JP2000168470A - Dsrc車載器およびそれを用いたdsrc装置 - Google Patents

Dsrc車載器およびそれを用いたdsrc装置

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JP2000168470A JP10352838A JP35283898A JP2000168470A JP 2000168470 A JP2000168470 A JP 2000168470A JP 10352838 A JP10352838 A JP 10352838A JP 35283898 A JP35283898 A JP 35283898A JP 2000168470 A JP2000168470 A JP 2000168470A
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    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/01Detecting movement of traffic to be counted or controlled
    • G08G1/015Detecting movement of traffic to be counted or controlled with provision for distinguishing between two or more types of vehicles, e.g. between motor-cars and cycles

Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要時のみに受信回路を自動的に起動させて
消費電力を抑制したDSRC車載器を得る。 【解決手段】 車両の走行路に設置された路上機との間
で狭域通信を行うために、バッテリ6Aからの給電によ
り起動される受信回路3と、受信回路を起動させるため
の受信回路起動手段4と、受信回路起動手段の起動条件
を判定する起動条件判定手段10とを備え、起動条件判
定手段は、車両の振動情報B、Fを検出する振動情報検
出手段12、15と、車両の振動情報を基準値Cb、C
fと比較する振動情報判定手段14、17とを含み、振
動情報が基準値に対して所定条件を満たす場合に、受信
回路を起動させるための判定信号Da、Dfを受信回路
起動手段に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高度道路交通シ
ステム(Intelligent Transport
Systems)(以下、「ITS」と略称する)に
用いられる狭域通信(Dedicated Short
−Rage Communication)(以下、
「DSRC」と略称する)システムの車載器に関し、特
に必要時のみに受信回路を自動的に起動させて消費電力
を抑制したDSRC車載器およびそれを用いたDSRC
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ITSに用いられるDSRC車
載器においては、路上機との間で通信要求が生じた場合
に直ちに狭域通信が可能となるように、車両の走行中に
常に受信回路を起動させている。
【0003】図6は従来のDSRC車載器およびその周
辺構成を概略的に示すブロック図である。図6におい
て、DSRC車載器1は、車両の走行路に設置された路
上機2との間で狭域通信を行うための受信回路3および
送信回路(図示せず)と、受信回路3を起動するための
受信回路起動手段4とを備えている。
【0004】DSRC車載器1内の受信回路起動手段4
は、イグニションスイッチ5を介してバッテリ6に接続
され、イグニションスイッチ5のオン操作時に、車両に
搭載されたバッテリ6からの給電により受信回路3を起
動するようになっている。
【0005】この場合、受信回路起動手段4は、イグニ
ションスイッチ5のオン操作時には、常にバッテリ6に
より駆動されて受信回路3に給電する構成となってい
る。
【0006】また、図7は他の従来例を示すブロック図
である。図7において、DSRC車載器1内の受信回路
起動手段4は、イグニション用のバッテリ6とは別のD
SRC車載器1に内蔵されたバッテリ6Aに直接接続さ
れている。
【0007】バッテリ6Aは、周知のように、組み込み
電池、乾電池、または、太陽電池システムなどにより構
成され得る。この場合、受信回路起動手段4は、バッテ
リ6Aに接続された後は、連続的に受信回路3に給電し
続ける構成となっている。
【0008】なお、DSRC車載器1内の図示されない
送信回路は、周知のように送信要求が発生したときのみ
に給電されるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のDSRC車載器
は以上のように、図6のように車載のバッテリ6から給
電される場合には、イグニションスイッチ5のオン操作
により、受信回路起動手段4が受信回路3に連続的に通
電するので、受信回路3および受信回路起動手段4の発
熱を招くという問題点があった。
【0010】特に、DSRC車載器は、車両室内のダッ
シュボード付近に装着されることから、日射による温度
上昇をともなうので、一般に100℃を越える厳しい温
度環境下にあり、受信回路3および受信回路起動手段4
の自己発熱は大きな問題となっている。
【0011】また、図7のように、DSRC車載器1内
のバッテリ6Aから直接給電される場合には、車両の放
置時やDSRC車載器1の持ち運び時など、受信回路3
への通電が全く不要な場合においても給電され続けるの
で、消費電流の連続的消耗によりバッテリ6Aの寿命が
短くなるという問題点があった。
【0012】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、必要時のみに受信回路を自動的
に起動させて消費電力を抑制したDSRC車載器および
それを用いたDSRC装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るDSRC車載器は、車両の走行路に設置された路上機
との間で狭域通信を行うためのDSRC車載器におい
て、バッテリからの給電により起動される受信回路と、
受信回路を起動させるための受信回路起動手段と、受信
回路起動手段の起動条件を判定する起動条件判定手段と
を備え、起動条件判定手段は、車両の振動情報を検出す
る振動情報検出手段と、車両の振動情報を基準値と比較
する振動情報判定手段とを含み、振動情報が基準値に対
して所定条件を満たす場合に、受信回路を起動させるた
めの判定信号を受信回路起動手段に出力するものであ
る。
【0014】また、この発明の請求項2に係るDSRC
車載器は、請求項1において、振動情報は、振動レベル
であり、基準値は、車両の所定走行条件での振動レベル
に対応しており、起動条件判定手段は、振動レベルが基
準値以上を示す場合に判定信号を出力するものである。
【0015】また、この発明の請求項3に係るDSRC
車載器は、請求項1において、振動情報は、振動周波数
であり、基準値は、車両の所定走行条件での振動周波数
帯域に対応しており、起動条件判定手段は、振動周波数
が基準値を示す場合に判定信号を出力するものである。
【0016】また、この発明の請求項4に係るDSRC
車載器は、請求項1において、振動情報は、振動レベル
および振動周波数であり、基準値は、車両の所定走行条
件での振動レベルに対応した第1の基準値と、車両の所
定走行条件での振動周波数帯域に対応した第2の基準値
とを含み、起動条件判定手段は、振動レベルが第1の基
準値以上を示し、且つ振動周波数が第2の基準値を示す
場合に判定信号を出力するものである。
【0017】また、この発明の請求項5に係るDSRC
車載器は、請求項1において、振動情報は、振動レベル
および振動周波数であり、基準値は、車両の所定走行条
件での振動レベルに対応した第1の基準値と、車両の所
定走行条件での振動周波数帯域に対応した第2の基準値
とを含み、起動条件判定手段は、振動レベルが第1の基
準値以上を示す場合、または、振動周波数が第2の基準
値を示す場合に判定信号を出力するものである。
【0018】また、この発明の請求項6に係るDSRC
車載器は、請求項1から請求項5までのいずれかにおい
て、起動条件判定手段は、振動情報に対してフィルタ処
理を施すフィルタ手段を含み、フィルタ処理後の振動情
報を基準値と比較するものである。
【0019】また、この発明の請求項7に係るDSRC
車載器は、請求項1から請求項6までのいずれかにおい
て、起動条件判定手段は、外部入力スイッチを含み、基
準値は、外部入力スイッチの操作時に外部入力スイッチ
から出力される操作信号に応答して可変設定されるもの
である。
【0020】また、この発明の請求項8に係るDSRC
車載器は、請求項7において、基準値は、操作信号によ
り複数段階に切換設定されるものである。
【0021】また、この発明の請求項9に係るDSRC
車載器は、請求項7において、基準値は、外部入力スイ
ッチの操作時に検出された振動情報に基づいて更新設定
されるものである。
【0022】また、この発明の請求項10に係るDSR
C車載器は、請求項1から請求項9までのいずれかにお
いて、起動条件判定手段は、車両の車速を検出するため
の車速センサを含み、基準値は、車速に応じて可変設定
されるものである。
【0023】また、この発明の請求項11に係るDSR
C車載器は、請求項1から請求項10までのいずれかに
おいて、起動条件判定手段は、所定期間にわたる振動情
報を記憶するメモリ手段と、路上機との通信終了時に通
信終了信号を生成する通信終了信号生成手段と、通信終
了信号に応答して、路上機との通信開始直前の振動情報
をメモリ手段から読み出して基準値を演算設定するとと
もに、基準値を記憶する基準値設定手段とを含むもので
ある。
【0024】また、この発明の請求項12に係るDSR
C装置は、請求項1から請求項11までのいずれかのD
SRC車載器を用いるとともに、車両の走行路の所定領
域に敷設された所定間隔および所定幅の複数の凹凸部を
備え、起動条件判定手段は、凹凸部に対応した基準値と
振動情報との比較結果に応答して判定信号を出力するも
のである。
【0025】また、この発明の請求項13に係るDSR
C装置は、請求項12において、凹凸部は、受信回路と
の間で通信される路上機に対する通信領域の直前に設け
られたものである。
【0026】また、この発明の請求項14に係るDSR
C装置は、請求項12または請求項13において、凹凸
部は、走行路のカーブ領域の直前に設けられたものであ
る。
【0027】また、この発明の請求項15に係るDSR
C装置は、請求項12または請求項13において、凹凸
部は、走行路の居眠り警告領域の直前に設けられたもの
である。
【0028】また、この発明の請求項16に係るDSR
C装置は、請求項12から請求項15までのいずれかに
おいて、凹凸部の間隔および幅は、走行路の異なる領域
に応じて異なる値に設定されたものである。
【0029】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図について説明する。図1はこの発明の
実施の形態1によるDSRC車載器を示すブロック図で
あり、前述と同様のものについては同一符号を付して詳
述を省略する。
【0030】また、図1に示されていない路上機2、受
信回路3およびバッテリ6Aの配置関係は、図7に示し
た通りである。ここでは、DSRC車載器に内蔵された
バッテリ6Aを用いたが、イグニションスイッチ5を介
した車載のバッテリ6を用いてもよい。
【0031】図1において、DSRC車載器は、前述と
同様の受信回路3および受信回路起動手段4に加えて、
受信回路起動手段4の起動条件を判定する起動条件判定
手段10を備えている。
【0032】起動条件判定手段10は、後述するよう
に、振動情報が所定条件を満たす場合に、受信回路3を
起動させるための判定信号Db、Dfを受信回路起動手
段4に出力するようになっている。
【0033】起動条件判定手段10は、車両の振動Aを
検出する振動センサ11と、振動Aから振動レベルBを
検出する振動レベル検出手段12と、振動レベルBの基
準値Cbを設定する基準値設定手段13と、振動レベル
Bを基準値Cbと比較して起動条件を満たす場合に判定
信号Dbを出力する振動レベル判定手段14とを備えて
いる。
【0034】また、起動条件判定手段10は、判定信号
Dbに応答して振動Aから振動周波数Fを検出する振動
周波数検出手段15と、振動周波数Fの基準値Cfを設
定する基準値設定手段16と、振動周波数Fを基準値C
fと比較して起動条件を満たす場合に判定信号Dfを出
力する振動周波数判定手段17とを備えている。
【0035】振動レベル検出手段12および振動周波数
検出手段15は、振動情報検出手段を構成しており、そ
れぞれ、車両の振動情報として振動レベルBおよび振動
周波数Fを検出している。
【0036】基準値設定手段13および16により設定
される基準値CbおよびCfは、それぞれ、車両の所定
走行条件(起動条件)での振動レベルおよび振動周波数
帯域に対応している。
【0037】振動レベル判定手段14および振動周波数
判定手段17は、車両の振動情報を基準値CbおよびC
fと比較する振動情報判定手段を構成しており、振動レ
ベル判定手段14は、振動レベルBが基準値Cb以上を
示す場合に判定信号Dbを出力し、振動周波数判定手段
17は、振動周波数Fが基準値Cfを示す場合に判定信
号Dfを出力する。
【0038】ここでは、振動レベル判定手段14および
振動周波数判定手段17が直列接続され、起動条件判定
手段10は、振動レベルBが基準値Cb以上を示し、且
つ振動周波数Fが基準値Cfを示す場合に、最終的な判
定信号Dfを出力するように構成されている。
【0039】また、判定信号Dfのみが受信回路3の起
動に用いられており、判定信号Dbは、たとえば、振動
周波数検出系の故障判定などに補助的に用いられ得る。
なお、判定信号DbおよびDfの両方を同等に扱い、振
動レベルBまたは振動周波数Fのいずれかが起動条件を
満たす場合に、受信回路3を起動するように構成しても
よい。
【0040】さらに、起動条件判定手段10は、運転者
などにより操作される外部入力スイッチ18と、車両の
車速Vsを検出するための車速センサ19と、所定期間
にわたる振動情報(振動レベルBおよび振動周波数F)
を記憶するメモリ手段20と、路上機2(図6参照)と
の通信終了時に通信終了信号Eを生成する通信終了信号
生成手段21とを備えている。
【0041】外部入力スイッチ18は、運転者の操作に
より操作信号Gを生成し、操作信号Gは、基準値設定手
段13および16に入力されて、各基準値CbおよびC
fを可変設定させる。
【0042】ここでは、操作信号Gは、基準値更新用の
トリガ信号として作用し、基準値設定手段13および1
4において、外部入力スイッチ18の操作時に検出され
た振動情報(振動レベルBおよび振動周波数F)を、新
規の基準値CbおよびCfとして更新設定させるように
なっている。
【0043】なお、外部入力スイッチ18からの操作信
号Gは、たとえば、車種による振動情報BおよびFの差
を補正するために、基準値CbおよびCfを複数段階に
切換調整することもできる。
【0044】また、外部入力スイッチ18は、たとえば
テンキーなどからなり、データ値として作用する操作信
号Gにより、基準値CbおよびCfを手動で直接書き換
えることもできる。
【0045】一方、車速センサ19により検出された車
速Vsは、基準値設定手段13および16に入力されて
いる。したがって、基準値設定手段13および16は、
基準値CbおよびCfを車速Vsに応じて可変設定する
ことができる。
【0046】さらに、基準値設定手段13および16
は、通信終了信号Eに応答して動作する計算部および記
憶部(図示せず)を有している。したがって、基準値設
定手段13および16は、通信終了信号Eに応答して、
路上機2との通信開始直前の振動情報(振動レベルBm
および振動周波数Fm)をメモリ手段20から読み出し
て基準値CbおよびCfを演算設定するとともに、演算
された基準値CbおよびCfを記憶することができる。
【0047】次に、図1に示したこの発明の実施の形態
1の動作について説明する。まず、車両の走行中におい
て、振動センサ11は、車両およびDSRC車載器の振
動Aを検出し、振動レベル検出手段12は、振動Aの大
きさを振動レベルBとして検出する。
【0048】次に、振動レベル判定手段14は、振動レ
ベルBを基準値Cbと比較し、振動レベルBが基準値C
b以上を示す場合に、起動条件を満たすものと見なして
判定信号Dbを出力する。
【0049】続いて、振動周波数検出手段15は振動周
波数Fを検出し、振動周波数判定手段17は、振動周波
数Fを基準値Cfと比較して、振動周波数Fが基準値C
fを示す場合に、起動条件を満たすものと見なして判定
信号Dfを出力する。
【0050】判定信号Dfは受信回路起動手段4を起動
し、これにより、受信回路3は、バッテリ6A(また
は、イグニションスイッチ5を介してバッテリ6)から
給電される。このとき、受信回路3の起動条件を決定す
る基準値CbおよびCfは、種々の条件に応じて、以下
のように可変設定される。
【0051】すなわち、基準値CbおよびCfは、運転
者により操作される外部入力スイッチ18により、運転
者の意志に応じて可変設定される。
【0052】たとえば、安定な走行路で定常運転中に、
外部入力スイッチ18を操作して操作信号Gを生成させ
ることにより、定常運転時の振動情報が基準値設定手段
13および16に入力されるので、基準値設定手段13
および16は、この振動情報をバックグランドレベルと
して適切な基準値CbおよびCfを設定することができ
る。
【0053】一般に、車両の通常走行中において、或る
車速に対する振動レベルBは、たとえば舗装道路を一定
速度で走行している場合には、車種に応じてほぼ決まっ
た値となる。
【0054】したがって、運転者は、凹凸の少ない普通
の舗装道路を時速60km程度の一定車速で走行してい
るときに、外部入力スイッチ18を操作し、振動検出用
の基準値設定命令となる操作信号Gを生成させる。
【0055】基準値設定手段13および16は、操作信
号Gが入力されたときの車速Vsと振動情報BおよびF
とに基づいて、車両の通常走行時の振動情報BおよびF
を記憶する。
【0056】また、基準値設定手段13および16は、
操作信号Gが入力されたときの通常走行中の振動情報B
およびFに基づいて、路上機2が設置された通信領域の
手前の振動情報を推測し、通信領域の手前の振動情報を
確実に検出可能な基準値CbおよびCfを演算設定す
る。
【0057】通信領域の手前の振動情報BおよびFは、
道路の路面状態が決定していれば、車種に応じて決定す
るので、通信領域の手前の固有の振動情報BおよびFを
検出するための基準値CbおよびCfは自動的に設定さ
れる。
【0058】また、基準値設定手段13および16は、
車速Vsが通常走行時を示す場合に、通常走行時の振動
レベルBおよび振動周波数Fに基づいて、基準値Cbお
よびCfを自動的に可変設定する。
【0059】さらに、基準値設定手段13および16
は、路上機2との間で実際に通信が行われた場合に、通
信開始直前に検出された振動情報(振動レベルBmおよ
び振動周波数Fm)をメモリ手段20から取り込み、こ
れらの振動情報Bm、Fmおよび車速Vsに基づいて基
準値CbおよびCfを自動計算し、この計算結果を更新
後の基準値CbおよびCfとして記憶する。
【0060】すなわち、基準値設定手段13および16
は、路上機2が設置された通信領域の手前の道路での車
速Vs、振動レベルBmおよび振動周波数Fmから、基
準値CbおよびCfを予測演算する。
【0061】したがって、振動レベル判定手段14およ
び振動周波数判定手段17は、予測演算された基準値C
bおよびCfに基づいて、次回に検出された振動レベル
Bおよび振動周波数Fの比較判定を行い、前述の起動条
件を満たす場合に受信回路3を起動させる。
【0062】このように、受信回路3および受信回路起
動手段4は、通常走行時にはメイン電源がオフされた状
態にあり、判定信号Dfが生成されたときのみ起動され
るので、不要時の無駄な消費電力を低下させることがで
き、DSRC車載器の発熱やバッテリ6Aの無駄な消耗
を防ぐことができる。
【0063】また、車両の駐車中および停止中において
も、受信回路3の電源が遮断されてバッテリ6Aの無駄
な電力消費が防止されるので、バッテリ6Aの消耗が抑
制され、バッテリ6Aの寿命を延ばすことができる。
【0064】また、操作信号G、車速Vsおよび通信終
了信号Eに応答して、基準値CbおよびCfが可変設定
されるので、車種の違いなどによる振動情報(振動レベ
ルBおよび振動周波数F)のバラツキを相殺するように
基準値CbおよびCfを補正することができる。
【0065】すなわち、通常走行中の振動情報から基準
値CbおよびCfを設定することにより、通信不要領域
での受信回路3の誤起動を防止するとともに、通信領域
の手前で確実に受信回路3を起動させることができる。
【0066】また、基準値CbおよびCfは、実際に走
行中の振動情報に基づいて高精度に更新設定されるの
で、通常走行中の振動による受信回路3の誤起動をさら
に確実に防止することができる。
【0067】また、振動情報として、振動レベルBのみ
ならず振動周波数Fを検出しているので、通信領域の手
前における固有振動のみを高精度に検出することがで
き、起動が要求される通信領域の手前のみで受信回路3
を確実に起動させることができる。
【0068】また、実測された振動情報に基づいて比較
判定用の基準値CbおよびCfを決定しているので、車
両の劣化などによる振動情報の経時変化に対しても確実
に対応することができ、通信領域の手前で受信回路3を
起動させることができる。
【0069】さらに、通信終了信号Eに応答して、通信
領域の手前で検出された実際の振動レベルBおよび振動
周波数Fに基づいて基準値CbおよびCfを補正するこ
とにより、高精度に通信領域の手前を判定して必要時の
みにおいて受信回路を起動させることができる。
【0070】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、振動情報として振動レベルBおよび振動周波数Fの
両方を用いたが、いずれか一方のみを用いてもよい。
【0071】たとえば、振動レベルBのみを用いた場
合、車種によって異なるエンジン回転状態に注目して、
エンジンの振動レベルに基づいて基準値Cbを可変設定
することにより、車種に応じた最適な基準値Cbを確実
に設定することができる。
【0072】また、エンジン回転による振動周波数Fに
注目した場合、振動センサ11によりエンジン始動時の
振動周波数Fを検出して、車両が運転可能な状態にある
ときに、受信回路3の電源を起動させることもできる
【0073】一般に、4気筒エンジンの振動周波数F
は、エンジン回転数Ne[rpm]を用いて、以下の
(1)式のように求められる。
【0074】 F=Ne×4[気筒]/(60[秒]×2[回転])・・・(1)
【0075】(1)式に基づいて、振動周波数Fの基準
値Cfは、アイドリング周波数よりも少し低めの周波数
となるように設定される。これにより、受信回路3は、
基準値Cf以上の振動周波数Fが検出されたときに起動
されることになる。
【0076】実施の形態3.なお、上記実施の形態1で
は、各基準値設定手段13および16は、外部入力スイ
ッチ18からの操作信号Gに応答して、バックグランド
レベルの振動情報を取り込み基準値CbおよびCfを可
変設定したが、操作信号Gに応答して、各基準値設定手
段13および16内にあらかじめ格納された複数の基準
値を切換設定してもよい。
【0077】この場合、運転者は、車両による振動情報
の差を補償するために、車種に応じた所定回数だけ手動
で操作信号Gを生成することにより、基準値Cbおよび
Cfを既知の値から選択して複数段階に切換調整するこ
とができる。
【0078】たとえば、振動レベルBに注目した場合、
車両振動の少ない高級車においては、基準値Cbが比較
的低い値に設定され、比較的車両振動の多い軽四輪車に
おいては、基準値Cbが比較的高い値に設定される。
【0079】また、振動レベルBの基準値Cbは、高級
車と軽四輪車との違いのみならず、ガソリン車とディー
ゼル車との違いなどによっても差が生じるので、これら
の車種の違いに応じて手動で複数段階に調整される。こ
れにより、基準値CbおよびCfの演算処理が不要とな
り、基準値設定手段13および16の処理を簡略化する
ことができる。
【0080】実施の形態4.なお、上記実施の形態1で
は、振動レベルBおよび振動周波数Fをそのまま各判定
手段13および17に入力したが、振動情報検出手段1
2および15と各判定手段13および17との間にフィ
ルタ手段(図示せず)を挿入し、フィルタ処理後の振動
情報BおよびFを基準値CbおよびCfと比較判定して
もよい。
【0081】この場合、フィルタ処理により振動情報に
含まれるノイズ成分が除去されるので、ノイズ成分の影
響が抑制された振動情報に基づいて、高い信頼性で起動
条件を判定することができ、受信回路3の誤起動をさら
に確実に防止することができる。
【0082】実施の形態5.また、上記実施の形態1で
は、各判定手段14および17により、基準値Cbおよ
びCfに対してデジタル的に処理された判定信号Dbお
よびDfを生成し、起動条件の成立を決定したが、アナ
ログ値からなる振動情報BおよびFをそのまま用いても
よい。
【0083】実施の形態6.また、上記実施の形態1で
は、振動レベルBに対する判定手段14と振動周波数F
に対する判定手段17とを直列配置し、判定信号Dbお
よびDfの両方が生成された場合に起動条件を成立させ
たが、各判定手段14および17を並列配置して、判定
信号DbおよびDfのうちのいずれか一方で起動条件を
成立させてもよい。
【0084】図2はこの発明の実施の形態6を示すブロ
ック図であり、各判定手段14および17を並列配置し
た点を除けば図1と同様の構成である。この場合、振動
レベルBおよび振動周波数Fの少なくとも一方の起動条
件成立を示す判定信号DbまたはDfに応答して、受信
回路起動手段4が起動して受信回路3を起動させること
になる。
【0085】したがって、振動レベルBおよび振動周波
数Fの各検出系のいずれか一方がダウンしても、他方の
検出系からの判定信号により受信回路3を起動させるこ
とができる。
【0086】実施の形態7.なお、上記実施の形態1で
は、走行路の条件を特に考慮せずにDSRC車載器内で
の振動情報処理のみについて説明したが、所定領域の振
動情報を高い信頼性で検出して確実に受信回路を起動さ
せるために、走行路側の所定領域に関連して所定間隔お
よび所定幅の凹凸部を敷設してもよい。
【0087】図3はこの発明の実施の形態7によるDS
RC装置に関連した走行路を示す平面図であり、走行路
上の所定領域として通信領域を対象とした場合を示して
いる。なお、車両30内の振動情報検出手段および起動
条件判定手段などの構成は、前述(図1または図2参
照)と同様である。
【0088】図3において、矢印方向に走行する車両3
0の前方には、路上機2が設置された通信領域31Aが
存在している。通信領域31Aの直前の走行路31上に
は、一定の間隔Paおよび幅Qaを有する複数の凹凸部
32Aが敷設されている。
【0089】図3のように、走行路31に設置された凹
凸部32A上を車両30が通過すると、凹凸部32Aに
応じた振動が車両30に発生し、この振動は車両30に
装着された振動センサ11により検出される。
【0090】以下、前述と同様に、起動条件判定手段1
0は、基準値Cb以上の振動レベルBまたは基準値Cf
の振動周波数Fを検出すると、受信回路3の電源を起動
させる。
【0091】このとき、凹凸部32Aによる振動周波数
Fは、凹凸部32Aの間隔Paおよび幅Qaが既知であ
れば、車速Vsから正確な固有値として決定されるの
で、起動条件判定手段10は、通信領域31Aの手前を
走行中であることを高精度に判定することができる。
【0092】したがって、起動条件判定手段10は、凹
凸部32Aに対応した基準値CbおよびCfと振動情報
BおよびFとの比較結果に応答して高精度な判定信号D
bおよびDfを出力し、受信回路3を確実に起動させる
ことができる。
【0093】また、受信回路3の起動により、DSRC
車載器と路上機2との間で実際に通信が行われた場合、
基準値設定手段13および16は、前述と同様に、通信
終了信号Eに応答して、通信領域31Aの直前を走行中
に検出された振動レベルB、振動周波数Fおよび車速V
sから、凹凸部32Aによる実際の振動情報を認識する
ことができる。
【0094】したがって、基準値設定手段13および1
6は、凹凸部32Aに対応した振動情報の実測値に基づ
いて、最適な基準値CbおよびCfを自動的に更新記憶
することができる。
【0095】このとき、振動レベルBに対する基準値C
bは、振動検出用の比較値として設定され、振動周波数
Fに対する基準値Cfは、通信領域31Aの手前の固有
周波数として設定される。
【0096】実施の形態8.なお、上記実施の形態7で
は、通信領域31Aの直前のみに凹凸部32Aを敷設し
た場合を示したが、他の領域の直前にも凹凸部を敷設す
ることができる。
【0097】図4はこの発明の実施の形態8によるDS
RC装置に関連した走行路を示す平面図であり、走行路
上の所定領域としてカーブ領域を対象とした場合を示し
ている。
【0098】図4において、車両30の走行路31の前
方には、カーブ領域31Bが存在しており、カーブ領域
31Bの直前の走行路31上には、一定の間隔Pbおよ
び幅Qbを有する複数の凹凸部32Bが敷設されてい
る。
【0099】この場合、凹凸部32Bの間隔Pbおよび
幅Qbは、前述の通信領域31A(図3参照)に関連し
た凹凸部32Aの間隔Paおよび幅Qaよりも大きい値
に設定されている。
【0100】一方、車両30内の起動条件判定手段10
は、外部入力スイッチ18の操作などによって、カーブ
領域31Bの手前の凹凸部32Bに固有の振動周波数F
を判定できるように、任意に検出機能を切換可能な構成
となっている。また、車両30には、音声またはブザー
などの報知手段(図示せず)が搭載されているものとす
る。
【0101】図4のように、カーブ領域31Bの直前に
固有の間隔Pbおよび幅Qbを有する凹凸部32Bを敷
設することにより、起動条件判定手段10は、振動周波
数Fに基づいてカーブ領域31Bの手前を走行中である
ことを判定することができる。
【0102】したがって、起動条件判定手段10の振動
周波数検出機能を用いることにより、車両30がカーブ
領域31Bに接近した場合に、判定信号Dfに応答して
報知手段を駆動し、カーブ領域31Bの接近状態を事前
に運転者に報知することができる。
【0103】実施の形態9.なお、上記実施の形態8で
は、カーブ領域31Bの直前に凹凸部32Bを敷設した
が、たとえば、居眠り警告領域の直前に凹凸部を敷設し
てもよい。図5はこの発明の実施の形態9によるDSR
C装置に関連した走行路を示す平面図であり、走行路上
の所定領域として居眠り警告領域を対象とした場合を示
している。
【0104】図5において、車両30の走行路31の前
方には、居眠り警告領域31Cが存在しており、居眠り
警告領域31Cの直前の走行路31上には、一定の間隔
Pcおよび幅Qcを有する複数の凹凸部32Cが敷設さ
れている。
【0105】この場合、凹凸部32Cの間隔Pcおよび
幅Qcは、前述の凹凸部32A(図3参照)の間隔Pa
および幅Qaよりも小さい値に設定されている。また、
起動条件判定手段10は、外部入力スイッチ18の操作
などによって、居眠り警告領域31Cの手前の凹凸部3
2Cに固有の振動周波数Fを判定できるように、任意に
機能切換が可能な構成となっている。
【0106】図5のように、居眠り警告領域31Cの直
前に固有の間隔Pcおよび幅Qcを有する凹凸部32C
を敷設することにより、起動条件判定手段10は、振動
周波数Fに基づいて居眠り警告領域31Cの手前を走行
中であることを判定することができる。
【0107】したがって、起動条件判定手段10の振動
周波数検出機能を用いることにより、車両30が居眠り
警告領域31Cに接近した場合に、判定信号Dfに応答
して報知手段を駆動し、居眠り警告領域31Cの接近状
態を事前に運転者に報知することができる。
【0108】なお、居眠り警告領域31Cに限らず、走
行路31上の他の異なる領域に関しても、同様に凹凸部
の間隔および幅を異なる値に設定すれば、検出される固
有の振動周波数Fの違いに基づいて、車両30の前方に
存在する領域の違いを確実に判定することができる。
【0109】したがって、DSRC車載器内の起動条件
判定手段10は、振動周波数Fから車両30が通過中の
走行路31の状態を把握することができ、通過領域の違
いに応じて、運転者に対して種々の予告警告を報知する
ことができ、安全性をさらに向上させることができる。
【0110】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、車両の走行路に設置された路上機との間で狭域通信
を行うためのDSRC車載器において、バッテリからの
給電により起動される受信回路と、受信回路を起動させ
るための受信回路起動手段と、受信回路起動手段の起動
条件を判定する起動条件判定手段とを備え、起動条件判
定手段は、車両の振動情報を検出する振動情報検出手段
と、車両の振動情報を基準値と比較する振動情報判定手
段とを含み、振動情報が基準値に対して所定条件を満た
す場合に、受信回路を起動させるための判定信号を受信
回路起動手段に出力するようにしたので、必要時のみに
受信回路を自動的に起動させて消費電力を抑制したDS
RC車載器が得られる効果がある。
【0111】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、振動情報は、振動レベルであり、基準値
は、車両の所定走行条件での振動レベルに対応してお
り、起動条件判定手段は、振動レベルが基準値以上を示
す場合に判定信号を出力するようにしたので、必要時の
みに受信回路を自動的に起動させて消費電力を抑制した
DSRC車載器が得られる効果がある。
【0112】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1において、振動情報は、振動周波数であり、基準値
は、車両の所定走行条件での振動周波数帯域に対応して
おり、起動条件判定手段は、振動周波数が基準値を示す
場合に判定信号を出力するようにしたので、必要時のみ
に受信回路を自動的に起動させて消費電力を抑制したD
SRC車載器が得られる効果がある。
【0113】また、この発明の請求項4によれば、請求
項1において、振動情報は、振動レベルおよび振動周波
数であり、基準値は、車両の所定走行条件での振動レベ
ルに対応した第1の基準値と、車両の所定走行条件での
振動周波数帯域に対応した第2の基準値とを含み、起動
条件判定手段は、振動レベルが第1の基準値以上を示
し、且つ振動周波数が第2の基準値を示す場合に判定信
号を出力するようにしたので、必要時のみに受信回路を
自動的に起動させて消費電力を抑制したDSRC車載器
が得られる効果がある。
【0114】また、この発明の請求項5によれば、請求
項1において、振動情報は、振動レベルおよび振動周波
数であり、基準値は、車両の所定走行条件での振動レベ
ルに対応した第1の基準値と、車両の所定走行条件での
振動周波数帯域に対応した第2の基準値とを含み、起動
条件判定手段は、振動レベルが第1の基準値以上を示す
場合、または、振動周波数が第2の基準値を示す場合に
判定信号を出力するようにしたので、必要時のみに受信
回路を自動的に起動させて消費電力を抑制したDSRC
車載器が得られる効果がある。
【0115】また、この発明の請求項6によれば、請求
項1から請求項5までのいずれかにおいて、起動条件判
定手段は、振動情報に対してフィルタ処理を施すフィル
タ手段を含み、フィルタ処理後の振動情報を基準値と比
較するようにしたので、必要時のみに受信回路を自動的
に起動させて消費電力を抑制するとともに、ノイズ成分
の影響を抑制して信頼性を向上させたDSRC車載器が
得られる効果がある。
【0116】また、この発明の請求項7によれば、請求
項1から請求項6までのいずれかにおいて、起動条件判
定手段は、外部入力スイッチを含み、基準値は、外部入
力スイッチの操作時に外部入力スイッチから出力される
操作信号に応答して可変設定されるようにしたので、必
要時のみに受信回路を自動的に起動させて消費電力を抑
制するとともに、車両の違いによらず起動条件判定用の
基準値を適正化することのできるDSRC車載器が得ら
れる効果がある。
【0117】また、この発明の請求項8によれば、請求
項7において、基準値は、操作信号により複数段階に切
換設定されるようにしたので、必要時のみに受信回路を
自動的に起動させて消費電力を抑制するとともに、車両
の違いによらず起動条件判定用の基準値を容易に適正化
することのできるDSRC車載器が得られる効果があ
る。
【0118】また、この発明の請求項9によれば、請求
項7において、基準値は、外部入力スイッチの操作時に
検出された振動情報に基づいて更新設定されるようにし
たので、必要時のみに受信回路を自動的に起動させて消
費電力を抑制するとともに、車両の違いによらず起動条
件判定用の基準値を適正化することのできるDSRC車
載器が得られる効果がある。
【0119】また、この発明の請求項10によれば、請
求項1から請求項9までのいずれかにおいて、起動条件
判定手段は、車両の車速を検出するための車速センサを
含み、基準値は、車速に応じて可変設定されるようにし
たので、必要時のみに受信回路を自動的に起動させて消
費電力を抑制するとともに、車両の走行状態の違いによ
らず起動条件判定用の基準値を適正化することのできる
DSRC車載器が得られる効果がある。
【0120】また、この発明の請求項11によれば、請
求項1から請求項10までのいずれかにおいて、起動条
件判定手段は、所定期間にわたる振動情報を記憶するメ
モリ手段と、路上機との通信終了時に通信終了信号を生
成する通信終了信号生成手段と、通信終了信号に応答し
て、路上機との通信開始直前の振動情報をメモリ手段か
ら読み出して基準値を演算設定するとともに、基準値を
記憶する基準値設定手段とを含むようにしたので、必要
時のみに受信回路を自動的に起動させて消費電力を抑制
するとともに、走行路状態の違いによらず起動条件判定
用の基準値を適正化することのできるDSRC車載器が
得られる効果がある。
【0121】また、この発明の請求項12によれば、請
求項1から請求項11までのいずれかのDSRC車載器
を用いて、車両の走行路の所定領域に敷設された所定間
隔および所定幅の複数の凹凸部を備え、起動条件判定手
段は、凹凸部に対応した基準値と振動情報との比較結果
に応答して判定信号を出力するようにしたので、凹凸部
に応じた高精度の振動情報に基づいて、必要時のみに受
信回路を自動的に起動させて消費電力を確実に抑制した
DSRC装置が得られる効果がある。
【0122】また、この発明の請求項13によれば、請
求項12において、凹凸部は、受信回路との間で通信さ
れる路上機に対する通信領域の直前に設けられたので、
通信領域に接近中の必要時のみに受信回路を自動的に起
動させて消費電力を抑制したDSRC装置が得られる効
果がある。
【0123】また、この発明の請求項14によれば、請
求項12または請求項13において、凹凸部は、走行路
のカーブ領域の直前に設けられたので、必要時のみに受
信回路を自動的に起動させて消費電力を抑制するととも
に、カーブ領域の接近状態を事前に判定することのでき
るDSRC装置が得られる効果がある。
【0124】また、この発明の請求項15によれば、請
求項12または請求項13において、凹凸部は、走行路
の居眠り警告領域の直前に設けられたので、必要時のみ
に受信回路を自動的に起動させて消費電力を抑制すると
ともに、居眠り警告領域の接近状態を事前に判定するこ
とのできるDSRC装置が得られる効果がある。
【0125】また、この発明の請求項16によれば、請
求項12から請求項15までのいずれかにおいて、凹凸
部の間隔および幅は、走行路の異なる領域に応じて異な
る値に設定されたので、必要時のみに受信回路を自動的
に起動させて消費電力を抑制するとともに、任意の所定
領域の接近状態を事前に判定することのできるDSRC
車載器が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるDSRC車載
器を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態6によるDSRC車載
器を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態7によるDSRC装置
に関連した走行路を示す平面図である。
【図4】 この発明の実施の形態8によるDSRC装置
に関連した走行路を示す平面図である。
【図5】 この発明の実施の形態9によるDSRC装置
に関連した走行路を示す平面図である。
【図6】 従来のDSRC車載器およびその周辺構成を
示すブロック図である。
【図7】 従来のDSRC車載器の他の例を周辺構成と
ともに示すブロック図である。
【符号の説明】
1 DSRC車載器、2 路上機、3 受信回路、4
受信回路起動手段、6、6A バッテリ、10 起動条
件判定手段、11 振動センサ、12 振動レベル検出
手段(振動情報検出手段)、13、16 基準値設定手
段、14 振動レベル判定手段(振動情報判定手段)、
15 振動周波数検出手段(振動情報検出手段)、17
振動周波数判定手段(振動情報判定手段)、18 外
部入力スイッチ、19 車速センサ、20 メモリ手
段、21 通信終了信号生成手段、30 車両、31
走行路、31A 通信領域、31B カーブ領域、31
C居眠り警告領域、32A〜32C 凹凸部、A 振
動、B 振動レベル(振動情報)、Bm、Fm 通信開
始直前の振動情報、Cb、Cf 基準値、Db、Df判
定信号、E 通信終了信号、F 振動周波数(振動情
報)、G 操作信号、Pa〜Pc 凹凸部の間隔、Qa
〜Qc 凹凸部の幅、Vs 車速。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月29日(2000.2.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るDSRC車載器は、車両の走行路に設置された路上機
との間で狭域通信を行うためのDSRC車載器におい
て、バッテリからの給電により起動される受信回路と、
受信回路を起動させるための受信回路起動手段と、受信
回路起動手段の起動条件を判定する起動条件判定手段と
を備え、起動条件判定手段は、車両の振動情報を検出す
る振動情報検出手段と、車両の振動情報を基準値と比較
する振動情報判定手段とを含み、振動情報が基準値に対
して起動条件に対応した所定条件を満たす場合に、受信
回路を起動させるための判定信号を受信回路起動手段に
出力するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】起動条件判定手段10は、後述するよう
に、振動情報が起動条件に対応した所定条件を満たす場
合に、受信回路3を起動させるための判定信号Db、D
fを受信回路起動手段4に出力するようになっている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0110
【補正方法】変更
【補正内容】
【0110】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、車両の走行路に設置された路上機との間で狭域通信
を行うためのDSRC車載器において、バッテリからの
給電により起動される受信回路と、受信回路を起動させ
るための受信回路起動手段と、受信回路起動手段の起動
条件を判定する起動条件判定手段とを備え、起動条件判
定手段は、車両の振動情報を検出する振動情報検出手段
と、車両の振動情報を基準値と比較する振動情報判定手
段とを含み、振動情報が基準値に対して起動条件に対応
した所定条件を満たす場合に、受信回路を起動させるた
めの判定信号を受信回路起動手段に出力するようにした
ので、必要時のみに受信回路を自動的に起動させて消費
電力を抑制したDSRC車載器が得られる効果がある。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行路に設置された路上機との間
    で狭域通信を行うためのDSRC車載器において、 バッテリからの給電により起動される受信回路と、 前記受信回路を起動させるための受信回路起動手段と、 前記受信回路起動手段の起動条件を判定する起動条件判
    定手段とを備え、 前記起動条件判定手段は、 前記車両の振動情報を検出する振動情報検出手段と、 前記車両の振動情報を基準値と比較する振動情報判定手
    段とを含み、 前記振動情報が前記基準値に対して所定条件を満たす場
    合に、前記受信回路を起動させるための判定信号を前記
    受信回路起動手段に出力することを特徴とするDSRC
    車載器。
  2. 【請求項2】 前記振動情報は、振動レベルであり、 前記基準値は、前記車両の所定走行条件での振動レベル
    に対応しており、 前記起動条件判定手段は、前記振動レベルが前記基準値
    以上を示す場合に前記判定信号を出力することを特徴と
    する請求項1に記載のDSRC車載器。
  3. 【請求項3】 前記振動情報は、振動周波数であり、 前記基準値は、前記車両の所定走行条件での振動周波数
    帯域に対応しており、 前記起動条件判定手段は、前記振動周波数が前記基準値
    を示す場合に前記判定信号を出力することを特徴とする
    請求項1に記載のDSRC車載器。
  4. 【請求項4】 前記振動情報は、振動レベルおよび振動
    周波数であり、 前記基準値は、前記車両の所定走行条件での振動レベル
    に対応した第1の基準値と、前記車両の所定走行条件で
    の振動周波数帯域に対応した第2の基準値とを含み、 前記起動条件判定手段は、前記振動レベルが前記第1の
    基準値以上を示し、且つ前記振動周波数が前記第2の基
    準値を示す場合に前記判定信号を出力することを特徴と
    する請求項1に記載のDSRC車載器。
  5. 【請求項5】 前記振動情報は、振動レベルおよび振動
    周波数であり、 前記基準値は、前記車両の所定走行条件での振動レベル
    に対応した第1の基準値と、前記車両の所定走行条件で
    の振動周波数帯域に対応した第2の基準値とを含み、 前記起動条件判定手段は、前記振動レベルが前記第1の
    基準値以上を示す場合、または、前記振動周波数が前記
    第2の基準値を示す場合に前記判定信号を出力すること
    を特徴とする請求項1に記載のDSRC車載器。
  6. 【請求項6】 前記起動条件判定手段は、前記振動情報
    に対してフィルタ処理を施すフィルタ手段を含み、フィ
    ルタ処理後の振動情報を前記基準値と比較することを特
    徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載の
    DSRC車載器。
  7. 【請求項7】 前記起動条件判定手段は、外部入力スイ
    ッチを含み、 前記基準値は、前記外部入力スイッチの操作時に前記外
    部入力スイッチから出力される操作信号に応答して可変
    設定されることを特徴とする請求項1から請求項6まで
    のいずれかに記載のDSRC車載器。
  8. 【請求項8】 前記基準値は、前記操作信号により複数
    段階に切換設定されることを特徴とする請求項7に記載
    のDSRC車載器。
  9. 【請求項9】 前記基準値は、前記外部入力スイッチの
    操作時に検出された振動情報に基づいて更新設定される
    ことを特徴とする請求項7に記載のDSRC車載器。
  10. 【請求項10】 前記起動条件判定手段は、前記車両の
    車速を検出するための車速センサを含み、 前記基準値は、前記車速に応じて可変設定されることを
    特徴とする請求項1から請求項9までのいずれかに記載
    のDSRC車載器。
  11. 【請求項11】 前記起動条件判定手段は、 所定期間にわたる振動情報を記憶するメモリ手段と、 前記路上機との通信終了時に通信終了信号を生成する通
    信終了信号生成手段と、 前記通信終了信号に応答して、前記路上機との通信開始
    直前の振動情報を前記メモリ手段から読み出して前記基
    準値を演算設定するとともに、前記基準値を記憶する基
    準値設定手段とを含むことを特徴とする請求項1から請
    求項10までのいずれかに記載のDSRC車載器。
  12. 【請求項12】 前記車両の走行路の所定領域に敷設さ
    れた所定間隔および所定幅の複数の凹凸部を備え、 前記起動条件判定手段は、前記凹凸部に対応した基準値
    と前記振動情報との比較結果に応答して前記判定信号を
    出力することを特徴とする請求項1から請求項11まで
    のいずれかに記載のDSRC車載器を用いたDSRC装
    置。
  13. 【請求項13】 前記凹凸部は、前記受信回路との間で
    通信される路上機に対する通信領域の直前に設けられた
    ことを特徴とする請求項12に記載のDSRC装置。
  14. 【請求項14】 前記凹凸部は、前記走行路のカーブ領
    域の直前に設けられたことを特徴とする請求項12また
    は請求項13に記載のDSRC装置。
  15. 【請求項15】 前記凹凸部は、前記走行路の居眠り警
    告領域の直前に設けられたことを特徴とする請求項12
    または請求項13に記載のDSRC装置。
  16. 【請求項16】 前記凹凸部の間隔および幅は、前記走
    行路の異なる領域に応じて異なる値に設定されたことを
    特徴とする請求項12から請求項15までのいずれかに
    記載のDSRC装置。
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