JP2000172086A - 転写ベルトユニット - Google Patents

転写ベルトユニット

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JP2000172086A JP10349173A JP34917398A JP2000172086A JP 2000172086 A JP2000172086 A JP 2000172086A JP 10349173 A JP10349173 A JP 10349173A JP 34917398 A JP34917398 A JP 34917398A JP 2000172086 A JP2000172086 A JP 2000172086A
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吉次 中富
Takeshi Todome
剛 留目
Koichi Hiruta
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、装置本体に対する脱着が容易にで
きる転写ベルトユニットを提供することを課題とする。 【解決手段】画像形成装置1は、本体のフロントカバー
3を開けた状態でフロント側に引出可能なテーブルユニ
ット91を備えている。テーブルユニット91上には、
転写ベルト、駆動ローラ、従動ローラ、転写ローラ等を
一体にした転写ベルトユニットが脱着自在にセットされ
る。転写ベルトユニットを装置本体1にセットする場
合、テーブルユニット91上に転写ベルトユニットをセ
ットし、テーブルユニット91を装置本体1に挿入し、
ハンドル205を回転させて転写ベルトユニットを上昇
させ、プロセスユニットに当接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フルカラー複写
機やカラープリンタなどの画像形成装置に搭載される転
写ベルトユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】フルカラー複写機やカラープリンタなど
の画像形成装置は、各色の画像を形成する4つの画像形
成部(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)を並設
したプロセスユニット、およびこれら4つの画像形成部
を通して用紙を搬送する転写ベルトを有している。転写
ベルトは、プロセスユニットの下方で互いに離間された
一対のローラに巻回されて張設され、各色の感光体ドラ
ムに転接して走行されるようになっている。
【0003】また、転写ベルトの内側には、各感光体ド
ラムに対向する位置関係で4つの転写ローラが配設され
ている。各転写ローラは、転写ベルトの内側から高圧の
バイアスを印加し、転写ベルト上に静電的に吸着保持さ
れて搬送される用紙に高圧を給電して、感光体ドラムの
表面に形成される各色のトナー像を用紙上に重ねて転写
するように機能する。
【0004】一般に、転写ベルトを巻回した駆動ローラ
および従動ローラは、画像形成装置のフレームに回動自
在に取付けられている。つまり、転写ベルトは、画像形
成装置に対して固定的に組込まれている。また、転写ベ
ルトの内側に設けられた各転写ローラには、装置本体側
から高圧を給電するための給電部が接続される。
【0005】このため、転写ベルトや転写ローラの使用
寿命による交換の際には、サービスマンによって、ま
ず、4つの画像形成部を含むプロセスユニットが画像形
成装置から取り外され、その後、転写ベルトが装置から
取り外されるとともに転写ローラと給電部との接続が解
除され、新たな転写ベルトや転写ローラと交換される。
【0006】また、この種の画像形成装置における用紙
のジャム処理時には、プロセスユニットを装置から取り
外し、或いは、プロセスユニットを僅かに傾けて転写ベ
ルトから離間させて、転写ベルトとプロセスユニットと
の間に僅かな空間を形成し、転写ベルト付近に詰まった
用紙が取り除かれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の画像形成装置では、転写ベルトや転写ローラを交換す
る場合、プロセスユニットを一旦装置から取り外した
後、転写ベルトを取り外すとともに転写ローラの各給電
部の接続を外す必要があり、転写ベルトや転写ローラの
交換作業が煩雑となり、ユーザでは交換不可能であると
ともにサービスマンにとっても作業負担が大きかった。
また、転写ベルトや転写ローラの交換作業に多くの時間
が必要となり、交換作業のため装置を停止させている時
間が長くなり、装置の稼働率が低下されるといった問題
があった。
【0008】また、ジャム処理においても、プロセスユ
ニットをその一端を中心に上方に回動させて傾斜させる
ため、転写ベルトの上流側あるいは下流側の処理スペー
スが十分に確保できず、用紙を取り除く作業に手間がか
かっていた。
【0009】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、装置本体に対する脱着が容易にできる
転写ベルトユニットを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のうち請求項1記載の転写ベルトユニット
は、画像形成装置本体に対して脱着自在に設けられたも
のであって、装置本体に装着された状態で該本体側から
駆動力が伝達される第1ローラ、この第1ローラから離
間された第2ローラ、これら第1および第2ローラに巻
回されて無端走行可能に張設された転写ベルト、および
この転写ベルトの内側に配置された複数の転写ローラを
一体化してなることを特徴とする。
【0011】また、この発明のうち請求項2記載の転写
ベルトユニットは、画像形成装置本体に対して脱着自在
に設けられたものであって、装置本体に装着された状態
で該本体側から駆動力が伝達される第1ローラ、この第
1ローラから離間された第2ローラ、これら第1および
第2ローラに巻回されて無端走行可能に張設された転写
ベルト、この転写ベルト上に付着した異物を掻き落とす
クリーニングブレード、掻き落とされた異物を回収する
回収装置、および上記転写ベルトの内側に配置された複
数の転写ローラを一体化してなることを特徴とする。
【0012】また、この発明のうち請求項3記載の転写
ベルトユニットによると、上記第1および第2ローラの
回転軸の両端を支持した一対の支持フレームをさらに有
し、上記クリーニングブレードおよび回収装置は、上記
支持フレームに取付けられていることを特徴とする。
【0013】また、この発明のうち請求項4記載の転写
ベルトユニットによると、上記一対のフレームは、上記
転写ベルトユニットを水平に保持できる取っ手を有する
ことを特徴とする。
【0014】また、この発明のうち請求項5記載の転写
ベルトユニットによると、上記回収装置は、回収した異
物を搬送するオーガを有し、このオーガの回転軸と上記
第1ローラの回転軸とがギアを介して連結され、上記オ
ーガは上記第1ローラの回転に従動されることを特徴と
する。
【0015】また、この発明のうち請求項6記載の転写
ベルトユニットは、画像形成装置本体に対して脱着自在
に設けられたものであって、装置本体に装着された状態
で該本体側から駆動力が伝達される第1ローラ、この第
1ローラから離間された第2ローラ、これら第1および
第2ローラに巻回されて無端走行可能に張設された転写
ベルト、およびこの転写ベルトの内側に配置された複数
の転写ローラを一体化し、装置本体に装着された状態で
通電された際に切断されるヒューズを有し、このヒュー
ズが切られたことを条件に新たに装着されたことを判断
する新旧検知機構を備えたことを特徴とする。
【0016】また、この発明のうち請求項7記載の転写
ベルトユニットによると、上記新旧検知機構は、上記転
写ベルトの走行方向に沿った略中央位置に配設されてい
ることを特徴とする。
【0017】また、この発明のうち請求項8記載の転写
ベルトユニットは、画像形成装置本体に対して脱着自在
に設けられたものであって、装置本体に装着された状態
で該本体側から駆動力が伝達される第1ローラ、この第
1ローラから離間された第2ローラ、これら第1および
第2ローラに巻回されて無端走行可能に張設された転写
ベルト、上記第1および第2ローラの回転軸の両端を支
持した一対の支持フレーム、およびこの転写ベルトの内
側に配置された複数の転写ローラを一体化し、上記一対
の支持フレームは、上記装置本体との間の位置決め手段
を備えていることを特徴とする。
【0018】また、この発明のうち請求項9記載の転写
ベルトユニットによると、上記位置決め手段は、上記転
写ベルトユニットおよび装置本体のうち一方に設けられ
た球状の凹部、および上記転写ベルトユニットおよび装
置本体のうち他方に設けられ、上記凹部に嵌合する球状
の凸部を有することを特徴とする。
【0019】また、この発明のうち請求項10記載の転
写ベルトユニットは、画像形成装置本体に対して脱着自
在に設けられたものであって、装置本体に装着された状
態で該本体側から駆動力が伝達される第1ローラ、この
第1ローラから離間された第2ローラ、これら第1およ
び第2ローラに巻回されて無端走行可能に張設された転
写ベルト、およびこの転写ベルトの内側に配置された複
数の転写ローラを一体化してあり、上記第1ローラの回
転軸には、装置本体に装着された際に、装置本体側に設
けられた駆動手段に連結されるスプラインが形成されて
いることを特徴とする。
【0020】また、この発明のうち請求項11記載の転
写ベルトユニットは、画像形成装置本体に対して脱着自
在に設けられたものであって、装置本体に装着された状
態で該本体側から駆動力が伝達される第1ローラ、この
第1ローラから離間された第2ローラ、これら第1およ
び第2ローラに巻回されて無端走行可能に張設された転
写ベルト、上記第1および第2ローラの回転軸の両端を
支持した一対の支持フレーム、およびこの転写ベルトの
内側に配置された複数の転写ローラを一体化してあり、
装置本体側に設けられ上記一対の支持フレームを押し上
げる押上手段によって押し上げられることによって装置
本体にセットされ、この押上手段は、該押上手段を動作
させるハンドル、このハンドルの回転中心に設けられた
回転軸、この回転軸を乗り越えて固定されるロック機構
を有し、このロック機構は、上記押上手段による上記一
対の支持フレームの押上状態を固定することを特徴とす
る。
【0021】更に、この発明のうち請求項12記載の転
写ベルトユニットは、画像形成装置本体に対して脱着自
在に設けられたものであって、装置本体に装着された状
態で該本体側から駆動力が伝達される第1ローラ、この
第1ローラから離間された第2ローラ、これら第1およ
び第2ローラに巻回されて無端走行可能に張設された転
写ベルト、およびこの転写ベルトの内側に配置された複
数の転写ローラを一体化してあり、上記装置本体側に
は、上記転写ベルトから用紙を剥離する剥離手段、およ
び上記転写ベルトユニットの脱着に際し、該転写ベルト
ユニットの軌跡上から上記剥離手段を退避させる退避手
段が設けられていることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0023】図1には、この発明の転写ベルトユニット
を搭載した画像形成装置として、デジタルカラー複写機
1(以下、単に複写機1または本体1と称する)の断面
図を概略的に示してある。図2には、複写機1のフロン
トカバー3を開放した状態の斜視図を概略的に示してあ
る。
【0024】図1に示すように、複写機1の本体内部の
下方には、それぞれサイズの異なる用紙を複数枚重ねて
収容した複数の用紙カセット21a、21b、21c、
および第1面のコピーがなされた用紙を反転させるため
の自動両面装置22が上下に重ねられた状態で搭載され
ている。これらの用紙カセット21a、21b、21
c、および自動両面装置22の図中右側には、各用紙カ
セットまたは自動両面装置から取出された用紙を搬送す
るための給紙装置23が配設されている。給紙装置23
は、複数の搬送ローラ23aおよびアライニングローラ
23bを有している。
【0025】装置本体1の上部には原稿Dを載置する原
稿載置台1aが設けられており、この原稿載置台1aの
さらに上方には、原稿載置台1a上に原稿Dを自動的に
給送するとともに載置された原稿Dを押えるための原稿
自動給送装置2(ADF2)が、原稿載置台1aに対し
て開閉自在に取付けられている。
【0026】原稿載置台1aの下方には、原稿載置台1
a上に載置された原稿Dの画像を読取るためのスキャナ
装置31が配設されている。スキャナ装置31よりさら
に下方には、原稿Dから読取った画像データに基づい
て、各色の感光体ドラム11a、11b、11c、11
dを露光走査し、各ドラム表面に各色毎の静電潜像を形
成するためのレーザ露光装置41が配設されている。
【0027】レーザ露光装置41の下方には、それぞれ
感光体ドラム11a、11b、11c、11dを含む電
子写真式の4つの画像形成部を等間隔で並設したプロセ
スユニット51が配設されている。プロセスユニット5
1は、各感光体ドラムの周りに、それぞれ図示しない帯
電器、現像器、クリーナ、除電器等を配設して構成され
ている。
【0028】プロセスユニット51の下方には、本発明
の転写ベルトユニット61が配設されている。転写ベル
トユニット61は、駆動ローラ62、従動ローラ64、
およびこれらの各ローラに巻回されて張設された転写ベ
ルト66を有するとともに、上述した各感光体ドラム1
1a、11b、11c、11dの略鉛直下方にそれぞれ
対向して設けられた4つの転写ローラ68a、68b、
68c、68dを有している。この転写ベルトユニット
61は、転写ベルト66が上述した4つの感光体ドラム
11a、11b、11c、11dに転接されるように位
置決めされて配設される。
【0029】転写ベルトユニット61の図中左側には、
プロセスユニット51と転写ベルトユニット61との間
を通過することにより用紙上に重ねて転写された各色の
トナーを用紙上に定着させるための定着器71が設けら
れている。さらに、定着器71の図中左側には、カラー
画像の形成された用紙を装置本体1の外へ排出するため
の排紙装置81が設けられている。
【0030】また、転写ベルトユニット61の下端に
は、転写ベルトユニット61と定着器71とを脱着自在
に搭載したテーブルユニット91が設けられている。テ
ーブルユニット91は、図2に示すように、複写機1の
フロントカバー3を開放した状態で、箪笥の引出しのよ
うに、装置本体1から矢印方向に引出すことができる構
成になっている。
【0031】図3には、転写ベルトユニット61の外観
図を示してある。図3(a)は転写ベルトユニット61
を装置のフロント側から見た斜視図であり、図3(b)
は転写ベルトユニット61を装置のリア側から見た斜視
図である。
【0032】転写ベルトユニット61は、互いに離間し
て略平行に延びた駆動ローラ62および従動ローラ6
4、およびこれら一対のローラ62、64に巻回されて
張設された転写ベルト66を有している。転写ベルト6
6は、用紙を静電的に吸着させて搬送するための搬送ベ
ルトとして機能し、その材質は、ポリイミド系の材料で
形成されている。具体的には、厚さ0.1mm程度、電
機的抵抗値1011Ω程度の特性を持っている。他に、転
写ベルト66の材質として、テフロン系、PET系、ゴ
ム系などが選択肢としてあげられる。
【0033】転写ベルト66の走行方向(図中矢印a方
向)に沿ったベルトの両端、すなわち転写ベルト66の
フロント側およびリア側の端部には、駆動ローラ62お
よび従動ローラ64を回動自在に支持するとともに、転
写ベルト66の内側を覆うための一対のベルトフレーム
101、105が配設されている。これらのベルトフレ
ーム101、105は、転写ベルトユニット61の外装
カバーとして機能するとともに、ユーザが持ち運ぶため
の取っ手としての役割も担っている。また、ベルトフレ
ーム101、105には、転写ベルトユニット61の位
置決めのための構成(後述する)も装備されている。
【0034】ベルトフレーム101、105には、規制
板103、104がそれぞれ取付けられている。規制板
103、104は、駆動ローラ62の回転軸が取付けら
れたフレームの部位に近接して取付けられ、転写ベルト
66のフロント側およびリア側の端部にそれぞれ当接し
て転写ベルト66の蛇行を規制するように機能する。ま
た、これらの規制板103、104は、トナー、現像
剤、紙粉等の異物が転写ベルト66の内側に入り込むこ
とを防止する防塵カバーの役割をも果たしている。
【0035】また、ベルトフレーム101、105に
は、規制板103、104と同様に、異物の進入を阻止
するための複数のプラスチック製のカバー106が取付
けられている。これらのカバー106は、リークの発生
を防止する目的で、プラスチック製となっている。つま
り、転写ベルト66の内側に配置された各転写ローラ6
8a、68b、68c、68dには最高で4kV程度の
バイアスが印可されるとともに、感光体ドラム11a、
11b、11c、11dにも500Vから1kVの電圧
が印可されるため、リークを防止するためカバーを絶縁
材料により形成する必要がある。リークが発生してしま
うと、画像不良を発生させるだけではなく装置に重大な
悪影響を及ぼすため、カバー106を板金等で形成する
ことはできない。尚、従動ローラ64の回転軸近傍に
は、規制板としても機能するカバー107が取付けられ
ているが、このカバー107は、転写ローラ68や感光
体ドラム11と離れているため、金属を用いても差し支
えない。
【0036】駆動ローラ62の回転軸108のリア側の
端部は、リア側のベルトフレーム105を貫通して突出
している。この回転軸108のリア側の先端には、スプ
ライン65が形成されており、装置本体1側に取付けら
れている転写ベルト駆動部(後述する)と連結される。
しかして、転写ベルト駆動部からの駆動力がスプライン
65を介して回転軸108に伝達され、駆動ローラ62
が回転されて転写ベルト66が所望の速度で走行され
る。
【0037】また、駆動ローラ62の下方には、駆動ロ
ーラ62の回転軸108と略平行に延びたベルトクリー
ニング装置111が配設されている。ベルトクリーニン
グ装置111は、転写ベルト66上に残留した未転写ト
ナーを掻き落とす後述するクリーニングブレード、およ
び掻き落としたトナーを回収する後述する回収装置を有
している。回収装置のリア側の下端には、回収したトナ
ーを排出するための後述するシャッタが設けられてお
り、転写ベルトユニット61を搭載したテーブルユニッ
ト91が装置本体1から引き出された時に、シャッタが
閉じるようになっている。
【0038】クリーニング装置111は、ネジ109、
110によってベルトフレーム105、101に固定さ
れている。ネジ109、110は、クリーニング装置1
11をベルトフレームに固定するとともに、転写ベルト
ユニット61を装置本体1に対して着脱する際に、後述
する剥離爪を待避させるための部材として利用される。
【0039】図4には、転写ベルトユニット61をテー
ブルユニット91上にセットした状態の断面図を示して
ある。図5には、駆動ローラ62およびクリーニング装
置111の軸方向に沿った断面図を示してある。図6に
は、従動ローラ64の軸方向に沿った断面図を示してあ
る。
【0040】以下、転写ベルトユニット61についてさ
らに詳細に説明する。
【0041】転写ベルトユニット61は、テーブルユニ
ット91上にセットされ、テーブルユニット91を装置
本体1へ挿入することにより装置本体1に装着される。
この状態で、装置本体1側に設けられた後述する転写ベ
ルト駆動部からの駆動力がスプライン65を介して駆動
ローラ62の回転軸108に伝達されると、駆動ローラ
62が回転されて転写ベルト66が矢印a方向に走行さ
れる。
【0042】駆動ローラ62は、アルミ押出し材で作製
され、その回転軸108のリア側に突出した先端には、
図5に示すように、スプライン65が形成されている。
また、回転軸108のフロント側の端部には、ステンレ
スまたは快削鋼にメッキを施したシャフト108aが強
圧入されており、振れ等の精度を確保するため2次加工
がなされている。
【0043】駆動ローラ62から離間された従動ローラ
64も、駆動ローラ62と同様にアルミ押出し材で形成
され、図6に示すように、その回転軸113の両端に
は、ステンレスまたは快削鋼にメッキを施したシャフト
113a、113bが強圧入されており、振れ等の精度
を出すために2次加工がなされている。
【0044】また、色ずれの要因となるベルト66の蛇
行を防止するため、従動ローラ64はテーパローラとな
っている場合がある。従動ローラ64のテーパ方向は、
ベルト66の材質がゴム的性質を持つ場合はベルト66
を寄らせたい方向に径の太い方とし、プラスチック的性
質を持つ場合はベルト66を寄らせたい方向に径の細い
方とすればよい。さらに、ベルト66の回転変動を抑え
るため、従動ローラ64のフロント側およびリア側端部
にスプリング123を配置し、従動ローラ64を駆動ロ
ーラ62から離間する方向へ付勢し、ベルト66に所定
の張力を与えて駆動ローラ64上におけるベルト66の
滑りを抑えている。尚、ベルト66の張力は、片側3k
g/cm以上必要であることが実験的にわかっている。
【0045】図6に示すように、従動ローラ64の回転
軸113の両端に設けられたシャフト113a、113
bには、ベアリング171を例えばポリアセタール製の
摺動部材170に軽圧入したものが取付けられている。
そして、これらの部位がベルトフレーム101、105
と規制板107との間に挟まれてスプリング123によ
って付勢され、従動ローラ64が転写ベルト66の走行
方向に自由度を持たされている。これにより、転写ベル
ト66の滑りが制御されている。
【0046】また、従動ローラ64は、転写ベルト66
の蛇行を防止するため、装置のフロント側に押付けられ
る。つまり、従動ローラ64がフロント側或いはリア側
に振れてしまうと、転写ベルト66が蛇行する問題があ
るため、従動ローラ64を常にベルト66を規制したい
側、すなわちフロント側に押し付ける必要がある。この
ため、リア側のシャフト113bに取付けられたスプリ
ング172とフロント側のシャフト113aに取付けら
れたガタどり用のスペーサ173とによって、従動ロー
ラ64の回転軸113がフロント側に押し付けられてい
る。
【0047】同様に、駆動ローラ62も、図5に示すよ
うに、その回転軸108のリア側にスプリング158を
取付けることによって、フロント側に付勢されている。
この場合、回転軸108のフロント側のシャフト108
aには、ガタどりのスペーサのかわりにギア154が取
付けられている。
【0048】また、このように駆動ローラ62と従動ロ
ーラ64との位置関係をとると、感光体ドラム11a、
11b、11c、11dに対峙する転写ベルト66の部
位が張り側となり、転写ベルト66の走行が安定し蛇行
制御、寄り力も安定する。
【0049】ところで、図3を参照して説明したよう
に、転写ベルト66の走行方向に沿った両端にはベルト
フレーム101、105が設けられ、このベルトフレー
ムに防塵のためのカバー106が取付けられているが、
なんらかの理由でベルト66の内側に異物が入り込んで
しまうと、ベルト66の内面や駆動ローラ62の表面が
汚れてしまう。このようにベルト66の内面や駆動ロー
ラ62の表面に汚れが付着してしまうと、見かけのロー
ラ径が変化して速度差を生じ、寄り力が弱くてベルト6
6がフロント側に寄らなかったり、寄り力が強すぎてベ
ルト66端部にダメージを与えて蛇行制御に悪影響を与
える可能性がある。また、駆動ローラ62表面や転写ベ
ルト66内面に汚れが付着すると、ベルト66に滑りを
生じ、速度むらとなって画像に悪影響を与える可能性が
ある。このような不具合を防止するため、駆動ローラ6
2の表面、および転写ベルト66の内側をクリーニング
する部材が必要となってくる。
【0050】図4には、転写ベルト66の内面および駆
動ローラ62の表面をクリーニングするためのクリーニ
ング機構を図示してある。クリーニング機構は、駆動ロ
ーラ62の表面に摺接されるクリーニング部材114
b、転写ベルト66の内面に摺接されるクリーニング部
材114c、およびこれらクリーニング部材114b、
114cをそれぞれ転写ベルト66の内面および駆動ロ
ーラ62の表面に対して所定圧力で押付けるように保持
したホルダー114aを有している。ホルダー114a
は、主に板金等で作られ、クリーニング部材114b、
114cは、クリーニングフェルトで形成されてホルダ
ー114aに両面テープ等で貼り付けられている。
【0051】駆動ローラ62に摺接されるクリーニング
部材114bは、駆動ローラ62に食込みすぎると駆動
ローラ62に対する負荷が大きくなり駆動ローラ62を
回転させるモータに負荷がかかるとともに蛇行規制にも
悪影響を及ぼすため、その食込み量を適正な値に調整す
る必要がある。このとき、適正な食込み量δは、クリー
ニング部材114bの長さをs[mm]、駆動ローラ62の
半径をr[mm]とすると、 15°≦cos―1(r−δ)/r≦30° …(1) s=2√(r―(r―δ)) =2√(2rδ―δ) …(2) となり、食込み量δ、およびクリーニング部材の長さs
が適正となる。
【0052】ここで15°、30°は実験で求めた値で
あり、15°未満になると食込み量が少なく、場合によ
ってはクリーニング不良を起こす。また30°を超える
と駆動ローラ62への当たりが強く、ローラの負荷が大
きくなり前述した不具合を生じる可能性がある。このた
め、クリーニング部材114bの食込み量δは(1)式
の範囲が適正である。
【0053】また、クリーニング部材114bの適正長
さsは(2)式となるので、フェルト長はsよりも大き
くとればよいことになる。
【0054】一方、転写ベルト66の内側をクリーニン
グするクリーニング部材114cは、転写ベルト66の
ゆるみ側に配置されているため、駆動ローラ62からの
距離に応じてその食込み量ηを変化させる必要がある。
【0055】食込み量をη、駆動ローラ62と従動ロー
ラ64との間の距離(中心間距離)をL[mm]とし、ゆる
み側の振幅は1次モードの振幅でx[mm]とする。1次モ
ードで振幅しているため(L/2)の位置で最大幅2x
となる。したがって、駆動ローラ62の中心よりu[mm]
だけ離間した位置にクリーニング部材114cの中心が
くるように配置すると、その位置での振幅はp[mm]とな
る。安全率を1.5とするとクリーニング部材114c
の食込み量ηは、 安全率を考慮した食込み量ηは、 η=1.5p …(4) となる。
【0056】本実施の形態では、x=3、u=22、L
=362であるから、p=0.36[mm]の振幅とな
り、食い込み量η=0.55すなわち0.55あれば良
いことがわかる。
【0057】次に、転写ベルトユニット61の内側に配
設された転写ローラ68a、68b、68c、68d
(総称して転写ローラ68とする場合もある)について
説明する。
【0058】図4に示すように、転写ベルト61の内側
には、プロセスユニット51の各感光体ドラム11a、
11b、11c、11dに対向する位置関係で、イエロ
ー転写ローラ68a(第1転写ステーション)、マゼン
タ転写ローラ68b(第2転写ステーション)、シアン
転写ローラ68c(第3転写ステーション)、ブラック
転写ローラ68d(第4転写ステーション)が配設され
ている。各転写ステーションには適正なバイアス(D
C)が印可され、各感光体ドラムの表面上に形成された
各色のトナー像が用紙上に順次転写される。このとき、
各転写ステーションに印可されるバイアスは、一般に、 第1転写<第2転写<第3転写<第4転写 の順に高くなっている。
【0059】このように、バイアスの大きさを段階的に
変えることにより、用紙の搬送方向下流側の転写でトナ
ーが取られることがなく、また用紙上にトナーが転写さ
れていても、さらにトナーを転写することが可能となっ
た。
【0060】図7には転写ローラ68の分解図を示し、
図8および図9には転写ローラ68のフロント−リア方
向断面図を分割して示し、図10には図9のAの部分、
すなわち転写ローラ68のリア側の端部付近を拡大した
詳細図を示しある。
【0061】図7に示すように、転写ローラ68は、金
属シャフト681を有している。金属シャフト681に
は、導電性発砲ゴムが一体成形され、あるいは、円筒状
のゴム部が圧入、あるいは導電性接着剤を用いて固定さ
れている。
【0062】この導電性発砲ゴムの電気的抵抗値は、1
Ω以下となっている。また、導電性発泡ゴムの硬度
は、30°(アスカC)程度、すなわち非常に低硬度と
なっている。従って、転写ローラ68が転写ベルト66
を介して常に感光体ドラム11と当接していると、クリ
ープをおこし、ローラが変形してしまう可能性がある。
このため、金属シャフト681の両端には、変形防止用
部材134が取付けられている。
【0063】図10に拡大して示すように、変形防止用
部材134は、転写ローラ68と給電ターミナル130
R(130F)との間にほぼ隙間なく組み立てられてい
る。このため、トナー、現像剤、紙粉等の汚れが、給電
ターミナル130R内に入ることはない。すなわち変形
防止用部材134は、転写ローラ68、および給電ター
ミナル130Rの保護カバーとしての役割を果たしてい
る。
【0064】変形防止用部材134を貫通して突出した
転写ローラ68の金属シャフト681の先端部分には、
転写ローラ68の軸受け131が取付けてある。この部
材131は、転写ローラ68への給電のための部材、お
よび転写ローラ68の軸受けとしての役割を果たしてい
る。このため、軸受け131には、導電性を有するとと
もに摺動性を有するプラスチック材料を使用しなければ
ならない。本実施の形態では、軸受け131の材料とし
て、導電性ポリアセタール、あるいは導電性ナイロン等
が使用されている。
【0065】軸受け131の下方には、転写ローラ68
を常に感光体ドラム11方向へ付勢するためのスプリン
グ132が取付けられている。このスプリング132に
よって軸受け131が上方に付勢され、転写ローラ68
が感光体ドラム11と常に当接される。
【0066】感光体ドラム11の表面上に形成されたト
ナー像を、転写ベルト66を介して搬送される用紙上に
転写させる場合、転写ローラ68を押し上げるスプリン
グ132の押圧力、つまり転写ローラ68の感光体ドラ
ムに対する線圧が重要になってくる。押圧力が高ければ
画像ソリッドエッジ部分、特に色の重ね合せのエッジに
抜け等が発生する画像不具合を生ずる。逆に、押圧力が
弱ければ、転写不足となり画像が薄くなり画像不良とな
る。
【0067】感光体ドラム11に対する転写ローラ68
の線圧は、感光体ドラム11および転写ローラ68のシ
ャフトがたわまないことを前提として、以下のように簡
略的に計算される。
【0068】転写ローラ68の感光体ドラム11への接
触部の長さをh[mm]、押圧力をqとすると、転写ロー
ラ68の線圧w[g/mm]は、 w=q/h …(5) となる。
【0069】この線圧wの適正値は、転写ローラ68の
硬度とも関係あるが、転写ローラ68の硬度が40°以
下の場合は実験によって、 1.5[g/mm]≦w≦3.5[g/mm] …(6) であることがわかっている。
【0070】本実施の形態で使用している転写ローラ6
8の押し上げスプリング132は、感光体ドラム11と
当接したとき、300[g]あるいは400[g]の押
圧力を生じ、接触部の長さhが、h=312[mm]なの
で、転写ローラ68の線圧w[g/mm]は、 300[g]の場合 w=300×2/312=1.92[g/mm] 400[g]の場合 w=400×2/312=2.56[g/mm] となる。
【0071】図7に示すように、転写ローラ68のフロ
ント側の端部は、スプリング132を圧縮させた状態で
ターミナル130Fに組み込まれる。このようにするこ
とで、軸受け131がターミナル130Fの中を上下方
向に摺動することが可能となる。転写ローラ68の両端
に配置されたターミナル130F、130Rは転写のバ
イアスがリークしないように絶縁性のよい材料、例え
ば、PPOやPPEなどの材料が使用される。
【0072】リア側のターミナル130Rは、給電部と
して機能し、高圧トランスからのターミナルと導通させ
なければならない。つまり、転写ベルトユニット61に
対する給電は、給電ターミナル130Rを介して行われ
る。リア側のターミナル130Rには、フロント側のタ
ーミナル130Fと同一部品が使用される。
【0073】図10に示すように、装置本体1側の給電
部との導通は、ターミナル130Rの下端に取付けられ
たネジ135を介して行われる。ターミナル130Rの
下方から締め付けられたネジ135の先端、すなわちタ
ーミナル130Rの内側に露出したネジ135の先端に
は、給電部材133の穴が嵌め合せられるとともに、転
写ローラ68を押し上げるためのスプリング132が嵌
め込まれる。さらに、軸受け131の凸部に給電部材1
33の穴が勘合され、スプリング132の他端が勘合さ
れる。このようにすることで、フロント側同様、軸受け
131がターミナル130Rの内側で上下方向に摺動可
能となる。尚、給電部材133は、アルミ蒸着したPE
Tによって形成され、片側に100[μm]程度の厚さ
で蒸着されている。本方式の給電方法では、ネジ135
と導電性プラスチックが直接導通することになり、転写
ローラ68を押し上げるためのスプリング132は給電
に寄与しない。
【0074】ここで、装置本体1から転写ベルトユニッ
ト61への給電方法について説明する。
【0075】転写ベルトユニット61は、フロント側の
ガイド200(図8参照)、およびリア側のガイド20
1(図9参照)に沿って、テーブルユニット91に装着
される。このとき、各転写ローラ68a、68b、68
c、68dのリア側の端部に設けられたネジ135が、
リア側のガイド201に取付けてある本体側の給電ター
ミナル140と接触する。図10には、接触状態を表し
てある。
【0076】転写ベルトユニット61がガイド200、
201に沿って挿入されると、転写ローラ68の端部に
設けられた給電ネジ135とガイド201に取付けられ
た給電ターミナル140の中の給電圧縮スプリング14
2とが接触し、転写ベルトユニット61が本体に対して
導通状態となる。給電圧縮スプリング142は、給電ホ
ルダー141にねじ込まれており、確実な接触状態が確
保されている。さらに、この給電ホルダー141は、給
電ターミナル140に取付けられ、一方が丸端子、他方
がファストン端子となっている高圧ケーブル143の丸
端子側とネジにより共じめされている。高圧ケーブル1
43の他端、すなわちファストン端子側は、装置本体1
側に設けられた高圧トランス220(図19参照)の端
子と接続される。
【0077】給電ターミナル140は、転写ベルトの給
電ターミナル130同様、絶縁性のよいプラスチック例
えばPPOやPPEからなる。この給電ターミナル14
0は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン、
(C)ブラック(K)の4色分存在する。製造性を考慮
すれば4色のターミナルは一体化しても良い。このよう
にすることでネジ締め工数を削減出来る。
【0078】次に、駆動ローラ62近傍のベルトフレー
ム101、105に取付けられた規制板103、104
について説明する。
【0079】転写ベルト66を安定して走行させて良質
な画像を得るために、前述した方法で、転写ベルト66
に対してフロント側に向う寄り力を与え、転写ベルト6
6の蛇行規制を行っている。このとき、駆動ローラ62
のフロント側の回転軸108を支持したベルトフレーム
101の近傍に規制板103を取付け、転写ベルト66
が蛇行することのないようにベルトの端部を規制してい
る。
【0080】転写ベルト66をプラスチック製、特にポ
リイミド系プラスチックによって製造すると、ベルトの
端部が固くなり、機械的強度が強くなる。このため、規
制板103の材質によってはベルト端部による削れを生
じ、規制板103の削れた部分にベルト端部が入り込
み、蛇行制御に悪影響を及ぼす場合がある。
【0081】規制板103の製造に、PS、ABS、P
OM系のプラスチックを用いた場合、削れ量が大きく、
削れによる不具合が生ずる。そのため、アルミダイカス
トなどの金属系材料を用いると削れに強くライフに関し
ても問題無いが、アルミダイカストを用いると2次加工
の必要性が生じコスト高となる。
【0082】また、PPS、PIあるいはエポキシ系熱
硬化性樹脂等のエンジニアリングプラスチック系材料を
用いると、十分な機能を満たすが、耐摩耗性が必要なの
は図5で103bで示すごく一部分である。カバーとし
ての機能を果す規制板103の上部は、高価な材料を使
用する必要はない。つまり、規制板103の全ての部分
をエンジニアリングプラスチック系材料で作製すると非
常に高価なものとなる。
【0083】従って、部分103aはPS,ABS系の
プラスチック製とし、これに板金103bをインサート
成形した。規制板103に必要な寸法精度は板金103
b側に持たせ、成形時、板金形状が崩れないように成形
することにより、安価な規制板103を製造することが
可能となった。
【0084】プラスチック部分103aは摺動性を持た
ないのでPS,ABS系材料で良いが、容易に一体成形
を行うためにもPOMのような材料よりも流動性が良い
これらの材料を選択するのが望ましい。一体成形は板金
部分103bとプラスチック部分103aとを分解出来
ないのが一般的であるが、昨今の環境問題から分解出来
るのが望ましい。そのため板金とプラスチックの境界部
分にドライバー等が挿入出来るミゾ部分を形成し、ドラ
イバー等の工具を差し込むことにより分解可能とする必
要がある。この規制板103は、フロント側のベルトフ
レーム101に対してネジ止め固定される。
【0085】駆動ローラ62を支持したリア側のベルト
フレーム105に設けられた規制板104は、寄り力が
フロント側にかかっているため常に転写ベルト66の端
部が接しているわけではないが、フロント側の規制板1
03と同様の理由で板金をインサート成形したものが用
いられる。
【0086】一方、従動ローラ64を支持したベルトフ
レーム101の部位近傍に設けられた規制板107は、
上述した規制板103の板金部分103bと同位相ある
いは0.5mm程度従動ローラ64側に逃がす位置関係
とする。
【0087】図11には、転写ベルトユニット61から
転写ベルト66を取り外した状態を示してある。図12
には、この転写ベルトユニット61をフロント側から見
た正面図を示し、図13には、この転写ベルトユニット
61を折り曲げた上体を示してある。
【0088】図11に示すように、転写ベルトユニット
61のフロント側のベルトフレーム101、およびリア
側のベルトフレーム105は、その略中央で折り曲げ可
能に分割されている。以下、駆動ローラ62に近いフロ
ント側のベルトフレームを160LF、リア側のベルト
フレームを160LR、従動ローラ64に近いフロント
側のベルトフレームを160RF、リア側のベルトフレ
ームを160RRとして説明する。
【0089】ベルトフレーム101、105間には、ス
テイ162、163が取付けられている。ステイ162
は、ベルトフレーム160LF、160LRに対してス
ポット溶接あるいはリベット止めにより固定されてい
る。ステイ163は、ベルトフレーム160RF、16
0RRに対してスポット溶接あるいはリベット止めによ
り固定されている。
【0090】給電ターミナル140は、ステイ162、
163にネジを用いないはめ込み固定により固定されて
いる。また、左右のフレームはピン124F、124
R、およびEリングにより固定される。このようにする
ことで、転写ベルトユニット61を図12に示す状態か
ら図13に示す状態へ回動可能となる。そして、図13
に示す状態のとき、無端状の転写ベルト66を掛け回
し、所定の位置にセットした後、転写ベルトユニット6
1を図12の状態に戻す。これにより、転写ベルト66
を傷つけることなく、駆動ローラ62、従動ローラ64
間にかけることが可能となる。
【0091】以下、転写ベルト66の内周とベルトをか
けるときのユニットの大きさについて考察する。
【0092】転写ベルト66の内周をLb[mm]、駆動
ローラ62側のフレーム160LF、160LRの長さ
をFL[mm]、従動ローラ64側のフレーム160R
F、160RRの長さをFR[mm]、フレームの高さを
FH[mm]、フレームの回動角をα[deg]とし、計算
を簡略化するために回動中心をFL、FHの近傍とする
と、 弧a<k*Lb/π …(7) FL+弧a+FR+直線b≦k*Lb …(8) を満たすことが必要である。尚、上式のkは定数で1以
下の定数で転写ベルト66のセットし易さををあらわ
す。
【0093】また、 弧a=2π√(FL+FH)×(θ+α+θ
/360 θ=tan―1(FH/FL) θ=tan―1(FH/FR) であるため、弧aの長さを求める場合、FLおよびFR
の大きい方を使用し、 b=2*FHsin((180−α)/2) とする。
【0094】この式からフレームの長さ、高さが決まっ
ている場合回動角αとベルトの内周の関係が導き出され
る。
【0095】本実施の形態では、FL=216[mm]、
FR=190[mm]、FH=45[mm]、α=40°L
b=798[mm]であるため、 弧a=250<lb/π=254[mm] FL+弧a+FR+b=741[mm] となる。
【0096】k=1とすると、式(7)、式(8)を満
たすので、転写ベルト66は、ベルトフレームを40°
の角度まで回動させれば取り外しが可能となる。転写ベ
ルト66を傷つけないために治具等を使用して容易にベ
ルトの着脱を行いたいときはk=0.95、或いはk=
0.9程度とし、回動角αを小さくすることが必要とな
る。
【0097】このようにして転写ベルト66を取付けた
後、駆動ローラ62に巻回された転写ベルト66の表面
上に、クリーニングブレード119a(図4参照)が押
付けられて取付けられる。クリーニングブレード119
aは、転写ベルト66上の未転写トナーあるいは転写ベ
ルト66上に直接書き込んだ位置合わせのためのレジス
トレーションパタン等の廃トナーを転写ベルト66の表
面から掻き落とす。このクリーニングブレード119a
が無いと、未転写トナーが転写ベルト66の表面上に残
り、用紙の裏側にトナーが付着して裏汚れを生じてしま
う。
【0098】クリーニングブレード119aは、駆動ロ
ーラ62の鉛直下方に対し駆動ローラ62の中心から5
°〜20°の範囲内で転写ベルト66に当接されるのが
適正と考えられている。クリーニング性能だけから見る
と、クリーニングブレード119aの当接角度をもっと
大きくすることが望ましいが、本実施の形態の場合、駆
動ローラ62の近傍に、剥離爪115を退避させるため
の後述する退避機構が設けられているため、ブレード1
19aの当接角度をあまり大きくとるができない。クリ
ーニングブレード119aの位置がこの角度の範囲内に
あると、転写ベルト66が駆動ローラ62に巻き付いて
いる場所であることから、転写ベルト66のあばれがな
く安定したクリーニング性能が得られる。
【0099】クリーニングブレード119aが駆動ロー
ラ62の中心の鉛直方向より上流側(従動ローラ64
側)に位置する場合は、前述したように転写ベルト66
がゆるみ側になるため、安定したクリーニング性能を得
るためにはクリーニングブレード119aに対向したし
た転写ベルトの内側に、板金等の転写ベルト66の走行
を安定させる部材が必要となるので、コストアップ要因
となる。
【0100】転写ベルト66の表面性が感光体ドラム1
1より悪く、転写ベルト66の摩擦係数が感光体ドラム
11より大きく、駆動ローラ62の径が比較的小さいた
め、クリーニングブレード119aの硬度と機械的強度
を表わすヤング率とが高い方が良い。また、クリーニン
グブレード119aの反発弾性を比較的大きく設定する
ことで、クリーニング性をアップさせることができる。
しかし、あまり反発弾性を大きくすると転写ベルト66
との間で振動を起こしクリーニングブレード119aに
よる泣きあるいはスティックスリップを起こし転写ベル
ト66の速度むらの要因となりうる。本実施の形態で
は、クリーニングブレード119aの硬度を68°〜7
5°に設定し、ヤング率を60〜80[Kg/cm]に設
定し、反発弾性を35%〜55%(常温)に設定した。
このクリーニングブレード119aを使用することによ
り、優れたクリーニング性能を得られた。
【0101】図5に示すように、クリーニングブレード
119aの下方には、転写ベルト66の表面から掻き落
とされたトナーを回収する回収装置が設けられている。
回収装置は、トナーを収容するクリーナケース119b
を有している。クリーナーケース119b内には、廃ト
ナーを装置のフロント側からリア側へ搬送するためのオ
ーガ151が配置されている。
【0102】クリーナケース119b内の廃トナーは、
オーガ151の回転によってリア側に設けられた排出口
156bまで搬送され、装置本体1側の廃トナー輸送管
(図示せず)へ落とし込まれる。オーガ151の両端に
は、ブッシュ152が設けられている。これらのブッシ
ュ152に、GCBなどの材料を用いると、含浸した油
とトナーがブッシュ内で固着され、オーガ151の回転
がロックされる可能性がある。従って、一般には、トナ
ー成分と相性の良い樹脂性のものが用いられる。
【0103】オーガ151は、駆動ローラ62の回転軸
108のフロント側の端部108aに設けられたギア1
54、およびオーガ151のフロント側の端部に設けら
れ、ギア154に歯合したギア153を介して駆動力が
伝達されることにより回転される。つまり、オーガ15
1は、駆動ローラ62を駆動源としている。駆動ローラ
62を駆動源とした場合、駆動ローラ62の回転変動で
画像に悪影響を与える可能性があるが、本実施の形態の
場合、転写の廃トナー量が感光体の未転写トナーの廃ト
ナー量に比べ数分の1以下と考えられるため、廃トナー
の量に対する負荷変動はほとんどないと考えられる。
【0104】ここで、画像に悪影響を与えることのない
オーガ151の回転数およびギア153の歯数の決定方
法について説明する。これら回転数や歯数は、図14の
グラフに基づいて決定される。
【0105】図14において、曲線は視覚感度特性を示
し、横軸は解像度DPI(ト゛ット/インチ)縦軸は階調数を
表わしている。図中の斜線部は人間が判別可能な領域で
ある。この図からわかるように50DPI付近が200
階調判別可能となっている。このことは50DPI=
0.5mmピッチなので画像上にこのピッチのピッチムラ
が存在すると人間には判別しやすい領域であることを意
味している。また逆に、図中の斜線部の外側の領域は識
別しずらいのでこの領域であれば画像不具合は目立ち難
いことがいえる。
【0106】従って、ボーダラインをいかに設定するか
が問題となるが、画像評価等の経験からすると低周波数
側は10DPI(2.54mmピッチ)以下、高周波数側は2
00DPI(0.127mmピッチ)以上にすれば人間の目で
判別しずらいことがわかる。
【0107】つまり、駆動ローラ62を駆動源とした場
合のオーガ151の回転数およびギア153の歯数を規
定する場合、上記周波数帯に1歯当たりの振動周波数を
設定すれば画像ピッチムラ(画像ジッタ)は目立たず問
題を生じないことになる。
【0108】一般に、駆動源の回転数をD1(rpm)、駆
動源のギアG1はモジュールm、歯数をN1、オーガ1
51の回転数をD2(rpm)、搬送オーガギアG2はモジ
ュールm、歯数をN2とした場合、 D2=D1×(N2/N1) (rpm) …(9) オーガ1歯当たりの周波数f2とすると、 f2=1/(D2×N2×(1/m)×(1/60)) =60m/(D2×N2) …(10) となる。
【0109】画像上のピッチPは、転写ベルト66の搬
送スピードをr(mm/sec)とすると、 P=r×f2 (mm)f2=P/r …(11) 実際の検討方法はD2、N2が求める値となるので、
(10)、(11)より D2×N2=(60m×r)/P …(12) (12)、(9)より N2=√{(60m×r×N1)/(P×D1)} …(13) となる。尚、ここで求めたN2は整数にはならないので
近い整数とする。
【0110】つまり最初に画像ピッチPを決定するとオ
ーガ151のギア153の歯数が決定されることにな
る。
【0111】本実施の形態では、最初にP=4.7、D
1=102(rpm)、N1=23を決定すると、(1
3)より、 N2=19.1 となるので、ギア153の歯数は19枚と設定出来る。
【0112】転写ベルトユニット61がテーブルユニッ
ト91から取り外される場合、装置本体1側の廃トナー
輸送管との排出口156bは閉じられる。つまり、排出
口156bが開いたままであると、転写ベルトユニット
61を移動する途中でトナーがこぼれ、機体内、ユーザ
の手、衣服等を汚す恐れがある。このようにトナーがこ
ぼれることを防止するため、クリーナケース119bの
排出口156bにはシャッタ157が配設されている。
【0113】シャッタ157は、スプリング159によ
って閉側に付勢されている。転写ベルトユニット61が
装置本体1から引き出されると、スプリング159の付
勢力によってシャッタ157が自動的に閉じられるよう
になっている。また、転写ベルトユニット61が装置本
体1に挿入されるとき、装置本体1側の廃トナー輸送管
にシャッタ157の部位が勘合してシャッタ157が開
くようになっている。勘合部のシャッタ157側は、シ
ール材、例えばエーテル系ウレタンフォーム等でシール
され、廃トナー漏れが防止される。
【0114】クリーナケース119bには、トナーの飛
散を防止するためのサイドシール119cが2箇所貼り
付けてある(図5参照)。これらのサイドシール119
cは、エーテル系ウレタンフォームで形成され、その密
度を25kg/m以下、硬さを13kg以下に設定す
ることが好ましい。シール材の硬度や密度が大きいと、
転写ベルト66に負担がかかり、蛇行制御に影響するの
で、材質としては上述したものの他に、比較的軟らか
く、トナーがすり抜けない程度の発泡密度が必要とな
る。
【0115】また、同様に、トナー飛散防止用のリカバ
リーブレード119dがクリーナーケース119bに貼
り付けられている(図4参照)。このリカバリーブレー
ド119dを駆動ローラ62に軽く当てることで、クリ
ーニングブレード119aでトナーを掻き落とすとき、
またはオーガ151でトナーを搬送するとき、のトナー
飛散を防止している。このリカバリーブレード119d
の材質は、ウレタンゴム系が用いられる。ライフおよび
機能を果たせばポリエステルフィルムを用いても構わな
い。
【0116】複写機1の場合、転写ベルト66上の廃ト
ナー量の計算は難しく、例えばベタ画像印字時に紙ずま
りを起こした場合、ベタ部分のかなりの量が未転写トナ
ーとして生じる。そして、その紙ずまりが転写ベルトユ
ニット61のライフで何回生ずるかわからないので、本
実施の形態のように安全を考え廃トナーをオーガ151
で搬送し、装置本体1の廃トナー輸送管に送る必要があ
る。
【0117】しかし、プリンタの場合、紙ずまりを起こ
したとき、データ転送が切れるため、ベタが未転写トナ
ーとなる可能性はない。つまり、プリンタの場合はクリ
ーナケース119bにオーガ151及びそれを駆動する
手段等が必要なく、このクリーナケース119bの大き
さは転写ベルトユニット61のライフ中に発生する廃ト
ナー総量に相当する容積とすることが可能である。この
方式をとることで、機械のダウンタイムが短縮するとと
もにユニットの廃トナー収容部の機構が簡素化され、コ
ストダウン可能となる。さらに本体側との勘合部がなく
なるため、転写ベルトユニット61をテーブルユニット
91に対する着脱するとき、或いは転写ベルトユニット
61を装置本体1から引き出すとき、のトナー飛散がな
くなるという利点がある。
【0118】次に、転写ベルトユニット61の新旧検知
機構について説明する。
【0119】上述してきたように、本発明の転写ベルト
ユニット61は、ユーザによって簡単に交換出来るよう
に設計されている。このため、ユーザによる転写ベルト
ユニット61のライフ管理が必要となってくる。つま
り、新しい転写ベルトユニット61が装置本体1に装着
されるときに、当該転写ベルトユニット61が新しいか
否かを判断する新旧検知が必要となる。
【0120】このように、新たに装着される転写ベルト
ユニット61の新旧検知をすることにより、一度使用し
た古い転写ベルトユニット61を再び使用してしまうこ
とを防止でき、且つ転写ベルトユニット61を必要以上
長く使用することを防止できる。
【0121】図6に示すように、転写ベルトユニット6
1の新旧を検知するための新旧検知ユニット180は、
装置のフロント側のベルトフレーム101に取付けられ
ている。つまり、装置のリア側のベルトフレーム105
には、上述したように、転写ローラ68の給電部が配置
されているため、新旧検知ユニット180を装置のリア
側に配置すると、転写ローラ68に給電のための高圧ケ
ーブルと新旧検知の信号ラインが接してしまい、高圧に
よるノイズ等による誤動作を起こす可能性がある。この
ため、新旧検知ユニット180は、転写ローラ68に対
する給電部とは相対する側に配置される。
【0122】この新旧検知ユニット180では、フュー
ズを切断することにより新しい転写ベルトユニット61
が装着されたことを検知するタイプ(導通するとフュー
ズが切れる)が採用される。
【0123】図15に示すように、基板181とケース
180はネジあるいはプラスチックリベットで締結固定
されている。ケース180は、図13に示すように回動
可能に形成されたベルトフレームの両方に掛け渡されて
固定される。ケース180は、ベルトフレーム101、
105に支持された駆動ローラ62および従動ローラ6
4に転写ベルト66が張られた後、図12に示すように
真っ直ぐに伸ばされたベルトフレームの折り曲げ部分に
固定される。つまり、ケース180は、上述したステイ
162、163を取付ける前のベルトフレーム101、
105の仮止めとして機能する。
【0124】また、新旧検知ユニット180をリンクと
の位置決め間のほぼ中央に配置することで、リンクにか
かる力を1/2にすることができ、リンクのプロセス手
段への悪影響(転写ベルトユニットを押し下げる力)を
極力防止することができる。
【0125】図15(b)に示すように、基板181の
導通部分は、斜線部のように2個所ある。図15(a)
には、転写ベルトユニット61がテーブルユニット91
のガイド200、201に沿って挿入された状態におけ
る、新旧検知ユニット180の導通時の状態を示してい
る。このとき、導通スプリング183が基板181の一
方の導通部分に接触されて導通される。そして、転写ベ
ルトユニット61をテーブルユニット91に装着して装
置本体1に挿入した後、電源をONにすると、導通スプ
リング183によって導通状態にあるフューズが切れ、
当該転写ベルトユニット61が新規ユニットであること
が判定される。
【0126】転写ベルトユニット61のライフ管理はこ
こからはじまり、所定のライフまでのライフカウントが
開始される。そして、転写ベルトユニット61のライフ
が近ずくと‘NearLife’が表示され、ライフに
達した時点で‘ベルトユニット交換’が表示される。こ
れらの警告を発した時点で、複写機1を止めてしまう
と、ユーザに対し不利益なことが多い為、装置本体1は
止めずに交換を促す表示のみとする。こうすることによ
り、ユーザは適当な時期にライフとなった転写ベルトユ
ニット61を交換することができる。
【0127】このように、転写ベルトユニット61、即
ちこのユニットに組込まれた転写ベルト66や転写ロー
ラ68のライフを設定して消耗品扱いとすることで、従
来の転写機構のように、転写ベルトや転写ローラを必要
以上に長く使用することがなくなり、高画質、高精細な
画像を維持することが可能となった。
【0128】ところで、上述した新旧検知の他の方法と
して、メカ式による方法も考えられる。この方式は、回
転部分から駆動をもらいギアを回転させ、その回転力に
よりネジ部をもったアクチュエータがスイッチ等を動作
させるものである。本実施の形態でこの機構を用いる
と、駆動ローラ62は廃トナーを搬送するための駆動に
用いられ、さらに従動ローラ64はスプリングにより付
勢されているため、駆動ローラ62と従動ローラ64と
を結ぶ直線状近傍には配置出来ない。配置の可能性があ
る位置は、駆動ローラ62と従動ローラ64を結ぶ直線
に対し、従動ローラ64の設計上の中心を通り直交する
線状近傍に配置することは可能である(図示しない)。
【0129】図16に示すように、テーブルユニット9
1のフロント側に設けられたガイド200の略中央位置
には、新旧検知ユニット180の導通部がある。この導
通部では、導通スプリング183が保護カバー182よ
り飛び出し、転写ベルトユニット61側の基板181と
接触可能となっている。
【0130】図17に示すように、導通部の保護カバー
182は、スプリング184によって上方に付勢されて
おり、転写ベルトユニット61が取り外されているとき
には、ユーザの手が触れることのないように、導通スプ
リング183を覆っている。この導通スプリング183
は、ホルダー185にねじ込まれており確実に動通状態
にある。ホルダー185の一方は装置本体1に接続する
ためのコネクタ250(図19参照)と接続されてお
り、他方が丸端子付きのハーネスとなっていて、丸端子
とホルダー185がガイド200と共締めされている。
【0131】このようにして、転写ベルト66を装着
後、クリーニング装置111、新旧検知ユニット180
を取付けた後、カバー兼取っ手101、105が取付け
られる。この取っ手の詳細は図18に示す通りである。
図18には、フロント側の取っ手101をその内側から
見た図を示してある。
【0132】転写ベルトユニット61は、この取っ手1
01、105を取付ける前は回動可能のままである。従
って、これらの取っ手101、105は、転写ベルトユ
ニット61を回動しないように固定する役割も果たして
いる。つまり、図11に示す各フレーム160LF、1
60RFの孔aに対し、図18に示す取っ手101の突
起aを勘合することにより、フレーム160LF、16
0RFが回動不可となる。そして、取っ手101のネジ
穴bを介して取っ手101がフレーム160LF、16
0RFにネジ止めされて固定される。
【0133】また、感光体ドラム11を含むプロセスユ
ニット51に対する転写ベルトユニット61の位置決め
は、図3(a)および図18に示すフレーム101(1
05)の突起dによってなされる。また、フレーム10
1の下端側には、テーブルユニット91に設けられた後
述するリンクによる転写ベルトユニット61の押し上げ
基準となる部分cが設けられている。この部分cは、図
6に示してあり、球状の凹部となっている。
【0134】そして、転写ベルトユニット61をガイド
200、201に沿ってテーブルユニット91に装着
し、テーブルユニット91を装置本体1に挿入した後、
図16に示すハンドル205を、その押しボタン206
aを押しながら反時計回りに回転させる。図16では、
ハンドル205を回転させた後の状態を示してある。ハ
ンドル205を反時計回りに回転させると、ハンドル2
05の回転中心に設けられたシャフト208が回動し、
ある位置からガイド207に沿いながら206b部分が
回転する。ハンドル205が水平になったときに図16
に示すようにロック状態になる。このとき、図19に示
すように、シャフト208の先端に設けられたストッパ
部209が板金部材255に勘合される。この状態、つ
まり転写ベルトユニット61がプロセスユニット51に
向けて押上げられた状態では、ハンドル205をフロン
ト側に引張って転写ベルトユニット61を引き出そうと
してもロックされている。また、テーブルユニット91
の引出フレーム121(図4参照)を装置本体1から引
き出した状態では、ハンドル205を回動させても図1
6に示す斜線部206bがぶつかって、転写ベルトユニ
ット61を押上げることはできないので、ユーザがガイ
ド200と引き出しフレーム121の間に手を挟まれる
ことはない。
【0135】次に、転写ベルトユニット61の押し上げ
構造について、図16、および図20乃至図23を参照
して説明する。
【0136】図20、21に示すようなリンク機構がテ
ーブルユニット91の引出フレーム121上に配置され
ている。リンク機構とガイド200,201とは、図1
6に示す部材203により勘合固定され、リンクの上下
にガイド200、201が追従するようになっている。
【0137】図20は、リンクが下がった状態を示して
ある。ハンドル205には、シャフト208およびカム
125がつながっており、ハンドル205の回転によっ
てシャフト208およびカム125が連動して回動す
る。このカム125には、ロック部材124が回動自在
に結合されている。リンク部120は、リンク同士を結
合するロッド部材126、127を有している。ロッド
部材126と127は、スプリング128によって結合
されている。また、ロッド部材126とロック部材12
4とが回動自在に結合されることにより4つのリンクが
ハンドル205の回動に連動して上下するようになる。
【0138】図21に示すように、ハンドル205を矢
印a方向に180°回転させると、リンクが上昇する。
本実施の形態では、リンクは25mm上昇する。このと
き、ロック部材124の挙動が特徴的であり、ハンドル
205を回動させていくと、カム125の作用によりロ
ック部材124が持ち上げられ、シャフト208を乗り
越える。ハンドル205が180°回転されると、図2
2(b)の状態から図22(a)の状態までリンクが上
昇される。図23に示すように、シャフト208を超え
たロック部材124の先端部分の最下点がシャフト20
8の水平線付近またはそれよりも下方に位置している。
このようにすることで、上からの力がかかってもリンク
が押し下がろうとする方向に力がかからない。また、ハ
ンドル205が戻ろうとする力が働いてもリンクが下が
らない。
【0139】このリンクが動作するためにはハンドル2
05の回転力が直接カム125に伝わり回転力によりロ
ック部材124が持ちあがりつつ水平方向に移動するた
め力のロスが少なくてすむのが特徴である。
【0140】しかし、図23に示すように、シャフト2
08を乗り越えた部分の先端が135°程度であるとロ
ック機構が十分でないとリンクが押し下がる可能性があ
り、プロセスユニット51と転写ベルトユニット61と
の当接状態が不安定となるとともに、何らかの衝撃でリ
ンクが下がってしまう不具合を生じる。つまり、前記の
ようにすればリンクのロック機構が不必要となる。
【0141】また、カム125とロック部材124によ
るリンク持ち上げ機構として、複数のリンクを用いるこ
とも可能であるが、複数のリンクを用いた場合、リンク
を動作させたい方向に対してハンドルで作用する力の方
向が異なるため、力のロスが発生する。このためリンク
の接合部に力がかかり破損する可能性があるので強固な
部材としなければならない。また力のロスのため、より
多くの力がハンドルにもかかるため人の力で動作させず
らい場合があるのでギアを用いて減速させてハンドルの
回動を助けるようにしなければならないとともに、この
ギアにも力がかかるためモールドの場合は歯幅を広くす
る必要がある。またモールドで破損する場合は金属を用
いなければならずコストアップとなる。さらに複数のリ
ンクを用いてロック部材124がシャフト208を乗り
越えることは難しく、乗り越えたとしても120°程度
が限界でリンクがシャフトと干渉してしまう。このため
ロックする機構も強固にするためやはりコストアップと
なることがわかる。
【0142】次に本実施の形態における転写ベルトユニ
ット61をリンク上の所定位置ヘ位置決めする方法につ
いて説明する。
【0143】転写ベルトユニット61は、テーブルユニ
ット91が引き出されてリンクが下がった状態(図20
に示す状態)のとき、ガイド200、201に沿って挿
入される。この状態では、リンクは、図22(b)の状
態になっていてリンクの位置決め部材cはカバー兼取っ
手である101,105の凹所c(図6参照)とは触れ
ていない。この状態からリンクが持ち上がると、リンク
は図22(a)で示すような状態となる。このとき、リ
ンクが上昇するとともに、リンクの位置決め部材cが前
記101,105の凹所cに触れ、図6の凹所cと図2
2(a)の部材123の先端部cとが位置決めされる。
このようにすることで、リンクに対し転写ベルトユニッ
ト61が位置決めされると同時に、プロセスユニット5
1側の位置決め部と取っ手側の位置決め部dが勘合し、
転写ベルトユニット61とプロセスユニット51側の位
置が決まる。
【0144】つまり、転写ベルトユニット61と装置本
体1への位置決め手段は、装置本体1より引出可能なテ
ーブルユニット91および、そのテーブルユニット91
に配置した引出フレーム121上の転写ベルトユニット
押し上げ機構部材120から形成され、引出方向に対し
垂直方向から勘合し位置決めされる。また、プロセスユ
ニット51との位置決め部dは、転写ベルトユニット6
1を押し上げる押し上げ機構部材cに対し、平行な位置
関係に基準部が形成され、プロセスユニット51と直接
勘合位置決めされる。
【0145】このとき、プロセスユニット51の高さ方
向の位置ずれ等を吸収するためにリンク120内の部材
123にスプリング129を配置することにより、部材
123の先端cは4箇所独立でダンパー機能が転写ベル
トユニット61に負荷をかけずにプロセスユニット51
と当接可能となった。
【0146】このような上下機構を持つことによりジャ
ム処理時、転写ベルトユニット61がはぼ鉛直線上を軌
跡とするため、転写ベルト66の上流側、下流側いずれ
の場所においても広いジャム処理スペースを確保出来る
とともに、ジャム紙が取り難い場合は転写ベルトユニッ
ト61を下げてテーブルユニット91を装置本体1から
引き出すことにより容易にジャム処理可能となった。
【0147】また前述したようにこの転写ベルトユニッ
ト61は、ユーザが直接着脱することを前提として考慮
されている為、装着時の装着感や取り外すときの動作を
考える必要がある。このため、取っ手部101、105
に図18に示すような機構を設ける。この取っ手には、
191、192で示すような爪部を設け、この爪部19
1、192が図16のガイド200、201のe部に勘
合する。装着時は爪191、192の傾斜部を利用する
ので、そのまま装着すればロックが働く。転写ベルトユ
ニット61を取り外すときは解除機構190を押すこと
により爪部191、192が図中矢印方向に逃げ、ガイ
ド200、201から取り外し可能となる。
【0148】この取っ手101、105をネジで締結す
ることで転写ベルトユニット61が1つのユニットとし
て成り立つ。
【0149】ネジ固定されると、この取っ手101、1
05により駆動ローラ62のベアリング150を外側よ
り押さえ、この部分の強度を保っている。
【0150】次に、この取っ手101、105の締結ネ
ジ109、110の機能について説明する。
【0151】図4に示すように、転写ベルトユニット6
1の駆動ローラ62に当接する形で剥離爪115が配置
している。この剥離爪115は、スプリング115aに
よって一定荷重に保たれている。この剥離爪115は、
PPS等の樹脂で成形されており、ベルトユニットライ
フではなく機械の寿命と同じとするために転写ベルトユ
ニット61とは別ユニットを形成する。
【0152】剥離爪115と駆動ローラ62の位置関係
は図24に示す通りである。
【0153】駆動ローラ62の半径をr[mm]、剥離爪
115先端と駆動ローラ62中心までの距離をβ[mm]
(y方向)とし、このとき剥離爪115の先端が駆動ロ
ーラ62の半径rよりΔrだけx方向に入り込んでいる
とすると、 Δr=r−√(r−β) …(14) となる。
【0154】つまり、転写ベルトユニット61を着脱し
ようとすると、転写ベルトユニット61に剥離爪115
の先端がΔrだけ干渉するため、このままの状態では剥
離爪115あるいは転写ベルト66になんらかの不具合
が生じる。例えば、剥離爪115の欠けや転写ベルト6
6のキズおよび破れ等が生じる。
【0155】そのため、転写ベルトユニット61を着脱
するときに、剥離爪115を待避させる必要がある。そ
の時の剥離爪115の待避量をΔとすると Δ=j*Δr …(15) ただしjは安全係数 となる。
【0156】本実施の形態では、駆動ローラ62の半径
r=12[mm]、β=4[mm]であるから、 Δr=0.7 安全係数j=2とすると、 Δ=1.4[mm] となり、剥離爪115を1.4[mm]程度待避させれ
ば、転写ベルト66や剥離爪115にダメージを与える
ことはない。
【0157】図25には、剥離爪115の待避機構を装
置のリア側から見た図を示してある。
【0158】転写ベルトユニット61をガイド200、
201に沿って上方に持ち上げると、取っ手101のネ
ジ109が板金116の絞り部分に乗り上げる。剥離爪
ホルダー118aは、ペーパガイド板金118c(図4
参照)にネジにより締結されているステイ118bにス
プリング付きネジ117で固定されている。このため、
取っ手101のネジ109が板金116の絞りにのりあ
げると、剥離爪ホルダー118aがスプリング117を
圧縮して矢印a方向に板金116の絞り高さ分だけ移動
する。
【0159】したがって、剥離爪115も板金116の
絞り高さ部だけ矢印a方向に移動するので、転写ベルト
ユニット61の着脱時において、転写ベルト66や剥離
爪115を傷つけることはない。
【0160】次に、本実施の形態の転写ベルトユニット
61を乗せるテーブルユニット91について、図4、図
16、および図19を参照して説明する。テーブルユニ
ット91の引出フレーム121上には、位置決めピン1
22を介して定着器71が位置決めされる。この引出フ
レーム121は、装置本体1に対し水平方向に引き出し
可能で、引出機構はレール、コロなどを使用する(図示
しない)。引出フレーム121上には、前述の転写ベル
ト押し上げ機構(リンク機構)120、挿入ガイド20
0、201、挿入ガイド上の剥離爪退避機構、ペーパー
ガイド板金118cが配置されている。このペーパガイ
ド板金118cは、転写ベルト66上に吸着された用紙
を剥離するための剥離板としての役割も果たしている。
したがって、この板金118cは、接地されなければな
らないので、一方が丸端子のFG線でガイド201と共
締めされなければならない。
【0161】転写バイアス用トランス220も引出フレ
ーム121上に配置されている。
【0162】さらに、通常の黒コピーの場合、黒以外の
感光体ドラムを停止させる為、リンクの給紙側2個を1
°程度傾ける必要がある。これを達成する為に、ベルト
離間用モータとして210を用いる。
【0163】このベルト離間用モータ210はウオーム
付きのモータであり、モータを回転させることによりア
ーム211、212が軸213、214を回転中心とし
て給紙側に移動する。こうすることにより、図21の状
態からリンクが下がる方向(図20の方向)に転写ベル
トユニット61が1°程度傾くまで移動する。プロセス
ユニット51との位置決め部材が球状をなしているの
も、転写ベルトユニット61を傾けるためである。引出
フレーム121には、以上のような機構部品を搭載して
いる。この引出フレーム121は、用紙の進行方向に対
し直角方向に配置されたスライドレールで本体に装着さ
れ、自在に引出可能となっている。
【0164】転写ベルトユニット61は、この引出フレ
ーム121の挿入ガイド200、201に沿って挿入さ
れ、ガイドにロックした後、本体に装着される。このと
き、本体との通電また本体との接地は図19のドロアコ
ネクタ250によってなされる。
【0165】次に、本発明の転写ベルトユニット61の
駆動装置300について詳細に説明する。
【0166】図26に示すように、転写ベルトユニット
61は、ブラック感光体ドラム11dの鉛直下方に設け
た支点(図示しない)を中心として、図示しない駆動機
構で右回りに回転される。このように、転写ベルトユニ
ット61を斜めの状態にすることにより、感光体ドラム
11a、11b、11cから転写ベルト66を離し、ブ
ラックコピーのみができるようにしたモードである。
【0167】つまり、転写ベルトユニット61は、以下
の3つの位置を持つことになる。
【0168】(1)一番下がった状態である第1の位置 (2)カラーモードと呼ぶ第2の位置 (3)黒モードと呼ぶ第3の位置 このような複数の位置に転写ベルトユニット61が設定
されても確実な駆動が伝達できるような駆動として、本
発明の駆動装置300を提案した。
【0169】図27は、転写ベルトユニット61と駆動
装置300とが装置本体1内でどのように連結している
かを示す斜視図である。ここでは、駆動装置300が装
置本体1の背面フレーム3に取付けられている状態を示
している。図28および図29には、駆動装置300を
示してある。
【0170】図28に示すように、駆動装置300は、
シャーシ311とシャーシ312とが合わさった箱形状
を有している。シャーシ312には、駆動モータ313
が取付けられている。シャーシ311とシャーシ312
との間には、歯車やタイミングベルトから構成される駆
動伝達機構301が形成されている。
【0171】図29は、一方のシャーシ311を取り除
いた状態を示し、駆動モータ313の出力軸314には
第1の歯車315が取付けられている。シャーシ311
とシャーシ312の間に設けた固定軸331には、第2
の歯車316が第1の歯車315と噛み合うように配置
されている。
【0172】さらに、第2の歯車316と一体に形成さ
れた第3の歯車317が設けられている。
【0173】また、シャーシ311とシャーシ312の
間には、可動軸320が設けられている。この可動軸3
20には、第4の歯車318が、第3の歯車317と噛
み合うように配置されている。
【0174】可動軸320の両端は、シャーシ311と
シャーシ312に設けられた長穴321、322(図示
せず)に嵌合され、この長穴321、322は、前記固
定軸331を中心とする円弧上に形成されている。長穴
321の幅は、可動軸320の端部の大きさより、わず
かに大きくなっており、可動軸320が前記円弧に沿っ
て動けるようになっている。
【0175】可動軸320には、第4の歯車318と一
体に形成されたタイミングプーリ323が設けられ、さ
らに、可動軸320にはアーム326が可動軸320に
対して回転可能に取付けられている。アーム326の揺
動の先端には、タイミングプーリ324が配置され、プ
ーリー323、324間には駆動を伝達するためのタイ
ミングベルト325が巻回されている。
【0176】図30(a)には、タイミングプーリ32
4を備えたアーム326の先端付近の軸方向断面図を示
してある。タイミングプーリ324は、軸受け327、
328で回転可能に支えられている。
【0177】また、図30(b)に示したように、タイ
ミングプーリ324の内側には穴332が設けられてお
り、その円筒面には、前記転写ベルトユニット61のス
プライン65とは逆の形状であるスプラインが設けら
れ、駆動連結部329を構成している。
【0178】以下、動作について説明する。
【0179】図31は、上述した駆動装置300のギヤ
やタイミングベルトの配置や動きを明確にするためのレ
イアウト図である。この図を参考にしながら、動作につ
いて説明する。
【0180】転写ベルトユニット61をテーブルユニッ
ト91に装着し、テーブルユニット91を装置本体1に
押し込むと、転写ベルトユニット61の駆動軸108の
スプライン65が駆動装置300の駆動連結部329に
挿入される。この時、駆動軸108と駆動連結部329
の互いのスプラインが嵌合し、滑ることなく駆動が伝達
できるようになる。
【0181】次に、テーブルユニット91に設けられた
ハンドル205(図2参照)を動かすと、テーブルユニ
ット91の昇降装置82が働き、転写ベルトユニット6
1が駆動装置300の駆動連結部329と嵌合した状態
のまま上昇する。
【0182】この時、アーム326の先端も上昇する
が、もし、アーム326の支点である可動軸320が固
定してあるとすると、駆動連結部329はアーム326
の長さで決まる円弧上を動くことになる。転写ベルトユ
ニット61は、垂直方向に上昇するので、両者の移動す
る軌跡が異なるため、転写ベルトユニット61の動きが
規制されることになる。最悪の場合、転写ベルトユニッ
ト61は設計値どうりの位置にこなくなる可能性もあ
る。
【0183】そこで、本発明のように、アーム326の
支点を移動可能とすると、駆動連結部329はアーム3
26の先端の回転軌跡による拘束が外れ、垂直に上昇す
ることができるようになる。アーム326の支点は、固
定軸331を中心に回転できるようになっているので、
歯車317と歯車318の軸間距離は不変であり、駆動
伝達に不具合が生じない。
【0184】これにより、モータ313からの駆動力
は、軸314、歯車315、歯車316、軸331、歯
車317、歯車318、タイミングプーリ323、タイ
ミングベルト325、を介してタイミングプーリ324
へと伝達され、駆動連結部329に連結された転写ベル
トユニット61の駆動軸108を回転させることがで
き、転写ベルトユニット61の転写ベルト66を動かす
ことができる。
【0185】さらに、転写ベルトユニット61を傾けて
ブラックモードに入った場合、転写ベルトユニット61
はカラーモードの位置からブラックモードの位置に傾斜
されるが、この時、駆動ローラ62の駆動軸108は転
写ベルトユニット61に設けた回転支点を中心に円弧軌
跡を描くが、駆動装置300のアーム326の支点32
0が可動なので、アーム支点320がさらに移動するこ
とで、カラーモードの場合と同じように駆動伝達に不具
合が生じることがない。
【0186】以上のように、本発明によると、転写ベル
ト66を用いた転写機構をユニット化し、装置本体1に
対し着脱、交換可能とすることで、転写ベルト66、転
写ローラ68、クリーニング装置111のライフ管理が
可能となり、高精細、高画質の画像を画像形成装置本体
のライフまで保つことが可能となった また、転写ベルト66、転写ローラ68等の部品交換も
ユニット化されたため、交換時間が激減する、ユニット
化されていないと、何分、何十分単位で時間がかかって
いたものが、ユニット化することにより、押上げ機構を
下げ、テーブルユニット91を引き出すだけで交換可能
となった。
【0187】また、転写ベルト部をユニット化するた
め、転写ベルト66の駆動手段は画像形成装置本体1側
に持たせることにより、ユニットが簡素化されるととも
にスプラインによる駆動伝達により駆動連結部分が滑る
ことなくつながり、駆動ジッタによる画像不良を防止で
きるようになるとともに、直線状を移動する押上げ機構
に追従する駆動連結部329により駆動ローラ62に負
担をかけない機構が成立した。
【0188】また、転写ベルト66上に転写されたトナ
ーをクリーニングするクリーニング装置111を駆動ロ
ーラ62を受けているフレームと同一フレームに取付け
ることによりさらに、クリーニング装置111の駆動ロ
ーラ62に対する位置精度が正確に出るとともに転写ベ
ルトユニット61のライフと同一に設定可能となった。
【0189】新旧検知機構は、ユニット化する時に必要
となりユニットのライフ管理を行なうことにより、高画
質、高精細の画像を保つとともに、配置する場所を押上
げ機構と転写ベルトユニット61の接点部のほぼ中央に
することで新旧検知機構部に使用している押上げスプリ
ングの影響を2つの押上げ部接点に分散させることによ
り極力少なくすることが可能となった。
【0190】剥離爪115、剥離板金118cは、交換
不要な部品のため画像形成装置本体1側に残しておいた
方がコスト的にメリットがある。このため剥離爪115
を転写ベルトユニット61を着脱する軌跡から待避させ
ることにより剥離爪115の先端を傷つけないとともに
転写ベルト66にもキズをつけずにすむ。待避機構は転
写ベルトユニット61の一部を使用することでユーザ、
サービスマンが無意識にユニットを着脱しても剥離爪1
15が待避するように考慮されている。
【0191】転写ベルトユニット61を押上げる押上げ
機構部において、押上げ用のハンドル205に連動して
シャフト208、カム125が回動することによりリン
クとカム125をつなぐロック部材124がシャフト2
08を乗り超え、シャフト208の水平線近傍に前記部
材124の先端が位置することで従来のようなロック機
構は必要とせず、力がかかる方向で自然にロックがかか
っている状態を作り出している。またカム125を利用
することで、従来のリンクに比べて力のロスが少なくハ
ンドル205の回転力が直接カム125に伝わるととも
に、カム125の形状により自在に回転時の力の分布を
変更することが可能となった。
【0192】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。
【0193】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の転写ベ
ルトユニットは、上記のような構成および作用を有して
いるので、画像形成装置本体に対し、容易に脱着するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の転写ベルトユニットを搭載した画像
形成装置を示す断面図。
【図2】装置本体から転写ベルトユニットを引き出した
状態を示す斜視図。
【図3】転写ベルトユニットの斜視図。
【図4】テーブルユニットにセットされた転写ベルトユ
ニットを示す断面図。
【図5】転写ベルトユニットの駆動ローラ付近の断面
図。
【図6】従動ローラ付近の断面図。
【図7】転写ベルトユニットに組込まれた転写ローラを
分解して示す斜視図。
【図8】転写ローラの断面を含む転写ベルトユニットの
フロント側の断面図。
【図9】転写ローラの断面を含む転写ベルトユニットの
リア側の断面図。
【図10】転写ローラのリア側の端部付近を示す断面
図。
【図11】転写ベルトユニットから転写ベルトを取り除
いた状態を示す斜視図。
【図12】図11のベルトフレームを示す正面図。
【図13】図12のベルトフレームを折り曲げた状態を
示す図。
【図14】視覚感度特性を示すグラフ。
【図15】新旧検知機構を拡大して示す断面図。
【図16】テーブルユニットを示す斜視図。
【図17】ユニット側の給電部を示す断面図。
【図18】転写ベルトユニットに取付けられる取っ手を
示す斜視図。
【図19】図16のテーブルユニットを示す平面図。
【図20】転写ベルトユニットを昇降させる機構を示す
斜視図。
【図21】図20の機構にて転写ベルトユニットを上昇
させた状態を示す斜視図。
【図22】図20の昇降のための機構の要部を示す概略
図。
【図23】図20の機構の要部の動作を説明するための
図。
【図24】駆動ローラに対する剥離爪の位置関係を示す
概略図。
【図25】図24の剥離爪、および剥離爪の退避機構を
示す図。
【図26】図1の画像形成装置にて転写ベルトユニット
を傾けたブラックモードを示す図。
【図27】装置本体と転写ベルトユニットとの位置関係
を示す概略斜視図。
【図28】装置本体側に設けられた転写ベルトを走行さ
せるための駆動装置を示す斜視図。
【図29】装置本体側に設けられた転写ベルトを走行さ
せるための駆動装置を示す斜視図。
【図30】図28の駆動装置の要部を示す断面図。
【図31】図28の駆動装置による動作を説明するため
の図。
【符号の説明】
1…装置本体、 2…ADF、 3…フロントカバー、 91…テーブルユニット、 205…ハンドル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 留目 剛 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝ソシ オエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 蛭田 耕一 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝ソシ オエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2H032 AA05 AA15 BA18 BA23

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体に対して脱着自在に設
    けられた転写ベルトユニットであって、 装置本体に装着された状態で該本体側から駆動力が伝達
    される第1ローラ、この第1ローラから離間された第2
    ローラ、これら第1および第2ローラに巻回されて無端
    走行可能に張設された転写ベルト、およびこの転写ベル
    トの内側に配置された複数の転写ローラを一体化した転
    写ベルトユニット。
  2. 【請求項2】 画像形成装置本体に対して脱着自在に設
    けられた転写ベルトユニットであって、 装置本体に装着された状態で該本体側から駆動力が伝達
    される第1ローラ、この第1ローラから離間された第2
    ローラ、これら第1および第2ローラに巻回されて無端
    走行可能に張設された転写ベルト、この転写ベルト上に
    付着した異物を掻き落とすクリーニングブレード、掻き
    落とされた異物を回収する回収装置、および上記転写ベ
    ルトの内側に配置された複数の転写ローラを一体化した
    転写ベルトユニット。
  3. 【請求項3】 上記第1および第2ローラの回転軸の両
    端を支持した一対の支持フレームをさらに有し、 上記クリーニングブレードおよび回収装置は、上記支持
    フレームに取付けられていることを特徴とする請求項2
    記載の転写ベルトユニット。
  4. 【請求項4】 上記一対のフレームは、上記転写ベルト
    ユニットを水平に保持できる取っ手を有することを特徴
    とする請求項3記載の転写ベルトユニット。
  5. 【請求項5】 上記回収装置は、回収した異物を搬送す
    るオーガを有し、このオーガの回転軸と上記第1ローラ
    の回転軸とがギアを介して連結され、上記オーガは上記
    第1ローラの回転に従動されることを特徴とする請求項
    2記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 画像形成装置本体に対して脱着自在に設
    けられた転写ベルトユニットであって、 装置本体に装着された状態で該本体側から駆動力が伝達
    される第1ローラ、この第1ローラから離間された第2
    ローラ、これら第1および第2ローラに巻回されて無端
    走行可能に張設された転写ベルト、およびこの転写ベル
    トの内側に配置された複数の転写ローラを一体化し、 装置本体に装着された状態で通電された際に切断される
    ヒューズを有し、このヒューズが切られたことを条件に
    新たに装着されたことを判断する新旧検知機構を備えた
    ことを特徴とする転写ベルトユニット。
  7. 【請求項7】 上記新旧検知機構は、上記転写ベルトの
    走行方向に沿った略中央位置に配設されていることを特
    徴とする請求項6記載の転写ベルトユニット。
  8. 【請求項8】 画像形成装置本体に対して脱着自在に設
    けられた転写ベルトユニットであって、 装置本体に装着された状態で該本体側から駆動力が伝達
    される第1ローラ、この第1ローラから離間された第2
    ローラ、これら第1および第2ローラに巻回されて無端
    走行可能に張設された転写ベルト、上記第1および第2
    ローラの回転軸の両端を支持した一対の支持フレーム、
    およびこの転写ベルトの内側に配置された複数の転写ロ
    ーラを一体化し、 上記一対の支持フレームは、上記装置本体との間の位置
    決め手段を備えていることを特徴とする転写ベルトユニ
    ット。
  9. 【請求項9】 上記位置決め手段は、上記転写ベルトユ
    ニットおよび装置本体のうち一方に設けられた球状の凹
    部、および上記転写ベルトユニットおよび装置本体のう
    ち他方に設けられ、上記凹部に嵌合する球状の凸部を有
    することを特徴とする請求項8記載の転写ベルトユニッ
    ト。
  10. 【請求項10】 画像形成装置本体に対して脱着自在に
    設けられた転写ベルトユニットであって、 装置本体に装着された状態で該本体側から駆動力が伝達
    される第1ローラ、この第1ローラから離間された第2
    ローラ、これら第1および第2ローラに巻回されて無端
    走行可能に張設された転写ベルト、およびこの転写ベル
    トの内側に配置された複数の転写ローラを一体化してあ
    り、 上記第1ローラの回転軸には、装置本体に装着された際
    に、装置本体側に設けられた駆動手段に連結されるスプ
    ラインが形成されていることを特徴とする転写ベルトユ
    ニット。
  11. 【請求項11】 画像形成装置本体に対して脱着自在に
    設けられた転写ベルトユニットであって、 装置本体に装着された状態で該本体側から駆動力が伝達
    される第1ローラ、この第1ローラから離間された第2
    ローラ、これら第1および第2ローラに巻回されて無端
    走行可能に張設された転写ベルト、上記第1および第2
    ローラの回転軸の両端を支持した一対の支持フレーム、
    およびこの転写ベルトの内側に配置された複数の転写ロ
    ーラを一体化してあり、 装置本体側に設けられ上記一対の支持フレームを押し上
    げる押上手段によって押し上げられることによって装置
    本体にセットされ、 この押上手段は、該押上手段を動作させるハンドル、こ
    のハンドルの回転中心に設けられた回転軸、この回転軸
    を乗り越えて固定されるロック機構を有し、このロック
    機構は、上記押上手段による上記一対の支持フレームの
    押上状態を固定することを特徴とする転写ベルトユニッ
    ト。
  12. 【請求項12】 画像形成装置本体に対して脱着自在に
    設けられた転写ベルトユニットであって、 装置本体に装着された状態で該本体側から駆動力が伝達
    される第1ローラ、この第1ローラから離間された第2
    ローラ、これら第1および第2ローラに巻回されて無端
    走行可能に張設された転写ベルト、およびこの転写ベル
    トの内側に配置された複数の転写ローラを一体化してあ
    り、 上記装置本体側には、上記転写ベルトから用紙を剥離す
    る剥離手段、および上記転写ベルトユニットの脱着に際
    し、該転写ベルトユニットの軌跡上から上記剥離手段を
    退避させる退避手段が設けられていることを特徴とする
    転写ベルトユニット。
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