柱25の上端面を相互に連結する鏡筒定盤26とを備
えている。
上面に投影光学系PLを取り囲むように鉛直方向に沿っ
てそれぞれ配設された4本の脚部28と、これら4本の
脚部28上端を相互に連結する天板部、すなわちレチク
ルベース盤14とを備えている。
視で円形の開口26aが形成され、この開口26a内に
投影光学系PLが上方から挿入されている。投影光学系
PLの高さ方向の中央やや下側の部分には、フランジ部
29が設けられ、このフランジ部29を介して鏡筒定盤
26によって投影光学系PLが下方から支持されてい
る。
床面FD側からの微振動は、前記4つの防振台18によ
ってマイクロGレベルで絶縁されるようになっている。
なお、前記本体コラム12を構成する4本の柱25のY
軸方向の内面側には、次に説明する基板ステージ装置3
0を構成するベース32のY軸方向一端部、他端部を上
下から非接触状態で挟み込むような形状及び寸法の凹部
が形成されている。
XY平面に平行な移動面32aが形成されるとともにそ
の内部に複数の電機子コイル34を有する固定装置とし
てのベース32と、ウエハWを保持して移動面32aに
沿ってXY面内で移動するウエハステージWSTとを備
えている。
ば真空吸着等によって保持する基板テーブル36と、該
基板テーブル36をそれぞれ異なる3点で支持し、Z軸
方向及びXY面に対する傾斜方向に駆動するボイスコイ
ルモータ等を含む支持機構38a、38b、38cと、
これら3つの支持機構38a、38b、38c及び基板
テーブル36が搭載された磁極ユニット40と、上記磁
極ユニット40、支持機構38a、38b、38c及び
基板テーブル36の全体を移動面32aの上方に数μm
程度のクリアランスを介して浮上支持するエアスライダ
42とを備えている。ここで、支持機構38a〜38c
は、図1では図示が省略されているが、実際には制御装
置50によって独立に駆動制御されるようになっている
(図6参照)。
田の字状の形状を有する一種の空気静圧軸受け装置であ
り、図示は省略したが、その内部に加圧空気の供給路及
びバキューム用の通路等が形成されている。そして、前
記の加圧空気の供給路が不図示のチューブを介して不図
示の空気ポンプに接続され、また、バキューム用の通路
が不図示のチューブを介して不図示の真空ポンプに接続
されている。一方、エアスライダ42の底面には、前記
加圧空気の供給路に接続されたエアパッドと、前記のバ
キューム用の通路に接続されたエアポケットとがそれぞ
れ設けられている。
a〜38cがその上面に搭載されたの磁性体板と、該磁
性体板の下面(移動面32a対向側の面)に2行2列の
マトリクス状に配置された4つの永久磁石から成る推力
発生磁石とを含んで構成される。磁極ユニット40は、
ここでは4つの推力発生磁石のそれぞれがエアスライダ
42の田の字を形成する各開口部に上方から嵌合して一
体化されている。この場合、上記4つの推力発生磁石の
それぞれは、同一厚さ、同一形状の永久磁石から成り、
正方形状の磁極面を有している。そして、これら4つの
推力発生磁石は、行方向及び列方向、すなわちX、Y両
方向で隣り合う推力発生磁石相互間の間隙が所定幅とな
るように、同一平面上に2行2列のマトリクス状に配置
されている。そして、X方向で隣り合う推力発生磁石同
士、Y方向で隣り合う推力発生磁石同士では磁極面の極
性が互いに反対とされている。このようにして構成され
た磁極ユニット40及びエアスライダ42によって、平
面モータ装置の移動子(可動子)としての移動装置が構
成されている。
全体の自重と,磁極ユニット40を構成する推力発生磁
石(永久磁石)と後述する固定子ヨーク58との間の磁
気的吸引力と,不図示の真空ポンプによる真空吸引力
(与圧力)との総和に相当する下向きの力と、空気ポン
プから供給されエアパッドを介して移動面32aに向か
って吹き出される加圧空気の圧力による上向きの力、す
なわちウエハステージWST底面と移動面32aとの間
の空気層の静圧(いわゆるすきま内圧力)とのバランス
によって、その空気層の厚さ、すなわち軸受け隙間が所
望の値に維持されるようになっている。このように、エ
アスライダ42は、一種の真空与圧型の空気静圧軸受け
を構成しており、このエアスライダ42によってウエハ
ステージWSTの全体が移動面32aの上方に例えば5
μm程度のクリアランスを介して浮上支持されている
(図1参照)。
スライダ42に加圧空気の供給路とバキューム用の通
路、及びこれらにそれぞれ接続されたエアパッド、エア
ポケットを設けたが、バキューム用の通路等は必ずしも
設ける必要はない。
あるY軸方向に直交する反射面を有する移動鏡48Yと
非走査方向であるX軸方向に直交する反射面を有する移
動鏡48Xとが設けられている。これらの移動鏡48
X、48Yを介して位置検出装置であるウエハレーザ干
渉計(以下、「ウエハ干渉計」という)46によって、
基板テーブル36のXY面内での位置が例えば0.5〜
1nm程度の分解能で常時検出されている。この場合、
後述するように、ウエハステージWSTを駆動した際に
発生する反力が本体コラム12に伝わらないようになっ
ているので、ウエハ干渉計46は、ベース32の上面に
固定されている。なお、実際には、ウエハ干渉計46
は、移動鏡48Xに測長ビームを照射しその反射光に基
づいてウエハテーブル36のX方向の位置を計測するウ
エハX干渉計46Xと、移動鏡48Yに測長ビームを照
射しその反射光に基づいてウエハテーブル36のY方向
の位置を計測するウエハY干渉計46Yとが設けられて
いるが(図6参照)、図1ではこれらが代表的にウエハ
干渉計46として示されている。
報)は制御装置50に送られ、制御装置50では前記位
置情報(又は速度情報)に基づいて基板テーブル36の
XY面内の移動を制御する。
るベース32の構成について図2〜図4に基づいて詳述
する。図2には、基板ステージ装置30の平面図が示さ
れ、図3には、図1のベース32部分の拡大図が示さ
れ、図4にはベース32の組み立て方法を説明するため
の分解図が示されている。
に、平面視で見て正方形状のベース本体52と、このベ
ース本体52のX軸方向の両端に取り付けられた一対の
ジョイント取付部材54A、54Bとから構成されてい
る。
るように、平面視正方形状で縦断面が長方形状の全体形
状を有する中空箱型のセラミック等の非磁性体材料から
成る容器56と、この容器56の底壁から所定の空隙
(例えば2mm程度の空隙)を隔てて該底壁に平行に配
置された熱伝導率の高い、具体的には、熱伝導率が30
[W/(m・K)]以上の磁性体材料から成る平板状の
固定子ヨーク58と、この固定子ヨーク58の上面に正
方マトリクス状にXY2次元方向に配列されたn×n個
(図3ではn=3の場合が示されている)の電機子コイ
ル34と、これらの電機子コイル34の上面から例えば
数μm〜数百μm程度のクリアランスを隔てた状態で、
かつ第1の壁としての容器56の天井壁(上壁)57か
ら所定の空隙(例えば2mm程度の空隙)を隔てて該天
井壁57(図5参照)に平行に配置された仕切り部材と
してのプラスチック等の非磁性体材料から成るフィルム
60とを備えている。ここで、フィルム60と各電機子
コイル34とを非接触にしたのは、電機子コイル34で
発生した熱がフィルム60に直接的に熱伝導により伝わ
らないようにするためである。
ム60との間の空間は、第1の流体通路62を形成して
いる。また、容器56の底壁と固定子ヨーク58との間
の空間は、第2の流体通路64を形成している。
は中空の正方形状コイルが用いられている。これらの電
機子コイルの配列間隔は、前述した推力発生磁石の配列
間隔と所定の関係を満足している。
ジWST対向側の面(上面)には、ウエハステージWS
Tの移動面32aが形成されている。
と反対側(下面側)には、図3に示されるように、所定
間隔でn×n個(図3ではn=3)の突起部56aが形
成されている。これらの突起部56aは、図3に示され
る組み付け状態で、各電機子コイル34の中空部の中央
に対応する位置にそれぞれ設けられている。これらの突
起部56aの横断面の外形の形状は、ここでは、X軸方
向に細長く延びる翼形状、具体的には航空機の翼に用い
られている層流翼(例えばNACA 64 A218)
をスケールダウン化した形状とされている。かかる翼形
状とする理由については後述する。また、各突起部56
aのほぼ中央部には、断面円形の所定深さの凹部56b
がそれぞれ形成され、該凹部56bの内底面にナット6
6がそれぞれ埋め込まれている。
位置に、凹部56bより僅かに大径の円形開口がそれぞ
れ形成されている。そして、フィルム60の各円形開口
のそれぞれを介して、中空の柱68の一端(上端)が下
方から凹部56b内に圧入されている。各柱68には、
前記フィルム60を前記突起部56aとの間で挟持する
ためのつば部(フランジ部)が所定の高さ位置に形成さ
れている。
壁には、前記各突起部56aに対向する位置に、同一直
径の円形開口58a、円形開口56cがそれぞれ形成さ
れている。この場合、これらの円形開口58a、56c
と同軸で同一の内径を有するリング状のスペーサ70
が、各円形開口58a、56cのそれぞれに対応して固
定子ヨーク58と容器56の底壁との間に設けられてい
る。すなわち、各円形開口58aの内周面、スペーサ7
0及び各円形開口56cの内周面によって、上下方向に
所定長さで延びる一連の断面円形の丸孔が形成されてい
る。そして、この丸孔を介して、柱68の他端(下端)
が容器56の底面から外部に突出している。
配置された複数(ここでは6本)の支柱72の一端がそ
れぞれ固定され、支柱72の他端側は、ベースプレート
BPに形成された開口を介して床面FDに固定されてい
る(図1参照)。
隔で段付きの円形開口74aが形成された板状の固定部
材74の上面が圧接され、固定部材74の各円形開口7
4aを介してボルト76が下方から柱68の中空部内に
挿入され、該ボルト76が前述したナット66に螺合し
ている。前記固定部材74は、第1コラム22を構成す
る4本の柱25に固定されている。
施形態では、前記複数の柱68と各柱68が圧入された
突起部56aとによって、第1の壁としての容器56の
天井壁57の変形を防止するために天井壁57を下方か
ら支持する変形防止部材が構成されている。なお、天井
壁57を突起部のない全くの平板状とし、変形防止部材
を上記の突起部56aと柱68とが一体化された形状の
柱状部材によって構成することは可能である。
され、容器56は見かけ上は1つの容器を構成している
が、実際には、高さ方向のほぼ中央位置を境界として2
つの部分に分離可能である(図4参照)。すなわち、本
実施形態では、容器56は、図4に示されるように、中
空の箱型容器を高さ方向で2分割した第1部材としての
上側部材56Aと、第2部材としての下側部材56Bと
の2部分から構成されている。そして、組み付け前の状
態では、上側部材56Aにフィルム60及び柱68等が
仮止めにより一体化され、下側部材56Bに、固定子ヨ
ーク58及び電機子コイル34等が組み付けられてい
る。また、上側部材56A側に第1の流体通路62が設
けられ、下側部材56B側に第2の流体通路64が設け
られている。
P(本体コラム12)とは振動的に独立して、電機子コ
イル34、固定子ヨーク58、及び下側部材56Bを支
持している。なお、図1及び図3の組み付け後の状態
(完成状態)では上側部材56A、フィルム60、柱6
8及び固定部材74は、本体コラム12(ベースプレー
トBP側)により支持されている。
4Bは、ベース本体52に溶接等により一体的に取り付
けられている。これらのジョイント取付部材54A、5
4Bも、実際には、図4に示されるように、容器56の
上側部材56Aにそれぞれ一体化された上側取付部材5
4A1,54B1と、下側部材56Bにそれぞれ一体化さ
れた下側取付部材54A2,54B2とから構成される。
取付部材54A1、下側取付部材54A2には、その長手
方向に沿って所定間隔でX方向を軸方向とする所定深さ
のねじ穴78a、78bがそれぞれ複数形成されている
(図2参照)。同様に、他方のジョイント取付け部材5
4Bの上側取付部材54B1、下側取付部材54B2に
は、その長手方向に沿って所定間隔でX方向を軸方向と
する所定深さのねじ穴78c,78dがそれぞれ複数形
成されている(図2参照)。
4に示されるように、各ねじ穴78aに一端が連通する
側面視でX方向一側から他側に向かって高さ方向(Z方
向)の寸法が直線的に小さくなる断面直角三角形状の溝
80aがそれぞれ形成されている。前記容器56の上側
部材56AのX方向一側の側壁には、第1の流体通路6
2と同一高さかつ同一のY方向幅寸法を有する断面が細
長い矩形の貫通孔82aが形成されており、この貫通孔
82aを介して前記各溝80aと第1の流体通路62と
が連通している。各溝80aの内底面にフィルム60の
X方向一側の端部が密接している。
は、図4に示されるように、各ねじ穴78cに一端が連
通する側面視でX方向他側から一側に向かって高さ方向
(Z方向)の寸法が直線的に小さくなる断面直角三角形
状の溝80cがそれぞれ形成されている。前記容器56
の上側部材56AのX方向他側の側壁には、前記貫通孔
82aと同様の貫通孔82cが形成されており、この貫
通孔82cを介して前記各溝80cと第1の流体通路6
2とが連通している。各溝80cの内底面にフィルム6
0のX方向他側の端部が密接している。
図4に示されるように、各ねじ穴78bに一端が連通す
る側面視でX方向一側から他側に向かって高さ方向(Z
方向)の寸法が直線的に小さくなる断面直角三角形状の
溝80bがそれぞれ形成されている。前記容器56の下
側部材56BのX方向一側の側壁には、前記第2の流体
通路64と同一高さかつ同一のY方向幅寸法を有する断
面が細長い矩形の貫通孔82bが形成されており、この
貫通孔82bを介して前記各溝80bと第2の流体通路
64とが連通している。
は、図4に示されるように、各ねじ穴78dに一端が連
通する側面視でX方向他側から一側に向かって高さ方向
(Z方向)の寸法が直線的に小さくなる断面直角三角形
状の溝80dがそれぞれ形成されている。前記容器56
の下側部材56BのX方向他側の側壁には、前記貫通孔
82bと同様の貫通孔82dが形成されており、この貫
通孔82dを介して前記各溝80dと第2の流体通路6
4とが連通している。
面断面は、図2の平面図から明らかなように、X方向一
側から他側に向かってY方向の幅寸法が直線的に大きく
なる二等辺三角形状となっている。すなわち、溝80a
及び溝80bのYZ断面における断面積は、X方向の位
置に関係なく一定となっている。
は、溝80a及び溝80bと左右対称の二等辺三角形状
に形成され、同様にYZ断面における断面積は、X方向
の位置に関係なく一定となっている(図2参照)。
示されるように、外周部に雄ねじが形成された冷媒供給
用ジョイント86A、86Bの一端がそれぞれ取り付け
られ、これらの冷媒供給用ジョイント86A、86Bの
他端は、図2に示されるように、冷媒供給管88A、8
8Bをそれぞれ介して後述する冷媒供給装置102に接
続されている(図5参照)。なお、冷媒供給管88A、
88Bは、実際には冷媒供給装置102に一端が接続さ
れた本管と、この本管の他端に分配器89A、89Bを
介してそれぞれ接続された枝管とから構成されている
(図2参照)。また、前記各ねじ穴78c、78dに
は、図3に示されるように、外周部に雄ねじが形成され
た冷媒排出用ジョイント90A、90Bの一端側がそれ
ぞれ取り付けられ、これらの冷媒排出用ジョイント90
A、90Bの他端は、図2に示されるように、冷媒排出
管92A、92Bをそれぞれ介して冷媒供給装置102
に接続されている(図5参照)。なお、冷媒供給管88
A、88Bも、実際には冷媒供給装置102に一端が接
続された本管と、この本管の他端に分配器を介してそれ
ぞれ接続された枝管とから構成されている。
略化して示されている。この図5の冷却系は、冷媒供給
機104と、冷凍機106と、これらを制御するマイク
ロコンピュータから成るコントローラ108とを備えた
流体供給装置としての冷媒供給装置102を中心として
構成されている。
2流体をそれぞれ収容可能な2つの流体収容室(冷媒収
容室)が設けられ、それぞれの吐出口には冷媒供給管8
8A、88Bを介してベース32内部の第1の流体通路
62の一端、第2の流体通路64の一端が、それぞれ接
続されている。冷媒供給機104は、コントローラ10
8からの指示に基づいて、吐出する第1流体、第2流体
のレイノルズ数Reに関連する所定の物理量、例えば流
速(あるいはこれに対応する吐出圧)を個別に調整する
とともに、その流速調整後の第1流体、第2流体を冷媒
供給管88A、88B内にそれぞれ吐出する。
第2流体をそれぞれ収容可能で前記冷媒供給機104内
の各流体収容室に配管系を介してそれぞれ接続された2
つの流体収容室(冷媒収容室)が設けられている。冷凍
機106内の各流体収容室の冷媒供給機104と反対側
には、冷媒排出管92A、92Bをそれぞれ介してベー
ス32内部の第1の流体通路62の他端、第2の流体通
路64の他端が、それぞれ接続されている。冷凍機10
6は、コントローラ108からの指示に応じて、第1、
第2流体の温度を、ベース32の雰囲気温度より低い温
度に冷却して冷媒供給機104に送る。すなわち、本実
施形態では、コントローラ108と冷凍機106とによ
って第1、第2流体の温度をベース32の雰囲気温度よ
り低い温度に制御する温度制御装置が構成されている。
フロリナート(製造元:住友スリーエム株式会社、フッ
素系不活性液体)が、第2流体としては例えば水が、そ
れぞれ用いられる。
1、第2の流体通路62、64の形状(寸法を含む)及
び表面状態、第1、第2流体の動粘性係数等の情報を予
めメモリに記憶しており、これらの情報に基づいて、第
1の流体通路62内のフロリナートの流れ及び第2の流
体通路64内の水の流れのレイノルズ数Reをそれぞれ
算出し、そのフロリナートの流れが層流となり、かつ水
の流れが遷移流(2000<Re<3000)となるよ
うな流速(あるいは吐出圧)の指令値を冷媒供給機10
4に与える。また、このコントローラ108では、不図
示の温度センサの検出結果に基づいて水及びフロリナー
トの温度がベース32の雰囲気温度より低温となるよう
な指令値を冷凍機106に与えるようになっている。
ったが、第1、第2の流体通路62、64内の流体が外
部に漏出しないように、フィルム60と柱68との接触
部、スペーサ70と固定子ヨーク58との接触部、スペ
ーサ70と容器56の底壁との接触部、その他第1、第
2の流体通路62、64と他の部材との繋ぎめの部分な
どには適宜シーリングが施されていることは勿論であ
る。
ず、図4に示されるように、床面FDに複数本の支柱7
2を介して支持されたべース32の下側構造体(すなわ
ち容器56の下側部材56B(固定子ヨーク58及び電
機子コイル34が既に組み付けられている)と下側取付
部材54A2、54B2とが一体化された構造体)に、ベ
ース32の上側構造体(すなわち容器56の上側部材5
6A(フィルム60及び柱68が既に組み付けられてい
る)と上側取付部材54A1、54B1とが一体化された
構造体)を、上方から組み付ける。この組み付けの際
に、各柱68が対向する電機子コイル34の中空部、及
び前述した円形開口58a部分、スペーサ70及び円形
開口56c部分によって形成される上下方向に所定長さ
で延びる一連の断面円形の丸孔内に順次挿入され、該丸
孔を介して、柱68の下端が下側部材56Bの底面から
外部に露出する。
される下側部材56Bの底面に当接する位置まで持ち上
げられ、この状態で各ボルト76が固定部材74の各段
付きの円形開口74a、及び各柱68の中空部を介して
ナット66に螺合され、ボルト76を適当に締め付ける
ことにより、ベース32の下側構造体と上側構造体が一
体化される。なお、図示は省略したが、容器56の下側
部材56Bと上側部材56Aとの間には、緩衝材が介装
されている。
78dに、冷媒供給用ジョイント86A、86B、冷媒
排出用ジョイント90A、90Bをそれぞれ接続するこ
とにより、図3及び図1に示されるベース32が完成す
る。
ス32の上側構造体と下側構造体とは、機械的に強固に
結合されているわけではなく、ボルト76を介して見か
け状一体化されているに過ぎない。すなわち、上側構造
体と下側構造体との接触部分は、不図示の緩衝材が介装
された部分のみで接触しているに過ぎない。従って、ウ
エハステージWSTの駆動の際に、下側構造体内の各電
機子コイル34に生ずる反力は支柱72を介して床面F
Dに伝達され、上記反力が直接的に上側構造体の振動要
因とならないようになっている。すなわち、本実施形態
では、容器56の下側部材56B及び支柱72によっ
て、移動面32aが設けられた第1部材としての上側部
材56Aと振動に関して絶縁され、電機子コイル34
(及び固定子)を保持する保持部材が構成されている。
部材56Aはボルト76を介して、本体コラム12に固
定された固定部材74に固定されており、本体コラム1
2に投影光学系PLが保持されているので、移動面32
aと投影光学系PLとの相対位置関係は一定の関係に維
持される。従って、ベース32上面に固定されたウエハ
干渉計46によって基板テーブル36(ウエハステージ
WST)の位置を高精度に計測することができる。ま
た、上記各電機子コイル34に生ずる反力が本体コラム
12に保持された投影光学系PLの振動要因となること
もない。
スの冷却系の作用について簡単に説明する。冷媒供給装
置102からのベース32の雰囲気温度より低い温度に
冷却されたフロリナートは、冷媒供給用ジョイント86
Aを介してジョイント取付部材54A内に供給され、該
ジョイント取付部材54A内の複数の溝80aをそれぞ
れ通過する際に絞られ、これらの溝80aの出口部分で
合流し、ベース本体52のY方向寸法とほぼ同じ幅寸法
を有するフィルム状の水流となって、貫通孔82aを介
してX方向一側から第1の流体通路62内に流入し、該
第1の流体通路62内をほぼ一定速度でX方向他側に向
かって流れ、貫通孔82c及び複数の溝80cを経て、
冷媒排出用ジョイント90A及び冷媒排出管92Aを介
して冷媒供給装置102に戻り、そこで冷却されて再び
ベース内に供給され、このようにして第1流体としての
フロリナートが循環使用される。
内のコントローラ108によって流速が調整され、第1
の流体通路62内の流れ、具体的にはフィルム60に沿
って流れるフロリナートの流れは層流(臨界レイノルズ
数以下)となっており、流れ中に温度境界層を形成する
ことができる。このため、フィルム60と容器56の天
井壁57との間の流れが図7に示されるように、高温部
と低温部との境界が存在するような流れとなり、電機子
コイル34の熱が容器56の天井壁57に伝達される前
にフロリナートが冷媒排出用ジョイント90Aを介して
冷媒排出管92A内に排出され、電機子コイル34の熱
が移動面32a側に伝達されるのをほぼ確実に防止する
ことができる。すなわち、本実施形態では、第1流体が
流れる第1の流体通路62を形成する空間が断熱室とし
て機能している。
フロリナートは、ベース本体52内に所定間隔で2次元
方向に配置された突起部56aの周囲を流れるため、か
かる突起部56aの存在によりその流れが乱れる可能性
がある。そこで、かかる事態の発生を未然に防止するた
めに、本実施形態では、柱68とともに変形防止部材を
構成する突起部56aの外形の形状を前述したようなX
軸方向に細長く延びる層流翼形状としているのである。
2の雰囲気温度より低い温度に冷却された水は、冷媒供
給用ジョイント86Bを介してジョイント取付部材54
A内に供給され、該ジョイント取付部材54A内の複数
の溝80bをそれぞれ通過する際に絞られ、これらの溝
80bの出口部分で合流し、ベース本体52のY方向寸
法とほぼ同じ幅寸法を有するフィルム状の水流となっ
て、貫通孔82bを介してX方向一側から第2の流体通
路64内に流入し、該第2の流体通路64内をほぼ一定
速度でX方向他側に向かって流れ、貫通孔82d及び複
数の溝80dを経て、冷媒排出用ジョイント90B及び
冷媒排出管92Bを介して冷媒供給装置102に戻り、
そこで冷却されて再びベース32内に供給され、このよ
うにして第2流体としての水が循環使用される。
2内のコントローラ108によって流速が調整され、第
2の流体通路64内の水の流れ(特に固定子ヨーク58
の下面の流れ)はそのレイノルズ数Reが遷移流(20
00<Re<3000)に近い流れとなっているので、
第2の流体通路64内の流れが層流である場合に比べ、
固定子ヨーク58と水との間で効率の良い熱交換が行わ
れ、各電機子コイル34が迅速かつ効率的に除熱(冷
却)される。すなわち、本実施形態では、第2流体が流
れる第2の流体通路62を形成する空間が冷却室として
機能している。
レイノルズ数に大きく依存し、例えば流路内流れが乱流
の場合、層流の場合に比べて十〜数十倍もあり、遷移流
の場合その中間となる。各電機子コイル34で発生した
熱の除熱という意味では、固定子ヨーク58の下面の境
界層は乱流であることが望ましいが、このようにする
と、その乱流に起因してベース本体52が振動するおそ
れがあるため、遷移流としたものである。
し、固定子ヨーク58の第2の流体通路64側の壁面
(下面)は、その表面をフィルム表面より粗く形成する
ことが望ましい。このようにすると、フィルム60に沿
って流れるフロリナートの流れの境界層が層流となり易
く、また、固定子ヨーク58の下面に沿って流れる水の
流れが適度に乱され遷移流となり易いからである。ま
た、上記のようにフィルム60及び固定子ヨーク64の
表面状態を設定すると、本実施形態と異なり、冷媒供給
装置が吐出流体の流速(又は吐出圧)の調整機能を持た
ないような場合においても、第1の流体通路62内の流
体の流れを層流にし、第2の流体通路64内の流れを遷
移流にすることが可能である。
るように、第1、第2の流体通路62、64内の第1、
第2流体の流れLF1、LF2は、同一方向、すなわち
X方向一側から他側に向かう方向となっているので、ベ
ース32全体が均一に冷却される。
接続された冷媒供給用ジョイント86Bをねじ穴78d
に接続し、冷媒排出管92Bに接続された冷媒排出用ジ
ョイント90Bをねじ穴78bに接続しても良い。この
ようにすると、第1の流体通路62内をフロリナートが
X方向一側から他側に向かう方向に流れ、第2の流体通
路64内を水がX方向他側から一側に向かう方向に流れ
るようになる。すなわち、第1、第2の流体通路62、
64内の流れが互いに逆方向となるので、ベース32全
体の温度を下げることができる。なお、第2の流体通路
64内に、水に代えてフロリナートを流しても良い。こ
の場合、第2の流体通路64内を流れるフロリナートは
第1の流体通路62内を流れるフロリナートよりも低い
温度に設定することが望ましい。
図示が省略されているが、投影光学系PLの最良結像面
に向けて複数のスリット像を形成するための結像光束を
光軸AX方向に対して斜め方向より供給する照射光学系
と、その結像光束のウエハWの表面での各反射光束をそ
れぞれスリットを介して受光する受光光学系とから成る
特開平5ー190423号公報等に開示されるものと同
様の斜入射方式の多点焦点位置検出系AFがフォーカス
・レベリングセンサとして設けられている(図6参
照)。制御装置50では、この多点焦点位置検出系AF
で検出されるウエハ表面の複数点の結像面に対するZ方
向の位置偏差に基づいてウエハWと投影光学系PLとが
所定の間隔を保つように、支持機構38a〜38cを介
して基板テーブル36をZ方向及び傾斜方向に駆動制御
する。
系の構成が概略的に示されている。この図6のステージ
制御系は、マイクロコンピュータを中心として構成され
る制御装置50を中心に構成され、この制御装置50の
入力側にレチクル干渉計16、ウエハ干渉計46(46
X、46Y)、多点焦点位置検出系AF等が接続されて
いる。また、制御装置50の出力側には、支持機構38
a〜38c、電流駆動回路71、レチクル駆動部15等
が接続されている。電流駆動回路71には、前述したn
×n個の電機子コイル34が接続されている。
置100における露光動作の流れについて簡単に説明す
る。
図示のレチクルローダ、ウエハローダによってレチクル
ロード、ウエハロードが行われ、また、不図示のレチク
ル顕微鏡、基板テーブル36上の不図示の基準マーク
板、不図示のアラインメント検出系を用いてレチクルア
ラインメント、ベースライン計測等の準備作業が所定の
手順に従って行われる。
インメント検出系を用いてEGA(エンハンスト・グロ
ーバル・アラインメント)等のアラインメント計測が実
行される。このような動作において、ウエハWの移動が
必要な場合には、主制御装置からの指示に応じて制御装
置50が磁極ユニット40を構成する推力発生磁石に対
向する電機子コイル34に供給する電流値、及び電流方
向の少なくとも一方を電流駆動回路71を介して制御す
ることにより、ウエハWを保持する基板テーブル36
(ウエハステージWST)を所望の方向に移動させる。
アライメント計測の終了後、以下のようにしてステップ
・アンド・スキャン方式の露光動作が行われる。
のXY位置が、ウエハW上の最初のショット領域(ファ
ースト・ショット)の露光のための走査開始位置となる
ように、ウエハステージWSTが移動される。同時に、
レチクルRのXY位置が、走査開始位置となるように、
レチクルステージRSTが移動される。そして、主制御
装置50からの指示に基づき、制御装置50が、レチク
ル干渉計16によって計測されたレチクルRのXY位置
情報、ウエハ干渉計46によって計測されたウエハWの
XY位置情報に基づき、レチクル駆動部15及び基板ス
テージ装置30を介してレチクルRとウエハWとを同期
移動させることにより、走査露光が行われる。このウエ
ハWの移動は、制御装置50が、磁極ユニット40を構
成する推力発生磁石に対向する電機子コイル34に供給
する電流値、及び電流方向の少なくとも一方を電流駆動
回路71を介して制御することにより行われる。
するレチクルパターンの転写が終了すると、ウエハステ
ージWSTが1ショット領域分だけステッピングされ
て、次のショット領域に対する走査露光が行われる。こ
のようにして、ステッピングと走査露光とが順次繰り返
され、ウエハW上に必要なショット数のパターンが転写
される。
時においては、平面モータ装置の固定子を構成する各電
機子コイル34には適宜電流が供給されるので、この電
機子コイル34が発熱するが、この熱が移動面32a側
へ伝わるのを以下のようにして効果的に抑制(あるいは
防止)している。
ス32内の第1の流体通路62内の第1流体(フロリナ
ート)と、第2の流体通路64内の第2流体(水)との
流れ条件が異なるように、具体的には第1の流体通路6
2内部の第1流体の流れLF1(図5参照)が層流とな
り、第2の流体通路64内部の第2流体の流れ(LF2
(図5参照)が乱流に近い遷移流となるように、各流体
の流れ状態(ここでは流速)を調整した状態で、各流体
通路内に第1、第2流体を供給している。このため、第
1の流体通路62内の第1流体の流れの中に温度境界層
が形成され、移動面32aへの熱の伝達が効果的に防止
される。また、第2の流体通路64内の第2流体と電機
子コイル34側の壁を構成する固定子ヨーク58との間
の固体−液体間熱伝達率が大きくなるとともに、電機子
コイル34が接触する固定子ヨーク58が熱伝導率の高
い磁性体材料により形成されていることから、該固定子
ヨーク58が磁気回路構成部材として機能するのみでな
く、電機子コイル34で発生した熱を効率良く移動面3
2aと反対側の面に伝達する。この結果、固定子ヨーク
58と第2流体との間で効率良く熱交換が行われ、電機
子コイル34が効率的に除熱(冷却)され、これによっ
て各電機子コイル34の温度上昇そのものが抑制され
る。
2雰囲気より低温に温度制御した状態で第1、第2流体
をベース32内部の第1、第2の流体通路62、64内
に供給している。このため、固定子ヨーク58と第2流
体との間は勿論、フィルム60と第1流体との間でも熱
交換が行われ、電機子コイル34を上下両面側から効率
的に冷却することができる。但し、第1流体の流れには
温度境界層が存在するために、上記の熱交換を媒介とし
て電機子コイル34の熱が移動面32a側にまで伝わる
ことは殆どない。
媒供給用ジョイント86A、86Bを介してX方向一側
から供給された第1、第2流体をX方向他側の冷媒排出
用ジョイント90A、90Bを介して排出する断面積ほ
ぼ一定の第1、第2の流体通路62、64(溝80a〜
80d部分を含む)が設けられていることから、冷媒供
給用ジョイント86A、86Bを介してベース32内に
流入した第1、第2流体は、フィルム状に広がって各電
機子コイル34の上・下方に均一に行き渡り、平面上に
展開された複数の電機子コイル34が均一に除熱され
る。
出される熱が、移動面32a側に伝達されるのを効果的
に抑制することができ、周囲環境に与える熱的影響を可
能な限り抑制することができる。また、本実施形態で
は、冷媒供給装置102から冷媒供給管88A、88B
及び冷媒供給用ジョイント86A、86Bを介してベー
ス32内に供給される第1、第2流体は循環使用されて
いるので、常にほぼ一定量の流体を用いて電機子コイル
34を冷却することができ、経済的である。
と、装置環境への熱的影響を最小限に抑えられることか
ら、基板テーブル36の位置を計測する干渉計46の干
渉計ビームの空気揺らぎ等も殆ど問題とならず、精密な
ウエハの位置決め及び位置制御が可能になる。
1部材としての容器56の上側部材56Aとは振動に関
して絶縁された状態で、電機子コイル34、固定子ヨー
ク58を含む固定子が、保持部材としての容器56の下
側部材56B及び支柱72によって保持されていること
から、平面モータ装置の可動子(磁極ユニット40とエ
アスライダ42)を含むウエハステージWSTが駆動さ
れ、その反力が電機子コイル34に作用しても、その反
力が電機子コイル34を介して第1部材としての容器5
6の上側部材56Aに伝達されることがない。従って、
ウエハステージWSTの駆動に伴う上側部材56A(す
なわち移動面32a)の振動を防止することができ、上
側部材56Aがボルト76を介して固定された固定部材
74、ひいては該固定部材74が固定された本体コラム
12の振動を防止することができ、これによりウエハス
テージWSTの駆動による反力に起因して投影光学系P
L、干渉計46等が振動するのを防止することができ
る。
ると、電磁力駆動方式の平面モータ装置を備えた基板ス
テージ装置30によりウエハWを精度よく高速に位置制
御することができるとともに、スループットを向上しつ
つ、高い露光精度で露光を行うことが可能になる。
0側に設けられた平面モータ装置及びその冷却系統をレ
チクルステージRST側に適用しても良い。
装置の構成要素である磁極ユニット40、エアスライダ
42、ベース32、及びその冷却系の構成等は一例であ
って、本発明がこれに限定されるものではない。すなわ
ち、例えば磁極ユニットを構成する磁石の数は1つ、2
つ、3つ、あるいは5つ以上であっても良く、また、エ
アスライダを設けることなく、磁極ユニットを構成する
磁石取付部材に直接複数のエアパッドを取付けてエアス
ライダを構成しても良い。
部に流体を流す流体通路を必ずしも形成する必要はな
く、例えば、断熱室内に断熱材を介装したり、あるいは
断熱室内を真空にする等、断熱室の構成は種々考えら
れ、また、冷却室内をペルチェ素子、あるいはヒートパ
イプで冷却する等、冷却室の構成も種々考えられる。か
かる場合であっても、ウエハステージWSTを駆動する
際に、断熱室により電機子コイルで発生した熱が移動面
に伝達されるのが抑制ないしは防止され、冷却室により
電機子コイルが冷却される。従って、電機子コイルを冷
却できるとともに、電機子コイルで発生した熱が移動面
側へ伝達されベースの周囲環境へ与える影響を抑制する
ことができる。
側構造体(すなわち容器56の下側部材56B(固定子
ヨーク58及び電機子コイル34から成る固定子が既に
組み付けられている)と下側取付部材54A2、54B2
とが一体化された構造体)が、移動面32aが形成され
た第1部材としての上側部材56A(フィルム60及び
柱68が既に組み付けられている)を含むベース32の
上側構造体と振動に関して独立して、床面に植設された
支柱72によって支持された場合について説明したが、
本発明がこれに限定されるものではない。すなわち、図
8に示されるように、床面に植設された保持部材として
の一対のリアクションフレーム202A、202Bによ
って、べース32の下側構造体(すなわち容器56の下
側部材56B(固定子ヨーク58及び電機子コイル34
から成る固定子が既に組み付けられている)と下側取付
部材54A2、54B2とが一体化された構造体)を、上
記のベース32の上側構造体とは独立して支持するよう
にしても良い。なお、図8においては、重複説明を避け
るため同一若しくは同等の構成部分については図3と同
一符号を用いている。
ータ装置の移動装置(磁極ユニット40とエアスライダ
42)を含むウエハステージWSTが駆動され、その反
力が電機子コイル34に作用しても、その反力はリアク
ションフレーム202A、202Bを介して床面FDに
伝達されるのみで、電機子コイル34を介して第1部材
としての容器56の上側部材56Aに伝達されることが
ない。従って、ウエハステージWSTの駆動に伴う上側
部材56A(すなわち移動面32a)の振動を防止する
ことができ、上側部材56Aがボルト76を介して固定
された固定部材74、ひいては該固定部材74が固定さ
れた本体コラム12の振動を防止することができ、これ
によりウエハステージWSTの駆動による反力に起因し
て投影光学系PL、干渉計46等が振動するのを防止す
ることができる。
例えば図9のように構成しても良い。この図8の冷却系
は、第2流体の流通経路となる配管系110の構成が上
記実施形態と異なる。すなわち、この図8の冷却系は、
第2流体の流れLF2を第2の流体通路64内で、図9
中に点線矢印で示される向き、及びこれと反対の向きに
切換え可能に構成したものである。
部110a〜110dを有し、第1の端部110aが冷
媒供給機104の第2流体の吐出口に接続され、第2の
端部110bがベース32の第2の流体通路64の一端
に接続され、第3の端部110cが第2の流体通路64
の他端に接続され、第4の端部110dが冷凍機106
に接続されている。この配管系110には、図9に示さ
れるように、コントローラ108によって、開成・閉成
が制御される4つの開閉弁(電磁バルブ)112A〜1
12Dが設けられている。この場合、開閉弁112A、
112Bを開成し、開閉弁112C、112Dを閉成す
ることにより、第2流体の流れLF2の向きが第1流体
の流れLF1の向きと同一方向となり、開閉弁112
A、112Bを閉成し、開閉弁112C、112Dを開
成することにより、第2流体の流れLF2の向きが第1
流体の流れLF1の向き逆方向となる。すなわち、図8
の実施形態では、配管系110、コントローラ108、
及び4つの開閉弁112A〜112Dによって、第1流
体の流れLF1と第2流体の流れLF2とを同一方向又
は逆方向に設定する設定装置が実現されている。
として液体を用い、これらを循環使用する場合について
説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。
すなわち、流体しては液体に限らず気体を用いても良
く、また、流体として例えば空気等を用いる場合には、
必ずしも循環使用する必要はない。
動面32aに沿って移動するウエハステージWSTを複
数設けても良い。例えば、ウエハステージを2つ設けた
場合には、一方のウエハステージ上のウエハを露光して
いる間に、他方のウエハステージ上でウエハ交換、ある
いはウエハに対する露光前の計測(例えばアライメン
ト)等の他の動作を同時並行的に行うことができるの
で、スループットの向上を図ることができる。
形態でも説明したように、基板を精度よく高速に位置制
御することができ、スループットを向上しつつ高い露光
精度で露光が可能になるように、該装置を構成する各構
成要素が電気的、機械的又は光学的に連結されて組み上
げられる。
面モータ装置が走査型のDUV露光装置の基板ステージ
装置に適用された場合について説明したが、これに限ら
ず、ステッパ等の静止型露光装置は勿論、電子線露光装
置等の荷電粒子線露光装置、波長5〜15nm程度の軟
X線領域の光を露光光とし用いるいわゆるEUVL等の
露光装置、露光装置以外の装置、例えば検査装置や基板
搬送装置等にも好適に適用できるものである。
載の各発明によれば、周囲環境への熱的影響を抑制する
ことができるという効果がある。
移動子の駆動に伴う第1部材(移動面)の振動を防止す
ることができるという効果がある。
高スループットを維持しつつ高精度な露光が可能になる
という効果がある。
である。
図である。
成を概略的に示す図である。
化して示すブロック図である。
である。
造体の支持構造の変形例を示す図である。
る。
面モータ装置の一部)、32a…移動面、34…電機子
コイル(固定子の一部)、40…磁極ユニット(移動装
置の一部、移動子の一部、平面モータ装置の一部)、4
2…エアスライダ(移動装置の一部、移動子の一部、平
面モータ装置の一部)、56a…突起部(変形防止部材
の一部)、56A…上側部材(第1部材)、56B…下
側部材(保持部材の一部)、57…天井壁(第1の
壁)、58…固定子ヨーク(固定子の一部)、60…フ
ィルム(仕切り部材)、62…第1の流体通路(断熱
室)、64…第2の流体通路(冷却室)、68…柱(変
形防止部材の一部)、72…支柱(保持部材の一部)、
100…露光装置、102…冷媒供給装置(流体供給装
置)、106…冷凍機(温度制御装置の一部)、108
…コントローラ(温度制御装置の一部)、W…ウエハ
(基板)。
Claims (11)
- 【請求項1】 所定の移動面に沿って移動する移動装置
と;前記移動装置と対向する側に前記移動面が形成され
た固定装置とを備え、前記移動装置と前記固定装置との
一方が磁極ユニットを有し、 前記移動装置と前記固定装置との他方が、電機子コイル
と、当該電機子コイルの前記移動面側に設けられた断熱
室と前記電機子コイルの前記移動面と反対側に設けられ
た冷却室とを有することを特徴とする平面モータ装置。 - 【請求項2】 前記断熱室と前記冷却室との内部は、流
れ条件の異なる流体が流れる流体通路となっていること
を特徴とする請求項1に記載の平面モータ装置。 - 【請求項3】 前記断熱室の内部の流体の流れが層流と
なり、前記冷却室内の流体の流れがほぼ遷移流となるよ
うに、流れ状態を調整した第1、第2の流体を前記第
1、第2の流体通路内にそれぞれ供給する流体供給装置
を備えることを特徴とする請求項2に記載の平面モータ
装置。 - 【請求項4】 前記流体供給装置は、前記断熱室内を流
れる流体の流れ方向と、前記冷却室内を流れる流体の流
れ方向とが、同一方向又は逆方向になるように、前記各
流体通路内に流体をそれぞれ供給することを特徴とする
請求項3に記載の平面モータ装置。 - 【請求項5】 前記固定装置は、前記移動面が一側に設
けられた第1の壁と、当該第1の壁を他側から支持する
変形防止部材とを有することを特徴とする請求項2〜4
のいずれか一項に記載の平面モータ装置。 - 【請求項6】 前記固定装置は、その内部に前記移動面
に沿って配置された電機子コイルと、当該電機子コイル
の前記移動面側に設けられた断熱室と前記電機子コイル
の前記移動面と反対側に設けられた冷却室とをし、 前記変形防止部材は、その断面形状が前記断熱室内の流
体通路部分が翼形状に形成されていることを特徴とする
請求項5に記載の平面モータ装置。 - 【請求項7】 前記電機子コイルの前記移動面側に板状
の仕切り部材を設け、前記移動面が一側に設けられた第
1の壁と前記仕切り部材との間に前記断熱室内の流体通
路が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の
平面モータ装置。 - 【請求項8】 前記各流体の温度を、予め装置雰囲気温
度よりも低い温度に制御する温度制御装置を備えること
を特徴とする請求項2〜7のいずれか一項に記載の平面
モータ装置。 - 【請求項9】 前記移動面が設けられた第1部材と振動
に関して絶縁され、前記固定装置を構成する前記電機子
コイル又は磁極ユニットを保持する保持部材を更に備え
たことを特徴とする請求項1〜8に記載の平面モータ装
置。 - 【請求項10】 所定の移動面に沿って電磁力により移
動する移動子と、前記移動子と対向する側に前記移動面
が形成された第1部材を有し、その内部に前記移動面に
沿って配設された固定子を有するベースとを備えた平面
モータ装置において、 前記移動子と前記固定子との一方が磁極ユニットを有
し、前記移動子と固定子との他方が電機子コイルを有し
ており、 前記第1部材と振動に関して絶縁され、前記固定子を保
持する保持部材を備えたことを特徴とする平面モータ装
置。 - 【請求項11】 所定のパターンを基板上に転写する露
光装置であって、 前記基板を駆動する基板ステージ装置に請求項1〜10
のいずれか一項に記載の平面モータ装置を用いたことを
特徴とする露光装置。
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