JP5751478B2 - 動作指示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載された車載装置に対して動作を指示する動作指示装置に関する。
従来、車両の燃費を向上させる技術がいくつか提案されており、例えば特許文献1、2では、燃費を向上させるアクセルワークなどの運転操作を車両の走行状態に応じて運転者にアドバイス(教示)する技術が提案されている。また、省燃費に関連する技術として、例えば特許文献3では、車両が走行中には、ディスプレイ及び描画部をはじめ、地図データ入力器、操作スイッチ群への電力を遮断する車載用ナビゲーション装置が提案されている。また、その車載用ナビゲーション装置では、経路案内中にその誘導経路が一定距離以上「道なり」である場合には車両信号入力器への電力を遮断している。さらに、その車載用ナビゲーション装置では、車両が停車中には、ディスプレイ等への電力を段階的に遮断し、最後に、ディスプレイ等を制御する制御部自体が省電力モードに移行している。要するに、特許文献3の車載用ナビゲーション装置では、ディスプレイの表示を特に必要としない状況(走行中、停車中、道なり走行中)を判断し、その状況ではディスプレイ及びディスプレイに関連する部分への電力を遮断している。これによって、省エネ化(省燃費)を達成している。
特開2009−90918号公報 特開2008−163781号公報 特開2002−257555号公報
しかしながら、特許文献1、2の技術では、燃費向上を達成するためには、運転者はアドバイスされた運転操作をしなければならないので、運転者の負担が大きい。また、車載装置に対する省電力といってもユーザごとに達成したい省電力のレベル(又は許容できる省電力のレベル)が異なっている。しかしながら、特許文献3の技術では、ユーザの省電力に対する思いにかかわらず同じ調子で省電力を実行しているので、その省電力が、ユーザが想定している省電力のレベルと大きく離れている可能性がある。さらに、特許文献3の技術では、車載用ナビゲーション装置しか省電力の対象としていないので、車両全体としては省電力が十分に達成できているとは言えない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ユーザが想定している省電力のレベルに近い省電力を達成し、かつ車両全体として十分な省電力を達成することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、複数の車載装置が搭載された車両に設けられた、前記車載装置に対して動作を指示する動作指示装置であって、
達成する省電力のレベルに応じた複数のモードが予め定められており、ユーザの操作に基づいて前記複数のモードの中からいずれかのモードを設定するモード設定手段と、
前記複数の車載装置の中から省電力の対象とする車載装置を決定する省電力対象決定手段と、
前記省電力対象決定手段が決定した前記車載装置である対象車載装置に対して消費電力を抑える省電力動作をするように指示する省電力指示手段と、を備え、
前記省電力対象決定手段は、前記モード設定手段が設定した前記モードである設定モードが前記省電力のレベルが高いモードである程多くの車載装置を前記対象車載装置として決定し、
前記複数のモードは4つ以上のモードであり、
前記モード設定手段は、所定の操作方向に連続的に可動する単一の操作スイッチを有し、その操作スイッチの位置に基づいて前記4つ以上のモードの中からいずれかのモードを設定することを特徴とする。
本発明によれば、達成する省電力のレベルに応じた複数のモードが予め定められているので、ユーザは、いずれかのモードをモード設定手段に設定させることができる。そして、設定モードの省電力のレベルに応じた数の車載装置が省電力の対象とされて省電力動作が指示される。よって、指示された車載装置が省電力動作を行うことで、設定モードに応じた省電力を達成できる。設定モードはユーザの操作に基づいて設定されたものであるので、ユーザが想定している省電力のレベルの近い省電力を達成できる。また、車両に搭載された複数の車載装置を省電力の対象としているので、車両全体として十分な省電力を達成できる。
また、本発明は、前記複数のモードのうち前記省電力のレベルが最高のモードを第1モードとしたとき、
前記省電力対象決定手段は、前記設定モードが前記第1モードである場合には、前記複数の車載装置のうち前記車両の走行に必要な車載装置である走行系車載装置以外の全ての車載装置を前記対象車載装置として決定することを特徴とする。
これによれば、設定モードが第1モードである場合には、走行系車載装置以外の全ての車載装置が省電力されるので、車両の走行に支障を来さない範囲で最高レベルの省電力を達成できる。
また、本発明は、前記複数のモードの中には前記車両の状況に応じて省電力が実行される第2モードが含まれており、
前記複数の車載装置のうち前記走行系車載装置以外の車載装置を快適系車載装置としたとき、
前記車両の現在の状況が予め定められた省電力可能状況であることを判断する状況判断手段と、
前記省電力可能状況では必要度合いが低くなる車載装置として予め定められた低必要度車載装置を特定する特定情報を記憶する記憶手段と、を備え、
前記省電力対象決定手段は、前記設定モードが前記第2モードである場合には、前記快適系車載装置のうち前記特定情報で特定される前記低必要度車載装置を前記対象車載装置として決定し、
前記省電力指示手段は、前記設定モードが前記第2モードである場合には、前記状況判断手段の前記省電力可能状況の判断時に前記省電力動作を指示することを特徴とする。
これによれば、記憶手段には、低必要度車載装置を特定する特定情報が記憶されているので、省電力対象決定手段は、その記憶手段の特定情報を参照することで、車両の状況(省電力可能状況)に応じた車載装置(低必要度車載装置)を対象車載装置として決定することができる。したがって、設定モードが第2モードである場合には、車両の状況に応じて、すなわち省電力可能状況時に、対象車載装置として決定された快適系車載装置(低必要度車載装置)の省電力を行うことができる。また、低必要度車載装置は、省電力可能状況では必要度合いが低くなる車載装置であるので、低必要度車載装置が省電力されたとしても快適性を高いレベルに維持できる。つまり、快適性を維持しつつ高いレベルの省電力を達成できる。
また、本発明において、前記状況判断手段は、異なる複数の前記省電力可能状況のそれぞれを判断し、
前記記憶手段には、各省電力可能状況ごとの前記低必要度車載装置を特定する前記特定情報が記憶されており、
前記省電力対象決定手段は、前記状況判断手段によって、前記車両の現在の状況が前記複数の省電力可能状況のいずれかであると判断された場合には、その判断された省電力可能状況に対応する前記低必要度車載装置を前記対象車載装置として決定することを特徴とする。
これによれば、異なる複数の省電力可能状況が定められており、各省電力可能状況ごとに各省電力可能状況に応じた車載装置(低必要度車載装置)の省電力が行われるので、快適性を損なわない範囲でより一層高いレベルの省電力を達成できる。
また、本発明は、前記車両の停車を検出する停車検出手段を備え、
前記状況判断手段は、前記停車検出手段による検出結果に基づいて前記車両が停車していることを前記省電力可能状況として判断することを特徴とする。
これによって、設定モードが第2モードの場合には、車両の停車中に省電力を行うことができる。
また、本発明は、前記車両の現在地を検出する位置検出手段と、
地図データを入力する地図データ入力手段と、を備え、
前記状況判断手段は、前記位置検出手段が検出した前記車両の現在地及び前記地図データ入力手段が入力した前記地図データに基づいて、前記車両が予め定められた省電力可能場所に位置していることを前記省電力可能状況として判断することを特徴とする。
これによって、設定モードが第2モードの場合には、車両が所定の場所(省電力可能場所)に位置している場合にも、すなわち車両が位置している場所に応じて省電力を行うことができる。
また、本発明において、前記複数の車載装置のそれぞれは、電力供給を受けて所定の動作を行う駆動部と前記駆動部の動作を制御する制御部とを有しており、
前記制御部は、前記省電力動作の指示を受けた場合には、前記駆動部の動作を停止させるとともに前記制御部自身も消費電力を抑える省電力モードに移行することを特徴とする。
これによれば、省電力動作の指示を受けた車載装置では、駆動部が停止されて、制御部自身も省電力モードに移行されるので、高いレベルの省電力を達成できる。
また、本発明において、前記複数の車載装置のそれぞれは、電力供給を受けて所定の動作を行う駆動部と前記駆動部の動作を制御する制御部とを有しており、
前記制御部は、前記省電力動作の指示を受けた場合には、前記駆動部の動作を停止又は前記駆動部の出力を小さくすることを特徴とする。
これによれば、省電力動作の指示を受けた車載装置では、駆動部の動作が停止又は駆動部の出力が小さくされるので、ある程度のレベルの省電力を達成しつつ、制御部を通常の状態に維持することができる。よって、制御部は、動作が停止され又は出力が小さくされた駆動部の状態を元の状態に迅速に復帰させることができ、快適性を向上できる。
また、本発明において、前記省電力指示手段は、前記設定モードが前記第1モードである場合には、前記走行系車載装置に対しても前記省電力動作を指示し、
前記走行系車載装置は、前記省電力動作の指示を受けた場合には、前記車両の停車を条件として前記省電力動作を行うことを特徴とする。
これによれば、設定モードが第1モードの場合には、車両の停車を条件として、走行系車載装置に対しても省電力が行われるので、より一層の省電力を達成できる。また、走行系車載装置の省電力は車両の停車時に行われるので、車両の走行に支障を来すのを防止できる。
また、本発明において、前記省電力指示手段は、前記設定モードが前記第1モードである場合には、前記走行系車載装置に対しても前記省電力動作を指示し、
前記走行系車載装置は、前記省電力動作の指示を受けた場合には、前記省電力動作の指示を受けていないときよりも出力を小さくすることを特徴とする。
これによれば、設定モードが第1モードの場合には、走行系車載装置の出力が小さくされるので、より一層の省電力を達成できる。この場合、走行系車載装置が停止されるわけではないので、車両の走行が不能になるのを防止できる。
また、本発明は、前記複数のモードの中には前記複数の車載装置に対して省電力を行わない第3モードが含まれていることを特徴とする。これによれば、設定モードが第3モードの場合には、省電力が行われないが、通常の快適性を維持できる。
また、本発明は、前記複数のモードのそれぞれごとにどの車載装置が前記対象車載装置になるかを通知する通知手段を備えることを特徴とする。これによれば、通知手段によって各モードごとの対象車載装置が通知されるので、どの車載装置が省電力の対象になるのかをユーザに把握させることができる。よって、ユーザにモード設定をしやすくさせることができ、その結果、ユーザが想定していないレベルの省電力が行われるのを防止できる。
車載システム1を示したブロック図である。 各モードにおける対象車載装置を特定する特定情報が格納されたテーブル15、16を示した図である。 省電力制御部10が実行する処理の手順を示したフローチャートである。 対象車載装置を通知する通知画面50を例示した図である。 操作スイッチ11の変形例を示した図である。
以下、本発明に係る動作指示装置の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の動作指示装置が適用された車載システム1を示したブロック図である。車載システム1は、動作指示装置の主要構成である省電力制御部10及び操作スイッチ11に加え、各種の車載装置やセンサを備えている。具体的には、車載システム1は、車載装置として、ナビゲーション装置20、メータ装置41、空調装置42、ACC装置43、エンジン44,操舵装置(ステアリング)45、制動装置(ブレーキ)46及びパワーウィンドウ47を少なくとも備えている。なお、車載システム1は、図1に示す車載装置以外の車載装置も備えている。
ナビゲーション装置20は、位置検出部22、地図データ入力部23、ディスプレイ24、アンプ25、スピーカ26及びそれらと接続されたナビ制御部21を備えている。位置検出部22は、GPS信号を受信するGPS受信機等から構成され、車両の現在地を検出するものである。地図データ入力部23は、道路地図データをナビ制御部21に入力するものであり、例えば道路地図データが記憶されたハードディスク装置であったり、道路地図データが記憶されたCDROM等の記憶媒体からデータを読み出す読出装置であったりする。道路地図データは、道路を構成するリンクデータや交差点や分岐点を構成するノードデータから構成されている。各リンクデータ、ノードデータには、対応する道路、交差点、分岐点が位置する位置情報や道路種別(一般道、高速道路等の種別)、リンク長等の情報が付されている。また、道路地図データには、ディスプレイ24に表示するための地図画像データも含まれている。ディスプレイ24は、各種の画像を表示可能な液晶ディスプレイ等の表示装置であり、運転者が容易に視認できる位置、例えば運転席と助手席の間のセンターパネル部(図示外)に設けられている。アンプ25は、ナビ制御部21から入力された音信号を増幅するものである。スピーカ26は、アンプ25と接続されおり、アンプ25で増幅された音信号を音声として出力するものである。なお、アンプ25における音信号の増幅度合いは、ナビ制御部21によって制御されている。それらアンプ25及びスピーカ26で音声出力部を構成している。
ナビ制御部21は、CPU、ROM、RAM等で構成され、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することで、各種の処理を実行する。具体的には、ナビ制御部21は、位置検出部22からの検出信号や地図データ入力部から入力される道路地図データに基づいて、車両の現在値周辺の地図画像(車両の現在値マークが重畳された地図画像)をディスプレイ24に表示させる。また、ナビ制御部21は、ディスプレイ24に目的地設定画面を表示させたり、設定された目的地までの最適経路を道路地図データに基づいて探索したりする。ナビ制御部21は、目的地までの経路を案内しているときには、必要に応じてスピーカ26から音声案内をする。さらに、本実施形態のナビゲーション装置20は、オーディオ機能も備わっている。具体的にはナビゲーション装置20は、DVD、CD等の音楽データが記憶された記憶媒体を再生可能とされ、またラジオ音声やTV映像を出力可能とされている。すなわちナビ制御部21は、そのオーディオ機能に関連するデータ(音声データ、画像データ)もディスプレイ24やスピーカ26から出力させる。
なお、図1では、ナビ制御部21の内部を便宜上、位置検出制御部211及び表示・音声制御部212の機能ブロックに分けている。位置検出制御部211は、位置検出部22からの検出信号や地図データ入力部23からの道路地図データに基づいて、車両が道路地図上のどこに位置しているのか(車両の現在値)を特定する部分である。本実施形態では、位置検出制御部211で特定された車両の現在値が省電力制御部10に入力されるようになっている。他方、表示・音声制御部212は、ディスプレイ24の表示を制御したり、スピーカ26から出力させる音声を制御したりする部分である。本実施形態では、省電力制御部10からの省電力動作の指示(後述する)は、表示・音声制御部212にされるようになっている。
メータ装置41は、運転席前方のインストルメントパネル部(図示外)に設けられ、車速、エンジン回転数等、車両の走行状態に関する各種計測値を表示するものである。具体的には、メータ装置41は、各種計測値を表示するディスプレイ412(液晶ディスプレイやLED等から構成されたディスプレイ)及びそのディスプレイ412の表示を制御するメータECU411を少なくとも備えている。なお、メータ装置41は、制御部としてのメータECU411、駆動部としてのディスプレイ412以外に、例えば計測値を指示する指針を駆動するモータなどの他の駆動部(アクチュエータ)も備えている。
空調装置42は、車室を空調する装置であり、具体的には、温度制御された風を車室に送出することで車室の温度を設定温度に制御したり、送出する風の風量、風向を制御したりするものである。その空調装置42は、制御部としての空調ECU(図示外)及びその空調ECUからの指示に基づいて動作する各種駆動部(図示外、例えばコンプレッサ、モータ、設定温度等を表示するディスプレイ)を備えている。
ACC装置43は、クルーズコントロールシステムを構成する装置であり、具体的には、設定された車速を保持するようにエンジン44を制御するものである。また、ACC装置43は、レーダ機能を備えており、設定速度よりも遅い前走車がいた場合にはブレーキ46(制動装置)を制御して車両を減速させて、前走車と一定距離を保つようにする。そして、前走車がいなくなると再加速して設定速度での走行に戻るように制御する。そのACC装置43は、ACC制御部(図示外)とそのACC制御部からの指示に基づいて動作する各種駆動部(図示外、例えばレーダ機能を実現するレーダ装置)を備えている。
エンジン44は、車両の動力を生み出すものであり、エンジンECU(図示外)及びそのエンジンECUからの指示に基づいて動作する各種駆動部(図示外、例えば点火系駆動部(点火プラグ等)、吸気系駆動部、排気系駆動部)を備えている。また、操舵装置45は、パワーステアリングであり、運転席前方に設けられたハンドルの操作に応じて、車両の進行方向を制御する装置である。制動装置(ブレーキ)46は、ブレーキペダルが操作された場合に車両を減速させる装置である。また、パワーウィンドウ47は、車両ドアに設けられたスイッチが操作された場合に、ドアのウィンドウを電動で開閉させる装置である。そのパワーウィンドウ47は、ECU(図示外)及びそのECUからの指示に基づいて動作する各種駆動部(図示外、例えば、ウィンドウを開閉させるモータ)を備えている。
車載システム1は、車速を検出する車速センサ30を備えている。その車速センサ30は、例えば車輪の回転数を検出するロータリーエンコーダが使用される。車速センサ30で検出された車速信号は省電力制御部10に入力されるようになっている。本実施形態では、車両が走行しているか停車しているかを判断するために車速センサ30が用いられている。ただし、車速センサ30の代わりに他の方法でその判断をしても良い。具体的には例えば、位置検出部22による車両の位置変化(車両が走行している場合には位置が変化し、停車している場合には位置が変化しない)に基づいて車両が走行しているか停車しているかの判断を行っても良い。
省電力制御部10は、上記した各車載装置20、41〜47と接続されており、車両の燃費を向上させるために、後述する設定モードに応じてそれら車載装置20、41〜47に対して省電力動作(消費電力を抑える動作)を指示する処理を実行する。なお、省電力制御部10が実行する処理の詳細は後述する。その省電力制御部10は、CPU、ROM、RAM等から構成されたコンピュータである。CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することで、省電力制御部10は省電力動作を指示する処理を実行している。
車載システム1では、省電力制御部10が具体的にどのように省電力を行うかを定める複数のモードが設けられている。具体的には、ECOモード、AUTOモード及びNORMALモードの3つのモードが設けられている。それら3つのモードは、達成する省電力(省燃費)のレベルが異なっており、具体的には、NORMALモード、AUTOモード、ECOモードの順に省電力のレベルが高くなっている。ECOモードは、車両の走行に支障を来さない範囲で最大限の省電力を行うモードであり、具体的には、車両の走行に必要な車載装置である走行系車載装置以外の全ての車載装置(快適系車載装置)を省電力の対象とするモードである。ここで、走行系車載装置は、上記したように車両の走行(走る、曲がる、止まる)に必要な車載装置(車両走行時に、法規上動作が義務つけられている車載装置も含む)であり、図1に示す車載装置の中では、エンジン44、操舵装置45、制動装置46、メータ装置41、ACC装置43が走行系車載装置とされる。本実施形態では、走行系車載装置以外の車載装置を快適系車載装置としており、図1に示す車載装置の中では、ナビゲーション装置20、空調装置42、パワーウィンドウ47が快適系車載装置とされる。
よって、ECOモードでは、快適系車載装置であるナビゲーション装置20、空調装置42、パワーウィンドウ47が省電力の対象となる対象車載装置とされている。さらに、ECOモードでは、より高いレベルの省電力を達成するために、走行系車載装置の一部についても条件付きで省電力の対象とされている。具体的には、エンジン44に対しては、エンジン44のパワー(トルク)をダウンさせる。また、メータ装置41及びACC装置43に対しては停車中のみ省電力を行う。
省電力制御部10は、ECOモード、AUTOモードでどの車載装置を省電力の対象にするかの情報が記憶されたメモリ101(例えばROM)を備えている。ここで、図2(a)は、メモリ101に記憶された、ECOモードにおいて省電力の対象となる車載装置(対象車載装置)が格納されたテーブル15を示している。図2(a)に示すように、テーブル15には、ECOモードにおける対象車載装置を特定する特定情報150(対象車載装置の接続先を示したID等)が格納されている。具体的には、テーブル15には、空調装置42を特定する特定情報151、ナビゲーション装置20を特定する特定情報152、パワーウィンドウ47を特定する特定情報153等、全ての快適系車載装置を特定する特定情報が格納されている。また、テーブル15には、条件付きで省電力の対象とする走行系車載装置を特定する特定情報150として、エンジン44を特定する特定情報154、メータ装置41を特定する特定情報155、ACC装置43を特定する特定情報156が格納されている。それら特定情報154〜156には、省電力が行われる条件を示した情報が付されており、具体的には、エンジン44の特定情報154には、パワーダウンさせる省電力であれば可能であることを示した情報(「パワーダウン」)が付されている。また、メータ装置41、ACC装置43の特定情報155、156には、停車中であれば省電力が可能であることを示した情報(「停車中」)が付されている。なお、エンジン44、メータ装置41、ACC装置43以外に、条件付き(パワーダウンであれば省電力が可能、停車中であれば省電力が可能等)で省電力が可能な走行系車載装置があれば、テーブル15には、その走行系車載装置の特定情報も格納される。
次に、AUTOモードについて説明する。AUTOモードは、ECOモードよりも省電力のレベルは劣るものの、ECOモードよりも快適性を向上させたモードである。具体的には、AUTOモードは、ECOモードでは常時省電力を行っていた快適系車載装置の一部に対して、車両の状況に応じて省電力を行ったり行わなかったりするモードである。より具体的には、AUTOモードでは、少なくとも図1に示すナビゲーション装置20、パワーウィンドウ47に対して、状況に応じて省電力を行う。なお、本実施形態では、空調装置42は快適性車載装置の分類に含まれているが、AUTOモードにおいては省電力の対象とされていない。空調装置42は、他の快適性車載装置に比べて、車両の状況(停車中など)に応じて必要度合いが変わるということが少ないからである。また、AUTOモードでは、走行系車載装置のうちメータ装置41及びACC装置43に対しては、ECOモードと同様に停車中のみ省電力を行う。なお、走行系車載装置は快適系車載装置に比べて車両の走行に与える影響が大きいことから、AUTOモードでは、走行系車載装置を省電力の対象から外しても良い。
ここで、図2(b)は、メモリ101に記憶された、AUTOモードにおいて省電力の対象となる車載装置(対象車載装置)が格納されたテーブル16を示している。図2(b)に示すように、テーブル16は、車両の状況ごとに分類された複数のテーブルから構成されている。具体的には、テーブル16には、停車中において省電力の対象となる車載装置を特定する特定情報が格納された停車中テーブル161が含まれている。その停車中テーブル161には、停車中では必要度合いが低下する車載装置(低必要度車載装置)を特定する特定情報が格納されており、具体的には例えばメータ装置41やACC装置43を特定する特定情報が格納されている。
また、テーブル16には、その他にも、車両が交差点に位置している状況おける対象車載装置のテーブル162(交差点テーブル)、高速道路走行中における対象車載装置のテーブル163(高速道路テーブル)、一本道走行中における対象車載装置のテーブル164(一本道テーブル)、山道走行中における対象車載装置のテーブル165(山道テーブル)が含まれている。各テーブル162〜165には、それぞれの状況において必要度が低下する車載装置(低必要度車載装置)を特定する特定情報が格納されている。例えば、高速道路走行中や一本道走行中では、ナビゲーション装置20のディスプレイ24を見る必要性が少なくなるので、高速道路テーブル163や一本道テーブル164には、ナビゲーション装置20を特定する特定情報が格納されている。この場合、ナビゲーション装置20全体を停止(省電力)させるのではなく、ディスプレイ24のみを停止(省電力)させる場合には、特定情報に、省電力動作の具体的な態様(この場合にはディスプレイ24のみを省電力の対象とすること)を示した情報を付しても良い。省電力動作の具体的な態様としては、その他、ディスプレイ24の輝度を下げる、スピーカ26のアンプ25の増幅度を下げる、車載装置に備えられた全ての駆動部をオフする(制御部自身は通常動作)、制御部(ECU)自身も省電力を抑える省電力モード(例えば入力信号があるまでは動作を停止させ、入力信号があったときに復帰するスリープモード)に移行するなどが挙げられる。なお、テーブル16には、5つの状況のテーブル161〜165以外にも他の状況のテーブルが含まれていたとしても良い。
次に、NORMALモードについて説明する。NORMALモードは、省電力を行わないモードである。つまり、各車載装置は通常動作をする。よって、NORMALモードは快適性が最高のモードであると言える。
図1の説明に戻り、操作スイッチ11は、上述した3つのモード(ECOモード、AUTOモード、NORMALモード)の中からいずれかのモードを設定する操作部である。その操作スイッチ11は、例えば、センターパネル部(図示外)に各モードごとに設けられたプッシュスイッチ(「ECOモード」と記されたプッシュスイッチ、「AUTOモード」と記されたプッシュスイッチ及び「NORMALモード」と記されたプッシュスイッチ)として実現される。また、操作スイッチ11は、例えばタッチパネル付きの表示装置(ディスプレイ24など)にてタッチスイッチ(「ECOモード」と記されたスイッチ画像、「AUTOモード」と記されたスイッチ画像及び「NORMALモード」と記されたスイッチ画像)として実現しても良い。操作スイッチ11が操作された場合には、操作されたスイッチに応じた信号(スイッチ信号)が、操作スイッチ11から省電力制御部10に入力されるようになっている。
次に、省電力制御部10が実行する処理の詳細を説明する。ここで、図3は、その処理の手順を示したフローチャートを示している。図3のフローチャートの処理は例えば車両のエンジン始動と同時に開始される。先ず、操作スイッチ11からのスイッチ信号の入力の有無を判断する(S11)。スイッチ信号の入力が無い場合には(S11:No)、入力が有るまで待機する。スイッチ信号の入力が有った場合には(S11:Yes)、S12に移行する。S12では、入力されたスイッチ信号に応じたモードを設定する(S12)。次いで、設定されたモード(設定モード)での省電力の対象となる対象車載装置を通知する(S13)。具体的には、表示・音声制御部212に指示をして、対象車載装置を通知する通知画面をディスプレイ24に表示させる(S13)。
ここで、図4は、その通知画面の一例を示した図である。図4に示す通知画面50は、車両を示した車両画像51(図4では、車両を上から見たときの画像を示している)及び複数の車載装置のそれぞれを示した車載装置画像520から構成されている。各車載装置画像520は、各車載装置の名称を含んだブロック状の画像とされている。図4の例では、車載装置画像520として、ACC装置43を示した画像521、メータ装置41を示した画像522、エンジン44を示した画像523、ナビゲーション装置20(ディスプレイ24)を示した画像524、空調装置42を示した画像525、操舵装置45を示した画像526が通知画面50に含まれている。なお、通知画面50には、それら画像521〜526以外にも他の車載装置を示した車載装置画像520も含まれている(なお、図4では、それら車載装置画像520には車載装置の名称を記していないが、実際は記されている)。また、車載装置画像520は、車両画像51に重畳されており、より具体的には、車両における車載装置が設けられている位置に対応した車両画像51の位置に表示されている。よって、車載装置画像520が表示されている位置や車載装置画像520に記されている名称から、どの車載装置画像520がどの車載装置に対応しているのかを把握できるようになっている。
S13では、通知画面50において、省電力の対象となる対象車載装置の画像520を明るい表示色にするなどして目立たせる。例えば、設定モードがECOモードである場合には、全ての快適系車載装置の画像520及び一部の走行系車載装置(図2(a)参照)の画像520を目立たせた通知画面50が表示されることになる。この場合、走行系車載装置の画像520については、条件付きであることが分かるようにする(例えば、条件(停車中、パワーダウン等)を記したり、快適系車載装置の画像520の表示色と異なる表示色にしたりする)。また、設定モードがAUTOモードである場合には、例えば、各状況でどの車載装置が省電力の対象になるのかを分かるように、各画像520に、省電力になる状況を記したりする。省電力制御部10のメモリ101には、各モードごとの通知画面50の画像が予め記憶されている。そして、省電力制御部10は、設定モードに応じた通知画面50の画像をメモリ101から読み出し、その読み出した画像を表示・音声制御部212に送ってディスプレイ24に表示させる(S13)。これによって、ユーザは、各モードでどの車載装置が省電力の対象となるのかを把握でき、モードを設定しやすくできる。
図3の説明に戻り、次いで、省電力制御部10は、S12で設定した設定モードを確認する(S14)。設定モードがECOモードである場合にはS15に移行する。S15では、メモリ101から図2(a)のECOモード用のテーブル15を読み出す(S15)。次いで、読み出したテーブル15に格納されている特定情報150で特定される車載装置に対して、消費電力を抑える省電力動作を指示する(S16)。具体的には、快適系車載装置(空調装置42、ナビゲーション装置20、パワーウィンドウ47等)に対しては、スリープモード(入力信号があるまでは動作を停止させる)に移行するように指示をする。また、走行系車載装置に対しては、図2(a)に示す省電力を行う条件を通知する(S16)。その後、省電力動作の指示を受けた快適系車載装置の制御部(ECU)は、各駆動部の動作を停止させるとともに、自身をスリープモードに移行させる。また、省電力動作の指示を受けたエンジン44のECUは、エンジン44のパワー(トルク)をダウンさせる。また、メータ装置41のECU411は、車両が停車中か否かを判断して、停車中のときにはディスプレイ412等、各駆動部を停止する。また、ACC装置43の制御部は、車両が停車中か否かを判断して、停車中のときにはレーダ装置等、各駆動部を停止する。これによって、車両の走行に支障を来さない範囲で最高レベルの省電力を達成できる。省電力が達成できれば、エンジン44での発電量を減らすことができるので省燃費を達成できる。
なお、本実施形態では、省電力制御部10から省電力動作の具体的な態様が指示され、各車載装置ではその指示にしたがった態様で省電力動作を行っているが、各車載装置の自らの判断で、車両の走行に支障を来さない範囲かつ法規に違反しない範囲で最大限の省電力を行うようにしても良い。また、本実施形態では、走行系車載装置における省電力を行う条件(例えば車両が停車中か否か)を走行系車載装置側で判断しているが、省電力制御部10でその判断を行うようにしても良い。この場合、省電力制御部10は、各条件の成立の都度、対象車載装置に対して省電力動作を指示することになる。
S16の後、S23に移行し、S23では、エンジン44が停止されたか否かを判断する(S23)。エンジン44が停止されていない場合には(S23:No)、S14に戻る。この場合、ECOモードが継続されている場合には、エンジン44が停止されるまではS16の省電力動作が継続されることになる。その後、エンジン44が停止された場合には(S23:Yes)、図3のフローチャートの処理を終了する。
S14において、設定モードがAUTOモードの場合には、S17に移行する。S17では、車速センサ30からの車速信号に基づいて停車中か否かを判断する(S17)。停車中の場合には(S17:Yes)、メモリ101から図2(b)の停車中テーブル161を読み出す(S21)。そして、その停車中テーブル161に格納されている特定情報で特定される車載装置に対して、省電力動作を指示する(S22)。その後、例えばメータ装置41のディスプレイ412の表示が停止され、ACC装置43の動作が停止されるなど、停車中では必要度が低下する車載装置の省電力が行われる。
S17において、停車中でない場合には(S17:No)、S18に移行する。S18では、ナビゲーション装置20の位置検出制御部211(図1参照)から入力される情報に基づいて、車両が交差点に位置しているか否かを判断する(S18)。交差点に位置している場合には(S18:Yes)、メモリ101から図2(b)の交差点テーブル162を読み出す(S21)。そして、その交差点テーブル162に格納された特定情報で特定される車載装置に対して、省電力動作を指示する(S22)。その後、交差点では必要度が低下する車載装置の省電力が行われる。
S18において、車両が交差点に位置していない場合には(S18:No)、S19に移行する。S19では、ナビゲーション装置20の位置検出制御部211(図1参照)から入力される情報に基づいて、車両が一本道を走行しているか否かを判断する(S19)。なお、ここで言う「一本道を走行している」とは、次の交差点(分岐点)まで所定距離(例えば500m)以上ある場合を言う。車両が一本道を走行している場合には(S19:Yes)、メモリ101から図2(b)の一本道テーブル164を読み出す(S21)。そして、その一本道テーブル164に格納された特定情報で特定される車載装置に対して、省電力動作を指示する(S22)。その後、例えばナビゲーション装置20のディスプレイ24の表示が停止されるなど、一本道では必要度が低下する車載装置の省電力が行われる。
S19において、車両が一本道を走行していない場合には(S19:No)、S17〜S19と同様に、車両が所定の各状況(例えば、高速道路走行中、山道走行中など)に該当しているか否かを判断する(S20)。車両が所定の状況に該当している場合には(S20:Yes)、その状況に応じた車載装置に対して、省電力動作を指示する(S21、S22)。S22で省電力動作を指示した後、又は車両が所定の複数の状況のいずれにも該当していない場合には(S20:No)、次いで、エンジン44が停止されたか否かを判断する(S23)。エンジン44が停止されていない場合には(S23:No)、S14に戻る。この場合、AUTOモードが継続されている場合には、次の時点に対して、上述したS17〜S23の処理が実行される。これによって、エンジン44が停止されるまでは、S17〜S20の各状況で省電力が行われることになる。これによって、快適性を維持しつつ高レベルの省電力(省燃費)を達成できる。その後、エンジン44が停止された場合には(S23:Yes)、図3のフローチャートの処理を終了する。
一方、S14において、設定モードがNORMALモードの場合には、省電力を行わないで、エンジン44が停止されたか否かを判断する(S23)。エンジン44が停止されていない場合には(S23:No)、S14に戻る。この場合、NORMALモードが継続されている場合には、エンジン44が停止されるまでは、S14、S23の処理が繰り返される。これによって、省電力は行われないものの通常の快適性を維持できる。その後、エンジン44が停止された場合には(S23:Yes)、図3のフローチャートの処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態では、達成する省電力のレベルが異なる3つのモードが設けられているので、ユーザが想定するレベルに近い省電力を達成できる。なお、本発明に係る動作指示装置は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限度で種々変形することができる。例えば、上記実施形態では、3つのモードを設けていたが、さらに多くのモードを設けても良い。この場合、各モードを、達成する省電力のレベルに対応させる。そして、省電力のレベルが高いモードほど多くの車載装置の省電力を行うようにする。これによって、ユーザが想定する省電力のレベルにより近い省電力を達成できる。
また、3つ以上のモードを設ける場合、音量等のボリュームを調整するスイッチのように、連続的にモードを設定できる操作スイッチ11を採用しても良い(図5参照)。図5の操作スイッチ11は、左右に可動できるつまみ111及びそのつまみ111の移動を規制する枠112から構成されている。枠112の左端112aにいくほどECO度(省電力のレベル)が高くなっている。具体的には、例えば枠112の左端112aが上記実施形態のECOモードに対応し、枠112の右端112bが上記実施形態のNORMALモードに対応している。これによって、つまみ111を左右に操作することで、つまみ111の位置に応じたレベルの省電力を行うことができる。
なお、上記実施形態において、省電力制御部10、操作スイッチ11、位置検出部22、地図データ入力部23及び車速センサ30の構成が本発明に係る「動作指示装置」に相当する。操作スイッチ11及び図3のS12の処理を実行する省電力制御部10が本発明の「モード設定手段」に相当する。図3のS15及びS21の処理を実行する省電力制御部10が本発明の「省電力対象決定手段」に相当する。図3のS16及びS22の処理を実行する省電力制御部10が本発明の「省電力指示手段」に相当する。ECOモードが本発明の「第1モード」に相当する。AUTOモードが本発明の「第2モード」に相当する。NORMALモードが本発明の「第3モード」に相当する。図3のS17〜S20の処理を実行する省電力制御部10が本発明の「状況判断手段」に相当する。メモリ101が本発明の「記憶手段」に相当する。車速センサ30が本発明の「停車検出手段」に相当する。位置検出部22が本発明の「位置検出手段」に相当する。地図データ入力部23が本発明の「地図データ入力手段」に相当する。図3のS13の処理を実行する省電力制御部10及びディスプレイ24が本発明の「通知手段」に相当する。
1 車載システム
10 省電力制御部
101 メモリ
11 操作スイッチ
20 ナビゲーション装置
22 位置検出部
23 地図データ入力部
24 ディスプレイ
30 車速センサ
41 メータ装置
42 空調装置
43 ACC装置
44 エンジン
45 操舵装置
46 制動装置
47 パワーウィンドウ
50 通知画面

Claims (12)

  1. 複数の車載装置が搭載された車両に設けられた、前記車載装置に対して動作を指示する動作指示装置であって、
    達成する省電力のレベルに応じた複数のモードが予め定められており、ユーザの操作に基づいて前記複数のモードの中からいずれかのモードを設定するモード設定手段と、
    前記複数の車載装置の中から省電力の対象とする車載装置を決定する省電力対象決定手段と、
    前記省電力対象決定手段が決定した前記車載装置である対象車載装置に対して消費電力を抑える省電力動作をするように指示する省電力指示手段と、を備え、
    前記省電力対象決定手段は、前記モード設定手段が設定した前記モードである設定モードが前記省電力のレベルが高いモードである程多くの車載装置を前記対象車載装置として決定し、
    前記複数のモードは4つ以上のモードであり、
    前記モード設定手段は、所定の操作方向に連続的に可動する単一の操作スイッチを有し、その操作スイッチの位置に基づいて前記4つ以上のモードの中からいずれかのモードを設定することを特徴とする動作指示装置。
  2. 前記複数のモードのうち前記省電力のレベルが最高のモードを第1モードとしたとき、
    前記省電力対象決定手段は、前記設定モードが前記第1モードである場合には、前記複数の車載装置のうち前記車両の走行に必要な車載装置である走行系車載装置以外の全ての車載装置を前記対象車載装置として決定することを特徴とする請求項1に記載の動作指示装置。
  3. 前記複数のモードの中には前記車両の状況に応じて省電力が実行される第2モードが含まれており、
    前記複数の車載装置のうち前記走行系車載装置以外の車載装置を快適系車載装置としたとき、
    前記車両の現在の状況が予め定められた省電力可能状況であることを判断する状況判断手段と、
    前記省電力可能状況では必要度合いが低くなる車載装置として予め定められた低必要度車載装置を特定する特定情報を記憶する記憶手段と、を備え、
    前記省電力対象決定手段は、前記設定モードが前記第2モードである場合には、前記快適系車載装置のうち前記特定情報で特定される前記低必要度車載装置を前記対象車載装置として決定し、
    前記省電力指示手段は、前記設定モードが前記第2モードである場合には、前記状況判断手段の前記省電力可能状況の判断時に前記省電力動作を指示することを特徴とする請求項2に記載の動作指示装置。
  4. 前記状況判断手段は、異なる複数の前記省電力可能状況のそれぞれを判断し、
    前記記憶手段には、各省電力可能状況ごとの前記低必要度車載装置を特定する前記特定情報が記憶されており、
    前記省電力対象決定手段は、前記状況判断手段によって、前記車両の現在の状況が前記複数の省電力可能状況のいずれかであると判断された場合には、その判断された省電力可能状況に対応する前記低必要度車載装置を前記対象車載装置として決定することを特徴とする請求項3に記載の動作指示装置。
  5. 前記車両の停車を検出する停車検出手段を備え、
    前記状況判断手段は、前記停車検出手段による検出結果に基づいて前記車両が停車していることを前記省電力可能状況として判断することを特徴とする請求項3又は4に記載の動作指示装置。
  6. 前記車両の現在地を検出する位置検出手段と、
    地図データを入力する地図データ入力手段と、を備え、
    前記状況判断手段は、前記位置検出手段が検出した前記車両の現在地及び前記地図データ入力手段が入力した前記地図データに基づいて、前記車両が予め定められた省電力可能場所に位置していることを前記省電力可能状況として判断することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の動作指示装置。
  7. 前記複数の車載装置のそれぞれは、電力供給を受けて所定の動作を行う駆動部と前記駆動部の動作を制御する制御部とを有しており、
    前記制御部は、前記省電力動作の指示を受けた場合には、前記駆動部の動作を停止させるとともに前記制御部自身も消費電力を抑える省電力モードに移行することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の動作指示装置。
  8. 前記複数の車載装置のそれぞれは、電力供給を受けて所定の動作を行う駆動部と前記駆動部の動作を制御する制御部とを有しており、
    前記制御部は、前記省電力動作の指示を受けた場合には、前記駆動部の動作を停止又は前記駆動部の出力を小さくすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の動作指示装置。
  9. 前記省電力指示手段は、前記設定モードが前記第1モードである場合には、前記走行系車載装置に対しても前記省電力動作を指示し、
    前記走行系車載装置は、前記省電力動作の指示を受けた場合には、前記車両の停車を条件として前記省電力動作を行うことを特徴とする請求項2〜8のいずれか1項に記載の動作指示装置。
  10. 前記省電力指示手段は、前記設定モードが前記第1モードである場合には、前記走行系車載装置に対しても前記省電力動作を指示し、
    前記走行系車載装置は、前記省電力動作の指示を受けた場合には、前記省電力動作の指示を受けていないときよりも出力を小さくすることを特徴とする請求項2〜9のいずれか1項に記載の動作指示装置。
  11. 前記複数のモードの中には前記複数の車載装置に対して省電力を行わない第3モードが含まれていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の動作指示装置。
  12. 前記複数のモードのそれぞれごとにどの車載装置が前記対象車載装置になるかを通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の動作指示装置。
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