JP2000172230A - 蛍光表示管の駆動回路 - Google Patents

蛍光表示管の駆動回路

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JP2000172230A
JP2000172230A JP10346058A JP34605898A JP2000172230A JP 2000172230 A JP2000172230 A JP 2000172230A JP 10346058 A JP10346058 A JP 10346058A JP 34605898 A JP34605898 A JP 34605898A JP 2000172230 A JP2000172230 A JP 2000172230A
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Kenji Kato
賢治 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DC−DCコンバータへの突入電流による電
力損失の防止、及び出力特性の安定化を図ること。 【解決手段】 入力電圧が供給されてから遅延回路40
により設定した遅延時間が経過するまでは、入力電圧が
電流制限抵抗10を介してDC−DCコンバータ20に
供給すると共に、遅延回路40による遅延時間の経過後
は、入力電圧がスイッチ回路30を介してDC−DCコ
ンバータ20に供給することで、電源が投入された際に
DC−DCコンバータ20の入力電源ラインに流れるチ
ャージ電流を含めた突入電流を電流制限抵抗10により
制限する。また、通常動作時はスイッチ回路30を介し
てDC−DCコンバータ20に入力電圧が供給されるの
で電流制限抵抗10による電力損失がなく、しかもDC
−DCコンバータに対して安定した入力電圧を供給でき
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光表示管の駆動
回路に関わり、特に直流−直流電圧変換器に流れ込む突
入電流を防止するのに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】蛍光表示管VFD(Vacuum Fluorescent
Display)は、真空容器の中でフィラメントから放出さ
れる熱電子を、加速してアノード上の表示すべきパター
ン形状に塗布された蛍光体に衝突させて発光表示するも
のであり、通常、電子の動きを制御するためのグリッド
を備えた3極管構造のものが多く用いられている。この
ため、蛍光表示管(以下、「VFD」という)を駆動す
る駆動回路では、入力電圧からVFDのアノード電圧、
グリッド電圧等を生成するために昇圧型のフライバック
(Fly Back)タイプのDC−DCコンバータが備えられ
ている。
【0003】ところで、VFDの駆動回路に設けられて
いるフライバックタイプのDC−DCコンバータは、入
力電圧の供給が開始された時点から例えば数mS〜数十
mSの間、通常時より数倍程度大きい電流、いわゆる突
入電流が流れることが知られている。このため、従来の
VFDの駆動回路では、回路を構成する回路部品、例え
ばヒューズ等を突入電流が流れた場合でも耐えられるよ
うに大きい定格のものを用いるようにしていた。
【0004】しかしながら、上記したような構成の駆動
回路では、突入電流が流れた際に各回路部品に過大なス
トレスを与えるため、駆動回路の信頼性を損ない、また
通常より大きい定格の回路部品を使用することによる回
路の大型化及びコストアップを招くという問題点があっ
た。
【0005】そこで、従来のDC−DCコンバータを使
用した駆動回路では、突入電流を軽減するための様々な
提案がなされている。例えばDC−DCコンバータの入
力電源ラインに突入電流を制限するための電流制限抵抗
を挿入したり、DC−DCコンバータの発振周波数をコ
ントロールしてDC−DCコンバータを徐々に立ち上げ
るようにしたり、また、DC−DCコンバータに入力電
圧を供給する入力電源をコントロールして、図6に示す
ように入力電圧を徐々に立ち上げるようにするものがあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、DC−
DCコンバータの入力電源ラインに電流制限抵抗を挿入
した場合、突入電流は制限できるものの、通常動作時は
この電流制限抵抗が負荷となり電力損失が発生するとい
う問題点があった。また、電流制限抵抗を挿入した場合
は電流値によってDC−DCコンバータの入力電圧が変
動するため、DC−DCコンバータの出力特性が不安定
になるといった悪影響を及ぼす恐れがあった。
【0007】また、例えばDC−DCコンバータの発振
周波数をコントロールして、DC−DCコンバータを徐
々に立ち上げるようにしたり、入力電源をコントロール
して入力電圧を徐々に立ち上げるようにした場合は、D
C−DCコンバータの発振周波数や入力電源をコントロ
ールするための制御回路が複雑になったり、専用IC等
を準備する必要があり、駆動回路の大型化及びコストア
ップを招くという問題点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記したような
問題点を鑑みてなされたものであり、入力電圧を蛍光表
示管を駆動する所要の駆動電圧に変換して出力する直流
−直流電圧変換器と、直流−直流電圧変換器の入力電圧
端子に入力電圧が供給された際に、直流−直流電圧変換
器に流れ込む突入電流を制限するための電流制限抵抗
と、電流制限抵抗と並列に接続されたスイッチ回路と、
入力電圧が供給されてからスイッチ回路がオン状態とな
るまでの遅延時間を設定する遅延回路とを備え、入力電
圧が供給されてから遅延回路により設定した遅延時間が
経過するまでは、入力電圧を電流制限抵抗を介して直流
−直流電圧変換器に供給すると共に、遅延時間の経過後
は、入力電圧をスイッチ回路を介して直流−直流電圧変
換器に供給するようにした。また、直流−直流電圧変換
器と電流制限用抵抗との接続ラインに整流コンデンサを
設けるようにした。
【0009】本発明によれば、入力電圧が供給されてか
ら遅延回路により設定した遅延時間が経過するまでは、
入力電圧が電流制限抵抗を介して直流−直流電圧変換器
に供給されるので、電源が投入された際に直流−直流電
圧変換器の入力電源ラインに流れるチャージ電流を含め
た突入電流を電流制限抵抗により制限することができ
る。そして、遅延時間の経過後は入力電圧がスイッチ回
路を介して直流−直流電圧変換器に供給されるので、電
流制限抵抗による電力損失がなく安定した入力電圧を供
給することが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態とさ
れる蛍光表示管の駆動回路の構成を示したブロック図で
ある。この図1において、10は電流制限抵抗、20は
DC−DCコンバータ、30はスイッチ回路、40は遅
延回路をそれぞれ示している。
【0011】電流制限抵抗10は、DC−DCコンバー
タ20の入力電圧端子t1と、本実施の形態の駆動回路
に対して入力電圧(DC電圧)を供給する図示しない入
力電源との間に挿入され、その抵抗値は数Ω程度とされ
ている。この電流制限抵抗10は、入力電源から入力電
圧が入力された際に、DC−DCコンバータ20へ流れ
込む突入電流を防止するために設けられている、
【0012】直流−直流電圧変換器とされるDC−DC
コンバータ20は、フライバックタイプの昇圧型のコン
バータとされ、入力電圧端子t1に入力された入力電圧
(DC電圧)を昇圧して、図示しない蛍光表示管(VF
D)のアノード電圧EAやグリッド電圧EGを生成して
出力するようになされている。
【0013】電流制限抵抗10と並列に接続されたスイ
ッチ回路30は、例えば電界効果トランジスタ(以下、
「FET」という)等により構成されており、入力電源
が投入されてから遅延回路40により設定された所定の
遅延時間が経過するまでオフ状態のままで、その後にオ
ン状態となるように制御されている。なお、スイッチ回
路30としては、入力電源からDC−DCコンバータ2
0に対して流れる電流値によってパワートランジスタや
リレースイッチ等を用いることが可能である。
【0014】遅延回路40は、例えば抵抗やコンデンサ
からなる時定数回路、或いはタイマーIC(集積回
路)、リセットIC等により構成され、その動作として
は入力電源が投入されてからスイッチ回路30をオン状
態にするまでの遅延時間の設定することができるものと
される。本実施の形態の遅延回路40は、入力電源が投
入されてからDC−DCコンバータ20に対して突入電
流が流れる数十mS程度の期間は、スイッチ回路30を
オフ状態となるように遅延時間が設定されている。
【0015】このような構成とされる本実施の形態のV
FDの駆動回路では、図示しない入力電源が投入されて
からスイッチ回路30がオン状態となるまでの期間は、
DC−DCコンバータ20の入力電圧端子t1に電流制
限抵抗10を介して入力電圧が供給される。これに対し
て、入力電源が投入されてから所定時間経過してスイッ
チ回路30がオン状態になると、入力電源からの入力電
圧はスイッチ回路30を介してDC−DCコンバータ2
0に流れることになる。
【0016】従って、本実施の形態の駆動回路は、入力
電源が投入された時点から数十ms程度の期間に流れる
突入電流を電流制限抵抗10により制限することができ
る。そしてその期間経過後はスイッチ回路30がオン状
態となる。即ち、DC−DCコンバータ20が定常動作
状態となる通常動作時は、入力電源からの入力電圧は電
流制限抵抗10を流れることなくスイッチ回路30を介
してDC−DCコンバータ20に供給されるので電流制
限抵抗10による電力損失を防止することができる。
【0017】また、通常動作時の入力電圧はスイッチ回
路30を介してDC−DCコンバータ20に供給される
ので、電流値によってDC−DCコンバータの入力電圧
が変動するといったこともなく、DC−DCコンバータ
20の入力電圧を安定させることができので、その出力
特性も安定した状態にすることができる。
【0018】ところで、上記したようなVFDの駆動回
路では、DC−DCコンバータ20に供給される入力電
圧にリップル等のノイズ成分が含まれている場合があ
る。このため、VFDの駆動回路ではDC−DCコンバ
ータ20の入力電圧端子t1に入力電圧を整流する整流
コンデンサを設けることがある。
【0019】図2は、その場合の蛍光表示管の駆動回路
の構成を示したブロック図である。なお、図1と同一ブ
ロックには同一番号を付し、その説明は省略する。この
図2に示すように整流コンデンサ50は、電流制限抵抗
10とDC−DCコンバータ20の入力電圧端子t1と
の接続ラインに設けられる。この整流コンデンサ50
は、数百μF〜数千μFと比較的容量の大きいコンデン
サとされている。
【0020】ところが、この場合は入力電源が投入され
てから整流コンデンサ50がチャージされるまでの期間
に整流コンデンサ50に大きなチャージ電流が流れ込む
ことになる。そこで、本実施の形態のVFDの駆動回路
は、電源投入時に整流コンデンサ50に流れ込むチャー
ジ電流を制限するために、遅延回路40によりスイッチ
回路30の遅延期間を、DC−DCコンバータ20に流
れる突入電流及び整流コンデンサ50に大きなチャージ
電流が流れ込む期間となるように設定する。
【0021】この結果、図2に示す駆動回路では、入力
電源が投入されてから遅延回路40により設定された遅
延時間が経過してスイッチ回路30がオン状態となるま
では、整流コンデンサ50に対して流れ込むチャージ電
流、及びDC−DCコンバータ20への突入電流を電流
制限抵抗10により制限することができる。
【0022】図3は、他の実施の形態されるVFDの駆
動回路の構成を示したブロック図である。なお、図1と
同一ブロックには同一番号を付しその説明は省略する。
この図3において、51は商用交流電源ACから一次側
に供給される商用交流電圧を全波整流する整流回路とさ
れるブリッジダイオード、52はブリッジダイオード5
1で全波整流された整流電流を平滑する平滑コンデンサ
である。この場合も電源投入時は、平滑コンデンサ52
がチャージされるまでの期間は平滑コンデンサ52に対
して比較的大きなチャージ電流が流れ込む。
【0023】そこで、この場合も電源投入時に平滑コン
デンサ52へ流れ込むチャージ電流を制限するために、
電流制限抵抗10とDC−DCコンバータ20との接続
ラインに平滑コンデンサ52を設けるようにする。そし
て、この平滑コンデンサ52に大きなチャージ電流が流
れ込む期間はスイッチ回路30をオフ状態となるように
した。これにより、入力電源が投入されてからスイッチ
回路30がオン状態となるまでは、電流制限抵抗10に
より平滑コンデンサ52に流れ込むチャージ電流を制限
することができる。
【0024】図4は、上記図2に示したVFDの駆動回
路の具体的な回路構成を示した図である。この図2にお
いて、60は入力電源と電流制限抵抗10との間に設け
られているヒューズを示している。破線で囲って示した
スイッチ回路30は、例えばFET31、抵抗R1,R
2、コンデンサC1,C2、及びNPNトランジスタ
(以下、単に「トランジスタ」という)32により構成
される。なお、この図に示すFET31は、1つのFE
TをIC化したものであり、ソース−ドレイン間に比較
的大きな電流を流すことができるように、ソース端子S
が3つ、ドレイン端子Dが4つそれぞれ設けられてい
る。
【0025】FET31は、オン状態の時に入力電源か
ら入力電圧をDC−DCコンバータ20の入力電圧端子
t1に供給するようになされており、そのソース端子S
は、入力電源と電流制限抵抗10の一方とが接続されて
いる入力電源側の入力電源ラインと接続され、ドレイン
端子DはDC−DCコンバータ20の入力電圧端子t1
と電流制限抵抗10の他方とが接続されているDC−D
Cコンバータ20側の入力電源ラインと接続されてい
る。
【0026】また、FET31のゲート端子Gは、一方
が入力電源側の入力電源ラインと接続されている抵抗R
2と、一方がトランジスタ32のエミッタに接続されて
いる抵抗R3との接続ラインに接続されている。また、
入力電源側の入力電源ラインとゲート端子Gとの間にコ
ンデンサC2が設けられている。
【0027】トランジスタ32は、FET31のオン/
オフをコントロールしており、そのベースは抵抗R1を
介して入力電源側の入力電源ラインと接続されていると
共に、後述する遅延回路40のタイマーIC41のOU
T端子と接続されている。また、トランジスタ32のベ
ース−グランド間には電源が投入された際にオン状態と
なるのを防止するためのコンデンサC1が設けられてい
る。また、トランジスタ32のエミッタは接地(GN
D)されている。
【0028】破線で囲って示した遅延回路40は、タイ
マーIC(集積回路)41、抵抗R3,R4、コンデン
サC3,C4により構成される。タイマーIC41のV
cc端子には、例えば動作電圧Vcc(5V)が供給さ
れ、GND端子は接地(GND)されている。なお、タ
イマーIC41のVcc端子とGND端子との間には、
ノイズを除去するためのコンデンサC4が設けられてい
る。タイマーIC41のINPUT端子は、電圧監視用
端子とされており、分圧抵抗R4,R5により動作電圧
Vccを分圧した分圧電圧が入力されている。また、タ
イマーIC41のDELAY端子には時定数を設定する
ためのコンデンサC3が設けられている。
【0029】このようなタイマーIC41では、INP
UT端子に入力される分圧電圧と、図示しないタイマー
IC41内で基準電圧の生成を行っていると共に、DE
LAY端子に接続されるコンデンサC3と、タイマーI
C41内に設けられている図示しない抵抗やコンデンサ
などにより時定数回路を形成している。
【0030】従って、本例の駆動回路は、遅延回路40
を構成しているタイマーIC41のINPUT端子に入
力される電圧が所定の基準電圧より大きくなった時に、
コンデンサC3により構成される時定数回路により設定
された所定時間だけ遅延したタイミングでOUT端子か
ら出力電圧が出力される。そして、このタイマーIC4
1の出力電圧によりスイッチ回路30のトランジスタ3
2がオンになり、FET31をオンさせるようにしてい
る。
【0031】これにより、入力電源が投入されてからス
イッチ回路30のFET31がオン状態となるまでは、
DC−DCコンバータ20の入力電圧端子t1には、電
流制限抵抗10を介して入力電圧が供給されるので、入
力電源を投入した際にDC−DCコンバータ20に流れ
込む突入電流を軽減することができると共に、整流コン
デンサ50に流れ込むチャージ電流を制限することがで
きる。
【0032】また、入力電源が投入されてから遅延回路
40のタイマーIC41により設定された遅延時間経過
後は、スイッチ回路30のFET31がオン状態となる
ため、入力電源からの入力電圧は、電流制限抵抗10を
流れることなくスイッチ回路30を介してDC−DCコ
ンバータ20に供給されることになる。
【0033】この結果、従来の駆動回路では、図5
(a)に示すように入力電源が投入された時点(t1)
から所定の時間経過するまでは、チャージ電流を含めた
突入電流が流れるのに対して、本実施の形態の駆動回路
では、図5(b)に示すように入力電源が投入された時
点(t1)でのチャージ電流を含めた突入電流を制限す
ることができる。
【0034】なお、本実施の形態においては、遅延回路
40としてタイマーIC41を使用する場合を例にとっ
て説明したが、例えば抵抗、コンデンサにより構成した
時定数回路によって構成することも当然可能である。但
し、入力電源にチャッタリングが生じた場合等において
は、時定数回路では追従することができず場合によって
チャージ電流を含めた突入電流がスイッチ回路30のF
ET31を介してDC−DCコンバータ20に流れ込む
恐れがあるので、遅延回路40はタイマーIC41等を
用いた方が好適である。
【0035】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の蛍光表示
管の駆動回路は、入力電源が投入された時点では、入力
電圧を電流制限抵抗を介して直流−直流電圧変換器に供
給すると共に、突入電流が流れる所定期間経過後は、ス
イッチ回路を介して直流−直流電圧変換器に入力電圧を
供給するようにしている。従って、電源が投入された際
に直流−直流電圧変換器の入力電源ラインに流れる突入
電流を電流制限抵抗により軽減することができる。ま
た、通常動作時はスイッチ回路を介して直流−直流電圧
変換器に対して入力電圧が供給されるので、電流制限抵
抗による電力損失をなくすことができると共に、電流値
によって直流−直流電圧変換器の入力電圧が変動するこ
とがないため、その出力特性が不安定になるといったこ
とを防止することができる。
【0036】さらにまた、本発明の蛍光表示管の駆動回
路は、従来の駆動回路のように回路構成が複雑になった
り、専用IC等を設ける必要がなく、例えば電流制限抵
抗と並列に電界効果トランジスタにより構成したスイッ
チ回路を接続すると共に、市販のタイマー回路により構
成した遅延回路を接続するといった簡単、且つ低コスト
で実現することができるという利点がある。
【0037】また、直流−直流電圧変換器の入力電源ラ
インに整流コンデンサを設けた場合は、電源投入時に整
流コンデンサに流れ込むチャージ電流を含めた突入電流
を電流制限抵抗により軽減することができる。
【0038】さらにまた、入力電源が商用交流電源とさ
れる時は、整流回路から出力される整流電流を平滑する
平滑コンデンサを直流−直流電圧変換器の入力電源ライ
ンに設けることで、電源投入時に平滑コンデンサに流れ
込むチャージ電流を電流制限抵抗により制限できるの
で、この平滑コンデンサへのチャージ電流を含めた突入
電流を電流制限抵抗により軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態とされる蛍光表示管の駆動回
路の構成を示したブロック図である。
【図2】本実施の形態の蛍光表示管の駆動回路の構成を
示したブロック図である。
【図3】他の実施の形態の蛍光表示管の駆動回路の構成
を示したブロック図である。
【図4】図2に示した蛍光表示管の駆動回路の具体的な
回路構成を示した図である。
【図5】蛍光表示管の駆動回路に流れるチャージ電流を
含めた突入電流の説明図である。
【図6】従来の蛍光表示管の駆動回路の入力電圧の様子
を示した図である。
【符号の説明】
10 電流制限抵抗、20 DC−DCコンバータ、3
0 スイッチ回路、31 FET、32 トランジス
タ、40 遅延回路、41 タイマーIC、50整流コ
ンデンサ、51 ブリッジダイオード、52 平滑コン
デンサ、60 ヒューズ、R1〜R5 抵抗、C1〜C
4 コンデンサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電圧を蛍光表示管を駆動する所要の
    駆動電圧に変換して出力する直流−直流電圧変換器と、 前記直流−直流電圧変換器の入力電圧端子に前記入力電
    圧が供給された際に、前記直流−直流電圧変換器に流れ
    込む突入電流を制限するための電流制限抵抗と、 前記電流制限抵抗と並列に接続されたスイッチ回路と、 前記入力電圧が供給されてから前記スイッチ回路がオン
    状態となるまでの遅延時間を設定する遅延回路とを備
    え、 前記入力電圧が供給されてから前記遅延回路により設定
    した遅延時間が経過するまでは、前記入力電圧を前記電
    流制限抵抗を介して前記直流−直流電圧変換器に供給す
    ると共に、 前記遅延時間の経過後は、前記入力電圧を前記スイッチ
    回路を介して前記直流−直流電圧変換器に供給するよう
    にしたことを特徴とする蛍光表示管の駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記直流−直流電圧変換器と前記電流制
    限用抵抗との接続ラインに整流コンデンサを設けるよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載の蛍光表示管の
    駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記入力電圧が商用交流電圧とされる時
    は、前記商用交流電圧を整流する整流回路から出力され
    る整流電流を平滑する平滑コンデンサを前記直流−直流
    電圧変換器と前記電流制限用抵抗との接続ラインに設け
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の蛍光表
    示管の駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記直流−直流電圧変換器は、フライバ
    ックタイプの直流−直流電圧変換器により構成されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の蛍光表示管の駆動回
    路。
  5. 【請求項5】 前記スイッチ回路は、電界効果トランジ
    スタにより構成されることを特徴とする請求項1に記載
    の蛍光表示管の駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記遅延回路は、タイマー回路により構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の蛍光表
    示管の駆動回路。
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