JP2000174989A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JP2000174989A
JP2000174989A JP10350107A JP35010798A JP2000174989A JP 2000174989 A JP2000174989 A JP 2000174989A JP 10350107 A JP10350107 A JP 10350107A JP 35010798 A JP35010798 A JP 35010798A JP 2000174989 A JP2000174989 A JP 2000174989A
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JP10350107A
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Kosuke Takagi
康介 高木
Masaya Takagi
雅彌 高木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラテンを使用する手差しモードのときには
走査モジュールの原点位置を変更して画像読み取り時間
の短縮及びオペレータの作業負担の軽減が可能な画像読
み取り装置を提供すること。 【解決手段】 本体1に備える自動給紙装置3により給
紙された用紙と、自動給紙装置3の手前に配置したプラ
テン1bに載せた用紙とにそれぞれ走査領域を切り換え
る走査モジュール5を本体1に内蔵し、自動給紙装置3
による自動給紙モードでは走査モジュール5を自動給紙
装置3に対応させた位置に停止させ、プラテン1bを用
いる手差しモードではプラテン1bの手前側に走査モジ
ュール5の原点位置を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばイメージ
スキャナ等の画像読み取り装置に係り、特に自動給紙に
よる読み取りに加えてプラテンを利用した大判の用紙の
読み取りの作業性を向上させた画像読み取り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】各種の文書を大量に読み取ってたとえば
電子ファイリングするための装置として、従来からイメ
ージスキャナが利用されている。このイメージスキャナ
は、大判の用紙を手差ししてガラスのプラテン上にセッ
トして読み取るフラットベッド式のものに、比較的小さ
いサイズの用紙を自動的に給紙する自動給紙装置(AD
F)が知られている。図7にこのような自動給紙装置を
備える画像読み取り装置の概略を示す。
【0003】図7に示すように、画像読み取り装置はそ
の本体51の上面に透明ガラスを利用したプラテン51
aを備えるとともに、このプラテン51aを避けた位置
に自動給紙装置52を配置したものであり、プラテン5
1aの上には用紙をプラテン51aに載せたときに被せ
る原稿カバー53を取り付けている。この原稿カバー5
3は自動給紙装置52側を回動支点として本体51に連
接されて図中の二点鎖線で示す矢印方向に開閉操作でき
るもので、プラテン51aへの用紙の手差しは本体51
の右側から行われる。
【0004】プラテン51aは前述のように比較的大判
の用紙を手差しで載せて使用するもので、用紙を1枚ず
つ取り扱う作業となる。一方、自動給紙装置52は用紙
を束にしたものをそのままトレー部分に載せ、用紙を1
枚ずつ画像読み取り部へ供給して自動的に用紙の画像を
読み取る。そして、本体51の内部には、プラテン51
aの上の用紙及び自動給紙装置52からの用紙から画像
を走査して読み取る走査モジュール54が組み込まれ
る。
【0005】走査モジュール54は本体51内で同図
(a)に示す矢印方向に往復移動可能に配置したキャリ
ッジ(図示せず)に搭載されたもので、自動給紙装置5
2を使用するときには同図の(a)のように本体51内
の左端部の定位置に停止する。すなわち、自動給紙装置
52による用紙の送りを利用することで、走査点を固定
していても画像読み取りが可能なので、走査モジュール
54は自動給紙装置52の位置に対応させて保持され
る。一方、プラテン51aによる大判の用紙の画像読み
取りでは用紙は固定されているので、同図の(b)に示
すように、走査モジュール54は自動給紙装置52を使
用するときの停止位置から一点鎖線の矢印方向に移動し
て走査し、その後再び元の位置に戻る動作を繰り返す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】プラテン51aに載せ
た用紙から画像を読み取るとき、走査モジュール54は
自動給紙装置52に対応する位置を原点とするので、読
み取り時間を短くするためには用紙をプラテン51aの
左端側に偏らせてセットする必要がある。すなわち、用
紙を原稿カバー53の奥深くまで手差ししておけば、原
点位置からの走査モジュール54による走査距離も短く
なる。したがって、用紙サイズの自動検知機能を備えて
おけば、走査モジュール54のストロークを短く設定で
き、読み取り時間の短縮は可能である。
【0007】しかしながら、本体51の右側にオペレー
タが立って原稿カバー53を上に開いた後、用紙をプラ
テン51aの左端に位置合わせして手差しする作業には
かなりの負担が伴う。すなわち、プラテン51aはたと
えばA3判程度の大きさに対応させたものが多いので、
本体51の右端からプラテン51aの左端までの距離は
長く、オペレータは腕を長く延ばして用紙の先端側をプ
ラテン51aの左端に合わせる必要がある。したがっ
て、大量の枚数の用紙を手差しするときの作業負担はか
なり大きく、特に自動給紙装置52にかけられない特殊
な用紙のうち小判の用紙を手差しするときは腕をさらに
長く延ばすことになり、作業性は格段に下がってしま
う。
【0008】一方、このような手差しの作業性や負担を
改善するには、用紙をプラテン51aの右端に合わせて
セットして走査モジュール54による読み取りができる
ようにすればよい。しかしながら、走査モジュール54
はプラテン51aの左端よりも外に出た位置を原点とす
るので、プラテン51aの右端を基準としてセットされ
た用紙を読み取るにはプラテン51aの全体を突っ切る
ストロークが必要になる。したがって、読み取る用紙の
サイズが大きくても小さくても、走査モジュール54の
移動ストロークは最大値に固定され、読み取り時間は長
くなる。
【0009】また、用紙を手差しするときには前述のよ
うに本体51の右側からの作業となるので、用紙はプラ
テン51aの右端側に片寄せてセットするほうが作業し
やすい。ところが、用紙をプラテン51aの右端側に位
置合わせて手差しすると、走査モジュール54は自動給
紙装置52の下の原点位置からプラテン51aの右端ま
で最大ストロークで移動することになり、読み取り時間
の短縮は望めない。
【0010】このように、従来の自動給紙装置による自
動給紙とプラテン上への用紙の手差しの両方の使い勝手
とした画像読み取り装置では、プラテンを用いる手差し
の作業負担が大きく作業効率も低い。
【0011】本発明において解決すべき課題は、プラテ
ンを使用する手差しモードのときには走査モジュールの
原点位置を変更して画像読み取り時間の短縮及びオペレ
ータの作業負担の軽減が可能な画像読み取り装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、本体の後端側
に用紙を積層搭載して自動給紙する自動給紙装置を備え
るとともに前記自動給紙装置の手前に画像を読み取る用
紙を載せるプラテンを設け、前記プラテンに被さる原稿
カバーを前記自動給紙装置側に回動支点を持たせて開閉
自在に備え、前記自動給紙装置によって1枚ずつ給紙さ
れる用紙の走査位置及び前記プラテンのほぼ全域を含む
範囲において前記本体内で移動操作可能な走査モジュー
ルを備えた画像読み取り装置において、前記自動給紙装
置により給紙される用紙の読み取りを行う自動給紙モー
ド、または前記プラテン上の用紙の読み取りを行う手差
しモードに切り換えるモード切換え手段と、前記モード
切換え手段によって前記自動給紙モードが設定されたと
きには自動給紙された用紙の画像を前記プラテンより奥
側で読み取る走査位置に、前記手差しモードが設定され
たときには前記プラテンの手前側の原点位置にそれぞれ
前記走査モジュールを移動させる駆動手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0013】このような構成では、手差しモードの場合
の読み取り走査モジュールの原点位置を手前側に設ける
ことにより、プラテンへの用紙の手差しを容易にすると
ともに、モードの切換えが行われると予め走査モジュー
ルをモードに応じた原点位置に移動させておくことによ
り、読み取り時の走査モジュールの原点位置への移動に
よる時間的ロスをなくすことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、本体の
後端側に用紙を積層搭載して自動給紙する自動給紙装置
を備えるとともに前記自動給紙装置の手前に画像を読み
取る用紙を載せるプラテンを設け、前記プラテンに被さ
る原稿カバーを前記自動給紙装置側に回動支点を持たせ
て開閉自在に備え、前記自動給紙装置によって1枚ずつ
給紙される用紙の走査位置及び前記プラテンのほぼ全域
を含む範囲において前記本体内で移動操作可能な走査モ
ジュールを備えた画像読み取り装置において、前記自動
給紙装置により給紙される用紙の読み取りを行う自動給
紙モード、または前記プラテン上の用紙の読み取りを行
う手差しモードに切り換えるモード切換え手段と、前記
モード切換え手段によって前記自動給紙モードが設定さ
れたときには自動給紙された用紙の画像を前記プラテン
より奥側で読み取る走査位置に、前記手差しモードが設
定されたときには前記プラテンの手前側の原点位置にそ
れぞれ前記走査モジュールを移動させる駆動手段とを備
えたことを特徴とする画像読み取り装置であり、プラテ
ンへの用紙の手差し作業を容易にするとともに、モード
切換え時にはモードに応じた原点位置に走査モジュール
を移動させて読み取り時の走査モジュールの原点位置へ
の移動の時間的ロスをなくすという作用を有する。
【0015】請求項2に記載の発明は、前記走査モジュ
ールの原点位置を、前記プラテンの手前縁に前記用紙を
位置合わせしたときにその画像を前記走査モジュールが
走査できる範囲に設定し、前記本体には前記プラテンの
上に載せた用紙のサイズを検知するサイズ検知手段を設
け、前記駆動手段は、前記サイズ検知手段による前記プ
ラテン上の前記用紙のサイズに合わせて前記原点位置か
らの前記走査モジュールの走査ストロークを設定するス
トローク設定手段を含む請求項1記載の画像読み取り装
置であり、用紙の長さに合わせて走査モジュールの走査
ストロークが決められるので、走査モジュールの無駄な
動きを抑えるという作用を有する。
【0016】請求項3に記載の発明は、前記モード切換
え手段は、前記自動給紙装置への用紙の搭載の有無及び
前記原稿カバーの開閉状態に基づいてモードの切換えを
行うことを特徴とする請求項1または2記載の画像読み
取り装置であり、自動給紙装置への用紙搭載または原稿
カバーの開閉の状況に応じて自動的にモードを切り換え
られるという作用を有する。
【0017】以下、本発明の実施の形態について図面に
基づき説明する。図1は本発明の画像読み取り装置の概
略を示す斜視図、図2は本体から原稿カバー及び自動給
紙装置を開いたときの斜視図である。
【0018】図示のように、画像読み取り装置は、光学
系の走査モジュール(後述)を内蔵した本体1とその上
面に開閉自在に取り付けた原稿カバー2と、原稿用紙を
搭載してこれを自動給紙する自動給紙装置3とから構成
されたものである。
【0019】本体1はその正面に操作パネル1aを備え
るとともに全ての作動機器を制御するコントローラ(図
示せず)を内蔵し、その上面には大判の用紙を読み取る
ための透明ガラスを利用したプラテン1bと、その奥側
に配置され同様に透明ガラスのスリット窓1cを配置し
たものである。このプラテン1bは、本体1の奥側(操
作パネル1aと反対側)を除く領域を占めるように配置
され、本体1の奥側に原稿カバー2と自動給紙装置3の
基端がそれぞれ開閉自在に取り付けられている。そし
て、これらの原稿カバー2と自動給紙装置3は図2に示
すように一体にして開くことができ、このように原稿カ
バー2を開いたときにプラテン1bの上に用紙を手差し
で載せることができる。なお、原稿カバー2は自動給紙
装置3から繰り出されて画像読み取りされた用紙を受け
取る回収トレー2aを上面に設けている。
【0020】自動給紙装置3は、ハウジング3aとその
上端側に取り付けたホッパユニット4とから構成された
ものである。ホッパユニット4には、図1に示すように
用紙Pを搭載する給紙ホッパ4aを備えるとともに、図
3に示すようにこの給紙ホッパ4aの用紙繰り出し端
(図3において左端)の上方に配置され用紙Pをピック
アップして繰り出す給紙ローラ4bを設けている。ま
た、ハウジング3aには、給紙ローラ4bの直ぐ下流に
対応する位置に重送防止用の分離ローラ3bとリタード
ローラ3cの対を配置するとともに、本体1の上面の近
くまで迂回して原稿カバー2の回収トレー2aに向かう
搬送路を形成し、この搬送路に沿って複数の搬送ローラ
3dを設けている。
【0021】本体1の内部には図3に示すように、用紙
の画像を読み取るための走査モジュール5を設ける。こ
の走査モジュール5は、従来の画像読み取り装置のもの
と同様にCCDを利用した縮小光学画像読み取り系を内
蔵したもので、本体1の正面の操作パネル1aの近傍か
ら本体1の背面の近傍までの間に配置したガイド5aに
沿って移動するキャリッジ式としたものである。なお、
走査モジュール5を移動させるためのモータ等の駆動機
構は図示していないが、従来のキャリッジ式と同様の駆
動系とすればよく、その動作はコントローラによって制
御されるものとする。
【0022】ここで、自動給紙装置3による自動給紙と
プラテン1bを利用した手差しの使い分けと画像読み取
りのために必要な検知項目は、ホッパユニット4への用
紙の搭載の有無,原稿カバー2の開閉状態,走査モジュ
ール5の位置,手差しでプラテン1bに載せた用紙のサ
イズである。これらの検知のためのセンサを含めて制御
のブロック図を図4に示す。
【0023】図4において、自動給紙及び手差しの両方
使い勝手に亘って作動機器を制御するコントローラ6は
走査モジュール5の指定位置への移動と停止保持及び画
像読み取りのための信号を出力し、走査モジュール5に
よって得られた画像データはホストコンピュータに出力
される。また、自動給紙装置3の自動給紙駆動部7にも
信号を出力して、給紙ローラ4b等を回転駆動する。そ
して、コントローラ6には、給紙ホッパ4a上の用紙P
の有無とサイズを検知する原稿搭載センサ8,原稿カバ
ー2の開閉状態を検知する原稿カバーセンサ9,走査モ
ジュール5の位置を検知する走査モジュール位置センサ
10,プラテン1bの上に載せた原稿のサイズを検知す
る原稿サイズセンサ11からの信号が入力される。
【0024】原稿搭載センサ8は、たとえば給紙ホッパ
4aの上に用紙Pを載せたときにその先端部の上下を挟
むようにハウジング3aに組み込んだ光学式のセンサで
あればよい。すなわち、発光側と受光側の素子を用紙の
幅方向に複数配列したものとすれば、用紙Pを搭載した
ときの光路の遮断による信号出力によって用紙搭載を検
知し、光路が遮断された素子の数によって用紙Pのサイ
ズも特定できる。原稿カバーセンサ9は、たとえば本体
1の上面であって原稿カバー2が被さる部分に配置した
接点式の圧力スイッチ等が利用できる。この場合では、
原稿カバー2を閉じたときの負荷を圧力スイッチに加え
たときと開いたときの負荷の解除に応じてオン・オフの
信号を出力させることで、原稿カバー2の開閉状態をコ
ントローラ6に入力する。走査モジュール位置センサ1
0は、走査モジュール5自身にガイド5a上に予め設定
した原点位置からの移動方向と距離とをカウントできる
ようなものであればよい。原稿サイズセンサ11は、た
とえばプラテン1bの下方に発光と受光の光学素子を並
列にしてプラテン1bの幅方向に配列し、プラテン1b
を透過させて原稿及び原稿カバー2の底面からの光の反
射度の相違を利用して原稿の大きさを検出できるもので
あればよい。
【0025】ここで、自動給紙装置3を使用するときの
自動給紙モードでは、走査モジュール5は図6の(a)
で示すように本体1の左端部側に停止させる。この自動
給紙モードでは、走査モジュール5は給紙ホッパ4aか
ら給紙された用紙Pが搬送路を通過していくときにこの
用紙Pの画像を読み取る。また、プラテン1bを用いて
大判の用紙等から画像を読み取るとき、手差しモードで
は走査モジュール5は図6の(a)の位置から同図の
(b)に示すようにプラテン1bの最も手前側に対応す
る位置まで移動させる。そして、この図6の(b)に示
す位置を原点として図において左側に移動して用紙を走
査して画像を読み取る。
【0026】このようにプラテン1bを使っての手差し
モードでの画像読み取りのときに、走査モジュール5を
自動給紙装置3対応の位置から移動させて原点位置を変
更したりする操作はコントローラ6によって自動的に実
行させるもので、以下、図5に示す制御のフローに従っ
て本発明の画像読み取り装置の作動を説明する。
【0027】まず、ホストコンピュータ(図示せず)側
から作動開始の指令があると、原稿搭載センサ8によっ
て給紙ホッパ4a上に用紙Pがセットされているかをチ
ェックする(S1)。用紙Pがセットされていると判定
されたときにはS9に進み、原稿カバーセンサ9によっ
て原稿カバー2の開閉状態をチェックし(S9)、閉じ
ていると判定されたときには走査モジュール位置センサ
10によって走査モジュール5が自動給紙モードの設定
位置すなわち図6の(a)の位置にあるかどうかをチェ
ックする(S10)。走査モジュール5が自動給紙モー
ドの設定位置になければこれを駆動して設定位置に移動
させ(S11)、その後ホストコンピュータまたは操作
パネル1aのスイッチによる指令を待つ(S12)。S
12で読み取り開始の指令があると、自動給紙駆動部7
が作動して給紙ホッパ4a上の用紙Pを1枚ずつ給紙を
開始し(S13)、用紙Pがスリット窓1cを通過する
ときその真下に固定保持されている走査モジュール5に
よって画像を読み取る(S14)。そして、用紙Pは搬
送ローラ3dによって回収トレー2a上に排出され(S
15)、自動給紙装置3に次の用紙PがあればS13か
らの作動を繰り返し、用紙Pがなければ初期設定に戻
る。
【0028】一方、S1において用紙Pが自動給紙装置
3にセットされていないと判定されたときには、自動給
紙モードの場合と同様に、原稿カバーセンサ9によって
原稿カバー2の開閉状態をチェックし(S2)、原稿カ
バー2が開かれたことが検知されると、走査モジュール
5が手差しモードの場合の原点位置すなわち図6の
(a)の位置にあるかどうかをチェックする。走査モジ
ュール5が手差しモードの原点位置にないときにはこれ
を駆動して原点位置に移動させ(S4)、その後ホスト
コンピュータまたは操作パネル1aのスイッチによる読
み取り開始を待つ(S5)。この開始待機の状態となっ
たとき、読み取る原稿をプラテン1bの手前に位置合わ
せして載せ、原稿カバー2を閉じる。そして、読み取り
開始の指令があると、原稿カバー2が閉じられているか
をチェックし(S6)た後、原稿サイズセンサ11によ
って原稿の大きさを検知し(S7)、この検知結果に基
づいて走査モジュール5の必要移動量を演算して図6の
(a)の原点位置から左へストロークさせた後に再び原
点位置に戻す間に原稿から画像を読み取る(S8)。
【0029】以上の構成において、自動給紙装置3を使
用する自動給紙モードのときには、図1に示すように読
み取る画像を上に向けた姿勢で給紙ホッパ4aの上に用
紙Pを搭載する。このとき、原稿カバー2が閉じている
ことと給紙ホッパ4aに用紙Pが搭載されていることが
検知された場合のみ自動給紙装置3が作動可能である。
そして、走査モジュール5は図6の(a)に示す位置に
設定されて給紙ホッパ4aから供給された用紙Pの通過
速度に対応して画像を読み取り、読み取り後の用紙Pは
回収トレー2aに排出される。1枚の用紙Pの読み取り
が終わると、自動給紙装置3から用紙Pが引き続いて給
紙され、この自動給紙モードの間、走査モジュール5は
図6の(a)の位置に保持される。
【0030】次いで、プラテン1bを使用する手差しモ
ードの場合には、図2に示すように原稿カバー2を開き
用紙Pをその画像が下を向くようにしてプラテン1bの
上に載せる。この場合、用紙Pはプラテン1bの手前側
(操作パネル1a側)のコーナ部に突き当てて位置合わ
せする。そして、原稿カバー2を開いたことの検知によ
って自動給紙装置3による自動給紙モードからプラテン
1bを使用する手差しモードに切り替わり、走査モジュ
ール5は図4の(b)の原点位置に移動する。これと同
時に、プラテン1b上に載せた用紙Pの大きさが原稿サ
イズセンサ11によって検出され、その検出結果によっ
て走査モジュール5の走査ストロークが演算設定され
る。すなわち、用紙をプラテン1bの最も手前側に位置
合わせしたときに用紙の大きさを検知し、走査モジュー
ル5のストロークが最小となるように自動設定する。こ
れにより、手差しする用紙のサイズが異なるものでも、
読み取りに必要な走査範囲だけ走査モジュール5を動か
すだけで済み、読み取り時間が短縮される。
【0031】なお、用紙サイズに応じた走査モジュール
5のストロークは、たとえば操作パネル1aに用紙サイ
ズを指定するセレクトスイッチを設けておき、オペレー
タがサイズを選択することで走査モジュール5のストロ
ークを決めてもよい。
【0032】ここで、走査モジュール5は図1に示した
ように自動給紙装置3を使用するとき用紙Pの表面側の
「A」という画像を左から右に走査していくものとす
る。一方、図2に示すように、用紙Pを裏向けて「A」
という画像を操作パネル1aから見て正立させた状態で
プラテン1bに載せたときには、操作モジュール5はプ
ラテン1bの画像「A」を右から左に向けて走査してい
く。したがって、走査された後の画像は逆になるため、
走査モジュール5の走査方向も操作パネル1a側から見
て右から左へ切り換えれば、画像の逆転がなくなる。
【0033】なお、図2において、プラテン1b上の用
紙を長手方向に反転させて裏向きの画像「A」を上下逆
にすれば、自動給紙装置3からの用紙の画像「A」の走
査方向と一致させることができる。したがって、この場
合では走査モジュール5の走査方向の切換えは不要であ
るが、プラテン1bに用紙を載せるときにはその画像を
正立させた状態でセットするほうが確認しやすいので、
先のように走査方向の切換えの制御を実行することが好
ましい。
【0034】プラテン1b上の用紙Pのサイズ検知によ
って走査モジュール5のストロークが決まると、走査モ
ジュール5はその原点位置から移動して用紙Pの全体を
走査して画像を読み取る。
【0035】このように、プラテン1bを使用する手差
しモードのときには、走査モジュール5は自動給紙モー
ドときの位置を離れて手差しモードの原点位置に移動
し、この原点位置から用紙Pの大きさに応じたストロー
クだけの走査範囲に設定される。したがって、従来のよ
うに常に自動給紙モードに対応させた位置に走査モジュ
ール5を待機させる場合に比べると、モード切換え後の
走査モジュール5による走査読み取り時間が大幅に短縮
される。
【0036】また、プラテン1bの上に載せる用紙Pは
操作パネル1a側に偏らせてセットすればよいので、プ
ラテン1bの奥側まで差し込まないで済む。このため、
オペレータは腕を長く延ばして作業する必要はなく、多
量の用紙を手差して読み取り操作するときでも作業負担
の軽減が図れる。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明では、用紙を手差しする
モードのときには走査モジュールの原点位置をプラテン
の手前側に設定するので、プラテンへの用紙の手差し作
業が簡単になり、作業負担が軽減される。また、モード
の切換えが行われると走査モジュールをモードに応じた
原点位置に移動させるので、読み取り時の走査モジュー
ルの原点位置への移動による無駄な時間を省くことがで
き、作業効率の向上が図られる。
【0038】請求項2の発明では、プラテンに載せた用
紙のサイズに応じて走査モジュールのストロークが決め
られるので、走査モジュールの無駄な動きが抑えられ、
読み取り作業を更に効率化できる。
【0039】請求項3の発明では、自動給紙装置への用
紙の搭載状況と原稿カバーの開閉の状況に応じて自動的
にモードが切り換えられるので、スイッチ等によるモー
ド切換えは不要となり、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読み取り装置の概略斜視図
【図2】原稿カバー及び自動給紙装置を開いたときの概
略斜視図
【図3】自動給紙装置と走査モジュールの配置を示す要
部の概略縦断面図
【図4】本発明の画像読み取り装置の制御のブロック図
【図5】本発明の画像読み取り装置の制御を示すフロー
チャート
【図6】(a)は自動給紙モードのときの走査モジュー
ルの停止位置を示す概略図 (b)は手差しモードのときの走査モジュールの原点位
置設定を示す概略図
【図7】従来の画像読み取り装置の概略図
【符号の説明】
1 本体 1a 操作パネル 1b プラテン 2 原稿カバー 2a 回収トレー 3 自動給紙装置 3a ハウジング 3b 分離ローラ 3c リタードローラ 3d 搬送ローラ 4 ホッパユニット 4a 給紙ホッパ 4b 給紙ローラ 5 走査モジュール 5a ガイド P 用紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体の後端側に用紙を積層搭載して自動給
    紙する自動給紙装置を備えるとともに前記自動給紙装置
    の手前に画像を読み取る用紙を載せるプラテンを設け、
    前記プラテンに被さる原稿カバーを前記自動給紙装置側
    に回動支点を持たせて開閉自在に備え、前記自動給紙装
    置によって1枚ずつ給紙される用紙の走査位置及び前記
    プラテンのほぼ全域を含む範囲において前記本体内で移
    動操作可能な走査モジュールを備えた画像読み取り装置
    において、 前記自動給紙装置により給紙される用紙の読み取りを行
    う自動給紙モード、または前記プラテン上の用紙の読み
    取りを行う手差しモードに切り換えるモード切換え手段
    と、 前記モード切換え手段によって前記自動給紙モードが設
    定されたときには自動給紙された用紙の画像を前記プラ
    テンより奥側で読み取る走査位置に、前記手差しモード
    が設定されたときには前記プラテンの手前側の原点位置
    にそれぞれ前記走査モジュールを移動させる駆動手段と
    を備えたことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】前記走査モジュールの原点位置を、前記プ
    ラテンの手前縁に前記用紙を位置合わせしたときにその
    画像を前記走査モジュールが走査できる範囲に設定し、 前記本体には前記プラテンの上に載せた用紙のサイズを
    検知するサイズ検知手段を設け、 前記駆動手段は、前記サイズ検知手段による前記プラテ
    ン上の前記用紙のサイズに合わせて前記原点位置からの
    前記走査モジュールの走査ストロークを設定するストロ
    ーク設定手段を含む請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】前記モード切換え手段は、前記自動給紙装
    置への用紙の搭載の有無及び前記原稿カバーの開閉状態
    に基づいてモードの切換えを行うことを特徴とする請求
    項1または2記載の画像読み取り装置。
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