JP2000168936A - 自動搬送ラインにおける長尺物のトラッキング方法 - Google Patents

自動搬送ラインにおける長尺物のトラッキング方法

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JP2000168936A
JP2000168936A JP34877698A JP34877698A JP2000168936A JP 2000168936 A JP2000168936 A JP 2000168936A JP 34877698 A JP34877698 A JP 34877698A JP 34877698 A JP34877698 A JP 34877698A JP 2000168936 A JP2000168936 A JP 2000168936A
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Japan
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tracking
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steel plate
signal
sensor
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JP34877698A
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Masataka Sugano
正孝 菅野
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動搬送ラインにおける鋼板のトラッキング
を確実に判断して搬送効率を向上する。 【解決手段】 鋼板の搬送ライン上の移動によって搬送
ラインに設けたトラッキングセンサーの信号が切換わっ
たとき、この搬送ラインにおいて定周期にサンプリング
した過去N回分のトラッキングセンサー及び搬送設備の
ステータスを検出し、このステータスとあらかじめプロ
コンに蓄積した各ステータスに対応したチェックパター
ンとを比較し、前記ステータスが選択されたチェックパ
ターンと一致したとき、前記トラッキングセンサーの信
号に基づくトラッキングが正しいと判断してトラッキン
グ移動を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は長尺物、例えばスラ
ブ或いは熱延鋼板等(以下鋼板と云う)を自動搬送テー
ブルで搬送する方法に関し、特に鋼板の搬送情報を追跡
伝達するトラッキング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】長尺物の搬送ラインにおけるトラッキン
グ方法として、例えば造管工程の管状鋼材のトラッキン
グ方法が特開平5−8837号公報、特開平5−883
8号公報などに開示されている。また、従来の鋼板の搬
送ラインにおけるトラッキング方法としては搬送ライン
のテーブル間に設置されたトラッキングセンサーとこの
センサーの前後に配設された搬送ローラの駆動中のステ
ータス(状態)や、上記トラッキングセンサーのOFF
とON又はONとOFFの信号の時間差などを検出する
ことによってトラッキングの合理性をチェックしてい
た。
【0003】こゝで一般的な精整自動搬送ラインについ
て説明すると、図1において、搬送ライン1は例えば3
本の搬送ローラ2で構成された搬送テーブル3が複数基
搬送方向に配設されてAゾーン〜Dゾーンを構成してお
り、各搬送テーブル(各ゾーン)はそれぞれ独立して回
転制御されている。各搬送テーブルの間には投光器4−
1及び受光器4−2で構成されたトラッキングセンサー
4が設置されている。
【0004】かゝる搬送ラインにおいて、図2(a)
(b)に示す如く、鋼板Sの先端Tと尾端Bのトラッキ
ング移動を下記のように行っていた。すなわち、鋼板先
端のトラッキングを移動する場合、例えばAゾーンの搬
送テーブル3(前テーブル)上の鋼板S1 が、各ローラ
の正回転方向の回転(テーブル駆動中ON)によってB
ゾーンの搬送テーブル(後テーブル)へ移動され、鋼板
1 の先端Tがトラッキングセンサー4に検出される。
すなわち、図2(a)に示すようにトラッキングセンサ
ー4においてAPが起動して信号がOFF→ONにな
り、プロセスコンピュータ(プロコン)において、デジ
タル信号が0→1に状変して立上りが検出される。そし
て立上り後の搬送テーブルの或る時点におけるステータ
ス、すなわち、Aゾーン又はBゾーンの搬送テーブル
(前テーブル又は後テーブル)の回転状態と、トラッキ
ングセンサー4の信号がOFFからONに切換わる経過
時間をチェックし、搬送テーブルが正回転で回転してい
ること、センサーのOFF後の経過時間が所定時間以上
であることが確認されたのち、鋼板S1 の先端TがAゾ
ーンよりBゾーンに移動したというトラッキング移動が
行われる。
【0005】鋼板尾端の場合も同様に、図2(b)で示
すように、鋼板尾端Bがトラッキングセンサー4を通過
すると、センサー4においてAPが起動してON→OF
Fになり、プロコンにおいてデジタル信号が1→0に状
変して立下りが検出される。そして立下り後の搬送テー
ブルの或る時点におけるステータス、すなわち、Aゾー
ン又はBゾーンの搬送テーブルが正回転で回転している
こと及びセンサー信号のON後からOFFまでの経過時
間が所定時間以上であることが確認され、鋼板S1 の尾
端BがAゾーンよりBゾーンに移動したというトラッキ
ング移動が行われる。
【0006】このような精整自動搬送ラインにおいて鋼
板を搬送するに当り、従来次のような問題があった。 1.搬送される鋼板の長さがいろいろあること(例えば
2.3m〜26m)、 2.鋼板予定長さと実績長さの差が大きいこと、 3.搬送ラインがいろいろの長さの搬送テーブルが組合
わされて構成されていること(各ゾーンが3本〜10本
のロールで構成されている)、 4.テーブル搬送速度が60mpm と高速であること、 5.鋼板搬送間隔が約2mと狭いこと、 6.鋼板を搬送停止したあとも惰性で鋼板が流れるこ
と、 7.オペレータが介入できる制御システムをとっている
ので、オペレータのテーブル操作の介入が多いことなど
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような搬送上の問
題点を有する自動搬送ラインにおいて、そのトラッキン
グ方法にも種々なトラブルが発生するが、例えば、上記
7項については以下のような問題点がある。例えばAゾ
ーンのテーブルが正回転して鋼板の先端がセンサーを通
過し、センサーがOFFからONに切換わったとする。
このときアプリケーションがそのワンショットだけのB
ゾーンのテーブルステータスを認識し、このステータス
が正回転していれば搬送条件を満たしているということ
で、そのときのトラッキングの先端位置がBゾーンに入
ることになる。
【0008】このようにして、鋼板の先端とその情報が
AゾーンからBゾーンに移る。こゝでオペレータがイン
チング操作のため、センサーの信号がOFFからONに
なった直後に、Aゾーンのテーブルに逆回転の指示を与
えたとする。プロコンにはこの逆回転の情報が瞬間的に
入力されるので、鋼板先端のトラッキングがBゾーンよ
りAゾーンに移行したと判断される。しかし、テーブル
搬送速度は60mpm と高速なので、鋼板はBゾーンに移
動しており、結局は鋼板先端のテーブル上の位置(Bゾ
ーン)とその情報(Aゾーン)が分離し、鋼板の搬送制
御が不可能になる。
【0009】また、前記6項に記載のように設備的にテ
ーブル制御装置がない場合には、例えば、鋼板がAゾー
ンに停止(テーブルの回転が停止)した後に、鋼板がロ
ーラ上を惰性で流れて鋼板先端がセンサーを通過する場
合がある(図1参照)。テーブルの駆動制御はローラ回
転の実績をとり込んで成立つ駆動指令なので、流れた鋼
板の先端がセンサーにおいてONした時点ではテーブル
が停止しているため駆動指令が生じていないことにな
る。
【0010】従って、この場合のトラッキングは不合理
であるとして鋼板先端がBゾーンにありながらトラッキ
ング移動が行われず、搬送制御が不可能になる。本発明
は特に精整自動搬送ラインの上記のような搬送制御の不
可能を可能にし、正しくトラッキング移動を行うことが
できるトラッキング方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、その搬送ラインにおけるトラッキングセン
サーと、搬送設備のステータスの状態を定周期にサンプ
リングしておき、トラッキングセンサーの信号が切換わ
ったとき、上記サンプルを検出して、そのステータスと
あらかじめプロコンに蓄積されたチェックパターンとを
比較してトラッキング移動を行うもので、これによりト
ラッキング判断を確実に行うことができる。
【0012】すなわち、本発明は鋼板の自動搬送ライン
において、前記鋼板の移動によって前記搬送ラインに設
けたトラッキングセンサーの信号が切換わったとき、前
記搬送ラインにおいて定周期にサンプリングした過去N
回分のトラッキングセンサー及び搬送設備のステータス
を検出し、前記ステータスとあらかじめプロセスコンピ
ューターに蓄積した各ステータスに対応したチェックパ
ターンとを比較し、前記ステータスが選択されたチェッ
クパターンと一致したとき、前記トラッキングセンサー
の信号に基づくトラッキングが正しいと判断してトラッ
キング移動を行うことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図3に基づいて
説明する。図3は鋼板を搬送中の搬送ラインにおけるト
ラッキングセンサーとテーブル駆動の動作を時間の経緯
とともにアナログの皮形として表示するとともに、一定
時間間隔で定周期にj回(j=1〜N)そのステータス
をサンプリングし、各サンプルにおける、トラッキング
センサーとテーブル間の関係をデジタル化した状態を示
す(プロコンに入力)。
【0014】一方、前記搬送ラインにおいて、鋼板の過
去の搬送パターンの波形を記録しておき、上記波形を解
析してトラッキングセンサーとテーブル間の特性を見出
し、これに基づいてチャートをつくり、チェックパター
ンを作成する。かゝるチェックパターンを様々な波形に
基づいて多数作成し、プロコンに蓄積しておく。実際の
鋼板の搬送において、トラッキングセンサーの信号がO
FFからONに切換わったとき駆動中のテーブルの過去
のN回分のステータスを調べ、そのステータスを前記チ
ェックパターンのいくつかと比較し、前記ステータスが
或るチェックパターンと一致すれば、前記鋼板は確実に
前記トラッキングセンサーを通過したとする。すなわち
トラッキングの合理性チェックがOKとなる。
【0015】また、前記ステータスがいずれのチェック
パターンとも一致しないときはトラッキングの合理性が
チェック外れとなり、鋼板の搬送管理が不可能になる。
更に、本発明を図3に基づき具体的に説明する。図にお
いて、例えば図1のAゾーンのテーブルにある鋼板の先
端Tがトラッキングセンサー4を通過し、その信号がO
FFからONに切換わったとき(デジタル信号0→1に
状変)、テーブル駆動のステータスはOFF(停止)に
なっている。このワンショットのテーブルの駆動状態で
は、センサーがONでありながらテーブルは停止してい
るのでトラッキング合理性はチェック外れとなる。
【0016】こゝで図3のフローチャートで示すよう
に、前記テーブル駆動状態の過去N回分のステータス
(図ではj=4)を読み出し、プロコンに蓄積されたi
=1〜ONのチェックパターンと前記N回分のステータ
スとを比較する。そして、テーブル駆動がOFFになる
直前迄テーブルが駆動中であったことがi番目のチェッ
クパターンとともに確認され、鋼板の先端Tが確実にト
ラッキングセンサーを通過したと判断されて鋼板先端の
トラッキング移動はOKとなる。
【0017】また、鋼板の尾端Bがトラッキングセンサ
ー4を通過して、その信号がONからOFFに切換わっ
たとき(デジタル信号1→0に状変)、テーブル駆動の
ステータスの信号はOFF(停止)になっている(デジ
タル信号0)。このワンショットのテーブル駆動状態で
は、センサーの信号とテーブルの駆動信号がともにOF
Fになっているのでトラッキング合理性がチェック外れ
となる。
【0018】こゝで鋼板先端の場合と同様、前記テーブ
ル駆動状態の過去N回分のステータス(図ではj=4)
を読み出し、このステータスとプロコンに蓄積されたi
=1〜OFFのチェックパターンとを比較する。そし
て、テーブル駆動がOFFになった直後に、トラッキン
グセンサーがOFFになったことがi+1番目のチェッ
クパターンとともに確認され、鋼板の尾端が確実にトラ
ッキングセンサーを通過したと判断されて鋼板尾端のト
ラッキング移動はOKとなる。
【0019】このようにして鋼板の移動とともにその鋼
板のトラッキングが正しく判断され、これにより鋼板が
確実に搬送されるのである。
【0020】
【発明の効果】本発明は特に精整自動搬送ラインにおい
て、被搬送物のトラッキングを正しく判断してその移動
を確実に行うことができるので、搬送ラインにおける搬
送トラブルを短時間に解決することができ、搬送効率を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】精整自動搬送ラインの概略を示す斜視図であ
る。
【図2】従来のトラッキング処理の方法を示すフローチ
ャートで、(a)は鋼板先端のトラッキング処理、
(b)は鋼板尾端のトラッキング処理を表わす。
【図3】本発明のトラッキング処理方法を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1…搬送ライン 2…搬送ローラ 3…搬送テーブル 4…トラッキングセンサー S…鋼板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺物の自動搬送ラインにおいて、前記
    長尺物の移動によって、前記搬送ラインに設けたトラッ
    キングセンサーの信号が切換わったとき、該搬送ライン
    において定周期にサンプリングした過去N回分のトラッ
    キングセンサー及び搬送設備のステータスを検出し、該
    ステータスとあらかじめプロセスコンピューターに蓄積
    した各ステータスに対応したチェックパターンとを比較
    し、前記ステータスが選択されたチェックパターンと一
    致したとき、前記トラッキングセンサーの信号に基づく
    トラッキングが正しいと判断してトラッキング移動を行
    うことを特徴とする自動搬送ラインにおける長尺物のト
    ラッキング方法。
JP34877698A 1998-12-08 1998-12-08 自動搬送ラインにおける長尺物のトラッキング方法 Withdrawn JP2000168936A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7468476B2 (ja) 2021-07-12 2024-04-16 Jfeスチール株式会社 鋳片のトラッキング方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7468476B2 (ja) 2021-07-12 2024-04-16 Jfeスチール株式会社 鋳片のトラッキング方法及び装置

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Effective date: 20060307