JP2777318B2 - フラッシュ用電源装置およびコンデンサの充電方法 - Google Patents

フラッシュ用電源装置およびコンデンサの充電方法

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JP2777318B2
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博 山崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミリ
などの画像を定着させるフラッシュ定着等において、X
eランプなどのフラッシュランプを発光させるためにエ
ネルギを供給するコンデンサを充電するフラッシュ用電
源装置、およびコンデンサの充電方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4に、フラッシュランプにエネルギを
供給するコンデンサの従来の充電装置を示してある。こ
の充電装置10は、スイッチング方式等を用いて出力の
制御が可能な交流電源部11と、交流電源部11から供
給された電圧を変圧するトランス12と、変圧された交
流を整流する整流回路13と、整流回路13からの出力
を平滑する平滑回路14と平滑コンデンサ15とを備え
ている。さらに、交流電源部11を制御するために、出
力端子O1 の電圧と、整流回路13の供給する電流を検
出抵抗16を介して監視する制御部17を備えている。
この充電装置10の出力端子O1 、O2 にはコンデンサ
2が接続され、さらに、このコンデンサ2にXe等のフ
ラッシュランプ3が接続される。そして、充電装置10
によって、コンデンサ2が定電流で規定電圧まで充電さ
れると、トリガー回路4によってトリガーがかかり、フ
ラッシュランプ3がコンデンサ2からのエネルギーを受
けて発光するようになっている。
【0003】図5に、コンデンサ2の充電電圧および電
流の変化を示してある。時刻t10に充電が開始され、
充電装置10から制御部17によって制御された一定の
電流I0 がコンデンサ2に供給される。時刻t10から
時間T0 後の時刻t11に、コンデンサ2が規定の電圧
0 に達すると充電は終了する。そして、時刻t12に
トリガーがかかると、フラッシュランプが発光し、コン
デンサ2は放電され、時刻t13にコンデンサ2の電圧
は0に戻る。なお、時刻t13からは、時刻t10と同
様に充電が再開される。
【0004】このような充電装置10においては、一定
の電流値I0 で充電が行われるので、充電装置10の出
力電圧は時間に比例して増大する。すなわち、コンデン
サ2の充電初期である時刻t10近傍では、電圧は低い
ので充電装置10の出力電力は小さい。一方、充電が完
了する時刻t11近傍では、電圧は高いので出力電力は
大きい。そして、充電が完了する直前で出力電力はピー
クに達する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の充電装
置では、この装置を構成する交流電源部、整流回路、そ
の他の構成素子等は充電が完了する際の最大出力電力に
合わせて、設計し、また選択する必要がある。このた
め、従来の充電に用いられる電源装置は必然的に大型か
つ、高価格となる。そこで、本発明においては、コンデ
ンサへの充電電力を平均化することにより、電源装置を
小型・低価格化することを目的としている。
【0006】充電電力を平均化するため、出力回路に抵
抗等のインピーダンス素子を挿入する方法があるが、こ
の場合には、インピーダンス素子等による損失が発生し
てしまう。従って、交流電源部、および整流回路は損失
分を含めた容量が必要となり、装置の小型化は困難であ
る。そこで、本発明においては、簡単な制御によって損
失を発生させずに充電電力の平均化を図ることが可能な
電源装置および充電方法を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフラッシュ
用電源装置においては、複数の整流手段を設け、充電初
期の低電圧時には、整流手段を並列に接続して大きな値
の定電流での充電を可能とし、充電後期の高い電圧時に
は整流手段を直列に接続して小さな値の定電流での充電
を可能とすることにより、電源装置の出力電力を平均化
できるようにしている。さらに、複数の整流手段の直列
接続あるいは並列接続の接続状態にかかわらず、常に、
複数の整流手段の内、所定の1の整流手段を流れる電流
の値がほぼ一定になるように交流電源の出力を制御する
ことにより、フラッシュ用電源装置からは直列接続ある
いは並列接続にそれぞれ対応した異なる値の定電流を供
給できるようにしている。
【0008】すなわち、本発明の、交流電源から供給さ
れた交流電力を整流してフラッシュ発光用のコンデンサ
を充電するフラッシュ用電源装置は、交流電源から供給
された交流電力を整流する複数の整流手段と、これらの
整流手段を並列から直列に切り換えて出力側へ接続可能
な接続手段と、充電中に接続手段を切り換え制御可能な
接続制御手段と、これら複数の整流手段の接続状態にか
かわらず、常に、複数の整流手段の内の所定の1の整流
手段を流れる電流の値がほぼ一定になるように交流電源
の出力を制御可能な出力制御手段とを有することを特徴
としている。
【0009】本発明の電源装置においては、充電の初期
は複数の整流手段を並列に接続することにより、低電圧
・大電流を供給可能となる。一方、充電の後期は、複数
の整流手段を直列に接続することにより、高電圧・小電
流が供給可能となる。従って、充電中の出力を平均化で
き、充電装置の小型化を図ることができる。さらに、電
圧および電流を変えるためにインピーダンス素子など、
損失の発生する手段を用いていないので、交流電源およ
び整流手段の出力を必要以上に高く設定する必要はな
い。従って、交流電源などの出力を必要最小限に抑える
ことが可能となり、電源装置の大きさを出力に見合った
最小限とすることが可能となる。
【0010】本発明の電源装置は、さらに、出力制御手
段により、整流手段の接続状態にかかわらず、常に、所
定の1の整流手段を流れる電流を一定に保つように、複
数の整流手段に電力を供給する交流電源を制御してい
る。このため、簡易な構成で充電電圧に対応した異なる
複数の定電流を出力してフラッシュ発光用のコンデンサ
を充電可能なフラッシュ用電源装置を提供できる。すな
わち、所定の1の整流手段から供給される電流値に基づ
き交流電源の出力を制御可能な出力制御手段を設けるこ
とにより、複数の整流手段が並列に接続されている場合
は、その1の整流手段を流れる電流の複数倍の電流(大
電流)が低電圧で電源装置から供給される。一方、直列
に接続されている場合は、その1の整流手段を流れる電
流(小電流)が高電圧で電源装置から供給される。この
ように、並列接続あるいは直列接続にかかわらず、常
、1の整流手段を流れる電流の値を一定に保つように
交流電源の出力を制御するだけで、直列接続あるいは並
列接続にそれぞれ対応した異なった値の定電流を電源装
置から供給することができる。すなわち、この出力制御
手段を用いることにより、並列から直列に接続を切り替
えても制御対象となる電流の値は一定に保つことができ
る。このため、複数の値の電流の制御が可能な電源装置
を、簡易な構成で提供でき、電源装置の小型化および低
価格化を図ることが可能である。
【0011】並列から直列への切り換えのタイミングを
制御するためには、充電開始から所定の時間が経過した
ときに、切り換え制御を行うことを特徴とする接続制御
手段、あるいは所定の充電電圧に達したときに、切り換
え制御を行うことを特徴とする接続制御手段を用いるこ
とができる。
【0012】また、上記のような複数の整流手段を用い
て、フラッシュ発光用のコンデンサを充電する場合は、
整流手段を並列に接続し、コンデンサを充電する第1の
充電工程と、所定の時間が経過したとき、または、コン
デンサの充電電圧が所定の電圧に達したときに、整流手
段を直列に切り換えて接続し、コンデンサを充電する第
2の充電工程とを有し、これら第1および第2の充電工
程において、整流手段の接続状態にかかわらず、常に、
複数の整流手段の内、所定の1の整流手段を流れる電流
の値がほぼ一定になるように交流電源の出力を制御する
ことを特徴とするコンデンサの充電方法を採用でき、簡
易な制御方法で充電中の出力を平均化できる。
【0013】
【実施例】以下に図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
【0014】図1に、本発明の実施例に係る充電用の電
源装置10を示してある。本例の電源装置10は、スイ
ッチング電源等の出力の制御が可能な交流電源部11
と、交流電源部11からの電圧を変圧するトランス12
と、トランス12に接続された2つの整流回路20およ
び21と、これらの整流回路20および21を接続する
接続部30と、電源装置10の出力を参照して交流電源
部11を制御する制御部40とを備えている。この電源
装置10の出力端子O1 、O2 にはコンデンサ2が接続
され、このコンデンサ2に接続されたXe等のフラッシ
ュランプ3がトリガー回路4によってトリガーがかか
り、発光する。
【0015】2つの整流回路20および21は、略同様
の構成で、略同じ電流および電圧を供給することができ
る整流回路である。それぞれの整流回路20および21
は、整流器13と、平滑回路14と、平滑コンデンサ1
5を備えている。この整流回路20、21で整流された
電流が、さらに、平滑コンデンサ15を介して電源装置
10から出力される。
【0016】これらの整流回路20、21を直列および
並列に接続する接続部30は、リレー、あるいは半導体
などのスイッチ素子によって回路を切り換える接続回路
31を備えており、本例の電源装置においては、この接
続回路31は制御部40によって制御される。本例の接
続回路31は、整流回路21の+側26aを、電源装置
10の+側の出力端子O1 と整流回路20の−側25b
とに切り換えて接続可能なスイッチ35と、整流回路2
0の−側25bを電源装置10の−側の出力端子O2
接続可能なスイッチ36とを備えている。制御部40か
らの指示により、スイッチ35および36は同時に操作
される。スイッチ35によって整流回路21の+側26
aが出力端子O1 に接続され、スイッチ36によって整
流回路20の−側25bが出力端子O2 に接続される
と、整流回路20と21は並列に接続される。すなわ
ち、整流回路20の端子25aは出力端子O1 と接続さ
れ、端子25bはスイッチ36を介して出力端子O2
接続される。一方、整流回路21の端子26aはスイッ
チ35を介して出力端子O1 と接続され、端子26bは
出力端子O2 と接続される。
【0017】逆に、スイッチ35によって整流回路21
の+側26aが整流回路20の−側25bに接続され、
スイッチ36では整流回路20の−側25bが開放され
ると、整流回路20と21は直列に接続される。すなわ
ち、出力端子O1 、整流回路20の端子25a、端子2
5b、整流回路21の端子26a、端子26bおよび出
力端子O2 という経路が形成される。
【0018】本例の制御部40は、2つの機能を兼ね備
えている。1つは、上記の接続回路31を制御する機能
であり、他の1つは、交流電源部11を制御する機能で
ある。本例の制御部40へは、出力端子O1 の電圧が入
力されている。また、整流回路21の端子26bに挿入
された電流検出抵抗41を介して、整流回路21を流れ
る電流値も入力されている。出力端子O1 の電圧が所定
の値に達すると、この制御部40によって、接続回路3
1のスイッチ35および36が制御され、並列の接続
が、直列の接続に切り換えられる。
【0019】制御部40の他の機能である交流電源11
の制御は、整流回路21を流れる電流を一定値I1 に保
持するように行われる。これにより、整流回路20と2
1が並列に接続されている場合は、整流回路21と同じ
構成の整流回路20から、整流回路21と略同じ値の電
流が出力される。従って、電源装置10からは整流回路
21を流れる電流値I1 のほぼ2倍の電流I2 を供給で
きる。
【0020】整流回路20と21が直列に接続されてい
る場合は、整流回路21を流れる電流をI1 となるよう
に交流電源11を制御することにより、電源装置10か
ら電流値I1 を供給できる。このように、本例の制御部
40においては、整流回路21を流れる電流を一定の値
となるように制御するだけで、並列に接続した場合と、
直列に接続した場合とを制御することが可能である。従
って、制御部40の構成も、1つの基準値に対し、整流
回路21の出力電流が等しくなるようなフィードバック
制御を行えば良いので、簡易なものとすることができ
る。
【0021】また、本例の制御部40は、出力端子O1
の電圧が、いかなる場合においても、所定の電圧以上に
ならないように交流電源部11を制御する機能も備えて
いる。
【0022】図2に基づき本例の電源装置10の動作を
説明する。なお、上述したように本例の整流回路20お
よび21は、略同じ電圧V1 および定電流I1 を供給で
きる整流回路である。時刻t1にコンデンサ2への充電
を開始する。開始時刻t1においては、整流回路20お
よび21は接続回路31によって並列に接続されてい
る。従って、電源装置10からコンデンサ2へは、電流
1 の2倍の定電流I2が供給される。時刻t2に、制
御部40において、出力電圧がV1 に達したと判断され
ると、接続回路31によって整流回路20および21は
並列から直列に接続が変更される。また、スイッチ35
および36が切り換えられる際は、一時的に無負荷とな
り高電圧が発生するため、交流電源部11の動作を一時
停止させても良い。
【0023】時刻t2以降においては、整流回路20お
よび21は直列に接続されるので、電源装置10からは
定電流I1 が供給される。そして、出力電圧はV1 の2
倍のV2 まで昇圧することが可能となる。充電が開始さ
れた時刻t1からT0 時間後の時刻t3にコンデンサ2
が規定の電圧V2 まで充電されると、充電は完了し、時
刻t4にトリガーがかかり、フラッシュランプ3の発光
が行われる。これによって、コンデンサ2は放電される
ので、時刻t5には充電電圧は0に戻り、この時点から
時刻t1と同様に充電が開始される。時刻t5では、接
続回路31によって整流回路20および21は並列接続
に戻されており、電流I2 がコンデンサ2に供給され
る。
【0024】このように、本例の電源装置10において
は、充電初期には、低い電圧V1 下で大電流I2 をコン
デンサ2に供給できる。逆に、充電後期には、高い電圧
2下で低電流I1 を供給できる。従って、電源装置1
0からの出力電力、すなわち、電圧×電流を平均化する
ことが可能である。そして、充電が完了する際の出力を
低く抑えることが可能である。
【0025】図3に、従来の電源装置を用いた場合の充
電電圧の変化と、本発明に係る電源装置10を用いた場
合の充電電圧の変化を示してある。本図は、充電期間T
0 が等しくなるように、充電電流、電圧が選択された装
置の例を示してある。まず、従来の電源装置において
は、一点鎖線で示したように充電が行われ、充電期間T
0 の間、定電流I0 がコンスタントに供給される。従っ
て、充電電圧は時間に比例して上昇し、充電期間の完了
時に電圧V0 に達して充電を完了する。この時の最大出
力W0 は、I0 ×V0 である。
【0026】一方、本発明に係る充電装置10において
は、実線で示したように充電が行われる。すなわち、充
電開始から1/3T0 の期間は、定電流I1 で充電が行
われ、1/3T0 からT0 の期間は定電流I2 で充電が
行われる。充電期間T0 の終了時に、電圧V2 が電圧V
0 と同じ値となるようにするためには、定電流I0 を1
とした場合、定電流I1 は1.5、定電流I2 は0.7
5とすれば良い。従って、充電が完了する時の最大出力
1 は、I2 ×V2 =0.75×I0 ×V0 、すなわ
ち、0.75W0 となる。このように、図3に示すよう
なケースの場合は、本発明に係る電源装置の最大出力
は、従来の電源装置の最大出力の75%で済むことにな
る。
【0027】このように、本例の電源装置を用いること
により、整流回路および交流電源の出力容量を大幅にダ
ウンさせることが可能であり、電源装置の小型、軽量化
を図ることができる。また、整流回路、交流電源に限ら
ず、電源装置を構成する他の素子などにおいても、定格
値を下げることができるので、低価格化を図ることが可
能であり、その効果は大きい。
【0028】一方、整流回路および交流電源に従来と同
じ出力のものを採用する場合は、平均出力を増大でき
る。このため、コンデンサの充電時間は大幅に短くな
り、フラッシュの間隔を短縮することが可能となる。
【0029】さらに、本例の電源装置は、電圧および電
流を変えて充電出力を平均化するために、出力回路にイ
ンピーダンス素子などの損失が発生する回路を用いてい
ない。従って、これらの損失をカバーするような出力は
要求されない。このため、電源装置からの出力に対して
最低必要な出力で、整流回路および交流電源を選択する
ことができるので、電源装置の大きさを最小限に止める
ことが可能である。
【0030】また、充電期間である時刻t1から時刻t
3の間、接続回路によって2つの整流回路は並列から直
列に切り換えて接続されるが、制御部は1つの電流値を
参照して交流電源を制御しているにすぎない。従って、
制御部の構成が簡易なもので良いことは上記した通りで
ある。
【0031】なお、本例においては、2つの整流回路を
並列および直列に接続しているが、2つに限らず、3つ
あるいはそれ以上の整流回路を用いても良いことはもち
ろんである。3つの整流回路を用いることにより、初期
の充電電流と、後期の充電電流との比を3対1にするこ
とができる。また、4つあるいはそれ以上の整流回路を
直列・並列に接続することにより、出力電圧、出力電流
を2つ以上に切り換えることも可能である。
【0032】さらに、整流回路の接続を並列から直列に
切り換えるタイミングは、上記のように電圧を監視して
決定されるだけでなく、所定の時間の経過を待って、並
列から直列への切り換えを行ってももちろん良い。
【0033】また、接続部は、本例のスイッチの組み合
わせに限定されず、2以上の整流回路を直列および並列
に接続できるものであれば良い。さらに、スイッチはリ
レー、トランジスタなど種々のものを用いることができ
る。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る電
源装置あるいはフラッシュ用電源装置は並列から直列に
接続切り換え可能な複数の整流手段を備えており、さら
に、これら複数の整流手段の並列あるいは直列の接続状
態にかかわらず、所定の1の整流手段を流れる電流の値
がほぼ一定になるような簡易な制御を行うことにより、
充電期間中の前半に高電流低電圧、後半に低電流高電圧
といったコンデンサの充電状態に対応した電力を供給で
き、その出力を平均化することができる。このため、本
発明に係る電源装置を構成する整流手段、あるいは交流
電源の出力容量を大幅に下げることが可能となり、さら
に、電流の制御のための機構が非常に簡単なので、電源
装置の小型化および低価格化を図ることができる。
【0035】さらに、本発明に係る電源装置において
は、電流の制御のための機構は非常に簡単であり、装置
の価格の上昇を抑えて安定した電流の提供が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る電源装置の構成を示すブ
ロック図。
【図2】図1に示す電源装置により充電されるコンデン
サの電圧、および電流の変化を示す説明図。
【図3】本発明の実施例に係る電源装置による充電電圧
の変化を、従来の電源装置による充電電圧と比較して示
すグラフ図。
【図4】従来の電源装置の構成を示すブロック図。
【図5】図4に示す電源装置により充電されるコンデン
サの電圧、および電流の変化を示す説明図。
【符号の説明】
2・・コンデンサ 3・・フラッシュランプ 4・・トリガー回路 10・・電源装置 11・・交流電源部 12・・トランス 13・・整流器 14・・平滑回路 15・・平滑コンデンサ 16・・電流検出抵抗 17・・制御部 20、21・・整流回路 30・・接続部 31・・接続回路 35、36・・スイッチ素子 40・・制御部 41・・電流検出抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高月 好暢 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ 株式会社滋賀事業場内 (72)発明者 山崎 博 東京都三鷹市下連雀五丁目1番1号 日 本無線株式会社内 (72)発明者 金子 武夫 東京都三鷹市下連雀五丁目1番1号 日 本無線株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−184148(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/20 H05B 41/30 - 43/02 H05B 41/26

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源から供給された交流電力を整流
    してフラッシュ発光用のコンデンサを充電するフラッシ
    ュ用電源装置において、 前記交流電源から供給された交流電力を整流する複数の
    整流手段と、 これらの整流手段を並列から直列に切り換えて出力側へ
    接続可能な接続手段と、 充電中に前記接続手段を切り換え制御可能な接続制御手
    段と、前記複数の整流手段の接続状態にかかわらず、常に、
    記複数の整流手段の内、所定の1の整流手段を流れる電
    流の値がほぼ一定になるように前記交流電源の出力を制
    御可能な出力制御手段とを有することを特徴とするフラ
    ッシュ用電源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記接続制御手段
    は、充電開始から所定の時間が経過したときに、前記切
    り換え制御を行うことを特徴とするフラッシュ用電源装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記接続制御手段
    は、所定の充電電圧に達したときに、前記切り換え制御
    を行うことを特徴とするフラッシュ用電源装置。
  4. 【請求項4】 交流電源から供給される電力を複数の整
    流手段により整流してフラッシュ発光用のコンデンサを
    充電するコンデンサの充電方法であって、 前記整流手段を並列に接続し、前記コンデンサを充電す
    る第1の充電工程と、 所定の時間が経過したときに、前記整流手段を直列に切
    り換えて接続し、前記コンデンサを充電する第2の充電
    工程とを有し、 前記第1および第2の充電工程において、前記複数の整
    流手段の接続状態にかかわらず、常に、前記複数の整流
    手段の内、所定の1の整流手段を流れる電流の値がほぼ
    一定になるように前記交流電源の出力を制御することを
    特徴とするコンデンサの充電方法。
  5. 【請求項5】 交流電源から供給される電力を複数の整
    流手段により整流してフラッシュ発光用のコンデンサを
    充電するコンデンサの充電方法であって、 前記整流手段を並列に接続し、前記コンデンサを充電す
    る第1の充電工程と、 前記コンデンサの充電電圧が所定の電圧に達したとき
    に、前記整流手段を直列に切り換えて接続し、前記コン
    デンサを充電する第2の充電工程とを有し、 前記第1および第2の充電工程において、前記複数の整
    流手段の接続状態にかかわらず、常に、前記複数の整流
    手段の内、所定の1の整流手段を流れる電流の値がほぼ
    一定になるように前記交流電源の出力を制御することを
    特徴とするコンデンサの充電方法。
JP5172761A 1993-06-18 1993-06-18 フラッシュ用電源装置およびコンデンサの充電方法 Expired - Fee Related JP2777318B2 (ja)

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