JP3197196B2 - 引戸用簡易施錠装置 - Google Patents

引戸用簡易施錠装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的】
【0001】この発明は、主として和風住宅に採用され
る襖やガラス戸等といった引戸の建具と戸枠との間に取
着される簡易施錠装置に関するものであり、内外または
その何れか一方側から簡単に解施錠操作が可能であっ
て、子供やペット等には操作できない高さ位置に取着、
使用することにより、未だ判断力に欠ける幼児や開け癖
の付いているペット等が、勝手に建具を開け放して出入
りして不都合を来してしまうことがないよう機能する新
規な構造からなる引戸用簡易施錠装置を提供しようとす
るものである。
【0002】
【従来の技術】我が国の伝統的な住宅形式である和風住
宅は勿論のこと、洒落た外観で気密性の高い住宅として
我が国でも定着した感のあるプレファブ住宅等でも、そ
の出入り口の建具として、襖やガラス戸等、多くの引違
い戸や片引戸等の引戸が好んで採用される。
【0003】この引戸は、洋風建築で主流をなすヒンジ
で回動するドアとは、その開閉を阻止する機構の点で大
きな違いがある。即ち、ドアは、開閉操作の為のノブが
設けられた構造を有していて、そのノブを回動操作しな
い限り、ロック状態が解除されることはなく、子供、特
に幼児や、愛玩用の犬、猫であって、開け癖のついてい
るペットにとっては、ノブの操作は殆ど不可能であり、
自由な出入りが効果的に抑制される。これに対し、引違
い戸等の引戸は、風等に煽られて不用意に開閉する虞が
ないことや、民族的な生活習慣の違い等もあって、必要
最小限の箇所の引戸、例えば玄関や勝手口、窓等といっ
た防犯上で必要な箇所の引戸に、クレセントで代表され
る主として内側だけから操作可能な防犯錠が採用される
に止まっていて、建具の開け閉て時に自動的にロックさ
れる構造とはなっていない。
【0004】そのため、この引戸において、未だ判断力
の無い子供や、ペット等が、引戸を備えた部屋から不要
に室外に出たり、又は室内に入ることを防止するために
は、子供やペットの手の届かないところに鍵を取り付け
ることが必要となる。
【0005】従来は、そのための一つの手段として、図
9に示される打掛と称される形式の簡易な構造の鍵が採
用されてきた。この鍵は、例えば、建具1の進退方向の
先端部の側壁に取り付けられた打掛腕2と、戸枠3側に
設けられた固定鈎4とを備え、打掛腕2には、建具1に
取り付けられる打掛ベース5と、この打掛ベース5に対
して水平方向に立設された支軸6とが形成され、その基
端が、前記支軸6に枢着されて遊端側が支軸6を中心に
回転自在に取り付けられている。そして、この打掛腕2
の遊端外側面には、支軸6に平行な係合軸7が立設され
ていて、前記固定鈎4に設けられた係合鈎8に係合する
如く構成されている。
【0006】一方、固定鈎4は、戸枠3に取り付けられ
る固定鈎ベース9と、打掛腕2が上方から係合され、且
つ、係合軸7が建具のスライド方向に係合する係合鈎8
とを備え、該係合鈎8は、上方に開口するU字形状を成
していて、時計回りに回動した打掛腕2が係合されるよ
うになっている。
【0007】この打掛型の鍵は、建具1の室内側又は室
外側の何れか一方に設けられるものであり、施錠操作お
よび解錠操作共、鍵の設けられた側のみで行うものであ
る。つまり、内側か又は外側の何れか一方に専用の鍵を
設けているので、内側と外側の双方から操作する場合に
は、2つの鍵を夫々内と外に設ける必要がある上、外側
で施錠した鍵は、内側から解錠することができないとい
う不都合が生ずるものであった。
【0008】また、引戸に設けることが可能な他の構造
の簡易鍵としては、図10に示されるような、煽り止と
称される鍵も採用されてきた。この鍵は、頭部に環部を
備えた木ねじ10,11を建具1と戸枠3との同じ高さ
位置に取り付け、一方の、例えば建具1側の木ねじ10
の環部には、係合腕12の一方端に設けた環部を離脱不
能に連結状となすと共に、他方の戸枠3側の木ねじ11
の環部は水平状態となるように配し上、係合腕12の他
端に形成されているフック部を、当該他方の戸枠3側の
木ねじ11の環部の上方から掛けて施錠するようにした
ものであったが、この形式の従前までの鍵においても、
図9に示される前述の打掛型の鍵同様に、建具の内と外
の何れか一方からだけしか開閉操作ができない構造のも
のであっため、例えば、外から施錠した鍵を内側から操
作するといった操作が不可能であった。
【0009】以上のように、従来より市販されている引
戸に用いることのできる簡易構造の施錠装置は、何れ
も、その施錠操作が、取り付け側からのみと規制される
ものであって、反対側からの操作を不可能とするもので
あったことから、本願発明者は、上記のような既存製品
の不都合に着眼し、部屋の内、外から解施錠の操作が可
能となる引戸用簡易施錠装置の研究開発に着手すること
となったが、この引戸の場合には、その建具1と戸枠3
との間に、ドアのノブのような開閉装置を取り付けるこ
とが基本的に不可能であること、また、仮にドアノブに
相当するような構造のものが実現されたとしても、一般
人が簡単に取り付けるものとはなり難いこと等といった
技術的課題が残されてしまって、実用性に欠けてしまう
ことから、それらの技術的思想に左右されない新たな手
段からなる簡易な構造の施錠装置の開発が必要となり、
遂に、この発明では、上記した従前までのものでは解決
し得なかった課題を見事に解決可能とする、以下で詳述
するとおりの構成からなる簡易構造の引戸用簡易施錠装
置を実現化することに成功したものであり、その構成
を、図面に示すこの発明を代表する幾つかの実施例と共
に、逐次説示していくこととする。
【0010】
【発明の構成】図面に示すこの発明を代表する実施例か
らも明確に理解されるように、この発明の引戸用簡易施
錠装置は、基本的に次のような構成から成り立ってい
る。即ち、戸枠縦框に取着する薄平板製の戸枠側ベース
と、戸枠内で左右に進退在とする建具の前記戸枠側ベー
スに対峙した箇所の引戸端面に取着する薄平板製の引戸
側ベースとを有し、戸枠側ベースあるいは引戸側ベース
の何れか一方には、そのベース面に沿ったスライド移動
で、引戸側ベースあるいは戸枠側ベースの何れか他方に
噛合および抜け出して引戸側ベースと戸枠側ベースとを
連結および離脱させる薄平板製の操作片併設の薄板状の
鉤駒が組み込まれ、引戸側ベースあるいは戸枠側ベース
の何れか他方には、戸枠側ベースあるいは引戸側ベース
の何れか一方に組み込んだ上記鉤駒を噛合および抜け出
させる薄板状の係合部が形成されたものとなし、鉤駒に
併設された操作片が、閉鎖状とした建具と戸枠とによっ
て仕切られた部屋の内、外から操作可能な構造に形成さ
れると共に、該操作片の作動で、鉤駒を係合部へ噛合お
よび抜け出し可能としてなる建具用簡易施錠装置であ
る。
【0011】また、上記のとおりの基本的な構成からな
るこの発明の引戸用簡易施錠装置は、より具体的には、
戸枠縦框に取着する薄平板製の戸枠側ベースと、戸枠内
で左右に進退自在とする建具の前記戸枠側ベースに対峙
した箇所の建具端面に取着する薄平板製の建具側ベース
とを有し、建具側ベースには、そのベース面に沿ったス
ライド移動で、戸枠側ベースに噛合および抜け出して建
具側ベースと戸枠側ベースとを連結および離脱させる薄
平板製の操作片併設の薄板状の鉤駒が組み込まれ、戸枠
側ベースには、建具側ベースに組み込んだ上記鉤駒を噛
合および抜け出させる薄板状の係合部が形成されたもの
となし、鉤駒に一体形成された操作片が、閉鎖状とした
建具と戸枠との間で、建具の厚み方向両側に突出状に形
成されると共に、該操作片の上下作動で、鉤駒を係合部
へ噛合および抜け出し可能に形成されてなる引戸用簡易
施錠装置としてその構成を示すことができる。
【0012】更にまた、戸枠縦框に取着する薄板製の戸
枠側ベースと、戸枠内で左右に進退自在とする建具の前
記戸枠側ベースに対峙した箇所の建具端面に取着する薄
板製の建具側ベースとを有し、建具側ベースには、その
ベース面に沿ったスライド移動で、戸枠側ベースに噛合
および抜け出して建具側ベースと戸枠側ベースとを連結
および離脱させる薄板製の操作片併設の薄板状の鉤駒が
組み込まれ、戸枠側ベースには、建具側ベースに組み込
んだ上記鉤駒を噛合および抜出させる薄板状の係合部が
形成されたものとなし、操作片が、鉤駒の薄板状の駒部
を上下動可能とするに板状カムとして鉤駒に組み込ま
れ、且つ閉鎖状とした建具と戸枠との間で、建具の厚み
方向両側に突出状に形成されると共に、該操作片の水平
作動で、鉤駒を係合部へ噛合および抜け出し可能に形成
されてなる引戸用簡易施錠装置として示される構成のも
のも、上記した基本的な構成の引戸用簡易施錠装置に包
含されている。
【0013】この発明の引戸用簡易施錠装置は、戸枠側
ベースおよび建具側ベースを有していて、何れか一方の
側のベースには操作片併設の鉤駒が、そして、他方の側
のベースには、上記鉤駒を噛合および抜出させる係合部
が夫々形成され、鉤駒を係合部へ噛合および抜け出し可
能にすることによって室内、外から解施錠できる構造に
形成され、その施錠段階では、戸枠縦框と、該戸枠縦框
に相対することとなる建具の進退方向の端面とが、極力
近接して相対峙状となる構造を実現し、両者間の隙間か
ら、幼児は固のこと、小型のペットに至るまで、抜け出
すことができないようにしなければならないことと、防
犯上、室内、外から一目で隙間のあることが判別できて
目立ってしまわないようにすること、あるいは、玄関や
縁側等の引戸のようにクレセント施錠等の施錠装置を有
する引戸で、施錠装置の使用に支障を来さないようにす
ること等の必要性から、戸枠側ベースとそれに付随する
機構部(操作片併設の鉤駒か係合部)、および建具側ベ
ースとそれに付随する機構部(係合部か操作片併設の鉤
駒)共、可能な限り薄厚構造のものに形成されるように
しなければならず、この目的を達成するために強度ある
薄鋼板、例えばステンレス鋼板や、強化プラスチックス
等の適宜素材を単独、あるいは適宜組み合わせたものと
して形成されるようにする。
【0014】また、戸枠側ベースまたは建具側ベースの
何れか一方に組み込まれる操作片併設の鉤駒と、戸枠側
ベースまたは建具側ベースの何れか他方に組み込まれる
係合部とは、互いに噛合および抜け出し関係を実現する
機構部となって、解施錠の主要部を構成することから、
噛合、抜け出しの関係が円滑に移行でき、しかも、噛合
段階(施錠段階)には、その施錠構造が確実に達成され
るようにする形状、構造、ならびに部材強度、構造強度
等が吟味、検討され、後述の実施例に代表されるような
もの、あるいは既に公知となっているもの等の中から最
適なものに選択、決定されるようにしなければならな
い。
【0015】鉤駒に併設される操作片は、建具の厚さ方
向両側に突出状となる構造の平板状あるいは棒状のもの
であって、鉤駒を移動させ、該鉤駒を係合部に対し、噛
合および抜け出させる機能を果たすこととなるが、必要
に応じ、噛合あるいは抜け出し操作の何れか一方の操作
段階においてのみ、その操作機能を果たすものとし、他
方の操作、即ち、鉤駒の抜け出し操作を操作片が分担す
るようにしたとすれば、鉤駒の係合部への噛合作動は、
操作片を人が操作しなくとも、自動的に噛合状態が実現
されるような自動噛合機構、例えばスプリングやゴム片
等といった弾性復元機構を鉤駒(併設される操作片を含
む)に組み込んで、常時、鉤駒が係合部への噛合側に位
置するようにする一方、係合部の形状、構造を傾斜面や
傾斜溝、あるいは一方側だけへの転倒および復元可能な
構造等によるものとなし、鉤駒が係合部へ当接状となる
と、前記係合部の形状、構造によって鉤駒が弾性復元機
構に抗して移動し、自動的に係合部との噛合関係を実現
するようにした機構等の組み込まれたものとすることも
勿論可能である。
【0016】なお、この発明の引戸用簡易施錠装置は、
基本的に建具とその枠体縦框とへ、後付けする構成から
なるものとして形成されることを前提としているが、既
成の量産建具等には、この発明が包含する技術的思想
を、予めその製造段階で組み込み、住宅等へ建具を取り
付ければ、この発明の引戸用簡易施錠装置の使用が可能
になるようにしたケースの施錠装置も当然包含されてい
る。以下、図面に示す各実施例について、順次詳述する
ことにより、この発明に包含される引戸用簡易施錠装置
の構成が、より具体的且つ明確に把握できるようにする
こととする。
【0017】
【実施例1】まず、図1の分解した状態を示す斜視図、
図2の引戸に装着した状態を示す斜視図、図3の閉鎖状
態にある正面図、および図4の解錠操作状態にある正面
図に示されている事例は、この発明の最も代表的な構成
から成るものである。引戸用簡易施錠装置15は、図1
および図2の全体斜視図が示すとおり、戸枠3内に進退
自在に設けられ部屋を内側と外側に仕切る建具1の進退
方向の端面に設けられた建具側ベース16と、この建具
側ベース16に対峙する戸枠縦框3aに設けられた戸枠
側ベース17とを備えている。
【0018】建具側ベース16は、矩形板状に形成され
た金属プレートからなるものとし建具1の端面に対して
平行に装着され、上下に穿設された取付孔18,19を
備えていて、後述する木ねじ20,21によって建具1
に取り付けられる。また、この建具側ベース16の戸枠
縦框3aに対峙する側面には、片持ち板ばね22がリベ
ット止めされることによって取り付けられている。建具
側ベース16の戸枠縦框3aに対峙する側面には、上部
ガイド24と下部ガイド25とを備えたガイドプレート
23が積層状態に取り付けられ、2つのガイド24,2
5は、共にプレート状の金属または合成樹脂等から構成
されている。
【0019】上部ガイド24は、上縁および左右縁の輪
郭が建具側ベース16の輪郭に一致するように形成され
ると共に、取付孔18に対応する取付孔26が同心状に
穿設される一方、上部ガイド24の下側縁27は、左右
端部に下向きに突出する規制角28,29が設けられて
おり、その中央部は、上側に向かって湾曲する如く切り
欠かれて切り欠き部30に形成され、該切り欠き部30
には、水平方向に掛け渡してその両端が上部ガイド24
に夫々取り付けられた弾性付勢手段である板ばね31が
設けられている。なお、前述した規制角28,29と板
ばね31との作用については後述することとする。
【0020】下部ガイド25は、矩形板状を成し、その
下縁および左右縁の輪郭が建具側ベース16の輪郭に一
致するように形成されると共に、取り付け孔19に対応
する取付孔32が同心状に穿設されている。また、この
下部ガイド25の上側縁33は、水平な縁部を備えてお
り、前記上部ガイド24の下側縁27との間に所定間隔
をもって配置される。下部ガイド25の中央部には、そ
の厚み方向に貫通する四角形状のガイド枠34を備えて
おり、ガイド枠34の下側一側には水平方向のレール溝
35が連通状態に形成されると共に、該レール溝35に
は、閉鎖止め駒36が水平方向にスライド自在に挿着さ
れる。
【0021】ガイド枠34には、鈎駒37が上下方向に
スライド自在に挿入されている。この鈎駒37は、プレ
ス加工等による金属プレートによって形成され、その左
右の縁部が複数回折り返されることによって剛性を確保
したものにすると共に、ガイド枠34に接して摺動状態
で案内される案内縁38,39を構成するようにしたも
のに形成されている。なお、鈎駒37の中、案内縁3
8,39の部分のみがガイド枠34内に挿入されるよう
にし、他の部分はガイド枠34の厚み方向の戸枠縦框3
a側に突出した状態とする。そして、建具側ベース16
に設けられた片持ち板ばね22は、鈎駒37の案内縁3
8の内側位置を戸枠縦框3a側に向けて押圧する構造と
する。
【0022】また、鈎駒37の案内縁38,39の間に
位置する中央部には、矩形孔40が穿設されると共に、
その矩形孔40の上側の内縁部には戸枠縦框3a側に突
出され、さらに先端側に下向きの爪を備えてなる移動側
係合片41が形成されてなるものとする。鈎駒37の上
部中央には、延長片42が上方に延長されて設けられ、
その延長片42の上端は、前記板ばね31を備えた上部
ガイド24の下側縁27と下部ガイド25の上側縁33
との間に位置するごとく延長されており、ガイドプレー
ト23の厚み方向に軸心を持って従動体43が回転自在
に枢着されている。従動体43は、ガイドプレート23
よりも僅かに薄い円盤状に形成されており、前記板ばね
31と上側縁33との間に配置されている。つまり、鈎
駒37を上方に移動した場合には、前記従動体43が板
ばね31に当接して弾性的に下側に向けて付勢される構
造となっている。
【0023】従動体43と下部ガイド25の上側縁33
との間には、従動体43の下部に当接すると共に、上側
縁33の縁上に摺動自在に置かれた状態で位置し、従動
体43を上方に移動する板状カム44が挿入されてい
る。この板状カム44は、水平方向に長いプレート状に
形成され、従動体43と同様にガイドプレート23より
も僅かに薄い厚み寸法で形成されて、図2中に示される
部屋の内側Aと外側Bに向かう水平方向に移動可能な状
態に設けられている。
【0024】板状カム44の上縁部は、中央で凹み左右
側で上下方向の寸法が増すようにカム形状45を形成し
て従動体43の上下動をコントロールするように形成さ
れ、同下縁部は、下部ガイド25の上縁部33に平行な
水平形状に形成されている。この板状カム44のカム形
状45の左右側には、係合突子46,47が夫々上方に
突出状に設けられ、上部ガイド24に形成された規制突
子28,29間に規制された範囲内でのスライドに止ま
るよう、係合突子46は規制突子28に、そして係合突
子47は規制突子29に対して夫々突き当たるように形
成されていなければならない。板状カム44の水平方向
の端部には、夫々部屋の内側Aと外側Bとに建具1の厚
み寸法を越えて延長された操作片48,49が一体に設
けられていて、これら操作片48,49の夫々の端部
は、折り返されて操作性を向上する形状に加工され、進
退操作が容易に行えるよう工夫してある。
【0025】ガイドプレート23、鈎駒37そして板状
カム44と順次重ね合わされていく構造の、板状カム4
4の更に戸枠縦框3a側には、金属製の表枠50が設け
られる。この表枠50は、建具側ベース16の外側縁部
に対応する輪郭形状の矩形板状に形成され、中央部には
鈎駒37を上下方向にのみスライド案内するためのガイ
ド孔51が形成されている。
【0026】こうして鈎駒37は、案内縁38,39部
分および従動体43が建具側ベース16と表枠50との
間に上下スライド可能に挟み込まれ、それ以外の移動側
係合片41の設けられた中央部、および延長片42は、
前記ガイド孔51内に位置させて上下方向に移動可能に
嵌合した状態とする。この組合せ構造によって、移動側
係合片41が、表枠50よりも更に戸枠縦框3a側に突
出した構造を実現することになる。
【0027】更に、表枠50の、前記ガイドプレート2
3に組み込んだ閉鎖止め駒36に対応する位置には、操
作孔52が穿設され、閉鎖止め駒36の操作部が表面に
露出状となる小窓を形成するようにし、鈎駒37が上方
に移動した状態で、この操作孔52に組み合わせて露出
させた閉鎖止め駒36を鈎駒側にスライド移動させれ
ば、閉鎖止め駒36の先端部が鈎駒37の下に挿入して
鈎駒37の降下を一時的に阻止し、この状態では移動側
係合片41が、後述の固定側係合部59に係合されない
位置に止め置くことが可能となり、また、閉鎖止め駒3
6を元の位置にスライド移動させてしまえば、閉鎖止め
駒36の先端部が鈎駒37の下から外れ、鈎駒37が降
下可能な状態、即ち、後述の固定側係合部59に係合で
きる位置に復帰し、この施錠装置による解施錠操作が可
能となる通常の状態に戻すことができるようにしてあ
る。
【0028】上記のような構造の表枠50は、建具側ベ
ース16の取り付け孔18,19、およびガイドプレー
ト23の取り付け孔26,32に夫々対応する如くして
同心状に形成した取り付け孔53,54に夫々木ねじ2
0,21を挿入し、木ねじ20では、順次、上側の取り
付け孔26,18を刺し通し,木ねじ21では、下側の
取り付け孔32,19を刺し通して建具縦框端面に捩じ
込み、固定するようにすることにより、該表枠50と建
具側ベース16との間に鈎駒37を組み込んだガイドプ
レート23を挟着状に積層一体化した構造の、建具側装
置を実現するものである。
【0029】一方、戸枠縦框3a側に取り付けられた戸
枠側ベース17は、建具側ベース16と同様の外形寸法
に形成された金属プレートからなり、上下には、取り付
け孔55,56が穿設されて、夫々の取り付け孔55,
56には、木ねじ57,58が挿入され、戸枠縦框3a
に螺合して結合されている。そして、戸枠側ベース17
の中央下部には、鈎駒37が降下した場合に移動側係合
片41に下側から係合する固定側係合部59が設けられ
ている。この固定側係合部59は、プレス加工されるこ
とにより、平面視形状がコ字状を成す如く建具1側に膨
出されて上方に開口を形成して成り、移動側係合片41
が、上側からこの開口に係合するように構成されてい
る。
【0030】なお、移動側係合片41は、下向きの爪を
持って形成され、固定側係合部59は、上向きの開口を
持って形成され、双方が上下から噛み合うことにより連
結状態を作り出すように構成されているが、図2に示さ
れる部屋の内側Aと外側Bの向きに噛み合う構造とし、
鈎駒37を水平方向A,Bに向けて操作することにより
解施錠するものであってもよい。つまり、建具1の戸枠
縦框3aに対峙する端面に平行な方向にスライドするこ
とで、係合および離脱可能な係合片41および係合部5
9であれば、同様の効果を奏することができる。このケ
ースでは、前記従動体43や板状カム44等が不要とな
る。
【0031】移動側係合片41は、図5に示す如く、移
動側係合片41の先端部41aを固定側係合部59に対
して円弧形状又は直線的に傾斜して設け、建具1を戸枠
縦框3a側に閉鎖すると、自動的に移動側係合片41が
固定側係合部59に上方に案内されるようにし、建具1
の閉鎖状態で自動的に施錠を完了する構造とすることが
できる。
【0032】
【実施例2】図6の分解した状態を示す斜視図、図7の
閉鎖状態にある正面図、および図8の解錠操作状態にあ
る正面図に示されている事例は、この発明を代表する引
戸用簡易施錠装置の他の実施例を示している。この事例
の引戸用簡易施錠装置60は、戸枠内に進退自在に設け
られ部屋を内側と外側に仕切る建具の進退方向の端面に
設けられた建具側ベース61と、この建具側ベース61
に対峙する戸枠縦框に設けられた戸枠側ベース62とを
備えている。
【0033】建具側ベース61は、金属プレートをプレ
ス加工することにより形成された矩形板あり、建具1の
端面に対して平行に装着される。建具側ベース61の中
央部分の上下縁部近傍には取り付け孔63,64が夫々
穿設され、木ねじ65,66によって建具側に取り付け
られる。また、建具側ベース61の左右縁部には、レー
ル枠67,68が一体に設けられ、夫々上下に分割され
ると共に、上下間には所定寸法の間隔が設けられてい
て、鈎駒69が上下方向にスライド自在に挿着される。
そして、レール枠67,68の先端は、互いに内側に折
り曲げられて鈎駒69を左右から抱え込む状態に保持す
る。
【0034】鈎駒69は、金属プレートからなり、矩形
状を成す中央部と上下中途部から左右に延出された操作
片70,71とを備え、それぞれ、レール枠67,68
の上下間に挿入され、上下方向に移動可能と成る。この
鈎駒69の中央部には、矩形孔72が厚み方向に穿設さ
れており、この矩形孔72の上縁部には、戸枠縦框側に
突出する如く折り曲げられ、更に下向きに折り曲げられ
た上、爪を形成した移動側係合片73が一体に設けられ
る。そして、鈎駒69の裏面側に対応する建具側ベース
61には、湾曲部分を突出する板状の押圧ばね74が設
けられ、押圧ばね74によって常に鈎駒69を戸枠縦框
側に押圧している。つまり、この押圧ばね74は、移動
側係合片73を常に突出した状態に保ち、係合操作を助
ける機能を果たすこととなる。更に、この鈎駒69の上
縁部には、中央部が建具側ベース61に固着された弾性
付勢手段としての板ばね75の両端部が当接され、該板
ばね75により、常に、鈎駒69を下側に付勢し、閉鎖
状態を維持できるように構成している。
【0035】一方、戸枠側ベース62は、建具側ベース
61と同様の金属プレートをプレス成形することによっ
て形成されており、その上下には、木ねじ78,79挿
入用の取り付け孔76、77が穿設されると共に、その
中央部には、鈎駒69が降下した場合に、移動側係合片
73に下側から係合する固定側係合部80が設けられて
いる。該固定側係合部80は、プレス加工により、平面
視形状がコ字状を成す如く建具1側に膨出されて上方に
開口を形成して成り、移動側係合片73が上側からこの
開口に係合するように構成されている。
【0036】以上のとおりの構成からなる建具側ベース
61と戸枠側ベース62とは、建具1と戸枠縦框3aと
の相対応する位置で、幼児等の手の届かない箇所に相対
状となし、木ねじ65,66、および78,79によっ
て固定され、建具1の表裏に突出状となる操作片70,
71を、室内および室外双方から操作して解施錠を実施
する。なお、この実施例によるもの、および実施例1に
示したもの共、その説明の便宜上から、建具1側に取着
する装置部分を建具側ベース16,61、そして、戸枠
縦框3a側に取着する装置部分を戸枠側ベース17,6
2と表示してその構成を説示したが、それらで表示され
た装置部分を、必ず実施例どおりに取着する必要はな
く、場合によっては、建具側ベース16,61とした装
置部分を、逆に戸枠縦框3aに、そして戸枠側ベース1
7,62を建具1側に取着するようにすることも、当然
この発明の引戸用簡易施錠装置には包含されている。
【0037】
【作用】以上説明したこの発明の最も代表的な構成から
なる引戸用簡易施錠装置15は、図3に示される施錠状
態において、各部が以下のような状態となる。即ち、従
動体43は、鈎駒37の自重により板状カム44の最低
位置で接地している。板状カム44は中立位置にあっ
て、操作片48,49が部屋の内側Aと外側Bとに夫々
同じ長さで突出状となる。鈎駒37は、片持ち板ばね3
1により戸枠縦框3a側に押圧され、その移動側係合片
41が固定側係合部59側に突出されている。そして、
移動側係合片41の爪は、固定側係合部59の開口に上
側から挿入して連結状態になる。以上のようにして建具
側ベース16と戸枠側ベース17とが互いに連結され、
その結果、建具1と戸枠縦框3aとが連結され、施錠状
態を実現する。
【0038】次ぎに、図4に示される解錠状態において
は、板状カム44は、操作片48を矢印方向Bに押圧さ
れることにより、同方向に移動され、板状カム44が移
動することにより、カム形状45に沿って転動する従動
体43が次第に上昇し、従動体43が上昇することによ
り、鈎駒37も上昇移動する。鈎駒37の上昇により、
移動側係合片41は固定側係合部59から外れ、解錠状
態となる。この状態においては、前記従動体43は、板
ばね31によって下方(施錠方向)に向けて弾性的に付
勢された状態となっており、したがって、操作片48に
対する入力を止めれば、この板ばね31が作用して、自
動的に鈎駒37を降下させると共に、操作片48を押し
戻し、板状カム44を、図3に示す中立位置に自動的に
配置させる。
【0039】図4に示す解錠状態では、閉鎖止め駒36
を矢印方向にスライド操作することができる。このよう
に閉鎖止め駒36を鈎駒37下側に移動挿入することに
より、板ばね31による付勢があっても鈎駒37は降下
を阻止され、解錠状態を強制的に保持することになる。
したがって、施錠が不要の場合には、閉鎖止め駒36を
操作することによって鈎駒37が上昇位置で一時的に固
定され、解錠状態を保持できる。
【0040】また、他の実施例として示した引戸用簡易
施錠装置60は、図7に示される施錠状態においては、
各部が以下のような状態となって解施錠を実現する。即
ち、鈎駒69は、板ばね75によって下向きに押圧され
ており、移動側係合片73が固定側係合部80に対して
上側から係合して互いが連結された状態になっている。
この状態では、建具1と戸枠縦框3aとが互いに連結さ
れた状態となり施錠状態となる。次ぎに、図8に示され
る解錠状態においては、操作片70又は71を部屋の内
側又は外側から操作して、上側に移動させることによっ
て鈎駒69を板ばね75の付勢に抗して上昇させ、それ
に伴って移動側係合片73も上昇して、固定側係合部8
0との係合関係が解除されて、建具の開放が可能とな
る。
【0041】
【効果】以上のとおり、この発明の引戸用簡易施錠装置
は、先ず何よりも、従前までの施錠装置が、施錠装置を
取り付けた側からだけの解施錠操作に限られていたのに
対し、建具によって仕切られた部屋の内側と外側との双
方から解錠操作が可能になるという秀れた特徴点が高く
評価されなければならない。その結果、洋風住宅に多用
されるドアの操作ノブの操作と略同様の利用が可能とな
り、部屋の内側から施錠した場合であっても、部屋の外
側から解錠が可能であり、また、その逆も可能になると
いう利点が生じる。
【0042】しかも、この発明に包含される引戸用簡易
施錠装置は、建具の進退方向の端面と、この端面に対峙
する戸枠とに木ねじ(勿論接着剤を併用することも可
能)を使って相対状に取り付けさえすれば実現されるも
のであって、取り付け作業が極めて簡便であり、一般家
庭でも容易に取り付け可能とするものであることから、
幼児やペットの手の届かない高さ位置を選択して取り付
けさえすれば、未だ判断力の無い幼児や、開け癖の付い
たペット等が、不用意に部屋を出入りしたりすることを
未然に防止し、また、入ってはならない部屋を荒らされ
たり、あるいは、止まるべき部屋から出てしまって危険
な場面に晒されてしまう等といった不都合を遍く解消で
きるという効果が得られ、引戸を備えることの多い我が
国の住宅においても、引戸であるがための不便さを解消
できることになるという大きな特徴を奏するものとな
る。
【0043】特に、実施例1として示すこの発明を最も
良く代表する引戸用簡易施錠装置15では、上記した特
徴に加え、解施錠の操作性の良さや随時選択的な解施錠
状態の実現が可能になるという利点を有したものとする
ことができ、また、実施例2として取り上げた引戸用簡
易施錠装置60では、極めて簡単な構造でこの発明の目
的を達成することが可能になり、最も経済的な装置とし
ての提供を可能とし、広い範囲での普及、活用に役立つ
ものになるという実用的な特徴を発揮することができる
ものとなる。
【0044】叙上の如く、この発明の引戸用簡易施錠装
置は、新規な構成によって、確実に所期の目的を達成可
能とするものであり、しかも、製造も容易であって安価
に提供することも可能となることから、我が国の多くの
住宅の引戸に採用されて、幼児やペットの身の安全に役
立つ施錠装置としては勿論のこと、幼児やペットの悪戯
による被害を未然に防止できる有用な施錠装置として、
大いに歓迎されることが予想される。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の引戸用簡易施錠装置の技術的思想を
具現化した幾つかの代表的な実施例と従来技術とを示す
ものである。
【図1】この発明の引戸用簡易施錠装置を分解した状態
を示す斜視図である。
【図2】図1の簡易施錠装置の取り付け状態を示す斜視
図である。
【図3】図1の簡易施錠装置の表枠を外して施錠状態を
示す正面図である。
【図4】図1の簡易施錠装置の表枠を外して解錠状態を
示す正面図である。
【図5】図1の簡易施錠装置の一変形例の要部を示す斜
視図である。
【図6】他の実施例の簡易施錠装置分解した状態を示す
斜視図である。
【図7】図6の簡易施錠装置の施錠状態を示す正面図で
ある。
【図8】図6の簡易施錠装置の解錠状態を示す正面図で
ある。
【図9】従来の簡易施錠装置を示す斜視図である。
【図10】従来の簡易施錠装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 建具 3 戸枠 3a 戸枠縦框 15 引戸用簡易施錠装置 16 建具側ベース 17 戸枠側ベース 22 片持ち板ばね 23 ガイドプレート 24 上部ガイド 25 下部ガイド 31 弾性付勢手段としての板ばね 37 鈎駒37 41 移動側係合片 43 従動体 44 板状カム 45 カム形状 48 操作片 49 操作片 59 固定側係合部 A 部屋の内側 B 部屋の外側

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸枠縦框に取着する薄平板製の戸枠側ベ
    ースと、戸枠内で左右に進退自在とする建具の前記戸枠
    側ベースに対峙した箇所の建具端面に取着する薄平板製
    の建具側ベースとを有し、戸枠側ベースあるいは建具側
    ベースの何れか一方には、そのベース面に沿ったスライ
    ド移動で、建具側ベースあるいは戸枠側ベースの何れか
    他方に噛合および抜け出して建具側ベースと戸枠側ベー
    スとを連結および離脱させる薄平板製の操作片併設の薄
    板状の鉤駒が組み込まれ、建具側ベースあるいは戸枠側
    ベースの何れか他方には、戸枠側ベースあるいは建具側
    ベースの何れか一方に組み込んだ上記鉤駒を噛合および
    抜け出させる薄板状の係合部が形成されたものとなし、
    鉤駒に併設された操作片が、閉鎖状とした建具と戸枠と
    によって仕切られた部屋の内、外から操作可能な構造に
    形成されると共に、該操作片の作動で、鉤駒を係合部へ
    噛合および抜け出し可能としてなる引戸用簡易施錠装
    置。
  2. 【請求項2】 戸枠縦框に取着する薄平板製の戸枠側ベ
    ースと、戸枠内で左右に進退自在とする建具の前記戸枠
    側ベースに対峙した箇所の建具端面に取着する薄平板製
    の建具側ベースとを有し、建具側ベースには、そのベー
    ス面に沿ったスライド移動で、戸枠側ベースに噛合およ
    び抜け出して建具側ベースと戸枠側ベースとを連結およ
    び離脱させる薄平板製の操作片併設の薄板状の鉤駒が組
    み込まれ、戸枠側ベースには、建具側ベースに組み込ん
    だ上記鉤駒を噛合および抜け出させる薄板状の係合部が
    形成されたものとなし、鉤駒に一体形成された操作片
    が、閉鎖状とした建具と戸枠との間で、建具の厚み方向
    両側に突出状に形成されると共に、該操作片の上下作動
    で、鉤駒を係合部へ噛合および抜け出し可能としてなる
    引戸用簡易施錠装置。
  3. 【請求項3】 戸枠縦框に取着する薄平板製の戸枠側ベ
    ースと、戸枠内で左右に進退自在とする建具の前記戸枠
    側ベースに対峙した箇所の建具端面に取着する薄平板製
    の建具側ベースとを有し、建具側ベースには、そのベー
    ス面に沿ったスライド移動で、戸枠側ベースに噛合およ
    び抜出して建具側ベースと戸枠側ベースとを連結および
    離脱させる薄平板製の操作片併設の薄板状の鉤駒が組み
    込まれ、戸枠側ベースには、建具側ベースに組み込んだ
    上記鉤駒を噛合および抜出させる薄板状の係合部が形成
    されたものとなし、操作片が、鉤駒の薄板状の駒部を上
    下動可能とするに板状カムとして鉤駒に組み込まれ、且
    つ閉鎖状とした建具と戸枠との間で、建具の厚み方向両
    側に突出状に形成されると共に、該操作片の水平作動
    で、鉤駒を係合部へ噛合および抜出可能としてなる引戸
    用簡易施錠装置。
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