JP2000170909A - 断続機構 - Google Patents
断続機構Info
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- JP2000170909A JP2000170909A JP10350367A JP35036798A JP2000170909A JP 2000170909 A JP2000170909 A JP 2000170909A JP 10350367 A JP10350367 A JP 10350367A JP 35036798 A JP35036798 A JP 35036798A JP 2000170909 A JP2000170909 A JP 2000170909A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/30—Constructional features of the final output mechanisms
- F16H2063/3089—Spring assisted shift, e.g. springs for accumulating energy of shift movement and release it when clutch teeth are aligned
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/30—Constructional features of the final output mechanisms
- F16H63/32—Gear shift yokes, e.g. shift forks
Landscapes
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Abstract
成する。 【解決手段】 動力伝達部材7、9と、動力伝達部材7
と一体に回転しながらシフト操作され噛み合い部53で
動力伝達部材9と係脱する被操作部材47と、被操作部
材47をシフト操作するばね性を有する板ばねのシフト
フォ−ク63とを有し、被操作部材47がシフト操作さ
れると、噛み合い部53の位相が合うまでは、シフトフ
ォ−ク63が撓んでシフト操作力が蓄えられ、位相が合
うと、蓄えられたシフト操作力によって噛み合いが行わ
れる。
Description
動車において2輪駆動状態と4輪駆動状態とを切り換え
る切り換え機構や、デファレンシャル装置の差動ロック
機構や、車両の変速装置などに用いられる断続機構に関
する。
状態と4輪駆動状態とに切り換える切り換え装置に用い
られた従来のシフト機構201及び待ち機構203を示
している。
機構203とシフトロッド205とシフトフォ−ク20
7などから構成されており、待ち機構203は、シフト
ロッド205とシフトフォ−ク207との間に配置され
ている。
外周に配置された一対のスリ−ブ209、209と、こ
れらの間に配置されたコイルスプリング211と、各ス
リ−ブ209をシフトフォ−ク207のボス部213に
位置決めする止め輪215と、各スリ−ブ209をシフ
トロッド205に位置決めする止め輪217及び段差部
219などから構成されている。
−ム部221には2股の先端部223が形成されてお
り、図8のように、各先端部223には溝225が設け
られている。
25によって、例えば、車両の変速装置や、4輪駆動車
を2輪駆動状態と4輪駆動状態とに切り換える装置のス
リ−ブギヤ(被操作部材)に係合している。
部材の噛み合い部と係脱可能であり、相手側部材と係脱
することによって、変速装置を変速操作し、あるいは、
2輪駆動状態と4輪駆動状態との切り換えを行う。
ヤと相手側部材との噛み合い方向にシフト操作したと
き、これらの噛み合い部の位相が合うまでは、スリ−ブ
ギヤを介してシフトフォ−ク207が受ける抵抗によ
り、コイルスプリング211が撓んでシフト操作力が蓄
えられ、各噛み合い部の位相が合うと、蓄えられたシフ
ト操作力によってスリ−ブギヤと相手側部材とが噛み合
う。
位相が合うまでシフト操作を続ける必要がないと共に、
位相が合わない状態で噛み合い部を無理に噛み合わせる
ことによる破損が防止される。
ド205がいずれの方向にシフト操作されても、そのシ
フト操作力はコイルスプリング211を介してシフトフ
ォ−ク207に掛かるから、噛み合いと噛み合い解除の
両方向で機能する。
のような切り換え装置251が記載されている。
スの四輪駆動車用のトランスファに用いられており、後
輪側出力軸253に連結された切り換えギヤ255、チ
ェ−ン伝動機構を介して前輪側に連結された切り換えギ
ヤ257、これらの間に配置された切り換えギヤ25
9、各切り換えギヤ255、257、259と噛み合い
可能なスリ−ブギヤ261、スリ−ブギヤ261が切り
換えギヤ257と噛み合うときにこれらの回転を同期さ
せるシンクロ機構263、スリ−ブギヤ261を移動さ
せるシフトフォ−ク265、カムフォロア267、シフ
トフォ−ク265とカムフォロア267との間に配置さ
れたコイルスプリング269、カム溝271が設けられ
たカム軸273、減速機構275、電動モ−タ277な
どから構成されている。
で減速されてカム軸273を回転させる。カム溝271
にはカムフォロア267側のロ−ラ279が係合してお
り、カム軸273が回転すると、カム溝271のカム力
によってカムフォロア267が図9の左右方向に移動す
る。
265とカムフォロア267との間で待ち機構を構成し
ており、カムフォロア267が左方に移動するとき、シ
フトフォ−ク265はコイルスプリング269を介して
移動操作され、スリ−ブギヤ261が切り換えギヤ25
7と噛み合う。このとき、コイルスプリング269の撓
みによる待ち機構とシンクロ機構263の両方が作動す
る。
とき、シフトフォ−ク265はカムフォロア267との
当たり部281によって直接移動操作され、スリ−ブギ
ヤ261が切り換えギヤ255と噛み合う。
フが配置されている。
7、259と噛み合うと、センタ−デフの差動を許容し
ながら車両は四輪駆動状態になり、スリ−ブギヤ261
がこの状態から更に切り換えギヤ255と噛み合うと四
輪駆動状態でセンタ−デフの差動がロックされ、図9の
ように、スリ−ブギヤ261が切り換えギヤ255、2
59と噛み合い、スリ−ブギヤ261と切り換えギヤ2
57との噛み合いが解除されると、前輪側が切り離され
て車両は二輪駆動状態になる。
ように、シフト機構201のシフトフォ−ク207はア
−ム部221の幅Wが厚いから、それだけ重い。
く、慣性が大きいから、シフト操作に対するレスポンス
が遅くなると共に、シフト操作力のロスも生じる。
ッドと同軸上にコイルスプリング211が用いられてお
り、待ち機構203が軸方向に長いから、それだけ広い
配置スペ−スが必要であり、配置箇所が限定される。
205との間に待ち機構のコイルスプリング211を配
置したことによって、シフトフォ−ク207がシフトロ
ッド205上をスライドするように構成されているか
ら、ア−ム部221の先端に掛かるスリ−ブギヤの移動
抵抗と、スライドするスリ−ブ209の摺動抵抗とを受
けて、シフトフォ−ク207が矢印227のように揺動
し易い。
ロッド205やシフトフォ−ク207のボス部213に
食い込んで、シフトフォ−ク207の動きがロックされ
ることがあり、シフトフォ−ク207がロックされる
と、待ち機構203は正常に機能しない。
シフト操作力にロスが生じる。
1の先端225はスリ−ブギヤと面接触しているが、シ
フトフォ−ク207が揺動するとこの接触が点接触にな
り、これらの間でカジリが生じるから、ア−ム部221
の先端が摩耗し易くなり、耐久性が低下する。
さくするために、シフトフォ−ク207のア−ム部22
1の長さS1(ア−ム部221先端と中心との距離)に
対して、ボス部213の長さL1(スリ−ブ209、2
09の間隔)を大きくすると、待ち機構203が大型に
なり、それだけ車載性が低下する。
構を構成するために構造が極めて複雑になっており、部
品点数が多いから重い上に、組付け工数が多いからコス
ト高である。
易い。
ること、シフトフォ−ク265が揺動すること、シフト
操作力を蓄えるために軸方向に長いコイルスプリング2
69が用いられていることなどによって、シフト機構2
01と同様の課題を持っている。
ら、構造簡単、コンパクト、軽量、低コストであり、
又、シフトフォ−クの揺動や、シフトフォ−クと被操作
部材とのカジリが生じない断続機構と、この断続機構を
用いて動力を断続するデファレンシャル装置及び差動回
転をロックするデファレンシャル装置の提供を目的とす
る。
一対の動力伝達部材と、一方の動力伝達部材と噛み合い
ながらシフト操作され、他方の動力伝達部材との噛み合
い部で係脱する被操作部材と、被操作部材にシフト操作
力を伝達する待ち機構とを有し、被操作部材をシフト操
作して各動力伝達部材間の連結と連結解除とを行う断続
機構であって、待ち機構が、シフト操作力の伝達系に配
置されたばね性を有する部材によって構成され、被操作
部材がシフト操作されると、他方の動力伝達部材と被操
作部材との噛み合い部で位相が合うまで、このばね性を
有する部材が撓んでシフト操作力が蓄えられ、位相が合
うと、蓄えられたシフト操作力によって噛み合いが行わ
れることを特徴とする。
系に配置されたばね性を有する部材によって待ち機構を
構成するから、コイルスプリングを用いたことによって
待ち機構が軸方向に長い従来例と異なって、コンパクト
であり、配置スペ−スが狭くてすみ、配置箇所の限定が
それだけ軽減される。
ことにより、構造が複雑な図9の従来例と異なって、構
造が極めて簡単であり、部品点数が大きく低減されるか
ら、信頼性が向上し、軽量になると共に、組付け工数が
低減され、低コストになる。
ら、本発明の断続機構を用いた装置は車載性が良い。
を有する部材を被操作部材と接触しない箇所に配置すれ
ば、ばね性を有する部材と被操作部材とのカジリの問題
が生じない。
方に撓むから、待ち機構は連結と連結解除の両方向で機
能する。
構であって、シフト操作力の伝達系が、シフト操作力に
よって移動するシフトロッドと、シフトロッドに固定さ
れ、2股の先端で摺動しながら被操作部材をシフト操作
するシフトフォ−クとを備え、このシフトフォ−クが、
ばね性を有する部材で形成されていることを特徴とし、
請求項1の構成と同等の効果を得る。
したシフトフォ−クは、従来例でのシフトフォ−クと異
なって、極めて軽量であり、慣性が小さいから、シフト
操作に対するレスポンスがそれだけ速くなると共に、シ
フト操作力のロスが低減される。
で形成したことによって、待ち機構用のスプリングが不
要になるから、部品点数が低減され、低コストになる。
シフトロッド上をシフトフォ−クがスライドするように
構成されている従来例と異なって、シフトフォ−クはシ
フトロッド上をスライドしないから、シフトロッドに対
するシフトフォ−クの揺動が生じない。
ドとの食い込みが生じないから、シフトフォ−クの動き
がロックされることはなく、機能が阻害されることもな
い。
は、摺動による抵抗が発生しないから、シフト操作力の
ロスが防止される。
揺動しない上に剛体ではないから、シフトフォ−クの揺
動を小さくするために、シフトフォ−クのア−ム部の長
さ(例えば、図6のS1)に対してボス部の長さ(例え
ば、図6のL1)を大きくする必要がなく、大型化と車
載性の低下とが避けられる。
あって、シフトフォークがばね性を有する板ばね状に形
成されていることを特徴とし、請求項2の構成と同等の
効果を得る。
造となり、スペースの低減と軽量化を図ることができ
る。また、高いばね力を安定して得ることができる。
構であって、ばね性を有する部材のエッジ部が被操作部
材と接触しないように、シフトフォ−クの先端が、シフ
ト方向の一方に折り曲げ加工されているか、又は、先端
の一部分がシフト方向の一方に折り曲げ加工され、他の
部分がシフト方向の他方に折り曲げ加工されていること
を特徴とし、請求項3の構成と同等の効果を得る。
した折り曲げ加工によって、ばね性を有する部材のエッ
ジ部と被操作部材との接触が防止されるから、シフトフ
ォ−クが撓んだ状態でも、ばね性を有する部材と被操作
部材との間でカジリが発生することはなく、摩耗と耐久
性低下とが防止される。
両側に折り曲げ加工する構成では、カジリの防止効果が
更に高い。
構であって、シフトフォ−ク先端の折り曲げ片に、被操
作部材と接触するR部を設けたことを特徴とし、請求項
4の構成と同等の効果を得る。
曲げ片に被操作部材と接触するR部を設けたことによっ
て、シフトフォ−クが大きく撓んだ状態でもシフトフォ
−クのエッジと被操作部材との接触が防止されるから、
カジリの防止効果が更に向上し、摩耗と耐久性低下とが
高度に防止される。
構であって、シフトフォ−クの先端が、シフト方向の一
方に折り曲げ加工されており、折り曲げ加工部付近の基
部と折り曲げ片との両方に、被操作部材と接触するR部
を設けたことを特徴とし、請求項3の構成と同等の効果
を得る。
した折り曲げ加工部付近の基部と折り曲げ片との両方
に、被操作部材と接触するR部を設けたから、請求項5
と同様に、シフトフォ−クが大きく撓んだ状態でもシフ
トフォ−クのエッジと被操作部材との接触が防止される
から、カジリの防止効果が更に向上し、摩耗と耐久性低
下とが高度に防止される。
一方にだけ折り曲げ加工するから、高いカジリ防止効果
を得ながら、折り曲げ加工が低コストである。
ジンの駆動力によって回転するアウタ−ケ−スと、アウ
タ−ケ−スの内周に相対回転自在に支承されたインナ−
ケ−スと、インナ−ケ−スの回転を一対の出力側サイド
ギヤから車輪に分配する差動機構と、アウタ−ケ−スと
インナ−ケ−スとを断続する請求項1乃至請求項5のい
ずれか一項に記載の断続機構とを備えたことを特徴とす
る。
において、二輪駆動走行時に切り離される車輪側に配置
され、断続機構が連結されると、エンジンの駆動力はア
ウタ−ケ−スからインナ−ケ−スを介して差動機構に伝
達され、一対の出力側サイドギヤから車輪側に分配さ
れ、車両は四輪駆動状態になり、悪路走破性や登坂性な
どが向上する。
ナ−ケ−スがアウタ−ケ−スから切り離され、車両は二
輪駆動状態になり、エンジンの燃費が向上する。
続機構を用いたから、上記のように、それだけ構造が簡
単で、部品点数が少なく、高い耐久性と信頼性とが得ら
れると共に、アウタ−ケ−スとインナ−ケ−スの断続操
作に対するレスポンスが速い。
が良い。
ジンの駆動力によって回転するデフケ−スと、デフケ−
スの回転を一対の出力側サイドギヤから車輪に分配する
差動機構と、その差動回転部材とデフケ−スとを断続す
る請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の断続機
構とを備えたことを特徴とする。
よって差動回転部材とデフケ−スとが連結され、差動回
転がロックされると、悪路で車両の走破性が向上し、良
路で直進性が向上する。
解除されると、差動回転がフリ−になり、車両の旋回性
が向上し、凹凸路で直進性が向上する。
続機構を用いたから、請求項6の構成と同様に、構造簡
単で、部品点数が少なく、高い耐久性と信頼性とが得ら
れると共に、差動ロックとロック解除の操作に対するレ
スポンスが速い。
実施形態を説明する。
置1と断続機構3とを示している。デファレンシャル装
置1は請求項7の特徴を備えており、断続機構3は請求
項1、2、3、6の特徴を備えている。なお、左右の方
向は図1での左右の方向であり、符号を与えていない部
材等は図示されていない。
用いられており、二輪駆動時に切り離される車輪側に配
置されている。
デフキャリヤ5に収容されており、このデフキャリヤ5
にはオイル溜りが設けられている。
はアウタ−ケ−ス7(一方の動力伝達部材)とインナ−
ケ−ス9(他方の動力伝達部材)との2重構造になって
いる。
カバ−13とをボルト15で固定して形成されており、
ベアリングによって左右のボス部17、19をデフキャ
リヤ5に支承されている。
がボルト15によって共締めされており、リングギヤ2
1はドライブピニオンギヤと噛み合っている。このドラ
イブピニオンギヤはドライブピニオンシャフトの後端に
一体形成されており、このドライブピニオンシャフトは
プロペラシャフトを介してトランスファ側に連結されて
いる。
駆動力によりこれらの動力伝達系を介して回転駆動され
る。
デファレンシャル装置1側の動力伝達系をエンジンから
切り離す2−4切り換え機構が配置されている。
おり、アウタ−ケ−ス7の内周に摺動回転自在に支承さ
れており、アウタ−ケ−ス7のカバ−13によって軸方
向に位置決めされている。
動機構23のピニオンシャフト25が係合し、スプリン
グピン27で固定されている。ピニオンシャフト25上
にはピニオンギヤ29が回転自在に支承されており、ピ
ニオンギヤ29には左右から出力側のサイドギヤ31、
33が噛み合っている。又、インナ−ケ−ス9の内周に
はピニオンギヤ29の遠心力と噛み合い反力とを受ける
球面ワッシャ部35が形成されている。
9はアウタ−ケ−ス7側の支承部41、43によって支
承されており、各ボス部37、39はそれぞれの車軸に
スプライン連結され、各車軸を介して車輪側に連結され
ている。又、各サイドギヤ31、33とアウタ−ケ−ス
7との間にはそれぞれスラストワッシャ45が配置さ
れ、サイドギヤ31、33の噛み合い反力を受けてい
る。
ラッチ部材47(被操作部材)が配置されており、この
クラッチ部材47には複数本の脚部49が形成されてい
る。又、アウタ−ケ−ス7には開口51が形成されてお
り、クラッチ部材47は脚部49をこの開口51から外
部に貫通させて、アウタ−ケ−ス7に軸方向移動自在に
連結されている。
47との間には、噛み合いクラッチ53(噛み合い部)
が設けられており、この噛み合いクラッチ53はクラッ
チ部材47の移動操作によって係脱する。
と、噛み合いクラッチ53が噛み合ってアウタ−ケ−ス
7とインナ−ケ−ス9とが連結され、クラッチ部材47
が右側に移動操作されると、図1のように、噛み合いク
ラッチ53の噛み合いが解除されてアウタ−ケ−ス7と
インナ−ケ−ス9とが切り離される。
組57、シフトロッド59、ねじ61、シフトフォ−ク
63(ばね性を有する板ばね:待ち機構)、摺動部材6
5、上記のクラッチ部材47などから構成されている。
れ、コントロ−ラによって回転方向を切り換えられる。
ギヤ67と大径ギヤ69から構成されている。
る。この入力軸71はデフキャリヤ5に貫入して回転自
在に支承されており、この貫入部にはシ−ル73が配置
され、オイル漏れを防止している。又、入力軸71は電
動モ−タ55の出力軸75にビス77で固定されてお
り、電動モ−タ55によって回転駆動される。
ャリヤ5によって外周を回転自在に支承されており、段
差部81と止め輪83とによって軸方向に位置決めされ
ている。
端部を大径ギヤ69のボス部79に螺合されており、右
端部をデフキャリヤ5の支承部85に回転自在に支承さ
れている。又、デフキャリヤ5の支承部85側に設けら
れた開口は、プラグ87が螺着されて閉塞されている。
ス91が固定されており、シフトフォ−ク63は、ボル
ト93とナット95とによってこのボス91に固定され
ている。
工し、図2のように、連結部97と2股の先端部99、
99からなる形状に加工されている。各先端部99は軸
方向一側に折り曲げ加工されており、図1のように、こ
の折り曲げ部101付近の基部と折り曲げ片はそれぞれ
軸方向両側に向けてR部103、105に形成されてい
る。
7、109を溶接して形成されており、左側のフランジ
部材107は連結部111によってクラッチ部材47に
連結されており、アウタ−ケ−ス7及びクラッチ部材4
7と一体に回転する。
摺動部材65のフランジ部材107、109の間に係合
しており、各先端部99のR部103、105でこれら
のフランジ部材107、109と摺動しながら、摺動部
材65と軸方向に連結されている。
よって減速され、トルクを増幅されて大径ギヤ69を回
転させる。大径ギヤ69が回転するとねじ61によって
シフトロッド59が軸方向に移動し、シフトフォ−ク6
3と摺動部材65とを介してクラッチ部材47が軸方向
にシフト操作される。
が左方に移動し、噛み合いクラッチ53が噛み合うと、
アウタ−ケ−ス7とインナ−ケ−ス9とが連結され、車
両は四輪駆動状態になり、悪路走破性や登坂性などが向
上する。
チ部材47が左方にシフト操作されたとき、噛み合いク
ラッチ53の位相が合うまでは、板ばねのシフトフォ−
ク63が左方に撓んでシフト操作力が蓄えられ、位相が
合うと、蓄えられたシフト操作力によって噛み合いが行
われる。
と、クラッチ部材47が右方に戻り、図1のように、噛
み合いクラッチ53の噛み合いが解除されると、インナ
−ケ−ス9がアウタ−ケ−ス7から切り離され、車両は
二輪駆動状態になり、エンジン燃費が向上する。
チ部材47が右方にシフト操作されたとき、噛み合いク
ラッチ53でインナ−ケ−ス9からクラッチ部材47が
抜けるまでは、シフトフォ−ク63が右方に撓んでシフ
ト操作力が蓄えられ、蓄えられたシフト操作力によって
噛み合いが解除される。
は連結と連結解除の両方向で撓み、シフト操作力を蓄え
るから、両方向に待ち機構が機能する。
換え機構は二輪駆動状態から四輪駆動状態への切り換え
に当たって同時に連結操作され、四輪駆動状態から二輪
駆動状態への切り換えに当たって同時に連結解除操作さ
れる。
転させるエンジンの駆動力は噛み合いクラッチ53を介
してインナ−ケ−ス9を回転駆動し、この回転は差動ギ
ヤ機構23のピニオンシャフト25からピニオンギヤ2
9を介してサイドギヤ31、33に分配され、車軸を介
して左右の車輪に伝達される。
抵抗差が生じると各ピニオンギヤ29の自転によってエ
ンジンの駆動力は左右各側に差動分配される。
れる二輪駆動状態では、インナ−ケ−ス9(差動ギヤ機
構23)から車輪までがフリ−回転状態になると共に、
2−4切り換え機構からアウタ−ケ−ス7までの動力伝
達系はエンジンの駆動力と車輪の回転力の両方から切り
離されて回転が停止する。
輪側の動力伝達系の連れ回りが防止されるから、振動が
低減して乗り心地が向上すると共に、この動力伝達系各
部の磨耗が軽減して耐久性が向上し、回転抵抗の低減分
だけエンジンの負担が軽くなり、燃費が更に向上する。
体11の開口51の他に、カバ−13にも開口が設けら
れており、ボス部17、19の内周には螺旋状のオイル
溝が設けられている。
オイル溜りからアウタ−ケ−ス7にオイルが流入し、ア
ウタ−ケ−ス7が回転するとリングギヤ21によって撥
ね上げられたオイルが各開口から流入する。流入したオ
イルは差動ギヤ機構23の各ギヤの噛み合い部、アウタ
−ケ−ス7とインナ−ケ−ス9との摺動部、スラストワ
ッシャ45、噛み合いクラッチ53などを潤滑する。
ルは、断続機構3のシフトフォ−ク63と摺動部材65
との摺動部を潤滑し、焼き付きを防止し、耐久性を向上
させる。
機構3が構成されている。
−ク63を板ばねで形成したから、従来の待ち機構に比
べ軸方向に長い従来例と異なり、コンパクトであり、配
置スペ−スが狭くてすみ、配置箇所の限定がそれだけ軽
減される。
重い従来例のシフトフォ−クと異なり、極めて軽量であ
り、慣性が小さいから、シフト操作に対するレスポンス
が速くなり、四輪駆動と二輪駆動の切り換えが迅速に行
えると共に、シフト操作力のロスが低減される。
性を有しており、待ち機構用のスプリングが不要になる
と共に、待ち機構を構成するために複雑な構造になって
いる図9の従来例と異なって、構造が極めて簡単にな
り、部品点数が大きく低減されるから、それだけ信頼性
が向上し、軽量になると共に、組付け工数が低減され、
低コストになる。
シフトフォ−ク63にはシフトロッド59に対する揺動
と食い込みとが生じないから、シフトフォ−ク63の動
きがロックされることはなく、機能が阻害されることは
ない。
いは、摺動による抵抗が発生しないから、シフト操作力
のロスも生じない。
3は揺動しない上に剛体ではないから、揺動を小さくす
るために、シフトフォ−ク63の長さS2(図1)に対
してボス部の長さL2(図2)を大きくする必要がな
く、大型化と車載性の低下とが避けられる。
り曲げ加工を施し、シフト方向両側にR部103、10
5を設けたことにより、シフトフォ−ク63が大きく撓
んだ状態でもシフトフォ−ク63のエッジと摺動部材6
5のフランジ部材107、109との接触が防止される
から、エッジと摺動部材65とのカジリが防止され、摩
耗と耐久性低下とが高度に防止される。
フト方向の一方にだけ折り曲げ加工するから、高いカジ
リ防止効果を得ながら、低コストで折り曲げ加工ができ
る。
3を用いたことによって、構造が簡単で、部品点数が少
なく、高い耐久性と信頼性とが得られると共に、2輪駆
動と4輪駆動との切り換え操作に対するレスポンスが速
いから、走行条件や路面状態の変化などに迅速に対応で
きる。
が良い。
を持った第2実施形態を示し、図5は請求項1、2、
3、4、5の特徴を持った第3実施形態を示す。
を、第1実施形態と異なった形状に折り曲げた例であ
り、以下、第1実施形態と同機能部材に同一の符号を与
えて引用しながら説明する。
ォ−ク63の先端部99に切り込みを入れて2枚の折り
曲げ片113、115を形成し、図4のように、折り曲
げ片113を基部と接触するまで一側に折り曲げ、折り
曲げ片115を基部と接触するまで他側に折り曲げてい
る。
ォ−ク63の先端部99に設けた折り曲げ片113、1
15によって、ばね性を有する板ばねのエッジ部と摺動
部材65との接触が防止されるから、シフトフォ−ク6
3が撓んでも、これらの間でカジリが発生することはな
く、摩耗と耐久性低下とが防止される。
5を、シフト方向の両側にそれぞれ折り曲げたから、カ
ジリ防止効果が高い。
ォ−ク63の先端部99に2枚の折り曲げ片を設け、一
方の折り曲げ片を一側に折り曲げながらR部117に成
形し、他方の折り曲げ片を他側に折り曲げながらR部1
19に成形した。
ォ−ク63の先端部99に設けたR部117が摺動部材
65のフランジ部材107と接触し、R部119が摺動
部材65のフランジ部材109と接触する。
同等の効果を得ると共に、シフトフォ−ク63が大きく
撓んだときのエッジ部と摺動部材65との接触とカジリ
の防止効果が、R部117、119によって更に向上す
るから、摩耗と耐久性低下とが高度に防止される。
ャル装置の差動ロック機構に用いてもよい。(請求項
7) 又、本発明の断続機構は、変速装置の切り換え機構に用
いてもよい。
装置に用いてもよい。
形態に示す板ばねに限らず、コイルばねや円筒ばねなど
限定されるものではない。
ずに別体のものを連結することも可能である。
達系にばね性を有する部材を配置して待ち機構を構成し
たから、コンパクトであり、配置箇所の限定が軽減され
る。
ことによって構造が極めて簡単になり、部品点数と組付
け工数とが大きく低減されると共に、信頼性が向上し、
軽量で、低コストである。
は、車載性が良い。
方に撓むから、待ち機構は連結と連結解除の両方向で機
能する。
の効果を得ると共に、ばね性を有する部材のシフトフォ
−クは、極めて軽量で慣性が小さいから、シフト操作に
対するレスポンスが向上し、シフト操作力のロスが低減
される。
り、部品点数が低減され、低コストになる。
フトロッドへの食い込みとロックとが防止され、機能が
阻害されないと共に、食い込みや摺動による抵抗が発生
しないから、シフト操作力のロスが防止される。
めに、シフトフォ−クのボス部を長くする必要がなく、
大型化と、車載性の低下とが避けられる。
の効果を得ると共に、シフトフォークが簡単な構造とな
り、スペースの低減と軽量化を図ることができる。ま
た、高いばね力を安定して得ることができる。
の効果を得ると共に、シフトフォ−クが撓んだ状態で
も、ばね性を有する部材と被操作部材とのカジリが防止
され、摩耗と耐久性低下とが防止される。
両側に折り曲げ加工する構成は、カジリ防止効果が更に
高い。
の効果を得ると共に、シフトフォ−クの先端に設けたR
部によって、カジリ防止効果が向上し、摩耗と耐久性低
下とが高度に防止される。
の効果を得ると共に、請求項4と同様に、カジリ防止効
果が向上し、摩耗と耐久性低下とが高度に防止される。
ストが安い。
項1乃至請求項6の断続機構を用いたことにより、構造
簡単で、部品点数が少なく、高い耐久性と信頼性とが得
られ、四輪駆動と二輪駆動の切り換え操作に対するレス
ポンスが速い。
項1乃至請求項6の断続機構を用いたことにより、構造
簡単で、部品点数が少なく、高い耐久性と信頼性とが得
られると共に、差動ロックとロック解除の操作に対する
レスポンスが速い。
部を示す図面である。
部を示す図面である。
図である。
ばね:待ち機構) 99 シフトフォ−クの先端部 101 シフトフォ−クの先端部に設けた折り曲げ部 103 R部に形成された折り曲げ片 105 R部に形成された基部 113 一方向の折り曲げ片 115 他方向の折り曲げ片 117 R部に成形された一方向の折り曲げ片 119 R部に成形された他方向の折り曲げ片
Claims (8)
- 【請求項1】 一対の動力伝達部材と、一方の動力伝達
部材と噛み合いながらシフト操作され、他方の動力伝達
部材との噛み合い部で係脱する被操作部材と、 被操作部材にシフト操作力を伝達する待ち機構とを有
し、 被操作部材をシフト操作して各動力伝達部材間の連結と
連結解除とを行う断続機構であって、 待ち機構が、シフト操作力の伝達系に配置されたばね性
を有する部材によって構成され、被操作部材がシフト操
作されると、他方の動力伝達部材と被操作部材との噛み
合い部で位相が合うまで、このばね性を有する部材が撓
んでシフト操作力が蓄えられ、位相が合うと、蓄えられ
たシフト操作力によって噛み合いが行われることを特徴
とする断続機構。 - 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、シフト操
作力の伝達系が、シフト操作力によって移動するシフト
ロッドと、 シフトロッドに固定され、2股の先端で摺動しながら被
操作部材をシフト操作するシフトフォ−クとを備え、 このシフトフォ−クが、ばね性を有することを特徴とす
る断続機構。 - 【請求項3】 請求項2記載の発明であって、シフトフ
ォークがばね性を有する板ばね状に形成されていること
を特徴とする断続機構。 - 【請求項4】 請求項3記載の発明であって、板ばね状
であるシフトフォ−クの先端が、シフト方向の一方に折
り曲げ加工されているか、又は、先端の一部分がシフト
方向の一方に折り曲げ加工され、他の部分がシフト方向
の他方に折り曲げ加工されていることを特徴とする断続
機構。 - 【請求項5】 請求項4記載の発明であって、シフトフ
ォ−ク先端の折り曲げ片に、被操作部材と接触するR部
を設けたことを特徴とする断続機構。 - 【請求項6】 請求項3記載の発明であって、シフトフ
ォ−クの先端が、シフト方向の一方に折り曲げ加工され
ており、折り曲げ加工部付近の基部と折り曲げ片との両
方に、被操作部材と接触するR部を設けたことを特徴と
する断続機構。 - 【請求項7】 エンジンの駆動力によって回転するアウ
タ−ケ−スと、アウタ−ケ−スの内周に相対回転自在に
支承されたインナ−ケ−スと、インナ−ケ−スの回転を
一対の出力側サイドギヤから車輪に分配する差動機構
と、アウタ−ケ−スとインナ−ケ−スとを断続する請求
項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の断続機構とを
備えたことを特徴とするデファレンシャル装置。 - 【請求項8】 エンジンの駆動力によって回転するデフ
ケ−スと、デフケ−スの回転を一対の出力側サイドギヤ
から車輪に分配する差動機構と、その差動回転部材とデ
フケ−スとを断続する請求項1乃至請求項6のいずれか
一項に記載の断続機構とを備えたことを特徴とするデフ
ァレンシャル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35036798A JP4353563B2 (ja) | 1998-12-09 | 1998-12-09 | 断続機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35036798A JP4353563B2 (ja) | 1998-12-09 | 1998-12-09 | 断続機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000170909A true JP2000170909A (ja) | 2000-06-23 |
JP4353563B2 JP4353563B2 (ja) | 2009-10-28 |
Family
ID=18410016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35036798A Expired - Fee Related JP4353563B2 (ja) | 1998-12-09 | 1998-12-09 | 断続機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4353563B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006111672A1 (fr) * | 2005-04-21 | 2006-10-26 | Renault S.A.S. | Synchroniseur de boite de vitesses manuelle avec assistance au crabotage integree |
JP4673320B2 (ja) * | 2004-01-29 | 2011-04-20 | マグナ ドライブトレイン アクツィエン・ゲゼルシャフト ウント コンパニー コマンディート・ゲゼルシャフト | 移動自在なシフトフォーク部及びアクチュエータからなる変速装置 |
-
1998
- 1998-12-09 JP JP35036798A patent/JP4353563B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4673320B2 (ja) * | 2004-01-29 | 2011-04-20 | マグナ ドライブトレイン アクツィエン・ゲゼルシャフト ウント コンパニー コマンディート・ゲゼルシャフト | 移動自在なシフトフォーク部及びアクチュエータからなる変速装置 |
WO2006111672A1 (fr) * | 2005-04-21 | 2006-10-26 | Renault S.A.S. | Synchroniseur de boite de vitesses manuelle avec assistance au crabotage integree |
FR2884881A1 (fr) * | 2005-04-21 | 2006-10-27 | Renault Sas | Synchroniseur de boite de vitesses manuelle avec assistance au crabotage integre |
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---|---|
JP4353563B2 (ja) | 2009-10-28 |
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