JP2000170427A - 引き違いサッシ - Google Patents
引き違いサッシInfo
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- JP2000170427A JP2000170427A JP11089375A JP8937599A JP2000170427A JP 2000170427 A JP2000170427 A JP 2000170427A JP 11089375 A JP11089375 A JP 11089375A JP 8937599 A JP8937599 A JP 8937599A JP 2000170427 A JP2000170427 A JP 2000170427A
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Abstract
可能であり且つ容易に全開可能とすることができる引き
違いサッシを提供すること。 【解決手段】引き違いサッシ1の横枠5が、障子7の移
動方向の途中にストッパ受け11を備え、障子7が、横
框21の内側にストッパ受け11に係合可能に設けたス
トッパ部材29と、ストッパ部材29とストッパ受け1
1との係合を解除する操作部31(49)と、ストッパ
部材29とストッパ受け11との係合を解除した位置で
ストッパ部材29を係止可能な係止手段45とを備える
ことを特徴とする。
Description
関し、特に、障子を所定の開き寸法で止めることができ
る引き違いサッシに関する。
祉関連施設等に使用されているサッシでは、障子を開け
る際に、患者が外に出るのを防止するために、通常は障
子の開き寸法を例えば15cm程度で止めてこれ以上開
かないようにする一方、必要のある場合には、管理者等
が障子を全開するというような場合がある。そのため
に、障子の開き状態を操作できる障子ストップ機構が必
要になる。
実公平5−15022号公報に開示されている技術が公
知である。この公報に開示されている技術では、サッシ
の下枠において、障子が開く範囲の中間位置に、障子に
当接してその移動を阻止するストッパ受けを設け、スト
ッパ受けに係合可能なストッパ部材とこのストッパ部材
に当接して回動を阻止する回動阻止部材とを障子の室外
側に設け、ストッパ受けにストッパ部材を当接させると
ともに、回動阻止部材によりストッパ部材の回動を規制
した構成が開示されている。そして、障子を全開する必
要がある場合には、ストッパ部材とストッパ受けとの係
合を解除するが、この場合には、ストッパ部材を係合位
置から約3/4周(270度)回動させて回動阻止部材
の上にのせて解除状態を保持する構成が開示されてい
る。
た公報に開示の技術では、ストッパの解除状態を保持す
るために利用している回動阻止部材は、障子を開く力に
対抗するため、所定の剛性を必要とするととに、回動阻
止部材を強固に取付ける必要がある。このため、構成が
複雑になるという不都合がある。また、障子を全開する
ときには、ストッパ部材を3/4周回動させなければな
らず、操作しにくいという不都合がある。
り、簡易な構成で、所定の開き寸法で止めることが可能
であり且つ容易に全開可能とすることができる引き違い
サッシの提供を目的とする。
に、請求項1の発明は、引き違いサッシの横枠が、障子
の移動方向の途中にストッパ受けを備え、障子が、横框
の内側にストッパ受けに係合可能に設けたストッパ部材
と、ストッパ部材とストッパ受けとの係合を解除する操
作部と、ストッパ部材とストッパ受けとの係合を解除し
た位置でストッパ部材を係止可能な係止手段とを備える
ことを特徴とする。
部材が横枠側に位置しているときに、障子を開いた場合
に、ストッパ部材が、横枠の途中に固定されたストッパ
受けに当接するので、障子は、所定の開き寸法で止ま
る。一方、障子を全開する必要がある場合には、操作部
の操作によりストッパ部材とストッパ受けとの当接を解
除する。この解除位置で、ストッパ部材は、係止手段に
係止されるので、そのまま解除状態が保持され容易に全
開できる。係止手段はストッパ受けに対して解除状態に
あるストッパ部材を係止するだけであるから、高い剛性
が要求されることなく、且つ構成が簡易である。また、
係止手段は、ストッパ部材がストッパ受けとの当接を解
除した位置で係止するので、係止操作が容易である。
の発明において、操作部を横框の室外側に設け、室外側
からストッパ受けとストッパ部材との係合を解除可能と
したことを特徴とする。
室外側に設けているので、外側からストッパ受けとスト
ッパ部材との当接を解除する解除操作が可能であり、必
要に応じて、室外から障子を全開することができる。
2に記載の発明において、操作部は、ストッパ部材を回
動可能に軸支した支持部と、この支持部の室内側に設け
た鍵穴部とを備え、室内側からキーを用いて支持部を回
動し、ストッパ受けとストッパ部材との係合を解除可能
としたことを特徴とする。
らストッパ受けとストッパ部材との当接の解除操作は、
室内側において、キーを保持している所定の者のみが解
除可能であるから、室内にいる第3者が、障子の開き制
限を解除することを禁止できる。
引き違いサッシを図面を参照して説明する。図1は、第
1実施の形態に係る引き違いサッシ1に取り付けられた
障子ストッパの正面図、図2は障子ストッパが取り付け
られたサッシの横断面図、図3はサッシの縦断面図であ
り、図4及び図5は部品図である。
は、例えば、医療福祉関連施設に取り付けられる2枚戸
の引き違いサッシであり、障子を途中までしか開けない
ことができる障子ストップ機構3を備えている。下枠5
には、障子7が移動する長手方向の途中にストッパ受け
11がビス13により固定されている。
より略板状に作られており、当接部15と傾斜部17を
有している。当接部15には衝撃力を緩衝するために弾
力性を有する材料で作られたクッション材19が貼付ら
れている。このクッション材19は、弾力性を有する材
料、例えば軟質の塩化ビニルで作られている。
ストッパ本体23が複数のビス25により固定されてい
る。ストッパ本体23は、下框21の内壁面に取り付け
た取り付け基部27と、ストッパ部材29とから構成さ
れており、この取り付け基部27に対してストッパ部材
29が回転可能に軸支されている。
に形成されており、コ字状の内側にストッパ部材29が
収納されている。
する棹部35を備えており、全体としてへの字形状に形
成されている。ストッパ部材29の基端部はシリンダ3
3に固定されており、ストッパ部材29は、シリンダ3
3と共に回動するようになっている。ストッパ部材29
の先端部は、自然状態では自重により下枠5側に位置
し、ストッパ受け11の当接部15に突き当たる突き当
て端部37は当接部15の傾斜に合わせて傾斜してお
り、当接部15と突き当て部37とが噛み合うようにな
っている。
内側面に設けられており、室内側から操作キー39(図
6参照)を差し込んで操作するようになっている。
一体に形成された係合部41を備えており、取付け基部
27に固定されている係止バー43に、弾性変形により
把持して、係止可能になっている。係合部41は、円弧
形状の凹みを形成した壁部を備えており、係止バー43
は、この壁部を押し開いて凹みに係合するものである。
本実施の形態では、係合部41と係止バー43とにより
係止手段45が構成されており、簡易な構成で且つスト
ッパ部材29を上方に回動させるだけで容易に係止可能
な構成になっている。
パ部材29が係止された状態では、図1に一点鎖線で示
すように、ストッパ部材29の突き当て部37がストッ
パ受け11よりも上にある位置で保持され、ストッパ部
材29の下がりを防止している。
体に回動し、その先端部には、室外側に操作部摘み49
が設けられている。従って、上述した室内側からの鍵穴
31の操作に加えて、室外側からの操作摘み49の操作
によっても、ストッパ部材29とストッパ受け11との
当接及び解除が可能な構成になっている。
突き当て部37が当接位置にあるか、解除位置にあるか
を表示する表示部51が一体に設けられている。この表
示部は、色のことなる2箇所の着色部57、59を備え
ており、ストッパ部材29の位置に対応して、下框53
に形成された表示孔55に各着色部57、59が位置し
て、色を表示するものである。
る。図1に実線で示すように、ストッパ部材29の突き
当て端部37は自重により下がった位置にあり、この状
態で障子7を位置P1から位置P2にT1方向に沿って
開き寸法L分移動すると、ストッパ部材29の突き当て
端部37がストッパ受け11のクッション材19に当接
して止まり、それ以上障子は開かない。障子の開き寸法
Lは、例えば15cm程度である。この場合に、ストッ
パ部材29の突き当て端部37はストッパ受け11のク
ッション材19に対して傾斜して食い込む。
側にあるので、下框21の外側からは容易に手で触れる
ことができず、ストッパ部材29を指等で外すことは困
難である。
す下方位置にあるときには、表示孔55には第1着色部
57が位置し、ストッパ部材29が係合状態にあること
を表示するので、室内側からストッパ部材29の位置を
用意に把握することができる。
したい場合には、まず、表示孔55を見て、表示孔55
からの色の表示で、ストッパ部材29が下に下がった位
置にあることを確認する。
向に戻して、操作キー39を鍵穴31に差し込み、所定
角度回転することによって、ストッパ部材29の突き当
て部37は、図1の実線で示す位置から一点鎖線で示す
ように、ストッパ受け11の上方の位置に持ち上げる。
これによって、ストッパ受け11とストッパ部材29と
の当接が解除されるとともに、ストッパ部材29に設け
られている係合部41が係止バー43に弾性変形して嵌
まり、ストッパ部材29は、ストッパ受け11との係合
の解除状態が保持される。従って、障子7は移動可能に
なり、障子7を全開できる。
端部37が、ストッパ受け11に対して上方に保持され
た状態のままであるから、常時全開可能な状態にある。
尚、この状態において、表示孔55には、第2着色部が
表示される。
障子7を締めるときには、操作キー39を鍵孔31に差
し込んで、ストッパ部材29の突き当て端部37を下方
に向けて回動するように、操作キー39を回動させる。
すると、係止バー43と係合部41との係合が解除され
るので、ストッパ部材29は、その突き当て端部37が
自重により下方位置するように回動する。
T1方向に移動させて閉めれば、何ら操作することなく
ストッパ部材29はストッパ受け11の傾斜部17の上
を摺動して移動して、ストッパ受け11を越えることが
できる。従って、キー操作をすることなく、障子を閉め
ることができる。ストッパ部材10は、その自重によ
り、図1の実線で示す位置あるので、再び、障子7を開
ける場合には、図1に示す位置P1から位置P2にT1
方向と反対の方向に沿って開き寸法L分移動すると、ス
トッパ部材29の突き当て端部37は、ストッパ受け1
1のクッション材19に当接し、障子7の移動が阻止さ
れる。従って、障子7は途中までしか開かなくなる。
とストッパ部材29との噛み合いを室外側から、解除す
る必要がある場合には、操作キー39の操作とは別に、
室外側にある操作摘み49を操作して、ストッパ受け1
1の突き当て端部37を上方に移動する。これにより、
上述した操作キー39の操作と同様にストッパ部材29
の突き当て端部37がストッパ受け11の上方に位置し
て、両者の噛み合いが解除され、障子7を全開できる。
この場合、同時に、ストッパ部材29の係合部41が係
止バー43に係合して、ストッパ部材29の位置が保持
される。
の他の本実施の形態を説明するが、以下に説明する他の
実施の形態では、上述した実施の形態と同様の作用を奏
する部分には、同一の符号を付することにより、その部
分の詳細な説明を省略し、主に、第1実施の形態と異な
る部分のみを説明する。
ストッパ部材29に設けた棹部35に、操作摘み49を
有していないことが、上述した第1実施の形態と異な
る。従って、この第2実施の形態では、室内側からの操
作キー39の操作のみにより、ストッパ部材29の突き
当て端部37を上下動させ、ストッパ受け11との当接
あるいはその解除が可能な構成になっている。その他の
点は、上述した第1実施の形態と同様な構成である。こ
の第2実施の形態においても、室内側からの操作キー3
9の操作でストッパ部材29の突き当て端部37を上方
に向けて回動したときに、ストッパ部材29に設けた係
合部41と取付け部材27に設けた係止バー43とが係
合して、その位置を保持することができる。
シリンダ33に鍵孔31を備えていない点が上述した第
1実施の形態と異なる。従って、この第3実施の形態で
は、室内側からのキー操作ができず、室外側に設けた操
作摘み49の操作のみにより、室外側から、ストッパ部
材29の突き当て端部37を上下動させ、ストッパ受け
11との係合あるいは解除が可能な構成になっている。
その他の点は、上述した第1実施の形態と同様な構成で
ある。この第3実施の形態においても、室外側からの操
作摘み49の操作で、ストッパ部材29の突き当て端部
37を上方に向けて回動したときに、ストッパ部材29
に設けた係合部41と取付け部材27に設けた係止バー
43とが係合して、その位置を保持することができる。
されず、種々の変形が可能である。
9に設けた係合部41と取付け基部27に設けた係止バ
ー43との係合により係止することに限らず、ストッパ
部材29に係止バーを設け、取付け基部27に係合部4
1を設けてもよい。
け、下框21に係止バー43を設けるものであってもよ
い。
けることに限らず、上枠及び上框に設けてもよい。この
場合、ストッパ部材はスプリング等の付勢手段により上
枠に設けたストッパ受け側に常時付勢される構成にな
る。
ンダ33に鍵穴を設けずに、室内側からの操作は、操作
摘み49のみによるものであってもよい。
パ部材とストッパ受けとの当接を解除した位置でストッ
パ部材を係止可能な係止手段を備えるから、ストッパ部
材の当接解除位置で、ストッパ部材は、係止手段に係止
されるので、そのまま解除状態が保持され、障子を容易
に全開できる。係止手段はストッパ受けに対して解除状
態にあるストッパを係止するだけであるから、高い剛性
が要求されず、且つ構成が簡易である。また、係止手段
は、ストッパ部材をストッパ受けとの当接を解除した位
置で、容易に係止でき、当接の解除操作が容易である。
室外側に設けているので、外側からの当接解除が可能で
あり、必要に応じて、室外から障子を全開することがで
きる。
らストッパ受けとストッパ部材との当接の解除操作をす
る場合には、キーを保持している所定の者のみが解除可
能であるから、室内にいる第3者が、障子を全開にする
ことを禁止できる。
けるストッパ本体とストッパ受けとの関係を示す正面図
である。
る引き違いサッシの横断面図である。
面図である。
けるストッパ本体とストッパ受けとの関係を示す正面図
である。
る引き違いサッシの横断面図である。
けるストッパ本体とストッパ受けとの関係を示す正面図
である。
る引き違いサッシの横断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 引き違いサッシの横枠が、障子の移動方
向の途中にストッパ受けを備え、障子が、横框の内側に
ストッパ受けに係合可能に設けたストッパ部材と、スト
ッパ部材とストッパ受けとの係合を解除する操作部と、
ストッパ部材とストッパ受けとの係合を解除した位置で
ストッパ部材を係止可能な係止手段とを備えることを特
徴とする引き違いサッシ。 - 【請求項2】 操作部を横框の室外側に設け、室外側か
らストッパ受けとストッパ部材との係合を解除可能とし
たことを特徴とする請求項1に記載の引き違いサッシ。 - 【請求項3】 操作部は、ストッパ部材を回動可能に軸
支した支持部と、この支持部の室内側に設けた鍵穴部と
を備え、室内側からキーを用いて支持部を回動し、スト
ッパ受けとストッパ部材との係合を解除可能としたこと
を特徴とする請求項1または2に記載の引き違いサッ
シ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08937599A JP3922503B2 (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 引き違いサッシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08937599A JP3922503B2 (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 引き違いサッシ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000170427A true JP2000170427A (ja) | 2000-06-20 |
JP3922503B2 JP3922503B2 (ja) | 2007-05-30 |
Family
ID=13968952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08937599A Expired - Fee Related JP3922503B2 (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 引き違いサッシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3922503B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5009929B2 (ja) * | 2006-11-06 | 2012-08-29 | アークレイ株式会社 | カートリッジおよび分析システム |
-
1999
- 1999-03-30 JP JP08937599A patent/JP3922503B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5009929B2 (ja) * | 2006-11-06 | 2012-08-29 | アークレイ株式会社 | カートリッジおよび分析システム |
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---|---|
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