JP3919864B2 - 引戸用錠のデッドボルトの出没機構 - Google Patents

引戸用錠のデッドボルトの出没機構 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は引戸用錠のデッドボルトの出没機構に関する。本発明は、例えば特別養護老人ホームや病院などの引戸用錠のデッドボルトの出没機構に適する。
【0002】
【従来の技術】
特別養護老人ホームや病院では、天気の良い日などには、「風を入れたい」という理由で引戸を多少開くような場合がある。このような場合、管理上の観点から、引戸の全閉時はもちろん、所望の通風空間を設定した半開状態(ここでは一般に人の通過が不可能な空間状態:例えば12cmを意味する。)に於いても確実に引戸を施錠状態にする必要がある。
【0003】
そこで、出願人は先願として引戸の全閉時並びに半開時に確実に施錠することができる引戸用錠を幾つか申請している。この引戸用錠は、基本的にはラッチを有する施解錠機構を内蔵し、かつ、戸枠に設けられた錠ケースと、この錠ケースに対向するように引戸の框(例えば上框)に設けられ、かつ、前記ラッチと選択的に係合する複数個のデッドボルトを備える支持箱とから成る。
【0004】
このような構成の引戸用錠は、普通一般に電気錠なので、駆動源としてのソレノイドを通電又は非通電状態にすることにより、ラッチの回転乃至後退動を阻止したり或いは可能にすることができる。したがって、例えばソレノイドを常に非通電状態にした場合に於いては、引戸を全開方向へ開いても、ロック手段としてのラッチは常に回転乃至後退動可能であるから、上記支持箱に必ずしもデッドボルト用の出没機構を内装する必要はないと言える。
【0005】
しかしながら、特別養護老人ホームや病院などに設置される引戸用電気錠は、普通、引戸の全閉時又は半開時であれ、管理上の観点から、ラッチは錠ケースに内装された施解錠機構により常にロックされているので、仮に施解錠機構が施錠状態であっても、緊急時或いは部屋が多数ある場合には、個別的に特定の引戸を簡単に全開したい場合がある。そこで、現在、戸枠に設けられた錠ケースの施解錠機構が施錠状態(ラッチの回転乃至後退動が阻止された状態)であっても、特定の引戸を簡単に全開することができる引戸用錠のデッドボルトの出没機構の出現が要望されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような従来の要望点に鑑み、第1の目的は戸枠に設けられた錠ケースの施解錠機構が施錠状態であっても、特定の引戸を簡単に全開することができる引戸用錠のデッドボルトの出没機構を提供することである。第2の目的は直ちに引戸を全開することができるように、手動式駆動手段を操作すると、複数個のデッドボルトが同期して支持箱内にスムースに後退動することである。第3の目的は出没機構を構成する部品点数を極力少なくし、かつ、同一形態の部材を合理的に組み合わせることにより出没機構が出来上がるようにすることである。第4の目的は出没機構を構成する各部材の組み合わせが容易であることである。加えて第5の目的は、複数個のデッドボルトの突出量を容易に微調整することができることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の引戸用錠のデッドボルトの出没機構は、ラッチを有する施解錠機構Xを内蔵し、かつ、戸枠に設けられた錠ケース7と、この錠ケースに対向するように引戸1の框に設けられ、かつ、前記ラッチと選択的に係合する複数個のデッドボルト3A、3Bを備えると共に、これらのデッドボルト3A、3B用出没機構Yを内装する支持箱4とから成る引戸用錠であり、前記デッドボルトの出没機構Yは、前記支持箱4に配設された手動式駆動手段30と、この手動式駆動手段30を基準に左右に一対設けられた同期アーム40A,40Bとから構成され、前記同期アーム40A,40Bは、手動式駆動手段30に対して斜め下方に位置するように支持箱に設けられた枢軸51に枢支される軸受け部41と、この軸受け部41から手動式駆動手段30の下方へと延び、かつ、可動連結ピン52を介して他方の同期アーム40A(40B)と互いに連結された突起状下端部42と、前記軸受け部41から常時バネ部材8で突出方向に付勢されたデッドボルト3B、(3A)の受け部13に乗っかるように延びる突起状上端部44とから成る。
【0008】
また本発明の引戸用錠のデッドボルトの出没機構は、上記構成に欠くことができない事項が同一であり、前記デッドボルト3A、3Bの突出量を調整することができるように支持箱4A内に設けられ、かつ、この支持箱4Aの少くとも一側壁に回転可能に支持された調整ネジ61と、この調整ネジの回転を介して少くとも一方の同期アーム40B(40A)の外壁面に圧接しながら一方向へ移動し、該同期アームを下方方向へ強制的に押し下る摺動片62とから成るデッドボルト調整手段60を備えていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す本発明の実施の形態を、図1で示すように、引戸1の上端部或いは上框2の支持箱4に出没可能に取付けられた複数個(2個)のデッドボルト3A、3Bと、これらのデッドボルト3A、3Bに対してそれぞれ係脱乃至係合する1個のラッチ90を有する電気錠としての施解錠機構Xを内蔵し、かつ、望ましくは戸枠の上枠5内に設けられた錠ケース7との関係で説明する。
【0010】
まず複数個のデッドボルト3A、3Bについて説明する。デッドボルト3A、3Bは、図1で示すように引戸1側のデッドボルト用支持箱4に所要間隔を有して設けられている。ここで「所要間隔」とは、通風空間用の半開状態を形成するための間を意味する。またデッドボルト3A、3Bは全く同一形態(形状)であり、支持箱4の両端部にそれぞれ左右に一対組み込まれるが、図1及び図2で示すように同一の直線ライン上には位置していないと共に、一方のデッドボルト3Aは他方のデッドボルト3Bに対し、いわゆる反転した状態に配設されている。さらにデッドボルト3A、3Bは、支持箱4内の両端部寄りの部位にそれぞれ縦方向に内装された一対のバネ部材8により常時突出方向に付勢されている。
【0011】
そこで、図1を基準にすると、左右のデッドボルト3A、3Bは、横方向に横設された長箱状の支持箱4に、その下端部3a側が支持箱4に適宜に形成されたガイド部9を介して上下方向にスライド可能に嵌合し、一方、支持箱から突出する上端部3b側が係止手段としてのラッチ90に係脱する。
【0012】
また図3を参照に左右のデッドボルト3B(3A)の形状を詳しく説明すると、デッドボルト3Bの下端部3aには垂直板10が連設し、この垂直板10の一端部には支持箱4の側壁内面4aと摺接するガイド突起11が、一方、垂直板10の他端部には支持箱4の上壁内面4bと当接するストッパー突起12がそれぞれ適宜に形成されている。そして、前記ストッパー突起12には水平方向に延びる同期アーム用受け部13が連設し、この受け部13とストッパー突起12の端面は、全体としてL字型を成している。
【0013】
14はデッドボルト3B(3A)の下端部3aの端面中央部に突起状態に設けられたバネ部材8用の嵌合突起(例えばオネジ)で、この嵌合突起14に対向するように支持箱4の下壁内面4cにもバネ部材8用の支持突起15が設けられている。したがって、デッドボルト3B(3A)は、嵌合突起14及び支持突起15に支持されたバネ部材8を介し、後退した際に多少でも傾倒しないように間接的に支持されている。
【0014】
ところで、本実施例では支持箱4の所定位置に合計2個のデッドボルト3A、3Bがそれぞれ設けられているが、引戸の開放側端部に位置するデッドボルト3Aは、引戸1を半開状態にした時に施解錠機構Xのラッチ90に係止ロックされる第1係合片であり、一方、引戸の開放側端部寄りの部位に位置するデッドボルト3Bは、図1で示すように引戸1を全閉状態にした時に前記ラッチ90に係止ロックされる第2係合片である。
【0015】
ここで、図1を基準にし、便宜上デッドボルト3A、3Bの出没機構Yを内装する支持箱4に符号を付す。20は左側壁、21は右側壁、22は正面側の前壁、23は背面側の後壁、24は上壁、25は底壁である。前記上壁24には、前述したようにデッドボルト3A、3Bをそれぞれ揺れないように案内する複数個のガイド部9が垂直状態に設けられていると共に、該上壁24の上面にはフロント板26が重ねて設けられている。
【0016】
次にデッドボルト3A、3Bの出没機構Yについて説明する。この出没機構Yは、基本的には支持箱4の中央部に配設された手動式駆動手段30と、この手動式駆動手段30を中心(基準)に左右に一対設けられた同期アーム40A,40Bと、これらの同期アームをそれぞれ一方向に付勢する左右一対の付勢バネ50とから構成されている。そして、本実施例では前記同期アーム40A、40Bは、左右のデッドボルト3A、3Bと同様に同一形態であり、かつ、一方の同期アーム40Aは他方の同期アーム40Bに対し、いわゆる反転した状態で対称的に配設されている。
【0017】
しかして、まず手動式駆動手段30は、色々な構造体のもの、例えば鍵機構を有するタンブラーシリンダー錠(ダルマ)、摘みを有するサムターンなどが考えられるが、少なくとも支持箱4内の中央部に固定的に設けられたガイド筒31と、このガイド筒に回動可能に設けられ、かつ、左右の同期アーム40A、40Bにそれぞれ当接する駆動片32とを備えていることが必要である。そこで、本実施例の前記駆動片32は、ガイド筒31に嵌合し、かつ、図示しないキー操作によって回動するシリンダー部32aと、このシリンダー部32aに設けられ、かつ、ガイド筒31から支持箱4の上壁24方向に突出する垂直板状の駆動部32bとから成る。
【0018】
次に左右の同期アーム40A、40Bを、図4及び図5を参照に説明する。これらの図面を基準にすると、同期アーム40B(40A)は、駆動片32に対して斜め下方に位置するように支持箱4の前壁22及び後壁23に横設軸架された枢軸51に枢支される円筒状軸受け部41と、この円筒状軸受け部41から手動式駆動手段30のガイド筒31の下方へと延び、かつ、可動連結ピン52を介して他方の同期アーム40A(40B)と互い違いに連結される突起状下端部42と、円筒状軸受け部41からデッドボルト3B、(3A)の受け部13に乗っかるように指先状に延び、かつ、適宜箇所に支持箱4の前壁22又は後壁23に設けられたガイドピン53と係合する弧状ガイド部(長孔、長溝等)43を有する突起状上端部44とから成る。したがって、同期アーム40B(40A)は、枢軸51を基準にすると、ある意味では全体としてクランク形状の一変形例を成している。
【0019】
しかして、同期アーム40B(40A)の突起状上端部44の基端部(上端のコーナー部)には、駆動片32の駆動部32bと当接する突片受け部45が角度方向(前壁22又は後壁23と直交する方向)に設けられている。また前記突起状上端部44の上辺には支持箱4の上壁内面4aに当接する小突起部46が設けられている。そして、前述した付勢バネ50の中心部は前記円筒状軸受け部41に巻装され、その一端部50aは突片受け部45に、一方、その他端部50bは支持箱4の下壁内面4cに圧接している。
【0020】
次に図6及び図7を参照に出没機構Yの作用について説明する。図6で示すように左右のデッドボルト3A、3Bの上端部3aが支持箱4の上壁24から突出している場合には、各デッドボルト3A、3Bの小突起部46は支持箱4の上壁内面4bに当接し、突起状上端部44は水平状態に成っている。
【0021】
そこで、今仮に引戸1を全開するために、左右のデッドボルト3A、3Bを支持箱4内に後退させたいと望む場合には、手動式駆動手段30を構成する駆動片32のシリンダー部32aにキーを差し込み、例えば駆動片32を時計方向へ回転する。
【0022】
そうすると、駆動片32の駆動部32bが一方の同期アーム40Bの突片受け部45を押し付け、同期アーム40Bは付勢バネ50のバネ力に抗して枢軸51を支点に駆動片32と同方向に回転する。この時同期アーム40Bは、その弧状ガイド部43並びにガイドピン53を介して回転する。
【0023】
しかして、一方の同期アーム40Bが時計方向へ回転すると、他方の同期アーム40Aはその突起状下端部42が可動連結ピン52を介して互いに連結されているため、枢軸51を支点に同期的に反時計方向に回転する。
【0024】
その結果、図7で示すように左右のデッドボルト3A、3Bは、支持箱4のガイド部9に案内されながら、かつ、バネ部材8のバネ力に抗して支持箱4内へと後退する。
【0025】
【実施例】
次に第1実施例と特定の関係にある第2実施例について説明する。なお、第2実施例の説明にあたって、前記第1実施例と同一の部分には、同一又は同様の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0026】
図8乃至図12に示す第2実施例は、第1実施例の必須要件の主要部が同一である。そして、出没機構Y1は左右のデッドボルト3A、3B(便宜上第1実施例と同一の符号にする。)の突出量を微調整することができるデッドボルト調整手段60を備える点に特徴がある。そこで、特にデッドボルト調整手段60について説明する。デッドボルト調整手段60は、左右の同期アーム40A、40Bに対してそれぞれ設けても良いが、第2実施例では一方の同期アーム40Bに対してのみ設けられている。
【0027】
このデッドボルト調整手段60の基本的な構成部材は、支持箱4Aの少くとも一側壁(前壁又は後壁)に回転可能に支持された調整ネジ61と、この調整ネジ61の回転を介して同期アーム40Bの外壁面に圧接しながら一方向へ移動し、該同期アーム40Bを下方方向へ強制的に押し下る摺動片62とから成る。
【0028】
しかして、符号4Aは出没機構Y1を内装する支持箱、22Aは支持箱4Aの前壁で、この前壁22AにはドライバーD用の挿入孔63が形成されている。一方、23Aは支持箱4Aの後壁で、この後壁23Aには前記挿入孔63と対向するように貫通状態の調整ネジ61用支持孔(この実施例ではメネジ孔)64が形成されている。
【0029】
次に符号62は同期アーム40Bの突起状上端部44Aの外壁面に対向するように貫通孔65を介して調整ネジ61に支持された摺動片である。この摺動片62は端面L字型でも良いが、この実施例ではやや端面コ字型に形成されている。
【0030】
すなわち、摺動片62は単なる貫通孔65(実施例によっては調整ネジ61と螺合するメネジ孔であっても良い。)を有する垂直部62aと、この垂直壁62aの上端縁から直交方向に延び、かつ、支持箱4Aの上壁内面4bに摺接可能な水平ガイド部62bと、この水平ガイド部62bに対向するように前記垂直壁62aの下端縁から斜め下方或いは水平方向に延び、かつ、同期アーム40Bの突起状上端部44Aの適宜箇所に一体的に設けられたテーパー状受け部66と摺接する圧接部62cとから成る。
【0031】
次に符号67は同期アーム40Bの突起状上端部44Aの弧状ガイド部43Aと連通する調整ネジ61用長孔で、この調整ネジ61用長孔67は枢軸51Aの同心円状に適宜形成されている。
【0032】
上記構成に於いては、ドライバーD用の挿入孔63にドライバーDを差し込み、調整ネジ61を回転すると、摺動片62は後壁23Aの支持孔64に先端部が螺合する調整ネジ61の頭部61aを介し、その垂直部62aが同期アーム40Bの突起状上端部44Aの外壁面側へと接近する。その際摺動片62の圧接部62cが同期アーム40Bのテーパー状受け部66の外壁面を押し付け状態でスライドしながらそのテーパーを拾う。
【0033】
その結果、図11で示すように同期アーム40Bはデッドボルト調整手段60により、付勢バネ50Aのバネ力に抗して下降する。そして、同期アーム40Bが調整ネジ61の微調整により昇降動すると、これに連動して左右のデッドボルト3A、3Bも出没する。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙するような効果がある。
(1)戸枠に設けられた錠ケースの施解錠機構が施錠状態であっても、所望する時には個別的に特定の引戸を簡単に全開することができる。
(2)手動式駆動手段を操作すると、複数個のデッドボルトが同期して支持箱内にスムースに後退動する。したがって、直ちに引戸を全開することができる。
(3)出没機構を構成する部品点数が少ない。また同一形態の部材を合理的に組み合わせることにより出没機構が出来上がるので、安価に製作することができる。
(4)各部材の組み合わせが容易である。また各部材を合理的(例えば反転状態、互い違い等)に組み合わせているので、支持箱のコンパクト化を図ることができる。
(5)加えて、調整ネジ及び摺動片を構成要件とするデッドボルト調整手段が設けられているので、複数個のデッドボルトの突出量を容易に微調整することができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図7は本発明の実施の形態を説明するための第1実施例に基づく各説明図。図8及び図12は本発明の第2実施例を示す各説明図である。
【図1】引戸の全閉状態に於いて、正面から見た場合の引戸錠の全体的な概略説明図。
【図2】デッドボルト用の出没機構を内装した支持箱の概略説明図。
【図3】要部(デッドボルト)の斜視図。
【図4】要部(同期アーム)の斜視図。
【図5】要部(同期アーム)の正面図。
【図6】出没機構の概略説明図(デッドボルトが突出している状態)。
【図7】出没機構の概略説明図(デッドボルトが同期的に後退している状態)。
【図8】図1と同様の概略説明図。
【図9】主要部の分解斜視図。
【図10】要部(同期アーム)の正面図。
【図11】デッドボルトを微調整した時の概略説明図。
【図12】要部(デッドボルト調整手段)の概略説明図。
【符号の説明】
1…引戸、2…上框、3A、3B…デッドボルト、4、4A…支持箱、X…施解錠機構、7…錠ケース、10…垂直板、11…ガイド突起、13…同期アーム、20…左側壁、21…右側壁、22、22A…前壁、23、23A…後壁、30…手動式駆動手段、31…ガイド筒、32…駆動片、32a…シリンダー部、32b…駆動部、40A、40B…同期アーム、41…円筒状軸受け部、42…突起状下端部、43,43A…ガイド部、44,44A…突起状上端部、50、50A…付勢バネ、51、51A…枢軸、52…可動連結ピン、53…ガイドピン、90…ラッチ。

Claims (6)

  1. ラッチを有する施解錠機構Xを内蔵し、かつ、戸枠に設けられた錠ケース7と、この錠ケースに対向するように引戸1の框に設けられ、かつ、前記ラッチと選択的に係合する複数個のデッドボルト3A、3Bを備えると共に、これらのデッドボルト3A、3B用出没機構Yを内装する支持箱4とから成る引戸用錠であり、前記デッドボルトの出没機構Yは、前記支持箱4に配設された手動式駆動手段30と、この手動式駆動手段30を基準に左右に一対設けられた同期アーム40A,40Bとから構成され、前記同期アーム40A,40Bは、手動式駆動手段30に対して斜め下方に位置するように支持箱に設けられた枢軸51に枢支される軸受け部41と、この軸受け部41から手動式駆動手段30の下方へと延び、かつ、可動連結ピン52を介して他方の同期アーム40A(40B)と互いに連結された突起状下端部42と、前記軸受け部41から常時バネ部材8で突出方向に付勢されたデッドボルト3B、(3A)の受け部13に乗っかるように延びる突起状上端部44とから成る引戸用錠のデッドボルトの出没機構。
  2. 請求項1に於いて、同期アーム40A、40Bは、略同一形態であり、かつ、一方の同期アーム40Aは他方の同期アーム40Bに対し、反転した状態で対称的に配設されていることを特徴とする引戸用錠のデッドボルトの出没機構。
  3. 請求項1に於いて、引戸の開放側端部に位置するデッドボルト3Aは、引戸1を半開状態にした時に施解錠機構Xのラッチ90に係止ロックされる第1係合片であり、一方、引戸の開放側端部寄りの部位に位置するデッドボルト3Bは、引戸1を全閉状態にした時に前記ラッチ90に係止ロックされる第2係合片であることを特徴とする引戸用錠のデッドボルトの出没機構。
  4. 請求項1に於いて、デッドボルトの下端部3aには垂直板10が連設し、この垂直板10の一端部には支持箱4の側壁内面4aと摺接するガイド突起11が、一方、垂直板10の他端部には支持箱4の上壁内面4bと当接するストッパー突起12がそれぞれ形成され、前記ストッパー突起12には水平方向に延びる同期アーム用受け部13が連設していることを特徴とする引戸用錠のデッドボルトの出没機構。
  5. ラッチを有する施解錠機構Xを内蔵し、かつ、戸枠に設けられた錠ケース7と、この錠ケースに対向するように引戸1の框に設けられ、かつ、前記ラッチと選択的に係合する複数個のデッドボルト3A、3Bを備えると共に、これらのデッドボルト3A、3B用出没機構Y1を内装する支持箱4Aとから成る引戸用錠であり、前記デッドボルトの出没機構Y1は、前記支持箱4Aに配設された手動式駆動手段30と、この手動式駆動手段30を基準に左右に一対設けられた同期アーム40A,40Bとから構成され、前記同期アーム40A,40Bは、手動式駆動手段30に対して斜め下方に位置するように支持箱に設けられた枢軸51Aに枢支される軸受け部41と、この軸受け部41から手動式駆動手段30の下方へと延び、かつ、可動連結ピン52を介して他方の同期アーム40A(40B)と互いに連結された突起状下端部42と、前記軸受け部41からデッドボルト3B、(3A)の受け部13に乗っかるように延びる突起状上端部44Aと、前記デッドボルト3A、3Bの突出量を調整することができるように支持箱4A内に設けられ、かつ、この支持箱4Aの少くとも一側壁に回転可能に支持された調整ネジ61及びこの調整ネジの回転を介して少くとも一方の同期アーム40B(40A)の外壁面に圧接しながら一方向へ移動し、該同期アームを下方方向へ強制的に押し下る摺動片62とを備えるデッドボルト調整手段60とから成る引戸用錠のデッドボルトの出没機構。
  6. 請求項5に於いて、左右の同期アーム40A,40Bは、左右一対の付勢バネ50Aを介してそれぞれ一方向に付勢されていることを特徴とする引戸用錠のデッドボルトの出没機構。
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