JP2000171627A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2000171627A
JP2000171627A JP10347040A JP34704098A JP2000171627A JP 2000171627 A JP2000171627 A JP 2000171627A JP 10347040 A JP10347040 A JP 10347040A JP 34704098 A JP34704098 A JP 34704098A JP 2000171627 A JP2000171627 A JP 2000171627A
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liquid crystal
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substrate
area
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English (en)
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Natsuko Maya
奈津子 磨矢
Hitoshi Hado
仁 羽藤
Nobuko Fukuoka
暢子 福岡
Atsuyuki Manabe
敦行 真鍋
Kiyoshi Shobara
潔 庄原
Daisuke Miyazaki
大輔 宮崎
Muneharu Akiyoshi
宗治 秋吉
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶層または配向膜と接触する材料に起因す
る表示むらなどを防止した液晶表示装置を提供するこ
と。 【解決手段】 着色層の緑色部分が、液晶層に直接接触
する、または配向膜を介して接触する面積が、シール部
により囲まれた液晶層の面積の13%以下であり、か
つ、表示に関与するアクティブエリアの面積の12%以
下であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラーフィルタを用
いた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、配向膜を有する2枚の
電極基板を、配向膜が対向するように配置し、2枚の基
板間に液晶層を挟持して構成されている。これら2枚の
電極基板は、周辺領域に配置されたシール材および封止
材によって貼り合わされており、これら2枚の基板間に
は、基板間距離を保持するために粒状スペーサまたはフ
ォトリソグラフィー法により形成された樹脂からなるス
ペーサ柱が配置されている。
【0003】液晶表示装置においてカラー表示する場合
には、基板の一方に、多くの場合、赤色(R),緑色
(G),青色(B)からなる着色層が配置されている。
ある場合には、これに対向する他方の基板として、基板
の一主面上に交差して配置された複数の信号線及び複数
の走査線と、この交差部毎に配置されたスイッチング素
子を有するいわゆるアクティブマトリクスアレイ基板が
用いられ、また、ある場合には、アクティブマトリクス
アレイ基板上に着色層が配置される。そして、一般的に
は、アレイ基板およびこれに対向する対向基板には、配
向膜が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような液晶表示装
置において、着色層材料など、液晶層または配向膜と直
接接する材料に起因して、表示むら、焼き付けが発生す
る場合があった。
【0005】本発明は、このような事情の下になされ、
液晶層または配向膜と接触する材料に起因する表示むら
などを防止した液晶表示装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明者らは、上記課題に
つき、種々検討を加えた結果、着色層の中の有機不純物
が液晶層や配向膜中に溶出し、その結果、配向むらや焼
き付け現象などの表示むらが発生することを見出した。
すなわち、着色層には、アルキル酸、フェニルカルボン
酸、フェニルカルボン酸誘導体、フェニレンジカルボン
酸、フェニレンジカルボン酸誘導体、アルキルアミン、
アニリン、アニリン誘導体、フェニレンジアミン、フェ
ニレンジアミン誘導体、フェニレンアミンカルボン酸、
フェニレンアミンカルボン酸誘導体、アルキルイミド、
フタルイミド誘導体、シアノベンゼン誘導体、およびジ
シアノベンゼン誘導体などの有機不純物が着色層に含ま
れており、これが液晶層や配向膜中に溶出し、その結
果、表示むらが生ずることが分かった。
【0007】更に、これらの不純物は、着色層の中でも
緑色層に多く含まれることが分かった。すなわち、通
常、液晶表示装置のカラーフィルタの緑色着色材料に用
いられる顔料は、G7やG36などのような、塩素化銅
フタロシアニン顔料、あるいは塩素化臭素化銅フタロシ
アニン顔料であるが、これらは上記のような不純物が多
く含まれている。また、緑色着色材料を着色ペーストに
分散する際の分散剤にも上記のような多くの不純物が含
まれている。
【0008】更にまた、上記の顔料や分散剤は、高温時
やアルカリへの接触、あるいは紫外線への暴露によって
分解し、上記の有機不純物を発生することが分かった。
このように、緑色層は、他の着色層、すなわち例えば赤
色層や青色層に比べて多くの不純物を液晶層や配向膜層
に発生させることが分かった。
【0009】そこで、本発明者らは、表示むらを防止す
るには、緑色層の露出面積をできるだけ少なくすること
が重要であることを見出した。
【0010】即ち、着色層を有するカラーフィルタ基板
とそれと対向してアクティブマトリクスアレイ基板とを
対向して設置する液晶表示素子の場合、通常はカラーフ
ィルタ基板上の着色層上の電極は着色層の全面を覆って
いることが多いが、必要に応じて、部分的に対向電極が
パターニングされて、着色層は直接、または、必要応じ
て設けられて配向膜を介して液晶層に接触することにな
る。この場合、緑色層の露出面積をできるだけ少なくす
ることが重要になる。
【0011】また、アレイ基板上に、信号線、走査線及
びスイッチング素子の少なくとも一部を覆うように着色
層が配置され、これに形成されるスルーホール部により
スイッチング素子とパターニングされた画素電極が接続
される構成の場合には、着色層には保護層が設けられて
いないと、必然的に着色層が画素電極から露出すること
になる。この場合、緑色層の露出面積をできるだけ少な
くすることが非常に重要になる。
【0012】更に、表示に関与するアクティブエリアか
らシールまでの領域は、通常、額縁部と呼ばれ、配線が
配置されているので表示には寄与しないが、場合によっ
ては着色層が直接、または、必要に応じて設けられて配
向膜を介して液晶層に接触する。この場合も、緑色層の
露出面積をできるだけ少なくすることが重要になる。
【0013】発明者らは、上述の各種構成の液晶表示装
置について、緑色層が直接あるいは配向膜を介して液晶
層に接触する面積を変え、その時の表示ムラを評価した
結果、緑色層が直接あるいは配向膜を介して液晶層に接
触する面積をある値以下に設定することにより、緑色層
からの不純物の溶出を実質的に防止することができ、配
向むらや焼き付け現象などの表示むらの発生を抑制でき
ることを見いだした。
【0014】本発明は、このような知見に基づくもので
ある。
【0015】すなわち、本発明は、基板と、前記基板上
に配置された着色層と、前記着色層上に配置された電極
とを有するカラーフィルタ基板、前記カラーフィルタ基
板と対向して配置された対向基板、前記カラーフィルタ
基板と前記対向基板とを所定の間隙をあけて配置し、接
着するための、液晶注入口を除いて前記基板の外周に配
置されたシール部、前記間隙を保持するスペーサ、前記
液晶注入口から前記間隙に注入されてなる液晶層、およ
び前記液晶注入口を封止する封止材を具備する液晶表示
装置において、前記着色層の緑色部分が、液晶層に直接
接触する、または配向膜を介して接触する面積が、前記
シール部により囲まれた液晶層の面積の13%以下であ
り、かつ、表示に関与するアクティブエリアの面積の1
2%以下であることを特徴とする液晶表示装置を提供す
る。
【0016】また、本発明は、基板の一主面上に交差し
て配置された複数の信号線及び複数の走査線と、前記交
差部毎に配置されたスイッチング素子と、前記信号線、
前記走査線及び前記スイッチング素子の少なくとも一部
を覆うように配置された少なくとも緑色部分を有する着
色層と、前記着色層に形成されたスルーホール部を通し
て前記スイッチング素子の各々に接続された前記着色層
上に配置された複数の画素電極とを備えたレイ基板、前
記アレイ基板と対向して配置された対向基板、前記アレ
イ基板と前記対向基板とを所定の間隙をあけて配置し、
接着するための、液晶注入口を除いて前記基板の外周に
配置されたシール部、前記間隙間を保持するスペーサ、
前記液晶注入口から前記間隙に注入されてなる液晶層、
および前記液晶注入口を封止する封止材を具備する液晶
表示装置において、前記着色層の緑色部分が、前記液晶
層に直接接する、または前記アレイ基板上に設けられた
配向膜を介して接触する面積が、前記シール部により囲
まれた液晶層の面積の13%以下であり、かつ、スイッ
チング素子及び各画素電極からなり表示に関与するアク
ティブエリアの面積の12%以下であることを特徴とす
る液晶表示装置を提供する。
【0017】上記液晶表示装置において、着色層の緑色
部分が、液晶層に直接接する、またはアレイ基板上に設
けられた配向膜を介して接触する面積は、シール部によ
り囲まれた液晶層の面積の4%以下であり、かつ、アク
ティブエリアの面積の3%以下であることが好ましい。
【0018】この場合、アクティブエリアとは、全画素
形成領域のことであり、画素形成領域とは、画素電極
と、それに関係したTFTと、信号線と、ゲート線と、
それらの間の領域とを合計した領域を意味する。
【0019】以上の各領域を図3により説明すると、図
3(a)において斜線で示す領域がアクティブエリアで
あり、図3(b)において斜線で示す領域の面積が、シ
ール部で囲まれた液晶層の面積である。
【0020】なお、上述の有機不純物として、下記
(1)式で表されるアルキル酸、下記(2)式で表され
るフェニルカルボン酸またはフェニルカルボン酸誘導
体、下記(3)式で表されるフェニレンジカルボン酸ま
たはフェニレンジカルボン酸誘導体、下記(4)式で表
されるアルキルアミン、下記(5)式で表されるアニリ
ンまたはアニリン誘導体、下記(6)式で表されるフェ
ニレンジアミンまたはフェニレンジアミン誘導体、下記
(7)式で表されるフェニレンアミンカルボン酸または
フェニレンアミンカルボン酸誘導体、下記(8)式で表
されるアルキルイミド、下記(9)式で表されるフタル
イミド誘導体、下記(10)式で表されるシアノベンゼ
ン誘導体、下記(11)式で表されるジシアノベンゼン
誘導体が挙げられる。
【0021】
【化7】
【0022】
【化8】
【0023】
【化9】
【0024】以上の式において、R1 は炭素数1ないし
20のアルキル基、R2 は―Hまたは炭素数1ないし2
0のアルキル基、R3は炭素数1ないし20のアルキル
基、V,W,X,Y,Zは炭素数1ないし10のアルキ
ル基、炭素数1ないし10のアルコキルル基、―F、―
Cl、―Br、―C5 、―Hから選ばれる1つ、
nは1または2である。
【0025】以上説明した有機不純物の液晶への溶出量
は、有機不純物を含む着色材料の硬化片10mm3と液
晶50ccをアンプル管に収容し、封止した後、80℃
で100時間保存し、次いで分析することにより求める
ことが出来る。抽出する液晶材料としては、フッ素系液
晶やシアノ系ネマティック液晶を使用する事が出来、具
体的にはZL1−1565(E.メルク社製)のシアノ
系液晶またはLOXON5001(チッソ社製)のフッ
素系液晶を用いた。測定機には、ガスクロマト分析装置
である島津14A(島津社製)を用いた。
【0026】本発明において使用可能な、着色層に含ま
れる顔料として、下記に示すものが挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。
【0027】緑色顔料例
【化10】
【0028】青色顔料例
【化11】
【0029】赤色顔料例
【化12】
【0030】以上のように構成される本発明の液晶表示
装置によると、着色層の緑色部分からの不純物の溶出を
抑制することができ、それによって配向むらや焼き付き
などの表示むらを効果的に防止することが出来る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1および図2を参照して説明する。
【0032】図1は、本発明の一実施形態に係る液晶表
示装置を示す断面図であり、図2は、図1に示す液晶表
示装置のカラーフィルタ基板を示す断面図である。
【0033】図1に示すように、液晶表示装置10は、
対向基板120とカラーフィルタ基板110の間に液晶
層70を挟持しており、これらの2枚の基板間距離は、
例えば粒状スペーサ31によって保持されている。そし
て、対向基板120とカラーフィルタ基板110は、液
晶注入口を除く基板外周を囲むように配置されるシール
によって接着され、液晶注入口には封止材が塗布されて
いる。本実施形態では、液晶材料としてZLI−156
5(E−メルク社製)、シール材料として熱硬化型エポ
キシ系接着剤ES−5500(三井東圧化学(株)社
製)を用いた。
【0034】対向基板120は、透明基板21上にIT
Oからなる透明電極22、配向膜13を順次配置して構
成されている。
【0035】図1に示すように、アレイ基板(カラーフ
ィルタ基板)110は、透明基板11上にMoW(モリ
ブデン・タングステン)からなる走査線(図示せず)及
びゲート電極16を配置し、走査線及びゲート電極16
を覆うように酸化シリコン、窒化シリコンからなるゲー
ト絶縁膜12を配置して構成されている。
【0036】ゲート絶縁膜上にはアモルファスシリコン
などの半導体層15が配置され、更にMo/Al/Mo
の3層構造からなるソース電極20、ドレイン電極1
8、信号線(図示せず)が配置されている。信号線及び
走査線は交差して配置され、その交差部毎にゲート電極
16、ゲート絶縁膜12、半導体層15、ソース電極2
0、ドレイン電極18からなるスイッチング素子14と
このスイッチング素子に接続する画素電極30が配置さ
れている。
【0037】そして、スイッチング素子14を覆うよう
に、緑色着色層(G)24a、青色着色層(B)24
b、赤色着色層(R)24cがストライプ状に配置され
ている。画素電極30はこの着色層24上に配置されて
おり、着色層24に形成されているスルーホール26を
介してソース電極20と接続している。更に、画素電極
30及び着色層24を覆うように、基板全面には配向膜
13が配置されている。
【0038】着色層材料としては、紫外線硬化型アクリ
ル樹脂CRY-S623C(赤色)、CGY-S624D(緑色)、CBV-S6
25C(青色)(富士フィルムオーリン(株)社製)を、
配向膜材料としては、ポリイミドAL−1051(JS
R株式会社製)を用いた。そして、緑色着色層(G)2
4aのパターンの端が、青色着色層(B)24bや赤色
着色層(R)24cで覆われている構成となっている。
このような構成は、各着色層を加工する際に用いる露光
マスクを適合するように作製することで達成される。
【0039】次に、本実施形態の液晶表示装置の製造工
程について説明する。
【0040】まず、カラーフィルタ基板110の製造工
程について説明する。透明基板11上に、スパッタリン
グ法により約0.3μmのモリブデン・タングステン膜
を堆積し、パターニングすることにより、ゲート電極1
6、及び走査線を形成した。 次いで、CVD法によ
り、アモルファス・シリコン膜を堆積し、パターニング
して、TFTの半導体層15を形成した。
【0041】次に、Mo(モリブデン)、Al(アルミ
ニウム)、Mo(モリブデン)を順次堆積し、パターニ
ングして、信号線、ソース電極20、ドレイン電極18
を形成した。
【0042】その後、紫外線硬化型アクリル系緑色レジ
スト液(上記CGY-S624D)を、電極が形成された基板上
にスピンナ塗布した。続いて、約90℃で約5分間プリ
ベークし、所定のマスク・パターンを用いて、150m
J/cm2の強度の紫外線により露光した。ここで用い
るフォトマスク・パターンは、緑色着色層に対応するス
トライプ形状パターンと、画素電極30とソース電極1
2との接続のためのスルーホール26として直径15μ
mの円形形状パターンを有している。
【0043】続いて、約0.1重量%のTMAH(テト
ラメチルアンモニウムハイドライド)水溶液を用いて、
緑色レジスト膜を約60秒間現像し、さらに水洗い後、
約200℃で1時間ほどポストベークをすることによっ
て、スルーホール26を有する緑色着色層24aを形成
した。
【0044】続いて、青色着色層24bおよび赤色着色
層24cを、緑色着色層24aと同様の工程にて形成し
た。
【0045】次に、着色層24上にスパッタリング法に
よりインジウム・すず酸化物(ITO)を堆積し、これ
をパターニングすることにより画素電極30を形成し、
ポリイミドからなる配向膜材料を基板全面に塗布し、配
向処理を施して配向膜を形成して、カラーフィルタ基板
110を得た。
【0046】その後、透明基板21上にスパッタ法によ
りITOを約100nmの厚さに堆積して対向電極22
を形成し、続いてポリイミドからなる配向膜材料を基板
全面に塗布し、配向処理を施して配向膜を形成して、対
向基板120を得た。
【0047】対向基板120の配向膜面上に、直径約5
μmの粒状スペーサ31を1平方mmあたり約100個
の割合で散布した。続いて、対向基板120の外周周辺
部に所定の大きさを有するファイバを混入したシール材
を、液晶所注入用の注入口を除いて塗布した。この対向
基板120、カラーフィルタ基板110とをシール材に
より貼り合わせて、空状態のセルが完成する。
【0048】次に、カイラル材が添加されたネマティッ
ク液晶材料を、注入口からセル内に真空注入し、注入
後、注入口を封止材としての紫外線硬化樹脂を用いて封
止した後、セルの両側にそれぞれ偏光板を配置すること
により液晶表示装置が完成する。
【0049】この際、各着色層を加工する際に用いる露
光マスクを変え、また、着色層上のITO膜を加工する
際の露光マスクを変えることにより、緑色層が配向膜を
介して液晶層に接する面積を変えることができる。この
時、アクティブエリア内、ならびにアクティブエリアの
周辺部の緑色層の露出面積も変えることができ、これに
より、シール部により囲まれた液晶層の全面積に対する
緑色層が配向膜を介して液晶層に接する面積の割合も変
えることが可能である。また、緑色層の上に他の着色層
を部分的に積層することで、緑色着色層の露出面積を減
少させることもできる。
【0050】このようにして作製した液晶表示装置の表
示ムラ発生の結果を下記表1に示す。
【表1】
【0051】上記表1では、初期状態での配向むらや焼
き付け現象等の表示むら、並びに、70℃80%動作加
速試験の300H後の配向むらや焼き付け現象等の表示
むらを評価した。上記表1から分かるように、着色層の
緑色部分が、液晶層に直接、または前記アレイ基板上に
設けられた配向膜を介して接触する面積が、液晶層の全
面積の13%以下で、かつ、アクティブエリアの全面積
の12%以下である場合に、表示むらが発生しなかっ
た。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
着色層の緑色部分が液晶層と直接または間接的に接触す
る部分の面積を所定の範囲に制限しているため、着色層
の緑色部分からの不純物の溶出を抑制することができ、
それによって配向むらや焼き付きなどの表示むらを効果
的に防止することの可能な液晶表示装置を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置を示す
縦断面図。
【図2】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置のアレ
イ基板を示す縦断面図。
【図3】アクティブエリアと液晶層の面積を説明するた
めの図。
【符号の説明】
10…液晶表示装置 11…基板 12…ゲート絶縁膜 13…配向膜 14…スイッチング素子 15…半導体層 16…ゲート電極 18…ドレイン電極 20…ソース電極 21…基板 22…対向電極 24…着色層 26…スルーホール 30…画素電極 31…スペーサ 70…液晶層 110・・・カラーフィルタ基板 120・・・対向基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福岡 暢子 埼玉県深谷市幡羅町1丁目9番2号 株式 会社東芝深谷電子工場内 (72)発明者 真鍋 敦行 埼玉県深谷市幡羅町1丁目9番2号 株式 会社東芝深谷電子工場内 (72)発明者 庄原 潔 埼玉県深谷市幡羅町1丁目9番2号 株式 会社東芝深谷電子工場内 (72)発明者 宮崎 大輔 埼玉県深谷市幡羅町1丁目9番2号 株式 会社東芝深谷電子工場内 (72)発明者 秋吉 宗治 埼玉県深谷市幡羅町1丁目9番2号 株式 会社東芝深谷電子工場内 Fターム(参考) 2H091 FA02Y FB02 FB12 FB13 GA06 GA13 LA16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、前記基板上に配置された着色層
    と、前記着色層上に配置された電極とを有するカラーフ
    ィルタ基板、 前記カラーフィルタ基板と対向して配置された対向基
    板、 前記カラーフィルタ基板と前記対向基板とを所定の間隙
    をあけて配置し、接着するための、液晶注入口を除いて
    前記基板の外周に配置されたシール部、 前記間隙を保持するスペーサ、 前記液晶注入口から前記間隙に注入されてなる液晶層、
    および前記液晶注入口を封止する封止材を具備する液晶
    表示装置において、 前記着色層の緑色部分が、液晶層に直接接触する、また
    は配向膜を介して接触する面積が、前記シール部により
    囲まれた液晶層の面積の13%以下であり、かつ、表示
    に関与するアクティブエリアの面積の12%以下である
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記着色層の緑色部分は、下記(1)式で
    表されるアルキル酸、下記(2)式で表されるフェニル
    カルボン酸またはフェニルカルボン酸誘導体、下記
    (3)式で表されるフェニレンジカルボン酸またはフェ
    ニレンジカルボン酸誘導体、下記(4)式で表されるア
    ルキルアミン、下記(5)式で表されるアニリンまたは
    アニリン誘導体、下記(6)式で表されるフェニレンジ
    アミンまたはフェニレンジアミン誘導体、下記(7)式
    で表されるフェニレンアミンカルボン酸またはフェニレ
    ンアミンカルボン酸誘導体、下記(8)式で表されるア
    ルキルイミド、下記(9)式で表されるフタルイミド誘
    導体、下記(10)式で表されるシアノベンゼン誘導
    体、および下記(11)式で表されるジシアノベンゼン
    誘導体からなる群から選ばれた少なくとも1種の有機不
    純物を含有することを特徴とする請求項1に記載の液晶
    表示装置。 【化1】 【化2】 【化3】 (式中、R1 は炭素数1ないし20のアルキル基、R2
    は―Hまたは炭素数1ないし20のアルキル基、R3
    炭素数1ないし20のアルキル基、V,W,X,Y,Z
    は炭素数1ないし10のアルキル基、炭素数1ないし1
    0のアルコキルル基、―F、―Cl、―Br、―C
    5 、―Hから選ばれる1つ、nは1または2であ
    る。)
  3. 【請求項3】前記着色層の緑色部分が、塩素化銅フタロ
    シアニン顔料、塩素化臭素化銅フタロシアニン顔料、お
    よびこれらの同族体顔料からなる群から選ばれた少なく
    とも1つを含有することを特徴とする請求項1に記載の
    液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記対向基板が、基板の一主面上に交差し
    て配置された複数の信号線及び複数の走査線と、前記交
    差部毎に配置されたスイッチング素子を有することを特
    徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】基板の一主面上に交差して配置された複数
    の信号線及び複数の走査線と、前記交差部毎に配置され
    たスイッチング素子と、前記信号線、前記走査線及び前
    記スイッチング素子の少なくとも一部を覆うように配置
    された少なくとも緑色部分を有する着色層と、前記着色
    層に形成されたスルーホール部を通して前記スイッチン
    グ素子の各々に接続された前記着色層上に配置された複
    数の画素電極とを備えたアレイ基板、 前記アレイ基板と対向して配置された対向基板、 前記アレイ基板と前記対向基板とを所定の間隙をあけて
    配置し、接着するための、液晶注入口を除いて前記基板
    の外周に配置されたシール部、 前記間隙間を保持するスペーサ、 前記液晶注入口から前記間隙に注入されてなる液晶層、
    および前記液晶注入口を封止する封止材を具備する液晶
    表示装置において、 前記着色層の緑色部分が、液晶層に直接接する、または
    前記アレイ基板上に設けられた配向膜を介して接触する
    面積が、前記シール部により囲まれた液晶層の面積の1
    3%以下であり、かつ、スッチング素子及び各画素電極
    からなり表示に関与するアクティブエリアの面積の12
    %以下であることを特徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】前記着色層の緑色部分は、下記(1)式で
    表されるアルキル酸、下記(2)式で表されるフェニル
    カルボン酸またはフェニルカルボン酸誘導体、下記
    (3)式で表されるフェニレンジカルボン酸またはフェ
    ニレンジカルボン酸誘導体、下記(4)式で表されるア
    ルキルアミン、下記(5)式で表されるアニリンまたは
    アニリン誘導体、下記(6)式で表されるフェニレンジ
    アミンまたはフェニレンジアミン誘導体、下記(7)式
    で表されるフェニレンアミンカルボン酸またはフェニレ
    ンアミンカルボン酸誘導体、下記(8)式で表されるア
    ルキルイミド、下記(9)式で表されるフタルイミド誘
    導体、下記(10)式で表されるシアノベンゼン誘導
    体、および下記(11)式で表されるジシアノベンゼン
    誘導体からなる群から選ばれた少なくとも1種の有機不
    純物を含有することを特徴とする請求項5に記載の液晶
    表示装置。 【化4】 【化5】 【化6】 (式中、R1 は炭素数1ないし20のアルキル基、R2
    は―Hまたは炭素数1ないし20のアルキル基、R3
    炭素数1ないし20のアルキル基、V,W,X,Y,Z
    は炭素数1ないし10のアルキル基、炭素数1ないし1
    0のアルコキルル基、―F、―Cl、―Br、―C
    5 、―Hから選ばれる1つ、nは1または2であ
    る。)
  7. 【請求項7】前記着色層の緑色部分が、塩素化銅フタロ
    シアニン顔料、塩素化臭素化銅フタロシアニン顔料、お
    よびこれらの同族体顔料からなる群から選ばれた少なく
    とも1つを含有することを特徴とする請求項5に記載の
    液晶表示装置。
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