JP2003003716A - サッシ窓の施錠装置 - Google Patents

サッシ窓の施錠装置

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JP2003003716A
JP2003003716A JP2001192907A JP2001192907A JP2003003716A JP 2003003716 A JP2003003716 A JP 2003003716A JP 2001192907 A JP2001192907 A JP 2001192907A JP 2001192907 A JP2001192907 A JP 2001192907A JP 2003003716 A JP2003003716 A JP 2003003716A
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Takuya Nishikido
拓也 西木戸
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防犯性が高く、デザイン性に優れたサッシ
窓の施錠装置を提供する。 【解決手段】 内障子(1)の内召合せ框(4)の内部に格
納された錠本体(5)と、外障子(2)の外召合せ框(6)に
設けられた錠受け(7)とからなるサッシ窓の施錠装置
(3)において、施錠・解錠の操作を行う錠本体(5)の操
作部(15)を、前記内召合せ框(4)の窓面と平行な室内側
の面に設けて、屋外側から施錠・解錠の状態を目視困難
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、サッシ窓用の召
合せ框に設ける施錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、サッシ窓の施錠装置は、障子の
召合せ框の表面に取り付けられることが多い。中でもク
レセント錠は、障子の召合せ框の側面に取り付けられる
場合がほとんどであった。
【0003】近年、実開平2−62071号公報などに
開示されているように、クレセント錠の本体を障子の召
合せ框に内蔵することが行われている。このようにする
ことで、施錠・解錠の状態やクレセント錠の位置を屋外
側から判り難くし、防犯性を高めることができる。ま
た、施錠装置が障子の表面から突出しないので、サッシ
をすっきりとしたデザインにすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実開平2−6
2071号公報に開示されているクレセント錠は、内障
子の召合せ框の側面に形成された開口部からクレセント
本体が露出しているため、サッシ窓に近づけば比較的容
易に施錠・解錠の状態を確認することができた。また、
クレセント錠のレバーが屋外側から見える位置に配置さ
れているので、一般的なクレセント錠と同様に、クレセ
ント錠付近の窓ガラスを破って手を差し込めば簡単に解
錠することが可能であった。そのため、より防犯性の高
い施錠装置が求められていた。
【0005】そこで、この発明は、上記不具合を解消
し、防犯性が高く、デザイン性に優れたサッシ窓の施錠
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明のサッシ窓の施錠装置は、内障子の内召合
せ框の内部に格納された錠本体と、外障子の外召合せ框
に設けられた錠受けとからなるサッシ窓の施錠装置であ
って、施錠・解錠の操作を行う錠本体の操作部が、前記
内召合せ框の窓面と平行な室内側の面に設けられて、屋
外側から施錠・解錠の状態が目視困難とされている。ま
た、前記錠受けが、外召合せ框の内部に格納されてい
る。
【0007】具体的には、窓面と平行かつ水平に設けら
れた支軸のまわりを回動する錠本体と、その錠本体の錠
片を係合させる錠受けとからなるクレセント錠であっ
て、前記内召合せ框の窓面と平行な室内側の面に開口部
から露出したその錠本体の操作部を操作することにより
施錠及び解錠が行われる。
【0008】別の具体的手段では、錠本体は、上下に摺
動可能に支持された操作部と、その操作部に基端が連結
されたチェーンとからなり、その操作部を操作すること
によって、チェーンの先端が外召合せ框に設けられた錠
受けのチェーン穴に挿通されて施錠される。また、錠本
体は、ボタン状の操作部とこの操作部に連結するシリン
ダーからなり、その操作部を屋外側に押し込むことによ
って、シリンダーの先端が外召合せ框に形成された錠受
けとしてのシリンダー穴に挿通されて施錠される。さら
に、錠本体は、操作部とこの操作部に連結するシリンダ
ーからなり、錠受けは、支軸によって中央部付近で軸支
された係合部材からなる施錠装置であって、前記操作部
を屋外側に押し込んで係合部材の一端を屋外側に移動さ
せることによって、その係合部材の他端を内召合せ框の
内部に移動させるとともに、その他端に形成された係合
凹部に前記シリンダーの先端を嵌め込んで施錠される。
加えて、錠本体は、屋外側端部に凹部が形成されたボタ
ン部材からなり、このボタン部材を、屋外側に押し込む
ことによって、前記凹部が錠受けの突起部に嵌合して施
錠される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。この発明の第1の実施形態
に係るサッシ窓の施錠装置は、図1乃至3に示すよう
に、サッシ窓の障子(1)(2)に設けられたクレセント錠
(3)であって、内障子(1)の内召合せ框(4)の内部に格
納された錠本体(5)と、外障子(2)の外召合せ框(6)に
設けられた錠受け(7)とからなる。
【0010】内召合せ框(4)には、図1に示すように、
窓面と平行な室内側の面(8)に凹部(9)が形成されてお
り、その凹部(9)の屋外側の面には、屋外側に通じる錠
本体格納部(10)が形成されている。この錠本体格納部(1
0)は、錠本体(5)を格納するための穴で、その錠本体格
納部(10)の内障子ガラス(11)側の側面には、錠本体(5)
を内障子(1)へ取り付けるための台座(12)が一対のビス
(13)(13)によって固定されている。
【0011】台座(12)には、窓面と平行に水平方向に向
けられた支軸(14)が形成されているとともに、この支軸
(14)のまわりを回動可能に錠本体(5)が取り付けられて
いる。錠本体(5)は、施錠・解錠の操作を行う操作部と
してのレバー(15)と、錠受け(7)に係合させるための錠
片(16)からなる。レバー(15)は、屋外側の端部付近が支
軸(14)で軸支された棒状で、その中央部付近から縦断面
略半円弧形の錠片(16)が延出している。
【0012】外召合せ框(6)には、錠受け(7)を格納す
るための錠受け格納部(18)が形成されており、その錠受
け格納部(18)の内障子ガラス(11)側の側面には、錠受け
(7)が一対のビス(19)(19)によって固定されている。錠
受け(7)には、窓面と平行かつ水平の垂直片(20)が設け
られており、その垂直片(20)の先端部には、図1に示す
ように、室内側に向けて水平断面略コ字形に折り曲げら
れた錠受け部(21)が形成されている。
【0013】解錠時においては、図2に示すように、レ
バー(15)と錠片(16)とが、錠本体格納部(10)及び凹所
(9)に納まっている。また、施錠時においても、図3に
示すように、レバー(15)と錠片(16)とが、錠本体格納部
(10)及び凹所(9)に納まっている。したがって、施錠・
解錠の状態が屋外側から目視困難となっており、空き巣
狙いに侵入しようという動機を与えることがない。
【0014】錠受け(7)は、錠受け部(21)が支軸(14)と
ほぼ同じ高さ位置となるように配置されており、レバー
(15)の室内側端部を凹所(9)から室内側に引き出しなが
ら上方に回動させると、錠片(16)が錠本体格納部(10)か
ら屋外側へ突出するようにして回動し、錠受け部(21)に
係合して施錠される。この際、錠片(16)は、先端部(17)
側ほど支軸(14)との距離が長くなるように偏芯する縦断
面略半円弧形となっているので、錠片(16)を施錠の方向
へ回動させるにしたがって、内障子(1)と外障子(2)が
引きつけ合って障子間の隙間(22)が狭くなり気密性を発
揮する。特に、錠本体(5)及び錠受け(7)は、夫々召合
せ框(4)(6)の内部に設けられているため、内召合せ框
(4)の屋外側の面と外召合せ框(6)の室内側の面とが互
いに平行に近い状態で引きつけ合って気密性が高い。
【0015】この発明の第2の実施形態に係るサッシ窓
の施錠装置は、図4及び5に示すように、召合せ框(4)
(6)内に設けられたクレセント錠であって、第1の実施
形態とは、錠本体の操作部の形状が異なっている。な
お、図4及び5において、第1の実施形態と同様の機能
を有する部材については同符号を付してある。
【0016】内召合せ框(4)には、窓面と平行な室内側
の面(8)に開口した第1凹部(24)と、窓面と平行な屋外
側の面(25)に開口した第2凹部(26)とが形成されるとと
もに、それら第1凹部(24)の下面全面と第2凹部(26)の
天井面の一部とが連通している。
【0017】第1凹部(24)には、操作部としての摘み本
体(27)が格納されている。この摘み本体(27)は、垂直方
向に配された板状の部材であって、内召合せ框(4)に上
下に摺動可能な状態で取り付けられている。そして、摘
み本体(27)の上端部付近に形成された室内側に突出する
摘み部(28)によって上下に操作される。
【0018】第2凹部(26)には、錠本体(29)が格納され
ている。この錠本体(29)は、外障子(2)に取り付けた錠
受け(7)に係合させるための錠片(30)と、摘み本体(27)
と連動する連結部(31)とからなる。そして、この連結部
(31)は、摘み本体(27)の下端部と連結部材(32)を介して
連結されている。なお、摘み本体(27)と連結部材(32)、
連結部(31)と連結部材(32)とは、窓面と平行かつ水平な
軸(33)(34)によって夫々回転自在に連結されている。
【0019】上記構成において、摘み(28)が下側に下ろ
された解錠時には、図4に示すように、錠片(30)は第2
凹部(26)内に納まっており、摘み(28)を上方に移動させ
ると、図5に示すように、錠片(30)が第2凹部(26)から
屋外側へと突出し、錠受け部(21)と係合して施錠され
る。
【0020】この発明の第3の実施形態に係るサッシ窓
の施錠装置は、図6乃至8に示すように、召合せ框内
(4)(6)に設けられたクレセント錠であって、第1の実
施形態とは、錠受け(35)及び/又は錠本体(5)の形状が
異なっている。なお、図6乃至8において、第1の実施
形態と同様の機能を有する部材については同符号を付し
てある。
【0021】図6に示すように、錠受け(35)には、窓面
と平行かつ水平に板状の垂直片(36)が形成されており、
その垂直片(36)の先端部付近が錠本体(5)の錠片(16)と
係合する錠受け部(37)となっている。このように垂直片
(36)の先端を折り曲げずに錠受け部(37)を形成している
ので、錠受け(35)の構造をシンプルにすることができ、
加工が容易である。
【0022】さらに、図7に示すように、錠受け格納部
(18)の窓開閉方向に対向する両側面に、夫々前記錠受け
(35)(35)を取り付けて、それら錠受け(35)(35)の錠受け
部(37)(37)間に生じる隙間(38)に、錠本体(5)の一部が
嵌まり込むようにしても良い。このようにすることで、
錠本体(5)の錠片(16)が、錠受け(35)(35)から外れ難く
なり、より強固に施錠することができる。
【0023】加えて、図8に示すように、錠受け格納部
(18)内壁の窓開閉方向に対向する両側面に夫々前記錠受
け(35)(35)を取り付けるとともに、錠本体(5)に窓の開
閉方向に向けられた2枚の錠片(39)(39)を形成し、これ
ら錠片(39)(39)が、夫々左右両側の錠受け(35)(35)の錠
受け部(37)(37)と係合するようにしても良い。このよう
にすることで、錠本体(5)と錠受け(35)(35)とが二箇所
で係合するため、より強固に施錠することができる。
【0024】この発明は、上記実施形態に限定されるも
のではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの
修正及び変更を加え得ることは勿論である。特に、施錠
装置のタイプは、上記クレセント錠タイプに限られず様
々なタイプのものが実施可能である。
【0025】例えば、図9及び10に示すように、施錠
装置をチェーンタイプとすることが考えられる。このタ
イプの場合、内召合せ框(40)には、室内側から屋外側に
向けて縦断面略J字形の錠本体格納部(41)が形成されて
おり、この錠本体格納部(41)に上下に摺動可能に支持さ
れた操作部(42)と、その操作部(42)に基端が連結された
チェーン(43)とからなる錠本体(44)が格納されている。
【0026】また、外召合せ框(45)には、前記チェーン
(43)が差し込まれる錠受けとしての第1チェーン穴(46)
が形成されている。この第1チェーン穴(46)は、室内側
に上下一対の開口部(47)(48)を有する縦断面略C字形の
の縦穴であって、上側の開口部(47)が本体格納部(41)の
屋外側の開口部(49)と対向するようにして配置されてい
る。また、第1チェーン穴(46)の下側の開口部(48)に対
向する開口部(50)を有する第2チェーン穴(51)が内召合
せ框(40)に形成されている。
【0027】そして、操作部(44)の上端部に形成した室
内側に突出する摘み(52)によって、操作部(44)を下げる
ように操作すると、チェーン(43)の先端部が第1チェー
ン穴(46)に導かれ、その第1チェーン穴(46)を通過した
後下側の開口部(48)から突出し、第2チェーン穴(51)に
導かれて施錠される。
【0028】上記チェーンタイプの実施形態において、
図11及び図12に示すように、第1チェーン穴(46)に
予めシリンダー(53)を格納しておき、チェーン(43)をこ
の第1チェーン穴(46)に差し込むとともに、そのチェー
ン(43)によってシリンダー(53)を第2チェーン穴(51)に
押し出し、チェーン(43)とシリンダー(53)とで施錠する
ことも考えられる。このようにすることによって、施錠
・解錠時に操作部(44)を移動させる距離を短くすること
ができる。
【0029】なお、シリンダー(53)には、その両端部に
係止片(54)(55)が形成されているとともに、外召合せ框
(45)のチェーン穴(46)の内壁には、環状の突起部(56)が
形成されている。そして、解錠時には、シリンダー(53)
の上端側の係止片(54)とチェーン穴(46)の突起部(56)と
の間に配置されたバネなどの付勢体(57)によってシリン
ダー(53)は上方に付勢されるとともに、シリンダー(53)
の下端側の係止片(55)が突起部(56)に係止された状態
で、そのチェーン穴(46)内に納まっている。
【0030】また、操作部(44)は、摩擦や磁石などを利
用して任意の高さ位置に配置可能とすることが考えられ
る。
【0031】その他に、図13及び図14に示すよう
に、施錠装置をアンカータイプとすることが考えられ
る。このタイプの場合、内召合せ框(60)に取り付けられ
た錠本体(61)は、バネなどの付勢体(62)により室内側に
付勢されたボタン状の操作部材(63)と、この操作部材(6
3)の屋外側端部に形成された上下一対の連結部(64)(65)
に摺動可能に連結するシリンダー(66)(67)からなる。
【0032】そして、操作部材(63)を屋外側に押し込む
ことによって、それらシリンダー(66)(67)の先端部が、
操作部材(63)の連結部(64)(65)の屋外側端部の傾斜面に
沿って摺動し、外召合せ框(68)に形成された錠受けとし
てのシリンダー穴(69)(69)に挿通されて施錠される。ま
た、解錠時には、操作部材(63)を屋外側に移動させる
と、シリンダー(66)(67)が、連結部(64)(65)の屋外側端
部の斜面に沿って摺動し、シリンダー穴(69)(69)から引
き抜かれる。
【0033】なお、シリンダー(66)(67)は、バネなどの
付勢体及び摩擦や磁石などを利用した係止体によって、
施錠時及び解錠時の状態を保てるようにしてもよい。
【0034】また、図15及び16に示すように、施錠
装置をシーソータイプとすることが考えられる。このタ
イプの場合、内召合せ框(70)に取り付けられた錠本体(7
1)は、操作部(72)とこの操作部(72)に連結するシリンダ
ー(73)からなる。このシリンダー(73)は、内召合せ框(7
0)のシリンダー穴(74)内に格納されており、解錠時にお
いては、図15に示すように、シリンダー穴(74)の室内
側の内壁面に沿ってく字形に折り曲げられた状態となっ
ている。
【0035】外召合せ框(75)には、支軸(76)によって中
央部付近で軸支された係合部材(77)が錠受けとして取り
付けられている。この係合部材(77)は、操作部(72)の屋
外側端部と対向する一方の端部(78)が、バネなどの付勢
体(79)によって室内側に付勢されており、他方の端部(8
0)には、シリンダー(73)の先端部(81)が係合するための
係合凹部(82)が形成されている。
【0036】施錠の際には、操作部(72)を屋外側に押し
込んで係合部材(77)の一方の端部(78)を屋外側に移動さ
せることにより、他方の端部(80)を室内側に移動させ、
係合凹部(82)を内召合せ框(70)の内部に挿入する。この
とき、操作部(72)とシリンダー(73)との連結部分(83)が
屋外側へ移動するのに伴って、このシリンダー(73)の連
結部分(83)付近も屋外側に移動するために、そのシリン
ダー(73)の先端部(81)がシリンダー穴(74)に沿って下方
に移動し、係合部材(77)の係合凹部(82)に嵌まり込んで
施錠される。
【0037】なお、解錠時には、図15に示すように、
係合部材(77)の他方の端部(80)は、外召合せ框(75)に形
成された凸部(84)で係止されるので、一方の端部(78)が
外召合せ框(75)から突出することがない。また、操作部
(72)及びシリンダー(73)は、バネなどの付勢体及び摩擦
や磁石などを利用した係止体によって、施錠時及び解錠
時の状態を任意に保てるようにしてもよい。
【0038】さらに、図17及び18に示すように、ボ
タンタイプとすることが考えられる。このタイプの場
合、内召合せ框(90)に取り付けられた錠本体は、屋外側
端部に凹部(91)が形成されたボタン部材(92)であり、こ
のボタン部材(92)を、屋外側に押し込むことによって、
その凹部(91)が、外召合せ框(93)に取り付けられた錠受
けとしての突起部(94)に係合して施錠される。
【0039】なお、ボタン部材(92)は、バネなどの付勢
体及び摩擦や磁石などを利用した係止体によって、施錠
時及び解錠時の状態を任意に保てるようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明のサッシ窓の施錠装置は、錠本体を内障子の召合せ框
の内部に格納するとともに、錠本体の操作部を、その召
合せ框の室内側面であって窓面と平行な面に設けてい
る。即わち、操作部は屋外から見たときの裏面側にあ
り、この操作部が室内側に大きく突出していない限り、
屋外側から施錠・解錠の状態を確認し難く、また、施錠
装置の位置が判り難いので、空き巣狙いに侵入しようと
いう動機を与えることがない。さらに、ガラス窓を破っ
て侵入しようとした場合ても、操作部分が屋外側からで
は見え難いため、簡単に解錠されることがない。その
上、施錠装置は、召合せ框内に格納されているので、障
子表面に突出部が少なく、サッシ窓をすっきりとしたデ
ザインにできるとともに、施錠装置が窓開閉の邪魔にな
ったりすることがない。
【0041】加えて、召合せ框の内部にクレセント錠が
設けられたタイプとすることで、外召合せ框の室内側の
面と内召合せ框の屋外側の面とが互いに平行に近い状態
で引きつけ合う気密性の高いサッシ窓とすることができ
る。そのため、断熱性や遮音性の高いサッシ窓を提供が
可能である。また、施錠・解錠のための操作部分を、上
下に摺動するタイプとすることで、障子をよりフラット
感のあるデザインとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るクレセントタ
イプの施錠装置を示す一部破断斜視図である。
【図2】その解錠時の状態を示す縦断面である。
【図3】その施錠時の状態を示す縦断面である。
【図4】この発明の第2の実施形態に係るクレセントタ
イプの施錠装置の解錠時の状態を示す縦断面概略図であ
る。
【図5】その施錠時の状態を示す縦断面概略図である。
【図6】この発明の第3の実施形態に係るクレセントタ
イプの施錠装置の施錠途中の状態を示す横断面概略図で
ある。
【図7】同じく、横断面概略図である。
【図8】同じく、横断面概略図である。
【図9】チェーンタイプの施錠装置の解錠時の状態を示
す縦断面概略図である。
【図10】その施錠時の状態を示す縦断面概略図であ
る。
【図11】チェーン穴にシリンダーが格納されているチ
ェーンタイプの施錠装置の解錠時の状態を示す縦断面概
略図である。
【図12】その施錠時の状態を示す縦断面概略図であ
る。
【図13】シリンダータイプの施錠装置の解錠時の状態
を示す縦断面概略図である。
【図14】その施錠時の状態を示す縦断面概略図であ
る。
【図15】シーソータイプの施錠装置の解錠時の状態を
示す縦断面概略図である。
【図16】その施錠時の状態を示す縦断面概略図であ
る。
【図17】ボタンタイプの施錠装置の解錠時の状態を示
す縦断面概略図である。
【図18】その施錠時の状態を示す縦断面概略図であ
る。
【符号の説明】
(1) 内障子 (2) 外障子 (3) 施錠装置 (4) 内召合せ框 (5) 錠本体 (6) 外召合せ框 (7)(35) 錠受け (8) 窓面と平行な室内側面 (14) 支軸 (15) 操作部 (16)(39) 錠片 (43) チェーン (46) チェーン穴 (63) ボタン状の操作部 (66)(67) シリンダー (69) シリンダー穴 (77) 係合部材 (82) 係合凹部 (91) 凹部 (92) ボタン部材 (94) 突起部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内障子の内召合せ框の内部に格納された
    錠本体と、外障子の外召合せ框に設けられた錠受けとか
    らなるサッシ窓の施錠装置であって、施錠・解錠の操作
    を行う錠本体の操作部が、前記内召合せ框の窓面と平行
    な室内側の面に設けられて、屋外側から施錠・解錠の状
    態が目視困難とされていることを特徴とするサッシ窓の
    施錠装置。
  2. 【請求項2】 前記錠受けが、外召合せ框の内部に格納
    されている請求項1記載のサッシ窓の施錠装置。
  3. 【請求項3】 窓面と平行かつ水平に設けられた支軸の
    まわりを回動する錠本体と、その錠本体の錠片を係合さ
    せる錠受けとからなるクレセント錠であって、前記内召
    合せ框の窓面と平行な室内側の面に開口部から露出した
    その錠本体の操作部を操作することにより施錠及び解錠
    が行われる請求項2記載のサッシ窓の施錠装置。
  4. 【請求項4】 錠本体は、上下に摺動可能に支持された
    操作部と、その操作部に基端が連結されたチェーンとか
    らなり、その操作部を操作することによって、チェーン
    の先端部が外召合せ框に設けられた錠受けとしてのチェ
    ーン穴に挿通されて施錠される請求項1又は2記載のサ
    ッシ窓の施錠装置。
  5. 【請求項5】 錠本体は、ボタン状の操作部とこの操作
    部に連結するシリンダーからなり、その操作部を屋外側
    に押し込むことによって、シリンダーの先端が外召合せ
    框に形成された錠受けとしてのシリンダー穴に挿通され
    て施錠される請求項1又は2記載のサッシ窓の施錠装
    置。
  6. 【請求項6】 錠本体は、操作部とこの操作部に連結す
    るシリンダーからなり、錠受けは、支軸によって中央部
    付近で軸支された係合部材からなる施錠装置であって、
    前記操作部を屋外側に押し込んで係合部材の一端を屋外
    側に移動させることによって、その係合部材の他端を内
    召合せ框の内部に移動させるとともに、その他端に形成
    された係合凹部に前記シリンダーの先端を嵌め込んで施
    錠される請求項1又は2記載のサッシ窓の施錠装置。
  7. 【請求項7】 錠本体は、屋外側端部に凹部が形成され
    たボタン部材からなり、このボタン部材を、屋外側に押
    し込むことによって、前記凹部が錠受けの突起部に嵌合
    して施錠される請求項1又は2に記載のサッシ窓の施錠
    装置。
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